JP2012212439A - コンテンツ検索方法、情報処理装置、コンテンツ受信方法およびコンテンツ受信装置 - Google Patents
コンテンツ検索方法、情報処理装置、コンテンツ受信方法およびコンテンツ受信装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】種々多様なコンテンツを記憶部に記憶しておく場合などにおいても、時間情報を付随データとして含むコンテンツを、時間情報に基づいて容易に取得することができる。
【解決手段】コンテンツのそれぞれに対して、コンテンツに関連すると共に不特定多数の人に共通するパブリック時間情報と、コンテンツに関連すると共に特定少数の人にしか属さないプライベート時間情報とを設定し、設定されたパブリック時間情報とプライベート時間情報を用いてコンテンツを検索して利用する。
【選択図】図1
【解決手段】コンテンツのそれぞれに対して、コンテンツに関連すると共に不特定多数の人に共通するパブリック時間情報と、コンテンツに関連すると共に特定少数の人にしか属さないプライベート時間情報とを設定し、設定されたパブリック時間情報とプライベート時間情報を用いてコンテンツを検索して利用する。
【選択図】図1
Description
この発明は、例えば、大量の楽曲のコンテンツ、大量の映画のコンテンツ、大量の電子書籍のコンテンツなどの中から、利用者が、時間情報を検索キー(検索子)として検索する場合に適用して好適な新規なコンテンツデータフォーマットを提供および利用するための方法および装置に関する。
なお、この明細書において、コンテンツとは、例えば音楽・音声、映像(映画、テレビ放送番組、撮像画像など)、電子書籍(論文、小説、雑誌などのテキスト情報および静止画情報)、ニュース情報、ガイド情報、Webページ、プログラム(ゲームプログラムなどを含む)などの信号によって表現された内容情報である。
従来から、日時情報や年、月、日、時、分、秒などの時間情報をコンテンツに対応付けてコンテンツ格納部に格納しておき、コンテンツの検索時に、その時間情報を検索のキーワードとして用いることが提案されている。
例えば、特許文献1(特開2004−259313号公報)には、録画日時と録画した番組のタイトルを、コンテンツに対応付けてコンテンツ格納部に格納しておき、ユーザが日時のみを検索キーワードとして指定したときに、検索結果の録画番組のタイトルを表示することにより、希望するコンテンツを簡単に見つけ出すことができる記録再生装置が提案されている。
また、特許文献2(特開2004−139576号公報)には、画像データに撮像日時情報を付与して格納すると共に、ユーザが入力した旅行の出発地点、出発時間および最終目的地等の情報をサーバに格納しておき、画像データに付与された撮影日時情報に基づいて、ユーザの移動経路上における画像データの取得場所を推定し、推定した画像データの取得場所に関連する他者画像データや取得場所の説明のテキストデータを、その保管手段から読み出して、画像データとそれらの取得データとからアルバムデータを作成することが記載されている。
上記の先行技術文献は、次の通りである。
上述した特許文献1や特許文献2のように、日時情報などの時間情報を用いたコンテンツ検索に関する従来の技術においては、予め、特定のコンテンツについて、当該特定コンテンツの特徴や性質に関連する特定の意味を持つ一つの時間情報が、コンテンツと対応付けられて記憶部に格納されている。したがって、コンテンツの検索キーとしての時間情報には、その意味付けは一つしかないので、検索キーとしての時間情報は、その意味付けを特定するための情報(どのような属性の時間情報であるかを示す情報)は必要ではなかった。
そのため、種々多様なコンテンツを記憶部に記憶しておいたり、特定の1つのコンテンツであっても、時間情報として複数種類の意味を付与して記憶部に記憶しておいたりする場合には、上述の特許文献1,2の技術をそのまま用いることはできなかった。
ところで、インターネットにおける検索ソフトとして、特定の日時情報を検索キーワードとして指定することにより、当該日時情報をテキスト情報として含む情報やサイトを検索することができるものがある。
しかしながら、このインターネットにおける検索ソフトの場合には、検索キーワードとして指定された日時情報をテキスト情報として含む情報やサイトが検索されるのみで、検索キーワードとして指定された日時に発売された音楽コンテンツや、指定された年月日に放送された放送番組、また、指定された年月日に上映された映画などのコンテンツのように、時間情報をメタデータ(付加データ)に含むコンテンツ(例えば、日時情報をメタデータに含むMPEG(Moving
Picture Experts Group)ファイル)を検索結果として得ることはできなかった。
Picture Experts Group)ファイル)を検索結果として得ることはできなかった。
また、コンテンツに関連する時間情報を考えた場合、当該コンテンツが発表された日、発売された日、公開された日などのように、不特定多数の人に共通するパブリック時間情報と、ユーザ(個人またはグループを含む)がコンテンツを購入した日、視聴した日などのように、特定少数の人(またはグループ)にしか属さないプライベート時間情報とが存在する。
しかし、従来の技術としては、これらパブリック時間情報と、プライベート時間情報とを区分けしてコンテンツを検索するようにしたものはなく、不便であった。
この発明は、上述の点にかんがみ、種々多様なコンテンツを記憶部に記憶しておく場合などにおいても、時間情報をメタデータとして含むコンテンツを、時間情報に基づいて容易に取得することができるようにしたシステムおよび方法を提供することを目的とする。
本開示によれば、音楽コンテンツまたはビデオコンテンツからなるコンテンツのそれぞれに対して設定された、前記コンテンツを利用する不特定の人に共通する前記コンテンツに関するパブリック時間情報および当該時間情報の属性情報と、前記コンテンツを利用する特定の人にしか属さない前記コンテンツに関するプライベート時間情報および当該時間情報の属性情報とを保持し、ユーザから特定の時間情報を検索子として受け付け、前記検索子に基づいて前記コンテンツを検索し、検索条件に合ったコンテンツを出力するコンテンツ検索方法が提供される。
また本開示によれば、音楽コンテンツまたはビデオコンテンツからなるコンテンツのそれぞれに対して設定された、前記コンテンツを利用する不特定の人に共通する前記コンテンツに関するパブリック時間情報および当該時間情報の属性情報と、前記コンテンツを利用する特定の人にしか属さない前記コンテンツに関するプライベート時間情報および当該時間情報の属性情報とを保持し、ユーザから特定の時間情報を検索子として受け付け、前記検索子に基づいて前記コンテンツを検索し、検索条件に合ったコンテンツを出力する情報処理装置が提供される。
また本開示によれば、コンピュータが、音楽コンテンツまたはビデオコンテンツからなるコンテンツのデータのそれぞれと、前記コンテンツに対応付けられた前記コンテンツに関連する時間情報および当該時間情報の属性情報を含む付随データとを受信するコンテンツ受信方法であって、前記コンテンツに関連すると共に前記コンテンツを利用する不特定多数の人に共通するパブリック時間情報およびその属性情報との組を、前記付随データに含めて受信すると共に、前記コンテンツを利用者が利用した場合、前記コンテンツに関連すると共に前記コンテンツを取得して利用する特定少数の人にしか属さないプライベート時間情報を、前記付随データに記録するコンテンツ受信方法が提供される。
また本開示によれば、コンピュータが、音楽コンテンツまたはビデオコンテンツからなるコンテンツのデータのそれぞれと、前記コンテンツに対応付けられた前記コンテンツに関連する時間情報および当該時間情報の属性情報を含む付随データとを受信するコンテンツ受信装置であって、前記コンテンツに関連すると共に前記コンテンツを利用する不特定多数の人に共通するパブリック時間情報およびその属性情報との組を、前記付随データに含めて受信すると共に、前記コンテンツを利用者が利用した場合、前記コンテンツに関連すると共に前記コンテンツを取得して利用する特定少数の人にしか属さないプライベート時間情報を、前記付随データに記録するコンテンツ受信装置が提供される。
この発明によれば、種々多様なコンテンツに対して、パブリック時間情報とプライベート時間情報との両者の時間情報を設定しておくことにより、両者の時間情報をそれぞれ用いて、前記種々多様なコンテンツの中から所望のコンテンツを容易に取得することができる。また、パブリック時間情報とプライベート時間情報との差の時間情報を用いることにより、コンテンツの新たな取得方法や利用方法が可能になる。
以下、この発明による装置および方法の実施形態を、図を参照しながら説明する。
図1は、この発明によるコンテンツ提供システムの実施形態の概要を説明するための図である。
図1の例における実施形態のコンテンツ提供システムは、コンテンツ配信サーバ10と、複数種類、図1の例では3種類のコンテンツ受信端末20、30,40とが、所定の通信路を通じて接続されている。図1の例では、通信路としては、無線ネットワーク51とインターネット52とを含むものとされている。
コンテンツ受信端末20は、音楽コンテンツ専用の受信端末の例であって、携帯型ラジオ受信機のように携帯して使用することができるものとされている。このコンテンツ受信端末20(以下、音楽コンテンツ受信端末20という)は、無線ネットワーク51およびインターネット52を通じてコンテンツ配信サーバ10にアクセスして通信路を形成し、当該通信路を通じてコンテンツ配信サーバ10に接続することができるように構成されている。
コンテンツ受信端末30は、映画などのAVコンテンツ用の受信端末の例であり、この実施形態においては、AV(Audio−Visual)再生機能を備えた携帯型のゲーム機の構成とされている。このコンテンツ受信端末30(以下、AVコンテンツ受信端末30という)も、無線ネットワーク51およびインターネット52を通じてコンテンツ配信サーバ10にアクセスして通信路を形成し、当該通信路を通じてコンテンツ配信サーバ10に接続することができるように構成されている。
コンテンツ受信端末40は、この例ではパーソナルコンピュータであり、ソフトウエアにより、この実施形態のコンテンツ受信端末の機能を備えたもので、種々のコンテンツを取得して再生することができる構成とされている。このコンテンツ受信端末40(以下、汎用コンテンツ受信端末40という)は、インターネット52を通じてコンテンツ配信サーバ10にアクセスして通信路を形成し、当該通信路を通じてコンテンツ配信サーバ10に接続することができるように構成されている。
上述したコンテンツ受信端末20,30,40は、この発明におけるコンテンツ受信装置の実施の形態の例であり、この発明におけるコンテンツ受信装置としては、これらコンテンツ受信端末20,30,40の形態のみに限られるものではなく、種々のコンテンツ受信端末の形態が使用可能である。しかし、ここでは、説明の都合上、上述のコンテンツ受信端末20,30,40のみがコンテンツ提供システムのコンテンツ受信装置として用いられる場合を想定して、以下、説明することにする。
コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツデータベース11を備える。このコンテンツデータベース11には、この実施形態では、音楽コンテンツ、ビデオコンテンツ、放送番組コンテンツ、電子書籍コンテンツ、写真コンテンツ(撮像画像コンテンツ)およびその他のコンテンツのデータ(音楽データや映像データなど)が、その付随データと対応付けられて格納されている。
図2は、コンテンツ配信サーバ10のコンテンツデータベース11に格納されているコンテンツの付随データの例を示す図である。この図2の付随データは、コンテンツ識別信号IDにより、各コンテンツのデータと対応付けられてコンテンツデータベース11などのデータ格納部に書き込まれるデータフォーマット構造とされている。つまり、図示は省略するが、コンテンツのデータが、コンテンツ識別信号IDと対応付けられてコンテンツデータベース11に格納されていると共に、図2に示すように、コンテンツの付随データが、コンテンツ識別信号IDと対応付けられてコンテンツデータベース11に格納されているものである。
この例においては、コンテンツの付随データとしては、「音楽」、「映画」、「テレビ放送番組」、「電子書籍」などのコンテンツの「種類」、各コンテンツの「ジャンル」、各コンテンツの「タイトル」、演奏者、出演者などの「パフォーマー」、コンテンツに関する時間情報、コンテンツデータの圧縮方式やデータ形式などが記憶されている。
そして、この実施形態では、特に、時間情報には、当該時間情報についての属性情報として時間情報の意味を表わす情報が併せて記憶されるようにされており、その時間情報の意味を表わす情報の種類や違いに応じて、1つのコンテンツに対しても、複数個の時間情報が記憶可能とされている。つまり、この実施の形態では、コンテンツデータベース11に記憶されるコンテンツに関する時間情報として、その意味が異なる複数種類の時間情報が含まれるものである。そして、その複数種類の時間情報のそれぞれを特定するための情報として、時間情報の属性情報が用いられる。
コンテンツ配信サーバ10のコンテンツデータベース11に格納されているコンテンツの付随データの場合には、時間情報は、コンテンツに関連するものであって、かつ、不特定多数の人に共通のパブリック時間情報が設定されて記録されている。
コンテンツに関連する時間情報であって、コンテンツの利用者(グループを含む)、つまり、特定少数の人にのみ属するプライベート時間情報は、この例では、コンテンツ配信サーバ10のコンテンツデータベース11に格納されているコンテンツの付随データとしては、記録されないものとしている。しかし、後述するように、コンテンツ配信サーバ10のコンテンツデータベース11に格納されている段階においても、プライベート時間情報をコンテンツに付随させて記録するようにすることを排除するものではない。
このパブリック時間情報は、コンテンツ配信サーバ10が、当該コンテンツを取得したときに、併せてコンテンツデータベース11に、当該コンテンツに対応して記録される。この場合に、当該取り込んだコンテンツに付随する付随データに当該パブリック時間情報が含まれている場合には、その付随データが、コンテンツ配信サーバ10により、当該コンテンツに対応してコンテンツデータベースに記録されることにより、当該パブリック時間情報が設定されて記録されることになる。
もしも、コンテンツに付随する付随データが無かったり、付随データにパブリック時間情報が含まれていなかったりした場合には、オペレータなどにより、必要なパブリック時間情報が、コンテンツに対応する付随データに含められてコンテンツデータベース11に記録される。
このパブリック時間情報としては、例えば、音楽コンテンツの場合であれば、図2に示すように、レコードやCD(Compact
Disc)が発売された年月および日時(リリース日(発売日))、ヒットチャートのベストテンに入った年月および日時、ライブで歌われた年月および日時、ラジオやテレビで放送された年月および日時などであり、このパブリック時間情報が、その時間情報の意味を表わすテキスト情報などの時間情報の属性情報とともにコンテンツデータベース11に格納される。
Disc)が発売された年月および日時(リリース日(発売日))、ヒットチャートのベストテンに入った年月および日時、ライブで歌われた年月および日時、ラジオやテレビで放送された年月および日時などであり、このパブリック時間情報が、その時間情報の意味を表わすテキスト情報などの時間情報の属性情報とともにコンテンツデータベース11に格納される。
また、映画のコンテンツの場合であれば、図2に示すように、日本で封切り上映された年月および日時、米国で封切り上映された年月および日時、テレビ放映された年月および日時などの時間情報がパブリック時間情報であり、その時間情報の意味を表わすテキスト情報などの時間情報の属性情報とともにコンテンツデータベース11に格納される。
また、テレビ放送番組のコンテンツの場合であれば、図2に示すように、放送された年月および日時、DVD(Digital
Versatile Disc)に記録されて発売された年月および日時、再放送された年月および日時などの時間情報がパブリック時間情報であり、その時間情報の意味を表わすテキスト情報などの時間情報の属性情報とともにコンテンツデータベース11に格納される。
Versatile Disc)に記録されて発売された年月および日時、再放送された年月および日時などの時間情報がパブリック時間情報であり、その時間情報の意味を表わすテキスト情報などの時間情報の属性情報とともにコンテンツデータベース11に格納される。
また、ニュースのコンテンツの場合であれば、図2に示すように、放送日、ニュースの対象となっている事象の発生日時、新聞掲載日時などの時間情報がパブリック時間情報であり、その時間情報の意味を表わすテキスト情報などの時間情報の属性情報とともにコンテンツデータベース11に格納される。なお、この実施形態では、ニュースのコンテンツは、ニュースの対象となる事象や事件ごとに分けられて、細かくコンテンツデータベース11に記憶されている。つまり、例えば同じ時間帯に放送されたニュースであっても、ニュースの対象となる事象や事件ごとに分けられてコンテンツデータベース11に記憶され、管理されている。
さらに、電子書籍のコンテンツの場合であれば、図2に示すように、紙書籍発行日(年月日)、電子書籍発行日(年月日)、ベストセラー入りの日(年月日)などの時間情報がパブリック時間情報であり、その時間情報の意味を表わすテキスト情報などの時間情報の属性情報とともにコンテンツデータベース11に格納される。
なお、各コンテンツのデータ(音楽データ、画像データ、テキストデータなどのコンテンツのメインデータ)は、それぞれのコンテンツの種類に応じた適切な圧縮が施されてコンテンツデータベース11に記憶されている。例えば、音楽コンテンツの音楽データの場合には、MP3(MPEG−1
audio layer III)やATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding
3)などが用いられて圧縮されて記録されている。また、音楽コンテンツがMIDI(Musical Instrument Digital Interface)のデータからなっていてもよい。
audio layer III)やATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding
3)などが用いられて圧縮されて記録されている。また、音楽コンテンツがMIDI(Musical Instrument Digital Interface)のデータからなっていてもよい。
また、ビデオコンテンツのデータの場合には、MPEG(Moving
Picture Experts Group)2、MPEG4、JPEGなどが用いられて圧縮されて記録されている。
Picture Experts Group)2、MPEG4、JPEGなどが用いられて圧縮されて記録されている。
これらの音楽コンテンツやビデオコンテンツについての圧縮形式やデータ形式は、図2では、省略したが、各コンテンツの属性情報としてコンテンツデータベース11に書き込まれている。そして、後述するように、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツ受信端末からコンテンツ取得要求を受け取ったときに、そのコンテンツ取得要求に含まれるコンテンツ受信端末が具備するデコード機能および再生可能なデータ形式の情報を基に、コンテンツ取得要求してきたコンテンツ受信端末がデコードおよび再生可能なコンテンツデータのみを選択してコンテンツ受信端末に配信するようにする。
以上のように、この実施形態では、コンテンツ配信サーバ10は、複数種類のコンテンツを、それらのコンテンツを時間情報と対応付けてコンテンツデータベース11に格納している。そして、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツ受信端末20,30,40などからのコンテンツ取得要求に応じて、要求されたコンテンツを、当該要求をしたコンテンツ受信端末に配信するようにする。
この実施形態では、コンテンツ受信端末20,30,40の利用者は、年代や、年月日時分秒などの時間情報を検索条件に指定して、コンテンツの取得要求をする。例えば、1960年代の音楽コンテンツ、1980に上映された映画コンテンツなどを取得要求したり、1999年11月11日、午後10時に起こった事象についてのニュースのコンテンツを取得要求したりすることができる。
したがって、この実施形態では、コンテンツ受信端末20,30,40は、少なくとも時間情報を検索のキーワードとして含むコンテンツ取得要求をコンテンツ配信サーバ10に送るようにする。
しかし、時間情報だけで、コンテンツの種類を指定しない場合には、当該時間情報の検索条件に一致する全てのコンテンツが検索結果として抽出され、それが配信されることになるので、上述した音楽コンテンツのみや映画コンテンツのみ、あるいはニュースのコンテンツのみを取得する時には、コンテンツ受信端末からのコンテンツ取得要求には、時間情報のみではなく、コンテンツの種類を指定する情報が含まれることになる。
また、時間情報のみが単独でコンテンツ取得要求に含まれていた場合には、その時間情報の意味が不明となるので、この実施形態では、時間情報についての意味付けを必須として、コンテンツ取得要求には、時間情報の属性情報を含めるようにしている。例えば、1970年代のヒット曲のみの音楽コンテンツを取得要求したい場合には、時間情報として1970年を設定し、時間情報についての属性情報として「ヒット曲」を意味する情報を含める。
この場合に、時間情報についての属性情報としての「ヒット曲」を意味する情報としては、前述した図2の例におけるコンテンツ配信サーバ10のコンテンツデータベース11に記憶されている属性情報と全く等しい情報、例えば「ベストテン入り」を用いることができる。
しかし、時間情報についての属性情報として「ヒット曲」を意味する情報として、コンテンツ配信サーバ10のコンテンツデータベース11に記憶されている属性情報と全く同じものを用いることが必須ではない。何故なら、コンテンツ配信サーバ10で、コンテンツ受信端末からのコンテンツ取得要求に含まれる時間情報の属性情報を解析して、その意味を解析し、対応する属性情報をコンテンツデータベース11について検索するようにすることができるからである。
つまり、コンテンツ受信端末からのコンテンツ取得要求に含まれる時間情報についての属性情報が「ヒット曲」であった場合、コンテンツ配信サーバ10では、コンテンツデータベース11で検索すべき時間情報の属性情報は、「ベストテン入り」であると判断し、利用者により指定された時間情報と共に用いて検索することにより、利用者が希望する、例えば1970年代のヒット曲の音楽コンテンツを取得することが可能になる。
なお、後述するように、この実施形態では、選択できる時間情報の属性情報は、予め与えられており、利用者は、その中から選択することができるようにしている。コンテンツ配信サーバ10における検索条件の生成を容易にするためである。
上述したように、この実施形態では、コンテンツ配信サーバ10が複数種類のコンテンツを格納しているので、特定の種類のコンテンツを取得要求する場合には、そのコンテンツ取得要求には、コンテンツの種類を指定する情報が必要であり、そのため、基本的には、利用者は、取得したいコンテンツの種類を選択指定する必要がある。
しかし、音楽コンテンツ受信端末20およびAVコンテンツ受信端末30は、それぞれ音楽コンテンツおよびビデオコンテンツを専用に配信要求するものである。そこで、この実施形態では、音楽コンテンツ受信端末20およびAVコンテンツ受信端末30では、端末自身が取得要求するコンテンツの種類を指定する情報を、コンテンツ取得要求に含めるようにして、利用者によるコンテンツの種類の指定入力を省略することができるようにしている。
ただし、汎用コンテンツ受信端末40では、利用者が取得要求するコンテンツの種類の指定入力をしなければならないことは勿論である。
次に、時間情報の属性情報としての時間情報の意味情報については、この実施形態では、指定無しの場合と、指定有りの場合の両方が可能とされている。この実施形態では、コンテンツ受信端末での時間情報の属性情報の指定がない場合は、コンテンツ配信サーバ10では、「お勧めコンテンツ」を取得要求していると判断するようにしている。
また、コンテンツ取得要求中に、時間情報の属性情報の指定がある場合には、コンテンツ配信サーバ10は、指定された時間情報の属性情報の条件を満足するコンテンツを検索して、コンテンツ受信端末に配信するようにする。
また、この実施形態では、コンテンツ受信端末では、コンテンツのジャンルなどの時間情報以外のコンテンツの属性情報(この明細書では、当該時間情報以外のコンテンツの属性情報を、コンテンツ属性情報と称する)を、利用者が設定できるようにしている。設定されたコンテンツ属性情報は、コンテンツ取得要求に含められ、コンテンツ配信サーバ10で、検索条件の一つとして用いられる。この場合に、利用者はコンテンツ属性情報の指定無しとすることもでき、その場合には、コンテンツ配信サーバ10では、コンテンツ属性情報に関係なく、コンテンツの検索を実行することになる。
以上のように、この実施形態によれば、時間情報と、その時間情報を用いて取得したいコンテンツの範囲指定をするための付随条件情報とを含めて、コンテンツ取得要求をすることにより、コンテンツ配信サーバ10は、当該時間情報および前記付随条件情報に基づく条件を検索条件としてコンテンツデータベースを検索する。これにより、時間情報により指定された日時に発売された音楽コンテンツや、指定された年月日に放送された放送番組、また、指定された年月日に上映された映画などのコンテンツのように、時間情報をメタデータに含むコンテンツを、簡単に取得することができる。
そして、この実施形態では、コンテンツ受信端末20や30などから要求されてダウンロードが実行されたコンテンツについては、そのダウンロード時に、コンテンツ配信サーバ10が、ダウンロード日や、当該コンテンツの購入日などのプライベート時間情報を生成して、当該生成したプライベート時間情報を、ダウンロードされる当該コンテンツに付随する付随データ中に含めるようにしている。
したがって、コンテンツ受信端末で、コンテンツ配信サーバ10からコンテンツを取得したときには、その付随データには、パブリック時間情報とプライベート時間情報とが含まれている。この実施形態では、コンテンツ受信端末では、取得したコンテンツを単に視聴する場合と、購入する場合とを想定しており、購入した場合には、コンテンツ配信サーバ10から取得したコンテンツのデータおよびその付随データを、コンテンツ格納部に格納して保持するようにする。
そして、コンテンツ受信端末において、コンテンツ格納部に格納されているコンテンツの検索の際には、パブリック時間情報と、プライベート時間情報との両方を用いて、その検索を行うことができるように構成されている。
なお、この実施形態では、利用者は、コンテンツ受信端末において、入力手段を用いて、各コンテンツの付随データのプライベート時間情報を後から追加設定することができるように構成されている。この際に、利用者は、当該プライベート時間情報の属人/属グループを設定することができるようにされている。つまり、設定されたプライベート時間情報は、誰の時間情報あるいはいずれのグループの時間情報であるかを設定可能である。
例えば、家族のうちの、「父親のプライベート時間情報」、「母親のプライベート時間情報」、「自分のプライベート時間情報」、「A子のプライベート時間情報」などのような設定が可能である。また、「家族のプライベート時間情報」のような、グループ名を用いた属グループの指定が可能である。
図3に、コンテンツ受信端末のコンテンツ格納部に格納されているコンテンツの付随データの一例を示す。
この図3の例においては、時間情報3としてプライベート時間情報が記録されている。例えば音楽コンテンツについての「購入日」は、この例では、コンテンツ配信サーバ10が設定付与したプライベート時間情報である。また、映画のコンテンツについての「映画鑑賞日」は、利用者が入力手段を用いて設定入力したプライベート時間情報である。
また、テレビ放送番組のコンテンツについての「DVD再生日」は、コンテンツ受信端末(例えばパーソナルコンピュータ40)においてDVDが再生された日であり、このプライベート時間情報は、当該コンテンツ受信端末により設定付与される。利用者が入力手段を用いて設定入力してもよい。
また、ニュースのコンテンツについての「放送視聴日」は、コンテンツ受信端末が設定付与したプライベート時間情報である。また、ニュースのコンテンツについての「新聞読了日」は、利用者が入力手段を用いて設定入力したプライベート時間情報である。
さらに、電子書籍のコンテンツについての「電子書籍ダウンロード日」は、この例では、コンテンツ配信サーバ10がダウンロード時に付与したプライベート時間情報である。
なお、この実施形態では、「ダウンロード日」や「購入日」は、コンテンツ配信サーバ10が設定付与するようにしたが、ダウンロード時や当該コンテンツのデータのコンテンツ格納部への格納時に、コンテンツ受信端末が設定付与するようにしても良い。そのようにした場合には、コンテンツ配信サーバ10では、コンテンツのプライベート時間情報についての設定付与を行う必要が無くなる。
この実施形態では、コンテンツ受信端末におけるコンテンツ格納部に格納されたコンテンツについての検索においては、プライベート時間情報と、パブリック時間情報とを分けて用いるようにする。このため、時間情報がプライベート時間情報かパブリック時間情報かの判別をコンテンツ受信端末で行う必要がある。
この時間情報がプライベート時間情報かパブリック時間情報かを判別するための時間情報種別判別手法としては、次のような方法が採用できる。
その第1の方法は、時間情報の属性に、パブリック時間情報かプライベート時間情報かの付加情報を付ける方法である。例えば、1ビットの付加情報を用いる場合、パブリック時間情報である場合には「0」を、プライベート時間情報である場合には「1」を、それぞれ付加するようにする。
この第1の方法の場合には、時間情報の属性をコンテンツ配信サーバ10やコンテンツ受信端末20,30,40が付与する場合には、それぞれのコンテンツ受信端末20,30,40が、前記付加情報も付加するようにする。また、利用者が入力手段を通じて時間情報を設定入力する場合には、利用者の入力手段を通じたプライベート時間情報かパブリック時間情報かの選択指定入力に応じて、コンテンツ受信端末が付加するようにする。
時間情報種別判別手法の第2の方法は、時間情報の属性を、予めパブリック時間情報の属性と、プライベート時間情報の属性とに分けておき、各時間情報の属性がどちらであるかの時間情報種別判別辞書を用意し、当該時間情報種別判別辞書を用いて、それぞれの時間情報の属性がパブリック時間情報か、プライベート時間情報かを判別する方法である。
この第2の方法の場合には、時間情報の属性として使用される属性の種類は、時間情報種別判別辞書に登録されたものに限定されることになるが、新たに追加するパブリック時間情報やプライベート時間情報については、それらを時間情報種別判別辞書にも登録しておくようにすれば良い。
この第2の方法の場合には、利用者が入力手段を通じてプライベート時間情報を設定入力する場合には、コンテンツ受信端末は、時間情報種別判別辞書に登録されているプライベート時間情報の属性の一覧を利用者に提示し、利用者は、その一覧からプライベート時間情報の属性を選択するようにする。もし、その一覧に適切なプライベート時間情報の属性が存在しない場合には、利用者はプライベート時間情報の属性を直接的に入力することもできる。その場合には、コンテンツ受信端末は、直接的に入力された新たなプライベート時間情報の属性を時間情報種別判別辞書に登録するようにする。
次に、コンテンツ配信サーバ10およびコンテンツ受信端末20,30,40の構成例並びに、それらの動作について、さらに詳細に説明する。なお、以下の例においては、説明の簡単のため、コンテンツ属性情報として利用者が選択できる情報は、ジャンル情報のみに制限した場合としている。
[コンテンツ配信サーバ10のハードウエア構成例]
この実施形態のコンテンツ配信サーバ10のハードウエア構成例を図4に示す。
この実施形態のコンテンツ配信サーバ10のハードウエア構成例を図4に示す。
図4に示すように、この実施形態のコンテンツ配信サーバ10は、システムバス100を介して、CPU(Central
Processing Unit)101に対して、プログラム用ROM(Read Only Memory)102、ワークエリア用RAM(Random Access
Memory)103、通信インターフェース104、受信データ処理部105、送信データ処理部106、コンテンツデータベース11、コンテンツ検索部107、配信データ生成処理部108が接続されて構成されている。通信インターフェース104は、インターネット52に接続されている。
Processing Unit)101に対して、プログラム用ROM(Read Only Memory)102、ワークエリア用RAM(Random Access
Memory)103、通信インターフェース104、受信データ処理部105、送信データ処理部106、コンテンツデータベース11、コンテンツ検索部107、配信データ生成処理部108が接続されて構成されている。通信インターフェース104は、インターネット52に接続されている。
ROM102には、コンテンツ配信サーバ10のCPU101が実行すべき処理プログラムが格納されている。RAM103は、CPU101が、前記処理プログラムを実行する際にワークエリアとして用いられる。ROM102には、また、このコンテンツ配信サーバ10の通信ネットワーク用のアドレス情報が記憶されている。通信の際に、送信元アドレスとして用いるためである。
受信データ処理部105は、通信インターフェース104を通じて受信したコンテンツ受信端末からのコンテンツ取得要求を受信し、コンテンツ配信サーバ10が処理可能なデータに変換し、システムバス100に送出する。
送信データ処理部106は、配信データ生成処理部108で生成された配信データを、通信ネットワークを通じて送出する送信データに変換して、通信インターフェース104を通じてインターネット52に送出するようにする。
コンテンツデータベース11には、コンテンツのデータと、少なくともコンテンツに関連する時間情報と、当該時間情報の属性情報を含む前述の図2に示したようなコンテンツの付随データとが格納されている。前述もしたように、それぞれのコンテンツと、その付随データとは、コンテンツ識別情報IDを介在して互いに対応付けられている。
コンテンツ検索部107は、コンテンツ受信端末から送られてきたコンテンツ取得要求に含まれる時間情報、その属性情報およびジャンル情報などを検索条件として、コンテンツデータベース11に格納されている付随データを検索し、それに基づいて検索結果のコンテンツのデータを抽出するようにする検索を実行する。このコンテンツ検索部107は、CPU101によるソフトウエア処理としても実現することができる。
配信データ生成処理部108は、コンテンツ検索部107での検索結果により得られた情報から配信データを生成し、生成した配信データを送信データ処理部106に転送するようにする。
そして、配信データ生成処理部108は、取得要求されたコンテンツが音楽コンテンツであるときには、検索の結果、コンテンツデータベース11から得られた音楽コンテンツのデータを、音楽コンテンツ受信端末20において、いわゆるストリーミング再生可能な方法で音楽コンテンツ受信端末20に送信する。
この場合において、検索の結果、コンテンツデータベース11から得られた音楽コンテンツが複数個であるときには、この実施形態では、それらの複数個の音楽コンテンツを、ランダムな順序で、音楽コンテンツ受信端末20に送出するようにする。ここで、ランダムな順序な決定方法は、例えば、送出時刻やコンテンツ取得要求を受け取った時刻を基準に決定するようにして、送出時刻やコンテンツ取得要求を受け取った時刻が異なるときには、検索結果の複数個のコンテンツが等しいときでも、それらの複数個のコンテンツのそれぞれの送出順序が異なるようにされている。
これは、利用者が、自分用の音楽コンテンツ受信端末20で特定の時間情報を指定して音楽コンテンツ取得要求を、異なる複数の時間タイミングで行なったときに、同じ音楽コンテンツの配信順序となって、利用者が飽きてしまわないようにするためである。なお、利用者毎に、配信履歴を記憶しておき、当該記憶した配信履歴に基づいて、同じ音楽コンテンツが繰り返し、利用者に配信されないようにするようにしても良い。
以上のように、この実施形態においては、音楽コンテンツに関しては、利用者が音楽コンテンツ受信端末20から少なくとも時間情報を指定してコンテンツ配信サーバ10にコンテンツ取得要求することで、あたかもラジオ受信機の場合と同様にして、指定された時間情報に合致する音楽コンテンツが、音楽コンテンツ受信端末20で再生されて聴取される。したがって、利用者は、例えば、1960年代にヒットした楽曲を、任意の順序で聴取するなどということができる。このため、この実施形態によれば、新規な音楽コンテンツの提供形式を提供することができる。
そして、この実施形態では、音楽コンテンツ受信端末20は、コンテンツ配信サーバ10から音楽コンテンツを取得して再生しているとき、当該再生中の音楽コンテンツを聴取している利用者が、当該再生中の音楽コンテンツの購入要求をコンテンツ配信サーバ10に送ることができるようにしている。
コンテンツ配信サーバ10は、音楽コンテンツ受信端末20からコンテンツの購入要求が到来したときには、当該購入要求を受信した時点で音楽コンテンツ受信端末20に送っているコンテンツのデータおよび付随データを、購入要求してきた音楽コンテンツ受信端末20にダウンロードする。このダウンロードは、それまでのストリーミング配信を一時停止して、購入要求された音楽コンテンツのデータのすべてを音楽コンテンツ受信端末20に送るものである。
そして、この実施形態では、前述したように、そのダウンロードの際に、コンテンツ配信サーバ10は、音楽コンテンツ受信端末20にダウンロードする音楽コンテンツの付随データに、プライベート時間情報であるダウンロード日あるいは購入日の時間情報と属性情報とを含めるようにする。この付随データの生成処理は、配信データ生成処理部108において行うものである。
なお、検索結果として複数のコンテンツがコンテンツデータベースから得られたときには、上述のように順次にコンテンツを配信するのではなく、特定のコンテンツのデータをコンテンツ受信端末に配信する前に、検索結果のコンテンツの一覧情報をコンテンツ受信端末に送り、利用者に、その一覧の中から希望する選択してもらい、その選択結果をコンテンツ配信サーバ10が受けて、当該利用者により選択されたコンテンツを、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツ受信端末に送るようにする方法を採用することができる。
この実施形態では、コンテンツ配信サーバ10からの音楽コンテンツの配信方法としては、前述のように、検索結果の音楽コンテンツをランダムな順序で、順次にストリーミング配信する方法を採用するが、その他のコンテンツ、例えばAVコンテンツや電子書籍のコンテンツなどについては、検索結果のコンテンツの一覧情報を、最終的なコンテンツのデータの配信の前に送る後者の方式を採用する。
すなわち、配信データ生成処理部108は、取得要求されたコンテンツが音楽コンテンツ以外であるときには、検索の結果、コンテンツデータベース11から得られた1または複数個のコンテンツの一覧データを生成して、コンテンツ受信端末30や40に送る。
この一覧データを受け取ったコンテンツ受信端末30や40においては、利用者による当該一覧からの特定の1つのコンテンツの選択を受け付けて、その選択結果のコンテンツの取得要求をコンテンツ配信サーバ10に送るようにする。
そして、この実施形態では、コンテンツ受信端末30や40からのコンテンツ取得要求においては、当該コンテンツを単にその時点で視聴するだけであるのか、当該コンテンツを購入するのであるのかを指定する要求対象指定情報が含められる。
コンテンツ配信サーバ10は、この一覧から選択されたコンテンツの取得要求を受けて、当該取得要求が視聴のみの要求であれば、ストリーミング再生することができる態様でコンテンツデータを配信し、当該取得要求が購入要求であれば、指定されたコンテンツのデータおよびその付随データを、コンテンツ受信端末30や40にダウンロードするようにする。
そして、この実施形態では、前述と同様に、そのダウンロードの際には、コンテンツ配信サーバ10は、配信データ生成処理部108において、コンテンツ受信端末30や40にダウンロードするコンテンツの付随データに、プライベート時間情報であるダウンロード日あるいは購入日の時間情報と属性情報とを含める処理を行うようにする。
[音楽コンテンツ受信端末のハードウエア構成例]
図5に、この実施形態の音楽コンテンツ受信端末20の外観構成例を示す。図5は、この実施形態の音楽コンテンツ受信端末20の筐体21を正面から見た図であり、いわゆる操作パネル面を表わすものとなっている。
図5に、この実施形態の音楽コンテンツ受信端末20の外観構成例を示す。図5は、この実施形態の音楽コンテンツ受信端末20の筐体21を正面から見た図であり、いわゆる操作パネル面を表わすものとなっている。
この実施形態の音楽コンテンツ受信端末20は、前述したように、無線ネットワークと接続するための送受信アンテナ22を備える。そして、この実施形態の音楽コンテンツ受信端末20の筐体21の操作パネル面には、時間情報設定用の回転つまみ操作部23と、例えばLCD(Liquid
Crystal Display)からなる表示素子の表示画面24と、複数個の操作ボタン25a、25b、25c、25d、25eと、スピーカからの放音部26と、検索条件切り替え操作部27とが形成されて配置されている。
Crystal Display)からなる表示素子の表示画面24と、複数個の操作ボタン25a、25b、25c、25d、25eと、スピーカからの放音部26と、検索条件切り替え操作部27とが形成されて配置されている。
図5の例では、操作ボタン25aは、時間情報の属性情報の選択設定用の操作ボタン(時間属性変更操作ボタンという)であり、操作ボタン25bは、ジャンルの選択設定用の操作ボタン(ジャンル変更操作ボタンという)とされている。
また、操作ボタン25cは、コンテンツ配信サーバ10にアクセスして配信を受ける配信モードと、自端末のコンテンツ格納部に格納されている複数のコンテンツからの検索モードとを切り替えるモード切り替えボタンである。この例では、この操作ボタン25cは、押下するごとに、押し込まれた状態でロックされる状態と、押し込まれていたものが元の状態に戻る状態とを交互に繰り返すものとされており、押し込まれた状態は配信モード、押し込まれていない状態が検索モードとされている。
また、操作ボタン25dは、購入ボタンであり、配信モードにおいて、この購入ボタン25dを押下すると、聴取中の音楽コンテンツの購入要求を意味する。
また、操作ボタン25eは、次候補ボタンである。配信モードにおいて、コンテンツ取得要求に応じてコンテンツ配信サーバ10から受信してストリーミング再生をしているとき、当該コンテンツ取得要求に対応して配信される音楽コンテンツが複数あるとき、この次候補ボタン25eを押下することにより、視聴中の音楽コンテンツの再生を中止して、次候補の音楽コンテンツの再生をすることができるように構成されている。
検索条件切り替え操作部27は、この例では、検索モードにおいてのみ有効とされる操作部であり、検索条件の切り替え操作用である。この実施形態では、切り替えポジションとして、「プライベート」、「パブリック」、「時間差」の3ポジションが設けられている。
検索モードにおいて、時間情報設定用の回転つまみ操作部23で設定される時間情報を、プライベート時間情報として検索を行う場合には、この検索条件切り替え操作部27は「プライベート」ポジションに切り替えられる。また、検索モードにおいて、時間情報設定用の回転つまみ操作部23で設定される時間情報を、パブリック時間情報として検索を行う場合には、この検索条件切り替え操作部27は「パブリック」ポジションに切り替えられる。
また、この実施形態では、検索条件としてパブリック時間情報とプライベート時間情報との差の時間を用いることができるようにされており、この差の時間を用いて検索を行う場合には、検索条件切り替え操作部27は「時間差」ポジションに切り替えられる。
そして、この実施形態では、表示画面24には、時間軸表示部241と、時間軸カーソル242と、時間情報表示欄243と、時間情報の属性表示欄244と、コンテンツのジャンルの表示欄245とが、表示されるようにされている。
時間軸表示部241は、図5の縦方向を時間軸方向として目盛りが振られている。図5の例では、大目盛りが5年ごとに振られて、その5年毎の西暦数字が大目盛り位置に対応して表示されている。そして、中目盛りが1年ごとに振られ、さらに小目盛りが3ヶ月ごとに振られている。
時間軸カーソル242は横棒の表示であり、回転つまみ操作部23のユーザによる回転操作に応じて、この時間軸カーソル242の位置が、時間軸表示部241において、時間軸方向に移動するように構成されている。この例では、ソフトウエア制御により回転つまみ操作部23の回転に応じて、時間軸カーソル242の位置が移動するように構成されている。
この場合、時間軸カーソル242は、連続的に移動するものであり、従来のラジオ受信機における周波数ダイヤルつまみを操作することにより、受信周波数を連続的に変えるときに受信中周波数位置を表わすバーに対応するものである。したがって、この実施形態では、回転つまみ操作部23を操作することにより、年月日時分秒を連続的に変更することができるように構成されている。
なお、時間軸表示部241に表示される時間軸方向の目盛りは、利用者が設定入力可能な時間情報の一部についてのものであり、時間軸カーソル241が時間軸表示部241の一番上にあるときに、さらに過去方向に時間を変更すると、時間軸表示部241の時間軸方向の目盛り表示は当該過去方向にスクロールして変更される。同様に、時間軸カーソル241が時間軸表示部241の一番下にあるときに、さらに現在方向に時間を変更すると、時間軸表示部241の時間軸方向の目盛り表示は当該現在方向にスクロールして変更される。
そして、この実施形態では、回転つまみ操作部23は、扁平な円板形状の大つまみ部23aと、利用者がつまみ易い程度の高さの円柱状の小つまみ部23bとを備え、大つまみ部23aと小つまみ部23bとが同軸で回転することが可能とされると共に、2重回転軸構造のつまみとされている。
すなわち、利用者は、回転つまみ操作部23の、主として小つまみ部23bを把持して回転操作するのであるが、回転つまみ操作部23は、小つまみ部23bが回転軸の中心線方向に移動可能とされ、小つまみ部23bを回転軸の中心線方向に手前側に引っ張り上げた状態では、大つまみ部23aと小つまみ部23bとが一体として第1の回転軸を中心として回転する状態となり、小つまみ部23bを押し込んだ状態では、小つまみ部23bのみが単独で第2の回転軸を中心として回転する状態となる機構を具備する。つまり、小つまみ部23bを押下すると、小つまみ部23bの大つまみ部23aに対する一体化ロック機構が解除され、引っ張り上げると、前記一体化ロック機構がロック保持状態となる構造となっている。
そして、大つまみ部23aと小つまみ部23bとが一体として回転する状態は、粗調整操作に対応し、比較的粗く時間軸位置を変更調整(例えば、年代のみ変更可)することができるように構成されている。また、小つまみ部23bのみが回転する状態は、微調整操作に対応し、比較的細かく時間軸位置を変更調整(例えば、月および日時の変更が可能)することができるように構成されている。
なお、上述した回転つまみ操作部23の構造は、一例であり、1軸の回転つまみの構成であっても良いし、その他種々の構成を採り得るものである。
表示画面24の時間情報表示欄243には、時間軸表示部241の時間軸カーソル242の位置を参照しながら、回転つまみ操作部23が用いられて利用者により設定入力された時間情報(年月日時)が表示される。
また、表示画面24の時間情報の属性表示欄244には、利用者が選択設定した時間情報の意味を表わす文字が表示される。この時間情報の属性表示欄244には、この実施形態では、時間属性変更操作ボタン25aが押下される毎に、時間情報の属性情報として、異なる時間情報の意味が表示され、それが選択設定されることになる。
この実施形態では、前述したように、時間情報の属性情報は無指定とすることもでき、その場合には、回転つまみ操作部23により設定された時間情報は、全ての時間情報の属性情報を含むことを検索条件とすることを意味していることになる。
なお、操作ボタン25aを押下できると共に、回転操作することができる構造として、押下することで、時間情報の属性表示欄244に表示することができる時間情報の属性の一覧、つまり、選択設定することできる時間情報の意味の一覧を、例えばプルダウンメニューの形式で表示し、操作ボタン25aを回転操作することにより、その一覧の中の1つの時間情報の属性を選択し、操作ボタン25aの再押下により、選択した時間情報の属性で決定するというような操作をすることもできる。
また、表示画面24のジャンルの表示欄245には、利用者が選択設定したジャンルを表わす文字が表示される。このジャンルの表示欄245には、この実施形態では、ジャンル変更操作ボタン25bが押下される毎に、異なるジャンルが文字表示され、それが選択設定されることになる。
この実施形態では、前述したように、ジャンルを無指定とすることもでき、その場合には、回転つまみ操作部23により設定された時間情報は、全てのジャンルを含むことを検索条件とすることを意味していることになる。
このジャンルの指定に関するボタン操作についても、時間情報の属性表示欄244における時間情報の意味表示の選定操作の場合と同様に、プルダウンメニューを表示して、その中から特定の1つのジャンルを選定する操作方法を用いることができる。
検索モードで、検索条件切り替え操作部27が「パブリック」ポジションに切り替えられているときには、属性表示欄244には、パブリック時間情報の属性情報が表示され、検索条件切り替え操作部27が「プライベート」ポジションに切り替えられているときには、属性表示欄244には、プライベート時間情報の属性情報が表示される。
また、検索モードで、検索条件切り替え操作部27が「時間差」ポジションに切り替えられているときには、属性表示欄244には、時間差として使用するパブリック時間情報の属性情報が最初に表示され、そのパブリック時間情報の属性情報の指定が確定すると、プライベート時間情報の属性情報が表示される。
この実施形態では、例えば配信モードにおける購入操作ボタン25dを、この検索モードにおける決定操作ボタンとして用いるようにしている。
検索条件として「時間差」が選択されている状態では、属性表示欄244には、まず最初に、パブリック時間情報の属性情報が、時間属性操作ボタン25aの操作に応じて順次に変更されて表示される。そして、所定のパブリック時間情報の属性情報が属性表示欄244に表示されている状態で、購入ボタン25dが操作されると、表示されているパブリック時間情報の属性情報が選択されたと決定されて確定される。
すると、属性表示欄244は、プライベート時間情報の属性情報の表示欄に変わる。そして、同様にして、属性表示欄244には、プライベート時間情報の属性情報が、時間属性操作ボタン25aの操作に応じて順次に変更されて表示される。そして、所定のプライベート時間情報の属性情報が属性表示欄244に表示されている状態で、購入ボタン25dが操作されると、そのとき表示されているパブリック時間情報の属性情報が選択されたと決定されて確定される。
そして、検索条件として「時間差」が選択されている状態では、図示は省略するが、時間軸表示部241の時間軸表示が消去されて、時間差の大きさの設定値が表示される。時間差の大きさは、回転つまみ操作部23aを回転操作することにより変更可能とされる。また、回転つまみ操作部23の小つまみ部23bを押し込む状態では、設定した時間差以下を条件として検索するものとされ、小つまみ部23bを押し込んでいない状態では、設定した時間差以上を条件として検索するものとされる。
次に、この実施形態の音楽コンテンツ受信端末20のハードウエア構成例を図6に示す。
図6に示すように、この実施形態の音楽コンテンツ受信端末20は、システムバス200を介して、CPU201に対して、プログラム用ROM202、ワークエリア用RAM203、無線送受信部204、送信/受信データ処理部205、コンテンツ格納部206、音楽コンテンツデコード処理部207、コンテンツ取得要求生成部208、音声信号インターフェース209、LCDインターフェース210、時間情報インターフェース211、操作部インターフェース212、切り替え操作インターフェース218およびコンテンツ検索処理部219が接続されて構成されている。
LCDインターフェース210には、表示画面24を備えるLCD213が接続されている。コンテンツ格納部206は、例えばハードディスクドライブで構成され、大量のコンテンツのデータおよびその付随データを格納可能である。
また、操作部インターフェース212には、時間属性変更操作ボタン25a、ジャンル変更操作ボタン25bおよびその他の操作ボタン25c、25d、25eを含むボタン操作部215が接続されている。操作部インターフェース212は、利用者による時間属性変更操作ボタン25aおよびジャンル変更操作ボタン25bの操作情報をシステムバス200に供給する。
システムバス200に供給された時間属性変更操作ボタン25aおよびジャンル変更操作ボタン25bの操作情報は、ROM202のプログラムにしたがってCPU201で解析されて、時間情報の属性情報(時間情報の意味付け無しを含む)やジャンル情報(ジャンル指定無しを含む)に変換される。そして、その時間情報の属性情報やジャンル情報が、コンテンツ取得要求生成部208に転送され、時間情報に付随する付随情報としてコンテンツ取得要求に含められる情報を生成するために用いられる。
さらに、時間情報インターフェース211には、操作情報信号変換部214が接続されている。操作情報信号変換部214は、回転つまみ操作部23の大つまみ部23aおよび小つまみ部23bの回転操作量や押下操作に応じた操作情報信号を受けて、当該操作情報信号を時間軸に射影した時間情報に変換する。時間情報インターフェース211は、この時間情報を操作情報信号変換部214から受けてシステムバス200に供給する。システムバス200に供給された時間情報は、CPU201の制御に従って、コンテンツ取得要求生成部208に転送され、コンテンツ取得要求に含められる情報を生成するために用いられる。
切り替え操作インターフェース218は、検索条件切り替え操作部27の切り替えポジション位置を検出して、その検出情報をシステムバス200を通じてCPU201に送利、検索モードにおける検索条件を知らせるようにする。
コンテンツ取得要求生成部208は、配信モードにおいて、時間情報インターフェース211および操作部インターフェース212からの時間情報と、時間情報の属性情報およびジャンル情報からなる付随情報とを検索条件情報として含めたコンテンツ取得要求を生成し、生成したコンテンツ取得要求を、CPU201の制御にしたがって送信/受信データ処理部205に供給する。
送信/受信データ処理部205は、配信モードにおいて、ROM202からコンテンツ配信サーバ10の通信ネットワーク上のアドレス情報を得ると共に、これに入力されるコンテンツ配信サーバ10に送信すべきデータを、無線通信可能な信号形態に変換して、送信データを生成し、生成した送信データを無線送受信部204に送る。
無線送受信部204は、配信モードにおいて、送信/受信データ処理部205から送られてくる送信データをアンテナ21を通じて無線送信すると共に、アンテナ21を通じて受信された受信データを、送信/受信データ処理部205に転送する。
送信/受信データ処理部205は、配信モードにおいて、無線送受信部204から転送されてきた受信データを、音楽コンテンツ受信端末20で処理可能なデータに変換し、システムバス200に送出する。CPU201は、その受信データを解析し、音楽コンテンツのデータは、音楽コンテンツデコード処理部207あるいはコンテンツ格納部206に転送する。
音楽コンテンツデコード処理部207は、入力された音楽コンテンツのデータをデコードし、デジタルオーディオ信号に戻し、戻したデジタルオーディオ信号を音声信号インターフェース209に供給する。
音声信号インターフェース209は、デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に戻し、そのアナログオーディオ信号を、オーディオアンプ216を通じてスピーカ217に供給して、音響再生させるようにする。
コンテンツ格納部206は、これに転送されてくる音楽コンテンツの音楽データやその付随データを、音楽コンテンツIDにより対応付けて格納する。
コンテンツ検索処理部219は、検索モードにおいて、検索条件にしたがって、コンテンツ格納部206に格納されているコンテンツについての検索処理を実行する。このコンテンツ検索処理部219は、CPU201がROM202のプログラムに従ったソフトウエア処理の構成とすることもできる。音楽コンテンツデコード処理部207やコンテンツ取得要求生成部208も同様にソフトウエア処理の構成とすることもできる。
なお、この実施形態では、コンテンツ取得要求には、当該音楽コンテンツ受信端末20の音楽コンテンツデコード処理部207が備える音楽コンテンツデコード機能を識別するための情報を含めるようにしておき、コンテンツ配信サーバ10から、当該音楽コンテンツデコード処理部207でデコード処理ができる音楽コンテンツのみを取得するように構成する。
[AVコンテンツ受信端末30のハードウエア構成例]
図7に、この実施形態のAVコンテンツ受信端末30の外観構成例を示す。図7は、この実施形態のAVコンテンツ受信端末30の筐体31を正面から見た図であり、いわゆる操作パネル面を表わすものとなっている。
図7に、この実施形態のAVコンテンツ受信端末30の外観構成例を示す。図7は、この実施形態のAVコンテンツ受信端末30の筐体31を正面から見た図であり、いわゆる操作パネル面を表わすものとなっている。
この実施形態のAVコンテンツ受信端末30は、前述したように、ゲーム機の機能を備える携帯端末の構成であり、図示は省略したが、無線ネットワークと接続するための送受信アンテナを備える。
そして、この実施形態のAVコンテンツ受信端末30の筐体31の操作パネル面には、ゲーム機用の操作コントローラとしてのボタン操作部32,33を備えると共に、LCDの表示画面34とを備える。また、この実施形態では、メニューボタン35と、送信ボタン36とが筐体31の操作パネル面に設けられる。
ボタン操作部32は、ゲーム機用の操作ボタン32a,32b,32c,32dを含む。この実施形態では、これらの操作ボタン32a,32b,32c,32dは、AVコンテンツの取得要求やAVコンテンツの検索を行なう際の操作ボタンをも兼用するように構成されている。この例では、操作ボタン32aはエンターボタン(決定ボタン)、操作ボタン32bは時間情報の意味の指定ボタン、操作ボタン32cはジャンルの選択指定ボタン、操作ボタン32dは、コンテンツ配信サーバ10からのAVコンテンツの配信を受ける配信モードと、内蔵するコンテンツ格納部についてコンテンツを検索する検索モードとを切り替え指定するモード切り替えボタン、をそれぞれ兼用するようにしている。
また、ボタン操作部33は、上下左右の方向指定ボタン33a,33b,33c,33dからなっている。これらの上下左右の方向指定ボタン33a〜33dは、この例のAVコンテンツ受信端末30をゲーム機として使用する際およびAVコンテンツの取得要求を際のいずれにおいても、上下左右方向指定ボタンとして作用する。そして、特に左右方向指定ボタン33c、33dは、時間情報の設定入力操作用のボタンとして機能するように構成されている。
そして、この実施形態では、AVコンテンツ受信端末30は、検索モードにおいては、前述した音楽コンテンツ受信端末20と同様に、検索条件として、「パブリック時間情報」を用いるモード、「プライベート時間情報」を用いるモード、「パブリック時間情報とプライベート時間情報との差の時間情報」を用いるモードとを選択可能であるが、その選択は、メニューボタン35の操作による検索条件メニューの表示、およびボタン操作部32、33の操作を通じてなされるものである。
また、検索条件として「時間差」を用いるモードにおけるパブリック時間情報およびプライベート時間情報の属性情報の指定も、表示画面34上のメニュー表示、およびボタン操作部32、33の操作を通じてなされるものである。
この実施形態では、配信モードのとき、また、検索モードにおいて、検索条件が「パブリック時間情報」あるいは「プライベート時間情報」のときには、AVコンテンツ受信端末30の表示画面34には、時間軸表示部341と、時間軸カーソル342と、時間情報表示欄343と、時間情報の属性表示欄344と、AVコンテンツのジャンルの表示欄345とが、表示されるようにされている。
時間軸表示部341は、図7において左右方向を時間軸方向として目盛りが振られている。図7の例では、大目盛りが5年ごとに振られて、その5年毎の西暦数字が大目盛り位置に対応して表示されている。そして、中目盛りが1年ごとに振られ、さらに小目盛りが3ヶ月ごとに振られている。
時間軸カーソル342は図の例では縦棒の表示であり、左右方向指定ボタン33c、33dのユーザによる操作に応じて、この時間軸カーソル342の位置が、時間軸表示部341において、時間軸方向(左右方向)に移動するように構成されている。この例では、ソフトウエア制御により左右方向指定ボタン33c、33dの操作に応じて、時間軸カーソル342の位置が左右方向に移動するように構成されている。
この場合、時間軸カーソル342は、連続的に移動するものであり、従来のラジオ受信機における周波数ダイヤルつまみを操作することにより、受信周波数を連続的に変えるときに受信中周波数位置を表わすバーに対応するものである。したがって、この実施形態では、左右方向指定ボタン33c、33dを操作することにより、年月日時分秒を連続的に変更することができるように構成されている。
なお、時間軸表示部341に表示される時間軸方向の目盛りは、利用者が設定入力可能な時間情報の一部についてのものであり、時間軸カーソル341が時間軸表示部341の一番左にあるときに、さらに過去方向に時間を変更すると、時間軸表示部341の時間軸方向の目盛り表示は当該過去方向にスクロールして変更される。同様に、時間軸カーソル341が時間軸表示部341の一番右にあるときに、さらに現在方向に時間を変更すると、時間軸表示部341の時間軸方向の目盛り表示は当該現在方向にスクロールして変更される。
そして、表示画面34の時間情報表示欄343には、時間軸表示部341の時間軸カーソル342の位置を参照しながら、左右方向指定ボタン33c、33dが用いられて利用者により設定入力された時間情報(年月日時)が表示される。
また、表示画面34の時間情報の属性表示欄344には、利用者が選択設定した時間情報の属性(時間情報の意味)を表わす文字が表示される。この時間情報の属性表示欄344には、この実施形態では、操作ボタン32bが押下される毎に、異なる時間情報の意味が表示され、それが選択設定されることになる。
この実施形態では、前述したように、時間情報の属性情報を無指定とすることもでき、その場合には、左右方向指定ボタン33c、33dにより設定された時間情報は、全ての時間情報の属性情報を含むことを検索条件とすることを意味していることになる。
なお、操作ボタン32bを押下することで、時間情報の属性表示欄344に表示することができる時間情報の意味の一覧、つまり、選択設定することできる時間情報の意味が例えば上下方向に並ぶ一覧を、例えばプルダウンメニューの形式で表示し、上下方向指定ボタン33a、33bを操作することにより、その一覧の中の1つの時間情報の属性情報を選択し、エンターキー32aの押下により、選択した時間情報の属性情報で決定するというような操作をすることもできる。
また、表示画面34のジャンルの表示欄345には、利用者が選択設定したジャンルを表わす文字が表示される。このジャンルの表示欄345には、この実施形態では、操作ボタン32cが押下される毎に、異なるジャンルが文字表示され、それが選択設定されることになる。
この実施形態では、前述したように、ジャンルを無指定とすることもでき、その場合には、左右方向指定ボタン33c、33dにより設定された時間情報は、全てのジャンルを含むことを検索条件とすることを意味していることになる。
このジャンルの指定に関するボタン操作についても、時間情報の属性表示欄344における時間情報の属性表示の選定操作の場合と同様に、プルダウンメニューを表示して、その中から特定の1つのジャンルを選定する操作方法を用いることができる。
メニューボタン35は、上述したようなメニュー表示を含め、このAVコンテンツ受信端末30が具備するゲーム機モード、AVコンテンツ取得要求モード、その他の機能モードからなる機能モード一覧を、表示画面34に表示させるためのボタンである。利用者は、このメニューボタン35を押下して前記機能モード一覧を表示させた後、上下左右方向指定ボタン33a〜33dおよびエンターボタンとしての操作ボタン32aとを操作するにより、当該AVコンテンツ受信端末30において実行しようとする機能モードを選択決定することができるように構成されている。
送信ボタン36は、配信モードのときに、コンテンツ取得要求、コンテンツ購入要求、その他をコンテンツ配信サーバに送信する際に、利用者により操作されるボタンである。
次に、この実施形態のAVコンテンツ受信端末30のハードウエア構成例を図8に示す。
図8に示すように、この実施形態のAVコンテンツ受信端末30は、システムバス300を介して、CPU301に対して、プログラム用ROM302、ワークエリア用RAM303、無線送受信部304、送信/受信データ処理部305、コンテンツ格納部306、AVコンテンツデコード処理部307、コンテンツ取得要求生成部308、音声信号インターフェース309、LCDインターフェース310、操作部インターフェース311、ゲーム機能部312、ゲームメディアドライブ313、およびコンテンツ検索処理部318、が接続されて構成されている。
LCDインターフェース310には、表示画面34を備えるLCD314が接続されている。また、操作部インターフェース311には、操作ボタン32a〜32d、上下左右方向指定ボタン33a〜33d、メニューボタン35および送信ボタン36を含むボタン操作部315が接続されている。操作部インターフェース311は、CPU301の制御の下に、利用者により、ボタン操作部315において、操作ボタン32a〜32d、上下左右方向指定ボタン33a〜33d、メニューボタン35および送信ボタン36のいずれが操作されたかに関する操作情報を検出し、その操作情報をシステムバス300に供給する。
CPU301は、システムバス300に供給されたボタン操作部315の操作情報を、ROM302のプログラムにしたがって解析し、各機能モードにおける各操作に対応する処理を実行する。
例えばコンテンツ取得要求モードにおいて、左右方向指定ボタン33a,33bが操作されると、CPU301は、その操作入力を時間情報の設定入力と判断し、左右方向指定ボタン33a,33bの操作入力に応じて、時間軸表示部341に対する時間軸カーソル342の時間軸上の位置を変更すると共に、時間情報表示欄343にそのときの時間軸上の時間情報を表示する。そして、そのときの時間情報をコンテンツ取得要求生成部308に転送し、コンテンツ取得要求に含められる情報を生成するために用いるようにする。
また、CPU301は、操作ボタン32bや32cの操作に応じて、時間情報の属性表示欄344やジャンル表示欄345の表示内容を変更すると共に、そのときの時間情報の属性情報(時間情報の意味付け無しを含む)やジャンル情報(ジャンル指定無しを含む)を、コンテンツ取得要求生成部308に転送し、コンテンツ取得要求に含められる付随情報を生成するために用いるようにする。
コンテンツ取得要求生成部308は、配信モードにおいて、CPU301の制御にしたがって、これに入力される時間情報と、時間情報の属性情報およびジャンル情報からなる付随情報とを検索条件情報として含めたコンテンツ取得要求を生成し、生成したコンテンツ取得要求を、送信/受信データ処理部305に供給する。
送信/受信データ処理部305は、配信モードにおいて、ROM302からコンテンツ配信サーバ10の通信ネットワーク上のアドレス情報を得ると共に、これに入力されるコンテンツ配信サーバ10に送信すべきデータを、無線通信可能な信号形態に変換して、送信データを生成し、生成した送信データを無線送受信部304に送る。
無線送受信部304は、送信/受信データ処理部305から送られてくる送信データをアンテナ31を通じて無線送信すると共に、アンテナ31を通じて受信された受信データを、送信/受信データ処理部305に転送する。
送信/受信データ処理部305は、無線送受信部304から転送されてきた受信データを、AVコンテンツ受信端末30で処理可能なデータに変換し、システムバス300に送出する。CPU301は、その受信データを解析し、AVコンテンツのデータは、AVコンテンツデコード処理部307および/またはコンテンツ格納部306に転送する。
AVコンテンツデコード処理部307は、入力されたAVコンテンツのデータをデコードし、デコードして得たデジタルビデオデータは、LCDインターフェース310を通じてLCDに送られ、画像(映像)が再生表示される。また、AVコンテンツデコード処理部307でデコードされて得られたデジタルオーディオ信号は、音声信号インターフェース309に供給される。
音声信号インターフェース309は、デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に戻し、そのアナログオーディオ信号を、オーディオアンプ316を通じてスピーカ317に供給して、音響再生させるようにする。
コンテンツ格納部306は、これに転送されてくるAVコンテンツのデータやその付随データを、コンテンツIDにより対応付けて格納する。
コンテンツ検索処理部318は、検索モードにおいて、検索条件にしたがって、コンテンツ格納部306に格納されているコンテンツについての検索処理を実行する。このコンテンツ検索処理部318は、CPU301がROM302のプログラムに従ったソフトウエア処理の構成とすることもできる。AVコンテンツデコード処理部307やコンテンツ取得要求生成部308も同様にソフトウエア処理の構成とすることもできる。
なお、この実施形態では、コンテンツ取得要求には、当該AVコンテンツ受信端末30のAVコンテンツデコード処理部307が備えるAVコンテンツデコード機能を識別するための情報を含めるようにしておき、コンテンツ配信サーバ10から、当該AVコンテンツデコード処理部307でデコード処理ができるAVコンテンツのみを取得するように構成する。
ゲーム機能部312は、ゲームメディアドライブ313に装填されているゲームメディア、例えばCD−ROMやDVDに記録されているゲームプログラムおよびゲームデータを用いて、ゲーム用画面をLCD314の表示画面34に表示する。ゲーム機能部312は、そのゲーム用画面の表示内容を、ボタン操作部315の操作ボタン32や33の操作に応じて変化させる。
[汎用コンテンツ受信端末40のハードウエア構成例]
前述もしたように、この実施形態の汎用コンテンツ受信端末40は、パーソナルコンピュータで構成されるものであるので、その具体的なハードウエア構成の図示は省略する。この汎用コンテンツ受信端末40としてのパーソナルコンピュータは、インターネット52を通じてコンテンツ配信サーバ10にアクセス可能とされている。
前述もしたように、この実施形態の汎用コンテンツ受信端末40は、パーソナルコンピュータで構成されるものであるので、その具体的なハードウエア構成の図示は省略する。この汎用コンテンツ受信端末40としてのパーソナルコンピュータは、インターネット52を通じてコンテンツ配信サーバ10にアクセス可能とされている。
この実施形態の汎用コンテンツ受信端末40は、例えばハードディスクドライブからなるコンテンツ格納部を備えると共に、上述した音楽コンテンツ受信端末20やAVコンテンツ受信端末30の機能を、内蔵するROMに格納されたソフトウエアプログラムとして備えると共に、電子書籍やその他のコンテンツの取得要求やコンテンツ格納部に格納されているコンテンツについての検索処理を同様に行なえる機能をソフトウエアプログラムとして備えるものである。
そして、汎用コンテンツ受信端末40の表示画面には、コンテンツ取得要求時やコンテンツ検索時の操作用画面として、この実施形態では、図7に示したAVコンテンツ受信端末30における、コンテンツ取得要求時の操作用画面と同様の表示画面を用いる。そして、パーソナルコンピュータのキーボードが備える上下左右方向指定キーを用いて時間情報を設定入力するができると共に、所定のキー操作により時間情報の属性選択入力や、ジャンル選択指定入力ができるようにされている。
なお、電子書籍などのコンテンツの取得要求のための操作およびそのコンテンツ取得要求に対するコンテンツ配信サーバの振る舞いおよびコンテンツ受信端末のコンテンツの取得動作、さらには、コンテンツ検索処理動作は、この実施形態では、上述したAVコンテンツについて説明した場合と同様とするものである。しかし、それぞれのコンテンツの特性に応じて、コンテンツ取得要求の態様およびコンテンツ配信態様を、変更するようにしても勿論よい。
ただし、この汎用コンテンツ受信端末40の場合には、利用者によりコンテンツ取得要求や検索したいコンテンツの種類を選択してもらう必要がある。このコンテンツの種類の選択肢には、「指定無し」、つまり全てのコンテンツの種類を要求することを意味する選択肢も含めるものとする。
このため、利用者にコンテンツの種類を選択させるための操作手段および選択されたコンテンツの種類を表示画面に表示する手段(機能手段)が設けられるものである。
[コンテンツ配信の態様]
前述したように、コンテンツ配信サーバ10は、音楽コンテンツの配信と、映画コンテンツなどのAVコンテンツの配信とは、その配信態様を変えるようにしている。そこで、ここでは、コンテンツ配信サーバにおける配信態様の幾つかの例について、説明することにする。
前述したように、コンテンツ配信サーバ10は、音楽コンテンツの配信と、映画コンテンツなどのAVコンテンツの配信とは、その配信態様を変えるようにしている。そこで、ここでは、コンテンツ配信サーバにおける配信態様の幾つかの例について、説明することにする。
<第1の配信態様>
この第1の配信態様は、前述した音楽コンテンツ受信端末20へ配信する場合の態様の例である。図9に、この第1の配信態様を説明するための概念図を示す。
この第1の配信態様は、前述した音楽コンテンツ受信端末20へ配信する場合の態様の例である。図9に、この第1の配信態様を説明するための概念図を示す。
前述したように、この実施形態では、利用者は、回転つまみ操作部23などを用いて時間情報を、連続的に時間軸に沿って変更操作することができるようにされている。この場合に、ラジオ受信機における選局ダイヤルによる受信周波数の変更と同様に、利用者が時間軸上を変更操作した全ての時間位置の情報を、コンテンツ取得要求としてコンテンツ配信サーバに送ることは、利用者が要求しない時間位置のコンテンツの要求をも含むことになる。
そこで、この実施形態では、できるだけ、利用者がコンテンツの取得を要求していると考えられるタイミングでのみ、コンテンツ受信端末は、コンテンツ取得要求をコンテンツ配信サーバ10に送るように考慮している。
そのため、この実施形態では、例えば、回転つまみ操作部23などの時間情報の入力手段を通じた利用者による変更操作が、予め定められている短時間以上停止されたと判定されたときの時間情報を、利用者がコンテンツ取得要求する時間情報であると判別し、その時間情報を含めてコンテンツ取得要求をコンテンツ配信サーバ10に送る。時間情報の入力手段の他に、コンテンツ取得要求手段(送信ボタンなど)を設けてもよいが、それでは、操作が煩雑になるので、この例では、上述のようにした。
例えば、前述した回転つまみ操作部23の場合、大つまみ部23aと小つまみ部23bとの一体の回転操作により、例えば年代のみが粗く指定されるようにされるが、図9の例は、その場合のコンテンツ配信態様の例である。
例えば、時間情報の変更操作により、1978年が指定されたと判別され、コンテンツ取得要求がコンテンツ配信サーバ10に送られたときには、コンテンツ配信サーバ10は、時間情報による指定は1978年代であると認識し、当該時間情報とコンテンツ取得要求に含まれる付随情報とに基づく検索条件にしたがってコンテンツデータベースを検索し、その検索結果の音楽コンテンツA1,A2,A3,A4・・・のデータを、順次に音楽コンテンツ受信端末20に送出するようにする。
このとき、前述したように、この第1の配信態様においては、音楽コンテンツ受信端末20では、送られてきた音楽コンテンツをストリーミング再生するようにする。コンテンツ配信サーバ10は、音楽コンテンツA1のデータの全てを音楽コンテンツ受信端末20に送った後、次の音楽コンテンツA2のデータの送出を行なう。したがって、音楽コンテンツ受信端末20では、1つの音楽コンテンツ(楽曲)の全てがストリーミング再生された後、次の音楽コンテンツ(楽曲)が、その先頭からストリーミング再生される。これはいわば、指定された年代の音楽コンテンツについて、ラジオ放送的な音楽コンテンツの配信および再生態様となる。
なお、図9において、検索結果として順次にストリーミング再生される音楽コンテンツA1,A2,A3,A4・・・は、単に、音楽コンテンツが順次にストリーミング再生されることを意味しているだけで、音楽コンテンツA1,A2,A3,A4・・・のそれぞれは、固定的な音楽コンテンツを意味しているのではなく、前述したように、音楽コンテンツA1,A2,A3,A4・・・のそれぞれの音楽コンテンツ内容は、コンテンツ配信サーバ10が、コンテンツ取得要求を受ける毎に、ランダムに変更するものである。これは、他の年代の検索結果の音楽コンテンツB1,B2,B3,B4・・・、C1,C2,C3,C4・・・、D1,D2,D3,D4・・・、についても同様である。
そして、音楽コンテンツ受信端末20で、利用者が何も操作せずに、例えば音楽コンテンツA1,A2,A3,・・・を聴取するときは、それぞれの音楽コンテンツA1,A2,A3,・・・は、最後まで再生された後、次の音楽コンテンツの再生に移行する。
しかし、ある音楽コンテンツ、例えば音楽コンテンツA1を聴取しているとき、利用者が、当該音楽コンテンツA1が気に入らないときには、途中で次候補ボタン25eを押下する。すると、その次候補ボタン25eの操作に基づく、次コンテンツ取得要求が、音楽コンテンツ受信端末20からコンテンツ配信サーバ10に送られる。この次コンテンツ取得要求を受けたコンテンツ配信サーバ10は、現在、ストリーミング配信している音楽コンテンツA1の配信を停止し、次候補の音楽コンテンツA2の配信を即座に開始する。
このように、利用者は、次候補ボタン25eを操作することにより、気に入らないコンテンツは、途中で配信(再生)を停止させて、次候補コンテンツの配信(再生)をさせることができ、自分が気に入ったコンテンツのみを選択して、視聴したりすることができるという効果がある。
また、利用者が、1978年代の音楽コンテンツA1をコンテンツ受信端末20で受けて、聴取しているときに、回転つまみ操作部23を操作して、他の年代、例えば1979年代を指定したときには、当該年代の時間情報を含むコンテンツ取得要求がコンテンツ配信サーバ10に新たに送られる結果、音楽コンテンツA1のデータの配信は、途中で停止され、コンテンツ配信サーバ10は、1979年代の検索結果としての音楽コンテンツB1のデータの配信を開始する。
このため、音楽コンテンツ受信端末20では、回転つまみ操作部23の操作に応じて、例えば音楽コンテンツA1から音楽コンテンツB1のストリーミング再生に変更することになる。したがって、利用者は、それぞれの年代のところで、所定の時間以上、回転つまみ操作部23による回転操作を停止しながら、年代を変更することにより、それぞれの年代における音楽コンテンツの先頭の部分を聴取しながら、年代変更操作をすることができる。
なお、上述の説明は、時間情報として年代を指定する場合を例に説明したが、回転つまみ操作部23の小つまみ部23bのみを操作することにより、年のみでなく、月、日、時を時間情報として指定する場合にも、同様に適用できる。つまり、細かく時間情報を指定し、それに合致するコンテンツを得ることができる。この場合にも、複数個のコンテンツが得られる場合には、上述と同様となる。
また、上述の説明は、音楽コンテンツの配信についてのみ説明したが、この第1の配信態様は、音楽コンテンツに限らず、AVコンテンツや電子書籍のコンテンツなど、その他のコンテンツの配信にも適用できることは言うまでもない。
<第2の配信態様>
この第2の配信態様は、上述した第1の配信態様とは異なり、コンテンツ取得要求に対するコンテンツ配信を、予備的配信と、本配信とに分ける態様である。そして、コンテンツ配信サーバは、予備的配信に際しては、第1の配信態様のように各コンテンツのデータの全てを最初から送信するのではなく、予め用意したコンテンツの一部のみを、各コンテンツの識別情報と共に利用者に提供する。
この第2の配信態様は、上述した第1の配信態様とは異なり、コンテンツ取得要求に対するコンテンツ配信を、予備的配信と、本配信とに分ける態様である。そして、コンテンツ配信サーバは、予備的配信に際しては、第1の配信態様のように各コンテンツのデータの全てを最初から送信するのではなく、予め用意したコンテンツの一部のみを、各コンテンツの識別情報と共に利用者に提供する。
つまり、例えば図9における音楽コンテンツA1,A2,A3,A4・・・は、それぞれ当該コンテンツの一部とされる。このコンテンツの一部としては、楽曲のイントロや楽曲のサビなど、楽曲の特徴的な部分が好ましい。したがって、音楽コンテンツA1,A2,A3,A4・・・のそれぞれの再生は、比較的短い時間で終了して、次の音楽コンテンツの一部の再生に移ってゆく。
そして、この第2の配信態様においては、コンテンツ受信端末では、この予備的配信がなされているときに、利用者からの本配信の要求を受け付け、コンテンツ配信サーバ10に当該本配信の要求を送るようにする。すなわち、利用者は、予備的配信において提供されているコンテンツの一部を視聴して、本配信してもらいたいコンテンツを決定し、当該決定したコンテンツの本配信の要求をすることができる。
このため、この第2の配信態様においては、コンテンツ受信端末には、予備的配信の際に操作すると、本配信してもらいたいコンテンツを決定し、当該決定したコンテンツの本配信の要求をすることを意味するものとなる本配信ボタン(ソフトウエアボタンを含む)などの操作入力手段が設けられる。
この第2の配信態様におけるコンテンツ受信端末は、予備的配信を受けているときに、前記本配信ボタンが操作されたと判別したときには、当該本配信ボタンが操作されたときに予備的配信されていたコンテンツの識別情報を含めた本配信の要求情報を生成し、当該本配信の要求情報をコンテンツ配信サーバに送出するようにする。
コンテンツ配信サーバ10は、予備的配信を実行しているときに、本配信の要求情報をコンテンツ受信端末から受信したときには、予備的配信を中止し、本配信の要求情報に含まれているコンテンツ識別情報により指定されるコンテンツのデータを、要求してきたコンテンツ配信端末に本配信するようにする。
なお、この第2の配信態様においても、第1の配信態様における次候補ボタンを設けてもよい。その場合には、次候補ボタンが操作されて、コンテンツ受信端末が次配信コンテンツ要求をコンテンツ配信サーバに送ると、コンテンツ配信サーバは、予備的配信のために用意している現コンテンツの一部の配信が終了していなくても、次に予備的配信しようとしていたコンテンツの一部を配信するようにする。
また、この第2の配信態様において、コンテンツ受信端末が表示画面を備えている場合には、予備的配信におけるコンテンツの一部の配信に併せて、コンテンツに関連する画像情報を送り、利用者が本配信の要求操作をする際の補助情報を提供するようにしてもよい。例えば、音楽コンテンツの場合には、レコードジャケットやCDジャケットの画像を、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツ受信端末に送り、コンテンツ受信端末は、その表示画面に、予備的配信の再生順序に応じて、徐々に、ジャケット画像をスクロールするようにする。例えば、図5に示した音楽コンテンツ受信端末20のLCD表示画面24の、例えば時間軸表示部241の部分に、時間軸表示部241に変えて、ジャケット画像のスクロール画像を表示するようにする。そして、本配信の要求をすると、当該ジャケット画像のスクロール画像が消えて、元の時間軸表示部241の表示に戻る。
なお、この第2の配信態様も、音楽コンテンツに限らず、AVコンテンツや電子書籍コンテンツの場合にも適用できることは言うまでもない。AVコンテンツの場合には、予備的配信では、特徴的な幾つかのシーンのみを抽出して再生することができる。また、電子書籍コンテンツの場合には、予備的配信では冒頭の1〜2頁分を再生するなどの方法を用いることができる。
また、補助情報として提供する画像情報としてのレコードジャケットやCDジャケットに対応するものとしては、AVコンテンツのテープカセットジャケット、DVDジャケット、特徴的なシーンのサムネイル、電子書籍に対応する紙書籍の表紙などを用いることができる。
なお、上述の第2の配信態様の予備的配信において、各コンテンツの一部を利用者に提示するときに、いわゆるノーマル速度の再生ではなく、1.2倍速、1.5倍速、2倍速のような倍速再生するようにしても良い。
<第3の配信態様>
この第3の配信態様も、予備的配信と本配信とからなる配信態様である。この第3の配信態様は、音楽コンテンツ以外のAVコンテンツなどの配信を、コンテンツ配信サーバ10から受けるときの態様として前記したものである。ここでは、さらに、その配信態様を詳細に説明する。
この第3の配信態様も、予備的配信と本配信とからなる配信態様である。この第3の配信態様は、音楽コンテンツ以外のAVコンテンツなどの配信を、コンテンツ配信サーバ10から受けるときの態様として前記したものである。ここでは、さらに、その配信態様を詳細に説明する。
この第3の配信態様の予備的配信においては、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツ受信端末30や40からのコンテンツ取得要求に応じてコンテンツデータベース11から検索を行ない、その検索の結果、コンテンツデータベース11から得られた1または複数個のコンテンツの一覧データを生成して、コンテンツ受信端末30や40に送る。
コンテンツ受信端末30や40は、このコンテンツ配信サーバ10から送られてくる予備的配信のデータを受信して、検索結果のコンテンツの一覧を、そのディスプレイ表示画面に表示し、利用者の本配信の要求入力を受け付ける状態になる。図10〜図12に、コンテンツ受信端末30における場合として、この予備的配信を受信したときのディスプレイ表示画面34における表示例を示す。
図10〜図12は、コンテンツ受信端末30が、例えば、時間情報として「1961年」を指定し、また、ジャンルとして「映画」を指定して、コンテンツ配信サーバ10にコンテンツ取得要求を送ったときの予備的配信におけるコンテンツ受信端末30の表示画面34の例である。
図10〜図12に示すように、表示画面34には、図7に示したコンテンツ取得要求のための時間軸表示部などを含む画面に代えて、予備的配信の受信画面を表示する。この予備的配信の受信画面においては、指定された時間情報を、時間情報表示部346に表示し、指定されたジャンルを、ジャンル表示部347に表示すると共に、コンテンツ一覧を、一覧表示部348に表示する。
図示のように、この例では、「映画」のコンテンツ一覧は、映画コンテンツのタイトル名、出演者名、などのテキスト文字により各映画コンテンツが特定された行表示項目を、縦方向に複数個、並べたものとなっている。表示画面34の大きさのために、表示しきれないコンテンツは、次ページとして表示される、あるいは、スクロールされたときに、表示画面に現われて表示される。
また、一覧表示部348のコンテンツ一覧においては、選択中の映画コンテンツが、例えば反転表示や囲み表示などからなるカーソルCSにより利用者に報知されている。そして、当該カーソルCSにより選択中である映画コンテンツの特徴的なシーンのサムネイル画像が、表示画面34の一部のサムネイル表示部349に表示される。
利用者は、この予備的配信の受信画面において、上下左右方向指定ボタン33の内の上下方向指定ボタン33a,33bを操作することにより、選択中の映画コンテンツを変更することができる。例えば、図10の予備的配信の受信画面において、下方向指定ボタン33bを操作して、現在選択中の映画コンテンツの一つ下の映画コンテンツを選択する状態にしたときには、図11のような予備的配信の受信画面になる。このとき、現在選択中の映画コンテンツの変更に応じてサムネイル表示部349に表示されるサムネイル画像が、現在選択中の映画コンテンツの特徴的なシーンのサムネイル画像に変更される。
また、図11の予備的配信の受信画面において、下方向指定ボタン33bを操作して、現在選択中の映画コンテンツの一つ下の映画コンテンツを選択する状態にしたときには、図12のような予備的配信の受信画面になる。このとき、現在選択中の映画コンテンツの変更に応じてサムネイル表示部349に表示されるサムネイル画像が、現在選択中の映画コンテンツの特徴的なシーンのサムネイル画像に変更される。
以上説明した図10〜図12のいずれかの予備的配信の受信画面において、利用者が、「視聴」アイコン351または「購入アイコン」352のいずれかを選択した後、エンターボタン32aまたは送信ボタン38を押下すると、コンテンツ受信端末では、その押下操作を、そのときに選択中のコンテンツの本配信の要求と判断し、当該選択中のコンテンツの識別情報(これは、予備的配信の一覧情報中において各コンテンツの行表示項目に対応して含まれている)を含めた本配信の要求を、コンテンツ配信サーバ10に送るようにする。
コンテンツ配信サーバ10は、この本配信の要求をコンテンツ受信端末から受け取ると、当該本配信の要求に含まれるAVコンテンツの識別情報で要求されるAVコンテンツのデータを、本配信の要求をしてきたコンテンツ受信端末に送るようにする。
この例においては、利用者が、「視聴」アイコン351を選択して、エンターボタン32aまたは送信ボタン38を押下すると、それは、選択中のAVコンテンツの視聴のみの要求を意味するので、この場合の本配信要求は「視聴のみ要求」である。
したがって、このときには、コンテンツ配信サーバ10は、要求されたAVコンテンツを、コンテンツ受信端末30,40に対してストリーミング配信する。
コンテンツ受信端末は、このコンテンツ配信サーバ10からの本配信としてのストリーミング配信のコンテンツのデータを受けると、映画、ニュース、電子書籍などのコンテンツを、表示画面に表示したり、スピーカで付随音声を再生したりするようにする。このときの表示画面は、ここでは省略する。
また、「購入」アイコン352を選択して、エンターボタン32aまたは送信ボタン38を押下すると、それは、選択中のAVコンテンツの購入の要求を意味するので、この場合の本配信要求は「購入要求」である。
したがって、このときには、コンテンツ配信サーバ10は、要求されたAVコンテンツのデータおよびその付随データを、コンテンツ受信端末30,40に対してダウンロードする。そして、この実施形態では、このダウンロードの際に、コンテンツ配信サーバ10は、ダウンロードする付随データ中に、当該コンテンツのダウンロード日あるいは購入日を含めるようにする。
AVコンテンツのデータおよびその付随データのダウンロードを受けたコンテンツ受信端末は、受け取ったAVコンテンツのデータおよびその付随データを、コンテンツ格納部に格納する。その後、必要に応じて、利用者が、コンテンツ格納部に格納したコンテンツについて、入力手段を用いて、プライベート時間情報およびその属性情報の追加入力を行うと、コンテンツ受信端末は、対応するコンテンツの付随データに、追加入力されたプライベート時間情報およびその属性情報を追加するようにする。
なお、第2の配信態様〜第3の配信態様においても、時間情報が年代のみが指定された場合として説明したが、第1の配信態様の説明においても説明したように、年のみでなく、月、日、時を時間情報として指定する場合にも、同様に適用できる。つまり、細かく時間情報を指定し、それに合致するコンテンツを得ることができる。この場合にも、複数個のコンテンツが得られる場合には、上述と同様となる。
[コンテンツ受信端末およびコンテンツ配信サーバの動作説明]
次に、以上説明したコンテンツ受信端末20,30,40およびコンテンツ配信サーバ10におけるコンテンツ取得要求およびコンテンツ配信における処理動作、また、コンテンツ受信端末20,30,40におけるコンテンツ格納部に格納されたコンテンツについての検索処理動作を、そのフローチャートを示しながら、さらに説明する。
次に、以上説明したコンテンツ受信端末20,30,40およびコンテンツ配信サーバ10におけるコンテンツ取得要求およびコンテンツ配信における処理動作、また、コンテンツ受信端末20,30,40におけるコンテンツ格納部に格納されたコンテンツについての検索処理動作を、そのフローチャートを示しながら、さらに説明する。
[コンテンツ受信端末のコンテンツ取得要求における動作説明]
<音楽コンテンツ受信端末20のコンテンツ取得要求処理動作の例の説明>
コンテンツ配信サーバ10が、上述した第1の配信態様を行なう場合に対応するコンテンツ受信端末の処理動作を、音楽コンテンツ受信端末20の場合に適用して説明する。図13〜図16は、この場合の音楽コンテンツ受信端末20の処理動作を説明するためのフローチャートである。
<音楽コンテンツ受信端末20のコンテンツ取得要求処理動作の例の説明>
コンテンツ配信サーバ10が、上述した第1の配信態様を行なう場合に対応するコンテンツ受信端末の処理動作を、音楽コンテンツ受信端末20の場合に適用して説明する。図13〜図16は、この場合の音楽コンテンツ受信端末20の処理動作を説明するためのフローチャートである。
なお、図13〜図16の各ステップの処理は、音楽コンテンツ受信端末20のCPU201が、ROM202のプログラムにしたがって、RAM203をワークエリアとして用いて行なうものである。
音楽コンテンツ受信端末20において、コンテンツ配信サーバ10からの配信モードが選択されると、音楽コンテンツ受信端末20のCPU201は、図13のスタートから処理ルーチンを開始し、先ず、ROM202に格納されているコンテンツ配信サーバ10の通信ネットワーク上のアドレスを読み出して、コンテンツ配信サーバ10に対してアクセスする(ステップS1)。
そして、CPU201は、コンテンツ配信サーバ10との間で機器認証を行なって、コンテンツ配信サーバ10から機器認証OKを受け取ったか否か判別し(ステップS2)、機器認証OKを受け取らず、機器認証がNGであるときには、利用者に機器認証NGのため再度アクセスすることを通知して(ステップS3)、ステップS1に戻り、コンテンツ配信サーバ10に再アクセスする。
ステップS2で、機器認証がOKであると判別すると、CPU201は、コンテンツ配信サーバ10との間の通信路を確立する(ステップS4)。この実施形態では、音楽コンテンツ受信端末20は、コンテンツ配信サーバ10にアクセスして通信路を確立した後は、配信モードを終了する操作をするまで、コンテンツ配信サーバ10と確立した通信路を通じて常時接続されている状態となる。
次に、CPU201は、音楽コンテンツ受信端末20でそのときに選択指定されている時間情報と、時間情報の属性情報およびジャンル情報を含む付随条件情報と、要求するコンテンツが音楽コンテンツであることを示す情報とを、コンテンツ取得要求に含めてコンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS5)。
これは、この実施形態では、音楽コンテンツ受信端末20をラジオ受信機のような態様で使用するようにするためであり、音楽コンテンツ受信端末20が、いわゆるラストメモリを備える構成であれば、このときにコンテンツ配信サーバ10に送られるコンテンツ取得要求は、前回使用時に、最後にコンテンツ配信サーバ10からコンテンツ配信を受けていたときの時間情報、付随条件情報に対応するものとなる。
そして、CPU201は、ステップS5でのコンテンツ取得要求に対してコンテンツ配信サーバ10から送られてくる音楽コンテンツを受信して、それをストリーミング再生する(ステップS6)。
次に、このストリーミング再生中に、CPU201は、利用者により回転つまみ操作部23が操作されて、時間情報の変更操作がなされたか否か判別する(ステップS7)。そして、ステップS7で時間情報の変更操作があったと判別したときには、CPU201は、時間軸表示部241における時間軸カーソル242の位置を、時間情報の変更操作に応じて変更する(ステップS8)。
次に、CPU201は、この実施形態では、利用者による時間情報の変更操作が所定時間休止したか否かによりコンテンツ取得要求するタイミングになったか否かを判別する(ステップS9)。ステップS9でコンテンツ取得要求をするタイミングではなく、変更操作中と判別したときには、CPU201は、ステップS7に戻って、このステップS7以降を繰り返す。
ステップS9でコンテンツ取得要求をするタイミングであると判別したときには、CPU201は、変更指定した時間情報と、指定中の時間情報の属性情報およびジャンル情報を含む付随条件情報と、要求するコンテンツが音楽コンテンツであることを示す情報とを、コンテンツ取得要求に含めてコンテンツ配信サーバ10に送る(図14のステップS11)。
そして、CPU201は、ステップS11でのコンテンツ取得要求に対してコンテンツ配信サーバ10から送られてくる音楽コンテンツを受信して、それをストリーミング再生する(ステップS12)。
次に、CPU201は、次候補ボタン25eが押下されたか否か判別し(ステップS13)、押下されたと判別したときには、次コンテンツ要求をコンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS14)。そして、ステップS12に戻り、このステップS12以降の処理を繰り返す。
ステップS13で、次候補ボタン25eが押下されないと判別したときには、CPU201は、ストリーミング再生中に、利用者によりジャンル変更操作ボタン25bが操作されて、コンテンツのジャンルの変更操作がなされたか否か判別する(ステップS15)。そして、ステップS15でジャンルの変更操作があったと判別したときには、CPU201は、表示画面24におけるジャンルの表示欄245に表示されるジャンルを、利用者のジャンル変更操作に応じて変更する(ステップS16)。
そして、CPU201は、ステップS15でのジャンル変更操作の検知に応じて新たなコンテンツ取得要求をコンテンツ配信サーバ10に送るようにするが、その前に、この例ではジャンル変更操作により指定されたジャンルは、「指定無し」であるか否か判別する(ステップS17)。
そして、ステップS17で、指定されたジャンルは「指定無し」であると判別したときには、CPU201は、指定中の時間情報の属性情報および、この例では、ジャンルはコンテンツ配信サーバ10に一任する旨の情報を含む付随条件情報と、指定中の時間情報と、要求するコンテンツが音楽コンテンツであることを示す情報とを、コンテンツ取得要求に含めてコンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS18)。
また、ステップS17で、指定されたジャンルは「指定無し」以外であると判別したときには、CPU201は、指定中の時間情報と、指定中の時間情報の属性情報および変更されたジャンルの情報を含む付随情報と、要求するコンテンツが音楽コンテンツであることを示す情報とを、コンテンツ取得要求に含めてコンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS19)。
そして、ステップS18またはステップS19の後は、CPU201は、ステップS16またはステップS17でのコンテンツ取得要求に対してコンテンツ配信サーバ10から送られてくる音楽コンテンツのデータを受信して、それをストリーミング再生する(図15のステップS21)。
また、ステップS15で、ジャンル変更操作ボタン25bが操作されていないと判別したときにも、CPU201は、ステップS21に飛んで、そのときにコンテンツ配信サーバ10から送られてきている音楽コンテンツのデータを受信して、それをストリーミング再生する。
また、図13のステップS7で時間情報の変更操作がなかったと判別したときには、CPU201は、図14のステップS15に進み、上述したステップS15以降の処理を行なう。
ステップS21の次には、CPU201は、利用者により時間属性変更操作ボタン25aが操作されて、時間情報の属性情報の変更操作がなされたか否か判別する(ステップS22)。そして、ステップS22で時間情報の属性情報の変更操作があったと判別したときには、CPU201は、表示画面24における時間情報の属性情報の表示欄244に表示される時間情報の属性情報を、利用者の変更操作に応じて変更する(ステップS23)。
そして、CPU201は、ステップS22での時間情報の属性情報の変更操作の検知に応じて新たなコンテンツ取得要求をコンテンツ配信サーバ10に送るようにするが、その前に、この例では時間情報の属性情報の変更操作により指定された時間情報の属性情報は、「指定無し」であるか否か判別する(ステップS24)。
そして、ステップS24で、指定された時間情報の属性情報は「指定無し」であると判別したときには、CPU201は、この例では時間情報の属性情報としてはコンテンツ配信サーバ10に一任する旨の情報とし、また、ジャンルはそのときに指定中のジャンル情報として含めた付随情報と、指定中の時間情報と、要求するコンテンツが音楽コンテンツであることを示す情報とを、コンテンツ取得要求に含めてコンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS25)。
また、ステップS24で、指定された時間情報の属性情報は「指定無し」以外であると判別したときには、CPU201は、指定中の時間情報と、変更指定された時間情報の属性情報および指定中のジャンルの情報を含む付随情報と、要求するコンテンツが音楽コンテンツであることを示す情報とを、コンテンツ取得要求に含めてコンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS26)。
そして、ステップS25またはステップS26の後は、CPU201は、ステップS25またはステップS26でのコンテンツ取得要求に対してコンテンツ配信サーバ10から送られてくる音楽コンテンツを受信して、それをストリーミング再生する(ステップS27)。また、ステップS22で、時間属性変更操作ボタン25aが操作されていないと判別したときにも、CPU201は、ステップS27に飛んで、そのときにコンテンツ配信サーバ10から送られてきている音楽コンテンツのデータを受信して、それをストリーミング再生する。
次に、CPU201は、電源がオフされたか否か判別し(ステップS28)、電源がオフにされたと判別したときには、CPU201は、コンテンツ配信サーバ10との通信路を切断し(ステップS29)、この処理ルーチンを終了する。
また、ステップS27で電源オフにされていないと判別したときには、CPU201は、購入ボタン25dが押下されて利用者により購入指示操作がなされたか否か判別する(図16のステップS31)。このステップS31で、購入指示操作がなされていないと判別したときには、図13のステップS7に戻り、このステップS7以降の処理を繰り返す。
また、ステップS31で、購入指示操作がなされたと判別したときには、CPU201は、そのときにコンテンツ配信サーバ10から送られてきている音楽コンテンツの識別情報を含む当該音楽コンテンツの購入要求を、コンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS32)。
この購入要求に対しては、コンテンツ配信サーバ10はストリーミング配信を一時停止して、購入要求された音楽コンテンツのデータと、その付随データとを送るようにする。そこで、CPU201は、ストリーミング再生を一時中止して、コンテンツ配信サーバ10から送られてくる、これらの音楽コンテンツのデータおよび付随データを受信して、それらを対応付けてコンテンツ格納部206に格納する(ステップS33)。
そして、CPU201は、購入要求した音楽コンテンツのダウンロードが完了(コンテンツデータの格納が完了)したか否かを判別し(ステップS34)、完了していなければステップS33に戻ってダウンロードを継続し、完了したと判別したときには、ダウンロード完了通知をコンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS35)。
コンテンツ配信サーバ10は、ダウンロードが完了すると、当該購入要求された音楽コンテンツの次候補の音楽コンテンツからのストリーミング配信を再開する。
そこで、CPU201は、コンテンツ配信サーバ10から送られてくる次候補の音楽コンテンツのストリーミング配信データを受信して、ストリーミング再生を再開する(ステップS36)。そして、図15のステップS28に戻り、このステップS28以降の処理を繰り返す。
<AVコンテンツ受信端末30のコンテンツ取得要求処理動作の例の説明>
コンテンツ配信サーバ10が、上述した第3の配信態様を行なう場合に対応するコンテンツ受信端末の処理動作を、AVコンテンツ受信端末30の場合に適用して説明する。図17〜図20は、この場合のAVコンテンツ受信端末30の処理動作を説明するためのフローチャートである。
コンテンツ配信サーバ10が、上述した第3の配信態様を行なう場合に対応するコンテンツ受信端末の処理動作を、AVコンテンツ受信端末30の場合に適用して説明する。図17〜図20は、この場合のAVコンテンツ受信端末30の処理動作を説明するためのフローチャートである。
なお、図17〜図20の各ステップの処理は、AVコンテンツ受信端末30のCPU301が、ROM302のプログラムにしたがって、RAM303をワークエリアとして用いて行なうものである。
AVコンテンツ受信端末30で電源がオンとされているときに、CPU301は、メニューボタン35が操作されたか否か判別し(ステップS41)、メニューボタン35が操作されていないと判別したときには、その他の処理を実行する(ステップS42)。
また、ステップS41で、メニューボタン35が操作されたと判別したときには、CPU301は、表示画面34に、当該AVコンテンツ受信端末30が備える機能の一覧メニューを表示する(ステップS43)。そして、CPU301は、当該機能一覧メニュー中から、時間情報によるAVコンテンツ配信(配信モード)が選択されたか否か判別する(ステップS44)。
ステップS44で、時間情報によるAVコンテンツ配信以外が選択されたと判別したときには、CPU301は、利用者に選択された当該機能を実行するための処理を行なう(ステップS45)。このステップS45に含まれるコンテンツ検索の処理ルーチンについては後述する。
また、ステップS44で、時間情報によるAVコンテンツ配信の機能が選択されたと判別したときには、CPU301は、ROM302に格納されているコンテンツ配信サーバ10の通信ネットワーク上のアドレスを読み出して、コンテンツ配信サーバ10に対してアクセスする(ステップS46)。
そして、CPU301は、コンテンツ配信サーバ10との間で機器認証を行なって、コンテンツ配信サーバ10から機器認証OKを受け取ったか否か判別し(ステップS47)、機器認証OKを受け取らず、機器認証がNGであるときには、利用者に機器認証NGのため再度アクセスすることを通知して(ステップS48)、ステップS46に戻り、コンテンツ配信サーバ10に再アクセスする。
ステップS47で、機器認証がOKであると判別すると、CPU301は、コンテンツ配信サーバ10との間の通信路を確立する(ステップS49)。この実施形態では、AVコンテンツ受信端末30は、コンテンツ配信サーバ10にアクセスして通信路を確立した後は、電源をオフにするまで、コンテンツ配信サーバ10と確立した通信路を通じて常時接続されている状態となる。
こうして、コンテンツ配信サーバ10との通信路を確立とすると、CPU301は、時間情報によるAVコンテンツの配信要求の操作入力用画面を表示する(ステップS50)。このAVコンテンツの配信要求の操作入力用画面の例は、前述した図7に示した通りのものである。
次に、CPU301は、このAVコンテンツの配信要求の操作入力用画面において、利用者により左右方向指定ボタン33c、33dが操作されて、時間情報の変更操作がなされたか否か判別する(ステップS51)。そして、ステップS51で時間情報の変更操作があったと判別したときには、CPU301は、時間軸表示部341における時間軸カーソル342の位置を、時間情報の変更操作に応じて変更する(ステップS52)。
ステップS51で、時間情報の変更操作が無かったとき、また、ステップS52の処理を終了した後には、CPU301は、利用者によりジャンル変更操作ボタン32cが操作されて、ジャンルの変更操作がなされたか否か判別する(図18のステップS61)。
ステップS61で、ジャンルの変更操作がなされたと判別したときには、CPU301は、表示画面34におけるジャンル表示欄345のジャンル表示を、変更操作に応じて変更する(ステップS62)。
ステップS61で、ジャンル変更操作がなされていないと判別したとき、また、ステップS62の処理を終了した後には、CPU301は、利用者により時間属性変更操作ボタン32bが操作されて、時間情報の属性情報の変更操作がなされたか否か判別する(ステップS63)。そして、ステップS63で時間情報の属性情報の変更操作があったと判別したときには、CPU301は、表示画面34における時間情報の属性情報の表示欄344に表示される時間情報の属性情報を、利用者の変更操作に応じて変更する(ステップS64)。
そして、ステップS63で時間情報の属性情報の変更操作がなかったと判別したとき、また、ステップS64の処理を終了した後には、CPU301は、利用者によりエンターボタン32aまたは送信ボタン36のいずれかが操作されて、コンテンツの予備的配信の要求がなされたか否か判別する(ステップS65)。
ステップS65で、エンターボタン32aまたは送信ボタン36のいずれかが操作されてはおらず、コンテンツの予備的配信の要求はされていないと判別したときには、CPU301は、メニューボタン35が操作されたか否か判別する(ステップS66)。
ステップS66でメニューボタン35が操作されていないと判別したときには、CPU301は、図17のステップS51に戻り、このステップS51以降の処理を繰り返す。また、ステップS66でメニューボタン35が操作されたと判別したときには、CPU301は、コンテンツ配信サーバ10との通信路を切断し(ステップS67)、その後、図17のステップS43に戻り、このステップS43以降の処理を繰り返す。
そして、ステップS65で、エンターボタン32aまたは送信ボタン36のいずれかが操作され、コンテンツの予備的配信の要求がなされたと判別したときには、CPU301は、新たなコンテンツ取得要求をコンテンツ配信サーバ10に送るようにするが、その前に、この例では指定されたジャンルおよび時間情報の属性情報は、「指定無し」であるか否か判別する。
すなわち、先ず、CPU301は、指定されたジャンルは「指定無し」であるか否か判別する(ステップS68)。そして、ステップS68で、指定されたジャンルは「指定無し」であると判別したときには、CPU301は、時間情報の属性情報は「指定無し」であるか否か判別する(ステップS69)。
ステップS69で、時間情報の属性情報は「指定無し」であると判別したときには、CPU301は、時間情報の属性情報およびジャンルはコンテンツ配信サーバ10に一任する旨の情報を含む付随情報と、指定中の時間情報と、要求するコンテンツがAVコンテンツであることを示す情報とを、コンテンツ取得要求に含めてコンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS70)。
また、ステップS69で、時間情報の属性情報は「指定無し」ではないと判別したときには、CPU301は、ジャンルはコンテンツ配信サーバ10に一任する旨の情報および指定中の時間情報の属性情報を含む付随情報と、指定された時間情報と、要求するコンテンツがAVコンテンツであることを示す情報とを、コンテンツ取得要求に含めてコンテンツ配信サーバ10に送る(図19のステップS81)。
そして、ステップS68で、指定されたジャンルは「指定無し」ではないと判別したときには、CPU301は、時間情報の属性情報は「指定無し」であるか否か判別する(ステップS71)。
ステップS71で、時間情報の属性情報は「指定無し」であると判別したときには、CPU301は、時間情報の属性情報はコンテンツ配信サーバ10に一任する旨の情報および指定中のジャンルを含む付随情報と、指定された時間情報と、要求するコンテンツがAVコンテンツであることを示す情報とを、コンテンツ取得要求に含めてコンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS72)。
ステップS71で、時間情報の属性情報は「指定無し」ではないと判別したときには、CPU301は、指定中の時間情報の属性情報および指定中のジャンルを含む付随情報と、指定された時間情報と、要求するコンテンツがAVコンテンツであることを示す情報とを、コンテンツ取得要求に含めてコンテンツ配信サーバ10に送る(図19のステップS82)。
そして、ステップS70、ステップS72、ステップS81またはステップS82の後は、CPU301は、ステップS70、ステップS72、ステップS81またはステップS82でのコンテンツ取得要求に対してコンテンツ配信サーバ10から送られてくるAVコンテンツの一覧および選択中コンテンツについてのサムネイル画像のデータを受信して、それを、例えば図10に示すにように、表示画面34に表示する(ステップS83)。
次に、CPU301は、このAVコンテンツの一覧表示において、AVコンテンツの選択変更操作がなされたか否か判別し(ステップS84)、変更操作がなされたと判別したときには、選択中AVコンテンツのカーソル位置を変更すると共に、変更したAVコンテンツのサムネイル画像を表示する(ステップS85)。
ステップS84で、AVコンテンツの一覧表示において変更操作がなされていないと判別したとき、また、ステップS85の処理を終了した後は、CPU301は、利用者によりエンターボタン32aまたは送信ボタン36のいずれかが操作されて、コンテンツの本配信の要求がなされたか否か判別する(ステップS86)。
このステップS86で、コンテンツの本配信の要求はなされていないと判別したときには、CPU301は、ステップS83に戻り、このステップS83以降の処理を繰り返す。また、ステップS86で、コンテンツの本配信の要求がなされたと判別したときには、CPU301は、視聴アイコン351と、購入アイコン352のいずれが選択された状態であるかを判別する(図20のステップS91)。
ステップS91で、購入アイコン352が選択された状態での本配信要求であると判別したときには、選択中のAVコンテンツの識別情報を含む当該AVコンテンツの購入要求を、コンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS92)。
この購入要求に対しては、コンテンツ配信サーバ10は、購入要求されたAVコンテンツのデータと、その付随データとを送るようにする。そこで、CPU301は、コンテンツ配信サーバ10から送られてくる、これらのAVコンテンツのデータおよび付随データを受信して、それらを対応付けてコンテンツ格納部306に格納する(ステップS93)。
そして、CPU301は、購入要求したAVコンテンツのダウンロードが完了(コンテンツデータの格納が完了)したか否かを判別し(ステップS94)、完了していなければステップS93に戻ってダウンロードを継続し、完了したと判別したときには、ダウンロード完了通知をコンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS95)。
コンテンツ配信サーバ10は、ダウンロードが完了すると、図17のステップS50に戻り、時間情報によるAVコンテンツの配信要求の操作入力用画面の表示状態に戻る。
また、ステップS91で、視聴アイコン351が選択された状態での本配信要求であると判別したときには、選択中のAVコンテンツの識別情報を含む当該AVコンテンツの視聴要求を、コンテンツ配信サーバ10に送る(ステップS96)。
この視聴要求に対しては、コンテンツ配信サーバ10は、当該視聴要求されたAVコンテンツのデータを送るようにする。そこで、CPU301は、コンテンツ配信サーバ10から送られてくるAVコンテンツのデータを受信して、デコードしてストリーミング再生し、表示画面34に表示すると共に、その音声をもスピーカから放音してストリーミング再生する(ステップS97)。
次に、CPU301は、利用者が視聴終了操作をしたか否か判別する(ステップS98)。この視聴終了操作は、コンテンツ受信端末の利用者が当該コンテンツを最後まで視聴した後、行なう場合だけでなく、コンテンツの視聴の途中で、行なうようにすることができる。視聴終了操作をしてはいないと判別したときには、ステップS97に戻って、本配信したAVコンテンツの再生を継続する。また、ステップS98で視聴終了操作をしたと判別したときには、CPU301は、コンテンツ配信サーバに視聴終了通知を送り(ステップS99)、その後、図17のステップS50に戻り、AVコンテンツの配信要求のための操作入力用画面を表示し、このステップS50以降の処理を繰り返す。以上で、この処理ルーチンの説明を終了する。
なお、図13〜図16および図17〜図20の例では、ジャンルの指定情報や時間情報の属性情報が指定無しに指定されたときには、ジャンル情報や時間情報の属性情報は、コンテンツ配信サーバ10に一任する旨の情報とするようにしたが、これらのジャンルおよび時間情報の属性情報は、「指定無し」を意味する情報をそのままコンテンツ配信サーバ10に送るようにしてもよい。
その場合には、コンテンツ配信サーバ10で、当該「指定無し」を上述したように一任されたと判断して、お勧めのジャンルや時間情報の属性情報のコンテンツをコンテンツ受信端末に提供したり、予め定めた特定のジャンルや時間情報の属性情報のコンテンツをコンテンツ受信端末に提供したりするようにしてもよい。
<コンテンツ配信サーバ10の処理動作の例の説明>
次に、コンテンツ配信サーバ10の処理動作の例について、図21〜図27に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここで説明する例では、コンテンツ配信サーバ10は、音楽コンテンツの配信については、前述した第1の配信態様を採用し、AVコンテンツの配信については、前述した第3の配信態様を採用している。なお、その他のコンテンツの配信については、当該コンテンツの性質に応じて採用可能な配信態様の一つとされるが、ここでは、その説明は省略する。また、ジャンル情報や時間情報の属性情報などの付随情報が「指定無し」とされている場合には、以下の例では、予め定めたお勧めのジャンル情報や時間情報の属性情報が用いられるようにされている。
次に、コンテンツ配信サーバ10の処理動作の例について、図21〜図27に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここで説明する例では、コンテンツ配信サーバ10は、音楽コンテンツの配信については、前述した第1の配信態様を採用し、AVコンテンツの配信については、前述した第3の配信態様を採用している。なお、その他のコンテンツの配信については、当該コンテンツの性質に応じて採用可能な配信態様の一つとされるが、ここでは、その説明は省略する。また、ジャンル情報や時間情報の属性情報などの付随情報が「指定無し」とされている場合には、以下の例では、予め定めたお勧めのジャンル情報や時間情報の属性情報が用いられるようにされている。
なお、図21〜図27の各ステップの処理は、CPU101が、ROM102のプログラムにしたがって、RAM103をワークエリアとして用いて行なうものである。
コンテンツ配信サーバ10のCPU101は、常に、コンテンツ受信端末からのアクセスを受信したかどうかを監視する(ステップS111)。そして、コンテンツ受信端末からのアクセスを受信したと判別したときには、CPU101は、当該アクセスしてきたコンテンツ受信端末との間で機器認証を行なって、機器認証がOKであるか否か判別し(ステップS112)、その結果、認証がNGであると判別したときには、当該認証NGをアクセスしてきたコンテンツ受信端末に通知し(ステップS113)、その後、ステップS111に戻る。
ステップS112で、機器認証がOKであると判別したときには、CPU101は、コンテンツ受信端末からのコンテンツ取得要求を監視し(ステップS114)、コンテンツ取得要求を受信すると、当該受信したコンテンツ取得要求を解析する(ステップS115)。
そして、CPU101は、コンテンツ取得要求されたコンテンツは音楽コンテンツであるか否か判別し(ステップS116)、音楽コンテンツであると判別したときには、CPU101は、第1の配信態様の処理を行なう。
すなわち、先ず、CPU101は、コンテンツ取得要求に含まれる付随情報を解析してジャンル情報は「指定無し」であるか否か判別する(図22のステップS121)。そして、ジャンル情報は「指定無し」ではないと判別したときには、時間情報の属性情報は「指定無し」であるか否か判別する(ステップS122)。
そして、ステップS122で、時間情報の属性情報は「指定無し」ではないと判別したときには、CPU101は、指定されたジャンル、指定された時間情報の属性情報、さらに指定された時間情報に基づいた検索条件を生成し、当該検索条件にしたがってコンテンツデータベース11を検索する(ステップS123)。
また、ステップS122で、時間情報の属性情報は「指定無し」であると判別したときには、CPU101は、指定されたジャンル、予め定められたお勧めの時間情報の属性情報、さらに指定された時間情報に基づいた検索条件を生成し、当該検索条件にしたがってコンテンツデータベース11を検索する(ステップS124)。
また、ステップS121で、ジャンル情報は「指定無し」であると判別したときには、時間情報の属性情報は「指定無し」であるか否か判別する(図23のステップS131)。
そして、ステップS131で、時間情報の属性情報は「指定無し」ではないと判別したときには、CPU101は、予め定められているお勧めのジャンル、指定された時間情報の属性情報、さらに指定された時間情報に基づいた検索条件を生成し、当該検索条件にしたがってコンテンツデータベース11を検索する(ステップS132)。
また、ステップS131で、時間情報の属性情報は「指定無し」であると判別したときには、CPU101は、予め定められたお勧めのジャンルおよび時間情報の属性情報、さらに指定された時間情報に基づいた検索条件を生成し、当該検索条件にしたがってコンテンツデータベース11を検索する(ステップS133)。
ステップS123、ステップS124、ステップS132またはステップS133の検索処理を終了すると、CPU101は、検索結果の音楽コンテンツのデータを、ランダムな順序で、順次にコンテンツ受信端末に送る(ステップS125)。
そして、CPU101は、コンテンツ受信端末からの通信路の切断要求を受け取ったか否か判別し(ステップS126)、通信路の切断要求を受け取ってはいないと判別したときには、コンテンツ購入要求を、当該コンテンツ受信端末から受け取ったか否か判別する(ステップS127)。
このステップS127で、コンテンツ購入要求を受け取ったと判別したときには、CPU101は、音楽コンテンツのストリーミング配信を一時停止し(図24のステップS141)、購入要求された音楽コンテンツのダウンロード日(または購入日)をプライベート時間情報として、当該音楽コンテンツの付随データ中に追加設定する(ステップS142)。
そして、CPU101は、購入要求された音楽コンテンツのデータと、その付随データとを、購入要求してきたコンテンツ受信端末にダウンロードする(ステップS143)。次に、CPU101は、コンテンツ受信端末からのダウンロード完了通知を受信したか否か判別し(ステップS144)、ダウンロード完了通知を受信していないと判別したときには、ステップS143に戻ってダウンロードを継続する。
ステップS144で、ダウンロード完了通知を受信したと判別したときには、CPU101は、購入要求された音楽コンテンツの次に配信予定の音楽コンテンツから、ランダムな順序でのストリーミング配信を再開する(ステップS145)。
そして、CPU101は、新たなコンテンツ取得要求を受信したか否か判別し(ステップS146)、新たなコンテンツ取得要求を受信してはいないと判別したときには、図22のステップS125に戻り、現在配信中のコンテンツのデータの配信を継続する。
また、ステップS146で、新たなコンテンツ取得要求を受信したと判別したときには、図21のステップS115に戻り、このステップS115以降の処理を繰り返す。
そして、ステップS126で、コンテンツ受信端末からの通信路の切断要求を受け取ったと判別したときには、CPU101は、接続中のコンテンツ受信端末との通信路の切断処理を行ない(ステップS128)、この処理ルーチンを終了する。
次に、図21のステップS116で、コンテンツ取得要求されたコンテンツは音楽コンテンツではないと判別したときには、CPU101は、取得要求されたコンテンツは、AVコンテンツであるか否か判別する(ステップS117)。そして、AVコンテンツではないと判別したときには、CPU101は、当該コンテンツに応じた配信態様の処理を行なう(ステップS118)。
また、ステップS117で、コンテンツ受信端末から取得要求されたコンテンツはAVコンテンツであると判別したときには、CPU101は、ステップS114で受信したコンテンツ取得要求を予備的配信の要求として判別し、前述した第3の配信態様の処理を実行する。
すなわち、先ず、CPU101は、コンテンツ取得要求に含まれる付随条件情報を解析してジャンル情報は「指定無し」であるか否か判別する(図25のステップS151)。そして、ジャンル情報は「指定無し」ではないと判別したときには、時間情報の属性情報は「指定無し」であるか否か判別する(ステップS152)。
そして、ステップS152で、時間情報の属性情報は「指定無し」ではないと判別したときには、CPU101は、指定されたジャンル、指定された時間情報の属性情報、さらに指定された時間情報に基づいた検索条件を生成し、当該検索条件にしたがってコンテンツデータベース11を検索する(ステップS153)。
また、ステップS152で、時間情報の属性情報は「指定無し」であると判別したときには、CPU101は、指定されたジャンル、予め定められたお勧めの時間情報の属性情報、さらに指定された時間情報に基づいた検索条件を生成し、当該検索条件にしたがってコンテンツデータベース11を検索する(ステップS154)。
また、ステップS151で、ジャンル情報は「指定無し」であると判別したときには、時間情報の属性情報は「指定無し」であるか否か判別する(図26のステップS161)。
そして、ステップS161で、時間情報の属性情報は「指定無し」ではないと判別したときには、CPU101は、予め定められているお勧めのジャンル、指定された時間情報の属性情報、さらに指定された時間情報に基づいた検索条件を生成し、当該検索条件にしたがってコンテンツデータベース11を検索する(ステップS162)。
また、ステップS161で、時間情報の属性情報は「指定無し」であると判別したときには、CPU101は、予め定められたお勧めのジャンルおよび時間情報の属性情報、さらに指定された時間情報に基づいた検索条件を生成し、当該検索条件にしたがってコンテンツデータベース11を検索する(ステップS163)。
ステップS153、ステップS154、ステップS162またはステップS163の検索処理を終了すると、CPU101は、検索結果の1または複数のAVコンテンツをランダムな順序で並べたコンテンツの一覧情報および選択中コンテンツに対応して表示するために用いられる各コンテンツのサムネイル画像のデータを、コンテンツ受信端末に送る(ステップS155)。
そして、CPU101は、コンテンツ受信端末からの、当該コンテンツ一覧から選択されたコンテンツの取得要求(本配信の取得要求)を待つ(ステップS156)。このステップS156で、本配信の取得要求を受け取ったと判別したときには、CPU101は、当該本配信の取得要求が購入要求であるか否か判別する(図27のステップS171)。
そして、ステップS171で購入要求であると判別したときには、CPU101は、購入要求されたAVコンテンツのダウンロード日(または購入日)をプライベート時間情報として、当該AVコンテンツの付随データ中に追加設定する(ステップS172)。
そして、CPU101は、当該購入要求されたAVコンテンツのデータおよびその付随データを、コンテンツデータベース11から読み出して、要求してきたコンテンツ受信端末に送信する(ステップS173)。
次に、CPU101は、コンテンツ受信端末からのダウンロード完了通知を受信したか否か判別し(ステップS174)、ダウンロード完了通知を受信していないと判別したときには、ステップS173に戻ってダウンロードを継続する。
ステップS174で、ダウンロード完了通知を受信したと判別したときには、CPU101は、図25のステップS155に戻って、検索結果の1または複数のAVコンテンツをランダムな順序で並べたコンテンツの一覧情報および選択中コンテンツに対応して表示するために用いられる各コンテンツのサムネイル画像のデータを、コンテンツ受信端末に送る。
また、ステップS171で、購入要求ではなく、視聴要求であると判別したときには、CPU101は、当該視聴要求されたAVコンテンツのデータを、コンテンツデータベース11から読み出して、要求してきたコンテンツ受信端末にストリーミング配信する(ステップS175)。
次に、CPU101は、コンテンツ受信端末からの視聴終了通知を受信したか否か判別し(ステップS174)、視聴終了通知を受信していないと判別したときには、ステップS175に戻ってストリーミング配信を継続する。
ステップS174で、視聴終了通知を受信したと判別したときには、CPU101は、図25のステップS155に戻って、検索結果の1または複数のAVコンテンツをランダムな順序で並べたコンテンツの一覧情報および選択中コンテンツに対応して表示するために用いられる各コンテンツのサムネイル画像のデータを、コンテンツ受信端末に送る。
また、ステップS156で、本配信の取得要求を受け取っていないと判別したときには、CPU101は、コンテンツ受信端末からの通信路の切断要求を受け取ったか否か判別し(ステップS157)、通信路の切断要求を受け取ってはいないと判別したときには、新たなコンテンツ取得要求を受信したか否か判別し(ステップS158)、新たなコンテンツ取得要求を受信してはいないと判別したときには、ステップS156に戻り、コンテンツ受信端末からの本配信の取得要求の受信を待つ。
また、新たなコンテンツ取得要求を受信したと判別したときには、図21のステップS115に戻り、このステップS115以降の処理を繰り返す。
そして、ステップS157で、コンテンツ受信端末からの通信路の切断要求を受け取ったと判別したときには、CPU101は、接続中のコンテンツ受信端末との通信路の切断処理を行ない(ステップS159)、この処理ルーチンを終了する。
[コンテンツ受信端末のコンテンツ検索処理動作説明]
次に、コンテンツ受信端末のコンテンツ格納部に格納された複数のコンテンツの中から所定のコンテンツを、コンテンツの付随データを用いて検索する検索処理動作について説明する。
次に、コンテンツ受信端末のコンテンツ格納部に格納された複数のコンテンツの中から所定のコンテンツを、コンテンツの付随データを用いて検索する検索処理動作について説明する。
<音楽コンテンツ受信端末20のコンテンツ検索処理動作の例の説明>
まず、音楽コンテンツ受信端末20がコンテンツ格納部206に格納されている大量の音楽コンテンツの中から所定のコンテンツを、時間情報およびその属性情報を検索子として検索する場合について説明する。図28〜図34は、この場合の音楽コンテンツの検索処理動作を説明するためのフローチャートである。
まず、音楽コンテンツ受信端末20がコンテンツ格納部206に格納されている大量の音楽コンテンツの中から所定のコンテンツを、時間情報およびその属性情報を検索子として検索する場合について説明する。図28〜図34は、この場合の音楽コンテンツの検索処理動作を説明するためのフローチャートである。
なお、図28〜図34の各ステップの処理は、音楽コンテンツ受信端末20のCPU201が、ROM202のプログラムにしたがって、RAM203をワークエリアとして用いて行なうものである。
音楽コンテンツ受信端末20において、格納コンテンツの検索モードが選択されると、CPU201は、図28のスタートから処理を開始し、検索条件切り替え操作部27の切り替えポジションから、検索に使用する時間情報として、「プライベート時間情報」、「パブリック時間情報」、あるいは「プライベート時間情報とパブリック時間情報との時間差」のいずれが選択されているかを判別する(ステップS181)。
このステップS181で、パブリック時間情報が選択されていると判別したときには、CPU201は、前回のパブリック時間情報を用いた検索処理において最後に指定されていた時間情報(パブリック時間情報)、時間属性およびジャンルを、その記憶部から読み出す(ステップS182)。
そして、CPU201は、コンテンツ検索処理部219において、指定されているパブリック時間情報、時間属性およびジャンルを検索条件として、コンテンツ格納部206内に格納されている音楽コンテンツについて、それぞれの付随データをサーチすることにより検索を行う(ステップS183)。
次に、CPU201は、検索の結果、複数個の音楽コンテンツが検索されたときには、当該検索された音楽コンテンツを、任意の順序で音響再生するようにする(ステップS184)。なお、次候補ボタン25eが操作されたときには、そのときに音響再生されている音楽コンテンツが最後まで再生されていなくても、即座に次候補の音楽コンテンツの音響再生に移行するように構成されている。
次に、CPU201は、操作ボタン25aが操作されて時間情報の属性が変更されたか否か判別し(図29のステップS191)、変更されたと判別したときには、その変更された時間情報の属性を受け付け、時間属性表示欄244の時間属性表示を変更する(ステップS192)。そして、CPU201は、ステップS183に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS183以降の処理を繰り返す。
また、ステップS191で、時間情報の属性が変更されてはいないと判別したときには、CPU201は、操作ボタン25bが操作されてジャンルが変更されたか否か判別し(ステップS193)、変更されたと判別したときには、その変更されたジャンルを受け付けて、ジャンル表示欄245のジャンル表示を変更する(ステップS194)。そして、CPU201は、ステップS183に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS183以降の処理を繰り返す。
また、ステップS193で、ジャンルが変更されてはいないと判別したときには、CPU201は、回転つまみ操作部23が操作されてパブリック時間情報が変更されたか否か判別し(ステップS195)、変更されたと判別したときには、その変更された時間情報を受け付けて、時間軸カーソル242の位置を、時間情報の変更操作に応じて変更する(ステップS196)。そして、CPU201は、利用者による時間情報の変更操作が所定時間休止したか否かによりコンテンツ取得要求するタイミングになったか否かを判別する(ステップS197)。
このステップS197で、コンテンツ取得要求をするタイミングではなく、変更操作中と判別したときには、CPU201は、ステップS195に戻って、このステップS195以降を繰り返す。
このステップS197で、コンテンツ取得要求をするタイミングであると判別したときには、CPU201は、ステップS183に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS183以降の処理を繰り返す。
また、ステップS195で、時間情報の変更操作はなされていないと判別したときには、CPU201は、検索モードから他のモードに変更されたか否か判別し(図30のステップS198)、モードが変更されたと判別したときには、その時点において指定されているパブリック時間情報、時間属性、ジャンルの情報を、記憶部に保持し(ステップS199)、その後、ステップS181に戻る。
また、ステップS198で、検索モードから他のモードへは変更されてはいないと判別したときには、CPU201は、電源オフとされたか否か判別し(ステップS200)、電源オフとされてはいないと判別したときには、ステップS184に戻り、検索結果の音楽コンテンツの音響再生を継続する。
また、ステップS200で、電源オフとされたと判別したときには、CPU201は、その時点において指定されているパブリック時間情報、時間属性、ジャンルの情報を、記憶部に保持し(ステップS201)、その後、今回聴取した音楽コンテンツの聴取履歴などの時間情報(プライベート時間情報)を当該コンテンツの付随データに追加するなどの終了処理をして(ステップS202)、この処理ルーチンを終了する。
次に、ステップS181で、プライベート時間情報が選択されていると判別したときには、CPU201は、前回のプライベート時間情報を用いた検索処理において最後に指定されていた時間情報(プライベート時間情報)、属人/属グループ、時間属性およびジャンルを、その記憶部から読み出す(ステップS185)。ここで、属人/属グループは、誰のあるいはどのグループのプライベート時間情報であるかを示す情報である。
そして、CPU201は、指定されているプライベート時間情報、属人/属グループ、時間属性およびジャンルを検索条件として、コンテンツ格納部206内に格納されている音楽コンテンツについて、コンテンツ検索処理部219を用いて検索を行う(ステップS186)。
次に、CPU201は、検索の結果、複数個の音楽コンテンツが検索されたときには、当該検索された音楽コンテンツを、任意の順序で音響再生するようにする(ステップS187)。
次に、CPU201は、属人/属グループの指定の変更操作がなされたか否か判別し(図31のステップS211)、変更されたと判別したときには、その変更された属人/属グループの指定を受け付ける(ステップS212)。そして、CPU201は、ステップS186に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS186以降の処理を繰り返す。
また、CPU201は、操作ボタン25aが操作されて時間情報の属性が変更されたか否か判別し(ステップS213)、変更されたと判別したときには、その変更された時間情報の属性を受け付け、時間属性表示欄244の時間属性表示を変更する(ステップS214)。そして、CPU201は、ステップS186に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS186以降の処理を繰り返す。
また、ステップS213で、時間情報の属性が変更されてはいないと判別したときには、CPU201は、操作ボタン25bが操作されてジャンルが変更されたか否か判別し(ステップS215)、変更されたと判別したときには、その変更されたジャンルを受け付けて、ジャンル表示欄245のジャンル表示を変更する(ステップS216)。そして、CPU201は、ステップS186に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS186以降の処理を繰り返す。
また、ステップS215で、ジャンルが変更されてはいないと判別したときには、CPU201は、回転つまみ操作部23が操作されてプライベート時間情報が変更されたか否か判別し(ステップS217)、変更されたと判別したときには、その変更された時間情報を受け付けて、時間軸カーソル242の位置を、時間情報の変更操作に応じて変更する(ステップS218)。そして、CPU201は、利用者による時間情報の変更操作が所定時間休止したか否かによりコンテンツ取得要求するタイミングになったか否かを判別する(ステップS219)。
このステップS219で、コンテンツ取得要求をするタイミングではなく、変更操作中と判別したときには、CPU201は、ステップS217に戻って、このステップS217以降を繰り返す。
ステップS219で、コンテンツ取得要求をするタイミングであると判別したときには、CPU201は、ステップS186に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS186以降の処理を繰り返す。
また、ステップS217で、時間情報の変更操作はなされていないと判別したときには、CPU201は、検索モードから他のモードに変更されたか否か判別し(図32のステップS220)、モードが変更されたと判別したときには、その時点において指定されているプライベート時間情報、属人/属グループ、時間属性、ジャンルの情報を、記憶部に保持し(ステップS221)、その後、ステップS181に戻る。
また、ステップS220で、検索モードから他のモードへは変更されてはいないと判別したときには、CPU201は、電源オフとされたか否か判別し(ステップS222)、電源オフとされてはいないと判別したときには、ステップS186に戻り、検索結果の音楽コンテンツの音響再生を継続する。
また、ステップS222で、電源オフとされたと判別したときには、CPU201は、その時点において指定されているパブリック時間情報、時間属性、ジャンルの情報を、記憶部に保持し(ステップS223)、その後、今回聴取した音楽コンテンツの聴取履歴などの時間情報(プライベート時間情報)を当該コンテンツの付随データに追加するなどの終了処理をして(ステップS224)、この処理ルーチンを終了する。
次に、ステップS181で、「時間差」が選択されていると判別したときには、CPU201は、前回の「時間差」を用いた検索処理において最後に指定されていた時間差の情報を、その記憶部から読み出す(図33のステップS231)。
次に、CPU201は、指定されている時間差の情報、条件の情報を検索条件として、コンテンツ格納部206内に格納されている音楽コンテンツについて、コンテンツ検索処理部219を用いて検索を行う(ステップS232)。
次に、CPU201は、検索の結果、複数個の音楽コンテンツが検索されたときには、当該検索された音楽コンテンツを、任意の順序で音響再生するようにする(ステップS233)。
次に、CPU201は、時間差を求めるための一方の基礎となるパブリック時間属性(パブリック時間情報の時間属性)の変更操作がなされたか否か判別し(ステップS234)、変更されたと判別したときには、その変更されたパブリック時間属性を受け付ける(ステップS235)。そして、CPU201は、ステップS232に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS232以降の処理を繰り返す。
次に、CPU201は、ステップS234で、パブリック時間属性の変更操作がなされていないと判別したときには、時間差を求めるための他方の基礎となるプライベート時間属性(プライベート時間情報の時間属性)の変更操作がなされたか否か判別し(ステップS236)、変更されたと判別したときには、その変更されたプライベート時間属性を受け付ける(ステップS237)。そして、CPU201は、ステップS232に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS232以降の処理を繰り返す。
また、ステップS236で、プライベート時間属性の変更操作がなされていないと判別したときには、CPU201は、時間差条件の変更操作がなされたか否か判別し(ステップS238)、変更されたと判別したときには、その変更された時間差条件を受け付ける(ステップS239)。そして、CPU201は、ステップS232に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS232以降の処理を繰り返す。
ここで、時間差条件の指定は、この例では、指定されたプライベート時間属性に合致するプライベート時間情報と、指定されたパブリック時間属性に合致するパブリック時間情報との差の時間値の指定と、当該差の時間値より大きい時間差を検索条件とするか、あるいは、当該差の時間値より小さい時間差を検索条件とするかの選択指定とからなる。
例えば、パブリック時間属性としてリリース日(発売日)が指定され、プライベート時間属性として購入日(ダウンロード日)が指定されたとき、その時間差が1週間と指定され、かつ、当該時間差よりも小さい時間差を検索条件として検索した場合には、リリース日後、比較的早期に購入されたコンテンツを検索することを意味する。
また、パブリック時間属性とプライベート時間属性が上記と同じ指定とされ、時間差が5年と指定され、かつ、当該時間差よりも大きい時間差を検索条件として検索する場合は、いわゆる懐メロなどのようなコンテンツを検索することを意味する。
ステップS238で、時間差条件の変更操作がなされていないと判別したときには、CPU201は、検索モードから他のモードに変更されたか否か判別し(図34のステップS241)、モードが変更されたと判別したときには、その時点において指定されているプライベート時間属性、パブリック時間属性、時間差条件の情報を、記憶部に保持し(ステップS242)、その後、ステップS181に戻る。
また、ステップS241で、検索モードから他のモードへは変更されてはいないと判別したときには、CPU201は、電源オフとされたか否か判別し(ステップS243)、電源オフとされてはいないと判別したときには、ステップS233に戻り、検索結果の音楽コンテンツの音響再生を継続する。
また、ステップS243で、電源オフとされたと判別したときには、CPU201は、その時点において指定されているプライベート時間属性、パブリック時間属性、時間差条件の情報を、記憶部に保持し(ステップS244)、その後、今回聴取した音楽コンテンツの聴取履歴などの時間情報(プライベート時間情報)を当該コンテンツの付随データに追加するなどの終了処理をして(ステップS245)、この処理ルーチンを終了する。
次に、ステップS232で行われる時間差条件に基づく検索処理の例を図35のフローチャートを参照して説明する。
すなわち、まず、CPU201は、時間差条件情報を解析し、指定されたパブリック時間情報Aの時間属性およびプライベート時間情報Bの時間属性を認識する(ステップS301)。次に、CPU201は、時間差B−Aの大きさCと、検索条件はCより大か、小かを認識する(ステップS302)。
そして、音楽コンテンツの付随データを読み出し、そのパブリック時間属性およびプライベート時間属性の中から、指定されたパブリック時間属性およびプライベート時間属性に合致する時間情報をサーチする。そして、そのサーチの結果、検出されたパブリック時間情報Aとプライベート時間情報Bとの時間差を求め、指定された時間差についての検索条件に合致するか否かを判別する(ステップS303)。
このステップS303で、指定された時間差についての検索条件に合致すると判別したときには、CPU201は、その音楽コンテンツを再生するコンテンツリストにリストアップする(ステップS304)。
また、ステップS303で、指定された時間差についての検索条件に合致しないと判別したときには、CPU201は、その音楽コンテンツは、再生するコンテンツリストには載せないと決定する(ステップS305)。
そして、ステップS304およびステップS305の後には、CPU201は、コンテンツ格納部206内のすべての音楽コンテンツについて、上記の検索処理が終了したか否か判別し(ステップS306)、すべてのコンテンツについて検索が終了していないときには、ステップS303に戻って、次のコンテンツについて、このステップS303以降の処理を繰り返す。また、ステップS306で、すべてのコンテンツについて検索が終了したと判別したときには、この検索処理ルーチンを終了する。
<AVコンテンツ受信端末30のコンテンツ検索処理動作の例の説明>
次に、AVコンテンツ受信端末30がコンテンツ格納部306に格納されている大量のAVコンテンツの中から所定のコンテンツを、時間情報およびその属性情報を検索子として検索する場合について説明する。図35〜図41は、この場合のAVコンテンツの検索処理動作を説明するためのフローチャートである。
次に、AVコンテンツ受信端末30がコンテンツ格納部306に格納されている大量のAVコンテンツの中から所定のコンテンツを、時間情報およびその属性情報を検索子として検索する場合について説明する。図35〜図41は、この場合のAVコンテンツの検索処理動作を説明するためのフローチャートである。
なお、図36〜図41の各ステップの処理は、AVコンテンツ受信端末30のCPU301が、ROM302のプログラムにしたがって、RAM303をワークエリアとして用いて行なうものである。
AVコンテンツ受信端末30において、格納コンテンツの検索モードが選択されると、CPU301は、図36のスタートから処理を開始し、例えばメニュー画面を通じた指定により、検索に使用する時間情報として、「プライベート時間情報」、「パブリック時間情報」、「プライベート時間情報とパブリック時間情報との時間差」あるいは「パブリック時間情報とプライベート時間情報の両方」のいずれが選択されているかを判別する(ステップS251)。
このステップS251で、パブリック時間情報が選択されていると判別したときには、CPU301は、検索子としてパブリック時間情報、時間属性およびジャンルを用いた検索処理ルーチンを実行する(ステップS252)。
また、ステップS251で、プライベート時間情報が選択されていると判別したときには、CPU301は、検索子としてプライベート時間情報、時間属性およびジャンルを用いた検索処理ルーチンを実行する(ステップS253)。
このステップS252およびステップS253のパブリック時間情報およびプライベート時間情報、その時間属性およびジャンルを用いた検索処理ルーチンは、前述した音楽コンテンツ受信端末20におけるパブリック時間情報およびプライベート時間情報、時間属性およびジャンルを用いた検索処理ルーチンとほぼ同様である。そこで、ここでは、その詳細な処理動作のフローチャートは省略する。
ただし、音楽コンテンツ受信端末20では、検索結果の音楽コンテンツを順次に音響再生するようにしたが、AVコンテンツ受信端末30では、検索条件に合致するAVコンテンツのリストを、一旦、表示画面34に表示し、そのリストから利用者が選択したAVコンテンツのみを再生するようにするものである。
このAVコンテンツ受信端末では、時間情報および/またはジャンルを指定して、パブリック時間情報およびプライベート時間情報の両方に基づく検索をもできるようにしている。
すなわち、ステップS251で、パブリック時間情報およびプライベート時間情報の両方に基づく検索が選択されていると判別したときには、CPU301は、前回の同検索終了時に指定されていたジャンルおよび時間情報を、その記憶部から読み出し(ステップS254)、指定されている時間情報およびジャンルを検索条件として、コンテンツ格納部306内に格納されているAVコンテンツについて、その付随データをサーチすることにより検索を行う(ステップS255)。
そして、CPU301は、指定された時間情報に条件が合致するパブリック時間情報を有し、かつ、指定されたジャンルの条件に合致するAVコンテンツを検出して、そのリストを生成すると共に、指定された時間情報に条件が合致するプライベート時間情報を有し、かつ、指定されたジャンルの条件に合致するAVコンテンツを検出して、そのリストを生成する。そして、CPU301は、それぞれのリストを、図39に示すように、表示画面34において、時間情報がパブリック時間情報と合致するAVコンテンツは左表示欄37に、時間情報がプライベート時間情報と合致するAVコンテンツは右表示欄38に、それぞれ提示する(図37のステップS261)。
この図39に示すように、このリスト表示においては、各AVコンテンツのタイトルと、時間属性が表示される。したがって、このリスト表示から、利用者は、時間情報に合致するパブリック時間情報の時間属性およびプライベート時間情報の時間属性を知ることができる。利用者は、この時間属性を、再生を欲するAVコンテンツを選択する際の重要な手がかりとして利用することができる。
また、検索条件の時間情報がパブリック時間情報に合致するコンテンツのリストと、検索条件の時間情報がプライベート時間情報に合致するコンテンツのリストとが、別々の表示欄37,38に表示されるので、利用者は、単に、時間情報とジャンルを指定するだけで、種々の時間属性が対応するAVコンテンツのリストを取得することができて、再生を欲するAVコンテンツの選択に非常に便利である。
次に、CPU301は、操作ボタン32cが操作されてジャンルが変更されたか否か判別し(ステップS262)、変更されたと判別したときには、その変更されたジャンルを受け付けて、ジャンル表示欄345のジャンル表示を変更する(ステップS263)。そして、CPU301は、ステップS255に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS255以降の処理を繰り返す。
また、ステップS262で、ジャンルが変更されてはいないと判別したときには、CPU301は、時間情報が変更されたか否か判別し(ステップS264)、変更されたと判別したときには、その変更された時間情報を受け付けて、時間情報表示欄343の時間情報表示を変更する(ステップS265)。そして、CPU301は、ステップS255に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS255以降の処理を繰り返す。
ステップS264で、時間情報の変更操作はなされていないと判別したときには、CPU301は、特定コンテンツ(選択中コンテンツ)の選択変更操作がなされたか否か判別する(ステップS266)。この変更操作は、方向操作ボタン33を用いて行うことできる。そして、この例では、表示欄37と表示欄38とのいずれか一方においてコンテンツ選択が行われるように構成され、また、表示欄37におけるコンテンツ選択であるのかと、表示欄38におけるコンテンツ選択であるのかの切り替えも、左右方向指示操作ボタン33c,33dにより行うことができるように構成されている。
図39の例では、左表示欄37が、現在、コンテンツ選択が可能である表示欄であって、そのNo.001のAVコンテンツが選択中コンテンツであることを、網掛けを付して示している。そして、その選択中コンテンツのサムネイル画像349が表示される。
ステップS266で、特定コンテンツの選択変更操作がなされたと判別したときには、CPU301は、その選択変更操作に応じて、選択中コンテンツを変更表示するようにする(ステップS267)。
ステップS266で、特定コンテンツの選択変更操作がなされていないと判別したとき、また、ステップS267の次には、CPU301は、エンターボタン32aが操作されて、特定コンテンツの決定操作がなされたか否か判別する(ステップS268)。
そして、このステップS268で、特定コンテンツの決定操作がなされたと判別したときには、CPU301は、表示画面34に表示されているコンテンツリスト中において、選択中であるAVコンテンツの再生処理を実行する(ステップS269)。
また、ステップS268で、特定コンテンツの決定操作がなされていないと判別したときには、CPU301は、検索モードから他のモードに変更されたか否か判別し(図38のステップS271)、モードが変更されたと判別したときには、その時点において指定されている時間情報およびジャンルの情報を、記憶部に保持し(ステップS272)、その後、ステップS251に戻る。
また、ステップS271で、検索モードから他のモードへは変更されてはいないと判別したときには、CPU301は、電源オフとされたか否か判別し(ステップS273)、電源オフとされてはいないと判別したときには、ステップS261に戻り、検索結果のコンテンツリスト表示を継続する。
また、ステップS273で、電源オフとされたと判別したときには、CPU301は、その時点において指定されている時間情報およびジャンルの情報を、記憶部に保持し(ステップS274)、その後、今回視聴したAVコンテンツの視聴履歴などの時間情報(プライベート時間情報)を当該コンテンツの付随データに追加するなどの終了処理をして(ステップS275)、この処理ルーチンを終了する。
次に、ステップS251で、「時間差」が選択されていると判別したときには、CPU301は、前回の「時間差」を用いた検索処理において最後に指定されていた時間差の情報を、その記憶部から読み出す(ステップS256)。
次に、CPU301は、指定されている時間差の情報、条件の情報を検索条件として、コンテンツ格納部306内に格納されているAVコンテンツについて、付随データをサーチすることにより検索を行う(ステップS257)。
次に、CPU301は、その検索の結果としてのコンテンツリストを生成し、当該生成したコンテンツリストを表示画面34に、例えば、図7に示したように表示する。
次に、CPU301は、時間差を求めるための一方の基礎となるパブリック時間属性やプライベート時間属性の変更操作がなされたか否か判別し(図40のステップS281)、変更されたと判別したときには、その変更されたパブリック時間属性やプライベート時間属性を受け付ける(ステップS282)。そして、CPU301は、ステップS257に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS257以降の処理を繰り返す。
また、ステップS281で、パブリック時間属性やプライベート時間属性の変更操作がなされていないと判別したときには、CPU301は、時間差の条件情報の変更操作がなされたか否か判別し(ステップS283)、変更されたと判別したときには、その変更された時間差の条件情報を受け付ける(ステップS284)。そして、CPU301は、ステップS257に戻り、変更された検索条件により再検索を行い、このステップS257以降の処理を繰り返す。
ここで、時間差の条件情報は、前述したように、指定されたプライベート時間属性に合致するプライベート時間情報と、指定されたパブリック時間属性に合致するパブリック時間情報との差の時間値の指定情報と、当該差の時間値より大きい時間差を検索条件とするか、あるいは、当該差の時間値より小さい時間差を検索条件とするかの選択指定情報とからなる。
ステップS283で、時間差条件の変更操作がなされていないと判別したときには、CPU301は、特定コンテンツ(選択中コンテンツ)の選択変更操作がなされたか否か判別する(ステップS285)。
ステップS285で、特定コンテンツの選択変更操作がなされたと判別したときには、CPU301は、その選択変更操作に応じて、選択中コンテンツを変更表示するようにする(ステップS286)。
ステップS285で、特定コンテンツの選択変更操作がなされていないと判別したとき、また、ステップS286の次には、CPU301は、エンターボタン32aが操作されて、特定コンテンツの決定操作がなされたか否か判別する(ステップS287)。
そして、このステップS287で、特定コンテンツの決定操作がなされたと判別したときには、CPU301は、表示画面34に表示されているコンテンツリスト中において、選択中であるAVコンテンツの再生処理を実行する(ステップS288)。
また、ステップS287で、特定コンテンツの決定操作がなされていないと判別したときには、CPU301は、検索モードから他のモードに変更されたか否か判別し(図41のステップS291)、モードが変更されたと判別したときには、その時点において指定されている時間差の条件情報および検索条件の情報を、記憶部に保持し(ステップS292)、その後、ステップS251に戻る。
また、ステップS291で、検索モードから他のモードへは変更されてはいないと判別したときには、CPU301は、電源オフとされたか否か判別し(ステップS293)、電源オフとされてはいないと判別したときには、ステップS258に戻り、検索結果のコンテンツリスト表示を継続する。
また、ステップS293で、電源オフとされたと判別したときには、CPU301は、その時点において指定されている時間差の条件情報および検索条件の情報を、記憶部に保持し(ステップS294)、その後、今回視聴したAVコンテンツの視聴履歴などの時間情報(プライベート時間情報)を当該コンテンツの付随データに追加するなどの終了処理をして(ステップS295)、この処理ルーチンを終了する。
[上述の実施形態の変形例]
なお、上述の実施形態では、コンテンツ属性情報の例としては、ジャンルのみを取り上げて説明したが、その他のコンテンツ属性を指定してコンテンツ取得要求するようにすることができることは勿論である。この場合に、コンテンツ属性の指定方法は、階層構造の指定とすることもできる。例えば、ジャンル、アーティスト(演奏者、出演者など)、作者などのコンテンツ属性の種類を先ず選択し、当該選択されたコンテンツ属性の種類に属するそれぞれの属性を選択するようにする方法である。例えば、アーティストをコンテンツ属性の種類として選択すると、アーティストの一覧が表示され、その一覧から特定のアーティストを選択するようにするものである。
なお、上述の実施形態では、コンテンツ属性情報の例としては、ジャンルのみを取り上げて説明したが、その他のコンテンツ属性を指定してコンテンツ取得要求するようにすることができることは勿論である。この場合に、コンテンツ属性の指定方法は、階層構造の指定とすることもできる。例えば、ジャンル、アーティスト(演奏者、出演者など)、作者などのコンテンツ属性の種類を先ず選択し、当該選択されたコンテンツ属性の種類に属するそれぞれの属性を選択するようにする方法である。例えば、アーティストをコンテンツ属性の種類として選択すると、アーティストの一覧が表示され、その一覧から特定のアーティストを選択するようにするものである。
したがって、この実施形態では、例えば特定のアーティストについて、特定の年代あるいは年月日に発売された、あるいは購入したコンテンツや、特定の年代あるいは年月日にヒットしたコンテンツなどをコンテンツ取得要求したり、検索したりすることが容易にできる。
また、以上説明した実施形態では、コンテンツ受信端末は、特定の一つの種類のコンテンツを、時間情報および必要に応じて付随情報を指定して検索するようにしたが、コンテンツデータベースに複数種類のコンテンツのデータが格納されている場合には、特定の一つの種類ではなく、複数種類のコンテンツを、時間情報および必要に応じて付随情報を指定して取得要求するようにしても良い。
なお、上述の実施形態では、AVコンテンツなどの一覧情報は、テキスト文字による項目行を、1つのコンテンツに対応させたものとしたが、テキスト文字ではなく、例えばディスクのジャケットの画像や、サムネイルを、その説明文字と共に、並べるようにしても良い。
また、例えば年代などのように指定された時間に幅がある場合に、検索結果のコンテンツを、時間軸方向をディスプレイ画面の奥行き方向として、その時間軸方向に並べる(例えばディスクジャケットを並べる)ような表示を行なうこともできる。
[その他の実施形態および変形例]
<ホームネットワーク>
上述の実施形態は、インターネットを利用したネットワークを用いたコンテンツ提供システムの構成であったが、これをそのままホームネットワークに適用することが可能である。例えば、電灯線を用いたホームネットワークや無線ホームネットワークに適用可能である。
<ホームネットワーク>
上述の実施形態は、インターネットを利用したネットワークを用いたコンテンツ提供システムの構成であったが、これをそのままホームネットワークに適用することが可能である。例えば、電灯線を用いたホームネットワークや無線ホームネットワークに適用可能である。
このホームネットワークの場合には、例えばパーソナルコンピュータに大容量の記録媒体を、内蔵したり、外付けしたりしてものをホームサーバとして設けて、それにコンテンツのデータおよび属性情報を格納したコンテンツデータベースを設ける。
利用者は、ホームネットワークを通じて、放送番組記録装置で記録したコンテンツを、当該コンテンツデータベースに記録したり、リムーバルな記録メディアであって、コピー可能な記録メディアから、コンテンツのデータを取り込んで、コンテンツデータベースに記録したりするようにする。
また、パーソナルコンピュータによりインターネットを通じて外部にアクセスして、種々の利用可能なコンテンツを収集し、コンテンツデータベースに格納しておくようにすることもできる。
この場合に、放送番組記録装置などに、記録年月日を記録コンテンツに付加してコンテンツデータベースに送るようにする機能を設けるとよい。また、放送年月日は、電子番組表のデータから抽出して、コンテンツデータベースに併せて送るようにする機能を、記録装置が備えていても良い。
そして、このホームネットワークシステムにおいては、コンテンツ受信端末に対応する携帯端末などは、上述と同様の処理動作をして作成したコンテンツ取得要求を、ホームサーバに送り、コンテンツを配信してもらうようにする。
なお、このホームネットワークシステムの場合においても、上述の実施形態の変形例が適用可能であること言うまでもない。
[さらにその他の変形例]
上述の実施形態の説明では、指定した時間情報に合致するコンテンツを検索するようにしたが、例えば指定した時間情報が、年月日時分秒まで指定された場合には、その指定された時間情報に合致する情報のみではなく、指定された時間情報の近傍の時間情報に合致するコンテンツをも、併せて検索するようにしても良い。また、このような詳細な時間の指定でない場合でも、指定された時間情報に合致するコンテンツのみではなく、指定された時間情報の近傍の時間情報に合致するコンテンツをも、検索結果として得るようにしても、勿論よい。
上述の実施形態の説明では、指定した時間情報に合致するコンテンツを検索するようにしたが、例えば指定した時間情報が、年月日時分秒まで指定された場合には、その指定された時間情報に合致する情報のみではなく、指定された時間情報の近傍の時間情報に合致するコンテンツをも、併せて検索するようにしても良い。また、このような詳細な時間の指定でない場合でも、指定された時間情報に合致するコンテンツのみではなく、指定された時間情報の近傍の時間情報に合致するコンテンツをも、検索結果として得るようにしても、勿論よい。
このようにすれば、利用者は、うろ覚えの時間を用いて、コンテンツ取得要求することが可能となる。つまり、おおよその時間を指定すると、その指定時間近傍のコンテンツも併せて検索されて、利用者に提供されるので、利用者が希望するコンテンツを取得することができる機会が多くなる。
なお、上述の実施形態では、音楽コンテンツやAVコンテンツは、コンテンツ配信サーバからの配信時にストリーミング再生するようにしたが、それぞれのコンテンツデータをダウンロードして、再生するようにしてもよい。その場合には、コンテンツ提供システムにおいては、コンテンツ受信端末とコンテンツ配信サーバとは常時接続とする必要はなく、ダウンロードが終了するごとに、両者の間の通信路を切断することができる。
なお、コンテンツ配信サーバ10のコンテンツデータベース11に格納されている段階においても、コンテンツに関連する特定人、例えばアーティストや出演者などについてのプライベート時間情報を、コンテンツ配信サーバ10のコンテンツデータベース11に格納されているコンテンツに付随する付随データに含めておくようにしても良い。
また、コンテンツ配信サーバ10において、コンテンツの利用者ID(利用者識別子)に対応させて、当該利用者が配信を受けたコンテンツの付随データを、コンテンツIDに対応して格納しておくようにすることもできる。その場合には、コンテンツ受信端末は、コンテンツ格納部を備えなくとも、プライベート時間情報およびパブリック時間情報、さらには、両者の時間差などを用いて検索要求をコンテンツ配信サーバに送り、その検索結果を受け取るようにすることもできる。
10…コンテンツ配信サーバ、20…音楽コンテンツ受信端末、30…AVコンテンツ受信端末、40…汎用コンテンツ受信端末、51…無線ネットワーク、52…インターネット
Claims (7)
- 音楽コンテンツまたはビデオコンテンツからなるコンテンツのそれぞれに対して設定された、前記コンテンツを利用する不特定の人に共通する前記コンテンツに関するパブリック時間情報および当該時間情報の属性情報と、前記コンテンツを利用する特定の人にしか属さない前記コンテンツに関するプライベート時間情報および当該時間情報の属性情報とを保持し、
ユーザから特定の時間情報を検索子として受け付け、
前記検索子に基づいて前記コンテンツを検索し、検索条件に合ったコンテンツを出力する
コンテンツ検索方法。 - 前記特定の時間情報は、前記パブリック時間情報または前記プライベート時間情報に関する時間情報である、請求項1に記載のコンテンツ検索方法。
- 前記特定の時間情報は、前記パブリック時間情報と前記プライベート時間情報との差の時間情報である、請求項1に記載のコンテンツ検索方法。
- 音楽コンテンツまたはビデオコンテンツからなるコンテンツのそれぞれに対して設定された、前記コンテンツを利用する不特定の人に共通する前記コンテンツに関するパブリック時間情報および当該時間情報の属性情報と、前記コンテンツを利用する特定の人にしか属さない前記コンテンツに関するプライベート時間情報および当該時間情報の属性情報とを保持し、
ユーザから特定の時間情報を検索子として受け付け、
前記検索子に基づいて前記コンテンツを検索し、検索条件に合ったコンテンツを出力する
情報処理装置。 - コンピュータが、音楽コンテンツまたはビデオコンテンツからなるコンテンツのデータのそれぞれと、前記コンテンツに対応付けられた前記コンテンツに関連する時間情報および当該時間情報の属性情報を含む付随データとを受信するコンテンツ受信方法であって、
前記コンテンツに関連すると共に前記コンテンツを利用する不特定多数の人に共通するパブリック時間情報およびその属性情報との組を、前記付随データに含めて受信すると共に、
前記コンテンツを利用者が利用した場合、前記コンテンツに関連すると共に前記コンテンツを取得して利用する特定少数の人にしか属さないプライベート時間情報を、前記付随データに記録する
コンテンツ受信方法。 - 前記コンテンツの利用は、前記コンテンツの購入または再生である、請求項5に記載のコンテンツ受信方法。
- コンピュータが、音楽コンテンツまたはビデオコンテンツからなるコンテンツのデータのそれぞれと、前記コンテンツに対応付けられた前記コンテンツに関連する時間情報および当該時間情報の属性情報を含む付随データとを受信するコンテンツ受信装置であって、
前記コンテンツに関連すると共に前記コンテンツを利用する不特定多数の人に共通するパブリック時間情報およびその属性情報との組を、前記付随データに含めて受信すると共に、
前記コンテンツを利用者が利用した場合、前記コンテンツに関連すると共に前記コンテンツを取得して利用する特定少数の人にしか属さないプライベート時間情報を、前記付随データに記録する
コンテンツ受信装置。
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