JP2001273326A - 情報抽出方法および嗜好情報作成装置 - Google Patents

情報抽出方法および嗜好情報作成装置

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JP2001273326A
JP2001273326A JP2000087611A JP2000087611A JP2001273326A JP 2001273326 A JP2001273326 A JP 2001273326A JP 2000087611 A JP2000087611 A JP 2000087611A JP 2000087611 A JP2000087611 A JP 2000087611A JP 2001273326 A JP2001273326 A JP 2001273326A
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Hideaki Masuguchi
秀昭 樽口
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Yamaha Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報提供サービスにおいて、情報利用者に提
供する情報を抽出する際に、当該利用者の嗜好等に加
え、利用者の嗜好以外の意図を反映した抽出処理を利用
者に意識させることなく実行する。 【解決手段】 協調装置4は、1つのグループを構成す
る利用者端末3a,3b,3cからネットワーク2を介
して供給された過去の利用情報の選択結果等から各利用
者端末3a,3b,3cのユーザ毎の嗜好情報を作成す
る。そして、これらの各ユーザ毎の嗜好情報を集計して
グループ全体の嗜好情報を作成する。このように協調装
置4において作成されたグループ全体の嗜好情報にした
がって情報提供装置1から利用者端末3a,3b,3c
に配信される情報が抽出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の提供情
報の中から、情報利用者に提供する提供情報を抽出する
情報抽出方法、およびこの方法に用いられる嗜好情報作
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、映画やスポーツ番組などの動
画像情報や楽曲情報などのコンテンツ情報を通信網、有
線ケーブルおよび放送電波などを利用して情報提供者か
ら情報利用者の端末に供給するサービスが行われてい
る。
【0003】このような情報提供サービスにおいては、
情報利用者は、情報提供者から提示される複数種類のコ
ンテンツ情報のタイトルなどの概要情報により構成され
る目次等を参照し、これらの中から所望のコンテンツ情
報を選択するようなシステムが用いられている。
【0004】ところで、近年の情報提供サービスでは、
提供するコンテンツ情報を多数有しており、これらの概
要を示す目次を全て情報利用者側の端末で選択候補とし
て表示等すると、情報利用者は多量のコンテンツ情報の
中から所望のものを探す必要があり、選択操作が煩雑と
なってしまう。
【0005】そこで、多量のコンテンツ情報の中から、
情報利用者の嗜好にあった情報を自動的に抽出し、これ
を情報利用者側の端末に表示するといったシステムが用
いられている。このようなシステムでは、情報利用者の
過去のコンテンツ情報の選択結果等に基づいて当該情報
利用者の嗜好を分析し、この分析結果に合致する、つま
り嗜好にあった情報を抽出するようになっている。
【0006】ここで、嗜好の分析は、利用者側の端末で
行う方法や、情報提供者側で行う方法などがある。利用
者側の端末で行う場合には、利用者側の端末で情報提供
者から供給される多量のコンテンツ情報に対応した全て
の目次情報を受け取り、これらの中から嗜好にあったコ
ンテンツ情報に対応する目次を表示等している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な情報抽出を含んだ情報提供サービスでは、各情報利用
者の嗜好にあった選択候補を提示して選択操作を簡易と
することができるが、その利用者の嗜好に偏った選択候
補が抽出されてしまう。近年では、上記のような情報提
供サービスの複数の利用者で構成されるグループ間で、
同じコンテンツ情報を利用することにより、グループに
属する利用者の間で知識や趣向(思想、嗜好など)等の
共有を図りたいといった要望もある。しかし、従来の情
報提供サービスでは、各情報利用者の嗜好だけではな
く、利用者の嗜好以外の意図(例えば、他の利用者の嗜
好)等を考慮して選択候補の抽出を行うといったサービ
スは提案されていなかった。このため、グループに属す
る利用者が全て同一情報の供給を受けることにより、グ
ループ内で知識や趣向の共有の促進を図る場合には、グ
ループに属する者が互いに連絡を取り合って取得する情
報の調整を行う必要があり、調整作業等が煩雑であっ
た。
【0008】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、情報提供サービスにおいて、情報利用者に
提供する情報を抽出する際に、当該利用者の嗜好等に加
え、利用者の嗜好以外の意図を反映した抽出処理を利用
者に意識させることなく実行し、複数の利用者間での知
識や趣向の共有を促進させることが可能な情報抽出方
法、およびこの方法に使用される嗜好情報作成装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の情報抽出方法は、情報提
供者から情報利用者に情報を提供するシステムにおい
て、前記情報提供者から前記情報利用者に提供可能な情
報として用意されている複数種類の提供情報の中から、
ネットワークに接続された複数の前記情報利用者からな
る利用者グループに属する全ての情報利用者に供給する
提供情報を抽出する情報抽出方法であって、前記複数の
情報利用者の各々の嗜好情報を取得する取得ステップ
と、取得した前記情報利用者毎の嗜好情報に基づいて前
記利用者グループ全体としての嗜好情報を作成し、当該
グループ全体の嗜好情報に基づいて前記提供情報を抽出
する抽出ステップとを具備することを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載の情報抽出方法は、
請求項1に記載の情報抽出方法において、前記情報利用
者の嗜好情報は、前記複数種類の提供情報の各々に対し
て各情報利用者が順位付けした順位情報を有しており、
前記抽出ステップでは、各情報利用者から取得した前記
順位情報から前記利用グループ全体での前記複数種類の
提供情報の各々に対して順位付けを行い、当該順位付け
結果を含む前記グループ全体の嗜好情報を作成すること
を特徴とする。
【0011】また、請求項3に記載の情報抽出方法は、
請求項1に記載の情報抽出方法において、前記取得ステ
ップでは、前記情報利用者の過去の提供情報の利用結果
に基づいて前記情報利用者の嗜好情報を取得することを
特徴とする。
【0012】また、請求項4に記載の情報抽出方法は、
請求項3に記載の情報抽出方法において、前記情報利用
者の嗜好情報から前記利用グループ全体での前記複数種
類の提供情報の各々に対して順位付けを行い、当該順位
付け結果を含む前記グループ全体の嗜好情報を作成する
ことを特徴とする。
【0013】また、請求項5に記載の情報抽出方法は、
請求項1ないし4のいずれかに記載の情報抽出方法にお
いて、前記複数種類の提供情報は、前記情報提供者が前
記情報利用者に提供するために用意した複数種類のコン
テンツ情報の概要を示す概要情報であることを特徴とす
る。
【0014】また、請求項6に記載の情報抽出方法は、
請求項1ないし5のいずれかに記載の情報抽出方法にお
いて、前記抽出ステップでは、前記利用者グループに属
する情報利用者に同じ順序で同じ提供情報が供給される
ように提供情報を抽出することを特徴とする。
【0015】また、請求項7に記載の情報抽出方法は、
情報提供者から情報利用者に情報を提供するシステムに
おいて、前記情報提供者から前記情報利用者に提供可能
な情報として用意されている複数種類の提供情報の中か
ら、前記情報利用者に供給する提供情報を抽出する情報
抽出方法であって、前記情報利用者の嗜好情報を取得す
る取得ステップと、取得した前記情報利用者の嗜好情報
と、当該情報利用者の嗜好情報に示される嗜好以外の意
図に応じて設定された抽出用情報とに基づいて、前記提
供情報を抽出する抽出ステップとを具備することを特徴
とする。
【0016】また、請求項8に記載の情報抽出方法は、
請求項7に記載の情報抽出方法において、前記取得ステ
ップでは、前記情報利用者の過去の提供情報の利用結果
に基づいて前記嗜好情報を取得することを特徴とする。
【0017】また、請求項9に記載の情報抽出方法は、
請求項7または8に記載の情報抽出方法において、前記
複数種類の提供情報は、前記情報提供者が前記情報利用
者に提供するために用意した複数種類のコンテンツ情報
の概要を示す情報であることを特徴とする。
【0018】また、請求項10に記載の情報抽出方法
は、請求項7ないし9のいずれかに記載の情報抽出方法
において、前記抽出用情報は、前記情報提供者から情報
の提供を受ける他の情報利用者の嗜好情報に基づいて設
定されていることを特徴とする。
【0019】また、請求項11に記載の情報抽出方法
は、請求項7ないし9のいずれかに記載の情報抽出方法
において、前記抽出用情報は、前記情報利用者により設
定されることを特徴とする。
【0020】また、請求項12に記載の嗜好情報作成装
置は、情報提供者から情報の提供を受ける情報利用者で
あって、ネットワークに接続された複数の情報利用者か
らなる利用者グループ全体の嗜好情報を作成する嗜好情
報作成装置であって、前記複数の情報利用者の各々の嗜
好情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得
された前記情報利用者毎の嗜好情報に基づいて、前記利
用者グループ全体としての嗜好情報を作成する作成手段
とを具備することを特徴とする。
【0021】また、請求項13に記載の嗜好情報作成装
置は、情報提供者から情報の提供を受ける情報利用者の
嗜好情報を作成する嗜好情報作成装置であって、前記情
報利用者の嗜好情報を取得する取得手段と、前記取得手
段により取得された前記情報利用者の嗜好情報と、当該
情報利用者の嗜好情報に示される嗜好以外の意図に応じ
て設定された抽出用情報とに基づいて、前記提供情報を
抽出する抽出手段とを具備することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 A−1.構成 まず、図1は本発明の第1実施形態に係る情報抽出方法
が適用される情報提供システムの概略構成を示す図であ
り、本実施形態では映画やスポーツ番組などの番組情報
を各情報利用者に提供する情報提供システムに本発明を
適用した場合について説明する。
【0023】図1に示すように、この情報提供システム
は、固定電話網、移動通信網または専用回線などから構
成されるネットワーク2と、ネットワーク2に接続され
る情報提供装置1、利用者端末3a,3b,3c、およ
び協調装置(嗜好情報作成装置)4とを備えている。
【0024】情報提供装置1は、多数の番組情報(コン
テンツ情報)を記憶する記憶装置を有しており、利用者
端末3a,3b,3c等のこの情報提供サービスの利用
者によって選択された番組情報を各利用者端末3a,3
b,3cに配信する。ここで、配信方法としては、放送
電波を利用するものであってもよいし、ネットワーク2
を介して配信するものであってもよいし、任意である。
【0025】また、情報提供装置1は、上記多数の番組
情報のタイトルや内容の概要等を含んだ概要情報を記憶
する記憶装置を有しており、これらの概要情報を各利用
者端末3a,3b,3cに配信する。この場合の配信方
法も上記番組情報の内容と同様に放送電波を利用するも
のであってもよいし、ネットワーク2を利用するもので
あってもよく、また上記番組情報の配信と異なる配信方
法を用いるようにしてもよい。例えば、放送電波を利用
して番組情報を配信する場合にも、概要情報はネットワ
ーク2を利用、例えばインターネットを利用して配信す
るようにしてもよい。
【0026】ここで、概要情報は、情報提供装置1が各
サービス利用者に配信可能な情報を知らせる役割を有す
るとともに、利用者端末3a,3b,3c側では、配信
された概要情報を参照し、どの番組情報の供給を受ける
かを選択するためにも用いられる情報である。つまり、
情報提供装置1から利用者端末3a,3b,3cに配信
される概要情報は、供給を受ける番組情報を選択するた
めの選択候補情報として利用されるのである。そして、
利用者端末3a,3b,3cによってある番組が選択さ
れると、この情報がネットワーク2を介して情報提供装
置1に供給される。このように供給された選択結果に示
される番組情報を利用者端末3a,3b,3cに配信す
る。
【0027】利用者端末3a,3b,3cは、この情報
提供サービスを受ける利用者の端末であり、情報提供装
置1から配信される番組情報を受信し、受信した番組情
報に基づいて番組を再生表示する等の機能を有してい
る。ここで、図示は利用者端末3a,3b,3cといっ
た3つの利用者端末を例示しているが、4つ以上多数の
利用者端末を有するものであってもよいことはいうまで
もない。
【0028】図2は利用者端末3aの構成例を示す図で
あるが、他の利用者端末3b,3cも同様の構成であ
り、以下、図2を参照しながら利用者端末3aの構成に
ついて説明し、他の利用者端末3b,3cについての説
明は省略する。
【0029】同図に示すように、利用者端末3aは、受
信部20と、バッファ21と、処理部22と、表示部2
3と、入力部24と、通信部25とを備えている。受信
部20は、情報提供装置1(図1参照)から配信される
番組情報や概要情報を受信するものであり、番組情報な
どが放送電波を利用して配信される場合には、受信部2
0はアンテナやチューナなどである。
【0030】バッファ21は、受信部20によって受信
された番組情報や概要情報を記憶蓄積する。処理部22
は、バッファ21に蓄積された番組情報に対して再生処
理等を施して表示部23に番組を表示させる。ここで、
バッファ21は、概要情報のみを蓄積するものであって
もよく、この場合には、処理部22は受信部20が受信
した番組情報をリアルタイムで再生して表示部23に表
示する。
【0031】また、処理部22は、図3に示すように、
バッファ21に蓄積された概要情報を表示部23に表示
させ、この利用者端末3aのユーザにどの番組を選択す
るかの指示を促す。ここで、処理部22は、バッファ2
1に蓄積された多数種類の概要情報の中から表示すべき
概要情報を抽出し、抽出した概要情報のみを表示部23
に表示させてユーザの選択指示を促している。ここで、
概要情報の抽出は、処理部22からの要求に応じて後述
する協調嗜好情報生成部41によって作成されるグルー
プ全体の嗜好情報に基づいて行われる。このグループ全
体の嗜好情報の作成要求は、情報提供装置1から概要情
報が配信された場合に実行される。なお、このような抽
出処理についての詳細は後述する。
【0032】処理部22は、上記のように概要情報を抽
出して表示部23に表示させてユーザに選択指示を促し
た後、ユーザからリモコン、操作パネルまたはGUI
(Graphical User Interface)等の入力部24を介して
いずれかの概要情報が選択されると、選択された番組を
示す情報(以下、選択情報とする)を通信部25に送出
する。
【0033】通信部25は、ネットワーク2に接続され
た他の通信機器との間でデータ通信等を行うものであ
り、処理部22から選択情報が供給された場合には、こ
の選択情報をネットワーク2を介して図1に示す情報提
供装置1および協調装置4に送信する。また、通信部2
5は、ネットワーク2に接続される他の機器からデータ
を受信した場合には、この受信データを処理部22に送
出する。
【0034】なお、番組情報がネットワーク2を介して
配信される場合には、受信部20を設けずに、番組情報
を通信部25が受信してバッファ21に蓄積するように
してもよい。
【0035】次に、協調装置4の構成について図1を参
照しながら説明する。同図に示すように、協調装置4
は、ネットワーク2に接続された他の機器と間でデータ
の授受を行う通信部40と、協調嗜好情報生成部41と
を備えている。
【0036】協調嗜好情報生成部41は、ある利用者グ
ループに属する利用者端末からネットワーク2を介して
供給された選択情報を蓄積しており、利用者端末3a,
3b,3cから要求があった場合に、当該利用者グルー
プ全体としての嗜好情報を生成するものである。具体的
には、次のような手法により利用者グループ全体として
の嗜好情報を生成する。
【0037】ここで、利用者グループとは、この情報提
供サービスの複数の利用者で構成されるグループであ
り、以下においては利用者端末3a,3b,3cが1つ
の利用者グループに属している場合を例に挙げて説明す
る。まず、上述したように協調嗜好情報生成部41に
は、利用者端末3a,3b,3cから選択情報が逐次供
給されており、この選択情報を蓄積している。そして、
利用者端末3a,3b,3cから嗜好情報の作成要求が
あった場合には、蓄積した選択情報を読み出し、この選
択情報から各利用者端末3a,3b,3cの利用者毎に
嗜好情報を作成する。各利用者に対する嗜好情報の作成
は、過去の所定期間(例えば現時点から1ヶ月前までの
期間)における予め設定されたジャンル毎の選択回数を
カウントすることにより行われる。具体的に例示する
と、図4に示すように、「スポーツ」、「芸術」、「映
画」等のジャンル毎に選択回数をカウントし、ある利用
者が所定期間内に野球中継を3回、サッカー中継を2回
選択していた場合には、「スポーツ」のカウント数が5
といった具合である。
【0038】このようにして各利用者毎に嗜好情報が作
成されると、この利用者グループに属する利用者毎に作
成された嗜好情報のカウント値が各ジャンル毎に加算さ
れ、グループ全体としての嗜好情報が作成される。つま
り、図4に示すような各利用者毎の嗜好情報が作成され
ている場合には、「スポーツ」のカウント値は、5+7
+6=18といったように算出され、図5に示すような
グループ全体の嗜好情報が作成される。
【0039】協調嗜好情報生成部41は、以上のように
作成したグループ全体の嗜好情報を通信部40およびネ
ットワーク2を介して当該グループに属する全ての利用
者端末である利用者端末3a,3b,3cに送信する。
【0040】A−2.動作 次に、上記情報提供システムの動作について、情報提供
装置1から利用者端末3a,3b,3cに概要情報を配
信した後、利用者端末3a,3b,3cにおいていずれ
かの番組が選択されて当該番組情報を送信するといった
一連の情報提供サービスが行われる場合を例に挙げて説
明する。
【0041】図6に示すように、まず、情報提供装置1
から概要情報が利用者端末3a,3b,3cに配信され
ると(ステップSa1)、利用者端末3a,3b,3c
は、グループ全体の嗜好情報の作成要求を協調装置4に
送信する(ステップSa2)。
【0042】利用者端末3a,3b,3cからの嗜好情
報作成要求を受け取ると、協調装置4では、グループ全
体の嗜好情報が作成される(ステップSa3)。ここ
で、グループ全体の嗜好情報の作成方法は上述した手法
によるものである。そして、協調装置4は、作成したグ
ループ全体の嗜好情報を利用者端末3a,3b,3cに
送信する。
【0043】協調装置4からグループ全体の嗜好情報を
受信した利用者端末3a,3b,3cでは、概要情報抽
出処理が行われる(ステップSa4)。概要情報出力処
理では、協調装置4から供給されたグループ全体の嗜好
情報に基づいて情報提供装置1から配信された複数種類
の概要情報の中から概要情報を抽出する。本実施形態で
は、グループ全体の嗜好情報に含まれるジャンルの中で
最もカウント値の大きいジャンルに含まれる概要情報の
みが抽出される。例えば、図5に示すようなグループ全
体の嗜好情報が作成されていた場合には、「スポーツ」
のジャンルに属する概要情報のみが抽出される。従っ
て、図7(a)に示すような概要情報が配信されてバッ
ファ21に蓄積されていた場合には、ジャンルが「スポ
ーツ」である「野球中継」および「サッカー中継」のみ
が抽出されることになる。そして、抽出された概要情報
のみが図7(b)に示すように、表示部23に表示さ
れ、各利用者端末のユーザに選択を促す(ステップSa
5)。ここで、利用者端末3a,3b,3cには、同内
容のグループ全体の嗜好情報が供給されているので、各
利用者端末3a,3b,3cにおける抽出処理によって
抽出された概要情報も同様のものであり、このグループ
に属する全ての利用者端末において、図7(b)に示す
ような概要情報が表示される。
【0044】この後、ユーザによって概要情報が選択さ
れたか否かが判断され(ステップSa6)、いずれかの
概要情報が選択された場合には、その選択情報を情報提
供装置1および協調装置4に送信する(ステップSa
7)。
【0045】各利用者端末3a,3b,3cからの選択
情報が供給された協調装置4では、これ以降のグループ
全体の嗜好情報の作成のために選択情報を蓄積しておく
(ステップSa10)。
【0046】一方、選択情報を受信した情報提供装置1
では、当該選択情報に示される番組情報を利用者端末3
a,3b,3cに送信する(ステップSa8)。ここ
で、表示される番組選択のための概要情報は、各利用者
端末3a,3b,3cで同様であるが、上記のように
「サッカー中継」と「プロ野球中継」との2つが選択候
補として残っているため、各利用者端末3a,3b,3
cにおける選択結果は異なることもあり得る。情報提供
装置1は、それぞれの利用者端末3a,3b,3cの選
択結果に応じた番組情報を利用者端末3a,3b,3c
にそれぞれ送信する。
【0047】情報提供装置1から選択した番組情報が配
信されると、利用者端末3a,3b,3cでは、配信さ
れた番組情報が再生表示され(ステップSa9)、この
ようにしてユーザはこの番組を視聴することができる。
【0048】本実施形態では、上述したようにグループ
に属する利用者の全体としての嗜好にあった概要情報を
抽出することができる。従って、情報提供サービスの各
利用者は、個人の嗜好のみに偏った情報ではなく、各利
用者個人の嗜好に加え、同じグループに属する利用者の
嗜好が考慮された概要情報を選択候補として提示するこ
とができる。従って、このグループに属する各利用者間
での知識や趣向の共有を促進することができる。また、
このようなグループに属する利用者の間で知識や趣向の
共有のために各利用者間で個別に連絡を取り合ったりす
る必要もなく、自然な形でグループ間の知識や趣向の共
有を促進することができる。
【0049】A−3.変形例 なお、上記実施形態においては、以下に説明するような
様々な変形が可能である。
【0050】A−3−1.変形例1 上記実施形態においては、映画やスポーツなどの番組情
報を配信する情報提供サービスに本発明を適用した場合
について説明していたが、これに限らず、他の情報、例
えば楽曲情報やゲームソフトなどの情報提供サービスに
適用するようにしてもよい。また、利用者がインターネ
ットに接続した場合に、プロバイダ(情報提供者)側で
インターネット上のコンテンツ情報を上述した実施形態
と同様にグループ全体の嗜好に合わせて抽出し、抽出し
たコンテンツ情報にアクセスしやすいようなホームペー
ジを当該グループに属するユーザに提供するようにして
もよい。
【0051】A−3−2.変形例2 また、上述した実施形態では、配信時間が情報提供者側
で決められた番組情報に対応する概要情報の抽出処理を
行うようにしていたが、これに限らず、時間に関わら
ず、ユーザからの要求に応じて随時配信することが可能
な番組情報に対応する概要情報を、上記実施形態と同様
にグループ全体の嗜好情報に基づいて抽出するようにし
てもよい。この場合、グループに属する各利用者への番
組情報の配信時間は、利用者毎にばらばらとなる可能性
は高くなるが、上記実施形態と同様に、同じ番組情報が
選択される可能性は高く、グループ内での知識や趣向の
共有の促進を図ることができる。
【0052】また、情報提供装置1から利用者端末3
a,3b,3cの配信時間が決められておらず、任意に
ユーザが指定することができるサービス形態の場合に
は、各ユーザの嗜好情報に、当該ユーザが希望する配信
時間等の情報を含ませるようにし、協調装置4側で配信
時間もグループ全体の嗜好に応じて決定するようにして
もよい。このようにすれば、グループの属する利用者に
対して、同じ時間に同じ情報を取得しやすくなる環境を
提供することができる。
【0053】また、グループに属する各利用者が同時に
ネットワーク2に接続されている場合には、同時に同じ
情報を共有することができ、知識や趣向の共有を有効に
促進することができるが、各利用者の個人的事情により
全てのグループに属する利用者が同時にネットワーク2
に接続された状態であるとは限らない。このような場合
にも、グループ間で知識や趣向の共有を有効に促進する
ために、抽出した情報の内容だけでなく、その情報の提
供する順序(時間は異なる)をグループに属する利用者
で統一するようにしてもよい。つまり、上記番組情報提
供サービスの場合には、グループに属する各利用者が同
じ番組を同じ順序で視るように、提供する情報を抽出し
てもよい。
【0054】例えば、利用者端末3aの利用者Aがある
番組を選択し、利用者端末3b,3cの利用者B,Cよ
りも先に視聴した場合、次のような手法により、この後
ネットワーク2に接続した利用者B,Cに、利用者Aが
視聴した番組が選択候補として提示するようにすればよ
い。利用者Aがある番組を選択した後、利用者B,Cが
ネットワーク2に接続し、各利用者端末3b,3cから
嗜好情報作成要求があった場合には、協調装置4では、
その選択結果から、その番組の評価値を高く設定した嗜
好情報を作成する。そして、このような嗜好情報に基づ
いて、利用者端末3b,3cにおいて概要情報が抽出さ
れる。この結果、利用者Aが選択視聴した番組の概要情
報が抽出され、利用者端末3b,3cにおいて選択候補
として表示され、利用者Aと時間は異なるものの同じ順
序で利用者B,Cにその番組を視聴するように仕向ける
ことができる。すなわち、利用者B、Cは利用者Aがそ
の番組を選択したといったことを知らなくても、自然に
利用者Aが選択した番組を選択するように仕向けること
ができるのである。なお、協調装置4においては、過去
の選択結果から選択された順序に応じて評価値を設定
し、グループに属する利用者に同じ順序で同じ番組の概
要情報を選択候補として提示されるようにしてもよい。
また、嗜好情報において、評価値等の設定をせずに同一
グループの1人がある番組を視聴した場合には、他の利
用者の各利用者端末において、その番組が無条件で抽出
されるようにしてもよい。
【0055】A−3−3.変形例3 また、上述した実施形態では、「スポーツ」、「芸術」
等といったジャンル毎の各ユーザの嗜好情報のカウント
値を加算することにより、グループ全体の嗜好情報を作
成するようにしていたが、この際用いられるジャンル
は、さらに詳細、例えば「野球」や「サッカー」といっ
たように分類されたものであってもよい。また、ジャン
ル毎のカウント値を集計する方法に限らず、各利用者端
末3a,3b,3cの過去の選択結果を他の手法により
分析して、グループ全体の嗜好情報を作成するようにし
てもよい。例えば、番組のジャンル、タイトル名、出演
者、番組内容の概要といった情報をデータ化しておき、
ユーザに過去に選択された番組の上記データの中に含ま
れる所定のキーワードの数をカウントすることにより、
各ユーザの嗜好情報を作成し、これを集計してグループ
全体の嗜好情報を作成するようにしてもよい。ここで用
いるキーワードとしては、出演者名、地名、コメディー
やアクションといった内容に関するキーワードなど、多
数用意しておけばよい。
【0056】また、各ユーザの嗜好情報を集計してグル
ープ全体の嗜好情報を作成する際に、各ユーザ毎に異な
る重み付けで集計するようにしてもよい。例えば、利用
者端末3aのユーザのカウント値は2倍にし、他のユー
ザのカウント値はそのまま集計するといったことを行う
ようにしてもよい。
【0057】A−3−4.変形例4 また、上述した実施形態では、各利用者端末3a,3
b,3cの過去の番組情報の選択結果に基づいて、協調
装置4が自動的にグループ全体の嗜好情報を作成するよ
うにしていたが、これに限らず、他の手法によりグルー
プ全体の嗜好情報を作成するようにしてもよい。例え
ば、各利用者端末3a,3b,3cのユーザが協調装置
4に積極的に自らの嗜好に関する情報を入力し、この情
報を用いて協調装置4がグループ全体の嗜好情報を作成
するようにしてもよい。この場合、ユーザは、自らの嗜
好に合致するジャンルなどの情報を協調装置4に送信し
て登録するようにすればよい。
【0058】A−3−5.変形例5 また、上述した実施形態では、協調装置4側で各ユーザ
の嗜好情報を作成するようになっていたが、これに限ら
ず、各利用者端末3a,3b,3cにおいて各ユーザの
嗜好情報を作成して協調装置4に送信するようにしても
よい。この場合、利用者端末3a,3b,3c側でユー
ザの過去の選択結果を記憶しておき、作成する嗜好情報
には、受信部20によって受信されバッファ21に蓄積
された概要情報の全てに対する順位付けを記憶している
過去の選択結果に基づいて行った結果を含ませるように
すればよい。例えば、図8に示すような概要情報が情報
提供装置1から配信された場合には、それぞれの番組の
概要情報毎に評価値を求めて嗜好情報を作成するように
すればよい。そして、協調装置4において、各番組毎の
評価値を集計し、グループ全体の嗜好情報を作成するよ
うにしてもよい。各利用者端末3a,3b,3cでは、
このように作成されたグループ全体の嗜好情報の集計値
の多い(上位2つや3つなど)番組の概要情報を抽出し
て選択候補として表示するようにすればよい。
【0059】また、このように各番組毎に評価値を集計
した場合には、その順位付け結果に応じて表示する順序
や表示文字の大きさや色を変えるようにしてもよい。
【0060】また、上記のように算出した各番組の概要
情報毎の集計値がいずれも所定値に達しなかった場合に
は、集計値の低い番組の概要情報を評価対象外として、
再度各利用者端末3a,3b,3cにおいてユーザの嗜
好情報を作成し直すようにし、再度作成された各ユーザ
の嗜好情報を協調装置4で集計してグループ全体の嗜好
情報を作成するようにすればよい。
【0061】A−3−6.変形例6 また、上述した実施形態では、協調装置4においてグル
ープ全体の嗜好情報を作成するようにしていたが、上記
実施形態における協調装置4と同様の機能を情報提供装
置1に持たせるようにし、情報提供装置1において概要
情報の抽出を行うようにしてもよい。この場合、全ての
概要情報を利用者端末3a,3b,3cに送信する前
に、作成したグループ全体の嗜好情報にしたがって情報
の抽出処理を行い、抽出した概要情報のみを利用者端末
3a,3b,3cに配信するようにすればよい。
【0062】A−3−7.変形例7 また、上述した実施形態では、概要情報を参照したユー
ザが利用者端末3a,3b,3cから情報提供装置1に
選択情報を送信し、これを受けた情報提供装置1が選択
情報に示される番組情報を配信するようにしていたが、
これに限られるものではない。例えば、放送電波を利用
して番組情報の配信がなされる場合には、全ての番組情
報が放送電波で配信されることが一般的である。従っ
て、この場合には、ユーザの番組の選択結果を示す選択
情報を情報提供装置1に送信せずに、処理部22がこの
選択結果に示される放送チャンネルを選択して再生処理
を行うようにすればよい。
【0063】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係る情報抽出方法につい
て説明する。図9は、第2実施形態に係る情報抽出方法
が適用される情報提供システムの概略構成を示す。同図
に示すように、この情報提供システムは、協調装置4の
代わりに、情報提供装置1が情報抽出部(嗜好情報作成
装置)90を備えている点で、第1実施形態における情
報提供システムと異なっている。
【0064】第2実施形態では、上記第1実施形態と異
なり、情報提供装置1内の情報抽出部90において抽出
された概要情報のみが各利用者端末3a,3b,3cに
配信されるようになっており、利用者端末3a,3b,
3cのユーザは配信された概要情報を参照し、提供を受
ける番組を選択する。
【0065】情報抽出部90は、各利用者端末3a,3
b,3cから供給された過去の選択情報を蓄積してお
り、蓄積した過去の選択情報に基づいて各ユーザの嗜好
情報を作成する。また、情報抽出部90は、このユーザ
以外の第三者によって設定された抽出用の情報を保持し
ており、情報抽出部90は作成したユーザの嗜好情報お
よび抽出用情報に基づいて、多数種類の概要情報の中か
ら、このユーザに配信する概要情報を抽出している。
【0066】ここで、情報抽出処理に用いられる抽出用
情報としては第3者に設定された様々な情報を採用する
ことができるが、以下、情報抽出部90による情報抽出
処理について説明する。
【0067】抽出用情報としては、情報提供者、情報提
供サービスに関わる機器、例えば利用者端末3a,3
b,3cなどを製造する機器メーカ、政府機関などの意
図を反映した情報を設定することができる。例えば、あ
るジャンルについて特に視聴してもらいたいといった意
図を含ませたり、そのユーザについてあるジャンルにつ
いては視聴を制限するといったことができる。この場
合、図10に示すように、視聴してもらいたい番組が属
するジャンルに付加値をつけておき、この付加値を上記
第1実施形態と同様の手法により求められた各ユーザの
嗜好情報の同じジャンルのカウント値に加算して、第3
者の意図が反映された補正嗜好情報を作成するようにす
ればよい。図示の例では、ユーザの嗜好情報では、カウ
ント値が最も大きかったのは、「スポーツ」であった
が、補正嗜好情報では、付加値5が加算された「映画」
が最もカウント値の大きいジャンルとなり、情報抽出部
90は、多数の番組の概要情報の中から、「映画」に属
する番組の概要情報を利用者端末に送信する。なお、本
実施形態では、各ユーザ毎に情報抽出処理が行われるの
で、利用者端末3a,3b,3cのそれぞれに対して上
記抽出処理がなされることになる。
【0068】また、あるジャンルの番組について視聴を
制限する場合には、そのジャンルについては、ユーザの
嗜好情報のカウント値が最も大きい場合にも、そのジャ
ンルについての概要情報は抽出しないようにすればよ
い。
【0069】第2実施形態では、ユーザの嗜好情報だけ
ではなく、情報提供者などユーザ以外の第三者の意図を
反映した番組を選択候補として抽出することができる。
従って、例えば、情報提供者が人気向上、新しい番組の
推奨等といった理由から、ある番組について視聴させた
いといった意図がある場合などにも、この意図を強制的
ではなくユーザの嗜好に自然な形で反映させることがで
きる。つまり、ユーザに第三者の意図をあまり意識させ
ないように、この意図を反映させることができるのであ
る。また、政府機関等により道徳上、教育上の問題から
視聴させてはならない番組がある場合には(例えばユー
ザが少年である場合に暴力シーンなどがある番組)、ユ
ーザの嗜好に関わらず、このような番組を選択候補から
排除することができる。
【0070】なお、抽出用情報としては、上記のような
情報提供者等に関わらず、抽出処理の対象となっている
ユーザ以外の他のユーザの意図を反映させたものであっ
てもよい。この場合には、他のユーザの嗜好情報などに
応じて上記抽出用情報(図10参照)の付加値等を設定
すればよい。この場合の付加値の設定方法としては、こ
のユーザ以外の他のユーザの嗜好情報の各ジャンル毎の
平均値を付加するといった手法や、ある特定のユーザの
嗜好情報のカウント値をそのまま付加値として採用する
といった手法など様々な手法により設定することができ
る。
【0071】また、抽出用情報としては、当該ユーザに
関する嗜好情報以外の情報を設定するようにしてもよ
い。例えば、ユーザがダイエット等を実行するために、
グルメ番組等の配信を制限して欲しいといったことを予
めネットワーク2を介して情報提供装置1に登録してお
き、この登録内容を抽出用情報として用いるようにして
もよい。この場合、ユーザの嗜好情報に関わらず、グル
メ番組については選択候補から自動的に除外されること
になる。また、このような制限をユーザ以外の者が設定
することできるようにしてもよい。
【0072】また、第2実施形態においても、上記第1
実施形態と同様に映画やスポーツなどの番組情報を配信
する情報提供サービスに本発明を適用した場合について
説明していたが、これに限らず、他の楽曲情報などのゲ
ームソフトなどの情報提供サービスに適用するようにし
てもよい。例えば、利用者がインターネットに接続した
場合に、プロバイダ側でインターネット上のコンテンツ
情報を補正嗜好情報に基づいて抽出し、抽出したコンテ
ンツ情報にアクセスしやすいようなホームページをユー
ザに提供するようにしてもよい。
【0073】また、上述した第1実施形態の変形例と同
様に第2実施形態においても、「スポーツ」、「芸術」
等といったジャンルではなく、さらに詳細、例えば「野
球」や「サッカー」といったように分類されたものであ
ってもよい。また、ジャンル毎ではなく、上記第1実施
形態の変形例と同様に番組毎にユーザの嗜好評価値を求
め、これをユーザの嗜好情報として用いるようにしても
よい。この場合、抽出用情報としても番組毎に付加値を
設定すればよい。
【0074】また、上記第2実施形態では、情報提供装
置1内の情報抽出部90が情報抽出処理を行うようにな
っていたいが、これに限らず、ネットワーク2に個別に
情報抽出端末を設け、これに情報抽出部90と同様の情
報抽出処理を行わせるようにしてもよい。
【0075】また、利用者端末3a,3b,3cに情報
抽出部90を設けるようにしてもよい。この場合には、
ネットワーク2に接続された情報提供装置1や他の利用
者端末から抽出用情報を取得するようにすればよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報提供サービスにおいて、情報利用者に提供する情報
を抽出する際に、当該利用者の嗜好等に加え、利用者の
嗜好以外の意図を反映した抽出処理を利用者に意識させ
ることなく実行し、複数の利用者間での知識や趣向の共
有を促進させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る情報抽出方法が
適用される情報提供システムの概略構成を示す図であ
る。
【図2】 前記情報提供システムの構成要素である利用
者端末の構成を示すブロック図である。
【図3】 前記利用者端末の表示部の表示内容の一例を
示す図である。
【図4】 前記情報抽出方法に用いられる各利用者の嗜
好情報を例示する図である。
【図5】 前記情報抽出方法に用いられるグループ全体
の嗜好情報を例示する図である。
【図6】 前記情報提供システムの情報提供時の一連の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】 前記情報抽出処理の一例を説明するための図
である。
【図8】 前記情報抽出処理の変形例を説明するための
図である。
【図9】 本発明の第2実施形態に係る情報抽出処理が
適用される情報提供システムの概略構成を示す図であ
る。
【図10】 第2実施形態に係る前記情報抽出処理を説
明するための図である。
【符号の説明】
1……情報提供装置、2……ネットワーク、3a,3
b,3c……利用者端末、4……協調装置、90……情
報抽出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 17/00 H04N 17/00 M

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供者から情報利用者に情報を提供
    するシステムにおいて、前記情報提供者から前記情報利
    用者に提供可能な情報として用意されている複数種類の
    提供情報の中から、ネットワークに接続された複数の前
    記情報利用者からなる利用者グループに属する全ての情
    報利用者に供給する提供情報を抽出する情報抽出方法で
    あって、 前記複数の情報利用者の各々の嗜好情報を取得する取得
    ステップと、 取得した前記情報利用者毎の嗜好情報に基づいて前記利
    用者グループ全体としての嗜好情報を作成し、当該グル
    ープ全体の嗜好情報に基づいて前記提供情報を抽出する
    抽出ステップとを具備することを特徴とする情報抽出方
    法。
  2. 【請求項2】 前記情報利用者の嗜好情報は、前記複数
    種類の提供情報の各々に対して各情報利用者が順位付け
    した順位情報を有しており、 前記抽出ステップでは、各情報利用者から取得した前記
    順位情報から前記利用グループ全体での前記複数種類の
    提供情報の各々に対して順位付けを行い、当該順位付け
    結果を含む前記グループ全体の嗜好情報を作成すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報抽出方法。
  3. 【請求項3】 前記取得ステップでは、前記情報利用者
    の過去の提供情報の利用結果に基づいて前記情報利用者
    の嗜好情報を取得することを特徴とする請求項1に記載
    の情報抽出方法。
  4. 【請求項4】 前記情報利用者の嗜好情報から前記利用
    グループ全体での前記複数種類の提供情報の各々に対し
    て順位付けを行い、当該順位付け結果を含む前記グルー
    プ全体の嗜好情報を作成することを特徴とする請求項3
    に記載の情報抽出方法。
  5. 【請求項5】 前記複数種類の提供情報は、前記情報提
    供者が前記情報利用者に提供するために用意した複数種
    類のコンテンツ情報の概要を示す概要情報であることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報抽
    出方法。
  6. 【請求項6】 前記抽出ステップでは、前記利用者グル
    ープに属する情報利用者に同じ順序で同じ提供情報が供
    給されるように提供情報を抽出することを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の情報抽出方法。
  7. 【請求項7】 情報提供者から情報利用者に情報を提供
    するシステムにおいて、前記情報提供者から前記情報利
    用者に提供可能な情報として用意されている複数種類の
    提供情報の中から、前記情報利用者に供給する提供情報
    を抽出する情報抽出方法であって、 前記情報利用者の嗜好情報を取得する取得ステップと、 取得した前記情報利用者の嗜好情報と、当該情報利用者
    の嗜好情報に示される嗜好以外の意図に応じて設定され
    た抽出用情報とに基づいて、前記提供情報を抽出する抽
    出ステップとを具備することを特徴とする情報抽出方
    法。
  8. 【請求項8】 前記取得ステップでは、前記情報利用者
    の過去の提供情報の利用結果に基づいて前記嗜好情報を
    取得することを特徴とする請求項7に記載の情報抽出方
    法。
  9. 【請求項9】 前記複数種類の提供情報は、前記情報提
    供者が前記情報利用者に提供するために用意した複数種
    類のコンテンツ情報の概要を示す情報であることを特徴
    とする請求項7または8に記載の情報抽出方法。
  10. 【請求項10】 前記抽出用情報は、前記情報提供者か
    ら情報の提供を受ける他の情報利用者の嗜好情報に基づ
    いて設定されていることを特徴とする請求項7ないし9
    のいずれかに記載の情報抽出方法。
  11. 【請求項11】 前記抽出用情報は、前記情報利用者に
    より設定されることを特徴とする請求項7ないし9のい
    ずれかに記載の情報抽出方法。
  12. 【請求項12】 情報提供者から情報の提供を受ける情
    報利用者であって、 ネットワークに接続された複数の情報利用者からなる利
    用者グループ全体の嗜好情報を作成する嗜好情報作成装
    置であって、 前記複数の情報利用者の各々の嗜好情報を取得する取得
    手段と、 前記取得手段により取得された前記情報利用者毎の嗜好
    情報に基づいて、前記利用者グループ全体としての嗜好
    情報を作成する作成手段とを具備することを特徴とする
    嗜好情報作成装置。
  13. 【請求項13】 情報提供者から情報の提供を受ける情
    報利用者の嗜好情報を作成する嗜好情報作成装置であっ
    て、 前記情報利用者の嗜好情報を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された前記情報利用者の嗜好情
    報と、当該情報利用者の嗜好情報に示される嗜好以外の
    意図に応じて設定された抽出用情報とに基づいて、前記
    提供情報を抽出する抽出手段とを具備することを特徴と
    する嗜好情報作成装置。
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