JP4947383B2 - 単結晶の成長方法および成長装置 - Google Patents

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本発明は、単結晶の成長方法および成長装置に関するものである。
炭化珪素単結晶(SiC)は、熱的・化学的特性に優れ、禁制帯幅がSi半導体などに比べて大きいなど、電気的特性も優れていることから、高出力、高温、高周波デバイス用半導体材料として注目されている。六方晶SiCウエハ製造を目的とした大型のバルク結晶成長は、原料を加熱昇華させて種結晶から成長させる昇華再結晶法(改良レーリー法)によって行われるのが一般的である。一方、半導体装置作成用のSiC単結晶基板としては、現在直径2インチ程度のものが市販されているが、量産性の向上のために、より大口径かつ長尺のSiC単結晶が必要とされている。また、単結晶は出来るだけ結晶欠陥や歪みが少なく作製されなければならない。
従来の昇華再結晶法による成長技術の例として、特許文献1、特許文献2などが挙げられる。図13は、その一例であり、坩堝100の上面開口部が蓋体101で塞がれるとともに坩堝100内にSiC原料102が装填されている。また、蓋体101から突出させた台座103に種結晶104を固着させている。この成長装置では、蓋体101の下面中央に形成させた台座103に種結晶104を固着させることによって、種結晶104から成長する単結晶105と、台座103の周辺に析出する多結晶106が接触するタイミングを遅らせ、成長結晶の口径を拡大させながら成長するように工夫されている。しかし、単結晶105と多結晶106が接触するタイミングを遅らせることが可能であるものの、成長が進むと図14に示すように最終的には単結晶105と多結晶106は接触し、それ以上の成長結晶(105)の口径拡大および長尺成長が阻まれるという不具合があった。
一方、単結晶に多結晶が接触すると、その界面から単結晶に向かって歪みが導入され、またマクロ欠陥と呼ばれる欠陥も発生することは周知のことである。これらの現象は成長結晶の結晶性を著しく低下させ、半導体グレードの結晶品質を達成できなくなる一原因とされている。
これらの問題に対し、特許文献3において、単結晶を分離して成長することにより結晶の品質向上および口径拡大の促進が実現できる成長装置が提案されている。この成長装置では、図15に示すように、ガイド部材110により多結晶106と分離しながら台座30(蓋体101の下面中央に形成させた台座103)に固着させた種結晶104から単結晶105を拡大成長させるようにしている。つまり、SiC原料102からの昇華ガスの流れをガイド部材110により導くことによって、単結晶105の成長を優勢に起こし、多結晶106の析出を効果的に遅らせることにより、分離状態を長く続けて成長することが可能である。その結果、図13,14を用いて説明した成長技術と比較して、一層口径拡大成長および長尺化成長の効率化を図ることが可能となり、良質で大型の結晶が得られるようになる。
特開平1−305898号公報 特開平10−36195号公報 特開2002−60297号公報
図15の成長装置において、更に長尺な単結晶を作ろうとすると、図16に示すように、ガイド部材110の内壁に多量の多結晶111が析出しやすく、その場合、単結晶10
5から更に成長させた単結晶105’に接することとなり、分離成長した結晶の拡大成長ならびに長尺成長が難しくなる。また、台座103に種結晶104を固着させる際に発生する歪みが成長結晶(105)に伝搬しやすい。このように、高品質かつ長尺な単結晶は得にくい状況にある。
本発明は、上記課題に着目してなされたものであって、その目的とするところは、品質を保ちつつ長尺な単結晶を得ることができる単結晶の成長方法および成長装置を提供することにある。
請求項1に記載の単結晶の成長方法は、種結晶とその台座と成長させる単結晶とを取り囲むように成長容器内に設けられた筒状のガス流制御部材を用い、成長用容器内において流れている原料ガスを筒状のガス流制御部材を使って集めて種結晶に向かわせガス流制御部材の内方において種結晶およびその台座とガス流制御部材の内壁面との間の隙間を通して原料ガスを通過させつつ種結晶からの成長高さが「5mm」以下である成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶を成長させるようにしたことを特徴としている。
請求項1に記載の単結晶の成長方法によれば、成長用容器内において流れている原料ガスが筒状のガス流制御部材を使って集められ種結晶に向かい、種結晶の成長面での原料ガスの濃度が高くなる。そして、ガス流制御部材の内方において種結晶およびその台座とガス流制御部材の内壁面との間の隙間を通して原料ガスを通過させつつ種結晶からの成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶が成長する。よって、種結晶を支持する箇所において発生する歪みは成長結晶に伝搬しやすいが、種結晶からの成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶を成長させることにより、歪みを低減させつつ単結晶の成長を継続して行うことにより高品質に長尺化することができる。
そのために、請求項4に記載の単結晶の成長装置を用いる。つまり、成長用容器内に、成長用容器内において流れている原料ガスを種結晶に向かわせる筒状のガス流制御部材を設け、このガス流制御部材により種結晶とその台座と成長させる単結晶とを隙間を介して取り囲み、この隙間を通して原料ガスを通過させ、かつ、ガス流制御部材は、種結晶からの成長高さが「5mm」以下である成長初期に対応する部位においてはそれ以降に対応する部位よりも成長方向に内径が拡大しない単結晶の成長装置を使用する。これにより、ガス流制御部材が、種結晶からの成長初期に対応する部位においてはそれ以降に対応する部位よりも成長方向に内径が拡大しないので、種結晶からの成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶が成長する。その結果、請求項1に記載の発明の効果が得られる。
特に、請求項2に記載のように、請求項1に記載の単結晶の成長方法において、成長初期に単結晶を成長させる際に、成長方向における1mmあたりの口径寸法の変化率が±5%以内となるように、かつ、成長初期以降は単結晶が口径拡大されるように成長させるとよい。また、請求項3に記載のように、請求項1に記載の単結晶の成長方法において、成長初期以降に単結晶を成長させる際に、成長方向における1mmあたりの口径寸法の変化率が50%以内で拡大するように成長させるとよい。
そのために、請求項5に記載のように、請求項4に記載の単結晶の成長装置において、ガス流制御部材での成長初期に対応する部位は、成長方向における1mmあたりの内径寸法の変化率が±5%以内であり、成長初期に対応する部位以降の部位は、成長初期に対応する部位よりもその内径が拡大されているとよい。また、請求項6に記載のように、請求項4に記載の単結晶の成長装置において、ガス流制御部材での成長初期以降に対応する部位は、成長方向における1mmあたりの内径寸法の変化率が50%以内で拡大しているとよい。
以下、この発明を具体化した実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施の形態におけるSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図である。この結晶成長装置は、改良型レーリー法によってSiC種結晶5から昇華再結晶し、図3に示すように単結晶(SiC単結晶)11を成長させるものである。
図1において、黒鉛製坩堝1と黒鉛製蓋体2にて成長用容器(単結晶の成長用容器)が構成されている。黒鉛製坩堝1は有底円筒状をなし、その上端開口部に蓋体2が設置され、当該開口部を塞いでいる。その結果、坩堝1の上面開口部が蓋体2によって塞がれることにより、坩堝1の内部が準密閉空間となっている。なお、黒鉛製坩堝1はTaCでコーティングしてもよい。
坩堝1内における下部にはSiC原料(炭化珪素原料粉末)3が装填されている。蓋体2の下面においてその中央部には下方に突出する台座(種結晶支持部)4が一体的に形成されている。台座4は円柱状をなし、蓋体2の下面から十分な量だけ突出している。台座4の下面にはSiC種結晶(SiC単結晶基板)5の一方の面が接着(固着)され、他方の面がSiC原料3と対向した状態で配置されている。SiC種結晶5は台座4と同径である。SiC種結晶5は水平方向に配置され、その下面に対する法線方向、即ち、下方向が結晶成長方向となる。
SiC原料3には、アチソン法もしくは化学合成によって得られたSiC粉末を用いている。種結晶5には、アチソン法もしくはレーリー法によって得られたSiC単結晶、または、アチソン結晶やレーリー結晶から昇華法で成長させたSiC単結晶を使用している。種結晶5は、厚さが0.1〜10mmである。
また、坩堝1の周囲には誘導コイル等の加熱装置(図示略)が設けられ、坩堝1の内部、特にSiC原料3を加熱することができるようになっている。
さらに、成長用容器(1,2)内には筒状のガス流制御部材6が設置されている。ガス流制御部材6は、図3のごとく、種結晶5および成長させる単結晶11を隙間9を介して取り囲んでおり、成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスを種結晶5に向かわせるためのものである。図1において、ガス流制御部材6は板材よりなり、上側の均等な内径の筒状部7と、下側のテーパ状の筒状部8にて構成されている。ガス流制御部材6における均等な内径の筒状部7の上端開口部はSiC種結晶5よりも上方の台座4の周囲に位置し、また、筒状部7の下端はSiC種結晶5よりも下方に位置している。このようにガス流制御部材6の筒状部7は、SiC種結晶5を配置した高さでの周囲およびSiC種結晶5の下面(成長面)より所定の距離まで覆っている。また、筒状部7は、台座4とは離間した状態で配置され、台座4とは空隙(隙間9)をおくことにより空間的に分離した状態で配置されている。そして、図3のごとく、隙間9を通して原料ガスが通過することになる。図1の筒状部7の下端にはテーパ状の筒状部8が連続する状態で連結されている(均等な内径の筒状部7の内径とテーパ状の筒状部8の上端開口部の内径は等しくなっている)。筒状部8は成長方向に直線的に連続して拡径している。
また、ガス流制御部材6と坩堝1の内壁との間にはガス通路10が形成され、ガス通路10には、図3のごとくガス流制御部材6を迂回して原料ガスが流れることになる。これにより、ガス流制御部材6における、成長させる単結晶11と対向する内壁面を迂回する原料ガスの流れが作られることになる。
また、ガス流制御部材6は、図3に示すように、種結晶5からの成長初期に対応する部位(7)においてはそれ以降に対応する部位(8)よりも成長方向に内径が拡大しない形
状となっており、これにより、種結晶5からの成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶11が成長することとなる。
次に、本成長装置を用いて、単結晶を成長させる順序(工程)について説明する。
まず、図1の黒鉛製坩堝1から蓋体2を取り外し、台座4に種結晶5を接着剤によって接合する。そして、SiC原料3を入れた坩堝1に蓋体2を取り付ける。
この状態で、高純度Arガス雰囲気内で高周波炉や抵抗加熱炉、赤外炉などによって坩堝1を加熱し、蓋体2の上面の温度(種結晶温度:Ta)と坩堝1の下面の温度(原料温度:Tb)をパイロメータで測定しながら温度を制御する。このとき、種結晶5の温度および原料温度を2000〜2500℃、原料・種結晶間の温度勾配(Ta−Tb)を0〜20℃/cmに制御する。成長は、この状態となるまで加熱した後に成長装置内を減圧することで開始し、1〜100Torrに定圧保持することで行う。成長の際には、SiC原料3の昇華ガスが発生してこれが原料ガスとして上方へ移動していく。SiC原料3から発生した原料ガスは、ガス流制御部材6により集められSiC種結晶5に向かう。ガス流制御部材6の内方において、SiC原料3から発生した原料ガスは、図2のごとく、ガス流制御部材6の内壁面とSiC種結晶5の間の隙間9を通って通過して蓋体2に至る。また、SiC原料3から発生した原料ガスは、坩堝1の内面とガス流制御部材6の間のガス通路10を通って蓋体2に至る。
このようにして成長用容器(1,2)内に配したSiC種結晶5に対して原料ガスを供給することによりSiC種結晶5からSiC単結晶11が下方に成長する。詳しくは、成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスが筒状のガス流制御部材6を使って集められ種結晶5に向かい、種結晶5の成長面での原料ガスの濃度が高くなる。そして、ガス流制御部材6の内方においてガス流制御部材6の内壁面との間の隙間9を通して原料ガスを通過させつつ図2に示すように種結晶5の下面から単結晶11aが成長していく。単結晶11aは、口径が等しい円柱状をなしている。さらに成長を継続することにより、図3に示すように口径が拡大した単結晶11bが成長する。
一方、蓋体2の下面からは多結晶12が成長する。つまり、種結晶5からは単結晶11のみが成長し、多結晶12は台座4の周辺部に完全に分離されて析出する。
このような成長工程において、ガス流制御部材6の内壁面(詳しくは、ガス流制御部材6における、成長させる単結晶11と対向する内壁面)においては多結晶が付着しやすく、多結晶は単結晶の大口径化や長尺化を阻害する要因となる。特に、ガス流制御部材6の下端はSiC原料3に近いため、もともと多結晶が付着しやすく、その多結晶は単結晶11の大口径化や長尺化を阻害する。ここで、本実施形態においては上述したようにガス通路10を通してガス流制御部材6の下端周辺の原料ガスが蓋体2側へ流される。即ち、ガス通路10によりガス流制御部材6の内壁面(詳しくは、ガス流制御部材6における、成長させる単結晶11と対向する内壁面)を迂回する原料ガスの流れが作られ、ガス流制御部材6における、成長させる単結晶11と対向する内壁面での原料ガスの濃度が下げられる(ガス濃度が希薄化にされる)。これにより、ガス流制御部材6の下端面および内壁面に多結晶が付着するのが防止される。その結果、単結晶の成長を多結晶に接触せずに継続して行うことができ長尺化・大口径化することができる。
一方、ガス流制御部材6の形状は成長する結晶の外形に影響を与え、結晶の外形はガス流制御部材6の内壁形状に沿った形状となる。このことを利用して成長結晶内部の歪みを制御できる。歪みの多くは種結晶5が台座4に固着された界面より発生する傾向があるが、その影響を軽減するために成長初期において極力口径を拡大させないようにしている。具体的には、図4に示すように、成長初期に単結晶11aを成長させる際に、成長方向における1mmあたりの口径寸法の変化率A1が±5%以内となるように成長させる。その
ために、図5に示すように、ガス流制御部材6での成長初期に対応する部位(7)を、成長方向における1mmあたりの内径寸法の変化率B1を±5%以内にする。
A1,B1値に関して詳しく説明する。図4において、単結晶11aにおける所定位置での口径をφ1とし、この位置よりも1mmだけ成長した位置での口径をφ2としたとき、口径変化率A1[%]は、
[(φ2−φ1)/φ1]×100
となる。
また、図5において、ガス流制御部材6での成長初期に対応する部位(7)における所定位置での内径をφ11とし、この位置よりも1mmだけ成長進行側の位置での内径をφ12としたとき、内径寸法変化率B1[%]は、
[(φ12−φ11)/φ11]×100
となる。
このようにして、歪みの多くは種結晶5が固着された界面より発生する傾向があるが、口径拡大の少ない円柱状に成長させることにより歪みを低減させつつ成長を続けて長尺化できる。
図1においては種結晶5側に均等な内径の筒状部(円筒部)7を有するガス流制御部材6を用いており、さらに、結晶の大口径化を目的に成長を行うべくテーパ状の筒状部8を連結することで、初期の歪みを軽減させた後に口径拡大させることができる。具体的には、図4に示すように、成長初期以降に単結晶11bを成長させる際に、成長方向における1mmあたりの口径寸法の変化率A2が50%以内で拡大するように成長させている。そのために、図5に示すように、ガス流制御部材6での成長初期以降に対応する部位(8)は、成長方向における1mmあたりの内径寸法の変化率B2を50%以内で拡大させる。
A2,B2値に関して詳しく説明する。図4において、単結晶11bにおける所定位置での口径をφ3とし、この位置よりも1mmだけ成長した位置での口径をφ4としたとき、口径変化率A2[%]は、
[(φ4−φ3)/φ3]×100
となる。
また、図5において、ガス流制御部材6での成長初期以降に対応する部位(8)における所定位置での内径をφ13とし、この位置よりも1mmだけ成長進行側の位置での内径をφ14としたとき、内径寸法変化率B2[%]は、
[(φ14−φ13)/φ13]×100
となる。
このように、種結晶5を支持する箇所において発生する歪みは成長結晶(11)に伝搬しやすいが、種結晶5からの成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶11を成長させることにより、歪みを低減させつつ単結晶の成長を継続して行うことにより高品質に長尺化・大口径化することができる。
以上のごとく、SiC単結晶の種結晶5を台座4に固定し、SiC原料(原料粉末)3と共に黒鉛製坩堝1内に装填し、昇華温度に保持後、坩堝1の内部を減圧し、口径の拡大率の変化量を初期成長とその後の成長に分けて段階的に変化させながら単結晶11を成長させる。よって、単結晶11を分離成長させながらさらに結晶11の大口径化および長尺化が可能で、かつ種結晶5に発生する歪みを緩和し、構成が簡単で量産性の向上および低コスト化が可能となる。
このようにして、ガス流制御部材6を用いることによって単結晶11と多結晶12を完全に分離し、さらに大口径かつ長尺な結晶11を歪みを軽減させながら成長可能な成長装置となる。高品質な長尺結晶、大口径結晶の実現は単結晶ウエハの量産性に貢献し、工業的に意義性が高いと言える。
[実施例]
図6に示すように、蓋体2から突出させた台座4を直径50mm、高さ20mmの円柱とし、直径50mm、厚さ1mmの種結晶5を固着して成長を行った。台座4を取り囲むようにガス流制御部材6を設置し、台座4とガス流制御部材6の間に幅が1mmの隙間9を設けた。ガス流制御部材6は、上部を均等な内径の筒状部(円筒部)7、下部をテーパ状の筒状部(円錐部)8とし、それぞれ成長結晶の口径拡大率が±5%/mm、50%未満/mmの2段階となるように形状を調整した。また、ガス通路10は隙間の幅を1mmで構成した。
種結晶5は昇華法によって作成された円板状の六方晶SiC単結晶とし、成長面の方位を(0001)面とした。
坩堝1は、まず高周波炉内に支持し、炉内の圧力を2×10−5Torrまで減圧した。その後、高純度Arで700Torrまで昇圧し、種結晶5の温度を2200℃まで昇温した。種結晶5の温度が目的値に到達した後、10Torrまで炉内を減圧し成長を始め、100時間保持した後に常圧まで昇圧、冷却し、単結晶11を取り出した。
単結晶11の形状は初期成長部が口径50mm、成長高さ5mm、口径拡大部が最大口径71mm、成長高さ35mmと長尺かつ大口径に成長した。また、ガス流制御部材6の内壁には多結晶は付着しなかったため、長尺化、大口径化とも阻害されることがなかった。これは、ガス通路10によってガス流制御部材6の内壁近傍の原料ガス濃度が希薄に調整された効果である。また、台座4の周辺に析出した多結晶(12)は少量で、ガス流制御部材6にも接触せず、単結晶11は多結晶12とは完全に分離して成長した。
成長した結晶11は成長方向に対し垂直に切断し、厚さ0.6mmの(0001)ウエハを複数枚作製した。ウエハの湾曲をX線回折装置によって測定したところ、種結晶直上で0.36°/cmあった格子の歪みが口径拡大部の最大直径部では0.0027°/cmと大幅に改善されていた。熱応力解析を計算機で行った結果と併せて解析した結果、2段階に口径拡大率を変化させる成長方法が歪みの抑制に効果的であることが確認できた。
上記の要領で品質の良い状態で単結晶のみを分離させながら一層効率の良い口径拡大成長をすることができた。
以上のごとく、本実施形態は以下の特徴を有する。
(イ)単結晶の成長方法として、図3のごとく、成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスを筒状のガス流制御部材6を使って集めて種結晶5に向かわせる。このとき、ガス流制御部材6の内方においてガス流制御部材6の内壁面との間の隙間9を通して原料ガスを通過させつつ種結晶5からの成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶11を成長させる。また、ガス流制御部材6における、成長させる単結晶11と対向する内壁面を迂回する原料ガスの流れを作るようにした。
よって、成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスが筒状のガス流制御部材6を使って集められ種結晶5に向かい、種結晶5の成長面での原料ガスの濃度が高くなる。そして、ガス流制御部材6の内方においてガス流制御部材6の内壁面との間の隙間9を通して原料ガスを通過させつつ種結晶5からの成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶11が成長する。よって、種結晶5を支持する箇所において
発生する歪みは成長結晶に伝搬しやすいが、種結晶5からの成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶11を成長させることにより、歪みを低減させつつ単結晶の成長を継続して行うことにより高品質に長尺化することができる。
一方、ガス流制御部材6における、成長させる単結晶11と対向する内壁面においては多結晶が付着しやすく、多結晶は単結晶の大口径化や長尺化を阻害する要因となる。ここで、ガス流制御部材6における、成長させる単結晶11と対向する内壁面を迂回する原料ガスの流れが作られ、ガス流制御部材6における、成長させる単結晶11と対向する内壁面での原料ガスの濃度が下げられる(ガス濃度が希薄化にされる)。これにより、ガス流制御部材6の内壁面(ガス流制御部材6における、成長させる単結晶11と対向する内壁面)に多結晶が付着するのが防止される。その結果、単結晶の成長を多結晶に接触せずに継続して行うことができ長尺化することができる。
そのための単結晶の成長装置として、成長用容器(1,2)内に、成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスを種結晶5に向かわせる筒状のガス流制御部材6を設け、このガス流制御部材6により種結晶5および成長させる単結晶11を隙間9を介して取り囲み、この隙間9を通して原料ガスを通過させる。また、ガス流制御部材6と成長用容器(1,2)の内壁との間に、ガス流制御部材6を迂回して原料ガスが流れるガス通路10を設ける。さらに、ガス流制御部材6は、種結晶5からの成長初期に対応する部位(7)においてはそれ以降に対応する部位(8)よりも成長方向に内径が拡大しないものを用いる。
また、次の(ロ)のようにしてもよい。
(ロ)単結晶の成長方法として、成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスを筒状のガス流制御部材6を使って集めて種結晶5に向かわせる。このとき、ガス流制御部材6の内方においてガス流制御部材6の内壁面との間の隙間9を通して原料ガスを通過させつつ種結晶5からの成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶11を成長させるようにする。そのための単結晶の成長装置として、成長用容器(1,2)内に、成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスを種結晶5に向かわせる筒状のガス流制御部材6を設け、このガス流制御部材6により種結晶5および成長させる単結晶11を隙間9を介して取り囲み、この隙間9を通して原料ガスを通過させる。また、ガス流制御部材6は、種結晶5からの成長初期に対応する部位(7)においてはそれ以降に対応する部位(8)よりも成長方向に内径が拡大しないものを使用する。これにより、ガス流制御部材6が、種結晶5からの成長初期に対応する部位(7)においてはそれ以降に対応する部位(8)よりも成長方向に内径が拡大しないので、種結晶5からの成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶11が成長する。
以下に、応用例および比較例を説明する。
図3では、坩堝1の内面とガス流制御部材6の外周面との間にガス通路10を設けた例を示したが、坩堝1の内面とガス流制御部材6の外周面との間に隙間を設けることなく、図7や図8に示すような構成としてもよい。つまり、図7においては、ガス流制御部材20にガス通路としての透孔23を設けている。図8においては、坩堝1にガス通路24を形成している。
詳しくは、図7において、成長用容器(1,2)内に、成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスを種結晶5に向かわせる筒状のガス流制御部材20が設けられている。ガス流制御部材20は、板材よりなり、上側の均等な内径の筒状部21と、下側のテーパ状の筒状部22にて構成されている。このガス流制御部材20により種結晶5および成長させる単結晶11を隙間9を介して取り囲み、この隙間9を通して原料ガスが通過する。また、ガス流制御部材20における、成長させる単結晶11と対向する部位よりも外
周側に、成長させる単結晶11と対向する内壁面を迂回して原料ガスが流れる透孔23が設けられている。この透孔23によって、成長させる単結晶11と対向する内壁面を迂回する原料ガスの流れが作られる。
図8において、成長用容器(1,2)内に、成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスを種結晶5に向かわせる筒状のガス流制御部材20が設けられている。ガス流制御部材20は、板材よりなり、上側の均等な内径の筒状部21と、下側のテーパ状の筒状部22にて構成されている。このガス流制御部材20により種結晶5および成長させる単結晶11を隙間9を介して取り囲み、この隙間9を通して原料ガスが通過する。また、成長用容器(1,2)に、ガス流制御部材20を迂回して原料ガスが流れるガス通路24が設けられている。このガス通路24によって、ガス流制御部材20を迂回して原料ガスが流れ、ガス流制御部材6における、成長させる単結晶11と対向する内壁面を迂回する原料ガスの流れが作られる。
さらに、図3でのガス流制御部材6の形状に関して、図3においては均等な内径の筒状部7とテーパ状の筒状部8の二つが連結したものを例として示した。これに代わり、図11に示すような構成としてもよい。つまり、図11において、ガス流制御部材50は内面が曲面で構成されるテーパ状の筒状(ホーン形状)とし、下端の外周面と坩堝1の内壁との間にガス通路10が形成されている。図11のように成長初期に対応する部位が径を絞った形状となっていると、歪みを緩和することができるとともに、初期の歪みを軽減させた後に結晶の大口径化を行うことができる。なお、図9、図10に示す構成は比較例である。つまり、図9において、ガス流制御部材30は、均等な内径の筒状部(円筒部)31と円板部32をつないだ形状とし、円板部32の外周面と坩堝1の内壁との間にガス通路10が形成されている。図10において、ガス流制御部材40はテーパ状の筒状(円錐状)とし、下端の外周面と坩堝1の内壁との間にガス通路10が形成されている。
これまでの説明においては改良型レーリー法に適用した場合を説明してきたが、改良型レーリー法以外の例えば化学気相成長法等に適用してもよい。化学気相成長法に適用する場合は、図3に代わる図12に示すように、容器を準密閉空間とせず原料ガスが通過するように反応容器(成長用容器)60の上下面を開放部62,63とし、下側の開放部62からガスを導入して容器の上側の開放部63から排出する。つまり、これまでの説明においては昇華法(原料として固定原料を用いる方法)にて単結晶を成長する場合について説明してきたが、例えば、Si含有ガスとしてモノシランと、C含有ガスとしてプロパンといった混合ガスを反応容器60に導入して単結晶を成長する場合に適用してもよい。なお、図12において種結晶5は容器60の開放部63側において配した台座61の先端面に固着されている。
このように本発明は、昇華法以外の方法にも応用が可能であり、また、SiC以外の材料を成長させる際に適用することができる。具体的には、例えば、無機化合物の結晶としては、化合物半導体系のZnSe(II−VI族化合物)、GaAs(III−V族化合物)、
AlN、GaN(III−V族窒合物)、単元素半導体では、Si(シリコン)、C(ダイ
ヤモンド)、酸化物ではAl、TiOなどを挙げることができる。昇華法においては、AlNなどのIII−V族窒化物やZnSeなどのII−VI族化合物などを挙げること
ができる。
実施の形態におけるSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 結晶成長時のSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 結晶成長時のSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 成長した結晶の寸法を説明するための図。 ガス流制御部材の寸法を説明するための図。 実施例におけるSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 応用例のSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 応用例のSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 比較例のSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 比較例のSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 応用例のSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 応用例のSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 背景技術を説明するためのSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 背景技術を説明するための結晶成長時のSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 背景技術を説明するためのSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。 課題を説明するためのSiC単結晶の成長装置の概略構成による縦断面図。
符号の説明
1…坩堝、2…蓋体、3…SiC原料(炭化珪素原料粉末)、4…台座、5…SiC種結晶、6…ガス流制御部材、7…均等な内径の筒状部、8…テーパ状の筒状部、9…隙間、10…ガス通路、11…単結晶、11a…単結晶、11b…単結晶、20…ガス流制御部材、21…均等な内径の筒状部、22…テーパ状の筒状部、23…透孔、24…ガス通路、30…ガス流制御部材、31…均等な内径の筒状部、32…円板部、40…ガス流制御部材、50…ガス流制御部材、60…成長用容器としての反応容器。

Claims (6)

  1. 成長用容器(1,2)内に配した種結晶(5)に対して原料ガスを供給して当該種結晶(5)から単結晶(11)を成長させる単結晶の成長方法において、
    種結晶(5)とその台座(4)と成長させる単結晶(11)とを取り囲むように成長容器(1,2)内に設けられた筒状のガス流制御部材(6)を用い、
    成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスを前記筒状のガス流制御部材(6)を使って集めて種結晶(5)に向かわせガス流制御部材(6)の内方において前記種結晶(5)およびその台座(4)と前記ガス流制御部材(6)の内壁面との間の隙間(9)を通して原料ガスを通過させつつ種結晶(5)からの成長高さが「5mm」以下である成長初期においてはそれ以降よりも成長方向に口径拡大させずに単結晶(11)を成長させるようにしたことを特徴とする単結晶の成長方法。
  2. 請求項1に記載の単結晶の成長方法において、
    前記成長初期に単結晶(11a)を成長させる際に、成長方向における1mmあたりの口径寸法の変化率(A1)が±5%以内となるように、かつ、前記成長初期以降は単結晶が口径拡大されるように成長させることを特徴とする単結晶の成長方法。
  3. 請求項1に記載の単結晶の成長方法において、
    前記成長初期以降に単結晶(11b)を成長させる際に、成長方向における1mmあたりの口径寸法の変化率(A2)が50%以内で拡大するように成長させるようにしたことを特徴とする単結晶の成長方法。
  4. 成長用容器(1,2)内に配した種結晶(5)に対して原料ガスを供給して当該種結晶(5)から単結晶(11)を成長させる単結晶の成長装置において、
    成長用容器(1,2)内に、成長用容器(1,2)内において流れている原料ガスを種結晶(5)に向かわせる筒状のガス流制御部材(6)を設け、このガス流制御部材(6)により種結晶(5)とその台座(4)と成長させる単結晶(11)とを隙間(9)を介して取り囲み、この隙間(9)を通して原料ガスを通過させ、かつ、前記ガス流制御部材(6)は、種結晶(5)からの成長高さが「5mm」以下である成長初期に対応する部位においてはそれ以降に対応する部位よりも成長方向に内径が拡大しないことを特徴とする単結晶の成長装置。
  5. 請求項4に記載の単結晶の成長装置において、
    前記ガス流制御部材(6)での成長初期に対応する部位(7)は、成長方向における1mmあたりの内径寸法の変化率(B1)が±5%以内であり、成長初期に対応する部位(7)以降の部位(8)は、成長初期に対応する部位(7)よりもその内径が拡大されていることを特徴とする単結晶の成長装置。
  6. 請求項4に記載の単結晶の成長装置において、
    前記ガス流制御部材(6)での成長初期以降に対応する部位(8)は、成長方向における1mmあたりの内径寸法の変化率(B2)が50%以内で拡大していることを特徴とする単結晶の成長装置。
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