JP2003196128A - 携帯通信端末、外部記憶装置及び情報通信システム - Google Patents

携帯通信端末、外部記憶装置及び情報通信システム

Info

Publication number
JP2003196128A
JP2003196128A JP2001393366A JP2001393366A JP2003196128A JP 2003196128 A JP2003196128 A JP 2003196128A JP 2001393366 A JP2001393366 A JP 2001393366A JP 2001393366 A JP2001393366 A JP 2001393366A JP 2003196128 A JP2003196128 A JP 2003196128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
communication terminal
mobile communication
stored
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001393366A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Maeta
和洋 前多
Tomohiro Ezaki
智宏 江崎
Tamotsu Ito
保 伊藤
Koichi Terui
孝一 照井
Naoki Mori
直樹 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001393366A priority Critical patent/JP2003196128A/ja
Publication of JP2003196128A publication Critical patent/JP2003196128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性に優れ、且つ、音声通話だけでなく多
種多様のデータの送受信を手軽に行いたいというユーザ
の要求に対処可能な携帯通信端末を提供する。 【解決手段】 データ制御部15は、システム制御部1
1の制御下で、データ蓄積部17/ストレージサーバで
保存するデータの管理を行うため、保存データ管理テー
ブルを備える。通信ネットワーク9、中継局(3〜3
)を通じて無線通信部19が受信したコンテンツサー
バ、他の携帯無線通信端末(1〜1)からのデータ
を、無線通信部19から入力し、該データをデータ蓄積
部17に保存する。データ蓄積部17に保存されている
データの中から、携帯無線通信端末1で保存するのが
不適当とされたデータ、他の携帯無線通信端末(1
)に送信する必要のあるデータを検索し、夫々のデ
ータを無線通信部19に出力する。保存が不適当なデー
タについては、データ蓄積部17から削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機などの
携帯通信端末による大量データの利用を可能にするため
データ保存技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、主に携帯無線通信端末の1種であ
る携帯電話機において、本来の用途である音声通話だけ
でなく、電子メールや画像などのデータの授受を行うよ
うになってきたのに伴い、携帯電話機に搭載するメモリ
の容量を増大させる必要性が生じてきている。このよう
なメモリ容量の増大に対処するため、例えば小型のハー
ドディスクや大容量のメモリ素子を携帯電話機、即ち、
携帯無線通信端末に搭載する方法が検討されたが、該携
帯無線通信端末のコストや携帯性、或いは該携帯無線通
信端末が内蔵するバッテリ容量の観点などから、上記方
法を実際に採用するのは困難であった。そこで、ノート
ブック型のパーソナルコンピュータ(以下、「ノートパ
ソコン」と略記する)と携帯無線通信端末とを信号ケー
ブルで接続し、ノートパソコンの操作部に配置されてい
るキーを操作することにより、携帯無線通信端末内のデ
ータをノートパソコンへ転送して保存する手法が採用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記手法で
は、ユーザが、携帯無線通信端末と比べて嵩張り、且
つ、重量もあって携帯性が悪いノートパソコンをも、携
帯無線通信端末と共に携行する必要が生じるから、携帯
無線通信端末だけを携行する場合とは異なり、何時でも
何処にでも手軽に持ち運びすることができないため、ユ
ーザにとって不便である。また、ノートパソコンに保存
されているデータのうちから、ユーザが必要とするデー
タを携帯無線通信端末側で参照する場合には、該必要な
データを、ノートパソコンから携帯無線通信端末側に転
送する操作が必要不可欠となるので、使い勝手が悪いと
いう問題もある。
【0004】上述したように、従来にあっては、携帯無
線通信端末だけで電子メールや画像などのデータを取り
扱おうとすると、携帯無線通信端末が内蔵するメモリの
容量によって取り扱おうとするデータ量が制限を受ける
という問題が生じる。他方、ノートパソコンをも使用し
て、携帯無線通信端末とノートパソコンとの間で信号ケ
ーブルを通じて上記のようなデータの送受信を行う場合
にも、持ち運びに不便であるという問題や、携帯無線通
信端末のデータをノートパソコンに保存するための操作
などに注意を払わなければならないという問題がある。
換言すれば、上記いずれの場合においても、携帯無線通
信端末を含む情報通信システムにおいて、携帯性に優
れ、且つ、音声通話だけでなく多種多様のデータの送受
信を手軽に行いたいというユーザの要求に対処できてい
ないのが実状である。
【0005】従って本発明の目的は、携帯性に優れ、且
つ、多種多様のデータの送受信を手軽に行いたいという
ユーザの要求に対処可能な携帯通信端末及び情報通信シ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に従
う携帯通信端末は、通信ネットワークを通じてデータ通
信が可能なもので、外部記憶装置と上記通信ネットワー
クを通じてデータ通信が可能であり、上記通信ネットワ
ークを通じて入力され又は別の方法で入力されたデータ
を保存する情報保存手段と、上記情報保存手段に保存さ
れている各種データの中の少なくとも一部のデータを上
記情報保存手段から取り出して上記通信ネットワークを
通じて上記外部記憶装置へ送り、かつ、上記外部記憶装
置に保存されている各種データの中の少なくとも一部の
データを上記外部記憶装置から上記通信ネットワークを
通じて受信して上記情報保存手段に保存する保存場所変
更手段と、を備える。
【0007】本発明の第1の観点に係る好適な実施形態
では、どのデータが上記情報保存手段に保存され、且
つ、どのデータが上記外部記憶装置に保存されているか
を記憶している保存場所記憶手段を更に備える。そし
て、上記保存場所変更手段は、上記情報保存手段から上
記外部記憶装置へ、又はその逆へと転送されるべきデー
タを、上記情報保存手段又は上記外部記憶装置に保存さ
れている各種データの中から自動的に選択する選択手段
を更に備える。また、上記実施形態では、上記情報保存
手段又は上記外部記憶装置に保存されている個々のデー
タに対してユーザが必要とする度合を判断する必要度合
判断手段を更に備え、上記保存場所変更手段は、個々の
データの上記必要度合に応じて、上記情報保存手段から
上記外部記憶装置へ、又はその逆へと転送されるべきデ
ータを選択する。個々のデータに対する上記必要度合の
判断は、個々のデータがユーザによって利用された利用
履歴に基づいて行われる。また、上記実施形態の変形例
では、個々のデータに対する上記必要度合の判断は、個
々のデータの上記利用履歴を、他のデータの上記利用履
歴と又は所定の基準値と比較した結果に基づいて行われ
る。
【0008】上記実施形態では、個々のデータの上記利
用履歴は、個々のデータをユーザが参照した回数、参照
した頻度、参照時間の累計値、又は参照日付の新旧に応
じて数値化されたものである。
【0009】別の実施形態では、上記保存場所変更手段
は、必要度合の比較的に高いデータを上記情報保存手段
に保存させ、必要度合の比較的に低いデータを上記外部
記憶装置に保存させるように自動的に動作する。また、
別の実施形態の変形例では、上記保存場所変更手段は、
ユーザによるキー操作に応答して動作する。
【0010】上記とは別の実施形態では、上記情報保存
手段の空き容量をチェックする空き容量チェック手段
と、上記情報保存手段に保存されている情報を削除する
情報削除手段とを更に備え、入力されたデータを上記情
報保存手段に保存しようとするとき、上記空き容量チェ
ック手段によるチェックの結果、空き容量が不足してい
るならば、上記情報削除手段は、上記必要度合判定手段
によって最も必要度合が低いと判定されたデータから順
に上記情報保存手段から削除することにより、上記情報
保存手段において、必要な空き容量を作り出して、上記
入力されたデータの保存を可能にするように構成してい
る。
【0011】また、上記とは別の実施形態では、上記保
存場所変更手段は、上記情報削除手段によって削除され
るデータを、上記外部記憶装置へ送信するように構成し
ている。
【0012】上記とは別の実施形態の変形例では、上記
保存場所変更手段は、受信電界の状態が所定状態より悪
いまま所定時間以上継続した場合に、上記外部記憶装置
に保存中のデータ中から上記情報保存手段に保存中のデ
ータよりも必要度合の高いデータを見出し、見出された
データを上記外部記憶装置から上記情報保存手段に転送
するように構成している。
【0013】また、上記とは別の変形例では、上記保存
場所変更手段は、予め決められた時刻になると、上記外
部記憶装置に保存中のデータ中から上記情報保存手段に
保存中のデータよりも必要度合の高いデータを見出し、
見出されたデータを上記外部記憶装置から上記情報保存
手段に転送するように構成している。
【0014】本発明の第2の観点に従う外部記憶装置
は、通信ネットワークを通じて携帯通信端末とデータ通
信が可能なもので、上記携帯通信端末のために各種デー
タを保存するデータ保存手段と、上記携帯通信端末から
又は別の外部装置から上記通信ネットワークを通じてデ
ータを受信し、受信されたデータを上記データ保存手段
に書き込むデータ受信手段と、上記携帯通信端末からの
データ読出要求に応答して、要求されたデータを上記情
報保存手段から検索して上記携帯通信端末に送信するデ
ータ送信手段と、を備える。
【0015】本発明の第3の観点に従う情報通信システ
ムは、通信ネットワークを通じてデータ通信が可能な携
帯通信端末と、上記通信ネットワークを通じて上記携帯
通信端末とデータ通信が可能な外部記憶装置とを備える
もので、上記携帯通信端末は、上記通信ネットワークを
通じて入力され又は別の方法で入力されたデータを保存
する情報保存手段と、上記情報保存手段に保存されてい
る各種データの中の少なくとも一部のデータを上記情報
保存手段から取り出して上記通信ネットワークを通じて
上記外部記憶装置へ送り、かつ、上記外部記憶装置に保
存されている各種データの中の少なくとも一部のデータ
を上記外部記憶装置から上記通信ネットワークを通じて
受信して上記情報保存手段に保存する保存場所変更手段
と、を有し、上記外部記憶装置は、上記携帯通信端末の
ために各種データを保存するデータ保存手段と、上記携
帯通信端末から又は別の外部装置から上記通信ネットワ
ークを通じてデータを受信し、受信されたデータを上記
データ保存手段に書き込むデータ受信手段と、上記携帯
通信端末からのデータ読出要求に応答して、要求された
データを上記情報保存手段から検索して上記携帯通信端
末に送信するデータ送信手段と、を有する。
【0016】本発明の第3の観点に係る好適な実施形態
では、上記通信ネットワークを通じて上記携帯通信端末
にデータを提供する情報提供サーバを更に備え、上記情
報提供サーバは、上記携帯通信端末からのデータ転送要
求に応答して、要求された提供データを上記外部記憶装
置へ提供し、上記外部記憶装置は、上記携帯通信端末か
らの上記提供データに対するデータ転送要求に応答して
上記情報提供サーバから転送された上記提供データを上
記携帯通信端末へ送信する。
【0017】上記実施形態の変形例では、上記通信ネッ
トワークを通じて上記携帯通信端末にデータを提供する
情報提供サーバを更に備え、上記情報提供サーバは、上
記提供データを複数の分割データに分割し、上記複数の
分割データの中から要求された分割データを選んで、上
記携帯通信端末又は上記外部記憶装置に送信する分割送
信手段と、各々の分割データを示す索引情報を個別に上
記携帯通信端末又は上記外部記憶装置へ送信する送信手
段と、を有する。
【0018】本発明の第4の観点に従うデータ記憶方法
は、通信ネットワークを通じて携帯通信端末の認証を行
い、上記携帯通信端末が認証された携帯通信端末である
ときには上記携帯通信端末とのデータ通信を可能として
上記携帯通信端末から送信されたデータを保存し、上記
通信ネットワークを通じて上記携帯通信端末から保存さ
れたデータの読み出し要求を受けたときに上記携帯通信
端末の認証を行い、上記携帯通信端末が認証された携帯
通信端末であるときに要求されたデータを読み出して上
記携帯通信端末に送信する。
【0019】本発明の第4の観点に係る好適な実施形態
では、上記携帯通信端末の認証時に上記携帯通信端末の
分として割り当てられるメモリエリアの量に関連する情
報を上記携帯通信端末から入力し、上記携帯通信端末か
ら送信されて保存されたデータの量が上記割り当てられ
たメモリエリア量以下であるときは第1の料金を上記携
帯通信端末に課金し、上記携帯通信端末から送信されて
保存されたデータの量が上記割り当てられたメモリエリ
ア量を超えるときには第2の料金を上記携帯通信端末に
課金する。
【0020】本発明の第5の観点に従うデータ記憶方法
は、通信ネットワークを通じて携帯通信端末の認証を行
い、上記携帯通信端末が認証された携帯通信端末である
ときには上記携帯通信端末とのデータ通信を可能として
上記携帯通信端末から指定されたデータ送信元から上記
通信ネットワークを通じてデータを受信してこのデータ
を保存し、上記通信ネットワークを通じて上記携帯通信
端末から保存されたデータの読み出し要求を受けたとき
に上記携帯通信端末の認証を行い、上記携帯通信端末が
認証された携帯通信端末であるときに要求されたデータ
を読み出して上記携帯通信端末に送信する。
【0021】本発明の第5の観点に係る好適な実施形態
では、上記携帯通信端末の認証時に上記携帯通信端末の
分として割り当てられるメモリエリアの量に関連する情
報を上記携帯通信端末から入力し、指定されたデータ送
信元から上記通信ネットワークを通じて送信されて保存
されたデータの量が上記割り当てられたメモリエリア量
以下であるときは第1の料金を上記携帯通信端末に課金
し、上記携帯通信端末から送信されて保存されたデータ
の量が上記割り当てられたメモリエリア量を超えるとき
は第2の料金を上記携帯通信端末に課金する。
【0022】本発明の第4、5の観点に係る好適な実施
形態の変形例では、上記データを保存するときに、所定
のデータ量毎に目次情報を付し、目次情報毎に読み出し
可能にしている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施形態に係る情
報通信システムの全体構成を示すブロック図である。
【0025】上記情報通信システムは、図1に示すよう
に、複数台の携帯無線通信端末1〜1と、複数の中
継局3〜3と、コンテンツサーバ5と、ストレージ
サーバ7と、複数の中継局3〜3、コンテンツサー
バ5及びストレージサーバ7が接続される通信ネットワ
ーク9とを含む。
【0026】各携帯無線通信端末1〜1は、中継局
〜3及び通信ネットワーク9を通じて他の携帯無
線通信端末(1〜1)との間で音声通信及びデータ
通信を行うことができる他、中継局3〜3及び通信
ネットワーク9を通じてコンテンツサーバ5或いはスト
レージサーバ7との間でデータ通信を行うことができ
る。なお、各携帯無線通信端末1〜1の内部構成に
ついては、次の図2で詳述する。
【0027】各中継局3〜3は、各携帯無線通信端
末1〜1との間で無線通信を行い、コンテンツサー
バ5又はストレージサーバ7との間、及び他の中継局
(3〜3)との間では通信ネットワーク9を通じて
夫々有線通信を行うことにより、各携帯無線通信端末1
〜1とコンテンツサーバ5又はストレージサーバ7
との間で行うデータ通信や、各携帯無線通信端末(1
〜1)同士の間で行う音声通信又はデータ通信を中継
する。
【0028】コンテンツサーバ5は、静止画像データや
動画像データや音楽データなどのマルチメディアファイ
ル、メール、スケジュールデータ、文章(テキストデー
タ)などを、各携帯無線通信端末1〜1に提供すべ
く保存するサーバである。上記各データは、各携帯無線
通信端末1〜1がアクセス可能なように、例えばイ
ンターネットのホームページに掲載される。
【0029】ストレージサーバ7は、各携帯無線通信端
末1〜1のユーザが使用可能なデータストレージ
(データ記録装置)を提供するサーバである。ストレー
ジサーバ7は、各携帯無線通信端末1〜1に保存し
切れないマルチメディアデータ等の大量のデータを代理
して保存することが可能なように、各携帯無線通信端末
〜1が有するデータ蓄積部17(図2で示す)の
記録容量の合計値以上の大きさの記録容量を持ってい
る。
【0030】図2は、携帯無線通信端末1〜1の内
部構成を示す機能ブロック図である。各携帯無線通信端
末1〜1は、夫々の構成が基本的に同一であるの
で、以下では携帯無線通信端末1の内部構成について
だけ説明し、残りの携帯無線通信端末(1〜1)の
内部構成については説明を省略する。
【0031】携帯無線通信端末1は、図2に示すよう
に、システム制御部11と、端末認証部13と、データ
制御部15と、データ蓄積部17と、無線通信部19
と、表示部21と、操作部23とを備え、これら各部
(11〜23)が、バスライン25を通じて接続される
構成となっている。
【0032】操作部23には、例えばデータ保存指令キ
ー、データ削除指令キー、データ転送指令キー、データ
読出指令キー等を含む種々のキーが配置されている。操
作部23は、これら種々のキーのユーザによるキー操作
を受付けて、該キー操作が行われた旨をバスライン25
を通じてシステム制御部11に通知する。
【0033】端末認証部13は、システム制御部11の
制御下で、各携帯無線通信端末(1 〜1)同士で重
複しない情報、即ち、例えば電話番号、メールアドレス
やユーザIDなどの個々の携帯無線通信端末に固有の情
報を記憶し管理する。上記端末固有の情報は、端末認証
(即ち、ストレ−ジサーバ7へのアクセスを許可されて
いる携帯無線通信端末か否かの判定のこと。以下同じ)
の際に、端末認証部13からバスライン25を通じて無
線通信部19に出力され、無線通信部19から、中継局
〜3及び通信ネットワーク9を通じてストレージ
サーバ7に送信される。
【0034】データ蓄積部17には、コンテンツサーバ
5、ストレージサーバ7或いは別の携帯無線通信端末
(1〜1)から無線通信部19に受信され、バスラ
イン25を通じてデータ制御部15に転送された各種の
データが、データ制御部15によって書き込まれ、ここ
で保存される。データ蓄積部17は、データ制御部15
からのデータ読出要求に応じて、該要求に対応するデー
タをデータ制御部15に出力する。なお、データ蓄積部
17が保存する各種のデータは、データ制御部15によ
って適宜削除される。
【0035】無線通信部19は、システム制御部11の
制御下で、コンテンツサーバ5又はストレージサーバ7
との間でデータ通信を行うために、或いは他の携帯無線
通信端末(1〜1)との間で音声通信又はデータ通
信を行うために、中継局3〜3との間で無線通信を
行う。そして、上記無線通信によって取得した各種のデ
ータをデータ蓄積部17に保存すべく、バスライン25
を通じてデータ制御部15に転送するのみならず、デー
タ制御部15によってデータ蓄積部15から読出され
た、ストレージサーバ7で保存するためのデータを、中
継局3〜3及び通信ネットワーク9を通じてストレ
ージサーバ7に転送する。なお、上記無線通信の方式に
ついては、特定の方式に限定されるものではないが、一
例として、cdma2000(Code Division Multiple Acces
s 2000)が挙げられる。
【0036】データ制御部15は、システム制御部11
の制御下で、データ蓄積部17/ストレージサーバ7で
保存するデータ(以下、「保存データ」という)の管理
を行うためのもので、保存データ管理テーブルを備えて
いる。データ制御部15は、通信ネットワーク9及び中
継局(3〜3)を通じて無線通信部19が受信した
コンテンツサーバ5、或いは他の携帯無線通信端末(1
〜1)からのデータを、無線通信部19からバスラ
イン25を通じて入力すると共に、該データを、データ
蓄積部17に保存する。データ制御部15は、データ蓄
積部17に保存されているデータの中から、該携帯無線
通信端末1で長く自己保持しておくのが不適当とされ
たデータ、或いは他の携帯無線通信端末(1〜1
に送信する必要のあるデータを検索し、夫々のデータ
を、バスライン25を通じて無線通信部19に出力す
る。これと共に、上記自己保持が不適当とされたデータ
については、データ蓄積部17から削除する。
【0037】上記保存データ管理テーブルには、保存デ
ータ名、各保存データの保存場所(携帯無線通信端末1
(即ち、データ蓄積部17)又はストレージサーバ
7)、各保存データの必要度数(この必要度数について
は、後に詳述する)、及び各保存データのデーダサイズ
などの諸情報が格納されている。保存データ管理テーブ
ル内の諸情報は、携帯無線通信端末1又はストレージ
サーバ7内の保存デ−タが追加又は変更されるのに伴っ
てデータ制御部15により自動的に更新される。また、
保存データが削除されるのに伴って該保存データに対応
する諸情報も、データ制御部15によって保存テーブル
から自動的に削除される。保存データ管理テーブルにつ
いては、次の図3で詳述する。
【0038】表示部21は、システム制御部11の制御
下で、例えばデータ制御部15の管理下にある上記保存
テーブル中の保存データ名や、携帯無線通信端末1
(即ち、データ蓄積部17)又はストレージサーバ7
で保存されている保存データの内容や、コンテンツサー
バ5から送信されたデータの内容や、無線移動端末1
の状態などの表示を行う。
【0039】システム制御部11は、操作部23からバ
スライン25を通じて与えられる上記キー操作に係る通
知に基づいて、携帯無線通信端末1を構成する上記各
部(13〜21)を制御する。例えば操作部23からの
通知が、データ保存指令キー操作に係るものであると
き、システム制御部11は、無線通信部19を通じて取
得したコンテンツサーバ5からのデータ、或いは他の携
帯無線通信端末(1〜1)からのデータを、データ
制御部15を介してデータ蓄積部17に保存すると共
に、保存データ管理テーブルに該保存データに対応する
諸情報の書込みを行う。操作部23からの通知が、デー
タ転送指令キー操作に係るものであるとき、システム制
御部11は、該転送指令の対象であるデータを、データ
制御部15を介してデータ蓄積部17から読出し、該読
出したデータを、無線通信部19を通じてストレージサ
ーバ7に転送すると共に、保存データ管理テーブルから
該読出したデータに対応する諸情報を削除する。上記通
知が、データ削除指令キー操作に係るものであるときに
は、システム制御部11は、該削除指令の対象であるデ
ータのデータ蓄積部17からの削除と、保存データ管理
テーブルから該削除するデータに対応する諸情報の削除
とを、データ制御部15を介して行う。上記通知が、デ
ータ読出指令キー操作に係るものであるときには、シス
テム制御部11は、データ制御部15を介して該読出指
令の対象であるデータをデータ蓄積部17から読出すと
共に、該読出したデータを、バスライン25を通じて表
示部21に出力する。システム制御部11は、操作部2
3からのキー操作に係る通知に基づいて、無線通信部1
9、データ制御部15、表示部21を制御することによ
り、上述した内容を表示部21に表示させる。
【0040】図3は、データ制御部15の管理下にある
保存データ管理テーブルの一例を示す説明図である。
【0041】上記保存データ管理テーブルは、図3に示
すように、x個(1個以上)の整理番号欄31aと、夫々
が個々の整理番号欄31aに対応付けられて設定されて
いるx個の保存データ名記載欄31b、x個のデータ保
存場所記載欄31c、x個の必要度数記載欄31d、及
びx個のデータサイズ記載欄31eとを備える。各保存
データ名記載欄31bには、例えばデータ1、データ
2、データ3、データ4、・・・のように、携帯無線通
信端末1又はストレージサーバ7の何れか一方におい
て保存されるx個のデータ名が格納されている。各デー
タ保存場所記載欄31cにおいて、データ1及びデータ
4の各データ保存場所記載欄31cには、携帯無線通信
端末1が、データ2及びデータ3の各データ保存場所
記載欄には、ストレージサーバ7が、夫々格納されてい
る。各必要度数記載欄31dにおいて、データ1の必要
度数記載欄31dには9回、データ2の必要度数記載欄
31dには2回、データ3の必要度数記載欄31dには
5回、データ4の必要度数記載欄には12回が、夫々格
納されている。更に、データサイズ記載欄31eにおい
て、データ1のデータサイズ記載欄31eには3KB、
データ2のデータサイズ記載欄31eには20KB、デ
ータ3のデータサイズ記載欄31eには5KB、データ
4のデータサイズ欄には79KBが、夫々格納されてい
る。
【0042】ここで、必要度数とは、各々のデータが携
帯無線通信端末1(即ち、データ蓄積部17)又はス
トレージサーバ7の何れに保存すべきかの判定を行うに
際して使用する情報であり、例えば各データ(1、2、
3、4、・・・x)の参照回数と更新回数との合計回数
によって表される。必要度数が高ければ、データ蓄積部
17において保存すべきデータであり、必要度数が低け
れば、ストレージサーバ7に保存すべきデータであるこ
とを示す。例えば参照回数が3回のデータと参照回数が
10回のデータとでは、参照回数10回のデータの方が
必要度数が高いから、参照回数が10回のデータを、デ
ータ蓄積部17に保存すべきデータであると判定するこ
とになる。
【0043】なお、必要度数については、上述した参照
回数と更新回数との合計回数のみに限定されるものでは
なく、各データの参照された時間の合計値や、各データ
の最も新しい参照日付同士を比較して、参照日付の最も
古いデータから順に割振った番号などでも良い。いずれ
にしても、本実施形態における各データの必要度数と
は、ユーザが現在時点で必要とするであろうと推測され
る度合を数値化したものである。
【0044】図4は、携帯無線通信端末(1)におい
てデータを保存する場合のシーケンスの一例を示した流
れ図である。
【0045】図4において、まず、データ制御部15が
データ蓄積部17の空き容量をチェックし(ステップS
41)、このチェックの結果、必要な容量(例えば、保
存するデータのサイズ分の容量であるが、これのみに限
られず、例えば保存するデータのサイズに所定のマージ
ンを加えた容量、又は、所定の空き容量下限値などでも
よい)以上の空き容量が有れば(ステップS41でYe
s)、コンテンツサーバ5から転送されたデータを、デ
ータ蓄積部17に保存する(ステップS46)。そし
て、該保存データの名称、保存場所である携帯無線通信
端末1、必要度数、及びデータサイズなどの諸情報
を、上述した保存データ管理テーブルの保存データ名記
載欄31b、データ保存場所記載欄31c、必要度数記
載欄31d、及びデータサイズ記載欄31eに夫々登録
して(ステップS47)、一連の処理動作(データ保存
のルーチン)を終了する。
【0046】一方、上記チェックの結果、データ蓄積部
17に上記の必要容量以上の空き容量が無ければ(ステ
ップS41でNo)、データ制御部15は、保存データ管
理テーブル内のデータ保存場所記載欄31c及び必要度
数記載欄31dを参照することにより、データ蓄積部1
7内の保存データの中で必要度数が最も低いデータを検
索する(ステップS42)。そして、検索したデータを
無線通信部19に出力することにより、該検索したデー
タは、無線通信部19からストレージサーバ7に転送さ
れ、ストレージサーバ7に保存される(ステップS4
3)。
【0047】次に、データ制御部15は、保存データ管
理テーブル内の、上記転送したデータのデータ保存場所
記載欄31cへの登録情報を「携帯無線通信端末1
から「ストレージサーバ7」に変更すると共に(ステッ
プS44)、上記転送したデータを、データ蓄積部17
から削除する(ステップS45)。その後、データ蓄積
部17の空き容量をチェックするための処理動作である
ステップS41へ復帰し、上記必要容量以上の空き容量
がデータ蓄積部17内で確保できるまで(ステップS4
1でYes)、ステップS41からステップS45を経て
再びステップS41に至るルーチンを繰り返す。そし
て、データ蓄積部17に、上記必要容量以上の空き容量
が確保できれば(ステップS41でYes)、上述したよ
うに、コンテンツサーバ5から転送されたデータを、デ
ータ蓄積部17に保存し(ステップS46)、該保存し
たデータに係る情報を保存データ管理テーブルに登録し
て(ステップS47)、一連の処理動作を終了する。
【0048】図4に示したシーケンスを実行することに
より、データ蓄積部17の空き容量が足りない又は少な
い場合においても、ユーザが所望するデータを保存する
ことが可能になるから、携帯無線通信端末(1
)のユーザは、マルチメディアデータ等の授受を行
うに際してデータ蓄積部17の容量を気にしなくてよく
なった。
【0049】図5は、上述した保存データ管理テーブル
に登録されている(換言すれば、データ蓄積部17又は
ストレージサーバ7に保存されている)データをユーザ
が参照するに際してのシーケンスの一例を示した流れ図
である。このシーケンスを行うには、それに先だって上
記保存データ管理テーブルが携帯無線通信端末(1
の表示部に表示され、ユーザの参照に供される。
【0050】図5において、まず、操作部23からシス
テム制御部11に対しデータ読出指令キーが操作された
旨が通知されると、データ制御部15は、保存データ管
理テーブルから上記キー操作により参照対象になったデ
ータに係る上述した諸情報を読出し、該データの保存場
所がデータ蓄積部17かストレージサーバ7かをチェッ
クする(ステップS51)。このチェックの結果、保存
場所がデータ蓄積部17であれば、保存データ管理テー
ブル内の該データに対応する必要度数記載欄31dに登
録されている必要度数を更新すると共に(ステップS5
6)、データ蓄積部17から上記参照対象であるデータ
を参照し(ステップS57)、一連の処理動作(データ
参照のルーチン)を終了する。
【0051】一方、上記チェックの結果、参照対象にな
ったデータの保存場所がストレージサーバ7であれば、
保存データ管理テーブル内の該データに対応するデータ
サイズ記載欄31eに登録されているデータサイズを参
照して、データ蓄積部17の空き容量が、参照対象にな
ったデータの容量分あるか否かをチェックする。そし
て、図4で示したステップS41〜ステップS45を経
て再びステップS41に復帰するルーチンを実行するこ
とにより、データ蓄積部17において上記参照対象であ
るデータのデータサイズ以上の空き容量を確保する(ス
テップS52)。
【0052】次に、無線通信部19を通じてストレージ
サーバ7に対し上記参照対象であるデータの転送要求を
行い、このデータ転送要求に応じて、ストレージサーバ
7から上記参照対象であるデータが無線通信部19に転
送されると、データ制御部15は、上記参照対象である
データをデータ蓄積部17に保存する(ステップS5
3)。そして、保存データ管理テーブル内の該データに
対応する保存場所記載欄31cに登録されている「スト
レージサーバ7」を「データ蓄積部17」に書換えると
共に(ステップS54)、ストレージサーバ7に対し上
記参照対象であるデータの削除を要求することで、スト
レージサーバ7から上記参照対象であるデータを削除さ
せる(ステップS55)。次に、保存データ管理テーブ
ル内の該データに対応する必要度数記載欄31dに登録
されている必要度数を更新すると共に(ステップS5
6)、データ蓄積部17から上記参照対象であるデータ
を参照する処理動作を経て(ステップS57)、一連の
処理動作を終了する。
【0053】図5に示したシーケンスを行うことによ
り、携帯無線通信端末(1)のユーザは、参照を所望
するデータがストレージサーバ7又はデータ蓄積部17
の何れに保存されているかを特に意識することなしに、
携帯無線通信端末(1)の表示部で参照することがで
きる。
【0054】図6は、データ蓄積部17及びストレージ
サーバ7に夫々保存されるデータの整理を行うに際して
のシーケンスの一例を示す流れ図である。
【0055】図6に示すデータ整理のシーケンスは、例
えば電波の受信状態が悪く、弱電界の状態が所定時間
(T秒間)続いた場合に実行される。ここで、T秒(所
定時間)とは、予めデータ制御部15に設定されている
時間データか、又は操作部23内の該当するキーを操作
することによってデータ制御部15に入力された時間デ
ータである。
【0056】図6において、上述した弱電界の状態がT
秒間続くと、データ制御部15は、保存データ管理テー
ブル内の必要度数記載欄31dを参照し、データ蓄積部
17に保存されている全てのデータ及びストレージサー
バ7に保存されている全てのデータについて、必要度数
の比較を行う。そして、この必要度数の比較により、ス
トレージサーバ7に保存されているデータの必要度数
が、データ蓄積部17に保存されているデータの必要度
数より高いものを検索する(ステップS61)。この検
索の結果、該当するデータが無ければ(ステップS61
でNo)、一連の処理動作(データ整理のルーチン)を終
了する。
【0057】一方、上記検索の結果、該当するデータが
有れば(ステップS61でYes)、保存データ管理テー
ブル内の該データに対応するデータサイズ記載欄31e
に登録されているデータサイズを参照して、データ蓄積
部17の空き容量が、上記該当するデータの容量分ある
か否かをチェックする。そして、図4で示したステップ
S41〜ステップS45を経て再びステップS41に復
帰するルーチンを実行することにより、データ蓄積部1
7において上記該当するデータのデータサイズ以上の空
き容量を確保する(ステップS62)。
【0058】次に、無線通信部19を通じてストレージ
サーバ7に対し上記該当するデータの転送要求を行い、
このデータ転送要求に応じて、ストレージサーバ7から
上記該当するデータが無線通信部19に転送されると、
データ制御部15は、上記該当するデータをデータ蓄積
部17に保存する(ステップS63)。そして、保存デ
ータ管理テーブル内の上記該当するデータに対応する保
存場所記載欄31cに登録されている「ストレージサー
バ7」を「データ蓄積部17」に書換えると共に(ステ
ップS64)、ストレージサーバ7に対し上記該当する
データの削除を要求することで、ストレージサーバ7か
ら上記該当するデータを削除させる(ステップS6
5)。この処理動作が終了すると、ステップS61に復
帰する。ステップS61〜ステップS65を経て再びス
テップS61に復帰するルーチンは、上述した検索の結
果、上記該当するデータがストレージサーバ7に「無
い」(ステップS61でNo)、と判断されるまで継続さ
れ、上記該当するデータがストレージサーバ7に「無
い」(ステップS61でNo)、と判断された時点で一連
の処理動作を終了する。
【0059】図6に示したシーケンスを行うことによ
り、データ蓄積部17に必要度数の高いデータを集める
ことができ、他方、ストレージサーバ7に必要度数の低
いデータを集めることができる。このように、必要度数
の高いデータをデータ蓄積部17に保存すると共に、必
要度数の低いデータをストレージサーバ7に保存するよ
うにしたため、ストレージサーバ7に保存されているデ
ータを参照する確率が低くなる。よって、携帯無線通信
端末(1)がストレージサーバ7との間で無線通信を
行わずにユーザが所望するデータを参照できる確率が高
くなる。なお、GPS(グローバル・ポジショニング・
システム)衛星からの位置データと、携帯無線通信端末
(1〜1)の各無線基地局(中継局3〜3)の
カバーエリア情報とに基づいて、図6に示したシーケン
スを実行するようにしても良い。
【0060】図7は、データ蓄積部17及びストレージ
サーバ7に夫々保存されるデータの整理を行うに際して
のシーケンスの別の例を示す流れ図である。
【0061】図7に示すデータ整理のシーケンスは、例
えば決められた時間(時刻)になると実行される。ここ
で、上記決められた時刻とは、予めデータ制御部15に
設定されている時刻か、又は操作部23内の該当するキ
ーを操作することによってデータ制御部15に入力され
た時刻データである。上記決められた時刻の一例とし
て、例えば毎日深夜3時などが挙げられる。
【0062】図7において、上記決められた時刻になる
と、データ制御部15は、保存データ管理テーブル内の
各データについて夫々の保存場所記載欄31cを参照
し、データ蓄積部17に保存されている全てのデータに
ついてのみ、以下に説明する処理(データ整理のルーチ
ン)を実行する。まず、データ蓄積部17において、登
録順位が1番のデータについて該データの必要度数記載
欄31dから該データの必要度数を読出し、該必要度数
と予め設定されている必要度数の基準値(以下,「基準
値」と略記する)とを比較する(ステップS71)。そ
して、この比較の結果、仮に、該必要度数が上記基準値
以上であれば(ステップS71でYes)、登録順位が2
番のデータについて登録順位1番のデータと同じ処理を
行うべく(この場合、登録順位1番のデータについて上
記比較が終了しただけであるから、ステップS72では
当然にNoである)、ステップS71に復帰する。
【0063】一方、上記比較の結果、登録順位1番のデ
ータの必要度数が上記基準値よりも小さければ(ステッ
プS71でNo)、該1番のデータを無線通信部19に出
力することにより、該1番のデータは、無線通信部19
からストレージサーバ7に転送され、ストレージサーバ
7に保存される(ステップS72)。次に、データ制御
部15は、保存データ管理テーブル内の、上記転送した
登録順位1番のデータのデータ保存場所記載欄31cへ
の登録情報を「携帯無線通信端末1」から「ストレー
ジサーバ7」に変更すると共に(ステップS73)、上
記転送した登録順位1番のデータを、データ蓄積部17
から削除する(ステップS74)。そして、登録順位が
2番以降のデータについて登録順位1番のデータのデー
タと同じ処理を行うべく(この場合も、登録順位が1番
のデータについて上記比較が終了しただけであるから、
ステップS72では当然にNoである)、ステップS71
に復帰する。このようにして、登録順位が2番以降のデ
ータについてもステップS71〜ステップS75を経て
再びステップS71に復帰するルーチンを実行する。途
中、登録順位がm番のデータの必要度数が上記基準値以
上であれば、(ステップS71でYes)、直ちにステッ
プS75に移行して(つまり、登録順位m番のデータに
ついては必要度数が高いからデータ蓄積部17において
保存を継続する)、次の登録順位n番のデータの必要度
数について、上記基準値と比較する処理を行う。仮に、
登録順位n番のデータの必要度数が上記基準値より小さ
ければ、ステップS72〜ステップS74に至る処理が
実行される(つまり、登録順位n番のデータについては
必要度数が低いからストレージサーバ7に転送してスト
レ−ジサーバ7で保存することとし、データ蓄積部17
からは削除する)。
【0064】このようにして、保存場所がデータ蓄積部
17である全部のデータについて、上記基準値と比較す
る処理を行い、各データについて、データ蓄積部17に
おいてそのまま保存すべきデータか、それとも、ストレ
ージサーバ7に転送してストレージサーバ7で保存すべ
きデータかをチェックする。そして、全てのデータにつ
いて上述した処理を行ったことを確認した時点で(ステ
ップS75)、一連の処理動作を終了する。
【0065】図7に示したシーケンスを行うことによ
り、データ蓄積部17に保存されているデータの中か
ら、必要度数が低くユーザにとって不要と思料されるデ
ータを、携帯無線通信端末(1)からストレージサー
バ7へ自動的に転送することができる。よって、現時点
でユーザが不要と判断したデータてあっても、データ蓄
積部17からは削除されるがストレージサーバ7で保存
されるから、後にユーザが気が変わって利用したくなっ
た場合でも、何ら支障にはならないし、データ蓄積部1
7において必要度数の高いデータを保存できるだけの空
き容量を確保することが可能になる。
【0066】図8は、データ蓄積部17及びストレージ
サーバ7に夫々保存されるデータの削除を行うに際して
のシーケンスの一例を示す流れ図である。
【0067】図8において、まず、操作部23からシス
テム制御部11に対し、データ削除指令キーが操作され
た旨が通知されると、データ制御部15は、保存データ
管理テーブル内の削除対象になったデータの保存場所記
載欄31cを参照し、該削除対象になったデータの保存
場所がデータ蓄積部17かストレージサーバ7かをチェ
ックする(ステップS81)。このチェックの結果、上
記削除対象のデータがストレージサーバ7にあれば、デ
ータ制御部15がストレージサーバ7に対し上記データ
の削除を要求することで、ストレージサーバ7から上記
削除対象であるデータを削除させる(ステップS8
2)。この処理動作が終了すると、次にデータ制御部1
5は、保存データ管理テーブル内の上記削除対象である
データの保存データ名記載欄31b、保存場所記載欄3
1c、必要度数記載欄31d及びデータサイズ記載欄3
1eに夫々登録されている諸情報を削除し(ステップS
84)、一連の処理動作(データ削除のシーケンス)を
終了する。
【0068】一方、ステップS81でのチェックの結
果、上記削除対象であるデータがデータ蓄積部17にあ
れば、データ蓄積部17から上記データを削除し(ステ
ップS83)、次に、保存データ管理テーブル内の上記
削除対象であるデータの保存データ名記載欄31b、保
存場所記載欄31c、必要度数記載欄31d及びデータ
サイズ記載欄31eに夫々登録されている諸情報を削除
して(ステップS84)、一連の処理動作を終了する。
【0069】図8に示した(データ削除の)シーケンス
においても、ユーザは削除対象であるデータがデータ蓄
積部9又はストレージサーバ7の何れに保存されている
かを特に意識することなしに、データの削除を行うこと
ができる。
【0070】上述した図4乃至図8に示したシーケンス
は、携帯無線通信端末(1)とストレージサーバ7と
により自動的に行われるものであり、携帯無線通信端末
(1 )とストレージサーバ7との間で行われるデータ
の送受信動作をユーザに意識させることがない。このよ
うにして、ユーザはストレージサーバ7を意識すること
なく、且つ、ユーザはデータ蓄積部17の容量を気にす
ることなくデータの保存、読出し、削除を行うことがで
きる。換言すれば、データ保存容量の観点から、携帯無
線通信端末(1)にストレージサーバ7を搭載してい
るのと等価であるから、携帯性を損なうことなく大容量
の記憶装置を携帯無線通信端末(1)で利用すること
が可能になる。
【0071】図9は、携帯無線通信端末(1)からス
トレージサーバ7へのデータ転送を、ユーザが携帯無線
通信端末(1)の操作部23を手動操作することによ
って行う場合のシーケンスの一例を示す流れ図である。
【0072】図9において、まず、操作部23からシス
テム制御部11に対し、データ転送指令キーが操作され
た旨が通知されると、データ制御部15は、保存データ
管理テーブル内の転送対象になったデータの保存場所記
載欄31cを参照し、該転送対象になったデータの保存
場所がデータ蓄積部17かストレージサーバ7かをチェ
ックする(ステップS91)。このチェックの結果、上
記転送対象のデータがデータ蓄積部17にあれば、デー
タ制御部15は、該転送対象データを無線通信部19に
出力することにより、該転送対象データは、無線通信部
19からストレージサーバ7に転送され、ストレージサ
ーバ7に保存される(ステップS92)。
【0073】次に、データ制御部15は、保存データ管
理テーブル内の、上記転送対象のデータのデータ保存場
所記載欄31cへの登録情報を「携帯無線通信端末
」から「ストレージサーバ7」に変更すると共に
(ステップS93)、保存データ管理テーブル内の、上
記転送対象のデータの必要度数記載欄31dに登録され
ている必要度数を更新する。上記転送対象データの必要
度数の更新においては、ユーザの意図によってストレー
ジサーバ7へ該データを転送したため、必要度数を低
く、例えば最低値にすることも可能である(ステップS
94)。次に、上記転送したデータを、データ蓄積部1
7から削除して(ステップS95)、一連の処理動作
(ユーザの手動操作によるデータ転送のシーケンス)を
終了する。
【0074】一方、ステップS91でのチェックの結
果、上記転送対象であるデータがストレージサーバ7に
あれば、直ちに一連の処理動作を終了する。
【0075】図9に示したシーケンスにおいて、転送対
象データの必要度数を低く、例えば最低値に設定するこ
とにより、ユーザの上記手動操作によりユーザの意図に
よってストレージサーバ7へ転送したデータが、図6で
示した(データ整理の)シーケンスにより再び携帯無線
通信端末(1)へと転送され、携帯無線通信端末(1
)で保存されるの防止することが可能になる。
【0076】また、携帯無線通信端末(1)からスト
レージサーバ7へのデータ転送をユーザの上記手動操作
によって行うことで、ユーザにとって必要度数は低いが
削除したくないデータを携帯無線通信端末(1)から
ストレージサーバ7へ転送することができるから、デー
タ蓄積部17の空き容量を確保することが可能になる。
【0077】図10は、ストレージサーバ7の内部構成
を示す機能ブロック図である。
【0078】ストレージサーバ7は、図10に示すよう
に、制御部101と、記録装置103と、通信部105
と、認証部107とを備え、これら各部(101〜10
7)が、バスライン109を通じて接続される構成とな
っている。
【0079】通信部105は、制御部101の制御下
で、中継局(31〜3n)及び通信ネットワーク9を通
じて携帯無線通信端末(1〜1)との間でデータの
授受を行う。
【0080】認証部107は、制御部101の制御下
で、通信部105を通じて携帯無線通信端末(1〜1
)から送信された端末固有の情報を入力し、端末認証
(ストレージサーバ7へアクセスが許可されている無線
通信端末(1)か否かの判定)を行う。この端末認証
の結果が「否」であれば、携帯無線通信端末(1〜1
)からのアクセスを不許可とする。
【0081】記録装置103は、制御部101の制御下
で、ストレージサーバ7へのアクセスが許可されている
携帯無線通信端末(1)から送信されたデータを保存
すると共に、制御部101からのデータ読出要求に応じ
て。該読出要求に対応するデータを制御部101に出力
する。
【0082】制御部101は、ストレージサーバ7を構
成する上記各部(103〜109)を制御する。
【0083】図11は、ストレージサーバ7と携帯無線
通信端末(1)の間で通信を行うに際してのシーケン
スの一例を示す流れ図である。
【0084】上記図4乃至図9で夫々示したシーケンス
において、ストレージサーバ7と携帯無線通信端末(1
)の間で通信を行う度に、図11で示すシーケンスが
実行される。
【0085】図11において、まず、携帯無線通信端末
(1)からの通信要求を通信部105を介して入力す
ると、認証部107は、端末認証(ストレ−ジサーバ7
へのアクセスを許可されている携帯無線通信端末か否か
の判定)を行うため、携帯無線通信端末(1)に対
し、通信部105を介して上述した端末固有の情報の送
信を要求する。携帯無線通信端末(1)が、この要求
を受信すると、端末認証部13は、該携帯無線通信端末
(1)固有の情報をストレージサーバ7へと送信す
る。該情報を通信部105を介して入力すると、認証部
107は、上記端末固有の情報が認証部107が保持す
る接続許可を得ている携帯無線通信端末(1 )固有の
情報と一致するか否かを判定し、一致していると判定す
れば、携帯無線通信端末(1)に対し、認証完了通知
を行う。この認証完了通知を携帯無線通信端末(1
が受信することにより、携帯無線通信端末(1)とス
トレージサーバ7との間で通信が開始される(ステップ
S111)。なお、上記端末認証が完了しなければ、ス
トレージサーバ7は、携帯無線通信端末(1)からの
通信を許可しない。
【0086】次に、携帯無線通信端末(1)とストレ
ージサーバ7とが上述した通信を行っている間は、通信
が終了するまで通信状態のチェックを行う(ステップS
112)。このチェックの結果、通信が正常状態で継続
していると判断すれば、通信が終了するまでの間、上記
通信状態のチェックを継続し、一方、エラーが発生した
と判断すれば、該エラー中に送信若しくは受信していた
データに対して、再度データの送信処理若しくは受信要
求を行い(ステップS113)、ステップS111での
携帯無線通信端末(1)の認証判定動作に復帰する。
そして、次に、ステップS112で通信終了と判断する
と、一連の処理動作を終了する。
【0087】図12は、本発明の第2の実施形態に係る
情報通信システムの全体構成を示すブロック図である。
【0088】本実施形態に係る情報通信システムは、複
数台の携帯無線通信端末(1〜1 )のうちの1台で
ある携帯無線通信端末1と、ストレージサーバ7との
間を有線通信回線で接続した点においてのみ、図1に記
載の情報通信システムと相違し、残りの構成について
は、図1に記載の情報通信システムと同一である。従っ
て、本実施形態では、次の図13で示すストレージサー
バ7と携帯無線通信端末(1〜1)との間の通信シ
ーケンスについても、上記構成の相違に伴って図11に
記載した内容を一部変更している。この場合、ストレー
ジサーバ7として機能し得るマシンとしては、例えばユ
−ザの所持するパソコン(パーソナルコンピュータ)、
或いは事業所当に備付けのパソコン等が想定され得る。
【0089】図13は、本発明の第2の実施形態に係る
ストレージサーバ7と携帯無線通信端末(1〜1
の間で通信を行うに際してのシーケンスの一例を示す流
れ図である。
【0090】図13で示したシーケンスには、ストレー
ジサーバ7と携帯無線通信端末(1 〜1)との間の
通信方法を決定するための処理動作が含まれる。
【0091】本実施形態においても、携帯無線通信端末
(1〜1)においてデータを保存する場合のシーケ
ンスや、保存データ管理テーブルを参照するに際しての
シーケンスや、データ蓄積部17及びストレージサーバ
7に夫々保存されるデータの整理を行うに際してのシー
ケンスや、データ蓄積部17及びストレージサーバ7に
夫々保存されるデータの削除を行うに際してのシーケン
スや、携帯無線通信端末(1)からストレージサーバ
7へのデータ転送を、ユーザが携帯無線通信端末
(1)の操作部23を手動操作することによって行う
場合のシーケンス(図4乃至図9で示したのと同様のシ
ーケンス)が実行されるが、それらのシーケンスにおい
て、ストレージサーバ7と携帯無線通信端末(1〜1
)との間で通信が行われる度に図13のシーケンスが
行われる。
【0092】図13において、まず、携帯無線通信端末
(1)のシステム制御部11が、ストレージサーバ7
との間の通信を、有線回線を利用して行えるか否かチェ
ックする(ステップS121)。このチェックの結果、
有線で通信可能と判断すれば(ステップS121でYe
s)システム制御部11は、無線通信部19を利用せ
ず、端末認証部13からの端末固有の情報を有線回線を
通じてストレージサーバ7の認証部107に送信する
(ステップS122)。認証部107は、上記端末固有
の情報を入力すると、該情報に基づいて、上述したよう
な端末認証を行うと共に、その認証が完了すると、携帯
無線通信端末(1)に対し通信許可を与えることで携
帯無線通信端末(1)と、ストレージサーバ7との間
の通信が開始される(ステップS124)。なお、上記
端末認証が完了しなければ、ストレージサーバ7は、携
帯無線通信端末(1)からの通信を許可しない。
【0093】次に、携帯無線通信端末(1)とストレ
ージサーバ7とが上述した通信を行っている間は、通信
が終了するまで通信状態のチェックを行う(ステップS
125)。このチェックの結果、通信が正常状態で継続
していると判断すれば、通信が終了するまでの間、上記
通信状態のチェックを継続し、一方、エラーが発生した
と判断すれば、該エラー中に送信若しくは受信していた
データに対して、再度データの送信処理若しくは受信要
求を行い(ステップS126)、ストレージサーバ7と
の間の通信を、有線回線を利用して行えるか否かチェッ
ク動作(ステップS121)に復帰する。
【0094】一方、ステップS121でのチェックの結
果、有線回線を利用した通信が不可能であれば、端末認
証部13からの端末固有の情報を無線通信部19を通じ
て認証部107に送信し(ステップS123)、上記と
同一の態様で端末認証が行われることになる(ステップ
S124)。
【0095】上述した処理動作を実行することで、一連
の通信が終了したと判断すると(ステップS125)、
一連の処理動作を終了する。
【0096】図12で示したストレージサーバ7は、通
信業者の管理下にある通信設備内に設置されているサー
バに限定されるわけではなく、例えばユーザの自宅内に
設置されているユーザ専用のサーバであっても差支えな
い。携帯無線通信端末(1)が通信機能付き充電器に
よりストレージサーバ7に接続されているか、若しくは
通信ケーブルを通じてストレージサーバ7に接続されて
いる場合などに、有線でデータの送受信が行えるため、
無線通信回線を利用した場合に比べて通信コストを低減
することが可能になる。
【0097】また、通信中に携帯無線通信端末(1
が充電器から外されて通信不能になったり、携帯無線通
信端末(1)が通信ケーブルから外されて通信不能に
なったり、或いは図13で示したシーケンスにおいて通
信エラーとなったりしたような場合でも、直ぐにストレ
ージサーバ7との間で無線による通信に切替えられて、
必要とするデータの授受が行われる。そのため、ユーザ
の意志とは無関係な原因によって生じた通信エラーなど
の不具合を、ユーザに気付かせないで、携帯無線通信端
末(1〜1)とストレージサーバ7との間で必要と
する情報の授受を行うことができる。
【0098】図14は、携帯無線通信端末(1
)と、コンテンツサーバ5と、ストレージサーバ7
との間で通信を行うに際してのシーケンスの一例を示す
流れ図である。
【0099】図14に示すシーケンスは、コンテンツサ
ーバ5から送信されたデータを携帯無線通信端末(1
〜1)が受信して保存するシーケンスを行っていると
きに、コンテンツサーバ5から携帯無線通信端末(1
〜1)に対してだけでなく、ストレージサーバ7に対
してもデータ転送要求を送信することを特徴としてい
る。
【0100】即ち、図14において、まず、携帯無線通
信端末(1〜1)からコンテンツサーバ5にデータ
転送要求を送信すると(ステップS131)、コンテン
ツサーバ5は、該データ転送要求を受信し、携帯無線通
信端末(1〜1)にデータを転送する(ステップS
132)。該データを受信すると、携帯無線通信端末
(1〜1)は、該データをデータ蓄積部17に保存
すると共に、(図3に記載した)保存データ管理テーブ
ルの保存データ名記載欄31b、保存場所記載欄31
c、必要度数記載欄31d及びデータサイズ記載欄31
eに、夫々対応する上記データに係る諸情報を登録す
る。
【0101】次に、携帯無線通信端末(1〜1)か
らストレージサーバ7へ通信要求を送信する。この通信
要求を入力すると、(ストレージサーバ7の)認証部1
07は、端末認証を行うため、携帯無線通信端末(1
〜1)に対し、上述した端末固有の情報の送信を要求
する。携帯無線通信端末(1〜1)が、この要求を
受信すると、端末認証部13は、該携帯無線通信端末
(1〜1)固有の情報をストレージサーバ7へと送
信する(ステップS133)。該情報を入力すると、認
証部107は、上記端末固有の情報が認証部107が保
持する接続許可を得ている携帯無線通信端末(1〜1
)固有の情報と一致するか否か判定し、一致している
と判定すれば、携帯無線通信端末(1〜1)に対
し、認証完了通知を行う(ステップS134)。
【0102】次に、携帯無線通信端末(1〜1)の
ユーザが、該ユーザの友人の携帯無線通信端末固有の情
報を、追加認証としてストレージサーバ7に送信する
(ステップS135)。上記追加認証に係る端末固有の
情報は,ユーザのものと同種の情報であり、上記友人の
携帯無線通信端末を識別することが可能な情報である。
該端末固有の情報は、予めユーザからストレージサーバ
7に通知されているものとする。上記友人の端末固有の
情報を受信すると、認証部107は、上記友人の端末固
有の情報が認証部107が保持する接続許可を得ている
携帯無線通信端末固有の情報と一致するか否か判定し、
一致していると判定すれば、携帯無線通信端末(1
)に対し、追加認証完了通知を行う(ステップS1
36)。
【0103】次に、携帯無線通信端末(1〜1
が、コンテンツサーバ5に対し、該コンテンツサーバ5
の管理下にあるデータのストレージサーバ7への転送依
頼を送信すると(ステップS137)、該転送依頼を受
信したコンテンツサ−バ5は、該転送依頼において指定
されているデータをストレージサーバ7へ転送する(ス
テップS138)。該データを受信すると、該データが
上記追加認証完了通知を行ったときの条件を満たしてい
れば、ストレージサーバ7は(図10に記載した)記録
装置103に該データを保存する。そして、保存が完了
した時点で、コンテンツサーバ5にデータ保存完了通知
を送信する(ステップS139)。このデータ保存完了
通知を受信すると、コンテンツサーバ5は、携帯無線通
信端末(1 〜1)にデータ保存完了通知を送信する
(ステップS140)。
【0104】この状態で、上記ユーザの友人が、自身の
携帯無線通信端末を介してステップS135におけると
同一の端末固有の情報をストレージサーバ7に対して送
信し、ストレージサーバ7にアクセスしてきた場合に
は、ストレージサーバ7は、該友人の携帯無線通信端末
に対して、ステップS139で記録装置103に保存し
たデータへのアクセスを許可する。
【0105】携帯無線通信端末(1〜1)が上記デ
ータ保存完了通知を受信してから所定期間が経過する
と、携帯無線通信端末(1〜1)からストレージサ
ーバ7に対し追加認証解除依頼(ステップS141)を
行う。ストレージサーバ7では上記追加認証解除依頼を
受信すると、携帯無線通信端末(1〜1)に対し追
加認証解除完了通知を送信し(ステップS142)、一
連の処理動作が終了する。
【0106】図15は、図14に記載したシーケンスに
おいて、コンテンツサーバ5のデータをストレージサー
バ7に転送し、ストレージサーバ7で保存する場合の処
理動作の一例を示す流れ図である。
【0107】即ち、図15では、コンテンツサーバ5か
らストレージサーバ7へ転送しようとするデータが、ス
トレージサーバ7に既に存在するが否かをチェックし
(ステップS151)、このチェックの結果、上記デー
タが既に存在していれば(ステップS151でYes)、
何も処理動作を行わず、上記データが存在していなけれ
ば(ステップ151でNo)、携帯無線通信端末(1
は上記データをストレージサーバ7へ転送し、上記デー
タをストレージサーバ7で転送させるというものである
(ステップS152)。
【0108】図16は、図14に記載したシーケンスに
おいて、データ蓄積部17及びストレージサーバ7に夫
々保存されるデータを削除する場合の処理動作の一例を
示す流れ図である。
【0109】図16において、まず、操作部23からシ
ステム制御部11に対し、データ削除指令キーが操作さ
れた旨が通知されると、データ制御部15は、保存デー
タ管理テーブル内の削除対象になったデータの保存場所
記載欄31cを参照し、該削除対象になったデータの保
存場所がデータ蓄積部17か否かをチェックする(ステ
ップS161)。このチェックの結果、上記削除対象の
データがデータ蓄積部17にあれば(ステップS161
でYes)、データ制御部15は、該削除対象のデータを
データ蓄積部17から削除する。
【0110】上記保存データ管理テーブルをチェックし
た結果、ストレージサーバ7にも上記削除対象のデータ
と同一のデータが保存されていることが分かった場合に
は、デ−タ制御部15は、ストレージサーバ7に対し上
記削除対象のデータの削除を要求することで、ストレー
ジサーバ7から上記削除対象のデータを削除させると共
に(ステップS164)、保存データ管理テーブル内の
該削除対象データに係る情報をも削除する(ステップS
165)。
【0111】上記削除対象のデータが、ステップS16
1でのチェックの結果、ストレージサーバ7だけで保存
されていることが分かったとき、ステップS163での
チェックの結果、データ蓄積部17だけで保存されてい
ることが分かったときも、夫々上述したのと略同様の処
理が行われる。
【0112】上記図14で示したシーケンスによれば、
コンテンツサーバ5から携帯無線通信端末(1)に送
信されたデータは、既にストレージサーバ7に保存され
ている。そのため、あらためて携帯無線通信短無線通信
端末(1〜1)からストレージサーバ7へデータ転
送を行う必要がないから、通信コスト、や通信時間の低
減を図るすることが可能になる。
【0113】図17は、携帯無線通信端末(1
)と、コンテンツサーバ5との間で通信を行うに際
してのシーケンスの一例を示す流れ図である。
【0114】図17で示すシーケンスは、コンテンツサ
ーバ5から携帯無線通信端末(1〜1)に送信(転
送)すべきデータの全体容量が、例えばユーザが携帯無
線通信端末(1〜1)’表示部21を通じて一覧す
ることができない程大容量である場合に、コンテンツサ
ーバ5が、該大容量のデータを、ユーザが携帯無線通信
端末(1〜1)の表示部を通じて一覧できる程度の
大きさのデータ単位(以下、「インデックスデータ」と
いう)に分割生成し、該インデックスデータを携帯無線
通信端末(1〜1)に送信するに際して実行され
る。図17で示すシーケンスは、(上記図4で示した)
携帯無線通信端末(1〜1)がデータを保存する場
合のシーケンスにおいて、コンテンツサーバ5が携帯無
線通信端末(1〜1)に対しデータ転送を行う際に
実行される。
【0115】ここで、インデックスデータについて更に
説明すると、インデックスデータとは、コンテンツサー
バ5が保存するデータのうちの、携帯無線通信端末(1
〜1)による転送要求の対象データ(以下、「元デ
ータ」という)の一部分を抜出したデータであって、ユ
ーザが元データの全体を把握する手助けとなるものをい
う。
【0116】例えば、上記元データが動画データであれ
ば、そのインデックスデータとは、所定時間間隔をおい
たワンシーンを抜出して集めた動画若しくは静止画の集
まり等と、該元データの存在場所がコンテンツサーバ5
であることを示すデータと、該元データをユーザの要求
によって分割して得られたデータ(以下、「分割デー
タ」という)の集合が該元データであることを示すデー
タとを含む。また、上記元データが文章であれば、その
インデックスデータとは、所定行数間隔をおいて抜出し
た文章の集まり等と、該元データの存在場所がコンテン
ツサーバ5であることを示すデータと、上述した分割デ
ータの集合が該元データであることを示すデータとを含
む。いずれにしろ、上記インデックスデータは、携帯無
線通信端末(1〜1)において上記インデックスデ
ータを再生することにより、分割データの連続再生が行
えるようなデータ構成になっている。
【0117】図17において、まず、携帯無線通信端末
(1〜1)がコンテンツサーバ5に対し、データ転
送要求を送信する(ステップS171)。このデータ転
送要求を受信すると、コンテンツサーバ5は、上記デー
タ転送要求に対応する元データの携帯無線通信端末(1
〜1)への転送に代えて、該元データから作成した
インデックスデータを、携帯無線通信端末(1
)へ転送する(ステップS172)。上記インデッ
クスデータを受信すると、携帯無線通信端末(1〜1
)は、上記図4で示したデータ保存のシーケンスと同
一の処理を行って、上記インデックスデータの保存動作
を行う。
【0118】次に、ユーザが操作部23の所定のキーを
手動操作し、携帯無線通信端末(1 〜1)の表示部
に表示される上記インデックスデータを参照することに
よって上記インデックスデータからユーザが所望する部
分のデータを選択し、その選択結果を上記手動操作によ
り携帯無線通信端末(1〜1)に入力すると、携帯
無線通信端末(1〜1)からコンテンツサーバ5へ
分割データの転送要求が送信される(ステップS17
3)。この転送要求を受信すると、コンテンツサーバ5
は、携帯無線通信端末(1〜1)へ上記元データ中
から要求があった部分のみを抽出し、該抽出した部分を
分割データとして携帯無線通信端末(1〜1)へ転
送する(ステップS174)。上記分割データを受信す
ると、携帯無線通信端末(1〜1)は、上記図4で
示したデータ保存シーケンスと同一の処理を行うことに
よって上記分割データの保存動作を行う。
【0119】既に説明したように、上記インデックスデ
ータは、上記元データから抜出したデータの集まりであ
るだけでなく、上記インデックスデータの元になる上記
元データの存在場所がコンテンツサーバ5であることを
示すデータと、上記分割データの集合が上記元データで
あることを示すデータをも含んでおり、携帯無線通信端
末(1〜1)において上記インデックスデータを再
生することで上記分割データの連続再生が行われる。
【0120】図18は、上記インデックスデータの再生
により、上記元データを分割生成して得られた分割デー
タの再生を行うに際してのシーケンスの一例を示す流れ
図である。
【0121】図18に示すように、上記インデックスデ
ータの再生により上記分割データの再生が行われる場合
には、上記図3に記載した保存データ管理テーブル中
に、上記分割データが登録されていれば(ステップS1
81でYes)、図5で示したシーケンスと同一の処理を
行うことによって(ステップS182)、分割データの
再生を行う(ステップS183)。該データの次の分割
データの再生が必要である場合には(ステップS184
でYes)、該次の分割データの保存場所をチェックする
ため、ステップS181に移行するが、該次の分割デー
タの再生が必要でなければ(ステップS184でNo)、
一連の処理動作を終了する。
【0122】一方、上記最初のチェックにおいて、上記
保存データ管理テーブル中に、上記分割データが登録さ
れていなければ(ステップS181でNo)、上記インデ
ックスデータが保存されているコンテンツサーバ5へ分
割データの転送要求を行う。この転送要求を受信する
と、コンテンツサーバ5は携帯無線通信端末(1〜1
)へ上記元データ中から転送要求があった部分のみを
分割データとして転送する(ステップS185)。この
分割データを受信すると、携帯無線通信端末(1 〜1
)は、上記図4で示したデータ保存シーケンスと同一
の処理を行うことにより、(データ蓄積部17に)分割
データを保存した後(ステップS186)、ステップS
183に移行して分割データの再生を行う。
【0123】上述したインデックスデータを用いること
によって、仮に元データの大きさが、ユーザが携帯無線
通信端末(1〜1)の表示部21を通じて一覧する
ことができない程大容量である場合にも、上記元データ
中のユーザにとって必要な部分のみを携帯無線通信端末
(1〜1)において分割保存、分割再生することが
できるので、データをより閲覧し易くすることができ、
且つ、携帯無線通信端末(1〜1)においてコンテ
ンツサーバ5に保存されているデータ全体を受信しなく
ても、該データの再生を開始することが可能になる。
【0124】以上、本発明の好適な実施形態を説明した
が、これらは本発明の説明のための例示であって、本発
明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではな
い。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能
である。上記実施形態では、コンテンツサーバ5を例に
挙げて説明したが、コンテンツサーバ5が保存するデー
タは上述した内容に特定されるものではない。また、コ
ンテンツサーバではなく、例えばメールの送受信を行う
メールサーバを用いて上述した情報通信システムを構築
することとしても差支えない。その場合には、送受信さ
れるデータはメール本文、貼付されるファイルになり、
本発明に係るシステムを採用しない場合と比較して、保
存できるメールの容量はストレージサーバ7の容量分ま
で増加させることが可能になる。
【0125】また、ストレージサーバ7は、次のような
処理動作を実行し得る。即ち、通信ネットワーク9を通
じて通信要求を送信してきた携帯無線通信端末(1
)の端末認証を行って、該携帯無線通信端末(1
〜1)が認証された携帯無線通信端末(1〜1
であると判断したとき、該携帯無線通信端末(1〜1
)との間のデータ通信を許可すると共に、該携帯無線
通信端末(1〜1)から送信されたデータを保存す
る。そして、この保存されたデータの読出要求が携帯無
線通信端末(1〜1)からあった場合には、上記読
出要求を行った携帯無線通信端末(1〜1)が上記
認証された携帯無線通信端末であるか否かをチェック
し、認証された携帯無線通信端末(1〜1)である
と確認できたときに、要求されたデータを上記携帯無線
通信端末(1〜1)に送信するようにすることもで
きる。
【0126】この場合、ストレージサーバ7は、上記携
帯通信端末(1〜1)の認証時に、該携帯無線通信
端末(1〜1)の分として予め割当てられている記
録装置103内のメモリエリアの量に関連する情報を上
記携帯無線通信端末(1〜1)から入力する。そし
て、実際に上記携帯無線通信端末(1〜1)から送
信されて保存されたデータの量が上記割当てられたメモ
リエリア量以下であった場合には、比較的低額の料金を
上記携帯無線通信端末(1〜1)に課金し、上記保
存されたデータの量が上記割当てられたメモリエリア量
を超えるときには比較的高額の料金を上記携帯無線通信
端末(1〜1)に課金することもできる。
【0127】また、ストレージサーバ7は、次のような
処理動作をも実行し得る。即ち、通信ネットワーク9を
通じて通信要求を送信してきた携帯無線通信端末(1
〜1 )の端末認証を行って、該携帯無線通信端末(1
〜1)が認証された携帯無線通信端末(1
)であると判断したとき、該携帯無線通信端末(1
〜1)との間のデータ通信を許可すると共に、上記
携帯無線通信端末(1〜1)から指定されたデータ
送信元であるコンテンツサ−バ5から通信ネットワーク
9を通じてデータを受信し、このデータを保存する。そ
して、この保存されたデータの読出要求が携帯無線通信
端末(1〜1)からあった場合には、上記読出要求
を行った携帯無線通信端末(1〜1)が上記認証さ
れた携帯無線通信端末であるか否かをチェックし、認証
された携帯無線通信端末(1〜1)であると確認で
きたときに、要求されたデータを上記携帯無線通信端末
(1〜1)に送信するようにすることもできる。
【0128】この場合、ストレージサーバ7は、上記携
帯通信端末(1〜1)の認証時に、該携帯無線通信
端末(1〜1)の分として予め割当てられている記
録装置103内のメモリエリアの量に関連する情報を上
記携帯無線通信端末(1〜1)から入力する。そし
て、実際に指定されたデータ送信元である上記コンテン
ツサーバ5から送信されて保存されたデータの量が上記
割当てられたメモリエリア量以下であった場合には、比
較的低額の料金を上記携帯無線通信端末(1〜1
に課金し、上記保存されたデータの量が上記割当てられ
たメモリエリア量を超えるときには比較的高額の料金を
上記携帯無線通信端末(1〜1)に課金することも
できる。
【0129】なお、上記いずれの場合においても、スト
レージサーバ7が記録装置103内に上記データを保存
するときに、所定のデータ量毎に目次情報を付すること
によって、上記デ−タを目次情報毎に読出し可能にする
こともできる。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯性に優れ、且つ、音声通話だけでなく多種多様のデ
ータの送受信を手軽に行いたいというユーザの要求に対
処可能な携帯通信端末を提供することができる。
【0131】また、本発明によれば、携帯通信端末を、
携帯性に優れ、且つ、音声通話だけでなく多種多様のデ
ータの送受信が手軽に行えるようにすることが可能な情
報通信システムの実現を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報通信システ
ムの全体構成を示すブロック図。
【図2】携帯無線通信端末の内部構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図3】データ制御部の管理下にある保存データ管理テ
ーブルの一例を示す説明図。
【図4】携帯無線通信端末においてデータを保存する場
合のシーケンスの一例を示した流れ図。
【図5】保存データ管理テーブルに登録されているデー
タをユーザが参照するに際してのシーケンスの一例を示
した流れ図。
【図6】データ蓄積部及びストレージサーバに夫々保存
されるデータの整理を行うに際してのシーケンスの一例
を示す流れ図。
【図7】データ蓄積部及びストレージサーバに夫々保存
されるデータの整理を行うに際してのシーケンスの別の
例を示す流れ図。
【図8】データ蓄積部及びストレージサーバに夫々保存
されるデータの削除を行うに際してのシーケンスの一例
を示す流れ図。
【図9】携帯無線通信端末からストレージサーバへのデ
ータ転送を、ユーザが携帯無線通信端末の操作部を手動
操作することによって行う場合のシーケンスの一例を示
す流れ図。
【図10】ストレージサーバの内部構成を示す機能ブロ
ック図。
【図11】ストレージサーバと携帯無線通信端末の間で
通信を行うに際してのシーケンスの一例を示す流れ図。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る情報通信シス
テムの全体構成を示すブロック図。
【図13】本発明の第2の実施形態に係るストレージサ
ーバと携帯無線通信端末の間で通信を行うに際してのシ
ーケンスの一例を示す流れ図。
【図14】携帯無線通信端末と、コンテンツサーバと、
ストレージサーバとの間で通信を行うに際してのシーケ
ンスの一例を示す流れ図。
【図15】図14に記載のシーケンスにおいて、コンテ
ンツサーバのデータをストレージサーバに転送し、スト
レージサーバで保存する場合の処理動作の一例を示す流
れ図。
【図16】図14に記載のシーケンスにおいて、データ
蓄積部及びストレージサーバに夫々保存されるデータを
削除する場合の処理動作の一例を示す流れ図。
【図17】携帯無線通信端末と、コンテンツサーバとの
間で通信を行うに際してのシーケンスの一例を示す流れ
図。
【図18】インデックスデータの再生により、該インデ
ックスデータに対応する分割データの再生を行うに際し
てのシーケンスの一例を示す流れ図。
【符号の説明】 1〜1 携帯無線通信端末 3〜3 中継局 5 コンテンツサーバ 7 ストレージサーバ 9 通信ネットワーク 11 システム制御部 13 端末認証部 15 データ制御部 17 データ蓄積部 19 無線通信部 21 表示部 23 操作部 25、109 バスライン 101 制御部 103 記録装置 105 通信部 107 認証部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 H04B 7/26 109M (72)発明者 江崎 智宏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 伊藤 保 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 照井 孝一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 森 直樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所モバイル開発本部内 Fターム(参考) 5B082 CA05 CA11 HA05 5K051 AA08 BB01 BB02 CC01 CC02 CC07 DD15 EE02 HH17 HH27 5K067 AA34 BB04 BB21 DD51 EE02 EE10 EE16 FF02 HH22 HH24 KK13 KK15 5K101 KK02 LL01 LL12 MM07 NN21 PP04 SS07 SS08 TT02

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを通じてデータ通信が
    可能な携帯通信端末において、 外部記憶装置と前記通信ネットワークを通じてデータ通
    信が可能であり、 前記通信ネットワークを通じて入力され又は別の方法で
    入力されたデータを保存する情報保存手段と、 前記情報保存手段に保存されている各種データの中の少
    なくとも一部のデータを前記情報保存手段から取り出し
    て前記通信ネットワークを通じて前記外部記憶装置へ送
    り、かつ、前記外部記憶装置に保存されている各種デー
    タの中の少なくとも一部のデータを前記外部記憶装置か
    ら前記通信ネットワークを通じて受信して前記情報保存
    手段に保存する保存場所変更手段と、 を備える携帯通信端末。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯通信端末において、 どのデータが前記情報保存手段に保存され、且つ、どの
    データが前記外部記憶装置に保存されているかを記憶し
    ている保存場所記憶手段を更に備える携帯通信端末。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の携帯通信端末において、 前記保存場所変更手段が、前記情報保存手段から前記外
    部記憶装置へ、又はその逆へと転送されるべきデータ
    を、前記情報保存手段又は前記外部記憶装置に保存され
    ている各種データの中から自動的に選択する選択手段を
    更に備える携帯通信端末。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の携帯通信端末において、 前記情報保存手段又は前記外部記憶装置に保存されてい
    る個々のデータに対してユーザが必要とする度合を判断
    する必要度合判断手段を更に備え、 前記保存場所変更手段が、個々のデータの前記必要度合
    に応じて、前記情報保存手段から前記外部記憶装置へ、
    又はその逆へと転送されるべきデータを選択する携帯通
    信端末。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の携帯通信端末において、 個々のデータに対する前記必要度合の判断が、個々のデ
    ータがユーザによって利用された利用履歴に基づいて行
    われる携帯通信端末。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の携帯通信端末において、 個々のデータに対する前記必要度合の判断が、個々のデ
    ータの前記利用履歴を、他のデータの前記利用履歴と又
    は所定の基準値と比較した結果に基づいて行われる携帯
    通信端末。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の携帯通信端末において、 個々のデータの前記利用履歴が、個々のデータをユーザ
    が参照した回数、参照した頻度、参照時間の累計値、又
    は参照日付の新旧に応じて数値化されたものである携帯
    通信端末。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の携帯通信端末において、 前記保存場所変更手段が、必要度合の比較的に高いデー
    タを前記情報保存手段に保存させ、必要度合の比較的に
    低いデータを前記外部記憶装置に保存させるように自動
    的に動作する携帯通信端末。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の携帯通信端末において、 前記保存場所変更手段が、ユーザによるキー操作に応答
    して動作する携帯通信端末。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の携帯通信端末におい
    て、 前記情報保存手段の空き容量をチェックする空き容量チ
    ェック手段と、 前記情報保存手段に保存されている情報を削除する情報
    削除手段とを更に備え、 入力されたデータを前記情報保存手段に保存しようとす
    るとき、前記空き容量チェック手段によるチェックの結
    果、空き容量が不足しているならば、 前記情報削除手段が、前記必要度合判定手段によって最
    も必要度合が低いと判定されたデータから順に前記情報
    保存手段から削除することにより、前記情報保存手段に
    おいて、必要な空き容量を作り出して、前記入力された
    データの保存を可能にするようにした携帯通信端末。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の携帯通信端末におい
    て、 前記保存場所変更手段が、前記情報削除手段によって削
    除されるデータを、前記外部記憶装置へ送信するように
    した携帯通信端末。
  12. 【請求項12】 請求項4記載の携帯通信端末におい
    て、 前記保存場所変更手段が、受信電界の状態が所定状態よ
    り悪いまま所定時間以上継続した場合に、前記外部記憶
    装置に保存中のデータ中から前記情報保存手段に保存中
    のデータよりも必要度合の高いデータを見出し、見出さ
    れたデータを前記外部記憶装置から前記情報保存手段に
    転送するようにした携帯通信端末。
  13. 【請求項13】 請求項4記載の携帯通信端末におい
    て、 前記保存場所変更手段が、予め決められた時刻になる
    と、前記外部記憶装置に保存中のデータ中から前記情報
    保存手段に保存中のデータよりも必要度合の高いデータ
    を見出し、見出されたデータを前記外部記憶装置から前
    記情報保存手段に転送するようにした携帯通信端末。
  14. 【請求項14】 通信ネットワークを通じて携帯通信端
    末とデータ通信が可能な外部記憶装置において、 前記携帯通信端末のために各種データを保存するデータ
    保存手段と、 前記携帯通信端末から又は別の外部装置から前記通信ネ
    ットワークを通じてデータを受信し、受信されたデータ
    を前記データ保存手段に書き込むデータ受信手段と、 前記携帯通信端末からのデータ読出要求に応答して、要
    求されたデータを前記情報保存手段から検索して前記携
    帯通信端末に送信するデータ送信手段と、 を備える外部記憶装置。
  15. 【請求項15】 通信ネットワークを通じてデータ通信
    が可能な携帯通信端末と、前記通信ネットワークを通じ
    て前記携帯通信端末とデータ通信が可能な外部記憶装置
    とを備える情報通信システムにおいて、 前記携帯通信端末が、 前記通信ネットワークを通じて入力され又は別の方法で
    入力されたデータを保存する情報保存手段と、 前記情報保存手段に保存されている各種データの中の少
    なくとも一部のデータを前記情報保存手段から取り出し
    て前記通信ネットワークを通じて前記外部記憶装置へ送
    り、かつ、前記外部記憶装置に保存されている各種デー
    タの中の少なくとも一部のデータを前記外部記憶装置か
    ら前記通信ネットワークを通じて受信して前記情報保存
    手段に保存する保存場所変更手段と、 を有し、 前記外部記憶装置が、 前記携帯通信端末のために各種データを保存するデータ
    保存手段と、 前記携帯通信端末から又は別の外部装置から前記通信ネ
    ットワークを通じてデータを受信し、受信されたデータ
    を前記データ保存手段に書き込むデータ受信手段と、 前記携帯通信端末からのデータ読出要求に応答して、要
    求されたデータを前記情報保存手段から検索して前記携
    帯通信端末に送信するデータ送信手段と、 を有する情報通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のシステムにおいて、 前記通信ネットワークを通じて前記携帯通信端末にデー
    タを提供する情報提供サーバを更に備え、 前記情報提供サーバが、 前記携帯通信端末からのデータ転送要求に応答して、要
    求された提供データを前記外部記憶装置へ提供し、 前記外部記憶装置が、 前記携帯通信端末からの前記提供データに対するデータ
    転送要求に応答して前記情報提供サーバから転送された
    前記提供データを前記携帯通信端末へ送信する情報通信
    システム。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のシステムにおいて、 前記通信ネットワークを通じて前記携帯通信端末にデー
    タを提供する情報提供サーバを更に備え、 前記情報提供サーバが、 前記提供データを複数の分割データに分割し、前記複数
    の分割データの中から要求された分割データを選んで、
    前記携帯通信端末又は前記外部記憶装置に送信する分割
    送信手段と、 各々の分割データを示す索引情報を個別に前記携帯通信
    端末又は前記外部記憶装置へ送信する送信手段と、 を有する情報通信システム。
  18. 【請求項18】 通信ネットワークを通じて携帯通信端
    末の認証を行い、 前記携帯通信端末が認証された携帯通信端末であるとき
    には前記携帯通信端末とのデータ通信を可能として前記
    携帯通信端末から送信されたデータを保存し、 前記通信ネットワークを通じて前記携帯通信端末から保
    存されたデータの読み出し要求を受けたときに前記携帯
    通信端末の認証を行い、 前記携帯通信端末が認証された携帯通信端末であるとき
    に要求されたデータを読み出して前記携帯通信端末に送
    信するデータ記憶方法。
  19. 【請求項19】 前記携帯通信端末の認証時に前記携帯
    通信端末の分として割り当てられるメモリエリアの量に
    関連する情報を前記携帯通信端末から入力し、前記携帯
    通信端末から送信されて保存されたデータの量が前記割
    り当てられたメモリエリア量以下であるときは第1の料
    金を前記携帯通信端末に課金し、前記携帯通信端末から
    送信されて保存されたデータの量が前記割り当てられた
    メモリエリア量を超えるときには第2の料金を前記携帯
    通信端末に課金する請求項18記載のデータ記憶方法。
  20. 【請求項20】 通信ネットワークを通じて携帯通信端
    末の認証を行い、 前記携帯通信端末が認証された携帯通信端末であるとき
    には前記携帯通信端末とのデータ通信を可能として前記
    携帯通信端末から指定されたデータ送信元から前記通信
    ネットワークを通じてデータを受信してこのデータを保
    存し、 前記通信ネットワークを通じて前記携帯通信端末から保
    存されたデータの読み出し要求を受けたときに前記携帯
    通信端末の認証を行い、 前記携帯通信端末が認証された携帯通信端末であるとき
    に要求されたデータを読み出して前記携帯通信端末に送
    信するデータ記憶方法。
  21. 【請求項21】 前記携帯通信端末の認証時に前記携帯
    通信端末の分として割り当てられるメモリエリアの量に
    関連する情報を前記携帯通信端末から入力し、指定され
    たデータ送信元から前記通信ネットワークを通じて送信
    されて保存されたデータの量が前記割り当てられたメモ
    リエリア量以下であるときは第1の料金を前記携帯通信
    端末に課金し、前記携帯通信端末から送信されて保存さ
    れたデータの量が前記割り当てられたメモリエリア量を
    超えるときは第2の料金を前記携帯通信端末に課金する
    請求項20記載のデータ記憶方法。
  22. 【請求項22】 前記データを保存するときに、所定の
    データ量毎に目次情報を付し、目次情報毎に読み出し可
    能にした請求項18又は請求項20記載のデータ記憶方
    法。
JP2001393366A 2001-12-26 2001-12-26 携帯通信端末、外部記憶装置及び情報通信システム Pending JP2003196128A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393366A JP2003196128A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 携帯通信端末、外部記憶装置及び情報通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393366A JP2003196128A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 携帯通信端末、外部記憶装置及び情報通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003196128A true JP2003196128A (ja) 2003-07-11

Family

ID=27600385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001393366A Pending JP2003196128A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 携帯通信端末、外部記憶装置及び情報通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003196128A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005352947A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Mitsubishi Electric Corp 携帯機器
CN100354815C (zh) * 2004-11-18 2007-12-12 索尼株式会社 通信系统、存储器件和控制器件
JP2008529157A (ja) * 2005-01-31 2008-07-31 トムソン ライセンシング スケジューリングされたダウンロードサービスのためのシステムアーキテクチャ及び方法
JP2010072771A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Nec Corp 携帯端末、サーバおよび保存データ管理方法ならびに通信システム
JP2011509540A (ja) * 2007-11-14 2011-03-24 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動環境におけるメッセージ値計算のための方法およびシステム
JP2011100339A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Ricoh Co Ltd 情報処理システム及び情報処理装置
JP2013511922A (ja) * 2009-11-19 2013-04-04 クアルコム,インコーポレイテッド 仮想周辺ハブデバイスおよびシステム
US9035568B2 (en) 2011-12-05 2015-05-19 Qualcomm Incorporated Telehealth wireless communication hub device and service platform system
US9391789B2 (en) 2007-12-14 2016-07-12 Qualcomm Incorporated Method and system for multi-level distribution information cache management in a mobile environment
US9392074B2 (en) 2007-07-07 2016-07-12 Qualcomm Incorporated User profile generation architecture for mobile content-message targeting
US9398113B2 (en) 2007-07-07 2016-07-19 Qualcomm Incorporated Methods and systems for providing targeted information using identity masking in a wireless communications device
US10230783B2 (en) 2011-01-14 2019-03-12 Qualcomm Incorporated Telehealth wireless communication hub device and service platform system

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005352947A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Mitsubishi Electric Corp 携帯機器
JP4572592B2 (ja) * 2004-06-14 2010-11-04 三菱電機株式会社 記憶機器
CN100354815C (zh) * 2004-11-18 2007-12-12 索尼株式会社 通信系统、存储器件和控制器件
JP2008529157A (ja) * 2005-01-31 2008-07-31 トムソン ライセンシング スケジューリングされたダウンロードサービスのためのシステムアーキテクチャ及び方法
US9497286B2 (en) 2007-07-07 2016-11-15 Qualcomm Incorporated Method and system for providing targeted information based on a user profile in a mobile environment
US9485322B2 (en) 2007-07-07 2016-11-01 Qualcomm Incorporated Method and system for providing targeted information using profile attributes with variable confidence levels in a mobile environment
US9398113B2 (en) 2007-07-07 2016-07-19 Qualcomm Incorporated Methods and systems for providing targeted information using identity masking in a wireless communications device
US9392074B2 (en) 2007-07-07 2016-07-12 Qualcomm Incorporated User profile generation architecture for mobile content-message targeting
US9705998B2 (en) 2007-11-14 2017-07-11 Qualcomm Incorporated Method and system using keyword vectors and associated metrics for learning and prediction of user correlation of targeted content messages in a mobile environment
JP2011509540A (ja) * 2007-11-14 2011-03-24 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動環境におけるメッセージ値計算のための方法およびシステム
US9203911B2 (en) 2007-11-14 2015-12-01 Qualcomm Incorporated Method and system for using a cache miss state match indicator to determine user suitability of targeted content messages in a mobile environment
US9203912B2 (en) 2007-11-14 2015-12-01 Qualcomm Incorporated Method and system for message value calculation in a mobile environment
US9391789B2 (en) 2007-12-14 2016-07-12 Qualcomm Incorporated Method and system for multi-level distribution information cache management in a mobile environment
JP2010072771A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Nec Corp 携帯端末、サーバおよび保存データ管理方法ならびに通信システム
JP2011100339A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Ricoh Co Ltd 情報処理システム及び情報処理装置
US8937930B2 (en) 2009-11-19 2015-01-20 Qualcomm, Incorporated Virtual peripheral hub device and system
JP2013511922A (ja) * 2009-11-19 2013-04-04 クアルコム,インコーポレイテッド 仮想周辺ハブデバイスおよびシステム
US10230783B2 (en) 2011-01-14 2019-03-12 Qualcomm Incorporated Telehealth wireless communication hub device and service platform system
US9035568B2 (en) 2011-12-05 2015-05-19 Qualcomm Incorporated Telehealth wireless communication hub device and service platform system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1649300B (zh) 提供软件应用程序以及更新应用程序目录的方法和系统
US8631088B2 (en) Prioritized data synchronization with host device
US8443288B2 (en) Ubiquitous companion agent
US20080168525A1 (en) Background Data Transmission between Media Device and Host Device
US11196802B2 (en) Contents management method and apparatus
US20080168185A1 (en) Data Synchronization with Host Device in Accordance with Synchronization Preferences
TWI234725B (en) Data storage system
US20090022123A1 (en) Apparatus and method for providing contents sharing service on network
JP2003196128A (ja) 携帯通信端末、外部記憶装置及び情報通信システム
CN102932521A (zh) 移动设备中联系人的交互记录显示方法和终端
JP4661779B2 (ja) ポータルサイト提供システム及びこれに用いるサーバ、方法、プログラム
EP2113850A2 (en) Managing electronic data with index data corresponding to said electronic data and secure access of electronic documents and data from client terminal
JP2001297241A (ja) オンライン予約システムおよびその方法
CN101006436B (zh) 信息补全装置、系统、方法
JP4142866B2 (ja) データベース同期化装置及びプログラム
JP2001325457A (ja) コンテンツ管理システム、コンシンツ管理装置、及びコンテンツ管理方法
CN101277499B (zh) 通信终端
KR100692790B1 (ko) 사용자별 맞춤정보를 위한 데이터 저장 서비스 장치 및 그방법
EP1205855A2 (en) Data managing method, data managing system, data managing apparatus, data handling apparatus, computer program, and recording medium
JP2003208374A (ja) 情報配信システム、携帯情報端末、情報配信サーバ装置および情報配信方法
TWI385966B (zh) 多媒體系統、媒體中央控制器及其管理媒體檔案的方法
JP5811799B2 (ja) 情報処理装置及びスケジュール管理プログラム
KR20190028005A (ko) 다중 디바이스 간 클립보드 동기화 및 문서 공유 시스템 및 방법
CN214623633U (zh) 移动存储装置及文件访问系统
KR20100005996A (ko) 도서관 운영 지원 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070928

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070928

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071019