JP2018187794A - 情報処理装置、および情報処理装置の制御方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理装置の制御方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018187794A
JP2018187794A JP2017089641A JP2017089641A JP2018187794A JP 2018187794 A JP2018187794 A JP 2018187794A JP 2017089641 A JP2017089641 A JP 2017089641A JP 2017089641 A JP2017089641 A JP 2017089641A JP 2018187794 A JP2018187794 A JP 2018187794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
setting
control unit
stored
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017089641A
Other languages
English (en)
Inventor
水野 貴史
Takashi Mizuno
貴史 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017089641A priority Critical patent/JP2018187794A/ja
Publication of JP2018187794A publication Critical patent/JP2018187794A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 情報処理装置を使用するユーザの個人設定が自動で削除されても、ユーザが当該削除された設定項目の少なくとも一つの設定項目の設定を参照できるようにすることを目的とする。【解決手段】 情報処理装置を使用するユーザを識別する識別手段と、前記識別手段により識別された前記ユーザと前記情報処理装置の設定を対応づけて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される一人分のユーザの前記設定を削除して、前記記憶手段に個人設定が記憶されていない他のユーザの個人設定を記憶する記憶制御手段と、を有する情報処理装置において、前記記憶制御手段により前記ユーザの設定が削除される前に、前記ユーザの所定の設定項目の設定を他の情報処理装置に送信する送信手段を有することを特徴とする【選択図】 図9

Description

本発明は、情報処理装置、および、情報処理装置の制御方法、プログラムに関する。
複合機等の情報処理装置では、当該情報処理装置を使用するユーザを識別して、識別されたユーザ毎にディスプレイに表示される画面の言語や、ユーザが情報処理装置にログインした後に最初に表示される画面を設定することができる。たとえば、情報処理装置にユーザAがログインしたときは、使用する機能を選択するメインメニュー画面が英語で表示される。一方で、上記と同じ情報処理装置にユーザBがログインしたときには、コピーの設定を行う画面が日本語で表示される。このようにすることで、ユーザは情報処理装置にログインするだけで各ユーザの使いやすい設定で、情報処理装置を使用することができる。
ユーザが情報処理装置にログインすると、情報処理装置に備えられた記憶装置にログインしたユーザの設定情報を記憶する領域が確保される。当該ユーザがログイン中に設定した設定は記憶装置の上記領域に記憶される。当該ユーザがログアウト後、再び、情報処理装置にログインした場合、情報処理装置は記憶手段に記憶された設定情報を参照してディスプレイに画面を表示する。
情報処理装置が、個人ごとに設定情報を記憶するためには、一定のデータ容量が必要である。そのため、情報処理装置に備えられた記憶装置が設定情報を記憶することのできるユーザ数には上限がある。情報処理装置に備えられた記憶装置に設定情報が記憶されているユーザの数が上限まで達している場合、記憶装置に設定情報が記憶されていないユーザがログインしても、ログインしたユーザの設定情報を記憶することができない。
そこで、情報処理装置に備えられた記憶装置に設定情報が記憶されているユーザ数が上限に達している場合、すでに設定情報が記憶されているユーザの設定情報を1人分削除して、新たなユーザの設定情報を記憶することが考えられている。特許文献1には、情報処理装置に記憶されている設定情報を自動で削除する方法が記載されている。たとえば、所定の人数分の設定情報が記憶されている場合、新たなユーザのログインに従って、情報処理装置は最終ログイン日時が最も古いユーザの設定情報のすべての項目の設定を自動で削除する。このようにすることで、所定の人数分の設定情報を登録しつつ、設定情報が記憶されていないユーザの設定情報を記憶することができる。
特開2015−174317号公報
しかし、ユーザの設定情報が自動で削除される場合、情報処理装置は設定情報のバックアップファイルを作成することなく当該ユーザの設定情報を削除していた。そのため、一度、設定情報が削除されてしまうと、ユーザは削除された設定情報を参照したり、当該設定情報を復元して使用することができなかった。
本発明は、情報処理装置に設定情報を記憶することのできるユーザ数が決められている場合、ユーザの設定情報が自動で削除されても、削除された設定項目の少なくとも一つの設定項目の設定情報をユーザが参照できるようにすることを目的とする。
本発明に記載の情報処理装置は、情報処理装置を使用するユーザを識別する識別手段と、前記識別手段により識別された前記ユーザと前記情報処理装置の設定情報を対応づけて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される一人分のユーザの前記設定情報を削除して、前記記憶手段に前記設定情報が記憶されていない他のユーザの設定情報を前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、を有する情報処理装置において、前記記憶制御手段により前記記憶手段に前記設定情報が記憶されているユーザの設定情報が削除される前に、当該ユーザに対応づけて記憶される所定の設定項目の設定情報を他の情報処理装置に送信する送信手段を有することを特徴とする。
本発明は、情報処理装置に設定情報を記憶することのできるユーザ数が決められている場合、ユーザの設定情報が自動で削除されても、削除された設定項目の少なくとも一つの設定項目の設定情報をユーザが参照できる。
本発明の実施の形態に係るMFP101のコントローラユニットを示す図である。 本発明の実施の形態に係るMFP101のプログラム構成を示す図である。 本実施形態におけるMFP101の設定値を管理するデータベースとユーザを管理するテーブルの一例を示す図である。 本実施形態におけるMFP101にユーザがログインするときにディスプレイ119に表示されるログイン画面の一例である。 本実施形態におけるMFP101にユーザがログインしたときにディスプレイ119に表示される画面の一例である。 本実施形態において、ユーザが個人設定を登録するときの一例を示す模式図である。 本実施形態における管理テーブルの一例を示す図である。 本実施形態において、個人設定が自動削除されたユーザが再ログインしたときにディスプレイ119に表示される画面の一例である。 第1の実施形態における、ログイン処理を示すフローチャートである。 本実施形態において、個人設定が設定されたときに行われる処理を示すフローチャートである。 本実施形態におけるログアウト処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態において、バックアップファイルを削除するときの処理を示すフローチャートである。 本実施形態において、自動削除の対象外となる設定項目を設定するための画面の一例である。 第2の実施形態におけるソフトウェアブロック図である。 第2の実施形態において、バックアップDB 401に記憶されるデータの模式図である。 第2の実施形態における管理テーブルの一例を示した図である。 第2の実施形態におけるログイン処理を示したフローチャートである。 第3の実施形態における管理テーブルの一例を示す図である。 第3の実施形態におけるログイン処理を示したフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<第一の実施形態>
図1は、MFP(Multi Function Peripheral)101のハードウェア構成の一例を示す図である。図1は、本実施例における説明のための一例を示したものであり、他の構成要素を含んだり、あるいは、本実施例と同様の効果のある構成であっても構わないことは言うまでもない。
システムバス110に対してCPU111、RAM112、ROM113、入力制御I/F114、表示制御I/F115、記憶装置I/F116、通信I/Fコントローラ117が接続されている。さらに、システムバス110に対して、スキャナ121やプリンタ122が接続されている。システムバス110に接続される各部は、システムバス110を介して互いにデータのやり取りを行うことができるように構成されている。
CPU(Central Processing Unit)111は、各装置の制御やデータの計算・加工を行う装置である。RAM(Random Access Memory)112は、揮発性のメモリであり、CPU111の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。ROM(Read Only Memory)113は、不揮発性のメモリであり、画像データやその他のデータ、CPU111が動作するための各種プログラム等が、それぞれ所定の領域に格納されている。CPU111は、例えばROM113に格納されるプログラムに従い、RAM112をワークメモリとして用いて、MFP101の各部を制御する。尚、CPU111が動作するためのプログラムは、ROM113に格納されるのに限られず、記憶装置120に記憶されていてもよい。
入力制御I/F114は、ユーザ操作を受け付け、操作に応じた制御信号を生成し、CPU111に供給する。入力制御I/F114は、ユーザ操作を受け付ける入力デバイスと接続される。入力デバイスとは、たとえば、不図示であるキーボードといった文字情報入力デバイスや、数値などを直接入力するためのハードキー、あるいはタッチパネル118といったポインティングデバイスである。なお、タッチパネル118は、例えば平面的に構成された入力部に対して接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにされている入力デバイスである。以下、本実施例においては、入力デバイスとしてタッチパネル118が用いられる。入力デバイスは、タッチパネルに限定されないことは言うまでもない。CPU111は、入力デバイスに対してなされたユーザ操作に応じて入力制御I/F114で生成され供給される制御信号に基づき、MFP101の各部を制御する。これにより、MFP101はユーザ操作に応じた動作を行うことができる。
表示制御I/F115は、ディスプレイ119に対して画像を表示させるための表示信号を出力する。例えば、CPU111は、プログラムに従い、生成した表示制御信号を表示制御I/F115に対して供給する。表示制御I/F115は、この表示制御信号に基づき表示信号を生成してディスプレイ119に対して出力する。また、タッチパネル118は、ディスプレイ119と一体的に構成されていても良い。例えば、タッチパネル118の光の透過率がディスプレイ119の表示を妨げないように構成され、ディスプレイ119の表示面の上層にタッチパネル118が取り付けられる。そして、タッチパネル118における入力座標と、ディスプレイ119上の表示座標が対応付けられる。これにより、あたかもユーザがディスプレイ119上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。
記憶装置I/F116には、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置120が接続されている。CPU111は、記憶装置120からのデータの読み出しや、記憶装置120にデータを書き込む。記憶装置120はRAM112やROM113の代わりに使用されてもよい。
通信I/Fコントローラ117は、CPU111の制御に基づき、例えばLANやインターネット、有線、無線等の各種ネットワークに対する通信を行う。ネットワーク102には、PCや他のMFP、プリンタ、サーバ123等、様々な装置がMFP101と通信可能に接続される。また、後述する外部の認証サーバとの接続は通信I/Fコントローラ117を介して行われる。サーバ123は、スキャナ121が生成した画像データの保存や、ユーザの個人設定のバックアップファイルを記憶することのできる記憶装置である。
スキャナ121は、CPU111の制御に基づき、原稿を読み取って、画像データを生成する。例えば、CPU111は、入力制御I/F114を介して入力されたユーザの指示により、スキャナ121に対してスキャン処理を実施させる。スキャナ121は、原稿台やADF(Auto Document Feeder)に置かれた原稿を読み取り、デジタルデータ化し、画像データを生成する。そして、スキャナ121は、生成した画像データを記憶装置120やサーバ123に格納する。
プリンタ122は、CPU111の制御に基づき、記憶装置120やサーバ123に保存された画像データを印刷処理する。例えば、CPU111は、入力制御I/F114を介して入力されたユーザの指示や、通信I/Fコントローラ117を介して外部装置から入力されたコマンドの指示を受け付けてプリンタ122に印刷処理を実行させる。プリンタ122は、記憶装置120やサーバ123から画像データを読出し、印刷可能なデータ形式に変換し、用紙に印字する。
本発明におけるMFP101のソフトウェアの構成について、図2を用いて説明する。なお、図2は、本実施例における説明のための一例を示したものであり、他の構成要素を含んだり、あるいは、本実施例と同様の効果のある構成であっても構わないことは言うまでもない。図2における各制御部は、ROM113に記憶されており、起動時や機能利用時に必要に応じてRAM112へ展開され、CPU111により制御される。
制御バス200には、表示操作制御部201、認証制御部202、設定値記憶制御部203、設定値設定制御部204などの各制御部が接続されている。制御バス200は、CPU111の制御に基づき、各制御部間で情報の受け渡しをする。
また、MFP101には、コピー、スキャン、FAXなどのひとつ以上の機能(以下、Functionと呼ぶ)があり、それぞれのFunction毎に制御部がある。図2には、一例としてコピー制御部210、スキャン制御部211、送信制御部212が示される。コピーは、スキャナ121で原稿を読み取って生成した画像データから画像を生成して、プリンタ122で当該画像を用紙に印刷する機能である。コピー制御部210は、スキャナ121、プリンタ122を制御して、コピーを実現する。スキャンは、スキャナ121で原稿を読み取って画像データを生成する機能である。スキャナ121で生成された画像データは、記憶装置120やサーバ123に記憶される。スキャン制御部211は、スキャナ121を制御して、原稿の読取を行う。送信は、スキャナ121が生成した画像データを、他のMFPやPCに送信する機能である。送信制御部212は、スキャナ121を制御して、スキャナ121が生成した画像データをMFP101の外部にある装置に送信する。当然ながら図2に記載のFunction以外のMFP101の処理に関わるFunctionが存在し、その制御部が存在しても構わない。
表示操作制御部201は、CPU111の制御に基づき、入力制御I/F114や表示制御I/F115を制御する。表示操作制御部201は、他の制御部からの指示に基づいて表示操作部I/F115を介してディスプレイ119に画面を表示する。また、表示制御部201は、入力制御I/F114を介してタッチパネル118にユーザが入力した情報を取得する。なお、表示操作制御部201は、取得した情報を、必要に応じて制御バス200を介して各制御部に通知する。
認証制御部202は、CPU111の制御に基づき、ユーザを識別するための認証処理を行い、MFP101の操作者がユーザ情報DB300に記憶されているユーザであるかを判定する。認証処理を行ったユーザが、ユーザ情報DB300に登録されているユーザの場合、MFP101は利用セッションを開始する。MFP101が利用セッションを開始することをログインと呼ぶ。また認証制御部202は、記憶装置120上のユーザ情報を格納したデータベース(以下、ユーザ情報DB300)を制御する。認証制御部202が、通信I/Fコントローラを介して、外部の認証サーバに接続し、外部の認証サーバから認証結果を受信してもよい。外部の認証サーバとの認証情報のやり取りは、公知の技術を用いて行われる。また、ユーザがMFP101を利用し終わった後に、当該ユーザのセッションを終了することをログアウトと呼ぶ。ログイン、ログアウト処理については、後で説明する。
また、認証制御部202は、ユーザ情報DB300へのユーザの登録や削除、及びユーザ情報の更新を行うなどの機能を提供する。さらに認証制御部202は、グループ機能を提供してもよい。グループには一人以上のユーザが登録される。また、グループに所属しないユーザがいてもよく、一人のユーザが複数グループに所属できてもよい。認証制御部202は、グループの登録や削除、グループ情報の更新、ユーザをグループに所属させる、ユーザをグループから脱退させるなどといった機能も提供する。
図3(b)は記憶装置120に記憶されているユーザ情報DB300の模式図である。ユーザ情報DB300は、ユーザ識別子とユーザ名、パスワード、当該ユーザが所属しているグループが紐づけられて記憶されている。ユーザ識別子は、後述する設定DB400、ユーザ情報テーブル等のテーブルと共通して用いられる識別子である。ユーザ名は、ログイン画面601においてユーザ名入力フォーム301に入力される文字列である。パスワードはログイン画面601においてパスワード入力フォーム302に入力される文字列である。ユーザ情報DB300には、後述する設定DB400が個人設定を記憶することのできるユーザ数よりも多くのユーザのユーザ識別子、ユーザ名、パスワード、グループが記憶されている。
次に、設定値記憶制御部203について説明する。設定値記憶制御部203は、CPU111の制御に基づき、デバイス設定と、個人設定、グループ設定を記憶する設定DB400の制御を行う。デバイス設定は全ユーザが参照する設定である。設定DB400に個人設定が記憶されていないユーザがログインした場合、デバイス設定として登録されている設定値に基づく画面がディスプレイ119に表示される。たとえば、図3(a)に示す設定DB400において、個人設定が登録されていないユーザFがログインした場合、コピー機能を使用するための画面が英語で表示される。個人設定はそれぞれのユーザのみが参照できる設定である。個人設定が登録されているユーザがログインした場合、ログインしたユーザに対応づけて記憶されている設定に基づく画面がディスプレイ119に表示される。グループ設定は、それぞれのグループに所属するユーザのみが参照できる設定である。たとえば、ユーザAはグループ1に所属している。ユーザAは個人アドレス帳に加え、グループ1に対応づけて記憶されるグループアドレス帳を使用することができる。
ここで、記憶装置120に記憶される設定情報を管理する、設定DB400について説明する。図3(a)は、設定DB400の模式図である。設定DB400は、対象501、キー502、値503を紐づけて記憶している。設定DB400は、階層構造で表現される。対象501は、個人設定か、グループ設定か、デバイス設定かを示す情報である。記憶されている設定が個人設定である場合、対象501には各ユーザのユーザ識別子が記憶される。また、記憶されている設定がグループ設定の場合、対象501には、各グループのグループ識別子が記憶される。キー502は値503が何の設定値であるかを示している。たとえば、マイフォルダは、ユーザがスキャンした画像データや個人設定のバックアップファイルを記憶する外部のサーバ内のフォルダである。表示言語は、ディスプレイ119に表示される画面に用いられる言語である。初期画面は、ユーザがログインした後に最初に表示される画面である。個人アドレス帳は、ログインユーザのみが参照することのできるアドレス帳のデータである。
個人設定として設定が登録されていないキー502は、デバイス設定で設定されている設定値がもちいられる。たとえば、ユーザCは表示言語および初期画面を設定していない。ユーザCがログインした場合、デバイス設定と同じ「英語」の「コピー」画面がディスプレイ119に表示される。また、ユーザEは個人アドレス帳を登録していない。ユーザEの個人アドレス帳の登録件数は0件であり、ユーザEは、共有アドレス帳に登録されている共有アドレス1、共有アドレス2、共有アドレス3を参照することができる。
設定値記憶制御部203は、ログイン時に設定DB400からログインしたユーザの個人設定値を読み出し、MFP101の各設定に反映させる。そのため、ユーザは自身が登録した個人設定に合わせてカスタマイズされたMFP101を利用することができる。また、設定値記憶制御部203は、ログアウト時に設定DB400内のデバイス設定を読み込み、読み込んだ設定をMFP101の各設定に反映する。
設定値設定制御部204は、デバイス設定、及び個人設定の値を登録・変更するための機能を持つ。設定値設定制御部204は、タッチパネル118からユーザからの入力を受け付け、当該設定を設定値記憶制御部203に渡す。このとき、設定値設定制御部204は、デバイス設定、個人設定、グループ設定のいずれかを区別して入力を受け付ける。設定値記憶制御部203は、設定値設定制御部204から対象501、キー502、値503を受け取って、設定DB400に設定を記憶する。
図4、図5を用いて、ユーザがMFP101にログインするときにディスプレイ119に表示される画面を説明する。
図4は、MFP101の電源がONになったときやユーザがログアウトした後にディスプレイ119に表示されるログイン画面である。ログイン画面601では、設定DB400の対象501がデバイスの設定が適用される。したがって、ログイン画面601は英語で表示される。
ログイン画面601は、ユーザ名入力フォーム301と、パスワード入力フォーム302と、ログイン先選択ボタン303と、ログインボタン304で構成される。ユーザがユーザ名入力フォーム301をタップすると、不図示のソフトウェアキーボード画面が表示され、ユーザはユーザ名を入力することができる。ユーザがパスワード入力フォーム302をタップすると、不図示のソフトウェアキーボード画面が表示され、ユーザはパスワードの入力を行うことができる。ログイン先選択ボタン303は、ユーザ情報DB300が記憶されている場所を選択するボタンである。ユーザ情報DB300がMFP101の記憶装置120に記憶されている場合、ユーザは「This Device」を選択する。ユーザは、ログイン先選択ボタン303を用いてMFP101にネットワーク102を介して接続されるサーバや外部の記憶装置を選択することができる。認証制御部202は、ログイン先選択ボタン303により設定された認証先のユーザ情報DBを用いて認証処理を行う。
図5(a)は、ユーザAがログインしたときにディスプレイ119に表示される画面である。設定DB400より、ユーザAがログインした場合、表示言語は日本語、ログイン後、最初に表示される初期画面は使用する機能を選択するメインメニュー画面である。したがって、ログイン画面601は英語で表示されているが、ユーザAがログインした後のメインメニュー画面602は日本語で表示される。ユーザAがログアウトすると、再び英語のログイン画面601がディスプレイ119に表示される。
図5(b)は、ユーザBがログインしたときにディスプレイ119に表示される画面である。設定DB400より、ユーザBがログインした場合、表示言語は英語、ログイン後、最初に表示される初期画面はコピー画面である。したがって、ログイン画面601でユーザBがログインすると、英語で表示されたコピー画面603がディスプレイ119に表示される。このように、MFP101はログイン時に設定DB400を参照して、当該設定を反映させた画面をディスプレイ119に表示する。
次に、図6を用いて、個人設定を登録する方法を説明する。ユーザはログイン画面601においてユーザIDとパスワードを入力して、MFP101にログインする。その後、メインメニュー画面602で、「個人設定」ボタン1007をユーザがタップする。ユーザが「個人設定」ボタンをタップすると、ディスプレイ119に「個人設定」画面1002が表示される。「個人設定」画面1002は、ユーザが表示言語やアクセシビリティなど、アプリケーションに寄らずに共通する設定を個人ごとに設定するための画面である。たとえば、ユーザが「個人設定」画面1002で「表示言語/キーボード切り替え」を選択した場合、「表示言語/キーボード切り替え」画面1003がディスプレイ119に表示される。
また、メインメニュー画面602で、ユーザが「コピー」をタップすると、コピー画面603がディスプレイ119に表示される。コピー画面603において、ユーザがボタン1005をタップして、所定の操作を行うと、コピー画面603に表示されている設定がコピーアプリケーション起動時の最初に表示される設定として登録DB400に登録される。
図7は、個人設定の登録数の上限や、個人設定が登録されているユーザ、グループに関する情報などを管理するためのテーブルの模式図である。図7に記されるテーブルは記憶装置120に記憶される。
図7(a)は、上限テーブルである。上限テーブルは、設定DB400に記憶することのできる、ユーザ数、および、グループ数の上限等を管理するテーブルである。最大ユーザ数700は、設定DB400が個人設定を記憶することのできるユーザ数の最大値である。本実施形態では、設定DB400が5人のユーザの個人設定を記憶することができる。最大グループ数701は、設定DB400がグループごとの設定を記憶することのできるグループ数の最大値である。本実施形態では、設定DB400が3グループ分の設定を記憶することができる。1ユーザの最大データサイズ702は、一ユーザが個人設定を記憶するに当たり使用することのできるデータサイズである。本実施形態では、設定DB400は1ユーザの個人設定を1MBまで記憶することができる。1グループの最大データサイズ703は、1グループの設定を記憶するのに使用することのできるデータサイズである。本実施形態では、設定DB400は1グループあたり2MBまで設定を記憶することができる。全記憶容量サイズ704は、全ユーザと全グループが設定を記憶するのに使用することのできる記憶装置120の容量である。本実施形態では、全ユーザ、全グループ合わせて最大11MBが設定の記憶に用いられる。
図7(b)は記憶装置120に記憶されるユーザ情報テーブルの一例である。登録済みユーザ数710は、設定DB400に個人設定が記憶されているユーザの数を示している。本実施形態では、すでに5人のユーザの個人設定が設定DB400に記憶されている。合計使用サイズ711は、個人設定の記憶に使用されているデータサイズの合計値である。本実施形態では、2244KBが5人のユーザの個人設定の記憶に使用されている。
ユーザ識別子712は、MFP101にログインするユーザを識別するための識別子である。サイズ713は当該ユーザが個人設定を記憶するために使用しているデータサイズである。最終ログイン日時714は、当該ユーザが最後にログインした日時を示している。例えば、ユーザ情報テーブルからユーザAは個人設定を記憶するために50KBを使用していることがわかる。さらに、ユーザ情報テーブルから、ユーザAが最後にログインした日時は「2016年11月07日 14時23分51秒」であることがわかる。ユーザ情報テーブルから、ユーザB、ユーザC、ユーザD、ユーザEについても同様の情報が分かる。
図7(c)は、記憶装置120に記憶されるグループ情報テーブルの一例である。登録済みグループ数720は、設定DB400に設定が記憶されているグループの数を示している。本実施形態では、2つのグループの設定が設定DB400に記憶されている。合計使用サイズ721は、グループ設定の記憶に使用されるデータサイズの合計値である。本実施形態では、2つのグループが合計で1074KBを設定の記憶に使用している。
グループ識別子722は、MFP101にログインするユーザが所属するグループを識別するための識別子である。サイズ723は、各グループが設定を記憶するために使用しているデータサイズである。最終ログイン日時724は、当該グループに属するユーザが最後にログインした日時である。例えば、グループ情報テーブルから、グループAは設定を記憶するために50KBを使用していることがわかる。また、グループ情報テーブルから、グループAに属するユーザが最後にログインした日時が「2016年10月24日 20時35分19秒」であることがわかる。
図7(d)は、自動削除管理テーブルの一例を示す図である。図7(d)に示す自動削除管理テーブルに設定されている内容は、不図示の設定画面から、MFP101の管理者が設定する。自動削除フラグ730は、設定DB400に個人設定が記憶されるユーザの個人設定を自動で削除するか否かを示すフラグである。自動削除フラグ730がONに設定されている場合、設定DB400に記憶されているユーザ数が上限まで到達した後、新しいユーザがログインしたときに、設定DB400に記憶されているユーザの個人設定が自動で削除される。自動削除フラグ730がOFFに設定されている場合、設定DB400に個人設定が記憶されているユーザ数が上限に達すると、MFP101はそれ以上ユーザの個人設定を設定DB400に記憶することができない。
対象外項目731は、自動削除の対象外となる設定項目である。対象外項目731は、設定DB400に記憶されている個人設定を自動削除するときに、当該設定を復元することができるよう外部のサーバに退避する設定項目を示している。本実施形態では、設定値設定制御部204がユーザの個人設定を自動削除するときに、当該ユーザの個人アドレス帳のデータをバックアップファイルとして、外部のサーバへ送信する。その後、設定DB400から、当該ユーザの個人設定をすべて削除する。このようにすることで、設定DB400から個人設定が削除されたユーザであっても、ユーザは自身の個人アドレス帳を容易に復元することができる。なお、対象外項目は個人アドレス帳以外の任意の項目が選択可能である。さらに、個人設定として設定DB400に記憶されているすべての設定項目の設定が対象外項目731に設定されていてもよい。
共通保存先732は、設定値設定制御部204が設定DB400から個人設定を削除するときに、上記の対象外項目731に記載の設定を記憶する記憶先を示している。本実施形態では、設定値設定制御部204により個人設定が削除されるユーザが、マイフォルダを設定している場合、設定値設定制御部204は、対象外項目731の設定をマイフォルダに送信する。設定値設定制御部204が個人設定を削除するユーザがマイフォルダを設定していない場合、設定値設定制御部204は共通保存先732に記載のパスに対象外項目731の設定を送信する。マイフォルダは、スキャナで原稿を読み取って生成した画像データを保存する、あるいは、印刷するための画像データを保存する外部サーバに設けられたフォルダである。外部サーバは、たとえば、SMBサーバやFTPサーバ、WebDAVサーバなど、ファイルにアクセスすることのできるサーバである。設定DB400は、外部サーバのフォルダへのネットワークパスだけでなく、外部サーバにアクセスするユーザのユーザID,パスワードを合わせて記憶してもよい。このようにすることで、ユーザがマイフォルダにアクセスするときに、設定DB400に記憶されたユーザID、パスワードを用いて自動でログイン処理を行うことができる。
完全削除期間733は、設定値設定制御部204が対象外項目731の設定をサーバにバックアップファイルとして記憶してから、当該バックアップファイルを削除するまでの期間を示す値である。設定値設定制御部204が設定DB400から個人設定を削除してから、完全削除期間733に示す期間を過ぎたバックアップファイルを設定値設定制御部204が削除する。
図7(e)は、自動削除を行ったユーザを管理する自動削除済みユーザ情報テーブルである。ユーザ識別子740は、設定DB400から自動で削除されたユーザを識別するための識別子である。削除日時741は、当該ユーザの個人設定が設定DB400から削除された日時を示している。たとえば、自動削除済みユーザ情報テーブルによれば、ユーザAの個人設定は「2017年03月04日 10時52分28秒」に設定DB400から削除されたことがわかる。保存先742は、当該ユーザの個人設定を削除したときに、対象外項目として設定された項目の設定値のバックアップファイルを保存した箇所を示している。例えば、自動削除済みユーザ情報テーブルから、ユーザAの個人アドレス帳のバックアップファイルは「¥¥yysever¥userA¥userA_20170304−105228.bak」に格納されていることがわかる。
ここで、本実施形態においてMFP101が、設定DB400に記憶されている個人設定を自動削除するときの動作を説明する。たとえば、設定DB400にユーザ情報テーブルに記載のユーザA〜ユーザEの5人の個人設定が記憶されていたとする。ユーザFがMFP101にログインしたことに従って、設定値設定制御部204は、ユーザ情報テーブルの最終ログイン日時714を参照して、最終ログイン日時が最も古いユーザを特定する。本実施形態では、ユーザBが最終ログイン日時714の最も古いユーザである。設定値設定制御部204は、対象外項目731であるユーザBの個人アドレス帳の情報「ccc@abc.com」「abc@xyz.co.jp」「def@xyz.co.jp」を抽出する。ユーザBはマイフォルダを設定していないため、設定値設定制御部204は抽出したアドレスを共通保存先732の「¥¥zzserver¥backup」に送信する。その後、設定値設定制御部204はユーザBの個人設定を設定DB400から削除し、新しくログインしたユーザFの個人設定を設定DB400に記憶する。さらに、個人設定が削除された後にユーザBがログインした場合、表示操作制御部201はディスプレイ119に図8(a)に示す画面を表示する。ユーザが「はい」ボタン801をタップした場合、設定値設定制御部204は、バックアップファイルを「¥¥zzserver¥backup」から呼び出して、ユーザBの個人アドレス帳を復元して、設定DB400にユーザBの個人設定として記憶する。図8(a)に示す画面でユーザが「いいえ」ボタン802sをタップした場合、設定値設定制御部204は、バックアップを作成した設定項目の個人設定を復元しない。このようにすることで、一度、自動削除された個人設定であっても、ユーザが完全削除期間内に再びログインした場合、当該設定を復元することができる。
図9は、本実施形態においてユーザがMFP101にログインするときの処理を示すフローチャートである。当該フローチャートに記載の処理を実行するためのプログラムはROM113に格納されており、CPU111が当該プログラムを実行することで処理が実現する。本実施形態では、MFP101の記憶装置120に格納されるユーザ情報DB300を用いて認証処理が実行される。ユーザ情報DB300が外部サーバに格納されており、MFP101が外部サーバにアクセスをして、認証処理を実行するとしてもよい。
本フローチャートに記載の処理は、MFP101の電源がONになる、または、ログインしていたユーザがログアウトしたことに従って開始される。
表示操作制御部201は、ディスプレイ119にログイン画面601を表示する(S4000)。ここでは、設定DB400に登録されているデバイスの設定が適用される。そのため、ディスプレイ119には、英語のログイン画面601が表示される。
表示操作制御部201は、ユーザ名とパスワードの入力を受け付ける(S4001)。表示操作制御部201はタッチパネル118からユーザ名入力フォーム301がタップされたことを検出して、ディスプレイ119に不図示のソフトウェアキーボード画面を表示する。表示操作制御部201はソフトウェアキーボード画面から入力された文字列をユーザ名としてディスプレイ119に表示する。表示操作制御部201はタッチパネル118からパスワード入力フォーム302がタップされたことを検出して、ディスプレイ119に不図示のソフトウェアキーボード画面を表示する。表示操作制御部201は文字の入力を受け付けて、入力された文字数分の*をディスプレイ119に表示する。
認証制御部202は、S4001で入力されたユーザ名とパスワードを表示操作制御部201から受け取り、受け取ったユーザ名、及びパスワードとユーザ情報DB300内のユーザ名、パスワードが一致するか否か判定する(S4002)。外部の認証サーバによって認証を実施する場合、S4002において、認証制御部202は、通信I/Fコントローラ117を介して、入力されたユーザ名、パスワードを暗号化する。更に、認証制御部202は、暗号化された情報を外部の認証サーバに送信して、認証を要求し、認証結果を受け取る。
ユーザが入力したユーザ名とパスワードがユーザ情報DB300に記憶されたユーザ名とパスワードと一致しなかった場合、認証制御部202は、ログインが失敗したと判定する。表示操作制御部201は、ディスプレイ119にログインが失敗した旨を知らせる画面を表示する(S4003)。その後、表示操作制御部201は、ディスプレイ119にログイン画面601を表示して、処理をS4000に戻す。
S4002において、ユーザが入力したユーザ名とパスワードがユーザ情報DB300に記憶されたユーザ名とパスワードと一致した場合、認証制御部202は、認証が成功したと判定する。認証制御部202は、RAM112に記憶する認証状態を未ログイン状態からログイン状態に変更し、ユーザを一意に特定するためのユーザ識別子を発行してRAM112に記憶する(S4004)。
認証制御部202がS4004で発行されたユーザ識別子が所属するグループを示すグループ識別子を発行して、RAM112に記憶する(S4005)。
設定値設定制御部204は、S4004で発行されたユーザ識別子を有するユーザの個人設定が設定DB400に記憶されているか否かを判定する(S4006)。設定値設定制御部204は、記憶装置120に記憶されているユーザ情報テーブルにログインしたユーザのユーザ識別子が登録されているか否かを判定する。
ログインしたユーザの個人設定が記憶されていないと判断された場合、設定値設定制御部204はS4007以降の処理を実行する。ログインしたユーザの個人設定が記憶されている場合、設定値記憶制御部203はS4025以降の処理を実行する。例えば、記憶装置120に記憶されるユーザ情報テーブルが図7(b)に示す状態である場合、ログインしたユーザのユーザ識別子がユーザAであれば、設定値記憶制御部203は、S4025以降の処理を実行する。ログインしたユーザのユーザ識別子がユーザFであれば、設定値設定制御部204はS4007以降の処理を実行する。
設定値設定制御部204は、ユーザ情報テーブルに記憶されているユーザの数が、上限に達しているか否かを判定する(S4007)。具体的には、設定値設定制御部204は上限テーブルの最大ユーザ数700と、ユーザ情報テーブルの登録済みユーザ数710を取得する。設定値設定制御部204が最大ユーザ数700と登録済みユーザ数710を比較する。最大ユーザ数700と登録済みユーザ数710が一致している場合、設定値設定制御部204は、ユーザ数が上限に達していると判断する。登録済みユーザ数710が上限に達している場合、設定値設定制御部204はS4008以降の処理を実行する。登録済みユーザ数710が上限に達していない場合、設定値設定制御部204は、S4019以降の処理を実行する。
設定値設定制御部204は、自動削除の設定がONであるか否かを判断する(S4008)。設定値設定制御部204が、自動削除管理テーブルの自動削除フラグ730の値を取得する。自動削除フラグ730がONである場合、設定値設定制御部204はS4010以降の処理を実行する。自動削除フラグがOFFの場合、設定値設定制御部204はS4009以降の処理を実行する。
設定値設定制御部204は、S4004で取得されたユーザ識別子に対して、ユーザに関する設定値が保存出来ないように不図示の個人設定保存フラグを「保存できない」に設定してRAM112に記憶する(S4009)。なお、個人設定保存フラグは、デフォルト値として、保存できると設定されている。
設定値設定制御部204は、1ユーザが保存できる最大のデータサイズを取得する(S4010)。設定値設定制御部204は上限テーブルの1ユーザの最大データサイズ702を取得する。
設定値設定制御部204が、ユーザ情報テーブルに記憶されているユーザから最終ログイン日時714が一番古いユーザのユーザ識別子を取得する(S4011)。例えば、図7(b)に示すユーザ情報テーブルで設定値設定制御部204は、最終ログイン日時714が最も古いユーザBのユーザ識別子712を取得してRAM112に記憶する。
設定値設定制御部204は、S4011で選択されたユーザの個人設定に自動削除の対象外の項目が含まれているか判定する(S4012)。設定値設定制御部204は、設定DB400を参照して、S4011で選択されたユーザのユーザ識別子のキー502に、自動削除管理テーブルの対象外項目731が含まれるか否か判定する。S4011で記憶されたユーザ識別子に紐づけられるキー502に対象外項目731が含まれている場合、設定値設定制御部204はS4011で選択されたユーザの個人設定に自動削除の対象外項目731があると判定する。S4011で選択されたユーザの個人設定に、自動削除の対象外項目731が含まれていた場合、設定値設定制御部204は、S4013以降の処理を実行する。S4011で選択されユーザの個人設定に、自動削除の対象外項目731が含まれていない場合、設定値設定制御部204はS4017以降の処理を実行する。
設定値設定制御部204は、S4011で選択されたユーザの個人設定にマイフォルダが設定されているかを判定する(S4013)。設定値設定制御部204が設定DB400を参照して、S4011でユーザのキー502にマイフォルダがあるかを判定する。マイフォルダが設定されている場合、設定値設定制御部204はS4014以降の処理を実行し、マイフォルダが設定されていない場合、設定値設定制御部204はS4015以降の処理を実行する。
マイフォルダが設定されていた場合、設定値設定制御部204は、S4011で選択されたユーザの個人設定であって、自動削除管理テーブルの対象外項目731に設定されている設定を抽出して、バックアップファイルを生成する。設定値設定制御部204は、生成したバックアップファイルを設定DB400に登録されているマイフォルダへ送信する(S4014)。バックアップファイルとして生成されるデータの保存形式は、公知のCVSファイルやXMLファイル、あるいはバイナリファイルなど設定を復元できる形式であればよい。また、バックアップとして生成されるデータは、公知のアーカイブ技術によって複数のデータを一つファイルにまとめられたり、暗号化されていてもよい。バックアップファイルのファイル名は、たとえば、ユーザ識別子と日時から生成されるランダムな名称など、他のファイル名と重複しない名称が自動で付与される。具体的には、2017年3月4日10時52分28秒に生成されたユーザAのバックアップファイルであればファイル名は「userA_20170304−105228.bac」となる。
マイフォルダが設定されていない場合、設定値設定制御部204は、S4011で選択されたユーザの個人設定であって、自動削除管理テーブルの対象外項目731に設定されている設定を抽出して、バックアップファイルを生成する。設定値設定制御部204は生成したバックアップファイルを共通保存先732に送信する(S4015)。
設定値設定制御部204は、S4014またはS4015でバックアップファイルを生成したユーザを自動削除済みユーザ情報テーブルに登録する(S4016)。設定値設定制御部204は、S4011で選択されたユーザのユーザ識別子をユーザ識別子(740)に登録する。その後、設定値設定制御部204は、現在時刻を削除日時(741)に記録し、S4014もしくはS4015でバックアップファイルを送信したファイルパスを保存先(742)に登録する。
設定値設定制御部204は、S4011で選択されたユーザの個人設定を設定DB400から削除する(S4017)。設定値設定制御部204は、設定DB400に当該ユーザ識別子に対応づけて記憶されるすべての個人設定値を削除する。さらに、設定値設定制御部204は、合計使用サイズ711から削除するユーザのサイズ713を差し引いた値を合計使用サイズ711に登録する。その後、設定値設定制御部204はユーザ情報テーブルから削除するユーザのユーザ識別子712、サイズ713、最終ログイン日時714を削除する。
設定値設定制御部204が、ログインしたユーザのバックアップファイルが存在しているか否か判定する(S4018)。設定値設定制御部204は、S4004で発行されたユーザ識別子が、自動削除済みユーザ情報テーブルのユーザ識別子740に登録されているか否かを判定する。ログインしたユーザのユーザ識別子が、自動削除済みユーザ情報テーブルに登録される場合、設定値設定制御部204は処理をS4020へ進める。ログインしたユーザのユーザ識別子が自動削除済みユーザ情報テーブルに登録されていない場合、設定値設定制御部204はS4025以降の処理を実行する。
削除済みユーザ情報テーブルにログインユーザのユーザ識別子が登録されている場合、設定値設定制御部204は、バックアップファイルが存在しているか判定する(S4019)。設定値設定制御部204は、自動削除済みユーザ情報テーブルの保存先742のファイルパスへアクセスし、バックアップファイルが存在しているか確認する。保存先742に記載の箇所にバックアップファイルが存在しない場合とは、たとえば、ユーザが任意のタイミングでバックアップファイルを削除した場合である。
保存先742にバックアップファイルが存在していない場合、表示操作制御部201は、図8(b)に示す画面をディスプレイ119に表示する(S4020)。図8(b)に記載の画面は、個人設定が自動削除されたユーザの、対象外項目731の設定を復元できなかったことをユーザに知らせるための画面である。ユーザが「OK」ボタンをタップすると、設定DB400のデバイスに紐づけて記憶される初期画面がディスプレイ119に表示される。
ログインユーザに対応するバックアップファイルが存在する場合、表示操作制御部201は、図8(a)に示す画面をディスプレイ119に表示する(S4021)。
表示操作制御部201は、ユーザがバックアップされた設定を復元することを選択したか、否かを判定する(S4022)。ユーザが「いいえ」ボタン802をタップした場合、設定値設定制御部204は、S4025以降の処理を実行する。
図8(a)の画面においてユーザが「はい」ボタン801をタップした場合、設定値設定制御部204はバックアップされている設定を復元する(S4023)。設定値設定制御部204は、自動削除済みユーザ情報テーブルの保存先742のバックアップファイルから設定を読み出して設定DB400に登録する。設定値の復元を行ったら、設定値設定制御部204はユーザ情報テーブルに、復元されたユーザのユーザ識別子712、サイズ713を登録する。その後、設定値設定制御部204は、ユーザ情報テーブルに記憶されている合計使用サイズ711に登録したユーザのサイズ713を加算して、合計使用サイズ711の値を更新する。その後、設定値設定制御部204は、自動削除済みユーザ情報テーブルからログインユーザに関するユーザ識別子740、削除日時741、保存先742のデータを削除する。
設定値記憶制御部203は、設定DB400に格納されている設定値を表示操作制御部201に渡す(S4026)。表示操作制御部201は、設定値記憶制御部203から受け取った設定値を用いて、画面を生成し、初期画面をディスプレイ119に表示する。ここでは、たとえば表示言語や初期画面などログイン後に反映が必要な個人設定の項目が反映された画面がディスプレイ119に表示される。
設定値設定制御部204は、ログインしたユーザのユーザ情報テーブルの最終ログイン日時714を更新する(S4025)。設定値設定制御部204はユーザ情報テーブルの最終ログイン日時714に現在時刻を登録する。
認証制御部202は、表示操作制御部201を介してユーザにログインが成功した旨を通知し、ログイン処理を終了する(S4026)。
図9のフローチャートは、ユーザの設定値について記載しているが、グループの設定値についても同様に適用することが可能である。設定DB400に上限テーブルの最大グループ数701と同数のグループの設定が記憶されているとする。新たなグループが作成されたことに従って、最終ログイン日時が最も古いグループの設定のうち、対象外項目731の設定が外部のサーバに退避される。その後、最終ログイン日時のもっとも古いグループの設定が設定DB400から削除される。
ログインしたユーザは、コピーやFAXなど、MFP101のFunctionを個人ごとの設定で利用するができる。そして、ログインしたユーザは個人設定を変更することができる。
ログイン中にユーザが個人設定を登録した場合の処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。図10に記載の処理を実行するためのプログラムはROM113に保存されており、CPU111が当該プログラムを読み出して実行することで処理が実現される。図10の処理を実行する制御部は設定DB400に登録される設定項目によって異なる。例えば、コピージョブのデフォルト設定が登録される場合、図10に記載の処理をコピー制御部210が実行する。同様にスキャンジョブのデフォルト設定であればスキャン制御部211、送信ジョブのデフォルト設定や個人アドレス帳へのアドレスの登録であれば送信制御部212が処理を実行する。表示言語やアクセシビリティのように、Functionに依存しない設定が登録された場合、表示操作制御部201が図10に記載の処理を実行する。
ここでは、ユーザが個人アドレス帳にアドレスを登録した場合を例に説明をする。
設定値設定制御部204は、個人設定保存フラグがONであるかを判定する(S4100)。個人設定保存フラグは、S4009において設定値設定制御部204が設定するフラグである。個人設定保存フラグがOFFの場合、送信制御部212は本フローチャートに記載の処理を終了する。このとき、個人設定を記憶することができない旨をユーザに知らせる画面を表示操作制御部201がディスプレイ119に表示してもよい。
個人設定保存フラグがONに設定されている場合、送信制御部212はユーザがタッチパネル118を用いて個人アドレス帳に登録した情報を取得する(S4101)。個人アドレス帳に登録した情報は、たとえば、個人アドレス帳に登録するアドレスの名称、ファクス番号、Eメールアドレスである。
送信制御部212は、S4000で取得した設定値を設定値記憶制御部203に渡す。設定値記憶制御部203は、送信制御部212から受け取った設定値を設定DB400に書き込む(S4102)。送信制御部212は、設定値記憶制御部203に、ログインしているユーザ識別子(対象501)、制御部の情報(キー502)と、S4000で入力された個人設定値(値503)を設定DB400に書き込むよう指示する。設定値記憶制御部203は、指示された値を設定DB400に書き込む。設定値記憶制御部203は、書き込んだ個人設定のサイズをRAM112に記憶する。
設定値設定制御部204はS4101で設定DB400に保存された設定値に関するデータのサイズをユーザ情報テーブルに反映させる(S4103)。設定値設定制御部204は、ログインしているユーザのユーザ識別子と、当該ユーザ識別子712のサイズ713を読み出す。設定値設定制御部204は、読み出したサイズ713の値に、S4102で設定DB400に書き込んだ個人設定のデータサイズを加算する。更に、設定値設定制御部204は、合計使用サイズ711にも、S4101で設定DB400に書き込んだ設定のデータサイズを加算する。設定値設定制御部204がユーザ情報テーブルの情報を更新したのち、本フローチャートに記載の処理を終了する。
なお、図10のフローチャートでは、ユーザが個人設定を登録したときの処理を説明した。ユーザが個人設を削除、編集した場合も同様もMFP101は同様の処理を実行する。ユーザが個人設定を削除した場合、設定値設定制御部204はユーザ情報テーブルのサイズ713から削除した個人設定のデータサイズを減算する。ユーザが個人設定を編集した場合、設定値設定制御部204は編集前の設定値のデータサイズと新しい設定値の差分をユーザ情報テーブルのサイズ713に加算または減算する。
また、個人設定値の参照する場合、実行を行う制御部が、設定値記憶制御部203を介して、設定DB400から対象501、キー502、値503を取得する。取得した値503を用いて、使用する機能の各制御部が処理を実行する。
図11は、ユーザがログアウトを指示した際の認証制御部202の処理を示したフローチャートである。本フローチャートに記載の処理を実行するためのプログラムは、ROM113に記憶されており、CPU111が当該プログラムを実行することで処理が実現される。本フローチャートは、ユーザが不図示の方法でログアウトを指示したことに従って、当該処理が実行される。
認証制御部202は、認証状態をログイン状態から未ログイン状態へ変更する(S4200)。認証制御部202は、RAM112に記憶されているログインユーザのユーザ識別子を削除する。さらに、認証制御部202は、RAM112に記憶されているログインユーザの個人設定をRAM112から削除する。
設定値記憶制御部203は、設定DB400からデバイスの設定を読み出し、当該設定を反映する(S4201)。設定値記憶制御部203は、設定DB400から対象501がデバイスのキー502と、値503を読み出して、RAM112に記憶する。
認証制御部202は、表示操作制御部201を介してユーザにログアウトが成功した旨を通知する(S4203)。表示操作制御部201は、ディスプレイ119にログアウトが成功した旨を示す画面を表示する。または、表示操作制御部201が、ディスプレイ119にログイン画面601を表示する。上記の処理を完了したのち、認証制御部202は、ログアウト処理を終了する。
図12は、MFP101が自動削除されたユーザのバックアップファイルを一定時間経過後に削除する処理を説明するフローチャートである。本フローチャートに記載の処理はROM113に記憶されているプログラムをCPU111が実行することで実現される。なお、このフローチャートは、MFP101が起動したときに開始され、メモリの不足や、OSのシステムエラー等の異常が発生するまで繰り返し実行される処理である。
設定値設定制御部204は、自動削除管理テーブルの完全削除期間733を取得する(S11001)。
設定値設定制御部204は、現在日時をMFP101で動作するOSなどから取得する(S11002)。
設定値設定制御部204は、自動削除で個人設定を削除して、バックアップファイルを生成されてから、完全削除期間が経過したユーザがいるか否かを判定する(S11003)。設定値設定制御部204は、自動削除済みユーザ情報テーブルから各ユーザ識別子の削除日時741を取得する。設定値設定制御部204は、取得した各ユーザ識別子の削除日時741とS11002で取得した現在日時の差を算出する。算出された値が、S11001で取得した完全削除期間の値を超えているかを設定値設定制御部204が判断する。
削除日時741からの経過日時が完全削除期間733を超えている場合、完全削除を行う対象のユーザが存在すると判断して、設定値設定制御部204はS11004以降の処理を実行する。削除日時741からの経過日時が完全削除期間733を超えていない場合、バックップデータの削除を行うユーザが存在しないため、設定値設定制御部204はS11005以降の処理を実行する。
設定値設定制御部204は、削除日時741からの経過日時が完全削除期間の値を超えている全てのユーザの設定の削除する(S11004)。設定値設定制御部204は、削除日時741からの経過日時が完全削除期間を超えているユーザのユーザ識別子740に対応する保存先742にアクセスする。設定値設定制御部204は、当該保存先742に保存されているデータを削除する。さらに、設定値設定制御部204は、自動削除済みユーザ管理テーブルからバックアップファイルの削除を行ったユーザのユーザ識別子740、削除日時741、保存先742のデータを削除する。
設定値設定制御部204は、S11003またはS11004の処理を実行してから一定時間が経過したかを判定する(S11005)。これは、MFP101が定期的にバックアップファイルの削除が必要なユーザがいないかを判定するための処理である。例えば、一日一回バックアップファイルの削除が必要か確認する場合、設定値設定制御部204はS11003または、S11004を実行してから24時間過ぎたかどうかを判定する。
S11005で一定期間経過したと判定された場合、設定値設定制御部204はMFP101でエラーが発生しているかを判定する(S11006)。通常本フローチャートに記載の処理は、MFP101の電源がOFFになるまで繰り返し実行される。そのため、S11007で検出されるエラーは、例えば、メモリ枯渇やOSのシステムエラーなどである。S11005で一定期間経過していない判定された場合、設定値設定制御部204は一定期間が経過するまで処理を進めず、前の処理からの経過時間が一定期間を経過したかの判定を続ける。
第1の実施形態では、記憶装置120に記憶できる最大のユーザ数のユーザの設定情報が記憶されている場合、新たなユーザのログインに従って、すでに設定情報が記憶されているユーザの設定情報を一人分自動削除する。これにより、新しくログインしたユーザの設定情報を記憶することができる。さらに、既存のユーザの設定情報を削除する場合、MFP101はユーザが設定した設定情報のうち、所定の設定項目の設定情報を外部の情報処理装置に送信して、バックアップファイルを作成する。このようにすることで、設定情報が削除されたユーザが、再度MFP101にログインしたときに、バックアップファイルを作成した設定情報を復元することができる。
第1の実施形態では、個人設定を自動削除するときに、バックアップファイルをマイフォルダに記憶した。マイフォルダはユーザ自身が設定、管理を行うことができるフォルダである。そのため、マイフォルダに記憶されたバックアップファイルから個人設定を復元するときに、MFP101の管理者が特別な操作をする必要がない。そのため、ユーザ自身がMFP101を操作して、個人設定の復元を行うことができる。
また、本実施例では、図7(d)自動削除管理テーブルで、対象外項目731を指定して、指定された特定の項目だけバックアップする例を示したが、全個人設定値をバックアップ対象としても構わないのは言うまでもない。
第1の実施形態では、設定DB400にマイフォルダが設定されている場合、バックアップファイルはマイフォルダに記憶される。バックアップファイルがマイフォルダではなく、必ず、自動削除管理テーブルに記憶されている共通保存先732に記憶されるとしてもよい。
また、本実施形態では、個人アドレス帳が自動削除の対象外項目731として予め決められている。対象外項目731をユーザが選択することができるとしてもよい。たとえば、管理者が図13に示す画面を介して、自動削除時にバックアップファイルを作成する設定項目を設定するとしてもよい。図13に示す画面を用いて、ユーザはバックアップファイルを生成する設定項目を選択する。その後、ユーザが「OK」ボタンをタップすると、設定値設定制御部204は、チェックボックスにチェックがなされている設定項目をバックアップファイルの生成対象として自動削除管理テーブルの対象外項目731に登録する。
本実施形態では、設定DB400に最大ユーザ数700に記載のユーザ数分の個人設定が記憶されている場合、個人設定が記憶されていないユーザのログインに従って、個人設定が記憶されているユーザの個人設定を一人分削除される。そして、ログインしたユーザの個人設定を記憶するための領域が確保される。しかし、個人設定が記憶されている人数が最大ユーザ数700に達した場合、新たなユーザの個人設定が記憶されないよう設定できてもよい。
また、本実施形態では、設定DB400に個人設定が記憶されているユーザであって、最終ログイン日時が最も古いユーザが自動削除の対象となった。必ずしも、最終ログイン日時が最も古いユーザでなくてもよい。たとえば、ユーザ毎に優先度を設定することができ、優先度の低いユーザから順に個人設定が削除されるとしてもよい。
また、本実施形態では、個人設定を登録することのできるユーザが所定の人数に達した場合、個人設定が登録されていないユーザのログインに従って、設定DBに登録されている個人設定を削除した。このとき、削除した個人設定のデータ量が、1ユーザの最大データサイズを超えるよう、MFP101は個人設定を削除した。あらかじめ、決められたデータサイズを確保できるように設定値設定制御部204が、このとき、個人設定を削除してもよい。また、1ユーザの最大データサイズに所定の係数を掛けたデータサイズを確保するよう、設定値設定制御部204が個人設定を削除してもよい。
<第2の実施形態>
次に本発明における第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、バックアップファイルはマイフォルダや共通保存先などMFP101の外部のファイルサーバに保存される。第2の実施形態では、バックアップファイルがMFP101の記憶装置120に保存される場合を説明する。このようにすることで、MFP101の外部にバックアップファイルを記憶する領域を用意しなくても、自動削除がなされたときに所定の設定項目の設定が削除されてしまうことを防ぐことができる。
ここでは、第2の実施形態に記載のMFP101について、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。第2の実施形態におけるMFP101のソフトウェアの構成について、図14を用いて説明する。MFP101のソフトウェア構成のうち、第1の実施形態と同様の構成には、第1の実施形態と同様の符号を付与し、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
設定値記憶制御部203は、自動削除された個人設定のバックアップをMFP101内部の記憶装置120上のバックアップDB401に記憶する。
図15はバックアップDB401の内部構成を示す一例である。バックアップDB401の構成は設定DB400と同様である。バックアップDB401には、自動削除が実施された対象501と、バックアップされた設定値のキー502、値503が紐づけられて記憶されている。図15は、図3(a)の設定DB400の状態でユーザAの個人設定が自動削除されて、ユーザAの個人アドレス帳がバックアップされている場合を示している。対象501にはユーザ識別子である「ユーザA」が記憶されており、キー502には記憶される設定項目である「個人アドレス帳」「個人アドレス帳1」「個人アドレス帳2」が記憶される。値503には設定値である「aaa@abc.com」「bbb@abc.com」が記憶されている。
図16(a)は、第2の実施形態における自動削除管理テーブルの模式図である。自動削除フラグ730、対象外項目731、完全削除期間733は、第1の実施形態と同じである。第1の実施形態に記載の自動削除管理テーブルのうち共通保存先732が存在しない。また、バックアップサイズ1401、最大削除サイズ割合1402が追加されている。バックアップサイズ1401は、記憶装置120に記憶されているバックアップファイルのデータサイズの合計値である。最大削除サイズ割合1402は、図7(a)に記載の全記憶容量サイズ704に対して、バックアップファイルを記憶するのに用いることのできる最大のデータサイズである。例えば、図7(a)、図16(a)の例では、全記憶容量サイズ704が、10MBであり、最大削除サイズ割合1402が10%である。従って、10MB×10%=1MBが、バックアップファイルの記憶に使用することのできる最大のデータサイズである。全記憶容量サイズ704からバックアップサイズ1401を除いた容量が、現在個人設定の記憶に使用することができるデータサイズである。
図16(b)は、図7(e)自動削除済みユーザ情報テーブルから、本実施例で不必要なフィールドが削除されたテーブルである。具体的には、図7(e)自動削除済みユーザ情報テーブルの保存先(742)が削除されている。
図17は、第2の実施形態にかかるMFP101のログイン処理を示すフローチャートである。図17に記載の処理を実行するためのプログラムは、ROM113に記憶されており、CPU111が当該プログラムを実行することで、当該処理が実現される。第1の実施形態と同一の処理には、同一の符号が付与されている。ここでは、第1の実施形態と異なる処理だけを説明する。
設定値設定制御部204は、個人設定を削除するユーザを選択することができたか否かを判定する(S15001)。設定値設定制御部204は、ユーザ情報テーブルのユーザ識別子712にユーザが登録されているか否かを判定する。個人設定を削除することのできるユーザがユーザ情報テーブルに記憶されていた場合、設定値設定制御部204はS4012に処理を進める。個人設定を削除することのできるユーザがいない場合、設定値設定制御部204はS4009に処理を進める。個人設定を削除することのできるユーザがいない場合とは、たとえば、全ユーザの個人設定を自動削除しても、設定DB400の空き容量が1ユーザの最大データサイズ702に満たない場合である。たとえば、本実施形態において最大削除サイズ割合1402が90%よりも大きく設定されている場合、全ユーザのバックアップファイルが9MBを超える可能性がある。このとき、記憶装置120の容量が1MB以下となるため、記憶装置120は、全ユーザを自動削除しても新しいユーザの個人設定を記憶することができない。このような場合に、設定値設定制御部204は、個人設定を削除するユーザが選択できないと判定する。
S4012で、個人設定に対象外項目731が含まれていると判定した場合、設定値設定制御部204はS15002に処理を進める。
設定値設定制御部204が、S4011で選択されたユーザの対象外項目731の合計サイズが、バックアップファイルを保存するために許容されているサイズに収まるか判定する(S15002)。設定値設定制御部204は、図7(a)の上限テーブルの全記憶容量サイズ704と図16(a)の自動削除管理テーブルの最大削除サイズ割合1402を取得する。設定値設定制御部204は、取得した全記憶容量サイズ704と最大削除サイズ割合1402からバックアップファイルを記憶するために許容されているサイズを算出する。設定値設定制御部204は、算出した値と、図16(a)の自動削除管理テーブルのバックアップサイズ1401とS4011で選択されたユーザの対象外項目731の合計サイズを加算した値を比較する。当該合計サイズがバックアップファイルの保存のために許容されるサイズよりも等しいか大きければ、設定値設定制御部204はバックアップが保存できると判定する。バックアップファイルの保存のために許容されるサイズが当該合計サイズ未満であれば、設定値設定制御部204はバックアップを保存できないと判定する。
自動削除するユーザの個人設定を記憶する容量が十分でない場合、表示操作制御部201は不図示の警告をディスプレイ119に表示するなどのエラー処理を実行する(S15005)。表示操作制御部201は、新たにログインするユーザの個人設定を記憶することができない旨を通知する画面等をディスプレイ119に表示する。
第2の実施形態では、設定DB400に自動削除されたユーザの個人設定のバックアップを保存できるサイズが十分で無いときに、新規にログインしたユーザの設定を保存できない例で示しているが、他の実施形態でも構わない。例えば、自動削除対象のユーザの個人設定の対象項目のバックアップを取らずに削除したり、生成された日時の古いバックアップファイルを記憶装置120から削除してもよい。
バックアップファイルを記憶できると判定した場合、設定値設定制御部204は、S4011で選択されたユーザの個人設定の対象外項目731を設定DB400からバックアップDB401へ移動する(S15003)。
設定値設定制御部204は、S15003で設定DB400からバックアップDB401へ移動した設定値の合計サイズを図16(a)の削除管理テーブルのバックアップサイズ1401に加算する(S15004)。
設定値設定制御部204は、個人設定を記憶できるサイズが、1ユーザの最大データサイズ702以上あるか否かを判断する(S15006)。設定値設定制御部204は、上限テーブル図7(a)の全記憶容量サイズ704から図7(b)のユーザ情報テーブルの合計使用サイズ711と図16(a)自動削除管理テーブルのバックアップサイズ1401の2つを減算する。設定値設定制御部204は、算出したデータサイズが上限テーブル図7(a)の1ユーザの最大データサイズ702未満かを判断する。当該算出されたデータサイズが1ユーザの最大データサイズ702未満の場合、1ユーザの設定を保存するために十分な空き容量が無いため、設定値設定制御部204は処理をS4011に戻す。
当該算出されたデータサイズが1ユーザの最大データサイズ以上の場合、設定値設定制御部204は、ログインしたユーザのバックアップファイルがあるか確認する(S15007)。設定値設定制御部204は、図16(b)自動削除済みユーザ情報テーブルのユーザ識別子740に、S4004で発行されたユーザ識別子が存在するか確認する。自動削除済みユーザ情報テーブルにログインユーザのユーザ識別子が含まれている場合、設定値設定制御部204は処理をS4022に進める。自動削除済みユーザ情報テーブルにログインユーザのユーザ識別子がない場合、設定値設定制御部204は処理をS4026に進める。
表示操作制御部201は、ユーザがバックアップされた設定を復元することを選択したか、否かを判断する(S4023)。
設定値設定制御部204は、バックアップされている設定値を復元する(S15008)。設定値設定制御部204は、バックアップDB401の該当するユーザ識別子の設定値を設定DB400に移動して、設定値を復元する。
設定値設定制御部204は、図7(b)ユーザ情報テーブルに、復元されたユーザのユーザ識別子712、サイズ713、最終ログイン日時714を追加し、合計使用サイズ(711)に復元した設定値のサイズを更新する。設定値設定制御部204は図14(b)自動削除済みユーザ情報テーブルから該当するユーザのユーザ識別子740、削除日時741を削除する。さらに、図16自動削除管理テーブルのバックアップサイズ1401から復元した設定値のサイズを減算し、その後、S4025へ進む。
本実施形態によれば、自動削除によって、少なくとも一人分の個人設定の削除が行わるときに所定の設定項目の設定がMFP101の記憶装置120に記憶される。これにより、個人設定のうち一部の設定を情報処理装置内に残しつつ、他の設定項目の設定を削除することができる。よって、情報処理装置が外部のサーバ装置等の記憶装置に接続されていない場合も、所定の設定項目の設定が削除されてしまうことを防ぐことができる。
<第3の実施形態>
次に本発明における第3の実施形態を説明する。前述した第1、第2の実施形態では、外部のサーバ123やMFP101に自動削除されたユーザの個人設定のバックアップファイルを記憶していた。本実施形態では、対象項目をバックアップするのでなく、対象項目を個人設定に含むユーザの個人設定の自動削除の対象から除外する例を示す。このようにすることで、所定の設定項目が設定されているユーザの個人設定が自動で削除されてしまうことを防ぐことができる。
ここでは、第1の実施形態および、第2の実施形態と異なる点のみを説明する。
図18は、第3の実施形態における自動削除管理テーブルである。第3の実施形態で用いる自動削除管理テーブルは、第1の実施形態で用いた自動削除管理テーブルから共通保存先732と完全削除期間733を削除して、削除対象外期間1601が追加されたものである。削除対象外期間1601は、ユーザが最後にログインしてからの日数が当該期間内のユーザの個人設定を削除しないための設定である。第3の実施形態では、個人設定が登録されているユーザであって、対象外項目731の設定が設定DB400に登録されていないユーザが自動削除の対象となる。第3の実施形態では、最近ログインしたユーザであっても、個人アドレス帳に設定を登録していないと、当該ユーザの個人設定は自動削除の対象となる。最近ログインしたユーザは、最終ログイン日時が古いユーザよりも再度ログインする可能性が高い。最近ログインしたユーザの個人設定を自動削除してしまうと、当該ユーザが再度ログインしたときに、個人設定を使用することができなくなってしまう。そこで、最終ログインからの経過日数が削除対象外期間1601の個人設定は自動削除の対象外とされる。このようにすることで、自動削除の対象外となる設定項目の設定を行っていないユーザであっても、最終ログインから一定期間は個人設定が削除されないようにすることができる。
また、第1の実施形態において記憶装置120に記憶されていた図7(e)自動削除済みユーザ情報テーブルは、本実施形態では存在しない。
図3(a)の設定DB400を用いて、具体的に説明する。ユーザ情報テーブルは図7(b)に示す状態である。設定DB400に個人設定が記憶されていないユーザXが2016年11月28日10時00分にMFP101にログインしたとする。なお、以下、説明を簡単にするために日付のみで、時間の表記は省略する。設定DB400には、最大ユーザ数(5人)の個人設定が記憶されている。そこで、MFP101は、設定DB400に記憶されている個人設定を自動削除する。設定DB400に個人設定が記憶されているユーザのなかで、最終ログイン日時が最も古いユーザはユーザBである。しかし、ユーザBの個人設定には、対象外項目731の個人アドレス帳が含まれている。そのため、ユーザBの個人設定は自動削除の対象外となる。MFP101は、次に最終ログイン日時が古いユーザCの個人設定を参照する。ユーザCは、個人アドレス帳を登録していない。そこでMFP101は、設定DB400からユーザCの個人設定を削除する。MFP101は、ログインしたユーザXの個人設定を記憶する。
その後、個人設定を持たないユーザYが2016年11月29日にログインしたとする。ユーザYは、個人設定を持たない新規ユーザであるため、一番ログイン日時が古いユーザの個人設定から自動削除が実施される。一番ログイン日時が古いユーザは、2016年8月18日であるのでユーザBである。しかし、先ほどと同様の理由で、ユーザBの個人設定は自動削除の対象外となる。次にログイン日時が古い(2016年10月24日)ユーザDが個人設定の削除候補として選択される。ユーザDの個人設定も個人アドレス帳が設定されているため、自動削除の対象外となる。更に、その次にログイン日時が古い(2016年11月1日)ユーザEが自動削除の候補として選択される。2016年11月29日は、ユーザEの最終ログイン2016年11月1日から30日経過していない。そのため、ユーザEの個人設定は、自動削除の対象外である。MFP101はユーザEの個人設定を削除せず、新しいユーザYの個人設定を記憶しない。このようにすることで、ユーザEが最終ログイン日時714から削除対象外期間1601に再ログインした場合、ユーザEは個人設定を使用することができる。
図19は、第3の実施形態にかかるMFP101のログイン処理を示すフローチャートである。第3の実施形態に記載の処理を実行するためのプログラムはROM113に格納されており、CPU111が当該プログラムを読みだして実行することで図19に記載の処理が実現される。
本フローチャートにおいて、第1の実施形態と同様の処理を行うブロックには、第1の実施形態と同じ符号を付与する。ここでは、第1の実施形態と異なる点のみを説明する。
設定値設定制御部204は、ユーザ情報テーブルから自動削除の候補として未選択のユーザのうち、最終ログイン日時714が最も古いユーザを選択する(S18000)。
設定値設定制御部204は、S18000でユーザを選択することができたかを判定する(S18001)。設定値設定制御部204は、ユーザ情報テーブルを参照して、S18000で一度も選択されていないユーザが選択されたかを判定する。S18000で、未選択のユーザが存在していて、最終ログイン日時が古いユーザを選択できた場合、設定値設定制御部204はS18002へ処理を進める。本実施形態では、バックアップ対象項目を含まないユーザの個人設定値のみが削除される。設定DB400に記憶されている個人設定であって、対象外項目731の設定を含まない個人設定を設定DB400から削除しても、1ユーザの最大データサイズ702を確保できない場合がある。そのような場合、設定値設定制御部204はS18001において、未選択のユーザであって、最終ログイン日時が一番古いユーザを選択することができないと判定する。
設定値設定制御部204が、S4011で選択されたユーザの個人設定に自動削除の対象外項目731が含まれているか判定する(S18002)。設定値設定制御部204は、S18000で選択されたユーザの個人設定のキー502に対象外項目731が含まれているか否かを判定する。
選択されたユーザの個人設定に対象外項目731の設定が含まれていない場合、設定値設定制御部204は、処理をS4018に進める。
選択されたユーザの個人設定に対象外項目731が含まれている場合、設定値設定制御部204は、選択されたユーザの最終ログイン日時714からの経過日時が削除対象外期間1601の日数よりも短いか否かを判定する(S18003)。設定値設定制御部204は、ユーザ情報テーブルを参照して、選択されたユーザの最終ログイン日時714を取得する。設定値設定制御部204は、選択されたユーザの最終ログイン日時714からの経過日数と、削除対象外期間1601を比較する。最終ログイン日時714からの経過日数が、削除対象外期間1601よりも短い場合、設定値設定制御部204はS4009に処理を進める。最終ログイン日時714からの経過日数が、削除対象外期間1601よりも大きい場合、設定値設定制御部204は、処理をS4017に進める。
本実施形態によれば、自動削除対象外の個人設定を持たないユーザの個人設定のみが自動削除されるため、外部ストレージを用意したり、内部ストレージの容量を管理する必要がない。また、指定した期間内のユーザを個人設定の自動削除の対象外とすることにより、最近MFP101を利用したユーザの個人設定が自動的に削除されてしまうことを防ぐことが可能となる。
なお、第3の実施形態を上記の第2の実施形態と組み合わせるとしてもよい。たとえば、設定DB400に所定の人数分の個人設定が記憶されている場合、個人アドレス帳を記憶していないユーザの個人設定が優先的に削除される。その後、個人アドレス帳を有するユーザの個人設定を削除する際には、当該個人アドレス帳を除く設定が削除されてもよい。
<その他の実施形態>
第1から第3の実施形態では、「ユーザ情報テーブル」と「自動削除済みユーザ情報テーブル」は別のテーブルとして記憶装置120に記憶されている。「ユーザ情報テーブル」と「自動削除済みテーブル」が統合された一つのテーブルで管理されていてもよい。
また、第1から第3の実施形態では、個人設定が記憶されているユーザの数が上限に達した場合、MFP101は自動削除を実行する。このとき、個人設定を記憶する容量がなくなった場合、自動削除が行われるとしてもよい。
第1から第3の実施形態では、対象外項目731を個人アドレス帳として説明した。その他の設定項目が対象外項目731に設定されていてもよい。例えば、対象外項目731は、ディスプレイ119に表示される画面の言語を決定する表示言語や、ユーザがログイン後、最初に表示される初期画面であってもよい。さらに、コピー、スキャン、FAX、送信アプリを起動したときに最初に設定されているデフォルト設定が対象外項目731に設定されていてもよい。また、第1から第3の実施形態では、対象外項目731に一つの設定項目が登録されていた。対象外項目731に複数の設定項目が登録されていてもよい。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (12)

  1. 情報処理装置を使用するユーザを識別する識別手段と、
    前記識別手段により識別された前記ユーザと前記情報処理装置の設定情報を対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶される一人分のユーザの前記設定情報を削除して、前記記憶手段に前記設定情報が記憶されていない他のユーザの設定情報を前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を有する情報処理装置において、
    前記記憶制御手段により前記一人分のユーザの設定情報が削除される前に、当該ユーザに対応づけて記憶される所定の設定項目の設定情報を他の情報処理装置に送信する送信手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記憶制御手段は、前記記憶手段に所定のユーザ数分の前記設定情報が記憶された状態で、前記他のユーザが前記識別手段により識別されたことに従って、前記記憶手段に記憶される一人分のユーザの前記設定情報を削除し、
    前記送信手段は、前記他のユーザが前記識別手段により識別されてから、前記記憶制御手段により前記一人分のユーザの個人設定が削除される前に、当該ユーザに対応づけて記憶される所定の設定項目の設定情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶手段は、前記記憶手段に設定が記憶されているユーザが前記識別手段により最後に識別された日時を記憶しており、
    前記記憶手段に前記設定情報が記憶されていない前記ユーザが識別されたことに従って、前記送信手段は、前記記憶手段に記憶された前記最後に識別された日時が最も古いユーザの前記所定の設定項目の設定情報を前記他の情報処理装置に送信し、
    前記記憶制御手段は、前記最後に識別された日時が最も古いユーザの前記設定情報を削除することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶制御手段により前記設定情報が削除されたユーザが、前記識別手段により再び識別されると、前記他の情報処理装置から前記所定の設定項目の設定情報を取得する取得手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記送信手段は、前記記憶制御手段により前記設定情報が削除されてから所定の期間が経過したことに従って、前記所定の設定項目の設定情報を前記他の情報処理装置から削除するよう前記他の情報処理装置へ指示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶手段に前記所定のユーザ数分の前記設定情報が記憶された場合、前記記憶手段に前記設定が記憶されていないユーザが識別されたことに従って、前記記憶手段に記憶されている前記設定情報を削除して、前記ユーザの前記設定情報を記憶するか、前記記憶手段に記憶されている前記設定情報を削除することなく、前記ユーザの前記設定情報を記憶しないかを選択することのできる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、
    前記識別手段により識別された前記ユーザと対応づけて前記記憶手段に記憶される設定情報に基づいて生成される画面を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記所定の設定項目の設定情報は、前記記憶手段に設定が記憶されているユーザ毎に登録されている個人アドレス帳の情報であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報処理装置は、原稿を読み取り画像データを生成することができる読み取り手段を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報処理装置は、画像データに基づく画像を印刷する印刷手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置を使用するユーザを識別する識別ステップと、
    前記識別ステップにおいて、記憶手段に識別された前記ユーザと前記情報処理装置の設定情報を対応づけて記憶する記憶ステップと、
    前記記憶手段に前記設定情報が記憶される一人分のユーザの前記設定情報から所定の設定項目の設定情報を他の情報処理装置に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにおいて前記所定の設定項目の設定情報が前記他の情報処理装置に送信されたことに従って、前記記憶手段に記憶されていた前記一人のユーザの前記設定情報を削除して、前記記憶手段に前記設定情報が記憶されていない他のユーザの設定情報を記憶する記憶制御ステップと、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 請求項11に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2017089641A 2017-04-28 2017-04-28 情報処理装置、および情報処理装置の制御方法、プログラム Pending JP2018187794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017089641A JP2018187794A (ja) 2017-04-28 2017-04-28 情報処理装置、および情報処理装置の制御方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017089641A JP2018187794A (ja) 2017-04-28 2017-04-28 情報処理装置、および情報処理装置の制御方法、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018187794A true JP2018187794A (ja) 2018-11-29

Family

ID=64479184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017089641A Pending JP2018187794A (ja) 2017-04-28 2017-04-28 情報処理装置、および情報処理装置の制御方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018187794A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6436636B2 (ja) 画像形成装置、データ管理方法及びプログラム
US9652186B2 (en) Apparatus and system for controlling output of data
US9176699B2 (en) Printing system, printing device, method for controlling the printing device, and computer-readable storage medium for computer program, for executing a plurality of print jobs based on group information
JP5887942B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
US20160165077A1 (en) Information processing apparatus, management apparatus, method of controlling information processing apparatus, method of controlling management apparatus, and storage medium
JP5448539B2 (ja) 情報処理装置及び方法、並びにプログラム
JP6848378B2 (ja) 機器連携システム、機器連携方法、機器
US10972623B2 (en) Information processing apparatus having import function to import information regarding user so that registration upper limit is not exceeded based on user's last login date and control method for the same, and storage medium
KR102202169B1 (ko) 화상 처리장치와 그 제어방법, 및 기억매체
JP2013239067A (ja) 認証システム
US20130308154A1 (en) Image processing apparatus, method for controlling image processing apparatus, and storage medium
JP2005244600A (ja) 保存装置、画像形成装置およびプログラム
JP2018187794A (ja) 情報処理装置、および情報処理装置の制御方法、プログラム
JP2018187795A (ja) 情報処理装置、および情報処理装置の制御方法およびプログラム
JP7107052B2 (ja) 画像形成装置、プログラム
JP2019205087A (ja) 情報処理装置、および情報処理装置の制御方法およびプログラム
JP6000639B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
US9723176B2 (en) Image processing apparatus, method and non-transitory computer readable medium for transferring a duplicate of a document to another image processing apparatus within an image processing apparatus group
JP6253246B2 (ja) 画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム
JP6565534B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP2016048433A (ja) 履歴管理装置、電子機器、履歴管理方法、プログラムおよび履歴管理システム
KR20190090707A (ko) 디바이스 데이터 관리 시스템, 제어방법, 및 기억매체
JP6300870B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2018152763A (ja) 情報処理装置、制御方法、およびプログラム
US20200076983A1 (en) Information processing apparatus, display method in information processing apparatus, and recording medium