JP5321416B2 - 情報処理システム及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システム及び情報処理装置に関する。
従来より、例えば、特許文献1に示されるように、2つのシステムが連携して動作するシステムがある。このようなシステムにおいて、例えば、当該システムを利用するユーザに関するユーザ情報を各々設定して各システムにおいて記憶させると共に、これらを同期させ、ユーザが一方のシステムにログインすることで、他方のシステムにもログインすることができる。このように、各システムに設定する情報(設定情報という)を同期させることで、ユーザの利便性を大きく向上させることができる。
しかし、2つのシステムのハードウェアやOS(オペレーティングシステム)の性能の違い等により、設定(記憶)可能な設定情報の情報数や情報量に上限に違いある場合、設定情報を同期させるためには上限の低いシステムに合わせる必要がある。このため、上限の高いシステムのリソースを十分に活用できない恐れがある。
設定情報の上限を増やすための技術としては、例えば、設定情報が上限に達した場合、設定情報を記憶させるための領域として画像領域を使用する技術が開発されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、特許文献2の技術では、複数のシステムを連動して動作させることは困難であった。このため、複数で連動して動作可能なシステムにおいて、設定情報について低い上限に合わせることなく、設定情報を同期することを可能にすることが望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数で連動して動作可能なシステムにおいて、設定情報について低い上限に合わせることなく、設定情報を同期することを可能にする情報処理システム及び情報処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、各システムにおいて記憶される設定情報を同期させて、複数で連動して動作可能なシステムにおいて、第1システムで記憶可能な設定情報の第1上限は、第2システムで記憶可能な設定情報の第2上限より高く、前記第2システムが新たな設定情報を追加する際、当該第2システムで記憶可能な設定情報が前記第2上限に達している場合、当該第2システムにおいて記憶されている他の設定情報を少なくとも1つ前記第1システムに記憶させることにより、当該他の設定情報をバックアップする第1バックアップ手段と、前記他の設定情報を前記第2システムから削除する第1削除手段と、前記新たな設定情報を前記第2システムに記憶させることにより、当該新たな設定情報を前記第2システムに追加する第1追加手段と、前記第2システムが前記他の設定情報を用いる際、当該他の設定情報を前記第1システムから取得して、前記第2システムに改めて記憶させることにより、当該他の設定情報を前記第2システムにリストアする第1リストア手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、各システムにおいて記憶される設定情報を同期させて、複数で連動して動作可能なシステムの1つで用いられる情報処理装置であって、当該情報処理装置を用いる第1システムで記憶可能な設定情報の第1上限は、第2システムで記憶可能な設定情報の第2上限より高く、前記第2システムが新たな設定情報を追加する際、当該第2システムで記憶可能な設定情報が前記第2上限に達している場合、当該第2システムにおいて記憶されている他の設定情報を少なくとも1つ記憶する記憶手段と、前記他の設定情報の削除を前記第2システムに要求する削除要求手段と、前記新たな設定情報の記憶を前記第2システムに要求する追加要求手段と、前記第2システムが前記他の設定情報を用いる際、当該他の設定情報を前記記憶手段から読み出して、当該他の設定情報の記憶を前記第2システムに要求するリストア要求手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数で連動して動作可能なシステムにおいて、設定情報について低い上限に合わせることなく、設定情報を同期することが可能になる。
図1は、本実施の形態に係るシステムA,Bの機能的構成を例示する図である。 図2は、ユーザ情報、文書情報及びバックアップ情報を例示する図である。 図3は、システムAにおいてユーザ情報の追加を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順を示すフローチャートである。 図4は、ユーザ情報のバックアップ及び削除の処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図5は、システムBにおいてユーザ情報の追加を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、システムAにおいてユーザ情報の削除を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、システムBにおいてユーザ情報の削除を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順を示すフローチャートである。 図8は、システムAにおいてユーザ情報の変更を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、システムBにおいてユーザ情報の変更を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、ユーザがシステムAにログインする場合の処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、ユーザがシステムBにログインする場合の処理の手順を示すフローチャートである。 図12は、ユーザ情報の削除後にシステムAにバックアップ情報としてバックアップされた他のユーザ情報をリストアする場合の処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、システムA,B,Sが階層的に構築される構成を例示する図である。 図14は、システムAにシステムBが複数接続される構成を例示する図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理システム及び情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態に係る情報処理システムは、システムAとシステムBとの2つのシステムを備える。これらのシステムA,Bは、各々別体の情報処理装置であっても良いし、1つの情報処理装置に備えられていても良い。また、これらのシステムA,Bの接続は、ネットワークを介しても良いし、バスを介しても良い。ネットワークとは、例えば、例えば、LAN(Local Area Network)、イントラネット、イーサネット(登録商標)又はインターネットなどである。
ここで、本実施の形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。情報処理装置は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部と、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の主記憶部と、各種データや各種プログラムを記憶するHDD(Hard Disk Drive)やCD(Compact Disk)ドライブ装置等の補助記憶部と、これらを接続するバスとを備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。尚、制御部は、現在日時などの時刻を計時する計時部を備える。また、情報処理装置には、情報を表示する表示部と、ユーザの操作入力を受け付けるキーボードやマウス等の操作入力部と、外部装置の通信を制御する通信I/F(interface)とが有線又は無線により各々接続される。
尚、本実施の形態においては、システムAはハードウェアやOSの性能面でシステムBよりリッチであり、システムBより多くの設定情報を記憶することが可能である。また、設定情報としては、ユーザに関するユーザ情報を取り扱う。
次に、このようなハードウェア構成において、情報処理装置のCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することによりシステムA,Bにおいて各々実現される各種機能について説明する。図1は、本実施の形態に係るシステムA,Bの機能的構成を例示する図である。まず、システムAの機能的構成について説明する。システムAは、UI制御部A1と、認証制御部A2と、個人メニュー制御部A3と、同期制御部A4と、ユーザ追加部A5と、ユーザ削除部A6と、ユーザ検索部A7と、ユーザ変更部A8と、バックアップ制御部A9と、リストア制御部A10と、文書追加/削除/検索部A11と、ユーザ管理部A12と、文書管理部A13と、ユーザ情報DBA14と、文書DBA15と、バックアップDBA16とを有する。UI制御部A1と、認証制御部A2と、個人メニュー制御部A3と、同期制御部A4と、ユーザ追加部A5と、ユーザ削除部A6と、ユーザ検索部A7と、ユーザ変更部A8と、バックアップ制御部A9と、リストア制御部A10と、文書追加/削除/検索部A11と、ユーザ管理部A12と、文書管理部A13とは、CPUのプログラム実行時にRAMなどの主記憶部上に生成されるものである。ユーザ情報DBA14と、文書DBA15と、バックアップDBA16とは、HDDなどの補助記憶部に記憶されるものである。
ユーザ情報DBA14は、ユーザに関するユーザ情報を記憶する。尚、当該ユーザ情報DBA14に記憶可能なユーザ情報の情報数や情報量などの上限は予め定められているものとする。文書DBA15は、所定の情報である文書情報を記憶する。バックアップDBA16は、バックアップ情報を記憶する。
図2は、ユーザ情報、文書情報及びバックアップ情報を例示する図である。システムAのユーザ情報DBA14に記憶されるユーザ情報は、システムAにおいてユーザを識別可能にするためにユーザに付与されたユーザID、ユーザ名、パスワード及びシステムAにおいて固有の情報の各情報を含む。また、当該ユーザ情報は、システムAにおけるユーザIDと対応付けるために、システムBにおいてユーザに付与されたユーザIDを含む。尚、システムAにおいてユーザに付与されたユーザIDと、システムBにおいてユーザに付与されたユーザIDとは同じであっても良いし、異なっていても良い。一方、システムBにおいて記憶されたユーザ情報は、システムBにおいてユーザに付与されたユーザID、ユーザ名、パスワード、ユーザがシステムBに最後にログインした日時(最終ログイン日時)及びシステムBにおいて固有の情報を含む。本実施の形態においては、このようなユーザ情報が同期の対象であるが、ユーザ情報のうち一部の情報のみが実際の同期の対象となる。具体的には、ユーザ情報のうち、ユーザ名及びパスワードが同期され、システムA,Bにおいて各々固有の情報については、同期されない。
文書情報は、文書に付与された文書ID、文書名及び文書が記憶されているファイルパスを含む。また、各文書情報には、ユーザ毎のアクセス権を示すアクセス権リスト(ACL:Access Control List)が対応付けられている。アクセス権とは、例えば、文書に対する読み出し及び書き込みのうち少なくとも一方が許可されるか否かの権限である。アクセス権リストは、ユーザ毎に、ユーザID、書き込みの許可の有無及び読み出しの許可の有無を各々示す。バックアップ情報は、システムBにおいて記憶されたユーザ情報のうち、バックアップの対象となるユーザ情報を示すものであり、当該バックアップ情報が作成された日時(バックアップ日時)と対応付けられる。
UI制御部A1は、表示部への情報の表示や操作入力部を介したユーザの操作入力を制御する。具体的には、UI制御部A1は、システムAへのログインを指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、当該ユーザの認証を認証制御部A2へ依頼する。尚、ユーザがログインを指示する際には、ユーザのユーザ名やユーザに付与されたユーザIDやパスワードを操作入力部を介して入力する。UI制御部A1は、入力されたユーザ名やユーザIDやパスワードを認証制御部A2へ渡して当該ユーザの認証を依頼する。また、UI制御部A1は、ユーザ情報の追加を指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、ユーザ情報の追加を、個人メニュー制御部A3を介してユーザ追加部A5に依頼する。また、UI制御部A1は、ユーザ情報の削除を指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、ユーザ情報の削除を、個人メニュー制御部A3を介してユーザ削除部A6に依頼する。また、UI制御部A1は、ユーザ情報の検索を指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、ユーザ情報の検索を、個人メニュー制御部A3を介してユーザ検索部A7に依頼する。また、UI制御部A1は、ユーザ情報の変更を指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、ユーザ情報の変更を、個人メニュー制御部A3を介してユーザ変更部A8に依頼する。また、UI制御部A1は、文書の追加や削除や検索を指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、当該操作入力に応じた文書の追加や削除や検索を、個人メニュー制御部A3を介して文書追加/削除/検索部A11に依頼する。
認証制御部A2は、ログインを指示したユーザの認証を行うものであり、UI制御部A1からの依頼に応じて、ログインを指示したユーザの認証を行って、当該ユーザの個人メニューへログインを個人メニュー制御部A3へ依頼する。具体的には、ユーザの認証を認証制御部A2は例えば以下の通りに行なう。認証制御部A2は、UI制御部A1から渡されたユーザ名及びパスワードを含むユーザ情報を、ユーザ検索部A7及びユーザ管理部A12を介してユーザ情報DBA14において検索して、該当のユーザ情報があった場合に、当該ユーザの認証は成功であるとし、該当のユーザ情報がなかった場合に、当該ユーザの認証はエラーであるとする。また、システムAとシステムBとが連動してログイン可能であるようにするため、認証制御部A2は、ログインを指示したユーザの認証をシステムBの認証制御部B2に依頼したり、システムBからの認証の依頼に応じて、ログインを指示したユーザの認証を行ったりする。ユーザの認証をシステムBの認証制御部B2に依頼する際には、認証制御部A2は、ユーザ検索部A7及びユーザ管理部A12を介して、UI制御部A1から渡されたユーザ名及びパスワードを含みユーザ情報DBA14に記憶されたユーザ情報に、システムBにおけるユーザIDが含まれているか否かを判断し、当該判断結果が肯定的である場合に、ユーザの認証をシステムBの認証制御部B2に依頼し、当該判断結果が否定的である場合に、当該ユーザ情報の追加を、同期制御部A4を介してユーザ追加部B4に依頼する。なお、認証制御部A2は、システムAにおける認証に成功したユーザに関するユーザ情報について、ログインした日時を最終ログイン日時として更新するようユーザ管理部A12に依頼する。
個人メニュー制御部A3は、UI制御部A1からの依頼に応じて、ログインさせるユーザの個人メニューを表示部に表示させる。個人メニューは、例えば、ユーザ情報や文書情報について、その追加や削除や検索や変更をユーザが指示するためのユーザインタフェースとなる画面である。当該画面における操作入力に応じて、ユーザ情報や文書情報について、その追加や削除や検索や変更の指示が、UI制御部A1を介して個人メニュー制御部A3に依頼される。そして、個人メニュー制御部A3は、UI制御部A1からの依頼に応じて、ユーザ情報の追加をユーザ追加部A5に依頼したり、ユーザ情報の削除をユーザ削除部A6に依頼したり、ユーザ情報の検索をユーザ検索部A7に依頼したり、ユーザ情報の変更をユーザ変更部A8に依頼したり、文書の追加や削除や検索を文書追加/削除/検索部A11に依頼したりする。
同期制御部A4は、システムAとシステムBとでユーザ情報の同期を制御するものであり、システムAでユーザ情報の追加や削除や変更を行なった場合に、当該ユーザ情報の追加や削除や変更をシステムBに依頼する。また、同期制御部A4は、システムBが行なったユーザ情報の追加や削除や変更の通知をシステムBから受けると、当該通知に応じて、当該ユーザ情報の追加をユーザ追加部A5に依頼したり、当該ユーザ情報の削除をユーザ削除部A6に依頼したり、当該ユーザ情報の変更をユーザ変更部A8に依頼したりする。また、同期制御部A4は、システムBのバックアップ情報の作成をバックアップ制御部A9に依頼したり、システムAにバックアップされたシステムBにおけるユーザ情報のリストアをリストア制御部A10に依頼したりする。更に、同期制御部A4は、ユーザ情報やバックアップ情報の削除に伴い、文書情報に対応付けられたアクセス権の削除を文書管理部B13に依頼する。
ユーザ追加部A5は、ユーザ情報の追加を制御するものであり、個人メニュー制御部A3や同期制御部A4からの依頼に応じて、ユーザ情報の追加をユーザ管理部A12に依頼する。ユーザ削除部A6は、ユーザ情報の削除を制御するものであり、個人メニュー制御部A3や同期制御部A4からの依頼に応じて、ユーザ情報の削除をユーザ管理部A12に依頼する。ユーザ検索部A7は、ユーザ情報の検索を制御するものであり、認証制御部A2や個人メニュー制御部A3や同期制御部A4からの依頼に応じて、ユーザ情報の検索をユーザ管理部A12に依頼する。ユーザ変更部A8は、ユーザ情報の変更を制御するものであり、個人メニュー制御部A3や同期制御部A4からの依頼に応じて、ユーザ情報の変更をユーザ管理部A12に依頼する。ユーザ管理部A12は、ユーザ情報DBA14に記憶されたユーザ情報を管理する。具体的には、ユーザ管理部A12は、ユーザ追加部A5、ユーザ削除部A6、ユーザ検索部A7及びユーザ変更部A8のいずれか1つ以上からの依頼に応じて、ユーザ情報DBA14にアクセスして、ユーザ情報の追加(記憶)や削除や検索や変更を行なう。
文書追加/削除/検索部A11は、文書情報の追加や削除や検索を制御するものであり、個人メニュー制御部A3からの依頼に応じて、文書情報の追加や削除や検索を文書管理部A13に依頼する。文書管理部A13は、文書DBA15に記憶された文書情報を管理する。具体的には、文書管理部A13は、文書追加/削除/検索部A11からの依頼に応じて、文書DBA15にアクセスして、文書情報の追加や削除や検索を行なう。
バックアップ制御部A9は、システムBにおけるユーザ情報のバックアップを制御する。具体的には、バックアップ制御部A9は、同期制御部A4からの依頼に応じて、所定の条件に合致するユーザ情報の検索をユーザ検索部B6に依頼し、当該検索の結果得られたユーザ情報に含まれるユーザIDを含むユーザ情報を示すバックアップ情報の作成をシステムBのユーザバックアップ実行部B8に依頼し、作成されたバックアップ情報をユーザバックアップ実行部B8から受け取ってこれをバックアップ日時と対応付けてバックアップDBA16に記憶させる。所定の条件とは、例えば、一番古い最終ログイン日時を含むことである。
リストア制御部A10は、システムBにおけるユーザ情報のリストアを制御する。具体的には、リストア制御部A10は、同期制御部A4からの依頼に応じて、バックアップDBA16に記憶されているバックアップ情報を読み出し、当該バックアップ情報のリストアをシステムBのユーザリストア実行部B9に依頼する。
次に、システムBの機能的構成について説明する。システムBは、UI制御部B1と、認証制御部B2と、個人メニュー制御部B3と、ユーザ追加部B4と、ユーザ削除部B5と、ユーザ検索部B6と、ユーザ変更部B7と、ユーザバックアップ実行部B8と、ユーザリストア実行部B9と、ユーザ管理部B10と、ユーザ上限検知部B11と、文書追加/削除/検索部B12と、文書管理部B13と、接続情報管理部B16と、ユーザ情報DBB14と、文書DBB15と、接続情報DBB17とを有する。UI制御部B1と、認証制御部B2と、個人メニュー制御部B3と、ユーザ追加部B4と、ユーザ削除部B5と、ユーザ検索部B6と、ユーザ変更部B7と、ユーザバックアップ実行部B8と、ユーザリストア実行部B9と、ユーザ管理部B10と、ユーザ上限検知部B11と、文書追加/削除/検索部B12と、文書管理部B13と、接続情報管理部B16とは、CPUのプログラム実行時にRAMなどの主記憶部上に生成されるものである。ユーザ情報DBB14と、文書DBB15と、接続情報DBB17とは、HDDなどの補助記憶部に記憶されるものである。
ユーザ情報DBB14は、ユーザに関するユーザ情報を記憶する。尚、当該ユーザ情報DBB14に記憶可能なユーザ情報の上限は予め定められており、システムAのユーザ情報DBA14に記憶可能なユーザ情報の上限より低いものとする。文書DBB15は、文書情報を記憶する。接続情報DBB17は、接続情報を記憶する。ユーザ情報DBB14に記憶されるユーザ情報は、図2を用いて上述した通りである。文書情報は、図2を用いて上述した文書DBA15に記憶される文書情報と同様である。接続情報は、システムBがシステムAと接続されているか否かという接続状態を示すものである。当該接続状態は、例えば、通信I/Fによって定期的又は任意のタイミングで検知され、接続情報DBB17に記憶された接続情報が、当該検知結果に応じた接続状態を示すように適宜更新される。
UI制御部B1は、表示部への情報の表示や操作入力部を介したユーザの操作入力を制御する。具体的には、UI制御部B1は、システムBへのログインを指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、当該ユーザの認証を認証制御部B2へ依頼する。ユーザの認証を依頼する具体的な方法は、UI制御部A1と同様である。また、UI制御部B1は、ユーザ情報の追加を指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、ユーザ情報の追加を、個人メニュー制御部B3を介してユーザ追加部B4に依頼する。また、UI制御部B1は、ユーザ情報の削除を指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、ユーザ情報の削除を、個人メニュー制御部B3を介してユーザ削除部B5に依頼する。また、UI制御部B1は、ユーザ情報の検索を指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、ユーザ情報の検索を、個人メニュー制御部B3を介してユーザ検索部B6に依頼する。また、UI制御部B1は、ユーザ情報の変更を指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、ユーザ情報の変更を、個人メニュー制御部B3を介してユーザ変更部B7に依頼する。また、UI制御部B1は、文書の追加や削除や検索を指示するユーザの操作入力を受け付けた場合、当該操作入力に応じた文書の追加や削除や検索を、個人メニュー制御部B3を介して文書追加/削除/検索部B12に依頼する。
認証制御部B2は、ログインを指示したユーザの認証を行うものであり、UI制御部B1からの依頼に応じて、ログインを指示したユーザの認証を行って、当該ユーザの個人メニューへログインを個人メニュー制御部B3へ依頼する。ユーザの認証を行なう具体的な方法は、上述の認証制御部A2と同様である。また、システムAとシステムBとが連動してログイン可能であるようにするため、認証制御部B2は、ログインを指示したユーザの認証をシステムAの認証制御部A2に依頼したり、システムAからの認証の依頼に応じて、ログインを指示したユーザの認証を行ったりする。尚、認証制御部B2は、認証に成功したユーザに関するユーザ情報について、ログインした日時を最終ログイン日時として更新するようユーザ管理部B10に依頼する。
個人メニュー制御部B3は、UI制御部B1からの依頼に応じて、ログインさせるユーザの個人メニューを表示部に表示させる。個人メニューは、上述の通りであり、個人メニュー制御部B3は、UI制御部B1からの依頼に応じて、ユーザ情報の追加をユーザ追加部B4に依頼したり、ユーザ情報の削除をユーザ削除部B5に依頼したり、ユーザ情報の検索をユーザ検索部B6に依頼したり、ユーザ情報の変更をユーザ変更部B7に依頼したり、文書の追加や削除や検索を文書追加/削除/検索部B12に依頼したりする。
ユーザ追加部B4は、ユーザ情報の追加を制御するものであり、個人メニュー制御部B3やシステムAの同期制御部A4からユーザ情報の追加が依頼されると、ユーザ情報DBB14に記憶されたユーザ情報が上限に達しているか否かの検知を後述するユーザ上限検知部B11へ依頼し、当該ユーザ上限検知部B11からの検知結果をシステムAの同期制御部Aに通知したりする。尚、ユーザ追加部B4は、個人メニュー制御部B3からの依頼に応じてユーザ情報を追加する場合には、システムBがシステムAと接続されているか否かの検知を後述する接続情報管理部B16に依頼し、検知の結果、システムBがシステムAと接続されている場合には、ユーザ情報を追加する旨を同期制御部A4に依頼する。
ユーザ削除部B5は、ユーザ情報の削除を制御するものであり、個人メニュー制御部B3や同期制御部A4やバックアップ制御部A9からの依頼に応じて、ユーザ情報の削除をユーザ管理部B10に依頼する。尚、ユーザ削除部B5は、個人メニュー制御部B3からの依頼に応じてユーザ情報を削除する場合には、システムBがシステムAと接続されているか否かの検知を後述する接続情報管理部B16に依頼し、検知の結果、システムBがシステムAと接続されている場合には、ユーザ情報を削除する旨を同期制御部A4に通知する。ユーザ検索部B6は、認証制御部B2や個人メニュー制御部B3や同期制御部A4からの依頼に応じて、ユーザ情報の検索をユーザ管理部B10に依頼する。尚、ユーザ検索部B6は、同期制御部A4からの依頼に応じてユーザ情報を検索する場合には、検索の結果得られたユーザ情報又は検索の結果ユーザ情報が得られなかった旨を同期制御部A4に通知する。ユーザ変更部B7は、ユーザ情報の変更を制御するものであり、個人メニュー制御部B3や同期制御部A4からの依頼に応じて、ユーザ情報の変更をユーザ管理部B10に依頼する。尚、ユーザ変更部B7は、個人メニュー制御部B3からの依頼に応じてユーザ情報を変更する場合には、システムBがシステムAと接続されているか否かの検知を後述する接続情報管理部B16に依頼し、検知の結果、システムBがシステムAと接続されている場合には、ユーザ情報を変更する旨を同期制御部A4に通知する。
ユーザ管理部B10は、ユーザ情報DBB14に記憶されたユーザ情報を管理する。具体的には、ユーザ管理部B10は、ユーザ追加部B4、ユーザ削除部B5、ユーザ検索部B6及びユーザ変更部B7のいずれか1つ以上からの依頼に応じて、ユーザ情報DBB14にアクセスして、ユーザ情報の追加や削除や検索や変更を行なう。また、ユーザ管理部B10は、ユーザバックアップ実行部B8からの依頼に応じて、ユーザ情報DBB14にアクセスして、ユーザ情報の読み出しを行なったり、ユーザリストア実行部B9からの依頼に応じて、ユーザ情報DBB14にアクセスして、ユーザ情報のリストア(記憶)を行なったりする。また、ユーザ管理部B10は、認証制御部B2からの依頼に応じて、認証に成功したユーザに関するユーザ情報に含まれる最終ログイン日時を更新する。
ユーザ上限検知部B11は、ユーザ追加部B4やユーザリストア実行部B9からの依頼に応じて、ユーザ情報DBB14に記憶されたユーザ情報が上限に達しているか否かを検知し、その検知結果を通知する。
ユーザバックアップ実行部B8は、システムBにおけるユーザ情報のバックアップを実行する。具体的には、ユーザバックアップ実行部B8は、システムAのバックアップ制御部A9からバックアップ情報の作成が依頼されると、当該ユーザ情報を示すバックアップ情報を作成し、作成したバックアップ情報をバックアップ制御部A9に渡す。
ユーザリストア実行部B9は、システムBにおけるユーザ情報のリストアを実行する。具体的には、ユーザリストア実行部B9は、システムAのリストア制御部A10からの依頼に応じて、バックアップ情報を受け取ると、ユーザ情報DBB14に記憶されたユーザ情報が上限に達しているか否かの検知をユーザ上限検知部B11へ依頼し、当該ユーザ上限検知部B11からの検知結果に応じて、当該バックアップ情報に示されるユーザ情報のリストアをユーザ管理部B10に依頼する。
文書追加/削除/検索部B12は、文書情報の追加や削除や検索を制御するものであり、個人メニュー制御部B3からの依頼に応じて、文書情報の追加や削除や検索を文書管理部B13に依頼する。また、文書追加/削除/検索部B12は、システムAの同期制御部A4からの依頼に応じて、文書情報に対応付けられたアクセス権の削除を文書管理部B13に依頼する。文書管理部B13は、文書DBB15に記憶された文書情報を管理する。具体的には、文書管理部B13は、文書追加/削除/検索部B12からの依頼に応じて、文書DBB15にアクセスして、文書情報の追加や削除や検索を行なったり、文書情報に対応付けられたアクセス権の削除を行なったりする。
接続情報管理部B16は、接続情報DBB17に記憶された接続情報を管理する。具体的には、接続情報管理部B16は、ユーザ追加部B4やユーザ削除部B5やユーザ変更部B7からの依頼に応じて、接続情報DBB17にアクセスして、接続情報DBB17に記憶された接続情報によって示される接続状態を通知する。この接続情報によって示される接続状態に応じて、システムBはシステムAと連携した処理を行うことになる。
次に、本実施の形態にかかる情報処理システムの行う処理の手順について用いて説明する。まず、システムAにおいてユーザ情報の追加を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順について図3を用いて説明する。尚、ユーザは、システムAに既にログインしているものとする。ユーザがシステムAにログインする場合の処理の手順については後述する。ユーザが、システムAの操作入力部を介して、追加対象のユーザ名、パスワード及びシステムAにおいて固有の情報を適宜入力して、ユーザ情報の追加を指示する操作入力を行なうと、システムAのUI制御部A1が、入力されたこれらの情報を含むユーザ情報の追加を個人メニュー制御部A3に依頼する。個人メニュー制御部A3は、当該ユーザ情報の追加をユーザ追加部A5に依頼する。ユーザ追加部A5は、ユーザにより入力された情報にユーザIDを付与し、ユーザ管理部A12を介して、ユーザにより入力された情報及びユーザIDを含むユーザ情報をユーザ情報DBA14に記憶させることにより、ユーザ情報を追加する。ユーザ追加部A5は、ユーザ情報の追加が完了した旨を同期制御部A4に通知する(ステップS1)。同期制御部A4は、ステップS1でユーザにより入力されたユーザ名及びパスワードを含むユーザ情報の追加をシステムBのユーザ追加部B4に依頼する(ステップS2)。
ユーザ追加部B4は、ユーザ情報DBB14に記憶されたユーザ情報が上限に達しているか否かの検知をユーザ上限検知部B11に依頼する。ユーザ上限検知部B11は、ユーザ情報DBB14に記憶されたユーザ情報が上限に達しているか否かを検知し、その検知結果をユーザ追加部B4に通知する。当該検知の結果、ユーザ情報が上限に達している場合は(ステップS3:YES)、ユーザ追加部B4は、その旨をシステムAの同期制御部A4に通知する。そして、システムA,Bは連動して、システムBにおいて記憶されたユーザ情報のバックアップ及び削除の処理を行う(ステップS4)。当該処理の詳細な手順について図4を用いて説明する。
同期制御部A4は、一番古い最終ログイン日時を含むユーザ情報の検索をユーザ検索部B6に依頼する(ステップS90)。ユーザ検索部B6は、ユーザ管理部B10を介して、ユーザ情報DBB14から該当のユーザ情報を検索して、当該ユーザ情報に含まれるユーザIDを同期制御部A4に通知する(ステップS91)。同期制御部A4は、ステップS90で通知されたユーザIDを含むユーザ情報を示すバックアップ情報の作成をバックアップ制御部A9に依頼する。バックアップ制御部A9は、当該ユーザIDを含むユーザ情報を示すバックアップ情報の作成をユーザバックアップ実行部B8に依頼する(ステップS92)。ユーザバックアップ実行部B8は、ユーザ管理部B10を介して、当該ユーザIDを含むユーザ情報をユーザ情報DBB14から読み出し、当該ユーザ情報を示すバックアップ情報を作成し、作成したバックアップ情報をバックアップ制御部A9に渡す(ステップS93)。バックアップ制御部A9は、ユーザバックアップ実行部B8から渡されたバックアップ情報をバックアップDBA16に記憶させる。この結果、システムBのユーザ情報DBB14から削除されるユーザ情報がシステムAにバックアップされる。また、バックアップ制御部A9は、ステップS93で読み出されたユーザ情報の削除をユーザ削除部B5に依頼する(ステップS94)。ユーザ削除部B5は、ユーザ管理部B10を介して当該ユーザ情報をユーザ情報DBB14から削除する(ステップS95)。
図3の説明に戻る。ステップS4の後、同期制御部A4は、ステップS1でユーザにより入力されたユーザ名及びパスワードを含むユーザ情報の追加をユーザ追加部B4に依頼する(ステップS5)。ステップS3で、ユーザ情報が上限に達していない場合又はステップS6でユーザ情報の追加を依頼された場合、ユーザ追加部B4は、ユーザにより入力された情報にユーザIDを付与し、ユーザ管理部B10を介して、ユーザにより入力された情報及びユーザIDを含むユーザ情報を作成してこれをユーザ情報DBB14に記憶させることにより、ユーザ情報を追加する。そして、ユーザ追加部B4は、ユーザ情報の追加を完了した旨と追加したユーザ情報のユーザIDとを、システムAの同期制御部A4を介してユーザ追加部A5に通知する。ユーザ追加部A5は、ユーザ管理部A12を介して、ステップS1で追加したユーザ情報に、ユーザ追加部B4から通知された、システムBにおけるユーザIDを含ませて、ユーザ情報DBA14に記憶された当該ユーザ情報を更新する(ステップS6)。
次に、システムBにおいてユーザ情報の追加を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順について図5を用いて説明する。尚、ユーザは、システムBに既にログインしているものとする。ユーザがシステムBにログインする場合の処理の手順については後述する。ユーザが、システムBの操作入力部を介して、追加対象のユーザ名、パスワード及びシステムAにおいて固有の情報を適宜入力して、ユーザ情報の追加を指示する操作入力を行なうと、システムBのUI制御部B1が、入力されたこれらの情報を含むユーザ情報の追加を個人メニュー制御部B3に依頼する。個人メニュー制御部B3は、当該ユーザ情報の追加をユーザ追加部B4に依頼する。ユーザ追加部B4は、システムBがシステムAと接続されているか否かの検知を接続情報管理部B16に依頼する。接続情報管理部B16は、接続情報DBB17にアクセスして、接続情報DBB17に記憶された接続情報によって示される接続状態をユーザ追加部B4に通知する。ユーザ追加部B4は、接続情報管理部B16による検知の結果、システムBがシステムAと接続されている場合には(ステップS10:YES)、ユーザにより入力された情報及びユーザIDを含むユーザ情報を追加する旨を、システムAの同期制御部A4を介してユーザ追加部A5に依頼する(ステップS11)。ユーザ追加部A5は、システムBにおいてユーザにより入力された情報に、システムAにおけるユーザIDを付与し、ユーザ管理部A12を介して、当該情報及びシステムAにおけるユーザIDを含むユーザ情報を作成してこれをユーザ情報DBA14に記憶させることにより、ユーザ情報を追加する(ステップS12)。
一方、ステップS10で、接続情報管理部B16による検知の結果、システムBがシステムAと接続されていない場合には(ステップS10:NO)、ユーザ追加部B4は、ユーザ情報DBB14に記憶されたユーザ情報が上限に達しているか否かの検知をユーザ上限検知部B11に依頼する。ユーザ上限検知部B11は、ユーザ情報DBB14に記憶されたユーザ情報が上限に達しているか否かを検知し、その検知結果をユーザ追加部B4に通知する。当該検知の結果、ユーザ情報が上限に達している場合は(ステップS13:YES)、ユーザ情報の追加ができないためエラーとする。ユーザ情報が上限に達していない場合は(ステップS13:NO)、ユーザ追加部B4は、ユーザにより入力された情報にユーザIDを付与し、ユーザ管理部B10を介して、ユーザにより入力された情報及びユーザIDを含むユーザ情報を作成してこれをユーザ情報DBB14に記憶させることにより、ユーザ情報を追加する(ステップS14)。そして、ユーザ追加部B4は、ユーザ情報の追加を完了した旨と追加したユーザ情報のユーザIDとを、システムAの同期制御部A4を介してユーザ追加部A5に通知する。ユーザ追加部A5は、ユーザ管理部A12を介して、ステップS12で追加したユーザ情報に、ユーザ追加部B4から通知された、システムBにおけるユーザIDを含ませて、ユーザ情報DBA14に記憶された当該ユーザ情報を更新する。
次に、システムAにおいてユーザ情報の削除を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順について図6を用いて説明する。ユーザが、システムAの操作入力部を介して、削除対象のユーザ名を入力して、ユーザ情報の削除を指示する操作入力を行なうと、システムAのUI制御部A1が、入力されたユーザ名を含むユーザ情報の削除を個人メニュー制御部A3に依頼する。個人メニュー制御部A3は、当該ユーザ情報の削除をユーザ削除部A6に依頼する。ユーザ削除部A6は、ユーザ管理部A12を介して、ユーザにより入力されたユーザ名を含むユーザ情報をユーザ情報DBA14から削除する。ユーザ削除部A6は、ユーザ情報の削除が完了した旨と削除したユーザ情報に含まれる、システムBにおけるユーザIDとを同期制御部A4に通知する(ステップS20)。同期制御部A4は、ステップS20で通知されたユーザIDを含むバックアップ情報がバックアップDBA16に記憶されているか否かを判断し(ステップS21)、当該バックアップ情報が記憶されている場合(ステップS21:YES)、バックアップ制御部A9を介して、当該バックアップ情報をバックアップDBA16から削除する(ステップS23)。一方、当該バックアップ情報が記憶されていない場合(ステップS21:NO)、同期制御部A4は、ステップS20で通知されたユーザIDを含むユーザ情報の削除をシステムBのユーザ削除部B5に依頼する(ステップS22)。
ユーザ削除部B5は、ユーザ管理部B10を介して、ステップS22で削除が依頼されたユーザ情報をユーザ情報DBB14から削除して、ユーザ情報の削除が完了した旨をシステムAの同期制御部A4に通知する(ステップS24)。同期制御部A4は、ステップS20で通知されたユーザIDのアクセス権の削除を文書追加/削除/検索部B12に依頼する(ステップS25)。文書追加/削除/検索部B12は、文書管理部B13を介して、文書DBB15に記憶されている、当該ユーザIDのアクセス権を削除する(ステップS26)。
次に、システムBにおいてユーザ情報の削除を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順について図7を用いて説明する。ユーザが、システムBの操作入力部を介して、削除対象のユーザ名を入力して、ユーザ情報の削除を指示する操作入力を行なうと、システムBのUI制御部B1が、入力されたユーザ名を含むユーザ情報の削除を個人メニュー制御部B3に依頼する。個人メニュー制御部B3は、当該ユーザ情報の削除をユーザ削除部B5に依頼する。ユーザ削除部B5は、システムBがシステムAと接続されているか否かの検知を接続情報管理部B16に依頼する。接続情報管理部B16は、接続情報DBB17にアクセスして、接続情報DBB17に記憶された接続情報によって示される接続状態をユーザ削除部B5に通知する。接続情報管理部B16による検知の結果、システムBがシステムAと接続されている場合には(ステップS30:YES)、ユーザ削除部B5は、ユーザにより入力されたユーザ名を含むユーザ情報の削除をシステムAの同期制御部A4を介してユーザ削除部A6に依頼する。ユーザ削除部A6は、ユーザ管理部A12を介して、ステップS32で依頼されたユーザ情報をユーザ情報DBA14から削除する(ステップS32)。一方、ステップS30で、システムBがシステムAと接続されていない場合には(ステップS30:NO)、ユーザ削除部B5は、ユーザ管理部B10を介して、ユーザにより入力されたユーザ名を含むユーザ情報をユーザ情報DBB14から削除する(ステップS33)。
次に、システムAにおいてユーザ情報の変更を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順について図8を用いて説明する。ユーザが、システムAの操作入力部を介して、ユーザ名を入力すると共に、ユーザ情報に含まれる情報のうち、変更対象の情報を入力して、ユーザ情報の変更を指示する操作入力を行なうと、システムAのUI制御部A1が、入力された変更対象の情報を用いたユーザ情報の変更を個人メニュー制御部A3に依頼する。尚、ユーザ名自体を変更する場合には、変更対象の情報とは、即ち、変更後のユーザ名となる。個人メニュー制御部A3は、入力されたユーザ名を含むユーザ情報について変更対象の情報を用いた変更をユーザ変更部A8に依頼する。ユーザ変更部A8は、ユーザ管理部A12を介して、ユーザにより入力された変更対象の情報を含むよう、当該ユーザ情報DBA14に記憶されたユーザ情報を変更する。また、変更対象の情報が、同期対象の情報である場合、ユーザ変更部A8は、ユーザ情報の変更が完了した旨と変更したユーザ情報に含まれる、システムBにおけるユーザIDと変更対象の情報とを同期制御部A4に通知する(ステップS40)。同期制御部A4は、ステップS40で通知されたユーザIDを含むバックアップ情報がバックアップDBA16に記憶されているか否かを判断し(ステップS41)、当該バックアップ情報が記憶されている場合(ステップS41:YES)、バックアップ制御部A9を介して、ステップS40で通知された変更対象の情報を含むよう、バックアップDBA16に記憶された当該バックアップ情報を変更する(ステップS43)。
一方、当該バックアップ情報が記憶されていない場合(ステップS41:NO)、同期制御部A4は、ステップS40で通知されたユーザIDを含むユーザ情報についてステップS40で通知された変更対象の情報を用いた変更をシステムBのユーザ変更部B7に依頼する(ステップS42)。ユーザ変更部B7は、ユーザ管理部B10を介して、ユーザ情報DBB14に記憶されておりステップS42で変更が依頼されたユーザ情報を、ステップS42で依頼された変更対象の情報を含むよう変更して、ユーザ情報の変更が完了した旨をシステムAの同期制御部A4に通知する(ステップS44)。尚、変更対象の情報が、同期対象の情報でない場合、システムA,Bにおいては、ステップS41〜S44の処理を行わない。
次に、システムBにおいてユーザ情報の変更を指示する操作入力が行なわれた場合の処理の手順について図9を用いて説明する。ユーザが、システムBの操作入力部を介して、ユーザ名を入力すると共に、ユーザ情報に含まれる情報のうち、変更対象の情報を入力して、ユーザ情報の変更を指示する操作入力を行なうと、システムBのUI制御部B1が、入力された変更対象の情報を用いたユーザ情報の変更を個人メニュー制御部B3に依頼する。個人メニュー制御部B3は、当該ユーザ情報の変更をユーザ変更部B7に依頼する。変更対象の情報が、同期対象の情報である場合、ユーザ変更部B7は、システムBがシステムAと接続されているか否かの検知を接続情報管理部B16に依頼する。接続情報管理部B16は、接続情報DBB17にアクセスして、接続情報DBB17に記憶された接続情報によって示される接続状態をユーザ変更部B7に通知する。接続情報管理部B16による検知の結果、システムBがシステムAと接続されている場合には(ステップS50:YES)、ユーザ変更部B7は、ユーザにより入力されたユーザ名を含むユーザ情報について変更対象の情報を用いた変更をシステムAの同期制御部A4を介してユーザ変更部A8に依頼する(ステップS51)。ユーザ変更部A8は、ユーザ管理部A12を介して、ユーザ情報DBA14に記憶されておりステップS51で変更が依頼されたユーザ情報を変更する(ステップS52)。一方、ステップS50で、システムBがシステムAと接続されていない場合には(ステップS50:NO)、ユーザ変更部B7は、ユーザ管理部B10を介して、ユーザ情報DBB14に記憶されておりユーザにより入力されたユーザ名を含むユーザ情報について、ユーザにより入力された変更対象の情報を含むよう変更する(ステップS53)。尚、変更対象の情報が、同期対象の情報でない場合、システムA,Bにおいては、ステップS51〜S53の処理を行わない。
次に、ユーザがシステムAにログインする場合の処理の手順について図10を用いて説明する。ユーザが、システムAの操作入力部を介して、ユーザ名及びパスワードを入力して、ログインを指示する操作入力を行なうと、システムAのUI制御部A1が、入力されたユーザ名のユーザの認証を認証制御部A2に依頼する。認証制御部A2は、ログインを指示したユーザの認証を行って、当該ユーザの個人メニューへログインを個人メニュー制御部A3へ依頼する(ステップS60)。また、認証制御部A2は、ユーザ検索部A7及びユーザ管理部A12を介して、ユーザにより入力されたユーザ名及びパスワードを含みユーザ情報DBA14に記憶されたユーザ情報に、システムBにおけるユーザIDが含まれているか否かを判断する(ステップS61)。当該ユーザ情報にユーザIDが含まれている場合(ステップS61:YES)、システムAとシステムBとでユーザ情報の同期がされているため、認証制御部A2は、システムBにおけるユーザIDを指定してユーザの認証を認証制御部B2に依頼する(ステップS64)。一方、当該ユーザ情報にユーザIDが含まれていない場合(ステップS61:NO)、当該ユーザ情報がシステムBにはまだ記憶されていないため、認証制御部A2は、ユーザにより入力されたユーザ名及びパスワードを含むユーザ情報の追加を、同期制御部A4を介してシステムBのユーザ追加部B4に依頼する(ステップS62)。
認証制御部B2は、ユーザの認証が依頼されると、ユーザ検索部A7及びユーザ管理部A12を介して、指定されたユーザIDを含むユーザ情報がユーザ情報DBB14に記憶されているか否かを判断する(ステップS65)。当該ユーザ情報が記憶されている場合(ステップS65:YES)、認証制御部B2は、当該ユーザ情報が存在する旨をシステムAの認証制御部A2に通知する。認証制御部A2は、当該ユーザ情報のユーザの認証をシステムBの認証制御部B2に依頼する(ステップS72)。認証制御部B2は、当該ユーザの認証を行って、当該ユーザの個人メニューへログインを個人メニュー制御部B3へ依頼する(ステップS73)。一方、当該ユーザ情報が記憶されていない場合(ステップS65:NO)、当該ユーザ情報はシステムAにバックアップされているため、認証制御部B2は、当該ユーザ情報が存在しない旨をシステムAの認証制御部A2に通知する。認証制御部A2は、当該ユーザ情報のリストアを同期制御部A4に依頼する(ステップS65)。同期制御部A4は、当該ユーザ情報を示すバックアップ情報のリストアをリストア制御部A10に依頼する。リストア制御部A10は、バックアップDBA16に記憶されている当該バックアップ情報を読み出し、当該バックアップ情報のリストアをシステムBのユーザリストア実行部B9に依頼する。ユーザリストア実行部B9は、ユーザ管理部B10を介して、当該バックアップ情報に示されるユーザ情報をユーザ情報DBB14に改めて記憶させることにより、当該ユーザ情報をリストアする(ステップS67)。
ステップS62でユーザ情報の追加が依頼された場合は、図3を用いて説明したステップS3〜S6と同様の手順となる。そして、ステップS6でユーザ情報が追加された場合、ステップS72に進む。
次に、ユーザがシステムBにログインする場合の処理の手順について図11を用いて説明する。ユーザが、システムBの操作入力部を介して、ユーザ名及びパスワードを入力して、ログインを指示する操作入力を行なうと、システムBのUI制御部B1が、入力されたユーザ名のユーザの認証を認証制御部B2に依頼する。認証制御部B2は、ユーザ検索部B6及びユーザ管理部B10を介して、ユーザにより入力されたユーザ名を含むユーザ情報がユーザ情報DBB14に記憶されているか否かを判断する(ステップS80)。当該ユーザ情報が記憶されていない場合(ステップS80:NO)、認証制御部B2は、ユーザにより入力されたユーザ名を含むユーザ情報が存在しない旨をシステムAの認証制御部A2に通知する(ステップS81)。認証制御部A2は、ユーザ検索部A7及びユーザ管理部A12を介して、ステップS81で通知されたユーザ名を含むユーザ情報がユーザ情報DBA14に記憶されているか否かを判断する(ステップS82)。
当該ユーザ情報が記憶されていない場合(ステップS82:NO)、ログインは失敗する。当該ユーザ情報が記憶されている場合(ステップS82:YES)、当該ユーザについてシステムBにおけるユーザ情報は、システムAにおいてバックアップされている。このため、認証制御部A2は、当該ユーザ情報のリストアを同期制御部A4に依頼する(ステップS83)。同期制御部A4は、当該ユーザ情報を示すバックアップ情報のリストアをリストア制御部A10に依頼する。リストア制御部A10は、バックアップDBA16に記憶されている当該バックアップ情報を読み出し、当該バックアップ情報のリストアをシステムBのユーザリストア実行部B9に依頼する。ユーザリストア実行部B9は、ユーザ情報DBB14に記憶されたユーザ情報が上限に達しているか否かの検知をユーザ上限検知部B11に依頼する。ユーザ上限検知部B11は、ユーザ情報DBB14に記憶されたユーザ情報が上限に達しているか否かを検知し、その検知結果をユーザリストア実行部B9に通知する。当該検知の結果、ユーザ情報が上限に達している場合は(ステップS84:YES)、ユーザリストア実行部B9は、その旨をシステムAの同期制御部A4に通知する。そして、上述と同様にしてステップS4で、システムBに記憶されたユーザ情報のバックアップ及び削除が行なわれ、その後、S67でユーザ情報のリストアが行なわれる。その後、認証制御部B2は、当該ユーザの認証を行って、当該ユーザの個人メニューへログインを個人メニュー制御部B3へ依頼する(ステップS85)。また、認証制御部B2は、当該ユーザ情報に含まれる、システムBにおけるユーザIDを指定してユーザの認証を認証制御部A2に依頼する(ステップS86)。認証制御部A2は、指定されたシステムBにおけるユーザIDを含むユーザ情報を用いて、ユーザの認証を行って、当該ユーザの個人メニューへログインを個人メニュー制御部A3へ依頼する(ステップS87)。ステップS80で、ユーザ情報がユーザ情報DBB14に記憶されている場合(ステップS80:YES)も、同様に、ステップS85〜S87が行なわれる。
以上のようにして、ユーザ情報の追加や削除や変更を行ったり、ユーザのログインを行なったりすることで、システムAとシステムBとで設定されるユーザ情報を同期し、登録可能なユーザ情報の上限がシステムAより低いシステムBの上限が、システムAの上限まで増えたように見せることができる。このため、複数で連動して動作可能なシステムにおいて、設定情報について上限の高いシステムのリソースを十分に活用して、低い上限に合わせることなく、設定情報を同期することを実現することができる。また、システムBのユーザ情報をバックアップした時に、当該ユーザに対する文書へのアクセス権を消去せずに維持しておくことにより、そのユーザ情報がバックアップされたりリストアされたりしたユーザであっても、特別な操作をすることなく、システムBにおける文書を使用することができる。
また、今後最も使用されないと予想される、最終ログイン日時が古いユーザ情報をバックアップすることで、ユーザ情報のリストアの回数を減らすことができる。バックアップされていたユーザ情報に対してリストアを実行し当該ユーザ情報を用いてログインを行うことができるまでには時間が掛かるが、このようなリストアの回数を減らすことで、システムA,Bを効率的に運用することができる。
[変形例]
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した実施の形態において、システムAで実行される各種プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また当該各種プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成しても良い。システムBで実行される各種プログラムについても同様である。
上述した実施の形態においては、所定の条件とは、例えば、最終ログイン日時が現在日時より所定の期間以上前であったり、最終ログイン日時が古い順位が所定の順位内であったりしても良い。
また、上述した実施の形態においては、所定の条件として、最終ログイン日時を用いるのではなく、例えば、ログイン時以外にユーザ情報が使用された日時を用いても良いし、その他の条件を用いても良い。
上述した実施の形態においては、設定情報として、ユーザ情報を取り扱ったが、これに限らない。また、所定の情報として、文書情報を取り扱ったが、これに限らない。
上述した実施の形態においては、図6のステップS24や図7のステップS33で、システムBに記憶されたユーザ情報を削除した後に、システムAにバックアップされた、システムBにおけるユーザ情報をリストアするようにしても良い。図12は、ユーザ情報の削除後にシステムAにバックアップ情報としてバックアップされた他のユーザ情報をリストアする場合の処理の手順を示すフローチャートである。
上述の図6のステップS20〜S26と同様にして、ステップS100では、システムAのユーザ削除部A6が、ユーザ管理部A12を介して、ユーザ情報をユーザ情報DBA14から削除し、同期制御部A4が、バックアップ制御部A9を介して、システムAから削除されたユーザ情報に対応するバックアップ情報をバックアップDBA16から削除する又はユーザ削除部B5が、ユーザ管理部B10を介して、システムAから削除されたユーザ情報に対応するユーザ情報をユーザ情報DBB14から削除する。
又は、ステップS100では、図7のステップS7のステップS30〜S33と同様にして、ユーザ削除部B5が、ユーザ管理部B10を介して、ユーザ情報をユーザ情報DBB14から削除し、システムAとシステムBとが接続されている場合、システムAの同期制御部A4、ユーザ削除部A6及びユーザ管理部A12を介して、ユーザ情報をユーザ情報DBA14から削除する。
ステップS101では、リストア制御部A10は、バックアップDBA16に記憶されているバックアップ情報のうち、例えば、最終ログイン日時が一番新しいバックアップ情報を読み出し、当該バックアップ情報のリストアをシステムBのユーザリストア実行部B9に依頼する。ステップS102では、ユーザリストア実行部B9は、ユーザ管理部B10を介して、当該バックアップ情報に示されるユーザ情報をユーザ情報DBB14に記憶させることにより、リストアする。
以上のように、システムBにおいてユーザ情報を削除して、システムBにおいて記憶可能なユーザ情報が増えたときに、他のユーザ情報をリストアしておくことで、ログイン時に行なうリストアを減らすことができる。このように、時間のかかるリストアの実行を低減することで、システムA,Bをより効率的に運用することができる。
また、その他、ユーザ上限検知部B11が、システムBにおいて記憶可能なユーザ情報が上限に達しているかを定期的に検知することにより、システムBにおけるユーザ情報の空きを検知し、ユーザ情報を更に記憶可能であると検知した場合に、システムBは、システムAにバックアップされたユーザ情報をリストアするようにしても良い。
上述した実施の形態においては、システムAは、システムBの構成を更に加えるようにしても良い。このような構成において、例えば、図13に例示されるように、システムAよりユーザ情報を記憶可能な上限がシステムAより高いシステムSをシステムAの上位に接続させて、システムA,B,Sを階層的に接続させて全体として階層的なシステムを構築するようにしても良い。このような構成によれば、更に多くのユーザ情報を登録可能になる。
上述した実施の形態においては、図14に例示されるように、システムAにシステムBが複数接続されるようにしても良い。この場合、ユーザ情報として、システムBのユーザIDに各システムBを識別するシステムID(例えば、MACアドレス等)を対応付けるようにし、システムAにおいては、当該システムIDを用いて、バックアップやリストアの対象となるユーザ情報がシステムBのうちいずれのシステムBなのかを識別可能にするようにすれば良い。このような構成によれば、登録可能なユーザ情報の上限が低い複数のシステムBにおけるユーザを、その上限が高い1台のシステムAにおいて管理することが可能になる。
A,B,S システム
A1 UI制御部
A2 認証制御部
A3 個人メニュー制御部
A4 同期制御部
A5 ユーザ追加部
A6 ユーザ削除部
A7 ユーザ検索部
A8 ユーザ変更部
A9 バックアップ制御部
A10 リストア制御部
A11 文書追加/削除/検索部
A12 ユーザ管理部
A13 文書管理部
A14 ユーザ情報DB
A15 文書DB
A16 バックアップDB
B1 UI制御部
B2 認証制御部
B3 個人メニュー制御部
B4 ユーザ追加部
B5 ユーザ削除部
B6 ユーザ検索部
B7 ユーザ変更部
B8 ユーザバックアップ実行部
B9 ユーザリストア実行部
B10 ユーザ管理部
B11 ユーザ上限検知部
B12 文書追加/削除/検索部
B13 文書管理部
B14 ユーザ情報DB
B15 文書DB
B16 接続情報管理部
B17 接続情報DB
特開2004−356822号公報 特開2006−33688号公報

Claims (15)

  1. 各システムにおいて記憶される設定情報を同期させて、複数で連動して動作可能なシステムにおいて、
    第1システムで記憶可能な設定情報の第1上限は、第2システムで記憶可能な設定情報の第2上限より高く、
    前記第2システムが新たな設定情報を追加する際、当該第2システムで記憶可能な設定情報が前記第2上限に達している場合、当該第2システムにおいて記憶されている他の設定情報を少なくとも1つ前記第1システムに記憶させることにより、当該他の設定情報をバックアップする第1バックアップ手段と、
    前記他の設定情報を前記第2システムから削除する第1削除手段と、
    前記新たな設定情報を前記第2システムに記憶させることにより、当該新たな設定情報を前記第2システムに追加する第1追加手段と、
    前記第2システムが前記他の設定情報を用いる際、当該他の設定情報を前記第1システムから取得して、前記第2システムに改めて記憶させることにより、当該他の設定情報を前記第2システムにリストアする第1リストア手段とを備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第1バックアップ手段は、所定の条件に合致する前記他の設定情報をバックアップする
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1バックアップ手段は、使用された日時が古い前記他の設定情報をバックアップする
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記設定情報は、前記システムを利用するユーザに関するユーザ情報であり、
    前記第1バックアップ手段は、前記第2システムを利用するユーザに関するユーザ情報であって新たなユーザ情報を追加する際、当該第2システムにおいて記憶可能なユーザ情報が前記第2上限に達している場合、当該第2システムにおいて記憶されている他のユーザ情報を少なくとも1つ前記第1システムに記憶させることにより、当該他のユーザ情報をバックアップし、
    前記第1削除手段は、前記他のユーザ情報を前記第2システムから削除し、
    前記第1追加手段は、前記新たなユーザ情報を前記第2システムに記憶させることにより、当該新たなユーザ情報を前記第2システムに追加し、
    前記第1リストア手段は、前記他のユーザ情報を前記第1システムから取得して、前記第2システムに改めて記憶させることにより、当該他のユーザ情報を前記第2システムにリストアする
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1システムにおけるユーザに関する第1ユーザ情報と、前記第2システムにおける当該ユーザに関する第2ユーザ情報とは対応付けられており、
    ユーザからの操作入力に応じて、前記第1ユーザ情報及び前記第2ユーザ情報のうち少なくとも一方を用いて、前記第1システム及び第2システムのうち少なくとも一方へのログインを行なうログイン手段と、
    ユーザからの操作入力を受け付ける操作入力受付手段と、
    前記第1システムへログインするユーザからの第1操作入力を前記操作入力受付手段が受け付けた場合、当該ユーザに関する前記第1ユーザ情報に対応付けられた前記第2ユーザ情報が存在しない場合、当該第2ユーザ情報を作成する作成手段とを更に備え、
    前記第1バックアップ手段は、前記第1システムへログインするユーザからの第1操作入力を前記操作入力受付手段が受け付けた場合、当該ユーザに関する前記第1ユーザ情報に対応付けられた前記第2ユーザ情報が存在しない場合且つ当該第2システムで記憶可能な設定情報が前記第2上限に達している場合、当該第2システムにおいて記憶されている他のユーザ情報を前記第1システムに記憶させることにより、当該他のユーザ情報をバックアップし、
    前記第1追加手段は、前記作成手段が作成した前記第2ユーザ情報を前記第2システムに記憶させることにより、前記第2ユーザ情報を前記第2システムに追加する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記第1リストア手段は、前記第2システムへログインするユーザからの第2操作入力を前記操作入力受付手段が受け付けた場合且つ当該ユーザに関する前記第2ユーザ情報が前記第2システムに記憶されていない場合、当該第2ユーザ情報を前記第1システムから取得して、前記第2システムに改めて記憶させることにより、当該第2ユーザ情報を前記第2システムにリストアし、
    前記ログイン手段は、リストアされた前記第2ユーザ情報を用いて、前記第2システムへのログインを行なう
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記第1バックアップ手段は、少なくとも前記第2システムへログインするユーザからの第2操作入力を前記操作入力受付手段が受け付けた場合、当該ユーザに関する前記第2ユーザ情報が前記第2システムに記憶されていない場合且つ当該第2システムで記憶可能な設定情報が前記第2上限に達している場合、当該第2システムにおいて記憶されている他のユーザ情報を少なくとも1つ前記第1システムに記憶させることにより、当該他のユーザ情報をバックアップし、
    前記第1リストア手段は、前記第2ユーザ情報を前記第1システムから取得して、前記第2システムに改めて記憶させることにより、当該第2ユーザ情報を前記第2システムにリストアする
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記ユーザ情報は、当該ユーザ情報を用いて前記第1システム及び前記第2システムのうち少なくとも一方へのログインが行なわれた日時を示す日時情報を含み、
    前記第1バックアップ手段は、前記日時情報によって示される日時が一番古い前記他のユーザ情報をバックアップする
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理システム。
  9. 所定の情報に対する読み出し及び書き込みのうち少なくとも一方が許可されるか否かを示すアクセス権をユーザ毎に当該所定の情報と対応付けて記憶する情報記憶手段を更に備え、
    前記第1削除手段は、前記ユーザ情報を削除する第3操作入力を前記操作入力受付手段が受け付け場合、当該ユーザ情報を削除し、当該ユーザ情報に関するユーザの前記アクセス権を前記情報記憶手段から削除し、前記他のユーザ情報を前記第2システムから削除した場合、当該他のユーザ情報に関するユーザの前記アクセス権を前記情報記憶手段から削除しない
    ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  10. 前記第1リストア手段は、前記第3操作入力に応じて前記ユーザ情報を前記第1削除手段が削除した場合、バックアップされた前記他のユーザ情報を少なくとも1つ前記第1システムから取得して、当該他のユーザ情報を前記第2システムにリストアする
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 前記第2システムで記憶可能な設定情報が前記第2上限に達しているか否かを検知する検知手段を更に備え、
    前記第1バックアップ手段は、前記第2システムが新たな設定情報を追加する際、前記検知手段の検知結果に応じて、前記他の設定情報をバックアップする
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  12. 前記検知手段は、前記第2システムで記憶可能な設定情報が前記第2上限に達しているか否かを定期的に検知し、
    前記第1リストア手段は、前記検知手段の検知結果に応じて、バックアップされた前記他の設定情報を少なくとも1つ前記第1システムから取得して、当該他の設定情報を前記第2システムにリストアする
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 前記第1システムに、前記第2システムと第3システムとが階層的に接続され、
    前記第3システムで記憶可能な設定情報の第3上限は、前記第1上限より高く、
    前記第1システムが新たな設定情報を追加する際、当該第1システムにおいて記憶可能な設定情報の上限に達している場合、当該第1システムにおいて記憶されている他の設定情報を少なくとも1つ前記第3システムに記憶させることにより、当該他の設定情報をバックアップする第2バックアップ手段と、
    前記他の設定情報を前記第1システムから削除する第2削除手段と、
    前記新たな設定情報を前記第1システムに記憶させることにより、当該新たな設定情報を前記第1システムに追加する第2追加手段と、
    前記他の設定情報を前記第3システムから取得して、前記第1システムに改めて記憶させることにより、当該他の設定情報を前記第3システムにリストアする第2リストア手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  14. 前記第1システムに接続される前記第2システムを複数備える
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  15. 各システムにおいて記憶される設定情報を同期させて、複数で連動して動作可能なシステムの1つで用いられる情報処理装置であって、
    当該情報処理装置を用いる第1システムで記憶可能な設定情報の第1上限は、第2システムで記憶可能な設定情報の第2上限より高く、
    前記第2システムが新たな設定情報を追加する際、当該第2システムで記憶可能な設定情報が前記第2上限に達している場合、当該第2システムにおいて記憶されている他の設定情報を少なくとも1つ記憶する記憶手段と、
    前記他の設定情報の削除を前記第2システムに要求する削除要求手段と、
    前記新たな設定情報の記憶を前記第2システムに要求する追加要求手段と、
    前記第2システムが前記他の設定情報を用いる際、当該他の設定情報を前記記憶手段から読み出して、当該他の設定情報の記憶を前記第2システムに要求するリストア要求手段とを備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
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