JP4940593B2 - オーディオ装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は、ヘッドホン用の出力端子を用いて外部機器により録音を行うのに適したオーディオ装置及びその制御方法に関する。
従来、ヘッドホン端子は有するが記録用出力端子のないオーディオ装置における再生音や受信音を、外部の機器を用いて録音する場合、ヘッドホン端子を利用して録音している。
図6はこのような従来のオーディオ装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この装置は、チューナ61、CDプレーヤ62、MDプレーヤ63、及びカセットプレーヤ64からの入力信号のうちいずれかを選択して記録用出力及び音声信号として出力する入力セレクタ65、入力セレクタ65からの記録用出力に基づき録音を行う録音機66、セレクタ65からの音声信号を増幅するアンプ67、入力セレクタ65及びアンプ67間に介在するボリューム68、アンプ67の出力を音波に変換するスピーカ69、アンプ67及びスピーカ69間に設けられたリレー70、アンプ67の出力を増幅するヘッドホンアンプ71、ヘッドホンアンプ71の出力側に接続されたヘッドホン端子72、装置各部を制御する制御マイコン74、制御マイコン74に対する入力を行うための操作部75、及び制御マイコン74による処理結果等の表示を行う表示部76を備える。
入力セレクタ65はセレクタICにより構成されている。操作部75には入力セレクタキーが設けられており、入力セレクタキーの操作により入力セレクタ65による入力信号の選択について指示を行うことができるようになっている。図中の77はヘッドホン端子72に対して差込み及び引抜きが可能な接続プラグである。接続プラグ77はヘッドホン78又は外部録音機器79に接続されている。ヘッドホン端子72には接続プラグ77が差し込まれているか否かを示す信号を出力する手段が設けられている。
図7は接続プラグ77がヘッドホン端子72に差し込まれる場合の処理であるヘッドホン検出処理を示すフローチャートである。制御マイコン74は、ステップ71において、ヘッドホン端子72に対する接続プラグ77の差込みの有無を監視する。差込みを検出すると、ステップ72において、リレー70をオフ、すなわち切断状態として、ヘッドホン検出処理を終了する。これによれば、ユーザは接続プラグ77をヘッドホン端子72に差し込むだけで、音声信号の出力先をスピーカ69からヘッドホンへ切り替えることができる。
図8は制御マイコン74による入力セレクタ65の切換え処理を示す。制御マイコン74は、ステップ81において、操作部75における入力セレクタキーの操作の有無を監視する。操作を検出すると、ステップ82において、チューナ又はプレーヤ61〜64からの入力信号のうち、入力セレクタキーの操作により指示されたものを選択して出力するように入力セレクタ65を設定し、切換え処理を終了する。
このようにして、ユーザはチューナ又はプレーヤ61〜64のうち所望のものを選択してその受信音又は再生音をヘッドホン78又はスピーカ69を介して聴取することができる。また、かかる受信音又は再生音を、外部録音機器79に接続された接続プラグ77をヘッドホン78からの接続プラグ77に代えてヘッドホン端子72に差し込むことによって、外部録音機器79を用いて録音することができる。
しかしながら、これによれば、外部録音機器79により録音を行う場合、ヘッドホン端子77を利用するようにしているため、ヘッドホン78の使用時と同様に、ユーザは録音中の音を、スピーカ69を介して聴くことができず、現在何を録音しているのかを認識することができない。また、録音中の音がスピーカ69から出ていないため、ユーザは所望の箇所で録音を停止させることもできない。音量を調整する目的でボリューム68を操作すると、外部録音機器79で録音中の音のレベルが変化してしまう。
これに対し、特許文献1には、ヘッドホンに接続されたプラグがヘッドホンジャックに挿入されているか否かを検出し、この検出結果に応じてスピーカ及びヘッドホンジャックへの音声信号の出力を任意に制御することができるようにしたオーディオ装置が記載されている。また特許文献2には、ヘッドホンのプラグがヘッドホンジャックに挿入されている状態で、ヘッドホンに設けたスイッチを操作することにより、ヘッドホン及びスピーカの駆動を制御することができるようにしたオーディオ装置が記載されている。これら特許文献1及び2の装置によれば、プラグがヘッドホンジャックに挿入された状態でも、スピーカによる放音を行うことができるようになっている。
特開2002−374586号公報 実公平5−46398号公報
しかしながら特許文献2の技術においても、ヘッドホンジャックを用い、外部録音機器により録音を行っているときに、スピーカの音量を調整すると、上記図6の従来技術の場合と同様に、録音中の音の音量も変化してしまう。
一方、特許文献1の技術によれば、スピーカの音量のみを独立して調整することができるようにも思われる。しかしこれによれば、ヘッドホン用とスピーカ用とに別々にボリュームを設ける必要がある。
また、上記図6の従来技術によれば、外部録音機器79による録音中に誤って入力セレクタキーを操作すると、録音中のチューナ又はプレーヤ61〜64からの入力信号が切り換わってしまい、再度録音をやり直さなければならくなるという問題もある。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、オーディオ装置において、ヘッドホン用の出力を用いて記録を行う際の利便性をより向上させることにある。
上記目的を達成するため、第1の発明に係るオーディオ装置は、所定の信号源から得られた音声信号を出力する音声信号出力手段と、前記音声信号出力手段から出力された音声信号の音量を制御する音量調整手段と、スピーカが接続される第1接続手段と、ヘッドホン若しくは外部録音機器が接続される第2接続手段と、前記音量調整手段からの音声信号出力を前記第1接続手段に供給し又は切断するスイッチ手段と、前記音声信号出力手段からの出力を前記音量調整手段を介して前記第2接続手段に供給する第1出力モード、及び前記音声信号出力手段からの出力を前記音量調整手段を介さずに前記第2接続手段に供給する第2出力モードを選択的に切り換えるモード選択手段と、前記第2接続手段に前記ヘッドホン若しくは外部録音機器が接続されていることを判別する状態判別手段と、前記外部録音機器に録音するための音声信号出力を実行するよう指示する録音指示手段と、前記録音指示手段で音声信号出力が指示されたとき、前記状態判別手段の判別結果に基づいて、前記モード選択手段が前記第2出力モードを選択し、前記スイッチ手段は前記音量調整手段からの音声信号出力を前記第1接続手段に供給する、ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
第2の発明に係るオーディオ装置は、第1発明において、前記制御手段は、前記状態判別手段が、前記第2接続手段に前記ヘッドホン若しくは外部録音機器が接続されていることを判別したとき、前記モード選択手段が前記第2出力モードを選択し、前記スイッチ手段は前記音量調整手段からの音声信号出力を前記第1接続手段に供給する、ように制御する、ことを特徴とする。
第3の発明に係るオーディオ装置は、第2発明において、前記制御手段は、前記録音指示手段による音声信号出力の指示がなく、前記状態判別手段が、前記第2接続手段に前記ヘッドホン若しくは外部録音機器が接続されていることを判別したときには、前記モード選択手段が前記第1出力モードを選択し、前記スイッチ手段は前記音量調整手段からの音声信号出力を前記第1接続手段に供給しない、ように制御する、ことを特徴とする。
第4の発明に係るオーディオ装置は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記信号源は複数存在し、前記音声信号出力手段は前記複数の信号源からの入力を選択的に切り換えて前記音声信号として出力する入力選択手段を備え、前記オーディオ装置は前記入力の切換えを指示するための操作手段を備え、前記制御手段は、前記操作手段による前記入力の切換えの指示があったとき、前記モード選択手段が前記第1出力モードを選択している状態にあれば、前記入力選択手段が該指示に応じた切換えを行い、前記モード選択手段が前記第2出力モードを選択している状態にあれば、前記入力選択手段が該指示に応じた切換えを行わないように制御する、ことを特徴とする。
第5の発明に係るオーディオ装置は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記信号源は複数存在し、前記音声信号出力手段は前記複数の信号源からの入力を選択的に切り換えて前記音声信号として出力する入力選択手段を備え、前記オーディオ装置は前記入力の切換えを指示するための操作手段を備え、前記制御手段は、前記モード選択手段が前記第2出力モードを選択しているときに該操作手段による切換え指示があったとき、さらに所定の確認操作が行われることを条件として、前記入力選択手段が該指示に従った入力の切換えを行う、ように制御する、ことを特徴とする。
第6の発明に係るオーディオ装置は、第5発明において、前記制御手段は、前記入力の切換えを行うように制御する場合、前記モード選択手段が前記第1出力モードへの切換えを行うように制御するとともに、前記状態判別手段が前記第2接続手段に前記ヘッドホン若しくは外部録音機器が接続されていると判別したときには、前記スイッチ手段が前記音量調整手段からの音声信号出力を前記第1接続手段に供給しないように制御する、ことを特徴とする。
第7の発明に係るオーディオ装置の制御方法は、所定の信号源から得られた音声信号を出力する音声信号出力手段と、前記音声信号出力手段から出力された音声信号の音量を制御する音量調整手段と、スピーカが接続される第1接続手段と、ヘッドホン若しくは外部録音機器が接続される第2接続手段と、前記音量調整手段からの音声信号出力を前記第1接続手段に供給し又は切断するスイッチ手段と、前記音声信号出力手段からの出力を前記音量調整手段を介して前記第2接続手段に供給する第1出力モード、及び前記音声信号出力手段からの出力を前記音量調整手段を介さずに前記第2接続手段に供給する第2出力モードを選択的に切り換えるモード選択手段と、前記第2接続手段に前記ヘッドホン若しくは外部録音機器が接続されていることを判別する状態判別手段と、前記外部録音機器に録音するための音声信号出力を実行するよう指示する録音指示手段とを備えたオーディオ装置の制御方法であって、制御手段が、前記録音指示手段で音声信号出力が指示されたとき、前記状態判別手段の判別結果に基づいて、前記モード選択手段が前記第2出力モードを選択し、前記スイッチ手段は前記音量調整手段からの音声信号出力を前記第1接続手段に供給する、ように制御する制御手順を備えることを特徴とする。
本発明によれば、オーディオ装置において、第2出力モードを設けたため、ヘッドホン用の出力端子(第2接続手段)からの出力を用いて記録を行う際の利便性をより向上させることができる。たとえば、第2出力モードを使用することにより、音量調整手段による音量調整の影響を受けることなく、一定音量の出力信号を出力端子から得ることができる。また、操作手段による入力の切換えを、第2出力モードでは不能とし、あるいは所定の確認操作が行われることを条件として許容することにより、録音中に誤操作によって入力が切り換わるのを防止することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るオーディオ装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この装置は、チューナ1、CDプレーヤ2、MDプレーヤ3、及びカセットプレーヤ4からの入力信号のうちから1つを選択して記録用出力(REC OUT)及び音声信号として出力するセレクタIC(以下、「入力セレクタ」という。)5、入力セレクタ5からの記録用出力に基づき録音を行う録音機6、入力セレクタ5からの音声信号を増幅するアンプ7、入力セレクタ5及びアンプ7間に介在するボリューム8、アンプ7の出力を音波に変換するスピーカ9、アンプ7及びスピーカ9間に設けられたリレー10、アンプ7の出力又は記録用出力を増幅するヘッドホンアンプ11、ヘッドホンアンプ11の出力側に接続されたヘッドホン端子12、及びヘッドホンアンプ11への入力を記録用出力及びアンプ7の出力間で切り換えるセレクタIC13を備える。装置の筐体部分には、スピーカ9を装置に接続する手段として、端子20が設けられている。スピーカ9はこの端子20を介してリレー10に接続される。
オーディオ装置はさらに、装置各部を制御する制御マイコン14、制御マイコン14に対してユーザが各種の操作入力を行うための操作部15、及び制御マイコン14による処理結果等の表示を行う表示部16を備える。操作部15には入力セレクタ5による入力信号の切換えを指示するための入力セレクタキー、並びに、記録用出力モードへの切換え及び該モードの解除を行うための記録用出力モードキー及びセットキーが設けられている。記録用出力モードキーの押下により記録用出力モードへの切換えを行うかを問い合わせる表示、たとえば「記録用出力オン?」の文字の表示が行われ、所定時間内にセットキーが押下されると、記録用出力モードに切り換わるようになっている。
記録用出力モードとは、ヘッドホン端子12を介して外部録音機器19による録音を行うのに適したモードである。セレクタIC13を制御することにより、記録用出力モードでは、入力セレクタ5からの記録用出力がヘッドホンアンプ11に入力され、該モードが解除されている状態では、アンプ7の出力がヘッドホンアンプ11に入力される。
図中の17はヘッドホン端子12に対して差し込むことが可能な接続プラグである。接続プラグ17はヘッドホン18又は外部録音機器19に接続されている。ヘッドホン端子12には、接続プラグ17の差込みの有無を示す信号を制御マイコン14に対して出力する機能が設けられている。
図2は記録用出力モードへの切換えを行うためのプログラムに従った処理を示すフローチャートである。この処理は記録用出力モードが解除されている状態において行われる。この処理では、制御マイコン13は、まずステップ21において、記録用出力モードキーの押下の有無を監視する。記録用出力モードキーの押下を検出すると、ステップ22において、タイマによる経過時間の計測を開始するとともに、記録用出力モードへの切換えを確定するためのセットキーの押下を促すために「REC OUT ON?」の表示を行う。
次にステップ23及び24において、前記タイマによる経過時間の計測値に基づき、所定時間内におけるセットキーの押下の有無を監視する。そしてセットキーの押下がないまま、ステップ24において所定時間が経過したと判定した場合にはステップ21へ戻る。この場合、「REC OUT ON?」の表示は消去され、記録用出力モードが解除された状態が維持される。一方、所定時間の経過前にステップ23においてセットキーの押下があったと判定した場合にはステップ25へ進む。
ステップ25では、セレクタIC13により、ヘッドホンアンプ11への入力を、アンプ7の出力から記録用出力側に切り換えることにより、記録用出力モードへの切換えを行い、その旨の表示を行う。次に、ステップ26において、ヘッドホン端子12に対し接続プラグ17が差し込まれているか否かを判定する。差し込まれていないと判定した場合にはそのままステップ28へ進む。差し込まれていると判定した場合には、ステップ27においてリレー10をオン(接続状態)としてからステップ28へ進む。ステップ28では、入力セレクタキーが操作されても入力ソースの切換えが生じないように、入力セレクタ5をロックする。これにより、図2の処理を終了する。
これによれば、ユーザは、ヘッドホン出力モードにおいて記録用出力モードキーを押下し、所定時間内にセットキーを押下することにより、記録用出力モードへの切換えを行うことができる。その際、外部録音機器19に接続された接続プラグ17をヘッドホン端子12に差し込んであればリレー10がオンとなるので、記録用出力モードへの切換え後、直ちに記録用出力に基づく録音を、スピーカ9でモニタしながら行うことができる。録音中には、入力セレクタ5がロックされるので、入力セレクタキーを誤って操作しても、入力ソースが切り換わってしまうことはない。
図3は記録用出力モードを解除するためのプログラムに従った処理を示すフローチャートである。この処理は記録用出力モードにおいて行われる。処理を開始すると、制御マイコン14はまずステップ31において、記録用出力モードキーの押下の有無を監視する。記録用出力モードキーの押下を検出すると、ステップ32において、記録用出力モードを解除し、その旨の表示を表示部16において行う。解除は、ヘッドホンアンプ11への入力を、記録用出力からアンプ7の出力に切り換えることによって行う。
次に、ステップ33において、ヘッドホン端子12に対し接続プラグ17が挿入されているか否かを判定する。挿入されていないと判定した場合にはそのままステップ35へ進む。挿入されていると判定した場合には、ステップ34においてリレー10をオフとしてからステップ35へ進む。ステップ35では、入力セレクタ5のロックを解除する。これにより図3の処理が終了する。
これによれば、ユーザは記録用出力モードキーを押下するだけで、ヘッドホン端子12に対して接続プラグ17が差し込まれているか否かに応じ、スピーカ9からの出力をオフ状態に移行させ又はオン状態を維持しながら、記録用出力モードを解除することができる。また同時に、入力セレクタのロックを解除することができる。
図4は記録用出力モードにおいて入力セレクタキーが操作された場合のプログラムに従った処理を示すフローチャートである。処理を開始すると、制御マイコン14はまずステップ41において、チューナ又はプレーヤ1〜4のうち現在入力ソースとして用いているもの以外の機器からの入力を選択する入力セレクタキーの操作、すなわちその機器についてのプレイキーの押下の有無を監視する。
そのようなキーの押下を検出すると、ステップ42において、現在は記録用出力モードである旨のメッセージ、たとえば「REC OUT MODE」の表示を行うとともに、LEDの点滅及びタイマによる所定時間の計測を開始する。そして、ステップ43において所定時間、たとえば3秒が経過するのを待機する。所定時間が経過すると、ステップ44において該メッセージの表示及びLEDの点滅を解除し、図4の処理を終了する。
これによれば、記録用出力モードにある場合に誤って入力セレクタキーを操作したとしても、記録用出力に基づいて進行中の録音を無駄にするのを防止することができる。また、メッセージの表示及びLEDの点滅により、ユーザは記録用出力モードであるために入力ソースの切換えを行うことができないことを認識することができる。
図9は上述の図2及び図3の処理に従い装置の状態が遷移する様子を示す。91〜94は装置の各状態を示している。各状態91〜94において、「記録用出力モード:オン」は記録用出力モードの状態にあることを意味し、「記録用出力モード:オフ」は同モードが解除された状態にあることを意味する。「リレー:オン」はリレー10が接続状態であることを意味し、「リレー:オフ」はリレー10が切断状態であることを意味する。「プラグ差込み:無し」はヘッドホン端子12に対して接続プラグ17が差し込まれていない状態を意味しており、「プラグ差込み:有り」は差し込まれている状態を意味している。「セレクタのロック:オン」は入力セレクタ5がロックされていることを意味し、「セレクタのロック:オフ」はロックが解除されていることを意味する。すなわち、状態91〜94においては、「記録用出力モード」、「リレー」、「プラグ差込み」、「セレクタのロック」の状態がこの順でそれぞれ、状態91では「オフ」、「オン」、「無し」、「オフ」、状態92では「オフ」、「オフ」、「有り」、「オフ」、状態93では「オン」、「オン」、「無し」、「オン」、状態94では「オン」、「オン」、「有り」、「オン」となっている。
状態91又は92は、装置の電源が投入されたときの最初の状態である。電源投入時に接続プラグ17がヘッドホン端子12に差し込まれていない場合には状態91、差し込まれている場合には状態92となる。状態91及び92において記録用出力キーの押下及び所定時間内のセットキーの押下があった場合、図2の処理に従い、それぞれ状態93及び94となる。状態93及び94において記録用出力キーの押下があった場合、図3の処理に従い、それぞれ状態91及び92となる。
状態91において接続プラグ17がヘッドホン端子12に差し込まれた場合には状態92となる。状態92において接続プラグ17がヘッドホン端子12から引き抜かれた場合には状態91となる。状態93において接続プラグ17がヘッドホン端子12に差し込まれた場合には状態94となる。状態94において接続プラグ17がヘッドホン端子12から引き抜かれた場合には状態93となる。なお、状態93及び94において装置の電源が切断された場合、記録用出力モードが解除され、91又は92の状態に遷移する。これにより、次に電源が投入されたとき、状態91又は92となることができる。
図5は記録用出力モードにおいて入力セレクタキーが操作された場合の図4の処理に代わる別の実施形態に係る処理を示すフローチャートである。この形態では、図4の場合とは異なり、入力セレクタキーが所定時間内に2度押下されると、記録用出力モードを解除し、入力セレクタ5を動作させるようにしている。
すなわち、記録用出力モードにおいて図5の処理を開始すると、制御マイコン14はまずステップ51において、入力セレクタキーの押下、すなわちチューナ又はプレーヤ1〜4のうちのいずれかについてのプレイキーの押下の有無を監視する。この押下を検出すると、ステップ52において、現在記録用出力モードにあることを示すメッセージを表示し、LEDの点滅を開始するとともに、タイマによる経過時間の計測を開始する。
次に、ステップ53及び54において所定時間の経過及び入力セレクタキーの押下の有無を監視する。ステップ53において、入力セレクタキーが押下されることなく所定時間が経過したことを検出すると、ステップ51に戻る。一方、ステップ54において、所定時間の経過前に入力セレクタキーの押下を検出すると、ステップ55に進む。
ステップ55に進むと、ステップ52において開始したメッセージの表示及びLEDの点滅を解除する。次に、ステップ56において、セレクタIC13により、ヘッドホンアンプ11への入力を、記録用出力からアンプ7の出力に切り換える。次に、ステップ57において、入力セレクタ5により、今までソース機器として選択していたチューナ又はプレーヤ1〜4から、ステップ54で押下を検出したプレイキーに対応するチューナ又はプレーヤ1〜4に切り換える。
次に、ステップ58において、ヘッドホン端子12に接続プラグ17が差し込まれているか否かを判定する。差し込まれていないと判定した場合にはそのまま図5の処理を終了する。差し込まれていると判定した場合には、ステップ59においてリレー10をオフ状態としてから図5の処理を終了する。
この処理によれば、図9に示す状態93又は94から状態91又は92への遷移が行われることになる。これによれば、記録用出力モードにおいても、ユーザはソース機器の切換えを行うことができる。その際、ユーザはメッセージの表示やLEDの点滅により、記録用出力モードであることを認識したうえで、切換えを行うので、意図しない切換えを行ってしまう恐れは少ない。
なお、本発明は上述の各実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することができる。たとえば、上述においては装置がとり得る状態として、図9に示す状態91〜94を示したが、これらに限らず、別の状態に遷移できるようにしてもよい。たとえば、リレー10をオン・オフできる操作子を設け、状態92からリレー10のみをオンとした状態に遷移できるようにして、ヘッドホン18を使用しながら、スピーカ9による出力を行うことができるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るオーディオ装置の構成を示すブロック図である。 図1の装置において、記録用出力モードへの切換えを行うためのプログラムに従った処理を示すフローチャートである。 図1の装置において、記録用出力モードを解除するためのプログラムに従った処理を示すフローチャートである。 図1の装置において、記録用出力モードにおいて入力セレクタキーが操作された場合のプログラムに従った処理を示すフローチャートである。 記録用出力モードにおいて入力セレクタキーが操作された場合の図4の処理に代わる別の実施形態に係る処理を示すフローチャートである。 従来のオーディオ装置の構成を示すブロック図である。 図6の装置において、接続プラグがヘッドホン端子に差し込まれる場合の処理であるヘッドホン検出処理を示すフローチャートである。 図6の装置における制御マイコンによる入力セレクタの切換え処理を示すフローチャートである。 図2及び図3の処理に従い装置の状態が遷移する様子を示す図である。
符号の説明
1,61:チューナ、2,62:CDプレーヤ、3,63:MDプレーヤ、4,64:カセットプレーヤ、5,65:入力セレクタ、6,66:録音機、7,67:アンプ、8,68:ボリューム、9,69:スピーカ、10,70:リレー、11,71:ヘッドホンアンプ、12,72:出力端子、13:セレクタIC、14,74:制御マイコン、15,75:操作部、16,76:表示部、17,77:接続プラグ、18,78:ヘッドホン、19,79:外部録音機器、20:端子、91〜94:状態。

Claims (6)

  1. 所定の信号源から得られた音声信号を出力する音声信号出力手段と、
    前記音声信号出力手段から出力された音声信号の音量を制御する音量調整手段と、
    スピーカが接続され、前記音量調整手段により音量が調整された音声信号を出力する第1接続手段と、
    ヘッドホン若しくは外部録音機器が接続プラグによって接続され、前記音量調整手段により音量の調整が可能な音声信号及び前記音量調整手段を介さない音量の調整が不可能な音声信号を選択的に出力する第2接続手段と、
    前記第2接続手段に前記接続プラグが接続されていることを判別する状態判別手段と、
    前記音声信号出力手段から出力された音声信号を録音するための音声信号として前記第2接続手段への出力を実行するよう指示する録音指示手段と、
    前記録音指示手段により前記第2接続手段へ録音するための音声信号出力が指示されたとき、前記状態判別手段において前記第2接続手段に前記接続プラグが接続されていると判別された場合は、前記音声信号出力手段からの音声信号出力を前記音量調整手段を介さない記録用出力として前記第2接続手段に供給するとともに、前記音声信号出力手段からの音声信号出力を、前記音量調整手段を介することによって音量調整が可能な出力として前記第1接続手段に供給する、ように制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするオーディオ装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記録音指示手段により録音するための音声信号出力の指示がなく、前記状態判別手段において、前記第2接続手段に前記接続プラグが接続されている判別された場合は、前記音声信号出力手段からの音声信号出力を前記第1接続手段に供給しないとともに、前記音声信号出力手段からの音声信号出力を前記音量調整手段を介して前記第2接続手段に供給する、ように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ装置。
  3. 前記信号源は複数存在し、
    前記音声信号出力手段は前記複数の信号源からの入力を選択的に切り換えて前記音声信号として出力する入力選択手段を備え、
    前記オーディオ装置は前記入力選択手段による前記入力の切換えを指示するための操作手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記操作手段による前記入力の切換えの指示があったとき、前記音声信号出力手段からの音声信号出力を前記音量調整手段を介して前記第2接続手段に供給している状態にあれば、前記入力選択手段による入力の切換えの指示に応じた入力の切換えを行い、前記音声信号出力手段からの音声信号出力を前記音量調整手段を介さずに前記第2接続手段に供給している状態にあれば、前記入力選択手段による入力の切換えの指示に応じた入力の切換えを行わないように制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のオーディオ装置。
  4. 前記信号源は複数存在し、
    前記音声信号出力手段は前記複数の信号源からの入力を選択的に切り換えて前記音声信号として出力する入力選択手段を備え、
    前記オーディオ装置は前記入力選択手段による前記入力の切換えを指示するための操作手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記音声信号出力手段からの音声信号出力を前記音量調整手段を介さずに前記第2接続手段に供給されているときに、前記操作手段による前記入力の切換え指示があったとき、さらに所定の確認操作が行われることを条件として、前記入力選択手段が該指示に従った入力の切換えを行う、ように制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のオーディオ装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記入力の切換えを行うように制御する場合、前記音声信号出力手段からの音声信号出力を前記音量調整手段を介して前記第2接続手段に供給するように制御するとともに、前記状態判別手段が前記第2接続手段に前記接続プラグが接続されていると判別したときには、前記スイッチ手段が前記音量調整手段からの音声信号出力を前記第1接続手段に供給しないように制御する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のオーディオ装置。
  6. 所定の信号源から得られた音声信号を出力する音声信号出力手段と、
    前記音声信号出力手段から出力された音声信号の音量を制御する音量調整手段と、
    スピーカが接続され、前記音量調整手段により音量が調整された音声信号を出力する第1接続手段と、
    ヘッドホン若しくは外部録音機器が接続プラグによって接続され、前記音量調整手段により音量の調整が可能な音声信号及び前記音量調整手段を介さない音量の調整が不可能な音声信号を選択的に出力する第2接続手段と、
    前記第2接続手段に前記接続プラグが接続されていることを判別する状態判別手段と、
    前記音声信号出力手段から出力された音声信号を録音するための音声信号として前記第2接続手段への出力を実行するよう指示する録音指示手段とを備えたオーディオ装置の制御方法であって、
    前記録音指示手段により前記第2接続手段へ録音するための音声信号出力が指示されたとき、前記状態判別手段において前記第2接続手段に前記接続プラグが接続されていると判別された場合は、前記音声信号出力手段からの音声信号出力を前記音量調整手段を介さない記録用出力として前記第2接続手段に供給するとともに、前記音声信号出力手段からの音声信号出力を、前記音量調整手段を介することによって音量調整が可能な出力として前記第1接続手段に供給する、ように制御する制御手順、
    を備えることを特徴とするオーディオ装置の制御方法。
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