JP4940689B2 - 液体補給装置及び液滴吐出装置 - Google Patents

液体補給装置及び液滴吐出装置 Download PDF

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本発明は、液体タンクから液体貯留部を介して液滴吐出ヘッドへ液体を補給する液体補給装置及び、この液体補給装置を備えた液滴吐出装置に関する。
ノズルから記録媒体へインク滴を吐出するインクジェット記録装置において、高速印字を行うと、1ページごとの印字速度が速くなって使用する単位時間当たりのインク量が多くなる。また、大量印刷を行う場合には、印字中にインク切れを起こすことなく、連続印字を可能とする必要がある。
そこで、メインタンクに貯留されたインクを、液体貯留部(以下、「リザーバタンク」とする)に補給して一旦貯留してから、このインクを印字ヘッドへ補給する方式が採用されている(特許文献1参照)。特許文献1では、リザーバタンク内に負圧を発生させて、メインタンクからリザーバタンクへインクを補給するようになっている。このため、インク補給時には、印字ヘッドとリザーバタンクの間の補給路の弁を閉じる必要があり、印字ヘッドからインクを吐出しながら(印字しながら)インク補給を行うことができない。
そこで、印字ヘッドにインクを補給する第1リザーバタンクと、第1リザーバタンクにインクを補給する第2リザーバタンクを配置して、印字中でもメインタンクから第2リザーバタンクに、インクが補給できるようにしたものがある(特許文献2参照)。
しかし、特許文献2では、印字ヘッドのインクを循環させる際には、第2リザーバタンク内を負圧にして、第1リザーバタンクのインクを印字ヘッドへ、印字ヘッドのインクを第2リザーバタンクへ送り込む構成となっている。このとき、第1リザーバタンクと第2リザーバタンクを連通させる補給路は閉じられているので、第2リザーバタンクの空き量のインクしか、第2リザーバタンク内に送り込むことができず、本当の意味で印字ヘッドと第2リザーバタンクの間でインクが循環しているわけではない。このため、連続して循環できるインク量には制限がある。そして、空き量を超えたインクが第2リザーバタンクに流れ込むと、廃メインタンクへ流れ込んで廃インクとなり、インクの無駄が発生する。インクの無駄を発生させないためには、第2リザーバタンクの容量を確保する必要があり、第2リザーバタンクが必要以上に大型となってしまう。
また、気密型のメインタンクとリザーバタンクを用い、リザーバタンク内を加圧することで、リザーバタンクから溢れるインクをメインタンクへ回収させるものがある(特許文献3参照)。加圧方式によってインクをメインタンクへ循環させる場合、インク補給路内のつまり等によってインク補給路を破損させてしまい、インク溢れなどを引き起こしてしまう恐れがある。
特許第3684022号 特開平11−348300号公報 特許第3630886号
本発明は上記問題を考慮し、印字中でもメインタンクからリザーバタンクへインク補給を行うことができ、且つ、連続して循環できるインク量に制限が無いインク補給装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、液体補給装置において、大気開放された大気開放口を備えた第1液体貯留部と、前記第1液体貯留部へ補給された液体を、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドへ補給する第1補給路と、前記液滴吐出ヘッドと前記第1液体貯留部とを連通し、前記液滴吐出ヘッドの前記液体を前記第1液体貯留部に流入させる循環路と、開閉弁で開閉される大気連通口を備えた第2液体貯留部と、前記第1液体貯留部と前記第2液体貯留部とを連通し、前記液体を前記第2液体貯留部から前記第1液体貯留部への一方向のみ補給可能な第2補給路と、前記液体を貯留する液体タンクと、前記液体タンクと前記第2液体貯留部とを連通し、前記液体を前記液体タンクから前記第2液体貯留部への一方向のみ補給可能な第3補給路と、前記第2液体貯留部内を負圧とする負圧発生手段と、前記第1補給路と前記循環路とを介して、かつ第2補給路と第3補給路とを介さず、第1液体貯留部と前記液滴吐出ヘッドとの間で前記液体を循環させる循環手段と、を有して構成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、第2液体貯留部には、開閉弁で開閉される大気連通口が設けられており、開閉弁で大気連通口を閉塞して、負圧発生手段で第2液体貯留部内を負圧にすると、一方向のみ補給可能な第3補給路を通じて、液体タンクから第2液体貯留部へ液体が補給される。第2液体貯留部へ補給された液体は、一方向のみ補給可能な第2補給路を通じて、第1液体貯留部へ補給される。
一方、第1液体貯留部には大気開放口が設けられており、第1液体貯留部内の液体は、第1補給路から液滴吐出ヘッドへ補給される。
また、液滴吐出ヘッドと第1液体貯留部との間に設けられた循環路によって、液滴吐出ヘッドと第1液体貯留部の間で液体が循環される。これにより、液滴吐出ヘッド内の液体が第1液体貯留部へ循環されて、液体中に含まれる気泡が大気開放口から大気へ放出される。
このような構成により、液体タンクから第2液体貯留部へ液体を補給する際に、第2液体貯留部の内部に負圧を発生させても、第2補給路は第2液体貯留部から第1液体貯留部への一方向のみ補給可能とされているため、第1液体貯留部から第2液体貯留部へ液体が流入することがない。これにより、液体タンクから第2液体貯留部へ液体を補給しながら、第1液体貯留部から液滴吐出ヘッドへ液体を補給する、所謂印字動作を行うことができる。また、液体タンクの交換時においても、印字動作及び循環動作が可能となる。
さらに、負圧発生手段で第2液体貯留部の内部を負圧にして、液体タンクから第2液体貯留部へ液体を補給する構成とすることで、第3補給路が詰まっていても加圧方式を用いた場合のように第3補給路が破損してしまうことがないため、液体漏れに対する信頼度が向上する。
また、第1液体貯留部に大気開放口を設けて、第2液体貯留部に大気連通口を設けることで、開閉弁を開放して大気連通口を大気に連通させると、第1液体貯留部と第2液体貯留部との水頭差によって、第2液体貯留部から第1液体貯留部へ液体が補給される。これにより、第2液体貯留部と第1液体貯留部の間にポンプ等の装置を設けなくても、第2液体貯留部から第1液体貯留部へ液体が補給される。
さらに、液体は液滴吐出ヘッドと第1液体貯留部との間で循環し、一方的に第1液体貯留部へ流れ込むわけでないので、連続して循環できる液体の量に制限が無く、第1液体貯留部に大きな空容量を必要としない。
請求項2に記載の発明は、液体補給装置において、大気開放された大気開放口を備えた第1液体貯留部と、前記第1液体貯留部へ補給された液体を、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドへ補給する第1補給路と、前記液滴吐出ヘッドと前記第1液体貯留部とを連通し、前記液滴吐出ヘッドの前記液体を前記第1液体貯留部に流入させる循環路と、開閉弁で開閉される大気連通口を備えた第2液体貯留部と、前記第1液体貯留部と前記第2液体貯留部とを連通し、前記液体を前記第2液体貯留部から前記第1液体貯留部への一方向のみ補給可能な第2補給路と、前記液体を貯留する液体タンクと、前記液体タンクと前記第2液体貯留部とを連通し、開閉弁が設けられて前記液体を前記液体タンクから前記第2液体貯留部へ補給可能な第3補給路と、前記第2液体貯留部内を負圧とする負圧発生手段と、前記第1補給路と前記循環路とを介して、かつ第2補給路と第3補給路とを介さず、第1液体貯留部と前記液滴吐出ヘッドとの間で前記液体を循環させる循環手段と、を有して構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、第2液体貯留部には、開閉弁で開閉される大気連通口が設けられており、開閉弁で大気連通口を閉塞、第3補給路の開閉弁を開放して、負圧発生手段で第2液体貯留部内を負圧にすると、開閉弁が設けられた第3補給路を通じて、液体タンクから第2液体貯留部へ液体が補給される。第2液体貯留部への補給が終了すると第3補給路の開閉弁は閉鎖される。第2液体貯留部へ補給された液体は、一方向のみ補給可能な第2補給路を通じて、第1液体貯留部へ補給される。
このような構成により、密閉されていないタイプの液体タンクを用いた場合でも、この液体タンクを第2液体貯留部よりも上部に設置することが可能となる。したがって、液体タンクを配置する位置が限定されないので、装置が大型化されるのが防止できる。
請求項3に記載の本発明は、前記負圧発生手段は、前記第2液体貯留部の液体を前記液体タンクへ帰還させる液体帰還路に設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、負圧発生手段が設けられた液体帰還路から、第2液体貯留部の液体が液体タンクへ帰還する。これにより、液体タンクから第2液体貯留部へ必要以上に液体が補給された場合には、余分な液体は帰還路から液体タンクへ帰還されるので、液体が無駄にならない。
請求項4に記載の本発明は、前記第2液体貯留部から液体が流入される廃液タンクを有し、前記負圧発生手段は、前記第2液体貯留部の液体を前記廃液タンクへ流入させる廃液流路に設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、負圧発生手段が設けられた廃液流路から、第2液体貯留部の液体が廃液タンクへ流入する。これにより、第2液体貯留部へ必要以上に液体が補給された場合、余分な液体は廃液流路から廃液タンクへ流入するので、大気に触れた液体が液体タンク内に帰還されることがない。
請求項5に記載の本発明は、前記第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方に設けられ、液体の液面高さを検知する第1液面センサと、前記第1液面センサの検出結果に基づき前記負圧発生手段と前記開閉弁とを操作する制御手段と、を有して構成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、第1液体貯留部及び第2液体貯留部の少なくとも一方に設けられた第1液面センサによって、第1液体貯留部内の液体の液面高さが検知され、制御手段によって、第1液面センサの検出結果に基づいて、負圧発生手段と開閉弁が操作される。
例えば、第1液体貯留部内の液体の量が減少すると、第1液面センサが液面の低下を検出し、制御部により開閉弁が閉塞され負圧発生手段で第2液体貯留部内が負圧とされる。これにより、液体タンクから第2液体貯留部へ液体が補給される。そして、開閉弁が開放されて、第2液体貯留部から第1液体貯留部へ液体が補給される。
請求項6に記載の本発明は、前記第1液面センサは、前記液体タンクから前記第2液体貯留部への液体補給が終了するまでの間に、前記液滴吐出ヘッドで必要とされる量の液体が確保できる液面の高さに設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明では、第1液面センサによって、液体タンクから第2液体貯留部への液体補給が終了するまでの間に、液滴吐出ヘッドで必要とされる量の液体が、第1液体貯留部に貯留されているかが検出される。
これにより、液体タンクから第2液体貯留部へ液体を補給している最中に、第1液体貯留部内の液体が消費されて、液体切れにより液滴吐出ヘッドから液滴を吐出できなくなることがない。
請求項7に記載の本発明は、前記第2液体貯留部には、前記制御手段に接続され液体の液面高さを検知する第2液面センサが設けられていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明では、第2液体貯留部に設けられた第2液面センサによって、第2液体貯留部内の液体の液面高さが検知される。これにより、液面が所定の高さとなった時点で、制御手段によって負圧発生手段が停止されて、液体タンクから第2液体貯留部へ液体の補給が停止される。
請求項8に記載の本発明は、前記第2液面センサは、前記液体帰還路と略同一高さ又は該液体帰還路よりも低い位置に設けられていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明では、液体帰還路と略同一高さ、又は液体帰還路よりも低い位置に第2液面センサが設けられている。これにより、液体タンクから補給される液体の液面が、液体帰還路が設けられている位置よりも高くなる前に、負圧発生手段を停止することができる。したがって、液体タンクから第2液体貯留部に補給された液体を、液体タンクへ戻してしまう(帰還させてしまう)ことがない。つまり、無駄に負圧発生手段を駆動させてしまうことがなく、また、インクを無駄に捨ててしまうことがない。
請求項9に記載の本発明は、前記液体タンクは、気密性を有することを特徴としている。
請求項9に記載の発明では、気密性を有する液体タンクを用いることで、液体タンクを液滴吐出ヘッドよりも上方に位置させることが可能となる。つまり、液体タンクを配置する位置が限定されない。
請求項10に記載の本発明は、前記第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁は、撥水性を有することを特徴としている。
請求項10に記載の発明では、第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁は、撥水性を有しており、内壁には液体が付着しにくくなっている。これにより、液体の付着乾燥によって発生する固形物等が液体中に混入することがないので、液滴吐出ヘッドからの液滴の吐出が安定する。
請求項11に記載の本発明は、前記第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁は、撥水処理が施されていることを特徴としている。
請求項11に記載の発明では、第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁には、撥水性処理が施されている。これにより、第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁に液体が付着しにくくなる。
請求項12に記載の本発明は、前記第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁面に撥水層を形成して撥水処理を施したことを特徴としている。
請求項12に記載の発明では、第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁面には、撥水層が形成されている。これにより、第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁に液体が付着しにくくなる。
請求項13に記載の本発明は、前記第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方は、撥水性部材で形成されていることを特徴としている。
請求項13に記載の発明では、第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方は、撥水性部材で形成されているため、第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁に液体が付着しにくくなる。
請求項14に記載の本発明は、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の液体補給装置と、前記液体補給装置から補給される液体を吐出する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドの液滴吐出領域へ記録媒体を搬送する搬送手段と、を備えて構成されていることを特徴としている。
請求項14に記載の発明では、液滴吐出ヘッドから液滴を吐出する所謂印字動作を行っている最中に、液体補給装置から液滴吐出ヘッドに液体が補給可能とされる。また、液体補給装置の液体タンクを交換しながら、印字動作や液体の循環動作(液滴吐出ヘッドから液体補給装置への循環)が可能となる。
本発明は上記構成としたので、印字中でもメインタンクからリザーバタンクへインク補給を行うことができ、且つ、リザーバタンクの容量によらず、リザーバタンクと印字ヘッドの間のインクを循環させることができる。
まず、本発明の第1の実施形態に係る液体補給装置としてのインク補給装置50が搭載されたインクジェット記録装置12について説明する。図1には、インクジェット記録装置12が示されている。
図1に示すように、インクジェット記録装置12の筐体14内の下部には給紙トレイ16が備えられており、給紙トレイ16内に積層された用紙Pをピックアップロール18で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
給紙トレイ16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張架された無端状の搬送ベルト28が配置されている。搬送ベルト28の上方には記録ヘッドアレイ30が配置されており、搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路22を搬送された用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ30に対向した状態で、記録ヘッドアレイ30から画像情報に応じたインク滴が付着される。
記録ヘッドアレイ30は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(S)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)32が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。
各記録ヘッド32は、ヘッド駆動回路(図示省略)によって制御される。ヘッド駆動回路は、たとえば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号を記録ヘッド32に送る構成である。
また、記録ヘッドアレイ30は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、記録ヘッド32の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。
記録ヘッドアレイ30の両側には、それぞれの記録ヘッド32に対応した4つのメンテナンスユニット10が配置されている。図2に示すように、記録ヘッド32に対してキャップを行う場合に、メンテナンスユニット10は、記録ヘッドアレイ30を上方へ移動させて、搬送ベルト28との間に構成された間隙に移動して入り込み、そして、ノズル面32N(図3参照)に対向した状態で、所定のメンテナンス動作(吸引、ワイピング、キャッピング等)を行う。
図3に示すように、記録ヘッドアレイ30の上流側には、電源38が接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト28に押圧する押圧位置と、搬送ベルト28から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール26との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させることができる。
記録ヘッドアレイ30の下流側には、剥離プレート40が配置されており、用紙Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された用紙Pは、剥離プレート40の下流側で排出経路44を構成する複数の排出ローラ対42で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙トレイ46に排出される。
また、図1及び図2に示すように、記録ヘッドアレイ30の上方には、各色のインクを貯留するメインタンク(インクタンク)34が配置されている。各メインタンク34には、各記録ヘッド32が接続されている。
次に、インク補給装置50について説明する。図4に示すように、インク補給装置50は、メインタンク34と、メインタンク34のインクが補給されるリザーバタンク52と、リザーバタンク52から補給されたインクを記録ヘッド32へ補給するリザーバタンク54とで構成されている。
メインタンク34とリザーバタンク52とは、インク補給路56及びインク帰還路58によって連結されている。インク補給路56には逆止弁60が設けられており、インク補給路56によってメインタンク34からリザーバタンク52へのインクの流入が可能とされ、リザーバタンク52からメインタンク34へのインクの流入が阻止されている。
インク帰還路58には減圧ポンプ62が設けられている。大気開閉弁72を閉じて減圧ポンプ62を駆動させると、リザーバタンク52内が減圧されて、メインタンク34からインク補給路56を介してリザーバタンク52へインクが流れ込む(補給される)ようになっている。減圧ポンプ62は制御部64に接続されており、制御部64はメインタンク34からリザーバタンク54に補給されたインクの液面の高さが、インク帰還路58の位置に到達するまで(時間で制御)、減圧ポンプ62を駆動させる。
一方、リザーバタンク52とリザーバタンク54とは、リザーバ接続路66によって連結されている。リザーバ接続路66には逆止弁68が設けられており、リザーバタンク52からリザーバタンク54へのインクの流入を可能とし、リザーバタンク54からリザーバタンク52へのインクの流入を阻止している。
リザーバタンク52の上面には、大気連通口70が設けられている。大気連通口70には、制御部64からの信号によって開閉動作が行われる大気開閉弁72が設けられている。これにより、大気開閉弁72を開放すると、水頭差によってリザーバタンク52に貯留されたインクが、リザーバ接続路66を介してリザーバタンク54へインクが流れ込むようになっている。
また、リザーバタンク54内には、インクの液面を検出する液面センサ74が設けられている。液面センサ74は制御部64に接続されており、液面センサ74で検出されたインクの液面の高さ情報が制御部64に送られる。そして、制御部64に送られたインクの液面の高さ情報を基に、リザーバタンク54へのインク補給動作が制御されるようになっている。
液面センサ74は、メインタンク34からリザーバタンク52へのインクの補給が開始されてから終了するまでの間に、記録ヘッド32によって消費される量のインクの液面の位置に設けられている。
液面センサ74によって、リザーバタンク54内のインクの液面が、液面センサ74よりも下に位置すると検知されると、制御部64によってインク切れと判断されて、インク補給動作が開始される。このとき、大気開閉弁72に信号が送られて大気開閉弁72が閉塞され、リザーバタンク52内が気密状態となる。そして、減圧ポンプ62を作動させると、メインタンク34からリザーバタンク52へインクが補給されるようになっている。
また、リザーバタンク54の上面には、大気開放口76が設けられている。大気開放口76は常に大気に開放された状態にあり、リザーバタンク54内のインクの液面には大気圧が掛かった状態とされている。
一方、リザーバタンク54と記録ヘッド32とは、インク循環路78及びインク流入路80によって連結されている。インク流入路80にはインク循環ポンプ82が設けられている。これにより、インク循環ポンプ82を駆動させることで、記録ヘッド32からインク流入路80を介してリザーバタンク54へインクが流れ込むと共に、リザーバタンク54からインク循環路78を介して記録ヘッド32へインクが流れ込むようになっている。つまり、インク流入路80及びインク循環路78を介して、リザーバタンク54と記録ヘッド32の間でインクが循環される。
これより、記録ヘッド32とリザーバタンク54の間でインクが循環されると、記録ヘッド32内で発生した気泡は、リザーバタンク54へ送り込まれて、大気開放口70から大気中に排出されるようになっている。
次に、図5及び図6のフローチャートに基づいて、インク補給装置50の動作について説明する。
図5及び図6に示すように、ステップ100で、リザーバタンク54内のインクの液面が、液面センサ74よりも低くなると、制御部64によってリザーバタンク54内のインク切れと判断される(図5(A))。
そして、ステップ102では、制御部64からの信号によって、大気開閉弁72が閉鎖される。これにより、リザーバタンク52内が気密状態とされる(図5(B))。
次のステップ104では、減圧ポンプ62が所定時間駆動される。このとき、リザーバタンク52内は気密状態とされている。また、リザーバ接続路66はリザーバタンク52からリザーバタンク54への一方向のみ補給可能とされており、リザーバタンク54からリザーバタンク52へインクが流入することがないため、リザーバタンク52内が減圧されて負圧となる。これにより、メインタンク34からリザーバタンク52内へインク補給路56を通じてインクが補給される。なお、減圧ポンプ62の駆動時間は、メインタンク34からリザーバタンク52へインクの補給が開始されてから、インクの液面がインク帰還路58に到達するまでの時間に設定されている。そして、所定時間経過すると減圧ポンプ62の駆動が停止する。このとき、リザーバタンク52内のインクの液面が、リザーバタンク54内のインクの液面よりも高くなる(図5(C))。
次のステップ106で、大気開閉弁72を開放すると、水頭差によってリザーバタンク52からリザーバ接続路66を介してリザーバタンク54へインクが補給される(図5(D))。このような動作によって、インク補給動作が行われる。
このような構成により、リザーバタンク54は常に大気開放されているので、メインタンク34からリザーバタンク52へインクを補給しながら、リザーバタンク54から記録ヘッド32へインクを補給する、所謂印字動作を行ったり、記録ヘッド32とリザーバタンク54の間でインクの循環を行うことができる。また、メインタンク34を交換する際でも、印字動作及び循環動作が可能となる。
さらに、インクは記録ヘッド32とリザーバタンク54との間で循環し、一方的にリザーバタンク54へ流れ込むわけではないので、リザーバタンク54に大きな容量を必要としない。
また、リザーバタンク54は大気開放されているため、記録ヘッド32のインクをリザーバタンク54へ循環させることで、インク中に含まれる気泡がリザーバタンク54から大気中へ放出される。これにより、記録ヘッド32のインクをメインタンク34まで循環させる必要がない。また、記録ヘッド32の容量よりも大きい容量をリザーバタンク54に確保しておけば、記録ヘッド32のインクを循環させる際に、リザーバタンク54からインクが溢れることがない。したがって、溢れ出たインクを回収する廃タンク等を設置する必要がなく、インクが無駄に消費されることもない。
また、リザーバタンク52の内部を減圧して負圧にすることで、メインタンク34からリザーバタンク52へインクが補給されるので、インク補給路56が詰まっていても加圧方式を用いた場合のようにインク補給路56が破損してしまうことがないため、インク漏れに対する信頼度が向上する。
さらに、リザーバタンク54に大気開放口76を設けて、リザーバタンク52に大気連通口70を設けることで、メインタンク34からリザーバタンク52へインクが補給された後、大気開閉弁72を開放して大気連通口70を大気と連通させると、水頭差によってリザーバ接続路66を介してリザーバタンク52からリザーバタンク54へインクが流入するようになっている。つまり、リザーバタンク52とリザーバタンク54の間にポンプを設けなくても、リザーバタンク52からリザーバタンク54へインクが補給される。
また、リザーバタンク54内に液面センサ74を設けることで、メインタンク34からリザーバタンク52へのインクの補給が終了するまでの間に、記録ヘッド32で必要とされる量のインクが、リザーバタンク54に貯留されているかが検出されるようになっている。これにより、メインタンク34からリザーバタンク52へ液体を補給している最中に、リザーバタンク54内のインクが消費されてしまうことがない。したがって、インク切れによって、記録ヘッド32からインクを吐出できなくなることがない。
なお、本実施形態では、減圧ポンプ62の駆動時間を、メインタンク34からリザーバタンク52へのインクの補給が開始されてから、インクの液面がインク帰還路58の高さとなるまでの時間に設定されているが、必ずしもインク帰還路58の高さまでリザーバタンク52内にインクを補給する必要はない。
また、メインタンク34からリザーバタンク52へ補給されたインクを、リザーバタンク54へ補給した後、再びメインタンク34からリザーバタンク52へインクを補給して、そのインクをリザーバタンク54へ補給する動作を繰り返すことで、リザーバタンク52及びリザーバタンク54のハイレベルの位置(インクが貯留可能な上限値)までインクを補給してもよい。
さらに、本実施形態では、図4に示すように、1つの空間を有する2つのリザーバタンク52、54を連結する構成として説明したが、3つ以上のリザーバタンクを連結する構成としてもよい。また、図7に示すように、内部に逆止弁87が設けられた仕切壁88を配設して、リザーバタンク89内に2つの空間89A、89Bを有する構成としてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係るインク補給装置について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図8に示すように、リザーバタンク52内には、インクの液面を検出する液面センサ84が設けられている。液面センサ84は制御部64に接続されており、液面センサ84で検出されたインクの液面の高さ情報が制御部64に送られる。
液面センサ84は、インク帰還路58が設けられた位置とほぼ同じ位置に設けられており、液面センサ84によってインクの液面が検知されると、制御部64からの信号によって減圧ポンプ62の駆動が停止されるようになっている。
また、制御部64では、減圧ポンプ62の駆動が開始されてから、液面センサ84でインクの液面が検出されるまでの時間を計測する。そして、この時間からメインタンク34からリザーバタンク52に補給されたインクの量が算出される。これにより、メインタンク34に貯留されたインク量の減り具合が算出されるようになっている。そして、メインタンク34のインク切れが判断されると、インクジェット記録装置12の図示しない操作パネル上に、インク切れを表示して、ユーザにメインタンク34の交換を促すようになっている。
次に、図9のフローチャートに基づいて、インク補給装置50の動作について説明する。
図9に示すように、インク補給動作が開始され、ステップ110で、液面センサ74によってリザーバタンク54内のインク切れが検出されると、ステップ112で、制御部64からの信号によって、大気開閉弁72が閉鎖される。これにより、リザーバタンク52内が気密状態とされ、次のステップ114で、減圧ポンプ62が所定時間駆動されて、メインタンク34からリザーバタンク52内へインクが補給される。
そして、ステップ116で、液面センサ84がインクの液面を検出したか否かが判断される。ここで、液面センサ84によってインクの液面が検出されていないと判断されると、ステップ122へ進む。ステップ122では、減圧ポンプ62の駆動が開始されてから所定の時間が経過したか否かが判断される。ここで、減圧ポンプ62の駆動開始から所定の時間が経過していないと判断されると、ステップ116へ戻る。
一方、ステップ122で、減圧ポンプ62の駆動開始から所定の時間が経過したと判断されると、ステップ124へ進み、メインタンク34内のインクが切れたと判断される。そして、ステップ126でユーザにインク切れを警告し、ステップ118へ進む。
また、ステップ116で、液面センサ84によってインクの液面を検出したと判断されると、ステップ118に進む。ステップ118では、減圧ポンプ62の駆動が停止され、次のステップ120で大気開閉弁72が開放される。これにより、水頭差によってリザーバタンク52からリザーバタンク54へインクが補給される。
このような構成により、メインタンク34から補給されるインクの液面が、減圧ポンプ62が設けられている位置よりも高くなる前に、減圧ポンプ62の駆動をストップすることができるので、メインタンク34からリザーバタンク52に補給された液体を、リザーバタンク52からメインタンク34へ戻してしまう(循環させてしまう)ことがない。つまり、無駄に減圧ポンプ62を駆動させてしまうことがない。
次に、本発明の第3の実施形態に係るインク補給装置90について説明する。なお、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図10に示すように、インク補給装置90は、可撓性のバックからなるメインタンク92を有している。このメインタンク92は、リザーバタンク52よりも下方に配設されており、インク補給路94によってリザーバタンク52と接続されている。インク補給路94には逆止弁96が設けられており、インク補給路94によってメインタンク92からリザーバタンク52へのインクの流入が可能とされ、リザーバタンク52からメインタンク92へのインクの流入が阻止されている。
また、インク補給装置90は、廃インクタンク97を有している。この廃インクタンク97は、廃液流路98によってリザーバタンク52と接続されている。廃液流路98には、減圧ポンプ99が設けられている。減圧ポンプ99を駆動させると、リザーバタンク52内が減圧されて、リザーバタンク52から廃液流路98を介して廃インクタンク97へインクが流れ込むようになっている。
これにより、減圧ポンプ99を駆動させることでリザーバタンク52内を減圧すると、メインタンク92からリザーバタンク52へインクが補給される。そして、廃液流路98を超える分のインクは、廃液流路98から廃インクタンク97へ流れ込むようになっている。
以上のような構成により、メインタンク92からリザーバタンク52へインクを補給する際に、メインタンク92内に空気が入ることがない。これにより、メインタンク92に貯留されたインクが空気に曝されないので、空気によって劣化していないインクがリザーバタンク52へ補給される。
次に、本発明の第4の実施形態に係るインク補給装置150について説明する。なお、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図11に示すように、メインタンク152とリザーバタンク52の間のインク補給路154に、開閉弁156が設けられている。この開閉弁156は、減圧ポンプ99の動作と同期して開閉する構成とされている。
減圧ポンプ99を駆動してリザーバタンク52を減圧すると、開閉弁156が解放される。これにより、メインタンク152からリザーバタンク52へインクが補給される。また、減圧ポンプ99の駆動を停止すると、開閉弁156が閉塞される。これにより、リザーバタンク52からメインタンク152へのインクの補給が停止される。
このように、開閉弁156によってメインタンク152からリザーバタンク52へのインクの補給動作を操作することにより、メインタンク152が密閉型でない場合や、可撓性のバックからなる場合においても、このメインタンク152をリザーバタンク52よりも上部に設置することが可能となる。したがって、メインタンク152を配置する位置が限定されないので、インク補給装置150が大型化されるのが防止できる。
次に、本発明の第5の実施形態に係るインク補給装置について説明する。なお、第1、第2、第3及び第4の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
リザーバタンク52、54の内壁には、図12に示すように、フッ素樹脂層55が形成されている。これにより、リザーバタンク52、54の内壁は撥水性が付加され、インクが付着しにくくなっている。ここでは、フッ素樹脂層55に用いられる材料として、インクとの後退接触角(図12(B)に示す角度)が10°以上となるものが用いられている。なお、インクとの後退接触角が20°以上となる材料を用いれば、よりインクが付着しにくい構成となる。
ところで、図12(A)に示すように、印字時やメンテナンスによる吸引回復動作でインクが消費されると、リザーバタンク52、54内のインクの液面が下方に移動する。このとき、リザーバタンク52、54の内壁には、増粘したインクや乾燥したインクが付着する。
染料インクを使用している場合、リザーバタンク52、54の内壁に付着したインクは、充填されたインクが接触することで、溶解して再使用することが可能であった。
一方、高画質等の要求によって、近年において使用されることの多い顔料インクの場合には、リザーバタンク52、54の内壁に付着したインクは、充填されたインクが接触しても、溶解しないで内壁に付着したままとなる。そして、インク循環時のインクの対流等によって、内壁に付着したインクが剥がれ落ち、インク中に混入して浮遊する。
そこで、上記のように、リザーバタンク52、54の内壁に、フッ素樹脂層55を設けることで、印字時やメンテナンスによる吸引回復動作でインクが消費されて、図12に示すように、リザーバタンク52、54内のインクの液面が下方に移動しても、リザーバタンク52、54の内壁へインクが付着しない。これにより、リザーバタンク52、54内のインク中に、インクの固形物(インクの増粘や乾燥によるゴミ)が混入することがない。したがって、リザーバタンク54と記録ヘッド32の間にあるフィルター(図示省略)等の目詰まりを起こすことがないので、記録ヘッド32のノズルからのインク滴の吐出が常に安定して、画質の安定性を維持することができる。
なお、本実施形態では、リザーバタンク52、54の内壁にフッ素樹脂からなるフッ素樹脂層55を設ける構成としたが、インクに対して撥水効果がある材料であれば、フッ素樹脂に限定されるものではない。
また、リザーバタンク52、54を撥水性を有する材料(例えば、テフロン(登録商標))で成形することで、リザーバタンク52、54の内壁に撥水性を持たせてもよい。
さらに、リザーバタンク52、54の両方の内壁に、フッ素樹脂層55を設ける構成としたが、必ずしもリザーバタンク52、54の両方の内壁に撥水処理を施す必要はない。リザーバタンク52、54のうちのどちらか一方に撥水処理を施すことで、インク中の固形物の混入を抑制することができる。また、特に記録ヘッド32側のリザーバタンク54の内壁に撥水処理を施すことで、フィルター等の目詰まりを防止する効果が得られる。
本発明の第1の実施形態のインク補給装置が搭載されるインクジェット記録装置の概略図である。 本発明の第1の実施形態のインク補給装置が搭載されるインクジェット記録装置の概略図である。 本発明の第1の実施形態のインク補給装置が搭載されるインクジェット記録装置の印字部の概略図である。 第1の実施形態のインク補給装置の概略図である。 第1の実施形態のインク補給動作を示す概略図である。 第1の実施形態のインク補給動作を示すフローチャートある。 他の実施形態のインク補給装置の概略図である。 第2の実施形態のインク補給装置の概略図である。 第2の実施形態のインク補給動作を示すフローチャートある。 第3の実施形態のインク補給装置の概略図である。 第4の実施形態のインク補給装置の概略図である。 第5の実施形態のインク補給装置のリザーバタンクの部分断面図である。
符号の説明
12 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
32 記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
34 メインタンク(液体タンク)
50 インク補給装置(液体補給装置)
52 リザーバタンク(第2リザーバタンク)
54 リザーバタンク(第1リザーバタンク)
55 フッ素樹脂層
56 インク補給路(第3補給路)
58 インク帰還路(液体帰還路)
60 逆止弁(弁)
62 減圧ポンプ(負圧発生手段)
64 制御部(制御手段)
66 リザーバ接続路(第2補給路)
68 逆止弁(弁)
70 大気連通口
72 大気開閉弁(開閉弁)
74 液面センサ
76 大気開放口
78 インク循環路(第1補給路)
80 インク流入路(循環路)
90 インク補給装置(液体補給装置)
92 メインタンク(液体タンク)
94 インク補給路(第3補給路)
96 逆止弁(弁)
97 廃インクタンク(廃液タンク)
98 廃液流路
99 減圧ポンプ(第2ポンプ)

Claims (14)

  1. 大気開放された大気開放口を備えた第1液体貯留部と
    記第1液体貯留部へ補給された液体を、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドへ補給する第1補給路と
    記液滴吐出ヘッドと前記第1液体貯留部とを連通し、前記液滴吐出ヘッドの前記液体を前記第1液体貯留部に流入させる循環路と、
    開閉弁で開閉される大気連通口を備えた第2液体貯留部と、
    前記第1液体貯留部と前記第2液体貯留部とを連通し、前記液体を前記第2液体貯留部から前記第1液体貯留部への一方向のみ補給可能な第2補給路と、
    記液体を貯留する液体タンクと、
    前記液体タンクと前記第2液体貯留部とを連通し、前記液体を前記液体タンクから前記第2液体貯留部への一方向のみ補給可能な第3補給路と、
    前記第2液体貯留部内を負圧とする負圧発生手段と、
    前記第1補給路と前記循環路とを介して、かつ第2補給路と第3補給路とを介さず、第1液体貯留部と前記液滴吐出ヘッドとの間で前記液体を循環させる循環手段と、
    を有して構成されていることを特徴とする液体補給装置。
  2. 大気開放された大気開放口を備えた第1液体貯留部と
    記第1液体貯留部へ補給された液体を、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドへ補給する第1補給路と
    記液滴吐出ヘッドと前記第1液体貯留部とを連通し、前記液滴吐出ヘッドの前記液体を前記第1液体貯留部に流入させる循環路と、
    開閉弁で開閉される大気連通口を備えた第2液体貯留部と、
    前記第1液体貯留部と前記第2液体貯留部とを連通し、前記液体を前記第2液体貯留部から前記第1液体貯留部への一方向のみ補給可能な第2補給路と、
    記液体を貯留する液体タンクと、
    前記液体タンクと前記第2液体貯留部とを連通し、開閉弁が設けられて前記液体を前記液体タンクから前記第2液体貯留部へ補給可能な第3補給路と、
    前記第2液体貯留部内を負圧とする負圧発生手段と、
    前記第1補給路と前記循環路とを介して、かつ第2補給路と第3補給路とを介さず、第1液体貯留部と前記液滴吐出ヘッドとの間で前記液体を循環させる循環手段と、
    を有して構成されていることを特徴とする液体補給装置。
  3. 前記負圧発生手段は、前記第2液体貯留部の前記液体を前記液体タンクへ帰還させる液体帰還路に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体補給装置。
  4. 前記第2液体貯留部から前記液体が流入される廃液タンクを有し、前記負圧発生手段は、前記第2液体貯留部の前記液体を前記廃液タンクへ流入させる廃液流路に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体補給装置。
  5. 前記第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方に設けられ、前記液体の液面高さを検知する第1液面センサと、前記第1液面センサの検出結果に基づき前記負圧発生手段と前記開閉弁とを操作する制御手段と、を有して構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の液体補給装置。
  6. 前記第1液面センサは、前記液体タンクから前記第2液体貯留部への液体補給が終了するまでの間に、前記液滴吐出ヘッドで必要とされる量の前記液体が確保できる液面の高さに設けられていることを特徴とする請求項5に記載の液体補給装置。
  7. 前記第2液体貯留部には、前記制御手段に接続され前記液体の液面高さを検知する第2液面センサが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の液体補給装置。
  8. 前記第2液面センサは、前記液体帰還路と略同一高さ又は該液体帰還路よりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の液体補給装置。
  9. 前記液体タンクは、気密性を有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の液体補給装置。
  10. 前記第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁は、撥水性を有することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の液体補給装置。
  11. 前記第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁は、撥水処理が施されていることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の液体補給装置。
  12. 前記第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方の内壁面に撥水層を形成して撥水処理を施したことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の液体補給装置。
  13. 前記第1液体貯留部及び前記第2液体貯留部の少なくとも一方は、撥水性部材で形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の液体補給装置。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の液体補給装置と、
    前記液体補給装置から補給される液体を吐出する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドの液滴吐出領域へ記録媒体を搬送する搬送手段と、
    を備えて構成されていることを特徴とする液滴吐出装置。
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