JP4938781B2 - 情報提示装置、情報提示方法、情報提示プログラム及び集積回路 - Google Patents
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Description
この問題に対し、特許文献1には、複数ユーザそれぞれについての、複数のユーザに係る視聴履歴等のユーザプロファイルを収集し、ユーザプロファイル間で相当数合致したコンテンツを提示する技術が開示されている。
上記の問題に鑑み、本発明は、ユーザにとり有益な、ユーザ間の話題喚起に繋がるコンテンツ等の情報について、ユーザにとって把握容易に提示する情報提示装置を提供することを目的とする。
また、前記提示手段は、各組について、第1部分群と第2部分群との積集合と、第1又は第2部分群と前記積集合との差集合とのいずれかを選択する集合選択部と、前記提示順序に従い、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合いを並べて表示する表示部とを含むこととしてもよい。
また、前記集合選択部は、前記積集合の要素数と、前記和集合の要素数との比が所定値以上である場合に前記差集合を選択することとしてもよい。
また、前記集合選択部は、前記積集合の要素数と前記和集合の要素数との比が所定値未満である場合に、前記積集合を選択することとしてもよい。
また、前記決定手段は、前記提示順序を、各組に係る第1部分群と第2部分群との和集合の要素数に関し降順とすることとしてもよい。
また、前記決定手段は、前記提示順序を、各組に係る重複度合の大きさに関し降順とすることとしてもよい。
また、前記算出手段は、更に、前記第1情報群に含まれるデータと、前記第2情報群に含まれるデータとの間において、付加された第1属性の重複度合を算出し、前記提示手段は、更に、第1属性の重複度合を可視化して提示することとしてもよい。
また、前記提示手段は、切替指示を受け付けており、前記切替指示を受信した場合に、第1属性に係る重複度合の提示と、前記第1属性に係る重複度合の提示内容を詳細化した、第1属性に係る重複度合及び第2属性に係る複数の重複度合を並べた提示とを切り替えることとしてもよい。
また、前記提示手段は、前記重複度合が所定値未満である場合に、第1及び第2情報群の積集合を選択し、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合を表示することとしてもよい。
また、前記提示手段は、算出した第1属性の重複度合と、算出した各組に係る第2属性の重複度合とを並べて表示することとしてもよい。
また、前記第1属性は、データが属するグループを示すグループIDであり、前記第2属性は、データを識別するデータIDであることとしてもよい。
また、前記第1属性は、データが属するグループを示すグループIDであり、前記第2属性は、前記第1属性とは別のグループIDであることとしてもよい。
また、第1及び第2属性は、第1属性を上位階層とし、第2属性を下位階層とするツリー構造を構成し、第2属性が取り得る値は、第1属性の内容に対応して予め定められていることとしてもよい。
また、前記提示手段は、重複度合を、第1部分群と第2部分群との関係を示すベン図を表示することにより可視化することとしてもよい。
この構成によれば、前記第1及び第2集合の関係を分かり易くユーザに提示することができる。
この構成によれば、コンテンツから構成される第1及び第2情報群の関連性について、複数の観点を切り口としてユーザにとって把握容易に一覧的に提示することができる。
また、前記データは、ログ情報であってもよい。
この構成によれば、ログ情報から構成される第1及び第2情報群の関連性について、複数の観点を切り口としてユーザにとって把握容易に一覧的に提示することができる。
また、前記集合選択手段は、前記重複度合が所定値以上である場合に、前記非重複集合を選択することとしてもよい。
また、前記集合選択手段は、前記重複度合が所定値未満である場合に、前記重複集合を選択することとしてもよい。
また、前記重複度合算出手段は、前記第1情報群及び前記第2情報群の少なくとも一方に含まれるデータ情報の数を示す第1数を算出し、前記重複集合に含まれるデータ情報の数を示す第2数を算出し、第1数に対する第2数の比率を、前記重複度合として算出することとしてもよい。
また、前記データ情報は、データを識別するデータIDと、データが属するグループを示すグループIDとを含み、前記取得手段は、更に、複数のデータ情報からなる第3情報群と、複数のデータ情報からなる第4情報群とを取得して、データ情報に含まれるグループIDの値それぞれについて、前記第3情報群から前記値を持つグループIDを含むデータ情報を抽出することにより第1情報群を生成し、前記第4情報群から当該値を持つグループIDを含むデータ情報を抽出することにより第2情報群を生成し、前記重複度合算出手段は、更に、グループIDの値それぞれについての第1情報群と第2情報群の重複度合を算出し、前記集合選択手段は、更に、グループIDの値に対応する重複度合の大きいものから順に、グループIDを1以上選出し、選出したグループIDに対応する重複度合に基づいて、当該グループIDの値に係る第1情報群と第2情報群の重なりである重複集合と、第1情報群と第2情報群から当該重複集合を除く非重複集合とのいずれかを選択し、前記情報選出手段は、前記集合選択手段により順に選択された集合に含まれるデータ情報を選出することとしてもよい。
本発明の情報提示方法は、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる情報提示方法であって、第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得ステップと、第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成ステップと、第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定ステップと、決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示ステップとを含む。
ここで、話題を喚起するコンテンツとは、ユーザが、非常に興味を持つ、ユーザにとって気になるコンテンツである。
例えば、複数のユーザが、歌手Hの歌っている楽曲のほとんどを聞いたことがある場合を想定する。この場合に、ユーザAのみが聞いたことのある歌手Hの歌っている楽曲Cがあることが分かれば、ユーザA以外のユーザは、歌手Hが歌っている楽曲のほとんどを知っているにも関わらず、まだ聞いたことのない楽曲Cについて、大変興味を持つ。ユーザA以外のユーザは、楽曲Cの視聴を望み、またユーザAに対し、楽曲Cの感想を求めることとなる。ユーザAは、他のユーザに対し楽曲Cを聞いたときの感想等を話す。即ち、楽曲Cが推薦されることによって、ユーザ間の話題が喚起されることになる。
1.実施の形態1
1.1.構成
本発明の実施の形態1に係るコンテンツ推薦システムは、図1に示すように、コンテンツ推薦装置1と、ユーザAが所有するプレーヤ端末2と、ユーザBが所有するプレーヤ端末3とを含んで構成される。
1.1.1.プレーヤ端末2、プレーヤ端末3
プレーヤ端末2は、コンテンツを再生するためのポータブルプレーヤであり、図2に示すように、制御部201、コンテンツ再生部202、記憶部203、音声出力部204、表示部205、赤外線通信部206、ネットワーク通信部207とを含んで構成される。
コンテンツのそれぞれは、一例として、音楽データであり、コンテンツには、他のコンテンツと区別できるようコンテンツIDが付され、曲名、曲調、歌唱しているアーチスト名、アーチストジャンルなどの属性について、コンテンツ制作者が予め定めた属性値が付されている。
曲調は、音楽の曲調を識別するための識別情報であり、例えば、バラード調の音楽には2、ロック調の音楽には1、ジャズ調の音楽には3、演歌調の音楽には4というように値が割り振られている。
アーチストジャンルは、アーチストを分類するために便宜的に割り振られた値であり、例えば、アーチストが日本人でありポップスを歌唱する割合が多い場合はJPOPSを示す1、アーチストが日本人以外である場合には、洋楽を示す2、アーチストが演歌歌手である場合には演歌を示す3などの値が割り振られる。
プレーヤ端末2は、視聴履歴表として、図3に示す視聴履歴表11を記憶している。
視聴履歴表11は、1以上の視聴履歴情報を含んでおり、各視聴履歴情報は、コンテンツIDと、複数の属性に分類された属性値と、再生回数とを含む。
本実施形態では、前述の複数の属性は、曲名と、曲調と、アーチスト名と、アーチストジャンルであり、前述したコンテンツに付されている属性と同じものである。
購入履歴表については、後述する。
コンテンツ再生部202は、具体的には音楽データの再生を行う集積回路である。コンテンツ再生部202は、記憶部203に記憶されているコンテンツのうち、制御部201によって指示されたものを再生し、音声信号を音声出力部204に出力する。
音声出力部204は、具体的にはスピーカであり、コンテンツ再生部202から受け付けた音声信号に基づく音声を外部へ出力する。
表示部205は、具体的にはディスプレイであり、コンテンツ再生部202から受け付けた映像信号に基づく映像を表示する。
赤外線通信部206は、赤外線通信を行う赤外線通信デバイスであり、コンテンツ推薦装置1、プレーヤ端末3と通信を行う。
ネットワーク通信部207は、ネットワークを用いて通信を行う通信デバイスである。例えば、ネットワークを介してコンテンツを購入するような場合に用いられる。
また、制御部201は、赤外線通信部206を介して、コンテンツ推薦装置1から送信指示を受け付けて、前記送信指示に従い、視聴履歴表11を、コンテンツ推薦装置1に対して送信する。
プレーヤ端末3は、視聴履歴表として、図4に示す視聴履歴表12を記憶しているものとし、コンテンツ推薦装置1からの送信指示に従って、コンテンツ推薦装置1に対して視聴履歴表12を出力する。
コンテンツ推薦装置1は、ディスプレイを備えたテレビ受像機であり、図5に示すように、複数プロファイル取得部101、プロファイル共有関係把握部102、コンテンツ選択基準記憶部103、コンテンツ選択基準判定部104、コンテンツ選択部105、選択コンテンツ提示部106を含んで構成される。
本実施形態では、複数プロファイル取得部101は、プレーヤ端末2から、ユーザプロファイルとして視聴履歴表11を取得し、プレーヤ端末3からユーザプロファイルとして視聴履歴表12を取得するものとする。
プロファイル共有関係把握部102は、前記共有関係を把握するための指標として、後述する共有度合Sを算出する。
ここで、前記共有関係の把握に関して、図6のベン図を用いて説明する。
集合Aは、視聴履歴表11のコンテンツIDを要素とする集合であり、集合A={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16}のように表す。
視聴履歴表11と視聴履歴表12に共通に含まれる、即ち共有されているコンテンツIDの集合は、集合Aと集合Bの積集合(A&B)であり、(A&B)={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13}のように表す。
プロファイル共有関係把握部102は、実際には、共有関係を把握するために、共有度合Sを算出する。共有度合Sは、積集合(A&B)の要素数と、和集合(A|B)の要素数との比であり、下式により示される。
本実施形態においては、Sが所定値(例えば0.7)以上である場合には、集合Aのうち集合(A&B)を除く部分集合(集合(A−(A&B))と表す。)及び集合(B−(A&B))に含まれるコンテンツIDに係るコンテンツを推薦する。これにより、ユーザAとユーザBとの間で、話題が喚起される。
例えば、コンテンツ推薦装置1が、1000人のユーザについての視聴履歴表を取得し、1000個の視聴履歴表についての和集合には、10000個のコンテンツIDが含まれ、積集合には9999個のコンテンツIDが含まれているとする。また、和集合に含まれかつ積集合に含まれていないコンテンツIDが、1であり、ユーザZに係る視聴履歴表にのみ含まれているものとする。
コンテンツ選択基準記憶部103は、プロファイルの共有関係に応じたコンテンツ選択基準を1以上記憶する。コンテンツ選択基準は、共有度合Sに基づき、話題喚起に繋がるコンテンツを選択するための基準である。
プロファイル共有関係把握部102により算出された共有度合Sについて、共有度合Sが所定値(例えば0.7)以上ならば(ステップS101:YES)、共有されていないコンテンツIDを含む部分集合(集合A−集合(A&B)、集合B−集合(A&B))からコンテンツIDを選出し(ステップS102)、共有度合Sが所定値未満の場合(ステップS101:NO)、共有されている、即ち集合(A&B)に含まれるコンテンツIDを選出する(ステップS104)。
共有度合Sが、所定値以上である場合、集合(A&B)に含まれないコンテンツIDを選出するようコンテンツ選択部105に通知し、共有度合Sが0である場合、他の属性を用いるようプロファイル共有関係把握部102に通知し、共有度合Sが、0より大きく所定値未満である場合、集合(A&B)に含まれるコンテンツIDを選出するよう、コンテンツ選択部105に通知する。
コンテンツ選択部105は、コンテンツ選択基準判定部104から、集合(A&B)からコンテンツIDを選出するよう指示された場合、集合(A&B)からコンテンツID(例えば、14、15、16、17、18)を選出し、集合(A&B)に含まれないコンテンツIDを選出するよう指示された場合、集合(A&B)に含まれないコンテンツIDを選出する。
ここで、選択されたコンテンツに合わせて、採用されたコンテンツ選択基準を表示してもよい。 また、採用されたコンテンツ選択基準毎にカテゴライズして、採用されたコンテンツに合わせて、そのコンテンツ選択基準を表示してもよい。
コンテンツ推薦システムの動作について、図9を用いて説明する。
ユーザAは、コンテンツ推薦装置1に対し、リモコン等を用いて、コンテンツ推薦指示を入力する。
コンテンツ推薦装置1は、ユーザAが所有するプレーヤ端末2と、ユーザBが所有するプレーヤ端末3とに対し、ユーザプロファイル要求を送信する。
同様に、プレーヤ端末3は、ユーザプロファイル要求を受信し、ユーザプロファイルとして、視聴履歴表12をコンテンツ推薦装置1に対して送信する。
コンテンツ推薦装置1の、複数プロファイル取得部101は、プレーヤ端末2から視聴履歴表11を取得し、プレーヤ端末3から視聴履歴表12を取得する(ステップS301)。
コンテンツ選択基準判定部104は、コンテンツ選択基準記憶部103からコンテンツ選択基準を読み出し、共有度合Sが、前記コンテンツ選択基準のいずれの範囲に属するかを判定する(ステップS303)。
これにより、例えば、集合Aのうち、集合(A&B)を除いた部分を示す集合(A−(A&B))を推薦すると判断する。
コンテンツ選択部105は、集合(A−(A&B))に属する要素であるコンテンツIDを選出し、選択コンテンツ提示部106に対し出力する(ステップS304)。
2.実施の形態2
実施の形態1においては、コンテンツIDのみを用いて共有関係の把握を行っていたが、実施の形態2においては、属性を考慮して共有関係の把握を行う。
2.1.構成
プレーヤ端末2は、視聴履歴表11に代えて図10に示す視聴履歴表13を保持しており、プレーヤ端末3は視聴履歴表12に代えて図11に示す視聴履歴表14を保持しているものとする。 属性値「浜田まゆみ」と、属性値「歌田ひかり」のそれぞれについて、実施の形態1と同様の処理を行う。
属性値「浜田まゆみ」については、実施の形態1で説明したのと同じ結果となる。
すなわち、プロファイル共有関係把握部102は、属性値「浜田まゆみ」に関し、共有度合S=0.72を算出する。
属性「アーチスト名」について属性値「歌田ひかり」を持つコンテンツについてのベン図は、図12のようになる。
ここで、集合Aは、視聴履歴表13における属性値「歌田ひかり」を持つコンテンツのコンテンツIDの集合であり、A={30,31,32,33,34,35}と表す。 集合Bは、視聴履歴表14における属性値「歌田ひかり」を持つコンテンツのコンテンツIDの集合であり、B={30,36,37,38,39,40}と表す。
積集合(A&B)={30}
和集合(A|B)={30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40}
と表す。
プロファイル共有関係把握部102は、属性値と共有度合Sとを、図13に示すような共有表として記録しておく。
コンテンツ選択基準記憶部103は、プロファイルの共有関係に応じたコンテンツ選択基準を記憶している。
コンテンツ選択基準判定部104は、前記共有表における最も共有度合Sが大きい属性値について、図8を用いて説明済みの前記コンテンツ選択基準に従い、コンテンツ選択基準の判定を行う。
2.2.動作
本実施の形態のコンテンツ推薦システムの動作について、図14を用いて説明する。
コンテンツ推薦装置1は、ユーザAが所有するプレーヤ端末2と、ユーザBが所有するプレーヤ端末3とに対し、ユーザプロファイル要求を送信する。
プレーヤ端末2は、ユーザプロファイル要求を受信し、ユーザプロファイルとして、視聴履歴表13をコンテンツ推薦装置1に対して送信する。
コンテンツ推薦装置1の、複数プロファイル取得部101は、プレーヤ端末2から視聴履歴表13を取得し、プレーヤ端末3から視聴履歴表14を取得する。
プロファイル共有関係把握部102は、複数のユーザの視聴履歴にある属性のうち1の属性値を選択する。ここで、選択した属性は「アーチスト名」であり、属性値は、「浜田まゆみ」であるとする(ステップS401)。
プロファイル共有関係把握部102は、属性値「浜田まゆみ」についての、コンテンツIDの和集合(A&B)を生成する(ステップS403)。
プロファイル共有関係把握部102は、「浜田まゆみ」について、共有度合Sを算出する(ステップS404)。
このとき、ステップS401では、プロファイル共有関係把握部102は、属性値として「歌田ひかり」を取得し、属性値「歌田ひかり」についてステップS402〜ステップS404を、実行する。
本実施形態では、属性値「浜田まゆみ」についてのSは、0.72であり、属性値「歌田ひかり」についてのSは0.09であるので、ステップS406においては、属性値「浜田まゆみ」が選択される。
コンテンツ選択部105は、コンテンツ選択基準判定部104において判定された選択基準に従い、共有されていない、即ち、図6に示す属性値「浜田まゆみ」で、集合((A|B)−(A&B))に含まれるコンテンツID(14、15、16、17、18)を選択し、選択したコンテンツIDをコンテンツ提示部106に対して送信する。
なお、本実施形態においては、属性として「アーチスト名」を選び処理することとしていたが、これに限らず、他の属性に着目し、他の属性について、同様の処理を行ってもよい。
また、ステップS406において、共有度合Sが最大である属性値を選出し、ステップS407において、その属性値と、共有度合Sとを記憶することとしているが、これに限らない。例えば、共有度合Sの大きい属性値から順番に選出し、その選出された属性値それぞれについて、上述したステップS101からステップS104までの処理を行うことによって、共有されていないコンテンツIDを含む部分集合からコンテンツIDを選出するか又は共有されている部分集合に含まれるコンテンツIDを選出することとしてもよい。
3.実施の形態3
実施の形態2においては、複数の視聴履歴表を用いて共有関係を把握するために、視聴履歴表における複数の属性の中から、ある属性を選出し、選出した属性中の各属性値について、共有度合Sを算出していた。これに対し、実施形態3においては、視聴履歴表における複数の属性のうち、2種類以上の属性についても、同様に属性に含まれる属性値について、共有度合Sを算出することとしている。
本実施の形態のプロファイル共有関係把握部102は、実施の形態2で行っていた、属性「アーチスト名」における属性値「浜田まゆみ」「歌田ひかり」のそれぞれについての共有度合Sの算出に加え、属性値「曲調」における属性値「2(バラード調)」、「1(ロック調)」のそれぞれについても、共有度合Sを算出する。
プロファイル共有関係把握部102は、視聴履歴表13及び視聴履歴表14に基づき、図17(a)に示すように、属性「曲調」の属性値「バラード調」について、和集合リストと積集合リストを生成し、図17(b)に示すように、属性「曲調」の属性値「ロック調」について、和集合リストと積集合リストを生成し、図17(a)、図17(b)のそれぞれについて、共有度合Sを算出する。
プロファイル共有関係把握部102は、全ての属性におけるそれぞれの属性値について、共有度合Sを算出し、図13に示したものと同様の共有表を生成する。
コンテンツ選択基準記憶部103は、プロファイルの共有関係に応じたコンテンツ選択基準を記憶している。
コンテンツ選択基準判定部104は、前記共有表における共有度合Sが所定値より大きい属性値全てについて、共有度合Sの大きい属性値から順に、図8を用いて説明済みの前記コンテンツ選択基準に従い、コンテンツ選択基準の判定を行う。
ここで、コンテンツIDが複数選択された場合には、視聴履歴表に記録されている、当該コンテンツIDに対応する再生回数の多いものから、順に選出することとするが、これに限定されるものではない。
尚、実施の形態3においては、1つの属性や1つの属性値に基づいてプロファイル共有関係を把握し、コンテンツ選択基準を判定するとしているが、複数の属性や複数の属性値を組み合わせてもよい。
3.2.動作
ここで、プロファイル共有関係把握部102が実行する共有関係の把握について、図18を用いて説明する。
次に、ステップS501で取得された属性に属する属性値のうちから1つの属性値を取得する(ステップS502)。
次に、ステップS502で取得された属性値について、複数のユーザの視聴履歴表にあるコンテンツIDの和集合を算出する(ステップS503)。
次に、ステップS502で取得された属性値において、ステップS503で算出された和集合に対するステップS504で算出された積集合の比率である共有度合Sを算出する(ステップS505)。
次に、全ての属性においてステップS501〜S506の処理がなされたか判定し、なされていない場合はステップS501に戻り、為されている場合はステップS508に進む(ステップS507)。
次に、ステップS508で取得された属性値が持つ和集合に対する積集合の比率の値の大きい順にステップS508で取得された属性値を並べ、対応する和集合に対する積集合の比率の値を付与して共有表として記憶する(ステップS509)。
4.実施の形態4
上述の実施の形態では、コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末2及びプレーヤ端末3のそれぞれからユーザプロファイルを1つずつ取得していたが、本実施の形態では、それぞれのプレーヤ端末から、複数のユーザプロファイルを取得する。
また、コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末3から、視聴履歴表12と、図19(b)に示すネット購入履歴表16の、2つのユーザプロファイルを取得する。
ネット購入履歴表15は、プレーヤ端末2のユーザが、ネットワークを介して購入しダウンロードしたコンテンツの情報であり、コンテンツIDと、属性として、曲名、曲調、アーチスト名、アーチストジャンルを含む。属性は、視聴履歴表における属性と同様である。
ネット購入履歴表16については、ネット購入履歴表15と同様であるので、説明は省略する。
この場合の共有関係は、図20に示すベン図で表すことができる。
集合Aは、視聴履歴表11と、ネット購入履歴表15の少なくとも一方に含まれるコンテンツIDを要素としており、A={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16,20,21}のように表す。
集合A及び集合Bについて、和集合(A|B)、積集合(A&B)を生成し、共有度合Sを算出する手順等、以後の処理は、上述の実施の形態で既に説明済みであるので説明は省略する。
尚、上記の実施の形態において、ユーザプロファイルは、ユーザが直接入力したものであってもよいし、コンテンツの視聴履歴以外の行動履歴や購買履歴から取得した情報であってもよい。
5.実施の形態5
これまで説明してきた実施の形態においては、共有度合Sが所定値以上である場合には、非共有の部分集合に含まれるコンテンツIDを推薦することとしていた。
5.1.概念
本実施の形態の概念について、図21のベン図を例に説明する。
ここで、上述の実施形態に示したように、プロファイル共有関係把握部102は、視聴履歴表13及び14に含まれる属性「アーチスト名」と、属性「曲調」とのそれぞれについて、各属性に含まれる全ての属性値に係る共有度合S1を算出する。
具体的には、属性が「アーチスト名」には属性値「浜田まゆみ」「歌田ひかり」が含まれ、属性「曲調」には「ロック調」「バラード調」が含まれているので、4つの属性値「浜田まゆみ」「歌田ひかり」「ロック調」「バラード調」それぞれに係る共有度合S1を算出することになる。
コンテンツ選択基準判定部104は、S1が最大であり、かつ所定値以上である属性値「浜田まゆみ」を選択し、非共有の部分集合である集合(A−(A&B))のうち属性値が「浜田まゆみ」であるものと、非共有の部分集合である集合(B−(A&B))のうち属性値が「浜田まゆみ」であるものとの和集合を選出すると判定し、コンテンツ選択部105が、{14,15,16,18,19}を選出する。
ここでコンテンツ選択部105が、選出した{14,15,16,18,19}の5つのコンテンツIDの中で、どのコンテンツIDから順に選出するかを決定するために、選出された非共有の部分集合に対し、更に、属性「曲調」による判定を行う。
例えば、図示していないが、属性「プロデューサー名」の属性値「プロデューサ1」「プロデューサ2」を判定に加える。
以上のように、属性を判定対象として加えていくことにより、コンテンツIDの推薦順序をより、話題の喚起に成りやすい順にすることができる。
5.2.動作
本実施の形態におけるコンテンツ選択基準の判断の処理手順について、図22に示すフローチャートを用いて説明する。
プロファイル共有関係把握部102は、視聴履歴表13、視聴履歴表14に含まれる属性のうち一の属性を取得する(ステップS701)。
一の属性は、例えば、視聴履歴表に含まれる属性からランダムに選出する。ここでは、「アーチスト名」を選出したものとする。
プロファイル共有関係把握部102は、取得した前記属性値について、視聴履歴表に基づく和集合を算出する(ステップS703)。
次に、プロファイル共有関係把握部102は、前記属性に含まれる属性値について、視聴履歴表に基づく積集合を算出する(ステップS704)。
例えば、属性「アーチスト名」の属性値「浜田まゆみ」についての積集合を算出することになる。
例えば、属性「アーチスト名」の属性値「浜田まゆみ」についての共有度合S1を算出することになる。
次に、全ての属性値を取得済みか否かを判定する(ステップS706)。
ステップS706において、YESと判定された場合には、全ての属性が取得済みであるか否かを判定する(ステップS707)。本例では、属性として「アーチスト名」を取得したのみであるので、判定結果はNOとなる。判定結果がNOの場合(ステップS707:NO)、ステップS701に移行する。本例では、ステップS701において、属性として、「曲調」が選択されることになる。
ステップS707において、YESと判定された場合、算出したS1の大きいものから順に一の属性値を取得する(ステップS708)。本例では、属性値「浜田まゆみ」については、S1=0.72であり、属性値「歌田ひかり」については、S1=0.71であり、属性値「ロック調」については、S1=0.17であり、属性値「バラード調」については、S1=0.71であったとする。この場合には、ステップS708においては、属性値「浜田まゆみ」が先ず選出される。属性値「浜田まゆみ」が第1の属性値となる。
次に、第1の属性値が属していない属性を取得する(ステップS709)。本例では、第1の属性値は、「浜田まゆみ」であったので、「浜田まゆみ」が属する属性である「アーチスト名」以外の属性(「曲調」)が、選出される。ここで第2の属性は、「曲調」である
次に、第2の属性に含まれる全ての属性値から、一の属性値を取得する(ステップS710)。本例では、属性値「ロック調」が取得されるものとし、この属性値「ロック調」が第2の属性値である。
次に、(第1の属性値&第2の属性値)に係る積集合を算出する(ステップS712)。本例では、「浜田まゆみ」かつ「ロック調」である集合についての積集合を算出することとなる。
次に、第2の属性に含まれる全ての属性値が取得済みであるか否か判定する(ステップS714)。本例では、第2の属性に含まれる属性値は、「ロック調」しか取得されていないので、判定結果はNOとなり、ステップS710に移行し、ステップS710において、第2の属性に含まれる属性値「バラード調」を取得することとなる。
次に、第1の属性値として、属性値が全て取得済みであるか否か判定する(ステップS716)。本例では、S1が計算された属性値「バラード調」などが未取得であるので、ステップS716はNOとなり、ステップS708に移行し、ステップS708において、第1の属性値として、「バラード調」が選出されて、既に説明したステップS707以降の処理を、「バラード調」について実行することとなる。
6.実施の形態6
本実施の形態では、上述の実施の形態において説明した話題を喚起するコンテンツを選出して推薦する処理(以下、コンテンツ推薦処理という。)を実行する機能(以下、コンテンツ推薦機能という。)を、上述の実施の形態とは異なった機器で構成されるシステムで実現している。また、コンテンツ推薦処理の結果は、UIを用いてユーザに分かりやすく提示される。
6.1.システム構成
本実施の形態に係るコンテンツ推薦システムは、図24に示すように、コンテンツ推薦機能を搭載したSTB(Set Top Box)デバイス1001、STBデバイス1001に接続されたTVデバイス1002、STBデバイス1001と通信するモバイル端末1003、1004とを含んで構成される。
6.1.1.TVデバイス1002
TVデバイス1002は、PDP、LCD等の表示装置である。
また、TVデバイス1002は、ディスプレイ表面がタッチパネルとなっており、ユーザが前記タッチパネルに触れた場合にその触れた位置を示す接触位置情報をSTBデバイス1001に出力する。
6.1.2.STBデバイス1001
STBデバイス1001は、コンテンツ推薦機能を備えるHDDレコーダ、DVDレコーダ、コンポ等であり、TVデバイス1002とケーブル、無線等により通信し、モバイル端末1003及び1004と赤外線、無線及びLAN等により通信する。
そして、STBデバイス1001は、推薦すべきコンテンツをユーザに分かりやすく提示するためのUI等を生成し、そのUIを表示させるための信号をTVデバイス1002とモバイル端末1003、1004に送信する。
STBデバイス1001は、前記接触位置情報を用いて、TVデバイス1002が画面に表示しているUIの中でユーザが接触した位置、画像を特定する。これにより、例えば、STBデバイス1001は、UI中にボタンを示す画像が表示されており、UIが表示された画面上でそのボタンがユーザにより触れられたことを認識する。そして、STBデバイス1001は、前記ボタンが触れられた場合に行うべき処理として予め記憶している処理を実行する。
ここで、複数プロファイル取得部101、プロファイル共有関係把握部102、コンテンツ選択基準記憶部103、コンテンツ選択基準判定部104及びコンテンツ選択部105のそれぞれは、特に明示しない限り既に図5を用いて説明した同符号の構成要素と同じものであるので説明は省略する。
UI制御部1011は、現在表示中のUIにおいて前記接触位置情報に係る位置に表示されている画像が選択された場合に次に表示すべきUIを予め記憶しており、TVデバイス1002から接触位置情報を受け取ると、前記表示すべきUIを生成し、そのUIを示す映像信号をTVデバイス1002に対して出力する。
コンテンツ再生部1012は、前記再生指示に従い、コンテンツ蓄積部1013から再生すべきコンテンツを読み出して再生する。
モバイル端末1003は、ユーザAが所有する携帯電話、PDA、音楽プレーヤ、写真閲覧端末、動画再生端末等のモバイル端末である。
モバイル端末1004は、ユーザBが所有するモバイル端末である。
モバイル端末1003は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカ等から構成されるコンピュータシステムである。前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツの再生機能や、STBデバイス1001から受信した、推薦されたコンテンツや表示指示されたUI等を表示するための信号に基づき、推薦コンテンツの表示UIの表示機能等を達成する。
モバイル端末1003は、STBデバイス1001が出力するUI等を表示するための信号を受信し、そのUIを表示する。
6.2.UI
6.2.1.STBデバイス1001が生成するUI
次に、UIについて具体的に説明する。
図26は、コンテンツ推薦処理の結果をユーザに分かりやすく提示するためのUIを示す。
画像1100は、共通性マップ画像1111を含む画像1102と、共通性マップ画像1111についての説明が記載される画像1101とを含む。
共通性マップ画像1111は、上述の実施の形態で説明してきたユーザA及びユーザBについてのユーザプロファイルに係るコンテンツ推薦処理の結果について、ユーザに分かりやすく提示することを目的とした画像である。
表題画像1112は、共通性マップ画像1111がいずれの属性についてコンテンツ推薦処理が成された結果であるかを示す。
ここでは、表題画像1112には、「総合」の文字が記載されている。
ベン図画像1113は、実施の形態1において説明した図6と同様のベン図を示す画像であり、集合Aを示す円1116と、集合Bを示す円1117とを含む。
ベン図画像1113においては、前記コンテンツ推薦処理にて選出された、話題を喚起するコンテンツIDが含まれる領域、即ち集合(A−(A&B))及び集合(B−(A&B))を示す領域が他の領域から容易に識別できるように強調表示されている。
また、ベン図画像1113において、共有度合S(和集合(A|B)に対する積集合(A&B)の比率)の大きさが一見して把握できるように、共有度合Sが大きくなるほど円1116と円1117の重なり度合が大きくなっている。
例えば、ベン図画像1113における集合Aは、ユーザAとしての「土田太郎さん」に係るコンテンツIDの集合を示し、集合Bは、ユーザBとしての「園部花子さん」に係るコンテンツIDの集合であることが示されている。
また、画像1102には、識別を容易化するためにベン図画像1113における集合Aを示す円1116が青色で縁取られており、ベン図画像1113における集合Bを示す円1117が赤色で縁取られていることが明記されている。
本実施の形態では、話題を喚起するコンテンツIDが含まれる領域がUI上では斜線でハッチングされた部分であり、UI上で斜線でハッチングされた部分が「注目ポイント」であることを明記している。
また、話題を喚起する領域を斜線でハッチングすることにより識別容易化しているが、色や形状等、他の方法で行ってもよい。
例えば、前記タッチパネルに図26の画像1100が表示されている場合に、ユーザが集合(A−(A&B))の領域にタッチすると、集合(A−(A&B))の領域に対するポップアップ画像1115が表示される。
また、ポップアップ画像中にコンテンツIDを表示し、ポップアップ表示されている状態において、ポップアップ画像中に表示されているコンテンツIDの一つをユーザが指定することができることとしてもよい。この場合に、指定されたコンテンツIDに係るコンテンツを再生することとしてもよい。
例えば、図26に示す画像が表示されており、ユーザによりタッチパネルに表示されている詳細ボタン画像1114が触れられた場合、表示している画像1100を図26に示す画像から図27に示す画像へと遷移させる。
画像1102は、図27に示すように、図26に示す状態に比べて縮小され、画像1103と並べて表示される。
画像1103は、画像1102をより詳細な属性別に詳細表示するものである。
一例として、画像1103には、実施の形態2および実施の形態3において説明したコンテンツ推薦処理において、各属性について抽出された和集合(A|B)のうち、その和集合の要素数の多い順に(例えば上位3つが)選出され、その属性に係る共通性マップ画像が表示される。
ここで、共通性マップ画像1121は、共通性マップ画像1111と同様に表題画像1131、ベン図画像1134、詳細ボタン画像1137を含む。
表題画像1131は、共通性マップ画像1121がいずれの属性についてのコンテンツ推薦処理結果に基づき生成されているかを示す。
ベン図画像1134は、属性「アーティスト」についての属性値が「浜田まゆみ」であるコンテンツIDを集合A及びBの要素としていることを除いて、ベン図画像1113と同様のベン図を示す画像である。
共通性マップ画像1122は、集合A及びBが、属性「ジャンル」についての属性値が「ロック調」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
共通性マップ画像1123は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「歌田ひかり」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
また、ユーザが、タッチパネルに表示された共通性マップ画像1121〜1123の中の1つに接触すると、接触された共通性マップ画像における集合(A−(A&B))、(B−(A&B))及び積集合(A&B)が選択可能になる。
ここで、図26に示した画像が最初に表示されることとして説明してきたが、図27に示す画像が最初に表示されることとしてもよい。
画像1200は、共通性マップ画像1211〜1213を含む画像1202と、共通性マップ画像1212を更に詳細に説明する共通性マップ画像1221〜1223を含む画像1203とを含む。
画像1202は、画像1100における画像1103と同内容の画像であり、表示位置が画像1100における表示位置と異なっている。
画像1203は、画像1212を属性別に詳細表示するものである。
共通性マップ画像1221は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「Devonce」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
共通性マップ画像1223は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「Stevie Carey」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
また、ユーザが、区域1221〜1223における「詳細」領域を選択した場合の画面遷移は、画面1100から画面1200から切り換わるのと同様に、更なる属性値で集合範囲が絞られた状態でユーザAとユーザBとの共通性マップが表示される。
なお、上述のように、ユーザがTVデバイス1002が搭載するタッチパネルの対象箇所をタッチすることにより、ボタンの押下、領域の選択、コンテンツの指定を行うのに代えて、以下のように行ってもよい。
また、モバイル端末1003、1004が搭載するタッチパネルにて搭載する画面上にて対象箇所をタッチした後、又は搭載する例えば十字キーパッド等を操作して対象箇所を選択、指定した後に、無線通信等により、その情報をSTBデバイス1001やTVデバイス1002に送信する等であってもよい。
6.2.1.モバイル端末1003、1004が生成するUI
次に、図29を用いて、モバイル端末1003、1004により表示されるUI、その画面遷移等について説明する。
TVデバイス1002のディスプレイに、画像1100のように、共通性マップ画像が垂直方向に3つ配された画像1103を含む画像を提示すると、却ってユーザが画像の内容を把握するのが難しくなる。
モバイル端末1003のディスプレイには、まず、例えば図29(a)に示すような画面1300が表示される。
画像1300は、既に説明した画像1100と基本的に同内容の画像であり、下記の点のみ異なる。
また、ユーザAである「あなた」にとって話題喚起となる領域が、例えばベン図画像中に斜線が描かれるなどにより明確に識別される表示となっている。
そこで、例えば、ユーザが、画像1300における「詳細画像ボタン」を選択した場合、画面が切り換わり、ユーザAとユーザBとの単一属性に基づく共通性マップとして図29(b)に示す画像1400が表示される。
画像1400は、実施の形態2および実施の形態3において説明したコンテンツ推薦処理において各属性について抽出された和集合(A|B)のうち要素数の最も多いものが選出され、その属性に係る共通性マップ画像が表示される。
また、画像1400が表示されている場合において、画像1400中の上マークボタン画像1421や下マークボタン画像1422を選択することにより、他の属性に係る共通性マップ画像1511を含む画像1500を表示することとしてもよい。
ここで、ユーザが、「詳細画像ボタン」を選択した場合、より下位の属性のうち、和集合(A|B)の要素数の最も多い属性に係る属性値に係る共通性マップ画像が表示される。
また、ユーザが更に「詳細画像ボタン」を選択した場合、画面遷移は上述したよう、画像1300から切り換わるのと同様に、更なる属性値で集合範囲が絞られた状態で、ユーザAとユーザBとの共通性マップが表示される。
ユーザBが所有するモバイル端末1004により表示されるUIは、基本的な表示形態、領域選択、コンテンツ指定の方法等は、モバイル端末1003におけるものと同様である。
また、モバイル端末1003の画像1502においては、コンテンツ推薦処理にて選出された話題を喚起する領域として集合(B−(A&B))が強調別表示されていたのに対し、モバイル端末1004では、画像1602においては、コンテンツ推薦処理にて選出された話題を喚起する領域として集合(A−(A&B))が強調して識別表示される等、モバイル端末を所有するユーザ自身が興味を喚起する領域(自身が未知の領域)が識別表示されるところが異なる。
また、モバイル端末1003、1004は、十字キーパッド等を備え、ユーザが前記十字キーパッド等を操作して対象箇所を選択、指定する等としてもよい。
例えば、ユーザAがモバイル端末1003を操作することにより、モバイル端末1003は、画面に表示している情報(ベン図等)を、モバイル端末1004に通知する。
これにより、ユーザA及びユーザBは、お互いに、画面表示している情報をお互いに交換することができる。
なお、上記においては、コンテンツ推薦システムは、デバイス構成として、モバイル端末は2人が所有する2台という構成であったが、3台以上であってもよい。
7.実施の形態7
実施の形態6では、コンテンツ推薦システムを、STBデバイス1001、TVデバイス1002、ユーザAが所有するモバイル端末1003及びユーザBが所有するモバイル端末1004から構成する例について説明した。
総合デバイス1005は、カーナビゲーション、PC等であり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、通信デバイス、ネットワークアダプタ等から構成されるコンピュータシステムである。
ここで達成されるコンテンツ推薦機能は、これまでの実施の形態において説明してきたコンテンツ推薦における内部処理による。
総合デバイス1005は、搭載したコンテンツ推薦機能により、モバイル端末1006とモバイル端末1007から、赤外線通信や無線通信、LAN等を用いてコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを取得し、話題を喚起するコンテンツを選出し、そのコンテンツを表示するためのUIを生成する。
また、表示されたUIに対しユーザが領域を指定するためのタッチパネルを搭載しており、指定された領域に属するコンテンツを再生する。
所有するモバイル端末1006、1007は、それぞれ携帯電話機、PDA、音楽プレーヤ、写真閲覧端末、動画再生端末等であり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカ等から構成されるコンピュータシステムである。
モバイル端末1006、1007は、それらを所有するユーザのコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを蓄積しており、ユーザからの指令があった場合や、他ユーザ所有が所有する他モバイル端末が近接した際等に、蓄積したユーザプロファイルをSTBデバイス1001に送信する。
また、表示されたUIに対しユーザが領域を指定するためのタッチパネルを搭載しており、指定された領域に属するコンテンツを再生する。
なお、ユーザ同士の話題を共有するために、ユーザAが所有するモバイル端末1006及びユーザBが所有するモバイル端末1007との間で情報を交換することとしてもよい。
モバイル端末1007は、モバイル端末1006から通知された情報を、自機の画面に表示する。
これにより、ユーザA及びユーザBは、お互いに、画面表示している情報をお互いに交換することができる。
この場合、3人以上のユーザに関する情報から構成されるベン図等による表示を行うこととなる。
8.実施の形態8
実施の形態6においては、コンテンツ推薦機能を搭載したSTBデバイス1001とTVデバイス1002と、ユーザA、Bが所有するモバイル端末1003、1004とから構成されるコンテンツ推薦システムについて説明した。
また、実施の形態7においては、コンテンツ推薦機能を搭載した総合デバイス1005と、ユーザA、Bが所有するモバイル端末1006、1007とから構成されるコンテンツ推薦システムについて説明した。
即ち、上述のSTBデバイス1001、TVデバイス1002、総合デバイス1005のような機器は用いない モバイル端末1008及び1009は、携帯電話機、PDA、音楽プレーヤ、写真閲覧端末、動画再生端末等であり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカ等から構成されるコンピュータシステムである。
ここで達成されるコンテンツ推薦機能は、これまでの実施の形態において説明してきたコンテンツ推薦における内部処理である。ここで達成される表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIは、実施の形態6において図29を用いて説明した、モバイル端末1003、1004が搭載する表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIと同様である。
また、搭載した表示機能により、搭載したコンテンツ推薦機能により推薦されたコンテンツや表示指令されたUI等を表示する。また、表示されたUIに対しユーザが領域を指定するためのタッチパネルを搭載しており、指定された領域に属するコンテンツを再生する。
なお、上記においては、コンテンツ推薦システムは、デバイス構成として、モバイル端末は2人が所有する2台という構成であったが、3台以上であってもよい。
9.実施の形態9
これまでの実施の形態においては、ユーザプロファイルとして、楽曲といった商用コンテンツの視聴履歴を活用する例を用いて説明した。
本実施の形態に係るコンテンツ推薦システムにおいても、共通度合の設定や算出方法等のコンテンツ推薦における内部処理及びそのバリエーション、コンテンツ推薦において内部処理を行うためシステム、デバイス構成及びそのバリエーション等は、これまでの実施の形態で説明してきた内容と同様である。
モバイル端末1006は、カメラを備えるものとする。
コンテンツは、各ユーザが装着するカメラにより連続撮影された写真であるとする。
そして、コンテンツ情報は、コンテンツである写真が撮影された時のユーザの行動や場所等に関する情報である。
属性は、論理的な階層構造を成し、第1階層を最上位階層として、第2階層、第3階層・・・第n階層まで、階層が下がる毎に、属性の詳細さが増す。
図32中の四角で囲っている文字は属性を示している。
図32に示すように、「行動媒体」(3001)、「行先」(3002)は、第1階層の属性であり、「ゾーン」(3003)、「パーク名」(3004)、「テーマ名」(3005)、「エリア」(3006)は、第2階層の属性であり、「エリア」(3007)、「都道府県」(3008)は、第3階層の属性である。
そして、第2階層の属性「ゾーン」(3003)の属性値が「市街地」(3101)である場合には、前記あるコンテンツは、第3階層の属性として「エリア」(3007)を有する。
図32に示す階層構造については、予め定められており、モバイル端末1006その他のシステム中の機器にデータベースとして記録されているものとする。
次に、システムにおいて、上記階層構造に従い、コンテンツ、属性と属性値とを保持するためのデータ構造について説明する。
図中の(A、B)の記載は、属性Aと属性値Bとが対応づけられたエントリを示す。
コンテンツ情報テーブルは、以下のように生成される。
例えば、モバイル端末1006が備えるカメラにより、写真1(3301)が撮影されたものとする。
また、モバイル端末1006は、GPS機能により認識した現在位置を示す情報と、予め備える地図の情報とを照合し、市街地を走行していることを認識する。
そして、モバイル端末1006は、コンテンツ情報テーブル中の写真1(3301)と同行に、(ゾーン,市街地)(エントリ3303)を追加する。
以上のようにして、「写真1」(3301)については、属性と属性値の組を示すエントリとして、(行動媒体,ドライブ)3302、(ゾーン,市街地)3303、(エリア,関西)3304、(行先,テーマパーク)3305、(パーク名,大阪パーク)3306がコンテンツ情報テーブルに記録される。
図33では、属性の階層を考慮せずに、属性と属性値の対応であるエントリをコンテンツ情報テーブル中に並べたので、この場合は、各属性の階層は、図32に示した階層構造を別途参照することになる。
図34の同列は、同じ階層の属性に係るエントリを示す。
例えば、エントリ3402(行動媒体,ドライブ)と、エントリ3405(行先,テーマパーク)と、エントリ3407(行動内容,旅行)とは、同じ第1階層のエントリである。
また、エントリ3404(エリア,関西)は、第3階層のエントリである。
また、図34の同行には、従属関係があるエントリが並んでいる。
第1階層のエントリ3402(行動媒体,ドライブ)についての下位階層は、第2階層のエントリ3403(ゾーン,市街地)であり、その下位階層は、第3階層のエントリ3404(エリア,関西)である。
図32〜図34には図示出来なかったが、以下に、各階層の属性と属性値の具体例を更に挙げる。
「行動媒体」属性の属性値には、「ドライブ(車)」、「散歩(徒歩)」、「サイクリング(自転車)」等がある。
「行先」属性の属性値としては、「テーマパーク」、「映画館」、「カラオケ」等がある。
「行動内容」属性の属性値としては、「旅行」、「スポーツ」、「パーティ」等がある。
第1階層の他の属性「行先」等に関しては、第2階層の属性として、別の属性が対応づけられている。
「ゾーン」属性の属性値としては「市街地」、「海辺」、「森林」等がある。
「スポット」属性の属性値としては「夜景」、「自然」、「デートコース」等がある。
「エリア」属性の属性値としては「関西」、「関東」、「九州」等がある。
「テーマ」属性の属性値としては「絶叫マシーン」、「ファミリーイベント」、「ホラーブース」等がある。
「パーク名」属性の属性値としては「大阪パーク」「東京パーク」「宇宙パーク」等の各テーマパーク名がある。
「エリア」属性の属性値としては「関西」、「関東」、「九州」等が情報として付与されている。
また、コンテンツ情報の種類や構成は、上記に限らず、他の種類や構成であってもよい。
次に、図35に、図33に一例として示したコンテンツ情報テーブルを用いたベン図の一例を示す。
集合Aは、第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」である、第2階層の属性値「山」「川」「ダム」、「森林」を含んでいる。
ここで、図中の”森林(5)”の記載は、第2階層の属性値として「森林」が5エントリ含まれていたことを示す。
上記ベン図は、ユーザA、ユーザBのそれぞれのユーザプロファイルとして記録されたコンテンツ情報テーブルを用い、第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」であるコンテンツについて、第2階層の属性の属性値を要素とする集合をそれぞれ集合A、集合Bとし、これまでの実施の形態において説明してきた算出方法と同様にして、和集合(A|B)に対する積集合(A&B)の比率により共有度合Sを算出したものである。
図36〜38は、詳細ボタン画像を押下したときの動作などおおよそ図27〜29と対応している。
図36〜38においては、「詳細画像ボタン」が押下されると、その「詳細画像ボタン」を含む共通性マップ画像の表題画像に示された属性と属性値に対する、1階層下の属性及び属性値を集合の要素とした内容が表示されることになっている。
この場合の集合Aの要素は、ユーザAについての第1階層の全ての属性に対する属性値である。
また、集合Bの要素は、ユーザBについての第1階層の全ての属性に対する属性値である。
図36の画像1703中の画像1721は、最上位の属性「総合」について、詳細に示すための画像の1つであり、最上位階層の属性「総合」の下位の階層である第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」であるコンテンツについての第2階層の属性値を用いて生成する。
なお、個人が所有するカメラ、センサ等により取得された情報については、商用コンテンツとは異なり、これまでの実施の形態においてユーザ間で共通に用いていたコンテンツIDが存在しないか又はID自体が存在しない場合が多いため、本実施の形態では、共通度合等の共有関係を処理する際に、属性値を用いた。
10.なお書き
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
例えば、ジャンル、アーティスト、配信日時、配信期間等の他のコンテンツに関する情報を用いることとしてもよい。
(2)上記の実施の形態において、属性として、曲IDや、アーチスト名などを使用していたが、属性はコンテンツを分類する基準とできるものであればよい。
(3)選出されたコンテンツIDが複数ある場合、これらの提示順序は、属性以外の他の基準を用いて決定してもよい。
例えば、選出されたコンテンツIDに係るコンテンツのうち、これまでに再生された再生回数の多いものから順に、提示することとしてもよいし、ネット購入によるコンテンツ毎のダウンロード回数を別途取得して、ダウンロード回数の多いものから選出してもよい
(4)実施の形態において、コンテンツ推薦装置1がユーザプロファイルとして2つの視聴履歴情報を取得する例で説明したが、これに限らない。例えば、3つ以上のユーザプロファイルを取得、処理することとしても当然構わない。
例えば、図23のベン図に示すような場合を例に説明する。
集合A={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16,51}
集合B={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,17,18,52}
集合C={13,51,52,53}
である。
例えば、共有度合Sを、図23における、集合801と、集合802と、集合803と、集合804のそれぞれについて算出することとしてもよいし、集合801と、集合802と、集合803と、集合804を合わせた集合である集合805について算出することとしてもよい。
ここで、集合801は、集合(A&B&C)であり、集合802は集合((A&B)−(A&B&C))であり、集合803は集合((A&C)−(A&B&C))であり、集合804は集合((B&C)−(A&B&C))であり、集合805は集合((A&B)|(B&C)|(C&A))である。
(6) 上記においては、コンテンツ情報が階層的な構造である場合において、コンテンツ推薦処理、その結果表示される推薦コンテンツの提示UI等を説明したが、コンテンツ情報が階層的な構造でない場合においても、集合対象となる属性の下位層にある詳細な属性の代わりに集合対象となる属性以外の属性を活用する等により共有度合Sを算出し、その結果としてのベン図を表示するといった処理を行ってもよい。
他のデータ履歴をユーザプロファイルとして用いてもよい。
(8) 上記の実施の形態において、楽曲といった商用コンテンツの視聴履歴を用いる例では、コンテンツIDの集合をプロファイルとして、その集合に対する和集合と積集合により共通度合を算出していたが、これに限られない。
また、コンテンツ情報が階層的な構造として定義されていない場合においても、詳細な属性として、下位階層の属性について、共通度合を表示するのに代えて、その他の属性を活用する等により共有度合Sを算出し、その結果としてのベン図を表示することとしてもよい。
例えばユーザ間コンテンツ交換システム等によりプライベートコンテンツの交換が行える環境下において、ユーザ間で共有コンテンツIDを保有している場合等、実施の形態1〜8で商用コンテンツを活用する例において記述したように、集合はコンテンツIDを要素として、その和集合と積集合により共通度合を算出するとしてもよい。
例えば、表示するベン図におけるユーザ間の重複領域の色をその重複領域の元になる各ユーザに設定された色を加法混色や減法混色により混色した色になるように設定すること等で、ユーザ間の共有関係がより把握し易くなるようにしてもよい。
また、例えば、ユーザ間の共有度合が大きい(もしくは、小さい)程、表示するベン図におけるユーザ間の重複領域の色が濃くなるようにすること等で、ユーザ間の共有関係がより把握し易くなるようにしてもよい。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
(16)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカード又は前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、などから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカード又は前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、前記ICカード又は前記モジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
(18)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
2 プレーヤ端末
3 プレーヤ端末
101 複数プロファイル取得部
102 プロファイル共有関係把握部
103 コンテンツ選択基準記憶部
104 コンテンツ選択基準把握部
105 コンテンツ選択部
106 選択コンテンツ提示部
201 制御部
202 コンテンツ再生部
203 記憶部
204 音声出力部
205 表示部
206 赤外線通信部
207 ネットワーク通信部
208 入力部
1001 STBデバイス
1002 TVデバイス
1003 モバイル端末
1004 モバイル端末
1111 共通性マップ画像
1112 表題画像
1113 ベン図画像
1114 詳細ボタン画像
1115 ポップアップ画像
Claims (26)
- 複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置であって、
第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得手段と、
第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成手段と、
第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、第1部分群に含まれるデータと、第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、
全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定手段と、
決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示手段と
を備えることを特徴とする情報提示装置。 - 前記提示手段は、
各組について、第1部分群と第2部分群との積集合と、第1又は第2部分群と前記積集合との差集合とのいずれかを選択する集合選択部と、
前記提示順序に従い、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合いを並べて表示する表示部と
を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 前記集合選択部は、前記積集合の要素数と、前記和集合の要素数との比が所定値以上である場合に前記差集合を選択する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報提示装置。 - 前記集合選択部は、前記積集合の要素数と前記和集合の要素数との比が所定値未満である場合に、前記積集合を選択する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報提示装置。 - 前記決定手段は、
前記提示順序を、各組に係る第1部分群と第2部分群との和集合の要素数に関し降順とする
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 前記決定手段は、
前記提示順序を、各組に係る重複度合の大きさに関し降順とする
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 前記算出手段は、更に、前記第1情報群に含まれるデータと、前記第2情報群に含まれるデータとの間において、付加された第1属性の重複度合を算出し、
前記提示手段は、更に、前記第1属性の重複度合を可視化して提示する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 前記提示手段は、切替指示を受け付けており、前記切替指示を受信した場合に、第1属性に係る重複度合の提示と、前記第1属性に係る重複度合の提示内容を詳細化した、第2属性に係る複数の重複度合の提示とを切り替える
ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。 - 前記提示手段は、切替指示を受け付けており、前記切替指示を受信した場合に、第1属性に係る重複度合の提示と、前記第1属性に係る重複度合の提示内容を詳細化した、第1属性に係る重複度合及び第2属性に係る複数の重複度合を並べた提示とを切り替える
ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。 - 前記提示手段は、前記重複度合が所定値以上である場合に、第1情報群又は第2情報群と、第1及び第2情報群の積集合との差集合を選択し、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合を表示する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。 - 前記提示手段は、前記重複度合が所定値未満である場合に、第1及び第2情報群の積集合を選択し、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合を表示する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。 - 前記提示手段は、算出した第1属性の重複度合と、算出した各組に係る第2属性の重複度合とを並べて表示する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。 - 前記第1属性は、データが属するグループを示すグループIDであり、前記第2属性は、データを識別するデータIDである
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 前記第1属性は、データが属するグループを示すグループIDであり、前記第2属性は、前記第1属性とは別のグループIDである
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 第1及び第2属性は、第1属性を上位階層とし、第2属性を下位階層とするツリー構造を構成し、第2属性が取り得る値は、第1属性の内容に対応して予め定められている
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 前記提示手段は、重複度合を、第1部分群と第2部分群との関係を示すベン図を表示することにより可視化する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 前記データは、コンテンツであることを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
- 前記データは、ログ情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
- 前記情報提示装置は、更に、
取得した前記第1情報群及び前記第2情報群の重複度合を算出する重複度合算出手段と、
算出された前記重複度合に基づいて、前記第1情報群及び前記第2情報群の重なりである重複集合と、前記第1情報群又は前記第2情報群から前記重複集合を除く非重複集合とのいずれかを選択する集合選択手段と、
選択された集合に含まれるデータ情報を選出する情報選出手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 前記集合選択手段は、前記重複度合が所定値以上である場合に、前記非重複集合を選択する
ことを特徴とする請求項19に記載の情報提示装置。 - 前記集合選択手段は、前記重複度合が所定値未満である場合に、前記重複集合を選択する
ことを特徴とする請求項19に記載の情報提示装置。 - 前記重複度合算出手段は、前記第1情報群及び前記第2情報群の少なくとも一方に含まれるデータ情報の数を示す第1数を算出し、前記重複集合に含まれるデータ情報の数を示す第2数を算出し、第1数に対する第2数の比率を、前記重複度合として算出する
ことを特徴とする請求項19に記載の情報提示装置。 - 前記データ情報は、データを識別するデータIDと、データが属するグループを示すグループIDとを含み、
前記取得手段は、更に、複数のデータ情報からなる第3情報群と、複数のデータ情報からなる第4情報群とを取得して、データ情報に含まれるグループIDの値それぞれについて、前記第3情報群から前記値を持つグループIDを含むデータ情報を抽出することにより第1情報群を生成し、前記第4情報群から当該値を持つグループIDを含むデータ情報を抽出することにより第2情報群を生成し、
前記重複度合算出手段は、更に、グループIDの値それぞれについての第1情報群と第2情報群の重複度合を算出し、
前記集合選択手段は、更に、グループIDの値に対応する重複度合の大きいものから順に、グループIDを1以上選出し、選出したグループIDに対応する重複度合に基づいて、当該グループIDの値に係る第1情報群と第2情報群の重なりである重複集合と、第1情報群と第2情報群から当該重複集合を除く非重複集合とのいずれかを選択し、
前記情報選出手段は、前記集合選択手段により順に選択された集合に含まれるデータ情報を選出する
ことを特徴とする請求項19に記載の情報提示装置。 - 取得手段と、生成手段と、算出手段と、決定手段と、提示手段とを備えた、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる情報提示方法であって、
前記取得手段が、第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得ステップと、
前記生成手段が、第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成ステップと、
前記決定手段が、第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出ステップと、
前記決定手段が、全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定ステップと、
前記提示手段が、決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示ステップと
を含むことを特徴とする情報提示方法。 - コンピュータを、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置として機能させるための情報提示プログラムであって、
前記コンピュータを、
第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得手段と、
第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成手段と、
第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、
全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定手段と、
決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示手段
として機能させることを特徴とする情報提示プログラム。 - 複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる集積回路であって、
第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得手段と、
第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成手段と、
第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、
全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定手段と、
決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示手段と
を備えることを特徴とする集積回路。
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