JP4942686B2 - ネットワーク同期システム及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワーク同期システム及び情報処理装置に関する。
近年、ネットワークに接続され、複数の通信プロトコルを適用し、複数の情報機器との間で種々のデータ形態の文書を通信可能な情報処理装置を備えた情報処理システムが構築されている。
このような情報処理システムにおいては、情報処理装置を核とした種々のアプリケーションサービスが提供される。種々のアプリケーションサービスとは、例えば、読み取った原稿画像や情報機器で作成されたデータを指定された宛先へ電子メールを用いて送信、ファクシミリによる送信、あるいは情報機器との間でファイル転送する処理、また、受信した電子メールの本文情報や、添付ファイルの画像などを記録出力、指定されたファクシミリ装置へ送信、情報機器へのファイル転送、装置内へのデータの蓄積管理などである。
しかしながら、このような情報処理装置には、ネットワークを介して複数の情報機器と接続を行う必要がある。特にネットワーク内に認証の必要な機器が独立して複数あると、個人を識別して登録したユーザのみが利用できる機能を提供する機器の場合、それぞれの機器にユーザ名とパスワードを入力しなければならず、使い勝手がよくなかった。また、システムを統合すると単一ユーザ名とパスワードが使用可能となるが、すでに独立して管理されている認証情報を一元管理するためのシステム構築には膨大なコストがかかるという問題があった。
特許文献1に開示された発明では、操作部からの認証行為により個人を識別して登録したユーザのみが利用できる機能を提供する文書入出力装置と、ネットワークを介して接続し、ネットワーク上のプロトコルにより個人を識別して機能を提供する複数の外部機器からなるネットワーク通信システムにより上記の問題を解決している。
また、特許文献1の発明によれば、それぞれ独立して備えた認証部の認証行為を、操作部からの1回の認証行為により、各機器を自動的に認証する外部機器認証対応の文書入出力装置を提供することができる。
特開2007−67830号公報
ところで、特許文献1に開示された文書入出力装置などの情報処理装置を複数備えたネットワーク通信システムを構築することを考える。このとき、複数の情報処理装置の間で各々の装置に登録されたユーザ情報などの設定情報が共通であるようにする(同期をとる)ことが、例えば会社の所定の組織の人の間で複数の情報処理装置を共有するようなネットワーク通信システムを構築するにおいては望まれる。
しかしながら、従来、このような目的を実現するための例えば各装置に設定された設定情報を一元管理するためのシステム構築などには膨大なコストがかかるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて、この問題を解決するために発明されたものであり、効果的に複数の情報処理装置の間での設定情報の同期を実現するネットワーク同期システム及び情報処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明におけるネットワーク同期システムは、複数の情報処理装置により構成されるネットワーク同期システムであって、前記複数の情報処理装置の内の第一の装置は、該第一の装置を利用可能として登録されたユーザ毎の個人設定情報を、該第一の装置と異なる前記情報処理装置との間で共有するために、複製して記憶する同期用共有記憶手段を有し、前記複数の情報処理装置の内の他の第二の装置は、該第二の装置を利用可能として登録されたユーザ毎の個人設定情報を記憶する設定情報手段と、前記設定情報手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報と前記同期用共有記憶手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報との比較に基づき、前記設定情報手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報をユーザ毎に最新の個人設定情報に更新する同期制御手段とを有し、前記同期制御手段は、さらに、前記同期用共有記憶手段に記憶される前記複数の情報処理装置間で共通の更新情報を取得するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記共通の更新情報とは、アンチウイルスソフトの定義情報又は前記複数の情報処理装置の機能に関する更新情報を含むように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記同期制御手段は、前記同期用記憶手段により記憶された前記共通の更新情報を取得するか或いは当該ネットワーク同期システムにネットワークを介して接続された更新情報サーバから前記共通の更新情報を取得するか選択可能であるように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記第二の装置は、さらに、前記共通の更新情報に基づくアップデートを自動で行うか手動で行うか選択可能な機能更新制御手段を有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における情報処理装置は、複数の情報処理装置により構成されるネットワーク同期システムにおける情報処理装置であって、自装置を利用可能として登録されたユーザ毎の個人設定情報を記憶する設定情報手段と、前記設定情報手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報と前記複数の情報処理装置の内の他の情報処理装置が有する同期用共有記憶手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報との比較に基づき、前記設定情報手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報をユーザ毎に最新の個人設定情報に更新する同期制御手段とを有し、前記同期制御手段は、さらに、自装置と異なる前記情報処理装置が有する同期用共有記憶手段に記憶される前記複数の情報処理装置間で共通の更新情報を取得するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記共通の更新情報とは、アンチウイルスソフトの定義情報又は前記複数の情報処理装置の機能に関する更新情報を含むように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記同期制御手段は、自装置と異なる前記情報処理装置に記憶される前記共通の更新情報を取得するか或いは当該ネットワーク同期システムにネットワークを介して接続された更新情報サーバから前記共通の更新情報を取得するか選択可能であるように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における情報処理装置は、前記共通の更新情報に基づくアップデートを自動で行うか手動で行うか選択可能な機能更新制御手段をさらに有するように構成することができる。
本発明によれば、効果的に複数の情報処理装置の間での設定情報の同期を実現するネットワーク同期システム及び情報処理装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態においては、本発明に係る情報処理装置を、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能および入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリント機能あるいはファクシミリ機能により入力された画像)を配信する機能等を複合したいわゆる複合機に適用した例を示す。なお、本発明は、複合機に限定されるものではない。その他の一般的なコンピュータ装置等に対しても適用可能である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜11を参照して説明する。
(システム構成例)
図1は、本実施形態1におけるネットワーク同期システムの構成例を示す図である。図1において、ネットワーク同期システム1は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続された複数の複合機2a、2b、2c、2d(以降、いずれか一つの複合機を指す場合には「複合機2」とする)、情報処理サーバ3等を有する構成である。
複合機2は、前述のようにコピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能及び入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリント機能或いはファクシミリ機能により入力された画像)を配信する機能等を複合した画像処理装置である。
情報処理サーバ3は、当該ネットワーク同期システム1を利用するユーザのユーザ名及びパスワード等のユーザ情報を一括して管理するユーザ情報管理サーバとしての機能を持ち合わせていたり非図示の外部装置からアンチウイルス定義情報等の各種情報を取得したりするコンピュータ装置である。使用目的に応じて複数の情報処理サーバが設けられる構成としてもよい。
以上のシステム構成により、本実施形態1におけるネットワーク同期システム1では、複数の複合機2の間で各々の装置の設定情報の同期(以降、本発明における同期を、「ネットワーク同期」という)を効果的に実現する。
(設定情報のネットワーク同期に係る機能構成例)
図2は、複合機の設定情報のネットワーク同期に係る機能構成例を示すブロック図である。図2において、複合機2は、設定情報部210、同期用共有記憶部220、同期設定情報部230、同期制御部240等を有する。
設定情報部210は、当該複合機2における設定情報を記憶する例えば記憶装置である。ここでの設定情報とは、特に、当該複合機2を利用可能として登録されたユーザ毎の設定情報(個人設定情報)を示すが、この場合に限らない。具体例については図3及び図4を用いて後述する。
同期用共有記憶部220は、当該ネットワーク同期システム1においてネットワーク同期の対象となる設定情報を記憶する例えば記憶装置である。ネットワーク同期の対象となる設定情報とは、例えば前述の設定情報部210に記憶された設定情報であり、これを複製して記憶する。なお、後述の同期設定情報部230により「同期用共有フォルダ(同期用共有記憶部と同義)を公開」で「公開する」旨の設定がされると、当該複合機2と異なる複合機から当該複合機2の同期用共有記憶部220にアクセスすることが可能になる。言い換えると、同期用共有記憶部320を有する他の複合機において「同期用共有フォルダを公開」で「公開する」旨の設定がされると、当該複合機2は同期用共有記憶部320にアクセスしてこの複合機の設定情報を取得することが可能になる。
同期設定情報部230は、ネットワーク同期の動作等に係る設定情報である同期設定情報を記憶する例えば記憶装置である。同期設定情報の例については図5を用いて後述する。
同期制御部240は、同期設定情報部230に記憶された同期設定情報に基づき、ネットワーク同期に係る各種制御を行う。当該複合機2にインストールされたプログラム(同期制御プログラム)に基づいてCPU(Central Processing Unit)が行う。
以上の機能構成により、本実施形態1におけるネットワーク同期システム1では、複数の複合機2間での各々の装置の設定情報(特に、各々の装置に登録されたユーザ毎の設定情報)のネットワーク同期を効果的に実現する。また、各々の装置で同一のユーザの設定情報がそれぞれ独立に管理される場合に、それらの対応付け(紐付け)を行った後に適切に同期を実現する。
なお、設定情報部210及び同期用共有記憶部220、或いは、設定情報部210は、設定情報を格納する全く同じフォーマットのHDD区画を2つ用意して構成することもできる。このとき、一方を現在動作中の設定情報を記憶する記憶部、他方を次回ネットワーク同期後の設定情報の記憶部とする。このような構成により、ネットワーク同期完了後、現在動作中のHDD区画を切り替えることにより、ネットワーク同期結果を瞬時に反映することができる。
(ネットワーク同期の対象となる設定情報の例)
図3及び4は、それぞれ、ネットワーク同期の対象となる設定情報の例(その1)(その2)である。これらは、設定情報部210により記憶され、さらに、同期用共有記憶部220に複製して記憶される。設定情報には、図3に示す個人設定情報、図4に示す登録ユーザ情報、削除ユーザ情報、同一ユーザ情報及び認証ユーザ情報が含まれる。
図3に示す個人設定情報は、当該複合機2に登録されているユーザの数(通常は複数)分だけ存在するユーザ毎の設定情報である。また、図4に示す登録ユーザ情報乃至認証ユーザ情報の各々は、複数のユーザを一括してリスト表示したカタログ情報である。
まず、図3に示す「個人設定情報」について説明を行う。「個人設定情報」は、自装置(或いは他の装置)において利用可能として登録されたユーザ毎の設定情報を管理するためのテーブルである。なお、他の装置において登録されたユーザが含まれるのは、他の装置において登録されたユーザも、本発明におけるネットワーク同期により自装置に登録されるためである。
「ユーザID(一意)」は、自装置においてユーザを特定するユーザ特定情報である。例えば、ユーザが初めて自装置に登録される際の時計情報と自装置の機器固有情報(ネットワークアドレス(Macアドレス)等)との組み合わせ等に基づき、内部的に一意に決定される。
「ふりがな」は、ユーザのユーザ名(ふりがな)である。「所属」は、当該ユーザの属する所属名である。「個人名(一意)」は、当該ユーザの一意の個人名である。これらは例えば情報処理サーバ3において管理される情報である。
「ユーザ名(一意)」及び「パスワード」は、ユーザが自装置にログインするためのユーザ名(一意)、パスワードである。なお、パスワードは、安全性等の観点から定期的に更新されるべき情報でありここでは一意ではないものとしている。
「ICカード番号(一意)」は、ユーザが自装置にICカードを用いてログイン可能な場合にはICカードに基づく認証のための自装置が保持する認証基準情報としてのICカード番号(一意)である。
「Windows(登録商標)ユーザ名」及び「Windows(登録商標)パスワード」は、ユーザが自装置にログインするに際して情報処理サーバ3(ここではWindows(登録商標)サーバ)との間でのユーザ認証、即ち外部サーバでのユーザ認証、を行うことが必要な場合に情報処理サーバ3との間での認証を行うための認証情報である。
次に、図4(a)の「登録ユーザ情報」について説明を行う。「登録ユーザ情報」は、自装置(或いは他の装置)において現に登録されているユーザ毎のプリファレンスに相当する情報を管理するためのテーブルである。前述のように、複数のユーザを一括してリスト表示したカタログ情報である。
「ユーザID」は、図3のユーザIDに対応している。「ユーザ名」は、図3のユーザ名(一意)に対応している。「個人名」は、図3の個人名(一意)に対応している。「最終ログイン日時(重要)」は、ユーザが自装置に最後にログインした日時に係る情報である。最後にログインした際に自装置内部において自動的に設定される。「最終更新日時(重要)」は、自装置においてユーザの個人設定情報が最後に更新された日時に係る情報である。最後に更新を行った際に自装置内部において自動的に設定される。「ICカード番号」は、図3のICカード番号に対応している。「個人設定ファイル」は、ユーザについての図3の個人設定情報のファイルに対応付けられている。また、この「個人設定ファイル」は、自装置と他の装置間でやり取りされるものであり、このやり取りを容易にすべく図3の個人設定情報のファイルがデータ圧縮したものであるようにすることができる。
なお、図4(a)の「登録ユーザ情報」において管理されるユーザ毎のプリファレンスに相当する情報は図4に示す場合に限らないものとする。例えば、ユーザが自装置において蓄積した蓄積文書のファイルや自身のユーザIDをQRコードに埋め込んだQRカバーシート等の各種のコンテンツに関する情報であってもよいものとする。
また、このような「登録ユーザ情報」は、本実施形態におけるネットワーク同期により適宜更新されるが、最新のものに更新された「登録ユーザ情報」に加えて1回更新前の「登録ユーザ情報」(及び2回更新前の「登録ユーザ情報」)等複数(好ましくは3)の「登録ユーザ情報」が設定情報部210により記憶されるように構成することが望ましい。これは予期しないエラー等に対する回復の措置のためである。
続いて、図4(b)の「削除ユーザ情報」について説明を行う。「削除ユーザ情報」は、削除されたユーザを管理する管理手段としてのテーブルである。前述のように、複数のユーザを一括してリスト表示したカタログ情報である。
「ユーザID」は、図3のユーザID(一意)に対応している。「削除日時(重要)」は、ユーザが削除された日時に係る情報である。削除された際に自装置内部において自動的に設定される。
続いて、図4(c)の「同一ユーザ情報」について説明を行う。「同一ユーザ情報」は、各々の装置で独立に管理される同一のユーザの設定情報を対応付ける対応付け手段としてのテーブルである。
「GUID」は、自装置(及び他の装置)においてユニークな識別情報である。例えば、時間情報と自装置の機器固有情報(ネットワークアドレス(Macアドレス)等)との組み合わせ等に基づき、内部的に一意に決定される。これは、異なる装置間で別々に付与されるユーザIDを対応付けるためのリンク情報である。「ユーザID」は、図3のユーザIDに対応している。
例えば、ユーザ名"TARO"のユーザは、一の装置では"01a"のユーザIDが付与されており、別の装置では"01b"のユーザIDが付与されているものとする。この場合であっても、図4(c)のように両者に同一のGUIDである"A01"を発行することにより、ユーザID"01b"が付与されたユーザとユーザID"01a"が付与されたユーザとは同一のユーザであると判断することができる。このように、「同一ユーザ情報」が設けられることにより、各々の装置で独立に管理される同一のユーザの対応付けを行うことができる。
続いて、図4(d)の「認証ユーザ情報」について説明を行う。「認証ユーザ情報」は、図4(c)の「同一ユーザ情報」テーブルで対応付けられた同一のユーザの設定情報を、より簡易に管理する管理手段としてのテーブルである。図4(c)の同一ユーザーリストに基づいて作成される。
「ユーザID」は、自装置における図3のユーザIDに対応している。「リモートのユーザID」は、他装置における図3のユーザIDに対応している。
例えば、ユーザID"01b"のユーザが当該装置にログインしようとした場合に、当該装置ではユーザID"01b"自身を用いてログインできないため、「同一ユーザ情報」テーブルを参照して、ユーザID"01b"にはGUID"A01"が割り当てられており、さらにGUID"A01"にはユーザID"01a"が割り当てられていることを知る。このようにしてユーザID"01b"のユーザはユーザID"01a"のユーザとして当該装置にログインすることができる。
しかしながら、ユーザID"01b"とユーザID"01a"が対応付けられていることがGUIDを介せずともすぐに分かるように、この「認証ユーザ情報」テーブルでは、自装置におけるユーザIDを「ユーザID」として、他装置におけるユーザIDを「リモートユーザID」として1対1で対応付けている。
(ネットワーク同期のための同期設定情報の例)
図5は、ネットワーク同期のための同期設定情報の一例を示す図である。この同期設定情報は、同期設定情報部230により記憶される。同期設定情報は、本発明におけるネットワーク同期に関する、各々の装置において固有のシステム設定情報である。このような同期設定情報に基づき、同期制御部240はネットワーク同期に係る各種制御を行う。以下、図5に示す各設定項目を、図2の同期制御部240の制御動作と関連づけて説明を行う。
まず、「最終更新日時設定」について説明を行う。「最終更新日時設定」は、自装置が自装置の保持する設定情報を更新したときに内部的に設定される。
「最終更新日時」は、自装置がネットワーク同期により自装置の保持する設定情報を最後に更新した日時に係る設定項目である。この設定項目は自装置がネットワーク同期を行ったとき等に内部的に設定される。同期制御部240は、ネットワーク同期を行うに際しては、自装置の該最終更新日時と他の装置の最終更新日時を比較して最終更新日時の新しい方の設定情報に更新することにより他の装置との間で同期を行う。これにより、自装置は最新の設定情報を保持するようにすることができる。例えば当該ネットワーク同期システム1を構成する装置がA(最終更新日時10時)、B(最終更新日時11時)、C(最終更新日時12時)の3台ある場合には、最終的には全装置がC(最終更新日時12時)の設定情報を保持することなる。
次に、「ネットワーク同期設定」について説明を行う。「ネットワーク同期設定」は、自装置がネットワーク同期を行うか否か、行う場合にはどういう同期間隔で行うか等のネットワーク同期に係る設定である。
「ネットワーク同期(する、しない)」は、自装置がネットワーク同期を行うか否かの設定のための設定項目である。「する」が設定されると、同期制御部240は、ネットワーク同期を行うことができる。
「同期用共有フォルダ(同期用共有記憶部220と同義)を公開(する、しない)」は、自装置の同期用共有フォルダを外部に公開するか否かの設定のための設定項目である。「公開する」旨が設定されると、自装置と異なる他の装置は自装置の同期用共有フォルダにアクセスすることが可能になる。言い換えると、同期用共有記憶部320を有する他の装置において「同期用共有フォルダを公開」で「公開する」旨の設定がされると、同期用制御部240は、同期用共有記憶部320にアクセスすることが可能になる。なお、本実施形態では、ネットワーク同期システム1を構成する所定の一の複合機2のみにおいて「公開する」旨が設定されるように構成することとする。
「ネットワークパス(使用可能文字例えば1〜1024文字)」は、他の装置の同期用共有フォルダの所在に係る設定項目である。同期制御部240は、このネットワークパスを用いて接続先である他の装置の同期用共有フォルダ(例えば同期用共有記憶部320)の所在を特定する。なお、自装置において前述の「同期用共有フォルダを公開」で「公開する」が設定された場合は自装置の同期用共有フォルダを他の装置に対して公開しているためこのようなネットワークパスの設定は不必要であることから当該設定を不可能とし、一方で「公開しない」が設定された場合にはネットワークパスの設定を可能とするように構成することができる。
「ログインユーザ名(半角英数記号例えば0〜256文字)」及び「ログインパスワード(使用可能文字例えば0〜256文字)」は、それぞれ、自装置の同期用共有フォルダにログインするためのログインユーザ名、ログインパスワードの設定項目である。同期制御部240は、他の装置の「ログインユーザ名」及び「ログインパスワード」を用いて他の装置の同期用共有フォルダ(例えば同期用共有記憶部320)に接続できるようになる。
「自動同期間隔(例えば10〜9999分)」は、自装置が他の装置との間でネットワーク同期を行う際の同期間隔の設定のための設定項目である。同期制御部240は、設定された自動同期間隔で他の装置との間でネットワーク同期を行う。この自動同期間隔はユーザにより設定可能であり、又、ネットワーク負荷の分散のため、機械固有番号と現在時間から乱数による確率を計算し、同期間隔確率Xから次回同期時刻が決定されるようにすることもできる。
以上、図5に示す同期設定情報について説明を行ってきたが、同期設定情報は前述のように各々の装置において固有の設定情報であり、このような同期設定情報に基づき、同期制御部240はネットワーク同期に係る各種制御を行う。以降、制御動作について説明を行う。
(ネットワーク同期動作の例)
図6は、ネットワーク同期動作の説明のためのシステム構成の一例を示す図である。ここでは、新たに当該ネットワーク同期システム1に参加した複合機2a(第二の装置)が自機と異なる複合機2b(第一の装置)との間で設定情報のネットワーク同期を行う動作の一例について説明を行う。なお、予め複合機2a、2bの設定情報部210、310には、それぞれ、図7に示される設定情報(一部省略)が記憶されているものとする。図7を参照すると、同一のユーザ"TARO"に複合機2a、2bにおいて別のユーザID"01a"、"01b"が付されている。
この場合に、ネットワーク同期動作が終了すると、図7に示される設定情報は、図8に示されるようになる。図7と図8とを比較すると、複合機2bでは同一ユーザ情報テーブルで、ユーザID"01a"と"01b"が対応付けられていることが分かる。また、複合機2aではユーザID"01a"の個人設定ファイルが"File01a"から"File01b"に更新され、またユーザID"02b"のユーザが新たに登録されていることが分かる。さらに、認証ユーザ情報テーブルでは、ユーザID"01a"と"01b"が対応付けられていることが分かる。
本実施形態においては、ネットワーク同期動作を、複合機2bにおいて設定情報部310と同期用共有記憶部320との間で設定情報の同期を行う動作(第一動作)、続いて新たに当該ネットワーク同期システム1に参加した複合機2aが複合機2b(同期用共有記憶部320)との間で同期を行う動作(第二動作)に分けて順に説明を行う。なお、複合機2bでは、予め「同期用共有フォルダを公開」の設定項目が「公開する」に設定されているものとする。これにより、複合機2aは、複合機2bの同期用共有記憶部320にアクセスすることが可能になる。
(ネットワーク同期動作(第一動作))
まず、第一動作について説明を行う。図9は、ネットワーク同期動作の第一動作の例を示すフローチャート図である。図10は、図9のステップS3の具体例を示すフローチャート図である。ここでは、複合機2bにおいて設定情報部310と同期用共有記憶部320との間で設定情報の同期を行う動作(第一動作)の一例について説明を行う。
まず、複合機2bは、同期開始時刻になったか否かを判定する(S1)。ここでは、同期制御部340が、同期設定情報部330に記憶された「自動同期間隔」の設定に基づいて判定を行う。同期開始時刻になった場合(S1、YES)、ステップS2へ移る。同期開始時刻になっていない場合(S1、NO)、ステップS1へ戻って処理を繰り返す。
ステップS2へ移った場合、複合機2bは、自装置の同期用共有記憶部320に接続する(S2)。ここでは、同期制御部340は同期用共有記憶部320に接続する。
ステップS3へ移った場合、複合機2bは、自装置の同期用共有記憶部320との間で同期処理を行う(S3)。ステップS3に係る処理により、同期用共有記憶部320に記憶される設定情報を、設定情報部310に記憶される設定情報に基づき更新する。
ステップS3に係る処理については図10を用いてより詳細に説明する。
まず、複合機2bは、排他制御を開始する(S11)。ここでは、同期制御部340は、排他制御として例えばディレクトリ作成を行う。即ち、同期を開始する前に、自装置の同期用共有記憶部320にディレクトリを作成する。なお、ディレクトリ作成に成功した装置だけが複合機2bの同期用共有記憶部320の使用権を得る。
ステップS12へ移って、複合機2bは、排他制御に成功したか否かを判定する(S12)。排他制御に成功した場合(S12、YES)、ステップS13へ移る。排他制御に失敗した場合(S12、NO)、同期は失敗したために同期失敗として当該処理を終了する。
ステップS13へ移った場合、複合機2bは、自装置の同期用共有記憶部320の設定情報と自装置の設定情報部310の設定情報とを比較する(S13)。ここでは、同期用共有記憶部320には設定情報は記憶されていないため、ステップS14へ移って、複合機2bは、自装置の同期用共有記憶部320の設定情報を最新の情報に更新する(S14)。ここでは、設定情報部310に記憶された設定情報を自装置の同期用共有記憶部320に複製することにより、同期用共有記憶部320を更新・変換する。
ステップS14に係る処理が終了すると、ステップS15へ移って、複合機2bは、ステップS11で開始した排他制御を終了する(S15)。ここでは、同期制御部340は、ステップS11で作成したディレクトリを消去する等により排他制御を終了する。なお、同期は成功したために同期成功として当該処理を終了する。
図9へ戻って、ステップS3に係る同期処理が終了すると、ステップS4へ移って、複合機2bは、同期処理が成功したか否かを判定する(S4)。同期処理が成功した場合(S4、YES)、ステップS5へ移る。同期処理が失敗した場合(S4、NO)、ステップS7へ移る。
ステップS5へ移った場合、複合機2bは、ステップS2で接続を開始した自装置の同期用共有記憶部320との接続を解除する(S5)。ここでは、同期制御部340は同期用共有記憶部320との接続を解除する。
続いてステップS6へ移って、複合機2bは、自装置の設定情報部310の設定情報の更新を行う(S6)。ここでは、同期制御部340は、設定情報部310の設定情報の更新を、最新の情報に更新された同期用共有記憶部320の設定情報に基づき行う。なお、本動作例では、最初に同期用共有記憶部320には何も記憶されていないので設定情報部310の設定情報と同期用共有記憶部320の設定情報は同一であるためステップS6に係る処理は省略できる。
なお、ステップS6において、設定情報部310が設定情報を格納する全く同じフォーマットのHDD区画である場合には、現在動作中のHDD区画を切り替えることにより、同期結果を瞬時に反映することができる。なお、この場合の切り替えは複合機2bを使用するユーザが全てログアウトしたときにすることが望ましい。また、ステップS6に係る処理が終了すると、再びステップS1へ移る。
ステップS7へ移った場合、複合機2bは、ステップS2で接続を開始した自装置の同期用共有記憶部320との接続を解除し(S7)、再びステップS1へ移る。
以上で示される処理により、複合機2bにおいて設定情報部310と同期用共有記憶部320との間で設定情報の同期を行う動作(第一動作)を行う。これにより、同期用共有記憶部320には、図7の上段に示される設定情報が記憶される。
(ネットワーク同期動作(第二動作))
続いて、第二動作の一例について説明を行う。なお、同期用共有記憶部320には前記第一動作により図7上段に示される設定情報が記憶されているものとする。図11は、ネットワーク同期動作の第二動作の例を示すフローチャート図である。図12は、図11のステップS23の具体例を示すフローチャート図である。
まず、複合機2aは、同期開始時刻になったか否かを判定する(S21)。ここでは、同期制御部240が、同期設定情報部230に記憶された「自動同期間隔」の設定に基づいて判定を行う。同期開始時刻になった場合(S21、YES)、ステップS22へ移る。同期開始時刻になっていない場合(S21、NO)、ステップS21へ戻って処理を繰り返す。
ステップS22へ移った場合、複合機2aは、同期先である複合機2bの同期用共有記憶部320に接続する(S22)。ここでは、同期制御部240は複合機2bの同期用共有記憶部320に接続する。
ステップS23へ移った場合、複合機2aは、同期先である複合機2bとの間で同期処理を行う(S23)。ステップS23に係る処理により、複合機2bの同期用共有記憶部320に記憶される設定情報を更新する。ステップS23に係る処理については図12を用いてより詳細に説明する。
まず、複合機2aは、排他制御を開始する(S31)。ここでは、同期制御部240は、排他制御として例えばディレクトリ作成を行う。即ち、同期を開始する前に、同期先の同期用共有記憶部320にディレクトリを作成する。なお、ディレクトリ作成に成功した装置だけが複合機2bの同期用共有記憶部320の使用権を得る。
ステップS32へ移って、複合機2aは、排他制御に成功したか否かを判定する(S32)。排他制御に成功した場合(S32、YES)、ステップS13へ移る。排他制御に失敗した場合(S32、NO)、同期は失敗したために同期失敗として当該処理を終了する。
ステップS33へ移った場合、複合機2aは、同期先の同期用共有記憶部320の設定情報(図7上段参照)と自装置の設定情報部210の設定情報(図7下段参照)とを比較する(S33)。
ステップS33では、まず、同期制御部240は、設定情報部210の登録ユーザ情報上の各ユーザと同期用共有記憶部320の登録ユーザ情報上の各ユーザとの間で、同一のユーザについては対応付けを行う。例えば、図7下段のユーザID"01a"のユーザ名と図7上段のユーザID"01b"のユーザ名とは"TARO"で同一である。このように異なる装置間でユーザ名が同一である場合に同一のユーザであると判断することにより対応付けを行う。なお、同一のユーザであると判断されたユーザの設定情報は、同一ユーザ情報テーブルにおいて対応付けられる。
ステップS34へ移って、複合機2aは、同期先の同期用共有記憶部320及び自装置の設定情報部210の設定情報を最新の情報に更新する(S34)。ここでは、ステップS33における比較の後、同期制御部240は、同期用共有記憶部320に記憶された設定情報及び自装置の設定情報部210に記憶された設定情報を最新の情報に更新・変換する。
なお、ステップS34では、複合機2aは新たに当該ネットワーク同期システム1に参加した装置であるため、自身の保持する設定情報は全て古いものとして同期用共有記憶部320に記憶された設定情報に基づき各ユーザの個人設定ファイルを更新する。
そうすると、図7下段の設定情報は、図8下段に示す設定情報に変更される。図8下段に示す登録ユーザ情報テーブルでは、個人設定ファイル等が全て更新されたことが分かる。また、図7上段の設定情報は、図8上段に示す設定情報に更新される。図8上段の同一ユーザ情報テーブルに示されるように、各々の装置で管理される設定情報の対応付け(紐付け)が行われたことが分かる。
ステップS34に係る処理が終了すると、ステップS35へ移って、複合機2aは、ステップS31で開始した排他制御を終了する(S35)。ここでは、同期制御部240は、ステップS31で作成したディレクトリを消去する等により排他制御を終了する。なお、同期は成功したために同期成功として当該処理を終了する。
図11へ戻って、ステップS23に係る同期処理が終了すると、ステップS24へ移って、複合機2aは、同期処理が成功したか否かを判定する(S24)。同期処理が成功した場合(S24、YES)、ステップS25へ移る。同期処理が失敗した場合(S24、NO)、ステップS27へ移る。
ステップS25へ移った場合、複合機2aは、ステップS22で接続を開始した同期先の同期用共有記憶部320との接続を解除する(S25)。ここでは、同期制御部240は同期用共有記憶部320との接続を解除する。
続いてステップS26へ移って、複合機2bは、自装置の設定情報部210の設定情報の更新を行う(S26)。ここでは、設定情報部210が設定情報を格納する全く同じフォーマットのHDD区画である場合には、現在動作中のHDD区画を切り替えることにより、同期結果を瞬時に反映する。なお、この場合の切り替えは複合機2bを使用するユーザが全てログアウトしたときにすることが望ましい。また、ステップS26に係る処理が終了すると、再びステップS21へ移る。
ステップS27へ移った場合、複合機2bは、ステップS22で接続を開始した自装置の同期用共有記憶部320との接続を解除し(S27)、再びステップS21へ移る。
以上で示される処理により、新たに当該ネットワーク同期システム1に参加した複合機2aが複合機2b(同期用共有記憶部320)との間で同期を行う動作(第二動作)を行う。これにより、設定情報部210に記憶される設定情報は、図8下段に示されるようになる。
以上、説明を行ってきた本実施形態1におけるネットワーク同期システム1及び複合機2によれば、ネットワークを介して接続された他の複合機との間でサーバ装置などの装置を介さずに同期をとることができる。これは、各複合機2がネットワーク上に公開する同期用共有フォルダに常に最新版の設定情報を残し続けることにより実現する。また、本実施形態1によれば、異なる複合機2で独立に管理される同一のユーザの設定情報を対応付けた(紐付けた)後に適切に同期を実現することができる。
なお、ステップS33に係る処理では、ユーザ名が同一である場合に同一のユーザであると判断したが、この場合には限らない。ユーザ名のようにユーザに一意に付与された情報であれば、その他ICカード番号を用いて行う、或いはユーザの生体認証情報がユーザに関連づけて管理されている場合は生体認証情報を用いて行う方がより望ましい。また、ユーザ名に加えて当該ユーザの個人設定情報(図3参照)内の「Windows(登録商標)ユーザ名」及び「Windows(登録商標)パスワード」を用いて行うことも考えられる。この場合には、情報処理サーバ3との間での認証(即ち、外部サーバでの認証)を行い且つ情報処理サーバ3上で管理される当該ユーザのユーザ名に自動的に変更する等により情報処理サーバ3との間での対応付けも可能になる。
(ネットワーク同期動作の第1の変形例)
続いてネットワーク同期動作の第1の変形例として、前述のネットワーク同期動作後に、同一の新しいユーザが複合機2a及び複合機2bに登録された際に、各々の複合機間で設定情報のネットワーク同期を行う動作の一例について説明を行う。なお、予め複合機2a、2bの設定情報部210、310には、それぞれ、図13に示される設定情報(ユーザ名"SABURO"、"SHIRO"の同一のユーザ:一部省略)が記憶されているものとする。
この場合の動作も図9及び図10で示される第一動作と図11及び図12で示される第二動作の順で行われるが、図12のステップS33及びステップS34について補足する。
ステップS33へ移った場合、ステップS33へ移った場合、複合機2aは、同期先の同期用共有記憶部320の設定情報(図13上段参照)と自装置の設定情報部210の設定情報(図13下段参照)とを比較する(S33)。
ステップS33では、まず、同期制御部240は、設定情報部210の登録ユーザ情報上の各ユーザと同期用共有記憶部320の登録ユーザ情報上の各ユーザとの間で、同一のユーザについては対応付けを行う。ここでは、図13下段のユーザID"03a"のユーザ名と図13上段のユーザID"03b"のユーザ名とは"SABURO"で同一である。また、ユーザID"04a"のユーザ名とユーザID"04b"のユーザ名とは"SHIRO"で同一である。このように異なる装置間でユーザ名が同一である場合に同一のユーザであると判断することにより対応付けを行う。なお、同一のユーザであると判断されたユーザの設定情報は、同一ユーザ情報テーブルにおいて対応付けられる。
ステップS34へ移って、複合機2aは、同期先の同期用共有記憶部320及び自装置の設定情報部210の設定情報を最新の情報に更新する(S34)。ここでは、同期制御部240は、同期用共有記憶部320及び自装置の設定情報部210の設定情報に基づき各ユーザの個人設定ファイルを更新する。ここでは、各ユーザの最終更新日時を比較して最終更新日時の新しい方の個人設定ファイルを残すように更新する。例えばユーザ名"SABURO"のユーザは図13上段の方が最終更新日時が新しいため個人設定ファイルについては"File03b"を残す。一方ユーザ名"SHIRO"のユーザは図13下段の方が最終更新日時が新しいため個人設定ファイルについては"File04a"を残す。そうすると、図13下段の設定情報は、図14下段に示す設定情報に変更される。また、図13上段の設定情報は、図14上段に示す設定情報に更新される。これにより、両装置間でユーザ毎の設定情報の同期をとることができる。
以上のように、第1の変形例によれば、同一の新しいユーザが複合機2a及び複合機2bに登録された際に、同一ユーザ情報テーブルを用いて各々の複合機間で設定情報のネットワーク同期を効果的に行うことができる。
(ネットワーク同期動作の第2の変形例)
続いてネットワーク同期動作の第2の変形例として、前述のネットワーク同期動作後に、複合機2a及び複合機2bに登録された同一のユーザがいずれか一方の装置で削除された際に、各々の複合機間で設定情報のネットワーク同期を行う動作の一例について説明を行う。なお、予め複合機2a、2bの設定情報部210、310には、それぞれ、図15に示される設定情報(複合機2bではユーザ名"SABURO"、"SHIRO"のユーザは削除されている)が記憶されているものとする。
この場合の動作も図9及び図10で示される第一動作と図11及び図12で示される第二動作の順で行われるが、図12のステップS33及びステップS34について補足する。
ステップS33へ移った場合、ステップS33へ移った場合、複合機2aは、同期先の同期用共有記憶部320の設定情報(図15上段参照)と自装置の設定情報部210の設定情報(図15下段参照)とを比較する(S33)。
ステップS33では、まず、同期制御部240は、設定情報部210の登録ユーザ情報上の各ユーザと同期用共有記憶部320の登録ユーザ情報上の各ユーザとの間で、同一のユーザについては対応付けを行う。ここでは、既に図15上段の同一ユーザ情報テーブルにおいて同一のユーザであると判断されたユーザの設定情報は対応付けられているため、対応付けは行わない。
ステップS34へ移って、複合機2aは、同期先の同期用共有記憶部320及び自装置の設定情報部210の設定情報を最新の情報に更新する(S34)。ここでは、同期制御部240は、同期用共有記憶部320及び自装置の設定情報部210の設定情報に基づき各ユーザの個人設定ファイルを更新する。ここで問題となるのが、一方の装置(ここでは複合機2b)で削除され、他方の装置(ここでは複合機2a)では削除の後にログインしているユーザ名"SABURO"のようなユーザの取り扱い方である。このようなユーザは当該ネットワーク同期システム1を使用しているとみなすことができるために残す。即ち、最終ログイン日時と削除ユーザ情報テーブル上での削除日時を比較して最終ログイン日時の方が削除日時よりも新しい場合には残すように更新する。一方で、最終ログイン日時の方が削除日時よりも古い場合にはもはや当該ネットワーク同期システム1を使用していないとみなして削除する。そうすると、図15下段の設定情報は、図16下段に示す設定情報に変更される。また、図15上段の設定情報は、図16上段に示す設定情報に更新される。図16上段の登録ユーザ情報テーブルに示されるように、削除された後にログインしたユーザが再び登録されていることが分かる。なお、図16上段の削除ユーザ情報テーブルからはこのユーザについての情報は削除される。
以上のように、第2の変形例によれば、複合機2a及び複合機2bに登録された同一のユーザがいずれか一方の装置で削除された際に、同一ユーザ情報テーブル及び削除ユーザ情報テーブルを用いて各々の複合機間で設定情報のネットワーク同期を効果的に行うことができる。
以上、第1の変形例及び第2の変形例により、本実施形態におけるネットワーク同期動作の変形例について説明を行ってきた。その他、例えば二つの装置間でネットワーク同期を行うに際して、両装置の登録ユーザ情報テーブルにいるユーザと同一のユーザ名は"_N"をつけてリネームしたり、いずれかの装置の登録ユーザ情報テーブルにいるユーザと同一のユーザ名は、同一ユーザ情報テーブルに登録して最終更新日時の新しいユーザを残したり、両装置の登録ユーザ情報テーブルにいる同一の個人名のユーザは、最終更新日時の古いユーザの個人名を"_N"をつけてリネームしたり、同一ICカード番号は、最終更新日時が古いユーザのICカード番号を削除して次回当該ユーザがログインしようとする際に削除通知を行ったりする等、登録ユーザ情報テーブル、削除ユーザ情報テーブル及び同一ユーザ情報テーブルを用いて各種応用することができる。
また、例えば所定のユーザが、一の複合機において、当該一の複合機で管理される自身のユーザIDをQRコードに埋め込んだQRカバーシートを印刷出力すると、このQRカバーシートを用いて当該一の複合機にログインすることができる場合を想定する。このような場合に、この一の複合機において記憶される図4の同一ユーザ情報(或いは認証ユーザ情報)では、異なる複合機(前記一の複合機及び前記一の複合機と異なる他の複合機)間で独立に管理される前記所定のユーザの設定情報が対応付けられているものとする。
このような場合に、このユーザが、前記他の複合機において、当該他の複合機で管理される自身のユーザIDをQRコードに埋め込んだQRカバーシートを印刷出力すると、このQRカバーシートを用いて前記一の複合機にログインすることができるようになる。
つまり、他の複合機に登録されたユーザによりログインの指示を受けた場合に、図4の同一ユーザ情報(或いは認証ユーザ情報)上で他の複合機に登録されたユーザと対応付けられた自装置のユーザの個人設定情報に基づく自装置へのログインを許可する。参考例として後述の実施形態3において説明を行う。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態について図17〜20を参照して説明する。ここでは、前述の実施形態1で説明してきたネットワーク同期の仕組みを用いて、例えばアンチウイルスの定義情報や装置の機能の更新情報といったような各装置において共通の更新情報(以降、単に、「共通の更新情報」という。)を効果的に各装置に対して適用する形態について説明を行う。
例えば、当該ネットワーク同期システム1を構成する一の複合機がインターネット等のダウンロードサーバを経由して取得した共通の更新情報をネットワーク同期により他の各複合機に転送したり、一の複合機で共通の更新情報の適用を行った後に適用すべき旨の設定をネットワーク同期により他の各複合機に反映させたりすることのみで他の各複合機に同共通の更新情報の適用を行うこと等ができる。
(システム構成例)
本実施形態2におけるネットワーク同期システムの構成は、前述した実施形態1におけるネットワーク同期システム1(図1参照)と同様であるとしてここでは説明を省略する。
(更新情報の適用に係る機能構成例)
図17は、実施形態2における複合機の機能構成例を示すブロック図である。図17において、複合機2は、設定情報部210、同期用共有記憶部220、同期設定情報部230、同期制御部240、機能更新制御部250等を有する。ここでは、前述の実施形態1における複合機の機能構成(図2参照)との違いに着目して説明を行う。
設定情報部210は、当該複合機2における設定情報を記憶する。ここでの設定情報とは、前述の実施形態1で説明したユーザ毎の設定情報(個人設定情報)に加えて、上記の共通の更新情報を含むものとする。
同期用共有記憶部220は、当該ネットワーク同期システム1においてネットワーク同期の対象となる設定情報を記憶する。ネットワーク同期の対象となる設定情報とは、ここでは前述の設定情報部210に記憶された共通の更新情報等であり、これを複製して記憶する。
同期設定情報部230は、ネットワーク同期の動作等に係る設定情報である同期設定情報を記憶する。本実施形態2に係る同期設定情報の例については図18を用いて後述する。
同期制御部240は、同期設定情報部230に記憶された同期設定情報に基づき、ネットワーク同期に係る各種制御を行う。
機能更新制御部250は、同期設定情報部230に記憶された同期設定情報に基づいて機能更新に係る制御を行う。例えば、設定情報部210或いは同期用共有記憶部220に記憶される共通の更新情報に基づくアップデートを行う。
以上の機能構成により、本実施形態2におけるネットワーク同期システム1では、ネットワーク同期の仕組みを用いて、アンチウイルスの定義情報や装置の機能の更新情報といったような各装置において共通の更新情報を効果的に各装置に対して適用する。
なお、同期制御部240と機能更新制御部250とは、明確に区別されるものではなく、ネットワーク同期に関連する動作の制御を行う機能部であるという意味で、総称して制御部260ということもできる。ここでは区別して説明を行うが、本発明の実施形態に応じて適宜、設計変更可能であるものとする。
(ネットワーク同期のための同期設定情報の例)
図18は、ネットワーク同期のための同期設定情報の一例を示す図である。この同期設定情報は、同期設定情報部230により記憶される。このような同期設定情報に基づき、同期制御部240或いは機能更新制御部250はネットワーク同期及び機能更新に係る各種制御を行う。以下、各設定項目を、同期制御部240或いは機能更新制御部250の制御動作と関連づけて説明を行う。
「最終更新日時設定」及び「ネットワーク同期設定」については、前述した実施形態1(図5参照)と同様であるとしてここでは説明を省略する。
続いて、「更新情報に係る設定」について説明を行う。「更新情報に係る設定」は、自装置において共通の更新情報のダウンロード等(転送)を自動的に行うか否か、共通の更新情報に基づくアップデート(共通の更新情報の適用)を自動的に行うか否か等の更新情報に係る設定である。
「自動ダウンロード(する、しない)」は、自装置が共通の更新情報を自動的にダウンロードするか否かの設定のための設定項目である。同期制御部240は、この設定項目に基づき、他の装置の同期用共有フォルダ(例えば同期用共有記憶部320)等に記憶された共通の更新情報を自動的にダウンロードする又はダウンロードすること自体を禁止する。
「ダウンロード方式(ダウンロードサーバ経由、ネットワーク同期経由)」は、自装置が共通の更新情報のダウンロードをダウンロードサーバ経由で行うかネットワーク同期経由で行うかの設定のための設定項目である。同期制御部240は、この設定項目に基づき、ネットワーク同期経由の場合には他の装置の同期用共有フォルダ(例えば同期用共有記憶部320)に記憶された共通の更新情報をダウンロードする。また、ダウンロードサーバ経由の場合にはインターネット或いは情報処理サーバ3がダウンロードサーバであれば情報処理サーバ3経由でダウンロードする。このようにネットワーク同期経由でダウンロードするか或いはダウンロードサーバ経由でダウンロードするかを選択可能とする選択手段である。
なお、この設定項目で「ダウンロードサーバ経由」が設定される一の装置は、必然的に「同期用共有フォルダを公開」の設定項目で「公開する」旨が設定されるように構成することができる。この場合、他の装置については「ネットワーク同期経由」に設定する(「ダウンロードサーバ経由」への設定を禁止する)。そうすると、他の全ての装置は、前記一の装置が公開する同期用共有フォルダから共通の更新情報を取得することができる。つまり、当該ネットワーク同期システム1を構成する一の装置がインターネット等のダウンロードサーバを経由して取得した共通の更新情報をネットワーク同期により他の各装置に転送することができる。これにより、当該ネットワーク同期システム1と外部との間でのネットワーク負荷等の軽減等を実現することができる。
「自動実行間隔(例えば24〜999時間)」は、自装置が共通の更新情報を自動的にダウンロードする際の実行間隔の設定のための設定項目である。同期制御部240は、設定された自動実行間隔で共通の更新情報の自動ダウンロードを行う。この自動実行間隔はユーザにより設定可能であり、又、ネットワーク負荷の分散のため、機械固有番号と現在時間から乱数による確率を計算し、実行間隔確率Xから次回実行時刻が決定されるようにすることもできる。
「自動アップデート(する、しない)」は、自装置が自装置に格納された共通の更新情報に基づくアップデートを自動的に行うか否かの設定のための設定項目である。前述の「自動ダウンロード」で「する」が設定され且つ「自動アップデート」で「する」が設定された場合、機能更新制御部250は、同期制御部240により自動的にダウンロードされた共通の更新情報に基づき自動的にアップデートを行う。
「手動アップデート(する、しない)」は、自装置が自装置に格納された共通の更新情報に基づくアップデート(更新)を手動で行うか否かの設定のための設定項目である。前述の「自動ダウンロード」で「する」が設定され且つ「手動アップデート」で「する」が設定された場合、同期制御部240は、共通の更新情報を自動的にダウンロードして自装置の設定情報部210に格納する。しかしながら、共通の更新情報に基づくアップデートは手動でされるため、自装置のユーザはダウンロードされた共通の更新情報の良否を判断して機能更新制御部250にアップデートさせるように指示することができる。なお、前述の「自動アップデート」及びこの「手動アップデート」の設定は、一方において「する」が設定されると他方は「しない」が設定される。これにより、アップデートについては自動で行うか手動で行うかを選択可能としている。
「バージョン選択(ダウンロード済みバージョンから選択)」は、自装置が自装置に格納された共通の更新情報(複数のバージョンの共通の更新情報がある)の内のいずれのバージョンの共通の更新情報に基づいてアップデートを行うか、即ち、アップデートを行うバージョンの選択のための設定項目である。共通の更新情報のバージョンは、その発行元において次々に更新されるのが一般的である。このような状況において、必ずしも最新のバージョンの共通の更新情報に基づいて更新を行うことは適切ではなく、各バージョンの共通の更新情報の動作の安全性を確認後に当該装置に適用することが望ましい。そのため、前述の「手動アップデート」で「する」が設定された場合、ユーザはこの「バージョン選択」を設定することにより手動アップデートに係りどのバージョンの共通の更新情報を自装置に適用するかを選択することができる。
「バージョン選択をネットワーク同期に反映(する、しない)」は、前述の「バージョン選択(ダウンロード済みバージョンから選択)」の設定を他の各装置に反映させるか否かの設定のための設定項目である。例えば、前述の「手動アップデート」で「する」が設定され且つ「バージョン選択をネットワーク同期に反映」で「しない」に設定されている場合に手動によるアップデートを行ったあと、「バージョン選択をネットワーク同期に反映」が「する」に設定変更されると、同期制御部240は、ネットワーク同期の仕組みを用いて、他の装置に自装置の「バージョン選択」を反映させる。これにより、他の各装置は自装置との間でのネットワーク同期により自装置と同様のバージョンの更新情報に基づくアップデートを行うという動作が可能になる。
「ダウンロード/アップデートを通知(する、しない)」は、自装置において共通の更新情報のダウンロード及び/又は共通の更新情報に基づくアップデートが行われた旨をメール等によりユーザに通知するか否かの設定のための設定項目である。「通知する」の旨が設定された場合、「件名(表示可能文字、例えば01〜256文字)」及び「本文(表示可能文字、例えば01〜2048文字)」の設定項目で設定される内容に基づき生成したメール等によりユーザに通知を行う。件名としては、例えば「○月×日△時ダウンロード完了」、本文としては、例えば「○月×日△時ダウンロード完了しました。以下のものがダウンロードされています。」等の文章が予め用意されており、機能更新制御部250は、これを用いてユーザに通知を行う。なお、前述の「自動ダウンロード」で「する」が設定され且つ「手動アップデート」で「する」が設定された場合、共通の更新情報をダウンロード後にメール等による通知を受けたユーザは手動で該更新情報に基づく更新を行うことができる。
続いて、「自動再起動に係る設定」について説明を行う。「自動再起動に係る設定」は、自装置が自動的に再起動を行うか否か等の自動再起動に係る設定である。
「自動再起動(する、しない)」は、自装置が自動的に再起動を行うか否かの設定のための設定項目である。例えば共通の更新情報に基づくアップデートを再起動時に提供するような場合には、この設定項目を「する」に設定する。
「自動再起動時刻(例えば00:00〜23:59)」は、自装置が自動的に再起動を行う際の実行時刻の設定のための設定項目である。「自動再起動」で「する」に設定された場合、機能更新制御部250は、設定された実行時刻で自動的に再起動を行う。また、再起動時に共通の更新情報に基づくアップデートを提供するような場合には、合わせて共通の更新情報に基づくアップデートを行う。この実行時刻はユーザにより設定可能であり自装置が用いられる可能性の低い時間帯(例えば04:00等)に設定される。
以上、図18を用いて同期設定情報について説明を行ってきたが、これら同期設定情報に基づき、同期制御部240はネットワーク同期に係る各種制御を行う。また、機能更新制御部250は、同期設定情報の内の特に更新情報に係る設定に基づき、機能更新に係る制御を行う。
そのため、以下に掲げる利点を奏する。その利点とは、当該ネットワーク同期システム1を構成する一の複合機がインターネット等のダウンロードサーバを経由して取得した共通の更新情報をネットワーク同期により他の各複合機に転送したり、一の複合機で共通の更新情報の適用を行った後に適用すべき旨及び適用すべきバージョン情報の設定をネットワーク同期により他の各複合機に反映させたりすることのみで他の各複合機に同共通の更新情報の適用を行うこと等ができることである。
以降、共通の更新情報のダウンロード(取得・転送)に係る動作と共通の更新情報に基づくアップデートに係る動作とに分けて説明を行う。なお、これらの動作については、図6のシステム構成を参照して説明を行う。
(ネットワーク同期動作(ダウンロード))
まず、共通の更新情報のダウンロードに係る動作として、図18の「ダウンロード方式」で「ダウンロードサーバ経由」が設定された複合機2bが、ダウンロードサーバ経由で共通の更新情報のダウンロードを行った後、この共通の更新情報を自装置の同期用共有記憶部320にアップロードする動作について説明を行う。
なお、実施形態2における複合機のネットワーク同期(ダウンロードサーバ経由のダウンロード)に係る動作は前述した実施形態1と同様(図9参照)であるが、同期処理(図9のステップS3)が異なるため、ここでは同期処理について説明を行う。図19は、実施形態2における同期処理(ダウンロードサーバ経由のダウンロード)に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図19のステップS41〜S46に係る処理は、ステップS43が加えられた点を除いて図10のステップS11〜S15に係る処理と同様であるためここではステップS43について説明する。
ステップS43へ移った場合、複合機2bは、共通の更新情報をアップロードする(S43)。ここでは、複合機2bの同期制御部340は、自身がダウンロードした共通の更新情報を同期用共有記憶部320にアップロードする。この処理により、他の複合機(例えば複合機2a)はネットワーク同期により当該同期用共有記憶部320から共通の更新情報を取得することができる。
次に、図18の「ダウンロード方式」で「ネットワーク同期経由」が設定された複合機2aが、ネットワーク同期経由で上記複合機2bから共通の更新情報のダウンロードを行う場合の動作について説明を行う。
なお、実施形態2における複合機のネットワーク同期(ネットワーク同期経由のダウンロード)に係る動作は前述した実施形態1と同様(図11参照)であるが、同期処理(図11のステップS3)が異なるため、ここでは同期処理について説明を行う。図20は、実施形態2における同期処理(ダウンロードサーバ経由のダウンロード)に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図20のステップS51〜S56に係る処理は、ステップS53が加えられた点を除いて図12のステップS31〜S35に係る処理と同様であるためここではステップS53について説明する。
ステップS53へ移った場合、複合機2aは、共通の更新情報をダウンロードする(S53)。ここでは、同期制御部240は、同期用共有記憶部320から共通の更新情報のダウンロードを行う。この処理により、当該ネットワーク同期システム1を構成する一の複合機がインターネット等のダウンロードサーバを経由して取得した共通の更新情報をネットワーク同期により他の各複合機に転送したりすることができる。
(ネットワーク同期動作(手動アップデート)の例)
続いて、共通の更新情報に基づくアップデートに係る動作を説明するが、図18の「自動アップデート」で「する」が設定された場合は例えば当該装置が再起動時に自動的にアップデートを行うため、ここでは説明を省略する。
例えば複合機2bにおいて図18の「手動アップデート」で「する」が設定され且つ「バージョン選択をネットワーク同期に反映」で「しない」に設定されている場合に、当該複合機2bにおいて手動によるアップデートを行ったあと、「バージョン選択をネットワーク同期に反映」が「する」に設定変更されると、複合機2bの同期制御部340は自身の「バージョン選択」に係る情報を同期用共有記憶部320に更新する。
そうすると、他の複合機(例えば複合機2a)は複合機2bとの間でのネットワーク同期により同期用共有記憶部320から「バージョン選択」に係る情報を取得し、この「バージョン選択」で示される共通の更新情報に基づくアップデートを例えば当該装置の再起動時に行うという動作が可能になる。
つまり、以上に示される処理により、当該ネットワーク同期システム1を構成する一の複合機で共通の更新情報の適用を行った後に適用すべき旨及び適用すべきバージョン情報の設定をネットワーク同期により他の各複合機に反映させたりすることのみで他の各複合機に同共通の更新情報の適用を行うこと等ができる。
[第3の実施形態]
以下、本発明の第3の実施形態について図21〜25を参照して説明する。前述の実施形態1で説明してきたネットワーク同期の仕組みを用いることにより、異なる複合機2間で独立に管理される同一の設定情報を対応付けることができる。そのため、例えば所定のユーザは、一の複合機において、当該一の複合機で管理される自身のユーザIDが記録されたQRコードを印刷した当該一の複合機にログインするためのシート(QRカバーシート)を印刷出力すると、このシートを用いて当該一の複合機のみならず、他の複合機にログインすること等が可能になる。つまり、他の複合機のユーザにより自装置にログインの指示を受けた場合に、図4の認証ユーザ情報上で他の複合機のユーザと対応付けられた自装置のユーザ情報に基づき、自装置にログインすることが可能になる。
以降の説明においてユーザIDは後述する図24のQRコードに記録される識別情報の一つであるように構成することができる。
(装置の構成)
図21は、実施形態3における複合機の概略構成を示すブロック図である。図21において、複合機2は、外部記憶装置14、外部メディア入出力装置15、印刷装置16、画像読取装置17、表示装置18、入力装置19などとバスなどを介して接続されている。
また、FAX回線21を介して他のファクシミリ装置とファクシミリデータの授受を行ったり、インターネット22とモデム、ルータ等の通信制御ユニット23を介して外部機器と接続するとともに、有線,無線等によりパーソナルコンピュータ(以下、PCという)24,サーバーコンピュータ(以下、サーバーという)25と接続して情報の授受を行ったりする。
複合機2は、当該複合機2に接続された上記の各種装置などを制御するための非図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などから構成されるメモリユニット、FAX制御部、LAN制御部、入出力デバイス制御ユニット、記憶装置制御ユニット、画像処理制御ユニット、入力制御ユニットを備えている。さらに、記憶装置制御ユニットに接続された内蔵ハードディスクドライブ(以下、HDDという)などで構成される記憶装置、画像処理制御ユニットに接続された印刷制御ユニット,画像読取制御ユニット,表示制御ユニットなどを有している。
外部記憶装置14は、外付けHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置である。外部メディア入出力装置15は、マルチメディアカード(登録商標),スマートメディア(登録商標),メモリスティック(登録商標),SDメモリカード(登録商標),CD−ROM,フロッピー(登録商標)ディスク,USBメモリ(登録商標)などの各メディアから情報の入出力を行うための入出力装置である。
印刷装置16は、モノクロ,カラー,両面印刷が可能な、レーザープリンタ,インクジェットプリンタなどで構成される出力装置である。画像読取装置17は、光学的処理等により原稿画像を電子データとして読み取る装置である。表示装置18は、タッチパネル,CRT,液晶などで構成される出力装置である。
入力装置19は、タッチパネルやキーボタンで構成される入力のための装置である。またマイクで構成される音声による入力のための装置であってもよい。
以上で示されるように、本実施形態3における複合機2は、当該複合機2に接続された(或いは、含まれる)上記の各種装置などを制御する。
また、当該複合機2は、画像読取装置17などにより取得した画像情報を、該画像情報に含まれる識別情報に応じて、識別して出力(或いは記憶)するように制御する。識別情報とは、出力ファイル名(或いは保存ファイル名)などコンピュータ上で識別を行うための情報である。複合機2は、画像読取装置17などにより取得した画像情報に含まれる識別情報を出力ファイル名として付加するなどして出力する処理などを行う。
これにより、画像情報を出力(或いは記憶)する場合に、画像情報の識別情報(例えばヘッダ情報)の設定を効果的に行うことができる。その具体的構成などについては図22を参照して後述する。
(機能の構成)
図22は、実施形態3における複合機の機能構成の一例を示すブロック図である。なお、図22に示す各ブロック間を結ぶ矢印は代表的な信号の流れを表すものであって、各ブロックの機能を限定するものではない。
図22において、複合機2は、画像情報取得部101、画像情報認識部102、識別情報認識部103、出力制御部(記憶制御部)104、記憶装置105などを有する。
画像情報取得部101は、画像情報を取得する。例えば画像読取装置17で読み取られた画像情報、外部記憶装置14、外部メディア入出力装置15又は記憶装置105に記憶された画像情報、インターネット22を介して接続された外部機器から受信した画像情報、FAX回線21を介して他のファクシミリ装置から受信したファクシミリデータに基づく画像情報、などを取得する。
画像情報認識部102は、画像情報取得部101により取得した画像情報を認識する。識別情報認識部103は、画像情報取得部101により取得した画像情報に含まれる識別情報を認識する。例えば、画像情報に含まれるQRコード(登録商標)などの光学読取符号に基づき、識別情報を認識する。識別情報とは、後述の出力制御部(記憶制御部)104による出力(或いは記憶)動作に係る出力ファイル名(或いは保存ファイル名)などコンピュータ上で識別を行うための情報である。
出力制御部(記憶制御部)104は、画像情報認識部102により認識した画像情報を、識別情報認識部103により認識した識別情報に応じて、識別して出力(或いは記憶)する。例えば、画像情報に識別情報であるヘッダ情報を付加して、印刷装置16により記憶媒体上に画像形成する。また例えば、画像情報に基づき生成する電子ファイルのファイル名又は件名に識別情報を付加して、FAX回線21を介して他のファクシミリ装置にファクシミリ送信したり、インターネット22を介して接続された外部機器に送信したりする出力動作を行う。さらには、画像情報に基づき生成する電子ファイルのファイル名(文書名、カテゴリー名などを含む)に識別情報を付加して、記憶装置105などにより電子ファイルを記憶する。
以上の機能の構成により、複合機2では、画像読取装置17などにより取得した画像情報を、該画像情報に含まれる識別情報に応じて、識別して出力(或いは記憶)するように制御する。
(動作例)
図23は、実施形態3における複合機の動作の一例を示すフローチャート図である。ここでは、図22の機能ブロック図も参照して、複合機2が、画像読取装置17などにより取得した画像情報を、出力(或いは記憶)するように制御する動作の一例の説明を行う。
まず、画像情報取得部101は画像情報を取得する(S61)。ここでは、画像読取装置17で読み取られた画像情報、外部記憶装置14、外部メディア入出力装置15又は記憶装置16に記憶された画像情報、インターネット22を介して接続された外部機器から受信した画像情報、FAX回線21を介して他のファクシミリ装置から受信したファクシミリデータに基づく画像情報などを取得する。図24は、取得する画像情報の一例を示す図である。本実施形態1で利用する画像情報は、図24のようにQRコードなどの2次元コードが所定位置に記録された画像データである。
ステップS62へ移って、識別情報認識部103はステップS61で取得した画像情報に含まれる識別情報があるか否か判定する(S62)。識別情報とは、前述したようにコンピュータ上で識別を行うための情報であり、例えば出力ファイル名(或いは保存ファイル名)などである。ここでは、図24に示すQRコードに含まれる所定の文字列を識別情報とする。
識別情報がある場合(S62、YES)、ステップS63へ移って、識別情報認識部103は画像情報から識別情報を認識する(S63)。ここでは、図24のQRコードに含まれる所定の文字列を認識する。識別情報がない場合(S62、NO)、ここでは処理を終了する。
ステップS64へ移って、画像情報認識部102はステップS61で取得した画像情報を認識する(S64)。ここでは、図24に示す画像情報を認識する。続いて、ステップS65へ移って、出力制御部104はステップS24で認識した画像情報を、ステップS63で認識した識別情報に応じて、出力(或いは記憶)する(S65)。図25は、画像情報を識別情報に応じて出力又は記憶する処理を説明するための図である。
ステップS65では、例えば、画像情報にステップS63で認識した所定の文字列をヘッダ情報として付加して、印刷装置16により記憶媒体上に画像形成する(図25(a)参照)。また例えば、画像情報に基づき生成する電子ファイルのファイル名又は件名に識別情報を付加して、FAX回線21を介して他のファクシミリ装置にファクシミリ送信したり、インターネット22を介して接続された外部機器に送信したりする出力動作を行う(図25(b)参照)。さらには、画像情報に基づき生成する電子ファイルのファイル名(文書名、カテゴリー名などを含む)に識別情報を付加して、記憶装置16などにより電子ファイルを記憶する(図25(c)参照)。
以上で示される処理により、複合機2が、画像読取装置17などにより取得した画像情報を、該画像情報に含まれる識別情報に応じて、識別して出力(或いは記憶)するように制御する。そのため、画像情報を出力(或いは記憶)する場合に、予め図24のようにQRコードなどの2次元コード内に出力ファイル名(或いは保存ファイル名)を記録することにより、画像情報の識別情報の設定を効果的に行うことができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記各実施形態にあげたその他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
実施形態1におけるネットワーク同期システムの構成例を示す図である。 実施形態1における複合機の機能構成例を示すブロック図である。 ネットワーク同期の対象となる設定情報の例(その1)である。 ネットワーク同期の対象となる設定情報の例(その2)である。 ネットワーク同期のための同期設定情報の一例を示す図である。 ネットワーク同期動作の説明のためのシステム構成の一例を示す図である。 ネットワーク同期前の複合機2a及び複合機2bの設定情報の例である。 ネットワーク同期後の複合機2a及び複合機2bの設定情報の例である。 ネットワーク同期動作の第一動作の例を示すフローチャート図である。 図9のステップS3の具体例を示すフローチャート図である。 ネットワーク同期動作の第二動作の例を示すフローチャート図である。 図11のステップS23の具体例を示すフローチャート図である。 変形例1に係るネットワーク同期前の複合機2a及び複合機2bの設定情報の例である。 変形例1に係るネットワーク同期後の複合機2a及び複合機2bの設定情報の例である。 変形例2に係るネットワーク同期前の複合機2a及び複合機2bの設定情報の例である。 変形例2に係るネットワーク同期後の複合機2a及び複合機2bの設定情報の例である。 実施形態2における複合機の機能構成例を示すブロック図である。 ネットワーク同期のための同期設定情報の一例を示す図である。 実施形態2における同期処理(ダウンロードサーバ経由のダウンロード)に係る動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態2における同期処理(ネットワーク同期経由のダウンロード)に係る動作の一例を示すフローチャート図である。 実施形態3における複合機の概略構成を示すブロック図である。 実施形態3における複合機の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施形態3における複合機の動作の一例を示すフローチャート図である。 取得する画像情報の一例を示す図である。 取得した画像情報を識別情報に応じて出力又は記憶する処理を説明するための図である。
符号の説明
1 ネットワーク同期システム
2 複合機
3 情報処理サーバ
210 同期制御部
220 同期用共有記憶部
230 同期設定情報部
240 同期制御部
250 機能更新制御部
260 制御部

Claims (8)

  1. 複数の情報処理装置により構成されるネットワーク同期システムであって、
    前記複数の情報処理装置の内の第一の装置は、
    該第一の装置を利用可能として登録されたユーザ毎の個人設定情報を、該第一の装置と異なる前記情報処理装置との間で共有するために、複製して記憶する同期用共有記憶手段を有し、
    前記複数の情報処理装置の内の他の第二の装置は、
    該第二の装置を利用可能として登録されたユーザ毎の個人設定情報を記憶する設定情報手段と、
    前記設定情報手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報と前記同期用共有記憶手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報との比較に基づき、前記設定情報手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報をユーザ毎に最新の個人設定情報に更新する同期制御手段と、
    を有し、
    前記同期制御手段は、さらに、前記同期用共有記憶手段に記憶される前記複数の情報処理装置間で共通の更新情報を取得することを特徴とするネットワーク同期システム。
  2. 前記共通の更新情報とは、アンチウイルスソフトの定義情報又は前記複数の情報処理装置の機能に関する更新情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク同期システム。
  3. 前記同期制御手段は、前記同期用記憶手段により記憶された前記共通の更新情報を取得するか或いは当該ネットワーク同期システムにネットワークを介して接続された更新情報サーバから前記共通の更新情報を取得するか選択可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク同期システム。
  4. 前記第二の装置は、さらに、前記共通の更新情報に基づくアップデートを自動で行うか手動で行うか選択可能な機能更新制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のネットワーク同期システム。
  5. 複数の情報処理装置により構成されるネットワーク同期システムにおける情報処理装置であって、
    自装置を利用可能として登録されたユーザ毎の個人設定情報を記憶する設定情報手段と、
    前記設定情報手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報と前記複数の情報処理装置の内の他の情報処理装置が有する同期用共有記憶手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報との比較に基づき、前記設定情報手段により記憶されたユーザ毎の個人設定情報をユーザ毎に最新の個人設定情報に更新する同期制御手段と、
    を有し、
    前記同期制御手段は、さらに、自装置と異なる前記情報処理装置が有する同期用共有記憶手段に記憶される前記複数の情報処理装置間で共通の更新情報を取得することを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記共通の更新情報とは、アンチウイルスソフトの定義情報又は前記複数の情報処理装置の機能に関する更新情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記同期制御手段は、自装置と異なる前記情報処理装置に記憶される前記共通の更新情報を取得するか或いは当該ネットワーク同期システムにネットワークを介して接続された更新情報サーバから前記共通の更新情報を取得するか選択可能であることを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  8. 前記共通の更新情報に基づくアップデートを自動で行うか手動で行うか選択可能な機能更新制御手段をさらに有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
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