JP2005310018A - 自動取引装置点検システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
自動取引装置の点検作業はある程度の時間を要し、その点検作業で不具合が見つかった場合は、更に時間を要することになり、点検作業を行った結果、早期交換の必要性があった場合、保守員がその場に交換用部材を持っていなければ、部材を再度持参し、部品交換等を行っていた。
【解決手段】
装置点検の際、保守員が保守センタから遠隔操作を行い、一つで複数の項目を点検することが可能な点検専用の基準媒体を使用することにより、保守員が現地まで出向くことなく、装置内の状況を把握し、データの採取を行うことにある。
複数の装置点検項目が一つの媒体で可能な点検用の基準媒体を装置内に格納しておき、保守員が装置の遠隔操作を行うことが可能な手段を設け、装置内の各種の動作を基準媒体を使用し、基準媒体に構成されている各種の点検項目部を実行し、その点検で採取したデータを保守センタへ送信することにより、保守員は装置の汚れや、劣化状況を現地に出向くことなく把握することを特徴とする。
【選択図】 図2


Description

本発明は、銀行等の金融機関に設置される預金通帳の印字機能や磁気ストライプのデータの読取りや書込み機能を有した自動取引装置において、保守員の遠隔操作、または自動的に点検動作を行う基準媒体を用いた自動取引装置の点検システムに関する。
従来、銀行等の金融機関で使用されている自動取引装置の保守は、定期的に半年、一年という単位で、保守員が実際に装置を設置している場所まで出向き、装置のメンテナンス作業を行っていた。また、装置の不具合等によりエラーが発生した装置に対して、保守員はそのエラーの現象から修理箇所を推定して、修理部材を持参し、修理作業を行っていた。
装置内において、スキャナやセンサの様に、専用の基準媒体を用いて、白紙を基準レベルとして運用する機能を有する場合は、保守員が定期点検時に基準媒体を用いて、補正していた。また、装置のメンテナンスを取り扱ったものでは、特開平5−266306(特許文献1)で提案されているように、自動取引装置の特に通帳記帳部の装置内に清掃部材を収納しておき、ある一定回数の取引が行われた後、自動的に清掃部材を用いることによって、搬送手段、光学検知手段、磁気読取り/書込み手段の煤塵や異物の清掃を行うといったものがある。
特開平5−266306号公報
自動取引装置の点検作業はある程度の時間を要し、その点検作業で不具合が見つかった場合は、更に時間を要することになり、点検作業を行った結果、早期交換の必要性があった場合、保守員がその場に交換用部材を持っていなければ、部材を再度持参し、部品交換等を行っていた。
また、装置稼動中に、顧客が通帳印字や、入出金取引を行う為に、装置に通帳を挿入し、装置内で通帳の磁気ストライプの読取り動作を行った際、その磁気ストライプのデータが正確に読取れなかった場合は、その場で取引は終了し通帳排出され、顧客は装置の不具合が原因なのか、自分の通帳の磁気ストライプ部分に原因があるのか分からないまま、営業店の窓口に出向き所定の取引を行わざるを得なかった。
一方、顧客の通帳に不具合があった場合、次の顧客が同じ装置を使用し通帳を扱った取引を行った場合は、通帳の磁気データに異常が無ければ、正常に取引動作ができるが、磁気ストライプ機構部に不具合があった場合は、次に装置を利用する顧客はその不具合を知らないまま、通帳を取扱う取引を行った場合、読取り不能で通帳が排出されてしまう。
また、特許文献1で提案されているようなシステムでは、実際メンテナンスが正常に行われたかどうかの状況把握はできず、また、稼動中の装置の状況を把握することができない。また装置に不具合が発生した場合は、やはりどの部位に不具合があるのか調査を行う為に、保守員が装置のある場所まで出向かなければならないという問題点がある。
本発明は、装置点検の際、保守員が保守センタから遠隔操作を行い、一つで複数の項目を点検することが可能な点検専用の基準媒体を使用することにより、保守員が現地まで出向くことなく、装置内の状況を把握し、データの採取を行うことにある。
すなわち、複数の装置点検項目が一つの媒体で可能な点検用の基準媒体を装置内に格納しておき、保守員が装置の遠隔操作を行うことが可能な手段を設け、装置内の基準媒体を基準媒体の退避路から主搬送路上に搬送させ、装置内の各種の動作を基準媒体を使用し、基準媒体に構成されている各種の点検項目部を実行し、その点検で採取したデータを保守センタへ送信する。
これにより、保守員は装置の汚れや、劣化状況を現地に出向くことなく把握することを特徴とする。通帳記帳機において、例えば基準媒体の磁気ストライプ部の書込み、読取り動作を行うことで、装置の磁気ストライプ機構の状況、特に磁気ヘッドの磨耗状況を把握することが可能である。
また、基準媒体の構成を顧客が実際に取扱う通帳と同じ複数枚で構成し、基準媒体を装置内で頁めくり動作を行った後、基準媒体の頁認識バーコード部を、装置のイメージリーダ部でスキャンすることにより頁めくりが正常に行われていることの確認ができる。また、基準媒体中に濃淡の異なる印刷文字をイメージリーダでスキャンすることにより、イメージリーダの現状の読取り性能、イメージリーダ自体の汚れ、傷等を把握することができ、基準媒体中の白の空白部分をイメージリーダでスキャンすることにより、イメージリーダの白レベルを補正することができる。
また、基準媒体自体に印字させ、イメージリーダでスキャンすることにより、インクリボンの状態、及び印字のドット抜け等を確認することで、印字機構部の状況を把握することができる。さらに、基準媒体を主搬送路で搬送動作を行わせることにより、装置各箇所に取り付けられているセンサのチェックをおこなうことができる。
上記のような基準媒体であらゆるチェックを行い、そのデータをもとに不具合がある箇所については、交換部材をあらかじめ用意して保守員が対応することにより、現地に保守員が出向き、点検作業を行った結果、交換要の部品が見つかったものの、交換部材が無く、再度交換部材を持参して部品交換作業を行うといった手間を省くことができ、装置の点検作業の迅速化を図ることが可能である。
また、通常稼動時において、顧客が実際に通帳を使用した取引中、装置内で通帳の磁気ストライプの読取り動作を行った際、読取りが不可であった場合は、一時、顧客の通帳を装置内に退避させておき、装置内に格納している基準媒体を主搬送路に搬送させ、その基準媒体のあらかじめテスト用データが書込まれている磁気ストライプ部を用い、読取りが可能であった場合は、顧客の通帳の磁気ストライプに異常があると判断し、装置の画面上で顧客に窓口にて磁気データの再書込み等の処理を行うよう促す旨の表示を行う。
逆に基準媒体の磁気ストライプ部で読取れなかった場合は、装置の磁気ストライプ機構に異常があると判断し、顧客には別の自動取引装置にて取引を行うよう促す旨の画面表示を行う。このとき、顧客に装置異常なのか、顧客の通帳異常なのかを装置の画面に表示することにより、顧客は何が原因だったのかを把握することができる。
また装置の磁気ストライプ機構に問題があった場合は、次の取引からは、通帳以外の操作、例えばキャッシュカードを用いた入出金取引や、振込み動作のみとすることで、次の顧客が通帳を使用し、装置の磁気読取り機構の不具合により、読取り不能のエラーとなり通帳排出されてしまい、顧客の不満を招くといったことを防ぐことが可能である。
また他の装置と比較して、不良率の高い部位において、保守員が調査を行う際、基準媒体を用い、遠隔操作を行うことで、保守員が現地に出向くことなく、データを採取し、それにより原因を調査することができる。
本発明によれば、一つの媒体で複数の点検項目が行うことが可能な点検専用の基準媒体を装置内にあらかじめ格納しておくことにより、実際の装置点検の際、保守員が現地に出向くことなく、保守センタからの装置の遠隔操作を行うだけで、装置点検が行うことが可能であり、この遠隔操作により点検したデータを遠隔操作を行っている保守センタにデータ送信することにより、装置の各箇所の状況を把握することが可能であり、保守員の点検作業の手間を大幅に省くことが可能となる。
また、複数の装置点検作業が一つの基準媒体で行うことが可能である為、基準媒体を格納するスペースは最小限に抑えることが可能である。また、通帳記帳部で扱う基準媒体の構成を実際の通帳と同様の仕様、例えば基準媒体の中紙を通帳と同枚数とすることにより、装置点検によるデータ採取において、実際の通帳が使用されている状態での装置状況のデータを採取することが可能である。
さらに、基準媒体を用いることによって、装置点検作業だけでなく、顧客の通帳の磁気ストライプ部が通帳記帳部において読取れなかった場合は、顧客の通帳に異常があるのか、装置内の磁気ストライプ機構に問題があるのかを、基準媒体を用いて判断することが可能であり、装置に磁気ストライプ機構部に不具合が生じた場合は、通帳の取引を中止することにより、次に装置を使用する顧客が、通帳を扱った取引を行い、装置内で通帳の読取り動作を行い、エラーで返却されるといった事態を防ぐことが可能となる。
以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の自動取引装置の点検システム構成の一実施例を示すブロック図である。本システムの装置全体の制御を行う制御部1、保守端末装置とデータの送受信を行う回線部4、通帳の印字、通帳の磁気ストライプのデータの読取り、書込み、及び通帳発行動作を行う通帳記帳部3、カードの磁気ストライプの読取りを行うカード処理部4、本装置に電源を供給する電源部5、操作内容等を表示する表示部6、この表示部6上に配置され図暗証番号や金額等の操作内容を入力及び案内等を表示する入力部7、振込や引出し等の紙幣の入出金動作を行う入出金部8、装置の状態を常時監視する保守センタ9、保守センタ内にあり、実際に装置の遠隔操作により、装置の状態の監視、及び不具合が発生した場合にデータの採取を実際に行う保守用端末10から構成されている。
図2は本システムの自動取引装置の通帳記帳部の側面図の構成の一実施例である。図2は本システムを説明する上での最低限の装置構成としている為、装置構成はこれに限定されない。本システムの通帳記帳部は、通帳記帳部本体100、顧客が実際に通帳の吸入動作を行う通帳吸入口11、媒体の印字済行、バーコードをスキャナで読取るイメージリーダ12、印字ヘッド等から構成され、媒体への印字動作を行う印字機構部13、媒体の磁気ストライプの読取り、書込みを磁気ヘッドを用いて行う磁気ストライプ機構部14、媒体の頁めくり動作を行う改頁機構部15、媒体を搬送させる為の搬送ローラ16、媒体の有無を検知し、媒体の位置決め等を行う光学検知センサ17、媒体の搬送動作を行う主搬送部18、専用基準媒体を通常稼動時、退避させておく為の基準媒体退避路19、点検用基準媒体20、顧客の通帳を退避させる通帳退避路21、通帳記帳部全体の制御を行う制御ユニット22から構成している。
図3に図2の通帳記帳機100で使用する点検用基準媒体20の表紙の構成の一実施例を示す。基準媒体の表紙23、実際顧客が取扱う通帳の磁気ストライプと同じ保磁力の磁気ストライプ24と、保磁力のそれぞれ異なる磁気ストライプ25、26を貼布している。この磁気ストライプ24、25、26は実際の顧客が使用する通帳の磁気ストライプの幅よりも小さい磁気ストライプとしている。この基準媒体20のサイズは実際に取扱う通帳と同サイズであり、基準媒体20の磁気ストライプ部24、25、26にはあらかじめ、点検用のテストデータが書込まれている。
この一実施例における基準媒体20は複数枚で構成され、基準媒体20の中紙の構成はイメージリーダやセンサ等をチェックする為の頁と、印字用の頁で異なっており、図4に点検用基準媒体20の構成の一実施例を示す。基準媒体20のイメージリーダ、センサ等のチェック用の中紙27、基準媒体20の頁数をバーコード表示したバーコード表示部28、基準媒体20にあらかじめ一行ずつ濃淡が違う文字を印刷しておき、一行目が最も印字濃度が濃く、最下行が最も薄い構成とし、この印字濃度の異なる行をイメージリーダ12でスキャンすることにより、装置のイメージリーダ12が何行目まで読むことができたかをチェックする為の、印字濃度チェック部29、イメージリーダ12は白レベルを基準とし、印字の濃度を判定する為、このイメージリーダ12の白レベルの学習及び、装置に実装している反射型センサの学習用の白エリア部30から構成している。
図5に基準媒体20の印字用頁の構成の一実施例を示す。印字用頁の中紙32は、頁数をバーコード表示しているバーコード表示部31及び、印字機構部にて実際に印字させる為の、印字エリア部33から構成されている。
基準媒体20の全ての中紙をイメージリーダ、センサ等チェック用の中紙27と、印字用の中紙32で構成することにより、点検作業が、ある決まった回数行われた場合、次回からの基準媒体20を使用した点検作業は、次のチェック頁から行うことで中紙に構成している複数の点検項目の媒体搬送における汚れや傷を防ぐことが可能であり、また所望の頁における各点検項目のデータの採取を行いたいときにも有効である。
図2、3、4及び5で説明した基準媒体20を使用した自動取引装置の通帳記帳機100における複数の点検項目の処理動作についての一実施例を図6のフローチャートを用いて以下に詳細に説明する。
遠隔保守を行っている保守センタ9にいる保守員が保守用端末10から、点検実行のデータが送信される(ステップS101)と、通帳記帳部100の基準媒体退避路19から基準媒体20を主搬送部18に搬送する(ステップS102)。主搬送部18に送り込まれた基準媒体20はまず改頁機構部15に搬送され、所定の枚数の頁めくり動作を行う(ステップS103)。頁めくり動作が終了した基準媒体20を主搬送路18上でイメージリーダ12まで搬送する。イメージリーダ12により基準媒体20のバーコード表示部28をスキャンし、先ほどの頁めくりが所望の頁めくりを行ったかチェックする。
基準媒体20の印字濃度チェック部29をイメージリーダ12にてスキャンすることのより、何行目まで読取れたかのチェックを行う。このチェックで指定濃度まで読取れるかの確認ができ、また、イメージリーダ12は指定濃度よりも、さらに薄い印字を読取り可能と誤判断した場合、イメージリーダ12に傷や汚れ等により、正常であれば、文字無しと判断する行を文字有りと誤認識していることが考えられ、保守員は採取したニ値データまたは多値データ画像をもとに、その誤判断の要因が傷であるのか、汚れであるのか等のチェックを行うことが可能である。
傷であれば、ある部分のみが黒く認識され、汚れであるならば全体的に黒く認識する為、判断は容易である。次に基準媒体20の白エリア部30をスキャンすることにより、イメージリーダ12の基準となる白レベルの値の学習を行い、そのスキャンしたデータにより、前記の濃淡チェックと同様にイメージリーダ12の汚れ状況並びにイメージリーダ12内部のLEDの状況を、把握することが可能である。
装置のイメージリーダ12は複数のLEDより構成され、その複数あるLEDのいずれかが不具合であった場合は、白が認識不可となり、常にその不具合のあるLEDのみが黒く表示される為、容易に不具合をチェックすることができる(ステップS104)。
次に基準媒体20を磁気ストライプ機構部14まで搬送し、磁気ストライプ機構部14で基準媒体20の磁気ストライプの磁気データの読取り動作及び書込み動作を行う。まず顧客が取扱う通帳と同様の保磁力である磁気ストライプ26の読取り、書込み動作を行う。動作終了後、基準媒体20の保磁力が一段階低い磁気ストライプ25上に磁気ストライプ機構部14がくるように搬送し、再び磁気ストライプ25の読取り、書込み動作を行う。
更に保磁力の低い磁気ストライプ24へと搬送し、読取り、書込み動作を行う。異なる保磁力の磁気ストライプの読取り、書込み動作を行うことで、磁気ストライプ機構部14の構成の一つである磁気ヘッドの汚れ、及び磁気ヘッドの磨耗度、そして現状の磁気ヘッドでどのレベルの汚れまで磁気データの読取りや、書込みを行うことが可能かのチェックを行うことができる。
また、この基準媒体20の磁気ストライプの幅24、25、26は、実際の顧客が取扱う通帳の磁気ストライプの幅よりも細く構成している。これにより、基準媒体20を装置の磁気ストライプ機構部14まで搬送させた際、正確に所望の位置まで搬送できたかの搬送チェックを厳密に行うことが可能となる。もし、正確に搬送できなかった場合は、基準媒体20の磁気ストライプ24、25、26の位置よりずれた場所で、磁気ヘッドが走査するので、読取りや書込みを行うことができずエラーとなる為、チェックは容易である(ステップS105)。
磁気ストライプ部のチェック終了後、基準媒体20を改頁機構部15まで搬送し、基準媒体20の印字専用の頁まで頁めくり動作を行い(ステップS106)、再度、イメージリーダ12まで搬送する。イメージリーダ12にてバーコード31を読取り、正確に頁めくりが行われたかのチェック及び、印字済み行の検知を行う。
印字済み行の検知は前回の点検において印字動作をした場合、次の行から印字を行わせる為に行われる(ステップS107)。次に印字機構部13まで基準媒体20を搬送し、点検用の印字動作を行い(ステップS108)、印字動作後、基準媒体20をイメージリーダ12まで搬送し、印字した基準媒体20をイメージリーダ12にてスキャンすることにより、印字チェックを行う(ステップS109)。
この印字チェックにより、印字のカスレによるインクリボンの交換時期、印字にドット抜けが見られた場合は、印字機構部13の不具合等がチェックできる。またこの印字に今回の点検までの取引件数等の情報を印字させて、イメージリーダ12で読取った画像データにより、保守員はその情報を把握できるようにすることも可能である。
印字チェック後、基準媒体20を改頁機構部15に搬送し、頁閉じ動作を行い、基準媒体20の頁を閉じる(ステップS110)。この状態でイメージリーダ12まで搬送し、イメージリーダ12にて基準媒体20の表紙の画像を取り込むことにより、搬送ローラ16による傷や汚れのチェックを行うことができる(ステップS111)。
また、主搬送路18上を基準媒体20が搬送することにより、主搬送路上18に配置している媒体有無等を検知するセンサ17のチェックを行う。全てのチェック終了後、基準媒体20を基準媒体退避路19に格納し(ステップS112)、点検を行った全データを回線部2を通して遠隔操作を行っている保守端末10に送信(ステップS113)することにより保守センタ9の保守員は装置の状況を把握することができる。
以上で全ての点検作業を終了する(ステップS114)。上記実施例は保守員が保守センタ9からの遠隔操作を行うことにより、点検を行う作業について記述したが、遠隔操作を行わず、ある一定の期間毎に自動的に装置の点検作業を行うようにすることも可能である。
図7は、顧客が通帳印字や、入出金動作等で、通帳を取扱う処理において、顧客の通帳を吸入したときの一実施例におけるフローチャートである。まず顧客は自分の通帳を装置100の吸入口11から挿入する(ステップS201)。通帳が装置100内の主搬送路18上を搬送され、装置の磁気ストライプ機構部14で、通帳の磁気ストライプの読取りを開始する(ステップS202)。
通帳の磁気ストライプのデータが正常に読取れたか判断する(ステップS203)。正常に読取れた場合は、通常通り、次の取引へと移行する(ステップS204)。正常に読取れなかった場合は、顧客の通帳は一時、装置100内の通帳退避路21に退避させておく(ステップS205)。
基準媒体20が、基準媒体退避路19から主搬送路18上に送り込まれ(ステップS206)、基準媒体20を磁気ストライプ機構部13まで搬送し、基準媒体20の磁気ストライプ26の読取りを開始する(ステップS207)。この基準媒体20の磁気ストライプ26が正常に読取りができたか判断を行い(ステップS208)、正常に読取りができた場合は、装置100の磁気ストライプ機構部14には異常が無く、顧客の通帳の磁気ストライプに異常があると判断できる。
基準媒体20を基準媒体退避路19に退避させ(ステップS209)、次いで顧客の通帳を排出する(ステップS210)。排出したと同時に、顧客が操作を行う画面上には、通帳のデータに異常が見られるため、係員のいる窓口に行き、データの再書込みを促す旨の表示を行う(ステップS211)。
ステップS208において、基準媒体20の磁気ストライプ26が正常に読取りができなかった場合は、顧客の通帳には異常が無く、装置100の磁気ストライプ機構部14に問題があると判断できる。基準媒体20を基準媒体退避路19に退避させ(ステップS212)、次いで顧客の通帳を通帳退避路21から主搬送路18上に搬送し、通帳挿入口11から排出する(ステップS213)。
排出したと同時に、顧客が操作を行う画面上には、通帳に異常はないが、装置に不具合が発生した為、その場所に装置が複数台ある場合は、別の自動取引装置または、窓口に行くように促す表示を行う(ステップS214)。次に、保守センタ9へ装置100のエラー情報、並びに基準媒体20の磁気ストライプ部26で読取ったデータを送信する(ステップS215)。
エラー情報を受取った保守センタ9は、磁気ストライプのデータをもとに不具合調査を行うことが可能である。次の顧客からは通帳以外の取引、例えばキャッシュカードによる入出金取引、振込み等のみを取引可能とすることにより、次の顧客が、この磁気ストライプ機構14に不具合がある自動取引装置で、通帳を取扱う取引を行うことを防ぐことができる(ステップS216)。
他の装置に比べ、不良率が高い部位について調査を行う場合についての一実施例について以下に記述する。例えば、磁気ストライプの読取り、書込み性能の不良率が高い場合は、基準媒体20の磁気ストライプ部24、25、26を用いて、読取り、書込みを行い、そのデータを保守センタ9に送信することにより、保守員はそのデータをもとに原因調査を行うことができる。
また、イメージリーダ12の不良率が高い場合ついては、基準媒体20の印字濃度チェック部29、白エリア部30を用いてそのスキャンしたデータを保守センタ9に送信し、調査を行う。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。上記実施例は、自動取引装置の通帳記帳部について述べたが、通帳記帳や、通帳の新規発行を行う自動通帳発行機等の通帳記帳部にも適用可能である。
本発明の実施例におけるブロック図である。 本発明の現金自動取引装置の通帳記帳部の側面図である。 本発明の点検用基準媒体の一例を示す図である。 本発明の点検用基準媒体の一例を示す図である。 本発明の点検用基準媒体の一例を示す図である。 本発明の実施例を説明するフローチャートである。 本発明の実施例を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
2 回線部
3 通帳記帳部
4 カード処理部
5 電源部
6 表示部
7 入力部
8 入出金部
9 保守センタ
10 保守用端末
11 通帳挿入口
12 イメージリーダ
13 印字機構部
14 磁気ストライプ機構部
15 改頁機構部
16 搬送ローラ
17 センサ
18 主搬送路
19 基準媒体退避路
20 基準媒体
21 通帳退避路
22 制御ユニット
23 基準媒体表紙
24、25、26 磁気ストライプ
27 イメージリーダ、センサ等チェック用中紙
28 バーコード表示部
29 印字濃度チェック部
30 白エリア部
31 バーコード表示部
32 印字用中紙
33 印字エリア部
100 通帳記帳部

Claims (3)

  1. 現金自動取引装置と保守センタとから成る自動取引装置点検システムであって、
    前記現金自動取引装置は、該装置の点検に使用する基準媒体を自装置内に格納しており、保守センタからの遠隔操作にて前記基準媒体を用いて該装置の複数項目の点検を行い、点検結果データを前記保守センタに送信することを特徴とする自動取引装置点検システム。
  2. 請求項1に記載のの自動取引装置点検システムであって、
    前記基準媒体は、少なくとも自装置の磁気ストライプ機構部の読取り及び書込み機能の確認、磁気ストライプ機構部の磁気ヘッドの汚れや磨耗度の確認、イメージリーダ部の印字濃淡の確認、白レベル及び傷や汚れの確認、印字機構部の印字のカスレ有無の確認、印字ドット抜けの確認、センサ部の機能確認、媒体搬送量の確認、媒体の頁めくり機構部のチェック、搬送ローラの傷や汚れの確認を、一つの基準媒体で行うことを特徴とする自動取引装置点検システム。
  3. 請求項1に記載のの自動取引装置点検システムであって、
    前記保守センタでは、不良率の高い部位のある現金自動取引装置に対して前記基準媒体を使用し点検データ採取を行い、採取したデータを他の現金自動取引装置の遠隔点検を行っている保守センタにデータを自動送信することを特徴とする自動取引装置点検システム。

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