JP2003208374A - 情報配信システム、携帯情報端末、情報配信サーバ装置および情報配信方法 - Google Patents

情報配信システム、携帯情報端末、情報配信サーバ装置および情報配信方法

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JP2003208374A
JP2003208374A JP2002003041A JP2002003041A JP2003208374A JP 2003208374 A JP2003208374 A JP 2003208374A JP 2002003041 A JP2002003041 A JP 2002003041A JP 2002003041 A JP2002003041 A JP 2002003041A JP 2003208374 A JP2003208374 A JP 2003208374A
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徹 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者は、携帯情報端末のデータ用メモリの
空き容量や配信情報の容量を気にすることなく、配信サ
ーバ装置から情報の配信を受けて、当該受信情報の使用
の利益を享受できる。 【解決手段】 携帯情報端末から、配信要求元識別情報
と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別
情報と、データ用メモリの配信データを格納するための
記憶エリアの当該時点での空き容量とを含む情報配信要
求を情報配信サーバ装置に送信する。情報配信サーバ装
置は、携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定
される配信情報を、前記空き容量に適合するように区切
って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成し、携
帯情報端末に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばメモリ容
量の小さい携帯情報端末に情報配信サーバ装置から種々
のコンテンツ情報を配信するシステムおよび方法に関す
る。なお、この明細書で、コンテンツとは、メモリに記
憶される文字テキストや映像、音声などの記憶内容を指
し、その情報をコンテンツ情報と呼ぶことにする。
【0002】
【従来の技術】PDA(Personal Digit
al Assistants)などと称される携帯情報
端末には、スケジュールや住所録(電話帳)などのデー
タが記録できると共に、ニュース、小説などの創作物、
絵画・写真、音楽などを、例えばインターネットを通じ
てWebサーバ装置などからダウンロードして、内蔵メ
モリに取り込み、随時読み出して、利用することができ
便利である。
【0003】ところで、このようにWebサーバなどの
情報配信サーバ装置から、種々のコンテンツ情報を情報
端末に配信するシステムにおいては、携帯情報端末の内
蔵メモリの容量がそれほど大きいものではないので、コ
ンテンツによっては、内蔵メモリに記憶しきれない場合
が生じる。
【0004】そのため、情報配信サーバ装置からの携帯
情報端末への情報配信に当たっては、メモリ容量が考慮
される必要がある。従来は、例えば、携帯情報端末のメ
モリ容量を勘案して、配信が想定されるコンテンツのデ
ータ容量の上限を決定し、その範囲で収まるコンテンツ
のみを配信するようにされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
配信情報を比較的容量の小さいコンテンツに限定してし
まうのは、配信情報の範囲を狭めてしまい、比較的大容
量である電子新聞や絵画・写真など大きな記憶容量を要
するコンテンツの配信は、実質的に不可能となってしま
う。
【0006】また、携帯情報端末が、前述のように限定
された容量の小さいコンテンツ、例えば、短編小説のコ
ンテンツを、そのままダウンロードできるだけのメモリ
容量を搭載しているとしても、例えば、挿絵付きの小説
などはその容量を超えてしまい、配信することができな
くなってしまう。
【0007】さらに、PDAの場合には、上記のスケジ
ュールや住所録といった常時記憶しておきたい情報やP
DA機能を実現するためのOS(Operating
System)やプログラムなどにより占有されるエリ
アは、ダウンロードされた情報によって上書きされない
ように保護されている。
【0008】そして、スケジュールや住所録の情報は、
追加されたり削除されたりするので、配信されるコンテ
ンツのための記憶エリア(以下この記憶エリアをコンテ
ンツエリアという)は一定ではなく、その時々によって
変わるものとなっており、あるときはダウンロードした
データがすべて記憶できたものが、他の時点では、ダウ
ンロードしたデータの一部しか記憶することができない
事態が生じる。
【0009】また、コンテンツエリアと、他のデータエ
リアとを分離して管理するようにすれば、他のデータエ
リアの増減に関わらずコンテンツエリアの全容量は、P
DAとして既知のものとなる。
【0010】しかし、この場合でも、コンテンツエリア
に、既に他のコンテンツが記憶されており、そのコンテ
ンツをまだ消去したくない場合などには、その時点で自
由に記憶できるコンテンツエリアの空きメモリ容量は、
やはり一定ではなく、その時々によって変わるものとな
る。したがって、上述の場合と同様に、あるときはダウ
ンロードしたデータがすべて記憶できたものが、他の時
点では、ダウンロードしたデータの一部しか記憶するこ
とができない事態が生じる。
【0011】この発明は、以上の点にかんがみ、携帯情
報端末の使用者は、当該携帯情報端末のメモリ容量や配
信情報の容量を気にすることなく、配信サーバ装置から
情報の配信を受けて、当該受信した情報の使用の利益を
享受することができるようにした情報配信システムおよ
び情報配信方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明による情報配信システム(請求項1)
は、携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信路を通じ
て接続される情報配信サーバ装置とからなる情報配信シ
ステムであって、前記携帯情報端末は、前記情報配信サ
ーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリア
を備えるデータ用記憶手段と、少なくとも、配信要求元
識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信
情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記配信デー
タを格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量
とを含む情報配信要求を前記情報配信サーバ装置に送信
する情報配信要求送信手段と、を備え、前記情報配信サ
ーバ装置は、前記携帯情報端末からの前記配信情報識別
情報で指定される配信情報を、前記空き容量に適合する
ように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を
生成する配信情報生成手段と、前記配信情報生成手段で
生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信
する手段と、前記配信した前記送信情報区分の区切り位
置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別
情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶手段と、を備
えることを特徴とする。
【0013】上記の構成の請求項1の発明においては、
情報配信サーバ装置は、携帯情報端末からの情報配信要
求を受けると、当該携帯情報端末のデータ用記憶手段の
配信データを格納するための記憶エリアの当該時点での
空き容量に適合するように、配信情報識別情報で指示さ
れる配信情報を区切って、携帯情報端末に送る。したが
って、携帯情報端末では、データ用記憶手段の配信デー
タエリアに確実に配信データを格納することができる。
【0014】そして、情報配信サーバ装置は、そのとき
に携帯情報端末に配信した送信情報区分の区切り情報を
携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報等
の配信要求元識別情報に関係付けて記憶する。このた
め、次回、同じ携帯情報端末あるいは同じ使用者から同
じコンテンツについて情報配信要求があったときには、
その区切り情報のところから、情報配信することが可能
になる。
【0015】また、第2の発明による情報配信システム
(請求項10)は、携帯情報端末と、前記携帯情報端末
と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とから
なる情報配信システムであって、前記携帯情報端末は、
前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するた
めの記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、少なくと
も、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別
するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段
の前記配信データを格納するための記憶エリアの当該時
点での空き容量と、前記配信情報識別情報で識別される
配信情報についての前回の区切り位置を識別するための
区切り情報とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情
報配信要求をする情報配信要求送信手段と、を備え、前
記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末からの前記
配信情報識別情報で指示される配信情報について、前記
前回の区切り情報と前記空き容量とから、今回、前記携
帯情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報
生成手段と、前記配信情報生成手段で生成された前記送
信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、を備
えることを特徴とする。
【0016】上記の構成の請求項10の発明によれば、
情報配信要求には、携帯情報端末のメモリの空き容量の
みではなく、前回の同じコンテンツについての区切り情
報が含まれている。したがって、情報配信サーバ装置
は、その区切り情報のところから、携帯情報端末の空き
容量に適合する送信情報区分を、指示された配信情報に
ついて生成して、携帯情報端末に送信することができ
る。
【0017】そして、この請求項10の場合には、区切
り情報は、配信サーバ装置が携帯情報端末毎あるいは使
用者毎に記憶して管理するのではなく、各携帯情報端末
がそれぞれ配信要求の際に、配信サーバ装置に送ること
により、配信サーバ装置の負担が軽くなると共に、大量
の携帯情報端末あるいは使用者に対して情報配信する際
に、配信サーバ装置での送信情報区分を生成する際の区
切り管理が非常に簡単になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報配信シ
ステムの実施の形態を、図を参照しながら説明する。
【0019】[第1の実施の形態] [情報配信システムの概要の構成]図1は、情報配信シ
ステムの第1の実施の形態の全体の概要を示す構成図で
ある。この第1の実施の形態においては、情報配信サー
バ装置は、パーソナルコンピュータ1からなる、いわゆ
るPCホームサーバ装置1の構成である。また、携帯情
報端末は、PDA2であり、例えば家族構成員の各人が
それぞれ備えている場合である。
【0020】この実施の形態の場合、PCホームサーバ
装置1およびPDA2は、LAN(Local Are
a Network)により接続されている。LAN
は、有線の構成とすることも勿論できるが、この実施の
形態では、後述するように、Bluetooth(登録
商標)などの通信モジュールが用いられて、無線による
LANの構成とされている。
【0021】そして、この実施の形態においては、PC
ホームサーバ装置1に対してアクセス可能なPDA2
は、予め、PCホームサーバ装置1に機器登録されて管
理されるようにされている。すなわち、事前にPDA2
からPCホームサーバ装置1にアクセスし、各家族構成
員を識別するためのユーザ識別情報および/またはPD
A2の製造番号等の端末識別情報を、PDA2の認証デ
ータとして登録しておく。必要に応じて暗証番号をあわ
せて登録するようにしてもよい。
【0022】PCホームサーバ装置1は、その登録後、
PDA2からアクセスがあったときには、登録されてい
るユーザ識別情報、端末識別情報や暗証番号等の認証デ
ータに基づき認証を行ない、認証が取れたPDA2のみ
について、後述するような情報配信を実行するようにす
る。
【0023】なお、無線LANの構成によっては、LA
Nを構成する際に、機器の登録がなされ、LANの中で
閉じた状態となっている場合があるが、そのようなLA
Nの構成の場合であれば、PCホームサーバ装置1にお
いてLAN内のPDA2からのアクセスに対する上述の
ような認証処理は不用とすることができる。
【0024】PCホームサーバ装置1は、配信情報デー
タベースを備え、例えばインターネット3を通じて電子
新聞配信サーバ4から取得した電子新聞などのコンテン
ツ情報や、CD−ROM(Compact Disc−
Read Only Memory)やDVD(Dig
ital Virsatile Disc)などから読
み込んだコンテンツ情報を、当該配信情報データベース
に格納して保持する。
【0025】そして、PDA2からは、配信要求するコ
ンテンツの識別情報と、配信要求元を特定するための配
信要求元識別情報と、配信情報を受け取るメモリエリア
の空きメモリ容量とを、少なくとも含むコンテンツ配信
要求を、PCホームサーバ装置1に送る。
【0026】配信要求元識別情報としては、PDA2の
製造番号などの装置固有の端末識別情報あるいはPDA
2の使用者を識別するユーザ識別情報を用いることがで
きる。以下の説明の例においては、配信要求元識別情報
としては、PDA2の製造番号などの装置固有の端末識
別情報を用いる。
【0027】PCホームサーバ装置1は、携帯情報端末
としてのPDA2からコンテンツ配信要求を受け取る
と、上述のようにPDA2の認証を行った後、その配信
要求に含まれるコンテンツ識別情報により指定されるコ
ンテンツ情報を、要求してきたPDA2に配信する。
【0028】この場合に、この実施の形態では、PCホ
ームサーバ装置1は、PDA2の配信情報を受け取るメ
モリエリアの空きメモリ容量を配信要求から抽出し、コ
ンテンツ識別情報で指定されたコンテンツの情報から、
その空き容量に適合する容量分の配信情報である送信情
報区分を生成して、その生成した送信情報区分をPDA
2に送信するようにする。
【0029】このとき、PCホームサーバ装置1は、配
信要求に含まれるコンテンツ識別情報で指定されたコン
テンツが、当該PDA2に初めて配信されるものである
ときには、前記送信情報区分は、当該コンテンツの先頭
の情報から生成する。しかし、配信要求に含まれるコン
テンツ識別情報で指定されたコンテンツが、前にPDA
2に配信されたものであるときには、PCホームサーバ
装置1は、その続きをPDA2に配信するようにする。
【0030】このため、後述もするように、この第1の
実施の形態においては、PCホームサーバ装置1は、配
信要求元識別情報毎に、各コンテンツについて前回送信
された送信情報区分の最後の部分を識別するための前回
区切り情報を、メモリに保存している。そして、PCホ
ームサーバ装置1は、配信要求に含まれるコンテンツ識
別情報で指定されたコンテンツの前回区切り情報を、当
該メモリから読み出し、その前回区切り情報で示される
区切り位置から今回の送信情報区分を生成するようにす
る。
【0031】さらに、この実施の形態では、PCホーム
サーバ装置1が生成した送信情報区分を、PDA2側で
使用者が確認して、PCホームサーバ装置1に送信情報
区分の再生成の依頼ができるようにしている。これは、
使用者が、前回の送信情報区分の最後の部分を読み直し
たいなどの要求のため、当該最後の部分を含んで送信情
報区分が欲しい場合や、必ずしも、前回の送信情報区分
に繋がった部分を必要としない場合等を考慮したもので
ある。
【0032】また、さらに、この実施の形態では、PD
A2からの配信要求には、PDA2が備える例えばLC
D(Liquid Crystal Display)
などのディスプレイに関する情報(以下、ディスプレイ
情報という)が含まれる。このディスプレイ情報には、
例えば、ディスプレイの画面の縦、横の画素数、ビット
深さ(例えば256色表示であればカラー8ビット、グ
レースケール16階調表示であればグレー4ビットな
ど)などが含まれる。PCホームサーバ装置1は、この
ディスプレイ情報により、1画面に表示できる画像サイ
ズを知ることができる。
【0033】このディスプレイ情報をPCホームサーバ
装置1に通知することで、例えば電子新聞の記事に含ま
れる電子写真やイラストなどの画像を適切なフォーマッ
トに変換して配信することができる。
【0034】例えば、PCホームサーバ装置1に蓄積さ
れている写真データが640×480ドット、16ビッ
トカラーの無圧縮データであり、PDA2のディスプレ
イが320×240ドット、4ビットグレースケールで
あったとすると、PCホームサーバ装置1側では、今回
配信しようとする送信情報区分のデータを、このPDA
2のディスプレイに適した画像フォーマットに変換し、
場合によっては圧縮処理も行い、配信する。このとき、
PCホームサーバ装置1は、この変換された画像データ
の容量に基づいて、PDA2の空きメモリ容量に応じた
送信情報区分の生成演算を行なう。
【0035】もちろん、PCホームサーバ装置1側では
画像変換処理は行なわずに、そのままデータを配信し、
PDA2側で、そのディスプレイに合わせて変換処理お
よび表示を行ってもよいが、メモリ容量の小さいPDA
2に無変換の画像データをそのまま記憶させることは効
率的でないし、また、データ伝送に要する時間も長くな
るので、この実施の形態のように、PCホームサーバ装
置1側で画像変換処理を施して配信する方が好ましい。
【0036】PCホームサーバ装置1は、このPDA2
のディスプレイに関する情報を配信要求から抽出し、配
信情報が表示情報である場合には、当該配信しようとす
る情報を、配信要求してきたPDA2のディスプレイの
表示能力などに適合した情報に変換して送信する処理も
行なう。
【0037】[PCホームサーバ装置1の構成]図2
は、PCホームサーバ装置1の構成例を示すもので、シ
ステムバス100に対して、CPU(Central
Processing Unit)101と、ROM
(Read Only Memory)102と、RA
M(Random Access Memory)10
3と、ディスプレイ105を接続するディスプレイコン
トローラ104と、CD−ROMやDVDなどのディス
ク5をドライブするためのマルチディスクドライブ装置
106と、配信対象のコンテンツ情報を格納するための
配信コンテンツデータベース107と、インターネット
3に接続するためのインターネット用インターフェース
108と、無線LAN用の通信モジュール110(Bl
uetooth(登録商標)など)を接続するためのイ
ンターフェース109と、配信用データ格納部111
と、前回区切り情報管理メモリ部112と、画像変換処
理部113と、画面情報メモリ114とが接続されて構
成されている。
【0038】前述もしたように、配信コンテンツデータ
ベース107には、PCホームサーバ装置1がインター
ネット3を通じてダウンロードしたコンテンツ情報や、
マルチディスクドライブ装置106を通じてディスク5
から読み込んだコンテンツ情報が、それらのコンテンツ
識別情報と対応が付けられて格納されている。
【0039】画面情報メモリ114は、無線LANによ
り接続されたPDA2からの配信要求を、通信モジュー
ル110を通じてPCホームサーバ装置1が受信したと
きに、配信要求してきたPDA2に送る、配信可能コン
テンツのメニュー画面などの画面情報を格納する。
【0040】画像変換処理部113は、前述したよう
に、PDA2からの配信要求に含まれるディスプレイ情
報に基づいて、ディスプレイの表示能力などに適合する
ように送信データを変換する処理部である。
【0041】ROM102には、CPU101が後述す
る一連の情報配信処理手順を実行するためのプログラム
が記憶されている。このプログラムには、PDA2から
の配信要求に含まれる前述した空きメモリ容量の情報に
基づく、送信情報区分の生成処理のプログラムも含まれ
る。
【0042】送信情報区分の生成は、現在の前回区切り
位置から、PDA2の空きメモリ容量に収まる範囲のコ
ンテンツの部分を決定する処理である。例えば、コンテ
ンツが文字テキスト情報からなる電子文章である場合に
は、文章の途中で区切ることは望ましくないので、句点
や段落、あるいは記事や章などの単位で区切る。例え
ば、電子新聞であれば記事の単位で、小説などであれば
段落や章などの単位で区切ることが望ましい。
【0043】予め、記事の単位や段落や章などの単位で
番号等によって区切り情報が付与されている場合には、
それらの番号等の情報を区切り情報として管理すること
ができる。しかし、それらの番号等の区切り情報がない
時には、区切り情報としては、送信情報区分の最後の段
落や章、あるいは最後の数行の情報を区切り情報として
用いるようにする。
【0044】この実施の形態では、以上のように区切る
ので、PDA2からの配信要求に含まれる空きメモリ容
量が同じであったとしても、各送信情報区分の容量は、
そのときに送られる配信情報の内容によって、それぞれ
異なる。また、この送信情報区分の生成演算は、配信要
求がある毎に再計算されるものであるが、コンテンツ全
体にわたって区切り情報を、その都度、求める必要はな
い。
【0045】例えば小説などの場合、通常、ユーザがあ
るページを読み終えると、次にはそれに続くページの配
信を希望するか、あるいは戻って読み直すために前のペ
ージの配信を希望することが多い。したがって、情報配
信サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1では、現
在の区切り(前回区切り)に対して、1〜2ページ前後
の区切り情報を演算して更新することができればよい。
【0046】なお、区分化したコンテンツの中に画像な
ど大きな容量を要するものが含まれて、当該空き容量に
収めることが困難である場合には、画像の説明文もしく
はその位置に画像があったことを示す絵文字などを、そ
の画像の変わりに挿入するようにしてもよい。
【0047】配信用データ格納部111は、生成した送
信情報区分のデータを格納するバッファメモリである。
後述するように、送信情報区分は、一旦生成したものか
ら、変更して再生成する場合もあるが、その際に、生成
された送信情報区分は、この配信用データ格納部111
に格納され、最後に決定された送信情報区分が、この配
信用データ格納部111から読み出されて、PDA2に
送信される。
【0048】前回区切り情報管理メモリ部112は、C
PU101の制御の下において、各PDA2の端末識別
情報毎に、当該PDA2に過去に配信したコンテンツの
それぞれについて、そのコンテンツについて最後に配信
した送信情報区分に関する前述したような区切り情報
を、前回区切り情報として格納して管理する。
【0049】CPU101は、過去に配信要求されたコ
ンテンツについての配信要求に対しては、この前回区切
り情報管理メモリ部112の前回区切り情報を参照し
て、今回分の送信情報区分を生成する。この前回区切り
情報管理メモリ部112に、前回区切り情報がないコン
テンツは、過去に配信要求を受けていないコンテンツで
あると、CPU101は、判別することができる。その
ときには、CPU101は、配信要求されたコンテンツ
は初めて配信要求を受けたと判別して、その先頭から今
回の送信情報区分の生成を行なう。
【0050】[携帯情報端末の例としてのPDAの構
成]図3は、携帯情報端末の例としてのPDA2の構成
例を示すものである。この例のPDA2は、システムバ
ス200に対して、CPU201と、ROM202と、
RAM203と、LCD(Liquid Crysta
l Display)などのディスプレイ205を接続
するためのディスプレイコントローラ204と、キー入
力部206を接続するためのキーインターフェース部2
07と、ペン入力のためのタブレット208を接続する
ためのタブレットインターフェース部209と、無線L
AN用の通信モジュール(Bluetooth(登録商
標)など)210を接続するためのインターフェース2
11と、スピーカ212に音声出力信号を供給するため
のオーディオインターフェース部213と、データ用メ
モリ214とが接続されて構成されている。
【0051】このPDA2のROM202には、通信モ
ジュール210を用いる無線LANを通じて、PCホー
ムサーバ装置1にアクセスして、配信要求を送るための
機能を実現するためのプログラムが格納されている。
【0052】データ用メモリ214には、システムデー
タエリアとユーザデータエリアとが設けられ、ユーザデ
ータエリアには、スケジュールデータ、住所録や電話帳
データなどのユーザデータが記憶される。そして、この
例では、このデータ用メモリ214のユーザデータエリ
アのうちの、上記のユーザデータが記憶されているエリ
アを除くエリアが、PCホームサーバ装置1から受け取
るコンテンツ情報用のコンテンツエリアとされる。
【0053】このため、この例においては、スケジュー
ルデータなどのユーザデータが増えていくと、コンテン
ツエリアは相対的に減っていく。したがって、初期状態
におけるユーザデータエリアの容量が、このPDA2と
して既知であったとしても、配信要求を行なう時点での
コンテンツエリアの容量は、ユーザおよびサーバ装置に
とって不明である。
【0054】この例の場合、PDA2は、常に、データ
用メモリ214中のコンテンツエリアの空き容量を監視
して把握している。そして、配信要求をPCホームサー
バ装置1に対して送信する際には、その配信要求に当該
時点におけるコンテンツエリアの空き容量の情報を含め
るようにする。
【0055】なお、データ用メモリ214は、PDA2
に外部から挿入して接続する、例えばメモリーカードの
ような半導体メモリを用いることもできる。また、デー
タ用記憶手段としては、半導体メモリに限らず、FD
(フロッピー(登録商標)ディスク)やMD(ミニディ
スク)などのりムーバルな記憶手段であってもよく、さ
らには、ハードディスク装置を用いることもできる。
【0056】[コンテンツ情報配信の動作説明] [PDA2の動作]図4および図5は、PCホームサー
バ装置1に対して配信要求を出して、要求したコンテン
ツの情報を受信する際におけるPDA2での処理動作を
説明するためのフローチャートである。このフローチャ
ートの処理は、主として、PDA2のCPU201が行
なうものである。なお、以下の説明は、配信対象のコン
テンツが電子新聞や電子小説などを想定して説明するも
のとする。
【0057】使用者がPDA2に対してタッチペンなど
によりPCホームサーバ装置1へのアクセスを指示した
ときに、図4のスタートからPDA2の配信要求処理が
開始し、CPU201は、通信モジュール110を用い
てPCホームサーバ装置1に対してアクセスを行なう
(ステップS101)。このアクセスの際には、上述し
たように、この実施の形態では、ROM202あるいは
RAM203に記憶されている端末識別情報あるいは使
用者識別情報が認証のための情報として読み出されて送
られる。なお、認証のためには、使用者に暗証番号の入
力を促して、それに対応して入力された暗証番号を用い
るようにしてもよい。
【0058】そして、CPU201は、通信モジュール
210からの情報により、PCホームサーバ装置1に接
続されたか否か判別し(ステップS102)、接続でき
なかったときには、ディスプレイ205にエラー表示を
して(ステップS103)、この処理ルーチンを終了す
る。
【0059】ステップS102でPCホームサーバ装置
1に接続されたと判別したときには、端末識別情報ある
いは使用者識別情報または暗証番号に基づいて、アクセ
スしてきたPDA2についての認証を行ない(ステップ
S104)、認証されなかったときには、ディスプレイ
205にその旨のエラー表示をし(ステップS10
3)、この処理ルーチンを終了する。
【0060】ステップS104で認証がOKであったと
きには、PCホームサーバ装置1からダウンロードなど
のサービスについてのメニュー画面が送られてくるの
で、そのメニュー画面を受信してディスプレイ205に
表示する(ステップS105)。そして、そのメニュー
画面において、使用者によって配信サービスが選択され
たか否か判別し(ステップS106)、配信サービス以
外が選択されたときには、当該選択されたサービスにつ
いての処理ルーチンに移行する(ステップS107)。
【0061】ステップS106で配信サービスが選択さ
れたと判別したときには、配信サービスの要求入力をP
Cホームサーバ装置1に送信する(ステップS10
8)。すると、PCホームサーバ装置1からは配信可能
コンテンツの一覧画面が送られてくるので、PDA2
は、それを受信してディスプレイ205の画面に表示す
る(ステップS109)。
【0062】図6は、このときのディスプレイ205の
画面表示例を示すものである。すなわち、PDA2のデ
ィスプレイ205の画面21には、配信可能なコンテン
ツとして、この例では、「電子新聞」、「電子小説」、
「CD落語」などからなる配信可能コンテンツ一覧画面
22が表示されている。電子新聞は、前述したようにイ
ンターネットを通じてPCホームサーバ装置1に、例え
ば毎日取り込まれて配信コンテンツデータベース107
に格納される。電子新聞には、毎日の情報にそれぞれ別
々のコンテンツ識別情報が付与されている。したがっ
て、日が変わればコンテンツ識別情報も変わる。
【0063】電子小説やCD落語の情報は、マルチディ
スクドライブ装置106を通じてディスクから取り込ま
れて配信コンテンツデータベース107に格納されてい
る。電子小説には、一つの小説毎にコンテンツ識別情報
が付与されている。CD落語の場合には、1枚のCDか
らの情報単位に、あるいは一つの演目ごとにコンテンツ
識別情報が付与される。
【0064】使用者は、この配信可能コンテンツの一覧
画面を通じて配信を要求したいコンテンツの選択入力を
行なうので、PDA2は、その配信コンテンツの選択入
力を受け付ける(ステップS110)。使用者により選
択されたコンテンツが前に選択されたものであって、デ
ータ用メモリ214のコンテンツエリアに、その一部が
格納されているものであるか否か判別する(ステップS
111)。この判別は、データ用メモリ214のコンテ
ンツエリアに格納されている情報のコンテンツ識別情報
を参照することにより行われる。
【0065】ステップS111で、データ用メモリ21
4のコンテンツエリアに、その一部が格納されているコ
ンテンツが選択されたと判別したときには、使用者は、
前に配信要求したコンテンツの続きを要求しているとし
て、データ用メモリ214のコンテンツエリアに存在し
ている当該コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツ
情報を、当該データ用メモリ214のコンテンツエリア
から消去する(ステップS112)。そして、PDA2
は、消去後のコンテンツエリアの空きメモリ容量を認識
しておく。
【0066】これは、続きを要求したというときには、
その続き前のコンテンツ部分は、もはや不要になるもの
であり、しかも、できるだけデータ用メモリ214のコ
ンテンツエリアの空きメモリ容量を大きくした方が望ま
しいからである。
【0067】ステップS112の次に、また、ステップ
S111で、選択されたコンテンツはデータ用メモリ2
14のコンテンツエリアには格納されていないコンテン
ツであると判別したときには、コンテンツ配信要求のた
めに、コンテンツ識別情報(コンテンツID)と、端末
識別情報(端末ID)と、その時点におけるデータ用メ
モリ214のコンテンツエリアの空きメモリ容量と、デ
ィスプレイ214に関する情報とを、PCホームサーバ
装置1に送る(ステップS113)。
【0068】PCホームサーバ装置1では、後述するよ
うに、コンテンツ識別情報により指定されるコンテンツ
について、前回区切り情報のところから(新規のコンテ
ンツの場合には先頭から)、前記空きメモリ容量に適合
するように区切った情報であって、ディスプレイ情報に
基づいてディスプレイ214に適合するように変換した
今回送信分の送信情報区分(以下、コンテンツの送信情
報区分をコンテンツ区分と称する)を生成する。そし
て、PCホームサーバ装置1は、生成したコンテンツ区
分の先頭部分の、例えば1行あるいは数行の情報を、こ
の区切りからの情報でよいかどうかを配信要求してきた
使用者に問い合わせるための区切りの確認用情報とし
て、PDA2に送信する。
【0069】そこで、PDA2では、このPCホームサ
ーバ装置1からの、今回送信分のコンテンツ区分の先頭
部分の区切り確認用情報を受信して、ディスプレイ21
4に表示する(図5のステップS201)。
【0070】図7は、このときのディスプレイ214の
画面21における表示例を示すものである。すなわち、
ディスプレイ214には、区切り確認用情報の表示画面
23が表示されると共に、タッチ式のソフトウエアキー
として、アップキー24、ダウンキー25、区切変更キ
ー26および決定キー27が表示される。
【0071】ここで、アップキー24は、区切り先頭位
置を、そのときの状態より前の位置に移動する要求をす
るためのものであり、また、ダウンキー25は、区切り
先頭位置を、そのときの状態より後の位置に移動する要
求をするためのものである。ただし、この例では、アッ
プキー24やダウンキー25をペンでタッチしただけで
は、実際に変更要求した区切りの位置からの区切りを要
求するものではなく、区切り先頭位置前後のレビューの
要求を意味する。実際の区切り変更の要求を行なうとき
には、併せて区切変更キー6をペンでタッチするように
する。
【0072】区切り先頭位置前後のレビューは、使用者
が、その区切り位置でよいかどうかを確める際に便利で
ある。また、前に配信を受けた最後の部分近傍を含め
て、今回のコンテンツ区分を要求したい場合もあるし、
前の区切り部分からいくつかの段落を飛ばしたいことが
ある場合や、電子新聞の場合には、次の記事を飛ばし
て、その次の記事を要求したい場合があることを考慮し
ている。
【0073】そして、この区切り先頭位置前後のレビュ
ーの結果、そのときの区切り先頭位置からのコンテンツ
区分でOKであると使用者が認識したときには、決定キ
ー27を2度押しする。
【0074】このように決定キー27を2度押しさせる
ようにするのは、この例では、レビュー中においては、
区切り確認用情報の表示画面23には、実際のコンテン
ツ区分の区切り先頭位置とは異なる区切り先頭位置が表
示されている場合があるからである。
【0075】このことを考慮して、この実施の形態にお
いては、決定キー27を1度押すと、ディスプレイ21
4の区切り確認用情報の表示画面23には、RAM20
3に格納されている実際の送信情報区分としてのコンテ
ンツ区分の区切り先頭位置が表示され、併せてそのコン
テンツ区分の区切り先頭位置でよいかどうかの問い合わ
せがなされる。この問い合わせに対して再度決定キー2
7を操作することにより、コンテンツ区分の配信開始要
求とする。これにより、使用者が意図したのと異なった
区切りのコンテンツ区分が配信されるのを防止してい
る。
【0076】以上のことを踏まえて、PDA2のCPU
201は、まず、決定キー27がペン等で押下されたか
否か判別する(ステップS202)。決定キー27が押
下されないと判別したときには、アップキー24または
ダウンキー25がペン等で押下されたか否か判別する
(ステップS203)。そして、アップキー24または
ダウンキー25がペン等で押下されないと判別したとき
には、ステップS202に戻る。
【0077】また、ステップS203において、アップ
キー24またはダウンキー25がペン等で押下されたと
判別したときには、1つ前あるいは1つ後の区切り候補
をPCホームサーバ装置1に要求する(ステップS20
4)。
【0078】PCホームサーバ装置1は、この1つ前あ
るいは1つ後の区切り候補を受信すると、段落や、章あ
るいは記事の単位からなる1つ前あるいは1つ後の区切
り候補の区切り確認用情報を送ってくる。そこで、PD
A2は、その区切り候補の区切り確認用情報を受信し
て、図7と同様にして、ディスプレイ214の区切り確
認用情報の表示画面23に表示する(ステップS20
5)。
【0079】次に、区切変更キー26がペン等で押下さ
れたか否か判別し(ステップS206)、押下されない
と判別したときには、ステップS202に戻る。そし
て、ステップS206で、区切変更キー26が押下され
たと判別したときには、変更要求した区切り候補での区
切りのコンテンツ区分の要求を、PCホームサーバ装置
1に送る(ステップS207)。そして、ステップS2
01に戻る。
【0080】PCホームサーバ装置1は、この変更要求
した区切り候補での区切りのコンテンツ区分の要求を受
信すると、今回送信分のコンテンツ区分を要求通りに再
生成して、それをPDA2に送る。そこで、PDA2で
は、それをステップS201で受信して、ディスプレイ
214の区切り確認用情報の表示画面23に表示する。
【0081】ステップS202において、決定キー27
が押下されたと判別したときには、その決定キー27が
押下された時点におけるコンテンツ区分の先頭部分を区
切り確認情報として、ディスプレイ214の区切り確認
用情報の表示画面23に表示する。この画面には、「こ
の区切りでOKですか?」というメッセージが付加され
る(ステップS208)。
【0082】これを受けて、使用者は、その区切りでO
Kであれば、決定キー27を再押下する。その区切りで
はない時には、使用者は、アップキー24あるいはダウ
ンキー25を操作することになる。
【0083】そこで、PDA2のCPU201は、決定
キー27が再押下されたか否か判別する(ステップS2
09)。再押下されないと判別したときには、ステップ
S203に進み、アップキー24あるいはダウンキー2
5が押下されたか否か判別し、アップキー24あるいは
ダウンキー25が押下されたと判別したときには、前述
したように、ステップS204以下の区切り変更のため
の処理をする。
【0084】ステップS209で、決定キー27が再押
下されたと判別したときには、CPU201は、選択し
たコンテンツについてのコンテンツ区分の配信開始要求
を、PCホームサーバ装置1に送信する(ステップS2
10)。これに対してPCホームサーバ装置1からは前
記コンテンツ区分が送られてくるので、PDA2は、当
該コンテンツ区分を受信し、データ用メモリ214のコ
ンテンツエリアに、そのコンテンツ識別情報と対応付け
て格納する(ステップS211)。
【0085】そして、当該コンテンツ区分の受信を完了
するのを待ち、受信完了を確認したら(ステップS21
2)、受信完了通知をPCホームサーバ装置1に送り
(ステップS213)、その後、無線通信回線を切断し
て(ステップS214)、この処理ルーチンを終了す
る。
【0086】[PCホームサーバ装置1の動作]次に、
以上のPDA2での配信要求の動作に対応するPCホー
ムサーバ装置1での処理動作を、図8および図9のフロ
ーチャートを参照して説明する。このフローチャートの
各ステップの処理は、主として、PCホームサーバ装置
1のCPU101が行なうものである。
【0087】PCホームサーバ装置1では、まず、PD
A2からのアクセスを待ち(ステップS301)、PD
A2からのアクセスを受信すると、アクセスしてきたP
DAについての認証を、前述の第1の実施の形態の場合
と同様にして行なう(ステップS302)。そして、ア
クセスしてきたPDAがPCホームサーバ装置1に登録
されたものではなくて、認証が取れないときには、当該
PDAに対して「認証NG」を送信する(ステップS3
03)。
【0088】ステップS302で、認証が取れたと判別
したときには、CPU101は、画面情報メモリ114
からサービスメニューの画面を読み出して、PDA2に
送信する(ステップS304)。そして、PDA2から
配信サービスの要求を受けたか否か判別し(ステップS
305)、配信サービス以外の他のサービスの要求であ
れば、当該要求された他のサービスを実行するためのル
ーチンに移行する(ステップS306)。
【0089】ステップS305で、PDA2から配信サ
ービスの要求を受信したと判別したときには、配信サー
ビスの画面情報、つまり、配信コンテンツの一覧画面を
画面情報メモリ114から読み出し、PDA2に送信す
る(ステップS307)。
【0090】前述したように、この配信サービスの画面
情報に基づいてPDA2では使用者によって配信要求の
コンテンツの選択が行われ、当該選択されたコンテンツ
の識別情報(コンテンツID)と、PDA2の端末識別
情報(端末ID)と、コンテンツエリアの空きメモリ容
量と、PDA2のディスプレイ情報とを送るので、PC
ホームサーバ装置1では、それらの情報を受信する(ス
テップS308)。
【0091】そして、次に、PCホームサーバ装置1の
CPU101は、受信したコンテンツ識別情報と、配信
要求元識別情報、この例では、PDA2の端末識別情報
とを用いて、前回区切り情報管理メモリ部112の記憶
内容から、同一の配信要求元識別情報および同一のコン
テンツ識別情報についての前回区切り情報を検索し(ス
テップS309)、その検索の結果、前回の区切り情報
が見つかったかどうか判別する(ステップS310)。
【0092】ここで、ステップS310で前回区切り情
報を発見できなかったときには、前記PDAからの配信
要求に含まれる前記コンテンツ識別情報で指定されるコ
ンテンツは、初めて選択されたものであると認識し、前
記コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツの先頭
を、前回区切りとする(ステップS311)。そして、
次のステップS312に進む。また、ステップS310
で、同一の配信要求元識別情報および同一のコンテンツ
識別情報についての前回区切り情報が検索できたときに
は、ステップS311を経由せずにステップS312に
進む。
【0093】このステップS312では、ステップS3
08で受信したコンテンツ識別情報で指定されるコンテ
ンツを配信コンテンツデータベース107から検索し、
検索したコンテンツから、ステップS308で受信した
コンテンツエリアの空きメモリ容量と、前回区切り情報
とに基づいて、今回送信分のコンテンツ区分を演算し、
求めたコンテンツ区分のデータを配信用データ格納部1
11に格納しておく。
【0094】このコンテンツ区分の演算の際、CPU1
01は、PDA2からのディスプレイ情報を参照して、
画像変換処理部113により、要求してきたPDA20
のディスプレイの表示能力に適合するようにデータ処理
する。そのデータ処理後のコンテンツ区分のデータを配
信データ用メモリ112に格納する。CPU101は、
このデータ処理後のコンテンツ区分の容量が、PDA2
から取得した空きメモリ容量を越えないように、コンテ
ンツ区分を演算生成するものである。
【0095】そして、今回送信分のコンテンツ区分が求
まったら、今回送信分のコンテンツ区分の先頭部分の情
報を、区切りの確認用情報としてPDA2に送信する
(図9のステップS401)。
【0096】そして、次に、PDA2から配信開始要求
を受信したか否かを判別する(ステップS402)。P
DA2からの配信開始要求を受信しないと判別したとき
には、前または後の区切り候補の要求を受信したか否か
判別する(ステップS403)。前または後の区切り候
補の要求を受信しなかったときには、ステップS402
に戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0097】また、前または後の区切り候補の要求を受
信したときには、CPU101は、前述したように、ス
テップS312で生成したコンテンツ区分の先頭部分
を、要求された1つ前あるいは1つ後の区切り候補の位
置に変更する。前述したように、1つ前あるいは1つ後
の区切り候補は、段落や章、記事などの単位で定められ
る。
【0098】そして、要求された1つ前あるいは1つ後
の区切り候補の情報を、要求してきたPDA2に送信す
る(ステップS404)。そして、PDA2から区切り
変更要求が送られてきたか否か判別する(ステップS4
05)。ステップS405で、PDA2からの区切り変
更要求を受信しなかったときには、ステップS402に
戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0099】また、ステップS405で、PDA2から
の区切り変更要求を受信したときには、変更要求された
区切り位置となるように、今回送信分のコンテンツ区分
を再演算して、再生成し、配信用データ格納部111の
今回送信分のコンテンツを上書きして格納する(ステッ
プS406)。そして、ステップS402に戻る。
【0100】そして、ステップS402で、配信開始要
求を受信したと判別したときには、CPU101は、配
信データ用メモリ111からコンテンツ区分のデータを
読み出して、PDA2に通信モジュール110を通じて
送信する(ステップS407)。そして、PDA2から
の受信完了通知を受信するまでコンテンツ区分のデータ
の送信を続け(ステップS408)、PDA2からの受
信完了通知を受信すると、通信モジュール110を通じ
た無線通信回線を切断する(ステップS409)。
【0101】その後、今回の送信分のコンテンツ区分の
最後尾の、例えば段落、章、記事あるいは1行〜数行の
部分を、前回区切り情報として、前回区切り情報管理メ
モリ112に、PDA2の端末識別情報およびコンテン
ツ識別情報と対応をつけて保存する(ステップS41
0)。以上で、PCホームサーバ装置1での配信処理ル
ーチンが終了する。
【0102】以上のように、上述したような第1の実施
の形態によれば、PDA2の、配信要求時のメモリ空き
容量が小さくても、そして、ユーザがそのメモリ空き容
量を知らなくとも、ユーザは、配信を希望するコンテン
ツの区切り表示を確認して「決定キー」を押せば、空き
容量に対して適切な容量のコンテンツ区分が配信され、
読むことができる。
【0103】さらに、PCホームサーバ装置1は、区切
り情報を、コンテンツ識別情報およびPDA2の端末識
別情報や使用者の識別情報等の配信要求元識別情報に関
係付けて保存管理して、PDA2から、前に配信したこ
とのあるコンテンツの続きが配信要求されたときには、
当該コンテンツの続き部分をPDA2に配信する。した
がって、PDA2の空きメモリ容量よりも容量の大きい
コンテンツであっても、そのすべての情報の配信を、P
DA2の使用者は受けることができる。
【0104】また、PDA2において、スケジュール・
データなどが書き加えられて、相対的に、データ用メモ
リ214のコンテンツエリアが小さくなったとしても、
PDA2では、配信を要求する時点での空き容量をPC
ホームサーバ装置1に通知するので、PCホームサーバ
装置1からは、PDA2の空きメモリ容量に応じて適切
な容量に区切られたコンテンツ区分が配信され、配信デ
ータがPDA2のコンテンツエリアに記憶しきれないと
いう不具合は発生しない。
【0105】さらに、この実施の形態では、PDA2の
ディスプレイ情報をPCホームサーバ装置1に送信し
て、PCホームサーバ装置1から、PDA2のディスプ
レイの表示能力などに適合した配信情報が得られるの
で、PDA2では、受け取った配信情報を、自己のディ
スプレイの表示能力に適合した情報に変換する必要がな
く、それだけ、PDA2の負担を少なくして構成を簡単
にすることができる。
【0106】このように、第1の実施の形態において
は、家庭内パーソナルコンピュータに、コンテンツをデ
ータベースとして格納しておき、家族構成員は、PDA
により、適宜必要な容量だけ読み出して、利用すること
ができる。しかも、それぞれの端末の画面サイズなどに
応じて適切な変換が施された情報を見ることができる。
【0107】なお、以上の説明では、通信モジュールを
用いて家庭内のみで、LANを形成して、情報配信を行
なうようにしたが、PCホームサーバ装置1を電話回線
からのアクセスを受信可能に構成することにより、PD
Aを外部に持ち出し、携帯電話端末などをPDAに接続
して、家庭外の外出先から、前記電話回線を通じてPC
ホームサーバ装置1にアクセスするようにすることもで
きる。その場合には、例えば、外出時と家庭内とで携帯
情報端末が異なる場合に、外出時に小さなモノクロ画面
で見た画像を、後刻、鮮明なカラー画像で見直すなどと
いうことも可能である。
【0108】なお、図7に示したコンテンツの区切り確
認画面に、続きキーを設け、当該続きーを使用者が操作
したときには、データ用メモリ214のコンテンツエリ
アにあった同じ識別情報のコンテンツの続き部分のコン
テンツ区分を即座に、PDA2に配信するようにしても
よい。
【0109】また、上述の実施の形態では、PCホーム
サーバ装置1では、アクセスしてきたPDAの認証時、
また、配信要求時に、PDAは配信要求元識別情報とし
て端末識別情報を送るようにしたが、この端末識別情報
として、製造時に各PDAのROM202に記憶された
製造番号などを用いた場合には、この製造番号と、当該
PDA端末のディスプレイに関する情報とを端末情報デ
ータベースとしてサーバ装置が備えることにより、当該
PDA端末のディスプレイに関する表示能力などを認識
することができる。したがって、その場合には、配信要
求の際に、PDA2からディスプレイ情報をPCホーム
サーバ装置に送る必要はない。
【0110】なお、配信要求の際には、上述の実施の形
態では、配信要求元識別情報としてPDA2の端末識別
情報をPCホームサーバ装置1に送るようにしたが、前
述もしたように、ユーザ識別情報を、端末識別情報に代
えて、PCホームサーバ装置1に送るようにしてもよ
い。
【0111】配信要求の際に、配信要求元識別情報とし
て端末識別情報をPCホームサーバ装置に送る場合に
は、PDA端末毎に使用者が特定されていることが望ま
しい。
【0112】これに対して、配信要求の際に、配信要求
識別情報としてユーザ識別情報をPCホームサーバ装置
に送る場合には、PDA端末を変更しても、ユーザは、
前に配信要求したコンテンツ情報の、その途中からの配
信要求をすることができる。すなわち、同一ユーザが複
数の端末(携帯情報端末、携帯電話、車載機器など)
で、コンテンツ配信要求をすることを想定することがで
きるし、また、複数のユーザ(家族、職場の同僚、学校
など)が単一のPDA端末で自己宛ての配信要求するこ
とを想定することができる。
【0113】また、PDAの使用者が、利用形態に応じ
て、端末識別情報とユーザ識別情報とのどちらかを、配
信要求元識別情報として選択して、PCホームサーバ装
置に送信することができるようにしてもよい。
【0114】なお、上述の実施の形態では、通信モジュ
ールとしてBluetooth(登録商標)を用いた
が、電波による他の送受信手段、例えば、AM/FM/
TV帯を用いた送受信手段を用いてよいし、これに限ら
ず、赤外線を使ったIrDA通信手段や光を用いた通信
手段などであってもよい。もちろん、PCホームサーバ
装置とPDAとの間を有線接続してもよい。
【0115】なお、携帯情報端末としては、PDAに限
られるものではなく、また、情報配信サーバ装置も、パ
ーソナルコンピュータで構成されたものに限定されるわ
けでなく、例えば家庭や職場などで、種々の配信サーバ
装置と、種々の携帯情報端末とでLANを構成する場合
のすべてに適用可能である。
【0116】また、例えば、デジタル放送やケーブルテ
レビ受信用の、いわゆるセットトップボックスを配信サ
ーバ装置とすることも可能である。その場合には、デー
タ放送などから取得したコンテンツをデータベースとし
て保存し、配信するようにすることができる。また、携
帯情報端末は、PDAに限らず、ページャや、携帯電話
端末など、コンテンツ記憶エリアと表示画面を有する端
末であれば種々のものが使用可能である。
【0117】[第2の実施の形態]以上説明した第1の
実施の形態は、配信サーバ装置と携帯情報端末とをLA
Nで接続する場合で、インターネット上のWebサイト
にある情報は、PCホームサーバ装置を経由して、携帯
情報端末が受け取る構成であった。これに対して、以下
に説明する第2の実施の形態は、WebサイトにあるW
ebサーバ装置が情報配信サーバ装置の場合で、携帯情
報端末がインターネットを通じて直接的にWebサーバ
装置から情報配信を受ける場合である。
【0118】この第2の実施の形態においても、携帯情
報端末は、PDAを用いるが、PDAからインターネッ
トを通じたWebサーバ装置へのアクセスは、PDAに
対して通信アダプタを介して接続した携帯電話端末を通
じて行なうようにする。
【0119】図10は、情報配信システムの第2の実施
の形態の全体の概要を示す構成図である。この第2の実
施の形態においては、情報配信サーバ装置は、インター
ネット3に接続されたWebサーバ装置7により構成さ
れる。また、携帯情報端末は、PDA20であり、通信
用アダプタ31により、携帯電話端末30が接続可能と
されている。
【0120】そして、PDA20からWebサーバ装置
7への情報配信要求のためのアクセスは、通信アダプタ
31を介して接続した携帯電話端末30を通じて、無線
通信網、この例では、携帯電話網およびインターネット
を介して行われる。
【0121】そして、第2の実施の形態においては、W
ebサーバ装置7からの配信情報サービスを受けようと
するユーザは、予め、Webサーバ装置7に対してユー
ザ登録をしておく。このユーザ登録においては、第1の
実施の形態におけるPCホームサーバ装置に対するPD
Aの登録の場合と同様に、PDA20の端末識別情報に
よる登録あるいはユーザ識別情報による登録が行なわれ
る。また、暗証番号を、端末識別情報やユーザ識別情報
に代えて、あるいは、それらの識別情報に加えて用いる
ようにしてもよい。
【0122】さらに、この第2の実施の形態の場合に
は、情報配信には、料金支払いが生じるので、ユーザ登
録の際には、その料金の支払い方法、例えば銀行振込、
預金口座からの自動振り落とし、クレジットカードによ
る支払いなどが登録される。
【0123】Webサーバ装置7は、上述の登録情報を
用いて、アクセスしてきたユーザについての認証を行な
う。
【0124】また、PDAからの配信要求の際に、サー
バ装置に送る配信要求元を特定するための配信要求元識
別情報としては、この第2の実施の形態においても、P
DA2の製造番号などの装置固有の端末識別情報を用い
る。認証情報として、端末識別情報を用いる場合には、
配信要求情報には、端末識別情報を含める必要はない
が、この例では、認証情報としては、ユーザ識別情報を
用いることとして、配信要求情報には、配信要求元識別
情報として端末識別情報を含めるようにする。
【0125】そして、この第2の実施の形態では、情報
配信サーバ装置としてのWebサーバ装置が、これにア
クセスしてくる携帯情報端末毎に、コンテンツ識別情報
と前回区切り情報とを対応付けて記憶することは、配信
要求してくる利用者が不特定多数であるため、記憶容量
が膨大になることにかんがみ、Webサーバ装置には、
前回区切り情報メモリは設けない。その代わりに、携帯
情報端末から、配信要求しようとするコンテンツについ
ての前回区切り情報を、Webサーバ装置に送るように
する。その他の構成は、第1の実施の形態の場合とほぼ
同様である。
【0126】[Webサーバ装置7の構成]図11は、
この例のWebサーバ装置7の構成を示すもので、シス
テムバス120に対して、CPU121と、ROM12
2と、RAM123と、インターネット3に接続するた
めのインターネット用インターフェース124と、配信
対象のコンテンツ情報を格納するための配信コンテンツ
データベース125と、配信用データ格納部126と、
配信履歴管理メモリ部127と、画像変換処理部128
と、画面情報メモリ129とが接続されて構成されてい
る。
【0127】配信コンテンツデータベース125には、
コンテンツ提供会社から提供されたコンテンツ情報や、
配信サーバ装置7の運営会社が独自に用意したコンテン
ツ情報等が、そのコンテンツ識別情報と対応付けられて
格納されている。
【0128】この第2の実施の形態においては、この配
信コンテンツデータベース125に格納されるコンテン
ツ情報は、例えば電子新聞や電子小説であって、句点や
段落、あるいは記事や章などの単位で区切られ、それら
の区切り単位で、番号が予め付与されて区切り管理が容
易にできるようにされている。番号が付与された区切り
単位は、区切り候補ともなるものである。
【0129】配信用データ格納部126は、前述した第
1の実施の形態の場合と同様に、生成した送信情報区分
のデータを格納するバッファメモリである。後述するよ
うに、送信情報区分は、一旦生成したものから、変更し
て再生成する場合もあるが、その際に、生成された送信
情報区分(コンテンツ区分)は、この配信用データ格納
部126に格納され、最後に決定された送信情報区分
が、この配信用データ格納部126から読み出されて、
PDA20に送信される。
【0130】配信履歴管理メモリ部127には、ユーザ
の登録情報が記憶されていると共に、当該登録されたユ
ーザに対するコンテンツ配信の履歴が記憶される。ただ
し、この配信履歴管理メモリ部127は、ユーザに対す
る課金処理を行なうために用いることができればよいの
で、この例においては、前述もしたように、前回区切り
情報は、履歴情報には含まれない。
【0131】画像変換処理部128は、前述したよう
に、PDA20からの配信要求に含まれるディスプレイ
情報に基づいて、ディスプレイの表示能力などに適合す
るように送信データを変換する処理部である。
【0132】画面情報メモリ129は、アクセスしてき
たPDAに送る、配信可能コンテンツのメニュー画面な
どからなるインターネット用のホームページの画面情報
を格納する。
【0133】ROM122には、CPU121が後述す
る一連の情報配信処理手順を実行するためのプログラム
が記憶されている。このプログラムには、PDA20か
らの配信要求に含まれる、空きメモリ容量および前回区
切り情報に基づく、送信情報区分の生成処理のプログラ
ムも含まれる。
【0134】[携帯情報端末の例としてのPDA20の
構成]図12は、携帯情報端末の例としてのPDA20
の構成例を示すものである。この例のPDA20は、図
3に示したPDA2の通信モジュール210およびイン
ターフェース211は設けられず、その代わりに、通信
用アダプタ31が接続される通信用アダプタインターフ
ェース215が接続される。また、この実施の形態のP
DA20には、システムバス200に対して前回区切り
情報格納部216が接続される。その他は、図3に示し
たPDA2と同様の構成とされる。
【0135】前回区切り情報格納部216には、当該P
DA20において、以前に配信要求したコンテンツの最
後のコンテンツ部分の区切り情報を格納する。上述した
ように、この第2の実施の形態においては、配信サーバ
装置7の配信コンテンツデータベース125に格納され
ている配信コンテンツには、予め、区切り候補となる区
切り単位に番号が付与されているので、その区切り単位
の番号が、区切り情報として格納されている。
【0136】前述の実施の形態のように、コンテンツ区
分の最後の1行あるいは数行を区切り情報として保存し
てもよいが、それでは、メモリ容量を比較的多く費やし
てしまう。これに対して、上述の例のように、区切り単
位で番号が付与されている場合には、メモリ容量は非常
に少なくて済む。
【0137】PDA20のその他の部分の構成は、前述
した第1の実施の形態のPDA2の各部と同様である。
【0138】[コンテンツ情報配信の動作説明] [PDA20の動作]図13および図14は、配信サー
バ装置7に対して配信要求を出して、要求したコンテン
ツの情報を受信する際におけるPDA20での処理動作
を説明するためのフローチャートである。このフローチ
ャートの処理は、主として、PDA20のCPU201
が行なうものである。なお、以下の説明は、配信対象の
コンテンツが電子新聞や電子小説などを想定して説明す
るものとする。
【0139】使用者は、PDA20を用いて、配信サー
バ装置7にアクセスするときには、図10に示すよう
に、PDA20に通信用アダプタ31を装着し、その通
信用アダプタ31に対して携帯電話端末30を取り付け
る。
【0140】そして、PDA20において、タッチペン
などにより配信サーバ装置7へのアクセスを指示したと
きに、図13のスタートからPDA20の配信要求処理
が開始し、CPU201は、通信用アダプタ31および
携帯電話端末30を通じて配信サーバ装置7に対してア
クセスを行なう(ステップS501)。このアクセスの
際には、上述したように、この実施の形態では、ROM
202あるいはRAM203に記憶されている端末識別
情報あるいは使用者識別情報が認証のための情報として
読み出されて送られる。なお、認証のためには、前述し
たように、使用者に暗証番号の入力を促して、それに対
応して入力された暗証番号を、前記識別情報に代えて、
あるいは前記識別情報に加えて用いるようにしてもよ
い。
【0141】そして、CPU201は、配信サーバ装置
7に接続されたか否か判別し(ステップS502)、接
続できなかったときには、ディスプレイ205にエラー
表示をして(ステップS504)、この処理ルーチンを
終了する。
【0142】ステップS502で配信サーバ装置7に接
続されたと判別したときには、端末識別情報あるいは使
用者識別情報または暗証番号に基づいて、アクセスして
きたPDA20についての認証を行ない(ステップS5
03)、認証されなかったときには、ディスプレイ20
5にその旨のエラー表示をし(ステップS504)、こ
の処理ルーチンを終了する。
【0143】ステップS503で認証がOKであったと
きには、配信サーバ装置7からダウンロードなどのサー
ビスについてのメニュー画面が送られてくるので、PD
A20では、そのメニュー画面を受信してディスプレイ
205に表示する(ステップS505)。そして、その
メニュー画面において、使用者によって配信サービスが
選択されたか否か判別し(ステップS506)、配信サ
ービス以外が選択されたときには、当該選択されたサー
ビスについての処理ルーチンに移行する(ステップS5
07)。
【0144】ステップS506で配信サービスが選択さ
れたと判別したときには、配信サービスの要求入力を配
信サーバ装置7に送信する(ステップS508)。する
と、配信サーバ装置7からは配信可能コンテンツの一覧
画面が送られてくるので、PDA20は、それを受信し
てディスプレイ205の画面に、図6に示したものと同
様の配信可能コンテンツの一覧画面を表示する(ステッ
プS509)。
【0145】使用者は、この配信可能コンテンツの一覧
画面を通じて配信を要求したいコンテンツの選択入力を
行なうので、PDA20は、その配信コンテンツの選択
入力を受け付ける(ステップS510)。使用者により
選択されたコンテンツが前に選択されたものであって、
データ用メモリ214のコンテンツエリアに、その一部
が格納されているものであるか否か判別する(ステップ
S511)。この判別は、データ用メモリ214のコン
テンツエリアに格納されている情報のコンテンツ識別情
報あるいは前回区切り情報格納部216の記憶内容を参
照することにより行われる。
【0146】ステップS511で、データ用メモリ21
4のコンテンツエリアに、その一部が格納されているコ
ンテンツが選択されたと判別したときには、使用者は、
前に配信要求したコンテンツの続きを要求しているとし
て、データ用メモリ214のコンテンツエリアに存在し
ている当該コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツ
情報を、当該データ用メモリ214のコンテンツエリア
から消去する(ステップS512)。そして、PDA2
0は、消去後のコンテンツエリアの空きメモリ容量を認
識しておく。
【0147】これは、続きを要求したというときには、
その続き前のコンテンツ部分は、もはや不要になるもの
であり、しかも、できるだけデータ用メモリ214のコ
ンテンツエリアの空きメモリ容量を大きくした方が望ま
しいからである。
【0148】ステップS512の次に、また、ステップ
S511で、選択されたコンテンツはデータ用メモリ2
14のコンテンツエリアには格納されていないコンテン
ツであると判別したときには、コンテンツ配信要求のた
めに、コンテンツ識別情報(コンテンツID)と、端末
識別情報(端末ID)と、その時点におけるデータ用メ
モリ214のコンテンツエリアの空きメモリ容量と、前
回区切り情報と、ディスプレイ214に関する情報(以
下、ディスプレイ情報という)とを、配信サーバ装置7
に送る(ステップS513)。
【0149】ここで、前回区切り情報は、ステップS5
11で同系統のコンテンツがメモリに存在していると判
別したときには、前回区切り情報格納部216から当該
コンテンツについての前回区切り情報を読み出して、配
信サーバ装置7に送る。また、ステップS511で同系
統のコンテンツがメモリに存在していないと判別したと
きには、当該コンテンツは初めて配信要求するので、そ
の先頭を意味する、例えば、番号「0000」を前回区
切り情報として、配信サーバ装置7に送る。
【0150】配信サーバ装置7では、後述するように、
コンテンツ識別情報により指定されるコンテンツについ
て、前回区切り情報のところから(新規のコンテンツの
場合には先頭から)、前記空きメモリ容量に適合するよ
うに区切った情報であって、ディスプレイ情報に基づい
てディスプレイ214に適合するように変換した今回送
信分の送信情報区分(コンテンツ区分)を生成する。そ
して、配信サーバ装置7は、生成したコンテンツ区分の
先頭部分の、例えば1行あるいは数行の情報を、区切り
の確認用情報としてPDA20に送信する。
【0151】そこで、PDA20では、この配信サーバ
装置7からの、今回送信分のコンテンツ区分の先頭部分
の区切り確認用情報を受信して、ディスプレイ214に
表示する(図14のステップS601)。このときの画
面は、前述した図7に示すようなものとなるのは、この
第2の実施の形態でも同様である。すなわち、ディスプ
レイ214には、区切り確認用情報の表示画面23が表
示されると共に、タッチ式のソフトウエアキーとして、
アップキー24、ダウンキー25、区切変更キー26お
よび決定キー27が表示される。これらのキー24,2
5,26,27の機能および使用の仕方は、前述の第1
の実施の形態の場合と全く同様である。
【0152】PDA20のCPU201は、まず、決定
キー27がペン等で押下されたか否か判別する(ステッ
プS602)。決定キー27が押下されないと判別した
ときには、アップキー24またはダウンキー25がペン
等で押下されたか否か判別する(ステップS603)。
そして、アップキー24またはダウンキー25がペン等
で押下されないと判別したときには、ステップS602
に戻る。
【0153】また、ステップS603において、アップ
キー24またはダウンキー25がペン等で押下されたと
判別したときには、1つ前あるいは1つ後の区切り候補
を配信サーバ装置7に要求する(ステップS604)。
【0154】配信サーバ装置7は、この1つ前あるいは
1つ後の区切り候補を受信すると、段落や、章あるいは
記事の単位からなる1つ前あるいは1つ後の区切り候補
の区切り確認用情報を送ってくる。そこで、PDA20
は、その区切り候補の区切り確認用情報を受信して、図
7と同様にして、ディスプレイ214の区切り確認用情
報の表示画面23に表示する(ステップS605)。
【0155】次に、区切変更キー26がペン等で押下さ
れたか否か判別し(ステップS606)、押下されない
と判別したときには、ステップS602に戻る。そし
て、ステップS606で、区切変更キー26が押下され
たと判別したときには、変更要求した区切り候補での区
切りのコンテンツ区分の要求を、配信サーバ装置7に送
る(ステップS607)。そして、ステップS601に
戻る。
【0156】配信サーバ装置7は、この変更要求した区
切り候補での区切りのコンテンツ区分の要求を受信する
と、今回送信分のコンテンツ区分を要求通りに再生成し
て、それをPDA20に送る。そこで、PDA20で
は、それをステップS601で受信して、ディスプレイ
214の区切り確認用情報の表示画面23に表示する。
【0157】ステップS602において、決定キー27
が押下されたと判別したときには、その決定キー27が
押下された時点におけるコンテンツ区分の先頭部分を区
切り確認情報として、ディスプレイ214の区切り確認
用情報の表示画面23に表示する。この画面には、「こ
の区切りでOKですか?」というメッセージが付加され
る(ステップS608)。
【0158】これを受けて、使用者は、その区切りでO
Kであれば、決定キー27を再押下する。その区切りで
はない時には、使用者は、アップキー24あるいはダウ
ンキー25を操作することになる。
【0159】そこで、PDA20のCPU201は、決
定キー27が再押下されたか否か判別する(ステップS
609)。再押下されないと判別したときには、ステッ
プS603に進み、アップキー24あるいはダウンキー
25が押下されたか否か判別し、アップキー24あるい
はダウンキー25が押下されたと判別したときには、前
述したように、ステップS604以下の区切り変更のた
めの処理をする。
【0160】ステップS609で、決定キー27が再押
下されたと判別したときには、CPU201は、選択し
たコンテンツについてのコンテンツ区分の配信開始要求
を、配信サーバ装置7に送信する(ステップS61
0)。これに対して配信サーバ装置7からは前記コンテ
ンツ区分が送られてくるので、PDA20は、当該コン
テンツ区分を受信し、データ用メモリ214のコンテン
ツエリアに、そのコンテンツ識別情報と対応付けて格納
する(ステップS611)。
【0161】そして、当該コンテンツ区分の受信を完了
するのを待ち、受信完了を確認したら(ステップS61
2)、受信完了通知を配信サーバ装置7に送り(ステッ
プS613)、その後、無線通信回線を切断する(ステ
ップS614)。そして、今回のコンテンツ区分の番号
等の区切り情報を、前回区切り情報として、前回区切り
情報格納部216に、コンテンツ識別情報と対応付けて
格納する(ステップS615)。その後、この処理ルー
チンを終了する。
【0162】[配信サーバ装置7の動作]次に、以上の
PDA20での配信要求の動作に対応する配信サーバ装
置7での処理動作を、図15および図16のフローチャ
ートを参照して説明する。このフローチャートの各ステ
ップの処理は、主として、配信サーバ装置7のCPU1
21が行なうものである。
【0163】配信サーバ装置7では、まず、PDA20
からのアクセスを待ち(ステップS701)、PDA2
0からのアクセスを受信すると、アクセスしてきたPD
Aについての認証を行なう(ステップS702)。そし
て、アクセスしてきたPDAが配信サーバ装置7に登録
されたものではなくて、認証が取れないときには、当該
PDAに対して「認証NG」を送信する(ステップS7
03)。
【0164】ステップS702で、認証が取れたと判別
したときには、CPU121は、画面情報メモリ129
からサービスメニューの画面を読み出して、PDA20
に送信する(ステップS704)。そして、PDA20
から配信サービスの要求を受けたか否か判別し(ステッ
プS705)、配信サービス以外の他のサービスの要求
であれば、当該要求された他のサービスを実行するため
のルーチンに移行する(ステップS706)。
【0165】ステップS705で、PDA20から配信
サービスの要求を受信したと判別したときには、配信サ
ービスの画面情報、つまり、配信コンテンツの一覧画面
を画面情報メモリ129から読み出し、PDA20に送
信する(ステップS707)。
【0166】前述したように、この配信サービスの画面
情報に基づいてPDA20では使用者によって配信要求
のコンテンツの選択が行われ、当該選択されたコンテン
ツの識別情報(コンテンツID)と、当該選択されたコ
ンテンツについての区切り情報と、PDA20の端末識
別情報(端末ID)と、コンテンツエリアの空きメモリ
容量と、PDA20のディスプレイ情報とを送るので、
配信サーバ装置7では、それらの情報を受信する(ステ
ップS708)。
【0167】そして、次に、配信サーバ装置7のCPU
121は、受信したコンテンツ識別情報を用いて、配信
コンテンツデータベース125を検索し、配信要求され
たコンテンツを特定する(ステップS709)。次に、
受信した前回区切り情報から、前回の区切りは、コンテ
ンツの先頭か否か判別する(ステップS710)。
【0168】前回の区切りはコンテンツの先頭であると
判別したときには、前記端末識別情報で識別されるPD
Aからは、前記コンテンツ識別情報で指定されるコンテ
ンツは、初めて選択されたものであると認識し、前記コ
ンテンツ識別情報で指定されるコンテンツの先頭を、前
回区切りとする(ステップS711)。そして、次のス
テップS712に進む。また、ステップS710で、前
回の区切り情報はコンテンツの先頭ではないと判別した
ときには、ステップS711を経由せずにステップS7
12に進む。
【0169】このステップS712では、ステップS7
09で検索したコンテンツから、ステップS708で受
信したコンテンツエリアの空きメモリ容量と、前回区切
り情報とに基づいて、今回送信分のコンテンツ区分を演
算し、求めたコンテンツ区分のデータを配信用データ格
納部126に格納しておく。
【0170】このコンテンツ区分の演算の際、CPU1
21は、PDA20からのディスプレイ情報を参照し
て、画像変換処理部128により、要求してきたPDA
20のディスプレイの表示能力に適合するようにデータ
処理する。そのデータ処理後のコンテンツ区分のデータ
を配信データ用メモリ126に格納する。CPU121
は、このデータ処理後のコンテンツ区分の容量が、PD
A20から取得した空きメモリ容量を越えないように、
コンテンツ区分を演算生成するものである。
【0171】そして、今回送信分のコンテンツ区分が求
まったら、今回送信分のコンテンツ区分の先頭部分の、
例えば1行あるいは数行の情報を、区切の確認用情報と
してPDA20に送信する(図16のステップS80
1)。
【0172】そして、次に、PDA20から配信開始要
求を受信したか否かを判別する(ステップS802)。
PDA20からの配信開始要求を受信しないと判別した
ときには、前または後の区切り候補の要求を受信したか
否か判別する(ステップS803)。前または後の区切
り候補の要求を受信しなかったときには、ステップS8
02に戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0173】また、前または後の区切り候補の要求を受
信したときには、CPU121は、前述したように、ス
テップS712で生成したコンテンツ区分の先頭部分
を、要求された1つ前あるいは1つ後の区切り候補の位
置に変更する。前述したように、1つ前あるいは1つ後
の区切り候補は、段落や章、記事などの単位で定められ
る。
【0174】そして、要求された1つ前あるいは1つ後
の区切り候補の確認用情報を、要求してきたPDA20
に送信する(ステップS804)。そして、PDA20
から区切り変更要求が送られてきたか否か判別する(ス
テップS805)。ステップS805で、PDA20か
らの区切り変更要求を受信しなかったときには、ステッ
プS802に戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0175】また、ステップS805で、PDA20か
らの区切り変更要求を受信したときには、変更要求され
た区切り位置となるように、今回送信分のコンテンツ区
分を再演算して、再生成し、配信用データ格納部126
の今回送信分のコンテンツを上書きして格納する(ステ
ップS806)。そして、ステップS802に戻る。
【0176】そして、ステップS802で、配信開始要
求を受信したと判別したときには、CPU121は、配
信データ用メモリ126からコンテンツ区分のデータを
読み出し、PDA20に送信する(ステップS80
7)。そして、PDA20からの受信完了通知を受信す
るまでコンテンツ区分のデータの送信を続け(ステップ
S808)、PDA20からの受信完了通知を受信する
と、無線通信回線を切断する(ステップS809)。そ
の後、配信サーバ装置7での配信処理ルーチンを終了す
る。
【0177】この第2の実施の形態においても、第1の
実施の形態の場合と同様の効果が得られる。さらに、こ
の第2の実施の形態においては、携帯電話網およびイン
ターネットを通じて、配信サーバ装置7にアクセスして
情報配信を受けることができるので、通勤途中などの外
出時においても、コンテンツ配信を受けることができ
る。
【0178】なお、上述の第2の実施の形態では、携帯
情報端末では、前回区切り情報格納部を備え、当該前回
区切り情報格納部に前回区切り情報を格納しておくよう
にしたが、次のようにすれば、携帯情報端末の前回区切
り情報格納部は省略することができる。
【0179】すなわち、データ用メモリ126に格納さ
れるコンテンツ区分自体に、段落毎の番号や章毎の番号
等を含めて記憶するようにしておき、次に、データ用メ
モリ126にコンテンツ区分が存在するコンテンツの続
きの配信要求をする際には、当該データ用メモリ126
のコンテンツ区分の最後の段落番号や章番号を前回区切
り情報として抽出してサーバ装置に送るようにする。
【0180】また、第2の実施の形態においても、第1
の実施の形態のように、配信サーバ装置側に区切り情報
格納部を設けて管理するようにしても勿論よい。逆に、
第1の実施の形態においても、第2の実施の形態のよう
に、携帯情報端末側から、区切り情報をサーバ装置に通
知するようにしてもよい。
【0181】また、この第2の実施の形態においても、
携帯情報端末は、PDAに限らず、ページャや、携帯電
話端末など、コンテンツ記憶エリアと表示画面を有する
端末であれば種々のものが使用可能である。
【0182】また、この第2の実施の形態においても、
配信要求の際には、配信要求元識別情報として携帯情報
端末の端末識別情報を配信サーバ装置7に送るようにし
たが、ユーザ識別情報を、端末識別情報に代えて、配信
サーバ装置7に送るようにすることにより、第1の実施
の形態の変形例で説明した場合と同様の効果が得られ
る。また、携帯情報端末の使用者が、利用形態に応じ
て、端末識別情報とユーザ識別情報とのどちらかを、配
信要求元識別情報として選択して、配信サーバ装置に送
信することができるようにしてもよい。
【0183】また、携帯情報端末と配信サーバ装置7と
の間の通信のための通信プロトコルはインターネットに
おけるTCP/IPのような汎用されるものでもよい
し、PPPoE(PPP over Ethernet
(登録商標))のように利用者を特定しやすい特性を積
極的に利用してもよい。
【0184】また、以上の第1および第2の実施の形態
において、例えばコンテンツが電子新聞の場合におい
て、現在の区切り情報が、例えば記事の先頭を指してい
る場合には、別の記事あるいは別の大分類(社会面とか
経済面とか・・・・)への移行を望んでいる可能性もあ
るので、それを問い合わせるメッセージを携帯情報端末
に対して送信するようにしてもよい。
【0185】さらに、以上の各実施の形態では、文字や
画像などからなるコンテンツの配信について説明した
が、例えば小説を朗読した音声情報や、落語などの音声
情報からなるコンテンツが配信対象であっても、勿論よ
い。また、挿絵や出演者の画像などの情報を伴なった音
声情報であってもよい。
【0186】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、携帯情報端末の配信要求時のメモリ空き容量が小さ
くても、そして、ユーザがそのメモリ空き容量を知らな
くとも、空き容量に対して適切な容量のコンテンツ区分
が配信され、ユーザは、それを楽しむことができる。
【0187】さらに、サーバ装置は、区切り情報を、配
信要求元識別情報に関係付けて保存管理して、携帯情報
端末から、前に配信したことのあるコンテンツの続きが
配信要求されたときには、当該コンテンツの続き部分を
携帯情報端末に配信されるので、携帯情報端末の空きメ
モリ容量よりも容量の大きいコンテンツであっても、そ
のすべての情報の配信を、携帯情報端末の使用者は受け
取ることができる。
【0188】また、携帯情報端末のデータ用メモリのコ
ンテンツエリアが小さくなったとしても、携帯情報端末
は、配信を要求する時点での空き容量をサーバ装置に通
知するので、サーバ装置からは、携帯情報端末の空きメ
モリ容量に応じて適切な容量に区切られたコンテンツ区
分が配信され、配信データが携帯情報端末のコンテンツ
エリアに記憶しきれないという不具合は発生しない。
【0189】さらに、この発明では、携帯情報端末の表
示画面の情報をサーバ装置に送信して、サーバ装置1か
ら、携帯情報端末のディスプレイの表示能力などに適合
した配信情報が得られるので、携帯情報端末では、受け
取った配信情報を、自己のディスプレイの表示能力に適
合した情報に変換する必要がなく、それだけ、携帯情報
端末の負担を少なくして構成を簡単にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報配信システムの第1の実施
の形態の概要を説明するための図である。
【図2】この発明による配信サーバ装置の一例としての
PCホームサーバ装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】この発明による携帯情報端末の一例としてのP
DAの構成例を示すブロック図である。
【図4】図3の例のPDAの配信要求動作を説明するた
めのフローチャートの一部を示す図である。
【図5】図3の例のPDAの配信要求動作を説明するた
めのフローチャートの一部を示す図である。
【図6】図3の例のPDAの配信要求動作時における画
面表示の例を示す図である。
【図7】図3の例のPDAの配信要求動作時における画
面表示の例を示す図である。
【図8】図2の例のPCホームサーバ装置の配信処理動
作を説明するためのフローチャートの一部を示す図であ
る。
【図9】図2の例のPCホームサーバ装置の配信処理動
作を説明するためのフローチャートの一部を示す図であ
る。
【図10】この発明による情報配信システムの第2の実
施の形態の概要を説明するための図である。
【図11】この発明による配信サーバ装置の一例として
のWebサーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図12】この発明による携帯情報端末の一例としての
PDAの他の構成例を示すブロック図である。
【図13】図12の例のPDAの配信要求動作を説明す
るためのフローチャートの一部を示す図である。
【図14】図12の例のPDAの配信要求動作を説明す
るためのフローチャートの一部を示す図である。
【図15】図11の例のWebサーバ装置の配信処理動
作を説明するためのフローチャートの一部を示す図であ
る。
【図16】図11の例のWebサーバ装置の配信処理動
作を説明するためのフローチャートの一部を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…PCホームサーバ装置、2…PDA、7…Webサ
ーバ装置、20…PDA、107…配信コンテンツデー
タベース、111…配信用データ格納部、112…前回
区切り情報管理メモリ部、113…画像変換処理部、2
14…データ用メモリ

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信
    路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる情
    報配信システムであって、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するた
    めの記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用
    記憶手段の前記配信データを格納するための記憶エリア
    の当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置
    に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段
    と、 を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定さ
    れる配信情報を、前記空き容量に適合するように区切っ
    て、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信
    情報生成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 を備えることを特徴とする情報配信システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報配信システムにおい
    て、 前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報
    区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記
    配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記
    憶手段を備えると共に、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前
    記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記空
    き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信デー
    タの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成す
    ることを特徴とする情報配信システム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の情報配信システムにおい
    て、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信システム。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の情報配信システムにおい
    て、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信システム。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2に記載の情報配信
    システムにおいて、 前記情報配信サーバ装置は、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末から
    の前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記
    送信情報区分を再生成させる制御手段と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切
    りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの確
    認をさせるために再生する手段と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付手段と、 前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サー
    バ装置に送る手段とを備えることを特徴とする情報配信
    システム。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の情報配信システムにおい
    て、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記情報配信サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信システム。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の情報配信システムにおい
    て、 前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報
    に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の情報配信システムにおい
    て、 前記情報配信サーバ装置はパーソナルコンピュータであ
    り、前記情報配信サーバ装置と前記携帯情報端末との間
    の通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネット
    ワークにより形成されていることを特徴とする情報配信
    システム。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の情報配信システムにおい
    て、 前記情報配信サーバ装置はインターネット上のサーバ装
    置であり、前記情報配信サーバ装置と前記携帯情報端末
    との間の通信路は、前記インターネットを含むものであ
    ることを特徴とする情報配信システム。
  10. 【請求項10】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通
    信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる
    情報配信システムであって、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するた
    めの記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用
    記憶手段の前記配信データを格納するための記憶エリア
    の当該時点での空き容量と、前記配信情報識別情報で識
    別される配信情報についての前回の区切り位置を識別す
    るための区切り情報とを、前記情報配信サーバ装置に送
    信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、 を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指示さ
    れる配信情報について、前記前回の区切り情報と前記空
    き容量とから、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信
    情報区分を生成する配信情報生成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 を備えることを特徴とする情報配信システム。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信システム。
  12. 【請求項12】請求項10に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信システム。
  13. 【請求項13】請求項10に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記情報配信サーバ装置は、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末から
    の前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記
    送信情報区分を再生成させる制御手段と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切
    りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの確
    認をさせるために再生する手段と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付手段と、 前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サー
    バ装置に送る手段とを備えることを特徴とする情報配信
    システム。
  14. 【請求項14】請求項10に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記情報配信サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信システム。
  15. 【請求項15】請求項10に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報
    に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  16. 【請求項16】請求項10に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記情報配信サーバ装置はパーソナルコンピュータであ
    り、前記情報配信サーバと前記携帯情報端末との間の通
    信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワー
    クにより形成されていることを特徴とする情報配信シス
    テム。
  17. 【請求項17】請求項10に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記情報配信サーバ装置はインターネット上のサーバ装
    置であり、前記情報配信サーバ装置と前記携帯情報端末
    との間の通信路は、前記インターネットを含むものであ
    ることを特徴とする情報配信システム。
  18. 【請求項18】情報配信サーバ装置に対して通信路を通
    じて接続される携帯情報端末であって、 前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するた
    めの記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用
    記憶手段の前記配信データを格納するための記憶エリア
    の当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置
    に送信して、情報配信要求をする情報配信要求送信手段
    と、 を備えることを特徴とする携帯情報端末。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の携帯情報端末におい
    て、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする携帯情報端末。
  20. 【請求項20】請求項18に記載の携帯情報端末におい
    て、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする携帯情報端末。
  21. 【請求項21】請求項18に記載の携帯情報端末におい
    て、 前記情報配信サーバ装置において前記携帯情報端末の前
    記空き容量に応じて生成される送信情報区分の区切りの
    確認のための情報を、前記情報配信サーバ装置から受信
    して、使用者に区切りの確認をさせるために再生する手
    段と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付手段と、 前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サー
    バ装置に送る手段とを備えることを特徴とする携帯情報
    端末。
  22. 【請求項22】請求項18に記載の携帯情報端末におい
    て、 前記情報配信要求送信手段は、前記情報配信要求の際
    に、自端末の表示画面に関する情報を前記情報配信サー
    バ装置に送信することを特徴とする携帯情報端末。
  23. 【請求項23】請求項18に記載の携帯情報端末におい
    て、 前記情報配信サーバ装置はパーソナルコンピュータであ
    り、前記情報配信サーバ装置との間の通信路は、有線あ
    るいは無線のローカルエリアネットワークにより形成さ
    れていることを特徴とする携帯情報端末。
  24. 【請求項24】請求項18に記載の携帯情報端末におい
    て、 前記情報配信サーバ装置はインターネット上のサーバ装
    置であり、前記情報配信サーバ装置との間の通信路は、
    前記インターネットを含むものであることを特徴とする
    携帯情報端末。
  25. 【請求項25】請求項18に記載の携帯情報端末におい
    て、 前記情報配信要求送信手段は、さらに、前記配信情報識
    別情報で識別される配信情報についての前回の区切り情
    報を、前記情報配信サーバ装置に送信して、情報配信要
    求をすることを特徴とする携帯情報端末。
  26. 【請求項26】携帯情報端末と通信路を通じて接続され
    る情報配信サーバ装置であって、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の配信データを格納する
    ための記憶エリアの当該時点での空き容量の情報とを受
    信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信す
    る手段と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報を、前記空
    き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末へ
    の送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 を備えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  27. 【請求項27】請求項26に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  28. 【請求項28】請求項26に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信サーバ装置。
  29. 【請求項29】請求項26に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記配信した前記送信情報区分の区切りの情報を、前記
    配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記
    憶手段を備えると共に、 前記配信情報生成手段は、前記区切り情報記憶手段に記
    憶された区切り情報と前記空き容量とに基づいて、前記
    配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端
    末への送信情報区分を生成することを特徴とする情報配
    信サーバ装置。
  30. 【請求項30】請求項26または請求項29に記載の情
    報配信サーバ装置において、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末から
    の前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記
    送信情報区分を再生成させる制御手段と、 を備えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  31. 【請求項31】請求項26に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記情報配信要求の際には、前記携帯情報端末の表示画
    面に関する情報が送られてくるものであり、 前記配信情報生成手段は、 前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に関す
    る情報に基づいて、前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信サーバ装置。
  32. 【請求項32】請求項26に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記携帯情報端末からの前記携帯情報端末の端末識別情
    報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基
    づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段を備
    えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  33. 【請求項33】請求項26に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記携帯情報端末との間の通信路は、有線あるいは無線
    のローカルエリアネットワークにより形成されているパ
    ーソナルコンピュータからなることを特徴とする情報配
    信サーバ装置。
  34. 【請求項34】請求項26に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記携帯情報端末との間の通信路はインターネットを含
    み、インターネット上のサーバ装置の構成とされている
    ことを特徴とする情報配信サーバ装置。
  35. 【請求項35】携帯情報端末と通信路を通じて接続され
    る情報配信サーバ装置であって、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の配信データを格納する
    ための記憶エリアの当該時点での空き容量と、前記配信
    情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区
    切り情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配
    信要求を受信する手段と、 前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定さ
    れる配信情報について、前記前回の区切り情報と前記空
    き容量とから、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信
    情報区分を生成する配信情報生成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 を備えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  36. 【請求項36】請求項35に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  37. 【請求項37】請求項35に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信サーバ装置。
  38. 【請求項38】請求項35に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末から
    の前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記
    送信情報区分を再生成させる制御手段と、 を備えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  39. 【請求項39】請求項35に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記配信情報生成手段は、 前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に関す
    る情報に基づいて、前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信サーバ装置。
  40. 【請求項40】請求項35に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記携帯情報端末からの前記携帯情報端末の端末識別情
    報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基
    づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段を備
    えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  41. 【請求項41】請求項35に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記携帯情報端末との間の通信路は、有線あるいは無線
    のローカルエリアネットワークにより形成されているパ
    ーソナルコンピュータからなることを特徴とする情報配
    信サーバ装置。
  42. 【請求項42】請求項35に記載の情報配信サーバ装置
    において、 前記携帯情報端末との間の通信路は、前記インターネッ
    トを含むものであり、インターネット上のサーバ装置で
    あることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  43. 【請求項43】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通
    信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる
    情報配信システムにおける情報配信方法であって、 前記携帯情報端末は、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、データ用記憶
    手段の配信データを格納するための記憶エリアの当該時
    点での空き容量とを前記情報配信サーバ装置に送信し
    て、情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの前記情報配信要求を受信する工
    程と、 前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指示さ
    れる配信情報を、前記空き容量に適合するように区切っ
    て、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信
    情報生成工程と、 前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する工程と、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
  44. 【請求項44】請求項43に記載の情報配信方法におい
    て、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信方法。
  45. 【請求項45】請求項43に記載の情報配信方法におい
    て、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信方法。
  46. 【請求項46】請求項43に記載の情報配信方法におい
    て、 前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報
    区分の区切りの情報を、前記配信要求元識別情報に関係
    付けて記憶する区切り情報記憶工程を備えると共に、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程におい
    ては、前記区切り情報記憶工程において記憶された区切
    り情報と、前記空き容量とに基づいて、前記配信要求さ
    れた前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信
    情報区分を生成することを特徴とする情報配信方法。
  47. 【請求項47】請求項43または請求項46に記載の情
    報配信方法において、 前記情報配信サーバ装置は、 前記配信情報生成工程で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る工程と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応
    じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させ
    る工程と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切
    りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの確
    認をさせるために再生する工程と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付工程と、 前記変更要求受付工程で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サー
    バ装置に送る工程とを備えることを特徴とする情報配信
    方法。
  48. 【請求項48】請求項43に記載の情報配信方法におい
    て、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程では、前
    記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報
    をも送信するものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程では、 前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に関す
    る情報に基づいて、前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する工程を含むことを特徴とする情報配
    信方法。
  49. 【請求項49】請求項43に記載の情報配信方法におい
    て、 前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末からの前
    記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報
    および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか
    否かの認証を行なう工程を備えることを特徴とする情報
    配信方法。
  50. 【請求項50】請求項43に記載の情報配信方法におい
    て、 前記情報配信サーバ装置はパーソナルコンピュータであ
    り、前記情報配信サーバ装置と前記携帯情報端末との間
    の通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネット
    ワークにより形成されていることを特徴とする情報配信
    方法。
  51. 【請求項51】請求項43に記載の情報配信方法におい
    て、 前記情報配信サーバ装置はインターネット上のサーバ装
    置であり、前記情報配信サーバ装置と前記携帯情報端末
    との間の通信路は、前記インターネットを含むものであ
    ることを特徴とする情報配信方法。
  52. 【請求項52】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通
    信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる
    情報配信システムにおける情報配信方法であって、 前記携帯情報端末は、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、データ用記憶
    手段の配信データを格納するための記憶エリアの当該時
    点での空き容量と、前記配信情報識別情報で識別される
    配信情報についての前回の区切り情報とを送信して、前
    記情報配信サーバ装置に情報配信要求を送信する情報配
    信要求送信手段を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの前記情報配信要求を受信する工
    程と、 受信した前記情報配信要求に含まれる前記配信情報識別
    情報で指示される配信情報について、前記前回の区切り
    情報と前記空き容量とから、今回、前記携帯情報端末へ
    送信する送信情報区分を生成する配信情報生成工程と、 前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する工程と、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
  53. 【請求項53】請求項52に記載の情報配信方法におい
    て、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信方法。
  54. 【請求項54】請求項52に記載の情報配信方法におい
    て、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信方法。
  55. 【請求項55】請求項52に記載の情報配信方法におい
    て、 前記情報配信サーバ装置は、 前記配信情報生成工程で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る工程と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応
    じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させ
    る工程と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切
    りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの確
    認をさせるために再生する工程と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付工程と、 前記変更要求受付工程で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サー
    バ装置に送る工程とを備えることを特徴とする情報配信
    方法。
  56. 【請求項56】請求項52に記載の情報配信方法におい
    て、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程において
    は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関す
    る情報を前記情報配信サーバ装置に送信するものであ
    り、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程におい
    ては、 前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に関す
    る情報に基づいて、前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する工程を含むことを特徴とする情報配
    信方法。
  57. 【請求項57】請求項52に記載の情報配信方法におい
    て、 前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末からの前
    記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報
    および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか
    否かの認証を行なう工程を備えることを特徴とする情報
    配信方法。
  58. 【請求項58】請求項52に記載の情報配信方法におい
    て、 前記情報配信サーバ装置はパーソナルコンピュータであ
    り、前記情報配信サーバと前記携帯情報端末との間の通
    信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワー
    クにより形成されていることを特徴とする情報配信方
    法。
  59. 【請求項59】請求項52に記載の情報配信方法におい
    て、 前記情報配信サーバ装置はインターネット上のサーバ装
    置であり、前記情報配信サーバ装置と前記携帯情報端末
    との間の通信路は、前記インターネットを含むものであ
    ることを特徴とする情報配信方法。
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