JP3090086U - Dvd/vcr一体型機器のリモートコントロール装置、dvd/vcr一体型機器、複合電子機器のリモートコントロール装置、複合電子機器のリモートコントロール方法および複合電子機器 - Google Patents

Dvd/vcr一体型機器のリモートコントロール装置、dvd/vcr一体型機器、複合電子機器のリモートコントロール装置、複合電子機器のリモートコントロール方法および複合電子機器

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JP3090086U JP2002002894U JP2002002894U JP3090086U JP 3090086 U JP3090086 U JP 3090086U JP 2002002894 U JP2002002894 U JP 2002002894U JP 2002002894 U JP2002002894 U JP 2002002894U JP 3090086 U JP3090086 U JP 3090086U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択キーにて兼用キーを何れかの電子機器に
選択したまま、出力切換キーを選択しないと、兼用キー
の状態と出力の状態とが不一致になってしまうという課
題があった。 【解決手段】 DVD選択キー12a1を選択すること
によって、リモートコントロール装置12の兼用キー1
2bをDVDの遠隔操作用として選択した場合は、記録
再生装置100の出力を当該DVD制御ユニット20側
に切り換え、VCR選択キー12a2を選択することに
よって、リモートコントロール装置12の兼用キー12
bをVCRの遠隔操作用として選択した場合は、記録再
生装置100の出力をビデオ制御ユニット30側に切り
換えることにより、兼用キー12bの遠隔操作対象と、
記録再生装置100の出力との整合性を取り、リモート
コントロール装置12における誤操作を防止することを
可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、DVD/VCR一体型機器のリモートコントロール装置、DVD/ VCR一体型機器、複合電子機器のリモートコントロール装置、複合電子機器の リモートコントロール方法および複合電子機器に関し、特に、兼用キーを使用し て、DVDやVCRといった複数の電子機器が一体に形成されている機器の遠隔 操作を行うDVD/VCR一体型機器のリモートコントロール装置、DVD/V CR一体型機器、複合電子機器のリモートコントロール装置、複合電子機器のリ モートコントロール方法および複合電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の複数の電気機器が一体に形成された複合電子機器を遠隔操作す る場合、リモートコントロール装置に兼用キーと、選択キーと、出力切換キーと を配設したものが利用されている。このとき、利用者は選択キーにて兼用キーを 何れの電子機器に使用するかを選択し、出力切換キーで映像信号および音声信号 を何れの電子機器のものに切り換えるかを選択する。従って、遠隔操作に際して は、先ず選択キーにて兼用キーを何れの電子機器に使用するかを決定し、出力切 換キーにてこの決定した電子機器の出力が行われるように出力を切り換えていた 。また、同様の技術として特公昭63−66476号に開示されているものがあ る。当該公報においては、専用キーにて複合電子機器の各電子機器の遠隔操作を 行う技術が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の遠隔操作の技術において、前者では選択キーにて兼用キーを何 れかの電子機器に選択したまま、出力切換キーを選択しないと、兼用キーの状態 と出力の状態とが不一致になってしまうという課題があった。後者ではキー数が 多くなり、リモートコントロール装置を簡素化できないという課題があった。
【0004】 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、兼用キーにて操作可能な電 子機器と、出力される電子機器とを必ず一致させ、誤操作等の発生を防止すると ともに、リモートコントロール装置を簡素化することが可能なDVD/VCR一 体型機器のリモートコントロール装置、DVD/VCR一体型機器、複合電子機 器のリモートコントロール装置、複合電子機器のリモートコントロール方法およ び複合電子機器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、DVDを遠隔操作する操 作キーとVCRを遠隔操作する操作キーとを兼用した兼用キーを有し、同兼用キ ーにて同DVDおよびVCRの何れか一方の遠隔操作を行うDVD/VCR一体 型機器のリモートコントロール装置を提供する。かかる場合、兼用キー選択手段 にて兼用キーをDVDの操作キーとするか、VCRの操作キーとするかを選択す る。そして、制御出力手段は、兼用キー選択手段にて兼用キーをDVDの操作キ ーとする選択を行った場合、DVD/VCR一体型機器に対し、DVDの映像信 号および音声信号に切り換えさせるDVD切換制御信号を出力する。DVD/V CR一体型機器は、このDVD切換制御信号によって出力がDVDに切り換わる 。また、当該制御出力手段は、兼用キー選択手段にて兼用キーをVCRの操作キ ーとする選択を行った場合、DVD/VCR一体型機器に対し、VCRの映像信 号および音声信号に切り換えさせるVCR切換制御信号を出力する。DVD/V CR一体型機器は、このVCR切換制御信号によって出力がVCRに切り換わる 。
【0006】 上述した手法を採用する場合、DVD/VCR一体型機器側においても工夫が 必要となる。かかる場合、このDVD/VCR一体型機器側の工夫に考案が成立 するとも言える。そこで、請求項2にかかる考案は、DVDを遠隔操作する操作 キーとVCRを遠隔操作する操作キーとを兼用した兼用キーを有するリモートコ ントロール装置から出力される所定の制御信号に基づいて、出力する映像信号お よび音声信号を上記DVDあるいはVCRの何れか一方に切り換えるDVD/V CR一体型機器を提供する。かかる場合に、制御信号入力手段にてリモートコン トロール装置に配設される選択キーにおける選択状況を示す切換制御信号を入力 する。ここで、この選択キーは兼用キーをDVDの操作キーとするか、VCRの 操作キーとするかを選択するものである。そして、切換制御手段は、制御信号入 力手段がDVDが選択された時に出力される切換制御信号を入力した場合に、映 像信号および音声信号をDVDに切り換える。また、当該切換制御手段は、制御 信号入力手段がVCRが選択された時に出力される切換制御信号を入力した場合 に、映像信号および音声信号をVCRに切り換える。
【0007】 また、請求項3にかかる考案は、上記請求項2に記載のDVD/VCR一体型 機器において、切換制御手段は、映像信号および音声信号を何れか一方に切り換 えた場合に、他方の動作を停止させる。すなわち、DVDからVCRに切り換え た場合は、DVDの動作を停止させ、VCRからDVDに切り換えた場合は、V CRの動作を停止させる。さらに、請求項4にかかる考案は、上記請求項2また は請求項3のいずれかに記載のDVD/VCR一体型機器においては、DVDあ るいはVCRの動作時に、他方の映像信号および音声信号への切り換えを行う場 合、表示手段にてこの切り換えの可否を利用者に示唆する表示を行う。これによ り、利用者は切り換えを再確認することができ、誤操作を防止することができる 。
【0008】 上述したDVD/VCR一体型機器のリモートコントロール装置は、具体的な 構成としてのDVD/VCR一体型機器を遠隔操作ものに限定されるものではな く、複合電子機器を遠隔操作するリモートコントロール装置としての技術思想を 有している。そこで、請求項5にかかる考案は、映像信号あるいは音声信号を出 力可能な複数の電子機器が一体に形成された複合電子機器を遠隔操作する複合電 子機器のリモートコントロール装置を提供する。かかる場合、兼用操作手段では 複数の電子機器の遠隔操作を兼用して実行可能になっている。操作選択手段は、 兼用操作手段を何れの電子機器の遠隔操作に使用するかを選択可能になっている 。そして、制御信号送出手段は、操作選択手段にて何れかの電子機器が選択され た場合に、複合電子機器に対し、この選択された電子機器の映像信号あるいは音 声信号を出力させる制御信号を送出する。
【0009】 さらに、請求項6にかかる考案は、上記請求項5に記載の複合電子機器のリモ ートコントロール装置において、制御信号送出手段は、選択動作計測手段にて操 作選択手段における選択動作の時間を計測する。そして、当該制御信号送出手段 は、この選択動作計測手段にて所定の閾値以上の時間が計測された場合に、制御 信号を送出する。また、映像信号あるいは音声信号を出力可能な複数の電子機器 が一体に形成された複合電子機器を遠隔操作する手法は必ずしも実体のある装置 に限られる必要はなく、複合電子機器のリモートコントロール方法としても機能 することは容易に理解できる。
【0010】 このため、請求項7にかかる考案は、映像信号あるいは音声信号を出力可能な 複数の電子機器が一体に形成された複合電子機器を遠隔操作する複合電子機器の リモートコントロール方法であって、上記複数の電子機器の遠隔操作を兼用の操 作手段によって実行する兼用操作工程と、上記兼用操作工程での遠隔操作を何れ の電子機器に対する遠隔操作に使用するかを選択する操作選択工程と、上記操作 選択工程にて何れかの電子機器が選択された場合に、上記複合電子機器に対して 、この選択された電子機器の映像信号あるいは音声信号を出力させる制御信号を 送出する制御信号送出工程とを具備する構成としてある。 すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有効であるこ とに相違はない。
【0011】 上述した手法を採用する場合、複合電子機器側においても工夫が必要となる。 かかる場合、この複合電子機器側の工夫に考案が成立するとも言える。そこで、 請求項8にかかる考案は、映像信号あるいは音声信号を出力可能な複数の電子機 器が一体に形成されるとともに、同複数の電子機器の遠隔操作を兼用して操作可 能な兼用キーを有するリモートコントロール装置から出力される所定の制御信号 に基づいて、上記映像信号および音声信号を何れか一つの出力に切り換える複合 電子機器であって、上記リモートコントロール装置に配設された上記兼用キーを 何れの電子機器の遠隔操作に使用するかを選択する選択キーにて一つの電子機器 が選択された場合に当該リモートコントロール装置から出力される制御信号を入 力する制御信号入力手段と、上記入力した制御信号が何れの電子機器の選択時に 出力された制御信号であるかを判別する制御信号判別手段と、上記映像信号ある いは音声信号の出力を上記制御信号判別手段にて判別された電子機器の映像信号 あるいは音声信号に切り換える切換制御手段とを具備する構成としてある。
【0012】 さらに、請求項9にかかる考案は、上記請求項8に記載の複合電子機器であっ て、切換制御手段は、入力時間計測手段にて制御信号入力手段にて入力される制 御信号の入力時間を計測する。そして、当該切換制御手段は、この入力時間計測 手段にて所定の閾値以上の入力時間が計測された場合に、動作停止制御手段にて 選択された電子機器以外の電子機器の動作を停止させる。さらに、請求項10に かかる考案は、上記請求項8または請求項9のいずれかに記載の複合電子機器に おいては、何れかの電子機器の動作時に、異なる電子機器への映像信号および音 声信号への切り換えを行う制御信号を入力した場合に、表示手段にてこの切り換 えの可否を利用者に示唆する表示を行う。そして、切換制御手段は、この表示後 、さらに制御信号を入力した場合に、異なる電子機器の映像信号および音声信号 に切り換える。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、兼用キーの切り換えと、出力の切り換えとの整 合性を取ることが可能なDVD/VCR一体型機器のリモートコントロール装置 を提供することができる。 また、請求項2にかかる考案によれば、リモートコントロール装置での兼用キ ーの選択に対応して出力を切り換えることが可能なDVD/VCR一体型機器を 提供することができる。 さらに、請求項3にかかる考案によれば、切り換えられた側の動作を停止させ ることによって省エネルギーを実現することが可能になる。 さらに、請求項4にかかる考案によれば、利用者は切り換えを再確認すること ができ、誤操作を防止することができる。 さらに、請求項5にかかる考案によれば、兼用キーの状態と、複合電子機器に おける出力の状態との整合性を取ることが可能な複合電子機器のリモートコント ロール装置を提供することができる。 さらに、請求項6にかかる考案によれば、誤って押してしまった場合の誤操作 を防止することが可能になる。 さらに、請求項7にかかる考案によれば、兼用キーの状態と、複合電子機器に おける出力の状態との整合性を取ることが可能な複合電子機器のリモートコント ロール方法を提供することができる。 さらに、請求項8にかかる考案によれば、リモートコントロール装置での兼用 キーの選択に対応した電子機器の出力に切り換えることが可能な複合電子機器を 提供することができる。 さらに、請求項9にかかる考案によれば、切り換えられた電子機器の動作を停 止させることによって省エネルギーを実現することが可能になる。 さらに、請求項10にかかる考案によれば、利用者は切り換えを再確認するこ とができ、誤操作を防止することができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本考案の実施形態について説明する。 (1)記録再生装置の構成: (2)DVD制御ユニットの構成: (3)ビデオ制御ユニットの構成: (4)制御信号出力処理の処理内容: (5)まとめ:
【0015】 (1)記録再生装置の構成: 図1は、本考案の一実施形態にかかる記録再生装置100の構成の概略をブロ ック図により示している。なお、本記録再生装置100は、DVD制御ユニット 20とビデオ制御ユニット30とが同一の筐体に収容されている。図において、 DVD制御ユニット20とビデオ制御ユニット30は、それぞれマイコン21, 31を備えており、お互い各種信号線により接続されている。そして、ビデオ制 御ユニット30側のマイコン31が記録再生装置100全体を制御している。
【0016】 利用者は、ビデオ制御ユニット30に接続された操作パネル11や、リモート コントロール装置12を操作することにより、DVD制御ユニット20にてDV DやCDを再生したり、ビデオ制御ユニット30にてビデオテープに記録された 映像信号および音声信号を再生したり、受信した放送信号をビデオテープに記録 したりすることが可能になっている。本実施形態におけるリモートコントロール 装置12は後述する通り、DVD制御ユニット20を遠隔操作するための操作キ ーと、ビデオ制御ユニット30を遠隔操作するための操作キーとが兼用された兼 用キーを有するとともに、この兼用キーをDVD制御ユニット20を遠隔操作す るか、ビデオ制御ユニット30を遠隔操作かを選択するユニット選択キーを有す る構成となっている。
【0017】 ここで、DVD制御ユニット20やビデオ制御ユニット30からの再生信号( 映像信号と音声信号)は、ビデオ制御ユニット30側に取り付けられた出力端子 51a〜51cから出力される。また、ビデオ制御ユニット30は音声信号を作 成し、RFコンバータ52にて映像信号と混合して出力している。従って、記録 再生装置100に接続されるテレビジョンでは、RFコンバータ52から出力さ れる信号を利用して映像出力や音声出力を行うことも可能になっている。
【0018】 (2)DVD制御ユニットの構成: 図2は、DVD制御ユニット20の構成をブロック図により示している。同図 において、DVD制御ユニット20は、概略、マイコン21と、このマイコン2 1に接続されたDVDドライブ22と、マイコン21とDVDドライブ22に接 続されて映像信号と音声信号を出力するデコーダ23と、マイコン21とデコー ダ23に接続されたスクランブル回路24と、マイコン21に接続されて所定の ユーザ設定情報を格納してEEPROM25と、マイコン21に接続された待機 制御回路26とから構成されている。なお、マイコン21は、ビデオ制御ユニッ ト30のマイコン31にも接続されている。そして、マイコン21がDVD制御 ユニット20全体を制御することにより、記録再生装置100におけるDVD再 生装置としての機能を実現している。
【0019】 DVDドライブ22は、フォーカスサーボ等に対して制御信号を送出すること により光ピックアップ22aを所定位置に駆動させるサーボ信号処理部22bと 、光ピックアップ22aからの読み取り信号を増幅して所定の制御信号を生成す るRFアンプ22cと、増幅された信号の中から記録されているデジタルデータ を復元してデータ・ビット・ストリームに変換して出力するDVD信号処理部2 2dとから構成されている。これらは、マイコン21による制御のもとで相互に 作動し、光記録媒体であるDVDにデジタル記録された映像情報,音声情報をデ ータ・ビット・ストリームとして読み出してデコーダ23に出力する。
【0020】 デコーダ23は、データ・ビット・ストリームを映像成分と音声成分とに分離 するとともに、MPEG復調し、デジタルの映像信号A1とステレオの各音声信 号A2,A3とに復元する。そして、これらの再生信号A1〜A3を同期させな がらビデオ制御ユニット30に出力する。ここで、スクランブル回路24がデコ ーダ23にて再生された映像信号に対してスクランブル処理を施している。
【0021】 マイコン21は、演算処理の主体となるCPU21a、所定の制御プログラム が記録されたROM21b、ワークエリアなどとして利用されるRAM21c、 ビデオ制御ユニット30からの指示を入手して外部機器を制御するためのI/O ポート21d、計時を行うタイマ回路21e等を内蔵している。そして、CPU 21aがROM21bに記憶された制御プログラムを実行し、DVD制御ユニッ ト20全体の制御を行う。
【0022】 待機制御回路26は、マイコン21のI/Oポート21dから入力される待機 指示信号に応じてDVD制御ユニットを待機状態にさせる。すなわち、マイコン 21からの待機指示信号が待機を指示する内容に切り換わると、待機制御回路2 6はDVD制御ユニット20内の各種機器への電源供給を遮断して同DVD制御 ユニット20を待機状態にさせる。同時に、ビデオ制御ユニット30に接続され た信号線L1に待機状態に対応する待機状態信号を出力する。ここで、待機指示 信号は様々な形式を採用することが可能であるが、本実施形態ではローレベルの 信号を待機指示に対応する内容としている。また、待機状態信号も様々な形式が 可能であり、例えば、ハイレベルの信号であってもよいし、ローレベルの信号で あってもよい。
【0023】 本実施形態では、待機指示信号の電圧レベルをそのまま待機状態信号の電圧レ ベルとするバッファ回路を用いて待機制御回路26を構成している。すなわち、 待機制御回路26は、マイコン21から待機指示を意味するローレベルの待機指 示信号が入力されると、信号線L1にローレベルの待機状態信号を出力する。一 方、待機指示信号がハイレベルに切り換わると、待機制御回路26はDVD制御 ユニット20内の各種機器への電源供給を再開する。同時に、ビデオ制御ユニッ ト30に接続された信号線L1への出力を待機指示信号と同じハイレベルにする 。この他、待機制御回路26は、電源オン時や、電源電圧が所定時間所定電圧以 下となったとき等に、マイコン21に出力するリセット信号をオンにする。
【0024】 そこで、本実施形態では、バッファ回路等を内蔵するリセットICとスイッチ ング用のトランジスタ等から待機制御回路26を構成している。なお、マイコン 21は、タイマ回路21eからのタイマ割込を利用して、DVD制御ユニット2 0が一定時間動作しなかったときに待機指示信号をローレベルに切り換えている 。そして、ビデオ制御ユニット30のマイコン31からの入力が行われたときに 、待機指示信号をハイレベルに切り換える。その結果、DVD制御ユニット20 は一定時間動作しなかったときに待機状態となるので、電力消費を少なくさせる ことができる。
【0025】 (3)ビデオ制御ユニットの構成: 図3は、記録再生装置100に内蔵されているビデオ制御ユニット30の構成 をブロック図により示している。なお、ビデオ制御ユニット30は、HiFiビ デオデッキを採用している。同図において、ビデオ制御ユニット30は、概略、 マイコン31と、チューナIC33と、チューナIC33に接続されたHiFi プロセスIC34と、HiFiプロセスIC34に接続されたテープメカ35と 、マイコン31とHiFiプロセスIC34とDVD制御ユニット20のデコー ダ23に接続された再生信号選択回路40と、再生信号選択回路40に接続され たRFコンバータ52とから構成されている。なお、マイコン31とチューナI C33とHiFiプロセスIC34は、クロックラインCLKとデータラインD ATAとからなるIICバス32に接続されている。また、マイコン31は、D VD制御ユニット20のマイコン21にも接続されている。そして、マイコン3 1がシリアルデータ通信によってビデオ制御ユニット30全体を制御することに より、HiFiビデオデッキとしての機能を実現している。
【0026】 チューナIC33は、図示しない高周波増幅回路や局部発振回路や混合回路等 を備えている。そして、マイコン31から指示された受信周波数に基づいて対応 するテレビジョン放送をアンテナ33aにて受信し、増幅して高周波信号を作成 した後に中間周波信号に変換する所定の信号処理を施して、HiFiプロセスI C34に同中間周波信号を出力する。HiFiプロセスIC34は、チューナI C33から入力された中間周波信号を内蔵するAGC回路にて利得を制御しなが ら増幅し、記録用音声信号と記録用映像信号とを作成してテープメカ35に出力 する。同時に、増幅した中間周波信号を内蔵するEE回路に通過させ、映像信号 B1とステレオの音声信号B2,B3からなる再生信号を作成して再生信号選択 回路40に出力する。また、HiFiプロセスIC34は、テープメカ35にて ビデオテープを再生して得られた記録用音声信号と記録用映像信号に基づいて映 像信号B1とステレオの音声信号B2,B3からなる再生信号を作成して再生信 号選択回路40に出力する。
【0027】 テープメカ35は、ビデオテープを走行させるためのテープ駆動機構、ビデオ テープの走行状況を検出するための各種センサ、記録再生用の各種ヘッド等を備 えている。ヘッドは、全幅消去ヘッドとドラムヘッドとACヘッドから構成され 、ビデオテープに記録されている音声信号や映像信号を消去したり、HiFiプ ロセスIC34から入力される記録用音声信号と記録用映像信号をビデオテープ に記録したり、ビデオテープから記録用音声信号と記録用映像信号を再生したり する。そして、テープメカ35は、再生した記録用音声信号と記録用映像信号を HiFiプロセスIC34に出力する。
【0028】 マイコン31は、演算処理の主体となるCPU21a、所定の制御プログラム が記録されたROM31b、ワークエリアなどとして利用されるRAM31c、 操作パネル11やリモコン装置での操作指示を入力して外部機器を制御するため のI/Oポート31dや図示しないタイマ回路等を内蔵している。そして、CP U31aがROM31bに記憶された制御プログラムを実行し、ビデオ制御ユニ ット30全体の制御を行う。
【0029】 上述した構成を備える記録再生装置100において、本実施形態では、リモー トコントロール装置12におけるユニット選択キーによる兼用キーの選択操作に 対応して、当該記録再生装置100の出力を切り換えることを可能にする。すな わち、リモートコントロール装置12の兼用キーがDVDの遠隔操作用として選 択された場合は、記録再生装置100の出力をDVD制御ユニット20側に切り 換え、リモートコントロール装置12の兼用キーがVCRの遠隔操作用として選 択された場合は、記録再生装置100の出力をビデオ制御ユニット30側に切り 換える。これによって、兼用キーの遠隔操作対象と、記録再生装置100の出力 との整合性を取り、リモートコントロール装置12における誤操作を防止するこ とを可能にする。
【0030】 図4は、上述した本実施形態に利用されるリモートコントロール装置12の外 観を示した外観図である。同図において、リモートコントロール装置12は、ユ ニット選択キー12aと、兼用キー12bとを有する構成となっている。ここで 、ユニット選択キー12aは、兼用キー12bをDVD制御ユニット20の遠隔 操作に使用する場合に押し下げるDVD選択キー12a1と、兼用キー12bを ビデオ制御ユニット30の遠隔操作に使用する場合に押し下げるVCR選択キー 12a2とから構成されている。一方、兼用キー12bは、音量アップダウンキ ー12b1と、早戻しキー12b2と、再生キー12b3と、早送りキー12b 4と、一時停止キー12b5と、停止キー12b6と、スロー再生キー12b7 と、取り出しキー12b8と、メニュー表示キー12b9と、電源キー12b1 0とを備えている。
【0031】 ここでは、各キー12b1〜12b10の機能詳細を説明しない。本実施形態 にかかる本リモートコントロール装置12は、例えば、DVD選択キー12a1 を押し下げ選択した後に、音量アップダウンキー12b1を操作すれば、記録再 生装置100において、DVDの音量がアップダウンされ、VCR選択キー12 a2を押し下げ選択した後に、音量アップダウンキー12b1を操作すれば、記 録再生装置100において、ビデオの音量がアップダウンされることになる。す なわち、ユニット選択キー12aの選択に対応して、兼用キー12bの操作対象 が決められることになる。本実施形態においては、ユニット選択キー12aが選 択された際に、兼用キー12bの切り換えだけではなく、記録再生装置100に 対して所定の制御信号を出力する。
【0032】 この制御信号は、当該記録再生装置100の出力を切り換えさせるための制御 信号であり、DVD選択キー12a1が選択された場合は、記録再生装置100 の出力をDVDに切り換えさせ、VCR選択キー12a2が選択された場合は、 記録再生装置100の出力をVCRに切り換えさせる。また、リモートコントロ ール装置12は内部に図示しないCPU、RAM、ROM等の内部機器を備えて いる。ここで、CPUはROMに格納された各制御プログラムをRAMをワーク エリアとしつつ実行し、リモートコントロール装置12全体を制御している。本 実施形態においては、ユニット選択キー12aが選択された場合に、このCPU にて実行される、記録再生装置100に対して当該記録再生装置100の出力を 切り換えるための制御信号を出力する制御信号出力処理について説明する。
【0033】 (4)制御信号出力処理の処理内容: 図5は、上述した制御信号出力処理の処理内容を示したフローチャートである 。同図において、最初にユニット選択キー12aの選択押し下げの有無を判別す る(ステップS100)。ユニット選択キー12aの選択押し下げを判別した場 合は、その選択がDVD選択キー12a1であるか否かを判別する(ステップS 105)。DVD選択キー12a1の選択である場合は、兼用キー12bをDV Dの遠隔操作用に設定するとともに(ステップS110)、記録再生装置100 に対して出力をDVDに切り換えるためのDVD切換制御信号を出力する(ステ ップS115)。一方、ステップS105にてDVD選択キー12a1でないと 判別された場合は、ユニット選択キー12aの選択押し下げがVCR選択キー1 2a2であるか否かを判別する(ステップS120)。VCR選択キー12a2 の選択である場合は、兼用キー12bをビデオの遠隔操作用に設定するとともに (ステップS125)、記録再生装置100に対して出力をビデオに切り換える ためのVCR制御信号を出力する(ステップS130)。
【0034】 次に、上述したステップS115およびS130にて出力された制御信号を入 力した記録再生装置100のビデオ制御ユニット30のCPU31aにて実行さ れる切換制御処理の処理内容を図6のフローチャートに示す。同図において、先 ずリモートコントロール装置12から出力される制御信号が入力されたか否かを 判別する(ステップS200)。次に、この制御信号がDVD切換制御信号であ るか否かを判別する(ステップS205)。この制御信号がDVD切換制御信号 である場合は、記録再生装置100にて再生されている出力がDVDであるか否 か判別する(ステップS210)。ここで、DVDの出力ではなく、ビデオの出 力と判別された場合は、再生信号選択回路40を制御することによって、このビ デオの出力をDVDの出力に切り換える(ステップS215)。一方、ステップ S205にて制御信号がDVD切換制御信号ではないと判別された場合は、当該 制御信号がVCR制御信号であるか否かを判別する(ステップS220)。
【0035】 この制御信号がVCR切換制御信号である場合は、記録再生装置100にて再 生されている出力がビデオであるか否かを判別する(ステップS225)。ここ で、ビデオの出力ではなく、DVDの出力と判別された場合は、再生信号選択回 路40を制御することによって、このDVDの出力をビデオの出力に切り換える (ステップS230)。
【0036】 上述した実施形態においては、記録再生装置100にて制御信号が入力された 場合、この制御信号がDVD切換制御信号であれば、ビデオの出力をDVDに切 り換えるとともに、VCR切換制御信号であれば、DVDの出力をビデオに切り 換える。これによって、兼用キーの遠隔操作の対象と、記録再生装置100の出 力との整合性を取ることが可能になり、記録再生装置100の出力を視認しつつ リモートコントロール装置12にて遠隔操作の対象について操作することが可能 になる。このとき、切り換えられた側を停止させることができると好適である。 本実施形態においては、切り換え時に、切り換えられた側を単に停止させるので はなく。ユニット選択キー12aの押し下げ態様に応じて、当該切り換えられた 側の動作を停止させるか否かを選択できるようにする動作停止制御処理をCPU 31aにて実行する。
【0037】 図7は、この動作停止制御処理の処理内容を示したフローチャートである。同 図において、リモートコントロール装置12から制御信号が入力されたか否かを 判別するとともに(ステップS300)、この制御信号の入力の終了を判別する (ステップS305)。そして、制御信号の入力が終了すると、この制御信号の 入力期間を計測し、当該計測した入力期間が所定の閾値以上であるか否かを判別 する(ステップS310)。制御信号の入力期間が所定の閾値以上であると判別 された場合は、制御信号がDVD切換制御信号であるか否かを判別する(ステッ プS315)。DVD切換制御信号である場合は、ビデオの動作を停止させる( ステップS320)。一方、ステップS315にて制御信号がDVD切換制御信 号でないと判別された場合は、当該制御信号がVCR切換制御信号であるか否か を判別する(ステップS325)。VCR切換制御信号である場合は、DVDの 動作を停止させる(ステップS330)。これによって、利用者はユニット選択 キー12aの押し下げ時間をコントロールすることによって、一方を停止させる か否かを選択することが可能になる。
【0038】 上述した実施形態においては、ユニット選択キー12aにて選択されると同時 に制御信号を記録再生装置100に出力することによって、当該記録再生装置1 00の出力を適宜切り換える態様を説明した。このように、ユニット選択キー1 2aの選択に対応して、即時に記録再生装置100の出力を切り換えても良いし 、切り換え時に、切り換える旨を利用者に提示して、本当に切り換えても良いか 否かを利用者に確認するようにしても良い。これにより、誤操作を防止すること が可能になる。
【0039】 図8は、かかる誤操作を防止する機能を実現する際に、ビデオ制御ユニット3 0のCPU31aにて実行される表示制御処理の処理内容を示したフローチャー トである。同図において、先ずリモートコントロール装置12から出力される制 御信号の有無を判別する(ステップS400)。次に、この制御信号がDVD切 換制御信号であるか否かを判別する(ステップS405)。DVD切換制御信号 である場合は、DVDが出力されているか否かは判別する(ステップS410) 。DVD出力ではない場合、すなわち、ビデオが出力されている場合は、OSD 機能を利用してテレビジョンに図9に示す確認画面のメッセージを表示する(ス テップS415)。このメッセージ表示後に、さらに制御信号の有無を判別し( ステップS420)、DVD切換制御信号の入力があった場合は(ステップS4 25)、ビデオ出力をDVD出力に切り換える(ステップS430)。一方、ス テップS420にて制御信号の入力が無い場合およびステップS425にてDV D切換制御信号の入力が無い場合は、ステップS415にて表示したメッセージ 表示を消去する(ステップS435)。
【0040】 一方、ステップS405にてDVD切換制御信号ではないと判別された場合、 制御信号がVCR切換制御信号であるか否かを判別する(ステップS440)。 VCR切換制御信号である場合は、ビデオが出力されているか否かを判別する( ステップS445)。ビデオ出力ではない場合、すなわち、DVDが出力されて いる場合は、OSD機能を利用してテレビジョンに図9に示す確認画面のメッセ ージを表示する(ステップS450)。このメッセージ表示後に、さらに制御信 号の有無を判別し(ステップS455)、VCR切換制御信号の入力があった場 合は(ステップS460)、DVD出力をビデオ出力に切り換える(ステップS 465)。一方、ステップS455にて制御信号の入力が無い場合およびステッ プS460にてVCR切換制御信号の入力が無い場合は、ステップS450にて 表示したメッセージ表示を消去する(ステップS435)。
【0041】 (5)まとめ: このように、リモートコントロール装置12におけるユニット選択キー12a による兼用キー12bの選択操作に対応して、当該記録再生装置100の出力を 切り換えることを可能にする。すなわち、DVD選択キー12a1を選択するこ とによって、リモートコントロール装置12の兼用キー12bをDVDの遠隔操 作用として選択した場合は、記録再生装置100の出力を当該DVD制御ユニッ ト20側に切り換え、VCR選択キー12a2を選択することによって、リモー トコントロール装置12の兼用キー12bをVCRの遠隔操作用として選択した 場合は、記録再生装置100の出力をビデオ制御ユニット30側に切り換えるこ とにより、兼用キー12bの遠隔操作対象と、記録再生装置100の出力との整 合性を取り、リモートコントロール装置12における誤操作を防止することを可 能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかる記録再生装置10
0の構成の概略を示したブロック図である。
【図2】DVD制御ユニットの構成を示したブロック図
である。
【図3】ビデオ制御ユニットの構成を示したブロック図
である。
【図4】リモートコントロール装置の概略外観を示した
外観図である。
【図5】制御信号出力処理の処理内容を示したフローチ
ャートである。
【図6】切換制御処理の処理内容を示したフローチャー
トである。
【図7】動作停止制御処理の処理内容を示したフローチ
ャートである。
【図8】表示制御処理の処理内容を示したフローチャー
トである。
【図9】確認画面の画面構成を示した画面構成図であ
る。
【符号の説明】
11…操作パネル 12…リモートコントロール装置 20…DVD制御ユニット 21…マイコン 26…待機制御回路 30…ビデオ制御ユニット 31…マイコン 40…再生信号選択回路 52…RFコンバータ 100…記録再生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【考案の名称】 DVD/VCR一体型機器のリモートコントロール装置、DVD/VCR一体型機器、複合電子 機器のリモートコントロール装置、複合電子機器のリモートコントロール方法および複合電子機 器

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DVDを遠隔操作する操作キーとVCR
    を遠隔操作する操作キーとを兼用した兼用キーを有し、
    同兼用キーにて同DVDおよびVCRの何れか一方の遠
    隔操作を行うDVD/VCR一体型機器のリモートコン
    トロール装置において、 上記兼用キーを上記DVDの操作キーとするか、上記V
    CRの操作キーとするかを選択を行う兼用キー選択手段
    と、 上記兼用キー選択手段にて上記兼用キーを上記DVDの
    操作キーとする選択が行われた場合に、上記DVD/V
    CR一体型機器に対して、DVDの映像信号および音声
    信号に切り換えるDVD切換制御信号を出力するととも
    に、同兼用キー選択手段にて上記兼用キーを上記VCR
    の操作キーとする選択が行われた場合に、上記DVD/
    VCR一体型機器に対して、VCRの映像信号および音
    声信号に切り換えるVCR切換制御信号を出力する制御
    信号出力手段とを具備することを特徴とするDVD/V
    CR一体型機器のリモートコントロール装置。
  2. 【請求項2】 DVDを遠隔操作する操作キーとVCR
    を遠隔操作する操作キーとを兼用した兼用キーを有する
    リモートコントロール装置から出力される所定の制御信
    号に基づいて、映像信号および音声信号を上記DVDあ
    るいはVCRの何れか一方に切り換えるDVD/VCR
    一体型機器において、 上記リモートコントロール装置に配設されるとともに、
    上記兼用キーを上記DVDの操作キーとするか、上記V
    CRの操作キーとするかを選択する選択キーによって、
    上記DVDあるいはVCRの何れか一方が選択された場
    合に出力される切換制御信号を入力する制御信号入力手
    段と、 上記制御信号入力手段が上記DVDが選択された時に出
    力される切換制御信号を入力した場合、映像信号および
    音声信号を上記DVDに切り換えるとともに、同制御信
    号入力手段が上記VCRが選択された時に出力される切
    換制御信号を入力した場合、映像信号および音声信号を
    上記VCRに切り換える切換制御手段とを具備すること
    を特徴とするDVD/VCR一体型機器。
  3. 【請求項3】 上記切換制御手段は、上記映像信号およ
    び音声信号を何れか一方に切り換えた場合、他方の動作
    を停止させることを特徴とする上記請求項2に記載のD
    VD/VCR一体型機器。
  4. 【請求項4】 上記DVDあるいはVCRの動作時に、
    他方の映像信号および音声信号への切り換えを行う場
    合、同切り換えの可否を利用者に示唆する表示を行う表
    示手段を有し、上記切換制御手段は、この表示後、さら
    に上記制御信号を入力した場合に、上記他方の映像信号
    および音声信号に切り換えることを特徴とする上記請求
    項2または請求項3のいずれかに記載のDVD/VCR
    一体型機器。
  5. 【請求項5】 映像信号あるいは音声信号を出力可能な
    複数の電子機器が一体に形成された複合電子機器を遠隔
    操作する複合電子機器のリモートコントロール装置であ
    って、 上記複数の電子機器の遠隔操作を兼用して実行可能な兼
    用操作手段と、 上記兼用操作手段を何れの電子機器の遠隔操作に使用す
    るかを選択する操作選択手段と、 上記操作選択手段にて何れかの電子機器が選択された場
    合に、上記複合電子機器に対して、この選択された電子
    機器の映像信号あるいは音声信号を出力させる制御信号
    を送出する制御信号送出手段とを具備することを特徴と
    する複合電子機器のリモートコントロール装置。
  6. 【請求項6】 上記制御信号送出手段は、上記操作選択
    手段における選択動作の時間を計測する選択動作計測手
    段を有し、同選択動作計測手段にて所定の閾値以上の時
    間が計測された場合に、上記制御信号を送出することを
    特徴とする上記請求項5に記載の複合電子機器のリモー
    トコントロール装置。
  7. 【請求項7】 映像信号あるいは音声信号を出力可能な
    複数の電子機器が一体に形成された複合電子機器を遠隔
    操作する複合電子機器のリモートコントロール方法であ
    って、 上記複数の電子機器の遠隔操作を兼用の操作手段によっ
    て実行する兼用操作工程と、 上記兼用操作工程での遠隔操作を何れの電子機器に対す
    る遠隔操作に使用するかを選択する操作選択工程と、 上記操作選択工程にて何れかの電子機器が選択された場
    合に、上記複合電子機器に対して、この選択された電子
    機器の映像信号あるいは音声信号を出力させる制御信号
    を送出する制御信号送出工程とを具備することを特徴と
    する複合電子機器のリモートコントロール方法。
  8. 【請求項8】 映像信号あるいは音声信号を出力可能な
    複数の電子機器が一体に形成されるとともに、同複数の
    電子機器の遠隔操作を兼用して操作可能な兼用キーを有
    するリモートコントロール装置から出力される所定の制
    御信号に基づいて、上記映像信号および音声信号を何れ
    か一つの出力に切り換える複合電子機器であって、 上記リモートコントロール装置に配設された上記兼用キ
    ーを何れの電子機器の遠隔操作に使用するかを選択する
    選択キーにて一つの電子機器が選択された場合に当該リ
    モートコントロール装置から出力される制御信号を入力
    する制御信号入力手段と、 上記入力した制御信号が何れの電子機器の選択時に出力
    された制御信号であるかを判別する制御信号判別手段
    と、 上記映像信号あるいは音声信号の出力を上記制御信号判
    別手段にて判別された電子機器の映像信号あるいは音声
    信号に切り換える切換制御手段とを具備することを特徴
    とする複合電子機器。
  9. 【請求項9】 上記切換制御手段は、上記制御信号入力
    手段にて入力される制御信号の入力時間を計測する入力
    時間計測手段を有し、同入力時間計測手段にて所定の閾
    値以上の上記入力時間が計測された場合、上記選択され
    た電子機器以外の電子機器の動作を停止させる動作停止
    制御手段を有することを特徴とする上記請求項8に記載
    の複合電子機器。
  10. 【請求項10】 上記何れかの電子機器の動作時に、異
    なる電子機器への映像信号および音声信号への切り換え
    を行う制御信号を入力した場合に、同切り換えの可否を
    利用者に示唆する表示を行う表示手段を有し、上記切換
    制御手段は、この表示後、さらに上記制御信号を入力し
    た場合に、上記異なる電子機器の映像信号および音声信
    号に切り換えることを特徴とする上記請求項8または請
    求項9のいずれかに記載の複合電子機器。
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