JP4945948B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、パワーデバイスの制御駆動用などに用いられる高耐圧ドライバICなどの半導体装置に関する。
パワースイッチングデバイスを用いたインバータ装置などの電力変換装置に対する大きな課題として、低消費電力化、高機能化、小型化、低コスト化あるいは低ノイズ化などがあげられる。これまでIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)とFWD(Free Wheel Diode)の組み合わせで製品化されていたパワーモジュールの分野では、過電流検出および保護、あるいは過熱検出および保護などのインテリジェント機能を搭載して、インバータの動作プログラミングを行うマイコンとIGBTとのインターフェイスの部品(前記のインテリジェント機能部品)をパワーモジュール内に取り込んだIPM(Intelligent Power Module)の需要が年々増加しており、IPMを搭載することで、インバータ装置の小型化が図られている。
しかし、IPMは、従来、パワーモジュールの外で構成していた検出回路あるいは保護回路を、パワーモジュール内に組み込むために、部品点数が増加し、従来のIPMではサイズが大きくなり、またそのコストがアップするという問題があった。そこでこの問題点を解決するために登場したのが上下アームのドライバ機能と各種保護機能を一つのシリコンチップに搭載した高耐圧ドライバIC(ドライバ機能を有するHVIC:High Voltage Integrated Circuit)であり、この高耐圧ドライバIC自身がIGBTの素子耐圧である600Vあるいは1200Vといった高電圧を確保することができるような構造を有している。
図5は、HVICとIGBTとの接続関係を示す図である。図5に示すように、HVIC1は、制御ユニット11、ローサイドゲートドライバ(GDUL)12、レベルシフタ13およびハイサイドゲートドライバ(GDUH)14を有する。制御ユニット11から出力されるローサイドレベルのオン/オフ信号は、GDUL12を介してローサイド側のIGBT21のゲートに入力される。また、ローサイドレベルのオン/オフ信号は、レベルシフタ13によりハイサイドレベルのオン/オフ信号に変換される。そのハイサイドレベルのオン/オフ信号は、GDUH14を介してハイサイド側のIGBT22のゲートに入力される。図5において、符号23および符号24はFWDである。
図6は、高耐圧レベルシフタの概略を示す図である。図6に示すように、高耐圧レベルシフタ13は、nチャネルMOSFET15のドレインにピンチ抵抗16が接続された構成の高耐圧nチャネルMOSFET(HVN)17のドレインに、レベルシフト抵抗18が直列に接続された構成となっている。図6において、VDD、GND、VCC、OUTは、それぞれローサイド電源電位、グランド電位、ハイサイド電源電位およびフローティング電位である。INおよびGATEは、それぞれローサイドレベルのオン/オフ信号およびハイサイドレベルのオン/オフ信号である。また、符号19a〜19dはインバータである。
上述した高耐圧ドライバICにおける高耐圧部と低耐圧部の分離する構造としては、pn接合を用いた自己分離構造および接合分離構造と、SiO2などの誘電体を用いた誘電体分離構造が一般的である。自己分離構造では、例えば、p型基板を用い、その表面に低濃度のn型島領域を作り、その中にCMOSにより構成するドライバ回路などを作り込む。このn型島領域に適切な耐圧構造を設けることによって、高耐圧部と低耐圧部をpn接合容量によって電気的に分離させることができる。
この耐圧構造としては、基板表面に現れるpn接合の電界集中を緩和する目的で、一般的にはRESURF(REduced SURface electric Field)構造が用いられる。これは分離されたn型領域と基板間に逆バイアスが加わると、プレーナ接合の底部にあたる平行平板接合は基板面に対して平行に空乏層が広がるのに対して、この領域の端部では一般的に空乏層が均等に広がりにくく電界が集中しやすいため、このn領域の濃度を低めに設定して、端部を空乏化しやすくするものである。このRESURF構造によって、電界を緩和させて高耐圧特性を得ることができる。
図7は、ハイサイド側のデバイス構造の一例を示す図である。図7に示すように、p型半導体基板31の表面層にnウェルよりなるn型分離拡散領域32が選択的に形成されている。このn型分離拡散領域32の抵抗成分が、上述したピンチ抵抗となる。n型分離拡散領域32の表面層には、自己シールド連結部33を挟んで、横型のHVN34と、このn型分離拡散領域32内で回路構成用に用いられる横型のnチャネルMOSFET(MVN)35および横型のpチャネルMOSFET(MVP)36が形成されている。また、p型半導体基板31の表面層の、n型分離拡散領域32の外側には、p+領域37が形成されている。このp+領域37には、通常、グランド電位が印加される。
耐圧構造を有するn型分離拡散領域32には、ハイサイド側のIGBTのドライブ回路の電源電位が印加される。また、n型分離拡散領域32には、ドライブ回路の基準電位が印加されるp型領域が設けられている。このp型領域は、ハイサイド側のIGBTのエミッタ端子にも接続される。そのため、ローサイド側のIGBTのスイッチングの際に、ローサイド側のIGBTのコレクタ電圧が激しく変動すると、それに伴ってハイサイド側のIGBTのエミッタ端子に急峻なdV/dtが発生する。このdV/dtがHVICに印加され、その大きさは1万〜2万V/μs程度になる場合がある。
このdV/dtがn型分離拡散領域32とp型半導体基板31の接合容量を充放電する際に変位電流が流れる。この変位電流は、適切に処理されていないと、n型分離拡散領域32内に形成された横型素子による寄生トランジスタのベース電流となるため、回路の誤動作や素子の破壊を引き起こす可能性がある。この対策として、本発明者による次の公知技術がある。
第1導電型の第1領域と、第1領域の第1主面の表面層に選択的に形成された第2導電型の第2領域と、第2領域の表面層に選択的に形成された第2導電型の第3領域と、第2領域の表面層に選択的に形成された第1導電型の第4領域を備える半導体装置において、第3領域が第2領域を介して第4領域の周囲に配置されている。そして、第4領域を挟んで位置する第3領域間の最小の間隔(L:単位はμm)と第2領域のシート抵抗(Rs:単位はΩ/□)との関係が、L≦4400/RSを満たすことを特徴とする(例えば、特許文献1参照。)。このようにLとRSを選定することで4万V/μs以上の高dV/dtノイズ耐量を確保することができる。
また、ハイサイド側と同様にローサイド側にもn型分離拡散領域(図3参照)が形成されているため、前記変位電流は、ハイサイド側のn型分離拡散領域32とp型半導体基板31とローサイド側のn型分離拡散領域により構成される寄生トランジスタ(図3参照)のベース電流にもなる。従って、この寄生トランジスタ動作による回路の誤動作や破壊に対する対策が必要である。この対策として、次の公知技術がある。
第1導電型の半導体基板と、該半導体基板上の第2導電型の半導体領域と、該第2導電型の半導体領域から第1導電型の半導体基板に達するトレンチ構造を有し、該トレンチ構造によって、前記半導体領域を第1と第2の領域に分離し、第1と第2の領域の少なくとも一方に、第1導電型ドレイン領域と第1導電型ソース領域を形成しての第1導電型MOSと、前記半導体領域に形成した第1導電型領域内に第2導電型ドレイン領域と第2導電型ソース領域を形成しての第2導電型MOSとを有することを特徴とする(例えば、特許文献2、特許文献3参照。)。このようにトレンチ構造を形成したことによって、半導体装置内に寄生的に形成されている寄生トランジスタや寄生サイリスタが、IGBT等の大容量電源半導体のスイッチング動作による急峻な電圧変化によって寄生動作(バイポーラ動作やラッチアップ動作)を引き起こすのを抑制することができる。
特開2000−236067号公報 特開2004−6555号公報 米国特許第6642583号明細書
しかしながら、上記特許文献2および3に開示された半導体装置では、ハイサイド側のn型分離拡散領域とローサイド側のn型分離拡散領域の間に変位電流を引き抜くための領域としてトレンチ構造を形成しているが、このトレンチ構造を形成するためのプロセスステップ数が増加し、チップコストが増大するという欠点がある。また、変位電流を引き抜くためのトレンチ構造を形成する領域を確保するため、チップ面積が増加し、チップコストが増大するという欠点もある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、コストの増大を招くことなく、十分なdV/dt耐量を有するHVIC等の半導体装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板の第1主面側の表面層に選択的に設けられた、回路領域である第2導電型の第1領域と、前記第1領域から離れて前記半導体基板の第1主面側の表面層に設けられた、前記第1領域よりも低電位を基準とする回路領域である第2導電型の第2領域と、前記半導体基板の第1主面側の表面層の、前記第1領域と前記第2領域の間に設けられた前記半導体基板よりも高濃度の第1導電型の第3領域と、前記第3領域に接触する第1電極と、前記半導体基板の第2主面に接触し、かつ前記第1電極と同電位にされる第2電極と、を備え、前記第1領域と前記第2領域との間隔は、第1導電型の前記半導体基板の少数キャリアの拡散長よりも短いことを特徴とする。
の発明によれば、第1領域に急峻なdV/dtが印加されると、第1領域と半導体基板の接合容量を充放電する電流が流れるが、ほとんどの電流は、第1領域から半導体基板の第2主面へ向かい、第2電極に流れ込むので、第2領域の下側へ流れる電流は少ない。従って、第1領域と半導体基板と第2領域により構成される寄生npnトランジスタが動作するのを防ぐことができる。また、半導体基板の第1の主面側から変位電流を引き抜くための領域がトレンチ構造でないので、プロセスステップ数の増加やチップ面積の増加によるチップコストの増大を回避することができる。
た、の発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記第1領域と前記第2領域との間隔は、100μmよりも短いことを特徴とする。
の発明によれば、半導体基板の第1の主面側から変位電流を引き抜くための領域の占有面積が小さくなるので、チップ面積の増加によるチップコストの増大を回避することができる。
また、の発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記第1領域および前記第2領域には、横型の半導体素子により回路が構成されることを特徴とする。
本発明にかかる半導体装置によれば、コストの増大を招くことなく、十分なdV/dt耐量を有するHVIC等の半導体装置が得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+および−は、それぞれ、それが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。
図1は、本発明にかかる半導体装置の要部の一例を示す断面図である。図1に示す半導体装置はHVICであり、例えばp型半導体基板41を用いて形成されている。このp型半導体基板41の第1主面(おもて面)側の表面層には、第1領域となるハイサイド側のn型分離拡散領域(nウェル)42と、第2領域となるローサイド側のn型分離拡散領域(nウェル)43が、距離xだけ離れて選択的に形成されている。この距離xは、p型半導体基板41の少数キャリアである電子の拡散長よりも短い。例えば、距離xは、100μmよりも短い。
また、p型半導体基板41の第1主面側の表面層の、ハイサイド側のn型分離拡散領域42とローサイド側のn型分離拡散領域43の間の領域には、第3領域として、p型半導体基板41よりも高濃度のp型領域44が、ハイサイド側およびローサイド側のn型分離拡散領域42,43から離れて形成されている。このp型領域44には、第1電極45が接触している。
また、p型半導体基板41の第2主面(裏面)には、第2電極46が接触している。第1電極45と第2電極46は、グランド電位にされる。すなわち、基板電位は、第1電極45と第2電極46の両方によってグランド電位に固定される。ハイサイド側のn型分離拡散領域42およびローサイド側のn型分離拡散領域43には、それぞれ第3電極47および第4電極48が接している。第3電極47は、ハイサイド電源電位VCCにされる。第4電極48は、ローサイド電源電位VDDにされる。
ここで、ハイサイド側およびローサイド側のn型分離拡散領域42,43には、例えば図6に示すような高耐圧レベルシフタを構成するために必要なCMOS回路などが、例えば図7に示すように配置された横型の半導体素子によって形成されている。ただし、図1では、図が繁雑になるのを避けるため、これらの横型の半導体素子を省略している。
次に、図1に示す構成の半導体装置の作用について説明する。従来同様、ローサイド側のIGBTのスイッチングの際、ローサイド側のIGBTのコレクタ電圧が激しく変動するのに伴って、ハイサイド側のIGBTのエミッタ電位に急峻なdV/dtが発生する。それによって、ハイサイド側のn型分離拡散領域42に急峻なdV/dtが印加されることになり、ハイサイド側のn型分離拡散領域42とp型半導体基板41の接合容量を充放電する電流が流れる。
この充放電電流の分布の様子をデバイスシミュレーションを用いて計算した結果(電流密度)を図2に示す。このシミュレーションでは、距離xを20μmとし、dV/dtとして30kV/μsを印加している。図2に太い矢印線51で示すように、ほとんどの充放電電流は、ハイサイド側のn型分離拡散領域42から基板裏面へ向かって流れ、第2電極46に流れ込むことがわかる。
そして、図2に細い矢印線52で示すように、ハイサイド側のn型分離拡散領域42からローサイド側のn型分離拡散領域43へ向かう電流が少なく、p型領域44を介して第1電極45から引き抜かれるので、ローサイド側のn型分離拡散領域43の下側へ回り込む電流は少ないことがわかる。従って、ハイサイド側のn型分離拡散領域42、p型半導体基板41およびローサイド側のn型分離拡散領域43により構成される寄生npnトランジスタは、動作しにくくなる。上述したn型分離拡散領域43の深さは約5μmであり、縦軸の寸法に対して非常に浅く、領域として表示することができない。そのため、図2および下記の図4において、n型分離拡散領域43は表示していない。
比較のため、図3に示すように、p型半導体基板41の裏面に電極を設けない構成について、同様のシミュレーションを行った。シミュレーションの条件は、p型半導体基板41の裏面に第2電極46がないことを除いて、上述した条件と同じである。シミュレーションの結果(電流密度)を図4に示す。基板裏面に電極がないと、充放電電流は、ハイサイド側のn型分離拡散領域42からローサイド側のn型分離拡散領域43へ向かう。
そのうちの一部の電流は、図4に細い矢印線53で示すように、p型領域44を介して第1電極45から引き抜かれるが、ほとんどの電流は、図4に太い矢印線54で示すように、ローサイド側のn型分離拡散領域43の下側へ回り込み、そのn型分離拡散領域43に達することがわかる。そのため、ハイサイド側のn型分離拡散領域42、p型半導体基板41およびローサイド側のn型分離拡散領域43をそれぞれコレクタ、ベースおよびエミッタとする寄生npnトランジスタが動作することになる。
この寄生npnトランジスタの動作は、距離x、すなわちハイサイド側のn型分離拡散領域42とローサイド側のn型分離拡散領域43との間のp型半導体基板41の寸法に大きく依存している。距離xが十分に大きければ、電子がローサイド側のn型分離拡散領域43からp型半導体基板41に注入されても、その電子がハイサイド側のn型分離拡散領域42に到達しないので、寄生npnトランジスタのバイポーラ動作が抑制される。
このように寄生npnトランジスタのバイポーラ動作を抑制し得る距離xの目安は、p型半導体基板41における電子(少数キャリア)の拡散長Lであり、一般的には100μm以上である。しかし、この距離xを100μm以上にすると、ハイサイド側のn型分離拡散領域42とローサイド側のn型分離拡散領域43の間の領域の占有面積が増え、チップ面積の増大を招くため、HVICのコストが増加するという不利益を被ってしまう。
本実施の形態によれば、距離xが、p型半導体基板41の少数キャリアである電子の拡散長よりも短いことによって、チップ面積を大きくしなくてもよいので、チップ面積の増加によるチップコストの増大を回避することができる。また、基板表面から電流を引き抜くためのp型領域44がトレンチ構造ではないので、トレンチ構造を形成するための複雑なプロセスステップが不要であり、プロセスステップ数の増加によるチップコストの増大を回避することができる。また、上述したように、ほとんどの充放電電流が基板裏面の第2電極46から引き抜かれるので、寄生npnトランジスタのバイポーラ動作を防ぐことができる。従って、誤動作や破壊などに対して強い半導体装置が得られる。
以上において本発明は、上述した実施の形態に限らず、種々変更可能である。例えば、実施の形態中に記載した寸法などは一例であり、本発明はそれらの値に限定されるものではない。また、各実施の形態では第1導電型をp型とし、第2導電型をn型としたが、本発明は第1導電型をn型とし、第2導電型をp型としても同様に成り立つ。
以上のように、本発明にかかる半導体装置は、HVIC等の半導体装置に有用であり、特に、パワースイッチングデバイスを用いたインバータ装置などの電力変換装置に適している。
本発明にかかる半導体装置の要部の一例を示す図である。 図1に示す半導体装置の電流密度の分布のシミュレーション結果を示す図である。 裏面電極のない半導体装置の要部の一例を示す図である。 図3に示す半導体装置の電流密度の分布のシミュレーション結果を示す図である。 HVICとIGBTとの接続関係を示す図である。 高耐圧レベルシフタの概略を示す図である。 ハイサイド側のデバイス構造の一例を示す図である。
符号の説明
41 第1導電型の半導体基板
42 第2導電型の第1領域
43 第2導電型の第2領域
44 第1導電型の第3領域
45 第1電極
46 第2電極


Claims (3)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の第1主面側の表面層に選択的に設けられた、回路領域である第2導電型の第1領域と、
    前記第1領域から離れて前記半導体基板の第1主面側の表面層に設けられた、前記第1領域よりも低電位を基準とする回路領域である第2導電型の第2領域と、
    前記半導体基板の第1主面側の表面層の、前記第1領域と前記第2領域の間に設けられた前記半導体基板よりも高濃度の第1導電型の第3領域と、
    前記第3領域に接触する第1電極と、
    前記半導体基板の第2主面に接触し、かつ前記第1電極と同電位にされる第2電極と、
    を備え
    前記第1領域と前記第2領域との間隔は、第1導電型の前記半導体基板の少数キャリアの拡散長よりも短いことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1領域と前記第2領域との間隔は、100μmよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1領域および前記第2領域には、横型の半導体素子により回路が構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
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