JP4942756B2 - 故障検出装置、故障検出方法、および故障検出プログラム - Google Patents

故障検出装置、故障検出方法、および故障検出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、冗長化された複数の入力信号を判定する故障検出装置、故障検出方法、および故障検出プログラムに関するものであり、冗長化された複数の入力信号を比較して得られた一致または不一致を示す比較結果をフィルタリングして複数の入力信号の正常/異常を判定する故障検出装置、故障検出方法、および故障検出プログラムに関するものである。
生産現場では、リモートマスタ局と複数のシーケンサ(リモートI/O局)とを伝送ケーブルなどで接続し、リモートマスタ局と各リモートI/O局とが通信を行なって、リモートI/O局に接続される電磁弁やモータ、センサなどの種々の機器を制御するネットワークが構成される。すなわち、リモートマスタ局が各リモートI/O局を介して当該リモートI/O局に接続される機器を制御・監視する。
また、リモートI/O局には、ユーザによって押しボタンやレバー、スイッチなどの入力手段が操作されたことを検出する入力検出回路が備えられている。この入力検出回路は、1つの入力手段(たとえば、押しボタン)に対応しており、押しボタンが押されたことによって複数のスイッチがオンとなり、スイッチの数だけの入力検出信号を出力する。すなわち、入力検出回路は、1つの入力手段が操作されたことを複数の入力検出信号に冗長化して出力する。
このような冗長化された入力検出信号は、押しボタンおよび入力検出回路(スイッチや配線など)が正常である場合にはすべて同一極性となるが、たとえば、入力検出回路のスイッチの1つに異物が入ったり、電源やアースとの配線が断線した場合などは、冗長化された入力検出信号の少なくとも1つの極性が、他の入力検出信号とは異なることになる。このような状態、すなわち、冗長化された入力検出信号の異常を検出する従来技術として、たとえば、特許文献1がある。
特許文献1には、自動化設備の二重の冗長性を有する2つの信号発信器の誤りの認識および位置発見を行なうために、導線障害だけでなく、発信器の誤りも高い確率で自動的に認識し、またその位置を発見する自動化設備の冗長性を有する信号発信器の誤り検出認識方法に関する技術が開示されている。
具体的には、排他的論理和(XOR)素子である差検出器が2つの信号発信器からの信号が一致しているか否かを検出し、不一致の場合にはタイマ素子を起動して待ち時間Tの計測を開始し、待ち時間Tの計測が終了した時点で、2つの信号発信器からの信号が正常であるか否かの判定を行なうようにしている。
特開平5−225481号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術では、入力信号(2つの発信器からの信号)の不一致を検出するたびに新たにタイマ素子を起動して待ち時間Tの計測を開始するようにしているため、ノイズなどの影響によって入力信号の不一致が頻繁に発生した場合(待ち時間Tの計測中に、再度入力信号の不一致が発生した場合)、待ち時間Tの計測が新たに開始されてしまい、故障を検出することができない、あるいは故障の検出タイミングが遅れてしまうという問題があった。
このような問題を回避するために、不一致を検出するたびに待ち時間Tの計測を開始するのではなく、待ち時間Tの計測を継続し、待ち時間Tが経過した後に入力信号が正常であるか否かを判定することが考えられる。しかしながら、この場合には、待ち時間Tの間の入力信号の変化を考慮することができないという問題が生じてしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、予め定められた時間内の冗長化された入力信号の変化に応じて、正確に故障を検出することができる故障検出装置、故障検出方法、および故障検出プログラムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、冗長化された複数の入力信号の極性が一致しているか否かを比較する比較手段と、予め定められたサンプリング周期毎に比較手段の比較結果を取得し、最新の比較結果から時系列順に、予め定められたサンプリング数の比較結果を保持可能な比較結果記憶手段と、前記サンプリング周期毎に、前記比較結果記憶手段に記憶された複数の比較結果のうち、最新の比較結果から時系列順に、前記予め定められたサンプリング数の比較結果を用いて、前記冗長化された複数の入力信号が正常であるか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、比較手段が、冗長化された複数の入力信号の極性が一致しているか否かを比較し、比較結果記憶手段が、予め定められたサンプリング周期毎に比較手段の比較結果を保持し、判定手段が、比較結果記憶手段に記憶された複数の比較結果のうち、最新の比較結果から時系列順に、予め定められたサンプリング数分の比較結果を用いて、冗長化された複数の入力信号が正常であるか否かを判定するようにしているため、最新の比較結果からサンプリング数分の比較結果の一致、不一致に応じて正常/異常を判定することができる。すなわち、予め定められた「サンプリング周期×サンプリング数」の時間分の冗長化された複数の入力信号の変化に応じて正常/異常を判定することができる故障検出装置を得ることができるという効果を奏する。
図1は、この発明における故障検出装置が適用されるネットワークシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、この発明における故障検出装置の実施の形態1の構成を示すブロック図である。 図3は、この発明における故障検出装置の実施の形態1の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図4は、この発明における故障検出装置の実施の形態1の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図5は、重み付けを行う場合の故障検出装置の構成を示すブロック図である。 図6は、この発明における故障検出装置の実施の形態2の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図7は、この発明における故障検出装置の実施の形態2の構成を示すブロック図である。 図8は、判定閾値による判定や判定パタンによる判定をユーザが選択する場合の故障検出装置の構成を示すブロック図である。 図9は、図8に示した故障検出装置の判定モード設定部に設定される判定条件および重み付けの有無の一覧を示す図である。 図10は、この発明における故障検出装置の実施の形態3の構成を示すブロック図である。 図11は、図10に示した第2の比較結果記憶部の構成の一例を示す図である。 図12は、この発明における故障検出装置の実施の形態3の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図13は、この発明における実施の形態3の故障検出装置が検出する事象を説明するための図である。 図14は、この発明における故障検出装置の実施の形態4の構成を示すブロック図である。 図15は、この発明における故障検出装置の実施の形態4の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 設定部
2 クロック生成部
3 比較部
4 比較結果記憶部
5,5a 判定部
6 第1の比較結果記憶部
7 第2の比較結果記憶部
8 比較結果制御部
9,9a リセット信号生成部
11 サンプリング数設定部
12 サンプリング周期設定部
13 判定閾値設定部
14 判定モード設定部
15 重み付け設定部
16 パタン設定部
18 リセット条件設定部
41−1,41−2,41−3,41−4,41−5,41−n ラッチ
71−1,71−2,71−3,71−m バッファ
以下に、本発明にかかる故障検出装置、故障検出方法、および故障検出プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1〜図4を用いてこの発明の実施の形態1を説明する。図1は、この発明における故障検出装置が適用されるネットワークシステムの構成の一例を示すブロック図である。図1において、ネットワークシステムは、制御・監視対象となる機器81(たとえば、電磁弁やモータ、センサなど)が接続されるリモートI/O局80と、リモートマスタ局90とが、伝送ケーブル91によって接続され、リモートマスタ局90がリモートI/O局80を介して機器81を制御・監視する。
また、リモートI/O局80には、ユーザによって押しボタンやレバー、スイッチなどの入力手段が操作されたことを検出する入力検出回路が備えられており、故障検出装置は、入力検出回路の異常を検出する。入力検出回路は、複数のスイッチを備えている。入力検出回路は、1つの入力手段(たとえば、押しボタン)に対応しており、押しボタンが押されたことによって複数のスイッチがオンとなり、スイッチの数だけの入力検出信号を出力する。すなわち、入力検出回路は、1つの入力手段が操作されたことを複数の入力検出信号に冗長化して出力する。したがって、入力手段および入力検出回路が正常に動作している場合には複数の入力検出信号は同一極性となり、入力手段および入力検出回路が故障した場合や、ノイズの影響を受けた場合には複数の入力検出信号の極性は異なるものとなる。本発明における故障検出装置は、このように冗長化された信号を入力として正常/異常の判定を行うものである。
図2は、本発明における故障検出装置の実施の形態1の構成を示すブロック図である。図1において、故障検出装置は、比較部3、サンプリング数設定部11とサンプリング周期設定部12と判定閾値設定部13とを有する設定部1、クロック生成部2、n(1<n、nは自然数)個のラッチ41(41−1〜41−nを示す)を有する比較結果記憶部4、および判定部5を備えている。
比較部3は、冗長化されたk(1<k,kは自然数)の入力信号X0〜Xkを比較して、入力信号X0〜Xkが全て一致しているか否かを判定する。比較部3は比較結果CMPを比較結果記憶部4に出力する。
設定部1は、故障検出装置の動作に関する各種設定値が設定される。設定部1が保持する各種設定値は、リモートI/O局80に接続される機器81に対する制御パラメータと同様にリモートマスタ局90から通信によって設定される。すなわち、ユーザによって任意に設定可能となっている。
サンプリング周期設定部12には、比較部3からの比較結果を比較結果記憶部4に記憶させるクロックの周期、すなわち比較結果のサンプリング周期が設定される。サンプリング数設定部11には、判定部5が正常/異常の判定に用いる比較結果の数、すなわち比較結果のサンプリング数が設定される。判定閾値設定部13には、判定部5が正常/異常の判定に用いる判定閾値が設定される。
クロック生成部2は、発信器やリモートI/O局80で用いられるクロックを用いてサンプリング周期設定部12に設定されたサンプリング周期のサンプリングクロックを生成し、生成したサンプリングクロックを比較結果記憶部4のラッチ41に供給する。
比較結果記憶部4は、n個のラッチ41によってシフトレジスタを構成し、クロック生成部2から供給されるサンプリングクロックの立ち上がりまたは立下りに同期して、現在時刻から「n×サンプリング周期」前までのn個の比較結果を保持する。図2においては、ラッチ41−1、ラッチ41−2、・・・、ラッチ41−nの順にラッチ41を接続しているので、初段のラッチ41−1に現在のサンプリング周期における比較結果が保持され、ラッチ41−2に現在より1つ前のサンプリング周期における比較結果が保持され、…、ラッチ41−nに現在よりnつ前のサンプリング周期における比較結果が保持される。ラッチ41は、保持した比較結果を判定部5に出力する。
判定部5は、ラッチ41から入力される比較結果のうち、入力信号X0〜Xkの少なくとも1つが不一致であることを示している比較結果の数をカウントするカウント機能を有しており、不一致であることを示す比較結果のカウント値と、サンプリング数設定部11に設定されているサンプリング数と、判定閾値設定部13に設定されている判定閾値とに基づいて、入力信号X0〜Xkの正常/異常を判定する閾値判定処理を行なう。
具体的には、判定部5は、現在の比較結果を保持している初段のラッチ41−1からサンプリング数の数分のラッチ41まで、すなわち現在のサンプリング周期の時間から「サンプリング数×サンプリング周期」時間までのサンプリング数分の比較結果のうち、不一致であることを示す比較結果の数をカウントする。判定部5は、カウント値と判定閾値とを比較し、カウント値が判定閾値以上の場合には異常であると判定し、カウント値が判定閾値より小さい場合には正常であると判定する。判定部5は、判定結果を出力信号Yとして出力する。
図3および図4のタイミングチャートおよび図1を参照して、入力信号の数が「2」(k=2)、サンプリング周期が「T」、サンプリング数が「5」の場合を例に挙げて、この発明における故障検出装置の動作について説明する。
まず、図3のタイミングチャートを参照して、フィルタリング処理時間(「サンプリング周期×サンプリング数」時間であって、この場合は5T)より長く連続して入力信号X0と入力信号X1とが不一致の場合の故障検出装置の動作について説明する。なお、時刻t0以前のラッチ41−1〜41−5は、一致を示す比較結果を保持しているものとする。
時刻t0において、入力信号X0,X1はともに“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを、入力信号X0と入力信号X1が一致していることを示す比較結果(この場合は“L”)にする。ラッチ41−2〜41−5は、前段のラッチ41−1〜41−4の出力を保持し、初段のラッチ41−1は、比較結果CMPを保持する。この場合は、ラッチ41−1〜41−5は、“L”を保持する。判定部5は、ラッチ41−1〜41−5の出力(保持値)が不一致を示す比較結果(この場合は“H”)であるか否かを判定し、不一致を示す比較結果の数をカウントする。ここでは、ラッチ41−1〜41−5の出力はすべて“L”であるので、不一致カウント値は「0」となる。なお、図3においては、参考のために一致を示す比較結果の数も記載している。不一致カウント値が「0」であるので、判定閾値が「1」、「3」、「5」の何れの場合でも、判定部5は出力信号Yを、正常を示す“L”にする。
時刻t0〜時刻t3までの間、入力信号X0,X1は変化しない。よって、時刻t0からサンプリング周期T毎の時刻t1〜t3までは、時刻t0と同様となる。時刻t3aにおいて、入力信号X0が“L”から“H”に変化する。これにより、比較部3は比較結果CMPを入力信号X0と入力信号X1とが不一致であることを示す比較結果(この場合は“H”)にする。
時刻t4において、ラッチ41−2〜41−5は、前段のラッチ41−1〜41−4の出力(“L”)を保持し、初段のラッチ41−1は、比較結果CMP(“H”)を保持する。これにより、判定部5の不一致カウント値は「1」になる。判定閾値が「1」(フィルタリング処理による完全一致判定)の場合、不一致カウント値が判定閾値以上であるので、判定部5は出力信号Yを、異常を検出したことを示す“H”にする。判定閾値が「3」(フィルタリング処理による多数決過半数判定)の場合、および判定閾値が「5」(フィルタリング処理による完全不一致判定)の場合、不一致カウント値が判定閾値より小さいので、判定部5は出力信号を“L”にする。
時刻t3aから時刻t8aまでは、入力信号X0が“H”であって入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較信号を“H”にする。時刻t4から時刻t8までは、サンプリング周期T毎に、ラッチ41−2〜41−5は、前段のラッチ41−1〜41−4の出力を保持し、初段のラッチ41−1は、比較結果CMPを保持する。これにより、時刻t4、t5、t6、t7、t8において、判定部5は不一致カウント値を「1」、「2」、「3」、「4」、「5」とカウントアップする。判定閾値が「3」の場合、時刻t6において不一致カウント値が判定閾値以上となる。よって、判定部5は、出力信号Yを“H”にする。また、判定閾値が「5」の場合、時刻t8において不一致カウント値が判定閾値以上となる。よって、判定部5は、出力信号Yを“H”にする。
時刻t8aにおいて、入力信号X1が“L”から“H”に変化する。入力信号X0と入力信号X1がともに“H”であるので、比較部3は比較結果CMPを “L”にする。ラッチ41−2〜41−5は、前段のラッチ41−1〜41−4の出力(“H”)を保持し、初段のラッチ41−1は、比較結果CMP(“L”)を保持する。これにより、判定部5の不一致カウント値は「4」になる。これにより、判定閾値が「5」の場合には不一致カウント値が判定閾値よりも小さくなり、判定部5は、出力信号Yを“L”にする。
なお、この発明における故障検出装置は、本来同一の信号であるべき複数の入力信号X1〜Xkを出力する入力検出回路の故障を検出するものであり、安全のために冗長化していることを考慮すると、異常を検出した後に正常に戻った場合でも、異常であることを保持しておくことが望ましことがある。よって、判定部5は、異常を検出したことを示す出力信号Yを出力した後は、判定結果に依存することなく出力信号Yを保持するようにしてもよい。この場合、判定部5は、外部から入力されるリセット信号によって出力信号Yを正常であることを示す信号に変化させるようにすればよい。
つぎに、図4のタイミングチャートを参照して、フィルタリング処理時間連続して入力信号X0と入力信号X1とが不一致ではない場合の故障検出装置の動作について説明する。なお、時刻t0以前のラッチ41−1〜41−5は、一致を示す比較結果を保持しているものとする。また、先の図3のタイミングチャートを参照して説明した動作と同じ動作については、その詳細な説明を省略する。
時刻t0,t1においては、入力信号X0,X1はともに“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“L”にし、ラッチ41−2〜41−5はラッチ41−1〜41−4の出力(この場合は“L”)を保持し、初段のラッチ41−1は、比較結果CMP(この場合は“L”)を保持する。ラッチ41−1〜41−5の出力はすべて“L”であるので不一致カウント値は「0」となり、判定部5は、判定閾値が「0」、「3」、「5」の何れであっても出力信号Yを“L”にする。
時刻t1aにおいて、入力信号X0が“L”から“H”に変化したため、比較部3は比較結果を“H”にする。時刻t2において、ラッチ41−2〜41−5はラッチ41−1〜41−4の出力(この場合は“L”)を保持し、初段のラッチ41−1は、比較結果CMP(この場合は“H”)を保持する。これにより、判定部5の不一致カウント値は「1」になり、判定部5は、判定閾値が「1」の場合には出力信号Yを“H”にして保持し、判定閾値が「3」または「5」の場合には出力信号Yを“L”にする。
時刻t1a〜時刻t3の間は、入力信号X0,X1は変化していない。ラッチ41−2〜41−5はラッチ41−1〜41−4の出力を保持し(この場合は、ラッチ41−2が“H”を保持し、ラッチ41−3〜41−5が“L”を保持する)、初段のラッチ41−1は、比較結果CMP(この場合は“H”)を保持する。これにより、判定部5の不一致カウント値は「2」になり、判定部5は、判定閾値が「1」の場合には出力信号Yを“H”に保持し、判定閾値が「3」または「5」の場合には出力信号Yを“L”にする。
時刻t3aにおいて、入力信号X1が“L”から“H”に変化する。これにより、入力信号X0と入力信号X1とはともに“H”になる。よって、比較部3は比較結果CMPを“L”にする。
時刻t4において、ラッチ41−2〜41−5は、前段のラッチ41−1〜41−4の出力を保持し(この場合は、ラッチ41−2が“H”を保持し、ラッチ41−3〜41−5が“L”を保持する)、初段のラッチ41−1は、比較結果CMP(“L”)を保持する。ラッチ41−1が“L”を保持したため、前回のサンプリング時刻t3と同様に、判定部5の不一致カウント値は「2」となり、判定部5は、判定閾値が「1」の場合には出力信号Yを“H”に保持し、判定閾値が「3」または「5」の場合には出力信号Yを“L”にする。
時刻t4aにおいて、入力信号X1が“H”から“L”に変化する。これにより、入力信号X0と入力信号X1とは異なる値となる。よって、比較部3は比較結果CMPを“H”にする。
時刻t5において、ラッチ41−2〜41−5は、前段のラッチ41−1〜41−4の出力を保持し(この場合はラッチ41−2,41−5が“L”を保持し、ラッチ41−3,41−4が“H”を保持する)、初段のラッチ41−1は、比較結果CMP(“H”)を保持する。これにより、判定部5の不一致カウント値は「3」となり、判定部5は、判定閾値「1」または「3」の場合には出力信号Yを“H”に保持し、判定閾値が「5」の場合には出力信号Yを“L”にする。
時刻t5aにおいて、入力信号X1が“L”から“H”に変化する。これにより、入力信号X0と入力信号X1とはともに“H”になる。よって、比較部3は比較結果CMPを“L”にする。
時刻t6において、ラッチ41−2〜41−5は、前段のラッチ41−1〜41−4の出力を保持し(この場合はラッチ41−2,41−4,41−5が“H”を保持し、ラッチ41−3が“L”を保持する)、初段のラッチ41−1は、比較結果CMP(“L”)を保持する。これにより、判定部5の不一致カウント値は「3」となり、判定部5は、判定閾値「1」または「3」の場合には出力信号Yを“H”に保持し、判定閾値が「5」の場合には出力信号Yを“L”にする。
時刻t5a以後、入力信号X0,X1は変化しない。よって、時刻t5a以後入力信号X0,X1の一方だけが変化するまでの間、比較部3の比較結果CMPは“L”のままとなる。時刻t6以降のサンプリング時刻において、ラッチ41−2〜41−5は前段のラッチ41−1〜41−4の出力を保持し、初段のラッチ41−1は比較結果CMPである“L”を保持する。これにより、時刻t8において、判定部5の不一致カウント値は「1」となり、時刻t10において、判定部5の不一致カウント値は「0」となる。
このように、この実施の形態1においては、比較部3が、冗長化された複数の入力信号X0〜Xkの極性が一致しているか否かを比較し、比較結果記憶部4が、サンプリング周期設定部12に設定されたサンプリング周期毎に比較部3の比較結果を保持し、判定部5が、最新の比較結果から時系列順にサンプリング数設定部11に設定されたサンプリング数分の比較結果のうち、入力信号X0〜Xkの極性が不一致であることを示す不一致比較結果の数をカウントし、カウント値が判定閾値設定部13に設定されている判定閾値以上の場合には入力信号X0〜Xkが異常であると判定し、カウント値が判定閾値より小さい場合には正常であると判定するようにしているため、最新の比較結果から時系列順にサンプリング数分の比較結果の一致、不一致の比に応じて正常/異常を判定することができる。すなわち、予め定められた「サンプリング周期×サンプリング数」の時間分の入力信号X0〜Xkの変化に応じて正常/異常を判定することができる。
また、この実施の形態1においては、サンプリング数、サンプリング周期、および判定閾値を外部からサンプリング数設定部11、サンプリング周期設定部12、および判定閾値設定部13に設定可能にしているため、判定に用いる比較結果の数、比較結果を保持する時間、および正常/異常を判定する一致、不一致の数の比を変更することができ、本装置を適用するシステムに応じて冗長化された入力信号X0、X1の正常/異常の判定基準を変更することができる。
なお、入力信号X0、X1の極性が不一致であることを示す不一致比較結果の数をカウントする際に、重み付けを行うようにしてもよい。重み付けは、たとえば、信号波形が部分的に多項式曲線によって近似できると仮定して、この曲線への適合を行う多項式適合法を用いて多項式の次数に依存するように設定する。
図5は、重み付けを行う場合の故障検出装置の構成を示すブロック図である。図5に示した故障検出装置は、先の図2の故障検出装置の設定部1に判定モード設定部14および重み付け設定部15が追加されている。なお、図2に示した故障検出装置と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
判定モード設定部14には、重み付けを行うか否かを示すモードが設定される。重み付け設定部15には、現在のサンプリング周期から時系列にサンプリング数分のサンプリング周期までのサンプリング数分の重み付け(重み係数)が設定される。たとえば、サンプリング数を「5」とした場合、ラッチ41−1〜41−5に対応付けた重み係数W1〜W5が設定される。
判定モード設定部14に重み付けを行わないことを示す「重み付けなしモード」が設定されている場合、判定部5は、上述したように、入力信号X0、X1の極性が不一致であることを示す不一致比較結果を「1」としてカウントし、カウント値と判定閾値とを比較して正常/異常の判定を行う。判定モード設定部14に重み付けを行うことを示す「重み付けありモード」が設定されている場合、判定部5は、入力信号X0、X1の極性が不一致であることを示す不一致比較結果を「1」とし、この不一致比較結果を保持しているラッチ41−1〜41−5に対応付けられた重み係数W1〜W5を乗算した値をカウント値としてカウントする。そして、カウント値と判定閾値とを比較して正常/異常の判定を行う。
このように、不一致比較結果に重み係数を乗算した値をカウントすることによってサンプリング周期毎の比較結果の時系列に重み付けを行うことにより、全ての比較結果を同等に扱う場合と比較して、よりきめ細かな判定を行うことができる。
なお、この実施の形態1においては、入力信号X0〜Xkの少なくとも1つの極性が不一致であることを示す比較結果をカウントして判定閾値と比較するようにしたが、入力信号X0〜Xk全ての極性が一致していることを示す比較結果をカウントして判定閾値と比較するようにしてもよい。この場合、判定部5は、カウント値が判定閾値以上の場合には正常であることを示す出力信号Yを出力し、カウント値が判定閾値より小さい場合には異常であることを示す出力信号Yを出力するようにすればよい。
実施の形態2.
図6および図7を参照して、この発明の実施の形態2を説明する。この発明における故障検出装置に入力される入力信号は、押しボタンやレバー、スイッチなどの入力手段が操作されたことを検出する入力検出回路に備えられた複数のスイッチが、対応する1つの入力手段が操作されたことによってオンとなって生成される冗長化された信号である。よって、入力信号は、アナログ信号か、アナログ信号をデジタル信号に変換した信号である。入力信号がアナログ信号の場合、比較部3において、各アナログの入力信号をそれぞれ予め定められた閾値と比較し、アナログの入力信号が閾値以上の場合には“H”と判定し、アナログの入力信号が閾値より小さい場合には“L”と判定してそれぞれが一致しているか否かを判定する。また、入力信号がデジタル信号の場合は、入力検出回路が冗長化された各アナログの信号をそれぞれ予め定められた閾値と比較し、アナログの信号が閾値以上の場合には“H”とし、アナログの信号が閾値より小さい場合には“L”としたデジタル信号を生成する。すなわち、入力検出回路と比較部3とのどちらかがスイッチがオンになったことによって生成されたアナログの信号をデジタルに変換する場合でも、閾値との比較によって“H”または”L”が決定される。
ここで、図6に示すように、入力信号X0、X1を“H”または“L”と判定する閾値が閾値Thであって、入力信号X0に対応するアナログ信号が点線で示すように閾値Thと“H”を示す電圧値との間にある場合には入力信号X0は“H”となり、入力信号X1に対応するアナログ信号が破線で示すように“L”を示す電圧値と閾値Thとの間になる場合には入力信号X1は“L”となる。よって、図6においては、サンプリング周期である時刻t0、t1、t5、およびt9では、比較部3は入力信号X0、X1が不一致であることを示す比較結果を出力し、時刻t2、t3、t4、t6、t7、t8、t10、およびt11では、比較部3は、入力信号X0、X1が一致していることを示す比較結果を出力する。よって、サンプリング数が「5」、判定閾値「3」、「重み付けなしモード」の条件においては、時刻t0、t6、t7、t8、t10、およびt11では不一致カウンタのカウント値は「1」となり、時刻t1、t2、t3、t4、t5、およびt9では不一致カウンタのカウント値は「2」となって、判定部5は正常であることを示す出力信号Y(この場合は“L”)を出力する。
しかしながら、入力信号X0、X1の元となるアナログ信号は、両信号ともに不安定な状態であり、かつその状態が周期的に連続しており、本来同一の信号であるべき複数の入力信号X1〜Xkを出力する入力検出回路の故障を検出するものであり、安全のために冗長化していることを考慮すると、このようなアナログ信号の不安定な状態や、周期的な不一致について検出可能にすることが望ましい。
たとえば、判定閾値を小さくしておけば、たとえば、不一致比較結果をカウントする場合には全数一致を正常とするように判定閾値を「1」としておくことで、図6のような入力信号X0、X1においても異常を検出することはできる。しかしながら、判定閾値を「1」とした場合、スイッチの特性による信号のずれや、ノイズなどによる不一致が1つでもあると異常を検出してしまい、その度にシステムを停止させなければならず、サンプリング周期毎の比較結果を用いた判定を十分に生かすことができなくなってしまう。
このような問題を改善するために、この実施の形態2では、閾値による判定ではなく、サンプリング周期毎の比較結果のパタンによって冗長化された入力信号の正常/異常を判定する。
図7は、この発明における故障検出装置の実施の形態2の構成を示すブロック図である。図7に示したこの実施の形態2の故障検出装置は、先の図2に示した実施の形態1の故障検出装置の設定部1から判定閾値設定部13が削除され、判定閾値設定部13の代わりにパタン設定部16が追加されている。先の図2に示した実施の形態1の故障検出装置と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
パタン設定部16には、現在のサンプリング周期から時系列にサンプリング数分のサンプリング周期までのサンプリング数分の一致・不一致を示す判定パタンが設定される。具体的には、たとえば、サンプリング数を「5」とした場合、ラッチ41−1〜41−5に対応付けた判定パタンが登録される。なお、判定パタンは、複数あってもかまわない。
判定部5は、サンプリング周期毎に、現在のサンプリング周期から時系列にサンプリング数分のサンプリング周期までの比較結果のパタンとパタン設定部16に登録されている判定パタンとを比較し、比較結果のパタンと判定パタンとが一致している場合には異常であると判定し、比較結果のパタンと判定パタンとが不一致の場合には正常であると判定する。なお、パタン設定部16に登録されている判定パタンが複数ある場合には、少なくとも1つの判定パタンと一致した場合に異常であると判定するようにすればよい。
つぎに、図6のタイミングチャートと図7を参照して、入力信号の数が「2」(k=2)、サンプリング周期が「T」、サンプリング数が「5」、判定パタンが「不一致・一致・一致・一致・不一致(“HLLLH”)」の場合を例に挙げて、この実施の形態2の故障検出装置の動作を説明する。なお、この実施の形態2の故障検出装置と先の実施の形態1の故障検出装置との相違点は、判定部5の判定動作のみであり、比較部3、クロック生成部2、および比較結果記憶部4の動作は同じであるので、実施の形態1と同じ動作については、その詳細な説明を省略する。
時刻t0において、入力信号X0が“H”であって、入力信号X1が “L”であるので、比較部3は比較結果CMPを、入力信号X0と入力信号X1が不一致であることを示す比較結果(この場合は“H”)にし、ラッチ41−1は“H”を保持し、ラッチ41−2〜41−5は“L”を保持する。これにより、ラッチ41−1〜41−5の比較結果のパタンは時系列で“HLLLL”となる。判定部5は、パタン設定部16に設定されている判定パタン“HLLLH”と時系列のパタン“HLLLL”とを比較する。比較の結果は不一致であるので、判定部5は、出力信号Yを、正常を示す“L”にする。
時刻t1において、時刻t0と同様に入力信号X0、X1が不一致であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、ラッチ41−1、41−2は“H”を保持し、ラッチ41−3〜41−5は“L”を保持する。これにより、ラッチ41−1〜41−5の比較結果のパタンは時系列で“HHLLL”となり、判定パタン“HLLLH”とは不一致であるので、判定部5は、出力信号Yを“L”にする。
時刻t2において、入力信号X0、X1はともに“L”であるので比較部3は比較結果を、入力信号X0、X1が一致していることを示す比較結果(この場合は“L”)にし、ラッチ41−1、41−4、41−5は“L”を保持し、ラッチ41−2、41−3は“H”を保持する。これにより、ラッチ41−1〜41−5の比較結果のパタンは時系列で“LHHLL”となり、判定パタン“HLLLH”とは不一致であるので、判定部5は、出力信号Yを“L”にする。
時刻t3において、入力信号X0、X1は“L”であるので比較部3は比較結果を“L”にし,ラッチ41−1、41−2、41−5は“L”を保持し、ラッチ41−3、41−4は“H”を保持する。これにより、ラッチ41−1〜41−5の比較結果のパタンは時系列で“LLHHL”となり、判定パタン“HLLLH”とは不一致であるので、判定部5は、出力信号Yを“L”にする。
時刻t4において、入力信号X0、X1は“L”であるので比較部3は比較結果を“L”にし、ラッチ41−1〜41−3は“L”を保持し、ラッチ41−4、41−5は“H”を保持する。これにより、ラッチ41−1〜41−5の比較結果のパタンは時系列で“LLLHH”となり、判定パタン“HLLLH”とは不一致であるので、判定部5は出力信号Yを“L”にする。
時刻t5において、入力信号X0が“H”であって、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果を“H”にし、ラッチ41−1、41−5は“H”を保持し、ラッチ41−2〜41−4は“L”を保持する。これにより、ラッチ41−1〜41−5の比較結果のパタンは時系列で“HLLLH”となり、判定パタン“HLLLH”と一致する。よって、判定部5は出力信号を、異常を示す“H”にする。
このように、この実施の形態2においては、比較部3が、冗長化された複数の入力信号X0、X1の極性が一致しているか否かを比較し、比較結果記憶部4が、サンプリング周期設定部12に設定されたサンプリング周期毎に比較部3の比較結果を保持し、判定部5が、現在のサンプリング周期から時系列にサンプリング数設定部11に設定されたサンプリング数分のサンプリング周期までのサンプリング数分の比較結果を現在のサンプリング周期の比較結果から順に時系列に並べた一致・不一致のパタンと、設定部1のパタン設定部16に設定されている判定パタンとを比較し、一致・不一致のパタンと判定パタンとが一致している場合には異常であると判定し、一致・不一致のパタンと判定パタンとが不一致の場合には正常であると判定しているため、予め定められた「サンプリング周期×サンプリング数」の時間分の入力信号X0,X1の変化に応じて正常/異常を判定することができるとともに、閾値判定では検出できない入力信号X0,X1の異常についても検出することができる。
なお、この実施の形態2においては、ラッチ41−1〜41−5が保持している比較結果のパタンを時系列に並べたパタンと判定パタンとが一致した場合に異常であると判定し、ラッチ41−1〜41−5が保持している比較結果のパタンを時系列に並べたパタンと判定パタンとが不一致の場合に正常であると判定するようにしたが、ラッチ41−1〜41−5が保持している比較結果のパタンを時系列に並べたパタンと判定パタンとが一致した場合に正常であると判定し、ラッチ41−1〜41−5が保持している比較結果のパタンを時系列に並べたパタンと判定パタンとが不一致の場合に異常であると判定するようにしてもよい。なお、一致した場合に正常であると判定する場合には、判定パタンの数が多くなることが考えられるので、先の実施の形態1で説明した閾値判定と組み合わせて用いることが好ましい。たとえば、閾値判定によって異常であると判定される場合でも、判定パタンと一致した場合、すなわち特定のパタンの場合には正常であると判定する。
図8は、判定閾値による判定や判定パタンによる判定をユーザが選択する場合の故障検出装置の構成を示すブロック図である。図8に示した故障検出装置は、先の図5に示した故障検出装置の設定部1に、実施の形態2のパタン設定部16が追加されている。
図9は、図8に示した故障検出装置の判定モード設定部14に設定される判定条件および重み付けの有無の一覧を示している。判定モード設定部14に閾値判定を行うモード(重み付けなし)が設定されている場合には、先の実施の形態1で説明したように、判定部5は、ラッチ41の比較結果の中で不一致を示す比較結果、または一致を示す比較結果の数をカウントし、カウント値と判定閾値設定部13に設定されている判定閾値とを比較して正常/異常を判定する。
判定モード設定部14に閾値判定を行うモード(重み付けあり)が設定されている場合には、先の実施の形態1で説明したように、判定部5は、ラッチ41の比較結果の中で不一致を示す比較結果、または一致を示す比較結果を「1」とし、この比較結果に当該ラッチ41に対応付けて重み付け設定部15に設定されている重み係数を乗算した値をカウントし、カウント値と判定閾値設定部13に設定されている判定閾値とを比較して正常/異常を判定する。
判定モード設定部14に、パタン判定を行うモードが設定されている場合には、この実施の形態2で説明したように、判定部5は、ラッチ41の比較結果を時系列に並べたパタンとパタン設定部16に設定された判定パタンとを比較して、正常/異常を判定する。
判定モード設定部14に、閾値判定(重み付けあり/なし)またはパタン判定を行うモードが設定されている場合には、判定部5は、閾値判定(重み付けあり/なし)およびパタン判定による正常/異常の判定を行い、一方の判定結果が異常となった場合に異常であると判定する。
判定モード設定部14に、閾値判定(重み付けあり/なし)およびパタン判定を行うモードが設定されている場合には、判定部5は閾値判定(重み付けあり/なし)およびパタン判定による正常/異常の判定を行い、両者の判定結果が異常となった場合に異常であると判定する。
実施の形態3
図10〜図12を用いてこの発明の実施の形態3を説明する。先の実施の形態1では、比較部3が判定した入力信号X0〜Xkの比較結果を、ラッチ41によってシフトレジスタを構成した比較結果記憶部4に時系列に記憶するようにしているため、サンプリング数分のラッチ41が必要となる。そのため、サンプリング数が多くなるとラッチ41の数も多くなり、リソースが過大となるという問題がある。
このような問題を改善するために、この実施の形態3では、比較結果記憶部を時系列に比較結果を記憶する第1の比較結果記憶部と、判定に用いる比較結果(不一致または一致)のカウント値を記憶する第2の比較結果記憶部とで構成し、サンプリング数が多い場合でもリソースの増加を抑制するものである。
図10は、この発明における故障検出装置の実施の形態3の構成を示すブロック図である。図10に示したこの実施の形態3の故障検出装置は、先の図2に示した実施の形態1の故障検出装置の判定部5の代わりに判定部5aを備え、第2の比較結果記憶部7、比較結果制御部8、およびリセット信号生成部9が追加されている。先の図2に示した実施の形態1の故障検出装置と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。なお、図10に示した第1の比較結果記憶部6の構成および機能は、先の図2に示した比較結果記憶部4と同じである。
第2の比較結果記憶部7は、「n×サンプリング周期」毎に、現在時刻から「n×サンプリング周期」前までのn個の比較結果の不一致または一致の数、すなわち第1の比較結果記憶部6のラッチ41−1〜41−nが保持している比較結果のうち、不一致であることを示す比較結果のカウント値を最大m(mは自然数)個保持する。
図11は、図10に示した第2の比較結果記憶部7の構成の一例を示す図である。図11において、第2の比較結果記憶部7は、m個のバッファ71(71−1〜71−mを示す)をポインタ値で指定する一般的なリングバッファで構成されている。ここでは、ポインタ値1がバッファ71−1を示し、ポインタ値2がバッファ71−2を示し、・・・、ポインタ値mがバッファ71−mを示すものとする。
図10に戻って、比較結果制御部8は、第2の比較結果記憶部7への比較結果のカウント値の書き込み、および第2の比較結果記憶部7から比較結果のカウント値の読み出しを制御する。
たとえば、第2の比較結果記憶部7を先の図11に示したリングバッファで構成した場合、比較結果制御部8は、自装置の電源投入時やリセット時に実行される初期動作時に、サンプリング数設定部11に設定されたサンプリング数、サンプリング周期設定部12に設定されたサンプリング周期、および第1の比較結果記憶部6のラッチ41の数に基づいて、必要なバッファ71の数、および第2の比較結果記憶部7に比較結果のカウント値を記憶させる書き込み周期を求める。
第1の比較結果記憶部6のラッチ41の数をnとし、サンプリング数をLとすると必要なバッファ71の数h(h≦m、hは自然数)は、
h=(L−n)/n ・・・ (式1)
で求めることができる。
第1の比較結果記憶部6のラッチ41の数をnとし、サンプリング周期をTとすると、書き込み周期Twは、
Tw=n×T ・・・ (式2)
で求めることができる。
比較結果制御部8は、上記(式1)および(式2)によって求めた必要なバッファ71の数(以下、有効バッファ数hと呼ぶ)および書き込み周期と、クロック生成部2によって生成されるサンプリング周期のサンプリングクロックCLKとに基づいて、第2の比較結果記憶部7の制御信号(書き込み信号WT、書き込みポインタ値WP、読み出し信号RT、読み出しポインタ値RPなど)を生成し、生成した制御信号を第2の比較結果記憶部7に出力する。また、制御信号の1つである書き込み信号WTをリセット信号生成部9に出力する。
より具体的には、比較結果制御部8は、書き込み周期Tw毎に書き込み信号WTおよび書き込みポインタ値WPを出力する。また、比較結果制御部8は、サンプリング周期Tと等しい値となる読み出し周期Tr毎に読み出し信号RTと読み出しポインタ値RPを第2の比較結果記憶部7に出力してバッファ71が保持している値を判定部5aに出力させる。
判定部5aは、ラッチ41から入力される比較結果および第2の比較結果記憶部7から入力される値に基づいて、現在時刻から「サンプリング数×サンプリング周期」前までの時間内の比較結果のうち、不一致であることを示す比較結果の数を求め、求めた数と、サンプリング数設定部11に設定されているサンプリング数と、判定閾値設定部13に設定されている判定閾値とに基づいて、入力信号X0〜Xkの正常/異常を判定する閾値判定処理を行なう。
具体的には、判定部5aは、ラッチ41から入力される比較結果のうち、入力信号X0〜Xkの少なくとも1つが不一致であることを示している比較結果の数をカウントするカウント機能と、このカウント機能によってカウントされたカウント値と第2の比較結果記憶部7から入力される値とを加算する加算機能と、この加算機能によって得られた値と、サンプリング数設定部11に設定されているサンプリング数と、判定閾値設定部13に設定されている判定閾値とに基づいて、入力信号X0〜Xkの正常/異常を判定する閾値判定処理を行なう。
より具体的には、判定部5aは、カウント機能によって、現在の比較結果を保持している初段のラッチ41−1から最終段のラッチ41ーnまで、すなわち現在のサンプリング周期の時間から「ラッチ41の数n×サンプリング周期」時間までのn個の比較結果のうち、不一致であることを示す比較結果の数をカウントし、このカウント値を第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値とする。
判定部5aは、加算機能によって、カウント機能によってカウントした第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値と、第2の比較結果記憶部7によって保持された不一致カウント値、すなわち最新の値が書き込まれたバッファ71から有効バッファ数h前までのバッファ71に書き込まれた値とを加算して、サンプリング数分の比較結果のうち、不一致であることを示す比較結果のカウント数(不一致総カウント数)を求める。
判定部5aは、加算機能によって求めた不一致総カウント数と判定閾値とを比較し、不一致総カウント数が判定閾値以上の場合には異常であると判定し、不一致総カウント数が判定閾値より小さい場合には正常であると判定する。判定部5aは、判定結果を出力信号Yとして出力する。また、判定部5aは、加算機能によって求めた第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを第2の比較結果記憶部7に出力する。
リセット信号生成部9は、比較結果制御部8によって第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTが第2の比較結果記憶部7に保持された後に、リセット信号RES1をラッチ41に出力し、ラッチ41の値をリセットする。この場合は、ラッチ41が保持する値を比較結果が一致を示す値にする。
図12のタイミングチャート、図10、および図11を参照して、入力信号の数が「2」(k=2)、ラッチ41の数が「3」(n=3)、サンプリング周期が「T]、サンプリング数が「12」の場合を例に挙げて、この発明における故障検出装置の動作について説明する。
図12においては、ラッチ数が「3」、サンプリング数が「12」であるので、上記(式1)および(式2)により、有効バッファ数hは「3」となり、書き込み周期Twは「3T」となる。また、読み出し周期Trは「T」となる。
時刻t0において、比較部3は入力信号X0と入力信号X1との比較結果CMPを出力する。ここでは、入力信号X0は“H”であり、入力信号X1は“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを、入力信号X0と入力信号X1とが不一致であることを示す比較結果(この場合は“H”)にする。ラッチ41−2,41−3は、前段のラッチ41−1,41−2の出力を保持し、初段のラッチ41−1は、比較結果CMPを保持する。この場合は、ラッチ41−1は“H”を保持し、ラッチ41−2〜41−3は、“L”を保持する。
一方、比較結果制御部8は、読み出し信号RTをアサート(この場合は“H”)にし、読み出しポインタ値を「1」、「2」、「3」として、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合はすべて「0」)を判定部5aに出力させた後に読み出し信号RTをネゲート(この場合は“L”)にする。
判定部5aは、ラッチ41ー1〜ラッチ41−3の出力が不一致を示す比較結果(この場合は“H”)であるか否かを判定し、不一致を示す比較結果の数をカウントする。ここでは、ラッチ41−1の出力が“H”であり、ラッチ41−2,41−3の出力が“L”であるので、不一致を示す比較結果の数(第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT)は、「1」となる。
判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTにバッファ71−1〜71−3から入力された値を加算して不一致総カウント値を求める。ここでは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値が「1」であり、バッファ71−1〜71−3から入力される値はすべて「0」であるので、不一致総カウント値は「1」となる。また、ここでは判定閾値が「7」であるので、判定部5aは出力信号Yを、正常を示す“L”にする。
以下、上述した時刻t0における一連の動作、すなわちラッチ41−2,41−3が前段のラッチ41−1,41−2の出力を保持し、ラッチ41−1が比較結果COMを保持する第1の比較結果記憶処理動作、比較結果制御部8がバッファ71−1〜71−3を制御してバッファ71−1〜71−3が保持する値を判定部5aに出力させる第2の比較結結果出力処理動作、および判定部5aが第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値を求め、求めた第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値とバッファ71−1〜71−3から入力される値とを加算して不一致総カウント値を求めて判定閾値と比較して出力信号Yを出力する判定処理動作と合わせて書き込み周期内処理動作と呼ぶことがある。この書き込み周期内処理動作は、サンプリング時刻毎に実行される。
時刻t1においては、第2の比較結果記憶部7のバッファ71への書き込み周期と一致するサンプリング期間ではないので、時刻t0と同様に書き込み周期内処理動作のみを行う。ここでは、入力信号X0が“H”であり、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1,41−2は“H”を保持し、ラッチ41−3は“L”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、すべて「0」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値(この場合は「2」)と、不一致総カウント値(この場合は「2」)とを求めて出力信号Y(この場合は“L”)を出力する。
時刻t2においては、第2の比較結果記憶部7のバッファ71への書き込み周期と一致するサンプリング期間であるので、書き込み周期内処理動作を行った後に、第2の比較結果記憶部7であるバッファ71への書き込み処理を行う。まず、時刻t2において、時刻t0,t1と同様に書き込み周期内処理動作を行なう。
ここでは、入力信号X0が“H”であり、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1〜41−3は“H”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、すべて「0」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「3」)と、不一致総カウント値(この場合は「3」)とを求めて出力信号Y(この場合は“L”)を出力する。また、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「3」)を第2の比較結果記憶部7に出力する。
時刻t2から始まるサンプリング時刻における書き込み周期内周期動作が終了した後の時刻t2aにおいて、比較結果制御部8は、書き込み信号WTおよび書き込みポインタ値WPを制御して、第2の比較結果記憶部7のバッファ71に第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを保持させる。
ここでは、比較結果制御部8は、書き込み信号WTをアサート(この場合は“H”)にし、書き込みポインタ値を「1」にして、バッファ71−1に不一致カウント値CNT(この場合は「3」)を保持させる。バッファ71−1が第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを保持した後の時刻t2bにおいて、比較結果制御部8は、書き込み信号WTをネゲート(この場合は“L”)にする。
時刻t2bにおいて、書き込み信号WTがネゲートになったことによって、バッファ71−1が第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを保持したことを認識すると、リセット信号生成部9は、リセット信号RES1をアサート(この場合は“H”)にする。これにより、ラッチ41−1〜41−3は出力を比較結果が一致を示す値(この場合は“L”)にリセットする。リセット信号生成部9は、ラッチ41−1〜41−3の出力が“L”になった後にリセット信号RES1をネゲート(この場合は“L”)にする。
以下、時刻t2aから時刻t2bにおける一連の動作、すなわち、比較結果制御部8が書き込み信号WTおよび書き込みポインタ値WPを制御して第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを書き込みポインタ値WPが示すバッファ71に保持させる第2の比較結果記憶処理動作と、リセット信号生成部9がラッチ41−1〜41−3の値をリセットする第1の比較結果リセット処理動作とを合わせて書き込み周期処理動作と呼ぶことがある。
時刻t3,t4においては、時刻t0と同様に第2の比較結果記憶部7のバッファ71への書き込み周期と一致するサンプリング期間ではないので、時刻t0と同様に書き込み周期内処理動作のみを行う。
時刻t3においては、入力信号X0が“H”であり、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1は“H”を保持し、ラッチ41−2,41−3は“L”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、バッファ71−1が「3」であり、バッファ71−2,71−3が「0」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値(この場合は「1」)と、不一致総カウント値(この場合は「4」)とを求めて出力信号Y(この場合は“L”)を出力する。
また、時刻t4においては、入力信号X0,X1ともに“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“L”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1,41−3は“L”を保持し、ラッチ41−2は“H”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、バッファ71−1が「3」であり、バッファ71−2,71−3が「0」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値(この場合は「1」)と、不一致総カウント値(この場合は「4」)とを求めて出力信号Y(この場合は“L”)を出力する。
時刻t5においては、第2の比較結果記憶部7のバッファ71への書き込み周期と一致するサンプリング期間であるので、時刻t2と同様に書き込み周期内処理動作を行った後に、第2の比較結果記憶部7であるバッファ71への書き込み処理を行う。まず、時刻t5において、時刻t0と同様に書き込み周期内処理動作を行なう。
ここでは、入力信号X0が“H”であり、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1,41−3は“H”を保持し、ラッチ41−2は“L”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、バッファ71−1が「3」であり、バッファ71−2,71−3が「0」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「2」)と、不一致総カウント値(この場合は「5」)とを求めて出力信号Y(この場合は“L”)を出力する。また、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「2」)を第2の比較結果記憶部7に出力する。
時刻t5から始まるサンプリング時刻における書き込み周期内周期動作が終了した後の時刻t5aから、書き込み周期処理動作を行なう。まず、時刻t5aにおいて、第2の比較結果記憶処理動作によって第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを第2の比較結果記憶部7のバッファ71に保持させる。ここでは、比較結果制御部8は、書き込みポインタ値WPを1つ進めた値(この場合は、「2」)として、バッファ71−2に第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「2」)を保持させる。バッファ71−2が第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを保持した後の時刻t5bにおいて、比較結果制御部8は、書き込み信号WTを“L”にする。
時刻t5bにおいて、第1の比較結果リセット処理動作によって、リセット信号生成部9は、リセット信号RES1を“H”にして、ラッチ41−1〜41−3の出力を“L”にリセットし、ラッチ41−1〜41−3の出力が“L”になった後にリセット信号RES1を“L”にする。
時刻t6,t7は、時刻t0と同様に書き込み周期内処理動作のみを行う。時刻t6においては、入力信号X0が“H”であり、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1は“H”を保持し、ラッチ41−2,41−3は“L”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、バッファ71−1が「3」であり、バッファ71−2が「2」であり,71−3が「0」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値(この場合は「1」)と、不一致総カウント値(この場合は「6」)とを求めて出力信号Yを“L”にする。
時刻t7においては、入力信号X0が“H”であり、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1,41−2は“H”を保持し、ラッチ41−3は“L”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、バッファ71−1が「3」であり、バッファ71−2が「2」であり,71−3が「0」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値(この場合は「2」)と、不一致総カウント値(この場合は「7」)とを求める。ここで、判定閾値が「7」であるので、判定部5aは、出力信号Yを異常であることを示す値(ここでは“H”)にする。
時刻t8においては、第2の比較結果記憶部7のバッファ71への書き込み周期と一致するサンプリング期間であるので、時刻t2と同様に書き込み周期内処理動作を行った後に、第2の比較結果記憶部7であるバッファ71への書き込み処理を行う。まず、時刻t8において、時刻t0と同様に書き込み周期内処理動作を行なう。
ここでは、入力信号X0が“H”であり、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1〜41−3は“H”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、バッファ71−1が「3」であり、バッファ71−2が「2」であり,バッファ71−3が「0」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「3」)と、不一致総カウント値(この場合は「8」)とを求めて出力信号Yを“H”にする。また、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「3」)を第2の比較結果記憶部7に出力する。
時刻t8から始まるサンプリング時刻における書き込み周期内周期動作が終了した後の時刻t8aから、書き込み周期処理動作を行なう。まず、時刻t8aにおいて、第2の比較結果記憶処理動作によって第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを第2の比較結果記憶部7のバッファ71に保持させる。ここでは、比較結果制御部8は、書き込みポインタ値WPを1つ進めた値(この場合は、「3」)として、バッファ71−3に第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「3」)を保持させる。バッファ71−3が第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを保持した後の時刻t8bにおいて、比較結果制御部8は、書き込み信号WTを“L”にする。
時刻t8bにおいて、第1の比較結果リセット処理動作によって、リセット信号生成部9は、リセット信号RES1を“H”にして、ラッチ41−1〜41−3の出力を“L”にリセットし、ラッチ41−1〜41−3の出力が“L”になった後にリセット信号RES1を“L”にする。
時刻t9,t10は、時刻t0と同様に書き込み周期内処理動作のみを行う。時刻t10においては、入力信号X0が“H”であり、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1は“H”を保持し、ラッチ41−2,41−3は“L”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、バッファ71−1が「3」であり、バッファ71−2が「2」であり,71−3が「3」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値(この場合は「1」)と、不一致総カウント値(この場合は「9」)とを求めて出力信号Yを“L”にする。
時刻t10においては、入力信号X0が“H”であり、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1,41−2は“H”を保持し、ラッチ41−3は“L”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、バッファ71−1が「3」であり、バッファ71−2が「2」であり,71−3が「3」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値(この場合は「2」)と、不一致総カウント値(この場合は「10」)とを求め、出力信号Yを“H”にする。
時刻t11においては、第2の比較結果記憶部7のバッファ71への書き込み周期と一致するサンプリング期間であるので、時刻t2と同様に書き込み周期内処理動作を行った後に、第2の比較結果記憶部7であるバッファ71への書き込み処理を行う。まず、時刻t11において、時刻t0と同様に書き込み周期内処理動作を行なう。
ここでは、入力信号X0が“H”であり、入力信号X1が“L”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にし、第1の比較結果記憶処理動作によってラッチ41−1〜41−3は“H”を保持する。また、第2の比較結果出力処理動作によって、比較結果制御部8は、バッファ71−1〜71−3が保持している値(この場合は、バッファ71−1が「3」であり、バッファ71−2が「2」であり,バッファ71−3が「3」)を判定部5aに出力させる。さらに、判定処理動作によって、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「3」)と、不一致総カウント値(この場合は「8」)とを求めて出力信号Yを“H”にする。また、判定部5aは、第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「11」)を第2の比較結果記憶部7に出力する。
時刻t11から始まるサンプリング時刻における書き込み周期内周期動作が終了した後の時刻t11aから、書き込み周期処理動作を行なう。まず、時刻t11aにおいて、第2の比較結果記憶処理動作によって第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを第2の比較結果記憶部7のバッファ71に保持させる。ここでは、比較結果制御部8は、書き込みポインタ値WPを1つ進めた値(この場合は、「1」)として、バッファ71−1に第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNT(この場合は「3」)を保持させる。バッファ71−1が第1の比較結果記憶部6の不一致カウント値CNTを保持した後の時刻t11bにおいて、比較結果制御部8は、書き込み信号WTを“L”にする。
時刻t11bにおいて、第1の比較結果リセット処理動作によって、リセット信号生成部9は、リセット信号RES1を“H”にして、ラッチ41−1〜41−3の出力を“L”にリセットし、ラッチ41−1〜41−3の出力が“L”になった後にリセット信号RES1を“L”にする。
以上説明したように、この実施の形態3においては、比較部3が、冗長化された複数の入力信号X0〜Xkの極性が一致しているか否かを比較し、第1の比較結果記憶部6が、予め定められたサンプリング周期毎に比較部3の最新の比較結果から時系列順にn個の比較結果を保持し、第2の比較結果記憶部7が、第1の比較結果記憶部6がn個の比較結果を保持した際に、n個の比較結果のうち、冗長化された複数の入力信号X0〜Xkの少なくとも1つの極性が不一致であることを示す比較結果の数のカウント値を時系列順に保持し、判定部5aが、第1の比較結果記憶部6に保持されたn個の比較結果のうち、冗長化された複数の入力信号X0〜Xkの少なくとも1つの極性が不一致であることを示す比較結果のカウント値と、第2の比較結果記憶部7に保持されたカウント値のうち最新のカウント値から予め定められたサンプリング数分までのカウント値を加算して比較結果の合計値を求め、求めた合計値が予め定められた閾値以上の場合には異常であると判定し、求めた合計値が予め定められた判定閾値より小さい場合には正常であると判定するようにしているため、サンプリング数が多い場合でもリソースの増加を抑制しつつ、予め定められた「サンプリング周期×サンプリング数」の時間分の入力信号X0〜Xkの変化に応じて正常/異常を判定することができる。
なお、この実施の形態3においては、第2の比較結果記憶部7をリングバッファで構成した場合を例に挙げて説明したが、第2の比較結果記憶部7はリングバッファに限るものではなく、第1の比較結果記憶部6のラッチ41が保持する不一致を示す値の数を保持可能な記憶手段であれば、リングバッファに限るものではない。
また、この実施の形態3においては、入力信号X0〜Xkの少なくとも1つの極性が不一致であることを示す比較結果をカウントして判定閾値と比較するようにしたが、入力信号X0〜Xk全ての極性が一致していることを示す比較結果をカウントして判定閾値と比較するようにしてもよい。この場合、第2の比較結果記憶部7には第1の比較結果記憶部6が保持するn個の比較結果のうち、入力信号X0〜Xk全ての極性が一致していることを示す比較結果のカウント値を保持し、判定部5は、カウント値が判定閾値以上の場合には正常であることを示す出力信号Yを出力し、カウント値が判定閾値より小さい場合には異常であることを示す出力信号Yを出力するようにすればよい。
実施の形態4.
図13〜図15を用いてこの発明の実施の形態4を説明する。先の実施の形態3においては、第2の比較結果記憶部7が第1の比較結果記憶部6のラッチ41によってサンプリング時刻毎に保持された比較結果のうち、不一致または一致を示す比較結果のカウント値を保持することで、サンプリング数が多い場合でもリソースの増加を抑制して、最新の比較結果からサンプリング数分の比較結果の一致、不一致の比、すなわち予め定められた「サンプリング周期×サンプリング数」の時間分の入力信号X0,X1の変化に応じて正常/異常を判定するようにした。
しかしながら、先の実施の形態3では、第2の比較結果記憶部7が不一致または一致を示す比較結果のカウント値を保持するため、比較結果の時系列が失われてしまう。「サンプリング周期×サンプリング数」分の時間が長くなるため、比較結果の時系列が失われると、異なる事象による入力信号の不一致を同一の事象とみなしてしまうという問題が生じる。
たとえば、ラッチ41の数を「50」(n=50)とし、サンプリング周期を「20mS」とし、有効バッファの数を「120」(h=120)とした場合、第2の比較結果記憶部7のバッファ71には1S間の不一致または一致のカウント値が保持される。ここで、図13に示すように、入力信号X0は時刻t0〜時刻t2までの間“H”であり、時刻t2〜時刻t3までの間“L”であり、入力信号X1は時刻t0〜時刻t1までの間“L”であり、時刻t1〜時刻t3までの間“H”であったとする。この場合、時刻t0から時刻t1までと時刻t2から時刻t3までとは比較結果はともに不一致を示す値となり、時刻t1から時刻t2までは比較結果は一致を示す値となる。よって、第2の比較結果記憶部7には、時刻t0から時刻t1までと時刻t2から時刻t3までとの比較結果を保持するバッファには「50」が保持され、時刻t1から時刻t2までの比較結果を保持するバッファには「0」が保持される。
ここで、時刻t0から時刻t1までは、入力信号X0が“H”で入力信号X1が“L”の比較結果の不一致である事象Aであり、時刻t2から時刻t3までは、入力信号X1が“L”で入力信号X1が“H”の比較結果の不一致である事象Bであり、2つの事象A,Bの不一致は異なるものである。しかしながら、第2の比較結果記憶部7では比較結果の時系列が失われているため、事象Aと事象Bとの間に入力信号X0と入力信号X1とが一致している期間があるにもかかわらず、事象Aと事象Bとを同一の事象とみなしてしまう。
このような問題を改善するために、この実施の形態4では、事象Aと事象Bとの比較結果の一致期間において第1の比較結果記憶部6および第2の比較結果記憶部7の値をリセットして、異なる2つの事象を区別して正確な不一致事象を検出するものである。
図14は、この発明における故障検出装置の実施の形態4の構成を示すブロック図である。図14に示したこの実施の形態4の故障検出装置は、先の図10に示した実施の形態3の故障検出装置の設定部1にリセット条件設定部18が追加され、リセット信号生成部9の代わりにリセット信号生成部9aを備えている。先の図10に示した実施の形態3の交渉検出装置と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
リセット条件設定部18には、第1の比較結果記憶部6および第2の比較結果記憶部7が保持する値をリセットするリセット条件が設定される。リセット条件は、
(条件1)比較結果が一致を示した場合
(条件2)現在のサンプリング時刻から「y(2≦y、yは自然数)×サンプリング周期」時間前までの間、連続で比較結果が一致を示した場合
(条件3)現在のサンプリング時刻から「y×サンプリング周期」時間前までの間、リセット閾値以上比較結果が一致を示した場合
の3つの条件の何れかとする。
リセット条件設定部18には、上記(条件1)〜(条件3)によるリセットを行わないことを示す設定値、上記(条件1)によってリセットを行うことを示す設定値、上記(条件2)によってリセットを行うことを示す設定値、または上記(条件3)によってリセットを行うことを示す設定値のいずれかが設定される。また、上記(条件2)によってリセットを行うことを示す設定値が設定された場合には、判定する比較結果の個数を示す値yとリセット閾値も設定される。なお、この場合は、判定する比較結果の個数を示す値yとリセット閾値とは等しい値が設定される。また、上記(条件3)によってリセットを行うことを示す設定値が設定された場合には、判定する比較結果の個数を示す値yおよびリセット閾値も設定される。なお、リセット条件設定部18に設定する設定値は、リモートI/O局80に接続される機器81に対する制御パラメータと同様にリモートマスタ局90から通信によって設定される。すなわち、ユーザによって任意に設定可能となっている。
リセット信号生成部9aは、先の図10に示した実施の形態3のリセット信号生成部9の機能に加えて、リセット条件設定部18に設定された設定値と、比較部3から入力される比較結果CMPとに基づいてリセット信号RES1をアサートにして第1の比較結果記憶部6のラッチ41をリセットするとともに、リセット信号RES2を所定の期間アサートにして比較結果制御部8を介して第2の比較結果記憶部7のバッファ71をリセットする。
具体的には、リセット条件設定部18に上記(条件1)によってリセットを行うことを示す設定値が設定されている場合、リセット信号生成部9aは、比較部3が出力する比較結果CMPを監視して、比較結果CMPが不一致を示す値から一致を示す値に変化した場合に、リセット信号RES1,RES2をアサートにする。
リセット条件設定部18に上記(条件2)によってリセットを行うことを示す設定値が設定されている場合、リセット信号生成部9aは、比較部3が出力する比較結果CMPが一致を示す値の場合にカウント値をカウントアップし、比較結果CMPが不一致を示す場合にはカウント値をリセットするカウント機能を有し、このカウント機能によってカウントされたカウント値がリセット閾値以上になった場合にリセット信号RES1,RES2をアサートにする。
また、リセット条件設定部18に上記(条件3)によってリセットを行うことを示す設定値が設定されている場合、リセット信号生成部9aは、現在のサンプリング時刻から「y×サンプリング周期」時間前までの間、比較部3が出力する比較結果CMPが一致を示す値の場合にカウント値をカウントアップするカウント機能を有し、このカウント機能によってカウントされたカウント値とリセット閾値とが一致した場合にリセット信号RES1,RES2をアサートにする。
なお、リセット信号RES1,RES2をネゲートにするタイミングは、リセット条件設定部18に設定された設定値が示す条件が成立しなくなった時であってもよいし、リセット信号RES1,RES2をアサートにしてから所定の時間が経過した後であってもよい。ここで、所定の時間とは、ラッチ41およびバッファ71の値をリセットするのに必要な時間である。
また、リセット信号RES1,RES2をアサートにしてから所定の時間が経過した後にネゲートした場合、つぎにリセット信号RES1,RES2をアサートにするタイミングは、リセット信号RES1,RES2をネゲートにしてから少なくとも1回比較結果が不一致を示した後にリセット条件設定部18に設定された設定値が示す条件が成立した場合としてもよい。
さらに、ここでは、上記(条件2)および(条件3)においては、リセット信号生成部9aが比較結果CMPをカウントするようにしたが、判定部5aがラッチ41が保持する不一致または一致の数をカウントする際に、リセット条件設定部18に設定された設定値に基づいて、現在のサンプリング時刻から「y(2≦y、yは自然数)×サンプリング周期」時間前までの間の一致の数をカウントしてリセット条件設定部18に出力するようにしてもよい。
また、リセット条件設定部18に上記(条件1)〜(条件3)によるリセットを行わないことを示す値が設定されている場合には、リセット信号生成部9aは、先のリセット信号生成部9aの動作のみを行う。
つぎに、図15のタイミングチャートおよび図14を参照してこの実施の形態4の故障検出装置の動作について説明する。なお、この実施の形態4の故障検出装置と先の実施の形態3の故障検出装置との相違点は、リセット信号生成部9aが上記(条件1)〜(条件3)の何れかによってリセット信号RES1,RES2をアサートにした場合の動作のみであるので、ここでは相違点の動作のみを、上記(条件1)によってリセット信号RES1,RES2をアサートにした場合を例に挙げて説明する。
時刻t1において、入力信号X0が“H”から“L”に変化する。これにより入力信号X0,X1がともに“L”となり、比較部3は比較結果CMPを入力信号X0と入力信号X1とが一致していることを示す値(この場合は“L”)にする。
リセット条件設定部18には設定された上記(条件1)すなわち比較結果CMPが一致を示した場合にリセットを行うことが設定されている。よって、リセット信号生成部9aは、比較結果CMPが“L”になったことによりリセットの条件が成立したことを認識し、リセット信号RES1,RES2をアサート(この場合は“H”)にする。
リセット信号RES1が“H”になると、ラッチ41は出力を比較結果が一致を示す値(この場合は“L”)にする。一方、リセット信号RES2が“H”になると、比較結果制御部8は、書き込み信号WTをアサート(この場合は“H”)にし、書き込みポインタWPを「1」、「2」、「3」として第2の比較結果記憶部7のすべてのバッファ71に「0」を書き込んでバッファ71をリセットする。
時刻t2において、入力信号X1が“L”から“H”に変化する。これにより入力信号X0と入力信号X1とが不一致となり、比較部3は比較結果CMPを入力信号X0と入力信号X1とが不一致であることを示す値(この場合は“H”)にする。比較部3の比較結果CMPが“H”になると、リセット信号生成部9aは、リセット信号RES1,RES2をネゲート(この場合は“L”)にする。リセット信号RES2が“L”になると、比較結果制御部8は、つぎのサンプリング時刻(ここでは、時刻t3)から書き込み周期Twの計測を開始する。
時刻t3においては、入力信号X0が“L”であり、入力信号X1が“H”であるので、比較部3は比較結果CMPを“H”にする。比較結果制御部8は、時刻t3から書き込み周期Twの計測を開始するので、この時刻t3から時刻t4までは、先の実施の形態3で説明した書き込み周期内処理動作のみを行う。
時刻t4においては、第2の比較結果記憶部7のバッファ71への書き込み周期と一致するサンプリング期間であるので、書き込み周期内処理動作を行った後に、先の実施の形態3で説明した書き込み周期処理動作を行う。
以上説明したように、この実施の形態4においては、リセット信号生成部9aが、比較部3の比較結果が冗長化された入力信号X0〜Xk全ての極性が一致していることを示す場合、比較部3の比較結果が予め定められた数連続して冗長化された入力信号X0〜Xk全ての極性が一致していることを示す場合、または所定の期間内に冗長化された入力信号X0〜Xk全ての極性が一致していることを示す比較結果の数が予め定められた数以上となった場合に、第1の比較結果記憶部6および第2の比較結果記憶部7をリセットするようにしているため、異なる事象を区別して正確な不一致事象を検出することができる。
具体的には、先の図13に示した時刻t0〜t1までの事象A、すなわち入力信号X0が“H”であって入力信号X1が“L”である場合の不一致事象が、時刻t1〜t2の間の入力信号X0と入力信号X1との一致によってリセットすることで、時刻t2〜t3までの事象B、すなわち入力信号X0が“L”であって入力信号X1が“H”である場合の不一致事象Bと事象Aとを区別することを可能とし、正確な不一致事象を検出することができる。
また、この実施の形態4においては、リセット条件を外部からリセット条件設定部18に設定可能にしているため、本装置を適用するシステムに応じて事象を区別するためのリセット条件を変更することができる。
なお、実施の形態1〜4では、先の図1に示したリモートI/O局80に適用する場合を例に挙げて説明したが、この発明における故障検出装置は、リモートI/O局に限定されるものではない。
また、一般的には、リモートI/O局80には、機器81を制御・監視するCPUが搭載されていることが多い。実施の形態1または実施の形態2のクロック生成部2、比較部3、および判定部5によって実現される前述した各機能、実施の形態3のクロック生成部2、比較部3、判定部5a、比較結果制御部8、およびリセット信号生成部9によって実現される前述した各機能、または実施の形態4のクロック生成部2、比較部3、判定部5a、比較結果制御部8、およびリセット信号生成部9aによって実現される前述した各機能をソフトウェアによって実現して、リモートI/O局80内のCPU、または専用のCPUに実行させるようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる故障検出装置は、冗長化された複数の入力信号を生成する回路の故障検出に有用であり、特に、生産現場におけるリモートI/O局における冗長化された入力信号の異常検出に適している。

Claims (9)

  1. 冗長化された複数の入力信号の極性が一致しているか否かを比較する比較手段と、
    予め定められたサンプリング周期毎に比較手段の比較結果を取得し、最新の比較結果から時系列順に、予め定められたサンプリング数の比較結果を保持可能な比較結果記憶手段と、
    前記サンプリング周期毎に、前記比較結果記憶手段に記憶された複数の比較結果のうち、最新の比較結果から時系列順に、前記予め定められたサンプリング数の比較結果を用いて、前記冗長化された複数の入力信号が正常であるか否かを判定する判定手段、
    とを備えた故障検出装置。
  2. 冗長化された複数の入力信号の極性が一致しているか否かを比較する比較手段と、
    予め定められたサンプリング周期毎に比較手段の比較結果を取得し、最新の比較結果から時系列順に、予め定められたサンプリング数の比較結果を保持可能な比較結果記憶手段と、
    前記比較結果記憶手段に記憶された複数の比較結果のうち、最新の比較結果から時系列順に、前記予め定められたサンプリング数の比較結果を用いて、前記冗長化された複数の入力信号が正常であるか否かを判定する判定手段、
    とを備え、
    前記判定手段は、
    前記予め定められたサンプリング数の比較結果のうち、前記冗長化された複数の入力信号全ての極性が一致していることを示す比較結果の数を前記サンプリング周期毎にカウントし、カウント値が予め定められた判定閾値以上の場合には正常であると判定し、カウント値が予め定められた判定閾値より小さい場合には異常であると判定すること、
    を特徴とする故障検出装置。
  3. 冗長化された複数の入力信号の極性が一致しているか否かを比較する比較手段と、
    予め定められたサンプリング周期毎に比較手段の比較結果を取得し、最新の比較結果から時系列順に、予め定められたサンプリング数の比較結果を保持可能な比較結果記憶手段と、
    前記比較結果記憶手段に記憶された複数の比較結果のうち、最新の比較結果から時系列順に、前記予め定められたサンプリング数の比較結果を用いて、前記冗長化された複数の入力信号が正常であるか否かを判定する判定手段、
    とを備え、
    前記判定手段は、
    前記予め定められたサンプリング数の比較結果のうち、前記冗長化された複数の入力信号の少なくとも1つの極性が異なることを示す比較結果の数を前記サンプリング周期毎にカウントし、カウント値が予め定められた判定閾値以上の場合には異常であると判定し、カウント値が予め定められた判定閾値より小さい場合には正常であると判定すること、
    を特徴とする故障検出装置。
  4. 前記判定手段は、
    前記予め定められたサンプリング数の比較結果に重み付けを行なって判定すること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の故障検出装置。
  5. 前記判定手段は、
    前記予め定められたサンプリング数の比較結果を最新の比較結果から順に時系列に並べた比較結果の一致/不一致のパタンと予め定められた判定パタンとを比較して正常/異常を判定すること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の故障検出装置。
  6. 冗長化された複数の入力信号の極性が一致しているか否かを比較する比較手段と、
    予め定められたサンプリング周期毎に前記比較手段の最新の比較結果から時系列順にn(nは自然数)個の比較結果を保持する第1の比較結果記憶手段と、
    前記第1の比較結果記憶手段がn個の比較結果を保持した際に、n個の比較結果のうち、前記冗長化された複数の入力信号全ての極性が一致していることを示す比較結果のカウント値を時系列順に保持する第2の比較結果記憶手段と、
    前記第1の比較結果記憶手段に保持されたn個の比較結果のうち、前記冗長化された複数の入力信号全ての極性が一致していることを示す比較結果のカウント値と、前記第2の比較結果記憶手段に保持されたカウント値のうち最新のカウント値から予め定められたサンプリング数分までのカウント値を前記サンプリング周期毎に加算して、前記サンプリング数分の比較結果のうち前記冗長化された複数の入力信号全ての極性が一致していることを示す比較結果の合計値を求め、求めた合計値が予め定められた判定閾値以上の場合には正常であると判定し、求めた合計値が予め定められた判定閾値より小さい場合には異常であると判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする故障検出装置。
  7. 冗長化された複数の入力信号の極性が一致しているか否かを比較する比較手段と、
    予め定められたサンプリング周期毎に前記比較手段の最新の比較結果から時系列順にn(nは自然数)個の比較結果を保持する第1の比較結果記憶手段と、
    前記第1の比較結果記憶手段がn個の比較結果を保持した際に、n個の比較結果のうち、前記冗長化された複数の入力信号の少なくとも1つの極性が異なることを示す比較結果のカウント値を時系列順に保持する第2の比較結果記憶手段と、
    前記第1の比較結果記憶手段に保持されたn個の比較結果のうち、前記冗長化された複数の入力信号の少なくとも1つの極性が異なることを示す比較結果のカウント値と、前記第2の比較結果記憶手段に保持されたカウント値のうち最新のカウント値から予め定められたサンプリング数分までのカウント値を前記サンプリング周期毎に加算して、前記サンプリング数分の比較結果のうち前記冗長化された複数の入力信号の少なくとも1つの極性が異なることを示す比較結果の合計値を求め、求めた合計値が予め定められた判定閾値以上の場合には異常であると判定し、求めた合計値が予め定められた判定閾値より小さい場合には正常であると判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする故障検出装置。
  8. 所定の条件が成立した場合に、前記第1および第2の比較結果記憶手段が保持する値をリセットするリセット手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項6または7に記載の故障検出装置。
  9. 前記所定の条件を、前記比較手段の比較結果が前記冗長化された入力信号全ての極性が一致していることを示す場合、前記比較手段の比較結果が予め定められた数連続して前記冗長化された入力信号全ての極性が一致していることを示す場合、または所定の期間内に前記冗長化された入力信号全ての極性が一致していることを示す比較結果の数が予め定められた数以上となった場合、
    とすることを特徴とする請求項8に記載の故障検出装置。
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