JP2008252529A - 端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のコンテンツ提供元から提供されるコンテンツのうちのユーザが希望するコンテンツの情報を的確に取得することができ、かかる情報を用いていつでもこの希望するコンテンツを取得することを可能とする。
【解決手段】端末装置1において、放送番組などのコンテンツが表示画面3に表示されているときに、しおりボタン2が操作されると、このコンテツの種別とこのしおりボタン2が操作されたことによる情報とからこのコンテンツに対する座標情報が作成される。一方、情報提供機構部6では、各コンテンツに関する情報が保存されており、端末装置1から上記のように作成された座標情報が送られると、該当するコンテンツに関する情報からこのコンテンツのインデックスとなるキーワードが作成され、端末装置1に返信される。端末装置1では、このキーワードが該当する座標情報と関連付けられてしおり情報が作成され、保存される。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話などの携帯端末装置やパソコンなどの端末装置に係り、特に、ユーザが希望するコンテンツを取得できるようにした端末装置に関する。
TV放送を始めとして、種々のコンテンツ提供者からのコンテンツを取得し、視聴できるようになってきている。このため、携帯電話などの携帯端末装置やパソコンなどの端末装置においても、これらのコンテンツを取得して所望に視聴できる機能を備えるようになってきている。
その一例として、掲示板で発言されている番組を視聴できるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の技術は、掲示板において、発言とともに、この発言で参照される番組やシーンを特定するチャンネル番号や放送時刻などの参照情報が掲載され、利用者の端末装置からの要求により、かかる参照情報をこの端末に送信されるものである。端末装置では、この参照情報を受信すると、この参照情報を用いて録画済みのこの番組のコンテンツを再生し、視聴できる。
また、他の例として、音楽放送を聴取中にこの音楽放送に関する情報を取得することができるようにした技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に記載の発明は、ラジオ放送局から放送される楽曲に関する情報(放送局や放送エリア,放送時間など)のプレイリストがデータベースに記憶されており、ラジオ局からはこのプレイリストに基づいて楽曲の放送が行なわれる。ユーザが、この放送される楽曲を聴取中、それが気に入ってブックマーカをボタン操作すると、そのときの時刻情報がこのブックマーカに記憶される。このブックマーカをゲートウェイデバイスに接続すると、ブックマーカに記憶されている時刻情報がゲートウェイデバイスから上記のデータベースに送られる。この時刻情報などをもとにこのデータベースでプレイリストの検索が行なわれ、ユーザは聴取した楽曲に関する上記の情報を取得できて表示画面に表示されるようにし、また、かかる情報をもとに、この楽曲を取得できるようにしたものである。
特開2004ー30327 特開2005ー327304
ところで、ユーザの希望によって所望のコンテンツを取得し、視聴する場合、そのコンテンツを取得するための情報(以下、検索情報という)を作成することが必要である。従来では、かかる検索情報をユーザが操作部を操作することによって手入力しており、このため、ユーザは視聴を希望するコンテンツに関する情報を知っていることが必要である。
これに対し、上記特許文献1,2では、ユーザが作成しないで検索情報(参考情報やプレイリストの情報)を取得できるものであり、この点では、ユーザに負担がかかるものではない。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、予め掲示板に記載されている参照情報を検索情報とするものであって、実際に視聴したコンテンツに関するものではなく、また、取得できるコンテンツも、他人の評価の対象となったものであって、必ずしも、ユーザ自身が好みのものとして決定したものではない。
これに対し、上記特許文献2に記載の技術では、ユーザが実際に視聴して気に入ったコンテンツに関する情報を取得するものであるから、上記特許文献1に記載の技術に関する上記の問題は解消するものである。
しかし、引用文献2に記載の技術では、プレイリストに従って放送されるコンテンサツである楽曲の放送中にブックマーカがボタン操作されたときの時間情報をもとに、この時間情報で表わされる時刻に放送される楽曲(コンテンツ)の情報がプレイリストから検索され、これをユーザに提供するものであるから、この放送局から放送されるコンテンツに関する情報しか扱うことができない。つまり、プレイリストがデータベースに保管されているコンテンツに関する情報しか取得することができず、特定の放送局からのコンテンツに関する情報しかユーザは取得することができないのである。例えば、複数の放送局から放送が同時に行なわれている場合、その1つの放送局を視聴しているユーザがブックマーカをボタン操作しても、これによる時間情報を受け付けるデータベースがないと、コンテンツの情報を取得することができないし、また、複数の放送局に対するデータベースがあったとしても、ブックマーカのボタン操作による時間情報はそれらのデータベースに夫々受け付けられた場合、夫々からそのとき放送されたコンテンツの情報が提供されてしまい、ユーザが希望するコンテンツの情報のみを取得するということができない。
コンテンツを作成してユーザに提供するコンテンツ提供元としては、多数のTV放送局やラジオ放送局があるし、また、放送以外にも、DVDやCDなどの記録メディアで提供したり、雑誌で提供したりしており、これらのうちからユーザが希望するコンテンツの情報を的確に取得でき、これをもとに、任意に希望するコンテンツを取得することができるようにすることが望まれるものである。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数のコンテンツ提供元から提供されるコンテンツのうちのユーザが希望するコンテンツの情報を的確に取得することができ、かかる情報を用いていつでもこの希望するコンテンツを取得することを可能とした端末装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、外部からコンテンツを取得するためのコンテンツ取得手段と、取得したコンテンツを表示する表示手段と、外部機構部との通信を行なう通信手段と、情報を記憶するための記憶手段とを備えた端末装置であって、しおりボタンと、該表示手段でコンテンツを表示しているときに、該しおりボタンが操作されることにより、該コンテンツを特定するインデックスとしてのしおり情報を作成し、該記憶手段に保存する処理手段とを設けたことを特徴とする。
また、本発明は、前記コンテンツ取得手段が、種別が異なる複数種のコンテンツを取得するための手段であることを特徴とする。
また、本発明は、前記コンテンツ取得手段で取得される前記コンテンツの種別の1つが、放送中の番組もしくは再生される録画番組であることを特徴とする。
また、本発明は、前記コンテンツ取得手段で取得される前記コンテンツの種別の1つが、記録メディアから再生されるコンテンツであることを特徴とする。
また、本発明は、前記コンテンツ取得手段の1つがスキャナであって、前記コンテンツ取得手段で取得される前記コンテンツの種別の1つは、該スキャナで雑誌から読み取られた情報であることを特徴とする。
また、本発明は、前記しおり情報が、前記表示手段で表示されているときに前記しおりボタンが操作されるコンテンツの種別情報と前記しおりボタンが操作された時点に関する座標位置の情報とからなる座標情報と、該コンテンツのインデックスとしてのキーワードからなることを特徴とする。
また、本発明は、現在時刻を表わす時間情報を出力する時計手段を設け、
前記処理手段が、前記しおりボタンの操作とともに、該時計手段から時間情報を取得し、前記座標位置の情報を作成することを特徴とする。
また、本発明は、コンテンツ毎にキーワードが保存され、前記通信手段によって通信が可能な外部機構部を用い、前記処理手段が、該外部機構部に座標情報を送信することにより、該座標情報に該当する前期コンテンツの前記キーワードを取得し、該キーワードを該座標情報と関連付けて前記しおり情報を作成し、前記記憶手段に記憶・保存することを特徴とする
本発明によると、ことなる種別のコンテンツに対し、しおりボタンを操作するだけで取得したコンテンツのしおり情報を取得して保存することができて、かかるしおり情報を用いることにより、コンテンツ自体を保存する記憶手段を必要とせずに、いつでも所望とするコンテンツを取得できる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明による端末装置の一実施形態を用いたシステムを示す構成図であって、1は端末装置、2はしおりボタン、3は表示画面、4はカメラ、5はコンテンツ情報作成機構部、6は情報提供機構部、7はサーバ、8はDB(データベース)、9は音声/文字認識部、10はキーワード生成部、11,12はネットワークである。
同図において、携帯電話や携帯情報機器などの端末装置1は、ネットワーク11を介してコンテンツ情報作成機構部5や情報提供機構部6などと接続されている。コンテンツ情報作成機構部5は、放送コンテンツを作成するTV(テレビ)放送局やラジオ局,雑誌を出版する雑誌出版社,DVD(デジタル多用途ディスク)やCD(コンパクトディスク)などの記録メディアの出版社,インターネットを介してコンテンツを配信(ネット配信)するコンテンツ作成元などであって、TV(テレビ)放送局やラジオ局,コンテンツ作成元はネットワーク11を介して視聴者の端末装置1にコンテンツを提供し、雑誌出版社は雑誌を出版して販売し、記録メディアの出版社は、映像や音声(音楽など)を記録したDVDやCDを作成して販売する。
端末装置1は、コンテンツ情報作成機構部5からのコンテンツを受信する手段や記録再生装置からの録画番組の再生手段、ネットワーク11を介して情報提供機構部6との間で通信を行なう手段を備え、また、被写体を撮影するカメラ4や雑誌の記載情報を読み取るスキャナ(図示せず),記録メディアの再生手段(図示せず)などを備えており、受信したコンテンツやカメラ4の撮影映像,記録メディアの再生コンテンツ,スキャナの読み取り情報などを表示画面3に表示させることができる。
また、この端末装置1には、しおりボタン2が設けられており、放送番組の受信中や録画番組の再生中、カメラ4の撮影中、このしおりボタン2が操作されると、かかるコンテンツの種別やかかるコンテンツでのこのしおりボタン2が操作された時点の位置を示す情報(これを、以下、座標位置の情報)とからなる情報(以下、これらをまとめて座標情報という)がネットワーク11を介して情報提供機構部6に送られる。情報提供機構部6では、かかる座標情報を基に、DB8や音声/文字認識部9,キーワード生成部10を用いて、さらには、ネットワーク12を介し、コンテンツ情報作成機構部5から必要な情報を取得して、このコンテンツ自体に関する情報を表わすキーワードが作成され、このキーワードがネットワーク11を介して端末装置1に送信される。端末装置1では、受信したこのキーワードを上記のコンテンツに関する座標情報と関連付け、このコンテンツを特定するインデックスとしてのしおり情報として保存する。このしおり情報がコンテンツに対して作成され、保存されることにより、コンテンツでのしおりボタン2が操作された座標位置にしおりが付された(挟み込まれた)ような状態となる。
さらに、スキャナで雑誌の情報を読み取る場合も、この雑誌の情報(以下、座標情報という)が読み取られ、しおりボタン2が操作されることにより、この雑誌の座標情報が記憶保存されるとともに、情報提供機構部6に送信されて、同様にして、キーワードが作成され、端末装置1に返信される。これにより、端末装置1では、このキーワードが上記の雑誌の座標情報と関連付けられ、この雑誌のしおり情報として記憶保存される。
さらに、DVDやCDなどの記録メディアについては、このコンテンツに関する情報(以下、座標情報という)を入力し、しおりボタン2を操作すると、これにより、この座標情報は、記憶保存されるとともに、情報提供機構部6に送信されて、同様にして、キーワードが作成され、端末装置1に返信される。これにより、端末装置1では、このキーワードが上記の記録メディアのコンテンツの座標情報と関連付けられ、この雑誌のしおり情報として記憶保存される。
さらにまた、カメラ4で撮影中にしおりボタン2が操作されると、その撮影映像(撮影コンテンツ)とともに、その撮影コンテンツに関する情報(以下、座標情報という)が記憶保存され、また、この座標情報が情報提供機構部6に送信されて、同様にして、キーワードが作成され、端末装置1に返信される。これにより、端末装置1では、このキーワードが上記の撮影コンテンツの座標情報と関連付けられ、このこの撮影コンテンツのしおり情報として記憶保存される。
このようにして、夫々のコンテンツに対し、しおりボタン2を操作することにより、しおり情報が作成されて保存されることになり、端末装置1では、このしおり情報を用いることにより、該当するコンテンツを取得することができる。
即ち、端末装置1の操作部(図示せず)を操作して表示画面3にしおり情報の一覧を表示させ、そのうちの希望のものを選択操作すると、この選択されたしおり情報がネットワーク12を介して情報提供機構部6に送信される。この情報提供機構部6では、このしおり情報の座標情報を基に、コンテンツの種別などを識別し、このしおり情報のキーワードを用いてコンテンツ情報作成部5にこのしおり情報に該当するコンテンツをネットワーク12を介して要求する。これにより、コンテンツ情報作成機構部5は情報提供機構部6に要求されたコンテンツをネットワーク12を介して送信し、情報提供機構部6は受信したコンテンツをネットワーク11を介して提供する。
このようにして、端末装置1では、所望とするコンテンツに対してしおり情報を作成して保存しておき、このしおり情報を用いてコンテンツを要求することにより、このコンテンツを取得することができる。従って、端末装置1では、放送番組や記録メディア,雑誌のコンテンツそれ自体を記憶部に記憶する必要がなく、大容量のかかる記憶部を設けることなく、所望のコンテンツをいつでも取得できて、視聴することができる。
図2はこの端末装置1の内部構成の一具体例を概略的に示すブロック構成図であって、11はCPU(Central Processing Unit:中央処理ユニット)、12は表示部、13は入力部、14はスキャナ、15はGPS(Grobal Positioning system:全地球測位システム)装置、16はチューナ、17は通信部、18は時計部、19は記憶部であり、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
同図において、チューナ16はネットワーク11(図1)を介してコンテンツ情報作成機構部部5から放送番組を受信するものであって、チューナ16で受信された所望のチャンネルの放送番組(特に断らない限り、ラジオ放送番組も含む)は、所定の処理がなされた後、表示部12に供給されて表示画面3(図1)に表示される。この表示部12は、音声の再生部も含む。
通信部17は、ネットワーク11を介して情報提供機構部6(図1)と通信を行なったり、インターネット通信を行なうものである。上記のように、コンテンツの座標情報は、この通信部17からネットワーク11を介して情報提供機構部6に送信され、情報提供機構部6からの上記のキーワードも、この通信部17によって受信される。また、情報提供機構部6から提供されたコンテンツも、この通信部17で受信され、表示部12で表示される。
入力部13は、端末装置1の操作部のしおりボタン2(図1)やその他の操作ボタン,文字入力ボタンなどからの操作信号が入力され、CPU11に送られる。従って、DVDやCDなどの記録メディアから映像や曲などを再生する場合には、これらの情報(コンテンツ)が入力部13から入力されるが、これとともに、かかる記録メディアに関する情報(座標情報)も、かかる記録メディアから読み取られてこの入力部13から入力される。また、入力部13では、録画再生装置から再生される録画番組も入力することができ、この入力部13から入力された録画番組は、表示部12で表示される。
このように、入力部13は、1つのみを図示しているが、操作部からの操作信号の入力部や記録再生装置で再生される録画番組(コンテンツ)が入力される入力部、記録メディアから再生されるコンテンツが入力される入力部などからなっている。
スキャナ14は雑誌に記載の情報(座標情報)を読み取るものであって、読み取られた座標情報は、この雑誌のしおり情報を作成するために、記憶部19に記憶される。
GPS装置15や時計部18は放送番組などのしおり情報を作成するための座標情報の作成に用いられるものであって、GPS装置15は端末装置1の現在位置を表わす位置情報を出力し、また、時計部18は現在時刻を表わす時間情報を出力する。
CPU11は、入力部13からの操作部の装置による操作信号や通信部17から受信された指令信号などに応じて、以上の各部の制御を行なう。
なお、記憶部19は、後述するしおり情報を記憶する記憶部や、カメラ4の撮影映像(コンテンツ)を記憶する記憶部、その他の情報を記憶する記憶部などから構成されている。
チューナ16で受信された放送番組(コンテンツ)が表示部12の表示画面3で表示されているとき、ユーザがしおりボタン2を操作すると、CPU11はこのしおりボタン2からの操作信号を取得し、チューナ16での受信チャンネル名をEPGなどからコンテンツの種別情報として取得するとともに、時計部18から現在の日時情報をしおりの座標位置の情報として取得し、これらを処理して、図3に示すように、このコンテンツの座標情報を作成する。この座標情報は、記憶部19に記憶されるとともに、情報提供機構部6に送信される。このコンテンツの座標情報における座標位置の情報では、かかる日時情報が放送番組の放送中でのしおりボタン2が操作された時刻を表わすが、この放送番組の放送開始時刻は決まっているので、この方向番組での時間的な位置を表わしていることになる。この位置がこの放送番組でのしおりがなされた位置ということになる。
また、記録再生装置から再生された録画番組(コンテンツ)が入力部13から入力され、表示部12に表示されているときには、このコンテンツの放送チャンネル名や番組名などのコンテンツの種別情報がCPU11に取り込まれており、ユーザがしおりボタン2を操作することにより、CPU11がこのしおりボタン2からの操作信号を取得すると、時計部18から時間情報を取得してこの録画番組の開始からの時間を求めて(この時間位置がユーザがしおりをしておきたい個所である)、このコンテンツのしおりを付す位置を示す座標位置の情報を作成し、図3に示すように、このコンテンツの種別情報と座標位置の情報とを、上記のコンテンツの座標情報として、記憶部19に記憶し、また、情報提供機構部6に送信する。
図4は録画番組での座標情報を模式的に示す図であって、この録画番組の時計部18による時間軸での再生開始時間を放送開始時刻(従って、録画開始時刻)とすると、しおりボタン2が操作されたときの時計部18による時刻から、放送開始してからしおりボタン2が操作されるまでの時間を求めることができ、この時間がこの録画番組(コンテンツ)の座標位置となる。
図4は録画番組のシーン1の最後の当りでしおりボタン2が操作された場合を示しており、この時刻を座標情報として使用される。
図2において、DVDやCDなどの記録メディアの再生情報が入力部13から入力されるときには、その入力に際し、その記録メディアに関する情報(板情報)が、コンテンツの種別情報として、入力部13から入力され(この板情報は、記録メディアの表面に記載されている情報であるが、記録メディア内にも記録されており、コンテンツ(映像や曲などの音声)が再生されるときには、かかる板情報が再生され、入力部13から入力される)、CPU11に取り込まれて保持される。コンテンツが再生されて入力部13から入力され、表示部12で表示されると、CPU11は、記録メディアがDVDの場合、再生開始からの映像のフレーム数をカウントしており、また、CDの場合には、曲順や各曲毎の再生時間を時計部18からの日時情報を利用して検出しており、かかる再生状態でしおりボタン2が操作されてその操作信号が入力部13から入力されると、図3に示すように、DVDの場合には、再生開始からのそのときまでのフレーム数をしおりを付す位置を示す座標位置の情報とし、また、CDの場合には、そのとき再生されている曲の曲順とその曲の再生時間とがしおりを付す位置を示す座標位置の情報として、かかるコンテンツの種別情報と座標位置の情報とを座標情報として記憶部19に記憶するとともに、情報提供機構部6に送信する。
また、スキャナ14により、雑誌の雑誌名やその発行号などがコンテンツの種別情報として読み取られ、また、ユーザが志望する内容が希望されたページとそのページでの記載位置(行など)の情報が読み取られると、CPU11は、図3に示すように、これをこの雑誌のしおりを付す位置を示す座標位置の情報とし、コンテンツの種別情報と座標位置の情報とを座標情報として記憶部19に記憶し、また、情報提供機構部6に送信する。
また、ネット配信の映像コンテンツを通信部17から受信し、表示部12で表示する場合も、CPU11はこのコンテンツの提供元を表わすURL(Uniform Resource Locator)をコンテンツの種別情報として取得するとともに、最初からのフレーム数や再生時間を求めており、しおりボタン2が操作されてその操作信号が入力部13から入力されると、図3に示すように、最初からのフレーム数,再生時間がこのコンテンツのしおりを付す位置を示す座標位置の情報とし、かかるコンテンツの種別情報と座標位置の情報とを座標情報として記憶部19に記憶し、また、情報提供機構部6に送信する。
また、ネット配信のWEBコンテンツを通信部17から受信し、表示部12で表示する場合も、CPU11はコンテンツの提供元を表わすURL(Uniform Resource Location)をコンテンツの識別情報として取得するとともに、ページ左上からのピクセル単位で計った座標を求めており、しおりボタン2が操作されてその操作信号が入力部13から入力されると、ピクセル単位で計った座標を位置情報とし、かかるコンテンツの種別情報と座標位置の情報とを座標情報として、記憶部19に記憶し、また、情報提供機構6に送信する。
また、カメラ4で撮影が行なわれるときには、その撮影映像が表示部12で表示されるとともに、記憶部19に記憶され、この撮影中にしおりボタン2が操作されると、同様にして、CPU11により、コンテンツの種別情報としてのこのカメラに関する情報を取得するとともに、時計部18からの撮影日時やGPS装置15による撮影場所の情報などからしおりを付す位置を示す座標位置の情報が作成され、このコンテンツの種別情報と座標位置の情報とを座標情報として記憶部19に記憶するとともに、情報提供機構部6に送信する。
また、上記の座標情報とともに、図5に示すように、しおりボタン2が操作されて前後の映像や音声(即ち、プレビュー画像あるいはプレビュー音声)が付帯情報として憶部19に記憶され、その記憶部19の保存場所を示す保存位置情報が該当する座標情報と関連付けて記憶部19に記憶される。なお、かかるプレビュー画像の代わりに、しおりボタン2が操作された時点での画像をサムネイルとして保存するようにしてもよい。さらに、しおりボタン2が操作された時刻の情報を、選択時刻情報として、座標情報と関連付けて記憶部19に記憶してもよい。
一方、図1における情報提供機構部6では、端末装置1から座標情報を取得すると、この座標情報のコンテンツの種別情報からコンテンツのソース(図3に示すように、TV番組や録画番組,DVD,CDなど)を判別し、その判別結果に基づいて、DB8の情報を用いることにより、キーワード生成部10で該当するキーワードを作成する。
なお、文字認識部9は、スキャナ14(図2)で読み取った文字によるコンテンツの種別情報(雑誌名や発行号など)を文字認識するものであって、これによって雑誌が特定される。このようにして、雑誌が特定されると、この雑誌に関する情報がDB8から求められ、これを基に、キーワード作成部10でこの雑誌に対するキーワードが作成される。
図6は図1におけるDB8の一具体例の一部を示す構成部であって、8aは地図DB、8bは地図対応キーワードDB、8cはEPG(番組情報)のDB、8dは出演者などの番組構成のDB、8eは番組スポンサのDBである。
同図において、ここでは、TV番組に関するキーワードのDBを示すものであって、他の種別のコンテンツに対しても、同様に、キーワードのDBが設けられている。
情報提供部6のサーバ7は、端末装置1から取得した座標情報のコンテンツの種別情報からコンテンツの種別を判定すると、次に、この座標情報の座標位置の情報を用い、DB8のDB8b〜8eの該当するDBからこの種別のコンテンツの座標情報に対応する情報を取得し、かかる情報を用いてキーワード生成部10により、キーワードを作成する。例えば、地図対応キーワードDBからこのTV番組の撮影場所の情報が得られた場合には、この撮影場所に対するキーワードがキーワード生成部10で生成され、また、EPGDB8cからこのTV番組のタイトルが得られた場合には、このタイトルに対するキーワードがキーワード生成部10で生成される。
他のコンテンツの種別に対しても、DB8で該当する情報を取得することにより、同様にして、キーワード生成部10でキーワードが生成される。
このようにして、端末装置1からの座標情報に対するキーワードが生成されると、これを端末装置1から取得した座標情報とともにネットワークを介して端末1に送信する。端末装置1では、受信したキーワードを記憶部19の該当する座標情報と関連付けて記憶部19に記憶する。
これにより、図7に示すように、しおりボタン2が操作された夫々のコンテンツに対し、記憶部19において、しおり選択時刻や座標情報,サムネールの保管場所を表わす情報にキーワードが付帯情報として付加されたしおり情報が格納されることになる。
例えば、図示する或るTV番組のしおり情報では、「番組タイトル」,「出演者」の名前,「スポンサ」の名称,「撮影場所」などのキーワードが付加されており、或るDVDのしおり情報には、「タイトル」,「出演者」の名前,「製作会社」の名称,「監督」の名前などのキーワードが付加されており、或るCDのしおり情報には、「タイトル」,「ミュージシャン」の名前,「音楽会社」の名称,「プロジューサ」名前などのキーワードが付加されており、或る雑誌のしおり情報には、「記事タイトル」,「執筆者」の名前,「テーマ」などのキーワードが付加されている。
なお、DB8での図6に示すDB8a〜8eなどの情報は、コンテンツ情報作成機構部5から提供された情報である。
図2に示す端末装置1において、このように、記憶部19にしおり情報が記憶されているコンテンツに対しては、操作部(図示せず)で所望のコンテンツを取得するための操作をすると、記憶部19から各しおり情報のサムネイルが読み出されてその一覧が表示部12に表示され、希望するコンテンツのサムネイルを選択すると、これに対するしおり情報が記憶部19から読み出され、ネットワーク11を介して情報提供機構部6に供給される。そこで、情報提供機構部6は、このしおり情報を用いてコンテンツを特定し、そのコンテンツを作成したコンテンツ情報作成機構部5にこのコンテンツを要求し、ネットワーク12を介して取得し、これを端末1に提供する。これにより、端末装置1では、ユーザがこのコンテンツを表示部12で視聴することができる。
このようにして、この実施形態では、これに対するしおり情報を保持しておくことにより、端末装置1にコンテンツを記憶しておくことなく、従って、コンテンツの記憶のための大容量の記憶装置を用いることなく、希望するコンテンツをいつでも取得することができる。
図8は図1に示す実施形態での全体的な処理の流れを示すフローチャートである。
同図において、端末装置1で、しおりボタン2(図1)を操作することにより、あるいはスキャナ14(図2)によって雑誌からユーザが希望するページの個所などを読み取ることなどにより、コンテンツの任意のシーンが特定されると、上記のように、GPS装置15や時計部18などにより、場所,時間,選択時刻,雑誌の頁といったシーンに関するキーワードなどのコンテンツでのしおりを付加する位置を示す座標位置の情報が作成され、また、端末装置1で取得可能な、例えば、EPGからのチャンネル名やDVD,CDなどの板情報、雑誌名などの情報、即ち、コンテンツの種別情報が作成され(ステップ100)、これらコンテンツの種別情報と座標位置の情報とを座標情報としてを情報提供機構部6に送る(ステップ101)。情報提供機構部6では、かかる座標情報を基にこのコンテンツのキーワードが作成され、端末装置1は、このキーワードを入手して該当するコンテンツの座標情報に追加する。このキーワードは重み付けがなされる(ステップ102)。かかるキーワードの重み付けは、かかるキーワードを用いて希望するコンテンツを取得する場合、このコンテンツに関してキーワードの重要度を表わすものであり、重要度の高い順からキーワードが用いられる。
図9は図1における端末装置でのしおり情報の作成過程を示すフローチャートである。また、図10は図9におけるステップ204の詳細を示すフローチャートである。
図9において、TV番組やDVDなどのコンテンツの視聴中に(ステップ200)、しおりボタン2が押されたときには(ステップ201の“YES”:なお、雑誌の場合には、スキャナ14で読み取りが行なわれたとき)、このコンテンツが放送中のTV番組である場合(ステップ202の“YES”)、図3に示すように、このしおりボタン2が押された時刻とこのコンテンツのチャンネル名との座標情報が作成され(ステップ203)、これを情報提供機構部6に送ってキーワードを取得する(ステップ205)。このキーワードを該当するコンテンツの座標情報と関連付けることにより、このコンテンツに対するしおり情報が完成する(ステップ206)。
視聴中のコンテンツが放送中のTV番組でない場合には(ステップ202の“NO”)、ステップ204に進む。以下、図10により、ステップ204の詳細について説明する。
視聴中のコンテンツが録画番組である場合には(ステップ300の“YES”)、図3に示すように、チャンネル名と番組名(タイトル)と放送時間(録画開始からの時間)からなる座標情報を作成し(ステップ301)、図9のステップ204に進む。
視聴中のコンテンツがDVDまたはCDである場合には(ステップ300の“No”及びステップ302の“YES”)、図3に示すように、板情報をタイトルとして、また、最初からのフレーム数や曲順,再生時間といった最初からの時間を取得し、これらから座標情報を作成して(ステップ303)、図9のステップ204に進む。
視聴中のコンテンツがインターネットからのものである場合には(ステップ300,302の“No”及びステップ304の“YES”)、図3に示すように、URLやタイトルをコンテンツの種別情報とし、また、最初からのフレーム数,再生時間を座標位置の情報として座標情報を作成して(ステップ305)、図9のステップ204に進む。
視聴中のコンテンツがカメラ4の撮影映像である場合には(ステップ300,302,304の“No”)、GPS装置15による撮影場所の情報や時計部18からの日時情報などから座標情報を作成して(ステップ306)、図9のステップ204に進む。
なお、コンテンツが雑誌の記事の場合には、上記のように、スキャナ14によるこの雑誌からの読み取りがこの雑誌に対してしおりボタン2が押されたことに相当するものであり、上記のようにしてしおり情報が作成されて図9のステップ205に進む。
以上のようにして、しおりボタン2が押されることにより、コンテンツに対する座標情報が作成され(雑誌の場合には、その情報がスキャナ14で読み取られることにより、しおりボタン2が押されたことに相当する)、これが情報提供機構部6に送られることにより、キーワードが取得できるものであり、このキーワードが該当するコンテンツの座標情報に関連付けてしおり情報とし、このしおり情報が保管されることにより、コンテンツを保存しておくことなく、このしおり情報を用いて希望するコンテンツをいつでも取得できるものである。
なお、以上の実施形態では、コンテンツの種別を放送中のTV番組やラジオ番組,録画番組,DVDやCDのコンテンツ,雑誌の記事,カメラの撮影映像としたが、これら以外のコンテンツについても同様である。
本発明による端末装置の一実施形態を用いたシステムを示す構成図である。 図1における端末装置の内部構成の一具体例を概略的に示すブロック構成図である。 図1における記憶部に記憶される座標情報の一具体例を示す図である。 録画番組での座標情報の説明図である。 図1における記憶部に記憶される座標情報に関連して記憶されるプレビュー画像/プレビュー音声の一具体例を示す図である。 図1におけるDBの一具体例の一部を示す構成部である。 図1における記憶部に記憶されるしおり情報の一具体例を示す図である。 図1に示す実施形態での全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 図1における端末装置でのしおり情報の作成過程を示すフローチャートである。 図9におけるステップ204の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
1 端末装置
2 しおりボタン
3 表示画面
4 カメラ
5 コンテンツ情報作成機構部
6 情報提供機構部
7 サーバ
8 DB(データベース)
9 音声/文字認識部
10 キーワード生成部
11,12 ネットワーク
11 CPU
12 表示部
13 入力部
14 スキャナ
15 GPS装置
16 チューナ
17 通信部
18 時計部
19 記憶部
8a 地図DB
8b 地図対応キーワードDB
8c EPG(番組情報)のDB
8d 出演者などの番組構成のDB
8e 番組スポンサのDB

Claims (8)

  1. 外部からコンテンツを取得するためのコンテンツ取得手段と、取得したコンテンツを表示する表示手段と、外部機構部との通信を行なう通信手段と、情報を記憶するための記憶手段とを備えた端末装置において、
    しおりボタンと、
    該表示手段でコンテンツを表示しているときに、該しおりボタンが操作されることにより、該コンテンツを特定するインデックスとしてのしおり情報を作成し、該記憶手段に保存する処理手段と
    を設けたことを特徴とする端末装置。
  2. 請求項1において、
    前記コンテンツ取得手段は、種別が異なる複数種のコンテンツを取得するための手段であることを特徴とする端末装置。
  3. 請求項2において、
    前記コンテンツ取得手段で取得される前記コンテンツの種別の1つは、放送中の番組もしくは再生される録画番組であることを特徴とする端末装置。
  4. 請求項2において、
    前記コンテンツ取得手段で取得される前記コンテンツの種別の1つは、記録メディアから再生されるコンテンツであることを特徴とする端末装置。
  5. 請求項2において、
    前記コンテンツ取得手段の1つはスキャナであって、
    前記コンテンツ取得手段で取得される前記コンテンツの種別の1つは、該スキャナで雑誌から読み取られた情報であることを特徴とする端末装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、
    前記しおり情報は、前記表示手段で表示されているときに前記しおりボタンが操作されるコンテンツの種別情報と前記しおりボタンが操作された時点に関する座標位置の情報とからなる座標情報と、該コンテンツのインデックスとしてのキーワードからなることを特徴とする端末装置。
  7. 請求項6において、
    現在時刻を表わす時間情報を出力する時計手段を設け、
    前記処理手段は、前記しおりボタンの操作とともに、該時計手段から時間情報を取得し、前記座標位置の情報を作成することを特徴とする端末装置。
  8. 請求項6または7において、
    コンテンツ毎にキーワードが保存され、前記通信手段によって通信が可能な外部機構部を用い、
    前記処理手段が、該外部機構部に座標情報を送信することにより、該座標情報に該当する前期コンテンツの前記キーワードを取得し、該キーワードを該座標情報と関連付けて前記しおり情報を作成し、前記記憶手段に記憶・保存する
    ことを特徴とする端末装置。
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