JP2000278782A - オーディオ信号出力装置 - Google Patents

オーディオ信号出力装置

Info

Publication number
JP2000278782A
JP2000278782A JP11086551A JP8655199A JP2000278782A JP 2000278782 A JP2000278782 A JP 2000278782A JP 11086551 A JP11086551 A JP 11086551A JP 8655199 A JP8655199 A JP 8655199A JP 2000278782 A JP2000278782 A JP 2000278782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
terminal
audio signal
state
headphone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP11086551A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Taniguchi
義夫 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11086551A priority Critical patent/JP2000278782A/ja
Publication of JP2000278782A publication Critical patent/JP2000278782A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Headphones And Earphones (AREA)
  • Stereophonic Arrangements (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのオーディオ出力端子をヘッドホン端子
とライン端子とに兼用させた場合に、切替えが良好に行
われるようにする。 【解決手段】 オーディオ信号出力端子121と、リモ
ートコントロール用通信端子123とを備えて、リモー
トコントロール用通信端子123での通信状態に基づい
て、オーディオ信号出力端子121に供給するオーディ
オ信号の処理状態をライン出力用又はヘッドホン出力用
に設定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯用のオ
ーディオ再生装置に適用して好適なオーディオ信号出力
装置に関し、特にオーディオ信号の出力端子として、ヘ
ッドホン用の出力端子とライン用の出力端子とを1つ端
子で兼用させた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク,光磁気ディスク,磁
気テープなどの記録媒体に記録されたオーディオデータ
を再生したり、或いは記録が可能なオーディオ再生装置
やオーディオ記録再生装置が各種開発されている。この
場合、携帯用として小型に構成された装置の場合には、
再生装置(又は記録再生装置:以下の説明では単に再生
装置と述べる)にヘッドホン装置を接続して、そのヘッ
ドホン装置で再生されたオーディオの聴取を行うのが一
般的である。
【0003】また、携帯用として小型に構成された再生
装置であっても、ライン出力端子を備えた装置も存在す
る。このライン出力端子は、この装置から出力されるオ
ーディオ信号を、他のオーディオ機器のライン入力端子
に供給するための端子である。このライン出力端子の使
用例としては、例えば録音機器のライン入力端子に接続
して、この装置から出力されるオーディオ信号を、ディ
スクやテープなどに記録させたり、或いは据え置き型の
ステレオ装置のライン入力端子に接続して、この装置か
ら出力されるオーディオ信号を、そのステレオ装置が備
えるスピーカから出力させる等がある。
【0004】ヘッドホン出力端子については、ヘッドホ
ン装置で良好に再生できるように、音量調整や、低音強
調などの音質処理が施されたオーディオ信号を出力させ
る。ライン出力端子については、相手側の機器での入力
状態が一定となるように、予め決められたライン出力レ
ベルでオーディオ信号を出力させる。また、ライン出力
端子の場合には、出力されるオーディオ信号の歪み率に
ついても、規定された範囲内に設定する必要がある。
【0005】ところで、携帯用として小型に構成された
再生装置の場合には、小型化のために出力端子を複数配
置するのが困難な場合があり、このような場合には、1
つの出力端子をヘッドホン用出力端子とライン用出力端
子に兼用させて、再生装置に配置したスイッチの切替え
操作などにより、その出力端子をヘッドホン用とライン
用とに切り替えることができるようにしたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スイッチで
ヘッドホン用の出力端子とライン用の出力端子とを切り
替える構成とした場合には、スイッチの切替え操作が必
要であるので操作に手間がかかると共に、その切替えが
適切でないと、良好な再生ができない問題がある。即
ち、ヘッドホン装置を接続したのに、ライン出力端子と
して設定されていると、ボリューム調整などができない
ことになってしまう。また、他の機器のライン入力端子
と接続したのに、ヘッドホン出力端子として設定されて
いると、接続した機器での入力レベルや音質が適正でな
い状態になってしまう可能性がある。
【0007】本発明の目的は、1つのオーディオ出力端
子をヘッドホン端子とライン端子とに兼用させた場合
に、切替えが良好に行われるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、オーディオ信
号出力端子と、リモートコントロール用通信端子とを備
えて、リモートコントロール用通信端子での通信状態に
基づいて、オーディオ信号出力端子に供給するオーディ
オ信号の処理状態をライン出力用又はヘッドホン出力用
に設定する構成としたものである。
【0009】本発明の構成としたことで、リモートコン
トロール用通信端子にリモートコントロール装置の端子
を接続することで、そのリモートコントロール装置と機
器本体とが通信を行う。この通信を認識することで、オ
ーディオ信号出力端子から出力されるオーディオ信号の
状態が、ヘッドホン出力用に自動的に設定されるように
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付図面を参照して説明する。
【0011】本例においては、デジタルオーディオデー
タが記録された光ディスク又は光磁気ディスクを再生す
る携帯用のオーディオ機器としてのディスク再生装置に
適用したものである。図1は、ディスク再生装置100
の構成を示したブロック図であり、図2は、形状の例を
示したものである。図2に示すように、本例のディスク
再生装置100は、ヘッドホン装置150を接続して、
そのヘッドホン装置150をユーザが装着して、オーデ
ィオを聴取する。この場合、ディスク再生装置100と
ヘッドホン装置150との間には、リモートコントロー
ル装置140を接続することができる構成としてある。
【0012】まず、ディスク再生装置100の構成を図
1を参照して説明する。ディスク再生装置100に装着
されたディスク101は、スピンドルモータ102で回
転駆動され、光学ピックアップ103でディスクから読
出したデータを、再生処理回路104に供給して、再生
データを復調する。再生処理回路104は、例えばDS
P(Digital Signal Processor)と称される集積回路で
構成される。スピンドルモータ102,光学ピックアッ
プ103,再生処理回路104での処理は、システムコ
ントローラ110の制御に基づいて実行される。
【0013】再生処理回路104で得た再生オーディオ
データは、デジタル・アナログ変換器105に供給して
アナログ音声信号に変換し、その変換されたアナログ音
声信号をアナログ処理回路106に供給して、増幅など
のアナログ処理を行い、処理されたアナログ音声信号を
端子部120のオーディオ出力端子121に供給する。
デジタル・アナログ変換器105及びアナログ処理回路
106での処理についても、システムコントローラ11
0の制御に基づいて実行される。
【0014】ここで、オーディオ出力端子121につい
ては、ヘッドホン用の出力端子とライン用の出力端子を
兼用した端子としてあり、システムコントローラ110
の制御で、いずれの出力端子とするかが選択される構成
としてある。即ち、ヘッドホン用の出力端子とした場合
には、システムコントローラ110の制御に基づいて、
再生処理回路104で、ヘッドホン用のレベル設定処理
が行われ、デジタル・アナログ変換器105で音量調整
処理や、低域強調処理や、ダイナミックレベルの調整処
理(例えばヘッドホン装置で快適な音量で聞けるように
する調整処理)が行われ、アナログ処理回路106で
は、ヘッドホン装置の特性に合わせて低域成分を補償す
る増幅処理が行われる。
【0015】また、ライン用の出力端子とした場合に
は、システムコントローラ110の制御に基づいて、再
生処理回路104で、ライン用のレベル設定処理が行わ
れ、デジタル・アナログ変換器105でライン用の一定
状態のレベルでの変換処理が行われ、アナログ処理回路
106では、一定のゲインで低歪の増幅処理が行われ
る。
【0016】具体的には、例えばライン用の出力端子と
した場合、再生処理回路104のオーディオデータの出
力レベルをフルスケールとし、デジタル・アナログ変換
器105での音量調整は行わない。ヘッドホン用の出力
端子の場合には、再生処理回路104のオーディオデー
タの出力レベルを、ライン用のフルスケールのレベルよ
りもある程度下げたレベルに設定し、デジタル・アナロ
グ変換器105で音量調整に基づいたレベル調整処理を
行う。
【0017】本例の場合には、ライン用の出力の場合に
は、出力端子121に接続される負荷抵抗の範囲が10
kΩ〜47kΩ、歪率が0.05%以下、出力レベルが
0dbm±3dBになるようにしてあり、ヘッドホン用
の出力の場合には、出力端子121に接続される負荷抵
抗が16Ω、歪率が0.7%以下、出力レベルが左右の
片チャンネルで最大5mWになるようにしてある。シス
テムコントローラ110で、ヘッドホン出力用とライン
出力用に処理を選択する処理については後述する。
【0018】なお、本例のディスク再生装置100で再
生されるオーディオデータは、実際には左右2チャンネ
ルのステレオオーディオデータであるが、図1では説明
を簡単にするために1系統で示してある。
【0019】オーディオ信号出力端子121を備える端
子部120は、オーディオ信号用のプラグとリモートコ
ントロール用のプラグが一体化されたものが装着できる
ジャックとして構成としてある。即ち、装着されるプラ
グとして、例えば図2に示すように、棒状の3極のオー
ディオ用プラグ146と平板状の4極のリモートコント
ロール用プラグ147とが一体化されたプラグ145が
装着できる構成としてある。
【0020】端子部120のリモートコントロール用の
端子(即ちリモートコントロール用プラグ147と接続
される端子)としては、リモートコントロール装置に電
源(ここでは+5V電源)を供給する端子122と、リ
モートコントロール装置と双方向で通信を行うデータ通
信用の端子123と、リモートコントロール装置側のキ
ー情報が得られる端子124と、接地用端子125の4
つの端子を備える。データ通信用端子123は、システ
ムコントローラ110の通信ポート111と接続してあ
り、キー情報用端子124は、システムコントローラ1
10のキー情報入力ポート112と接続してある。シス
テムコントローラ110の通信ポート111から端子1
23を介したリモートコントロール装置140との通信
については、ここでは時分割で双方向の通信を行う構成
としてある。
【0021】なお、本例のディスク再生装置100にワ
イヤードリモートコントロール装置140を接続しない
場合には、端子部120のオーディオ出力端子121
に、ヘッドホン装置のプラグを直接接続できる構成とし
てある。
【0022】また、本例のディスク再生装置100に
は、再生などの指示を行う各種操作キー107が配置し
てあり、そのキー107の操作情報が制御部であるシス
テムコントローラ110に供給される構成としてある。
このキー107で実現できる操作としては、ディスクの
再生に関係した操作の他に、オーディオ信号の出力状態
などの各種動作モードの設定操作ができるようにしてあ
る。
【0023】このキー107の操作で設定できる動作モ
ードの1つとして、出力端子121の出力状態の選択を
行うモードが用意されている。この出力状態の選択は、
後述する表示部108に出力選択メニューを表示させ
て、そのメニューからキー操作により選択させるように
してある。但し、システムコントローラ110は、出力
端子121の出力状態を、このキー操作によるモード設
定の他に、通信ポート111での通信状態を考慮して決
めるようにしてある。その出力状態を決める処理の詳細
については後述する。
【0024】また本例のディスク再生装置100は、デ
ィスクを再生してない状態で、なおかつキー107(又
はリモートコントロール装置側のキー)の操作が全くな
い状態が所定時間続いたとき、この装置をスタンバイモ
ードとして、各部の電源を落としての動作を停止させ、
システムコントローラ110などの最低限の回路だけを
作動状態とするようにしてある。そして、何らかのキー
操作があったとき、そのスタンバイ状態から復帰して、
各部の電源が投入されるようにしてある。この再生装置
100を駆動するバッテリの入れ替えなどがあった場合
には、完全に電源が落ちた状態になって、スタンバイ状
態ではなくなる。
【0025】また、ディスク再生装置100には、液晶
表示パネルで構成される表示部108がディスク再生装
置100に配置してあり、システムコントローラ110
の制御で、再生状態などの表示(例えばトラック番号,
再生時間,ディスク名,曲名,再生状態などの表示)
や、上述した出力選択メニューなどの表示が行われるよ
うにしてある。また、システムコントローラ110がオ
ーディオ信号出力端子121をライン出力として設定し
ている場合には、表示部108に、ライン出力であるこ
とを示すマークを表示するようにしてある。ヘッドホン
出力である場合には、本例の場合には特にマークの表示
は行わない。
【0026】次に、再生装置100に接続されるリモー
トコントロール装置140の構成を説明する。リモート
コントロール装置140は、図1に示すように、再生装
置100の端子部120に接続されて使用される。この
リモートコントロール装置140は、リモートコントロ
ール装置内の制御を行うコントローラ141と、このコ
ントローラ141の制御で各種情報を表示する表示部1
42と、再生装置の操作用のキー143と、ヘッドホン
装置用プラグが接続されるジャック144とを備える。
【0027】コントローラ141と表示部142は、再
生装置100の端子122から供給される電源により作
動する。表示部142は、液晶表示パネルなどの表示手
段で構成されて、再生装置本体側の表示部108と同様
の情報の表示(例えばトラック番号,再生時間,ディス
ク名,曲名,再生状態などの表示)が行われるようにし
てある。キー143については、例えば端子部120の
端子121と端子125との間(即ち電源電位部と接地
電位部との間)に接続されて、キー143の操作状態に
基づいて、端子124に得られる電位(即ち再生装置側
のシステムコントローラ110のキー情報用ポート11
2で検出される電位)が変化するようにして、システム
コントローラ110でその操作状態を検出できる構成と
してある。ジャック144には、ヘッドホン装置150
が接続してあり、ヘッドホン装置150の左右のスピー
カユニット151,152からオーディオ信号が出力さ
れる。
【0028】ここで、ディスク再生装置100とリモー
トコントロール装置140を接続させて使用する接続の
例を、図2を参照して説明する。ディスク再生装置10
0は、端子部120にリモートコントロール装置140
のプラグ145を矢印aで示すように挿入することで、
接続される。この場合、リモートコントロール装置14
0のヘッドホンジャック144に、ヘッドホン装置15
0を接続することで、リモートコントロール装置140
を介してヘッドホン装置150がディスク再生装置10
0に接続される。リモートコントロール装置140のキ
ー143は、ここでは矢印bで示すような左右両方向へ
の回動操作と、矢印cで示す方向への押下げ操作とが可
能な構成とされて、両操作の組み合わせで、再生装置1
00での各種動作の指示が行え、表示部142には文字
や図形などで各種表示が行われる。
【0029】次に、システムコントローラ110の制御
で、オーディオ信号出力端子121から出力されるオー
ディオ信号の状態(ここではヘッドホン用の出力状態と
ライン用の出力状態)を設定する処理を、図3のフロー
チャートを参照して説明する。まず、システムコントロ
ーラ110は、この再生装置100の電源投入があると
(ステップS11)、通信ポート111を使用してリモ
ートコントロール装置140との通信を開始させる(ス
テップS12)。ここで、リモートコントロール装置と
の通信が可能であるか否か判断する(ステップS1
3)。即ち、本例の場合には、1つの信号線を時分割で
使用して、双方向の通信を行う構成としてあり、例えば
通信ポート111からリモートコントロール装置側にデ
ータを送信した後、リモートコントロール装置から通信
ポート111への応答データの伝送があるか否か判断す
る。
【0030】この判断で、リモートコントロール装置と
の通信が可能であると判断したときには、オーディオ信
号出力端子121の出力選択メニューの表示を行わない
(ステップS14)。そして、オーディオ信号出力端子
121の出力状態を、ヘッドホン用に設定させる(ステ
ップS15)。このヘッドホン用の設定は、上述したよ
うに、再生処理回路104とデジタル・アナログ変換器
105とアナログ処理回路106を制御して行う。
【0031】そしてステップS13で、リモートコント
ロール装置140との通信ができない状態であると判断
したときには、ステップS11での電源投入が、スタン
バイモードからの立ち上げであるか否か判断する(ステ
ップS16)。スタンバイモードからの立ち上げである
と判断した場合には、そのスタンバイモードになる直前
の出力の設定状態をシステムコントローラ110が判断
する(ステップS17)。ここで判断した設定状態が、
ライン出力であるか否か判断し(ステップS18)、ラ
イン出力である場合には、ライン出力用のマークを表示
部108に表示させる(ステップS19)と共に、オー
ディオ信号出力端子121の出力状態を、ライン用に設
定させる(ステップS20)。このライン用の設定につ
いても、上述したように、再生処理回路104とデジタ
ル・アナログ変換器105とアナログ処理回路106を
制御して行う。また、ステップS18で判断した設定状
態が、ヘッドホン出力である場合には、ステップS15
のヘッドホン用の設定処理を行う。
【0032】そしてステップS16で、ステップS11
での電源投入が、スタンバイモードからの立ち上げでな
いと判断した場合には、出力端子121からの出力を選
択させるための出力選択メニューを表示部108に表示
させる(ステップS21)。この状態で、メニューを選
択するキー107の操作があった場合には、その操作で
指示された出力状態を判断し、キー操作がない場合に
は、メニューに最初に表示された出力状態を判断する
(ステップS22)。ここで出力状態を判断すると、ス
テップS18に移って、その判断した出力状態がライン
出力であるか否か判断し、ライン出力である場合には、
ステップS19でのライン出力用のマークの表示と、ス
テップS20でのオーディオ信号出力端子121の出力
状態のライン用の設定を行う。また、ヘッドホン用と判
断した場合には、ステップS15に移って、ヘッドホン
用の設定処理を行う。
【0033】このように本例のディスク再生装置100
によると、1個のオーディオ信号出力端子121をヘッ
ドホン用とライン用に共用させた構成したが、その切替
え処理として、ヘッドホン用端子と並べて配置したリモ
ートコントロール用端子を介したリモートコントロール
装置との通信状態に基づいて設定するようにしたこと
で、リモートコントロール装置が使用される場合には、
ヘッドホン装置が使用されると判断して、自動的に出力
状態がヘッドホン用に設定される。従って、リモートコ
ントロール装置に接続されたヘッドホン装置150を使
用する場合には、ユーザが出力選択メニューを使用した
選択処理をすることなく、確実にヘッドホン用に処理さ
れたオーディオ信号がヘッドホン装置150に供給され
ることになり、良好にヘッドホン装置150でオーディ
オを聴取することができる。
【0034】また、リモートコントロール装置を使用し
ない場合には、出力端子121に直接ヘッドホン装置の
プラグが挿入される場合と、ライン接続用の信号線のプ
ラグが挿入される場合があるが、スタンバイモードから
の立ち上げである場合には、スタンバイ状態になる前と
使用状態に基本的に変化がないと判断して、直前の設定
状態を維持するようにしてある。従って、例えばオーデ
ィオ出力端子を他のオーディオ機器のライン入力端子に
接続したままの状態としたとき、一度ライン出力用に設
定した後は、以後は何も操作をすることなく、ライン出
力用の処理状態が維持される。
【0035】そしてスタンバイモードからの立ち上げで
ない場合には、出力選択メニューが表示部108に表示
されて、ユーザのキー操作で出力状態の選択ができる状
態になり、そのときの使用状態によりヘッドホン出力状
態とライン出力状態の選択ができる。従って、ヘッドホ
ン装置を使用する場合には、出力選択メニューでヘッド
ホン出力を選択すれば良く、ライン接続とする場合に
は、出力選択メニューでライン出力を選択すれば良い。
【0036】なお、上述した実施の形態では、オーディ
オデータが記録された光ディスクや光磁気ディスクの再
生を行うディスク再生装置に適用したが、同様のディス
クに記録する機能と再生する機能を備えた記録再生装置
にも適用できることは勿論である。また、ディスクの再
生装置や記録再生装置以外にも、オーディオ信号の出力
端子を備えたオーディオ機器(ここでのオーディオ機器
にはビデオ機器などが備えるオーディオ処理部も含まれ
る)であれば、他の機器にも本発明は適用できるもので
ある。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によると、リモ
ートコントロール用通信端子にリモートコントロール装
置の端子を接続することで、そのリモートコントロール
装置と機器本体とが通信を行う。この通信を認識するこ
とで、オーディオ信号出力端子から出力されるオーディ
オ信号の状態が、ヘッドホン出力用に自動的に設定され
るようになる。従って、例えばリモートコントロール装
置用のプラグとヘッドホン装置用のプラグが一体化され
ている場合には、その一体化されたプラグを機器本体の
端子部に装着するだけで、自動的にヘッドホン出力用に
設定され、出力端子の切替え操作をすることなく、適切
な出力状態に設定される。
【0038】請求項2に記載した発明によると、請求項
1に記載した発明において、リモートコントロール用通
信端子での通信ができないとき、出力処理として、所定
の操作入力に基づいて、ライン出力用又はヘッドホン出
力用に設定することで、リモートコントロール装置が接
続されてない場合には、ユーザの操作に基づいてライン
出力用とヘッドホン出力用との選択ができ、例えばリモ
ートコントロール装置と一体化されてないヘッドホン装
置を接続した場合にも対処できる。
【0039】請求項3に記載した発明によると、請求項
2に記載した発明において、リモートコントロール用通
信端子での通信ができない状態で、機器をスタンバイ状
態から立ち上げたとき、そのスタンバイ状態になる直前
の出力状態に設定することで、例えばオーディオ出力端
子を他のオーディオ機器のライン入力端子に接続したま
まの状態としたとき、一度ライン出力用に設定した後
は、以後は何も操作をすることなく、ライン出力用の処
理状態が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による構成の例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による機器の形状の例を
示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるオーディオ信号の
出力状態の設定処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…ディスク再生装置、101…ディスク、103
…光学ピックアップ、104…再生処理回路、105…
デジタル・アナログ変換器、106…アナログ処理回
路、110…システムコントローラ、111…通信用ポ
ート、120…端子部、121…オーディオ信号出力端
子、122…電源出力端子、123…リモートコントロ
ール用通信端子、124…キー情報入力端子、125…
接地端子、140…リモートコントロール装置、150
…ヘッドホン装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 5/04 H04R 5/04 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号源から供給されるオーデ
    ィオ信号の出力処理を、ライン出力用とヘッドホン出力
    用とを選択的に行う出力処理手段と、 上記出力処理手段で処理されたオーディオ信号を出力さ
    せるオーディオ信号出力端子と、 リモートコントロール用通信端子と、 上記リモートコントロール用通信端子での通信状態に基
    づいて、出力処理手段での出力処理状態をライン出力用
    又はヘッドホン出力用に設定する制御手段とを備えたオ
    ーディオ信号出力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオーディオ信号出力装置
    において、 上記制御手段は、上記リモートコントロール用通信端子
    での通信ができるとき、上記出力処理手段での処理を、
    ヘッドホン出力用に設定し、 上記リモートコントロール用通信端子での通信ができな
    いとき、上記出力処理手段での処理を、所定の操作入力
    に基づいて、ライン出力用又はヘッドホン出力用に設定
    するオーディオ信号出力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のオーディオ信号出力装置
    において、 上記リモートコントロール用通信端子での通信ができな
    い状態で、上記制御手段がスタンバイ状態から装置を立
    ち上げたとき、そのスタンバイ状態になる直前の出力状
    態に設定するオーディオ信号出力装置。
JP11086551A 1999-03-29 1999-03-29 オーディオ信号出力装置 Abandoned JP2000278782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086551A JP2000278782A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 オーディオ信号出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086551A JP2000278782A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 オーディオ信号出力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000278782A true JP2000278782A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13890151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11086551A Abandoned JP2000278782A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 オーディオ信号出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000278782A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006339848A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Kenwood Corp 可変量調整システム、音量調整システム、イコライザ調整システム、可変量調整装置、音量調整装置、及びイコライザ調整装置。
JP2007052819A (ja) * 2005-08-12 2007-03-01 Kenwood Corp オーディオ装置及びその制御方法
JP2007088551A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Kenwood Corp オーディオ装置、録音装置、オーディオシステム、及び音声信号出力方法
JP2016075762A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 ティアック株式会社 オーディオ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006339848A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Kenwood Corp 可変量調整システム、音量調整システム、イコライザ調整システム、可変量調整装置、音量調整装置、及びイコライザ調整装置。
JP2007052819A (ja) * 2005-08-12 2007-03-01 Kenwood Corp オーディオ装置及びその制御方法
JP2007088551A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Kenwood Corp オーディオ装置、録音装置、オーディオシステム、及び音声信号出力方法
JP4497544B2 (ja) * 2005-09-20 2010-07-07 株式会社ケンウッド オーディオ装置、録音装置、オーディオシステム、及び音声信号出力方法
JP2016075762A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 ティアック株式会社 オーディオ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4433209A (en) Stereo/monaural selecting circuit
US8682002B2 (en) Systems and methods for transducer calibration and tuning
JP2001125688A (ja) 拡張装置
JP2000278782A (ja) オーディオ信号出力装置
JP3208256B2 (ja) 音声処理出力装置
JP4497544B2 (ja) オーディオ装置、録音装置、オーディオシステム、及び音声信号出力方法
KR20010059527A (ko) 휴대폰의 이어 마이크
JP2002064596A (ja) 携帯電話装置
JP3975233B2 (ja) オーディオ機器および音声出力制御方法
KR100342700B1 (ko) 오디오시스템의음량설정장치및그방법
JP2004072498A (ja) イヤホンマイク
JP3454138B2 (ja) 音場処理決定装置
KR200204825Y1 (ko) 차량의 파워앰프용 엠피3 재생 아답터
KR100290551B1 (ko) 컴퓨터용카세트테이프드라이브
JP2001151028A (ja) 車載用オーディオ装置
KR101323949B1 (ko) 디지털 앰프모듈이 구비된 퍼스널컴퓨터 및 그 디지털앰프모듈의 5.1채널 제어방법
KR200341204Y1 (ko) 이어 마이크의 녹음장치
KR0164777B1 (ko) 컴팩트 디스크 롬 드라이브 회로
JP4395907B2 (ja) 電子機器
JP2519030Y2 (ja) 重低音発生回路付音響機器
JPH0627038Y2 (ja) ヘッドホンステレオ
KR101114123B1 (ko) 오디오 입력장치를 구비한 이동 통신 단말기
KR200343665Y1 (ko) 카오디오와 휴대용 미디어플레이어의 인터페이스장치
US20020120355A1 (en) Audio-video processing system and computer-readable recording medium on which program for implementing this system is recorded
JP3365558B2 (ja) 記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060214

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20070629