JP4946792B2 - 磁気媒体取扱装置 - Google Patents

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本発明は、金融機関等で使用される自動取引装置や通帳処理装置など、磁気ストライプ読取/書込ユニット等を有する磁気媒体取扱装置に関し、とくに突発的な磁気書込みエラーが発生した場合に、書込側が悪いのか読取側が悪いのかを即座に判定できる磁気媒体取扱装置に関する。
従来、磁気ストライプを有する通帳を搬送し、磁気ヘッドを用いて磁気データの読取り/書込みを行う磁気読取り/書込み機能を備えた自動取引装置では、読取り/書込みの対象となる磁気ストライプに対し、上位装置で決められた書込みデータをそのまま書込み、書込みエラーが発生した場合には、正しく書込めたかどうかに拘らず、通帳を顧客に返却するか、あるいは保守員により調査を行っていた。
また磁気ヘッドは磁気ストライプの所定の位置に磁気データを書き込むのであるが、ユニット交換や調整時に誤って磁気ヘッドと通帳の磁気ストライプの位置関係がずれてしまうと、磁気データが読取れなくなり、エラーとなる。こうしたエラーを回避するために、磁気ストライプの正しい位置に磁気情報が書き込まれているか否かを検出する装置が、例えば、特許文献1(特開平10−340406号公報)に開示されている。
図6は従来の磁気ヘッドおよび制御部を示す制御ブロック図である。図6において、磁気ヘッド1はライトヘッド1aとリードヘッド1bを有する。ライトヘッド1aは、与えられた電流で通帳Pの磁気ストライプ2に対して情報を書き込む。リードヘッド1bは、磁気ストライプ2から磁気情報の読取を行う。また制御部3は、磁気ヘッド1を制御するもので、書込みデータ格納部4および解析部5が設けられている。御部3はインタフェース回線6により上位制御部7に接続されている。上位制御部7には読取データ認識部8と書込データ決定部9が設けられており、読取データ認識部8は読取ったデータを認識する。また書込データ決定部9は、磁気ストライプ2に書込むデータを決定する。
次に動作を簡単に説明する。データを書込む場合は、通帳Pを搬送させ、通帳Pに貼り付けられている磁気ストライプ2に磁気ヘッド1を擦り付ける。上位制御部7の書込データ決定部9で決定され、制御部3の書込データ格納部4に格納された書込データに応じた書込み電流値を設定し、ライトヘッド1aに方形波の電流を流して磁気を発生させ、磁気ストライプ2に磁気を書込む。
その後、リードヘッド1bにより確認読取を行う。読取られたデータは解析部5で解析され、制御部3は確認のために読取ったデータと書込データとを比較し、両者が一致したら書込みが正常に行われたとし、一致しない場合は書込みエラーとする。書込みエラーが発生した場合には、通帳Pを排出して、通帳を顧客に返却するか、あるいは保守員により調査を行っていた。
特開平10−340406号公報
しかしながら従来の磁気書込み処理においては、まず書込データを書込み、その後、読取確認を行い、確認読取データと書込データが一致したら正常書込みとし、一致しない場合は書込みエラーとしているので、書込みエラーが発生した場合に、書込みに失敗したのか、あるいは確認読取に失敗したのかがわからないという問題があった。特に突発的に発生した書込みエラーの場合、後で調べても原因がわからないという問題があった。
エラー調査をする場合、書込データ情報を制御部のメモリもしくは上位制御部で確認し、読取ったデータと異なることを確認することしか調査の方法がなく、それ以上の調査は専門性が高くなり、保守員等ではできないことが多く、またできたとしても工数がかかっていた。
またエラーがでても対象となる通帳を顧客が持ち帰ってしまうケースもあり、通帳の磁気ストライプに最終的に何が書かれているかわからない(書込みを行う前のデータか、書込み後のデータか、あるいは破壊されたデータかがわからない)ので、この状態で次の取引時に正常な装置で読取エラーが発生すると、何が原因でエラーが発生したのかわからなくなるケースがあった。
そこで本発明は、書込みエラーが発生した場合に、書き込みに失敗したのか、確認読取に失敗したのかがわかり、エラー調査をする場合にも保守員レベルで即座に確認でき、さらにエラーの発生した媒体を持ち帰られてもエラーの発生していた媒体であることを確認できる磁気媒体取扱装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、磁気媒体の磁気記録部に対して磁気データを書込み、その後確認の読出しを行う磁気媒体取扱装置において、磁気データを書込み、その後確認の読出しを行った時にエラーが発生したことを示すエラー情報を格納する格納部を設け、磁気データを書込み、その後確認の読出しを行った時にエラーが発生した場合に、前記磁気記録部に前記エラー情報を書き込み、前記エラー情報が書込まれた磁気媒体の磁気記録部に読取りエラーが発生した場合、該磁気媒体の磁気記録部に前記エラー情報を書込んだ装置の書込みの失敗であると判定する制御部を具備し、前記制御部は、前記エラー情報が書込まれた磁気媒体の磁気記録部をエラーとならずに読取れた場合に、前記エラー情報が前記磁気媒体の磁気記録部に書込まれているか否かを判定し、書込まれている場合は該エラー情報を読取り、読取ったエラー情報と前記格納部に格納してあるエラー情報とを比較し、両者が一致した場合、磁気媒体の磁気記録部に前記磁気データを書込み、その後確認の読出しを行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、エラー情報が書込まれた磁気媒体の磁気記録部を読取った際に読取りエラーが発生した場合、磁気媒体の磁気記録部にエラー情報を書込んだ装置の書込み失敗であると判定し、またエラー情報が書込まれた磁気媒体の磁気記録部をエラーとならずに読取れた場合に、エラー情報が磁気媒体の磁気記録部に書込まれているか否かを判定し、書込まれている場合は該エラー情報を読取り、読取ったエラー情報と格納部に格納してあるエラー情報とを比較し、両者が一致した場合、磁気媒体の磁気記録部に磁気データを書込み、その後確認の読出しを行うようにしたので、エラーの原因が即座にわかるとともに、エラー情報を書込んだ装置の異常の場合は他の装置で正常に処理できる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発明の第1の実施の形態における磁気ヘッド及び制御部を示すブロック図である。なお以下に説明する実施の形態においては、磁気媒体として磁気ストライプを具備した通帳を例にして説明する。
図1において、磁気ヘッド1はライトヘッド1aとリードヘッド1bを有する。ライトヘッド1aは、与えられた電流で通帳Pの磁気ストライプ2に対して情報を書き込む。リードヘッド1bは、磁気ストライプ2から磁気情報の読取を行う。制御部11は、磁気ヘッド1を制御するもので、書込みデータ格納部4、解析部5およびライトエラーデータ格納部12が設けられている。書込データ格納部4は、ライトヘッド1aにより通帳Pの磁気ストライプ2に書込むデータを格納する。解析部5はリードヘッド1bで読取ったデータを解析する。
ライトエラーデータ格納部12は、書込みエラーが発生した場合に磁気ストライプ2に書込むライトエラーデータを格納する。ライトエラーデータは特殊なデータで、例えば、すべて“0”で構成されるデータやインクリメントデータなど運用ではあり得ないデータで、事前に決めておいたデータである。またこのデータは書込みエラーが発生したことを示すものとしても使用される。
制御部11はインタフェース回線6により上位制御部7に接続されている。上位制御部7には読取データ認識部8と書込データ決定部9が設けられており、読取データ認識部8は読取ったデータを認識する。また書込データ決定部9は、磁気ストライプ2に書込むデータを決定する。
図2は本発明が適用される通帳取扱装置を示す概略構成図である。図2において、通帳取扱装置21の左端部には吸入口22が設けられ、吸入口22から右方に搬送路23が形成されている。搬送路23に沿って、搬送ローラ対24a、24b、24c、24d、24e、磁気ヘッド1、改頁機構26、印字部27、頁・行読取部28が設けられている。吸入口22は磁気ストライプを具備した通帳Pが挿入されるとともに排出される部位である。搬送ローラ対24a、24b、24c、24d、24eは、図示しないモータにより回転し、通帳Pを搬送路23上で搬送する。通帳Pは両方向に搬送される。
磁気ヘッド1は上述したように、通帳Pに具備される磁気ストライプに対して磁気情報を書込み/読取るものである。改頁機構26は、通帳Pの表紙または中紙を捲り、改頁を行う。印字部27は印字ヘッド27aとプラテン27bにより構成され、通帳Pに取引情報などを印字する。頁・行読取部28は、通帳Pの所定の位置に印刷されている頁情報及び行を読み取るもので、CCDセンサが設けられている。
また通帳取扱装置21には、装置21全体の動作を制御する制御部11が設けられている。制御部11は上位制御部7と接続されている。上位制御部7は、磁気ストライプに関する情報を判別して書込み情報等を制御部11に指示する。上位制御部7は例えば通帳取扱装置21が組み込まれる自動取引装置の主制御部である。
次に第1の実施の形態における通帳処理動作を図3のフローチャートにしたがって説明する。図3は第1の実施の形態の通帳処理動作を示すフローチャートである。まず制御部11は、後述するリトライ回数をカウントするカウント値nを0にクリアするとともに、リトライ回数の上限値mを任意の数に設定する(ステップ1)。
通帳Pが通帳取扱装置21の吸入口22から挿入されると、図示しない挿入検出センサがこれを検出し(ステップ2)、制御部11は図示しない駆動モータを回転させ、搬送ローラ対24a、24b、24c、24d、24eを回転させる。これにより通帳Pは図2に示す矢印A方向に搬送される。通帳Pが搬送されて磁気ヘッド1のところへくると、リードヘッド1bにより通帳Pの磁気ストライプ2の磁気情報を読取る。読取出力は、制御部11の解析部5へ送られ、ここで読み取り情報の解析が行われる。
その後通帳Pは頁・行読取部28まで搬送され、ここで見開かれている頁および最終印字行が読取られる。最終印字行の次の行が見開かれている場合、通帳Pは印字部27へ搬送され、印字部27において印字ヘッド27aにより取引情報などを印字する。また最終印字行の次の行が見開かれていない場合、通帳Pは改頁部26まで戻され、ここで最終印字行の次の行が見開かれるように改頁が行われ、その後再び頁・行読取部28へ搬送し、見開き頁を確認した後、通帳Pを印字部27へ搬送し、印字を行う。
すべての印字処理が終了すると、通帳Pは磁気ヘッド1まで搬送される。制御部11は、先に磁気ヘッド1により読取った磁気情報および頁・行読取部28で読取った情報を上位制御部7へ送信する。上位制御部7は受信した情報に基づいて、書込データ決定部9で通帳Pの磁気ストライプ2に書込むデータを決定する(ステップ3)。決定された書込データは、インタフェース回線6を介して制御部11へ送られ、書込データ格納部4に格納される(ステップ4)。
磁気ヘッド1のライトヘッド1aは、通帳Pの磁気ストライプ2に対して、書込データ格納部4に格納されたデータの磁気書込みを行う(ステップ5)。続いてリードヘッド1bにより、ステップ5で書込んだデータを確認用に読取る(ステップ6)。そして制御部11は、いま確認用に読取ったデータと書込データ格納部4に格納してあるデータとが一致するかどうか比較する(ステップ7)。比較の結果、読取データと書込データ格納部4の書込データが一致すると、制御部11は書込みが正常に行われたとし(ステップ8)、通帳Pを吸入口22から排出して(ステップ9)、処理を終了する。
ステップ7において読取データと書込データ格納部4の書込データが不一致であると判断された場合、リトライのカウント値nを1だけカウントアップし(ステップ10)、カウントアップした値nが設定した値mより大きいかどうか判断し(ステップ11)、即ち、リトライ回数が設定回数を超えたかどうか判断し、超えない場合はステップ6へ戻り、以降の処理を繰り返す。
ステップ11においてリトライ回数が設定回数を超えたと判断した場合、制御部11は、ライトエラーデータ格納部12に格納してあるライトエラーデータをライトヘッド1aにより磁気ストライプ2に書込むとともに、装置21を特定できるデータを磁気ストライプ2に書込む(ステップ13)。装置21を特定できるデータは上位制御部7から送信されたものである。その後は通帳Pを吸入口22から排出して(ステップ9)、処理を終了する。
以上のように、書込データと確認読取結果とが複数回のリトライの後も一致しない場合には、ライトエラーデータと装置特定データが磁気書込みされる。このような通帳Pが次に通帳取扱装置21に挿入された場合の処理について、図4のフローチャートにしたがって説明する。図4は第1の実施の形態におけるエラー処理を示すフローチャートである。
通帳Pが通帳取扱装置21の吸入口22から挿入されると、図示しない挿入検出センサがこれを検出し(ステップ21)、制御部11は図示しない駆動モータを回転させ、搬送ローラ対24a、24b、24c、24d、24eを回転させる。これにより通帳Pは図2に示す矢印A方向に搬送される。通帳Pが搬送されて磁気ヘッド1のところへくると、リードヘッド1bにより通帳Pの磁気ストライプ2の磁気情報を読取る(ステップ22)。読取出力は、制御部11の解析部5へ送られ、ここで読み取り情報の解析が行われる。
制御部11は、解析の結果に基づいて、読取エラーが発生したか判断する(ステップ23)。読取エラーが発生したと判断した場合、通帳Pが以前に書込みエラーが発生した通帳であるか否かを判定する(ステップ24)。これは、磁気ストライプ2にライトエラーデータが書込まれているか否かにより判断する。
通帳Pが以前に書込みエラーが発生した通帳であると判定した場合、制御部11は、通帳Pにライトエラーデータを書込んだ装置が書込みを失敗したか、あるいは通帳Pの不良若しくは破損であると表示する(ステップ25)。このとき同時に、通帳Pにライトエラーデータを書込んだ装置21を特定する情報を一緒に表示するようにしてもよい。そして制御部11は保守員のコールを行う(ステップ26)。
ステップ24において通帳Pが以前に書込みエラーが発生した通帳であるかどうか判らないと判定した場合(書込みエラーが発生した通帳ではない場合とライトエラーデータで判断できない場合を含む)、制御部11は、読取不可若しくは通帳Pの磁気破損であると表示する(ステップ27)。そして保守員のコールを行う(ステップ26)。
ステップ23において読取エラーが発生していないと判断された場合、制御部11は、通帳Pが以前に書込みエラーが発生した通帳であるか否かを判定する(ステップ28)。通帳Pが以前に書込みエラーが発生した通帳であると判定した場合、制御部11は、通帳Pの磁気ストライプ2に書込まれているライトエラーデータを読取り(ステップ29)、読取ったライトエラーデータとライトエラーデータ格納部12に格納してあるライトエラーデータとを比較し、両者が一致するかどうか判定する(ステップ30)。
判定の結果、読取ったライトエラーデータとライトエラーデータ格納部12に格納してあるライトエラーデータとが一致しない場合、制御部11は、挿入された通帳Pは、通帳Pにライトエラーデータを書込んだ装置で読取りが失敗した旨を表示する(ステップ31)。このとき同時に、通帳Pにライトエラーデータを書込んだ装置を特定する情報を一緒に表示するようにしてもよい。ステップ30で読取ったライトエラーデータとライトエラーデータ格納部12に格納してあるライトエラーデータとが一致した場合、通帳Pは頁・行読取部28まで搬送され、ここで見開かれている頁および最終印字行が読取られる(ステップ32)。
最終印字行の次の行が見開かれている場合、通帳Pは印字部27へ搬送され、印字部27において印字ヘッド27aにより取引情報などを印字する(ステップ33)。また最終印字行の次の行が見開かれていない場合、通帳Pは改頁部26まで戻され、ここで最終印字行の次の行が見開かれるように改頁が行われ、その後再び頁・行読取部28へ搬送し、見開き頁を確認した後、通帳Pを印字部27へ搬送し、印字を行う。
印字が終了すると、磁気ヘッド1のライトヘッド1aは、通帳Pの磁気ストライプ2に対して、書込データ格納部4に格納されたデータを磁気書込みを行う(ステップ34)。書込むデータは、上位制御部7の書込データ決定部9で決定されたデータである。続いてリードヘッド1bにより、ステップ34で書込んだデータを読取る。そして制御部11は、いま読取ったデータと書込データ格納部4に格納してあるデータとが一致するかどうか比較する。比較の結果、読取データと書込データ格納部4の書込データが一致すると、制御部11は書込みが正常に行われたとし、通帳Pを吸入口22から排出して(ステップ35)、処理を終了する。
設定回数のリトライを行っても、読取データと書込データ格納部4の書込データが一致しない場合、制御部11は、ライトエラーデータ格納部12に格納してあるライトエラーデータをライトヘッド1aにより磁気ストライプ2に書込むとともに、装置21を特定できるデータを磁気ストライプ2に書込む。
以上のように第1の実施の形態に拠れば、ライトエラーデータを格納するライトエラーデータ格納部12を設け、書込みエラーが発生した場合に通帳Pの磁気ストライプ2にライトエラーデータを書込むことにより、後に当該通帳Pを読取った場合に、書込みエラーが書込みの失敗によるのか、あるいは確認読取りの失敗によるのかがわかるようになる。また書込みエラーを発生した装置21を特定する情報を書込みエラー発生時に磁気ストライプ2に書込むことにより、書込みの失敗または確認読取の失敗をした装置21を即座に特定することが可能となる。
また、エラー調査をする場合、書込データ情報を制御部のメモリもしくは上位制御部で確認し、読取ったデータと異なることを確認するような工数をかけることなく、保守員レベルで確認読取ができなかったことを即座に確認できる効果もある。
さらに、書込みエラーが発生した通帳を顧客が持ち帰ってしまった場合も、その通帳を次に使用する場合に読取エラーが発生しても、ライトエラーデータが読取られれば事前に書込みエラーが発生していた通知Pであり、書込みエラーの原因が何であるかがわかるようになる。
次に第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態の構成は第1の実施の形態と同様である。第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、ライトエラーデータが書込まれた通帳が使用された場合の処理の仕方が異なる。なお第2の実施の形態においては、書込みエラーが発生した際に、上位制御部7から、通帳Pを特定するデータを受信し、この通帳特定データがライトエラーデータとともに磁気ストライプ2に書込まれている。
次に、図1、図2を流用し、図5にしたがってライトエラーデータが書込まれた通帳の処理について説明する。図5は第2の実施の形態におけるエラー処理を示すフローチャートである。
通帳Pが通帳取扱装置21の吸入口22から挿入されると、図示しない挿入検出センサがこれを検出し(ステップ41)、制御部11は図示しない駆動モータを回転させ、搬送ローラ対24a、24b、24c、24d、24eを回転させる。これにより通帳Pは図2に示す矢印A方向に搬送される。通帳Pが搬送されて磁気ヘッド1のところへくると、リードヘッド1bにより通帳Pの磁気ストライプ2の磁気情報を読取る(ステップ42)。読取出力は、制御部11の解析部5へ送られ、ここで読み取り情報の解析が行われる。
制御部11は、解析の結果に基づいて、読取エラーが発生したか判断する(ステップ43)。読取エラーが発生したと判断した場合、通帳Pが以前に書込みエラーが発生した通帳であるか否かを判定する(ステップ44)。これは、磁気ストライプ2にライトエラーデータが書込まれているか否かにより判断する。通帳Pが以前に書込みエラーが発生していない通帳であると判定した場合、制御部11は、読取不可若しくは通帳Pの磁気破損であると表示する(ステップ45)。そして保守員のコールを行う(ステップ46)。
ステップ44で通帳Pが以前に書込みエラーが発生した通帳であると判定した場合、制御部11は、通帳Pの磁気ストライプ2に書込まれているライトエラーデータを読取り(ステップ47)、読取ったライトエラーデータとライトエラーデータ格納部12に格納してあるライトエラーデータとを比較し、両者が一致するかどうか判定する(ステップ48)。
判定の結果、読取ったライトエラーデータとライトエラーデータ格納部12に格納してあるライトエラーデータとが一致しない場合、制御部11は、通帳Pにライトエラーデータを書込んだ装置が書込みを失敗したか、あるいは通帳Pの不良若しくは破損であると表示する(ステップ49)。このとき同時に、通帳Pにライトエラーデータを書込んだ装置21を特定する情報を一緒に表示するようにしてもよい。そして制御部11は保守員のコールを行う(ステップ46)。
ステップ48において、読取ったライトエラーデータとライトエラーデータ格納部12に格納してあるライトエラーデータとが一致した場合、制御部11は、挿入された通帳Pは、通帳Pにライトエラーデータを書込んだ装置で読取りが失敗した旨を表示する(ステップ50)。このとき同時に、通帳Pにライトエラーデータを書込んだ装置を特定する情報を一緒に表示するようにしてもよい。この後、ステップ51に移行する。通帳Pの磁気ストライプ2には、通帳Pを特定する情報が書込まれているので、制御部11はこの情報に基づいて上位制御部7から処理に必要な情報を検索し、ステップ51以降の処理を実行する。
ステップ43において読取エラーが発生していないと判断された場合、通帳Pは頁・行読取部28まで搬送され、ここで見開かれている頁および最終印字行が読取られる(ステップ51)。最終印字行の次の行が見開かれている場合、通帳Pは印字部27へ搬送され、印字部27において印字ヘッド27aにより取引情報などを印字する(ステップ52)。また最終印字行の次の行が見開かれていない場合、通帳Pは改頁部26まで戻され、ここで最終印字行の次の行が見開かれるように改頁が行われ、その後再び頁・行読取部28へ搬送し、見開き頁を確認した後、通帳Pを印字部27へ搬送し、印字を行う。
印字が終了すると、磁気ヘッド1のライトヘッド1aは、通帳Pの磁気ストライプ2に対して、書込データ格納部4に格納されたデータを磁気書込みを行う(ステップ53)。書込むデータは、上位制御部7の書込データ決定部9で決定されたデータである。続いてリードヘッド1bにより、ステップ34で書込んだデータを読取る。そして制御部11は、いま読取ったデータと書込データ格納部4に格納してあるデータとが一致するかどうか比較する。比較の結果、読取データと書込データ格納部4の書込データが一致すると、制御部11は書込みが正常に行われたとし、通帳Pを吸入口22から排出して(ステップ54)、処理を終了する。
設定回数のリトライを行っても、読取データと書込データ格納部4の書込データが一致しない場合、制御部11は、ライトエラーデータ格納部12に格納してあるライトエラーデータをライトヘッド1aにより磁気ストライプ2に書込むとともに、通帳Pを特定できるデータを磁気ストライプ2に書込む。
以上のように第2の実施の形態においては、第1の実施の形態の有する効果に加えて、読取エラーが発生し、以前に通帳Pが書込みされた際に書込みエラーが発生していた場合でも、この書込みエラーは確認読取の失敗と判断した場合には、通帳Pを排出せずに、その後の処理を続行するようにしたので、顧客の便を図った効率的な通帳処理を行うことが可能である。
上記各実施の形態ではライトエラーデータを制御部11に格納させる例を示しているが、上位制御部7に格納するようにしてもよい。またライトエラーデータのみならず他のエラー情報も通帳Pの磁気ストライプ2に書込むことが可能であり、通帳Pが他の装置に挿入された際にこのエラー情報を読取ることにより、装置の運用を停めることなく装置の詳細な状態を把握することも可能となる。
第1の実施の形態における磁気ヘッド及び制御部を示すブロック図である。 通帳取扱装置を示す概略構成図である。 第1の実施の形態の通帳処理動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるエラー処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるエラー処理を示すフローチャートである。 従来の磁気ヘッドおよび制御部を示す制御ブロック図である。
符号の説明
1 磁気ヘッド
2 磁気ストライプ
7 上位制御部
11 制御部
12 ライトエラーデータ格納部
P 通帳

Claims (2)

  1. 磁気媒体の磁気記録部に対して磁気データを書込み、その後確認の読出しを行う磁気媒体取扱装置において、
    磁気データを書込み、その後確認の読出しを行った時にエラーが発生したことを示すエラー情報を格納する格納部を設け、
    磁気データを書込み、その後確認の読出しを行った時にエラーが発生した場合に、前記磁気記録部に前記エラー情報を書き込み、
    前記エラー情報が書込まれた磁気媒体の磁気記録部に読取りエラーが発生した場合、該磁気媒体の磁気記録部に前記エラー情報を書込んだ装置の書込みの失敗であると判定する制御部を具備し、
    前記制御部は、前記エラー情報が書込まれた磁気媒体の磁気記録部をエラーとならずに読取れた場合に、前記エラー情報が前記磁気媒体の磁気記録部に書込まれているか否かを判定し、書込まれている場合は該エラー情報を読取り、読取ったエラー情報と前記格納部に格納してあるエラー情報とを比較し、両者が一致した場合、磁気媒体の磁気記録部に前記磁気データを書込み、その後確認の読出しを行うことを特徴とする磁気媒体取扱装置。
  2. 記制御部は、前記エラー情報が書込まれた磁気媒体の磁気記録部をエラーとならずに読取れた場合に、読取ったエラー情報と前記格納部に格納してあるエラー情報とを比較し、両者が一致しない場合、磁気媒体の磁気記録部に前記エラー情報を書込んだ装置における書込み後の読取りで失敗したと判定する請求項1記載の磁気媒体取扱装置。
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