JP2023183373A - 情報管理装置、情報管理システム、情報管理方法及びプログラム - Google Patents

情報管理装置、情報管理システム、情報管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来の技術では、入替え前のユーザデバイス(第1のユーザデバイスの一例)の機能と入替え後のユーザデバイス(第2のユーザデバイスの一例)の機能との間の差異に伴うアプリの利用可否について十分に考慮されていないという課題があった。
【解決手段】情報管理装置3は、受信した移行情報選択結果通知に含まれる移行前のユーザデバイス5と移行後のユーザデバイス5との間で行われる移行に係る移行情報を取得し(ステップS40)、取得した移行情報と、第1のユーザデバイスの機能に係る第1の機能情報及び第2のユーザデバイスの機能に係る第2の機能情報とに基づいて、第2のアプリを特定する(ステップS41)。
【選択図】図25

Description

本発明は、情報管理装置、情報管理システム、情報管理方法及びプログラムに関する。
従来から、アプリケーションの実行を許可された情報処理装置上で有効化するライセンス管理方法が存在している。
そのひとつとして、ライセンス管理手段で管理される情報に基づいて、商品情報管理手段で管理されるアプリケーションの画像形成装置における利用方法を管理する契約管理サーバにより、契約開始後に画像形成装置の入れ替えが発生した場合、入れ替え後の画像形成装置へ更新した継続課金ライセンスを発行可能にする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、入替え前のユーザデバイス(第1のユーザデバイスの一例)の機能と入替え後のユーザデバイス(第2のユーザデバイスの一例)の機能との間の差異に伴うアプリの利用可否について十分に考慮されていないという課題があった。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明は、ユーザデバイスで利用されるアプリに係る情報を管理する情報管理装置であって、第1のユーザデバイスで利用される第1のアプリに係る移行情報を取得する取得手段と、取得した前記移行情報と、前記第1のユーザデバイスの機能に係る第1の機能情報及び第2のユーザデバイスの機能に係る第2の機能情報とに基づいて、第2のアプリを特定する特定手段と、を有する、ことを特徴とする情報管理装置を提供する。
以上説明したように本発明によれば、第1のユーザデバイスの機能と第2のユーザデバイスの機能との間の差異に応じて、利用者に対して利用可能なアプリを利用させることが可能になるという効果を奏する。
顧客の履歴情報管理に係る概念図である。 情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 情報管理装置及びアプリ配信サーバのハードウエア構成の一例を示す図である。 通信端末のハードウエア構成の一例を示す図である。 ユーザデバイスのハードウエア構成の一例を示す図である。 情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。 ユーザ情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 デバイス情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 ライセンス情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 移行情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 アプリ機能対応管理テーブルの一例を示す概念図である。 代替アプリ管理テーブルの一例を示す概念図である。 推奨条件管理テーブルの一例を示す概念図である。 導入対象管理テーブルの一例を示す概念図である。 利用履歴情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 利用履歴情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 ユーザ認証処理の一例を示すシーケンス図である。 通信端末におけるユーザ認証実行時の表示画面例である。 ユーザデバイスのデバイス登録処理の一例を示すシーケンス図である。 ユーザデバイスにおけるデバイス登録時の表示画面例である。 移行アプリの特定処理を含む処理の一例を示すシーケンス図である。 ユーザデバイスにおける入替デバイス選択時の表示画面例である。 ユーザデバイスにおける入替又は追加デバイス選択時の表示画面例である。 ユーザデバイスにおける移行情報確認時の表示画面例である。 移行アプリの特定処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 代替アプリの特定処理の一例を示すシーケンス図である。 (a)は代替アプリの特定処理の詳細の一例を示すフローチャート、(b)は推奨アプリの特定処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 推奨アプリの特定処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 代替アプリ選択処理及び設定情報の移行可否判断の一例を示すシーケンス図である。 ユーザデバイスにおける代替(推奨)アプリ選択時の表示画面例である。 ユーザデバイスにおけるリンク情報通知時の表示画面例である。 通信端末における代替アプリ通知時の表示画面例である。 設定情報の移行可否判断の一例を示すフローチャートである。 通信端末におけるアプリ特定結果通知時の表示画面例である。 通信端末におけるアプリ特定結果通知時の他の表示画面例である。 通信端末におけるアプリ特定結果通知時の他の表示画面例である。 他の形態のユーザデバイスを用いた処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を用いて、発明を実施するための形態について説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する部分があればその説明を省略する。
〔実施形態〕
<顧客の履歴情報管理>
まず、本実施形態における顧客の履歴情報管理について説明する。図1は、顧客の履歴情報管理に係る概念図である。図1に示したように、情報管理装置3は顧客識別情報(顧客IDともいう)ごとに、その顧客に所属するユーザデバイス(ユーザデバイスA)とユーザ(ユーザA)とを管理している。ここで、情報管理装置3は、各ユーザデバイスからログ情報を収集して、ユーザデバイスが所属する顧客識別情報と関連付けることで利用履歴情報として管理する。その後、情報管理装置3は、利用履歴情報に戻づいて導入対象を特定して、特定した導入対象の導入を顧客に対して推奨する。例えば、ユーザデバイス5を管理する管理ユーザが推奨情報を確認できるように所望の宛先に対して導入対象の推奨通知を送信し、推奨通知に基づいて導入対象が導入されたかを管理する。その後、情報管理装置3は、顧客識別情報とインストールされた導入対象とを関連付けて管理する。
〔情報処理システムの全体構成〕
図2は、情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図2に示されているように、情報処理システム1は、情報管理装置3、通信端末4、ユーザデバイス5及びアプリ配信サーバ7を含む各装置及び端末によって構成されている。また、情報処理システム1は、情報管理装置3及びユーザデバイス5を含む情報管理システム2を有している。更に、情報処理システム1では、情報管理装置3、通信端末4、ユーザデバイス5及びアプリ配信サーバ7は、通信ネットワーク100を介してそれぞれ互いに接続されている。ここで、情報管理装置3は、通信ネットワーク100を介して通信端末4及びユーザデバイス5とそれぞれ通信を行う際に、通信ネットワーク100の内側にファイアウォール(Fire Wall)を介して通信が行われてもよい。
上述した通信ネットワーク100は、不特定多数の通信が行われる通信ネットワークであり、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。なお、通信ネットワーク100には、有線通信だけでなく、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)等の無線通信による通信ネットワークが含まれてもよい。
<情報管理装置>
情報処理システム1を構成する情報管理装置3は、ユーザデバイス5で利用されるアプリに係る情報を管理する情報処理装置(コンピュータシステム)である。情報管理装置3は、一般的なサーバOSなどが搭載された一以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現され、利用が推奨されたアプリケーション(以下、「アプリ」という)を含む導入対象に関する履歴情報を管理する。この履歴情報は、例えば、ユーザデバイス5の機能を利用した際の利用履歴を示す利用履歴情報である。また、情報管理装置3は、履歴情報に基づいて後述する推奨判断処理を行う。また、情報管理装置3は、アプリのインストールを管理するインストール管理機能を持っていてもよい。また、情報管理装置3は、他の装置、通信端末と通信を行うための通信アプリを記憶手段に記憶している。なお、情報管理装置3は、利用履歴を管理する他の管理サーバと協働して導入対象の利用履歴を管理するようにしてもよい。つまり、情報管理装置3は、利用履歴としての履歴情報(ログ情報)と導入対象の導入を推奨するための情報を分けて管理するようにしてもよい。
なお、情報管理装置3は、一般的に使用されるPC(Personal Computer)、携帯型ノートPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等の通信機能を有する通信端末であってもよい。情報管理装置3は更に、ブラウザソフトウエア等のソフトウエアを動作させることが可能な通信装置又は通信端末が用いられてもよい。また、情報管理装置3は複数のコンピュータよって実現されてもよい。
また、情報管理装置3は、推奨判断処理の結果であるアプリ特定結果通知などの通知を後述する通信端末4又はユーザデバイス5に対してプッシュ通知(送信)によりデータ(情報)を通知(送信)してもよい。その場合、情報管理装置3は、例えば、プッシュ通知サーバの一例であるFCM(Firebase Cloud Messaging)を利用してプッシュ通知することで、データ(情報)の通知(送信)を実現することが可能である。
<通信端末>
通信端末4は、後述するユーザデバイス5を利用又は管理するユーザが使用する通信端末である。通信端末4は、一般的なOSなどが搭載された通信を行うための情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現される。また、通信端末4は、情報管理装置3が送信したアプリ特定結果通知を受信、表示する。また、通信端末4は、一般的に利用されている外部サービスを提供する他の装置やアプリ、通信端末4と通信を行うための通信アプリを記憶手段に記憶している。
なお、通信端末4は、一般的に使用されるPC(Personal Computer)、携帯型ノートPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末(サングラス型、腕時計型等)の通信機能を有する通信端末であってもよい。通信端末4は更に、ブラウザソフトウエア、各種アプリのソフトウエアを動作させることが可能な通信装置又は通信端末が用いられてもよい。
<ユーザデバイス>
ユーザデバイス5は、情報管理装置3において顧客識別情報と関連付けられて管理されるデバイスである。ユーザデバイス5は、例えば、一般的なOSなどが搭載された通信を行うための情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現され、利用が推奨されたアプリ等を一例とする導入対象に関する履歴情報を提供するデバイス(装置)である。また、ユーザデバイス5の機能を利用した場合には利用履歴の一例としてのログ情報を記憶し、情報管理装置3にアップロードする。また、ユーザデバイス5は、情報管理装置3が送信したアプリ特定結果通知を受信、表示する。また、ユーザデバイス5は、代替(推奨)された導入対象(アプリ等)を導入(インストール)して使用する。ここで、図1に示したように、ユーザデバイス5Aは、画像形成装置を一例とするMFP(Multi-Function Peripheral)である。また、ユーザデバイス5Bは、所望の画像、映像等をスクリーン等に投射するプロジェクタである。なお、本実施形態において特に指定が無い場合は、単にユーザデバイス5と記載する。その他、ユーザデバイス5は、スキャナ、ファクシミリ装置(FAX)、電子ホワイトボード、PC、スマートフォン、対話型音声操作装置(スマートスピーカ又はAIスピーカ)を含む。また、ユーザデバイス5は、一般的に利用されている外部サービスを提供する他の装置やアプリ、通信ネットワーク100を介して各装置、端末と通信を行うための通信アプリを記憶手段に記憶している。
なお、ユーザデバイス5は、一般的に使用されるデスクトップPC(Personal Computer)、携帯型ノートPC等の単一のコンピュータによって構築されてもよい。
<アプリ配信サーバ>
アプリ配信サーバ7は、ユーザデバイス5又はユーザに対してアプリ、サービス等を提供する情報処理装置(コンピュータシステム)である。アプリ配信サーバ7は、一般的なサーバOSなどが搭載された一以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現される。また、アプリ配信サーバ7は、ユーザデバイス5に対して配信又は導入される各種アプリを所定のストレージ領域に記憶、管理する。アプリ配信サーバ7は更に、ユーザデバイス5が要求した所定の処理要求に対する認証、及び所定の処理の実行を行うことも可能である。処理とは、例えば、ユーザデバイス5に対するアプリデータの提供、ユーザデバイス5に対するアプリ機能の提供、更にユーザデバイス5又はユーザに対するサービスの提供を含む。また、アプリ配信サーバ7は、他の装置、通信端末と通信を行うための通信アプリを記憶手段に記憶している。
なお、アプリ配信サーバ7は、一般的に使用されるPC(Personal Computer)、携帯型ノートPC等の単一のコンピュータによって構築されてもよいし、ストレージ等の各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されてもよい。また、アプリ配信サーバ7の機能の全てまたは一部は、クラウド環境に存在するサーバコンピュータであってもよいし、オンプレミス環境に存在するサーバコンピュータであってもよい。アプリ配信サーバ7は、更に、ブラウザソフトウエア等のソフトウエアを動作させることが可能な通信装置又は通信端末が用いられてもよい。
上述したシステム構成に基づき、本実施形態では、利用が推奨された導入対象の導入効果に係る導入効果をユーザに提供することで、ユーザに対して導入効果の把握をしやすくさせることが可能な情報管理システム2を提供する。
●用語について●
本実施形態において「移行」とは、第1のユーザデバイスに代えて第2のユーザデバイスを導入することである。以下では、移行にかかる処理を移行処理と表現する場合がある。なお、移行処理には、第1のユーザデバイスで利用されていたアプリ、機能の設定情報等を第2のユーザデバイスで利用可能にする処理を含む。例えば、第1のユーザデバイスで利用されていたアプリについて、該アプリを第2のユーザデバイスに導入することや、該アプリのライセンスを第2のユーザデバイスに割り当てること、第1のユーザデバイスの設定情報を第2のユーザデバイスに設定することを含む。これら、第1のユーザデバイスで利用されるアプリやライセンス、設定情報、その他の移行処理の対象となる情報を移行情報と表現する場合がある。なお、第1のユーザデバイスは、所定のアプリのライセンス等が移行される前のユーザデバイス(旧デバイスという)を一例とするものである。第1のユーザデバイスは、顧客が有するユーザデバイスのうち、移行処理の移行元となるユーザデバイスであり、後述するようにユーザによって選択される。第2のユーザデバイスは、所定のアプリ等が移行された後のユーザデバイス(新デバイスという)を一例とするものである。第2のユーザデバイスは、移行処理の移行先となるユーザデバイスであり、例えば情報管理装置3に対して移行処理を要求するユーザデバイスである。
本実施形態において「推奨」とは、顧客に対して導入対象の導入を薦めることである。一例として、ユーザデバイス5等に対してアプリケーションプログラム(以下、アプリという)等の導入対象を導入するための「推薦」、「レコメンド」等を含む用語である。
本実施形態において「導入対象」とは、導入される対象である。一例として、ユーザデバイス5等に導入(インストール)されるアプリ、ユーザデバイス5の契約に関するユーザによる契約行為又は契約内容、購入における購入手続、調査等の調査行為等を含む。
本実施形態において「導入」とは、導入対象を利用可能にすることである。一例として、導入対象がアプリなどのソフトウエアである場合には、ユーザデバイス5、通信端末4等において、ソフトウエアをインストールなどにより利用可能な状態にすること、及びライセンスを購入すること、アプリ配信サーバ7などの外部サーバからアプリ機能を提供できる状態にすることを含む。また、導入対象がユーザデバイスや周辺機器や装置などのハードウエア又は物品である場合には、ハードウエアの設置又は利用可能な状態にすること、及び購入することを含む。また、導入対象がサービスである場合には、そのサービスに対する契約、及び申込を含む。
また、本実施形態において「ユーザ」とは、情報管理装置3において顧客識別情報と関連付けられて管理される者である。ユーザは、例えば、情報管理装置3が送信した各種通知を、通信端末を用いて閲覧、操作する者をいう。ユーザはまた、ユーザデバイス5を操作して所定の機能を利用する者、通信端末を介して購入、契約等の取引や手続を行う者をいう。なお、ユーザは一般ユーザと管理ユーザを含む。ここで、一般ユーザは、ユーザデバイス5を利用する者である。また、管理ユーザは、ユーザデバイス5を管理又は所有する者である。例えば、管理ユーザは、アプリ特定結果通知に基づいて、ユーザデバイス5に対して導入対象を導入することができる。また、ユーザとは、個人だけでなく企業などの部署、組織、グループ、チーム、集団を含む。
また、本実施形態において「顧客」とは、情報処理システム1が提供するサービスを利用する契約者である。顧客は、情報管理装置3において顧客識別情報で管理される。顧客は、一例として、ユーザ及びユーザデバイスが所属する主体そのもの、または該主体に関連するアカウントを含む。また、顧客とは、例えば企業などの部署、組織、グループ、チーム、集団などを含む。ただし、顧客とはユーザなどの個人を示す場合がある。また、顧客に所属するユーザやユーザデバイス5を顧客と表現する場合がある。なお、顧客には1以上のテナントが対応付けられている場合がある。テナントとは、ユーザ及びユーザデバイスが所属する主体そのもの、または該主体に関連するアカウントを含む。なお、顧客をテナントと表現する場合がある。
また、本実施形態において「サービス」とは、情報処理システム1が提供する機能である。例えば、アプリデータやアプリ機能の提供、導入対象の推奨、などを含む。
〔ハードウエア構成〕
続いて、図3乃至図5を用いて、実施形態に係る情報処理システムを構成する装置又は端末のハードウエア構成について説明する。なお、図3乃至図5に示されている端末又は装置のハードウエア構成は、必要に応じて構成要素が追加又は削除されてもよい。
<情報管理装置及びアプリ配信サーバのハードウエア構成>
図3は、情報管理装置及びアプリ配信サーバのハードウエア構成の一例を示す図である。図3に示されているように、情報管理装置3は、例えばコンピュータによって構築されており、CPU301、ROM302、RAM303、EEPROM304、HD305、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ306、ディスプレイ307、近距離通信I/F308、CMOSセンサ309、撮像素子I/F310を備えている。情報管理装置3は更に、ネットワークI/F311、キーボード312、ポインティングデバイス313、メディアI/F315、外部機器接続I/F316、音入出力I/F317、マイク318、スピーカ319及びバスライン720を備えている。
これらのうち、CPU301は、情報管理装置3全体の動作を制御する。ROM302は、CPU301の駆動に用いられるプログラム等を記憶する。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。EEPROM304は、CPU301の制御にしたがって、アプリ等の各種データの読出し又は書込みを行う。HD305は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ306は、CPU301の制御にしたがってHD305に対する各種データの読出し又は書込みを制御する。ここで、情報管理装置3は、HD305及びHDDコントローラ306に代えて、SSD(Solid State Drive)を搭載したハードウエア構成であってもよい。ディスプレイ307は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像などの各種情報を表示する。本実施形態においてディスプレイ307は、表示手段の一例として機能する。近距離通信I/F308は、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標。以下省略)、Wi-Fi(登録商標。以下省略)等の無線通信インターフェイスを備える通信装置又は通信端末等とデータ通信を行うための通信回路である。CMOSセンサ309は、CPU301の制御にしたがって被写体を撮像して画像データ又は動画データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、撮像手段は、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等で構成される撮像手段であってもよい。撮像素子I/F310は、CMOSセンサ309の駆動を制御する回路である。
ネットワークI/F311は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェイスである。キーボード312は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。なお、キーボード312に代えて又は加えて、タッチパネルで構成された文字、数値、各種指示などを入力する入力手段を備える構成であってもよい。ポインティングデバイス313は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。メディアI/F315は、フラッシュメモリ等の記録メディア314に対するデータの読出し又は書込み(記憶)を制御する。外部機器接続I/F316は、各種の外部機器を接続するためのインターフェイスである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ等である。音入出力I/F317は、CPU301の制御にしたがってマイク318及びスピーカ319との間で音信号の入出力を処理する回路である。マイク318は、音を電気信号に変える内蔵型の回路であり、外部のスピーカ等から発する音声や音波を取得し電気信号を用いた情報を取得する。スピーカ319は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。バスライン320は、CPU301等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
アプリ配信サーバ7は、例えばコンピュータによって構築されており、CPU701、ROM702、RAM703、EEPROM704、HD705、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ706、ディスプレイ707、近距離通信I/F708、CMOSセンサ709、撮像素子I/F710を備えている。これらのハードウエア資源は、情報管理装置3のCPU301、ROM302、RAM303、EEPROM304、HD305、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ306、ディスプレイ307、近距離通信I/F308、CMOSセンサ309、撮像素子I/F310の各ハードウエア資源と同様であるため、説明を省略する。アプリ配信サーバ7は更に、ネットワークI/F711、キーボード712、ポインティングデバイス713、メディアI/F715、外部機器接続I/F716、音入出力I/F717、マイク718、スピーカ719及びバスライン720を備えている。これらのハードウエア資源は、情報管理装置3のネットワークI/F311、キーボード312、ポインティングデバイス313、メディアI/F315、外部機器接続I/F316、音入出力I/F317、マイク318、スピーカ319及びバスライン320の各ハードウエア資源と同様であるため、説明を省略する。アプリ配信サーバ7は更に、通信ネットワーク100を介して接続された一般に利用されている外部サーバを利用する形態をとってもよい。その場合のハードウエア資源は、外部サーバのハードウエア仕様に準ずるものであってよい。
<通信端末のハードウエア構成>
図4は、通信端末のハードウエア構成の一例を示す図である。図4に示されているように、通信端末4は、例えばコンピュータによって構築されており、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404、ディスプレイ407、近距離通信I/F408、CMOSセンサ409、撮像素子I/F410を備えている。通信端末4は更に、ネットワークI/F411、タッチパネル412、ポインティングデバイス413、メディアI/F415、外部機器接続I/F416、音入出力I/F417、マイク418、スピーカ419及びバスライン420を備えている。
これらのうち、CPU401は、通信端末4全体の動作を制御する。ROM402は、CPU401の駆動に用いられるプログラム等を記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。EEPROM404は、CPU401の制御にしたがって、アプリ等の各種データの読出し又は書込みを行う。ディスプレイ407は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像などの各種情報を表示する。本実施形態においてディスプレイ407は、表示手段の一例として機能する。近距離通信I/F408は、NFC、Bluetooth、Wi-Fi等の無線通信インターフェイスを備える通信装置又は通信端末等とデータ通信を行うための通信回路である。CMOSセンサ409は、CPU401の制御にしたがって被写体を撮像して画像データ又は動画データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、撮像手段は、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等で構成される撮像手段であってもよい。撮像素子I/F410は、CMOSセンサ409の駆動を制御する回路である。
ネットワークI/F411は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェイスである。タッチパネル412は、ユーザがディスプレイ407上に配置された所定のボタン、アイコン等に対して押下、クリック又はタップ等の操作をすることで、通信端末4を操作するための入力手段の一種である。なお、タッチパネル412に代えて又は加えて、キーボードで構成された文字、数値、各種指示などを入力する入力手段を備える構成であってもよい。ポインティングデバイス413は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。メディアI/F415は、フラッシュメモリ等の記録メディア414に対するデータの読出し又は書込み(記憶)を制御する。外部機器接続I/F416は、各種の外部機器を接続するためのインターフェイスである。この場合の外部機器は、例えば、USBメモリ等である。音入出力I/F417は、CPU401の制御にしたがってマイク418及びスピーカ419との間で音信号の入出力を処理する回路である。マイク418は、音を電気信号に変える内蔵型の回路であり、外部のスピーカ等から発する音声や音波を取得し電気信号を用いた情報を取得する。スピーカ419は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。バスライン420は、CPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<ユーザデバイスのハードウエア構成>
図5は、ユーザデバイスのハードウエア構成の一例を示す図である。図5に示されているように、ユーザデバイス5は、例えば、上述したMFPである。この場合、ユーザデバイス5は、コントローラ510、近距離通信回路520、エンジン制御部530、操作パネル540、ネットワークI/F550を含むハードウエア資源を備えている。
これらのうち、コントローラ510は、コンピュータの主要部であるCPU501、システムメモリ(MEM-P)502、ノースブリッジ(NB)503、サウスブリッジ(SB)504、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)505、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)506、HDDコントローラ507及び記憶部であるHD508を有し、NB503とASIC505との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス521で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU501は、ユーザデバイス5の全体制御を行う制御部である。NB503は、CPU501と、MEM-P502、SB504及びAGPバス521とを接続するためのブリッジであり、MEM-P502に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P502は、コントローラ510の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM502a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM502bとからなる。なお、RAM502bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録して提供されるようにしてもよい。
SB504は、NB503とPCIデバイス及び周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC505は、画像処理用のハードウエア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス521、PCIバス522、HD508及びMEM-C506をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC505は、PCIターゲット及びAGPマスタ、ASIC505において所定の優先順位に従って各信号の駆動タイミングの調停を行うアービタ(Arbiter)、MEM-C506を制御するメモリコントローラ、ハードウエアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部531及びプリンタ部532との間でPCIバス522を介したデータ転送を行うPCIユニットを含む。なお、ASIC505には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェイスや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェイスが接続されるようにしてもよい。
MEM-C506は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD508は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD508は、CPU501の制御にしたがってHD508に対するデータの読出し又は書込みを制御する。AGPバス521は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインターフェイスであり、MEM-P502に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路520には、近距離通信回路用アンテナ520aが備わっている。近距離通信回路520は、NFC、Bluetooth(登録商標。以下省略)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部530は、スキャナ部531、プリンタ部532及びFAX部533によって構成されている。また、操作パネル540は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部540a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に係る条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等を含む操作ボタン部540bを備えている。本実施形態においてパネル表示部540aは、表示手段の一例として機能する。コントローラ510は、ユーザデバイス5全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル540からの入力等を制御する。スキャナ部531又はプリンタ部532には、誤差拡散やガンマ(γ)変換などの画像処理部分が含まれている。また、FAX部533には、外部のファクシミリ通信機能を備えた装置との間をつなぐアナログ回線(公衆回線)を利用してファクシミリ通信を行なうためのアナログI/F、モデム(MODEM)、スピーカ等が含まれる。
なお、ユーザデバイス5は、操作パネル540のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F550は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェイスである。近距離通信回路520及びネットワークI/F550は、PCIバス522を介して、ASIC505に電気的に接続されている。
ユーザデバイス5は更に、コンピュータによって構築され図2で示したような各ハードウエア資源を有するものであってもよい。
なお、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読取り可能な記録媒体に記録、又はネットワークを介してダウンロードを行い流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray Disc(Blu-rayは登録商標。以下省略)、SDカード、USBメモリ等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。例えば、情報管理装置3は、本発明に係るプログラムが実行されることで、本発明に係る情報管理方法を実現する。
〔情報処理システムの機能構成〕
次に、図3乃至図16を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。なお、図6は、図2に示されている端末又は装置のうち、後述する処理又は動作に関連するものを示す。
<情報管理装置の機能構成>
まず、図3及び図6を用いて、情報管理装置3の機能構成について説明する。図6に示されているように、情報管理装置3は、送受信部31、算出部32、抽出・取得部33、表示制御部34、判断処理部35、検索特定部36、生成部37、設定登録部38及び記憶読出部39を有する。これら各機能部は、図3に示された各ハードウエア資源のいずれかが、ROM302、EEPROM304及びHD305のうち少なくとも一つからRAM303に展開された情報管理装置3用のプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、情報管理装置3は、図3に示されているROM302、EEPROM304及びHD305のうち少なくとも一つにより構築される記憶部3000を有している。更に、記憶部3000には、各装置、各端末と通信ネットワーク100を介して通信を行うための通信プログラム(通信アプリ)、ブラウザアプリ、導入対象に対する導入効果等を通信端末4又はユーザデバイス5に対して送信するための導入対象管理アプリ等が記憶されている。
<<情報管理装置の各機能構成>>
次に、情報管理装置3の各機能構成について詳細に説明する。図6に示されている情報管理装置3の送受信部31は、主に、ネットワークI/F311及び近距離通信I/F308に対するCPU301の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して各端末、各装置との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。また、送受信部31は、旧デバイスの一例である第1のユーザデバイス5の利用履歴を含む情報に基づいて推奨対象として検索された所定のアプリに係る検索結果を、新デバイスの一例である第2のユーザデバイス5に対して送信する。本実施形態において送受信部31は、送信手段及び受信手段のうち少なくとも一方の手段の一例として機能する。
算出部32は、主に、CPU301の処理によって実現され、情報管理装置3における各種計算の実行及び各種値の算出を行う。本実施形態において算出部32は、算出手段の一例として機能する。
抽出・取得部33は、主に、CPU301の処理によって実現される。抽出・取得部33は、第1のユーザデバイス(旧デバイス)で利用される第1のアプリに係る移行情報を取得する。また、抽出・取得部33は、第2のユーザデバイスによって選択が受け付けられた第1のアプリの種類情報及び設定情報を含む移行情報を取得する。このときの移行情報は、機能情報としてのアプリの種類情報、設定情報を含む。本実施形態において抽出・取得部33は、抽出手段及び取得手段のうち少なくとも一方の手段として機能する。
表示制御部34は、主に、ディスプレイ307に対するCPU301の処理によって実現され、通信端末4及びユーザデバイス5のうち少なくとも一方に対する各種画面及び情報(データ)の表示制御を行う。また、表示制御部34は、例えば、ブラウザを介して、HTML(Hyper Text Markup Language)等により生成された表示画面を、通信端末4のディスプレイ407及びユーザデバイス5のパネル表示部540aのうち少なくとも一方に表示させることも可能である。本実施形態において表示制御部34は、表示制御手段の一例として機能する。
判断処理部35は、主に、CPU301の処理によって実現され、情報管理装置3における各種判断を行う。本実施形態において判断処理部35は、判断処理手段の一例として機能する。
検索特定部36は、主に、CPU301の処理によって実現される、検索特定部36は、取得した移行情報と、第1のユーザデバイスの機能に係る第1の機能情報及び第2のユーザデバイスの機能に係る第2の機能情報とに基づいて、第2のアプリを特定する。ここで、第1の機能とは第1のユーザデバイスが有する機能であり、第2の機能とは第2のユーザデバイスが有する機能である。ここで、第1の機能および第2の機能は、例えば、ユーザデバイス有するハードウエア、および該ハードウエアによって実現される機能である。以下では、第1の機能にかかる情報を第1の機能情報、第2の機能にかかる情報を第2の機能情報として表現する場合がある。また、第2のアプリは代替アプリの一例である。第2のアプリは、第2のユーザデバイスに導入されるアプリであり、例えば第1のアプリの代わりに導入される第1のアプリとは異なるアプリである。ただし、第2のアプリは、第1のアプリと機能が一部又は全部が同じであっても良い。また、検索特定部36は、第1のユーザデバイス5(旧デバイス)と第2のユーザデバイス5(新デバイス)との間での移行不可能なアプリ(引き継げないアプリ)が有する機能を、アプリの名称を表すアプリ名とアプリの機能を表すアプリ機能とを対応付けて管理するアプリ機能対応管理DB3005を参照して特定する。また、検索特定部36は、上述の特定処理で特定した機能のうち、第2のユーザデバイス5(新デバイス)が有していない機能を、第1のユーザデバイスを識別する第1のユーザデバイス識別情報と第1のユーザデバイスが有する機能とを対応付けて管理するデバイス情報管理DB3002を参照して特定する。また、検索特定部36は、アプリ機能対応管理DB3005を参照することにより、新デバイスが有していない機能に対して特定した機能に対応するアプリを第2のアプリ(代替アプリ)として特定する。また、検索特定部36は、通信端末8が送信したユーザ認証要求に基づいてユーザ認証処理を行う。検索特定部36は更に、ユーザデバイス5が送信したログイン要求に基づいてログイン処理を行う。本実施形態において検索特定部36は、特定手段の一例として機能する。
生成部37は、主に、CPU301の処理によって実現され、推奨判断処理が実行された後、顧客に対して導入対象を推奨するためのアプリ特定結果通知画面を構成するアプリ特定結果通知画面データを生成する。本実施形態において生成部37は、生成手段の一例として機能する。
設定登録部38は、主に、CPU301の処理によって実現される。設定登録部38は、通信端末4が送信したユーザ識別情報とパスワードを用いて、ユーザ認証処理を実行する。また、設定登録部38は、顧客を識別する顧客識別情報に関連付けられたユーザデバイス5と、顧客識別情報に関連付けられたユーザと、顧客識別情報に関連付けて導入された導入対象を識別する導入対象識別情報と、をそれぞれ管理する。また、設定登録部38は、第2のデバイスが有する機能である第2の機能を実行するために推奨された、又は、第1のデバイスが有する機能である第1の機能の代替となる所定のアプリに対して、第1のユーザデバイスで利用されていた第1のアプリに付与されたライセンス情報を関連付けて登録する。また、設定登録部38は、第1のアプリが第2のユーザデバイスに移行可能である場合、第1のアプリに付与されたライセンス情報を削除して、所定のアプリに関連付けて登録する。また、設定登録部38は、第2のユーザデバイスによって選択が受け付けられた所定のアプリに対して、ライセンス情報を関連付けて登録する。なお、上述した管理を行うためのデータテーブル(各データベース:DB)については後述する。本実施形態において設定登録部38は、登録手段の一例として機能する。
記憶読出部39は、主に、ROM302、EEPROM304及びHD305のうち少なくとも一つに対するCPU301の処理によって実現され、記憶部3000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部3000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。本実施形態において記憶読出部39は、記憶読出手段の一例として機能する。
●ユーザ情報管理テーブル●
図7は、ユーザ情報管理テーブルの一例を示す概念図である。なお、以下に説明するデータテーブルの構成は一例であり、これに限るものではない。情報管理装置3の記憶部3000には、図7に示されているようなユーザ情報管理テーブルによって構成されたユーザ情報管理DB3001が構築されている。ユーザ情報管理テーブルでは、顧客識別情報及び顧客名のうち少なくとも一方をタブとして各タブで分けられたユーザ識別情報ごとに、テナント識別情報、ユーザ識別情報、ユーザ名、パスワード、電子メールアドレス及び権限情報が関連付けられて記憶、管理されている。これらのうち、顧客識別情報及び顧客名は、情報管理システム2において、ユーザデバイス5を利用する顧客Xに与えられた識別情報であり、例えば、「C0001」、「C0002」等で与えられる。テナント識別情報は、ユーザが所属する企業等のテナントを識別する情報で、例えば、「T0001」、「T0002」等で与えられる。ユーザ識別情報は、顧客に含まれる(属する)ユーザを識別するための情報であり、例えば、「U0001」、「U0002」等で与えられ管理される。ユーザ名はユーザ識別情報を有するユーザの名称である。パスワードは、情報管理システム2を含む情報処理システム1を利用する際のログイン時のユーザ識別情報と関連付けられた識別情報であり、初回の起動時(ログイン時)等にユーザが入力する。電子メールアドレスは、ユーザに与えられた電子メールを利用する際のアドレスである。権限情報は、ユーザデバイス5を利用するユーザに付与された権限を示す情報で、例えば、「管理ユーザ」、「一般ユーザ」等が与えられる。例えば、ユーザデバイス5を管理する管理ユーザに対応するユーザ識別情報には、役割が管理ユーザであること、又は管理権限を有することを示す情報を関連付けて記憶する。一方、ユーザデバイス5を利用する一方ユーザに対応するユーザ識別情報には、役割が一般ユーザであること、又は管理権限を有していないことを示す情報を関連付けて記憶する。また、ユーザ情報管理DB3001では、ユーザ識別情報毎に、情報管理装置3がアプリ特定結果通知を送信するか否かを示す情報を記憶してもよい。例えば、管理ユーザに対応するユーザ識別情報には、アプリ特定結果通知を送信することを示す情報を関連付けて記憶する。なお、本実施形態においてユーザ情報管理テーブル(ユーザ情報管理DB3001)は、ユーザ情報管理手段の一例として機能する。
●デバイス情報管理テーブル●
図8は、デバイス情報管理テーブルの一例を示す概念図である。なお、以下に説明するデータテーブルの構成は一例であり、これに限るものではない。情報管理装置3の記憶部3000には、図8に示されているようなデバイス情報管理テーブルによって構成されたデバイス情報管理DB3002が構築されている。デバイス情報管理テーブルでは、顧客識別情報及び顧客名のうち少なくとも一方をタブとして各タブで分けられたテナント識別情報ごとに、デバイス識別情報(端末識別情報)、デバイスの種類、機能及びアドレス情報が関連付けられて記憶、管理されている。これらのうち、デバイス識別情報は、顧客及びテナントに含まれる(属する)ユーザデバイス5(移行前の旧デバイス)を識別するための情報であり、例えば、「D0001」、「D0002」等で与えられ管理される。なお、デバイス識別情報には、ユーザデバイス5だけでなく、通信端末4の情報も含めて管理される。これは、推奨される導入対象等を、情報管理装置3が通信端末4に対して通知する際に利用するためである。情報管理装置3は、導入対象としての推奨(代替)アプリ等に係る推奨情報等を通信端末4に通知する際、通知対象となる顧客識別情報に基づいてデバイス識別情報から通信端末4を特定し、アドレス情報で示された宛先に通知を送信する。なお、顧客識別情報に基づいてユーザ識別情報からユーザを特定し、電子メールアドレス宛に通知を送信してもよい。デバイスの種類は、ユーザデバイス5として与えられる装置の種類であり、「MFP(Multi Function Peripheral)」、「スキャナ」、「FAX(ファクシミリ装置)」、「電子ホワイトボード」、「プロジェクタ」、「PC」、「スマートフォン」、「対話型音声操作装置(スマートスピーカ)」等が含まれる。機能は、デバイスの種類で示されたデバイスが有する各機能を示す。アドレス情報は、情報処理システム1においてユーザデバイス5を特定するアドレス情報であり、例えば、IPアドレスで与えられ管理される。
なお、デバイス情報管理DB3002では、デバイス識別情報毎に、情報管理装置3がアプリ特定結果通知を送信するか否かを示す情報を記憶してもよい。例えば、管理ユーザが管理しているユーザデバイス5及び通信端末4に対応するデバイス識別情報には、アプリ特定結果通知を送信することを示す情報を関連付けて記憶する。
なお、デバイス情報管理テーブルは、以下の用途で用いられる。例えば、デバイス情報管理テーブルは、後述する第1履歴情報管理テーブルで管理されていないデバイス(例えば顧客が設置したばかりで、過去にまだログ収集したことがないデバイス)からログ情報を受信した場合、どの顧客識別情報と関連付けて記憶するのかを、デバイス管理情報に基づいて判断する際に用いられる。若しくは、デバイス情報管理テーブルは、情報管理装置3がどのデバイスにログ情報を要求するのかを判断する際に用いられる。この場合、情報管理装置3がユーザデバイス5に対して問い合わせる際に、アドレス情報が用いられる。なお、本実施形態においてデバイス情報管理テーブル(デバイス情報管理DB3002)は、デバイス情報管理手段の一例として機能する。
なお、デバイス情報管理テーブルで示される機能とは、第1の機能および第2の機能の一例である。また、デバイス情報管理テーブルは、第1の機能情報、および第2の機能情報の一例である。
●ライセンス情報管理テーブル●
図9は、ライセンス情報管理テーブルの一例を示す概念図である。なお、以下に説明するデータテーブルの構成は一例であり、これに限るものではない。情報管理装置3の記憶部3000には、図9に示されているようなライセンス情報管理テーブルによって構成されたライセンス情報管理DB3003が構築されている。ライセンス情報管理テーブルでは、顧客識別情報及び顧客名のうち少なくとも一方をタブとして各タブで分けられたテナント識別情報ごとに、アプリ名、デバイス識別情報及び有効状態の各項目が関連付けられて記憶、管理されている。これらのうちアプリ名は、導入の対象となるアプリの名称を示し、例えば、「コピーアプリ」、「スキャナアプリ」等で与えられる。なお、アプリ名はアプリを識別する情報の一例であり、アプリIDなどであってもよい。デバイス識別情報は、アプリ名で識別されるライセンスが割り当てられたデバイスを識別する情報である。例えば、ライセンスが複数のデバイスに割り当てられている場合には、複数のデバイス識別情報を含みえる。有効状態は、アプリが有効であるか否かを示し、例えば、「有効」、「期限切れ」等で与えられる。なお、本実施形態においてライセンス情報管理テーブル(ライセンス情報管理DB3003)は、ライセンス情報管理手段の一例として機能する。ライセンス情報管理DB3003は、ライセンス毎に割り当て可能なライセンス数や、ライセンスの形態を示す情報が含まれていてもよい。
●移行情報管理テーブル●
図10は、移行情報管理テーブルの一例を示す概念図である。なお、以下に説明するデータテーブルの構成は一例であり、これに限るものではない。情報管理装置3の記憶部3000には、図10に示されているような移行情報管理テーブルによって構成された移行情報管理DB3004が構築されている。移行情報管理テーブルでは、顧客識別情報及び顧客名のうち少なくとも一方をタブとして各タブで分けられたデバイス識別情報ごとに、デバイスの種類、デバイスの名称、移行情報1(アプリ)、移行情報2(設定情報)、移行情報3(**情報)を含む各項目が関連付けられて記憶、管理されている。これらのうち移行情報1(アプリ)は、アプリの名称を表し、デバイス識別情報で示されるデバイスにインストール中の一以上のアプリ又は契約を識別する情報である。移行情報1(アプリ)は、デバイスにインストールされているアプリ、又はデバイスにライセンスが割り当てられているアプリを識別する情報である。例えば、「コピーアプリ」、「スキャンアプリ」、「発注アプリ」等で与えられる。移行情報2(設定情報)は、デバイス識別情報で示されるデバイスにおいて設定されている各種設定に係る情報や、デバイスで利用するアプリにかかる設定を表し、MFP等のユーザデバイス5に設定されている一以上の設定情報である。移行情報2(設定情報)は、例えば、「省エネ移行時間」、「最大処理件数」等で与えられる。なお、本実施形態において移行情報管理テーブル(移行情報管理DB3004)は、移行情報管理手段の一例として機能する。
●アプリ機能対応管理テーブル●
図11は、アプリ機能対応管理テーブルの一例を示す概念図である。なお、以下に説明するデータテーブルの構成は一例であり、これに限るものではない。情報管理装置3の記憶部3000には、図11に示されているようなアプリ機能対応管理テーブルによって構成されたアプリ機能対応管理DB3005が構築されている。アプリ機能対応管理テーブルでは、アプリ名とその機能とが対応付けて記憶、管理されている。機能は、アプリ名で示されるアプリが有する機能を示す情報である。なお、本実施形態においてアプリ機能対応管理テーブル(アプリ機能対応管理DB3005)は、アプリ機能対応管理手段の一例として機能する。アプリ機能対応管理DB3005の情報は、例えばアプリ開発者などがアプリを公開するときにアプリ名と機能とを登録又は編集することができる。
●代替アプリ管理テーブル●
図12は、代替アプリ管理テーブルの一例を示す概念図である。なお、以下に説明するデータテーブルの構成は一例であり、これに限るものではない。情報管理装置3の記憶部3000には、図12に示されているような代替アプリ管理テーブルによって構成された代替アプリ管理DB3006が構築されている。代替アプリ管理テーブルでは、アプリ名ごとに、該アプリが有する機能及び該アプリがインストール可能なインストール対象が対応付けて記憶、管理されている。
インストール対象は、代替アプリのインストール対象となる装置(デバイス)である。インストール対象がスマートフォンの場合などMFP等の装置以外の場合は、アプリを通知するだけでよい。なお、本実施形態において代替アプリ管理テーブル(代替アプリ管理DB3006)は、代替アプリ管理手段の一例として機能する。
●推奨条件管理テーブル●
図13は、推奨条件管理テーブルの一例を示す概念図である。なお、以下に説明するデータテーブルの構成は一例であり、これに限るものではない。情報管理装置3の記憶部3000には、図13に示されているような推奨条件管理テーブルによって構成された推奨条件管理DB3007が構築されている。推奨条件管理テーブルでは、推奨条件識別情報ごとに、少なくとも一以上の利用項目名(利用履歴)、少なくとも一以上の推奨条件が含まれる。これらのうち、推奨条件識別情報は、アプリ等の導入対象を推奨する際の推奨条件を識別する識別情報であり、例えば、「RC0001」、「RC0002」等で与えられる。利用項目名(利用履歴)は、ユーザデバイス5において利用された項目名を示し、例えば、「名刺コピー」、「伝票スキャン」等の項目名で与えられる。推奨条件1は、推奨対象を推奨するための条件であり、利用項目名で与えられた項目ごとに閾値が与えられる。例えば、利用項目が「名刺コピー」であって、推奨条件が「700枚≧期間α」の場合、期間αで示される期間における名刺コピー機能の使用回数が700以上である場合に、推奨条件1が満たされたと判断することができる。また、推奨条件2は、推奨対象を推奨するための条件であって推奨条件1と合わせて判断される条件である。例えば、推奨識別情報が「RC0401」の場合、「新規追加機能=クラウド連携」等の情報で与えられる。これは、新規追加機能がクラウド連携機能であることを示している。ここで、新規追加機能とは、第2のユーザデバイスが有している機能であって、該第2のユーザデバイスの移行元として指定された第1のユーザデバイスでは有していない機能を示している。また、推奨識別情報が「RC0403」の場合の推奨条件2は、「設定情報=NFC通信機能:ON」等の情報で与えられる。これは、第1のユーザデバイスの設定においてNFC通信機能がONに設定されていることを示している。ここで、設定情報とは、第2のユーザデバイスの移行元として指定された第1のユーザデバイスで設定されている設定情報を示している。推奨条件1と推奨条件2の両方の条件を満たした場合に、推奨条件識別情報で示される推奨条件が満たされたと判断できる。
なお、本実施形態において推奨条件管理テーブル(推奨条件管理DB3007)は、推奨条件管理手段の一例として機能する。
●導入対象管理テーブル●
図14は、導入対象管理テーブルの一例を示す概念図である。なお、以下に説明するデータテーブルの構成は一例であり、これに限るものではない。情報管理装置3の記憶部3000には、図14に示されているような導入対象管理テーブルによって構成された導入対象管理DB3008が構築されている。導入対象管理テーブルでは、推奨条件識別情報ごとに、導入対象識別情報、導入対象、導入対象保存先(購入先)を含む項目が関連付けられて記憶、管理されている。これらのうち、導入対象識別情報は、アプリ等の導入対象を識別する識別情報で、例えば、「RS0001」、「RD0002」等で与えられる。導入対象は、ユーザデバイス5に対して推奨されるアプリ等の名称を表し、例えば、「名刺管理アプリ」、「請求管理ソフト」等で与えられる。導入対象保存先(購入先)は、導入対象が保存されている場所を表し、URL、会社名等で与えられる。なお、本実施形態において導入対象管理テーブル(導入対象管理DB3008)は、導入対象管理手段の一例として機能する。
●利用履歴情報管理テーブル●
図15は、利用履歴情報管理テーブルの一例を示す概念図である。なお、以下に説明するデータテーブルの構成は一例であり、これに限るものではない。情報管理装置3の記憶部3000には、図15に示されているような利用履歴情報管理テーブルによって構成された利用履歴情報管理DB3009が構築されている。利用履歴情報管理テーブルでは、顧客識別情報及び顧客名のうち少なくとも一方をタブとして各タブで分けられたデバイス識別情報ごとに、デバイスの種類、利用履歴(項目1)、利用日時、利用数(利用量)を含む項目が関連付けられて記憶、管理されている。これらのうち、利用履歴(項目1)は、ユーザデバイス5の機能に係る利用履歴を示す第1の履歴情報の一例である。また、利用履歴(項目1)は、例えば、「名刺コピー」、「伝票スキャン&コピー」、「検索」、「動画視聴」等で与えられる。つまり、利用履歴(項目1)は、ユーザデバイス5で実行された機能又はアプリを示す情報である。利用日時は、利用履歴が蓄積された日時(すなわちアプリの機能等が実行された日時)又は所定期間を表す。利用数(利用量)は、利用日時として与えられた日時又は所定期間における利用履歴(項目1)の利用数を表す。利用数(利用量)は、機能又はアプリが所定の処理を実行した回数や実行を受け付けた回数、処理の対象となった媒体やファイル及びデータの数や容量などでもよい。そして、情報管理装置3は、この利用履歴に係る利用履歴情報(利用数又は利用量)をユーザデバイス5から取得するタイミングを任意に設定することが可能である。取得するタイミングは、例えば、毎日、3日おき、10日おき等が考えられる。これにより、例えば、情報管理装置3が10日おきに所定の利用履歴情報(利用数又は利用量)を取得する場合、10日分の利用履歴情報(総利用数又は総利用量)が抽出される。
また、利用履歴情報管理テーブルで管理される利用履歴(項目1)の内容としては、デバイス種類がMFPの場合は、例えば、名刺コピー、伝票スキャン&プリント、伝票送受信、印刷等が考えられる。デバイス種類が電子ホワイトボード(IWB)の場合は、例えば、投影、書込み、拠点間の連携、結果の共有が考えられる。デバイス種類がプロジェクタの場合は、例えば、投影、書込みが考えられる。以上は、情報管理装置3が各ユーザデバイスに対して情報を送信する場合のデバイスである。
利用履歴情報管理テーブルで管理される利用履歴(項目1)の内容としては更に、デバイス種類がスマートフォンの場合は、以下が考えられる。すなわち、利用履歴(項目1)の内容は、例えば、検索、デザリング、情報共有(SNS)、通話/メール、動画・静止画・音楽の視聴、ナビゲーション(位置、行動履歴)である。この場合、情報管理装置3は、ユーザデバイスではなく、スマートフォン(PC)自身に対して情報を送信する。なお、本実施形態において利用履歴情報管理テーブル(利用履歴情報管理DB3009)は、利用履歴情報管理手段の一例として機能する。
<通信端末の機能構成>
次に、図4及び図6を用いて、通信端末4の機能構成について説明する。図6に示されているように、通信端末4は、送受信部41、操作受付部42、取得部43、表示制御部44及び記憶読出部49を有する。これら各機能部は、図4に示された各ハードウエア資源のいずれかが、ROM402、EEPROM404及び記録メディア414のうち少なくとも一つからRAM403に展開された通信端末4用のプログラムに従ったCPU401からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、通信端末4は、図5に示されているROM402、EEPROM404及び記録メディア414のうち少なくとも一つにより構築される記憶部4000を有している。更に、記憶部4000には、各装置、各端末と通信ネットワーク100を介して通信を行うための通信プログラム(通信アプリ)、ブラウザアプリ、導入対象に対する導入効果等を表示させるための導入対象管理アプリ等が記憶されている。
<<通信端末の各機能構成>>
次に、通信端末4の各機能構成について詳細に説明する。図6に示されている通信端末4の送受信部41は、主に、ネットワークI/F411及び近距離通信I/F408に対するCPU401の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して各端末、各装置との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。本実施形態において送受信部41は、送信手段及び受信手段のうち少なくとも一方の手段の一例として機能する。
操作受付部42は、主に、タッチパネル412及びポインティングデバイス413のうち少なくとも一方が受け付けた各種操作により生成された信号をCPU401が処理することによって実現される。本実施形態において操作受付部42は、受付手段の一例として機能する。
取得部43は、主に、CPU401の処理によって実現され、情報管理装置3が送信した各種情報を取得する。取得部43は、例えば、情報管理装置3が送信したアプリ特定結果通知応答に含まれる推奨情報を取得する。本実施形態において取得部43は、取得手段の一例として機能する。
表示制御部44は、主に、ディスプレイ407に対するCPU401の処理によって実現され、通信端末4における各種画面及び情報(データ)の表示制御を行う。また、表示制御部44は、例えば、ブラウザを用いて、HTML(Hyper Text Markup Language)等により生成された表示画面を、通信端末4のディスプレイ407(以下、単にディスプレイ407という)に表示させる。表示制御部44は、例えば、取得した推奨情報をディスプレイ407に表示させる。本実施形態において表示制御部44は、表示制御手段の一例として機能する。
記憶読出部49は、主に、ROM402、EEPROM404及び記録メディア414のうち少なくとも一つに対するCPU401の処理によって実現され、記憶部4000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部4000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。本実施形態において記憶読出部49は、記憶読出手段の一例として機能する。
<ユーザデバイスの機能構成>
次に、図5及び図6を用いて、ユーザデバイスの機能構成について説明する。図6に示されているように、ユーザデバイス5は、送受信部51、操作受付部52、取得部53、表示制御部54、実行部56、生成部57、設定登録部58及び記憶読出部59を有する。これら各機能部は、図5に示された各ハードウエア資源のいずれかが、ROM502a及びHD508のうち少なくとも一つからRAM502bに展開されたユーザデバイス5用のプログラムに従ったCPU501からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、ユーザデバイス5は、図5に示されているROM502a及びHD508のうち少なくとも一つにより構築される記憶部5000を有している。
<<ユーザデバイスの各機能構成>>
次に、ユーザデバイス5の各機能構成について詳細に説明する。図6に示されているユーザデバイス5の送受信部51は、主に、ネットワークI/F550及び近距離通信回路520に対するCPU501の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して各端末、各装置との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。また、送受信部51は、
履歴情報を提供するユーザデバイスの機能に係る利用履歴を示す第1の履歴情報を、情報管理装置3に対して送信する。本実施形態において送受信部51は、送信手段及び受信手段のうち少なくとも一方の手段の一例として機能する。
操作受付部52は、主に、操作パネル540のパネル表示部540a及び操作ボタン部540bのうち少なくとも一方が受け付けた各種操作により生成された信号をCPU501が処理することによって実現される。本実施形態において操作受付部52は、受付手段の一例として機能する。
取得部53は、主に、CPU501の処理によって実現され、情報管理装置3が送信した各種情報を取得する。取得部43は、例えば、情報管理装置3が送信したアプリ特定結果通知応答に含まれる推奨情報、導入対象の一例である各種アプリに係るアプリデータ(プログラム等)を取得する。本実施形態において取得部53は、取得手段の一例として機能する。
表示制御部54は、主に、操作パネル540のパネル表示部540aに対するCPU501の処理によって実現され、ユーザデバイス5における各種画面及び情報(データ)の表示制御を行う。また、表示制御部54は、例えば、ブラウザを用いて、HTML等により生成された表示画面を、操作パネル540に表示させる。なお、本実施形態では、ユーザデバイス5の一例としてMFPを例示したが、これに限らない。したがって、ユーザデバイス5の各機能部におけるハードウエア資源は、各ユーザデバイス5を構成するハードウエア資源にあわせて適宜変更可能である。本実施形態において表示制御部54は、表示制御手段の一例として機能する。
実行部56は、主に、CPU401の処理によって実現され、ユーザデバイス5における各種アプリ等の起動、印刷エンジンの起動、印刷処理の実行、投影処理の実行等を行う。本実施形態において実行部56は、実行手段の一例として機能する。
生成部57は、主に、CPU501の処理によって実現され、ユーザデバイス5に対して通知、表示させるための各種通知情報(画面情報)を生成する。本実施形態において生成部57は、生成手段の一例として機能する。
設定登録部58は、主に、CPU501の処理によって実現される。設定登録部58は、情報管理装置3によりデバイス登録処理が実行された後、テナント登録処理を行う。本実施形態において設定登録部58は、登録手段の一例として機能する。
記憶読出部59は、主に、ROM502a及びHD508のうち少なくとも一つに対するCPU501の処理によって実現され、記憶部5000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部5000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。本実施形態において記憶読出部59は、記憶読出手段の一例として機能する。
●利用履歴情報管理テーブル●
図16は、利用履歴情報管理テーブルの一例を示す概念図である。なお、以下に説明するデータテーブルの構成は一例であり、これに限るものではない。ユーザデバイス5の記憶部5000には、図16に示されているような利用履歴情報管理テーブルによって構成された利用履歴情報管理DB5001が構築されている。利用履歴情報管理DB5001では、ユーザがユーザデバイス5の機能を利用するたびに、利用履歴(項目1)、利用日時、利用数(利用量)を含む各項目が、登録、更新される。利用履歴情報管理テーブルでは、デバイス識別情報ごとに、利用履歴(項目1)、利用日時、利用数(利用量)を含む各項目が関連付けられて記憶、管理されている。これらの項目は、情報管理装置3で管理される利用履歴情報管理テーブル(利用履歴情報管理DB3009)で管理されている各項目に対応する。つまり、デバイスごとに利用履歴情報を管理するユーザデバイス5が送信した利用履歴情報管理テーブルの各項目の内容が、情報管理装置3で管理される利用履歴情報管理テーブルの各項目に反映される(同期処理される)。なお、各ユーザデバイス5は、それぞれの記憶部5000に利用履歴情報管理テーブルを記憶する。本実施形態において利用履歴情報管理テーブル(利用履歴情報管理DB5001)は、利用履歴情報管理手段の一例として機能する。
<アプリ配信サーバの機能構成>
次に、図3及び図6を用いて、アプリ配信サーバの機能構成について説明する。図7に示されているように、アプリ配信サーバ7は、送受信部71、取得部73、実行部76及び記憶読出部79を有する。これら各機能部は、図3に示された各ハードウエア資源のいずれかが、ROM702、EEPROM704及びHD705のうち少なくとも一つからRAM703に展開されたアプリ配信サーバ7用のプログラムに従ったCPU701からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、アプリ配信サーバ7は、図3に示されているROM702、EEPROM704及びHD705のうち少なくとも一つにより構築される記憶部7000を有している。更に、記憶部7000には、各装置、各端末と通信ネットワーク100を介して通信を行うための通信プログラム(通信アプリ)、ブラウザアプリ、アプリ群を構成する各種データ、ユーザデバイス5が送信した所定の機能を実行するための機能実行アプリ、ユーザデバイス5にインストールされる導入対象としてのアプリ等が記憶されている。上述したように、アプリ配信サーバ7は、通信ネットワーク100を介して接続された一般に利用されている外部サーバを利用する形態をとってもよい。その場合の機能構成は、外部サーバのハードウエア仕様に対応したものであってよい。
<<アプリ配信サーバの各機能構成>>
次に、アプリ配信サーバ7の各機能構成について詳細に説明する。図8に示されているアプリ配信サーバ7の送受信部71は、主に、ネットワークI/F711及び近距離通信I/F708に対するCPU701の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して各端末、各装置との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。本実施形態において送受信部71は、送信手段及び受信手段のうち少なくとも一方の手段の一例として機能する。例えば、送受信部71はユーザデバイス5から導入対象のアプリの要求を受け付け、ユーザデバイス5に対して導入対象のアプリを配信することができる。
取得部73は、主に、CPU701の処理によって実現され、ユーザデバイス5が送信したアプリ配信要求、情報管理装置3が送信したユーザデバイス5に係る処理要求等を取得する。本実施形態において取得部73は、取得手段の一例として機能する。
登録部78は、主に、CPU701の処理によって実現され、アプリ配信サーバ7における各種情報を記憶部7000の所定領域等に登録する。本実施形態において登録部78は、登録手段の一例として機能する。
記憶読出部79は、主に、ROM702、EEPROM704及びHD705のうち少なくとも一つに対するCPU701の処理によって実現され、記憶部7000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部7000からアプリ群を構成する各種データ(又は情報)を読み出したりする。本実施形態において記憶読出部79は、記憶読出手段の一例として機能する。
●各種アプリデータ●
アプリ配信サーバ7において管理される、若しくはアプリ配信サーバ7と通信可能な外部サーバ等で管理される各種アプリデータについては、各種アプリデータを管理するサーバにおける管理手法、仕様等にしたがうものでよい。更に、各種アプリデータのデータ構造についても、特に限定はされない。
〔実施形態の処理又は動作〕
次に、図17乃至図36を用いて、実施形態に係る情報処理システムにおける各処理又は動作を説明する。
<ユーザ認証処理>
まず、情報処理システム1におけるユーザ認証処理について説明する。図17は、ユーザ認証処理の一例を示すシーケンス図である。なお、本実施形態において通信端末4又はユーザデバイス5と情報管理装置3との間で行われるアプリ利用契約処理については、通信端末4又はユーザデバイス5が予め情報管理装置3にアクセスを行い、アプリの利用契約処理を締結していることを前提とする。まず、通信端末4の表示制御部44は、通信端末4のディスプレイ407に、図18に示すような認証画面を表示させる(ステップS11)。
●画面表示例●
図18は、通信端末におけるユーザ認証実行時の表示画面例である。図18に示されているように、通信端末4のディスプレイ407には、表示制御部44によって、ログイン認証画面4001が表示される。ログイン認証画面4001では、ユーザ識別情報(ユーザIDともいう)とパスワードを入力する入力領域と、ログインボタンが表示される。ユーザは、これらの入力領域にユーザ識別情報及びパスワードを入力してログインボタンを操作することが可能である。
図17に戻り、操作受付部42は、認証操作を受け付ける(ステップS12)。
次に、送受信部41は、情報管理装置3に対してユーザ認証要求を送信する(ステップS13)。これにより、情報管理装置3の送受信部31は、通信端末4が送信したユーザ認証要求を受信する。このとき、ユーザ認証要求には、通信端末8を利用するユーザのユーザ識別情報、ユーザが所属するテナントを識別するテナント識別情報及びパスワードが含まれる。
次に、情報管理装置3の検索特定部36は、ユーザ認証処理を実行する(ステップS14)。具体的には、検索特定部36は、ステップS13で受信したユーザ識別情報及びパスワードを検索キーとして、予めユーザが所属する顧客を示す顧客識別情報に対応付けられたユーザ情報管理DB3001(図7参照)を検索することにより、対応するログイン情報を読み出す。そして、検索特定部36は、受信したユーザ識別情報及びパスワードと読み出したユーザ識別情報及びパスワードとの一致を確認する。これにより、一致が確認されると、入力されたユーザ識別情報及びパスワードは正しいものであると見なされる。なお、ステップS14の処理において、情報管理装置3は、検索特定部36に代えて、判断処理部35がその役割を担ってもよい。
次に、送受信部31は、ステップS13で受信したユーザ認証要求に対するユーザ認証応答を通信端末4に対して送信する(ステップS15)。これにより、通信端末4の送受信部41は、情報管理装置3が送信したユーザ認証応答を受信する。このとき、ユーザ認証応答には、ユーザ認証結果(例えば、認証OK)を示す情報が含まれる。
以上の処理によって、通信端末4と情報管理装置3とは一般的に行われるログイン認証処理及びセッション確立のためのセッション確立処理が成功し、互いに通信可能な状態となる。
本実施形態に係る情報管理システムでは、例えば、上述したステップS13及びS15の処理が実行される場合、通信端末4と情報管理装置3との間に他の装置等が存在してもよい。つまり、通信端末4と情報管理装置3との間で送受信される各情報(データ)は、一度他の装置等を介して送受信されるような構成であってもよい。上述した構成は、通信端末4と情報管理装置3との間に他の処理ステップが存在した場合でも適用することが可能である。
<ユーザデバイスのデバイス登録処理>
次に、ユーザデバイスのデバイス登録処理について説明する。図19は、ユーザデバイスのデバイス登録処理の一例を示すシーケンス図である。図19に示されているように、ユーザデバイス5の表示制御部54は、パネル表示部540aにデバイス登録画面を表示させる(ステップS21)。なお、ユーザデバイス5と情報管理装置3との間では、所定のログイン認証処理及びセッション確立のためのセッション確立処理等が成功し、互いに通信可能な状態となっていることを前提とする。
●画面表示例●
図20は、ユーザデバイスにおけるデバイス登録時の表示画面例である。図20に示されているように、ユーザデバイス5のパネル表示部540aには、表示制御部54によって、デバイス登録画面5011が表示される。デバイス登録画面5011では、デバイスの種類とデバイスの名称を入力する入力領域5012と、登録ボタン5151が表示される。ユーザは、入力領域5012にデバイスの種類とデバイスの名称を入力して登録ボタン5151を操作することが可能である。なお、デバイス登録処理は、図20に示したデバイス登録画面によるユーザの入力に代えて、ユーザデバイス5と情報管理装置3との間の通信により、ユーザの入力を介さずに行われてもよい。
図19に戻り、操作受付部52は、デバイス登録操作を受け付け(ステップS22)、送受信部51は、情報管理装置3に対してログイン要求を送信する(ステップS23)。これにより、情報管理装置3の送受信部31は、ユーザデバイス5が送信したログイン要求を受信する。このとき、ログイン要求には、ユーザデバイス5を利用するユーザのユーザ識別情報、ユーザが所属するテナントのテナント識別情報及びパスワードが含まれる。ただし、テナント識別情報は情報管理装置3にて特定されるものとして、ここでは省略されてもよい。
次に、情報管理装置3の検索特定部36は、ログイン処理を実行する(ステップS24)。具体的には、検索特定部36は、ステップS23で受信したユーザ識別情報及びパスワードを検索キーとして、予めユーザが所属する顧客を示す顧客識別情報に対応付けられたユーザ情報管理DB3001(図7参照)を検索することにより、対応するログイン情報を読み出す。そして、検索特定部36は、受信したユーザ識別情報及びパスワードと読み出したユーザ識別情報及びパスワードとの一致を確認する。これにより、一致が確認されると、入力されたユーザ識別情報及びパスワードは正しいものであると見なされる。なお、ステップS24の処理において、情報管理装置3は、検索特定部36に代えて、判断処理部35がその役割を担ってもよい。
次に、送受信部31は、ステップS23で受信したログイン要求に対するログイン応答を通信端末4に対して送信する(ステップS25)。これにより、通信端末4の送受信部41は、情報管理装置3が送信したログイン応答を受信する。このとき、ログイン応答には、ログイン認証結果(例えば、認証OK)を示す情報が含まれる。
次に、ユーザデバイス5の送受信部51は、情報管理装置3に対してデバイス登録要求を送信する(ステップS26)。これにより、情報管理装置3の送受信部31は、ユーザデバイス5が送信したデバイス登録要求を受信する。このとき、デバイス登録要求には、デバイス識別情報、デバイスの種類情報、及びユーザデバイス5の宛先を示すアドレス情報が含まれる。ここで、ステップS21でデバイスの種類やデバイスの名称について入力を受け付けていた場合には、デバイスの種類やデバイスの名称をデバイス登録要求に含めてもよい。また、ユーザデバイス5が有する機能を示す機能情報をデバイス登録要求に含めてもよい。ここで、デバイス登録要求に含まれる機能情報は、第1の機能情報及び第2の機能情報の一例である。すなわち、ユーザデバイス5が第1のユーザデバイスである場合にはデバイス登録要求に含まれる機能情報は第1の機能情報であり、ユーザデバイス5が第2のユーザデバイスである場合にはデバイス登録要求に含まれる機能情報は第2の機能情報である。
次に、情報管理装置3の設定登録部38は、デバイス登録処理を行う(ステップS27)。具体的には、設定登録部38は、ステップS27で受信したデバイス登録要求に含まれる情報を予めユーザが所属する顧客を示す顧客識別情報に対応付けられたデバイス情報管理DB3002(図8参照)に登録する。例えば、デバイス識別情報、デバイスの種類情報、及びユーザデバイス5の宛先を示すアドレス情報、機能情報を、予めユーザが所属する顧客を示す顧客識別情報及びテナント識別情報に対応付けられたデバイス情報管理DB3002(図8参照)に登録する。これにより、情報管理装置3は、情報処理システム1(情報管理システム2)において、顧客識別情報とユーザデバイス5との間での対応付けを行うことができる。
次に、送受信部31は、ステップS26で受信したデバイス登録要求に対する応答としてのデバイス登録応答を、ユーザデバイス5に対して送信する(ステップS28)。これにより、ユーザデバイス5の送受信部51は、情報管理装置3が送信したデバイス登録応答を受信する。このとき、デバイス登録応答には、デバイス登録が完了した旨を示すメッセージ、登録完了フラグ等が含まれてよい。
次に、ユーザデバイス5の設定登録部58は、テナント登録処理を行う(ステップS29)。この処理では、設定登録部58はユーザデバイス5を利用するユーザが所属するテナントに係るテナント情報又は組織識別情報を、記憶部5000の所定領域に登録することで実現される。例えば、テナント情報又は組織識別情報は、ログイン応答又はデバイス登録応答に含まれ、ユーザデバイス5は情報管理装置3から受信したテナント情報を記憶してもよい。
なお、上述したように、ステップS21の処理の前に、ユーザデバイス5は情報管理装置3に対してログイン処理を行ってもよい。ログイン処理では、ユーザデバイス5は、ユーザ名、パスワードなどを含むログイン要求を情報管理装置3に対して送信し、情報管理装置3はログイン要求に含まれた情報とユーザ情報管理DB3001(図7参照)で管理されている情報に基づいてユーザを認証する。これにより、情報管理装置3は、ユーザに対応するユーザ識別情報又は顧客識別情報を特定することが可能になる。
また、上述したステップS11-S15までの処理、及びステップS21-S29までの処理は、互いに非同期で行われてよいためそれらの処理順序は問われない。
また、本実施形態に係る情報管理システムでは、例えば、上述したステップS23及びS25、並びに、ステップS26及びS28の各処理が実行される場合、情報管理装置3とユーザデバイス5との間に他の装置等が存在してもよい。つまり、情報管理装置3とユーザデバイス5との間で送受信される各情報(データ)は、一度他の装置等を介して送受信されるような構成であってもよい。上述した構成は、情報管理装置3とユーザデバイス5との間に他の処理ステップが存在した場合でも適用することが可能である。
<移行アプリの特定処理>
次に、移行アプリの特定処理について説明する。図21は、移行アプリの特定処理を含む処理の一例を示すシーケンス図である。なお、図21に示すユーザデバイス5は、第2のユーザデバイスである。ユーザデバイス5は、図19に示すデバイス登録処理を完了した後に図21に示す処理を開始してもよいが、これに限定されず、デバイス登録処理完了まであってもよい。後述するように、ユーザは、ユーザデバイス5によって入れ替えたいデバイスとして第1のユーザデバイスを選択することができる。まず、ユーザデバイス5の操作受付部52は、ログイン情報を受け付ける(ステップS31)。ここでは、ユーザデバイス5を利用する利用者が所定の操作を行うことで、操作受付部52は、ログイン情報を受け付ける。
次に、送受信部51は、情報管理装置3に対して、デバイス一覧取得要求を送信する(ステップS32)。これにより、情報管理装置3の送受信部31は、ユーザデバイス5が送信したデバイス一覧取得要求を受信する。このとき、デバイス一覧取得要求には、ユーザ識別情報及びパスワードが含まれる。また、デバイス一覧取得要求には、ユーザデバイス5のデバイス識別情報が含まれてもよい。但し、情報管理装置3は、定期的にユーザデバイス5に対して履歴情報を送信してもよい。この場合、ユーザデバイス5は、ステップS31の処理を省略することができる。
続いて、情報管理装置3の検索特定部36は、テナント識別情報又は顧客識別情報を特定する(ステップS33)。具体的には、検索特定部36は、ステップS32で受信したユーザ識別情報及びパスワードを検索キーとしてユーザ情報管理DB3001(図7参照)を検索することにより、対応するテナント識別情報又は顧客識別情報を特定する。
次に、記憶読出部39は、テナント識別情報又は顧客識別情報に関連付けられたデバイス一覧、移行情報を読み出す(ステップS34)。具体的には、記憶読出部39は、ステップS33で特定したテナント識別情報又は顧客識別情報を検索キーとしてデバイス情報管理DB3002(図8参照)を検索することにより、対応するデバイスのデバイス一覧情報を読み出す。このとき、デバイス一覧情報には、デバイス識別情報、デバイスの種類、機能及びアドレス情報が含まれる。更に、記憶読出部39は、読み出したデバイス識別情報を検索キーとして移行情報管理DB3004(図10参照)を検索することにより、対応する移行情報を読み出す。このとき、移行情報には、デバイスの種類情報、デバイスの名称、移行情報1(アプリ)、移行情報2(設定情報)、移行情報3(**情報)が含まれる。なお、検索特定部36は、ユーザデバイス5のデバイス種類に対応するデバイスのデバイス一覧情報のみを読み出しても良い。ここで、ユーザデバイス5のデバイス種類はデバイス一覧取得要求に含まれていてもよいし、デバイス一覧取得要求に含まれるデバイス識別情報に基づいてデバイス種類を特定してもよい。
次に送受信部31は、ステップS32で受信したデバイス一覧取得要求に対する応答として、ユーザデバイス5に対して、デバイス一覧取得応答を送信する(ステップS35)。これにより、ユーザデバイス5の送受信部51は、情報管理装置3が送信したデバイス一覧取得応答を受信する。このとき、デバイス一覧取得応答には、各デバイスの識別情報、デバイス一覧画面情報、移行情報が含まれる。
次に、ユーザデバイス5の表示制御部54は、デバイス一覧取得応答に基づいてデバイス一覧画面の表示を行う(ステップS36)。具体的には、表示制御部54は、パネル表示部540aに、以下に説明するデバイス一覧画面を表示させる。
●画面表示例●
図22は、ユーザデバイスにおける入替デバイス選択時の表示画面例である。ユーザは、ユーザデバイス5によって入れ替えたいデバイスを選択することができる。つまり、ここで選択されるデバイスは、第1のユーザデバイスである。図22に示されているように、ユーザデバイス5のパネル表示部540aには、表示制御部54によって、デバイス一覧画面5021が表示される。デバイス一覧画面5021では、入替デバイスの種類ごとに、入替デバイスの名称が対応付けて表示される。これにより利用者は、所望の入替デバイスに対応する表示部分をタップ、若しくはマウスオーバー操作等を行い、選択ボタン5161を操作することにより選択することができる。
●画面表示例●
図23は、ユーザデバイスにおける入替又は追加デバイス選択時の表示画面例である。ユーザは、ユーザデバイス5によって入れ替えたいデバイスを選択するか、ユーザデバイス5を追加することで共存させたいデバイスを選択することができる。つまり、ここで選択されるデバイスは、第1のユーザデバイスである。図23に示されているように、ユーザデバイス5のパネル表示部540aには、表示制御部54によって、入替デバイス選択画面5031が表示される。入替デバイス選択画面5031では、デバイスの種類ごとに、デバイスの名称、入替/追加ボタンが対応付けて表示される。ここで利用者は、所望のデバイスに対応付けられた入替ボタン5032又は追加ボタン5033のいずれかを操作(タップ、若しくはマウスオーバー操作等)を行い、選択ボタン5171を操作することにより、入替又は追加を選択することができる。つまり、デバイスごとに表示された入替/追加ボタンのいずれかを選択することによって、入替又は追加を選択するとともに、入替/追加ボタンに対応するデバイスの選択を行う。
図21に戻り、ユーザデバイス5の操作受付部52は、入替又は追加デバイスの選択の受付を行う(ステップS37)。ここで選択されるデバイスは第1のユーザデバイスである。その後、表示制御部54は、パネル表示部540aに、以下に説明する移行情報の確認画面を表示させる(ステップS38)。このとき、ユーザデバイス5は、ステップS37で選択されたデバイスを識別する情報を情報管理装置3へ送信することで、応答として該デバイスに対応する移行情報を取得してもよい。
●画面表示例●
図24は、ユーザデバイスにおける移行情報確認時の表示画面例である。図24に示されているように、ユーザデバイス5のパネル表示部540aには、表示制御部54によって、移行情報選択画面5041が表示される。移行情報選択画面5041では、一以上の移行情報ごとに、内容、詳細/選択ボタンが対応付けて表示される。ここで利用者は、所望の移行情報に対応付けられた詳細ボタン5042又は選択ボタン5043のいずれかを操作(タップ、若しくはマウスオーバー操作等)を行う。ここで、詳細ボタンは移行情報の詳細を確認するための操作部品であり、選択ボタンは第1のユーザデバイスから第2のユーザデバイスへと移行させる情報を選択するための操作部品である。例えば、移行情報1に対応する詳細ボタンを操作することで、第1のユーザデバイスにインストール又はライセンスが割り当てられているアプリの詳細に係るダイアログ画面がポップアップ表示される。利用者はこのポップアップ表示された内容を確認して、移行情報1に対応する選択ボタン5043を操作し、次へボタン5181を操作することにより、移行情報1を選択することができる。移行情報2、移行情報3も同様である。なお、移行情報選択画面5041では、複数の移行情報を選択することができる。
図21に再び戻り、ユーザデバイス5の操作受付部52は、移行情報の選択の受付を行う(ステップS39)。
次に、送受信部51は、情報管理装置3に対して、選択された移行情報を示す移行情報選択結果通知を送信する(ステップS40)。これにより、情報管理装置3の送受信部31は、ユーザデバイス5が送信した移行情報選択結果通知を受信する。このとき、移行情報選択結果通知には、移行情報選択結果通知の送信元であるユーザデバイス5のデバイス識別情報(新デバイス)及び機能情報、ステップS37で選択された結果(第1のユーザデバイスを識別する情報、入替か追加かを示す情報、いずれの移行情報が選択されたかを示す情報)が含まれる。ただし、ステップS26ですでに機能情報を登録している場合には、登録情報の送信は省略してもよい。なお、移行情報選択結果通知に含まれる機能情報は、第2の機能情報の一例である。
次に、情報管理装置3の検索特定部36は、移行アプリの特定処理を行う(ステップS41)。具体的には、検索特定部36は、取得した移行情報と、第1のユーザデバイスの機能に係る第1の機能情報及び第2のユーザデバイスの機能に係る第2の機能情報とに基づいて、第2のアプリを特定する。なお、移行アプリの特定処理や、後述する第2のアプリ(代替アプリ)の特定(推奨判断)処理は、ステップS39において移行情報として移行情報1(アプリ)が選択された場合にのみ実行してもよい。
<<移行アプリの特定処理の詳細>>
ここで、上述したステップS41の移行アプリの特定処理の詳細について説明する。図25は、移行アプリの特定処理の詳細の一例を示すフローチャートである。まず、情報管理装置3の記憶読出部39は、第1のユーザデバイス(旧デバイス)にインストールされていた一つのアプリについて、アプリ情報を読み出す(ステップS41-1)。具体的には、記憶読出部39は、ステップS40で受信した移行情報選択結果通知に含まれるステップS37で選択された結果(第1のユーザデバイスを識別する情報)に基づいて移行情報管理DB3004(図10参照)を検索することにより、対応する移行情報1(アプリ)を読み出す。記憶読出部39は更に、読み出した移行情報1(アプリ)で示されるアプリ名を検索キーとしてアプリ機能対応管理DB3005(図11参照)を検索することにより、対応する機能を読み出す。なお、アプリ機能対応管理DB3005で管理されているアプリ名は、第1のユーザデバイス(旧デバイス)が利用していたアプリに係るアプリ名である。
次に、判断処理部35は、アプリ機能と第2のユーザデバイス(新デバイス)の機能とを比較する(ステップS41-2)。具体的には、判断処理部35は、ステップS41-1で読み出され、アプリ機能対応管理DB3005(図11参照)で管理されているアプリが必要とする機能と、第2のユーザデバイス(新デバイス)の機能情報との比較を行う。なお、第2のユーザデバイスの機能情報は、ステップS40で第2のユーザデバイスから受信した情報か、ステップS27でデバイス登録処理で登録された情報を利用する。
次に、判断処理部35は、アプリが必要とする機能を第2のユーザデバイス(新デバイス)が全て備えているかを判断する(ステップS41-3)。アプリが必要とする機能を第2のユーザデバイス(新デバイス)が全て備えている場合(ステップS41-3:YES)、検索特定部36は、当該アプリを引き継ぐアプリ(移行可能なアプリ)として特定し(ステップS41-4)、ステップS41-6の処理に遷移する。
他方、アプリが必要とする機能を第2のユーザデバイス(新デバイス)が全て備えていない場合(ステップS41-3:NO)、検索特定部36は、当該アプリを引き継げないアプリ(移行不可能なアプリ)として特定し(ステップS41-5)、ステップS41-6の処理に遷移する。この場合の特定には、ステップS41-1で読み出した移行情報1(アプリ)で示されるアプリ名を検索キーとしてアプリ機能対応管理DB3005(図11参照)を検索することにより、対応する機能を読み出すことで行われる。
ステップS41-6では、判断処理部35は、第1のユーザデバイス(旧デバイス)にインストールされていた全てのアプリについて判断したかを確認する。つまり、移行情報1(アプリ)に含まれる全てのアプリについてステップS41-1からS41-5の判断を実行したか否かを判断する。全てのアプリについて判断した場合(ステップS41-6:YES)、判断処理部35は、このフローを抜ける。
他方、全てのアプリについて判断していない場合(ステップS41-6:NO)、判断処理部35は、ステップS41-7の処理に遷移し、そこで検索特定部36は、第1のユーザデバイス(旧デバイス)にインストールされていた別(次)のアプリを特定する(ステップS41-7)。つまり、移行情報1(アプリ)に含まれる別(次)のアプリを特定する。
ステップS41-7の処理を実行後、情報管理装置3は、ステップS41-1の処理に戻り、全てのアプリについて判断が完了するまで上述したステップS41-1からS41-6までの処理を繰り返す。
<代替アプリの特定処理>
次に、情報管理装置3で実行される代替アプリの特定処理について説明する。図26は、代替アプリの特定処理の一例を示すシーケンス図である。図26に示されているように、情報管理装置3の検索特定部36は、代替アプリの特定(推奨判断)処理を実行する(ステップS51)。このとき情報管理装置3は、移行情報選択結果通知に応じて代替アプリの特定処理を実行することができる。ただし、情報管理装置3は、通信端末4又はユーザデバイス5からの他の要求に応じて代替アプリの特定処理を実行してもよいし、定期的に実行してもよい。
<<代替アプリの特定処理の詳細>>
ここで、上述したステップS51の代替アプリの特定(推奨判断)処理の詳細について説明する。図27(a)は、代替アプリの特定処理の詳細の一例を示すフローチャート、(b)は推奨アプリの特定処理の詳細の一例を示すフローチャートである。ここで、代替アプリ及び推奨アプリは、導入対象の一例である。なお、以下に示すフローチャートは実施形態の一例であり、これに限るものではない。図27(a)において、まず、情報管理装置3の検索特定部36は、引き継げないアプリ(移行不可能なアプリ)が有する機能を特定する(ステップS51-1-1)。具体的には、検索特定部36は記憶読出部39を介して、ステップS41-5で特定された引き継げないアプリのアプリ名を検索キーとしてアプリ機能対応管理DB3005(図11参照)を検索することにより、対応する機能を特定する。
次に、検索特定部36は、ステップS51-1で特定した機能のうち、第2のユーザデバイス(新デバイス)が有していない機能を特定する(ステップS51-1-2)。具体的には、検索特定部36は記憶読出部39を介して、例えば、第2のユーザデバイス(新デバイス)のデバイス識別情報を検索キーとしてデバイス情報管理DB3002(図8参照)を検索することにより、ステップS51-1で特定した機能のうち第2のユーザデバイス(新デバイス)が有していない機能を特定する。
続いて、検索特定部36は、ステップS51-2で特定した機能に対応するアプリを代替アプリとして特定してこのフローを抜ける(ステップS51-1-3)。具体的には、検索特定部36は記憶読出部39を介して、ステップS51-2で特定した機能を検索キーとして代替アプリ管理DB3006(図12参照)を検索することにより、対応するアプリ名を特定する。ここで、検索特定部36は、代替アプリ管理DB3006が示す代替アプリそれぞれが有する1以上の機能のうちの1つが、ステップS51-2で特定した機能に対応していれば、該アプリを代替アプリとして特定する。例えば、ステップS51-2で特定した機能がOCR機能とスキャン機能である場合には、クラウド画像処理アプリとスマホアプリを代替アプリとして特定する。以上、ステップS51-1からステップS51-3までの処理は、代替アプリの特定処理の一例を示すものである。
◆代替アプリの特定処理の例◆
次に、ステップS51-1-1からステップS51-1-3までの処理における例を説明する。ここでは、例えば、第1のユーザデバイス(旧デバイス)が画像処理機能を有するハイエンドMFPであって、新デバイスが簡易な画像処理機能しか有さないローエンドMFPである場合を考える。この場合、上述したステップS41-5の処理では、引き継げないアプリとして画像処理アプリを特定する。
ステップS51-1-1では、検索特定部36は、画像処理アプリが有する機能として、OCR機能、傾き補正機能、トリミング機能などを特定する。
ステップS51-1-2では、判断処理部35は、新デバイスがOCR機能、傾き補正機能、トリミング機能のすべての機能を有していないと判断する。
ステップS51-1-3では、検索特定部36は、OCR機能、傾き補正機能、トリミング機能に対応したアプリを代替アプリとして特定する。例えば、検索特定部36は、クラウド画像処理アプリを特定する。ここで、クラウド画像処理アプリは、スキャンデータをクラウドへアップロードすることで、クラウド上でOCR機能、傾き補正機能、トリミング機能を実現するアプリの一例である。なお、検索特定部36は、OCR機能、傾き補正機能、トリミング機能のいずれかの機能に対応するアプリを代替アプリとして特定してもよい。
◆代替アプリの特定処理の他の例◆
更に、ステップS51-1-1からステップS51-1-3までの処理における他の例を説明する。ここでは、例えば、第1のユーザデバイス(旧デバイス)がスキャン機能を有するMFPであって、第2のユーザデバイス(新デバイス)がスキャン機能を有さないプリンタである場合を考える。上述したステップS41-5では、引き継げないアプリとして、コピーアプリを特定する。
ステップS51-1-1では、検索特定部36は、コピーアプリが有する機能として印刷機能とスキャン機能を特定する。
ステップS51-1-2では、判断処理部35は、印刷機能とスキャン機能のうち、第2のユーザデバイス(新デバイス)が有していない機能はスキャン機能であると特定する。
ステップS51-1-3では、検索特定部36は、例えば、スキャン機能に対応したスマートフォン用アプリを特定する。このとき、スマートフォン用アプリは、スマートフォンに内蔵されたカメラで撮影した画像をプリンタに対して送信することで印刷を実行する機能を有している。以上のように、情報管理装置3は、代替アプリとして第2のユーザデバイス(新デバイス)とは異なるユーザデバイスのアプリを提案することもできる。このため、代替アプリを利用すれば、第2のユーザデバイス(新デバイス)が有していないOCR機能又はスキャン機能であっても、利用することが可能になる。
<推奨アプリの特定(推奨判断)処理>
次に、情報管理装置3で実行される推奨アプリの特定(推奨判断)処理について説明する。図27(b)は推奨アプリの特定処理の詳細の一例を示すフローチャートである。まず、抽出・取得部33は、ユーザデバイスの使用履歴のうち、ステップS37において移行対象(置換え対象)として指定された第1のユーザデバイス(旧デバイス)の使用履歴を、第1のユーザデバイスのデバイス識別情報を検索キーとして利用履歴情報管理DB3009(図15参照)を検索することにより取得する(ステップS51-2-1)。
次に、検索特定部36は、第1のユーザデバイスのデバイス識別情報を検索キーとしてデバイス情報管理DB3002(図8参照)を検索することにより、対応する機能を特定する。また、検索特定部36は、第2のユーザデバイスのデバイス識別情報を検索キーとしてデバイス情報管理DB3002(図8参照)を検索するか、ステップS40で受信した移行情報選択結果通知に含まれる機能情報を参照することにより、対応する機能を特定する。そして、検索特定部36は、第2のユーザデバイスにあって、第1のユーザデバイスにない機能を特定する(ステップS51-2-2)。
次に、抽出・取得部33は、第1のユーザデバイスのデバイス識別情報を検索キーとして移行情報管理DB3004(図10参照)を検索することにより、対応する第1のユーザデバイス(旧デバイス)の設定情報を取得する(ステップS51-2-3)。
次に、検索特定部36は、推奨アプリの特定を行う(ステップS51-2-4)。
<<推奨アプリの特定(推奨判断)処理の詳細>>
続いて、導入対象の一例としての推奨アプリの特定(推奨判断)処理の詳細について説明する。図28は、推奨アプリの特定処理の詳細の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示すフローチャートは実施形態の一例であり、これに限るものではない。まず、抽出・取得部33は、推奨条件を抽出する(ステップS51-2-4-1)。具体的には、抽出・取得部33は、推奨条件管理DB3007(図13参照)を検索して、推奨条件識別情報「RC0001」に関連付けられた推奨条件(推奨条件1,2,・・)を抽出する。
次に、算出部32は、抽出された推奨条件に基づいて値を算出する(ステップS51-2-4-2)。具体的には、算出部32は、推奨条件管理DB3007(図13参照)で管理されているそれぞれの利用項目名で定義された実測値(例えば名刺コピー枚数、名刺フォルダ購入数)の合計値を算出する。具体的には、判断処理部35は算出部32とともに、利用履歴情報管理DB3009(図15参照)で管理されている履歴情報のうち、推奨条件1で指定される期間で、推奨条件1で指定される利用項目名に対応する履歴情報を集計する。例えば、判断処理部35は算出部32とともに、利用履歴情報管理DB3009で管理されている利用履歴情報のうち、利用項目名が「コピー機能(名刺コピー)」であって、利用日時が期間αに含まれる履歴情報を特定して、その利用数(利用量)の合計値を算出する。ここで、期間αの始点又は終点は、上述したように推奨条件によって個別に設定してもよいし、推奨判断処理を実行する日時に基づいて決定してもよい。なお、算出部32は、合計値を算出するか、変化率を算出するかは、推奨条件に含まれる情報に基づいて判断する。例えば、推奨条件管理DB3007において、推奨条件1,2として、合計数を利用することを示す情報が含まれている場合、算出部32は、上述したように利用数(利用量)の合計値を算出し、変化率を利用することを示す情報が含まれている場合は、変化率を算出する。
次に、判断処理部35は、算出した値に対して推奨条件を満たすかを判断する(ステップS51-2-4-3)。例えば、判断処理部35は、利用履歴情報管理DB3009に基づいて算出された「コピー機能(名刺コピー)」の期間αにおける利用数(利用量)の合計値が700枚以上である場合には、推奨条件1を満たすと判断する。
また、判断処理部35は、新規追加機能が推奨条件管理DB3007で管理されている推奨条件2を有する場合には、推奨条件2を満たすか否かを判断する。例えば、推奨条件2が「新規追加機能」である場合には、ステップS51-2-2で特定した、第2のユーザデバイスにはあって第1のユーザデバイスにはない機能に基づいて、該機能が推奨条件2に示される機能と一致するか否かを判断する。また、推奨条件2が「設定情報」である場合には、ステップS51-2-3で取得した設定情報に基づいて、該設定情報が推奨条件2に示される設定情報を含むか否かを判断する。
抽出された履歴情報が推奨条件1及び推奨条件2を満たすと判断した場合(ステップS51-2-4-3:YES)、検索特定部36は、各条件を満たすと判断した推奨条件に対応する導入対象を抽出して特定する(ステップS51-2-4-4)。具体的には、検索特定部36は、ステップS51-2-4-3で推奨条件を満たすと判断した推奨条件に対応する推奨条件識別情報を検索キーとして導入対象管理DB3008(図14参照)を検索することにより、対応する少なくとも一以上の導入対象を抽出、特定する。
次に、判断処理部35は、全ての推奨条件を確認したかを判断する(ステップS51-2-4-5)。
全ての推奨条件を確認した場合(ステップS51-2-4-5:YES)、生成部37は、アプリ特定結果通知画面データを生成してこのフローを抜ける(ステップS51-2-4-6)。
他方、全ての推奨条件を確認していない場合(ステップS51-2-4-5:NO)、検索特定部36は、他の推奨条件を抽出し(ステップS51-2-4-7)、その後ステップS51-2-4-2の処理に戻る。他の推奨条件の抽出処理として、検索特定部36は、推奨条件管理DB3007(図13参照)を検索して、推奨条件識別情報「RC0002」に関連付けられた推奨条件(推奨条件1,2,・・・)を抽出する。検索特定部36は、例えば、推奨条件識別情報「RC0002」に対応する利用項目名として「伝票スキャン」、推奨条件1として「400枚≧期間β」を抽出する。検索特定部36は更に、推奨条件2として管理されている情報を抽出する。
その後は、上述したステップS51-2-4-2からステップS51-2-4-5までの処理を繰り返す。
以上、ステップS51-2-4-1からステップS51-2-4-7までの処理は、推奨アプリの特定(推奨判断)の詳細を示す一例である。このように、検索特定部36は、推奨アプリの特定処理において推奨条件管理DB3007(図13参照)で管理されている推奨条件1,2等を参照することにより推奨条件を確認し、所望の推奨アプリを特定することができる。
図26に戻り、情報管理装置3の送受信部31は、ユーザデバイス5に対して、アプリ特定結果通知を送信する(ステップS52)。これにより、ユーザデバイス5の送受信部51は、情報管理装置3が送信したアプリ特定結果通知を受信する。このとき、アプリ特定結果通知には、引継可能アプリ又は引継不可能アプリに係る情報、特定した推奨アプリにかかる情報が含まれる。なお、送受信部31は、アプリ特定結果通知に代替アプリにかかる情報を含める場合、代替アプリのインストール対象に応じてアプリ特定結果通知の送信先を切り替えることができる。例えば、代替アプリ管理DB3006を参照して、インストール対象と、第2のユーザデバイスの種類とが一致するか否かを判断する。そして、インストール対象と、第2のユーザデバイスの種類とが一致する場合にのみ、アプリ特定結果通知を第2のユーザデバイス宛に送信する。このとき、代替アプリのうち、インストール対象と、第2のユーザデバイスの種類とが一致するアプリにかかる情報のみをアプリ特定結果通知に含めてもよい。一方、インストール対象と、第2のユーザデバイスの種類とが一致しない場合は、第2のユーザデバイス以外のデバイスにアプリ特定結果通知を送信する。例えば、ユーザ情報管理DB3001を参照して顧客の管理ユーザの電子メールアドレス宛にアプリ特定結果通知を送信することができる。このとき、代替アプリのうち、インストール対象と、第2のユーザデバイスの種類とが一致しないアプリにかかる情報のみをアプリ特定結果通知に含めてもよい。
<代替アプリ選択処理>
次に、代替アプリ選択処理及び設定情報の移行可否判断について説明する。図29は、代替アプリ選択処理及び設定情報の移行可否判断の一例を示すシーケンス図である。ステップS52の処理に続いて、ユーザデバイス5の表示制御部54は、ユーザデバイス5のパネル表示部540aに代替アプリ、推奨アプリ及び引継可能アプリを表示させる(ステップS61)。なお、以下では、ステップS51-1-3で特定した代替アプリと、S51-2-4で特定した推奨アプリのどちらか一方又は両方を含むアプリを代替(推奨)アプリと表現する場合がある。
●画面表示例●
図30は、ユーザデバイスにおける代替(推奨)アプリ選択時の表示画面例である。図30に示されているように、ユーザデバイス5のパネル表示部540aには、表示制御部54によって、代替アプリ選択画面5051が表示される。代替アプリ選択画面5051では、代替(推奨)アプリ名ごとに、対応するアプリの名称の一覧5052とOKボタン5191、NGボタン5192が表示される。この状態で利用者は、所望のアプリの表示領域に対してタップ等の操作を行い、OKボタン5191を操作することにより、代替(推奨)アプリを選択することができる。なお、代替アプリと推奨アプリはそれぞれ分けて表示してもよい。また、導入対象となるアプリを選択できるように、アプリごとに選択ボタンを設けてもよい。
●画面表示例●
図31は、ユーザデバイスにおけるリンク情報通知時の表示画面例である。図31に示されているように、ユーザデバイス5のパネル表示部540aには、表示制御部54によって、リンク情報通知画面5061が表示される。リンク情報通知画面5061では、代替(推奨)アプリのリンク情報とそれに対応するアプリのアイコン画像を含むリンク情報画面5062が含まれる。利用者は、このリンク情報画面5062の内容に対して確認ボタン5193を操作することにより、リンク情報で示されるサービス提供用サーバにアクセスすることができる。
図29に戻り、操作受付部52は、利用者によるOK/NGボタンの選択を受け付ける(ステップS62)。具体的には、操作受付部52は、上述したOKボタン5091(またはNGボタン5092)に対する利用者の操作を受け付ける。ここで、OKボタン5091を受け付ける前に、1以上の代替(推奨)アプリについて選択を受け付けてもよい。
次に、送受信部51は、情報管理装置3に対して代替(推奨)アプリ導入要否通知を送信する(ステップS63)。これにより、情報管理装置3の送受信部31は、ユーザデバイス5が送信した代替(推奨)アプリ導入要否通知を受信する。このとき、代替(推奨)アプリ導入要否通知には、アプリ導入要否情報が含まれる。但し、ステップS61の処理が、上述したステップS40等の処理と連動していない場合(一度、通信セッションが途切れた場合等)は、アプリ導入要否通知に第2のユーザデバイス(新デバイス)としてのアプリ導入要否通知の送信元のデバイス識別情報、第1のユーザデバイス(旧デバイス)の識別情報が含まれる。また、1以上の代替(推奨)アプリについて選択を受け付けた場合は、アプリ導入要否通知は選択されたアプリを識別する情報を含む。
次に、情報管理装置3の設定登録部38は、ライセンスの再割当登録を行う(ステップS64)。ここで、設定登録部38は、第2のユーザデバイスにアプリのライセンスを割り当て、ステップS40で受信した移行情報選択結果通知に含まれる入替か追加かを示す情報に基づいて、第1のユーザデバイスのライセンスを解除する。具体的には、移行情報選択結果通知に含まれる入替か追加かを示す情報が入替を示す場合、設定登録部38は、移行情報管理DB3004の移行情報1に示すアプリのうち、ステップS41-4で引き継ぐアプリとして特定したアプリについて、ライセンス情報管理DB3003(図9参照)で管理されている第1のユーザデバイス(旧デバイス)のデバイス識別情報を削除して、代わりに第2のユーザデバイス(新デバイス)のデバイス識別情報を追加する。一方、移行情報選択結果通知に含まれる入替か追加かを示す情報が追加を示す場合、設定登録部38は、移行情報管理DB3004の移行情報1に示すアプリのうち、ステップS41-4で引き継ぐアプリとして特定したアプリについて、ライセンス情報管理DB3003(図9参照)で管理されている第1のユーザデバイス(旧デバイス)のデバイス識別情報を削除することなく、第2のユーザデバイス(新デバイス)のデバイス識別情報を追加する。
なお、代替(推奨)アプリについては、新規にライセンスを第2のユーザデバイスに割り当てることができる。ここで、設定登録部38は更に、ステップS51-1-3で特定した代替アプリ、又はステップS51-2-4で特定した推奨アプリについて、ライセンス情報管理DB3003(図9参照)で管理されているデバイス識別情報の項目に、推奨アプリが導入される第2のユーザデバイス(新デバイス)のデバイス識別情報を新規に追加する。ただし、アプリ特定結果通知は管理ユーザの電子メールアドレス宛、又は管理ユーザが所有する通信端末4に対して送信されてもよい。これにより、管理ユーザは代替(推奨)アプリの導入要否を判断して、必要に応じて代替(推奨)アプリのライセンス契約を行い、代替(推奨)アプリを第2のユーザデバイスに導入することができる。また、第2のユーザデバイスにログイン中のユーザが一般ユーザである場合には、後述するように情報管理装置3は管理ユーザの電子メールアドレス宛、又は管理ユーザが所有する通信端末4に対して代替(推奨)アプリの導入希望があった旨のメッセージを送信して、管理ユーザから許可する操作があった場合にのみ、代替(推奨)アプリのライセンスを割り当てることにしてもよい。
●画面表示例●
図32は、通信端末4における代替アプリ通知時の表示画面例である。図32に示されているように、通信端末4のディスプレイ407には、表示制御部54によって、代替アプリ通知画面4011が表示される。この代替アプリ通知画面4011は、新デバイスを利用する利用者の通信端末4に対して、情報管理装置3が送信した電子メール等の画面であってもよい。代替アプリ通知画面4011では、例えば、所定の利用者が所属する部署で利用されているユーザデバイスについて、代替アプリの導入希望があった旨のメッセージが表示される。代替アプリ通知画面4011では更に、代替アプリが導入されるユーザデバイスに対して、デバイスライセンスの割当を許可するためのURLが表示される。これにより、利用者は、代替アプリが導入されるユーザデバイスに対するデバイスライセンスの割当が許可される。
図29に再び戻り、送受信部31は、ユーザデバイス5に対して、引継可能アプリ+代替(推奨)アプリ導入要求を送信する(ステップS65)。これによりユーザデバイス5の送受信部51は、情報管理装置3が送信した引継可能アプリ+代替(推奨)アプリ導入要求を受信する。このとき、引継可能アプリ+代替(推奨)アプリ導入要求には、アプリ識別情報、導入要求情報が含まれる。
ユーザデバイス5の実行部56は、要求に応じて、アプリの導入処理を実行する(ステップS66)。例えば、ユーザデバイス5はアプリ配信サーバ7にアクセスすることで、アプリ識別情報に対応するアプリをダウンロードするなど、要求にかかるアプリの導入処理を実行する。なお、情報管理装置3がアプリ配信サーバ7からアプリをダウンロードすることで、アプリをユーザデバイス5に送信してもよい。また、アプリがWebアプリの場合は、ユーザデバイス5におけるアプリのダウンロードやインストールは省略してもよい。
<設定情報の移行可否判断>
次に、情報管理装置3の判断処理部35は、設定情報の移行可否判断を行う(ステップS67)。
<<設定情報の移行可否判断の詳細>>
ここで、上述したステップS67の設定情報の移行可否判断の詳細について説明する。図33は、設定情報の移行可否判断の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示すフローチャートは実施形態の一例であり、これに限るものではない。まず、情報管理装置3の記憶読出部39は、第1のユーザデバイス(旧デバイス)で設定されていた設定情報を読み出す(ステップS67-1)。具体的には、記憶読出部39は、上述したステップS40で受信した第1のユーザデバイス(旧デバイス)のデバイス識別情報を検索キーとして移行情報管理DB3004(図10参照)を検索することにより、対応する設定情報を読み出す。このとき、読み出される設定情報は、移行情報管理DB3004で管理されている移行情報2の情報である。
次に、判断処理部35は、設定情報においてユーザによって設定された情報が含まれているか否かを判断する(ステップS67-2)。ユーザによって設定された情報が設定情報に含まれていない場合(ステップS67-2:NO)、判断処理部35は、このフローを抜ける。ここで、設定情報においてユーザによって変更された情報とは、例えば、ユーザによって設定値が初期値から変更された場合の該設定値、又はユーザによって追加で設定された設定値や条件などである。
他方、設定情報においてユーザによって設定された情報が含まれている場合(ステップS67-2:YES)、判断処理部35は更に、第2のユーザデバイス(新デバイス)に当該情報に対応する機能があるかを判断する(ステップS67-3)。例えば、設定情報のうち省エネ移行時間の設定値がユーザによって変更された情報である場合、第2のユーザデバイスが通常電力状態から省エネ状態に移行する機能を有しているかを判断する。ここで、第2のユーザデバイスが有してる機能については、第2のユーザデバイスのデバイス識別情報に基づいてデバイス情報管理DB3002を参照してもよいし、ステップS40で第2のユーザデバイスから取得した機能情報を参照してもよい。第2のユーザデバイス(新デバイス)に当該所定の機能がある場合(ステップS67-3:YES)、判断処理部35は、設定情報を移行可(移行可能)と判断し、ステップS67-5の処理に遷移する(ステップS67-4)。
ステップS67-5において設定登録部38は、設定情報のうち、移行可能と判断した設定値については、第1のユーザデバイス(旧デバイス)で設定されていた設定情報の設定値をそのまま設定してこのフローを抜ける。
他方、第2のユーザデバイス(新デバイス)に当該所定の機能が無い場合(ステップS67-3:NO)、判断処理部35は、設定情報を移行不可(移行不可能)と判断し、ステップS67-7の処理に遷移する(ステップS67-6)。
ステップS67-7において設定登録部38は、設定情報のうち、移行不可と判断した設定値については、第1のユーザデバイス(旧デバイス)で設定されていた設定値を初期化してこのフローを抜ける。このときの初期化は、第1のユーザデバイス(旧デバイス)で最初に設定されていた設定情報に書き戻してもよいし、所定の値(例えばすべて0)に設定するものでもよい。
図29に再び戻り、情報管理装置3の送受信部31は、ユーザデバイス5に対して設定情報通知を送信する(ステップS68)。これにより、ユーザデバイス5の送受信部51は、情報管理装置3が送信した設定情報通知を受信する。このとき、設定情報通知には、設定情報のうちステップS67で移行可能と判断された設定値を含む情報が含まれる。
次に、ユーザデバイス5の記憶読出部59は、設定情報を記憶部5000の所定領域に書き込む(ステップS69)。すなわち、ユーザデバイス5は、受信した設定値を設定情報に反映させる。
<通信端末に対する推奨通知>
ここで、通信端末4に対して送信されるアプリ特定結果通知の例について説明する。
●画面表示例●
図34は、通信端末におけるアプリ特定結果通知時の表示画面例である。図34に示されているように、通信端末4の表示制御部44は、通信端末4のディスプレイ407にアプリ特定結果通知画面4021を表示させる。このアプリ特定結果通知画面4021では、代替(推奨)アプリに対応するアプリ名、推奨コメント、アプリのリンク4022が表示される。利用者はこのリンクをクリックするなどの操作後に確認ボタン4151を操作することで、導入対象の詳細を確認することができる。なお、アプリ特定結果通知画面4021に表示された推奨コメントは、推奨アプリを再度利用していただく意図が含まれている。
●画面表示例●
図35は、通信端末におけるアプリ特定結果通知時の他の表示画面例である。図35に示されているように、通信端末4の表示制御部44は、通信端末4のディスプレイ407にアプリ特定結果通知画面4031を表示させる。このアプリ特定結果通知画面4031では、代替(推奨)アプリに対応するアプリ名、推奨コメント、アプリのリンク4032が表示される。この通知では、他のユーザが推奨アプリを同時に使用していることを伝える推奨コメントが含まれている。利用者はこのリンクをクリックするなどの操作後に確認ボタン4051を操作することで、導入対象の詳細を確認することができる。なお、アプリ特定結果通知画面4031に表示されたコメントにより、利用者に対して推奨アプリの導入をより促進させる効果(例えば、バンドワゴン効果)も期待できる。
●画面表示例●
図36は、通信端末におけるアプリ特定結果通知時の他の表示画面例である。図36に示されているように、通信端末4の表示制御部44は、通信端末4のディスプレイ407にアプリ特定結果通知画面4041を表示させる。このアプリ特定結果通知画面4041では、代替(推奨)アプリに対応するアプリ名、推奨コメント、アプリのリンク4042が表示される。利用者はこのリンクをクリックするなどの操作後に確認ボタン4051を操作することで、導入対象の詳細を確認することができる。なお、アプリ特定結果通知画面4041に表示されたコメントにより、図35と同様に、類似の業態の利用者に対して推奨アプリの導入をより促進させる効果(例えば、バンドワゴン効果)も期待できる。
〔他の形態のユーザデバイスを用いた処理〕
ここで、他の形態のユーザデバイスを用いた処理の一例を説明する。図37は、他の形態のユーザデバイスを用いた処理の一例を示すシーケンス図である。図37に示されている例では、ユーザデバイス5は、スマートスピーカ又はAIスピーカを一例とする対話型音声操作装置(以下、スマートスピーカと記載する)を用いた場合について説明する。この場合の導入対象は、例えば、スマートスピーカが所定の機能を実行するためのアプリである。アプリとしては、スマートスピーカにインストールされることで機能を実行するネイティブアプリケーション、スマートスピーカがアプリ配信サーバ7と連携して機能を実行するWebアプリケーションが含まれる。また、アプリ配信サーバ7が提供する機能を拡張するための拡張機能、及びその機能を拡張するためのプログラムなどは、アプリと表現される場合がある。このため、導入対象であるアプリの導入とは、通信端末4からアプリ配信サーバ7に対するアプリの利用の申込みを含む。
図37の場合、まず、ユーザデバイス5の一例としてのスマートスピーカの送受信部51は、情報管理装置3に対して処理要求を送信する(ステップS101)。これにより、情報管理装置3の送受信部31は、スマートスピーカが送信した処理要求を受信する。このとき、処理要求には、スマートスピーカを識別するデバイス識別情報、スマートスピーカに対して入力された音声情報が含まれる。
次に、情報管理装置3の判断処理部35は、認証処理を行う(ステップS102)。具体的には、判断処理部35は、ステップS101で受信した音声情報に含まれるデバイス識別情報と、予め情報管理装置3に登録されていたデバイス識別情報とを比較する。情報管理装置3は、比較の結果、一致するデバイス識別情報が登録されていた場合、認証が成功したと判断する。このとき判断処理部35は、デバイス識別情報と対応する顧客識別情報を特定する。
次に、判断処理部35は、音声情報に基づいて音声認識処理を行い(ステップS103)、続いて利用可否判断処理を行う(ステップS104)。具体的には、判断処理部35は、デバイス識別情報に対応付けられたデバイス権限DB、又はデバイス識別情報に関連付けられた顧客識別情報に対応する顧客権限DBに基づいて利用可能なサービスを判断する。
なお、情報管理装置3は、別途特定したテナント識別情報及びグループ識別情報に対応付けられた契約識別情報及びサービス識別情報に基づいて、利用可能なサービスを特定してもよい。また、情報管理装置3の判断処理部35は、ユーザが発話した音声情報から特定されたサービス情報に対応するサービス識別情報と、利用可能なサービスとして特定したサービスに対応するサービス識別情報と、を比較する。比較の結果、判断処理部35は、サービス識別情報が一致する場合はサービスが利用可能と判断し、一致しない場合はサービスが利用不可であると判断する。
利用可能なサービスがない場合(サービスが利用不可の場合)、情報管理装置3の送受信部31は、スマートスピーカに対してサービスを利用できない旨の利用不可情報を含む処理応答を送信する(ステップS105)。これにより、スマートスピーカの送受信部51は、情報管理装置3が送信した処理応答を受信する。
次に、スマートスピーカの表示制御部54は、利用不可を示す内容をスマートスピーカの表示部に表示させる(ステップS106)。
他方、利用可能なサービスがない場合(サービスが利用不可の場合)、情報管理装置3の送受信部31は、ステップS101で受信したスマートスピーカの処理要求をアプリ配信サーバ7に転送(送信)する(ステップS107)。これにより、アプリ配信サーバ7の送受信部71は、情報管理装置3が送信した処理要求を受信する。このとき、処理要求には、処理対象となるジョブ情報と、ジョブに関するパラメータ情報が含まれる。なお、サービス情報によっては、情報管理装置3においてジョブ情報とパラメータ情報とに基づいて処理を実行してもよい。この場合、アプリ配信サーバ7の特定と、処理要求の送信とを省略することができる。
次に、アプリ配信サーバ7の実行部76は、受信した処理要求に基づいて認証処理を行う(ステップS108)。
続いて、送受信部71は、ステップS107で受信した処理要求に対する処理応答を情報管理装置3に対して送信する(ステップS109)。これにより、情報管理装置3の送受信部31は、アプリ配信サーバ7が送信した処理応答を受信する。このとき、処理応答には、処理結果情報が含まれる。
次に、情報管理装置3の送受信部31は、アプリ配信サーバ7が実行した処理結果情報を含む処理応答をスマートスピーカに対して送信する(ステップS110)。これにより、スマートスピーカの送受信部51は、情報管理装置3が送信した処理応答を受信する。
次に、スマートスピーカの表示制御部54は、処理結果を表示する(ステップS111)。具体的には、表示制御部54は、受信した処理応答に含まれる処理結果情報を、表示部に表示、もしくはスピーカを介して音声出力する。これまでの処理により、スマートスピーカを利用するユーザは、所望の処理をアプリ配信サーバ7に対して実行させ、その結果を表示もしくは音声によって確認することが可能になる。
本実施形態に係る情報管理システムでは、例えば、上述したステップS107及びS109の処理が実行される場合、情報管理装置3とアプリ配信サーバ7との間に他の装置等が存在してもよい。つまり、情報管理装置3とアプリ配信サーバ7との間で送受信される各情報(データ)は、一度他の装置等を介して送受信されるような構成であってもよい。上述した構成は、情報管理装置3とアプリ配信サーバ7との間に他の処理ステップが存在した場合でも適用することが可能である。
以上では、ユーザデバイス5をタッチパネルなどによってボタン操作することによって移行処理を実行する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザデバイス5がスマートスピーカなどの場合は、音声操作によって移行処理を実行することができる。
また、ユーザデバイス5が実行する処理の一部、又は全てを通信端末4が実行してもよい。この場合、例えばステップS31、S36-39、S61-62の処理は通信端末4が実行して、ステップS66及びS69の処理のみをユーザデバイス5で実行してもよい。これにより、ユーザインタフェースを有さないユーザデバイス5であっても、移行処理を実行することができる。
〔実施形態の主な効果〕
以上説明したように本実施形態によれば、情報管理装置3は、受信した移行情報選択結果通知に含まれる移行前のユーザデバイス5と移行後のユーザデバイス5との間で行われる移行に係る移行情報を取得し(ステップS40)、取得した移行情報、並びに、第1の機能に係る第1の機能情報及び第2の機能に係る第2の機能情報に基づいて、第2のユーザデバイス5(移行後のユーザデバイス)が第1のユーザデバイス(移行前のユーザデバイス)で利用されていた第1のアプリを引き継げない場合に、第1のアプリの代替アプリを特定する(ステップS41)。これにより、第1のユーザデバイスの機能と第2のユーザデバイスの機能との間の差異に応じて、利用者に対して適切なアプリを利用させることが可能になるという効果を奏する。
更に、本実施形態によれば、情報管理装置3は、第2の機能を実行するために推奨された、又は、第1の機能の代替となる所定のアプリに対して、第1のユーザデバイスで利用されていた第1のアプリに付与されたライセンス情報を関連付けて登録する(ステップS64)。これにより、上述した効果に加えて、アプリを利用する際の設定等を適切に行うことが可能になるという効果を奏する。
〔実施形態の補足〕
上述した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウエアによって各機能を実行するようプログラミングされたデバイスを含むものとする。このデバイスとは、例えば、プロセッサ、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、SOC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)、及び従来の回路モジュール等をいう。
また、上述した実施形態において、上述した移行アプリの特定処理(ステップS41)、代替アプリの特定処理(ステップS51)、及び設定情報の移行可否判断(ステップS67)における判断を含むそれぞれの処理に関して、機械学習、人工知能(AI)及びディープラーニング等によって学習させるシステムを併用してもよい。更に、情報管理システムは、導入対象を通知する際のコメント文を、機械学習、人工知能(AI)及びディープラーニング等によって学習させた結果を利用して、ユーザに通知できるシステムを提供してもよい。
これまで本発明の一実施形態に係る情報管理装置、情報管理システム、情報管理方法及びプログラムについて説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態の追加、変更又は削除等、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 情報処理システム
2 情報管理システム
3 情報管理装置
4 通信端末
5 ユーザデバイス
7 アプリ配信サーバ
31 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
33 抽出・取得部(抽出手段の一例、取得手段の一例)
35 判断処理部(判断手段の一例)
36 検索特定部(特定手段の一例)
37 生成部(生成手段の一例)
38 設定登録部(登録手段の一例)
407 ディスプレイ(表示手段の一例)
540a パネル表示部(表示手段の一例)
特開2017-83982号公報

Claims (13)

  1. ユーザデバイスで利用されるアプリに係る情報を管理する情報管理装置であって、
    第1のユーザデバイスで利用される第1のアプリに係る移行情報を取得する取得手段と、
    取得した前記移行情報と、前記第1のユーザデバイスの機能に係る第1の機能情報及び第2のユーザデバイスの機能に係る第2の機能情報とに基づいて、第2のアプリを特定する特定手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする情報管理装置。
  2. 前記特定手段は、
    前記第1のユーザデバイスと前記第2のユーザデバイスとの間での移行が不可能なアプリが有する機能を、前記アプリを識別するアプリ識別情報と前記アプリの機能を表すアプリ機能とを対応付けて管理するアプリ機能対応管理手段を参照して特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記特定手段は、
    前記特定した機能のうち、前記第2のユーザデバイスが有していない機能を、前記第1のユーザデバイスを識別する第1のユーザデバイス識別情報と前記第1のユーザデバイスが有する機能とを対応付けて管理するデバイス情報管理手段を参照して特定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報管理装置。
  4. 前記特定手段は、
    前記アプリ機能対応管理手段を参照することにより、前記特定した機能に対応するアプリを第2のアプリとして特定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報管理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報管理装置であって、更に、
    前記第2のデバイスが有する機能である第2の機能を実行するために推奨された、又は、前記第1のデバイスが有する機能である第1の機能の代替となる所定のアプリに対して、前記第1のユーザデバイスで利用されていた第1のアプリに付与されたライセンス情報を関連付けて登録する登録手段を有する、
    ことを特徴とする情報管理装置。
  6. 前記第1のアプリが前記第2のユーザデバイスに移行可能である場合、前記登録手段は、
    前記第1のアプリに付与された前記ライセンス情報を削除して、前記所定のアプリに関連付けて登録する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報管理装置。
  7. 前記登録手段は、
    前記第2のユーザデバイスによって選択が受け付けられた前記所定のアプリに対して、前記ライセンス情報を関連付けて登録する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報管理装置。
  8. 前記取得手段は、
    前記第2のユーザデバイスによって選択が受け付けられた前記第1のアプリの種類情報及び設定情報を含む前記移行情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  9. 前記移行には、前記第1のユーザデバイスから前記第2のユーザデバイスへの入替え、又は、前記第1のユーザデバイスに加えて前記第2のユーザデバイスの追加が含まれ、
    前記取得手段は、
    前記入替え又は前記追加に応じて、前記第2のユーザデバイスによって選択が受け付けられた前記第1のユーザデバイスに係る識別情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報管理装置。
  10. 請求項1に記載の情報管理装置であって、更に、
    前記第1のユーザデバイスの利用履歴を含む情報に基づいて推奨対象として検索された前記所定のアプリに係る検索結果を、前記第2のユーザデバイスに対して送信する送信手段を有する、
    ことを特徴とする情報管理装置。
  11. 一以上のユーザデバイスと、前記一以上のユーザデバイスで利用されるアプリに係る情報を前記ユーザデバイスごとに管理する情報管理装置と、
    を有する情報管理システムであって、
    前記ユーザデバイスは、
    当該ユーザデバイスで選択された、第1の機能を備えた第1のユーザデバイスと第2の機能を備えた第2のユーザデバイスとの間で行われる移行に係る移行情報であり、第1のユーザデバイスで利用される第1のアプリに係る移行情報を、前記情報管理装置に対して送信する送信手段を有し、
    前記情報管理装置は、
    前記ユーザデバイスが送信した前記第1のアプリに係る移行情報を取得する取得手段と、
    取得した前記移行情報と、前記第1のユーザデバイスの機能に係る第1の機能情報及び第2のユーザデバイスの機能に係る第2の機能情報とに基づいて、第2のアプリを特定する特定手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  12. ユーザデバイスで利用されるアプリに係る情報を管理する情報管理装置が実行する情報管理方法であって、
    第1のユーザデバイスで利用される第1のアプリに係る移行情報を取得する取得ステップと、
    取得した前記移行情報と、前記第1のユーザデバイスの機能に係る第1の機能情報及び第2のユーザデバイスの機能に係る第2の機能情報とに基づいて、第2のアプリを特定する特定ステップと、
    を含む処理を実行する、
    ことを特徴とする情報管理方法。
  13. ユーザデバイスで利用されるアプリに係る情報を管理する情報管理装置に、
    第1のユーザデバイスで利用される第1のアプリに係る移行情報を取得する取得ステップと、
    取得した前記移行情報と、前記第1のユーザデバイスの機能に係る第1の機能情報及び第2のユーザデバイスの機能に係る第2の機能情報とに基づいて、第2のアプリを特定する特定ステップと、
    を含む処理を実行させるプログラム。
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