JP2003208375A - 情報配信システム、携帯情報端末、情報配信サーバ装置および情報配信方法 - Google Patents

情報配信システム、携帯情報端末、情報配信サーバ装置および情報配信方法

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JP2003208375A
JP2003208375A JP2002003042A JP2002003042A JP2003208375A JP 2003208375 A JP2003208375 A JP 2003208375A JP 2002003042 A JP2002003042 A JP 2002003042A JP 2002003042 A JP2002003042 A JP 2002003042A JP 2003208375 A JP2003208375 A JP 2003208375A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯情報端末のコンテンツエリアの空きメモ
リ容量に応じた分づつにコンテンツを区切って、配信サ
ーバから携帯情報端末に配信するとともに、その配信の
種々の態様に応じた適切な課金処理が実現できるシステ
ムを提供する。 【解決手段】 携帯情報端末から、配信要求元識別情報
と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別
情報と、データ用メモリの配信データを格納するための
メモリエリアの当該時点での空き容量とを含む情報配信
要求を情報配信サーバ装置に送信する。情報配信サーバ
装置は、携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指
定される配信情報を、前記空き容量に適合するように区
切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成し、
携帯情報端末に送る。課金は、送信情報区分の情報容量
におうじた従量制課金とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばメモリ容
量の小さい携帯情報端末に情報配信サーバ装置から種々
のコンテンツ情報を配信するシステムおよび方法に関
し、特に、その情報配信に対する課金処理に関する。な
お、この明細書で、コンテンツとは、メモリに記憶され
る文字テキストや映像、音声などの記憶内容を指し、そ
の情報をコンテンツ情報と呼ぶことにする。
【0002】
【従来の技術】PDA(Personal Digit
al Assistants)などと称される携帯情報
端末には、スケジュールや住所録(電話帳)などのデー
タが記録できると共に、ニュース、小説などの創作物、
絵画・写真、音楽などを、例えばインターネットを通じ
てWebサーバ装置などからダウンロードして、内蔵メ
モリに取り込み、随時読み出して、利用することができ
便利である。
【0003】ところで、このようにWebサーバなどの
情報配信サーバ装置から、種々のコンテンツ情報を情報
端末に配信するシステムにおいては、携帯情報端末の内
蔵メモリの容量がそれほど大きいものではないので、コ
ンテンツによっては、携帯情報端末の内蔵メモリに記憶
しきれない場合が生じる。
【0004】そのため、情報配信サーバ装置からの携帯
情報端末への情報配信に当たっては、メモリ容量が考慮
される必要がある。従来は、例えば、携帯情報端末のメ
モリ容量を勘案して、配信が想定されるコンテンツのデ
ータ容量の上限を決定し、その範囲で収まるコンテンツ
のみを配信するようにされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
配信情報を比較的容量の小さいコンテンツに限定してし
まうのは、配信情報の範囲を狭めてしまい、比較的大容
量である電子新聞や絵画・写真など大きな記憶容量を要
するコンテンツの配信は、実質的に不可能となってしま
う。
【0006】また、携帯情報端末が、前述のように限定
された容量の小さいコンテンツ、例えば、短編小説のコ
ンテンツを、そのままダウンロードできるだけのメモリ
容量を搭載しているとしても、例えば、挿絵付きの小説
などはその容量を超えてしまい、配信することができな
くなってしまう。
【0007】さらに、PDAの場合には、上記のスケジ
ュールや住所録といった常時記憶しておきたい情報やP
DA機能を実現するためのOS(Operating
System)やプログラムなどにより占有されるエリ
アは、ダウンロードされた情報によって上書きされない
ように保護されている。
【0008】そして、スケジュールや住所録の情報は、
追加されたり削除されたりするので、配信されるコンテ
ンツのための記憶エリア(以下この記憶エリアをコンテ
ンツエリアという)は一定ではなく、その時々によって
変わるものとなっており、あるときはダウンロードした
データがすべて記憶できたものが、他の時点では、ダウ
ンロードしたデータの一部しか記憶することができない
事態が生じる。
【0009】また、コンテンツエリアと、他のデータエ
リアとを分離して管理するようにすれば、他のデータエ
リアの増減に関わらずコンテンツエリアの全容量は、P
DAとして既知のものとなる。
【0010】しかし、この場合でも、コンテンツエリア
に、既に他のコンテンツが記憶されており、そのコンテ
ンツをまだ消去したくない場合などには、その時点で自
由に記憶できるコンテンツエリアの空きメモリ容量は、
やはり一定ではなく、その時々によって変わるものとな
る。したがって、上述の場合と同様に、あるときはダウ
ンロードしたデータがすべて記憶できたものが、他の時
点では、ダウンロードしたデータの一部しか記憶するこ
とができない事態が生じる。
【0011】そこで、発明者は、携帯情報端末のコンテ
ンツエリアの空きメモリ容量に応じた分づつにコンテン
ツを区切って、配信サーバから携帯情報端末に配信する
ようにすることを考えた。この場合に、コンテンツの携
帯情報端末への配信には、種々の態様が考えられ、情報
配信に対する課金をどのようにするかが問題となる。
【0012】この発明は、以上の点にかんがみ、携帯情
報端末のコンテンツエリアの空きメモリ容量に応じた分
づつにコンテンツを区切って、配信サーバから携帯情報
端末に配信する場合において、その配信の種々の態様に
応じた適切な課金処理が実現できるシステムおよび方法
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明による情報配信システムは、情報配
信サーバ装置と、携帯情報端末と、前記情報配信サーバ
装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、前記携
帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報
配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した
配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯
情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置とか
らなる情報配信システムであって、前記情報配信サーバ
装置は、配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信す
る手段と、前記端末配信用サーバ装置に送信したことに
より、前記端末配信用サーバ装置に対する前記配信情報
についての課金処理を行なう課金処理手段とを備え、前
記携帯情報端末は、前記端末配信用サーバ装置からの配
信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用
記憶手段と、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信
を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、
前記データ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での
空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送信して情
報配信要求をする情報配信要求送信手段と、を備え、前
記端末配信用サーバ装置は、前記情報配信サーバ装置か
ら前記第1の通信路を通じて受け取った配信情報を格納
する配信情報格納部と、前記携帯情報端末からの前記配
信情報識別情報で指定される配信情報を前記配信情報格
納部から抽出し、前記携帯情報端末の前記空き容量に適
合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報
区分を生成する配信情報生成手段と、前記配信情報生成
手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末
に配信する手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】上記構成の請求項1の発明による情報配信
システムにおいては、情報配信サーバ装置は、端末配信
用サーバ装置に対して、携帯情報端末への情報配信が可
能な配信情報を送る。このとき、情報配信サーバ装置
は、端末配信用サーバ装置に配信した配信情報について
課金処理を行なう。端末配信用サーバ装置の配信情報格
納部は、容量が大きいので、このとき、配信情報はすべ
て情報配信サーバ装置から端末配信用サーバ装置に渡さ
れる。つまり、情報配信サーバ装置から端末配信用サー
バ装置への配信の際は、一つのコンテンツは、区分され
ずに配信され、そのコンテンツ単位で課金処理がなされ
るものである。
【0015】そして、端末配信用サーバ装置は、携帯情
報端末に対しては、そのデータ用記憶手段の配信データ
を格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量に
適合するように、コンテンツを区切って情報配信する。
したがって、携帯情報端末では、その配信情報は、デー
タ用記憶手段の配信データエリアに確実に格納され、使
用者の利用に供することができる。
【0016】この場合に、端末配信用サーバ装置から携
帯情報端末への配信に対しては、課金は発生しない。つ
まり、携帯情報端末の使用者は、携帯情報端末の空きメ
モリ容量の分ずつ、端末配信用サーバ装置から配信情報
を受け取って、何回でも、無料で利用できる。また、端
末配信用サーバ装置に対して接続可能な携帯情報端末数
あるいはユーザ数も問わない。
【0017】この配信システムの態様は、例えば、配信
情報サーバ装置からの配信情報が電子新聞であって、端
末配信用サーバ装置が家庭や職場のサーバ装置であり、
当該端末配信用サーバ装置からの複数の利用者に配信す
る場合に好適である。
【0018】請求項2の発明は、請求項1に記載の情報
配信システムにおいて、前記端末配信用サーバ装置は、
前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別する
ための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付
けて記憶する区切り情報記憶手段を備えると共に、前記
端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記
区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記携帯
情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求さ
れた前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信
情報区分を生成することを特徴とする。
【0019】この請求項2の発明によれば、端末配信用
サーバ装置は、そのときに携帯情報端末に配信した送信
情報区分の区切り情報を携帯情報端末の端末識別情報あ
るいは使用者識別情報等の配信要求元識別情報に関係付
けて記憶する。このため、次回、同じ携帯情報端末ある
いは同じ使用者から同じコンテンツについて情報配信要
求があったときには、その区切り情報のところから、情
報配信することが可能になる。
【0020】したがって、請求項2の発明によれば、端
末配信用サーバ装置の配信情報格納部に格納されている
配信情報は、携帯情報端末から配信要求することによ
り、携帯情報端末の空きメモリ容量分ずつ、携帯情報端
末にダウンロードして、利用することができる。しか
も、端末配信用サーバ装置からの携帯情報端末へのダウ
ンロードには、課金はされないので、利用者は、配信情
報を十分に利用することができる。
【0021】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
の情報配信システムにおいて、前記携帯情報端末は、前
記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される
配信情報についての前回の区切り位置を識別するための
区切り情報をも、前記端末配信用サーバ装置に送信する
ものであり、前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報
生成手段は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記
空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信デ
ータの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成
することを特徴とする。
【0022】この請求項3の発明によれば、携帯情報端
末は、配信要求の際に、配信情報識別情報で識別される
配信情報についての前回の区切り位置を識別するための
区切り情報をも、端末配信用サーバ装置に送信する。そ
して、端末配信用サーバ装置は、この携帯情報端末から
の区切り情報のところから、今回の送信情報区分を生成
して、携帯情報端末に情報配信するようにする。
【0023】したがって、請求項3の発明によれば、端
末配信用サーバ装置の配信情報格納部に格納されている
配信情報は、携帯情報端末から配信要求することによ
り、携帯情報端末の空きメモリ容量分ずつ、携帯情報端
末にダウンロードして、利用することができる。しか
も、端末配信用サーバ装置からの携帯情報端末へのダウ
ンロードには、課金はされないので、利用者は、配信情
報を十分に利用することができる。
【0024】また、請求項11の発明による情報配信シ
ステムは、情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前
記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続され
ると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接
続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路
を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路
を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信
用サーバ装置とからなる情報配信システムであって、前
記情報配信サーバ装置は、配信情報を前記端末配信用サ
ーバ装置に送信する手段を備え、前記携帯情報端末は、
前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納する
ための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、少なく
とも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識
別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手
段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記
端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情
報配信要求送信手段と、を備え、前記端末配信用サーバ
装置は、前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要
求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための
配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量
の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信
要求を受信する手段と、前記配信情報識別情報で指定さ
れる配信情報を、前記携帯情報端末の前記空き容量に適
合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報
区分を生成する配信情報生成手段と、前記配信情報生成
手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末
に配信する手段と、前記携帯情報端末に配信された前記
送信情報区分の情報容量を、課金処理のために保存する
課金用情報保存手段と、を備えることを特徴とする。
【0025】上記構成の請求項11の発明による情報配
信システムにおいても、情報配信サーバ装置は、端末配
信用サーバ装置に対して、携帯情報端末への情報配信が
可能な配信情報を送るが、このとき、情報配信サーバ装
置は、端末配信用サーバ装置に配信した配信情報につい
て課金処理は行なわない。あるいは、低廉な価格による
配信を行ってもよい。
【0026】そして、上記の請求項1の発明と同様に、
端末配信用サーバ装置は、携帯情報端末に対しては、そ
のデータ用記憶手段の配信データを格納するための記憶
エリアの当該時点での空き容量に適合するような送信情
報区分に、コンテンツを区切って情報配信する。
【0027】そして、この請求項11の発明において
は、前記送信情報区分の情報容量に応じて課金を施すよ
うにする。つまり、使用者が、利用した情報容量に応じ
て課金をするようにする。そのため、請求項11の発明
においては、課金用情報保存手段に、前記送信情報区分
の情報容量を配信要求元識別情報に対応付けて保存す
る。
【0028】保存した課金用情報は、例えば請求項15
のように、課金サーバ装置からのアクセスに応じて、端
末配信用サーバ装置から課金サーバ装置に通知され、課
金サーバ装置において、課金処理のために使用される。
【0029】この請求項11の発明の場合には、使用者
が携帯情報端末にダウンロードして利用した情報容量分
に応じて課金されるので、非常にリーズナブルな課金と
なる。
【0030】また、請求項22の発明による情報配信シ
ステムは、情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前
記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続され
ると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接
続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路
を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路
を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信
用サーバ装置とからなる情報配信システムであって、前
記情報配信サーバ装置は、配信情報を前記端末配信用サ
ーバ装置に送信する手段を備え、前記携帯情報端末は、
前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納する
ための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、少なく
とも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識
別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手
段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記
端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情
報配信要求送信手段と、を備え、前記端末配信用サーバ
装置は、前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報
で指定される配信情報を、前記携帯情報端末の前記空き
容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への
送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、前記配信
情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯
情報端末に配信する手段と、前記携帯情報端末に配信し
た前記送信情報区分の情報容量を、課金処理のために、
所定の通信路を通じて課金サーバ装置に通知する通知手
段と、を備えることを特徴とする。
【0031】上記構成の請求項22の発明による情報配
信システムにおいても、情報配信サーバ装置は、端末配
信用サーバ装置に対して、携帯情報端末への情報配信が
可能な配信情報を送るが、このとき、情報配信サーバ装
置は、端末配信用サーバ装置に配信した配信情報につい
て課金処理は行なわない。あるいは、低廉な価格による
配信を行ってもよい。
【0032】そして、端末配信用サーバ装置は、携帯情
報端末に対しては、そのデータ用記憶手段の配信データ
を格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量に
適合するような送信情報区分に、コンテンツを区切って
情報配信する。
【0033】そして、この請求項22の発明において
は、携帯情報端末への情報配信があったときには、その
後、前記送信情報区分の情報容量を課金サーバ装置に通
知して、課金サーバ装置において、前記送信情報区分の
情報容量に応じて課金を施すようにする。つまり、使用
者が、利用した情報容量に応じて課金をするようにす
る。
【0034】この請求項22の発明の場合も、前記請求
項11の発明と同様に、使用者が携帯情報端末にダウン
ロードして利用した情報容量分に応じて課金されるの
で、非常にリーズナブルな課金となる。
【0035】上記の請求項11および請求項22の発明
は、例えば配信コンテンツが電子新聞を想定すると、電
子新聞の配信は無料であるが、当該配信された電子新聞
を読むために、携帯情報端末にダウンロードすると、そ
のダウンロードされた情報容量に応じて課金が課される
ものとなり、電子新聞の読者にとって納得のゆく課金シ
ステムを構築することができる。
【0036】また、請求項35の発明は、携帯情報端末
と、前記携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報
配信サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
前記携帯情報端末は、前記情報配信サーバ装置からの配
信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用
記憶手段と、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信
を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、
前記データ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での
空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情報
配信要求をする情報配信要求送信手段と、を備え、前記
情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末からの、少な
くとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を
識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末
の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末
からの情報配信要求を受信する手段と、前記配信情報識
別情報で指示される配信情報について、前記携帯情報端
末の前記空き容量から、今回、前記携帯情報端末へ送信
する送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、前記
配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記
携帯情報端末に配信する手段と、前記携帯情報端末に配
信された前記送信情報区分の情報容量に基づいて、前記
配信要求元識別情報により識別される配信要求元に対し
て課金処理する課金処理手段と、を備えることを特徴と
する。
【0037】上記構成の請求項35の発明においては、
携帯情報端末は、情報配信サーバ装置に直接にアクセス
して、自端末の空きメモリ容量を伴なって配信要求を行
なう。情報配信サーバ装置は、この配信要求に対して、
配信情報識別情報により指定された配信情報について、
携帯情報端末の前記空きメモリ容量に応じた送信情報区
分を生成し、配信を実行する。そして、その配信の実行
後、配信した送信情報区分の情報容量に基づいて、配信
要求元に対する課金処理を行なう。
【0038】この請求項35の発明によれば、例えば、
インターネットを通じて携帯情報端末からWebサーバ
としての情報配信サーバ装置にアクセスして、希望する
コンテンツを、携帯情報端末の空き容量に応じた分の送
信情報区分に区切って配信を受けることができる。しか
も、この場合に、課金は、配信された送信情報区分の容
量に応じてなされるので、利用者にとってリーズナブル
な課金となる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報配信シ
ステムの実施の形態を、図を参照しながら説明する。
【0040】[第1の実施の形態] [情報配信システムの概要の構成]図2は、情報配信シ
ステムの第1の実施の形態の全体の概要を示す構成図で
ある。この第1の実施の形態においては、端末配信用サ
ーバ装置は、パーソナルコンピュータ1からなる、いわ
ゆるPCホームサーバ装置1の構成である。また、携帯
情報端末は、PDA2であり、例えば家族構成員の各人
がそれぞれ備えている場合である。さらに、情報配信サ
ーバ装置は、インターネット上のWebサーバ装置3の
構成である。
【0041】この実施の形態の場合、PCホームサーバ
装置1およびPDA2は、家庭内においては、LAN
(Local Area Network)により接続
されている。LANは、有線の構成とすることも勿論で
きるが、この実施の形態では、後述するように、Blu
etooth(登録商標)などの通信モジュールが用い
られて、無線によるLANの構成とされている。
【0042】また、PDA2は、通信用アダプタ7を介
して携帯電話端末8が接続可能とされ、この携帯電話端
末8を用いて、携帯電話網6および公衆電話網4経由
で、PCホームサーバ装置1にアクセスできるようにさ
れている。これにより、PDA2を持ってLAN外に外
出した使用者が、その外出先からでもPCホームサーバ
装置1にアクセスできるように構成している。
【0043】そして、この実施の形態においては、PC
ホームサーバ装置1に対してアクセス可能なPDA2
は、予め、PCホームサーバ装置1に機器登録されて管
理されるようにされている。すなわち、事前にPDA2
からPCホームサーバ装置1にアクセスし、各家族構成
員を識別するためのユーザ識別情報および/またはPD
A2の製造番号等の端末識別情報を、PDA2の認証デ
ータとして登録しておく。必要に応じて暗証番号をあわ
せて登録するようにしてもよい。
【0044】PCホームサーバ装置1は、その登録後、
PDA2からアクセスがあったときには、登録されてい
るユーザ識別情報、端末識別情報や暗証番号等の認証デ
ータに基づき認証を行ない、認証が取れたPDA2のみ
について、後述するような情報配信を実行するようにす
る。
【0045】なお、無線LANの構成によっては、LA
Nを構成する際に、機器の登録がなされ、LANの中で
閉じた状態となっている場合があるが、そのようなLA
Nの構成の場合であれば、PCホームサーバ装置1にお
いてLAN内のPDA2からのアクセスに対する上述の
ような認証処理は不用とすることができる。しかし、L
AN外の外出先などからの、携帯電話端末を用いたPD
A2からのPCホームサーバ装置1へのアクセスの際に
は、PCホームサーバ装置は、登録されているユーザ識
別情報、端末識別情報や暗証番号等の認証データに基づ
き認証を必ず行なうものである。
【0046】そして、情報配信サーバ装置3とPCホー
ムサーバ装置1とが、インターネット5および公衆電話
網4を通じて接続されている。
【0047】図1は、この第1の実施の形態における情
報配信および課金を説明するための図である。
【0048】情報配信サーバ装置3は、コンテンツ情報
を、定期的に、あるいは、PCホームサーバ装置1から
の要求により配信する。情報配信サーバ装置1では、こ
のコンテンツ配信については、コンテンツ単位の課金を
行なう。
【0049】情報配信サーバ装置3が定期的に配信する
態様としては、情報配信サーバ装置3の運営会社と、P
Cホームサーバ装置1あるいはLANの所有者とが、配
信契約を結び、その配信契約により、コンテンツ配信す
る態様がある。この例としては、電子新聞の配信があ
る。
【0050】そして、情報配信サーバ装置3でのコンテ
ンツ単位の課金は、PCホームサーバ装置1あるいはL
ANの所有者に対して行われる。
【0051】PCホームサーバ装置1は、配信情報デー
タベースを備え、インターネット5を通じて情報配信サ
ーバ3から取得した、例えば電子新聞などのコンテンツ
情報や、CD−ROM(Compact Disc−R
ead Only Memory)やDVD(Digi
tal Virsatile Disc)などから読み
込んだコンテンツ情報を、当該配信情報データベースに
格納して保持する。
【0052】そして、PDA2からは、配信要求するコ
ンテンツの識別情報、つまり配信情報識別情報(以下、
コンテンツ識別情報という)と、配信要求元を特定する
ための配信要求元識別情報と、配信情報を受け取るメモ
リエリアの空きメモリ容量とを、少なくとも含むコンテ
ンツ配信要求を、PCホームサーバ装置1に送る。
【0053】配信要求元識別情報としては、PDA2の
製造番号などの装置固有の端末識別情報あるいはPDA
2の使用者を識別するユーザ識別情報を用いることがで
きる。以下の説明の例においては、配信要求元識別情報
としては、PDA2の製造番号などの装置固有の端末識
別情報を用いる。
【0054】PCホームサーバ装置1は、携帯情報端末
としてのPDA2からコンテンツ配信要求を受け取る
と、上述のようにPDA2の認証を行った後、その配信
要求に含まれるコンテンツ識別情報により指定されるコ
ンテンツ情報を、要求してきたPDA2に配信する。
【0055】この場合に、この実施の形態では、PCホ
ームサーバ装置1は、PDA2の配信情報を受け取るメ
モリエリアの空きメモリ容量を配信要求から抽出し、コ
ンテンツ識別情報で指定されたコンテンツの情報から、
その空き容量に適合する容量分の配信情報である送信情
報区分を生成して、その生成した送信情報区分をPDA
2に送信するようにする。
【0056】このとき、PCホームサーバ装置1は、配
信要求に含まれるコンテンツ識別情報で指定されたコン
テンツが、当該PDA2に初めて配信されるものである
ときには、前記送信情報区分は、当該コンテンツの先頭
の情報から生成する。しかし、配信要求に含まれるコン
テンツ識別情報で指定されたコンテンツが、前にPDA
2に配信されたものであるときには、PCホームサーバ
装置1は、その続きをPDA2に配信するようにする。
【0057】このため、後述もするように、この第1の
実施の形態においては、PCホームサーバ装置1は、配
信要求元識別情報毎に、各コンテンツについて前回送信
された送信情報区分の最後の部分を識別するための前回
区切り情報を、メモリに保存している。そして、PCホ
ームサーバ装置1は、配信要求に含まれるコンテンツ識
別情報で指定されたコンテンツの前回区切り情報を、当
該メモリから読み出し、その前回区切り情報で示される
区切り位置から今回の送信情報区分を生成し、PDA2
に配信するようにする。
【0058】この第1の実施の形態では、PCホームサ
ーバ装置1から、PDA2への送信情報区分毎の配信に
対しては、課金は発生しない。
【0059】さらに、この第1の実施の形態では、PC
ホームサーバ装置1が生成した送信情報区分を、PDA
2側で使用者が確認して、PCホームサーバ装置1に送
信情報区分の再生成の依頼ができるようにしている。こ
れは、使用者が、前回の送信情報区分の最後の部分を読
み直したいなどの要求のため、当該最後の部分を含んで
送信情報区分が欲しい場合や、必ずしも、前回の送信情
報区分に繋がった部分を必要としない場合等を考慮した
ものである。
【0060】また、さらに、この実施の形態では、PD
A2からの配信要求には、PDA2が備える例えばLC
D(Liquid Crystal Display)
などのディスプレイに関する情報(以下、ディスプレイ
情報という)が含まれる。このディスプレイ情報には、
例えば、ディスプレイの画面の縦、横の画素数、ビット
深さ(例えば256色表示であればカラー8ビット、グ
レースケール16階調表示であればグレー4ビットな
ど)などが含まれる。PCホームサーバ装置1は、この
ディスプレイ情報により、1画面に表示できる画像サイ
ズを知ることができる。
【0061】このディスプレイ情報をPCホームサーバ
装置1に通知することで、例えば電子新聞の記事に含ま
れる電子写真やイラストなどの画像を適切なフォーマッ
トに変換して配信することができる。
【0062】例えば、PCホームサーバ装置1に蓄積さ
れている写真データが640×480ドット、16ビッ
トカラーの無圧縮データであり、PDA2のディスプレ
イが320×240ドット、4ビットグレースケールで
あったとすると、PCホームサーバ装置1側では、今回
配信しようとする送信情報区分のデータを、このPDA
2のディスプレイに適した画像フォーマットに変換し、
場合によっては圧縮処理も行い、配信する。このとき、
PCホームサーバ装置1は、この変換された画像データ
の容量に基づいて、PDA2の空きメモリ容量に応じた
送信情報区分の生成演算を行なう。
【0063】もちろん、PCホームサーバ装置1側では
画像変換処理は行なわずに、そのままデータを配信し、
PDA2側で、そのディスプレイに合わせて変換処理お
よび表示を行ってもよいが、メモリ容量の小さいPDA
2に無変換の画像データをそのまま記憶させることは効
率的でないし、また、データ伝送に要する時間も長くな
るので、この実施の形態のように、PCホームサーバ装
置1側で画像変換処理を施して配信する方が好ましい。
【0064】PCホームサーバ装置1は、このPDA2
のディスプレイに関する情報を配信要求から抽出し、配
信情報が表示情報である場合には、当該配信しようとす
る情報を、配信要求してきたPDA2のディスプレイの
表示能力などに適合した情報に変換して送信する処理も
行なう。
【0065】[端末配信用サーバ装置の例としてのPC
ホームサーバ装置1の構成]図3は、PCホームサーバ
装置1の構成例を示すもので、システムバス100に対
して、CPU(Central Processing
Unit)101と、ROM(Read Only
Memory)102と、RAM(Random Ac
cess Memory)103と、ディスプレイ10
5を接続するディスプレイコントローラ104と、CD
−ROMやDVDなどのディスク10をドライブするた
めのマルチディスクドライブ装置106と、配信対象の
コンテンツ情報を格納するための配信コンテンツデータ
ベース107と、公衆電話網4に接続するための電話網
用インターフェース108と、無線LAN用の通信モジ
ュール110(Bluetooth(登録商標)など)
を接続するためのインターフェース109と、配信用デ
ータ格納部111と、前回区切り情報管理メモリ部11
2と、画像変換処理部113と、画面情報メモリ114
とが接続されて構成されている。
【0066】前述もしたように、配信コンテンツデータ
ベース107には、PCホームサーバ装置1がインター
ネット5を通じて、情報配信サーバ装置3から有料でダ
ウンロードしたコンテンツ情報や、マルチディスクドラ
イブ装置106を通じてディスク10から読み込んだコ
ンテンツ情報が、それらのコンテンツ識別情報と対応が
付けられて格納されている。
【0067】ディスク10は、販売店で購入したものの
他、有料のディスク配信契約をしているディスク提供会
社から、定期的に、あるいは任意のタイミングで送られ
てくるものを含むものである。
【0068】画面情報メモリ114は、無線LANによ
り接続されたPDA2からの配信要求を、通信モジュー
ル110を通じてPCホームサーバ装置1が受信したと
きに、配信要求してきたPDA2に送る、配信可能コン
テンツのメニュー画面などの画面情報を格納する。
【0069】画像変換処理部113は、前述したよう
に、PDA2からの配信要求に含まれるディスプレイ情
報に基づいて、ディスプレイの表示能力などに適合する
ように送信データを変換する処理部である。
【0070】ROM102には、CPU101が後述す
る一連の情報配信処理手順を実行するためのプログラム
が記憶されている。このプログラムには、PDA2から
の配信要求に含まれる前述した空きメモリ容量の情報に
基づく、送信情報区分の生成処理のプログラムも含まれ
る。
【0071】送信情報区分の生成は、現在の前回区切り
位置から、PDA2の空きメモリ容量に収まる範囲のコ
ンテンツの部分を決定する処理である。例えば、コンテ
ンツが文字テキスト情報からなる電子文章である場合に
は、文章の途中で区切ることは望ましくないので、句点
や段落、あるいは記事や章などの単位で区切る。例え
ば、電子新聞であれば記事の単位で、小説などであれば
段落や章などの単位で区切ることが望ましい。
【0072】予め、記事の単位や段落や章などの単位で
番号等によって区切り情報が付与されている場合には、
それらの番号等の情報を区切り情報として管理すること
ができる。しかし、それらの番号等の区切り情報がない
時には、区切り情報としては、送信情報区分の最後の段
落や章、あるいは最後の数行の情報を区切り情報として
用いるようにする。
【0073】この実施の形態では、以上のように区切る
ので、PDA2からの配信要求に含まれる空きメモリ容
量が同じであったとしても、各送信情報区分の容量は、
そのときに送られる配信情報の内容によって、それぞれ
異なる。また、この送信情報区分の生成演算は、配信要
求がある毎に再計算されるものであるが、コンテンツ全
体にわたって区切り情報を、その都度、求める必要はな
い。
【0074】例えば小説などの場合、通常、ユーザがあ
るページを読み終えると、次にはそれに続くページの配
信を希望するか、あるいは戻って読み直すために前のペ
ージの配信を希望することが多い。したがって、情報配
信サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1では、現
在の区切り(前回区切り)に対して、1〜2ページ前後
の区切り情報を演算して更新することができればよい。
【0075】なお、区分化したコンテンツの中に画像な
ど大きな容量を要するものが含まれて、当該空き容量に
収めることが困難である場合には、画像の説明文もしく
はその位置に画像があったことを示す絵文字などを、そ
の画像の変わりに挿入するようにしてもよい。
【0076】配信用データ格納部111は、生成した送
信情報区分のデータを格納するバッファメモリである。
後述するように、送信情報区分は、一旦生成したものか
ら、変更して再生成する場合もあるが、その際に、生成
された送信情報区分は、この配信用データ格納部111
に格納され、最後に決定された送信情報区分が、この配
信用データ格納部111から読み出されて、PDA2に
送信される。
【0077】前回区切り情報管理メモリ部112は、C
PU101の制御の下において、各PDA2の端末識別
情報毎に、当該PDA2に過去に配信したコンテンツの
それぞれについて、そのコンテンツについて最後に配信
した送信情報区分に関する前述したような区切り情報
を、前回区切り情報として格納して管理する。
【0078】CPU101は、過去に配信要求されたコ
ンテンツについての配信要求に対しては、この前回区切
り情報管理メモリ部112の前回区切り情報を参照し
て、今回分の送信情報区分を生成する。この前回区切り
情報管理メモリ部112に、前回区切り情報がないコン
テンツは、過去に配信要求を受けていないコンテンツで
あると、CPU101は、判別することができる。その
ときには、CPU101は、配信要求されたコンテンツ
は初めて配信要求を受けたと判別して、その先頭から今
回の送信情報区分の生成を行なう。
【0079】[携帯情報端末の例としてのPDAの構
成]図4は、携帯情報端末の例としてのPDA2の構成
例を示すものである。この例のPDA2は、システムバ
ス200に対して、CPU201と、ROM202と、
RAM203と、LCD(Liquid Crysta
l Display)などのディスプレイ205を接続
するためのディスプレイコントローラ204と、キー入
力部206を接続するためのキーインターフェース部2
07と、ペン入力のためのタブレット208を接続する
ためのタブレットインターフェース部209と、無線L
AN用の通信モジュール(Bluetooth(登録商
標)など)210を接続するためのインターフェース2
11と、スピーカ212に音声出力信号を供給するため
のオーディオインターフェース部213と、データ用メ
モリ214と、通信用アダプタ7が接続される通信用ア
ダプタインターフェース215とが接続されて構成され
ている。
【0080】このPDA2のROM202には、通信モ
ジュール210を用いる無線LANを通じて、PCホー
ムサーバ装置1にアクセスして、配信要求を送るための
機能を実現するためのプログラムが格納されている。
【0081】データ用メモリ214には、システムデー
タエリアとユーザデータエリアとが設けられ、ユーザデ
ータエリアには、スケジュールデータ、住所録や電話帳
データなどのユーザデータが記憶される。そして、この
例では、このデータ用メモリ214のユーザデータエリ
アのうちの、上記のユーザデータが記憶されているエリ
アを除くエリアが、PCホームサーバ装置1から受け取
るコンテンツ情報用のコンテンツエリアとされる。
【0082】このため、この例においては、スケジュー
ルデータなどのユーザデータが増えていくと、コンテン
ツエリアは相対的に減っていく。したがって、初期状態
におけるユーザデータエリアの容量が、このPDA2と
して既知であったとしても、配信要求を行なう時点での
コンテンツエリアの容量は、ユーザおよびサーバ装置に
とって不明である。
【0083】この例の場合、PDA2は、常に、データ
用メモリ214中のコンテンツエリアの空き容量を監視
して把握している。そして、配信要求をPCホームサー
バ装置1に対して送信する際には、その配信要求に当該
時点におけるコンテンツエリアの空き容量の情報を含め
るようにする。
【0084】なお、データ用メモリ214は、PDA2
に外部から挿入して接続する、例えばメモリーカードの
ような半導体メモリを用いることもできる。また、デー
タ用記憶手段としては、半導体メモリに限らず、FD
(フロッピー(登録商標)ディスク)やMD(ミニディ
スク)などのりムーバルな記憶手段であってもよく、さ
らには、ハードディスク装置を用いることもできる。
【0085】[情報配信サーバ装置の構成]図5は、情
報配信サーバ装置3の構成例を示すものである。この例
の情報配信サーバ装置3は、システムバス300に対し
て、CPU301と、ROM302と、RAM303
と、インターネット5に接続するためのインターネット
用インターフェース304と、端末配信用サーバ装置で
あるPCホームサーバ装置1に配信するコンテンツ情報
を格納する配信コンテンツデータベース305と、計時
部306と、端末配信用サーバ装置としてのPCホーム
サーバ装置1への配信を管理するための端末配信用サー
バ管理メモリ部307と、課金処理部308とが接続さ
れて構成される。
【0086】計時部306は、例えば定期的な配信を行
なう場合に、そのタイミング計測をする。端末配信用サ
ーバ管理メモリ部307は、この情報配信サーバ3の管
理会社との間で、配信契約をしている端末配信用サーバ
装置としてのPCホームサーバ装置1に関し、その識別
情報や、その課金決済方法などを格納して管理してい
る。
【0087】また、端末配信用サーバ管理メモリ部30
7は、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ
装置1へのコンテンツ配信の履歴や、何を、何時、どの
端末配信用サーバ装置に配信するかのスケジュールなど
をも管理している。
【0088】課金処理部308は、端末配信用サーバ装
置としてのPCホームサーバ装置1に、コンテンツ配信
を行なう毎に、コンテンツ単位の課金を行なう。配信コ
ンテンツデータベース305には、コンテンツ情報とと
もに、その課金単価が格納されている。課金処理部30
8は、端末配信用サーバ管理メモリ部307に登録され
ているPCホームサーバ装置1の管理情報に基づいて、
配信コンテンツについて、配信コンテンツデータベース
305の課金単価を用いて課金を実行する。
【0089】[情報配信サーバ装置から端末配信用サー
バ装置へのコンテンツ配信動作]図6は、情報配信サー
バ装置から、端末配信用サーバ装置としてのPCホーム
サーバ装置1へのコンテンツ配信動作の例を説明するた
めのフローチャートである。この例は、定期的に、端末
配信用サーバ管理メモリ部307に登録されている端末
配信用サーバ装置のすべてに、例えば電子新聞などのコ
ンテンツを配信する場合の動作例である。
【0090】まず、情報配信サーバ装置3のCPU30
1は、電子新聞などのコンテンツの配信タイミングが到
来するのを待つ(ステップS101)。配信タイミング
が到来したことを判別すると、CPU301は、配信コ
ンテンツデータベース305から配信すべきコンテンツ
情報を読み出し、端末配信用サーバ装置としてのPCホ
ームサーバ装置1に配信する(ステップS102)。そ
して、その配信終了後、当該配信の終了した端末配信用
サーバ装置について、当該配信したコンテンツについて
の課金処理を行なう(ステップS103)。
【0091】次に、CPU301は、端末配信用サーバ
管理メモリ部307に登録されている、当該コンテンツ
を配信すべきすべての端末配信用サーバ装置に対する配
信が終了したか否か判別する(ステップS104)。す
べての端末配信用サーバ装置に対する配信が終了してい
ないと判別したときには、CPU301は、次に配信す
べき端末配信用サーバ装置を選択し(ステップS10
5)、ステップS102に戻って、このステップS10
2以降のコンテンツ配信および課金処理を行なう。
【0092】ステップS104で、すべての端末配信用
サーバ装置に対する配信が終了したと判別したときに
は、CPU301は、ステップS101に戻り、次の配
信タイミングを待つ。
【0093】[PCホームサーバ装置1からのコンテン
ツ情報配信の動作説明] [PDA2の動作]図7および図8は、PCホームサー
バ装置1に対して配信要求を出して、要求したコンテン
ツの情報を受信する際におけるPDA2での処理動作を
説明するためのフローチャートである。このフローチャ
ートの処理は、主として、PDA2のCPU201が行
なうものである。なお、以下の説明は、配信対象のコン
テンツが電子新聞や電子小説などを想定して説明するも
のとする。
【0094】使用者がPDA2に対してタッチペンなど
によりPCホームサーバ装置1へのアクセスを指示した
ときに、図7のスタートからPDA2の配信要求処理が
開始し、CPU201は、通信モジュール110を用い
てPCホームサーバ装置1に対してアクセスを行なう
(ステップS201)。このアクセスの際には、上述し
たように、この実施の形態では、ROM202あるいは
RAM203に記憶されている端末識別情報あるいは使
用者識別情報が認証のための情報として読み出されて送
られる。なお、認証のためには、使用者に暗証番号の入
力を促して、それに対応して入力された暗証番号を用い
るようにしてもよい。
【0095】そして、CPU201は、通信モジュール
210からの情報により、PCホームサーバ装置1に接
続されたか否か判別し(ステップS202)、接続でき
なかったときには、ディスプレイ205にエラー表示を
して(ステップS203)、この処理ルーチンを終了す
る。
【0096】ステップS202でPCホームサーバ装置
1に接続されたと判別したときには、端末識別情報ある
いは使用者識別情報または暗証番号に基づいて、アクセ
スしてきたPDA2についての認証を行ない(ステップ
S204)、認証されなかったときには、ディスプレイ
205にその旨のエラー表示をし(ステップS20
3)、この処理ルーチンを終了する。
【0097】ステップS204で認証がOKであったと
きには、PCホームサーバ装置1からダウンロードなど
のサービスについてのメニュー画面が送られてくるの
で、そのメニュー画面を受信してディスプレイ205に
表示する(ステップS205)。そして、そのメニュー
画面において、使用者によって配信サービスが選択され
たか否か判別し(ステップS206)、配信サービス以
外が選択されたときには、当該選択されたサービスにつ
いての処理ルーチンに移行する(ステップS207)。
【0098】ステップS206で配信サービスが選択さ
れたと判別したときには、配信サービスの要求入力をP
Cホームサーバ装置1に送信する(ステップS20
8)。すると、PCホームサーバ装置1からは配信可能
コンテンツの一覧画面が送られてくるので、PDA2
は、それを受信してディスプレイ205の画面に表示す
る(ステップS209)。
【0099】図9は、このときのディスプレイ205の
画面表示例を示すものである。すなわち、PDA2のデ
ィスプレイ205の画面21には、配信可能なコンテン
ツとして、この例では、「電子新聞」、「電子小説」、
「CD落語」などからなる配信可能コンテンツ一覧画面
22が表示されている。電子新聞は、前述したようにイ
ンターネットを通じてPCホームサーバ装置1に、例え
ば毎日取り込まれて配信コンテンツデータベース107
に格納される。電子新聞には、毎日の情報にそれぞれ別
々のコンテンツ識別情報が付与されている。したがっ
て、日が変わればコンテンツ識別情報も変わる。
【0100】電子小説やCD落語の情報は、マルチディ
スクドライブ装置106を通じてディスクから取り込ま
れて配信コンテンツデータベース107に格納されてい
る。電子小説には、一つの小説毎にコンテンツ識別情報
が付与されている。CD落語の場合には、1枚のCDか
らの情報単位に、あるいは一つの演目ごとにコンテンツ
識別情報が付与される。
【0101】使用者は、この配信可能コンテンツの一覧
画面を通じて配信を要求したいコンテンツの選択入力を
行なうので、PDA2は、その配信コンテンツの選択入
力を受け付ける(ステップS210)。使用者により選
択されたコンテンツが前に選択されたものであって、デ
ータ用メモリ214のコンテンツエリアに、その一部が
格納されているものであるか否か判別する(ステップS
211)。この判別は、データ用メモリ214のコンテ
ンツエリアに格納されている情報のコンテンツ識別情報
を参照することにより行われる。
【0102】ステップS211で、データ用メモリ21
4のコンテンツエリアに、その一部が格納されているコ
ンテンツが選択されたと判別したときには、使用者は、
前に配信要求したコンテンツの続きを要求しているとし
て、データ用メモリ214のコンテンツエリアに存在し
ている当該コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツ
情報を、当該データ用メモリ214のコンテンツエリア
から消去する(ステップS212)。そして、PDA2
は、消去後のコンテンツエリアの空きメモリ容量を認識
しておく。
【0103】これは、続きを要求したというときには、
その続き前のコンテンツ部分は、もはや不要になるもの
であり、しかも、できるだけデータ用メモリ214のコ
ンテンツエリアの空きメモリ容量を大きくした方が望ま
しいからである。
【0104】ステップS212の次に、また、ステップ
S211で、選択されたコンテンツはデータ用メモリ2
14のコンテンツエリアには格納されていないコンテン
ツであると判別したときには、コンテンツ配信要求のた
めに、コンテンツ識別情報(コンテンツID)と、端末
識別情報(端末ID)と、その時点におけるデータ用メ
モリ214のコンテンツエリアの空きメモリ容量と、デ
ィスプレイ214に関する情報とを、PCホームサーバ
装置1に送る(ステップS213)。
【0105】PCホームサーバ装置1では、後述するよ
うに、コンテンツ識別情報により指定されるコンテンツ
について、前回区切り情報のところから(新規のコンテ
ンツの場合には先頭から)、前記空きメモリ容量に適合
するように区切った情報であって、ディスプレイ情報に
基づいてディスプレイ214に適合するように変換した
今回送信分の送信情報区分(以下、コンテンツの送信情
報区分をコンテンツ区分と称する)を生成する。そし
て、PCホームサーバ装置1は、生成したコンテンツ区
分の先頭部分の、例えば1行あるいは数行の情報を、こ
の区切りからの情報でよいかどうかを配信要求してきた
使用者に問い合わせるための区切りの確認用情報とし
て、PDA2に送信する。
【0106】そこで、PDA2では、このPCホームサ
ーバ装置1からの、今回送信分のコンテンツ区分の先頭
部分の区切り確認用情報を受信して、ディスプレイ21
4に表示する(図8のステップS221)。
【0107】図10は、このときのディスプレイ214
の画面21における表示例を示すものである。すなわ
ち、ディスプレイ214には、区切り確認用情報の表示
画面23が表示されると共に、タッチ式のソフトウエア
キーとして、アップキー24、ダウンキー25、区切変
更キー26および決定キー27が表示される。
【0108】ここで、アップキー24は、区切り先頭位
置を、そのときの状態より前の位置に移動する要求をす
るためのものであり、また、ダウンキー25は、区切り
先頭位置を、そのときの状態より後の位置に移動する要
求をするためのものである。ただし、この例では、アッ
プキー24やダウンキー25をペンでタッチしただけで
は、実際に変更要求した区切りの位置からの区切りを要
求するものではなく、区切り先頭位置前後のレビューの
要求を意味する。実際の区切り変更の要求を行なうとき
には、併せて区切変更キー6をペンでタッチするように
する。
【0109】区切り先頭位置前後のレビューは、使用者
が、その区切り位置でよいかどうかを確める際に便利で
ある。また、前に配信を受けた最後の部分近傍を含め
て、今回のコンテンツ区分を要求したい場合もあるし、
前の区切り部分からいくつかの段落を飛ばしたいことが
ある場合や、電子新聞の場合には、次の記事を飛ばし
て、その次の記事を要求したい場合があることを考慮し
ている。
【0110】そして、この区切り先頭位置前後のレビュ
ーの結果、そのときの区切り先頭位置からのコンテンツ
区分でOKであると使用者が認識したときには、決定キ
ー27を2度押しする。
【0111】このように決定キー27を2度押しさせる
ようにするのは、この例では、レビュー中においては、
区切り確認用情報の表示画面23には、実際のコンテン
ツ区分の区切り先頭位置とは異なる区切り先頭位置が表
示されている場合があるからである。
【0112】このことを考慮して、この実施の形態にお
いては、決定キー27を1度押すと、ディスプレイ21
4の区切り確認用情報の表示画面23には、RAM20
3に格納されている実際の送信情報区分としてのコンテ
ンツ区分の区切り先頭位置が表示され、併せてそのコン
テンツ区分の区切り先頭位置でよいかどうかの問い合わ
せがなされる。この問い合わせに対して再度決定キー2
7を操作することにより、コンテンツ区分の配信開始要
求とする。これにより、使用者が意図したのと異なった
区切りのコンテンツ区分が配信されるのを防止してい
る。
【0113】以上のことを踏まえて、PDA2のCPU
201は、まず、決定キー27がペン等で押下されたか
否か判別する(ステップS222)。決定キー27が押
下されないと判別したときには、アップキー24または
ダウンキー25がペン等で押下されたか否か判別する
(ステップS223)。そして、アップキー24または
ダウンキー25がペン等で押下されないと判別したとき
には、ステップS222に戻る。
【0114】また、ステップS223において、アップ
キー24またはダウンキー25がペン等で押下されたと
判別したときには、1つ前あるいは1つ後の区切り候補
をPCホームサーバ装置1に要求する(ステップS22
4)。
【0115】PCホームサーバ装置1は、この1つ前あ
るいは1つ後の区切り候補を受信すると、段落や、章あ
るいは記事の単位からなる1つ前あるいは1つ後の区切
り候補の区切り確認用情報を送ってくる。そこで、PD
A2は、その区切り候補の区切り確認用情報を受信し
て、図10と同様にして、ディスプレイ214の区切り
確認用情報の表示画面23に表示する(ステップS22
5)。
【0116】次に、区切変更キー26がペン等で押下さ
れたか否か判別し(ステップS226)、押下されない
と判別したときには、ステップS222に戻る。そし
て、ステップS226で、区切変更キー26が押下され
たと判別したときには、変更要求した区切り候補での区
切りのコンテンツ区分の要求を、PCホームサーバ装置
1に送る(ステップS227)。そして、ステップS2
21に戻る。
【0117】PCホームサーバ装置1は、この変更要求
した区切り候補での区切りのコンテンツ区分の要求を受
信すると、今回送信分のコンテンツ区分を要求通りに再
生成して、それをPDA2に送る。そこで、PDA2で
は、それをステップS221で受信して、ディスプレイ
214の区切り確認用情報の表示画面23に表示する。
【0118】ステップS222において、決定キー27
が押下されたと判別したときには、その決定キー27が
押下された時点におけるコンテンツ区分の先頭部分を区
切り確認情報として、ディスプレイ214の区切り確認
用情報の表示画面23に表示する。この画面には、「こ
の区切りでOKですか?」というメッセージが付加され
る(ステップS228)。
【0119】これを受けて、使用者は、その区切りでO
Kであれば、決定キー27を再押下する。その区切りで
はない時には、使用者は、アップキー24あるいはダウ
ンキー25を操作することになる。
【0120】そこで、PDA2のCPU201は、決定
キー27が再押下されたか否か判別する(ステップS2
29)。再押下されないと判別したときには、ステップ
S223に進み、アップキー24あるいはダウンキー2
5が押下されたか否か判別し、アップキー24あるいは
ダウンキー25が押下されたと判別したときには、前述
したように、ステップS224以下の区切り変更のため
の処理をする。
【0121】ステップS229で、決定キー27が再押
下されたと判別したときには、CPU201は、選択し
たコンテンツについてのコンテンツ区分の配信開始要求
を、PCホームサーバ装置1に送信する(ステップS2
30)。これに対してPCホームサーバ装置1からは前
記コンテンツ区分が送られてくるので、PDA2は、当
該コンテンツ区分を受信し、データ用メモリ214のコ
ンテンツエリアに、そのコンテンツ識別情報と対応付け
て格納する(ステップS231)。
【0122】そして、当該コンテンツ区分の受信を完了
するのを待ち、受信完了を確認したら(ステップS23
2)、受信完了通知をPCホームサーバ装置1に送り
(ステップS233)、その後、無線通信回線を切断し
て(ステップS234)、この処理ルーチンを終了す
る。
【0123】以上は、無線LANの場合の配信要求につ
いての説明であるが、PDA2に通信用アダプタ7を介
して携帯電話端末8を取り付け、この携帯電話端末8を
通じ、電話網6および4を通じて、PCホームサーバ装
置1に対して、PDA2からアクセスする場合も、上述
と同様の動作処理をすることにより、配信要求および配
信されたコンテンツの受信を行なうことができる。
【0124】[PCホームサーバ装置1の動作]次に、
以上のPDA2での配信要求の動作に対応するPCホー
ムサーバ装置1での処理動作を、図11および図12の
フローチャートを参照して説明する。このフローチャー
トの各ステップの処理は、主として、PCホームサーバ
装置1のCPU101が行なうものである。
【0125】PCホームサーバ装置1では、まず、PD
A2からのアクセスを待ち(ステップS301)、PD
A2からのアクセスを受信すると、アクセスしてきたP
DAについての認証を、前述の第1の実施の形態の場合
と同様にして行なう(ステップS302)。そして、ア
クセスしてきたPDAがPCホームサーバ装置1に登録
されたものではなくて、認証が取れないときには、当該
PDAに対して「認証NG」を送信する(ステップS3
03)。
【0126】ステップS302で、認証が取れたと判別
したときには、CPU101は、画面情報メモリ114
からサービスメニューの画面を読み出して、PDA2に
送信する(ステップS304)。そして、PDA2から
配信サービスの要求を受けたか否か判別し(ステップS
305)、配信サービス以外の他のサービスの要求であ
れば、当該要求された他のサービスを実行するためのル
ーチンに移行する(ステップS306)。
【0127】ステップS305で、PDA2から配信サ
ービスの要求を受信したと判別したときには、配信サー
ビスの画面情報、つまり、配信コンテンツの一覧画面を
画面情報メモリ114から読み出し、PDA2に送信す
る(ステップS307)。
【0128】前述したように、この配信サービスの画面
情報に基づいてPDA2では使用者によって配信要求の
コンテンツの選択が行われ、当該選択されたコンテンツ
の識別情報(コンテンツID)と、PDA2の端末識別
情報(端末ID)と、コンテンツエリアの空きメモリ容
量と、PDA2のディスプレイ情報とを送るので、PC
ホームサーバ装置1では、それらの情報を受信する(ス
テップS308)。
【0129】そして、次に、PCホームサーバ装置1の
CPU101は、受信したコンテンツ識別情報と、配信
要求元識別情報、この例では、PDA2の端末識別情報
とを用いて、前回区切り情報管理メモリ部112の記憶
内容から、同一の配信要求元識別情報および同一のコン
テンツ識別情報についての前回区切り情報を検索し(ス
テップS309)、その検索の結果、前回の区切り情報
が見つかったかどうか判別する(ステップS310)。
【0130】ここで、ステップS310で前回区切り情
報を発見できなかったときには、前記PDAからの配信
要求に含まれる前記コンテンツ識別情報で指定されるコ
ンテンツは、初めて選択されたものであると認識し、前
記コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツの先頭
を、前回区切りとする(ステップS311)。そして、
次のステップS312に進む。また、ステップS310
で、同一の配信要求元識別情報および同一のコンテンツ
識別情報についての前回区切り情報が検索できたときに
は、ステップS311を経由せずにステップS312に
進む。
【0131】このステップS312では、ステップS3
08で受信したコンテンツ識別情報で指定されるコンテ
ンツを配信コンテンツデータベース107から検索し、
検索したコンテンツから、ステップS308で受信した
コンテンツエリアの空きメモリ容量と、前回区切り情報
とに基づいて、今回送信分のコンテンツ区分を演算し、
求めたコンテンツ区分のデータを配信用データ格納部1
11に格納しておく。
【0132】このコンテンツ区分の演算の際、CPU1
01は、PDA2からのディスプレイ情報を参照して、
画像変換処理部113により、要求してきたPDA20
のディスプレイの表示能力に適合するようにデータ処理
する。そのデータ処理後のコンテンツ区分のデータを配
信データ用メモリ112に格納する。CPU101は、
このデータ処理後のコンテンツ区分の容量が、PDA2
から取得した空きメモリ容量を越えないように、コンテ
ンツ区分を演算生成するものである。
【0133】そして、今回送信分のコンテンツ区分が求
まったら、今回送信分のコンテンツ区分の先頭部分の情
報を、区切りの確認用情報としてPDA2に送信する
(図12のステップS321)。
【0134】そして、次に、PDA2から配信開始要求
を受信したか否かを判別する(ステップS322)。P
DA2からの配信開始要求を受信しないと判別したとき
には、前または後の区切り候補の要求を受信したか否か
判別する(ステップS323)。前または後の区切り候
補の要求を受信しなかったときには、ステップS322
に戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0135】また、前または後の区切り候補の要求を受
信したときには、CPU101は、前述したように、ス
テップS312で生成したコンテンツ区分の先頭部分
を、要求された1つ前あるいは1つ後の区切り候補の位
置に変更する。前述したように、1つ前あるいは1つ後
の区切り候補は、段落や章、記事などの単位で定められ
る。
【0136】そして、要求された1つ前あるいは1つ後
の区切り候補の情報を、要求してきたPDA2に送信す
る(ステップS324)。そして、PDA2から区切り
変更要求が送られてきたか否か判別する(ステップS3
25)。ステップS325で、PDA2からの区切り変
更要求を受信しなかったときには、ステップS322に
戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0137】また、ステップS325で、PDA2から
の区切り変更要求を受信したときには、変更要求された
区切り位置となるように、今回送信分のコンテンツ区分
を再演算して、再生成し、配信用データ格納部111の
今回送信分のコンテンツを上書きして格納する(ステッ
プS326)。そして、ステップS322に戻る。
【0138】そして、ステップS322で、配信開始要
求を受信したと判別したときには、CPU101は、配
信データ用メモリ111からコンテンツ区分のデータを
読み出して、PDA2に通信モジュール110を通じて
送信する(ステップS327)。そして、PDA2から
の受信完了通知を受信するまでコンテンツ区分のデータ
の送信を続け(ステップS328)、PDA2からの受
信完了通知を受信すると、通信モジュール110を通じ
た無線通信回線を切断する(ステップS329)。
【0139】その後、今回の送信分のコンテンツ区分の
最後尾の、例えば段落、章、記事あるいは1行〜数行の
部分を、前回区切り情報として、前回区切り情報管理メ
モリ112に、PDA2の端末識別情報およびコンテン
ツ識別情報と対応をつけて保存する(ステップS33
0)。以上で、PCホームサーバ装置1での配信処理ル
ーチンが終了する。
【0140】以上のように、上述の第1の実施の形態に
よれば、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサー
バ装置1に情報配信サーバ装置3から配信されたコンテ
ンツに対して、情報配信サーバ装置3からPCホームサ
ーバ装置1への配信には、コンテンツ単位で課金を行な
い、その後、PCホームサーバ装置1から携帯情報端末
に対するコンテンツ区分毎の配信には、課金が掛からな
いようにされているので、例えば電子新聞の配信につい
ては、紙媒体による新聞配達と同様の感覚の課金処理が
できる。
【0141】しかも、この第1の実施の形態によれば、
携帯情報端末としてのPDA2では、その空きメモリ容
量に応じたコンテンツ区分に、電子新聞などのコンテン
ツを区分して配信を受けるので、PDA2の、配信要求
時のメモリ空き容量が小さくても、そして、ユーザがそ
のメモリ空き容量を知らなくとも、ユーザは、配信を希
望するコンテンツの区切り表示を確認して「決定キー」
を押せば、空き容量に対して適切な容量のコンテンツ区
分が配信され、読むことができる。
【0142】さらに、PCホームサーバ装置1は、区切
り情報を、コンテンツ識別情報およびPDA2の端末識
別情報や使用者の識別情報等の配信要求元識別情報に関
係付けて保存管理して、PDA2から、前に配信したこ
とのあるコンテンツの続きが配信要求されたときには、
当該コンテンツの続き部分をPDA2に配信する。した
がって、PDA2の使用者は、コンテンツ全体として
は、空きメモリ容量よりも容量の大きいコンテンツであ
っても、そのすべての情報の配信を、課金を気にするこ
となく、受けることができる。
【0143】また、PDA2において、スケジュールデ
ータなどが書き加えられて、相対的に、データ用メモリ
214のコンテンツエリアが小さくなったとしても、P
DA2では、配信を要求する時点での空き容量をPCホ
ームサーバ装置1に通知するので、PCホームサーバ装
置1からは、PDA2の空きメモリ容量に応じて適切な
容量に区切られたコンテンツ区分が配信され、配信デー
タがPDA2のコンテンツエリアに記憶しきれないとい
う不具合は発生しない。
【0144】さらに、この実施の形態では、PDA2の
ディスプレイ情報をPCホームサーバ装置1に送信し
て、PCホームサーバ装置1から、PDA2のディスプ
レイの表示能力などに適合した配信情報が得られるの
で、PDA2では、受け取った配信情報を、自己のディ
スプレイの表示能力に適合した情報に変換する必要がな
く、それだけ、PDA2の負担を少なくして構成を簡単
にすることができる。
【0145】このように、第1の実施の形態において
は、家庭内パーソナルコンピュータに、情報配信サーバ
装置からダウンロードしたコンテンツをデータベースと
して格納しておき、家族構成員は、携帯情報端末によ
り、適宜必要な容量だけ読み出して、利用することがで
きる。その場合に、情報配信サーバ装置からのコンテン
ツ配信に対してのみ課金され、PCホームサーバ装置か
ら携帯情報端末への配信には課金されないので、携帯情
報端末を用いて配信要求する使用者は、課金を気にする
ことなく、何度でも、配信要求して、コンテンツ区分毎
にコンテンツの配信を受けて、利用することができる。
【0146】しかも、この実施の形態においては、携帯
情報端末の使用者は、それぞれの端末の画面サイズなど
に応じて適切な変換が施された情報を見ることができ
る。
【0147】また、上述したように、この第1の実施の
形態においては、通信モジュールを用いた家庭内LAN
を通じて情報配信を行なうようにしただけでなく、PC
ホームサーバ装置1は、携帯情報端末からの携帯電話網
を通じたアクセスが受信可能に構成されているので、携
帯情報端末としてのPDAを外部に持ち出し、携帯電話
端末などをPDAに接続して、家庭外の外出先から、前
記携帯電話網を通じてPCホームサーバ装置1にアクセ
スすることもでき、非常に便利である。
【0148】なお、図10に示したコンテンツの区切り
確認画面に、続きキーを設け、当該続キーを使用者が操
作したときには、データ用メモリ214のコンテンツエ
リアにあった同じ識別情報のコンテンツの続き部分のコ
ンテンツ区分を即座に、PDA2に配信するようにして
もよい。
【0149】また、上述の実施の形態では、PCホーム
サーバ装置1では、アクセスしてきたPDAの認証時、
また、配信要求時に、PDAは配信要求元識別情報とし
て端末識別情報を送るようにしたが、この端末識別情報
として、製造時に各PDAのROM202に記憶された
製造番号などを用いた場合には、この製造番号と、当該
PDA端末のディスプレイに関する情報とを端末情報デ
ータベースとしてサーバ装置が備えることにより、当該
PDA端末のディスプレイに関する表示能力などを認識
することができる。したがって、その場合には、配信要
求の際に、PDA2からディスプレイ情報をPCホーム
サーバ装置に送る必要はない。
【0150】なお、配信要求の際には、上述の実施の形
態では、配信要求元識別情報としてPDA2の端末識別
情報をPCホームサーバ装置1に送るようにしたが、前
述もしたように、ユーザ識別情報を、端末識別情報に代
えて、PCホームサーバ装置1に送るようにしてもよ
い。
【0151】配信要求の際に、配信要求元識別情報とし
て端末識別情報をPCホームサーバ装置に送る場合に
は、PDA端末毎に使用者が特定されていることが望ま
しい。
【0152】これに対して、配信要求の際に、配信要求
識別情報としてユーザ識別情報をPCホームサーバ装置
に送る場合には、PDA端末を変更しても、ユーザは、
前に配信要求したコンテンツ情報の、その途中からの配
信要求をすることができる。すなわち、同一ユーザが複
数の端末(携帯情報端末、携帯電話、車載機器など)
で、コンテンツ配信要求をすることを想定することがで
きるし、また、複数のユーザ(家族、職場の同僚、学校
など)が単一のPDA端末で自己宛ての配信要求するこ
とを想定することができる。
【0153】また、PDAの使用者が、利用形態に応じ
て、端末識別情報とユーザ識別情報とのどちらかを、配
信要求元識別情報として選択して、PCホームサーバ装
置に送信することができるようにしてもよい。
【0154】なお、上述の実施の形態では、通信モジュ
ールとしてBluetooth(登録商標)を用いた
が、電波による他の送受信手段、例えば、AM/FM/
TV帯を用いた送受信手段を用いてよいし、これに限ら
ず、赤外線を使ったIrDA通信手段や光を用いた通信
手段などであってもよい。もちろん、PCホームサーバ
装置とPDAとの間を有線接続してもよい。
【0155】なお、携帯情報端末としては、PDAに限
られるものではなく、また、端末配信用サーバ装置も、
パーソナルコンピュータで構成されたものに限定される
わけでなく、例えば家庭や職場などで、種々の配信サー
バ装置と、種々の携帯情報端末とでLANを構成する場
合のすべてに適用可能である。
【0156】また、例えば、デジタル放送やケーブルテ
レビ受信用の、いわゆるセットトップボックスを端末配
信用サーバ装置とすることも可能である。その場合に
は、データ放送などから取得した有料コンテンツをデー
タベースとして保存し、配信するようにすることができ
る。また、携帯情報端末は、PDAに限らず、ページャ
や、携帯電話端末など、コンテンツ記憶領域と表示画面
を有する端末であれば種々のものが使用可能である。
【0157】なお、以上の例は、PCホームサーバ装置
1が家庭内に設置される場合について、説明したが、職
場など、特定のグループ用のものとすることができるこ
とは言うまでもない。
【0158】なお、以上の例は、情報配信サーバ装置か
ら端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置
へのコンテンツ配信に対する課金は、端末配信用サーバ
装置を含むLANの単位への課金と見なすこともでき
る。つまり、この第1の実施の形態の場合、課金料金の
支払い義務者は、PCホームサーバ装置1の所有者、L
ANの管理者などのほか、携帯情報端末の使用者が分担
して課金料金の支払いをするようにしてもよい。
【0159】[第2の実施の形態]第2の実施の形態
は、課金の方法が、第1の実施の形態の場合と異なる。
すなわち、この第2の実施の形態においては、図13に
示すように、情報配信サーバ装置3から端末配信用サー
バ装置としてのPCホームサーバ装置1へのコンテンツ
配信は、課金なし、あるいは低廉な料金価格で行なう。
その代わりに、PCホームサーバ装置1から携帯情報端
末2への配信は、コンテンツ配信された情報の容量に応
じて課金する従量制課金を採用するものである。
【0160】そのため、この第2の実施の形態において
は、PCホームサーバ装置1は、携帯情報端末からの配
信要求およびその配信要求に対して配信したコンテンツ
区分の情報容量の情報を、配信履歴の情報に含めて保存
する。そして、PCホームサーバ装置1は、保存したコ
ンテンツ区分の情報容量を含む配信履歴の情報を課金サ
ーバ装置9に対して通知する。課金サーバ装置9は、そ
の配信履歴の情報から配信が行われた情報容量の積算値
を求め、その積算情報容量に応じて、課金処理を行な
う。
【0161】なお、PCホームサーバ装置1で、配信を
実行したコンテンツ区分の情報容量を積算し、その積算
情報容量を課金サーバ装置9に対して通知するようにし
ても、勿論よい。その場合には、課金サーバ装置9で
は、配信を実行したコンテンツ区分の情報容量の積算演
算は不要になる。
【0162】この場合には、PCホームサーバ装置1か
ら課金サーバ装置9への通知は、PCホームサーバ装置
1が自発的に行なってもよいが、この第2の実施の形態
においては、例えば、毎月の末に、定期的に課金サーバ
装置9がPCホームサーバ装置1に対してアクセスし、
そのアクセスに対応して、PCホームサーバ装置1が積
算情報容量を課金サーバ装置9に通知するようにする。
【0163】また、課金を課する対象は、携帯情報端末
毎あるいは使用者毎、または端末配信用サーバ装置を中
心とするLANや携帯電話網からのアクセスを含むグル
ープ単位とすることができる。
【0164】課金を課する対象が携帯情報端末毎あるい
は使用者毎である場合には、端末配信用サーバ装置とし
てのPCホームサーバ装置1には、それらの携帯情報端
末や使用者を識別することができる配信要求元識別情報
に関係付けて、コンテンツ区分の配信情報容量を記憶し
ておき、それらの配信要求元識別情報と共に、コンテン
ツ区分の配信情報容量を課金サーバ装置9に通知するよ
うにする。
【0165】また、課金を課する対象が、端末配信用サ
ーバ装置を中心とするLANや携帯電話網からのアクセ
スを含むグループ単位とするときには、この例では、端
末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1の
識別情報を、課金サーバ装置9に登録しておき、課金サ
ーバ装置には、このPCホームサーバ装置1の識別情報
に関係付けてコンテンツ区分の配信情報容量を通知する
ようにする。
【0166】以下の説明の例では、課金を課する対象
は、端末配信用サーバ装置を中心とするLANや携帯電
話網からのアクセスを含むグループ単位とする。
【0167】[第2の実施の形態の場合のPCホームサ
ーバ装置の構成例]図14は、この第2の実施の形態に
おけるPCホームサーバ装置1の構成例を示すもので、
図3に示した第1の実施の形態におけるPCホームサー
バ装置1の構成に加えて、配信履歴メモリ115が、シ
ステムバス100に接続されることにより、構成され
る。
【0168】この配信履歴メモリ115には、各携帯情
報端末としてのPDA2毎の配信履歴が格納される。こ
の配信履歴には、配信された各コンテンツ区分の情報容
量が含まれる。また、この実施の形態においては、配信
履歴には、各PDA2のディスプレイ情報も含まれる。
【0169】そして、この第2の実施の形態の端末配信
用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1のROM
102は、配信要求のためのプログラムのみでなく、課
金サーバ装置9からのアクセスに対して、配信履歴メモ
リ115に格納されている情報を、課金サーバ装置9に
送る機能を実現するためのプログラムが含まれている。
【0170】[第2の実施の形態におけるPDAおよび
情報配信サーバ装置の構成例]この第2の実施の形態に
おける携帯情報端末の例としてのPDA2は、図4に示
した第1の実施の形態におけるものと全く同様に構成さ
れるので、ここでは、図示を省略する。
【0171】また、この第2の実施の形態における情報
配信サーバ装置3の構成は、図5の課金処理部308を
備えない点を除けば、第1の実施の形態における情報配
信サーバ装置と同様の構成である。
【0172】[第2の実施の形態におけるコンテンツ配
信に関する動作]この第2の実施の形態における携帯情
報端末としてのPDA2の配信要求時の動作は、図7お
よび図8に示した第1の実施の形態と同様であるので、
ここでは、その説明は省略する。
【0173】また、この第2の実施の形態における情報
配信サーバ装置3による端末配信用サーバ装置としての
PCホームサーバ装置に対するコンテンツ配信動作は、
図6において、ステップS103の課金処理動作が存在
しない点が異なるのみで、第1の実施の形態の場合とほ
ぼ同様であるので、ここでは、その説明は省略する。
【0174】この第2の実施の形態におけるPCホーム
サーバ装置1の、PDA2から配信要求を受けたときの
動作は、図11に示した部分は、全く同様である。この
第2の実施の形態においては、PCホームサーバ装置1
は、図15に示すように、ステップS330における、
今回送信分のコンテンツ区分の最後を「前回区切り」と
して保存した後、PDA2に配信したコンテンツ区分の
容量と、配信相手のPDA2のディスプレイ情報とを、
配信したコンテンツのコンテンツ識別情報と対応付け
て、配信履歴メモリ115に格納する(ステップS33
1)。
【0175】なお、携帯情報端末毎、あるいは使用者毎
に対して課金を課するのであれば、このステップS33
1において、それらの携帯情報端末毎、あるいは使用者
毎を識別する配信要求元識別情報に関連して、コンテン
ツ区分の容量と、配信相手のPDA2のディスプレイ情
報と、配信したコンテンツのコンテンツ識別情報とを対
応付けて、配信履歴メモリ115に格納する。
【0176】前述したように、課金サーバ装置9は、こ
の例では、月末などの特定のタイミング時点で、PCホ
ームサーバ装置1にアクセスして、配信履歴メモリ11
5の情報を吸い上げて、課金処理を行なうようにする。
【0177】図16は、この課金サーバ装置9の処理動
作を説明するためのフローチャートである。
【0178】課金サーバ装置9は、決済時期が近付くま
では、PCホームサーバ装置1との接続待機の状態とな
っている(ステップS401およびステップS40
2)。そして、決済時期が近付いたことを検知すると
(ステップS402)、決済時期が近いことを、前述し
たようにして、電子メールなどによりPCホームサーバ
装置1に通知する(ステップS403)。
【0179】そして、決済時期になると(ステップS4
04)、リモート・アクセスによりPCホームサーバ装
置1に接続し(ステップS405)、データの受信準備
をする(ステップS406)。この受信準備の間に、ア
クセスしたPCホームサーバ装置1についての課金支払
い義務者および課金方法についての検索を行っておく。
【0180】その後、前述したように、PCホームサー
バ装置1から配信履歴メモリ115に格納されたデータ
が転送されてくるので、そのデータを全て受信する(ス
テップS407、ステップS408)。この例では、P
Cホームサーバ装置1を中心にしたグループの単位に対
して課金を課すので、PCホームサーバ装置1の識別情
報とともに、前記配信履歴の情報がPCホームサーバ装
置1から送られてくる。
【0181】なお、携帯情報端末毎、あるいは使用者毎
に対して課金が課されるのであれば、前述したように配
信要求元識別情報に関連して、コンテンツ区分の容量
と、配信相手のPDA2のディスプレイ情報と、配信し
たコンテンツのコンテンツ識別情報とが対応付けられ
て、配信履歴として、メモリ115に格納されているの
で、配信要求元識別情報は、別途通知する必要はない。
【0182】データの受信を完了すると、コンテンツ識
別情報に基づいて、コンテンツ単位の配信履歴から、コ
ンテンツ単位の配信情報容量を、積算して求める(ステ
ップS409)。このとき、PDA2のディスプレイ情
報を参照し、ディスプレイの能力に応じた重み付けを、
配信情報容量について行って、積算を行なう。
【0183】例えば、白黒のディスプレイのPDA2に
配信されたコンテンツ区分の情報容量の場合には、重み
付け係数kbを、kb=0.7として、その情報容量を
k倍した後、積算する。また、カラーのディスプレイの
PDA2に配信されたコンテンツ区分の情報容量の場合
には、重み付け係数kcを、kc=1.0として、その
情報容量をk倍した後、積算する。その他、高精細度の
ディスプレイを備えるPDA2への配信ほど、重み付け
係数kを大きくなど、よりディスプレイの表示能力が高
いPDAほど、配信された情報容量に対する重み付けを
重くするようにする。
【0184】次に、積算して求めたコンテンツ単位の配
信容量から、コンテンツ毎の容量単価に基づいて、PC
ホームサーバ装置1を中心としたグループに対する課金
料金を計算する(ステップS410)。
【0185】課金料金の計算が終了したら、課金料金支
払い義務者に対して請求書を発行する(ステップS41
1)。この請求書も、電子メールあるいは郵便によるメ
ールにより発行することができる。この請求書を受け取
った使用者は、例えば、銀行口座やクレジット会社の口
座からの自動振り込みにより、料金を支払う。予め、講
座番号が、課金サーバ装置9に対して登録されていて、
自動引き落としされる場合もある。
【0186】そして、課金料金支払い義務者からの入金
を確認し(ステップS412)、入金を確認したときに
は、領収書を発行する(ステップS413)。一方、課
金料金支払い義務者からの入力を確認できないときに
は、納付期限まで待ち(ステップS414)、支払いの
督促をする(ステップS415)。
【0187】次に、この課金サーバ装置9からのリモー
ト・アクセスを受け取るPCホームサーバ装置1の動作
を、図18のフローチャートを参照して説明する。
【0188】まず、課金サーバ装置9からのリモートに
よるデータ転送要求の受信を待つ(ステップS50
1)。そして、課金サーバ装置9からのリモートによる
データ転送要求の受信を確認すると、課金サーバ装置9
と接続する(ステップS502)。そして、配信履歴メ
モリ115から配信履歴データを読み出し、PCホーム
サーバ装置の識別情報と共に、課金サーバ装置9に送信
する(ステップS503)。
【0189】そして、配信履歴データの課金サーバ装置
9へのデータ送信完了を待って(ステップS504)、
配信履歴データを削除する(ステップS505)。な
お、配信履歴データを、この時点で即座に削除するので
はなく、必ず今回の通知した分の配信履歴は次回まで保
存しておき、次回の通知後に、削除するようにしてもよ
い。このようにすれば、課金サーバ装置9で配信履歴デ
ータに基づく課金処理に何等かの故障が生じても、今回
分は、再度、端末配信用サーバ装置としてのPCホーム
サーバ装置1にアクセスすることにより、取得でき、課
金演算をやり直すことができるというメリットがある。
【0190】以上説明した第2の実施の形態によれば、
情報配信サーバ装置3からのPCホームサーバ装置1へ
の配信は、無料あるいは低廉な料金とすると共に、携帯
情報端末へのPCホームサーバ装置1からの配信に対し
ては、配信した情報容量に応じた課金を施すようにした
ので、利用者は、利用した分だけについて課金がされる
ことになり、合理的な課金ができる。
【0191】また、この第2の実施の形態においては、
携帯情報端末のディスプレイの表示能力に応じて情報容
量に対する課金を変えるようにしたので、この点でも、
使用者にとって、また、配信側にとって、合理性のある
課金ができる。
【0192】[第2の実施の形態の課金処理の他の例]
以上説明した第2の実施の形態では、課金サーバ装置9
がPCホームサーバ装置1にリモートでアクセスするこ
とにより、配信履歴データを吸い上げて、課金処理をす
るようにしたが、PCホームサーバ装置1から、課金サ
ーバ装置9にアクセスすることにより、配信履歴データ
を課金サーバ装置9に送るようにしてもよい。
【0193】図19は、その場合のPCホームサーバ装
置1の動作の要部を説明するためのフローチャートを示
すものである。
【0194】この第2の実施の形態の変形例におけるP
Cホームサーバ装置1の、PDA2から配信要求を受け
たときの動作は、図11に示した部分は、全く同様であ
るが、図19に示すように、ステップS330における
今回送信分のコンテンツ区分の最後を「前回区切り」と
して保存した後の動作が異なる。
【0195】すなわち、ステップS330の後には、P
Cホームサーバ装置1は、課金サーバ装置9にアクセス
する(ステップS341)。そして、今回送信分のコン
テンツ区分の情報容量を、コンテンツ識別情報と、PC
ホームサーバ装置1の識別情報とともに、課金サーバ装
置9に通知する(ステップS342)。そして、この通
知が終了したら、課金サーバ装置9との通信路を切断す
る(ステップS343)。
【0196】図20は、このPCホームサーバ装置1か
らの通知を受信する課金サーバ装置9の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0197】課金サーバ装置9は、まず、端末配信用サ
ーバ装置としてのPCホームサーバ装置1からのアクセ
スを待つ(ステップS601)。次に、コンテンツ識別
情報およびPCホームサーバ装置の識別情報と共に送ら
れてくる今回送信分のコンテンツ区分の情報容量を受信
する(ステップS602)。
【0198】次に、受け取った今回送信分のコンテンツ
区分の情報容量に基づいて、当該コンテンツの課金単価
を参照することにより、アクセスしてきたPCホームサ
ーバ装置1についての課金処理を実行する(ステップS
603)。その後、PCホームサーバ装置との通信路を
切断して(ステップS604)、処理を終了する。
【0199】なお、図19の例では、携帯情報端末への
コンテンツ区分の配信を行なう毎に、PCホームサーバ
装置1から課金サーバ装置にアクセスして、当該配信が
行われたコンテンツ区分の情報容量を課金サーバ装置に
通知するようにしたが、予め定められた、ある期間分、
あるいは複数回分をまとめて、課金サーバ装置に通知す
るようにしてもよい。
【0200】なお、以上の例では、課金サーバ装置9に
おいて算出される課金料金の支払い義務者を、PCホー
ムサーバ装置1の所有者、LANの管理者などすること
により、第2の実施の形態における課金対象を、LAN
あるいは電話網からPCホームサーバ装置1にアクセス
して、配信を受けるすべての携帯情報端末からなるグル
ープとすることができるので、家庭だけではなく、職場
単位などの特定のグループ単位の配信に対する課金処理
とすることができる。
【0201】[第3の実施の形態]以上説明した実施の
形態は、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサー
バ装置と携帯情報端末とをLANで接続する場合で、イ
ンターネット上のWebサイトにある情報は、PCホー
ムサーバ装置を経由して、携帯情報端末が受け取る構成
であった。これに対して、以下に説明する実施の形態
は、WebサイトにあるWebサーバ装置が情報配信サ
ーバ装置の場合で、携帯情報端末がインターネットを通
じて直接的にWebサーバ装置から情報配信を受けるよ
うにする場合である。
【0202】したがって、第3の実施の形態の場合にお
ける課金を課する対象は、携帯情報端末毎あるいはその
使用者毎として、それらの識別を、情報配信サーバ装置
は、配信要求の際に携帯情報端末から送られてくる配信
要求元識別情報により行なうものである。
【0203】この第3の実施の形態においても、携帯情
報端末は、PDAを用いるが、PDAからインターネッ
トを通じたWebサーバ装置へのアクセスは、PDAに
対して通信アダプタを介して接続した携帯電話端末を通
じて行なうようにする。
【0204】図20は、情報配信システムの第3の実施
の形態の全体の概要を示す構成図である。この第3の実
施の形態においては、情報配信サーバ装置は、インター
ネット5に接続されたWebサーバ装置12により構成
される。また、携帯情報端末は、PDA20であり、通
信用アダプタ31により、携帯電話端末30が接続可能
とされている。
【0205】そして、PDA20からWebサーバ装置
12への情報配信要求のためのアクセスは、通信アダプ
タ31を介して接続した携帯電話端末30を通じて、無
線通信網、この例では、携帯電話網およびインターネッ
トを介して行われる。
【0206】そして、第3の実施の形態においては、W
ebサーバ装置12からの配信情報サービスを受けよう
とするユーザは、予め、Webサーバ装置12に対して
ユーザ登録をしておく。このユーザ登録においては、第
1の実施の形態におけるPCホームサーバ装置に対する
PDAの登録の場合と同様に、PDA20の端末識別情
報による登録あるいはユーザ識別情報による登録が行な
われる。また、暗証番号を、端末識別情報やユーザ識別
情報に代えて、あるいは、それらの識別情報に加えて用
いるようにしてもよい。
【0207】さらに、この第3の実施の形態の場合に
は、情報配信サーバ装置としてのWebサーバ装置12
へのユーザ登録の際には、その料金の支払い方法、例え
ば銀行振込、預金口座からの自動振り落とし、クレジッ
トカードによる支払いなどが登録される。Webサーバ
装置12は、上述の登録情報を用いて、アクセスしてき
たユーザについての認証を行なう。
【0208】また、PDA20からの配信要求の際に、
サーバ装置12に送る配信要求元を特定するための配信
要求元識別情報としては、この第2の実施の形態におい
ても、PDA2の製造番号などの装置固有の端末識別情
報を用いる。認証情報として、端末識別情報を用いる場
合には、配信要求情報には、端末識別情報を含める必要
はないが、この例では、認証情報としては、ユーザ識別
情報を用いることとして、配信要求情報には、配信要求
元識別情報として端末識別情報を含めるようにする。
【0209】そして、この第3の実施の形態では、情報
配信サーバ装置としてのWebサーバ装置12が、これ
にアクセスしてくる携帯情報端末毎に、コンテンツ識別
情報と前回区切り情報とを対応付けて記憶することは、
配信要求してくる利用者が不特定多数であるため、記憶
容量が膨大になることにかんがみ、Webサーバ装置1
2には、前回区切り情報メモリは設けない。その代わり
に、携帯情報端末から、配信要求しようとするコンテン
ツについての前回区切り情報を、Webサーバ装置12
に送るようにする。その他の構成は、第1の実施の形態
の場合とほぼ同様である。
【0210】図22は、この第3の実施の形態における
配信に対する課金の方式を説明するための図である。こ
の第3の実施の形態においては、携帯情報端末20か
ら、情報配信サーバ装置12に配信要求すると、情報配
信サーバ装置12から、携帯情報端末の空きメモリ容量
に応じた容量のコンテンツ区分に区切られて、配信要求
したコンテンツ情報が送られてくる。
【0211】そして、情報配信サーバ装置12は、課金
処理部を備え、この課金処理部は、携帯情報端末20に
配信したコンテンツ区分の情報容量に応じた課金の処理
をする。つまり、この第3の実施の形態においても、情
報配信サーバ装置12の課金処理部は、第2の実施の形
態と同様の従量制課金の処理を行なう。
【0212】この第3の実施の形態によれば、Webサ
ーバからのコンテンツ配信を携帯情報端末が受ける場合
に、携帯情報端末の空きメモリ容量に応じた分ずつのコ
ンテンツ区分毎の配信を受けることができると共に、当
該配信を受けたコンテンツ区分毎の情報容量に応じた課
金がなされるので、非常に合理的な課金が施される。
【0213】[Webサーバ装置12の構成]図23
は、この例のWebサーバ装置12の構成を示すもの
で、システムバス120に対して、CPU121と、R
OM122と、RAM123と、インターネット5に接
続するためのインターネット用インターフェース124
と、配信対象のコンテンツ情報を格納するための配信コ
ンテンツデータベース125と、配信用データ格納部1
26と、配信履歴管理メモリ部127と、画像変換処理
部128と、画面情報メモリ129と、課金処理部13
0とが接続されて構成されている。
【0214】配信コンテンツデータベース125には、
コンテンツ提供会社から提供されたコンテンツ情報や、
配信サーバ装置12の運営会社が独自に用意したコンテ
ンツ情報等が、そのコンテンツ識別情報と対応付けられ
て格納されている。
【0215】この第3の実施の形態においては、この配
信コンテンツデータベース125に格納されるコンテン
ツ情報は、例えば電子新聞や電子小説であって、句点や
段落、あるいは記事や章などの単位で区切られ、それら
の区切り単位で、番号が予め付与されて区切り管理が容
易にできるようにされている。番号が付与された区切り
単位は、区切り候補ともなるものである。
【0216】配信用データ格納部126は、前述した第
1の実施の形態の場合と同様に、生成した送信情報区分
のデータを格納するバッファメモリである。後述するよ
うに、送信情報区分は、一旦生成したものから、変更し
て再生成する場合もあるが、その際に、生成された送信
情報区分(コンテンツ区分)は、この配信用データ格納
部126に格納され、最後に決定された送信情報区分
が、この配信用データ格納部126から読み出されて、
PDA20に送信される。
【0217】配信履歴管理メモリ部127には、ユーザ
の登録情報が記憶されていると共に、当該登録されたユ
ーザに対するコンテンツ配信の履歴が記憶される。ただ
し、この配信履歴管理メモリ部127は、ユーザに対す
る課金処理を行なうために用いることができればよいの
で、この例においては、前述もしたように、前回区切り
情報は、履歴情報には含まれない。
【0218】画像変換処理部128は、前述したよう
に、PDA20からの配信要求に含まれるディスプレイ
情報に基づいて、ディスプレイの表示能力などに適合す
るように送信データを変換する処理部である。
【0219】画面情報メモリ129は、アクセスしてき
たPDAに送る、配信可能コンテンツのメニュー画面な
どからなるインターネット用のホームページの画面情報
を格納する。
【0220】課金処理部130は、CPU121の制御
の下で、配信要求してきた携帯情報端末20からの配信
要求元識別情報で示される配信要求元に対するコンテン
ツ配信についての前述したような従量制による課金処理
を行なう。
【0221】ROM122には、CPU121が後述す
る一連の情報配信処理手順を実行するためのプログラム
および課金処理部130が実行する課金処理のためのプ
ログラムが記憶されている。また、ROM122のプロ
グラムには、PDA20からの配信要求に含まれる、空
きメモリ容量および前回区切り情報に基づく、送信情報
区分の生成処理のプログラムも含まれる。
【0222】[携帯情報端末の例としてのPDA20の
構成]図24は、携帯情報端末の例としてのPDA20
の構成例を示すものである。この例のPDA20は、図
4に示したPDA2の通信モジュール210およびイン
ターフェース211は設けられず、通信用アダプタ31
が接続される通信用アダプタインターフェース215が
接続される。また、この実施の形態のPDA20には、
システムバス200に対して前回区切り情報格納部21
6が接続される。その他は、図4に示したPDA2と同
様の構成とされる。
【0223】前回区切り情報格納部216には、当該P
DA20において、以前に配信要求したコンテンツの最
後のコンテンツ部分の区切り情報を格納する。上述した
ように、この第3の実施の形態においては、情報配信サ
ーバ装置12の配信コンテンツデータベース125に格
納されている配信コンテンツには、予め、区切り候補と
なる区切り単位に番号が付与されているので、その区切
り単位の番号が、区切り情報として格納されている。
【0224】前述の実施の形態のように、コンテンツ区
分の最後の1行あるいは数行を区切り情報として保存し
てもよいが、それでは、メモリ容量を比較的多く費やし
てしまう。これに対して、上述の例のように、区切り単
位で番号が付与されている場合には、メモリ容量は非常
に少なくて済む。
【0225】[コンテンツ情報配信の動作説明] [PDA20の動作]図25および図26は、情報配信
サーバ装置12に対して配信要求を出して、要求したコ
ンテンツの情報を受信する際におけるPDA20での処
理動作を説明するためのフローチャートである。このフ
ローチャートの処理は、主として、PDA20のCPU
201が行なうものである。なお、以下の説明は、配信
対象のコンテンツが電子新聞や電子小説などを想定して
説明するものとする。
【0226】使用者は、PDA20を用いて、情報配信
サーバ装置12にアクセスするときには、図21に示し
たように、PDA20に通信用アダプタ31を装着し、
その通信用アダプタ31に対して携帯電話端末30を取
り付ける。
【0227】そして、PDA20において、タッチペン
などにより情報配信サーバ装置12へのアクセスを指示
したときに、図25のスタートからPDA20の配信要
求処理が開始し、CPU201は、通信用アダプタ31
および携帯電話端末30を通じて情報配信サーバ装置1
2に対してアクセスを行なう(ステップS701)。こ
のアクセスの際には、上述したように、この実施の形態
では、ROM202あるいはRAM203に記憶されて
いる端末識別情報あるいは使用者識別情報が認証のため
の情報として読み出されて送られる。なお、認証のため
には、前述したように、使用者に暗証番号の入力を促し
て、それに対応して入力された暗証番号を、前記識別情
報に代えて、あるいは前記識別情報に加えて用いるよう
にしてもよい。
【0228】そして、CPU201は、情報配信サーバ
装置12に接続されたか否か判別し(ステップS70
2)、接続できなかったときには、ディスプレイ205
にエラー表示をして(ステップS704)、この処理ル
ーチンを終了する。
【0229】ステップS702で情報配信サーバ装置1
2に接続されたと判別したときには、端末識別情報ある
いは使用者識別情報または暗証番号に基づいて、アクセ
スしてきたPDA20についての認証を行ない(ステッ
プS703)、認証されなかったときには、ディスプレ
イ205にその旨のエラー表示をし(ステップS70
4)、この処理ルーチンを終了する。
【0230】ステップS703で認証がOKであったと
きには、情報配信サーバ装置12からダウンロードなど
のサービスについてのメニュー画面が送られてくるの
で、PDA20では、そのメニュー画面を受信してディ
スプレイ205に表示する(ステップS705)。そし
て、そのメニュー画面において、使用者によって配信サ
ービスが選択されたか否か判別し(ステップS70
6)、配信サービス以外が選択されたときには、当該選
択されたサービスについての処理ルーチンに移行する
(ステップS707)。
【0231】ステップS706で配信サービスが選択さ
れたと判別したときには、配信サービスの要求入力を情
報配信サーバ装置12に送信する(ステップS70
8)。すると、情報配信サーバ装置12からは配信可能
コンテンツの一覧画面が送られてくるので、PDA20
は、それを受信してディスプレイ205の画面に、図6
に示したものと同様の配信可能コンテンツの一覧画面を
表示する(ステップS709)。
【0232】使用者は、この配信可能コンテンツの一覧
画面を通じて配信を要求したいコンテンツの選択入力を
行なうので、PDA20は、その配信コンテンツの選択
入力を受け付ける(ステップS710)。使用者により
選択されたコンテンツが前に選択されたものであって、
データ用メモリ214のコンテンツエリアに、その一部
が格納されているものであるか否か判別する(ステップ
S711)。この判別は、データ用メモリ214のコン
テンツエリアに格納されている情報のコンテンツ識別情
報あるいは前回区切り情報格納部216の記憶内容を参
照することにより行われる。
【0233】ステップS711で、データ用メモリ21
4のコンテンツエリアに、その一部が格納されているコ
ンテンツが選択されたと判別したときには、使用者は、
前に配信要求したコンテンツの続きを要求しているとし
て、データ用メモリ214のコンテンツエリアに存在し
ている当該コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツ
情報を、当該データ用メモリ214のコンテンツエリア
から消去する(ステップS712)。そして、PDA2
0は、消去後のコンテンツエリアの空きメモリ容量を認
識しておく。
【0234】これは、続きを要求したというときには、
その続き前のコンテンツ部分は、もはや不要になるもの
であり、しかも、できるだけデータ用メモリ214のコ
ンテンツエリアの空きメモリ容量を大きくした方が望ま
しいからである。
【0235】ステップS712の次に、また、ステップ
S711で、選択されたコンテンツはデータ用メモリ2
14のコンテンツエリアには格納されていないコンテン
ツであると判別したときには、コンテンツ配信要求のた
めに、コンテンツ識別情報(コンテンツID)と、端末
識別情報(端末ID)と、その時点におけるデータ用メ
モリ214のコンテンツエリアの空きメモリ容量と、前
回区切り情報と、ディスプレイ214に関する情報(以
下、ディスプレイ情報という)とを、情報配信サーバ装
置12に送る(ステップS713)。
【0236】ここで、前回区切り情報は、ステップS7
11で同系統のコンテンツがメモリに存在していると判
別したときには、前回区切り情報格納部216から当該
コンテンツについての前回区切り情報を読み出して、情
報配信サーバ装置12に送る。また、ステップS711
で同系統のコンテンツがメモリに存在していないと判別
したときには、当該コンテンツは初めて配信要求するの
で、その先頭を意味する、例えば、番号「0000」を
前回区切り情報として、情報配信サーバ装置12に送
る。
【0237】情報配信サーバ装置12では、後述するよ
うに、コンテンツ識別情報により指定されるコンテンツ
について、前回区切り情報のところから(新規のコンテ
ンツの場合には先頭から)、前記空きメモリ容量に適合
するように区切った情報であって、ディスプレイ情報に
基づいてディスプレイ214に適合するように変換した
今回送信分の送信情報区分(コンテンツ区分)を生成す
る。そして、情報配信サーバ装置12は、生成したコン
テンツ区分の先頭部分の、例えば1行あるいは数行の情
報を、区切りの確認用情報としてPDA20に送信す
る。
【0238】そこで、PDA20では、この情報配信サ
ーバ装置12からの、今回送信分のコンテンツ区分の先
頭部分の区切り確認用情報を受信して、ディスプレイ2
14に表示する(図26のステップS721)。このと
きの画面は、前述した図10に示すようなものとなるの
は、この第2の実施の形態でも同様である。すなわち、
ディスプレイ214には、区切り確認用情報の表示画面
23が表示されると共に、タッチ式のソフトウエアキー
として、アップキー24、ダウンキー25、区切変更キ
ー26および決定キー27が表示される。これらのキー
24,25,26,27の機能および使用の仕方は、前
述の第1の実施の形態の場合と全く同様である。
【0239】PDA20のCPU201は、まず、決定
キー27がペン等で押下されたか否か判別する(ステッ
プS722)。決定キー27が押下されないと判別した
ときには、アップキー24またはダウンキー25がペン
等で押下されたか否か判別する(ステップS723)。
そして、アップキー24またはダウンキー25がペン等
で押下されないと判別したときには、ステップS722
に戻る。
【0240】また、ステップS723において、アップ
キー24またはダウンキー25がペン等で押下されたと
判別したときには、1つ前あるいは1つ後の区切り候補
を情報配信サーバ装置12に要求する(ステップS72
4)。
【0241】情報配信サーバ装置12は、この1つ前あ
るいは1つ後の区切り候補を受信すると、段落や、章あ
るいは記事の単位からなる1つ前あるいは1つ後の区切
り候補の区切り確認用情報を送ってくる。そこで、PD
A20は、その区切り候補の区切り確認用情報を受信し
て、図10と同様にして、ディスプレイ214の区切り
確認用情報の表示画面23に表示する(ステップS72
5)。
【0242】次に、区切変更キー26がペン等で押下さ
れたか否か判別し(ステップS726)、押下されない
と判別したときには、ステップS722に戻る。そし
て、ステップS726で、区切変更キー26が押下され
たと判別したときには、変更要求した区切り候補での区
切りのコンテンツ区分の要求を、情報配信サーバ装置1
2に送る(ステップS727)。そして、ステップS7
21に戻る。
【0243】情報配信サーバ装置12は、この変更要求
した区切り候補での区切りのコンテンツ区分の要求を受
信すると、今回送信分のコンテンツ区分を要求通りに再
生成して、それをPDA20に送る。そこで、PDA2
0では、それをステップS721で受信して、ディスプ
レイ214の区切り確認用情報の表示画面23に表示す
る。
【0244】ステップS722において、決定キー27
が押下されたと判別したときには、その決定キー27が
押下された時点におけるコンテンツ区分の先頭部分を区
切り確認情報として、ディスプレイ214の区切り確認
用情報の表示画面23に表示する。この画面には、「こ
の区切りでOKですか?」というメッセージが付加され
る(ステップS728)。
【0245】これを受けて、使用者は、その区切りでO
Kであれば、決定キー27を再押下する。その区切りで
はない時には、使用者は、アップキー24あるいはダウ
ンキー25を操作することになる。
【0246】そこで、PDA20のCPU201は、決
定キー27が再押下されたか否か判別する(ステップS
729)。再押下されないと判別したときには、ステッ
プS723に進み、アップキー24あるいはダウンキー
25が押下されたか否か判別し、アップキー24あるい
はダウンキー25が押下されたと判別したときには、前
述したように、ステップS724以下の区切り変更のた
めの処理をする。
【0247】ステップS729で、決定キー27が再押
下されたと判別したときには、CPU201は、選択し
たコンテンツについてのコンテンツ区分の配信開始要求
を、情報配信サーバ装置12に送信する(ステップS7
30)。これに対して情報配信サーバ装置12からは前
記コンテンツ区分が送られてくるので、PDA20は、
当該コンテンツ区分を受信し、データ用メモリ214の
コンテンツエリアに、そのコンテンツ識別情報と対応付
けて格納する(ステップS731)。
【0248】そして、当該コンテンツ区分の受信を完了
するのを待ち、受信完了を確認したら(ステップS73
2)、受信完了通知を情報配信サーバ装置12に送り
(ステップS733)、その後、無線通信回線を切断す
る(ステップS734)。そして、今回のコンテンツ区
分の番号等の区切り情報を、前回区切り情報として、前
回区切り情報格納部216に、コンテンツ識別情報と対
応付けて格納する(ステップS735)。その後、この
処理ルーチンを終了する。
【0249】[情報配信サーバ装置12の動作]次に、
以上のPDA20での配信要求の動作に対応する情報配
信サーバ装置12での処理動作を、図27および図28
のフローチャートを参照して説明する。このフローチャ
ートの各ステップの処理は、主として、情報配信サーバ
装置12のCPU121が行なうものである。
【0250】情報配信サーバ装置12では、まず、PD
A20からのアクセスを待ち(ステップS801)、P
DA20からのアクセスを受信すると、アクセスしてき
たPDAについての認証を行なう(ステップS80
2)。そして、アクセスしてきたPDAが情報配信サー
バ装置12に登録されたものではなくて、認証が取れな
いときには、当該PDAに対して「認証NG」を送信す
る(ステップS803)。
【0251】ステップS802で、認証が取れたと判別
したときには、CPU121は、画面情報メモリ129
からサービスメニューの画面を読み出して、PDA20
に送信する(ステップS804)。そして、PDA20
から配信サービスの要求を受けたか否か判別し(ステッ
プS805)、配信サービス以外の他のサービスの要求
であれば、当該要求された他のサービスを実行するため
のルーチンに移行する(ステップS806)。
【0252】ステップS805で、PDA20から配信
サービスの要求を受信したと判別したときには、配信サ
ービスの画面情報、つまり、配信コンテンツの一覧画面
を画面情報メモリ129から読み出し、PDA20に送
信する(ステップS807)。
【0253】前述したように、この配信サービスの画面
情報に基づいてPDA20では使用者によって配信要求
のコンテンツの選択が行われ、当該選択されたコンテン
ツの識別情報(コンテンツID)と、当該選択されたコ
ンテンツについての区切り情報と、PDA20の端末識
別情報(端末ID)と、コンテンツエリアの空きメモリ
容量と、PDA20のディスプレイ情報とを送るので、
情報配信サーバ装置12では、それらの情報を受信する
(ステップS808)。
【0254】そして、次に、情報配信サーバ装置12の
CPU121は、受信したコンテンツ識別情報を用い
て、配信コンテンツデータベース125を検索し、配信
要求されたコンテンツを特定する(ステップS80
9)。次に、受信した前回区切り情報から、前回の区切
りは、コンテンツの先頭か否か判別する(ステップS8
10)。
【0255】前回の区切りはコンテンツの先頭であると
判別したときには、前記端末識別情報で識別されるPD
Aからは、前記コンテンツ識別情報で指定されるコンテ
ンツは、初めて選択されたものであると認識し、前記コ
ンテンツ識別情報で指定されるコンテンツの先頭を、前
回区切りとする(ステップS811)。そして、次のス
テップS812に進む。また、ステップS810で、前
回の区切り情報はコンテンツの先頭ではないと判別した
ときには、ステップS811を経由せずにステップS8
12に進む。
【0256】このステップS812では、ステップS8
09で検索したコンテンツから、ステップS808で受
信したコンテンツエリアの空きメモリ容量と、前回区切
り情報とに基づいて、今回送信分のコンテンツ区分を演
算し、求めたコンテンツ区分のデータを配信用データ格
納部126に格納しておく。
【0257】このコンテンツ区分の演算の際、CPU1
21は、PDA20からのディスプレイ情報を参照し
て、画像変換処理部128により、要求してきたPDA
20のディスプレイの表示能力に適合するようにデータ
処理する。そのデータ処理後のコンテンツ区分のデータ
を配信データ用メモリ126に格納する。CPU121
は、このデータ処理後のコンテンツ区分の容量が、PD
A20から取得した空きメモリ容量を越えないように、
コンテンツ区分を演算生成するものである。
【0258】そして、今回送信分のコンテンツ区分が求
まったら、今回送信分のコンテンツ区分の先頭部分の、
例えば1行あるいは数行の情報を、区切の確認用情報と
してPDA20に送信する(図28のステップS82
1)。
【0259】そして、次に、PDA20から配信開始要
求を受信したか否かを判別する(ステップS822)。
PDA20からの配信開始要求を受信しないと判別した
ときには、前または後の区切り候補の要求を受信したか
否か判別する(ステップS823)。前または後の区切
り候補の要求を受信しなかったときには、ステップS8
22に戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0260】また、前または後の区切り候補の要求を受
信したときには、CPU121は、前述したように、ス
テップS832で生成したコンテンツ区分の先頭部分
を、要求された1つ前あるいは1つ後の区切り候補の位
置に変更する。前述したように、1つ前あるいは1つ後
の区切り候補は、段落や章、記事などの単位で定められ
る。
【0261】そして、要求された1つ前あるいは1つ後
の区切り候補の確認用情報を、要求してきたPDA20
に送信する(ステップS824)。そして、PDA20
から区切り変更要求が送られてきたか否か判別する(ス
テップS825)。ステップS825で、PDA20か
らの区切り変更要求を受信しなかったときには、ステッ
プS822に戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0262】また、ステップS825で、PDA20か
らの区切り変更要求を受信したときには、変更要求され
た区切り位置となるように、今回送信分のをコンテンツ
区分を再演算して、再生成し、配信用データ格納部12
6の今回送信分のコンテンツ上書きして格納する(ステ
ップS826)。そして、ステップS822に戻る。
【0263】そして、ステップS822で、配信開始要
求を受信したと判別したときには、CPU121は、配
信データ用メモリ126からコンテンツ区分のデータを
読み出し、PDA20に送信する(ステップS82
7)。そして、PDA20からの受信完了通知を受信す
るまでコンテンツ区分のデータの送信を続け(ステップ
S828)、PDA20からの受信完了通知を受信する
と、無線通信回線を切断する(ステップS829)。
【0264】その後、送信したコンテンツ区分の情報容
量を求め、コンテンツ毎の配信履歴として、配信要求元
識別情報と対応付けて配信履歴管理メモリ部127に格
納する(ステップS830)。次に、求めたコンテンツ
区分の情報容量により、携帯情報端末20により配信要
求してきた配信要求元についての課金処理を、課金処理
部130が実行する(ステップS831)。その後、情
報配信サーバ装置12での配信処理ルーチンを終了す
る。
【0265】この第3の実施の形態においても、携帯情
報端末の空きメモリ容量に応じた情報容量のコンテンツ
区分毎に、情報配信サーバ装置12から携帯情報端末2
0にコンテンツ配信が行われるので、情報配信に関して
は、第1の実施の形態の場合と同様の効果が得られる。
【0266】また、この第3の実施の形態においては、
携帯電話網およびインターネットを通じて、情報配信サ
ーバ装置12にアクセスして情報配信を受けることがで
きるので、通勤途中などの外出時においても、コンテン
ツ配信を受けることができる。
【0267】また、この第3の実施の形態によれば、コ
ンテンツ配信に対する課金は、配信を受けたコンテンツ
区分毎の情報容量に応じてなされるので、利用者および
配信事業者の双方にとって合理的な課金となる。
【0268】[第3の実施の形態の課金処理の他の例]
上述の説明では、情報配信サーバ装置が課金処理部を備
え、当該課金処理部でコンテンツ区分の情報容量に応じ
た従量制課金処理をするようにしたが、図29に示すよ
うに、情報配信サーバ装置12とは別に課金サーバ装置
13を設け、この課金サーバ装置13に情報配信サーバ
装置12から、課金用の情報容量情報を通知して、課金
処理は、課金サーバ装置13で行なわすようにすること
もできる。
【0269】図30は、この例の場合の情報配信サーバ
装置の要部の動作を説明するためのフローチャートであ
る。このフローチャートは、前述した図28の部分に対
応するもので、図30が図28と異なる部分は、図28
のステップS831に代えて、ステップS832が設け
られる点である。
【0270】すなわち、図28のステップS831で
は、コンテンツ区分の情報容量に応じて課金処理が実行
されたが、この図30の例のステップS831では、配
信したコンテンツ区分の情報容量を、配信要求してきた
携帯情報端末からの配信要求元識別情報とともに、情報
配信サーバ装置12から課金サーバ装置13に通知す
る。課金サーバ装置13では、通知を受けたコンテンツ
区分の情報容量に基づき、前記配信要求元についての課
金処理を実行する。
【0271】前述の実施の形態と同様に、コンテンツ区
分の情報容量は、コンテンツ区分の配信ごとではなく、
予め定めた複数回分のコンテンツ区分をまとめて、ある
いは、予め定めた所定の期間内のコンテンツ区分の配信
分をまとめて、課金サーバ装置13に通知するようにし
てもよい。
【0272】その場合に、情報配信サーバ装置12で、
前記複数回分のコンテンツ区分、あるいは、前記所定の
期間内のコンテンツ区分の配信情報の情報容量分を積算
し、その積算結果を課金サーバ装置13に通知するよう
にしてもよい。
【0273】[第3の実施の形態の課金処理のさらに他
の例]図31は、この例の課金方法を説明するための概
念図である。この概念図に示すように、この例の課金方
法は、コンテンツ配信に対して従量制を採用するのでは
なく、同じコンテンツについては、当該携帯情報端末が
当該コンテンツを始めて配信要求して、それに対する配
信が実行されたときに、コンテンツ単位で課金する。そ
して、その後の同じコンテンツに対する当該携帯情報端
末からの配信要求については、課金を課さないという方
法である。
【0274】この例の課金方法は、コンテンツ区分毎の
配信が前提であるこの発明において、あるコンテンツを
配信要求したときには、必ず、そのコンテンツの最後ま
でのすべての情報を必要とするという場合に好適であ
る。
【0275】図32は、この例の場合における情報配信
サーバ装置の要部の動作を説明するためのフローチャー
トである。このフローチャートは、前述した図28の部
分に対応するもので、図32が図28と異なる部分は、
図28のステップS830および図831に代えて、ス
テップS833およびステップS834が設けられる点
である。
【0276】すなわち、この図32の例においては、回
線切断がステップS829でなされた後、ステップS8
33では、当該コンテンツについてのコンテンツ区分の
配信が、当該携帯情報端末への当該コンテンツの最初の
配信であるか否か判別する。そして、最初の配信である
と判別したときには、コンテンツ単位で、課金処理をす
る。ステップS833で、最初の配信ではないと判別し
たときには、ステップS834において、前の配信の際
にコンテンツ課金は済んでいるので、ステップS834
をバイパスして、当該時点におけるコンテンツ区分に対
する課金はせずに、この処理ルーチンを終了する。
【0277】この例においては、従量制課金に比べて、
一度、コンテンツ単位で課金が行われた後には、複数回
にわたって、コンテンツ区分単位で、前記コンテンツの
全体を何度ダウンロードしても、料金がかからないとい
う特徴がある。したがって、同じコンテンツを何度でも
ダウンロードして、利用したい場合に有効な課金方法で
ある。
【0278】この例の場合も、課金サーバ装置を情報配
信サーバ装置とは別個に設け、ステップS833で、最
初の配信であると判別したときに、当該コンテンツにつ
いてのコンテンツ単位での課金処理の依頼をするように
してもよい。
【0279】[その他の変形例]なお、上述の第3の実
施の形態では、携帯情報端末では、前回区切り情報格納
部を備え、当該前回区切り情報格納部に前回区切り情報
を格納しておくようにしたが、次のようにすれば、携帯
情報端末の前回区切り情報格納部は省略することができ
る。
【0280】すなわち、データ用メモリ126に格納さ
れるコンテンツ区分自体に、段落毎の番号や章毎の番号
等を含めて記憶するようにしておき、次に、データ用メ
モリ126にコンテンツ区分が存在するコンテンツの続
きの配信要求をする際には、当該データ用メモリ126
のコンテンツ区分の最後の段落番号や章番号を前回区切
り情報として抽出してサーバ装置に送るようにする。
【0281】また、第3の実施の形態においても、第1
の実施の形態や第2の実施の形態のように、配信サーバ
装置側に区切り情報格納部を設けて管理するようにして
も勿論よい。逆に、第1の実施の形態や第2の実施の形
態においても、この第3の実施の形態のように、携帯情
報端末側から、区切り情報をサーバ装置に通知するよう
にしてもよい。
【0282】また、この第3の実施の形態においても、
携帯情報端末は、PDAに限らず、ページャや、携帯電
話端末など、コンテンツ記憶領域と表示画面を有する端
末であれば種々のものが使用可能である。
【0283】また、この第3の実施の形態においても、
配信要求の際には、配信要求元識別情報として携帯情報
端末の端末識別情報を情報配信サーバ装置12に送るよ
うにしたが、ユーザ識別情報を、端末識別情報に代え
て、情報配信サーバ装置12に送るようにすることによ
り、第1の実施の形態の変形例で説明した場合と同様の
効果が得られる。また、携帯情報端末の使用者が、利用
形態に応じて、端末識別情報とユーザ識別情報とのどち
らかを、配信要求元識別情報として選択して、配信サー
バ装置に送信することができるようにしてもよい。
【0284】また、携帯情報端末と情報配信サーバ装置
12との間の通信のための通信ブロトコルはインターネ
ットにおけるTCP/IPのような汎用されるものでも
よいし、PPPoE(PPP over Ethern
et(登録商標))のように利用者を特定しやすい特性
を積極的に利用してもよい。
【0285】また、以上の第1、第2および第3の実施
の形態において、例えばコンテンツが電子新聞の場合に
おいて、現在の区切り情報が、例えば記事の先頭を指し
ている場合には、別の記事あるいは別の大分類(社会面
とか経済面とか・・・・)への移行を望んでいる可能性
もあるので、それを問い合わせるメッセージを携帯情報
端末に対して送信するようにしてもよい。
【0286】さらに、以上の各実施の形態では、文字や
画像などからなるコンテンツの配信について説明した
が、例えば小説を朗読した音声情報や、落語などの音声
情報からなるコンテンツが配信対象であっても、勿論よ
い。また、挿絵や出演者の画像などの情報を伴なった音
声情報であってもよい。
【0287】なお、以上の実施の形態においては、配信
情報は、すべて通信路を通じて端末配信用サーバ装置や
携帯情報端末に配信するようにしたが、CD−ROMな
どの記録メディアを郵送などにより、端末配信用サーバ
装置の使用者あるいは管理者に配布するようにしてもよ
い。その場合にも、記録メディアを無料あるいは低廉な
料金で配布する方法と、コンテンツ使用料を含む記録メ
ディアに対する対価を配布時に徴収する方法とがある。
記録メディアから配信コンテンツデータベースに格納し
た後の携帯情報端末への配信についての課金の方法は、
上述の実施の形態と同様とすることができる。
【0288】なお、第1の実施の形態、また、第2の実
施の形態のように、情報配信サーバ装置から端末配信用
サーバ装置にコンテンツ配信を行い、端末配信用サーバ
装置から、携帯情報端末に再配信する方法の場合には、
携帯情報端末のメモリ容量が大きくなったときには、端
末配信用サーバ装置から携帯情報端末へも、コンテンツ
区分毎の配信をせずに、コンテンツ単位の配信をするこ
とができる。
【0289】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、携帯情報端末の配信要求時のメモリ空き容量が小さ
くても、そして、ユーザがそのメモリ空き容量を知らな
くとも、空き容量に対して適切な容量のコンテンツ区分
が配信され、ユーザは、それを楽しむことができる。
【0290】さらに、サーバ装置は、区切り情報を、配
信要求元識別情報に関係付けて保存管理して、携帯情報
端末から、前に配信したことのあるコンテンツの続きが
配信要求されたときには、当該コンテンツの続き部分を
携帯情報端末に配信されるので、携帯情報端末の空きメ
モリ容量よりも容量の大きいコンテンツであっても、そ
のすべての情報の配信を、携帯情報端末の使用者は受け
取ることができる。
【0291】また、携帯情報端末のデータ用メモリのコ
ンテンツエリアが小さくなったとしても、携帯情報端末
は、配信を要求する時点での空き容量をサーバ装置に通
知するので、サーバ装置からは、携帯情報端末の空きメ
モリ容量に応じて適切な容量に区切られたコンテンツ区
分が配信され、配信データが携帯情報端末のコンテンツ
エリアに記憶しきれないという不具合は発生しない。
【0292】さらに、この発明では、携帯情報端末の表
示画面の情報をサーバ装置に送信して、サーバ装置1か
ら、携帯情報端末のディスプレイの表示能力などに適合
した配信情報が得られるので、携帯情報端末では、受け
取った配信情報を、自己のディスプレイの表示能力に適
合した情報に変換する必要がなく、それだけ、携帯情報
端末の負担を少なくして構成を簡単にすることができ
る。
【0293】そして、この発明によれば、上述のような
送信情報区分毎の配信を携帯情報端末に行なう場合にお
いて、種々の場合における適切な課金を行なうことがで
きる。
【0294】例えば、請求項1の発明の場合には、情報
配信サーバ装置から端末配信用サーバ装置への配信の際
にのみ課金を施し、端末配信用サーバ装置から携帯情報
端末への配信に対しては、課金は発生しない。したがっ
て、携帯情報端末の使用者は、携帯情報端末の空きメモ
リ容量の分ずつ、端末配信用サーバ装置から配信情報を
受け取って、何回でも、配信情報を無料で利用できる。
しかも、端末配信用サーバ装置に対して接続可能な携帯
情報端末数あるいはユーザ数も問わないというメリット
がある。
【0295】この配信システムの態様は、例えば、配信
情報サーバ装置からの配信情報が電子新聞であって、端
末配信用サーバ装置が家庭や職場のサーバ装置であり、
当該端末配信用サーバ装置からの複数の利用者に配信す
る場合に好適である。
【0296】また、請求項11の発明の場合には、情報
配信サーバ装置から端末配信用サーバ装置への配信の際
には、課金処理は行なわない、あるいは、低廉な価格に
よる配信を行なう。そして、端末配信用サーバ装置から
携帯情報端末への配信について、携帯情報端末の空きメ
モリ容量に応じた送信情報区分の情報容量に応じて課金
を施すようにする。したがって、使用者が携帯情報端末
にダウンロードして利用した情報容量分に応じて課金さ
れるので、非常にリーズナブルな課金となる。
【0297】また、請求項35の発明の場合には、携帯
情報端末から情報配信サーバ装置へ直接的に配信要求を
して、上述と同様に携帯情報端末の空きメモリ容量に応
じた送信情報区分毎の情報配信を受けることができる。
そして、その課金は、送信情報区分の情報容量分に応じ
たものとされるので、非常にリーズナブルな課金とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報配信システムの第1の実施
の形態における配信と課金の関係を説明するための図で
ある。
【図2】この発明による情報配信システムの第1の実施
の形態の概要を説明するための図である。
【図3】第1の実施の形態における端末配信用サーバ装
置の一例としてのPCホームサーバ装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図4】第1の実施の形態における携帯情報端末の一例
としてのPDAの構成例を示すブロック図である。
【図5】第1の実施の形態における情報配信サーバ装置
の一例の構成例を示すブロック図である。
【図6】第1の実施の形態における情報配信サーバ装置
の配信動作を説明するためのフローチャートを示す図で
ある。
【図7】第1の実施の形態における携帯情報端末の配信
要求動作を説明するためのフローチャートの一部を示す
図である。
【図8】第1の実施の形態における携帯情報端末の配信
要求動作を説明するためのフローチャートの一部を示す
図である。
【図9】第1の実施の形態における携帯情報端末の配信
要求動作時における画面表示の例を示す図である。
【図10】第1の実施の形態における携帯情報端末の配
信要求動作時における画面表示の例を示す図である。
【図11】第1の実施の形態における端末配信用サーバ
装置の配信処理動作を説明するためのフローチャートの
一部を示す図である。
【図12】第1の実施の形態における端末配信用サーバ
装置の配信処理動作を説明するためのフローチャートの
一部を示す図である。
【図13】この発明による情報配信システムの第2の実
施の形態における配信と課金の関係を説明するための図
である。
【図14】第2の実施の形態における端末配信用サーバ
装置の一例としてのPCホームサーバ装置の構成例を示
すブロック図である。
【図15】第2の実施の形態における端末配信用サーバ
装置の配信処理動作を説明するためのフローチャートの
一部を示す図である。
【図16】第2の実施の形態における課金サーバ装置の
処理動作を説明するためのフローチャートの一部を示す
図である。
【図17】第2の実施の形態における課金サーバ装置の
処理動作を説明するためのフローチャートの一部を示す
図である。
【図18】第2の実施の形態における端末配信用サーバ
装置の一例としてのPCホームサーバ装置での課金サー
バへの通知処理を説明するためのフローチャートを示す
図である。
【図19】第2の実施の形態における携帯情報端末の配
信要求動作の要部を説明するためのフローチャートの一
部を示す図である。
【図20】第2の実施の形態における課金サーバ装置の
課金処理時の動作を説明するためのフローチャートを示
す図である。
【図21】この発明による情報配信システムの第3の実
施の形態の概要を説明するための図である。
【図22】この発明による情報配信システムの第3の実
施の形態における配信と課金の関係の第1の例を説明す
るための図である。
【図23】この発明による情報配信システムの第3の実
施の形態における情報配信サーバ装置の一例としてのW
ebサーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図24】この発明による情報配信システムの第3の実
施の形態における携帯情報端末の一例としてのPDAの
構成例を示すブロック図である。
【図25】この発明による情報配信システムの第3の実
施の形態における携帯情報端末の配信要求動作を説明す
るためのフローチャートの一部を示す図である。
【図26】図25の配信要求動作の続きを説明するため
のフローチャートを示す図である。
【図27】この発明による情報配信システムの第3の実
施の形態における情報配信サーバ装置の配信処理動作を
説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図28】図27の配信要求動作の続きを説明するため
のフローチャートを示す図である。
【図29】この発明による情報配信システムの第3の実
施の形態における配信と課金の関係の第2の例を説明す
るための図である。
【図30】この発明による情報配信システムの第3の実
施の形態における配信と課金の関係の第2の例における
情報配信サーバ装置の動作の要部を説明するためのフロ
ーチャートを示す図である。
【図31】この発明による情報配信システムの第3の実
施の形態における配信と課金の関係の第3の例を説明す
るための図である。
【図32】この発明による情報配信システムの第3の実
施の形態における配信と課金の関係の第3の例における
情報配信サーバ装置の動作の要部を説明するためのフロ
ーチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…PCホームサーバ装置(端末配信用サーバ装置)、
2、20…PDA(携帯情報端末)、3…情報配信サー
バ装置、12…Webサーバ装置、9、13…課金サー
バ装置、20…PDA、107…配信コンテンツデータ
ベース、111、126…配信用データ格納部、112
…前回区切り情報管理メモリ部、113…画像変換処理
部、214…データ用メモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZEC G06F 17/60 ZEC H04Q 7/38 H04B 7/26 109M

Claims (130)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、
    前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続さ
    れると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて
    接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信
    路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信
    路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配
    信用サーバ装置とからなる情報配信システムであって、 前記情報配信サーバ装置は、 配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する手段
    と、 前記端末配信用サーバ装置に送信したことにより、前記
    端末配信用サーバ装置に対する前記配信情報についての
    課金処理を行なう課金処理手段とを備え、 前記携帯情報端末は、 前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納する
    ための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用
    記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量と
    を、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求
    をする情報配信要求送信手段と、 を備え、 前記端末配信用サーバ装置は、 前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて
    受け取った配信情報を格納する配信情報格納部と、 前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定さ
    れる配信情報を前記配信情報格納部から抽出し、前記携
    帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、
    前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報
    生成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 を備えることを特徴とする情報配信システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報配信システムにおい
    て、 前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情
    報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前
    記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報
    記憶手段を備えると共に、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記
    携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要
    求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への
    送信情報区分を生成することを特徴とする情報配信シス
    テム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の情報配信システムにおい
    て、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信
    用サーバ装置に送信するものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに
    基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の
    前記携帯情報端末への送信情報区分を生成することを特
    徴とする情報配信システム。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の情報配信システムにおいて、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信システム。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の情報配信システムにおいて、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信システム。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の情報配信システムにおいて、 前記端末配信用サーバ装置は、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末から
    の前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記
    送信情報区分を再生成させる制御手段と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区
    切りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの
    確認をさせるために再生する手段と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付手段と、 前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記端末配信用サ
    ーバ装置に送る手段とを備えることを特徴とする情報配
    信システム。
  7. 【請求項7】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の情報配信システムにおいて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記
    情報配信要求の際に、 自端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ
    装置に送るものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信システム。
  8. 【請求項8】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の情報配信システムにおいて、 前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末
    識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情
    報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手
    段を備えることを特徴とする情報配信システム。
  9. 【請求項9】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の情報配信システムにおいて、 前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の
    通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワ
    ークにより形成されていることを特徴とする情報配信シ
    ステム。
  10. 【請求項10】請求項1、請求項2または請求項3に記
    載の情報配信システムにおいて、 前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の
    通信路は、無線あるいは有線の電話網を含むものである
    ことを特徴とする情報配信システム。
  11. 【請求項11】情報配信サーバ装置と、携帯情報端末
    と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接
    続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通
    じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の
    通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の
    通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端
    末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムであっ
    て、 前記情報配信サーバ装置は、 配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する手段を
    備え、 前記携帯情報端末は、 前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納する
    ための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用
    記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量と
    を、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求
    をする情報配信要求送信手段と、 を備え、 前記端末配信用サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する手段と、 前記配信情報識別情報で指定される配信情報を、前記携
    帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、
    前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報
    生成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量を、課金処理のために保存する課金用情報保存手段
    と、 を備えることを特徴とする情報配信システム。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情
    報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前
    記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報
    記憶手段を備えると共に、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記
    携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要
    求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への
    送信情報区分を生成することを特徴とする情報配信シス
    テム。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信
    用サーバ装置に送信するものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに
    基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の
    前記携帯情報端末への送信情報区分を生成することを特
    徴とする情報配信システム。
  14. 【請求項14】請求項11、請求項12または請求項1
    3に記載の情報配信システムにおいて、 前記情報配信サーバ装置から前記端末配信用サーバ装置
    への前記情報の配信は、無償であることを特徴とする情
    報配信システム。
  15. 【請求項15】請求項11、請求項12または請求項1
    3に記載の情報配信システムにおいて、 前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミング
    で、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセス
    して、前記課金用情報保存手段に保存された前記送信情
    報区分の情報容量を前記端末配信用サーバ装置から取得
    し、課金処理をする課金サーバ装置を設けることを特徴
    とする情報配信システム。
  16. 【請求項16】請求項11、請求項12または請求項1
    3に記載の情報配信システムにおいて、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であって、前記課金用情報保存手段には、前記送
    信情報区分の情報容量は、前記配信要求元識別情報で識
    別される配信要求元毎に保存し、前記課金サーバでの課
    金処理は、当該配信要求元毎の単位で行なうことを特徴
    とする情報配信システム。
  17. 【請求項17】請求項11、請求項12または請求項1
    3に記載の情報配信システムにおいて、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であって、
    前記課金用情報保存手段には、前記送信情報区分の情報
    容量は、前記配信要求元識別情報で識別される配信要求
    元毎に保存し、前記課金サーバでの課金処理は、当該配
    信要求元毎の単位で行なうことを特徴とする情報配信シ
    ステム。
  18. 【請求項18】請求項11、請求項12または請求項1
    3に記載の情報配信システムにおいて、 前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の
    通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワ
    ークにより形成されており、 前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミング
    で、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセス
    して、前記保存された前記送信情報区分の情報の容量を
    前記端末配信用サーバ装置から取得し、前記端末配信用
    サーバ装置が接続される前記ローカルエリアネットワー
    クの単位に対する課金処理をする課金サーバ装置を設け
    ることを特徴とする情報配信システム。
  19. 【請求項19】請求項11、請求項12または請求項1
    3に記載の情報配信システムにおいて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信システム。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記端末配信用サーバ装置の前記課金用情報保存手段
    は、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も前記配
    信要求元識別情報に対応付けて保存するようにすると共
    に、 前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミング
    で、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセス
    して、前記課金用情報保存手段に保存された前記配信要
    求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量および前
    記携帯情報端末の表示画面に関する情報を前記端末配信
    用サーバ装置から取得し、それらの取得情報に基づいて
    前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元に対す
    る課金処理をする課金サーバ装置を設けることを特徴と
    する情報配信システム。
  21. 【請求項21】請求項11、請求項12または請求項1
    3に記載の情報配信システムにおいて、 前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末
    識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情
    報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手
    段を備えることを特徴とする情報配信システム。
  22. 【請求項22】情報配信サーバ装置と、携帯情報端末
    と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接
    続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通
    じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の
    通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の
    通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端
    末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムであっ
    て、 前記情報配信サーバ装置は、 配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する手段を
    備え、 前記携帯情報端末は、 前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納する
    ための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用
    記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量と
    を、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求
    をする情報配信要求送信手段と、 を備え、 前記端末配信用サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定さ
    れる配信情報を、前記携帯情報端末の前記空き容量に適
    合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報
    区分を生成する配信情報生成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 前記携帯情報端末に配信した前記送信情報区分の情報容
    量を、課金処理のために、所定の通信路を通じて課金サ
    ーバ装置に通知する通知手段と、 を備えることを特徴とする情報配信システム。
  23. 【請求項23】請求項22に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記端末配信用サーバ装置の通知手段は、前記携帯情報
    端末に前記配信情報を配信する毎に、前記送信情報区分
    の情報容量を前記課金サーバ装置に通知することを特徴
    とする情報配信システム。
  24. 【請求項24】請求項22に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記端末配信用サーバ装置は、前記配信要求元識別情報
    毎についての、前記配信情報識別情報毎の前記送信情報
    区分の情報容量を、予め定められた期間分、あるいは予
    め定められた配信回数分、保存する手段を備え、前記通
    知手段は、当該保存した情報容量を、前記予め定められ
    た期間の後に、あるいは前記予め定められた配信回数分
    の配信の後に、前記前記課金サーバ装置に通知すること
    を特徴とする情報配信システム。
  25. 【請求項25】請求項22に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情
    報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前
    記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報
    記憶手段を備えると共に、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記
    携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要
    求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への
    送信情報区分を生成することを特徴とする情報配信シス
    テム。
  26. 【請求項26】請求項22に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信
    用サーバ装置に送信するものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに
    基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の
    前記携帯情報端末への送信情報区分を生成することを特
    徴とする情報配信システム。
  27. 【請求項27】請求項22、請求項25または請求項2
    6に記載の情報配信システムにおいて、 前記情報配信サーバ装置から前記端末配信用サーバ装置
    への前記情報の配信は、無償であることを特徴とする情
    報配信システム。
  28. 【請求項28】請求項22、請求項25または請求項2
    6に記載の情報配信システムにおいて、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信システム。
  29. 【請求項29】請求項22、請求項25または請求項2
    6に記載の情報配信システムにおいて、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信システム。
  30. 【請求項30】請求項22、請求項25または請求項2
    6に記載の情報配信システムにおいて、 前記端末配信用サーバ装置は、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末から
    の前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記
    送信情報区分を再生成させる制御手段と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区
    切りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの
    確認をさせるために再生する手段と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付手段と、 前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記端末配信用サ
    ーバ装置に送る手段とを備えることを特徴とする情報配
    信システム。
  31. 【請求項31】請求項22、請求項25または請求項2
    6に記載の情報配信システムにおいて、 前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の
    通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワ
    ークにより形成されており、 前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報の容量
    を、前記端末配信用サーバ装置が接続される前記ローカ
    ルエリアネットワークの単位で積算した積算値に基づい
    て課金処理することを特徴とする情報配信システム。
  32. 【請求項32】請求項22、請求項25または請求項2
    6に記載の情報配信システムにおいて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信システム。
  33. 【請求項33】請求項32に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記端末配信用サーバ装置の前記通知手段は、前記携帯
    情報端末の表示画面に関する情報も前記配信要求元識別
    情報に対応付けて前記課金サーバ装置に通知すると共
    に、 前記課金サーバ装置は、前記配信要求元識別情報毎の前
    記送信情報区分の情報容量および前記携帯情報端末の表
    示画面に関する情報に基づいて前記配信要求元識別情報
    で識別される配信要求元に対する課金処理をすることを
    特徴とする情報配信システム。
  34. 【請求項34】請求項22、請求項25または請求項2
    6に記載の情報配信システムにおいて、 前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末
    識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情
    報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手
    段を備えることを特徴とする情報配信システム。
  35. 【請求項35】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通
    信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる
    情報配信システムであって、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するた
    めの記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用
    記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量と
    を、前記情報配信サーバ装置に送信して情報配信要求を
    する情報配信要求送信手段と、 を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する手段と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、
    前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯
    情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生
    成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量に基づいて、前記配信要求元識別情報により識別さ
    れる配信要求元に対して課金処理する課金処理手段と、 を備えることを特徴とする情報配信システム。
  36. 【請求項36】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通
    信路を通じて接続される情報配信サーバ装置と、課金サ
    ーバ装置とからなる情報配信システムであって、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するた
    めの記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用
    記憶手段の前記配信データを格納するための記憶エリア
    の当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置
    に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段
    と、 を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する手段と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、
    前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯
    情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生
    成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処
    理のために保存する課金用情報保存手段と、 を備え、 前記課金サーバ装置は、 前記情報配信サーバ装置に対して、任意のタイミング
    で、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセス
    する手段と、 前記情報配信サーバ装置の前記課金用情報保存手段に保
    存された前記送信情報区分の情報容量を前記情報配信サ
    ーバ装置から取得し、前記配信要求元識別情報で識別さ
    れる配信要求元に対する課金処理をする手段と、 を備えることを特徴とする情報配信システム。
  37. 【請求項37】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通
    信路を通じて接続される情報配信サーバ装置と、課金サ
    ーバ装置とからなる情報配信システムであって、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するた
    めの記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用
    記憶手段の前記配信データを格納するための記憶エリア
    の当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置
    に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段
    と、 を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する手段と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、
    前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯
    情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生
    成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処
    理のために保存する課金用情報保存手段と、 前記課金用情報保存手段に保存された前記配信要求元識
    別情報毎の前記送信情報区分の情報容量を前記課金サー
    バ装置に通知する手段と、 を備え、 前記課金サーバ装置は、 前記情報配信サーバ装置から通知された前記送信情報区
    分の情報容量に基づき、前記配信要求元識別情報で識別
    される配信要求元に対する課金処理をする手段を備える
    ことを特徴とする情報配信システム。
  38. 【請求項38】請求項35、請求項36または請求項3
    7に記載の情報配信システムにおいて、 前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報
    区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記
    配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記
    憶手段を備えると共に、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前
    記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記携
    帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求
    された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送
    信情報区分を生成することを特徴とする情報配信システ
    ム。
  39. 【請求項39】請求項35、請求項36または請求項3
    7に記載の情報配信システムにおいて、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも、前記情報配信
    サーバ装置に送信するものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前
    記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基
    づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前
    記携帯情報端末への送信情報区分を生成することを特徴
    とする情報配信システム。
  40. 【請求項40】請求項35、請求項36または請求項3
    7に記載の情報配信システムにおいて、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信システム。
  41. 【請求項41】請求項35、請求項36または請求項3
    7に記載の情報配信システムにおいて、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信システム。
  42. 【請求項42】請求項35、請求項36または請求項3
    7に記載の情報配信システムにおいて、 前記情報配信サーバ装置は、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末から
    の前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記
    送信情報区分を再生成させる制御手段と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切
    りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの確
    認をさせるために再生する手段と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付手段と、 前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サー
    バ装置に送る手段とを備えることを特徴とする情報配信
    システム。
  43. 【請求項43】請求項35、請求項36または請求項3
    7に記載の情報配信システムにおいて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記情報配信サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信システム。
  44. 【請求項44】請求項35に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記情報配信サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むと共に、 前記課金処理手段は、前記携帯情報端末の表示画面の情
    報をも参酌して、課金処理をすることを特徴とする情報
    配信システム。
  45. 【請求項45】請求項36に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記情報配信サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むと共に、 前記課金用情報保存手段には、前記携帯情報端末の表示
    画面に関する情報も、前記配信要求元識別情報に対応さ
    せて保存し、 前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報容量に
    加えて、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基
    づいて、前記配信要求元識別情報についての課金処理を
    行なうことを特徴とする情報配信システム。
  46. 【請求項46】請求項37に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記情報配信サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むと共に、 前記課金用情報保存手段においては、前記携帯情報端末
    の表示画面に関する情報も、前記配信要求元識別情報に
    対応させて保存し、 前記通知手段により、前記配信要求元識別情報に対応し
    て前記送信情報区分の情報容量に加えて、前記携帯情報
    端末の表示画面に関する情報も前記課金サーバ装置に通
    知し、 前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報容量に
    加えて、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基
    づいて、前記配信要求元識別情報についての課金処理を
    行なうことを特徴とする情報配信システム。
  47. 【請求項47】請求項35、請求項36または請求項3
    7に記載の情報配信システムにおいて、 前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報
    に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  48. 【請求項48】請求項37に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記情報配信サーバ装置の前記通知手段は、前記情報配
    信を実行した都度、あるいは、予め定められて期日に、
    前記課金サーバ装置に対して前記通知を行なうことを特
    徴とする情報配信システム。
  49. 【請求項49】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通
    信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる
    情報配信システムであって、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するた
    めの記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用
    記憶手段の前記配信データを格納するための記憶エリア
    の当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置
    に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段
    と、 を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する手段と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、
    前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯
    情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生
    成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 前記配信情報識別情報が同じ配信情報に対しては、前記
    携帯情報端末からの配信要求の回数に関係なく、1度だ
    け、前記配信要求元識別情報により識別される配信要求
    元に対して課金処理する課金処理手段と、 を備えることを特徴とする情報配信システム。
  50. 【請求項50】請求項49に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報
    区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記
    配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記
    憶手段を備えると共に、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前
    記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記空
    き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信デー
    タの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成す
    ることを特徴とする情報配信システム。
  51. 【請求項51】請求項49に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも、前記情報配信
    サーバ装置に送信するものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前
    記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基
    づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前
    記携帯情報端末への送信情報区分を生成することを特徴
    とする情報配信システム。
  52. 【請求項52】請求項49に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信システム。
  53. 【請求項53】請求項49に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信システム。
  54. 【請求項54】請求項49、請求項50または請求項5
    1に記載の情報配信システムにおいて、 前記情報配信サーバ装置は、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末から
    の前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記
    送信情報区分を再生成させる制御手段と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切
    りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの確
    認をさせるために再生する手段と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付手段と、 前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サー
    バ装置に送る手段とを備えることを特徴とする情報配信
    システム。
  55. 【請求項55】請求項49、請求項50または請求項5
    1に記載の情報配信システムにおいて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信システム。
  56. 【請求項56】請求項55に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記情報配信サーバ装置の前記課金処理手段は、前記携
    帯情報端末の表示画面の情報をも勘案して、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報の、前記配信要求元に
    対する課金処理を行なうことを特徴とする情報配信シス
    テム。
  57. 【請求項57】請求項49、請求項50または請求項5
    1に記載の情報配信システムにおいて、 前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報
    に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段
    を備えることを特徴とする情報配信システム
  58. 【請求項58】情報配信サーバ装置と、携帯情報端末
    と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接
    続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通
    じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の
    通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の
    通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端
    末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムにおけ
    る情報配信方法であって、 前記情報配信サーバ装置は、 配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する工程
    と、 前記端末配信用サーバ装置に送信したことにより、前記
    端末配信用サーバ装置に対する前記配信情報についての
    課金処理を行なう課金処理工程とを備え、 前記携帯情報端末は、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記端末配信
    用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エ
    リアを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該
    時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送
    信して情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備
    え、 前記端末配信用サーバ装置は、 前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて
    配信情報を受け取って、配信情報格納部に格納する工程
    と、 前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定さ
    れる配信情報を前記配信情報格納部から抽出し、前記携
    帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、
    前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報
    生成工程と、 前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する工程と、 を備え、 前記携帯情報端末からの前記端末配信用サーバ装置への
    配信要求に対する情報配信には課金処理しないことを特
    徴とする情報配信方法。
  59. 【請求項59】請求項58に記載の情報配信方法におい
    て、 前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情
    報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前
    記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報
    記憶工程を備えると共に、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程で
    は、前記区切り情報記憶工程に記憶された区切り情報と
    前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配
    信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末
    への送信情報区分を生成することを特徴とする情報配信
    方法。
  60. 【請求項60】請求項58に記載の情報配信方法におい
    て、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信
    用サーバ装置に送信するものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程で
    は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量
    とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今
    回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成すること
    を特徴とする情報配信方法。
  61. 【請求項61】請求項58、請求項59または請求項6
    0に記載の情報配信方法において、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信方法。
  62. 【請求項62】請求項58、請求項59または請求項6
    0に記載の情報配信方法において、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信方法。
  63. 【請求項63】請求項58、請求項59または請求項6
    0に記載の情報配信方法において、 前記端末配信用サーバ装置は、 前記配信情報生成工程で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る工程と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応
    じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させ
    る配信情報再生成工程と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区
    切りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの
    確認をさせるために再生する工程と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付工程と、 前記変更要求受付工程で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記端末配信用サ
    ーバ装置に送る工程とを備えることを特徴とする情報配
    信方法。
  64. 【請求項64】請求項58、請求項59または請求項6
    0に記載の情報配信方法において、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程では、前
    記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報
    を前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する工程を含むことを特徴とする情報配
    信方法。
  65. 【請求項65】請求項58、請求項59または請求項6
    0に記載の情報配信方法において、 前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末
    識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情
    報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう工
    程を備えることを特徴とする情報配信方法。
  66. 【請求項66】請求項58、請求項59または請求項6
    0に記載の情報配信方法において、 前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の
    通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワ
    ークにより形成されていることを特徴とする情報配信方
    法。
  67. 【請求項67】請求項58、請求項59または請求項6
    0に記載の情報配信方法において、 前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の
    通信路は、無線あるいは有線の電話網を含むものである
    ことを特徴とする情報配信方法。
  68. 【請求項68】情報配信サーバ装置と、携帯情報端末
    と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接
    続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通
    じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の
    通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の
    通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端
    末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムにおけ
    る情報配信方法であって、 前記情報配信サーバ装置は、 配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する工程を
    備え、 前記携帯情報端末は、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記端末配信
    用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エ
    リアを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該
    時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送
    信して情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備
    え、 前記端末配信用サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する工程と、 前記配信情報識別情報で指定される配信情報を、前記空
    き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末へ
    の送信情報区分を生成する配信情報生成工程と、 前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する工程と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量を、課金処理のために保存する課金用情報保存工程
    と、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
  69. 【請求項69】請求項68に記載の情報配信方法におい
    て、 前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情
    報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前
    記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報
    記憶工程を備えると共に、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程で
    は、前記区切り情報記憶工程に記憶された区切り情報と
    前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配
    信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末
    への送信情報区分を生成することを特徴とする情報配信
    方法。
  70. 【請求項70】請求項68に記載の情報配信方法におい
    て、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信
    用サーバ装置に送信するものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程で
    は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量
    とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今
    回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成すること
    を特徴とする情報配信方法。
  71. 【請求項71】請求項68、請求項69または請求項7
    0に記載の情報配信方法において、 前記情報配信サーバ装置から前記端末配信用サーバ装置
    への前記情報の配信は、無償であることを特徴とする情
    報配信方法。
  72. 【請求項72】請求項68、請求項69または請求項7
    0に記載の情報配信方法において、 前記情報配信システムには、課金サーバ装置が設けら
    れ、 前記課金サーバ装置は、 前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミング
    で、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセス
    する工程と、 前記端末配信用サーバ装置の前記課金用情報保存工程で
    保存された前記送信情報区分の情報容量を前記端末配信
    用サーバ装置から取得し、課金処理をする工程とを備え
    ることを特徴とする情報配信方法。
  73. 【請求項73】請求項68、請求項69または請求項7
    0に記載の情報配信方法において、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であって、前記課金用情報保存手段には、前記送
    信情報区分の情報容量は、前記配信要求元識別情報で識
    別される配信要求元毎に保存し、前記課金サーバでの課
    金処理は、当該配信要求元毎の単位で行なうことを特徴
    とする情報配信方法。
  74. 【請求項74】請求項68、請求項69または請求項7
    0に記載の情報配信方法において、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であって、
    前記課金用情報保存手段には、前記送信情報区分の情報
    容量は、前記配信要求元識別情報で識別される配信要求
    元毎に保存し、前記課金サーバでの課金処理は、当該配
    信要求元毎の単位で行なうことを特徴とする情報配信方
    法。
  75. 【請求項75】請求項68、請求項69または請求項7
    0に記載の情報配信方法において、 前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の
    通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワ
    ークにより形成されており、前記情報配信システムは、
    課金サーバ装置を備え、 前記課金サーバ装置は、 前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミング
    で、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセス
    する工程と、 前記端末配信用サーバ装置から、前記保存された前記送
    信情報区分の情報の容量を取得し、前記端末配信用サー
    バ装置が接続される前記ローカルエリアネットワークの
    単位に対する課金処理をする工程と、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
  76. 【請求項76】請求項68、請求項69または請求項7
    0に記載の情報配信方法において、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程では、前
    記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報
    を前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する工程を含むことを特徴とする情報配
    信方法。
  77. 【請求項77】請求項76に記載の情報配信方法におい
    て、 前記端末配信用サーバ装置の前記課金用情報保存工程で
    は、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も前記配
    信要求元識別情報に対応付けて保存するようにすると共
    に、 前記情報配信システムは、課金サーバ装置を含み、前記
    課金サーバ装置は、 前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミング
    で、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセス
    する工程と、 前記端末配信用サーバ装置の前記課金用情報保存工程で
    保存された前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区
    分の情報容量および前記携帯情報端末の表示画面に関す
    る情報を前記端末配信用サーバ装置から取得し、それら
    の取得情報に基づいて前記配信要求元識別情報で識別さ
    れる配信要求元に対する課金処理をする工程とを備える
    ことを特徴とする情報配信方法。
  78. 【請求項78】請求項68、請求項69または請求項7
    0に記載の情報配信方法において、 前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末
    識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情
    報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう工
    程を備えることを特徴とする情報配信方法。
  79. 【請求項79】情報配信サーバ装置と、携帯情報端末
    と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接
    続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通
    じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の
    通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の
    通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端
    末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムにおけ
    る情報配信方法であって、 前記情報配信サーバ装置は、 配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する工程を
    備え、 前記携帯情報端末は、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記端末配信
    用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エ
    リアを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該
    時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送
    信して情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備
    え、 前記端末配信用サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する工程と、 前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定さ
    れる配信情報を、前記携帯情報端末の前記空き容量に適
    合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報
    区分を生成する配信情報生成工程と、 前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する工程と、 前記携帯情報端末に配信した前記送信情報区分の情報容
    量を、課金処理のために、所定の通信路を通じて課金サ
    ーバ装置に通知する通知工程と、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
  80. 【請求項80】請求項79に記載の情報配信方法におい
    て、 前記端末配信用サーバ装置の通知工程は、前記携帯情報
    端末に前記配信情報を配信する毎に、前記送信情報区分
    の情報容量を前記課金サーバ装置に通知することを特徴
    とする情報配信方法。
  81. 【請求項81】請求項79に記載の情報配信方法におい
    て、 前記端末配信用サーバ装置は、前記配信要求元識別情報
    毎についての、前記配信情報識別情報毎の前記送信情報
    区分の情報容量を、予め定められた期間分、あるいは予
    め定められた配信回数分、保存する手段を備え、前記通
    知手段は、当該保存した情報容量を、前記予め定められ
    た期間の後に、あるいは前記予め定められた配信回数分
    の配信の後に、前記前記課金サーバ装置に通知すること
    を特徴とする情報配信方法。
  82. 【請求項82】請求項79に記載の情報配信方法におい
    て、 前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情
    報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前
    記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報
    記憶工程を備えると共に、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程は、
    前記区切り情報記憶工程に記憶された区切り情報と前記
    携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要
    求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への
    送信情報区分を生成することを特徴とする情報配信方
    法。
  83. 【請求項83】請求項79に記載の情報配信方法におい
    て、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信
    用サーバ装置に送信するものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程は、
    前記区切り情報と前記空き容量とに基づいて、前記配信
    要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末へ
    の送信情報区分を生成することを特徴とする情報配信方
    法。
  84. 【請求項84】請求項79、請求項82または請求項8
    3に記載の情報配信方法において、 前記情報配信サーバ装置から前記端末配信用サーバ装置
    への前記情報の配信は、無償であることを特徴とする情
    報配信方法。
  85. 【請求項85】請求項79、請求項82または請求項8
    3に記載の情報配信方法において、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信方法。
  86. 【請求項86】請求項79、請求項82または請求項8
    3に記載の情報配信方法において、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信方法。
  87. 【請求項87】請求項79、請求項82または請求項8
    3に記載の情報配信方法において、 前記端末配信用サーバ装置は、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る工程と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応
    じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させ
    る工程と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区
    切りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの
    確認をさせるために再生する工程と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付工程と、 前記変更要求受付工程で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記端末配信用サ
    ーバ装置に送る工程とを備えることを特徴とする情報配
    信方法。
  88. 【請求項88】請求項79、請求項82または請求項8
    3に記載の情報配信方法において、 前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の
    通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワ
    ークにより形成されており、 前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報の容量
    を、前記端末配信用サーバ装置が接続される前記ローカ
    ルエリアネットワークの単位で積算した積算値に基づい
    て課金処理することを特徴とする情報配信方法。
  89. 【請求項89】請求項79、請求項82または請求項8
    3に記載の情報配信方法において、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する工程を含むことを特徴とする情報配
    信方法。
  90. 【請求項90】請求項89に記載の情報配信方法におい
    て、 前記端末配信用サーバ装置の前記通知工程は、前記携帯
    情報端末の表示画面に関する情報も前記配信要求元識別
    情報に対応付けて前記課金サーバ装置に通知すると共
    に、 前記課金サーバ装置は、前記配信要求元識別情報毎の前
    記送信情報区分の情報容量および前記携帯情報端末の表
    示画面に関する情報に基づいて前記配信要求元識別情報
    で識別される配信要求元に対する課金処理をすることを
    特徴とする情報配信方法。
  91. 【請求項91】請求項79、請求項82または請求項8
    3に記載の情報配信方法において、 前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末
    識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情
    報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう工
    程を備えることを特徴とする情報配信方法。
  92. 【請求項92】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通
    信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる
    情報配信方法であって、 前記携帯情報端末は、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記情報配信
    サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリ
    アを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時
    点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信し
    て情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する工程と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、
    前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯
    情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生
    成工程と、 前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する工程と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量に基づいて、前記配信要求元識別情報により識別さ
    れる配信要求元に対して課金処理する課金処理工程と、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
  93. 【請求項93】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通
    信路を通じて接続される情報配信サーバ装置と、課金サ
    ーバ装置とからなる情報配信方法であって、 前記携帯情報端末は、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記情報配信
    サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリ
    アを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時
    点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信し
    て情報配信要求をする情報配信要求送信工程と、 を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する工程と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、
    前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯
    情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生
    成工程と、 前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する工程と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処
    理のために保存する課金用情報保存工程と、 を備え、 前記課金サーバ装置は、 前記情報配信サーバ装置に対して、任意のタイミング
    で、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセス
    する工程と、 前記情報配信サーバ装置の前記課金用情報保存工程に保
    存された前記送信情報区分の情報容量を前記情報配信サ
    ーバ装置から取得し、前記配信要求元識別情報で識別さ
    れる配信要求元に対する課金処理をする工程と、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
  94. 【請求項94】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通
    信路を通じて接続される情報配信サーバ装置と、課金サ
    ーバ装置とからなる情報配信方法であって、 前記携帯情報端末は、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記情報配信
    サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリ
    アを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時
    点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信し
    て情報配信要求をする情報配信要求送信工程と、 を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する工程と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、
    前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯
    情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生
    成工程と、 前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する工程と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処
    理のために保存する課金用情報保存工程と、 前記課金用情報保存工程に保存された前記配信要求元識
    別情報毎の前記送信情報区分の情報容量を前記課金サー
    バ装置に通知する工程と、 を備え、 前記課金サーバ装置は、 前記情報配信サーバ装置から通知された前記送信情報区
    分の情報容量に基づき、前記配信要求元識別情報で識別
    される配信要求元に対する課金処理をする工程を備える
    ことを特徴とする情報配信方法。
  95. 【請求項95】請求項92、請求項93または請求項9
    4に記載の情報配信方法において、 前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報
    区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記
    配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記
    憶工程を備えると共に、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前
    記区切り情報記憶工程に記憶された区切り情報と前記携
    帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求
    された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送
    信情報区分を生成することを特徴とする情報配信方法。
  96. 【請求項96】請求項92、請求項93または請求項9
    4に記載の情報配信方法において、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも、前記情報配信
    サーバ装置に送信するものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前
    記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基
    づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前
    記携帯情報端末への送信情報区分を生成することを特徴
    とする情報配信方法。
  97. 【請求項97】請求項92、請求項93または請求項9
    4に記載の情報配信方法において、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信方法。
  98. 【請求項98】請求項92、請求項93または請求項9
    4に記載の情報配信方法において、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信方法。
  99. 【請求項99】請求項92、請求項93または請求項9
    4に記載の情報配信方法において、 前記情報配信サーバ装置は、 前記配信情報生成工程で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る工程と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応
    じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させ
    る工程と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切
    りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの確
    認をさせるために再生する工程と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付工程と、 前記変更要求受付工程で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サー
    バ装置に送る工程とを備えることを特徴とする情報配信
    方法。
  100. 【請求項100】請求項92、請求項93または請求項
    94に記載の情報配信方法において、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記情報配信サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する工程を含むことを特徴とする情報配
    信方法。
  101. 【請求項101】請求項92に記載の情報配信方法にお
    いて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記情報配信サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する工程を含むと共に、 前記課金処理工程は、前記携帯情報端末の表示画面の情
    報をも参酌して、課金処理をすることを特徴とする情報
    配信方法。
  102. 【請求項102】請求項93に記載の情報配信方法にお
    いて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記情報配信サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前
    記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前
    記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合す
    るように処理する工程を含むと共に、 前記課金用情報保存工程では、前記携帯情報端末の表示
    画面に関する情報も、前記配信要求元識別情報に対応さ
    せて保存し、 前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報容量に
    加えて、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基
    づいて、前記配信要求元識別情報についての課金処理を
    行なうことを特徴とする情報配信方法。
  103. 【請求項103】請求項94に記載の情報配信方法にお
    いて、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記情報配信サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する工程を含むと共に、 前記課金用情報保存工程では、前記携帯情報端末の表示
    画面に関する情報も、前記配信要求元識別情報に対応さ
    せて保存させ、 前記通知工程により、前記配信要求元識別情報に対応し
    て前記送信情報区分の情報容量に加えて、前記携帯情報
    端末の表示画面に関する情報も前記課金サーバ装置に通
    知し、 前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報容量に
    加えて、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基
    づいて、前記配信要求元識別情報についての課金処理を
    行なうことを特徴とする情報配信方法。
  104. 【請求項104】請求項92、請求項93または請求項
    94に記載の情報配信方法において、 前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報
    に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう工程
    を備えることを特徴とする情報配信方法。
  105. 【請求項105】請求項94に記載の情報配信システム
    において、 前記情報配信サーバ装置の前記通知手段は、前記情報配
    信を実行した都度、あるいは、予め定められて期日に、
    前記課金サーバ装置に対して前記通知を行なうことを特
    徴とする情報配信システム。
  106. 【請求項106】携帯情報端末と、前記携帯情報端末と
    通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからな
    る情報配信方法であって、 前記携帯情報端末は、 少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情
    報を識別するための配信情報識別情報と、前記情報配信
    サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリ
    アを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時
    点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信し
    て情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備え、 前記情報配信サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報と
    を受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受
    信する工程と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、
    前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯
    情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生
    成工程と、 前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する工程と、 前記配信情報識別情報が同じ配信情報に対しては、前記
    携帯情報端末からの配信要求の回数に関係なく、1度だ
    け、前記配信要求元識別情報により識別される配信要求
    元に対して課金処理する課金処理工程と、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
  107. 【請求項107】請求項106に記載の情報配信方法に
    おいて、 前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報
    区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記
    配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記
    憶工程を備えると共に、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前
    記区切り情報記憶工程に記憶された区切り情報と前記空
    き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信デー
    タの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成す
    ることを特徴とする情報配信方法。
  108. 【請求項108】請求項106に記載の情報配信方法に
    おいて、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも、前記情報配信
    サーバ装置に送信するものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前
    記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基
    づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前
    記携帯情報端末への送信情報区分を生成することを特徴
    とする情報配信方法。
  109. 【請求項109】請求項106に記載の情報配信方法に
    おいて、 前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報であることを特徴とする情報配信方法。
  110. 【請求項110】請求項106に記載の情報配信方法に
    おいて、 前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であること
    を特徴とする情報配信方法。
  111. 【請求項111】請求項106、請求項107または請
    求項108に記載の情報配信方法において、 前記情報配信サーバ装置は、 前記配信情報生成工程で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る工程と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応
    じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させ
    る工程と、 を備え、 前記携帯情報端末は、 前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切
    りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの確
    認をさせるために再生する工程と、 前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変
    更要求受付工程と、 前記変更要求受付工程で前記区切りの変更要求を受け付
    けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サー
    バ装置に送る工程とを備えることを特徴とする情報配信
    方法。
  112. 【請求項112】請求項106、請求項107または請
    求項108に記載の情報配信方法において、 前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記
    情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を
    前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、 前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する工程を含むことを特徴とする情報配
    信方法。
  113. 【請求項113】請求項112に記載の情報配信方法に
    おいて、 前記情報配信サーバ装置の前記課金処理工程は、前記携
    帯情報端末の表示画面の情報をも勘案して、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報の、前記配信要求元に
    対する課金処理を行なうことを特徴とする情報配信方
    法。
  114. 【請求項114】請求項106、請求項107または請
    求項108に記載の情報配信方法において、 前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識
    別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報
    に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう工程
    を備えることを特徴とする情報配信方法
  115. 【請求項115】情報配信サーバ装置と第1の通信路を
    通じて接続されると共に、携帯情報端末と第2の通信路
    を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第
    1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第
    2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行す
    る端末配信用サーバ装置であって、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の配信データを格納する
    ための記憶エリアの当該時点での空き容量の情報とを受
    信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信す
    る手段と、 前記配信情報識別情報で指定される配信情報を、前記空
    き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末へ
    の送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処
    理のために保存する課金用情報保存手段と、 を備える端末配信用サーバ装置。
  116. 【請求項116】請求項115に記載の端末配信用サー
    バ装置において、 前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情
    報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前
    記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報
    記憶手段を備えると共に、 前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記
    空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信デ
    ータの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成
    することを特徴とする端末配信用サーバ装置。
  117. 【請求項117】請求項115に記載の端末配信用サー
    バ装置において、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも送信してくるも
    のであり、 前記配信情報生成手段は、前記区切り情報と前記空き容
    量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの
    今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成するこ
    とを特徴とする端末配信用サーバ装置。
  118. 【請求項118】請求項106に記載の端末配信用サー
    バ装置において、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末から
    の前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記
    送信情報区分を再生成させる制御手段と、 を備える端末配信用サーバ装置。
  119. 【請求項119】請求項106に記載の端末配信用サー
    バ装置において、 前記携帯情報端末からは、前記情報配信要求の際に、自
    端末の表示画面に関する情報も送られてくるものであ
    り、 前記配信情報生成手段は、前記携帯情報端末の表示画面
    に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯
    情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含
    み、 前記課金用情報保存手段は、前記携帯情報端末の表示画
    面に関する情報も前記配信要求元識別情報に対応付けて
    保存するようにすることを特徴とする端末配信用サーバ
    装置。
  120. 【請求項120】請求項115に記載の端末配信用サー
    バ装置において、 課金サーバ装置からのアクセスがあったときに、前記課
    金用情報保存手段に保存された前記配信要求元識別情報
    毎の前記送信情報区分の情報容量を、前記課金サーバ装
    置に送信する手段を備えることを特徴とする端末配信用
    サーバ装置。
  121. 【請求項121】請求項115に記載の端末配信用サー
    バ装置において、 課金サーバ装置からのアクセスがあったときに、前記課
    金用情報保存手段に保存された前記配信要求元識別情報
    毎の前記送信情報区分の情報容量および前記携帯情報端
    末の表示画面に関する情報を、課金サーバ装置に送信す
    る手段を備えることを特徴とする端末配信用サーバ装
    置。
  122. 【請求項122】携帯情報端末と通信路を通じて接続さ
    れる情報配信サーバ装置であって、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の配信データを格納する
    ための記憶エリアの当該時点での空き容量の情報とを受
    信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信す
    る手段と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報を、前記空
    き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末へ
    の送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量に基づいて、前記配信要求元識別情報により識別さ
    れる配信要求元に対して課金処理する課金処理手段と、 を備えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  123. 【請求項123】携帯情報端末と通信路を通じて接続さ
    れる情報配信サーバ装置であって、 前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別
    情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報
    識別情報と、前記携帯情報端末の配信データを格納する
    ための記憶エリアの当該時点での空き容量の情報とを受
    信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信す
    る手段と、 前記配信情報識別情報で指示される配信情報を、前記空
    き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末へ
    の送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、 前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を
    前記携帯情報端末に配信する手段と、 前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報
    容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処
    理のために保存する課金用情報保存手段と、 前記課金用情報保存手段に保存された前記配信要求元識
    別情報毎の前記送信情報区分の情報容量を課金サーバ装
    置に通知する手段と、 を備えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  124. 【請求項124】請求項122または請求項123に記
    載の情報配信サーバ装置において、 前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報
    区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記
    配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記
    憶手段を備えると共に、 前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前
    記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記空
    き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信デー
    タの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成す
    ることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  125. 【請求項125】請求項122または請求項123に記
    載の情報配信サーバ装置において、 前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情
    報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切
    り位置を識別するための区切り情報をも送信してくるも
    のであり、 前記配信情報生成手段は、前記区切り情報と前記空き容
    量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの
    今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成するこ
    とを特徴とする情報配信サーバ装置。
  126. 【請求項126】請求項122または請求項123に記
    載の情報配信サーバ装置において、 前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切り
    の確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、 前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたと
    きに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末から
    の前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記
    送信情報区分を再生成させる制御手段と、 を備えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  127. 【請求項127】請求項122に記載の情報配信サーバ
    装置において、 前記情報配信要求の際には、前記携帯情報端末の表示画
    面に関する情報が送られてくるものであり、 前記配信情報生成手段は、 前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に関す
    る情報に基づいて、前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信サーバ装置。
  128. 【請求項128】請求項127に記載の情報配信サーバ
    装置において、 前記課金処理手段は、前記携帯情報端末の表示画面に関
    する情報をも勘案して課金処理することを特徴とする情
    報配信サーバ装置。
  129. 【請求項129】請求項123に記載の情報配信サーバ
    装置において、 前記情報配信要求の際には、前記携帯情報端末の表示画
    面に関する情報が送られてくるものであり、 前記配信情報生成手段は、 前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に関す
    る情報に基づいて、前記携帯情報端末の表示画面に適合
    するように処理する手段を含むことを特徴とする情報配
    信サーバ装置。
  130. 【請求項130】請求項129に記載の情報配信サーバ
    装置において、 前記課金用情報保存手段は、前記携帯情報端末の表示画
    面に関する情報も前記配信要求元識別情報に対応付けて
    保存するようにすると共に、 前記課金サーバ装置がアクセスしてきたとき、前記課金
    用情報保存手段に保存された前記配信要求元識別情報毎
    の前記送信情報区分の情報容量および前記携帯情報端末
    の表示画面に関する情報を、前記課金サーバ装置に送信
    する手段を備えることを特徴とする情報配信サーバ装
    置。
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