JP2006146622A - 情報提供システム,情報提供サーバ,ユーザ端末,再生機器およびコンピュータプログラム - Google Patents

情報提供システム,情報提供サーバ,ユーザ端末,再生機器およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報提供を要求したユーザの希望に実際に沿うユーザの情報を提供する。
【解決手段】 コンテンツの再生が可能な2以上のユーザ端末に通信網を介して接続され,一のユーザ端末を利用するユーザに他のユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供サーバに,ユーザ端末で再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴をユーザ端末から受信する利用履歴受信部104と,受信した利用履歴とユーザ端末を利用するユーザの識別情報を関連付けて記憶するユーザ別利用履歴記憶部116と,上記利用履歴に基づいて推定されたユーザの嗜好の情報とユーザ端末を利用するユーザの識別情報を関連付けて記憶するユーザ嗜好記憶部118と,ユーザ嗜好記憶部に記憶されているユーザの嗜好情報に基づいて,一のユーザ端末を利用するユーザと嗜好が類似する1又は2以上の他のユーザを検索するユーザ検索部108を設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は,一のユーザ端末を利用するユーザに他のユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供システム,情報提供サーバ,ユーザ端末,再生機器およびコンピュータプログラムに関する。
近年,インターネットに接続されたコンピュータを介して,あるユーザに他のユーザの情報を提供する情報提供サービスが行われている。そのような情報提供サービスでは,例えば,ユーザは自己の名前や年齢,趣味,好きな音楽のジャンル,アーティスト,好きな映画などの情報を予めサービス事業者のサーバに登録しておく。そして,ユーザが情報提供を希望する他の登録ユーザの条件,例えば年齢や好きなアーティスト等,をサービス事業者のホームページなどで指定すると,指定した条件に該当する他の登録ユーザがサーバに登録されているユーザの中から検索され,そのユーザの名前やメールアドレスなどの情報がコンピュータの画面に表示される。かかるサービスにより,ユーザは音楽の好みや趣味が合う他のユーザの情報を得ることができる。
特開2003−99455号公報 特開2002−297658号公報
しかし,上記の情報提供サービスでは,ユーザが予め登録した情報をキーに指定条件に適合するユーザを検索するため,登録されたユーザの好みが登録時から変化している場合などでは,実際には指定条件に該当していないユーザが検索されてしまう。そのため,情報提供を要求したユーザの希望に実際には沿わないユーザの情報が提供される可能性があった。また,ユーザが自己と似た嗜好の他のユーザを上記サービスで探した場合には,実際には自己の嗜好とは似ていないユーザが紹介される可能性があった。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,情報提供を要求したユーザの希望に実際に沿うユーザの情報を提供することが可能で,ユーザが自己と嗜好が似た他のユーザを探すことが可能な,情報提供システム,情報提供サーバ,ユーザ端末,再生機器およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,コンテンツの再生が可能な2以上のユーザ端末と,ユーザ端末に通信網を介して接続され,一のユーザ端末を利用するユーザに他のユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供サーバとを備える情報提供システムが提供される。
上記ユーザ端末は,コンテンツを再生するコンテンツ再生部と,コンテンツ再生部により再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴を記憶する利用履歴記憶部と,利用履歴記憶部に記憶されている利用履歴を情報提供サーバに送信する利用履歴送信部と,を備える。
上記情報提供サーバは,ユーザ端末から受信した利用履歴とユーザの識別情報を関連付けて記憶するユーザ別利用履歴記憶部と,コンテンツを特徴付ける特徴情報とコンテンツの識別情報を関連付けて記憶する特徴情報記憶部と,ユーザが所有するコンテンツの識別情報とユーザの識別情報を関連付けて記憶する所有コンテンツ記憶部と,ユーザ別利用履歴記憶部に記憶されているコンテンツの利用履歴と,特徴情報記憶部に記憶されているコンテンツの特徴情報とに基づいて,ユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定部と,ユーザ嗜好推定部により推定されたユーザの嗜好の情報とユーザの識別情報を関連付けて記憶するユーザ嗜好記憶部と,ユーザ嗜好記憶部に記憶されているユーザの嗜好の情報に基づいて,一のユーザ端末を利用するユーザと嗜好が類似する1又は2以上の他のユーザを検索するユーザ検索部と,所有コンテンツ記憶部の記憶内容に基づいて,一のユーザ端末を利用するユーザが所有するコンテンツの一覧と,ユーザ検索部により検索された2以上のユーザが各々所有するコンテンツの一覧とを順次比較し,比較結果に基づいて検索された2以上のユーザから所定数を抽出するユーザ抽出部と,ユーザ抽出部により抽出されたユーザの識別情報をユーザ端末に送信するユーザ情報送信部と,を備える。
上記発明によれば,ユーザがユーザ端末で再生したコンテンツの履歴が情報提供サーバに送信されて蓄積される。情報提供サーバでは,蓄積された履歴に基づいて各ユーザの嗜好が推定される。通常,ユーザは好みのコンテンツを頻繁に利用するため,コンテンツの再生の履歴にはユーザのコンテンツの好みが反映される。また,ユーザの好みの変化もコンテンツの再生の履歴に反映される。従って,コンテンツの再生の履歴に基づいてユーザの嗜好を推定すれば,ユーザの現時点での嗜好を推定することができる。なお,利用履歴には,コンテンツの再生の履歴の他に,コンテンツの取得,削除,譲渡等の履歴が含まれていてもよい。
その後,情報提供サーバにおいて,情報提供を要求する一のユーザと嗜好が類似する他のユーザが,推定された嗜好を元に検索される。上記の通り,推定された嗜好は各ユーザの現時点での嗜好であるため,検索時点で実際に嗜好が類似しているユーザが検索される。その結果,情報提供サーバは,情報提供を要求したユーザの希望に実際に沿うユーザの情報を提供することが可能となる。また,本発明にかかる上記情報提供システムを利用して,ユーザは自己と嗜好が類似している他のユーザを検索することができる。なお,類似には同一も含まれるものとする。
さらに,複数のユーザが検索された場合には,情報提供サーバは,上記一のユーザが所有するコンテンツ群と相違の程度の大きいコンテンツ群を所有するユーザを抽出する。相違の程度は,一のユーザと検索されたユーザのどちらか一方のみが所有しているコンテンツの数によって表すことができる。情報提供サーバは,抽出された所定数のユーザの識別情報を一のユーザのユーザ端末に送信する。なお,複数のユーザの識別情報を送信する場合には,上記の相違の程度に基づいたランキングとともに送信してもよい。
かかる構成によれば,情報提供サーバは,一のユーザが所有していないコンテンツをより多く所有する,一のユーザと嗜好が類似したユーザの情報を優先的に一のユーザに提供できる。その情報によって,一のユーザは,自己の嗜好に合う可能性の高い,自己が未だ所有していないコンテンツの情報を得ることができる。
なお,コンテンツを所有するとは,ユーザ端末の記憶装置にコンテンツを記憶することである。コンテンツは,コンテンツを保有しているコンテンツサーバなどから通信網を介してダウンロードされもよいし,CD(Compact Disk)などの外部記録媒体からコピーされてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンテンツの再生が可能な2以上のユーザ端末に通信網を介して接続され,一のユーザ端末を利用するユーザに他のユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供サーバが提供される。上記情報提供サーバは,ユーザ端末で再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴をユーザ端末から受信する利用履歴受信部と,受信した利用履歴とユーザ端末を利用するユーザの識別情報を関連付けて記憶するユーザ別利用履歴記憶部と,ユーザ端末を利用するユーザの嗜好の情報とユーザ端末を利用するユーザの識別情報を関連付けて記憶するユーザ嗜好記憶部と,ユーザ嗜好記憶部に記憶されているユーザの嗜好の情報に基づいて一のユーザ端末を利用するユーザと嗜好が類似する1又は2以上の他のユーザを検索するユーザ検索部と,ユーザ検索部により検索されたユーザの識別情報をユーザ端末に送信するユーザ情報送信部と,を備え,上記ユーザの嗜好は,上記利用履歴に基づいて推定される。
上記発明によれば,ユーザがユーザ端末で再生したコンテンツの履歴が利用履歴受信部によって受信され,ユーザ別利用履歴記憶部に蓄積される。また,ユーザ検索部によって,情報提供を要求する一のユーザと嗜好が類似する他のユーザが,ユーザ嗜好記憶部に記憶されている各ユーザの嗜好の情報を元に検索される。ユーザの嗜好は,利用履歴に基づいて推定されたものである。その後,検索されたユーザの識別情報がユーザ情報送信部によってユーザ端末に送信される。かかる構成により,一のユーザは嗜好が類似した他のユーザの情報を取得することができる。また,ユーザの嗜好が,ユーザの実際の嗜好が反映される利用履歴に基づいて推定されているため,一のユーザは,現時点で実際に嗜好が類似した他のユーザの情報を取得できる。
上記情報提供サーバは,ユーザの嗜好の情報をユーザ端末から受信する嗜好情報受信部を備えていてもよい。嗜好情報受信部がユーザ端末から受信する嗜好の情報は,ユーザ端末においてユーザのコンテンツの再生履歴に基づいて推定された嗜好の情報であってもよい。
上記情報提供サーバは,コンテンツを特徴付ける特徴情報とコンテンツの識別情報を関連付けて記憶する特徴情報記憶部と,ユーザ別利用履歴記憶部に記憶されているコンテンツの利用履歴と,特徴情報記憶部に記憶されているコンテンツの特徴情報とに基づいて,ユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定部と,を備え,ユーザ嗜好記憶部には,ユーザ嗜好推定部により推定されたユーザの嗜好の情報が記憶されていてもよい。かかる構成によれば,ユーザ嗜好推定部が,蓄積された利用履歴に基づいて各ユーザの嗜好を推定する。通常,ユーザは好みのコンテンツを頻繁に利用するため,コンテンツの再生の履歴にはユーザのコンテンツの好みが反映される。また,ユーザの好みの変化もコンテンツの再生の履歴に反映される。従って,コンテンツの再生の履歴を含む利用履歴に基づいてユーザの嗜好を推定すれば,ユーザの現時点での嗜好を推定することができる。
上記利用履歴には,コンテンツが再生された日付の情報が含まれており,ユーザ嗜好推定部は,利用履歴に含まれる日付の情報に基づいて,嗜好の推定に用いる複数の利用履歴の各々に重み付けをしてもよい。かかる構成によれば,利用履歴ごとに,その利用履歴が嗜好の推定結果に与える影響の大小を調節することができる。そのため,例えば新しい利用履歴の方を古い利用履歴よりも嗜好の推定結果に大きく影響するように重み付けを行えば,ユーザが最近利用しているコンテンツからユーザの嗜好を推定することができ,現時点でのユーザの嗜好をより正確に推定することが可能となる。
上記コンテンツは音楽コンテンツであり,コンテンツの特徴情報には,コンテンツに含まれる楽曲のリズムおよび/または曲調を特定する一または複数の属性データが含まれていてもよい。かかる構成によれば,ユーザ嗜好推定部は,コンテンツの利用履歴と,そのコンテンツの特徴情報に含まれる上記一または複数の属性データ基づいてユーザの嗜好を推定することができる。そのため,ユーザ嗜好推定部は,楽曲のリズムや曲調についてのユーザの嗜好を推定できる。
上記ユーザ嗜好推定部は,一または複数の属性データの各々についてユーザの嗜好を推定し,ユーザ嗜好記憶部は,各属性データについてのユーザの嗜好の情報を記憶してもよい。
上記属性データは数値で表されており,ユーザ嗜好推定部は,複数の利用履歴に含まれる識別情報によって各々特定される複数のコンテンツの特徴情報を特徴情報記憶部から取得し,各々の属性データごとに複数のコンテンツの平均値を算出し,複数のコンテンツの平均値を属性データについてのユーザの嗜好としてもよい。
上記ユーザ検索部は,各属性データの各々に重み付けを行ってもよい。かかる構成によれば,属性データごとに,その属性データが嗜好の類似判断に与える影響の大小を調節することができる。
上記コンテンツの特徴情報には,コンテンツのメタデータが含まれていてもよい。
上記情報提供サーバは,ユーザ端末を利用するユーザによって任意に選択されたコンテンツの識別情報が含まれるプレイリストをユーザ端末から受信するプレイリスト受信部を備え,ユーザ嗜好推定部は,プレイリストに含まれるコンテンツの識別情報とコンテンツの特徴情報に基づいて,ユーザの嗜好を推定してもよい。
上記情報提供サーバは,ユーザが所有するコンテンツの識別情報とユーザの識別情報を関連付けて記憶する所有コンテンツ記憶部と,所有コンテンツ記憶部の記憶内容に基づいて,一のユーザ端末を利用するユーザが所有するコンテンツの一覧と,ユーザ検索部により検索された2以上のユーザが各々所有するコンテンツの一覧とを順次比較し,検索された2以上のユーザから各比較結果に基づいて所定数を抽出するユーザ抽出部と,を備え,ユーザ情報送信部は,ユーザ抽出部により抽出されたユーザの識別情報をユーザ端末に送信してもよい。かかる構成によれば,ユーザ情報送信部は,各ユーザの所有するコンテンツ群が一のユーザの所有するコンテンツ群との比較において考慮された結果ユーザ抽出部によって抽出された所定数のユーザの情報をユーザ端末に送信できる。
上記ユーザ抽出部は,所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,検索されたユーザの所有コンテンツの一覧と一のユーザ端末を利用するユーザの所有コンテンツの一覧との相違の程度が所定よりも大きい場合には,該検索されたユーザを抽出対象から外すようにしてもよい。相違の程度が所定よりも大きい場合には,双方の一覧に共通するコンテンツが全く含まれていない場合や,ある検索されたユーザが,比較対象の一のユーザに比べて極端に大量のコンテンツを所有している場合などが含まれる。具体的には例えば,双方の所有コンテンツの一覧において相違するコンテンツの数の許容値を予め決めておき,相違するコンテンツの数が許容値よりも大きい場合に,相違の程度が所定よりも大きいものとして,そのユーザを抽出対象から外す。または,検索されたユーザの所有コンテンツ一覧に含まれる全てのコンテンツ数に対する共通コンテンツの数の割合の許容値を予め決めておき,その割合が許容値以下である場合に,相違の程度が所定よりも大きいものとして,そのユーザを抽出対象から外す。かかる構成によれば,ユーザ嗜好推定部による嗜好の推定の結果一のユーザと嗜好が類似していると推定されたユーザであっても,全く共通しているコンテンツを所有しておらず,実際には嗜好が類似していない可能性の高いユーザを抽出対象から外すことができる。また,大量のあらゆるコンテンツを所有して利用しているユーザについては,ユーザ嗜好推定部によっても嗜好を絞ることが困難である。そのため,ユーザ嗜好推定部による嗜好の推定の結果一のユーザと嗜好が類似していると推定された場合でも,そのユーザの所有コンテンツの一部分についてのみ一のユーザの嗜好に沿うに過ぎない。かかる構成によれば,そのようなユーザを抽出対象から外すことができる。
上記ユーザ抽出部は,所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,検索された2以上のユーザを,所有コンテンツの一覧が一のユーザ端末を利用するユーザの所有コンテンツの一覧と相違する程度が大きい順にソートし,ソート結果の上位から所定数を抽出してもよい。
上記ユーザ抽出部は,所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,検索された2以上のユーザを,一のユーザ端末を利用するユーザが所有していないコンテンツを多く所有している順にソートし,ソート結果の上位から所定数を抽出してもよい。かかる構成によれば,ユーザ情報送信部は,ユーザ抽出部によって抽出された,一のユーザが所有していないコンテンツをより多く所有する,一のユーザと嗜好が類似したユーザの情報を優先的に一のユーザに提供できる。その情報によって,一のユーザは,自己の嗜好に合う可能性の高い,自己が未だ所有していないコンテンツの情報を得ることができる。
上記ユーザ抽出部は,所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,検索された2以上のユーザを,一のユーザ端末を利用するユーザの所有コンテンツとの重複が少ない順にソートし,ソート結果の上位から所定数を抽出してもよい。かかる構成によれば,ユーザ情報送信部は,ユーザ抽出部によって抽出された,一のユーザが所有しているコンテンツをあまり多く所有していない,一のユーザと嗜好が類似したユーザの情報を優先的に一のユーザに提供できる。その情報によって,一のユーザは,紹介されたユーザに,そのユーザの嗜好に合う可能性の高い,そのユーザが未だ所有していないコンテンツの情報を提供することができる。
上記情報提供サーバは,ユーザ端末から抽出条件を受信する抽出条件受信部を備え,ユーザ抽出部は,検索された2以上のユーザからさらに抽出条件に基づいて所定数を抽出してもよい。
上記情報提供サーバは,ユーザの識別情報とユーザに関する情報を関連付けて記憶するユーザ情報記憶部を備え,ユーザ情報送信部は,ユーザ抽出部により抽出されたユーザに関する情報をユーザ情報記憶部から取得してユーザ端末に送信してもよい。
上記情報提供サーバは,コンテンツを特徴付ける特徴情報とコンテンツの識別情報を関連付けて記憶する特徴情報記憶部と,ユーザ別利用履歴記憶部に記憶されているコンテンツの利用履歴と,特徴情報記憶部に記憶されているコンテンツの特徴情報とに基づいて,ユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定部と,ユーザが所有するコンテンツの識別情報とユーザの識別情報を関連付けて記憶する所有コンテンツ記憶部と,所有コンテンツ記憶部の記憶内容に基づいて,一のユーザ端末を利用するユーザが所有するコンテンツの一覧と,ユーザ検索部により検索された2以上のユーザが各々所有するコンテンツの一覧とを順次比較し,各比較結果に基づいて検索された2以上のユーザから所定数を抽出するユーザ抽出部と,ユーザの識別情報とユーザに関する情報を関連付けて記憶するユーザ情報記憶部を備え,ユーザ嗜好記憶部には,ユーザ嗜好推定部により推定されたユーザの嗜好の情報が記憶され,ユーザ情報送信部は,ユーザ抽出部により抽出されたユーザに関する情報をユーザ情報記憶部から取得してユーザ端末に送信するように構成されてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンテンツの再生が可能なユーザ端末が提供される。上記ユーザ端末は,一のユーザ端末を利用するユーザに他のユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供サーバに通信網を介して接続され,コンテンツを再生するコンテンツ再生部と,コンテンツ再生部により再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴を記憶する利用履歴記憶部と,利用履歴記憶部に記憶されている利用履歴に基づいてユーザ端末を利用するユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定部と,嗜好推定部により推定されたユーザのコンテンツの嗜好の情報を情報提供サーバに送信する嗜好情報送信部と,送信した嗜好の情報に基づいて検索された,嗜好が類似するユーザの識別情報を情報提供サーバから受信するユーザ情報受信部と,を備える。
上記発明によれば,ユーザがユーザ端末で再生したコンテンツの履歴が利用履歴記憶部に蓄積される。ユーザ嗜好推定部は,蓄積された利用履歴に基づいてユーザのコンテンツの嗜好を推定する。通常,ユーザは好みのコンテンツを頻繁に利用するため,コンテンツの再生の履歴にはユーザのコンテンツの好みが反映される。また,ユーザの好みの変化もコンテンツの再生の履歴に反映される。従って,コンテンツの再生の履歴を含む利用履歴に基づいてユーザの嗜好を推定すれば,ユーザの現時点での嗜好を推定することができる。ユーザ嗜好推定部によって推定されたユーザの嗜好の情報は嗜好情報送信部によって情報提供サーバに送信され,情報提供サーバにおいてその嗜好の情報に基づいて検索された嗜好が類似する他のユーザの識別情報をユーザ情報受信部が受信する。かかる構成により,ユーザ端末を利用するユーザは,現時点での自己の嗜好と類似するユーザの情報を取得することができる。
上記利用履歴には,コンテンツが再生された日付の情報が含まれていてもよい。
上記ユーザ嗜好推定部は,利用履歴に含まれる日付の情報に基づいて,嗜好の推定に用いる複数の利用履歴の各々に重み付けをしてもよい。
上記ユーザ端末は,コンテンツを特徴付ける特徴情報とコンテンツの識別情報を関連付けて記憶する特徴情報記憶部を備え,嗜好推定部は,利用履歴とコンテンツの特徴情報とに基づいてユーザの嗜好を推定してもよい。
上記コンテンツは音楽コンテンツであり,コンテンツの特徴情報には,コンテンツに含まれる楽曲のリズムおよび/または曲調を特定する一または複数の属性データが含まれていてもよい。
上記ユーザ嗜好推定部は,一または複数の属性データの各々についてユーザの嗜好を推定し,嗜好情報送信部は,各属性データについてのユーザの嗜好の情報を送信してもよい。
上記属性データは数値で表されており,ユーザ嗜好推定部は,複数の利用履歴に含まれる識別情報によって各々特定される複数のコンテンツの特徴情報を特徴情報記憶部から取得し,各々の属性データごとに複数のコンテンツの平均値を算出し,複数のコンテンツの平均値を属性データについてのユーザの嗜好としてもよい。
上記コンテンツの特徴情報には,コンテンツのメタデータが含まれていてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,一のユーザに他のユーザの情報を提供する情報提供サーバに通信網を介して接続されて他のユーザの情報を提供されるユーザ端末に接続可能なコンテンツ再生機器が提供される。上記再生機器は,コンテンツを再生するコンテンツ再生部と,コンテンツ再生部により再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴を記憶する利用履歴記憶部と,利用履歴記憶部に記憶されている利用履歴をユーザ端末に提供する利用履歴提供部と,を備える。
上記発明によれば,再生機器により再生されたコンテンツの履歴の情報を利用履歴提供部によってユーザ端末に提供することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンピュータをして上記情報提供サーバ,ユーザ端末または再生機器として機能せしめるコンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば,情報提供を要求したユーザの希望に実際に沿うユーザの情報を提供することの可能な,情報提供システム,情報提供サーバ,ユーザ端末,再生機器およびコンピュータプログラムを提供できるものである。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下では,本発明にかかる情報提供システムを,一のユーザにそのユーザと音楽の嗜好が類似していると推定される他のユーザの情報を提供する情報提供システム1に適用して説明する。
なお,本実施形態にかかるコンテンツは,例えば,音楽,講演,ラジオ番組等の音声(Audio)コンテンツや,映画,テレビジョン番組,ビデオプログラム,写真,絵画,図表等を構成する静止画若しくは動画からなる映像(Video)コンテンツ,電子図書(E−book),ゲーム,ソフトウェア(soft ware)などのあらゆるコンテンツを含む。また,コンテンツデータは,上記各種のコンテンツの内容を表す例えばデジタルデータであり,例えば,映像データ,音声データ,電子図書データ,電子ゲームデータ,ソフトウェアのデータなどである。以下では,コンテンツとして,例えば,音声コンテンツ(MP3コンテンツ等),特に,録音機器によりリッピングされた音楽コンテンツ,或いはコンテンツサーバから配信された音楽コンテンツの例を挙げて説明するが,本発明はかかる例に限定されない。
まず,本実施形態にかかる情報提供システム1の概要を説明する。情報提供システム1では,情報提供システム1で提供される情報提供サービスに登録している一のユーザからの要求を受けて,同様に登録している他のユーザから一のユーザと音楽の嗜好が合うと推定されるユーザを検索し,検索されたユーザの情報を一のユーザに提供する。さらに,情報提供システム1では,上記で検索されたユーザの中から所定数を抽出し,抽出されたユーザの情報のみを一のユーザに提供することもできる。ユーザの抽出は,各ユーザのコンテンツの所有状況に基づいて行われる。本実施形態でコンテンツの所有とは,ユーザが利用する後述のユーザ端末20や再生機器30に備えられる記憶装置にコンテンツが記憶されることをいう。ユーザが所有できるコンテンツは,後述のコンテンツサーバ40から通信網50を介してユーザ端末20にダウンロードされたもののほかCD(Compact Disk)などの外部記録媒体からユーザ端末20や再生機器30にコピーされたもの,他の登録ユーザのユーザ端末20から通信網50を介すなどして取得したもの等が含まれる。また,本実施形態では,情報提供サービスに登録しているユーザは,コンテンツサーバ40に格納されているコンテンツを課金処理等を行うことなく自由にダウンロード可能とする。なお,コンテンツのダウンロードに際して課金処理やライセンス発行などを行う場合には,課金サーバやライセンス発行サーバなどが設けられてもかまわない。また,上記コンテンツの代替物を提供する手段として,試聴用のコンテンツを提供する試聴用コンテンツサーバや,上記コンテンツのテキスト情報を提供するコンテンツメタデータサーバなどが設けられていても構わない。
図1は,上述の情報提供システム1の概要を簡単に示した図である。ユーザXとユーザYは,情報提供システム1で提供される情報提供サービスに登録しているユーザである。登録ユーザには,情報提供サービス内で一意に識別されるユーザIDが付与される。ユーザXとユーザYはそれぞれユーザ端末20や再生機器30を利用して音楽を鑑賞する。具体的には,ユーザ端末20や再生機器30にコンテンツを再生させ,そのコンテンツに含まれているコンテンツデータにより楽曲を演奏させる。再生されたコンテンツの履歴(以後,再生履歴とも称する。)は,コンテンツの利用履歴として情報提供システム1で蓄積され,ユーザXまたはユーザYの音楽の嗜好を推定するために利用される。また,各々のユーザのプレイリストも情報提供システム1で蓄積されてもよい。プレイリストとは,ユーザ端末を利用するユーザによって任意に選択されたコンテンツの識別情報が含まれるリストである。具体的には,例えば,ユーザXやユーザYが頻繁に再生させるコンテンツ(つまり,頻繁に聞くお気に入りの楽曲)を選択して再生させる順番に並べたリストなどである。
情報提供システム1では,蓄積されているユーザXの利用履歴からユーザXの音楽の嗜好が推定され,同様に蓄積されているユーザYの利用履歴からユーザYの音楽の嗜好が推定される。ユーザXが情報の提供を情報提供システム1に要求すると,情報提供システム1では,推定された各ユーザの嗜好に基づいて,ユーザXと嗜好が類似する他の登録ユーザが検索され,また,検索されたユーザからコンテンツの所有状況に基づいて所定数のユーザが抽出される。図示の例によれば,ユーザYが抽出され,ユーザYの情報,例えばユーザIDや名前等がユーザXに提供される。ユーザXは,取得したユーザYの情報を元に,ユーザYの登録されているプロフィールを参照したり,電子メールやチャットなどによってユーザYとコミュニケーションをとることができる。
以上,情報提供システム1の概略を説明した。次に,上述の機能を実現するための情報提供システム1の構成について,2つの実施形態を説明する。図2から図23に基づいて第1実施形態を,図24および図25に基づいて第2実施形態を説明する。
(第1実施形態)
まず,図2に基づいて,第1実施形態にかかる情報提供システム1の全体構成を説明する。情報提供システム1は,例えば,情報提供サーバ10と,ユーザ端末20−1,20−2,20−3,…,(以後,単にユーザ端末20と称する。)と,再生機器30−1,30−2,30−3,…,(以後,単に再生機器30と称する。)と,コンテンツサーバ40と,通信網50を備える。
情報提供サーバ10は,一のユーザ端末20を利用するユーザに,他のユーザ端末20を利用するユーザの情報を提供する機能を有する情報処理装置である。情報提供サーバ10は,通信網50を介して複数のユーザ端末20と接続され,ユーザ端末20から情報提供の要求を受け,要求を受けたユーザと音楽の嗜好が類似すると推定される他のユーザの情報を,要求を受けたユーザ端末20に提供する。また,情報提供サーバ10は,コンテンツサーバ40と通信網50を介して接続され,ユーザ端末20を利用する各ユーザのコンテンツ所有情報をコンテンツサーバ40から取得する。
ユーザ端末20は,コンテンツの再生が可能な情報処理装置である。ユーザ端末20としては,通信網50を介して情報提供サーバ10とデータを送受信できる情報処理装置であれば何でもよいが,例えば,PC(Personal Computer),携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等のモバイルコンピュータ,テレビ受像器を例示できる。
ユーザ端末20は,通信網50を介して情報提供装置10と接続され,ユーザの情報の提供を情報提供装置10に要求し,情報提供装置10からユーザの情報の提供を受ける。また,ユーザ端末20は,コンテンツサーバ40と通信網50を介して接続され,コンテンツサーバ40からコンテンツの提供を受ける。また,ユーザ端末20は,CDドライブやUSBポートなどを備えて,CDやUSBポートに接続可能な外部記録媒体から,その外部記録媒体に記録されているコンテンツを取得してもよい。
再生機器30は,コンテンツの再生が可能な情報処理装置である。再生機器30は,ユーザ端末20と接続され,ユーザ端末20からコンテンツを取得する。また,コンテンツの再生履歴をユーザ端末20に提供する。そのため,再生機器30は通信網50に接続可能であっても不可能であっても構わない。ユーザがユーザ端末20を利用できない場合,例えば移動中や外出先などでも再生機器30を用いてコンテンツを利用できるように,再生機器30はユーザが携帯しやすい大きさであることが望ましい。再生機器30としては,例えば,携帯型音楽プレーヤ,音楽再生が可能なゲーム機器,携帯電話などを例示できる。
コンテンツサーバ40は,コンテンツを保有しており,ユーザ端末20からの要求を受けて,コンテンツをユーザ端末20に送信する機能を有する情報処理装置である。また,コンテンツサーバ40は,ユーザ端末20を利用する各ユーザのコンテンツの所有情報を情報提供サーバ10に送信する。具体的には,コンテンツサーバ40がユーザ端末20にコンテンツを送信した際に,コンテンツサーバ40は,コンテンツを提供したユーザの識別情報であるユーザIDと,提供したコンテンツの識別情報であるコンテンツIDを情報提供サーバ10に送信する。
通信網50は,双方向通信が可能な電話回線,専用回線などであり,本実施形態における利用履歴,コンテンツおよびユーザ情報等を流通させる機能を持つ。通信網50はインターネットを含み,有線,無線を問わない。
情報提供システム1を上記構成にすることにより,一のユーザ端末20を利用するユーザは,情報提供サーバ10からユーザ端末20に送信される他のユーザの情報によって,自己と音楽の嗜好が類似する他のユーザと出会うことができる。
以上,情報提供システム1の全体構成について説明した。次に,図3に基づいて,情報提供サーバ10の機能構成について説明する。
情報提供サーバ10は,例えば,所有情報受信部100と,所有コンテンツ更新部102と,利用履歴受信部104と,抽出条件受信部106と,ユーザ検索部108と,ユーザ抽出部110と,ユーザ情報送信部112と,特徴情報記憶部114と,ユーザ別利用履歴記憶部116と,ユーザ嗜好記憶部118と,所有コンテンツ記憶部120と,ユーザ情報記憶部122と,ユーザ嗜好推定部124を備える。
所有情報受信部100は,コンテンツサーバ40からコンテンツの所有情報を取得する。具体的には,コンテンツサーバ40からコンテンツIDとユーザIDを受信し,所有コンテンツ更新部102に提供する。所有コンテンツ更新部102は,所有情報受信部100からコンテンツIDおよびユーザIDを取得すると,それらを関連づけて所有コンテンツ記憶部120に書き込む。所有情報受信部100は,コンテンツサーバ40がユーザ端末20にコンテンツを送信したタイミングで,コンテンツサーバ40から上記のコンテンツIDおよびユーザIDを受信する。かかる構成によれば,ユーザが新しくコンテンツをコンテンツサーバ40から取得するたびに所有コンテンツ記憶部120が更新され,各ユーザのコンテンツ所有状況を最新の状態に保つことができる。
所有コンテンツ更新部102は,所有コンテンツ記憶部120の記憶内容を更新する。具体的には,上述の通り,所有情報受信部100からコンテンツIDおよびユーザIDを取得し,それらを関連づけて所有コンテンツ記憶部120に書き込む。また,利用履歴受信部104からコンテンツIDおよびユーザIDを取得し,それらを関連づけて所有コンテンツ記憶部120に書き込む。
ここで,図7を参照して,所有コンテンツ記憶部120について説明する。所有コンテンツ記憶部120には,図示のように,ユーザID400とコンテンツID402が関連付けられて記憶されている。これは,ユーザID400によって特定されるユーザが,コンテンツID402によって特定されるコンテンツを所有していることを示している。従って,例えばユーザAのIDをキーに所有コンテンツ記憶部120を検索すると,ユーザAが所有するコンテンツ(コンテンツA,B,C,D,E)を抽出することができる。また,コンテンツAのIDをキーに所有コンテンツ記憶部120を検索すると,コンテンツAを所有するユーザ(ユーザA,B)を抽出することができる。
図3に戻る。利用履歴受信部104は,ユーザ端末20からコンテンツの利用履歴を受信する。コンテンツの利用履歴には,ユーザ端末20や再生機器30で再生されたコンテンツの再生履歴が含まれる。そのほか,ユーザ端末20から削除されたコンテンツの履歴,他人に譲渡されたコンテンツの履歴等が含まれていてもよい。なお,いずれの履歴にも,コンテンツIDと利用時刻が含まれる。利用履歴受信部104は,利用履歴を受信すると,その利用履歴をユーザ別利用履歴記憶部116に格納する。具体的には,利用履歴に含まれるコンテンツIDを,利用履歴を送信したユーザ端末20を利用するユーザのユーザIDと関連付けてユーザ別利用履歴記憶部116に書き込む。
また,利用履歴受信部104は,ユーザ端末20から受信したコンテンツIDとそのユーザ端末20を利用するユーザのユーザIDを所有コンテンツ更新部102に提供する。ユーザ端末20は,外部記録媒体や他のユーザ端末20等,コンテンツサーバ40以外からコンテンツを取得する場合があるため,そのように取得されたコンテンツの情報も所有コンテンツ記憶部120に反映させるためである。利用履歴受信部104は,ユーザ端末20が情報提供サーバ10に接続されたタイミングで,ユーザ端末20から利用履歴を受信する。または,所定期間ごとに,周期的に受信してもよい。また,ユーザ端末20でコンテンツが再生されるたびに受信してもよい。
ここで,図6を参照して,ユーザ別利用履歴記憶部116について説明する。ユーザ別利用履歴記憶部116には,図示のように,ユーザID400と,コンテンツID402と,利用時刻404が関連付けられて記憶されている。これは,ユーザID400により特定されるユーザが,コンテンツID402により特定されるコンテンツを利用時刻404に格納された日時に再生させたことを示している。利用時刻404は,ユーザ嗜好推定部124によるユーザの嗜好推定の際に,用いる利用履歴の新旧によって推定結果への影響力を調整するために利用される。なお,利用時刻404に格納される情報は,日付の情報のみでもよい。また,利用時刻404は無くてもよい。
図3に戻る。ユーザ嗜好推定部124は,情報提供システム10で提供される情報提供サービスに登録され,ユーザ端末20を利用する各ユーザの嗜好を推定する。具体的には,ユーザ別利用履歴記憶部116に記憶されている各ユーザの利用履歴と,特徴情報記憶部114に記憶されている各コンテンツの特徴情報とに基づいて,各ユーザの音楽の嗜好を推定し,推定された嗜好の情報をユーザ嗜好記憶部118に書き込む。
ここで,図8および図9を参照して,特徴情報記憶部114およびユーザ嗜好記憶部118について説明する。特徴情報記憶部114には,コンテンツID402と,コンテンツID402により特定されるコンテンツの特徴情報が関連付けて記憶されている。特徴情報には,コンテンツに含まれるコンテンツデータによって再生される楽曲のリズムや曲調を特定する複数の属性データと,コンテンツのメタデータが含まれる。
属性データとしては,図示のように,テンポ406,高/低域408,長/短調410を例示できる。テンポ406には,楽曲のテンポを数値化した値が格納され,高/低域408には,楽曲の音域を数値化した値が格納され,長/短調410には,楽曲の音階を数値化した値が格納される。例えば,テンポ406に格納された数値が小さいほど楽曲のテンポは遅く,数値が大きいほど楽曲のテンポが早い。高/低域408に格納された数値が小さいほど,低い音域が多い楽曲であり,数値が大きいほど,高い音域が多い楽曲である。長/短調410に格納された数値が小さいほど,短音階寄りの暗い雰囲気の楽曲であり,数値が大きいほど高音階寄りの明るい雰囲気の楽曲である。そのほか,属性データとして,スピード感,テンポ分散の大きさ,メジャーコードの割合,明るさ,感情的な度合い,音の多さ,打楽器の割合,アタックの硬さなどを例示でき,これらを数値化した値を特徴情報記憶部114に格納してもよい。なお,属性データは本実施形態のように複数でなくても一つであっても構わない。
メタデータとしては,図示のように,発表年代412,ジャンル414を例示できる。そのほか,メタデータとして,そのコンテンツに含まれる楽曲が収録されたアルバムやシングルの販売枚数,その楽曲の人気ランキングの順位などを例示できる。
ユーザ嗜好記憶部118には,ユーザID400と,ユーザ嗜好推定部118によって推定されたユーザの嗜好の情報が関連付けられて記憶されている。ユーザの嗜好は,楽曲の属性データ,メタデータごとに推定される。具体的には,ユーザが利用した複数のコンテンツのテンポの平均値,高/低域の平均値,長/短調の平均値が各々その属性データに対するユーザの嗜好と推定される。また,発表年代の平均値,ジャンルの最多値が各々そのメタデータに対するユーザの嗜好と推定される。図示の例によれば,ユーザAの音楽の嗜好は,テンポ=54,高/低域=20,長/短調=34,発表年代=1974,ジャンル=ジャズによって表される。
図3に戻る。抽出条件受信部106は,ユーザ端末20から抽出条件を受信する。具体的には,情報提供サーバ10からユーザ端末20に情報を提供するユーザの条件を,ユーザ端末から受信する。条件としては,例えば,ユーザの性別,年齢,コンテンツの特徴情報等が考えられるが,本実施形態では,コンテンツIDを受信する。
ユーザ検索部108は,抽出条件受信部106から抽出条件を受信した旨の通知を受けてユーザ端末20からの情報提供の要求があったことを認識すると,ユーザ嗜好記憶部118に記憶されている各ユーザの嗜好の情報に基づいて,抽出条件を受信したユーザ端末20を利用するユーザと嗜好が類似しているユーザをユーザ嗜好記憶部118から検索する。
ユーザ抽出部110は,ユーザ検索部108によって検索されたユーザから所定数のユーザを抽出する。ユーザの抽出は,抽出条件受信部106が受信したコンテンツIDと,所有コンテンツ記憶部120に記憶されている各ユーザのコンテンツ所有状況とに基づいて行われる。詳細は図17〜図19を参照して後述する。
ユーザ情報送信部112は,ユーザ抽出部110によって抽出されたユーザの情報を,抽出条件の送信元のユーザ端末20に送信する。送信するユーザの情報は,ユーザIDのみでもよいし,ユーザ情報記憶部122に記憶されている情報を送信してもよい。ユーザ情報記憶部には,図10に示すように,例えば,ユーザID402と,ハンドルネーム426と,ユーザ紹介ページのURL428とが関連付けられて記憶されている。ハンドルネーム426は,ユーザIDによって特定されるユーザが,情報提供サービス登録時に登録した名前である。ユーザ紹介ページのURLは,情報提供サービス登録時に各ユーザが任意で登録した情報が掲載されているファイルの所在情報である。
以上,情報提供サーバ10の機能構成について説明した。次に,図4に基づいて,本実施形態にかかるユーザ端末20の機能構成について説明する。
ユーザ端末20は,例えば,利用履歴送信部200と,利用履歴取得部202と,コンテンツ取得部204と,抽出条件送信部206と,ユーザ情報受信部208と,利用履歴記憶部210と,利用履歴更新部212と,コンテンツ再生部214と,コンテンツ記憶部216と,抽出条件入力部218と,日時取得部220などを備える。
コンテンツ取得部204は,コンテンツサーバ40や他のユーザ端末20から通信網50を介してコンテンツを受信することによってコンテンツを取得する。また,外部記録媒体に記録されているコンテンツを読みとることによってコンテンツを取得する。コンテンツ取得部204はコンテンツを取得後,コンテンツ記憶部216にそのコンテンツを格納する。コンテンツ記憶部216には複数のコンテンツがコンテンツIDとともに記憶されている。なお,コンテンツIDはコンテンツサーバ40において各コンテンツに一意に付与される。
コンテンツ再生部214は,コンテンツ記憶部216に記憶されているコンテンツを再生する。ユーザ端末20には,例えばキーボードやマウス,タッチパネル等の入力装置が備えられており,ユーザは入力装置を介して再生させたいコンテンツを選択し,コンテンツ再生部214はユーザによって選択されたコンテンツを再生する。そして,コンテンツ再生部214はコンテンツを再生すると,再生したコンテンツのコンテンツIDを利用履歴更新部212に提供する。コンテンツ再生部214によりコンテンツが再生されることによって,ユーザは自己が選択したコンテンツに含まれる楽曲を聞くことができる。
利用履歴更新部212は,コンテンツ再生部214からコンテンツIDを取得すると,日時取得部220から日時情報を取得し,コンテンツIDと日時情報とを関連付けて利用履歴記憶部210に書き込む。また,利用履歴更新部212は,利用履歴取得部202からコンテンツIDと日時情報を取得し,コンテンツIDと日時情報とを関連付けて利用履歴記憶部210に書き込む。
日時取得部220は,利用履歴更新部212からの要求を受けて,ユーザ端末20のシステム時刻を取得し,日時情報として利用履歴更新部212に提供する。
利用履歴取得部202は,再生機器30から再生機器30におけるコンテンツの利用履歴を受信する。具体的には,再生機器30で再生されたコンテンツのIDと再生された日時の情報を受信し,利用履歴更新部212に提供する。
利用履歴記憶部210には,コンテンツIDと日時情報とが関連付けられた利用履歴が複数記憶されている。日時情報には,日付と時刻が含まれる。なお,日付だけでも構わない。
利用履歴送信部200は,利用履歴記憶部210に記憶されている利用履歴を通信網50を介して情報提供サーバ10に送信する。送信するタイミングは,ユーザ端末20が情報提供サーバ10に接続された時でもよいし,所定間隔ごとでもよい。また,利用履歴更新部212により利用履歴記憶部210が更新された時でもよい。
抽出条件入力部218は,ユーザにより入力装置を介して入力された抽出条件を取得し,抽出条件送信部206に提供する。具体的には,ユーザにより任意のコンテンツが選択され,選択されたコンテンツのコンテンツIDを抽出条件送信部206に提供する。
抽出条件送信部206は,抽出条件入力部218から取得した抽出条件,具体的にはコンテンツIDを情報提供サーバ10に送信する。
ユーザ情報受信部208は,情報提供サーバ10からユーザ情報を受信する。具体的には,抽出条件送信部206によって抽出条件が情報提供サーバ10に送信された後,情報提供サーバ10において抽出条件によるユーザの検索,抽出が行われ,抽出されたユーザの情報がユーザ端末20に送信される。ユーザ情報受信部208は,情報提供サーバ10から自装置宛に送信されたユーザの情報を受信する。ユーザ端末20は,ユーザ情報の受信後,その情報をユーザ端末20が備えるディスプレイ等の表示装置に表示させる。
以上,ユーザ端末20の機能構成について説明した。次に,図5に基づいて,再生機器30の機能構成について説明する。
再生機器30は,例えば,利用履歴提供部300と,コンテンツ取得部304と,利用履歴記憶部310と,利用履歴更新部312と,コンテンツ再生部314と,コンテンツ記憶部316と,日時取得部320などを備える。
コンテンツ取得部304は,ユーザ端末20からコンテンツを取得する。また,コンテンツサーバ40や他のユーザ端末20から通信網50を介してコンテンツを受信することによってコンテンツを取得できてもよい。また,外部記録媒体に記録されているコンテンツを読みとることによってコンテンツを取得してもよい。コンテンツ取得部304はコンテンツを取得後,コンテンツ記憶部316にそのコンテンツを格納する。コンテンツ記憶部316には複数のコンテンツがコンテンツIDとともに記憶されている。
コンテンツ再生部314は,コンテンツ記憶部316に記憶されているコンテンツを再生する。再生機器30には,例えばスクロールボタンやキーボード,タッチパネル等の入力装置が備えられており,ユーザは入力装置を介して再生させたいコンテンツを選択し,コンテンツ再生部314はユーザによって選択されたコンテンツを再生する。そして,コンテンツ再生部314はコンテンツを再生すると,再生したコンテンツのコンテンツIDを利用履歴更新部312に提供する。コンテンツ再生部314によりコンテンツが再生されることによって,ユーザは自己が選択したコンテンツに含まれる楽曲を聞くことができる。
利用履歴記憶部310は,コンテンツ再生部314からコンテンツIDを取得すると,日時取得部320から日時情報を取得し,コンテンツIDと日時情報とを関連付けて利用履歴記憶部310に書き込む。
日時取得部320は,利用履歴更新部312からの要求を受けて,再生機器30のシステム時刻を取得し,日時情報として利用履歴更新部312に提供する。
利用履歴記憶部310には,コンテンツIDと日時情報とが関連付けられた利用履歴が複数記憶されている。日時情報には,日付と時刻が含まれる。なお,日付だけでも構わない。
利用履歴提供部300は,利用履歴記憶部310に記憶されている利用履歴をユーザ端末20に提供する。提供するタイミングは,再生機器30がユーザ端末20に接続された時でもよいし,常時接続されている場合などでは所定間隔ごと,利用履歴更新部312により利用履歴記憶部310が更新された時でもよい。
以上,再生機器30の機能構成について説明した。次に,図11に基づいて,ユーザ端末20がコンテンツサーバ40からコンテンツを取得する処理の流れについて説明する。
まず,ユーザ端末20が通信網50を介してコンテンツサーバ40に接続される(S102)。次いで,ユーザによる入力装置を介したコンテンツのダウンロード指令等を受けて,ユーザ端末20がコンテンツサーバ40にコンテンツ取得要求を送信する(S104)。コンテンツサーバ40は,ユーザ端末20からコンテンツ取得要求を受信すると(S106),情報提供サーバ10にユーザの所有情報を送信する(S108)。具体的には,コンテンツ取得要求の送信元であるユーザ端末20を利用するユーザのユーザIDと,取得を要求されたコンテンツのコンテンツIDを情報提供サーバ10に送信する。情報提供サーバ10は,所有情報を受信すると,所有コンテンツ記憶部120の記憶内容を更新する(S110)。具体的には,コンテンツサーバ40から受信したユーザIDとコンテンツIDを関連付けて所有コンテンツ記憶部120に書き込む。
コンテンツサーバ40は,ステップS108で情報提供サーバ10に所有情報を送信後,ユーザ端末20から要求されたコンテンツをユーザ端末20に送信し(S112),ユーザ端末20はそのコンテンツを受信する(S114)。
以上,ユーザ端末20がコンテンツサーバ40からコンテンツを取得する処理の流れについて説明した。次に,図12に基づいて,情報提供サーバ10がユーザ端末20から利用履歴を取得する処理の流れについて説明する。
まず,ユーザ端末20が情報提供サーバ10に接続される(S202)。ユーザ端末20は,情報提供サーバ10との接続を検知すると,情報提供サーバ10に利用履歴を送信する(S204)。なお,ユーザ端末20は,利用履歴記憶部210に記憶されているすべての利用履歴を送信してもよいし,前回送信した後に追加された利用履歴のみ,最新のものから順に所定数のみ,または所定期間内(例えば,送信する日から1週間前までの期間内)の日付を持つ利用履歴のみを送信してもよい。
情報提供サーバ10は,ユーザ端末20から送信された利用履歴を受信し(S206),所有コンテンツ記憶部120およびユーザ別利用履歴記憶部116の記憶内容を更新する(S208,S210)。具体的には,利用履歴として受信したコンテンツIDと日時情報を,送信元であるユーザ端末20を利用するユーザのユーザIDと関連付けてユーザ別利用履歴記憶部116に書き込む。また,受信したコンテンツIDをユーザIDと関連付けて所有コンテンツ記憶部120に書き込む。利用履歴として受信したコンテンツIDを所有コンテンツ記憶部120に書き込むことによって,ユーザ端末20がコンテンツサーバ40以外から取得したコンテンツの情報もユーザのコンテンツの所有状況に反映させることができる。
情報提供サーバ10は,所有コンテンツ記憶部120およびユーザ別利用履歴記憶部116の記憶内容を更新後,完了通知をユーザ端末20に送信し(S212),ユーザ端末20が完了通知を受信して(S214)一連の処理が終了する。
以上,情報提供サーバ10がユーザ端末20から利用履歴を取得する処理の流れについて説明した。次に,図13に基づいて,情報提供サーバ10がユーザの嗜好を推定する処理の流れについて説明する。
まず,情報提供サーバ10のユーザ嗜好推定部124が,ユーザの嗜好を更新するタイミングが到来したことを検知する(S302)。ユーザの嗜好を更新するタイミングとしては,例えば,情報提供サーバ10が備えるCPUへの負荷が低い時や,所定間隔ごと,ユーザ別利用履歴記憶部116が更新された時などを例示できる。検知後,ユーザ嗜好推定部124は,ユーザが最近利用したコンテンツ一覧をユーザ別利用履歴記憶部116を参照して取得する(S304)。具体的には,ユーザ別利用履歴記憶部116から,ユーザIDごとに,そのユーザIDと関連付けられているコンテンツIDを抽出する。すべてのコンテンツIDを取得してもよいが,ユーザが最近利用したコンテンツ一覧を取得するためには,利用履歴に含まれている日時の情報が新しいもの(例えば,処理時から1ヶ月前までの日付のもの等)のコンテンツIDのみを抽出する。さらに,利用履歴の新しさによって重み付けを行ってもよい。例えば,処理時から1週間前までの日付の利用履歴は,ユーザの嗜好の推定結果に大きな影響を与えるように,重み付けを2とし,他のものは重み付けを1とする。
ユーザ別利用履歴記憶部116からコンテンツIDを取得後,ユーザ嗜好推定部124は,特徴情報記憶部114を参照して各コンテンツの特徴情報を取得する(S306)。具体的には,ステップS304で取得したコンテンツIDと同一のコンテンツIDを特徴情報記憶部114から検索し,そのコンテンツIDと関連付けられている特徴情報(各属性データと各メタデータの値)を取得する。それを,ステップS304で取得した全てのコンテンツIDについて行う。
その後,ユーザ嗜好推定部124は,ステップS306で取得したコンテンツの各属性データと各メタデータの値の各々の平均値または最多値を算出し,ユーザの嗜好を求める(S308)。図14を参照して具体的に説明する。ユーザXの嗜好を求めるために,まず,ステップS304でユーザXが最近利用したコンテンツ(コンテンツA,B,C,D,E,F,G,H)のコンテンツIDが抽出される。その後,ステップS306でコンテンツA〜Iの特徴情報が取得される。そしてステップS308で,各属性データ,メタデータごとに,数値で表されるデータについては平均値が算出され,数値でないものについては最も多い値が導きだされる。図示の例によれば,数値で表されるテンポ406,高/低域408,長/短調410,発表年代412では,コンテンツA〜Iの各数値の平均値がユーザXの嗜好とされる。数値で表されないジャンル414は,コンテンツA〜Iで最も多いジャンルである「ポップス」がユーザXの嗜好とされる。
また,上述のように利用履歴の新しさによって重み付けがされている場合には,嗜好の推定結果に重み付けを反映させる。具体的には,上述の例の場合には,重み付けを2とされた利用履歴を,平均値算出や最多値導出の際に2回数える(つまり,同じ利用履歴が2つあるものとして,各属性データやメタデータの値をカウントする)ことにより,重み付けが1の利用履歴よりも嗜好の推定結果に与える影響を大きくすることができる。
また,平均値を算出する際には,算出対象の数値の分散状況を考慮してもよい。例えば,図14の各コンテンツのテンポ406を参照すると,コンテンツHの「2」は他のコンテンツの数値に比べて極端に小さい値である。そのため,テンポに関するユーザの嗜好を求める際に,コンテンツHの「2」を平均値の算出対象から外す。このようにすれば,算出される平均値に,他の数値から極端に離れた数値の影響が出ないため,より正確に平均値を算出することができ,より的確なユーザの嗜好を求めることができる。
ユーザの嗜好を上述のように求め,ユーザ嗜好推定部124はユーザ嗜好記憶部118の記憶内容を更新する。ステップS304からステップS310までの処理を,情報提供サービスに登録されている全てのユーザに対して行う。
以上,情報提供サーバ10がユーザの嗜好を推定する処理の流れについて説明した。次に,図15に基づいて,情報提供サーバ10がユーザ端末20にユーザの情報を提供する処理の流れについて説明する。
まず,ユーザが抽出条件を指定して検索を実行する(S402)。具体的には例えば,ユーザがユーザ端末20の入力装置や表示装置を用いて,所望の楽曲を選択し,「ユーザ検索」ボタン等を押下する。ユーザにより楽曲が選択され,ボタンが押下されると,ユーザ端末20は選択された楽曲がコンテンツデータとして含まれているコンテンツのコンテンツIDをコンテンツ記憶部216を参照するなどして取得する。その後,ユーザ端末20は,そのコンテンツIDを抽出条件として情報提供サーバ10に送信する(S404)。
情報提供サーバ10は,ユーザ端末20から送信された抽出条件を受信し(S406),抽出条件の送信元であるユーザ端末20を利用するユーザと嗜好が類似するユーザをユーザ嗜好記憶部118を参照して検索する(S408)。ステップS408の処理を,図16を参照して詳細に説明する。
情報提供サーバ10は,抽出条件の送信元であるユーザ端末20を利用するユーザ(検索を実行したユーザ,以後,他のユーザとの区別のため,検索実行ユーザと称する。)の嗜好の情報をユーザ嗜好記憶部118から取得し(S422),ユーザ嗜好記憶部118に記憶されている他のユーザの嗜好の情報も取得する(S424)。その後,情報提供サーバ10は,検索実行ユーザの嗜好の情報と他のユーザの嗜好の情報とを順次比較する(S426)。比較の方法としては,例えば,検索実行ユーザと他のユーザの嗜好の情報に含まれる各属性データやメタデータの差の和を求める。以下に具体例を挙げて説明する。
検索実行ユーザの推定された嗜好が,
テンポ=50
高/低域=55
長/短調=69
発表年代=1989
ジャンル=ポップス
であり,比較対象のユーザの推定された嗜好が,
テンポ=40
高/低域=80
長/短調=25,
発表年代=1970
ジャンル=ジャズ
である場合,下記の計算を行い,それぞれの差を算出する。
テンポ=(50−40)=100
高/低域=(55−80)=625
長/短調=(69−25)=1936
発表年代=(1989−1970)=361
ジャンル=ポップスとジャズの差は400とする
上記で算出された各属性データ,メタデータの差を足して,検索実行ユーザと比較対象ユーザとの嗜好の差とする。
また,各属性データやメタデータごとに重み付けをしてもよい。例えば,コンテンツの楽曲を特徴付けている各属性データやメタデータの中でも,特にその特徴に対する嗜好の差がユーザ間にあると,全体として音楽の嗜好が異なってしまうような重要な特徴には,算出される嗜好の差に大きく影響するように重み付けを行う。上述の例を用いて説明する。例えば発表年代を重要な特徴とした場合には,発表年代の値の差である361に係数5を乗算して1805とする。その結果,検索実行ユーザと比較対象ユーザとの嗜好の差は上述の場合よりも大きく開くこととなる。
ステップS426で,情報提供サービスに登録されている全てのユーザと検索実行ユーザとの嗜好の差を求めた後,差の値が所定値以下のユーザを,検索実行ユーザと音楽の嗜好が類似しているユーザとして選出する(S428)。
図15に戻る。ステップS408により,検索実行ユーザと嗜好が所定以上近く,嗜好が類似しているユーザが選出された後,ステップS410に進む。なお,情報提供サーバは,ステップS410の処理に進まずに,ステップS408で選出された全てのユーザの情報をユーザ端末20に送信してもよい。ユーザの情報として,ユーザID等を送信する。
ステップS410で,情報提供サーバ10は,ステップS408で検索されたユーザを,検索実行ユーザとの間で所有コンテンツの相違度が大きい順にソートする。図17〜図19を参照して詳細に説明する。
情報提供サーバ10は,検索実行ユーザの所有コンテンツの一覧を取得する(S442)。具体的には,検索実行ユーザのユーザIDをキーにして所有コンテンツ記憶部120を検索し,関連付けられているコンテンツIDを全て取得する。また,情報提供サーバ10は,音楽の嗜好が検索実行ユーザと近いユーザ,つまり,図15のステップS408で検索されたユーザの各々の所有コンテンツの一覧も同様に順次取得する(S444)。そして情報提供サーバ10は,検索されたユーザの所有コンテンツの一覧を順次取得しながら,検索実行ユーザの所有コンテンツの一覧と各々比較を行い,その比較結果に基づいて,所有コンテンツの一覧の相違度が大きい順にユーザをソートする(S446)。
所有コンテンツの一覧の相違度が大きい順には,検索実行ユーザが所有していないコンテンツをより多く所有している順と,検索実行ユーザとの所有コンテンツの重複が少ない順とが含まれる。なお,情報提供サーバ10は,ユーザ端末20から送信された抽出条件に基づいてソートしてもよい。具体的には,抽出条件として受信したコンテンツIDと同一のコンテンツIDが所有コンテンツ一覧中に含まれており,かつ,そのコンテンツIDによって特定されるコンテンツのジャンルと同一のジャンルのコンテンツに関して,所有コンテンツの一覧の相違度が大きい順にソートしてもよい。
図18は,抽出条件に基づいて,検索実行ユーザが所有していないコンテンツをより多く所有している順にソートする具体例である。ユーザXは検索実行ユーザであり,ユーザ端末20から,抽出条件としてコンテンツID「000001」を指定して情報提供サーバ20にユーザの検索を要求した。コンテンツID「000001」によって特定されるコンテンツは,特徴情報にジャンル「Rock」が含まれる。符号502は,検索実行ユーザであるユーザXの,ジャンル「Rock」に属するコンテンツの所有コンテンツ一覧である。図中の「K」は,コンテンツID「000001」が抽出条件として指定されていることを示す。
ユーザYおよびユーザZは,ユーザXと類似した嗜好のユーザとして検索されたユーザである。ユーザYおよびユーザZは,ともに,抽出条件として指定されているコンテンツID「000001」のコンテンツを所有している。符号504は,ユーザYの,ジャンル「Rock」に属するコンテンツの所有コンテンツ一覧であり,符号506は,ユーザZの,ジャンル「Rock」に属するコンテンツの所有コンテンツ一覧である。ユーザXの所有コンテンツ一覧502と,ユーザYまたはユーザZの所有コンテンツ一覧504,506とをそれぞれ比較する。比較の結果,ユーザXの所有コンテンツ一覧502に含まれていないコンテンツが,ユーザYの所有コンテンツ一覧504には1個(コンテンツID=000030)含まれており,ユーザZの所有コンテンツ一覧506には10個(コンテンツID=000011〜000020)含まれていることがわかる。従って,ソートの結果,ユーザZの方がユーザYよりも上位になり,ユーザZの方が優先的にユーザXに紹介されてユーザZの情報がユーザXに提供される。
図19は,抽出条件に基づいて,検索実行ユーザとの所有コンテンツの重複が少ない順にソートする具体例である。ユーザXは検索実行ユーザであり,ユーザ端末20から,抽出条件としてコンテンツID「000001」を指定して情報提供サーバ20にユーザの検索を要求した。コンテンツID「000001」によって特定されるコンテンツは,特徴情報にジャンル「Rock」が含まれる。符号602は,検索実行ユーザであるユーザXの,ジャンル「Rock」に属するコンテンツの所有コンテンツ一覧である。図中の「K」は,コンテンツID「000001」が抽出条件として指定されていることを示す。
ユーザYおよびユーザZは,ユーザXと類似した嗜好のユーザとして検索されたユーザである。ユーザYおよびユーザZは,ともに,抽出条件として指定されているコンテンツID「000001」のコンテンツを所有している。符号604は,ユーザYの,ジャンル「Rock」に属するコンテンツの所有コンテンツ一覧であり,符号606は,ユーザZの,ジャンル「Rock」に属するコンテンツの所有コンテンツ一覧である。ユーザXの所有コンテンツ一覧602と,ユーザYまたはユーザZの所有コンテンツ一覧604,606とをそれぞれ比較する。比較の結果,ユーザXの所有コンテンツと重複するコンテンツ,すなわち,ユーザXの所有コンテンツ一覧602に含まれているコンテンツが,ユーザYの所有コンテンツ一覧604には1個(コンテンツID=000004)含まれており,ユーザZの所有コンテンツ一覧606には2個(コンテンツID=000009,000010)含まれていることがわかる。従って,ソートの結果,ユーザYの方がユーザZよりも上位になり,ユーザYに優先的にユーザXを紹介するためにユーザYの情報がユーザXに提供される。
また,情報提供サーバ10は,所有コンテンツの相違度が大きい順の他の例として,検索実行ユーザが所有しているコンテンツをより少なく所有している順にユーザをソートしてもよい。図19の例によれば,検索実行ユーザであるユーザXの所有コンテンツ一覧602に含まれており,ユーザYの所有コンテンツ一覧604に含まれていないコンテンツは8個である。一方,ユーザXの所有コンテンツ一覧602に含まれており,ユーザZの所有コンテンツ一覧606に含まれていないコンテンツは7個である。従って,ソートの結果,ユーザYがユーザZよりも上位になる。
なお,情報提供サーバ10は,図17のS444の後に,所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,検索されたユーザの所有コンテンツの一覧と一のユーザ端末を利用するユーザの所有コンテンツの一覧との相違の程度が所定よりも大きい場合には,その検索されたユーザを抽出対象から外す処理を行ってもよい。以下に具体例を挙げて説明する。
例えば,一のユーザであるユーザXの所有コンテンツ一覧には5個のコンテンツが含まれており,嗜好が類似しているとして検索されたユーザであるユーザYの所有コンテンツ一覧には100個,ユーザZの所有コンテンツ一覧には1000個のコンテンツが含まれているとする。ユーザY,ユーザZともにユーザXの所有している5個のコンテンツは所有している。
この場合,上述のソート処理によれば,ユーザZの方がユーザYよりもユーザXが所有していないコンテンツを多く所有しているため,上位にくる。しかし,所有コンテンツが大量であり様々なコンテンツを利用している場合,利用履歴による嗜好の推定によっては,そのユーザの嗜好を絞ることが困難である。つまり,ユーザZの音楽の嗜好は,利用履歴による推定によっては絞りきれておらず,ユーザZとユーザXの嗜好は類似していない可能性が高い。従って,ユーザZが所有する1000個のコンテンツの一部のみがユーザXの嗜好に沿うに過ぎないと考えられる。
そこで,情報提供サーバ10は,全ての所有コンテンツ数に対する共通コンテンツの数の割合の許容値を予め定めておき,割合がその許容値よりも小さい場合にはそのユーザを抽出対象から外す。例えば,許容値を3%とすると,本例では,下記のようになる。
ユーザY:5(共通コンテンツ数)/100(所有コンテンツ数)×100=5%
ユーザZ:5(共通コンテンツ数)/1000(所有コンテンツ数)×100=0.5%
その結果,ユーザZは抽出対象から外される。なお,割合の許容値ではなく,相違するコンテンツの数の許容値を決めておき,相違するコンテンツが許容値よりも多い場合にそのユーザを抽出対象から外してもよい。
図15に戻る。情報提供サーバ10は,ステップS410でユーザをソートした後,上位から所定数のユーザを抽出し(S412),検索結果として抽出されたユーザの情報をユーザ端末20に送信する(S414)。ユーザ端末20は,検索結果を受信し(S416),ディスプレイ等の表示装置に結果を表示させる。ユーザ端末20から検索を実行したユーザは,表示された情報に基づいて,検索結果のユーザのプロフィールを参照したり,電子メールやチャットなどの通信手段により連絡を取ることができる。
上記構成によれば,ユーザ端末20から検索を実行したユーザは,自己と音楽の嗜好が類似しているユーザの情報を得ることができる。また,自己と音楽の嗜好が類似したユーザの中でも,特に,自己が所有していないコンテンツを多く所有しているユーザの情報を得ることができる。その結果,検索実行ユーザは,自己が未だ聞いたことが無い楽曲であって,かつ,自己の嗜好に合う可能性の高い楽曲の情報を,検索結果のユーザからより多く得ることができる。または,自己と音楽の嗜好が類似したユーザの中でも,特に,自己が所有しているコンテンツをあまり所有していないユーザの情報を得ることができる。その結果,検索実行ユーザは,検索結果のユーザが未だ聞いたことが無い楽曲であって,かつ,そのユーザの嗜好に合う可能性の高い楽曲の情報を,検索結果のユーザにより多く提供することができる。従って,検索を実行したユーザにも,検索されたユーザにも,ユーザ間の有益な出会いの機会を与えることができる。
以上,情報提供サーバ10がユーザ端末20にユーザの情報を提供する処理の流れについて説明した。次に,図20に基づいて,情報提供サーバ10が検索結果のユーザのより詳細な情報をユーザ端末20に提供する処理の流れについて説明する。
まず,検索実行ユーザは,情報提供サーバ10からユーザ端末20に送信された検索結果のユーザの中から,詳細な情報を得たいユーザを,ユーザ端末20に備えられる入力装置を用いて選択する(S502)。ユーザ端末20は,検索実行ユーザによって選択されたユーザのユーザIDを情報提供サーバ10に送信する(S504)。情報提供サーバ10は,ユーザ端末20から送信されたユーザIDを受信し(S506),受信したユーザIDをキーとしてユーザ情報記憶部122から該当ユーザの情報を取得する(S508)。その後,取得したユーザの詳細な情報をユーザ端末20に送信し(S510),ユーザ端末20はその情報を受信した後(S512),表示装置に表示させる。
以上,情報提供サーバ10が検索結果のユーザのより詳細な情報をユーザ端末20に提供する処理の流れについて説明した。次に,図21に基づいて,ユーザ端末20が再生機器30から利用履歴を取得する処理の流れについて説明する。
まず,ユーザ端末20が,利用履歴を再生機器30から取得するタイミングが到来したことを検知する(S602)。タイミングとしては,再生機器30がユーザ端末20に接続された時,所定間隔ごと,またはユーザから入力装置を介して指示があった時などを例示できる。検知後,ユーザ端末20は接続されている再生機器30に利用履歴取得の要求を送信する(S604)。再生機器30は,ユーザ端末20からの要求を受信し(S606),利用履歴記憶部310に記憶されている利用履歴をユーザ端末20に提供する(S608)。提供する利用履歴は,利用履歴記憶部310に記憶されている全ての利用履歴でもよいし,前回提供した時以降に追加された利用履歴のみ,所定期間内の利用履歴のみ,所定の日付を持つ利用履歴のみなどでもよい。ユーザ端末20は,再生機器30から提供された利用履歴を受信し(S610),受信した利用履歴をユーザ端末20の利用履歴記憶部210に書き込む(S612)。かかる構成によれば,ユーザが再生機器30で利用したコンテンツの履歴もユーザ端末20を介して情報提供サーバ10に送信することができ,嗜好の推定に反映される。
以上,ユーザ端末20が再生機器30から利用履歴を取得する処理の流れについて説明した。次に,図22および図23に基づいて,情報提供サーバ10によるユーザの嗜好推定方法と,ユーザ間の嗜好の類否判断の他の例について説明する。
本例では,まず,上述の方法と同様に,利用履歴からコンテンツの各属性データ,メタデータの平均値を各々算出する。その後,算出された値を0〜100の範囲の数値で表す。ユーザ間の嗜好の類似度は,上記で表された各値の重心間の距離により定められる。
図22を参照して具体的に説明する。図22の例によれば,コンテンツの特徴情報中のテンポ,長/短調,ビート,年代,ジャンルをそれぞれA,B,C,D,Eとする。そして,各ユーザの利用履歴とコンテンツの特徴情報とに基づいて,各ユーザの特徴情報(A〜E)に対する嗜好を,0〜100の範囲内の数値で表す。ユーザXは,A(テンポ)=25,B(長/短調)=25,C(ビート)=75,D(年代)=100,E(ジャンル)=100である。ユーザXの,特徴情報の各数値に対する重心は符号712で示される。ユーザY,ユーザZも同様に特徴情報についての嗜好が1〜100の範囲内の数値で表され,その重心がそれぞれ符号714,716で示されている。
嗜好の類似度を判断する際には,上記の重心を利用する。図23に示したように,ユーザXとユーザZとでは,ユーザZの重心716の方がユーザXの重心712よりもユーザYの重心714に近く,情報提供サーバ10では,ユーザZの方がユーザXよりもユーザYに嗜好が類似していると判断される。以上,情報提供サーバ10によるユーザの嗜好推定方法と,ユーザ間の嗜好の類似度判断の他の例について説明した。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる情報提供システムは,第1実施形態において情報提供サーバに設けられていた機能の一部がユーザ端末に備えられる点で異なる。以下,第1実施形態と異なる部分である,情報提供サーバとユーザ端末の機能構成について,図24および図25を参照して説明する。
第2実施形態にかかる情報提供サーバ80は,図24に示すように,例えば,所有情報受信部100と,所有コンテンツ記憶部102と,嗜好情報受信部804と,抽出条件受信部106と,ユーザ検索部108と,ユーザ抽出部110と,ユーザ情報送信部112と,ユーザ嗜好記憶部118と,所有コンテンツ記憶部120と,ユーザ情報記憶部122などを備える。第1実施形態にかかる情報提供サーバ10と同様の機能を有するものについては,同一の符号を付しており,説明を省略する。
嗜好情報受信部804は,ユーザ端末20から嗜好の情報を受信する。第2実施形態では,ユーザの利用履歴からユーザの嗜好を推定する機能はユーザ端末側に設けられている。従って,情報提供サーバ80は,ユーザ端末20によって作成されたユーザの嗜好の情報をユーザ端末20から通信網を介して受信し,受信した嗜好の情報をユーザ嗜好記憶部118に格納すればよい。
次に,第2実施形態にかかるユーザ端末90について説明する。ユーザ端末90は,図25に示すように,例えば,嗜好情報送信部900と,ユーザ嗜好推定部902と,利用履歴取得部202と,コンテンツ取得部204と,抽出条件送信部206と,ユーザ情報受信部208と,特徴情報記憶部114と,利用履歴記憶部210と,利用履歴更新部212と,コンテンツ再生部214と,コンテンツ記憶部216と,抽出条件入力部218と,日時取得部220などを備える。第1実施形態にかかるユーザ端末20と同様の機能を有するものについては同一の符号を付しており,説明を省略する。また,特徴情報記憶部114は第1実施形態にかかる情報提供サーバ10に備えられているものと同様の機能を有するため,同一の符号を付することにより説明を省略する。なお,特徴情報記憶部114に記憶される各コンテンツの特徴情報は,情報提供サーバ80から通信網を介して受信してもよいし,外部記録媒体に記録されている特徴情報を読み込むことによって取得してもよい。または,各コンテンツからコンテンツの特徴情報を抽出,演算する機能がユーザ端末90にさらに備えられており,コンテンツ記憶部216に格納されているコンテンツの特徴情報をユーザ端末90自身で抽出,演算し,特徴情報記憶部114に格納するようにしてもよい。
ユーザ嗜好推定部902は,利用履歴記憶部210に記憶されている利用履歴と,特徴情報記憶部114に記憶されている各コンテンツの特徴情報とに基づいて,ユーザ端末90を利用するユーザの音楽の嗜好を推定する。嗜好の推定方法は,第1実施形態と同様である。嗜好を推定するタイミングとしては,所定間隔ごと,利用履歴記憶部210の記憶内容が更新された時,ユーザ端末90が情報提供サーバ80に接続された時などを例示できる。
嗜好情報送信部900は,ユーザ嗜好推定部902によって推定されたユーザの嗜好の情報を,情報提供サーバ80に送信する。送信するタイミングとしては,ユーザ端末90が情報提供サーバ80に接続された時,所定間隔ごと,ユーザ嗜好推定部902によりユーザの嗜好が推定された直後などを例示できる。
第2実施形態にかかる情報提供システムによれば,各ユーザ端末がそのユーザ端末を利用するユーザの嗜好のみを推定すればよく,情報提供サーバにおいて全てのユーザの嗜好が推定される第1実施形態に比べて情報提供サーバにかかる負荷が軽減される。以上,第2実施形態にかかる情報提供システムについて説明した。
第1実施形態および第2実施形態にかかる情報提供システムによれば,検索を実行したユーザは,自己と音楽の嗜好が類似するユーザを紹介されることができる。その嗜好は,各ユーザの利用履歴に基づいて推定されており,検索時点での各ユーザの嗜好であるといえる。従って,検索時点での検索実行ユーザの音楽の嗜好と,検索時点で実際に類似する嗜好をもつユーザが紹介される。そのため,検索を実行したユーザの希望条件に実際に沿うユーザを紹介することが可能となる。また,音楽の嗜好が類似するユーザの中でも,特に,自己が聞いたことがない楽曲を多く所有しているユーザが紹介され,検索を実行したユーザは,自己の嗜好に沿う可能性が高い未知の楽曲の情報を,紹介されたユーザから取得できる。または,検索を実行したユーザは,音楽の嗜好が類似する他のユーザに,そのユーザの嗜好に沿う可能性の高い未知の楽曲の情報を提供することができる。
また,上記いずれかの実施形態にかかる情報提供システムを利用すれば,下記のようなユーザ紹介のサービスを実現することができる。
ユーザ紹介サービスの一例として,ユーザに所望のコンテンツIDを指定して検索を実行させることにより,「最近そのコンテンツIDにより特定されるコンテンツを利用したユーザ」を紹介するサービスを例示できる。具体的には,情報提供サーバが,指定されたコンテンツIDが利用履歴に含まれるユーザを検索し,検索されたユーザの中からその利用履歴の時刻情報が最新であるユーザを抽出する。そして,そのユーザの情報を検索結果として,検索を実行したユーザのユーザ端末に提供する。検索を実行したユーザは,提供された情報に基づいて,紹介されたユーザに電子メールなどにより連絡をとり,互いにお勧めの楽曲を紹介し合うことができる。かかるサービスによれば,ユーザは,自己のお気に入りの楽曲を最近聞いたユーザを紹介されることができる。
ユーザ紹介サービスの他の例として,ユーザからの検索要求に応じて他のユーザを紹介するのではなく,情報提供システムの方から一方的に嗜好が類似するユーザを紹介するお見合いサービスを例示できる。具体的には,例えば,各ユーザはサービスへの登録時に,自己のプロフィールとともに,紹介してほしい相手の条件(例えば,年齢,性別等)を一緒に登録しておく。情報提供システムでは,所定のタイミングで,各ユーザのプロフィールと条件に基づいて,互いに条件に沿うユーザを検索する。検索後,さらに各ユーザの音楽の嗜好に基づいて,嗜好が類似しているユーザ同士を抽出し,各々のユーザ端末に相手の情報を提供する。かかるサービスによれば,ユーザは,サービスに登録しておくだけで,希望条件に沿い,かつ,音楽の嗜好が類似している他のユーザを紹介されることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,一のユーザ端末を利用するユーザに他のユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供システムに適用可能であり,特にインターネット上の仮想空間でユーザ同士を出会わせるユーザ紹介システムに適用可能である。
本発明の実施形態にかかる情報提供システムの概要を説明示す説明図である。 本発明の第1実施形態にかかる情報提供システムの全体構成を示す説明図である。 同実施の形態にかかる情報提供サーバの機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態にかかるユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態にかかる再生機器の機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態にかかるユーザ別利用履歴記憶部を示す説明図である。 同実施の形態にかかる所有コンテンツ記憶部を示す説明図である。 同実施の形態にかかる特徴情報記憶部を示す説明図である。 同実施の形態にかかるユーザ嗜好記憶部を示す説明図である。 同実施の形態にかかるユーザ情報記憶部を示す説明図である。 同実施の形態にかかるユーザ端末がコンテンツサーバからコンテンツを取得する処理の流れを示すタイミングチャートである。 同実施の形態にかかる情報提供サーバがユーザ端末から利用履歴を取得する処理の流れを示すタイミングチャートである。 同実施の形態にかかるユーザ嗜好推定部がユーザの嗜好を推定する処理の流れを示すフローチャートである。 同実施の形態にかかるユーザ嗜好推定の具体例を示す説明図である。 同実施の形態にかかる情報提供サーバがユーザの情報をユーザ端末に提供する処理の流れを示タイミングチャートである。 同実施の形態にかかる情報提供サーバがユーザを検索する処理の流れを示すフローチャートである。 同実施の形態にかかる情報提供サーバがユーザを抽出するための処理の流れを示すフローチャートである。 同実施の形態にかかる情報提供サーバによるユーザ抽出処理の具体例を示す説明図である。 同実施の形態にかかる情報提供サーバによるユーザ抽出処理の具体例を示す説明図である。 同実施の形態にかかる情報提供サーバがユーザの詳細情報をユーザ端末に提供する処理の流れを示すタイミングチャートである。 同実施の形態にかかるユーザ端末が再生機器から利用履歴を取得する処理の流れを示すタイミングチャートである。 同実施の形態にかかる情報提供サーバによるユーザ嗜好推定の他の例を示す説明図である。 同実施の形態にかかる情報提供サーバによるユーザ嗜好推定の他の例を示す説明図である。 本発明の第2実施形態にかかる情報提供サーバの機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態にかかるユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 情報提供システム
10 情報提供サーバ
20 ユーザ端末
30 再生機器
40 コンテンツサーバ
50 通信網
104 利用履歴受信部
106 抽出条件受信部
108 ユーザ検索部
110 ユーザ抽出部
112 ユーザ情報送信部
114 特徴情報記憶部
116 ユーザ別利用履歴記憶部
118 ユーザ嗜好記憶部
120 所有コンテンツ記憶部
122 ユーザ情報記憶部
124,902 ユーザ嗜好推定部
200 利用履歴送信部
202 利用履歴取得部
206 抽出条件送信部
208 ユーザ情報受信部
210,310 利用履歴記憶部
214,314 コンテンツ再生部
300 利用履歴提供部
804 嗜好情報受信部
900 嗜好情報送信部

Claims (55)

  1. コンテンツの再生が可能な2以上のユーザ端末と,前記ユーザ端末に通信網を介して接続され,一の前記ユーザ端末を利用するユーザに他の前記ユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供サーバとを備える情報提供システムであって:
    前記ユーザ端末は,
    前記コンテンツを再生するコンテンツ再生部と;
    前記コンテンツ再生部により再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴を記憶する利用履歴記憶部と;
    前記利用履歴記憶部に記憶されている前記利用履歴を前記情報提供サーバに送信する利用履歴送信部と;を備え,
    前記情報提供サーバは,
    前記ユーザ端末から受信した前記利用履歴と前記ユーザの識別情報を関連付けて記憶するユーザ別利用履歴記憶部と;
    前記コンテンツを特徴付ける特徴情報と前記コンテンツの前記識別情報を関連付けて記憶する特徴情報記憶部と;
    前記ユーザが所有するコンテンツの前記識別情報と前記ユーザの識別情報を関連付けて記憶する所有コンテンツ記憶部と;
    前記ユーザ別利用履歴記憶部に記憶されている前記コンテンツの利用履歴と,前記特徴情報記憶部に記憶されている前記コンテンツの特徴情報とに基づいて,前記ユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定部と;
    前記ユーザ嗜好推定部により推定された前記ユーザの嗜好の情報と前記ユーザの識別情報を関連付けて記憶するユーザ嗜好記憶部と;
    前記ユーザ嗜好記憶部に記憶されている前記ユーザの嗜好の情報に基づいて,前記一のユーザ端末を利用するユーザと嗜好が類似する1又は2以上の他のユーザを検索するユーザ検索部と;
    前記所有コンテンツ記憶部の記憶内容に基づいて,前記一のユーザ端末を利用するユーザが所有するコンテンツの一覧と,前記ユーザ検索部により検索された2以上のユーザが各々所有するコンテンツの一覧とを順次比較し,比較結果に基づいて前記検索された2以上のユーザから所定数を抽出するユーザ抽出部と;
    前記ユーザ抽出部により抽出されたユーザの識別情報を前記ユーザ端末に送信するユーザ情報送信部と;
    を備えることを特徴とする情報提供システム。
  2. コンテンツの再生が可能な2以上のユーザ端末に通信網を介して接続され,一の前記ユーザ端末を利用するユーザに他の前記ユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供サーバであって:
    前記ユーザ端末で再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴を前記ユーザ端末から受信する利用履歴受信部と;
    前記受信した利用履歴と前記ユーザ端末を利用するユーザの識別情報を関連付けて記憶するユーザ別利用履歴記憶部と;
    前記ユーザ端末を利用するユーザの嗜好の情報と前記ユーザ端末を利用するユーザの識別情報を関連付けて記憶するユーザ嗜好記憶部と;
    前記ユーザ嗜好記憶部に記憶されている前記ユーザの嗜好の情報に基づいて,前記一のユーザ端末を利用するユーザと嗜好が類似する1又は2以上の他のユーザを検索するユーザ検索部と;
    前記ユーザ検索部により検索されたユーザの識別情報を前記ユーザ端末に送信するユーザ情報送信部と;を備え,
    前記ユーザの嗜好は,前記利用履歴に基づいて推定されることを特徴とする情報提供サーバ。
  3. 前記ユーザの嗜好の情報を前記ユーザ端末から受信する嗜好情報受信部を備えることを特徴とする,請求項2に記載の情報提供サーバ。
  4. 前記コンテンツを特徴付ける特徴情報と前記コンテンツの前記識別情報を関連付けて記憶する特徴情報記憶部と;
    前記ユーザ別利用履歴記憶部に記憶されている前記コンテンツの利用履歴と,前記特徴情報記憶部に記憶されている前記コンテンツの特徴情報とに基づいて,前記ユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定部と;を備え,
    前記ユーザ嗜好記憶部には,前記ユーザ嗜好推定部により推定された前記ユーザの嗜好の情報が記憶されることを特徴とする,請求項2に記載の情報提供サーバ。
  5. 前記利用履歴には,前記コンテンツが再生された日付の情報が含まれており,
    前記ユーザ嗜好推定部は,前記利用履歴に含まれる前記日付の情報に基づいて,前記嗜好の推定に用いる複数の前記利用履歴の各々に重み付けをすることを特徴とする,請求項4に記載の情報提供サーバ。
  6. 前記コンテンツは音楽コンテンツであり,前記コンテンツの特徴情報には,前記コンテンツに含まれる楽曲のリズムおよび/または曲調を特定する一または複数の属性データが含まれることを特徴とする,請求項2に記載の情報提供サーバ。
  7. 前記ユーザ嗜好推定部は,前記一または複数の属性データの各々について前記ユーザの嗜好を推定し,
    前記ユーザ嗜好記憶部は,前記各属性データについての前記ユーザの嗜好の情報を記憶することを特徴とする,請求項6に記載の情報提供サーバ。
  8. 前記属性データは数値で表されており,
    前記ユーザ嗜好推定部は,複数の前記利用履歴に含まれる識別情報によって各々特定される複数のコンテンツの特徴情報を前記特徴情報記憶部から取得し,前記属性データごとに前記複数のコンテンツの平均値を算出し,前記複数のコンテンツの平均値を前記属性データについての前記ユーザの嗜好とすることを特徴とする,請求項7に記載の情報提供サーバ。
  9. 前記ユーザ検索部は,前記各属性データの各々に重み付けを行うことを特徴とする,請求項7に記載の情報提供サーバ。
  10. 前記コンテンツの特徴情報には,前記コンテンツのメタデータが含まれることを特徴とする,請求項2に記載の情報提供サーバ。
  11. 前記ユーザ端末を利用するユーザによって任意に選択されたコンテンツの前記識別情報が含まれるプレイリストを前記ユーザ端末から受信するプレイリスト受信部を備え,
    前記ユーザ嗜好推定部は,前記プレイリストに含まれるコンテンツの前記識別情報と前記コンテンツの特徴情報に基づいて,前記ユーザの嗜好を推定することを特徴とする,請求項4に記載の情報提供サーバ。
  12. 前記ユーザが所有するコンテンツの前記識別情報と前記ユーザの識別情報を関連付けて記憶する所有コンテンツ記憶部と;
    前記所有コンテンツ記憶部の記憶内容に基づいて,前記一のユーザ端末を利用するユーザが所有するコンテンツの一覧と,前記ユーザ検索部により検索された2以上のユーザが各々所有するコンテンツの一覧とを順次比較し,前記検索された2以上のユーザから各比較結果に基づいて所定数を抽出するユーザ抽出部と;を備え
    前記ユーザ情報送信部は,前記ユーザ抽出部により抽出されたユーザの識別情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする,請求項2に記載の情報提供サーバ。
  13. 前記ユーザ抽出部は,前記所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,前記検索されたユーザの所有コンテンツの一覧と前記一のユーザ端末を利用するユーザの所有コンテンツの一覧との相違の程度が所定よりも大きい場合には,該検索されたユーザを抽出対象から外すことを特徴とする,請求項12に記載の情報提供サーバ。
  14. 前記ユーザ抽出部は,前記所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,前記検索された2以上のユーザを,所有コンテンツの一覧が前記一のユーザ端末を利用するユーザの所有コンテンツの一覧と相違する程度が大きい順にソートし,ソート結果の上位から所定数を抽出することを特徴とする,請求項12に記載の情報提供サーバ。
  15. 前記ユーザ抽出部は,前記所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,前記検索された2以上のユーザを,前記一のユーザ端末を利用するユーザが所有していないコンテンツを多く所有している順にソートし,ソート結果の上位から所定数を抽出することを特徴とする,請求項12に記載の情報提供サーバ。
  16. 前記ユーザ抽出部は,前記所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,前記検索された2以上のユーザを,前記一のユーザ端末を利用するユーザの所有コンテンツとの重複が少ない順にソートし,ソート結果の上位から所定数を抽出することを特徴とする,請求項12に記載の情報提供サーバ。
  17. 前記ユーザ端末から抽出条件を受信する抽出条件受信部を備え;
    前記ユーザ抽出部は,前記検索された2以上のユーザからさらに前記抽出条件に基づいて所定数を抽出することを特徴とする,請求項12に記載の情報提供サーバ。
  18. 前記ユーザの識別情報と前記ユーザに関する情報を関連付けて記憶するユーザ情報記憶部を備え;
    前記ユーザ情報送信部は,前記ユーザ抽出部により抽出されたユーザに関する情報を前記ユーザ情報記憶部から取得して前記ユーザ端末に送信することを特徴とする,請求項2に記載の情報提供サーバ。
  19. 前記コンテンツを特徴付ける特徴情報と前記コンテンツの前記識別情報を関連付けて記憶する特徴情報記憶部と;
    前記ユーザ別利用履歴記憶部に記憶されている前記コンテンツの利用履歴と,前記特徴情報記憶部に記憶されている前記コンテンツの特徴情報とに基づいて,前記ユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定部と;
    前記ユーザが所有するコンテンツの前記識別情報と前記ユーザの識別情報を関連付けて記憶する所有コンテンツ記憶部と;
    前記所有コンテンツ記憶部の記憶内容に基づいて,前記一のユーザ端末を利用するユーザが所有するコンテンツの一覧と,前記ユーザ検索部により検索された2以上のユーザが各々所有するコンテンツの一覧とを順次比較し,各比較結果に基づいて前記検索された2以上のユーザから所定数を抽出するユーザ抽出部と;
    前記ユーザの識別情報と前記ユーザに関する情報を関連付けて記憶するユーザ情報記憶部と;を備え,
    前記ユーザ嗜好記憶部には,前記ユーザ嗜好推定部により推定された前記ユーザの嗜好の情報が記憶され,
    前記ユーザ情報送信部は,前記ユーザ抽出部により抽出されたユーザに関する情報を前記ユーザ情報記憶部から取得して前記ユーザ端末に送信することを特徴とする,請求項2に記載の情報提供サーバ。
  20. コンテンツの再生が可能なユーザ端末であって:
    一の前記ユーザ端末を利用するユーザに他の前記ユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供サーバに通信網を介して接続され,
    前記コンテンツを再生するコンテンツ再生部と;
    前記コンテンツ再生部により再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴を記憶する利用履歴記憶部と;
    前記利用履歴記憶部に記憶されている前記利用履歴に基づいて前記ユーザ端末を利用するユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定部と;
    前記嗜好推定部により推定された前記ユーザの嗜好の情報を前記情報提供サーバに送信する嗜好情報送信部と;
    前記送信した嗜好の情報に基づいて検索された,前記嗜好が類似するユーザの識別情報を前記情報提供サーバから受信するユーザ情報受信部と;
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  21. 前記利用履歴には,前記コンテンツが再生された日付の情報が含まれることを特徴とする,請求項20に記載のユーザ端末。
  22. 前記ユーザ嗜好推定部は,前記利用履歴に含まれる前記日付の情報に基づいて,前記嗜好の推定に用いる複数の前記利用履歴の各々に重み付けをすることを特徴とする,請求項21に記載のユーザ端末。
  23. 前記コンテンツを特徴付ける特徴情報と前記コンテンツの識別情報を関連付けて記憶する特徴情報記憶部を備え;
    前記ユーザ嗜好推定部は,前記利用履歴と前記コンテンツの特徴情報とに基づいて前記ユーザの嗜好を推定することを特徴とする,請求項20に記載のユーザ端末。
  24. 前記コンテンツは音楽コンテンツであり,前記コンテンツの特徴情報には,前記コンテンツに含まれる楽曲のリズムおよび/または曲調を特定する一または複数の属性データが含まれることを特徴とする,請求項23に記載のユーザ端末。
  25. 前記ユーザ嗜好推定部は,前記一または複数の属性データの各々について前記ユーザの嗜好を推定し,
    前記嗜好情報送信部は,前記各属性データについての前記ユーザの嗜好の情報を送信することを特徴とする,請求項24に記載のユーザ端末。
  26. 前記属性データは数値で表されており,
    前記ユーザ嗜好推定部は,複数の前記利用履歴に含まれる識別情報によって各々特定される複数のコンテンツの特徴情報を前記特徴情報記憶部から取得し,前記属性データごとに前記複数のコンテンツの平均値を算出し,前記複数のコンテンツの平均値を前記属性データについての前記ユーザの嗜好とすることを特徴とする,請求項24に記載のユーザ端末。
  27. 前記コンテンツの特徴情報には,前記コンテンツのメタデータが含まれることを特徴とする,請求項23に記載のユーザ端末。
  28. 一のユーザに他のユーザの情報を提供する情報提供サーバから前記他のユーザの情報を提供されるユーザ端末に接続可能なコンテンツ再生機器であって:
    コンテンツを再生するコンテンツ再生部と;
    前記コンテンツ再生部により再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴を記憶する利用履歴記憶部と;
    前記利用履歴記憶部に記憶されている前記利用履歴を前記ユーザ端末に提供する利用履歴提供部と;
    を備えることを特徴とする再生機器。
  29. コンテンツの再生が可能な2以上のユーザ端末に通信網を介して接続され,一の前記ユーザ端末を利用するユーザに他の前記ユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供サーバをして:
    前記ユーザ端末で再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴を前記ユーザ端末から受信する利用履歴受信処理と;
    前記受信した利用履歴と前記ユーザ端末を利用するユーザの識別情報を関連付けてユーザ別利用履歴記憶部に記憶するユーザ別利用履歴記憶処理と;
    前記ユーザ端末を利用するユーザの嗜好の情報と前記ユーザ端末を利用するユーザの識別情報を関連付けてユーザ嗜好記憶部に記憶するユーザ嗜好記憶処理と;
    前記ユーザ嗜好記憶部に記憶されている前記ユーザの嗜好の情報に基づいて,前記一のユーザ端末を利用するユーザと嗜好が類似する1又は2以上の他のユーザを検索するユーザ検索処理と;
    前記ユーザ検索処理により検索されたユーザの識別情報を前記ユーザ端末に送信するユーザ情報送信処理と;を実行せしめ,
    前記ユーザの嗜好は,前記利用履歴に基づいて推定されることを特徴とするコンピュータプログラム。
  30. 前記ユーザの嗜好の情報を前記ユーザ端末から受信する嗜好情報受信処理を実行せしめることを特徴とする,請求項29に記載のコンピュータプログラム。
  31. 前記コンテンツを特徴付ける特徴情報と前記コンテンツの前記識別情報を関連付けて特徴情報記憶部に記憶する特徴情報記憶処理と;
    前記ユーザ別利用履歴記憶部に記憶されている前記コンテンツの利用履歴と,前記特徴情報記憶部に記憶されている前記コンテンツの特徴情報とに基づいて,前記ユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定処理と;を実行せしめ,
    前記ユーザ嗜好記憶部には,前記ユーザ嗜好推定処理により推定された前記ユーザの嗜好の情報が記憶されることを特徴とする,請求項29に記載のコンピュータプログラム。
  32. 前記利用履歴には,前記コンテンツが再生された日付の情報が含まれており,
    前記ユーザ嗜好推定処理は,前記利用履歴に含まれる前記日付の情報に基づいて,前記嗜好の推定に用いる複数の前記利用履歴の各々に重み付けをすることを特徴とする,請求項31に記載のコンピュータプログラム。
  33. 前記コンテンツは音楽コンテンツであり,前記コンテンツの特徴情報には,前記コンテンツに含まれる楽曲のリズムおよび/または曲調を特定する一または複数の属性データが含まれることを特徴とする,請求項29に記載のコンピュータプログラム。
  34. 前記ユーザ嗜好推定処理は,前記一または複数の属性データの各々について前記ユーザの嗜好を推定し,
    前記ユーザ嗜好記憶部は,前記各属性データについての前記ユーザの嗜好の情報を記憶することを特徴とする,請求項33に記載のコンピュータプログラム。
  35. 前記属性データは数値で表されており,
    前記ユーザ嗜好推定処理は,複数の前記利用履歴に含まれる識別情報によって各々特定される複数のコンテンツの特徴情報を前記特徴情報記憶部から取得し,前記属性データごとに前記複数のコンテンツの平均値を算出し,前記複数のコンテンツの平均値を前記属性データについての前記ユーザの嗜好とすることを特徴とする,請求項34に記載のコンピュータプログラム。
  36. 前記ユーザ検索処理は,前記各属性データの各々に重み付けを行うことを特徴とする,請求項34に記載のコンピュータプログラム。
  37. 前記コンテンツの特徴情報には,前記コンテンツのメタデータが含まれることを特徴とする,請求項29に記載のコンピュータプログラム。
  38. 前記ユーザ端末を利用するユーザによって任意に選択されたコンテンツの前記識別情報が含まれるプレイリストを前記ユーザ端末から受信するプレイリスト受信処理を実行せしめ,
    前記ユーザ嗜好推定処理は,前記プレイリストに含まれるコンテンツの前記識別情報と前記コンテンツの特徴情報に基づいて,前記ユーザの嗜好を推定することを特徴とする,請求項31に記載のコンピュータプログラム。
  39. 前記ユーザが所有するコンテンツの前記識別情報と前記ユーザの識別情報を関連付けて所有コンテンツ記憶部に記憶する所有コンテンツ記憶処理と;
    前記所有コンテンツ記憶部の記憶内容に基づいて,前記一のユーザ端末を利用するユーザが所有するコンテンツの一覧と,前記ユーザ検索部により検索された2以上のユーザが各々所有するコンテンツの一覧とを順次比較し,前記検索された2以上のユーザから各比較結果に基づいて所定数を抽出するユーザ抽出処理と;を実行せしめ,
    前記ユーザ情報送信処理は,前記ユーザ抽出部により抽出されたユーザの識別情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする,請求項29に記載のコンピュータプログラム。
  40. 前記ユーザ抽出処理は,前記所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,前記検索されたユーザの所有コンテンツの一覧と前記一のユーザ端末を利用するユーザの所有コンテンツの一覧との相違の程度が所定よりも大きい場合には,該検索されたユーザを抽出対象から外すことを特徴とする,請求項39に記載のコンピュータプログラム。
  41. 前記ユーザ抽出処理は,前記所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,前記検索された2以上のユーザを,所有コンテンツの一覧が前記一のユーザ端末を利用するユーザの所有コンテンツの一覧と相違する程度が大きい順にソートし,ソート結果の上位から所定数を抽出することを特徴とする,請求項39に記載のコンピュータプログラム。
  42. 前記ユーザ抽出処理は,前記所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,前記検索された2以上のユーザを,前記一のユーザ端末を利用するユーザが所有していないコンテンツを多く所有している順にソートし,ソート結果の上位から所定数を抽出することを特徴とする,請求項39に記載のコンピュータプログラム。
  43. 前記ユーザ抽出処理は,前記所有コンテンツの一覧の各比較結果に基づいて,前記検索された2以上のユーザを,前記一のユーザ端末を利用するユーザの所有コンテンツとの重複が少ない順にソートし,ソート結果の上位から所定数を抽出することを特徴とする,請求項39に記載のコンピュータプログラム。
  44. 前記ユーザ端末から抽出条件を受信する抽出条件受信処理を実行せしめ;
    前記ユーザ抽出処理は,前記検索された2以上のユーザからさらに前記抽出条件に基づいて所定数を抽出することを特徴とする,請求項39に記載のコンピュータプログラム。
  45. 前記ユーザの識別情報と前記ユーザに関する情報を関連付けてユーザ情報記憶部に記憶するユーザ情報記憶処理を実行せしめ;
    前記ユーザ情報送信処理は,前記ユーザ抽出部により抽出されたユーザに関する情報を前記ユーザ情報記憶部から取得して前記ユーザ端末に送信することを特徴とする,請求項29に記載のコンピュータプログラム。
  46. 前記コンテンツを特徴付ける特徴情報と前記コンテンツの前記識別情報を関連付けて特徴情報記憶部に記憶する特徴情報記憶処理と;
    前記ユーザ別利用履歴記憶部に記憶されている前記コンテンツの利用履歴と,前記特徴情報記憶部に記憶されている前記コンテンツの特徴情報とに基づいて,前記ユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定処理と;
    前記ユーザが所有するコンテンツの前記識別情報と前記ユーザの識別情報を関連付けて所有コンテンツ記憶部に記憶する所有コンテンツ記憶処理と;
    前記所有コンテンツ記憶部の記憶内容に基づいて,前記一のユーザ端末を利用するユーザが所有するコンテンツの一覧と,前記ユーザ検索部により検索された2以上のユーザが各々所有するコンテンツの一覧とを順次比較し,各比較結果に基づいて前記検索された2以上のユーザから所定数を抽出するユーザ抽出処理と;
    前記ユーザの識別情報と前記ユーザに関する情報を関連付けてユーザ情報記憶部に記憶するユーザ情報記憶処理を実行せしめ;
    前記ユーザ嗜好記憶部には,前記ユーザ嗜好推定処理により推定された前記ユーザの嗜好の情報が記憶され,
    前記ユーザ情報送信処理は,前記ユーザ抽出部により抽出されたユーザに関する情報を前記ユーザ情報記憶部から取得して前記ユーザ端末に送信することを特徴とする,請求項29に記載のコンピュータプログラム。
  47. コンテンツの再生が可能なユーザ端末をして:
    一の前記ユーザ端末を利用するユーザに他の前記ユーザ端末を利用するユーザの情報を提供する情報提供サーバに通信網を介して接続され,
    前記コンテンツを再生するコンテンツ再生処理と;
    前記コンテンツ再生部により再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴を利用履歴記憶部に記憶する利用履歴記憶処理と;
    前記利用履歴記憶部に記憶されている前記利用履歴に基づいて前記ユーザ端末を利用するユーザの嗜好を推定するユーザ嗜好推定処理と;
    前記嗜好推定部により推定された前記ユーザの嗜好の情報を前記情報提供サーバに送信する嗜好情報送信処理と;
    前記送信した嗜好の情報に基づいて検索された,前記嗜好が類似するユーザの識別情報を前記情報提供サーバから受信するユーザ情報受信処理と;
    を実行せしめることを特徴とするコンピュータプログラム。
  48. 前記利用履歴には,前記コンテンツが再生された日付の情報が含まれることを特徴とする,請求項47に記載のコンピュータプログラム。
  49. 前記ユーザ嗜好推定処理は,前記利用履歴に含まれる前記日付の情報に基づいて,前記嗜好の推定に用いる複数の前記利用履歴の各々に重み付けをすることを特徴とする,請求項48に記載のコンピュータプログラム。
  50. 前記コンテンツを特徴付ける特徴情報と前記コンテンツの識別情報を関連付けて特徴情報記憶部に記憶する特徴情報記憶処理を実行せしめ;
    前記嗜好推定処理は,前記利用履歴と前記コンテンツの特徴情報とに基づいて前記ユーザの嗜好を推定することを特徴とする,請求項47に記載のコンピュータプログラム。
  51. 前記コンテンツは音楽コンテンツであり,前記コンテンツの特徴情報には,前記コンテンツに含まれる楽曲のリズムおよび/または曲調を特定する一または複数の属性データが含まれることを特徴とする,請求項50に記載のコンピュータプログラム。
  52. 前記ユーザ嗜好推定処理は,前記一または複数の属性データの各々について前記ユーザの嗜好を推定し,
    前記嗜好情報送信処理は,前記各属性データについての前記ユーザの嗜好の情報を送信することを特徴とする,請求項51に記載のコンピュータプログラム。
  53. 前記属性データは数値で表されており,
    前記ユーザ嗜好推定処理は,複数の前記利用履歴に含まれる識別情報によって各々特定される複数のコンテンツの特徴情報を前記特徴情報記憶部から取得し,前記属性データごとに前記複数のコンテンツの平均値を算出し,前記複数のコンテンツの平均値を前記属性データについての前記ユーザの嗜好とすることを特徴とする,請求項51に記載のコンピュータプログラム。
  54. 前記コンテンツの特徴情報には,前記コンテンツのメタデータが含まれることを特徴とする,請求項50に記載のコンピュータプログラム。
  55. 一のユーザに他のユーザの情報を提供する情報提供サーバから前記他のユーザの情報を提供されるユーザ端末に接続可能なコンテンツ再生機器をして:
    コンテンツを再生するコンテンツ再生処理と;
    前記コンテンツ再生処理により再生されたコンテンツの識別情報を含む利用履歴を利用履歴記憶部に記憶する利用履歴記憶処理と;
    前記利用履歴記憶部に記憶されている前記利用履歴を前記ユーザ端末に提供する利用履歴提供処理と;
    を実行せしめることを特徴とするコンピュータプログラム。
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