JP3901523B2 - 情報配信システム、携帯情報端末、情報配信サーバ装置および情報配信方法 - Google Patents

情報配信システム、携帯情報端末、情報配信サーバ装置および情報配信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばメモリ容量の小さい携帯情報端末に情報配信サーバ装置から種々のコンテンツ情報を配信するシステムおよび方法に関し、特に、その情報配信に対する課金処理に関する。なお、この明細書で、コンテンツとは、メモリに記憶される文字テキストや映像、音声などの記憶内容を指し、その情報をコンテンツ情報と呼ぶことにする。
【0002】
【従来の技術】
PDA(Personal Digital Assistants)などと称される携帯情報端末には、スケジュールや住所録(電話帳)などのデータが記録できると共に、ニュース、小説などの創作物、絵画・写真、音楽などを、例えばインターネットを通じてWebサーバ装置などからダウンロードして、内蔵メモリに取り込み、随時読み出して、利用することができ便利である。
【0003】
ところで、このようにWebサーバなどの情報配信サーバ装置から、種々のコンテンツ情報を情報端末に配信するシステムにおいては、携帯情報端末の内蔵メモリの容量がそれほど大きいものではないので、コンテンツによっては、携帯情報端末の内蔵メモリに記憶しきれない場合が生じる。
【0004】
そのため、情報配信サーバ装置からの携帯情報端末への情報配信に当たっては、メモリ容量が考慮される必要がある。従来は、例えば、携帯情報端末のメモリ容量を勘案して、配信が想定されるコンテンツのデータ容量の上限を決定し、その範囲で収まるコンテンツのみを配信するようにされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように、配信情報を比較的容量の小さいコンテンツに限定してしまうのは、配信情報の範囲を狭めてしまい、比較的大容量である電子新聞や絵画・写真など大きな記憶容量を要するコンテンツの配信は、実質的に不可能となってしまう。
【0006】
また、携帯情報端末が、前述のように限定された容量の小さいコンテンツ、例えば、短編小説のコンテンツを、そのままダウンロードできるだけのメモリ容量を搭載しているとしても、例えば、挿絵付きの小説などはその容量を超えてしまい、配信することができなくなってしまう。
【0007】
さらに、PDAの場合には、上記のスケジュールや住所録といった常時記憶しておきたい情報やPDA機能を実現するためのOS(Operating System)やプログラムなどにより占有されるエリアは、ダウンロードされた情報によって上書きされないように保護されている。
【0008】
そして、スケジュールや住所録の情報は、追加されたり削除されたりするので、配信されるコンテンツのための記憶エリア(以下この記憶エリアをコンテンツエリアという)は一定ではなく、その時々によって変わるものとなっており、あるときはダウンロードしたデータがすべて記憶できたものが、他の時点では、ダウンロードしたデータの一部しか記憶することができない事態が生じる。
【0009】
また、コンテンツエリアと、他のデータエリアとを分離して管理するようにすれば、他のデータエリアの増減に関わらずコンテンツエリアの全容量は、PDAとして既知のものとなる。
【0010】
しかし、この場合でも、コンテンツエリアに、既に他のコンテンツが記憶されており、そのコンテンツをまだ消去したくない場合などには、その時点で自由に記憶できるコンテンツエリアの空きメモリ容量は、やはり一定ではなく、その時々によって変わるものとなる。したがって、上述の場合と同様に、あるときはダウンロードしたデータがすべて記憶できたものが、他の時点では、ダウンロードしたデータの一部しか記憶することができない事態が生じる。
【0011】
そこで、発明者は、携帯情報端末のコンテンツエリアの空きメモリ容量に応じた分づつにコンテンツを区切って、配信サーバから携帯情報端末に配信するようにすることを考えた。この場合に、コンテンツの携帯情報端末への配信には、種々の態様が考えられ、情報配信に対する課金をどのようにするかが問題となる。
【0012】
この発明は、以上の点にかんがみ、携帯情報端末のコンテンツエリアの空きメモリ容量に応じた分づつにコンテンツを区切って、配信サーバから携帯情報端末に配信する場合において、その配信の種々の態様に応じた適切な課金処理が実現できるシステムおよび方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明による情報配信システムは、
情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
前記情報配信サーバ装置は、
配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する手段と、
前記端末配信用サーバ装置に送信したことにより、前記端末配信用サーバ装置に対する前記配信情報についての課金処理を行なう課金処理手段と
を備え、
前記携帯情報端末は、
前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
を備え、
前記端末配信用サーバ装置は、
前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて受け取った配信情報を格納する配信情報格納部と、
前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定される配信情報を前記配信情報格納部から抽出し、前記携帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
を備え
前記携帯情報端末は、更に、
前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記端末配信用サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
を備え
ことを特徴とする。
【0014】
上記構成の請求項1の発明による情報配信システムにおいては、情報配信サーバ装置は、端末配信用サーバ装置に対して、携帯情報端末への情報配信が可能な配信情報を送る。このとき、情報配信サーバ装置は、端末配信用サーバ装置に配信した配信情報について課金処理を行なう。端末配信用サーバ装置の配信情報格納部は、容量が大きいので、このとき、配信情報はすべて情報配信サーバ装置から端末配信用サーバ装置に渡される。つまり、情報配信サーバ装置から端末配信用サーバ装置への配信の際は、一つのコンテンツは、区分されずに配信され、そのコンテンツ単位で課金処理がなされるものである。
【0015】
そして、端末配信用サーバ装置は、携帯情報端末に対しては、そのデータ用記憶手段の配信データを格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量に適合するように、コンテンツを区切って情報配信する。したがって、携帯情報端末では、その配信情報は、データ用記憶手段の配信データエリアに確実に格納され、使用者の利用に供することができる。
【0016】
この場合に、端末配信用サーバ装置から携帯情報端末への配信に対しては、課金は発生しない。つまり、携帯情報端末の使用者は、携帯情報端末の空きメモリ容量の分ずつ、端末配信用サーバ装置から配信情報を受け取って、何回でも、無料で利用できる。また、端末配信用サーバ装置に対して接続可能な携帯情報端末数あるいはユーザ数も問わない。
【0017】
この配信システムの態様は、例えば、配信情報サーバ装置からの配信情報が電子新聞であって、端末配信用サーバ装置が家庭や職場のサーバ装置であり、当該端末配信用サーバ装置からの複数の利用者に配信する場合に好適である。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1に記載の情報配信システムにおいて、
前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶手段を備えると共に、
前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
ことを特徴とする。
【0019】
この請求項2の発明によれば、端末配信用サーバ装置は、そのときに携帯情報端末に配信した送信情報区分の区切り情報を携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報等の配信要求元識別情報に関係付けて記憶する。このため、次回、同じ携帯情報端末あるいは同じ使用者から同じコンテンツについて情報配信要求があったときには、その区切り情報のところから、情報配信することが可能になる。
【0020】
したがって、請求項2の発明によれば、端末配信用サーバ装置の配信情報格納部に格納されている配信情報は、携帯情報端末から配信要求することにより、携帯情報端末の空きメモリ容量分ずつ、携帯情報端末にダウンロードして、利用することができる。しかも、端末配信用サーバ装置からの携帯情報端末へのダウンロードには、課金はされないので、利用者は、配信情報を十分に利用することができる。
【0021】
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の情報配信システムにおいて、
前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信用サーバ装置に送信するものであり、
前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
ことを特徴とする。
【0022】
この請求項3の発明によれば、携帯情報端末は、配信要求の際に、配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、端末配信用サーバ装置に送信する。そして、端末配信用サーバ装置は、この携帯情報端末からの区切り情報のところから、今回の送信情報区分を生成して、携帯情報端末に情報配信するようにする。
【0023】
したがって、請求項3の発明によれば、端末配信用サーバ装置の配信情報格納部に格納されている配信情報は、携帯情報端末から配信要求することにより、携帯情報端末の空きメモリ容量分ずつ、携帯情報端末にダウンロードして、利用することができる。しかも、端末配信用サーバ装置からの携帯情報端末へのダウンロードには、課金はされないので、利用者は、配信情報を十分に利用することができる。
【0024】
また、請求項11の発明による情報配信システムは、
情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
前記情報配信サーバ装置は、
配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する手段を備え、
前記携帯情報端末は、
前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
を備え、
前記端末配信用サーバ装置は、
前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する手段と、
前記配信情報識別情報で指定される配信情報を、前記携帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量を、課金処理のために保存する課金用情報保存手段と、
を備え
前記携帯情報端末は、更に、
前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記端末配信用サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
を備え
ことを特徴とする。
【0025】
上記構成の請求項11の発明による情報配信システムにおいても、情報配信サーバ装置は、端末配信用サーバ装置に対して、携帯情報端末への情報配信が可能な配信情報を送るが、このとき、情報配信サーバ装置は、端末配信用サーバ装置に配信した配信情報について課金処理は行なわない。あるいは、低廉な価格による配信を行ってもよい。
【0026】
そして、上記の請求項1の発明と同様に、端末配信用サーバ装置は、携帯情報端末に対しては、そのデータ用記憶手段の配信データを格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量に適合するような送信情報区分に、コンテンツを区切って情報配信する。
【0027】
そして、この請求項11の発明においては、前記送信情報区分の情報容量に応じて課金を施すようにする。つまり、使用者が、利用した情報容量に応じて課金をするようにする。そのため、請求項11の発明においては、課金用情報保存手段に、前記送信情報区分の情報容量を配信要求元識別情報に対応付けて保存する。
【0028】
保存した課金用情報は、例えば請求項15のように、課金サーバ装置からのアクセスに応じて、端末配信用サーバ装置から課金サーバ装置に通知され、課金サーバ装置において、課金処理のために使用される。
【0029】
この請求項11の発明の場合には、使用者が携帯情報端末にダウンロードして利用した情報容量分に応じて課金されるので、非常にリーズナブルな課金となる。
【0030】
また、請求項22の発明による情報配信システムは、
情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
前記情報配信サーバ装置は、
配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する手段を備え、
前記携帯情報端末は、
前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
を備え、
前記端末配信用サーバ装置は、
前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定される配信情報を、前記携帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
前記携帯情報端末に配信した前記送信情報区分の情報容量を、課金処理のために、所定の通信路を通じて課金サーバ装置に通知する通知手段と、
を備え
前記携帯情報端末は、更に、
前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記端末配信用サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
を備え
ことを特徴とする。
【0031】
上記構成の請求項22の発明による情報配信システムにおいても、情報配信サーバ装置は、端末配信用サーバ装置に対して、携帯情報端末への情報配信が可能な配信情報を送るが、このとき、情報配信サーバ装置は、端末配信用サーバ装置に配信した配信情報について課金処理は行なわない。あるいは、低廉な価格による配信を行ってもよい。
【0032】
そして、端末配信用サーバ装置は、携帯情報端末に対しては、そのデータ用記憶手段の配信データを格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量に適合するような送信情報区分に、コンテンツを区切って情報配信する。
【0033】
そして、この請求項22の発明においては、携帯情報端末への情報配信があったときには、その後、前記送信情報区分の情報容量を課金サーバ装置に通知して、課金サーバ装置において、前記送信情報区分の情報容量に応じて課金を施すようにする。つまり、使用者が、利用した情報容量に応じて課金をするようにする。
【0034】
この請求項22の発明の場合も、前記請求項11の発明と同様に、使用者が携帯情報端末にダウンロードして利用した情報容量分に応じて課金されるので、非常にリーズナブルな課金となる。
【0035】
上記の請求項11および請求項22の発明は、例えば配信コンテンツが電子新聞を想定すると、電子新聞の配信は無料であるが、当該配信された電子新聞を読むために、携帯情報端末にダウンロードすると、そのダウンロードされた情報容量に応じて課金が課されるものとなり、電子新聞の読者にとって納得のゆく課金システムを構築することができる。
【0036】
また、請求項35の発明は、
携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
前記携帯情報端末は、
前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
を備え、
前記情報配信サーバ装置は、
前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する手段と、
前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量に基づいて、前記配信要求元識別情報により識別される配信要求元に対して課金処理する課金処理手段と、
を備え
前記携帯情報端末は、更に、
前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記情報配信サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
を備え
ことを特徴とする。
【0037】
上記構成の請求項35の発明においては、携帯情報端末は、情報配信サーバ装置に直接にアクセスして、自端末の空きメモリ容量を伴なって配信要求を行なう。情報配信サーバ装置は、この配信要求に対して、配信情報識別情報により指定された配信情報について、携帯情報端末の前記空きメモリ容量に応じた送信情報区分を生成し、配信を実行する。そして、その配信の実行後、配信した送信情報区分の情報容量に基づいて、配信要求元に対する課金処理を行なう。
【0038】
この請求項35の発明によれば、例えば、インターネットを通じて携帯情報端末からWebサーバとしての情報配信サーバ装置にアクセスして、希望するコンテンツを、携帯情報端末の空き容量に応じた分の送信情報区分に区切って配信を受けることができる。しかも、この場合に、課金は、配信された送信情報区分の容量に応じてなされるので、利用者にとってリーズナブルな課金となる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、この発明による情報配信システムの実施の形態を、図を参照しながら説明する。
【0040】
[第1の実施の形態]
[情報配信システムの概要の構成]
図2は、情報配信システムの第1の実施の形態の全体の概要を示す構成図である。この第1の実施の形態においては、端末配信用サーバ装置は、パーソナルコンピュータ1からなる、いわゆるPCホームサーバ装置1の構成である。また、携帯情報端末は、PDA2であり、例えば家族構成員の各人がそれぞれ備えている場合である。さらに、情報配信サーバ装置は、インターネット上のWebサーバ装置3の構成である。
【0041】
この実施の形態の場合、PCホームサーバ装置1およびPDA2は、家庭内においては、LAN(Local Area Network)により接続されている。LANは、有線の構成とすることも勿論できるが、この実施の形態では、後述するように、Bluetooth(登録商標)などの通信モジュールが用いられて、無線によるLANの構成とされている。
【0042】
また、PDA2は、通信用アダプタ7を介して携帯電話端末8が接続可能とされ、この携帯電話端末8を用いて、携帯電話網6および公衆電話網4経由で、PCホームサーバ装置1にアクセスできるようにされている。これにより、PDA2を持ってLAN外に外出した使用者が、その外出先からでもPCホームサーバ装置1にアクセスできるように構成している。
【0043】
そして、この実施の形態においては、PCホームサーバ装置1に対してアクセス可能なPDA2は、予め、PCホームサーバ装置1に機器登録されて管理されるようにされている。すなわち、事前にPDA2からPCホームサーバ装置1にアクセスし、各家族構成員を識別するためのユーザ識別情報および/またはPDA2の製造番号等の端末識別情報を、PDA2の認証データとして登録しておく。必要に応じて暗証番号をあわせて登録するようにしてもよい。
【0044】
PCホームサーバ装置1は、その登録後、PDA2からアクセスがあったときには、登録されているユーザ識別情報、端末識別情報や暗証番号等の認証データに基づき認証を行ない、認証が取れたPDA2のみについて、後述するような情報配信を実行するようにする。
【0045】
なお、無線LANの構成によっては、LANを構成する際に、機器の登録がなされ、LANの中で閉じた状態となっている場合があるが、そのようなLANの構成の場合であれば、PCホームサーバ装置1においてLAN内のPDA2からのアクセスに対する上述のような認証処理は不用とすることができる。しかし、LAN外の外出先などからの、携帯電話端末を用いたPDA2からのPCホームサーバ装置1へのアクセスの際には、PCホームサーバ装置は、登録されているユーザ識別情報、端末識別情報や暗証番号等の認証データに基づき認証を必ず行なうものである。
【0046】
そして、情報配信サーバ装置3とPCホームサーバ装置1とが、インターネット5および公衆電話網4を通じて接続されている。
【0047】
図1は、この第1の実施の形態における情報配信および課金を説明するための図である。
【0048】
情報配信サーバ装置3は、コンテンツ情報を、定期的に、あるいは、PCホームサーバ装置1からの要求により配信する。情報配信サーバ装置1では、このコンテンツ配信については、コンテンツ単位の課金を行なう。
【0049】
情報配信サーバ装置3が定期的に配信する態様としては、情報配信サーバ装置3の運営会社と、PCホームサーバ装置1あるいはLANの所有者とが、配信契約を結び、その配信契約により、コンテンツ配信する態様がある。この例としては、電子新聞の配信がある。
【0050】
そして、情報配信サーバ装置3でのコンテンツ単位の課金は、PCホームサーバ装置1あるいはLANの所有者に対して行われる。
【0051】
PCホームサーバ装置1は、配信情報データベースを備え、インターネット5を通じて情報配信サーバ3から取得した、例えば電子新聞などのコンテンツ情報や、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)やDVD(Digital Virsatile Disc)などから読み込んだコンテンツ情報を、当該配信情報データベースに格納して保持する。
【0052】
そして、PDA2からは、配信要求するコンテンツの識別情報、つまり配信情報識別情報(以下、コンテンツ識別情報という)と、配信要求元を特定するための配信要求元識別情報と、配信情報を受け取るメモリエリアの空きメモリ容量とを、少なくとも含むコンテンツ配信要求を、PCホームサーバ装置1に送る。
【0053】
配信要求元識別情報としては、PDA2の製造番号などの装置固有の端末識別情報あるいはPDA2の使用者を識別するユーザ識別情報を用いることができる。以下の説明の例においては、配信要求元識別情報としては、PDA2の製造番号などの装置固有の端末識別情報を用いる。
【0054】
PCホームサーバ装置1は、携帯情報端末としてのPDA2からコンテンツ配信要求を受け取ると、上述のようにPDA2の認証を行った後、その配信要求に含まれるコンテンツ識別情報により指定されるコンテンツ情報を、要求してきたPDA2に配信する。
【0055】
この場合に、この実施の形態では、PCホームサーバ装置1は、PDA2の配信情報を受け取るメモリエリアの空きメモリ容量を配信要求から抽出し、コンテンツ識別情報で指定されたコンテンツの情報から、その空き容量に適合する容量分の配信情報である送信情報区分を生成して、その生成した送信情報区分をPDA2に送信するようにする。
【0056】
このとき、PCホームサーバ装置1は、配信要求に含まれるコンテンツ識別情報で指定されたコンテンツが、当該PDA2に初めて配信されるものであるときには、前記送信情報区分は、当該コンテンツの先頭の情報から生成する。しかし、配信要求に含まれるコンテンツ識別情報で指定されたコンテンツが、前にPDA2に配信されたものであるときには、PCホームサーバ装置1は、その続きをPDA2に配信するようにする。
【0057】
このため、後述もするように、この第1の実施の形態においては、PCホームサーバ装置1は、配信要求元識別情報毎に、各コンテンツについて前回送信された送信情報区分の最後の部分を識別するための前回区切り情報を、メモリに保存している。そして、PCホームサーバ装置1は、配信要求に含まれるコンテンツ識別情報で指定されたコンテンツの前回区切り情報を、当該メモリから読み出し、その前回区切り情報で示される区切り位置から今回の送信情報区分を生成し、PDA2に配信するようにする。
【0058】
この第1の実施の形態では、PCホームサーバ装置1から、PDA2への送信情報区分毎の配信に対しては、課金は発生しない。
【0059】
さらに、この第1の実施の形態では、PCホームサーバ装置1が生成した送信情報区分を、PDA2側で使用者が確認して、PCホームサーバ装置1に送信情報区分の再生成の依頼ができるようにしている。これは、使用者が、前回の送信情報区分の最後の部分を読み直したいなどの要求のため、当該最後の部分を含んで送信情報区分が欲しい場合や、必ずしも、前回の送信情報区分に繋がった部分を必要としない場合等を考慮したものである。
【0060】
また、さらに、この実施の形態では、PDA2からの配信要求には、PDA2が備える例えばLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイに関する情報(以下、ディスプレイ情報という)が含まれる。このディスプレイ情報には、例えば、ディスプレイの画面の縦、横の画素数、ビット深さ(例えば256色表示であればカラー8ビット、グレースケール16階調表示であればグレー4ビットなど)などが含まれる。PCホームサーバ装置1は、このディスプレイ情報により、1画面に表示できる画像サイズを知ることができる。
【0061】
このディスプレイ情報をPCホームサーバ装置1に通知することで、例えば電子新聞の記事に含まれる電子写真やイラストなどの画像を適切なフォーマットに変換して配信することができる。
【0062】
例えば、PCホームサーバ装置1に蓄積されている写真データが640×480ドット、16ビットカラーの無圧縮データであり、PDA2のディスプレイが320×240ドット、4ビットグレースケールであったとすると、PCホームサーバ装置1側では、今回配信しようとする送信情報区分のデータを、このPDA2のディスプレイに適した画像フォーマットに変換し、場合によっては圧縮処理も行い、配信する。このとき、PCホームサーバ装置1は、この変換された画像データの容量に基づいて、PDA2の空きメモリ容量に応じた送信情報区分の生成演算を行なう。
【0063】
もちろん、PCホームサーバ装置1側では画像変換処理は行なわずに、そのままデータを配信し、PDA2側で、そのディスプレイに合わせて変換処理および表示を行ってもよいが、メモリ容量の小さいPDA2に無変換の画像データをそのまま記憶させることは効率的でないし、また、データ伝送に要する時間も長くなるので、この実施の形態のように、PCホームサーバ装置1側で画像変換処理を施して配信する方が好ましい。
【0064】
PCホームサーバ装置1は、このPDA2のディスプレイに関する情報を配信要求から抽出し、配信情報が表示情報である場合には、当該配信しようとする情報を、配信要求してきたPDA2のディスプレイの表示能力などに適合した情報に変換して送信する処理も行なう。
【0065】
[端末配信用サーバ装置の例としてのPCホームサーバ装置1の構成]
図3は、PCホームサーバ装置1の構成例を示すもので、システムバス100に対して、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ディスプレイ105を接続するディスプレイコントローラ104と、CD−ROMやDVDなどのディスク10をドライブするためのマルチディスクドライブ装置106と、配信対象のコンテンツ情報を格納するための配信コンテンツデータベース107と、公衆電話網4に接続するための電話網用インターフェース108と、無線LAN用の通信モジュール110(Bluetooth(登録商標)など)を接続するためのインターフェース109と、配信用データ格納部111と、前回区切り情報管理メモリ部112と、画像変換処理部113と、画面情報メモリ114とが接続されて構成されている。
【0066】
前述もしたように、配信コンテンツデータベース107には、PCホームサーバ装置1がインターネット5を通じて、情報配信サーバ装置3から有料でダウンロードしたコンテンツ情報や、マルチディスクドライブ装置106を通じてディスク10から読み込んだコンテンツ情報が、それらのコンテンツ識別情報と対応が付けられて格納されている。
【0067】
ディスク10は、販売店で購入したものの他、有料のディスク配信契約をしているディスク提供会社から、定期的に、あるいは任意のタイミングで送られてくるものを含むものである。
【0068】
画面情報メモリ114は、無線LANにより接続されたPDA2からの配信要求を、通信モジュール110を通じてPCホームサーバ装置1が受信したときに、配信要求してきたPDA2に送る、配信可能コンテンツのメニュー画面などの画面情報を格納する。
【0069】
画像変換処理部113は、前述したように、PDA2からの配信要求に含まれるディスプレイ情報に基づいて、ディスプレイの表示能力などに適合するように送信データを変換する処理部である。
【0070】
ROM102には、CPU101が後述する一連の情報配信処理手順を実行するためのプログラムが記憶されている。このプログラムには、PDA2からの配信要求に含まれる前述した空きメモリ容量の情報に基づく、送信情報区分の生成処理のプログラムも含まれる。
【0071】
送信情報区分の生成は、現在の前回区切り位置から、PDA2の空きメモリ容量に収まる範囲のコンテンツの部分を決定する処理である。例えば、コンテンツが文字テキスト情報からなる電子文章である場合には、文章の途中で区切ることは望ましくないので、句点や段落、あるいは記事や章などの単位で区切る。例えば、電子新聞であれば記事の単位で、小説などであれば段落や章などの単位で区切ることが望ましい。
【0072】
予め、記事の単位や段落や章などの単位で番号等によって区切り情報が付与されている場合には、それらの番号等の情報を区切り情報として管理することができる。しかし、それらの番号等の区切り情報がない時には、区切り情報としては、送信情報区分の最後の段落や章、あるいは最後の数行の情報を区切り情報として用いるようにする。
【0073】
この実施の形態では、以上のように区切るので、PDA2からの配信要求に含まれる空きメモリ容量が同じであったとしても、各送信情報区分の容量は、そのときに送られる配信情報の内容によって、それぞれ異なる。また、この送信情報区分の生成演算は、配信要求がある毎に再計算されるものであるが、コンテンツ全体にわたって区切り情報を、その都度、求める必要はない。
【0074】
例えば小説などの場合、通常、ユーザがあるページを読み終えると、次にはそれに続くページの配信を希望するか、あるいは戻って読み直すために前のページの配信を希望することが多い。したがって、情報配信サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1では、現在の区切り(前回区切り)に対して、1〜2ページ前後の区切り情報を演算して更新することができればよい。
【0075】
なお、区分化したコンテンツの中に画像など大きな容量を要するものが含まれて、当該空き容量に収めることが困難である場合には、画像の説明文もしくはその位置に画像があったことを示す絵文字などを、その画像の変わりに挿入するようにしてもよい。
【0076】
配信用データ格納部111は、生成した送信情報区分のデータを格納するバッファメモリである。後述するように、送信情報区分は、一旦生成したものから、変更して再生成する場合もあるが、その際に、生成された送信情報区分は、この配信用データ格納部111に格納され、最後に決定された送信情報区分が、この配信用データ格納部111から読み出されて、PDA2に送信される。
【0077】
前回区切り情報管理メモリ部112は、CPU101の制御の下において、各PDA2の端末識別情報毎に、当該PDA2に過去に配信したコンテンツのそれぞれについて、そのコンテンツについて最後に配信した送信情報区分に関する前述したような区切り情報を、前回区切り情報として格納して管理する。
【0078】
CPU101は、過去に配信要求されたコンテンツについての配信要求に対しては、この前回区切り情報管理メモリ部112の前回区切り情報を参照して、今回分の送信情報区分を生成する。この前回区切り情報管理メモリ部112に、前回区切り情報がないコンテンツは、過去に配信要求を受けていないコンテンツであると、CPU101は、判別することができる。そのときには、CPU101は、配信要求されたコンテンツは初めて配信要求を受けたと判別して、その先頭から今回の送信情報区分の生成を行なう。
【0079】
[携帯情報端末の例としてのPDAの構成]
図4は、携帯情報端末の例としてのPDA2の構成例を示すものである。この例のPDA2は、システムバス200に対して、CPU201と、ROM202と、RAM203と、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ205を接続するためのディスプレイコントローラ204と、キー入力部206を接続するためのキーインターフェース部207と、ペン入力のためのタブレット208を接続するためのタブレットインターフェース部209と、無線LAN用の通信モジュール(Bluetooth(登録商標)など)210を接続するためのインターフェース211と、スピーカ212に音声出力信号を供給するためのオーディオインターフェース部213と、データ用メモリ214と、通信用アダプタ7が接続される通信用アダプタインターフェース215とが接続されて構成されている。
【0080】
このPDA2のROM202には、通信モジュール210を用いる無線LANを通じて、PCホームサーバ装置1にアクセスして、配信要求を送るための機能を実現するためのプログラムが格納されている。
【0081】
データ用メモリ214には、システムデータエリアとユーザデータエリアとが設けられ、ユーザデータエリアには、スケジュールデータ、住所録や電話帳データなどのユーザデータが記憶される。そして、この例では、このデータ用メモリ214のユーザデータエリアのうちの、上記のユーザデータが記憶されているエリアを除くエリアが、PCホームサーバ装置1から受け取るコンテンツ情報用のコンテンツエリアとされる。
【0082】
このため、この例においては、スケジュールデータなどのユーザデータが増えていくと、コンテンツエリアは相対的に減っていく。したがって、初期状態におけるユーザデータエリアの容量が、このPDA2として既知であったとしても、配信要求を行なう時点でのコンテンツエリアの容量は、ユーザおよびサーバ装置にとって不明である。
【0083】
この例の場合、PDA2は、常に、データ用メモリ214中のコンテンツエリアの空き容量を監視して把握している。そして、配信要求をPCホームサーバ装置1に対して送信する際には、その配信要求に当該時点におけるコンテンツエリアの空き容量の情報を含めるようにする。
【0084】
なお、データ用メモリ214は、PDA2に外部から挿入して接続する、例えばメモリカードのような半導体メモリを用いることもできる。また、データ用記憶手段としては、半導体メモリに限らず、FD(フロッピー(登録商標)ディスク)やMD(ミニディスク)などのムーバルな記憶手段であってもよく、さらには、ハードディスク装置を用いることもできる。
【0085】
[情報配信サーバ装置の構成]
図5は、情報配信サーバ装置3の構成例を示すものである。この例の情報配信サーバ装置3は、システムバス300に対して、CPU301と、ROM302と、RAM303と、インターネット5に接続するためのインターネット用インターフェース304と、端末配信用サーバ装置であるPCホームサーバ装置1に配信するコンテンツ情報を格納する配信コンテンツデータベース305と、計時部306と、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1への配信を管理するための端末配信用サーバ管理メモリ部307と、課金処理部308とが接続されて構成される。
【0086】
計時部306は、例えば定期的な配信を行なう場合に、そのタイミング計測をする。端末配信用サーバ管理メモリ部307は、この情報配信サーバ3の管理会社との間で、配信契約をしている端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1に関し、その識別情報や、その課金決済方法などを格納して管理している。
【0087】
また、端末配信用サーバ管理メモリ部307は、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1へのコンテンツ配信の履歴や、何を、何時、どの端末配信用サーバ装置に配信するかのスケジュールなどをも管理している。
【0088】
課金処理部308は、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1に、コンテンツ配信を行なう毎に、コンテンツ単位の課金を行なう。配信コンテンツデータベース305には、コンテンツ情報とともに、その課金単価が格納されている。課金処理部308は、端末配信用サーバ管理メモリ部307に登録されているPCホームサーバ装置1の管理情報に基づいて、配信コンテンツについて、配信コンテンツデータベース305の課金単価を用いて課金を実行する。
【0089】
[情報配信サーバ装置から端末配信用サーバ装置へのコンテンツ配信動作]
図6は、情報配信サーバ装置から、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1へのコンテンツ配信動作の例を説明するためのフローチャートである。この例は、定期的に、端末配信用サーバ管理メモリ部307に登録されている端末配信用サーバ装置のすべてに、例えば電子新聞などのコンテンツを配信する場合の動作例である。
【0090】
まず、情報配信サーバ装置3のCPU301は、電子新聞などのコンテンツの配信タイミングが到来するのを待つ(ステップS101)。配信タイミングが到来したことを判別すると、CPU301は、配信コンテンツデータベース305から配信すべきコンテンツ情報を読み出し、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1に配信する(ステップS102)。そして、その配信終了後、当該配信の終了した端末配信用サーバ装置について、当該配信したコンテンツについての課金処理を行なう(ステップS103)。
【0091】
次に、CPU301は、端末配信用サーバ管理メモリ部307に登録されている、当該コンテンツを配信すべきすべての端末配信用サーバ装置に対する配信が終了したか否か判別する(ステップS104)。すべての端末配信用サーバ装置に対する配信が終了していないと判別したときには、CPU301は、次に配信すべき端末配信用サーバ装置を選択し(ステップS105)、ステップS102に戻って、このステップS102以降のコンテンツ配信および課金処理を行なう。
【0092】
ステップS104で、すべての端末配信用サーバ装置に対する配信が終了したと判別したときには、CPU301は、ステップS101に戻り、次の配信タイミングを待つ。
【0093】
[PCホームサーバ装置1からのコンテンツ情報配信の動作説明]
[PDA2の動作]
図7および図8は、PCホームサーバ装置1に対して配信要求を出して、要求したコンテンツの情報を受信する際におけるPDA2での処理動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、主として、PDA2のCPU201が行なうものである。なお、以下の説明は、配信対象のコンテンツが電子新聞や電子小説などを想定して説明するものとする。
【0094】
使用者がPDA2に対してタッチペンなどによりPCホームサーバ装置1へのアクセスを指示したときに、図7のスタートからPDA2の配信要求処理が開始し、CPU201は、通信モジュール110を用いてPCホームサーバ装置1に対してアクセスを行なう(ステップS201)。このアクセスの際には、上述したように、この実施の形態では、ROM202あるいはRAM203に記憶されている端末識別情報あるいは使用者識別情報が認証のための情報として読み出されて送られる。なお、認証のためには、使用者に暗証番号の入力を促して、それに対応して入力された暗証番号を用いるようにしてもよい。
【0095】
そして、CPU201は、通信モジュール210からの情報により、PCホームサーバ装置1に接続されたか否か判別し(ステップS202)、接続できなかったときには、ディスプレイ205にエラー表示をして(ステップS203)、この処理ルーチンを終了する。
【0096】
ステップS202でPCホームサーバ装置1に接続されたと判別したときには、端末識別情報あるいは使用者識別情報または暗証番号に基づいて、アクセスしてきたPDA2についての認証を行ない(ステップS204)、認証されなかったときには、ディスプレイ205にその旨のエラー表示をし(ステップS203)、この処理ルーチンを終了する。
【0097】
ステップS204で認証がOKであったときには、PCホームサーバ装置1からダウンロードなどのサービスについてのメニュー画面が送られてくるので、そのメニュー画面を受信してディスプレイ205に表示する(ステップS205)。そして、そのメニュー画面において、使用者によって配信サービスが選択されたか否か判別し(ステップS206)、配信サービス以外が選択されたときには、当該選択されたサービスについての処理ルーチンに移行する(ステップS207)。
【0098】
ステップS206で配信サービスが選択されたと判別したときには、配信サービスの要求入力をPCホームサーバ装置1に送信する(ステップS208)。すると、PCホームサーバ装置1からは配信可能コンテンツの一覧画面が送られてくるので、PDA2は、それを受信してディスプレイ205の画面に表示する(ステップS209)。
【0099】
図9は、このときのディスプレイ205の画面表示例を示すものである。すなわち、PDA2のディスプレイ205の画面21には、配信可能なコンテンツとして、この例では、「電子新聞」、「電子小説」、「CD落語」などからなる配信可能コンテンツ一覧画面22が表示されている。電子新聞は、前述したようにインターネットを通じてPCホームサーバ装置1に、例えば毎日取り込まれて配信コンテンツデータベース107に格納される。電子新聞には、毎日の情報にそれぞれ別々のコンテンツ識別情報が付与されている。したがって、日が変わればコンテンツ識別情報も変わる。
【0100】
電子小説やCD落語の情報は、マルチディスクドライブ装置106を通じてディスクから取り込まれて配信コンテンツデータベース107に格納されている。
電子小説には、一つの小説毎にコンテンツ識別情報が付与されている。CD落語の場合には、1枚のCDからの情報単位に、あるいは一つの演目ごとにコンテンツ識別情報が付与される。
【0101】
使用者は、この配信可能コンテンツの一覧画面を通じて配信を要求したいコンテンツの選択入力を行なうので、PDA2は、その配信コンテンツの選択入力を受け付ける(ステップS210)。使用者により選択されたコンテンツが前に選択されたものであって、データ用メモリ214のコンテンツエリアに、その一部が格納されているものであるか否か判別する(ステップS211)。この判別は、データ用メモリ214のコンテンツエリアに格納されている情報のコンテンツ識別情報を参照することにより行われる。
【0102】
ステップS211で、データ用メモリ214のコンテンツエリアに、その一部が格納されているコンテンツが選択されたと判別したときには、使用者は、前に配信要求したコンテンツの続きを要求しているとして、データ用メモリ214のコンテンツエリアに存在している当該コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツ情報を、当該データ用メモリ214のコンテンツエリアから消去する(ステップS212)。そして、PDA2は、消去後のコンテンツエリアの空きメモリ容量を認識しておく。
【0103】
これは、続きを要求したというときには、その続き前のコンテンツ部分は、もはや不要になるものであり、しかも、できるだけデータ用メモリ214のコンテンツエリアの空きメモリ容量を大きくした方が望ましいからである。
【0104】
ステップS212の次に、また、ステップS211で、選択されたコンテンツはデータ用メモリ214のコンテンツエリアには格納されていないコンテンツであると判別したときには、コンテンツ配信要求のために、コンテンツ識別情報(コンテンツID)と、端末識別情報(端末ID)と、その時点におけるデータ用メモリ214のコンテンツエリアの空きメモリ容量と、ディスプレイ214に関する情報とを、PCホームサーバ装置1に送る(ステップS213)。
【0105】
PCホームサーバ装置1では、後述するように、コンテンツ識別情報により指定されるコンテンツについて、前回区切り情報のところから(新規のコンテンツの場合には先頭から)、前記空きメモリ容量に適合するように区切った情報であって、ディスプレイ情報に基づいてディスプレイ214に適合するように変換した今回送信分の送信情報区分(以下、コンテンツの送信情報区分をコンテンツ区分と称する)を生成する。そして、PCホームサーバ装置1は、生成したコンテンツ区分の先頭部分の、例えば1行あるいは数行の情報を、この区切りからの情報でよいかどうかを配信要求してきた使用者に問い合わせるための区切りの確認用情報として、PDA2に送信する。
【0106】
そこで、PDA2では、このPCホームサーバ装置1からの、今回送信分のコンテンツ区分の先頭部分の区切り確認用情報を受信して、ディスプレイ214に表示する(図8のステップS221)。
【0107】
図10は、このときのディスプレイ214の画面21における表示例を示すものである。すなわち、ディスプレイ214には、区切り確認用情報の表示画面23が表示されると共に、タッチ式のソフトウエアキーとして、アップキー24、ダウンキー25、区切変更キー26および決定キー27が表示される。
【0108】
ここで、アップキー24は、区切り先頭位置を、そのときの状態より前の位置に移動する要求をするためのものであり、また、ダウンキー25は、区切り先頭位置を、そのときの状態より後の位置に移動する要求をするためのものである。ただし、この例では、アップキー24やダウンキー25をペンでタッチしただけでは、実際に変更要求した区切りの位置からの区切りを要求するものではなく、区切り先頭位置前後のレビューの要求を意味する。実際の区切り変更の要求を行なうときには、併せて区切変更キー6をペンでタッチするようにする。
【0109】
区切り先頭位置前後のレビューは、使用者が、その区切り位置でよいかどうかを確める際に便利である。また、前に配信を受けた最後の部分近傍を含めて、今回のコンテンツ区分を要求したい場合もあるし、前の区切り部分からいくつかの段落を飛ばしたいことがある場合や、電子新聞の場合には、次の記事を飛ばして、その次の記事を要求したい場合があることを考慮している。
【0110】
そして、この区切り先頭位置前後のレビューの結果、そのときの区切り先頭位置からのコンテンツ区分でOKであると使用者が認識したときには、決定キー27を2度押しする。
【0111】
このように決定キー27を2度押しさせるようにするのは、この例では、レビュー中においては、区切り確認用情報の表示画面23には、実際のコンテンツ区分の区切り先頭位置とは異なる区切り先頭位置が表示されている場合があるからである。
【0112】
このことを考慮して、この実施の形態においては、決定キー27を1度押すと、ディスプレイ214の区切り確認用情報の表示画面23には、RAM203に格納されている実際の送信情報区分としてのコンテンツ区分の区切り先頭位置が表示され、併せてそのコンテンツ区分の区切り先頭位置でよいかどうかの問い合わせがなされる。この問い合わせに対して再度決定キー27を操作することにより、コンテンツ区分の配信開始要求とする。これにより、使用者が意図したのと異なった区切りのコンテンツ区分が配信されるのを防止している。
【0113】
以上のことを踏まえて、PDA2のCPU201は、まず、決定キー27がペン等で押下されたか否か判別する(ステップS222)。決定キー27が押下されないと判別したときには、アップキー24またはダウンキー25がペン等で押下されたか否か判別する(ステップS223)。そして、アップキー24またはダウンキー25がペン等で押下されないと判別したときには、ステップS222に戻る。
【0114】
また、ステップS223において、アップキー24またはダウンキー25がペン等で押下されたと判別したときには、1つ前あるいは1つ後の区切り候補をPCホームサーバ装置1に要求する(ステップS224)。
【0115】
PCホームサーバ装置1は、この1つ前あるいは1つ後の区切り候補を受信すると、段落や、章あるいは記事の単位からなる1つ前あるいは1つ後の区切り候補の区切り確認用情報を送ってくる。そこで、PDA2は、その区切り候補の区切り確認用情報を受信して、図10と同様にして、ディスプレイ214の区切り確認用情報の表示画面23に表示する(ステップS225)。
【0116】
次に、区切変更キー26がペン等で押下されたか否か判別し(ステップS226)、押下されないと判別したときには、ステップS222に戻る。そして、ステップS226で、区切変更キー26が押下されたと判別したときには、変更要求した区切り候補での区切りのコンテンツ区分の要求を、PCホームサーバ装置1に送る(ステップS227)。そして、ステップS221に戻る。
【0117】
PCホームサーバ装置1は、この変更要求した区切り候補での区切りのコンテンツ区分の要求を受信すると、今回送信分のコンテンツ区分を要求通りに再生成して、それをPDA2に送る。そこで、PDA2では、それをステップS221で受信して、ディスプレイ214の区切り確認用情報の表示画面23に表示する。
【0118】
ステップS222において、決定キー27が押下されたと判別したときには、その決定キー27が押下された時点におけるコンテンツ区分の先頭部分を区切り確認情報として、ディスプレイ214の区切り確認用情報の表示画面23に表示する。この画面には、「この区切りでOKですか?」というメッセージが付加される(ステップS228)。
【0119】
これを受けて、使用者は、その区切りでOKであれば、決定キー27を再押下する。その区切りではない時には、使用者は、アップキー24あるいはダウンキー25を操作することになる。
【0120】
そこで、PDA2のCPU201は、決定キー27が再押下されたか否か判別する(ステップS229)。再押下されないと判別したときには、ステップS223に進み、アップキー24あるいはダウンキー25が押下されたか否か判別し、アップキー24あるいはダウンキー25が押下されたと判別したときには、前述したように、ステップS224以下の区切り変更のための処理をする。
【0121】
ステップS229で、決定キー27が再押下されたと判別したときには、CPU201は、選択したコンテンツについてのコンテンツ区分の配信開始要求を、PCホームサーバ装置1に送信する(ステップS230)。これに対してPCホームサーバ装置1からは前記コンテンツ区分が送られてくるので、PDA2は、当該コンテンツ区分を受信し、データ用メモリ214のコンテンツエリアに、そのコンテンツ識別情報と対応付けて格納する(ステップS231)。
【0122】
そして、当該コンテンツ区分の受信を完了するのを待ち、受信完了を確認したら(ステップS232)、受信完了通知をPCホームサーバ装置1に送り(ステップS233)、その後、無線通信回線を切断して(ステップS234)、この処理ルーチンを終了する。
【0123】
以上は、無線LANの場合の配信要求についての説明であるが、PDA2に通信用アダプタ7を介して携帯電話端末8を取り付け、この携帯電話端末8を通じ、電話網6および4を通じて、PCホームサーバ装置1に対して、PDA2からアクセスする場合も、上述と同様の動作処理をすることにより、配信要求および配信されたコンテンツの受信を行なうことができる。
【0124】
[PCホームサーバ装置1の動作]
次に、以上のPDA2での配信要求の動作に対応するPCホームサーバ装置1での処理動作を、図11および図12のフローチャートを参照して説明する。このフローチャートの各ステップの処理は、主として、PCホームサーバ装置1のCPU101が行なうものである。
【0125】
PCホームサーバ装置1では、まず、PDA2からのアクセスを待ち(ステップS301)、PDA2からのアクセスを受信すると、アクセスしてきたPDAについての認証を、前述の第1の実施の形態の場合と同様にして行なう(ステップS302)。そして、アクセスしてきたPDAがPCホームサーバ装置1に登録されたものではなくて、認証が取れないときには、当該PDAに対して「認証NG」を送信する(ステップS303)。
【0126】
ステップS302で、認証が取れたと判別したときには、CPU101は、画面情報メモリ114からサービスメニューの画面を読み出して、PDA2に送信する(ステップS304)。そして、PDA2から配信サービスの要求を受けたか否か判別し(ステップS305)、配信サービス以外の他のサービスの要求であれば、当該要求された他のサービスを実行するためのルーチンに移行する(ステップS306)。
【0127】
ステップS305で、PDA2から配信サービスの要求を受信したと判別したときには、配信サービスの画面情報、つまり、配信コンテンツの一覧画面を画面情報メモリ114から読み出し、PDA2に送信する(ステップS307)。
【0128】
前述したように、この配信サービスの画面情報に基づいてPDA2では使用者によって配信要求のコンテンツの選択が行われ、当該選択されたコンテンツの識別情報(コンテンツID)と、PDA2の端末識別情報(端末ID)と、コンテンツエリアの空きメモリ容量と、PDA2のディスプレイ情報とを送るので、PCホームサーバ装置1では、それらの情報を受信する(ステップS308)。
【0129】
そして、次に、PCホームサーバ装置1のCPU101は、受信したコンテンツ識別情報と、配信要求元識別情報、この例では、PDA2の端末識別情報とを用いて、前回区切り情報管理メモリ部112の記憶内容から、同一の配信要求元識別情報および同一のコンテンツ識別情報についての前回区切り情報を検索し(ステップS309)、その検索の結果、前回の区切り情報が見つかったかどうか判別する(ステップS310)。
【0130】
ここで、ステップS310で前回区切り情報を発見できなかったときには、前記PDAからの配信要求に含まれる前記コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツは、初めて選択されたものであると認識し、前記コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツの先頭を、前回区切りとする(ステップS311)。そして、次のステップS312に進む。また、ステップS310で、同一の配信要求元識別情報および同一のコンテンツ識別情報についての前回区切り情報が検索できたときには、ステップS311を経由せずにステップS312に進む。
【0131】
このステップS312では、ステップS308で受信したコンテンツ識別情報で指定されるコンテンツを配信コンテンツデータベース107から検索し、検索したコンテンツから、ステップS308で受信したコンテンツエリアの空きメモリ容量と、前回区切り情報とに基づいて、今回送信分のコンテンツ区分を演算し、求めたコンテンツ区分のデータを配信用データ格納部111に格納しておく。
【0132】
このコンテンツ区分の演算の際、CPU101は、PDA2からのディスプレイ情報を参照して、画像変換処理部113により、要求してきたPDA20のディスプレイの表示能力に適合するようにデータ処理する。そのデータ処理後のコンテンツ区分のデータを配信データ用メモリ112に格納する。CPU101は、このデータ処理後のコンテンツ区分の容量が、PDA2から取得した空きメモリ容量を越えないように、コンテンツ区分を演算生成するものである。
【0133】
そして、今回送信分のコンテンツ区分が求まったら、今回送信分のコンテンツ区分の先頭部分の情報を、区切りの確認用情報としてPDA2に送信する(図12のステップS321)。
【0134】
そして、次に、PDA2から配信開始要求を受信したか否かを判別する(ステップS322)。PDA2からの配信開始要求を受信しないと判別したときには、前または後の区切り候補の要求を受信したか否か判別する(ステップS323)。前または後の区切り候補の要求を受信しなかったときには、ステップS322に戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0135】
また、前または後の区切り候補の要求を受信したときには、CPU101は、前述したように、ステップS312で生成したコンテンツ区分の先頭部分を、要求された1つ前あるいは1つ後の区切り候補の位置に変更する。前述したように、1つ前あるいは1つ後の区切り候補は、段落や章、記事などの単位で定められる。
【0136】
そして、要求された1つ前あるいは1つ後の区切り候補の情報を、要求してきたPDA2に送信する(ステップS324)。そして、PDA2から区切り変更要求が送られてきたか否か判別する(ステップS325)。ステップS325で、PDA2からの区切り変更要求を受信しなかったときには、ステップS322に戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0137】
また、ステップS325で、PDA2からの区切り変更要求を受信したときには、変更要求された区切り位置となるように、今回送信分のコンテンツ区分を再演算して、再生成し、配信用データ格納部111の今回送信分のコンテンツを上書きして格納する(ステップS326)。そして、ステップS322に戻る。
【0138】
そして、ステップS322で、配信開始要求を受信したと判別したときには、CPU101は、配信データ用メモリ111からコンテンツ区分のデータを読み出して、PDA2に通信モジュール110を通じて送信する(ステップS327)。そして、PDA2からの受信完了通知を受信するまでコンテンツ区分のデータの送信を続け(ステップS328)、PDA2からの受信完了通知を受信すると、通信モジュール110を通じた無線通信回線を切断する(ステップS329)。
【0139】
その後、今回の送信分のコンテンツ区分の最後尾の、例えば段落、章、記事あるいは1行〜数行の部分を、前回区切り情報として、前回区切り情報管理メモリ112に、PDA2の端末識別情報およびコンテンツ識別情報と対応をつけて保存する(ステップS330)。以上で、PCホームサーバ装置1での配信処理ルーチンが終了する。
【0140】
以上のように、上述の第1の実施の形態によれば、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1に情報配信サーバ装置3から配信されたコンテンツに対して、情報配信サーバ装置3からPCホームサーバ装置1への配信には、コンテンツ単位で課金を行ない、その後、PCホームサーバ装置1から携帯情報端末に対するコンテンツ区分毎の配信には、課金が掛からないようにされているので、例えば電子新聞の配信については、紙媒体による新聞配達と同様の感覚の課金処理ができる。
【0141】
しかも、この第1の実施の形態によれば、携帯情報端末としてのPDA2では、その空きメモリ容量に応じたコンテンツ区分に、電子新聞などのコンテンツを区分して配信を受けるので、PDA2の、配信要求時のメモリ空き容量が小さくても、そして、ユーザがそのメモリ空き容量を知らなくとも、ユーザは、配信を希望するコンテンツの区切り表示を確認して「決定キー」を押せば、空き容量に対して適切な容量のコンテンツ区分が配信され、読むことができる。
【0142】
さらに、PCホームサーバ装置1は、区切り情報を、コンテンツ識別情報およびPDA2の端末識別情報や使用者の識別情報等の配信要求元識別情報に関係付けて保存管理して、PDA2から、前に配信したことのあるコンテンツの続きが配信要求されたときには、当該コンテンツの続き部分をPDA2に配信する。したがって、PDA2の使用者は、コンテンツ全体としては、空きメモリ容量よりも容量の大きいコンテンツであっても、そのすべての情報の配信を、課金を気にすることなく、受けることができる。
【0143】
また、PDA2において、スケジュールデータなどが書き加えられて、相対的に、データ用メモリ214のコンテンツエリアが小さくなったとしても、PDA2では、配信を要求する時点での空き容量をPCホームサーバ装置1に通知するので、PCホームサーバ装置1からは、PDA2の空きメモリ容量に応じて適切な容量に区切られたコンテンツ区分が配信され、配信データがPDA2のコンテンツエリアに記憶しきれないという不具合は発生しない。
【0144】
さらに、この実施の形態では、PDA2のディスプレイ情報をPCホームサーバ装置1に送信して、PCホームサーバ装置1から、PDA2のディスプレイの表示能力などに適合した配信情報が得られるので、PDA2では、受け取った配信情報を、自己のディスプレイの表示能力に適合した情報に変換する必要がなく、それだけ、PDA2の負担を少なくして構成を簡単にすることができる。
【0145】
このように、第1の実施の形態においては、家庭内パーソナルコンピュータに、情報配信サーバ装置からダウンロードしたコンテンツをデータベースとして格納しておき、家族構成員は、携帯情報端末により、適宜必要な容量だけ読み出して、利用することができる。その場合に、情報配信サーバ装置からのコンテンツ配信に対してのみ課金され、PCホームサーバ装置から携帯情報端末への配信には課金されないので、携帯情報端末を用いて配信要求する使用者は、課金を気にすることなく、何度でも、配信要求して、コンテンツ区分毎にコンテンツの配信を受けて、利用することができる。
【0146】
しかも、この実施の形態においては、携帯情報端末の使用者は、それぞれの端末の画面サイズなどに応じて適切な変換が施された情報を見ることができる。
【0147】
また、上述したように、この第1の実施の形態においては、通信モジュールを用いた家庭内LANを通じて情報配信を行なうようにしただけでなく、PCホームサーバ装置1は、携帯情報端末からの携帯電話網を通じたアクセスが受信可能に構成されているので、携帯情報端末としてのPDAを外部に持ち出し、携帯電話端末などをPDAに接続して、家庭外の外出先から、前記携帯電話網を通じてPCホームサーバ装置1にアクセスすることもでき、非常に便利である。
【0148】
なお、図10に示したコンテンツの区切り確認画面に、続きキーを設け、当該続キーを使用者が操作したときには、データ用メモリ214のコンテンツエリアにあった同じ識別情報のコンテンツの続き部分のコンテンツ区分を即座に、PDA2に配信するようにしてもよい。
【0149】
また、上述の実施の形態では、PCホームサーバ装置1では、アクセスしてきたPDAの認証時、また、配信要求時に、PDAは配信要求元識別情報として端末識別情報を送るようにしたが、この端末識別情報として、製造時に各PDAのROM202に記憶された製造番号などを用いた場合には、この製造番号と、当該PDA端末のディスプレイに関する情報とを端末情報データベースとしてサーバ装置が備えることにより、当該PDA端末のディスプレイに関する表示能力などを認識することができる。したがって、その場合には、配信要求の際に、PDA2からディスプレイ情報をPCホームサーバ装置に送る必要はない。
【0150】
なお、配信要求の際には、上述の実施の形態では、配信要求元識別情報としてPDA2の端末識別情報をPCホームサーバ装置1に送るようにしたが、前述もしたように、ユーザ識別情報を、端末識別情報に代えて、PCホームサーバ装置1に送るようにしてもよい。
【0151】
配信要求の際に、配信要求元識別情報として端末識別情報をPCホームサーバ装置に送る場合には、PDA端末毎に使用者が特定されていることが望ましい。
【0152】
これに対して、配信要求の際に、配信要求識別情報としてユーザ識別情報をPCホームサーバ装置に送る場合には、PDA端末を変更しても、ユーザは、前に配信要求したコンテンツ情報の、その途中からの配信要求をすることができる。すなわち、同一ユーザが複数の端末(携帯情報端末、携帯電話、車載機器など)で、コンテンツ配信要求をすることを想定することができるし、また、複数のユーザ(家族、職場の同僚、学校など)が単一のPDA端末で自己宛ての配信要求することを想定することができる。
【0153】
また、PDAの使用者が、利用形態に応じて、端末識別情報とユーザ識別情報とのどちらかを、配信要求元識別情報として選択して、PCホームサーバ装置に送信することができるようにしてもよい。
【0154】
なお、上述の実施の形態では、通信モジュールとしてBluetooth(登録商標)を用いたが、電波による他の送受信手段、例えば、AM/FM/TV帯を用いた送受信手段を用いてよいし、これに限らず、赤外線を使ったIrDA通信手段や光を用いた通信手段などであってもよい。もちろん、PCホームサーバ装置とPDAとの間を有線接続してもよい。
【0155】
なお、携帯情報端末としては、PDAに限られるものではなく、また、端末配信用サーバ装置も、パーソナルコンピュータで構成されたものに限定されるわけでなく、例えば家庭や職場などで、種々の配信サーバ装置と、種々の携帯情報端末とでLANを構成する場合のすべてに適用可能である。
【0156】
また、例えば、デジタル放送やケーブルテレビ受信用の、いわゆるセットトップボックスを端末配信用サーバ装置とすることも可能である。その場合には、データ放送などから取得した有料コンテンツをデータベースとして保存し、配信するようにすることができる。また、携帯情報端末は、PDAに限らず、ページャや、携帯電話端末など、コンテンツ記憶領域と表示画面を有する端末であれば種々のものが使用可能である。
【0157】
なお、以上の例は、PCホームサーバ装置1が家庭内に設置される場合について、説明したが、職場など、特定のグループ用のものとすることができることは言うまでもない。
【0158】
なお、以上の例は、情報配信サーバ装置から端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置へのコンテンツ配信に対する課金は、端末配信用サーバ装置を含むLANの単位への課金と見なすこともできる。つまり、この第1の実施の形態の場合、課金料金の支払い義務者は、PCホームサーバ装置1の所有者、LANの管理者などのほか、携帯情報端末の使用者が分担して課金料金の支払いをするようにしてもよい。
【0159】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、課金の方法が、第1の実施の形態の場合と異なる。すなわち、この第2の実施の形態においては、図13に示すように、情報配信サーバ装置3から端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1へのコンテンツ配信は、課金なし、あるいは低廉な料金価格で行なう。その代わりに、PCホームサーバ装置1から携帯情報端末2への配信は、コンテンツ配信された情報の容量に応じて課金する従量制課金を採用するものである。
【0160】
そのため、この第2の実施の形態においては、PCホームサーバ装置1は、携帯情報端末からの配信要求およびその配信要求に対して配信したコンテンツ区分の情報容量の情報を、配信履歴の情報に含めて保存する。そして、PCホームサーバ装置1は、保存したコンテンツ区分の情報容量を含む配信履歴の情報を課金サーバ装置9に対して通知する。課金サーバ装置9は、その配信履歴の情報から配信が行われた情報容量の積算値を求め、その積算情報容量に応じて、課金処理を行なう。
【0161】
なお、PCホームサーバ装置1で、配信を実行したコンテンツ区分の情報容量を積算し、その積算情報容量を課金サーバ装置9に対して通知するようにしても、勿論よい。その場合には、課金サーバ装置9では、配信を実行したコンテンツ区分の情報容量の積算演算は不要になる。
【0162】
この場合には、PCホームサーバ装置1から課金サーバ装置9への通知は、PCホームサーバ装置1が自発的に行なってもよいが、この第2の実施の形態においては、例えば、毎月の末に、定期的に課金サーバ装置9がPCホームサーバ装置1に対してアクセスし、そのアクセスに対応して、PCホームサーバ装置1が積算情報容量を課金サーバ装置9に通知するようにする。
【0163】
また、課金を課する対象は、携帯情報端末毎あるいは使用者毎、または端末配信用サーバ装置を中心とするLANや携帯電話網からのアクセスを含むグループ単位とすることができる。
【0164】
課金を課する対象が携帯情報端末毎あるいは使用者毎である場合には、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1には、それらの携帯情報端末や使用者を識別することができる配信要求元識別情報に関係付けて、コンテンツ区分の配信情報容量を記憶しておき、それらの配信要求元識別情報と共に、コンテンツ区分の配信情報容量を課金サーバ装置9に通知するようにする。
【0165】
また、課金を課する対象が、端末配信用サーバ装置を中心とするLANや携帯電話網からのアクセスを含むグループ単位とするときには、この例では、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1の識別情報を、課金サーバ装置9に登録しておき、課金サーバ装置には、このPCホームサーバ装置1の識別情報に関係付けてコンテンツ区分の配信情報容量を通知するようにする。
【0166】
以下の説明の例では、課金を課する対象は、端末配信用サーバ装置を中心とするLANや携帯電話網からのアクセスを含むグループ単位とする。
【0167】
[第2の実施の形態の場合のPCホームサーバ装置の構成例]
図14は、この第2の実施の形態におけるPCホームサーバ装置1の構成例を示すもので、図3に示した第1の実施の形態におけるPCホームサーバ装置1の構成に加えて、配信履歴メモリ115が、システムバス100に接続されることにより、構成される。
【0168】
この配信履歴メモリ115には、各携帯情報端末としてのPDA2毎の配信履歴が格納される。この配信履歴には、配信された各コンテンツ区分の情報容量が含まれる。また、この実施の形態においては、配信履歴には、各PDA2のディスプレイ情報も含まれる。
【0169】
そして、この第2の実施の形態の端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1のROM102は、配信要求のためのプログラムのみでなく、課金サーバ装置9からのアクセスに対して、配信履歴メモリ115に格納されている情報を、課金サーバ装置9に送る機能を実現するためのプログラムが含まれている。
【0170】
[第2の実施の形態におけるPDAおよび情報配信サーバ装置の構成例]
この第2の実施の形態における携帯情報端末の例としてのPDA2は、図4に示した第1の実施の形態におけるものと全く同様に構成されるので、ここでは、図示を省略する。
【0171】
また、この第2の実施の形態における情報配信サーバ装置3の構成は、図5の課金処理部308を備えない点を除けば、第1の実施の形態における情報配信サーバ装置と同様の構成である。
【0172】
[第2の実施の形態におけるコンテンツ配信に関する動作]
この第2の実施の形態における携帯情報端末としてのPDA2の配信要求時の動作は、図7および図8に示した第1の実施の形態と同様であるので、ここでは、その説明は省略する。
【0173】
また、この第2の実施の形態における情報配信サーバ装置3による端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置に対するコンテンツ配信動作は、図6において、ステップS103の課金処理動作が存在しない点が異なるのみで、第1の実施の形態の場合とほぼ同様であるので、ここでは、その説明は省略する。
【0174】
この第2の実施の形態におけるPCホームサーバ装置1の、PDA2から配信要求を受けたときの動作は、図11に示した部分は、全く同様である。この第2の実施の形態においては、PCホームサーバ装置1は、図15に示すように、ステップS330における、今回送信分のコンテンツ区分の最後を「前回区切り」として保存した後、PDA2に配信したコンテンツ区分の容量と、配信相手のPDA2のディスプレイ情報とを、配信したコンテンツのコンテンツ識別情報と対応付けて、配信履歴メモリ115に格納する(ステップS331)。
【0175】
なお、携帯情報端末毎、あるいは使用者毎に対して課金を課するのであれば、このステップS331において、それらの携帯情報端末毎、あるいは使用者毎を識別する配信要求元識別情報に関連して、コンテンツ区分の容量と、配信相手のPDA2のディスプレイ情報と、配信したコンテンツのコンテンツ識別情報とを対応付けて、配信履歴メモリ115に格納する。
【0176】
前述したように、課金サーバ装置9は、この例では、月末などの特定のタイミング時点で、PCホームサーバ装置1にアクセスして、配信履歴メモリ115の情報を吸い上げて、課金処理を行なうようにする。
【0177】
図16は、この課金サーバ装置9の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【0178】
課金サーバ装置9は、決済時期が近付くまでは、PCホームサーバ装置1との接続待機の状態となっている(ステップS401およびステップS402)。そして、決済時期が近付いたことを検知すると(ステップS402)、決済時期が近いことを、前述したようにして、電子メールなどによりPCホームサーバ装置1に通知する(ステップS403)。
【0179】
そして、決済時期になると(ステップS404)、リモート・アクセスによりPCホームサーバ装置1に接続し(ステップS405)、データの受信準備をする(ステップS406)。この受信準備の間に、アクセスしたPCホームサーバ装置1についての課金支払い義務者および課金方法についての検索を行っておく。
【0180】
その後、前述したように、PCホームサーバ装置1から配信履歴メモリ115に格納されたデータが転送されてくるので、そのデータを全て受信する(ステップS407、ステップS408)。この例では、PCホームサーバ装置1を中心にしたグループの単位に対して課金を課すので、PCホームサーバ装置1の識別情報とともに、前記配信履歴の情報がPCホームサーバ装置1から送られてくる。
【0181】
なお、携帯情報端末毎、あるいは使用者毎に対して課金が課されるのであれば、前述したように配信要求元識別情報に関連して、コンテンツ区分の容量と、配信相手のPDA2のディスプレイ情報と、配信したコンテンツのコンテンツ識別情報とが対応付けられて、配信履歴として、メモリ115に格納されているので、配信要求元識別情報は、別途通知する必要はない。
【0182】
データの受信を完了すると、コンテンツ識別情報に基づいて、コンテンツ単位の配信履歴から、コンテンツ単位の配信情報容量を、積算して求める(ステップS409)。このとき、PDA2のディスプレイ情報を参照し、ディスプレイの能力に応じた重み付けを、配信情報容量について行って、積算を行なう。
【0183】
例えば、白黒のディスプレイのPDA2に配信されたコンテンツ区分の情報容量の場合には、重み付け係数kbを、kb=0.7として、その情報容量をk倍した後、積算する。また、カラーのディスプレイのPDA2に配信されたコンテンツ区分の情報容量の場合には、重み付け係数kcを、kc=1.0として、その情報容量をk倍した後、積算する。その他、高精細度のディスプレイを備えるPDA2への配信ほど、重み付け係数kを大きくなど、よりディスプレイの表示能力が高いPDAほど、配信された情報容量に対する重み付けを重くするようにする。
【0184】
次に、積算して求めたコンテンツ単位の配信容量から、コンテンツ毎の容量単価に基づいて、PCホームサーバ装置1を中心としたグループに対する課金料金を計算する(ステップS410)。
【0185】
課金料金の計算が終了したら、課金料金支払い義務者に対して請求書を発行する(ステップS411)。この請求書も、電子メールあるいは郵便によるメールにより発行することができる。この請求書を受け取った使用者は、例えば、銀行口座やクレジット会社の口座からの自動振り込みにより、料金を支払う。予め、講座番号が、課金サーバ装置9に対して登録されていて、自動引き落としされる場合もある。
【0186】
そして、課金料金支払い義務者からの入金を確認し(ステップS412)、入金を確認したときには、領収書を発行する(ステップS413)。一方、課金料金支払い義務者からの入力を確認できないときには、納付期限まで待ち(ステップS414)、支払いの督促をする(ステップS415)。
【0187】
次に、この課金サーバ装置9からのリモート・アクセスを受け取るPCホームサーバ装置1の動作を、図18のフローチャートを参照して説明する。
【0188】
まず、課金サーバ装置9からのリモートによるデータ転送要求の受信を待つ(ステップS501)。そして、課金サーバ装置9からのリモートによるデータ転送要求の受信を確認すると、課金サーバ装置9と接続する(ステップS502)。そして、配信履歴メモリ115から配信履歴データを読み出し、PCホームサーバ装置の識別情報と共に、課金サーバ装置9に送信する(ステップS503)。
【0189】
そして、配信履歴データの課金サーバ装置9へのデータ送信完了を待って(ステップS504)、配信履歴データを削除する(ステップS505)。なお、配信履歴データを、この時点で即座に削除するのではなく、必ず今回の通知した分の配信履歴は次回まで保存しておき、次回の通知後に、削除するようにしてもよい。このようにすれば、課金サーバ装置9で配信履歴データに基づく課金処理に何等かの故障が生じても、今回分は、再度、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1にアクセスすることにより、取得でき、課金演算をやり直すことができるというメリットがある。
【0190】
以上説明した第2の実施の形態によれば、情報配信サーバ装置3からのPCホームサーバ装置1への配信は、無料あるいは低廉な料金とすると共に、携帯情報端末へのPCホームサーバ装置1からの配信に対しては、配信した情報容量に応じた課金を施すようにしたので、利用者は、利用した分だけについて課金がされることになり、合理的な課金ができる。
【0191】
また、この第2の実施の形態においては、携帯情報端末のディスプレイの表示能力に応じて情報容量に対する課金を変えるようにしたので、この点でも、使用者にとって、また、配信側にとって、合理性のある課金ができる。
【0192】
[第2の実施の形態の課金処理の他の例]
以上説明した第2の実施の形態では、課金サーバ装置9がPCホームサーバ装置1にリモートでアクセスすることにより、配信履歴データを吸い上げて、課金処理をするようにしたが、PCホームサーバ装置1から、課金サーバ装置9にアクセスすることにより、配信履歴データを課金サーバ装置9に送るようにしてもよい。
【0193】
図19は、その場合のPCホームサーバ装置1の動作の要部を説明するためのフローチャートを示すものである。
【0194】
この第2の実施の形態の変形例におけるPCホームサーバ装置1の、PDA2から配信要求を受けたときの動作は、図11に示した部分は、全く同様であるが、図19に示すように、ステップS330における今回送信分のコンテンツ区分の最後を「前回区切り」として保存した後の動作が異なる。
【0195】
すなわち、ステップS330の後には、PCホームサーバ装置1は、課金サーバ装置9にアクセスする(ステップS341)。そして、今回送信分のコンテンツ区分の情報容量を、コンテンツ識別情報と、PCホームサーバ装置1の識別情報とともに、課金サーバ装置9に通知する(ステップS342)。そして、この通知が終了したら、課金サーバ装置9との通信路を切断する(ステップS343)。
【0196】
図20は、このPCホームサーバ装置1からの通知を受信する課金サーバ装置9の動作を説明するためのフローチャートである。
【0197】
課金サーバ装置9は、まず、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置1からのアクセスを待つ(ステップS601)。次に、コンテンツ識別情報およびPCホームサーバ装置の識別情報と共に送られてくる今回送信分のコンテンツ区分の情報容量を受信する(ステップS602)。
【0198】
次に、受け取った今回送信分のコンテンツ区分の情報容量に基づいて、当該コンテンツの課金単価を参照することにより、アクセスしてきたPCホームサーバ装置1についての課金処理を実行する(ステップS603)。その後、PCホームサーバ装置との通信路を切断して(ステップS604)、処理を終了する。
【0199】
なお、図19の例では、携帯情報端末へのコンテンツ区分の配信を行なう毎に、PCホームサーバ装置1から課金サーバ装置にアクセスして、当該配信が行われたコンテンツ区分の情報容量を課金サーバ装置に通知するようにしたが、予め定められた、ある期間分、あるいは複数回分をまとめて、課金サーバ装置に通知するようにしてもよい。
【0200】
なお、以上の例では、課金サーバ装置9において算出される課金料金の支払い義務者を、PCホームサーバ装置1の所有者、LANの管理者などすることにより、第2の実施の形態における課金対象を、LANあるいは電話網からPCホームサーバ装置1にアクセスして、配信を受けるすべての携帯情報端末からなるグループとすることができるので、家庭だけではなく、職場単位などの特定のグループ単位の配信に対する課金処理とすることができる。
【0201】
[第3の実施の形態]
以上説明した実施の形態は、端末配信用サーバ装置としてのPCホームサーバ装置と携帯情報端末とをLANで接続する場合で、インターネット上のWebサイトにある情報は、PCホームサーバ装置を経由して、携帯情報端末が受け取る構成であった。これに対して、以下に説明する実施の形態は、WebサイトにあるWebサーバ装置が情報配信サーバ装置の場合で、携帯情報端末がインターネットを通じて直接的にWebサーバ装置から情報配信を受けるようにする場合である。
【0202】
したがって、第3の実施の形態の場合における課金を課する対象は、携帯情報端末毎あるいはその使用者毎として、それらの識別を、情報配信サーバ装置は、配信要求の際に携帯情報端末から送られてくる配信要求元識別情報により行なうものである。
【0203】
この第3の実施の形態においても、携帯情報端末は、PDAを用いるが、PDAからインターネットを通じたWebサーバ装置へのアクセスは、PDAに対して通信アダプタを介して接続した携帯電話端末を通じて行なうようにする。
【0204】
図20は、情報配信システムの第3の実施の形態の全体の概要を示す構成図である。この第3の実施の形態においては、情報配信サーバ装置は、インターネット5に接続されたWebサーバ装置12により構成される。また、携帯情報端末は、PDA20であり、通信用アダプタ31により、携帯電話端末30が接続可能とされている。
【0205】
そして、PDA20からWebサーバ装置12への情報配信要求のためのアクセスは、通信アダプタ31を介して接続した携帯電話端末30を通じて、無線通信網、この例では、携帯電話網およびインターネットを介して行われる。
【0206】
そして、第3の実施の形態においては、Webサーバ装置12からの配信情報サービスを受けようとするユーザは、予め、Webサーバ装置12に対してユーザ登録をしておく。このユーザ登録においては、第1の実施の形態におけるPCホームサーバ装置に対するPDAの登録の場合と同様に、PDA20の端末識別情報による登録あるいはユーザ識別情報による登録が行なわれる。また、暗証番号を、端末識別情報やユーザ識別情報に代えて、あるいは、それらの識別情報に加えて用いるようにしてもよい。
【0207】
さらに、この第3の実施の形態の場合には、情報配信サーバ装置としてのWebサーバ装置12へのユーザ登録の際には、その料金の支払い方法、例えば銀行振込、預金口座からの自動振り落とし、クレジットカードによる支払いなどが登録される。Webサーバ装置12は、上述の登録情報を用いて、アクセスしてきたユーザについての認証を行なう。
【0208】
また、PDA20からの配信要求の際に、サーバ装置12に送る配信要求元を特定するための配信要求元識別情報としては、この第2の実施の形態においても、PDA2の製造番号などの装置固有の端末識別情報を用いる。認証情報として、端末識別情報を用いる場合には、配信要求情報には、端末識別情報を含める必要はないが、この例では、認証情報としては、ユーザ識別情報を用いることとして、配信要求情報には、配信要求元識別情報として端末識別情報を含めるようにする。
【0209】
そして、この第3の実施の形態では、情報配信サーバ装置としてのWebサーバ装置12が、これにアクセスしてくる携帯情報端末毎に、コンテンツ識別情報と前回区切り情報とを対応付けて記憶することは、配信要求してくる利用者が不特定多数であるため、記憶容量が膨大になることにかんがみ、Webサーバ装置12には、前回区切り情報メモリは設けない。その代わりに、携帯情報端末から、配信要求しようとするコンテンツについての前回区切り情報を、Webサーバ装置12に送るようにする。その他の構成は、第1の実施の形態の場合とほぼ同様である。
【0210】
図22は、この第3の実施の形態における配信に対する課金の方式を説明するための図である。この第3の実施の形態においては、携帯情報端末20から、情報配信サーバ装置12に配信要求すると、情報配信サーバ装置12から、携帯情報端末の空きメモリ容量に応じた容量のコンテンツ区分に区切られて、配信要求したコンテンツ情報が送られてくる。
【0211】
そして、情報配信サーバ装置12は、課金処理部を備え、この課金処理部は、携帯情報端末20に配信したコンテンツ区分の情報容量に応じた課金の処理をする。つまり、この第3の実施の形態においても、情報配信サーバ装置12の課金処理部は、第2の実施の形態と同様の従量制課金の処理を行なう。
【0212】
この第3の実施の形態によれば、Webサーバからのコンテンツ配信を携帯情報端末が受ける場合に、携帯情報端末の空きメモリ容量に応じた分ずつのコンテンツ区分毎の配信を受けることができると共に、当該配信を受けたコンテンツ区分毎の情報容量に応じた課金がなされるので、非常に合理的な課金が施される。
【0213】
[Webサーバ装置12の構成]
図23は、この例のWebサーバ装置12の構成を示すもので、システムバス120に対して、CPU121と、ROM122と、RAM123と、インターネット5に接続するためのインターネット用インターフェース124と、配信対象のコンテンツ情報を格納するための配信コンテンツデータベース125と、配信用データ格納部126と、配信履歴管理メモリ部127と、画像変換処理部128と、画面情報メモリ129と、課金処理部130とが接続されて構成されている。
【0214】
配信コンテンツデータベース125には、コンテンツ提供会社から提供されたコンテンツ情報や、配信サーバ装置12の運営会社が独自に用意したコンテンツ情報等が、そのコンテンツ識別情報と対応付けられて格納されている。
【0215】
この第3の実施の形態においては、この配信コンテンツデータベース125に格納されるコンテンツ情報は、例えば電子新聞や電子小説であって、句点や段落、あるいは記事や章などの単位で区切られ、それらの区切り単位で、番号が予め付与されて区切り管理が容易にできるようにされている。番号が付与された区切り単位は、区切り候補ともなるものである。
【0216】
配信用データ格納部126は、前述した第1の実施の形態の場合と同様に、生成した送信情報区分のデータを格納するバッファメモリである。後述するように、送信情報区分は、一旦生成したものから、変更して再生成する場合もあるが、その際に、生成された送信情報区分(コンテンツ区分)は、この配信用データ格納部126に格納され、最後に決定された送信情報区分が、この配信用データ格納部126から読み出されて、PDA20に送信される。
【0217】
配信履歴管理メモリ部127には、ユーザの登録情報が記憶されていると共に、当該登録されたユーザに対するコンテンツ配信の履歴が記憶される。ただし、この配信履歴管理メモリ部127は、ユーザに対する課金処理を行なうために用いることができればよいので、この例においては、前述もしたように、前回区切り情報は、履歴情報には含まれない。
【0218】
画像変換処理部128は、前述したように、PDA20からの配信要求に含まれるディスプレイ情報に基づいて、ディスプレイの表示能力などに適合するように送信データを変換する処理部である。
【0219】
画面情報メモリ129は、アクセスしてきたPDAに送る、配信可能コンテンツのメニュー画面などからなるインターネット用のホームページの画面情報を格納する。
【0220】
課金処理部130は、CPU121の制御の下で、配信要求してきた携帯情報端末20からの配信要求元識別情報で示される配信要求元に対するコンテンツ配信についての前述したような従量制による課金処理を行なう。
【0221】
ROM122には、CPU121が後述する一連の情報配信処理手順を実行するためのプログラムおよび課金処理部130が実行する課金処理のためのプログラムが記憶されている。また、ROM122のプログラムには、PDA20からの配信要求に含まれる、空きメモリ容量および前回区切り情報に基づく、送信情報区分の生成処理のプログラムも含まれる。
【0222】
[携帯情報端末の例としてのPDA20の構成]
図24は、携帯情報端末の例としてのPDA20の構成例を示すものである。この例のPDA20は、図4に示したPDA2の通信モジュール210およびインターフェース211は設けられず、通信用アダプタ31が接続される通信用アダプタインターフェース215が接続される。また、この実施の形態のPDA20には、システムバス200に対して前回区切り情報格納部216が接続される。その他は、図4に示したPDA2と同様の構成とされる。
【0223】
前回区切り情報格納部216には、当該PDA20において、以前に配信要求したコンテンツの最後のコンテンツ部分の区切り情報を格納する。上述したように、この第3の実施の形態においては、情報配信サーバ装置12の配信コンテンツデータベース125に格納されている配信コンテンツには、予め、区切り候補となる区切り単位に番号が付与されているので、その区切り単位の番号が、区切り情報として格納されている。
【0224】
前述の実施の形態のように、コンテンツ区分の最後の1行あるいは数行を区切り情報として保存してもよいが、それでは、メモリ容量を比較的多く費やしてしまう。これに対して、上述の例のように、区切り単位で番号が付与されている場合には、メモリ容量は非常に少なくて済む。
【0225】
[コンテンツ情報配信の動作説明]
[PDA20の動作]
図25および図26は、情報配信サーバ装置12に対して配信要求を出して、要求したコンテンツの情報を受信する際におけるPDA20での処理動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、主として、PDA20のCPU201が行なうものである。なお、以下の説明は、配信対象のコンテンツが電子新聞や電子小説などを想定して説明するものとする。
【0226】
使用者は、PDA20を用いて、情報配信サーバ装置12にアクセスするときには、図21に示したように、PDA20に通信用アダプタ31を装着し、その通信用アダプタ31に対して携帯電話端末30を取り付ける。
【0227】
そして、PDA20において、タッチペンなどにより情報配信サーバ装置12へのアクセスを指示したときに、図25のスタートからPDA20の配信要求処理が開始し、CPU201は、通信用アダプタ31および携帯電話端末30を通じて情報配信サーバ装置12に対してアクセスを行なう(ステップS701)。このアクセスの際には、上述したように、この実施の形態では、ROM202あるいはRAM203に記憶されている端末識別情報あるいは使用者識別情報が認証のための情報として読み出されて送られる。なお、認証のためには、前述したように、使用者に暗証番号の入力を促して、それに対応して入力された暗証番号を、前記識別情報に代えて、あるいは前記識別情報に加えて用いるようにしてもよい。
【0228】
そして、CPU201は、情報配信サーバ装置12に接続されたか否か判別し(ステップS702)、接続できなかったときには、ディスプレイ205にエラー表示をして(ステップS704)、この処理ルーチンを終了する。
【0229】
ステップS702で情報配信サーバ装置12に接続されたと判別したときには、端末識別情報あるいは使用者識別情報または暗証番号に基づいて、アクセスしてきたPDA20についての認証を行ない(ステップS703)、認証されなかったときには、ディスプレイ205にその旨のエラー表示をし(ステップS704)、この処理ルーチンを終了する。
【0230】
ステップS703で認証がOKであったときには、情報配信サーバ装置12からダウンロードなどのサービスについてのメニュー画面が送られてくるので、PDA20では、そのメニュー画面を受信してディスプレイ205に表示する(ステップS705)。そして、そのメニュー画面において、使用者によって配信サービスが選択されたか否か判別し(ステップS706)、配信サービス以外が選択されたときには、当該選択されたサービスについての処理ルーチンに移行する(ステップS707)。
【0231】
ステップS706で配信サービスが選択されたと判別したときには、配信サービスの要求入力を情報配信サーバ装置12に送信する(ステップS708)。すると、情報配信サーバ装置12からは配信可能コンテンツの一覧画面が送られてくるので、PDA20は、それを受信してディスプレイ205の画面に、図6に示したものと同様の配信可能コンテンツの一覧画面を表示する(ステップS709)。
【0232】
使用者は、この配信可能コンテンツの一覧画面を通じて配信を要求したいコンテンツの選択入力を行なうので、PDA20は、その配信コンテンツの選択入力を受け付ける(ステップS710)。使用者により選択されたコンテンツが前に選択されたものであって、データ用メモリ214のコンテンツエリアに、その一部が格納されているものであるか否か判別する(ステップS711)。この判別は、データ用メモリ214のコンテンツエリアに格納されている情報のコンテンツ識別情報あるいは前回区切り情報格納部216の記憶内容を参照することにより行われる。
【0233】
ステップS711で、データ用メモリ214のコンテンツエリアに、その一部が格納されているコンテンツが選択されたと判別したときには、使用者は、前に配信要求したコンテンツの続きを要求しているとして、データ用メモリ214のコンテンツエリアに存在している当該コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツ情報を、当該データ用メモリ214のコンテンツエリアから消去する(ステップS712)。そして、PDA20は、消去後のコンテンツエリアの空きメモリ容量を認識しておく。
【0234】
これは、続きを要求したというときには、その続き前のコンテンツ部分は、もはや不要になるものであり、しかも、できるだけデータ用メモリ214のコンテンツエリアの空きメモリ容量を大きくした方が望ましいからである。
【0235】
ステップS712の次に、また、ステップS711で、選択されたコンテンツはデータ用メモリ214のコンテンツエリアには格納されていないコンテンツであると判別したときには、コンテンツ配信要求のために、コンテンツ識別情報(コンテンツID)と、端末識別情報(端末ID)と、その時点におけるデータ用メモリ214のコンテンツエリアの空きメモリ容量と、前回区切り情報と、ディスプレイ214に関する情報(以下、ディスプレイ情報という)とを、情報配信サーバ装置12に送る(ステップS713)。
【0236】
ここで、前回区切り情報は、ステップS711で同系統のコンテンツがメモリに存在していると判別したときには、前回区切り情報格納部216から当該コンテンツについての前回区切り情報を読み出して、情報配信サーバ装置12に送る。また、ステップS711で同系統のコンテンツがメモリに存在していないと判別したときには、当該コンテンツは初めて配信要求するので、その先頭を意味する、例えば、番号「0000」を前回区切り情報として、情報配信サーバ装置12に送る。
【0237】
情報配信サーバ装置12では、後述するように、コンテンツ識別情報により指定されるコンテンツについて、前回区切り情報のところから(新規のコンテンツの場合には先頭から)、前記空きメモリ容量に適合するように区切った情報であって、ディスプレイ情報に基づいてディスプレイ214に適合するように変換した今回送信分の送信情報区分(コンテンツ区分)を生成する。そして、情報配信サーバ装置12は、生成したコンテンツ区分の先頭部分の、例えば1行あるいは数行の情報を、区切りの確認用情報としてPDA20に送信する。
【0238】
そこで、PDA20では、この情報配信サーバ装置12からの、今回送信分のコンテンツ区分の先頭部分の区切り確認用情報を受信して、ディスプレイ214に表示する(図26のステップS721)。このときの画面は、前述した図10に示すようなものとなるのは、この第2の実施の形態でも同様である。すなわち、ディスプレイ214には、区切り確認用情報の表示画面23が表示されると共に、タッチ式のソフトウエアキーとして、アップキー24、ダウンキー25、区切変更キー26および決定キー27が表示される。これらのキー24,25,26,27の機能および使用の仕方は、前述の第1の実施の形態の場合と全く同様である。
【0239】
PDA20のCPU201は、まず、決定キー27がペン等で押下されたか否か判別する(ステップS722)。決定キー27が押下されないと判別したときには、アップキー24またはダウンキー25がペン等で押下されたか否か判別する(ステップS723)。そして、アップキー24またはダウンキー25がペン等で押下されないと判別したときには、ステップS722に戻る。
【0240】
また、ステップS723において、アップキー24またはダウンキー25がペン等で押下されたと判別したときには、1つ前あるいは1つ後の区切り候補を情報配信サーバ装置12に要求する(ステップS724)。
【0241】
情報配信サーバ装置12は、この1つ前あるいは1つ後の区切り候補を受信すると、段落や、章あるいは記事の単位からなる1つ前あるいは1つ後の区切り候補の区切り確認用情報を送ってくる。そこで、PDA20は、その区切り候補の区切り確認用情報を受信して、図10と同様にして、ディスプレイ214の区切り確認用情報の表示画面23に表示する(ステップS725)。
【0242】
次に、区切変更キー26がペン等で押下されたか否か判別し(ステップS726)、押下されないと判別したときには、ステップS722に戻る。そして、ステップS726で、区切変更キー26が押下されたと判別したときには、変更要求した区切り候補での区切りのコンテンツ区分の要求を、情報配信サーバ装置12に送る(ステップS727)。そして、ステップS721に戻る。
【0243】
情報配信サーバ装置12は、この変更要求した区切り候補での区切りのコンテンツ区分の要求を受信すると、今回送信分のコンテンツ区分を要求通りに再生成して、それをPDA20に送る。そこで、PDA20では、それをステップS721で受信して、ディスプレイ214の区切り確認用情報の表示画面23に表示する。
【0244】
ステップS722において、決定キー27が押下されたと判別したときには、その決定キー27が押下された時点におけるコンテンツ区分の先頭部分を区切り確認情報として、ディスプレイ214の区切り確認用情報の表示画面23に表示する。この画面には、「この区切りでOKですか?」というメッセージが付加される(ステップS728)。
【0245】
これを受けて、使用者は、その区切りでOKであれば、決定キー27を再押下する。その区切りではない時には、使用者は、アップキー24あるいはダウンキー25を操作することになる。
【0246】
そこで、PDA20のCPU201は、決定キー27が再押下されたか否か判別する(ステップS729)。再押下されないと判別したときには、ステップS723に進み、アップキー24あるいはダウンキー25が押下されたか否か判別し、アップキー24あるいはダウンキー25が押下されたと判別したときには、前述したように、ステップS724以下の区切り変更のための処理をする。
【0247】
ステップS729で、決定キー27が再押下されたと判別したときには、CPU201は、選択したコンテンツについてのコンテンツ区分の配信開始要求を、情報配信サーバ装置12に送信する(ステップS730)。これに対して情報配信サーバ装置12からは前記コンテンツ区分が送られてくるので、PDA20は、当該コンテンツ区分を受信し、データ用メモリ214のコンテンツエリアに、そのコンテンツ識別情報と対応付けて格納する(ステップS731)。
【0248】
そして、当該コンテンツ区分の受信を完了するのを待ち、受信完了を確認したら(ステップS732)、受信完了通知を情報配信サーバ装置12に送り(ステップS733)、その後、無線通信回線を切断する(ステップS734)。そして、今回のコンテンツ区分の番号等の区切り情報を、前回区切り情報として、前回区切り情報格納部216に、コンテンツ識別情報と対応付けて格納する(ステップS735)。その後、この処理ルーチンを終了する。
【0249】
[情報配信サーバ装置12の動作]
次に、以上のPDA20での配信要求の動作に対応する情報配信サーバ装置12での処理動作を、図27および図28のフローチャートを参照して説明する。このフローチャートの各ステップの処理は、主として、情報配信サーバ装置12のCPU121が行なうものである。
【0250】
情報配信サーバ装置12では、まず、PDA20からのアクセスを待ち(ステップS801)、PDA20からのアクセスを受信すると、アクセスしてきたPDAについての認証を行なう(ステップS802)。そして、アクセスしてきたPDAが情報配信サーバ装置12に登録されたものではなくて、認証が取れないときには、当該PDAに対して「認証NG」を送信する(ステップS803)。
【0251】
ステップS802で、認証が取れたと判別したときには、CPU121は、画面情報メモリ129からサービスメニューの画面を読み出して、PDA20に送信する(ステップS804)。そして、PDA20から配信サービスの要求を受けたか否か判別し(ステップS805)、配信サービス以外の他のサービスの要求であれば、当該要求された他のサービスを実行するためのルーチンに移行する(ステップS806)。
【0252】
ステップS805で、PDA20から配信サービスの要求を受信したと判別したときには、配信サービスの画面情報、つまり、配信コンテンツの一覧画面を画面情報メモリ129から読み出し、PDA20に送信する(ステップS807)。
【0253】
前述したように、この配信サービスの画面情報に基づいてPDA20では使用者によって配信要求のコンテンツの選択が行われ、当該選択されたコンテンツの識別情報(コンテンツID)と、当該選択されたコンテンツについての区切り情報と、PDA20の端末識別情報(端末ID)と、コンテンツエリアの空きメモリ容量と、PDA20のディスプレイ情報とを送るので、情報配信サーバ装置12では、それらの情報を受信する(ステップS808)。
【0254】
そして、次に、情報配信サーバ装置12のCPU121は、受信したコンテンツ識別情報を用いて、配信コンテンツデータベース125を検索し、配信要求されたコンテンツを特定する(ステップS809)。次に、受信した前回区切り情報から、前回の区切りは、コンテンツの先頭か否か判別する(ステップS810)。
【0255】
前回の区切りはコンテンツの先頭であると判別したときには、前記端末識別情報で識別されるPDAからは、前記コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツは、初めて選択されたものであると認識し、前記コンテンツ識別情報で指定されるコンテンツの先頭を、前回区切りとする(ステップS811)。そして、次のステップS812に進む。また、ステップS810で、前回の区切り情報はコンテンツの先頭ではないと判別したときには、ステップS811を経由せずにステップS812に進む。
【0256】
このステップS812では、ステップS809で検索したコンテンツから、ステップS808で受信したコンテンツエリアの空きメモリ容量と、前回区切り情報とに基づいて、今回送信分のコンテンツ区分を演算し、求めたコンテンツ区分のデータを配信用データ格納部126に格納しておく。
【0257】
このコンテンツ区分の演算の際、CPU121は、PDA20からのディスプレイ情報を参照して、画像変換処理部128により、要求してきたPDA20のディスプレイの表示能力に適合するようにデータ処理する。そのデータ処理後のコンテンツ区分のデータを配信データ用メモリ126に格納する。CPU121は、このデータ処理後のコンテンツ区分の容量が、PDA20から取得した空きメモリ容量を越えないように、コンテンツ区分を演算生成するものである。
【0258】
そして、今回送信分のコンテンツ区分が求まったら、今回送信分のコンテンツ区分の先頭部分の、例えば1行あるいは数行の情報を、区切の確認用情報としてPDA20に送信する(図28のステップS821)。
【0259】
そして、次に、PDA20から配信開始要求を受信したか否かを判別する(ステップS822)。PDA20からの配信開始要求を受信しないと判別したときには、前または後の区切り候補の要求を受信したか否か判別する(ステップS823)。前または後の区切り候補の要求を受信しなかったときには、ステップS822に戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0260】
また、前または後の区切り候補の要求を受信したときには、CPU121は、前述したように、ステップS832で生成したコンテンツ区分の先頭部分を、要求された1つ前あるいは1つ後の区切り候補の位置に変更する。前述したように、1つ前あるいは1つ後の区切り候補は、段落や章、記事などの単位で定められる。
【0261】
そして、要求された1つ前あるいは1つ後の区切り候補の確認用情報を、要求してきたPDA20に送信する(ステップS824)。そして、PDA20から区切り変更要求が送られてきたか否か判別する(ステップS825)。ステップS825で、PDA20からの区切り変更要求を受信しなかったときには、ステップS822に戻り、配信開始要求の受信を監視する。
【0262】
また、ステップS825で、PDA20からの区切り変更要求を受信したときには、変更要求された区切り位置となるように、今回送信分のをコンテンツ区分を再演算して、再生成し、配信用データ格納部126の今回送信分のコンテンツ上書きして格納する(ステップS826)。そして、ステップS822に戻る。
【0263】
そして、ステップS822で、配信開始要求を受信したと判別したときには、CPU121は、配信データ用メモリ126からコンテンツ区分のデータを読み出し、PDA20に送信する(ステップS827)。そして、PDA20からの受信完了通知を受信するまでコンテンツ区分のデータの送信を続け(ステップS828)、PDA20からの受信完了通知を受信すると、無線通信回線を切断する(ステップS829)。
【0264】
その後、送信したコンテンツ区分の情報容量を求め、コンテンツ毎の配信履歴として、配信要求元識別情報と対応付けて配信履歴管理メモリ部127に格納する(ステップS830)。次に、求めたコンテンツ区分の情報容量により、携帯情報端末20により配信要求してきた配信要求元についての課金処理を、課金処理部130が実行する(ステップS831)。その後、情報配信サーバ装置12での配信処理ルーチンを終了する。
【0265】
この第3の実施の形態においても、携帯情報端末の空きメモリ容量に応じた情報容量のコンテンツ区分毎に、情報配信サーバ装置12から携帯情報端末20にコンテンツ配信が行われるので、情報配信に関しては、第1の実施の形態の場合と同様の効果が得られる。
【0266】
また、この第3の実施の形態においては、携帯電話網およびインターネットを通じて、情報配信サーバ装置12にアクセスして情報配信を受けることができるので、通勤途中などの外出時においても、コンテンツ配信を受けることができる。
【0267】
また、この第3の実施の形態によれば、コンテンツ配信に対する課金は、配信を受けたコンテンツ区分毎の情報容量に応じてなされるので、利用者および配信事業者の双方にとって合理的な課金となる。
【0268】
[第3の実施の形態の課金処理の他の例]
上述の説明では、情報配信サーバ装置が課金処理部を備え、当該課金処理部でコンテンツ区分の情報容量に応じた従量制課金処理をするようにしたが、図29に示すように、情報配信サーバ装置12とは別に課金サーバ装置13を設け、この課金サーバ装置13に情報配信サーバ装置12から、課金用の情報容量情報を通知して、課金処理は、課金サーバ装置13で行なわすようにすることもできる。
【0269】
図30は、この例の場合の情報配信サーバ装置の要部の動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、前述した図28の部分に対応するもので、図30が図28と異なる部分は、図28のステップS831に代えて、ステップS832が設けられる点である。
【0270】
すなわち、図28のステップS831では、コンテンツ区分の情報容量に応じて課金処理が実行されたが、この図30の例のステップS831では、配信したコンテンツ区分の情報容量を、配信要求してきた携帯情報端末からの配信要求元識別情報とともに、情報配信サーバ装置12から課金サーバ装置13に通知する。課金サーバ装置13では、通知を受けたコンテンツ区分の情報容量に基づき、前記配信要求元についての課金処理を実行する。
【0271】
前述の実施の形態と同様に、コンテンツ区分の情報容量は、コンテンツ区分の配信ごとではなく、予め定めた複数回分のコンテンツ区分をまとめて、あるいは、予め定めた所定の期間内のコンテンツ区分の配信分をまとめて、課金サーバ装置13に通知するようにしてもよい。
【0272】
その場合に、情報配信サーバ装置12で、前記複数回分のコンテンツ区分、あるいは、前記所定の期間内のコンテンツ区分の配信情報の情報容量分を積算し、その積算結果を課金サーバ装置13に通知するようにしてもよい。
【0273】
[第3の実施の形態の課金処理のさらに他の例]
図31は、この例の課金方法を説明するための概念図である。この概念図に示すように、この例の課金方法は、コンテンツ配信に対して従量制を採用するのではなく、同じコンテンツについては、当該携帯情報端末が当該コンテンツを始めて配信要求して、それに対する配信が実行されたときに、コンテンツ単位で課金する。そして、その後の同じコンテンツに対する当該携帯情報端末からの配信要求については、課金を課さないという方法である。
【0274】
この例の課金方法は、コンテンツ区分毎の配信が前提であるこの発明において、あるコンテンツを配信要求したときには、必ず、そのコンテンツの最後までのすべての情報を必要とするという場合に好適である。
【0275】
図32は、この例の場合における情報配信サーバ装置の要部の動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、前述した図28の部分に対応するもので、図32が図28と異なる部分は、図28のステップS830および図831に代えて、ステップS833およびステップS834が設けられる点である。
【0276】
すなわち、この図32の例においては、回線切断がステップS829でなされた後、ステップS833では、当該コンテンツについてのコンテンツ区分の配信が、当該携帯情報端末への当該コンテンツの最初の配信であるか否か判別する。そして、最初の配信であると判別したときには、コンテンツ単位で、課金処理をする。ステップS833で、最初の配信ではないと判別したときには、ステップS834において、前の配信の際にコンテンツ課金は済んでいるので、ステップS834をバイパスして、当該時点におけるコンテンツ区分に対する課金はせずに、この処理ルーチンを終了する。
【0277】
この例においては、従量制課金に比べて、一度、コンテンツ単位で課金が行われた後には、複数回にわたって、コンテンツ区分単位で、前記コンテンツの全体を何度ダウンロードしても、料金がかからないという特徴がある。したがって、同じコンテンツを何度でもダウンロードして、利用したい場合に有効な課金方法である。
【0278】
この例の場合も、課金サーバ装置を情報配信サーバ装置とは別個に設け、ステップS833で、最初の配信であると判別したときに、当該コンテンツについてのコンテンツ単位での課金処理の依頼をするようにしてもよい。
【0279】
[その他の変形例]
なお、上述の第3の実施の形態では、携帯情報端末では、前回区切り情報格納部を備え、当該前回区切り情報格納部に前回区切り情報を格納しておくようにしたが、次のようにすれば、携帯情報端末の前回区切り情報格納部は省略することができる。
【0280】
すなわち、データ用メモリ126に格納されるコンテンツ区分自体に、段落毎の番号や章毎の番号等を含めて記憶するようにしておき、次に、データ用メモリ126にコンテンツ区分が存在するコンテンツの続きの配信要求をする際には、当該データ用メモリ126のコンテンツ区分の最後の段落番号や章番号を前回区切り情報として抽出してサーバ装置に送るようにする。
【0281】
また、第3の実施の形態においても、第1の実施の形態や第2の実施の形態のように、配信サーバ装置側に区切り情報格納部を設けて管理するようにしても勿論よい。逆に、第1の実施の形態や第2の実施の形態においても、この第3の実施の形態のように、携帯情報端末側から、区切り情報をサーバ装置に通知するようにしてもよい。
【0282】
また、この第3の実施の形態においても、携帯情報端末は、PDAに限らず、ページャや、携帯電話端末など、コンテンツ記憶領域と表示画面を有する端末であれば種々のものが使用可能である。
【0283】
また、この第3の実施の形態においても、配信要求の際には、配信要求元識別情報として携帯情報端末の端末識別情報を情報配信サーバ装置12に送るようにしたが、ユーザ識別情報を、端末識別情報に代えて、情報配信サーバ装置12に送るようにすることにより、第1の実施の形態の変形例で説明した場合と同様の効果が得られる。
また、携帯情報端末の使用者が、利用形態に応じて、端末識別情報とユーザ識別情報とのどちらかを、配信要求元識別情報として選択して、配信サーバ装置に送信することができるようにしてもよい。
【0284】
また、携帯情報端末と情報配信サーバ装置12との間の通信のための通信ロトコルはインターネットにおけるTCP/IPのような汎用されるものでもよいし、PPPoE(PPP over Ethernet(登録商標))のように利用者を特定しやすい特性を積極的に利用してもよい。
【0285】
また、以上の第1、第2および第3の実施の形態において、例えばコンテンツが電子新聞の場合において、現在の区切り情報が、例えば記事の先頭を指している場合には、別の記事あるいは別の大分類(社会面とか経済面とか・・・・)への移行を望んでいる可能性もあるので、それを問い合わせるメッセージを携帯情報端末に対して送信するようにしてもよい。
【0286】
さらに、以上の各実施の形態では、文字や画像などからなるコンテンツの配信について説明したが、例えば小説を朗読した音声情報や、落語などの音声情報からなるコンテンツが配信対象であっても、勿論よい。また、挿絵や出演者の画像などの情報を伴なった音声情報であってもよい。
【0287】
なお、以上の実施の形態においては、配信情報は、すべて通信路を通じて端末配信用サーバ装置や携帯情報端末に配信するようにしたが、CD−ROMなどの記録メディアを郵送などにより、端末配信用サーバ装置の使用者あるいは管理者に配布するようにしてもよい。その場合にも、記録メディアを無料あるいは低廉な料金で配布する方法と、コンテンツ使用料を含む記録メディアに対する対価を配布時に徴収する方法とがある。記録メディアから配信コンテンツデータベースに格納した後の携帯情報端末への配信についての課金の方法は、上述の実施の形態と同様とすることができる。
【0288】
なお、第1の実施の形態、また、第2の実施の形態のように、情報配信サーバ装置から端末配信用サーバ装置にコンテンツ配信を行い、端末配信用サーバ装置から、携帯情報端末に再配信する方法の場合には、携帯情報端末のメモリ容量が大きくなったときには、端末配信用サーバ装置から携帯情報端末へも、コンテンツ区分毎の配信をせずに、コンテンツ単位の配信をすることができる。
【0289】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、携帯情報端末の配信要求時のメモリ空き容量が小さくても、そして、ユーザがそのメモリ空き容量を知らなくとも、空き容量に対して適切な容量のコンテンツ区分が配信され、ユーザは、それを楽しむことができる。
【0290】
さらに、サーバ装置は、区切り情報を、配信要求元識別情報に関係付けて保存管理して、携帯情報端末から、前に配信したことのあるコンテンツの続きが配信要求されたときには、当該コンテンツの続き部分を携帯情報端末に配信されるので、携帯情報端末の空きメモリ容量よりも容量の大きいコンテンツであっても、そのすべての情報の配信を、携帯情報端末の使用者は受け取ることができる。
【0291】
また、携帯情報端末のデータ用メモリのコンテンツエリアが小さくなったとしても、携帯情報端末は、配信を要求する時点での空き容量をサーバ装置に通知するので、サーバ装置からは、携帯情報端末の空きメモリ容量に応じて適切な容量に区切られたコンテンツ区分が配信され、配信データが携帯情報端末のコンテンツエリアに記憶しきれないという不具合は発生しない。
【0292】
さらに、この発明では、携帯情報端末の表示画面の情報をサーバ装置に送信して、サーバ装置1から、携帯情報端末のディスプレイの表示能力などに適合した配信情報が得られるので、携帯情報端末では、受け取った配信情報を、自己のディスプレイの表示能力に適合した情報に変換する必要がなく、それだけ、携帯情報端末の負担を少なくして構成を簡単にすることができる。
【0293】
そして、この発明によれば、上述のような送信情報区分毎の配信を携帯情報端末に行なう場合において、種々の場合における適切な課金を行なうことができる。
【0294】
例えば、請求項1の発明の場合には、情報配信サーバ装置から端末配信用サーバ装置への配信の際にのみ課金を施し、端末配信用サーバ装置から携帯情報端末への配信に対しては、課金は発生しない。したがって、携帯情報端末の使用者は、携帯情報端末の空きメモリ容量の分ずつ、端末配信用サーバ装置から配信情報を受け取って、何回でも、配信情報を無料で利用できる。しかも、端末配信用サーバ装置に対して接続可能な携帯情報端末数あるいはユーザ数も問わないというメリットがある。
【0295】
この配信システムの態様は、例えば、配信情報サーバ装置からの配信情報が電子新聞であって、端末配信用サーバ装置が家庭や職場のサーバ装置であり、当該端末配信用サーバ装置からの複数の利用者に配信する場合に好適である。
【0296】
また、請求項11の発明の場合には、情報配信サーバ装置から端末配信用サーバ装置への配信の際には、課金処理は行なわない、あるいは、低廉な価格による配信を行なう。そして、端末配信用サーバ装置から携帯情報端末への配信について、携帯情報端末の空きメモリ容量に応じた送信情報区分の情報容量に応じて課金を施すようにする。したがって、使用者が携帯情報端末にダウンロードして利用した情報容量分に応じて課金されるので、非常にリーズナブルな課金となる。
【0297】
また、請求項35の発明の場合には、携帯情報端末から情報配信サーバ装置へ直接的に配信要求をして、上述と同様に携帯情報端末の空きメモリ容量に応じた送信情報区分毎の情報配信を受けることができる。そして、その課金は、送信情報区分の情報容量分に応じたものとされるので、非常にリーズナブルな課金となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報配信システムの第1の実施の形態における配信と課金の関係を説明するための図である。
【図2】この発明による情報配信システムの第1の実施の形態の概要を説明するための図である。
【図3】第1の実施の形態における端末配信用サーバ装置の一例としてのPCホームサーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態における携帯情報端末の一例としてのPDAの構成例を示すブロック図である。
【図5】第1の実施の形態における情報配信サーバ装置の一例の構成例を示すブロック図である。
【図6】第1の実施の形態における情報配信サーバ装置の配信動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図7】第1の実施の形態における携帯情報端末の配信要求動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図8】第1の実施の形態における携帯情報端末の配信要求動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図9】第1の実施の形態における携帯情報端末の配信要求動作時における画面表示の例を示す図である。
【図10】第1の実施の形態における携帯情報端末の配信要求動作時における画面表示の例を示す図である。
【図11】第1の実施の形態における端末配信用サーバ装置の配信処理動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図12】第1の実施の形態における端末配信用サーバ装置の配信処理動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図13】この発明による情報配信システムの第2の実施の形態における配信と課金の関係を説明するための図である。
【図14】第2の実施の形態における端末配信用サーバ装置の一例としてのPCホームサーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図15】第2の実施の形態における端末配信用サーバ装置の配信処理動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図16】第2の実施の形態における課金サーバ装置の処理動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図17】第2の実施の形態における課金サーバ装置の処理動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図18】第2の実施の形態における端末配信用サーバ装置の一例としてのPCホームサーバ装置での課金サーバへの通知処理を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図19】第2の実施の形態における携帯情報端末の配信要求動作の要部を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図20】第2の実施の形態における課金サーバ装置の課金処理時の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図21】この発明による情報配信システムの第3の実施の形態の概要を説明するための図である。
【図22】この発明による情報配信システムの第3の実施の形態における配信と課金の関係の第1の例を説明するための図である。
【図23】この発明による情報配信システムの第3の実施の形態における情報配信サーバ装置の一例としてのWebサーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図24】この発明による情報配信システムの第3の実施の形態における携帯情報端末の一例としてのPDAの構成例を示すブロック図である。
【図25】この発明による情報配信システムの第3の実施の形態における携帯情報端末の配信要求動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図26】図25の配信要求動作の続きを説明するためのフローチャートを示す図である。
【図27】この発明による情報配信システムの第3の実施の形態における情報配信サーバ装置の配信処理動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図28】図27の配信要求動作の続きを説明するためのフローチャートを示す図である。
【図29】この発明による情報配信システムの第3の実施の形態における配信と課金の関係の第2の例を説明するための図である。
【図30】この発明による情報配信システムの第3の実施の形態における配信と課金の関係の第2の例における情報配信サーバ装置の動作の要部を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図31】この発明による情報配信システムの第3の実施の形態における配信と課金の関係の第3の例を説明するための図である。
【図32】この発明による情報配信システムの第3の実施の形態における配信と課金の関係の第3の例における情報配信サーバ装置の動作の要部を説明するためのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…PCホームサーバ装置(端末配信用サーバ装置)、2、20…PDA(携帯情報端末)、3…情報配信サーバ装置、12…Webサーバ装置、9、13…課金サーバ装置、20…PDA、107…配信コンテンツデータベース、111、126…配信用データ格納部、112…前回区切り情報管理メモリ部、113…画像変換処理部、214…データ用メモリ

Claims (130)

  1. 情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
    前記情報配信サーバ装置は、
    配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する手段と、
    前記端末配信用サーバ装置に送信したことにより、前記端末配信用サーバ装置に対する前記配信情報についての課金処理を行なう課金処理手段と
    を備え、
    前記携帯情報端末は、
    前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
    を備え、
    前記端末配信用サーバ装置は、
    前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて受け取った配信情報を格納する配信情報格納部と、
    前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定される配信情報を前記配信情報格納部から抽出し、前記携帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
    前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
    前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記端末配信用サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信システム。
  2. 請求項1に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶手段を備えると共に、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  3. 請求項1に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信用サーバ装置に送信するものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識別情報である
    ことを特徴とする情報配信システム。
  5. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報である
    ことを特徴とする情報配信システム。
  6. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置は、
    記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたときに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させる制御手段備え、
    前記携帯情報端末は、
    記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変更要求受付手段と、
    前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付けたときに、当該区切りの変更要求を前記端末配信用サーバ装置に送る手段と
    を備える
    ことを特徴とする情報配信システム。
  7. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含む
    ことを特徴とする情報配信システム。
  8. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段を備える
    ことを特徴とする情報配信システム。
  9. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワークにより形成されている
    ことを特徴とする情報配信システム。
  10. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の通信路は、無線あるいは有線の電話網を含むものである
    ことを特徴とする情報配信システム。
  11. 情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
    前記情報配信サーバ装置は、
    配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する手段を備え、
    前記携帯情報端末は、
    前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
    を備え、
    前記端末配信用サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する手段と、
    前記配信情報識別情報で指定される配信情報を、前記携帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
    前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
    前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量を、課金処理のために保存する課金用情報保存手段と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記端末配信用サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信システム。
  12. 請求項11に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶手段を備えると共に、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  13. 請求項11に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信用サーバ装置に送信するものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  14. 請求項11、請求項12または請求項13に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置から前記端末配信用サーバ装置への前記情報の配信は、無償であることを特徴とする情報配信システム。
  15. 請求項11、請求項12または請求項13に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミングで、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセスして、前記課金用情報保存手段に保存された前記送信情報区分の情報容量を前記端末配信用サーバ装置から取得し、課金処理をする課金サーバ装置を設ける
    ことを特徴とする情報配信システム。
  16. 請求項11、請求項12または請求項13に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識別情報であって、前記課金用情報保存手段には、前記送信情報区分の情報容量は、前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元毎に保存し、前記課金サーバでの課金処理は、当該配信要求元毎の単位で行なう
    ことを特徴とする情報配信システム。
  17. 請求項11、請求項12または請求項13に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であって、前記課金用情報保存手段には、前記送信情報区分の情報容量は、前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元毎に保存し、前記課金サーバでの課金処理は、当該配信要求元毎の単位で行なう
    ことを特徴とする情報配信システム。
  18. 請求項11、請求項12または請求項13に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワークにより形成されており、
    前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミングで、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセスして、前記保存された前記送信情報区分の情報の容量を前記端末配信用サーバ装置から取得し、前記端末配信用サーバ装置が接続される前記ローカルエリアネットワークの単位に対する課金処理をする課金サーバ装置を設ける
    ことを特徴とする情報配信システム。
  19. 請求項11、請求項12または請求項13に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含む
    ことを特徴とする情報配信システム。
  20. 請求項19に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置の前記課金用情報保存手段は、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も前記配信要求元識別情報に対応付けて保存するようにすると共に、
    前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミングで、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセスして、前記課金用情報保存手段に保存された前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量および前記携帯情報端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ装置から取得し、それらの取得情報に基づいて前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元に対する課金処理をする課金サーバ装置を設ける
    ことを特徴とする情報配信システム。
  21. 請求項11、請求項12または請求項13に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段を備える
    ことを特徴とする情報配信システム。
  22. 情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
    前記情報配信サーバ装置は、
    配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する手段を備え、
    前記携帯情報端末は、
    前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
    を備え、
    前記端末配信用サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定される配信情報を、前記携帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
    前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
    前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
    前記携帯情報端末に配信した前記送信情報区分の情報容量を、課金処理のために、所定の通信路を通じて課金サーバ装置に通知する通知手段と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記端末配信用サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信システム。
  23. 請求項22に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置の通知手段は、前記携帯情報端末に前記配信情報を配信する毎に、前記送信情報区分の情報容量を前記課金サーバ装置に通知する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  24. 請求項22に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記配信要求元識別情報毎についての、前記配信情報識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量を、予め定められた期間分、あるいは予め定められた配信回数分、保存する手段を備え、前記通知手段は、当該保存した情報容量を、前記予め定められた期間の後に、あるいは前記予め定められた配信回数分の配信の後に、前記課金サーバ装置に通知する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  25. 請求項22に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶手段を備えると共に、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  26. 請求項22に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信用サーバ装置に送信するものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  27. 請求項22、請求項25または請求項26に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置から前記端末配信用サーバ装置への前記情報の配信は、無償であることを特徴とする情報配信システム。
  28. 請求項22、請求項25または請求項26に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識別情報である
    ことを特徴とする情報配信システム。
  29. 請求項22、請求項25または請求項26に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報である
    ことを特徴とする情報配信システム。
  30. 請求項22、請求項25または請求項26に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置は、
    前記配信情報生成手段で生成した送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る手段と、
    前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたときに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させる制御手段と、
    を備え、
    前記携帯情報端末は、
    前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの確認をさせるために再生する手段と、
    前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変更要求受付手段と、
    前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付けたときに、当該区切りの変更要求を前記端末配信用サーバ装置に送る手段と
    を備える
    ことを特徴とする情報配信システム。
  31. 請求項22、請求項25または請求項26に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワークにより形成されており、
    前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報の容量を、前記端末配信用サーバ装置が接続される前記ローカルエリアネットワークの単位で積算した積算値に基づいて課金処理する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  32. 請求項22、請求項25または請求項26に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含む
    ことを特徴とする情報配信システム。
  33. 請求項32に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置の前記通知手段は、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も前記配信要求元識別情報に対応付けて前記課金サーバ装置に通知すると共に、
    前記課金サーバ装置は、前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量および前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元に対する課金処理をする
    ことを特徴とする情報配信システム。
  34. 請求項22、請求項25または請求項26に記載の情報配信システムにおいて、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段を備える
    ことを特徴とする情報配信システム。
  35. 携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
    を備え、
    前記情報配信サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する手段と、
    前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
    前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
    前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量に基づいて、前記配信要求元識別情報により識別される配信要求元に対して課金処理する課金処理手段と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記情報配信サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信システム。
  36. 携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置と、課金サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記配信データを格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
    を備え、
    前記情報配信サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する手段と、
    前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
    前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
    前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処理のために保存する課金用情報保存手段と、
    を備え、
    前記課金サーバ装置は、
    前記情報配信サーバ装置に対して、任意のタイミングで、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセスする手段と、
    前記情報配信サーバ装置の前記課金用情報保存手段に保存された前記送信情報区分の情報容量を前記情報配信サーバ装置から取得し、前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元に対する課金処理をする手段と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記情報配信サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信システム。
  37. 携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置と、課金サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記配信データを格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
    を備え、
    前記情報配信サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する手段と、
    前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
    前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
    前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処理のために保存する課金用情報保存手段と、
    前記課金用情報保存手段に保存された前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量を前記課金サーバ装置に通知する手段と、
    を備え、
    前記課金サーバ装置は、
    前記情報配信サーバ装置から通知された前記送信情報区分の情報容量に基づき、前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元に対する課金処理をする手段を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記情報配信サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信システム。
  38. 請求項35、請求項36または請求項37に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶手段を備えると共に、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  39. 請求項35、請求項36または請求項37に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記情報配信サーバ装置に送信するものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  40. 請求項35、請求項36または請求項37に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識別情報である
    ことを特徴とする情報配信システム。
  41. 請求項35、請求項36または請求項37に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報である
    ことを特徴とする情報配信システム。
  42. 請求項35、請求項36または請求項37に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置は、
    記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたときに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させる制御手段備え、
    前記携帯情報端末は、
    前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に区切りの確認をさせるために再生する手段と、
    前記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変更要求受付手段と、
    前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サーバ装置に送る手段と
    を備える
    ことを特徴とする情報配信システム。
  43. 請求項35、請求項36または請求項37に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記情報配信サーバ装置に送るものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含む
    ことを特徴とする情報配信システム。
  44. 請求項35に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記情報配信サーバ装置に送るものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含むと共に、
    前記課金処理手段は、前記携帯情報端末の表示画面の情報をも参酌して、課金処理をする
    ことを特徴とする情報配信システム。
  45. 請求項36に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記情報配信サーバ装置に送るものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含むと共に、
    前記課金用情報保存手段には、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も、前記配信要求元識別情報に対応させて保存し、
    前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報容量に加えて、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記配信要求元識別情報についての課金処理を行なう
    ことを特徴とする情報配信システム。
  46. 請求項37に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記情報配信サーバ装置に送るものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含むと共に、
    前記課金用情報保存手段においては、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も、前記配信要求元識別情報に対応させて保存し、
    前記通知手段により、前記配信要求元識別情報に対応して前記送信情報区分の情報容量に加えて、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も前記課金サーバ装置に通知し、
    前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報容量に加えて、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記配信要求元識別情報についての課金処理を行なう
    ことを特徴とする情報配信システム。
  47. 請求項35、請求項36または請求項37に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段を備える
    ことを特徴とする情報配信システム。
  48. 請求項37に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置の前記通知手段は、前記情報配信を実行した都度、あるいは、予め定められて期日に、前記課金サーバ装置に対して前記通知を行なう
    ことを特徴とする情報配信システム。
  49. 携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる情報配信システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段と、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記データ用記憶手段の前記配信データを格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信手段と、
    を備え、
    前記情報配信サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する手段と、
    前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
    前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
    前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
    前記配信情報識別情報が同じ配信情報に対しては、前記携帯情報端末からの配信要求の回数に関係なく、1度だけ、前記配信要求元識別情報により識別される配信要求元に対して課金処理する課金処理手段と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生手段と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記情報配信サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る手段と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信システム。
  50. 請求項49に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶手段を備えると共に、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  51. 請求項49に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記情報配信サーバ装置に送信するものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  52. 請求項49に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識別情報である
    ことを特徴とする情報配信システム。
  53. 請求項49に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報である
    ことを特徴とする情報配信システム。
  54. 請求項49、請求項50または請求項51に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置は、
    記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたときに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させる制御手段を備え、
    前記携帯情報端末は、
    記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変更要求受付手段と、
    前記変更要求受付手段で前記区切りの変更要求を受け付けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サーバ装置に送る手段と
    を備える
    ことを特徴とする情報配信システム。
  55. 請求項49、請求項50または請求項51に記載の情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信手段は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含む
    ことを特徴とする情報配信システム。
  56. 請求項55に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置の前記課金処理手段は、前記携帯情報端末の表示画面の情報をも勘案して、前記配信情報識別情報で識別される配信情報の、前記配信要求元に対する課金処理を行なう
    ことを特徴とする情報配信システム。
  57. 請求項49、請求項50または請求項51に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう手段を備える
    ことを特徴とする情報配信システム
  58. 情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムにおける情報配信方法であって、
    前記情報配信サーバ装置は、
    配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する工程と、
    前記端末配信用サーバ装置に送信したことにより、前記端末配信用サーバ装置に対する前記配信情報についての課金処理を行なう課金処理工程と
    を備え、
    前記携帯情報端末は、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備え、
    前記端末配信用サーバ装置は、
    前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて配信情報を受け取って、配信情報格納部に格納する工程と、
    前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定される配信情報を前記配信情報格納部から抽出し、前記携帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成工程と、
    前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信工程と、
    前記確認情報送信工程により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する工程と、
    を備え、
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生工程と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記端末配信用サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る工程と、
    を備え、
    前記携帯情報端末からの前記端末配信用サーバ装置への配信要求に対する情報配信には課金処理しないことを特徴とする情報配信方法。
  59. 請求項58に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶工程を備えると共に、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程では、前記区切り情報記憶工程に記憶された区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  60. 請求項58に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信用サーバ装置に送信するものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程では、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  61. 請求項58、請求項59または請求項60に記載の情報配信方法において、
    前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識別情報である
    ことを特徴とする情報配信方法。
  62. 請求項58、請求項59または請求項60に記載の情報配信方法において、
    前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報である
    ことを特徴とする情報配信方法。
  63. 請求項58、請求項59または請求項60に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置は、
    記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたときに、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させる配信情報再生成工程を備え、
    前記携帯情報端末は、
    記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変更要求受付工程と、
    前記変更要求受付工程で前記区切りの変更要求を受け付けたときに、当該区切りの変更要求を前記端末配信用サーバ装置に送る工程と
    を備える
    ことを特徴とする情報配信方法。
  64. 請求項58、請求項59または請求項60に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程では、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する工程を含む
    ことを特徴とする情報配信方法。
  65. 請求項58、請求項59または請求項60に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう工程を備える
    ことを特徴とする情報配信方法。
  66. 請求項58、請求項59または請求項60に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワークにより形成されている
    ことを特徴とする情報配信方法。
  67. 請求項58、請求項59または請求項60に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の通信路は、無線あるいは有線の電話網を含むものである
    ことを特徴とする情報配信方法。
  68. 情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムにおける情報配信方法であって、
    前記情報配信サーバ装置は、
    配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する工程を備え、
    前記携帯情報端末は、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備え、
    前記端末配信用サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する工程と、
    前記配信情報識別情報で指定される配信情報を、前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成工程と、
    前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信工程と、
    前記確認情報送信工程により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する工程と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量を、課金処理のために保存する課金用情報保存工程と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生工程と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記端末配信用サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る工程と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信方法。
  69. 請求項68に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶工程を備えると共に、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程では、前記区切り情報記憶工程に記憶された区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  70. 請求項68に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信用サーバ装置に送信するものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程では、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  71. 請求項68、請求項69または請求項70に記載の情報配信方法において、
    前記情報配信サーバ装置から前記端末配信用サーバ装置への前記情報の配信は、無償であることを特徴とする情報配信方法。
  72. 請求項68、請求項69または請求項70に記載の情報配信方法において、
    前記情報配信システムには、課金サーバ装置が設けられ、
    前記課金サーバ装置は、
    前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミングで、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセスする工程と、
    前記端末配信用サーバ装置の前記課金用情報保存工程で保存された前記送信情報区分の情報容量を前記端末配信用サーバ装置から取得し、課金処理をする工程と
    を備えることを特徴とする情報配信方法。
  73. 請求項68、請求項69または請求項70に記載の情報配信方法において、
    前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識別情報であって、前記課金用情報保存手段には、前記送信情報区分の情報容量は、前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元毎に保存し、前記課金サーバでの課金処理は、当該配信要求元毎の単位で行なう
    ことを特徴とする情報配信方法。
  74. 請求項68、請求項69または請求項70に記載の情報配信方法において、
    前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報であって、前記課金用情報保存手段には、前記送信情報区分の情報容量は、前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元毎に保存し、前記課金サーバでの課金処理は、当該配信要求元毎の単位で行なう
    ことを特徴とする情報配信方法。
  75. 請求項68、請求項69または請求項70に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワークにより形成されており、前記情報配信システムは、課金サーバ装置を備え、
    前記課金サーバ装置は、
    前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミングで、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセスする工程と、
    前記端末配信用サーバ装置から、前記保存された前記送信情報区分の情報の容量を取得し、前記端末配信用サーバ装置が接続される前記ローカルエリアネットワークの単位に対する課金処理をする工程と、
    を備えることを特徴とする情報配信方法。
  76. 請求項68、請求項69または請求項70に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程では、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する工程を含む
    ことを特徴とする情報配信方法。
  77. 請求項76に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置の前記課金用情報保存工程では、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も前記配信要求元識別情報に対応付けて保存するようにすると共に、
    前記情報配信システムは、課金サーバ装置を含み、前記課金サーバ装置は、
    前記端末配信用サーバ装置に対して、任意のタイミングで、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセスする工程と、
    前記端末配信用サーバ装置の前記課金用情報保存工程で保存された前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量および前記携帯情報端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ装置から取得し、それらの取得情報に基づいて前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元に対する課金処理をする工程と
    を備えることを特徴とする情報配信方法。
  78. 請求項68、請求項69または請求項70に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう工程を備える
    ことを特徴とする情報配信方法。
  79. 情報配信サーバ装置と、携帯情報端末と、前記情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、前記携帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置とからなる情報配信システムにおける情報配信方法であって、
    前記情報配信サーバ装置は、
    配信情報を前記端末配信用サーバ装置に送信する工程を備え、
    前記携帯情報端末は、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記端末配信用サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記端末配信用サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備え、
    前記端末配信用サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する工程と、
    前記携帯情報端末からの前記配信情報識別情報で指定される配信情報を、前記携帯情報端末の前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成工程と、
    前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信工程と、
    前記確認情報送信工程により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する工程と、
    前記携帯情報端末に配信した前記送信情報区分の情報容量を、課金処理のために、所定の通信路を通じて課金サーバ装置に通知する通知工程と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記端末配信用サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生工程と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記端末配信用サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る工程と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信方法。
  80. 請求項79に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置の通知工程は、前記携帯情報端末に前記配信情報を配信する毎に、前記送信情報区分の情報容量を前記課金サーバ装置に通知する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  81. 請求項79に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記配信要求元識別情報毎についての、前記配信情報識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量を、予め定められた期間分、あるいは予め定められた配信回数分、保存する手段を備え、前記通知手段は、当該保存した情報容量を、前記予め定められた期間の後に、あるいは前記予め定められた配信回数分の配信の後に、前記課金サーバ装置に通知する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  82. 請求項79に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶工程を備えると共に、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前記区切り情報記憶工程に記憶された区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  83. 請求項79に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記端末配信用サーバ装置に送信するものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前記区切り情報と前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  84. 請求項79、請求項82または請求項83に記載の情報配信方法において、
    前記情報配信サーバ装置から前記端末配信用サーバ装置への前記情報の配信は、無償であることを特徴とする情報配信方法。
  85. 請求項79、請求項82または請求項83に記載の情報配信方法において、
    前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識別情報である
    ことを特徴とする情報配信方法。
  86. 請求項79、請求項82または請求項83に記載の情報配信方法において、
    前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報である
    ことを特徴とする情報配信方法。
  87. 請求項79、請求項82または請求項83に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置は、
    記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたときに、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させる工程を備え、
    前記携帯情報端末は、
    記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変更要求受付工程と、
    前記変更要求受付工程で前記区切りの変更要求を受け付けたときに、当該区切りの変更要求を前記端末配信用サーバ装置に送る工程と
    を備える
    ことを特徴とする情報配信方法。
  88. 請求項79、請求項82または請求項83に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置と前記携帯情報端末との間の通信路は、有線あるいは無線のローカルエリアネットワークにより形成されており、
    前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報の容量を、前記端末配信用サーバ装置が接続される前記ローカルエリアネットワークの単位で積算した積算値に基づいて課金処理する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  89. 請求項79、請求項82または請求項83に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成工程は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する工程を含む
    ことを特徴とする情報配信方法。
  90. 請求項89に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置の前記通知工程は、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も前記配信要求元識別情報に対応付けて前記課金サーバ装置に通知すると共に、
    前記課金サーバ装置は、前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量および前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元に対する課金処理をする
    ことを特徴とする情報配信方法。
  91. 請求項79、請求項82または請求項83に記載の情報配信方法において、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう工程を備える
    ことを特徴とする情報配信方法。
  92. 携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる情報配信方法であって、
    前記携帯情報端末は、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備え、
    前記情報配信サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する工程と、
    前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生成工程と、
    前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信工程と、
    前記確認情報送信工程により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する工程と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量に基づいて、前記配信要求元識別情報により識別される配信要求元に対して課金処理する課金処理工程と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生工程と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記情報配信サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る工程と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信方法。
  93. 携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置と、課金サーバ装置とからなる情報配信方法であって、
    前記携帯情報端末は、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信工程備え、
    前記情報配信サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する工程と、
    前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生成工程と、
    前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信工程と、
    前記確認情報送信工程により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する工程と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処理のために保存する課金用情報保存工程と、
    を備え、
    前記課金サーバ装置は、
    前記情報配信サーバ装置に対して、任意のタイミングで、あるいは、予め定められたタイミングで、アクセスする工程と、
    前記情報配信サーバ装置の前記課金用情報保存工程に保存された前記送信情報区分の情報容量を前記情報配信サーバ装置から取得し、前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元に対する課金処理をする工程と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生工程と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記情報配信サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る工程と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信方法。
  94. 携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置と、課金サーバ装置とからなる情報配信方法であって、
    前記携帯情報端末は、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信工程備え、
    前記情報配信サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する工程と、
    前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生成工程と、
    前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信工程と、
    前記確認情報送信工程により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後 の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する工程と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処理のために保存する課金用情報保存工程と、
    前記課金用情報保存工程に保存された前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量を前記課金サーバ装置に通知する工程と、
    を備え、
    前記課金サーバ装置は、
    前記情報配信サーバ装置から通知された前記送信情報区分の情報容量に基づき、前記配信要求元識別情報で識別される配信要求元に対する課金処理をする工程を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生工程と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記情報配信サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る工程と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信方法。
  95. 請求項92、請求項93または請求項94に記載の情報配信方法において、
    前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶工程を備えると共に、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前記区切り情報記憶工程に記憶された区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  96. 請求項92、請求項93または請求項94に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記情報配信サーバ装置に送信するものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  97. 請求項92、請求項93または請求項94に記載の情報配信方法において、
    前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識別情報である
    ことを特徴とする情報配信方法。
  98. 請求項92、請求項93または請求項94に記載の情報配信方法において、
    前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報である
    ことを特徴とする情報配信方法。
  99. 請求項92、請求項93または請求項94に記載の情報配信方法において、
    前記情報配信サーバ装置は、
    記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたときに、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させる工程を備え、
    前記携帯情報端末は、
    記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変更要求受付工程と、
    前記変更要求受付工程で前記区切りの変更要求を受け付けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サーバ装置に送る工程と
    を備える
    ことを特徴とする情報配信方法。
  100. 請求項92、請求項93または請求項94に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記情報配信サーバ装置に送るものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する工程を含む
    ことを特徴とする情報配信方法。
  101. 請求項92に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記情報配信サーバ装置に送るものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する工程を含むと共に、
    前記課金処理工程は、前記携帯情報端末の表示画面の情報をも参酌して、課金処理をする
    ことを特徴とする情報配信方法。
  102. 請求項93に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記情報配信サーバ装置に送るものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する工程を含むと共に、
    前記課金用情報保存工程では、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も、前記配信要求元識別情報に対応させて保存し、
    前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報容量に加えて、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記配信要求元識別情報についての課金処理を行なう
    ことを特徴とする情報配信方法。
  103. 請求項94に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記情報配信サーバ装置に送るものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する工程を含むと共に、
    前記課金用情報保存工程では、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も、前記配信要求元識別情報に対応させて保存させ、
    前記通知工程により、前記配信要求元識別情報に対応して前記送信情報区分の情報容量に加えて、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も前記課金サーバ装置に通知し、
    前記課金サーバ装置は、前記送信情報区分の情報容量に加えて、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記配信要求元識別情報についての課金処理を行なう
    ことを特徴とする情報配信方法。
  104. 請求項92、請求項93または請求項94に記載の情報配信方法において、
    前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう工程を備える
    ことを特徴とする情報配信方法。
  105. 請求項94に記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバ装置の前記通知手段は、前記情報配信を実行した都度、あるいは、予め定められて期日に、前記課金サーバ装置に対して前記通知を行なう
    ことを特徴とする情報配信システム。
  106. 携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置とからなる情報配信方法であって、
    前記携帯情報端末は、
    少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記情報配信サーバ装置からの配信データを格納するための記憶エリアを備えるデータ用記憶手段の前記記憶エリアの当該時点での空き容量とを、前記情報配信サーバ装置に送信して情報配信要求をする情報配信要求送信工程を備え、
    前記情報配信サーバ装置は、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の前記空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する工程と、
    前記配信情報識別情報で指示される配信情報について、前記携帯情報端末の前記空き容量から、今回、前記携帯情報端末へ送信する送信情報区分を生成する配信情報生成工程と、
    前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信工程と、
    前記確認情報送信工程により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成工程で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する工程と、
    前記配信情報識別情報が同じ配信情報に対しては、前記携帯情報端末からの配信要求の回数に関係なく、1度だけ、前記配信要求元識別情報により識別される配信要求元に対して課金処理する課金処理工程と、
    を備え
    前記携帯情報端末は、更に、
    前記情報配信サーバ装置からの前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を受信して、使用者に前記区切りの確認をするために再生する再生工程と、
    前記区切りの確認のための情報の再生後における前記使用者の操作入力を受けて、前記情報配信サーバ装置に前記送信情報区分の前記配信開始要求を送る工程と、
    を備え
    ことを特徴とする情報配信方法。
  107. 請求項106に記載の情報配信方法において、
    前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶工程を備えると共に、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前記区切り情報記憶工程に記憶された区切り情報と前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  108. 請求項106に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも、前記情報配信サーバ装置に送信するものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、前記区切り情報と前記携帯情報端末の前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信方法。
  109. 請求項106に記載の情報配信方法において、
    前記配信要求元識別情報は、前記携帯情報端末の端末識別情報である
    ことを特徴とする情報配信方法。
  110. 請求項106に記載の情報配信方法において、
    前記配信要求元識別情報は、使用者識別情報である
    ことを特徴とする情報配信方法。
  111. 請求項106、請求項107または請求項108に記載の情報配信方法において、
    前記情報配信サーバ装置は、
    記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたときに、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させる工程を備え、
    前記携帯情報端末は、
    記使用者による前記区切りの変更要求を受け付ける変更要求受付工程と、
    前記変更要求受付工程で前記区切りの変更要求を受け付けたときに、当該区切りの変更要求を前記情報配信サーバ装置に送る工程と
    を備える
    ことを特徴とする情報配信方法。
  112. 請求項106、請求項107または請求項108に記載の情報配信方法において、
    前記携帯情報端末の前記情報配信要求送信工程は、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報を前記端末配信用サーバ装置に送るものであり、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成工程は、
    前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する工程を含む
    ことを特徴とする情報配信方法。
  113. 請求項112に記載の情報配信方法において、
    前記情報配信サーバ装置の前記課金処理工程は、前記携帯情報端末の表示画面の情報をも勘案して、前記配信情報識別情報で識別される配信情報の、前記配信要求元に対する課金処理を行なう
    ことを特徴とする情報配信方法。
  114. 請求項106、請求項107または請求項108に記載の情報配信方法において、
    前記情報配信サーバ装置は、前記携帯情報端末の端末識別情報あるいは使用者識別情報および/または暗証情報に基づき、情報配信を行なうか否かの認証を行なう工程を備える
    ことを特徴とする情報配信方法
  115. 情報配信サーバ装置と第1の通信路を通じて接続されると共に、携帯情報端末と第2の通信路を通じて接続され、前記情報配信サーバ装置から前記第1の通信路を通じて取得した配信情報を保持し、前記第2の通信路を通じて前記携帯情報端末への配信を実行する端末配信用サーバ装置であって、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の配信データを格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する手段と、
    前記配信情報識別情報で指定される配信情報を、前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
    前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
    前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処理のために保存する課金用情報保存手段と、
    を備える端末配信用サーバ装置。
  116. 請求項115に記載の端末配信用サーバ装置において、
    前記端末配信用サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶手段を備えると共に、
    前記端末配信用サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする端末配信用サーバ装置。
  117. 請求項115に記載の端末配信用サーバ装置において、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも送信してくるものであり、
    前記配信情報生成手段は、前記区切り情報と前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする端末配信用サーバ装置。
  118. 請求項115に記載の端末配信用サーバ装置において、
    前記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたときに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させる制御手段を備える端末配信用サーバ装置。
  119. 請求項115に記載の端末配信用サーバ装置において、
    前記携帯情報端末からは、前記情報配信要求の際に、自端末の表示画面に関する情報も送られてくるものであり、
    前記配信情報生成手段は、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含み、
    前記課金用情報保存手段は、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も前記配信要求元識別情報に対応付けて保存するようにする
    ことを特徴とする端末配信用サーバ装置。
  120. 請求項115に記載の端末配信用サーバ装置において、
    課金サーバ装置からのアクセスがあったときに、前記課金用情報保存手段に保存された前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量を、前記課金サーバ装置に送信する手段を備えることを特徴とする端末配信用サーバ装置。
  121. 請求項115に記載の端末配信用サーバ装置において、
    課金サーバ装置からのアクセスがあったときに、前記課金用情報保存手段に保存された前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量および前記携帯情報端末の表示画面に関する情報を、課金サーバ装置に送信する手段を備えることを特徴とする端末配信用サーバ装置。
  122. 携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置であって、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の配信データを格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する手段と、
    前記配信情報識別情報で指示される配信情報を、前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
    前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
    前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量に基づいて、前記配信要求元識別情報により識別される配信要求元に対して課金処理する課金処理手段と、
    を備えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  123. 携帯情報端末と通信路を通じて接続される情報配信サーバ装置であって、
    前記携帯情報端末からの、少なくとも、配信要求元識別情報と、配信を要求する情報を識別するための配信情報識別情報と、前記携帯情報端末の配信データを格納するための記憶エリアの当該時点での空き容量の情報とを受信して、前記携帯情報端末からの情報配信要求を受信する手段と、
    前記配信情報識別情報で指示される配信情報を、前記空き容量に適合するように区切って、前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する配信情報生成手段と、
    前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を前記携帯情報端末に送る確認情報送信手段と、
    前記確認情報送信手段により前記送信情報区分の区切りの確認のための情報を送った後の前記携帯情報端末からの配信開始要求を受けて、前記配信情報生成手段で生成された前記送信情報区分を前記携帯情報端末に配信する手段と、
    前記携帯情報端末に配信された前記送信情報区分の情報容量を、前記配信要求元識別情報に対応付けて、課金処理のために保存する課金用情報保存手段と、
    前記課金用情報保存手段に保存された前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量を課金サーバ装置に通知する手段と、
    を備えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  124. 請求項122または請求項123に記載の情報配信サーバ装置において、
    前記情報配信サーバ装置は、前記配信した前記送信情報区分の区切り位置を識別するための区切り情報を、前記配信要求元識別情報に関係付けて記憶する区切り情報記憶手段を備えると共に、
    前記情報配信サーバ装置の前記配信情報生成手段は、前記区切り情報記憶手段に記憶された区切り情報と前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信サーバ装置。
  125. 請求項122または請求項123に記載の情報配信サーバ装置において、
    前記携帯情報端末は、前記配信要求の際に、前記配信情報識別情報で識別される配信情報についての前回の区切り位置を識別するための区切り情報をも送信してくるものであり、
    前記配信情報生成手段は、前記区切り情報と前記空き容量とに基づいて、前記配信要求された前記配信データの今回の前記携帯情報端末への送信情報区分を生成する
    ことを特徴とする情報配信サーバ装置。
  126. 請求項122または請求項123に記載の情報配信サーバ装置において、
    記携帯情報端末から区切りの変更要求を受け付けたときに、前記配信情報生成手段に、前記携帯情報端末からの前記区切り変更要求に応じた区切りとなるように前記送信情報区分を再生成させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報配信サーバ装置。
  127. 請求項122に記載の情報配信サーバ装置において、
    前記情報配信要求の際には、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報が送られてくるものであり、
    前記配信情報生成手段は、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含む
    ことを特徴とする情報配信サーバ装置。
  128. 請求項127に記載の情報配信サーバ装置において、
    前記課金処理手段は、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報をも勘案して課金処理する
    ことを特徴とする情報配信サーバ装置。
  129. 請求項123に記載の情報配信サーバ装置において、
    前記情報配信要求の際には、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報が送られてくるものであり、
    前記配信情報生成手段は、
    前記送信情報区分を前記携帯情報端末の表示画面に関する情報に基づいて、前記携帯情報端末の表示画面に適合するように処理する手段を含む
    ことを特徴とする情報配信サーバ装置。
  130. 請求項129に記載の情報配信サーバ装置において、
    前記課金用情報保存手段は、前記携帯情報端末の表示画面に関する情報も前記配信要求元識別情報に対応付けて保存するようにすると共に、
    前記課金サーバ装置がアクセスしてきたとき、前記課金用情報保存手段に保存された前記配信要求元識別情報毎の前記送信情報区分の情報容量および前記携帯情報端末の表示画面に関する情報を、前記課金サーバ装置に送信する手段を備える
    ことを特徴とする情報配信サーバ装置。
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