JPWO2008026495A1 - 情報提示装置、情報提示方法、情報提示プログラム及び集積回路 - Google Patents

情報提示装置、情報提示方法、情報提示プログラム及び集積回路 Download PDF

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Abstract

本発明は、ユーザにとり有益な、ユーザ間の話題喚起に繋がるコンテンツ等の情報を、多様な観点から絞り込み、ユーザにとって把握容易に提示する情報提示装置を提供する。コンテンツ推薦装置1は、画像1100をディスプレイに表示する。画像1100における共通性マップ画像1121は、表題画像1131、ベン図画像1134、詳細ボタン画像1137を含んでおり、全てのコンテンツIDに関する共通性マップ画像1111が示すベン図を、属性「アーティスト」についての属性値が「浜田まゆみ」であるコンテンツIDを要素とした集合に関するベン図に絞り込んだものである。コンテンツ推薦装置1は、複数プロファイル取得部101により、プレーヤ端末で視聴されたコンテンツのコンテンツIDを含む視聴履歴表を取得し、プロファイル共有関係把握部102により、取得した複数の視聴履歴表の共通部分の度合を算出し、その共通度合をベン図として表す。

Description

本発明は、視聴履歴その他のプロファイル情報等に基づきユーザにとって有益な情報を提示する情報提示装置であって、特に、その提示方法に関する。
近年、情報提示装置の一例である携帯型音楽プレーヤ等において、記憶容量の増大に伴いコンテンツが大量に記憶されており、ユーザにとって、おびただしい数のコンテンツの中から視聴すべき適切なコンテンツを選出するのが難しくなっている。
この問題に対し、特許文献1には、複数ユーザそれぞれについての、複数のユーザに係る視聴履歴等のユーザプロファイルを収集し、ユーザプロファイル間で相当数合致したコンテンツを提示する技術が開示されている。
特表2005−513688号公報
しかしながら、前記特許文献1の従来技術では、複数のユーザが共によく再生しているという一の観点から絞り込まれたコンテンツが提示されるに過ぎない。このように提示されたコンテンツは、ユーザにとって新鮮味に欠け、話題喚起に繋がらないため、視聴すべきコンテンツについて適切に提示されているとは言い難い。
上記の問題に鑑み、本発明は、ユーザにとり有益な、ユーザ間の話題喚起に繋がるコンテンツ等の情報について、ユーザにとって把握容易に提示する情報提示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置であって、第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得手段と、第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成手段と、第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定手段と、決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示手段とを備える。
本発明の情報提示装置は、上述の構成を備えることにより、前記各組について算出された重複度合を並べて提示するので、第1及び第2情報群の関連性について、複数の観点を切り口としてユーザにとって把握容易に一覧的に提示することができる。
また、前記提示手段は、各組について、第1部分群と第2部分群との積集合と、第1又は第2部分群と前記積集合との差集合とのいずれかを選択する集合選択部と、前記提示順序に従い、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合いを並べて表示する表示部とを含むこととしてもよい。
この構成によれば、前記重複度合に基づいて、積集合又は差集合を選択するので、重複度合が所定値以上であるというほぼ嗜好の似ているユーザ間で、一方のユーザが知らないデータを推薦したり、嗜好がほとんど異なるユーザ間で、双方に共通の趣味のデータを推薦するなど、ユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記集合選択部は、前記積集合の要素数と、前記和集合の要素数との比が所定値以上である場合に前記差集合を選択することとしてもよい。
この構成によれば、前記比が所定値以上であるというほぼ嗜好の似ているユーザに関して、一方のユーザの知らないデータを選択することにより、ユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記集合選択部は、前記積集合の要素数と前記和集合の要素数との比が所定値未満である場合に、前記積集合を選択することとしてもよい。
この構成によれば、前記比が所定値未満であるという嗜好がほとんど異なるユーザ間で、双方に嗜好が共通するデータを推薦するなどユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記決定手段は、前記提示順序を、各組に係る第1部分群と第2部分群との和集合の要素数に関し降順とすることとしてもよい。
この構成によれば、前記和集合の要素数の大きいものから降順に提示するので、嗜好がおおよそ共通していると推定される観点から絞り込んで順番に重複度合が提示されることから、ユーザ間の話題喚起に繋がる可能性を高めることができる。
また、前記決定手段は、前記提示順序を、各組に係る重複度合の大きさに関し降順とすることとしてもよい。
この構成によれば、より重複度合の大きいものから順に提示するので、嗜好が一致していると推定される観点から絞り込んで順番に重複度合を提示されることから、ユーザ間の話題喚起に繋がる可能性を高めることができる。
また、前記算出手段は、更に、前記第1情報群に含まれるデータと、前記第2情報群に含まれるデータとの間において、付加された第1属性の重複度合を算出し、前記提示手段は、更に、第1属性の重複度合を可視化して提示することとしてもよい。
また、前記提示手段は、切替指示を受け付けており、前記切替指示を受信した場合に、第1属性に係る重複度合の提示と、前記第1属性に係る重複度合の提示内容を詳細化した、第2属性に係る複数の重複度合の提示とを切り替えることとしてもよい。
また、前記提示手段は、切替指示を受け付けており、前記切替指示を受信した場合に、第1属性に係る重複度合の提示と、前記第1属性に係る重複度合の提示内容を詳細化した、第1属性に係る重複度合及び第2属性に係る複数の重複度合を並べた提示とを切り替えることとしてもよい。
また、前記提示手段は、前記重複度合が所定値以上である場合に、第1情報群又は第2情報群と、第1及び第2情報群の積集合との差集合を選択し、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合を表示することとしてもよい。
また、前記提示手段は、前記重複度合が所定値未満である場合に、第1及び第2情報群の積集合を選択し、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合を表示することとしてもよい。
この構成によれば、第1属性値について重複度合を可視化し、その第1属性値を共通に持つデータ情報に関し複数の第2属性値についても重複度合を可視化するので、属性について、第1属性を上位階層とし、第2属性を、第1階層を詳細化した下位階層とする階層構造として管理することができる。
また、前記提示手段は、算出した第1属性の重複度合と、算出した各組に係る第2属性の重複度合とを並べて表示することとしてもよい。
この構成によれば、第1属性値に係る重複度合と、第2属性値に係る重複度合を、一覧的に把握できるようユーザに対して提示することができる。
また、前記第1属性は、データが属するグループを示すグループIDであり、前記第2属性は、データを識別するデータIDであることとしてもよい。
また、前記第1属性は、データが属するグループを示すグループIDであり、前記第2属性は、前記第1属性とは別のグループIDであることとしてもよい。
この構成によれば、データをグループ化し、そのグループ及びデータそれぞれを簡単に識別することができる。
また、第1及び第2属性は、第1属性を上位階層とし、第2属性を下位階層とするツリー構造を構成し、第2属性が取り得る値は、第1属性の内容に対応して予め定められていることとしてもよい。
この構成によれば、第1及び第2属性値についての設定を階層構造化し、ユーザにとって把握容易にすることができる。
また、前記提示手段は、重複度合を、第1部分群と第2部分群との関係を示すベン図を表示することにより可視化することとしてもよい。
この構成によれば、前記第1及び第2集合の関係を分かり易くユーザに提示することができる。
また、前記データは、コンテンツであってもよい。
この構成によれば、コンテンツから構成される第1及び第2情報群の関連性について、複数の観点を切り口としてユーザにとって把握容易に一覧的に提示することができる。
また、前記データは、ログ情報であってもよい。
この構成によれば、ログ情報から構成される第1及び第2情報群の関連性について、複数の観点を切り口としてユーザにとって把握容易に一覧的に提示することができる。
また、前記情報提示装置は、更に、取得した前記第1情報群及び前記第2情報群の重複度合を算出する重複度合算出手段と、算出された前記重複度合に基づいて、前記第1情報群及び前記第2情報群の重なりである重複集合と、前記第1情報群又は前記第2情報群から前記重複集合を除く非重複集合とのいずれかを選択する集合選択手段と、選択された集合に含まれるデータ情報を選出する情報選出手段とを備えることとしてもよい。
この構成によれば、前記重複度合に基づいて、重複集合又は非重複集合を選択するので、重複度合が所定値以上であるというほぼ嗜好の似ているユーザ間で、一方のユーザが知らないデータを推薦したり、嗜好がほとんど異なるユーザ間で、双方に共通の趣味のデータを推薦するなど、ユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記集合選択手段は、前記重複度合が所定値以上である場合に、前記非重複集合を選択することとしてもよい。
この構成によれば、前記重複度合が所定値以上であるというほぼ嗜好の似ているユーザに関して、一方のユーザの知らないデータを選択することにより、ユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記集合選択手段は、前記重複度合が所定値未満である場合に、前記重複集合を選択することとしてもよい。
この構成によれば、前記重複度合が所定値未満であるという嗜好がほとんど異なるユーザ間で、双方に嗜好が共通するデータを推薦するなどユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記重複度合算出手段は、前記第1情報群及び前記第2情報群の少なくとも一方に含まれるデータ情報の数を示す第1数を算出し、前記重複集合に含まれるデータ情報の数を示す第2数を算出し、第1数に対する第2数の比率を、前記重複度合として算出することとしてもよい。
この構成によれば、重複度合として、前記第1数と前記第2数の比率という指標に基づいて、推薦するデータを選出することができる。
また、前記データ情報は、データを識別するデータIDと、データが属するグループを示すグループIDとを含み、前記取得手段は、更に、複数のデータ情報からなる第3情報群と、複数のデータ情報からなる第4情報群とを取得して、データ情報に含まれるグループIDの値それぞれについて、前記第3情報群から前記値を持つグループIDを含むデータ情報を抽出することにより第1情報群を生成し、前記第4情報群から当該値を持つグループIDを含むデータ情報を抽出することにより第2情報群を生成し、前記重複度合算出手段は、更に、グループIDの値それぞれについての第1情報群と第2情報群の重複度合を算出し、前記集合選択手段は、更に、グループIDの値に対応する重複度合の大きいものから順に、グループIDを1以上選出し、選出したグループIDに対応する重複度合に基づいて、当該グループIDの値に係る第1情報群と第2情報群の重なりである重複集合と、第1情報群と第2情報群から当該重複集合を除く非重複集合とのいずれかを選択し、前記情報選出手段は、前記集合選択手段により順に選択された集合に含まれるデータ情報を選出することとしてもよい。
この構成によれば、データを推薦する順序をグループID毎に算出された重複度合に基づき詳細化することができ、よりユーザ間の話題喚起に繋がるデータから先に推薦することができる。
本発明の情報提示方法は、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる情報提示方法であって、第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得ステップと、第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成ステップと、第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定ステップと、決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示ステップとを含む。
本発明の情報提示プログラムは、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる情報提示プログラムであって、第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得ステップと、第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成ステップと、第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定ステップと、決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示ステップとの各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明の集積回路は、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる集積回路であって、第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得手段と、第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成手段と、第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定手段と、決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示手段とを備える。
この構成によれば、前記各組について算出された重複度合を並べて提示するので、第1及び第2情報群の関連性について、複数の観点を切り口としてユーザにとって把握容易に一覧的に提示することができる。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ推薦システムの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプレーヤ端末の構成を示すブロック図である。 プレーヤ端末が記憶している視聴履歴表を示す図である。 プレーヤ端末が記憶している視聴履歴表を示す図である。 本発明の一実施形態に係るコンテンツ推薦装置の構成を示すブロック図である。 視聴履歴表に基づく共有関係を示すベン図である。 共有関係の把握に係る和集合リストと積集合リストを示す図である。 コンテンツ選択基準の判定処理を示すフローチャートである。 コンテンツ推薦装置の動作を示すフローチャートである。 プレーヤ端末が記憶している視聴履歴表を示す図である。 プレーヤ端末が記憶している視聴履歴表を示す図である。 属性値「歌田ひかり」に関するコンテンツについてのベン図である。 共有表を示す図である。 共有度合の算出手順を示すフローチャートである。 属性値「バラード調」に関するベン図である。 属性値「ロック調」に関するベン図である。 和集合リスト及び積集合リストの一例を示す図である。 共有関係の把握の処理に関するフローチャートである。 他のユーザプロファイルであるネット購入履歴表を示す図である。 2つのユーザプロファイルに基づくベン図である。 複数の属性により制限されるベン図である。 コンテンツ選択基準の判断処理を示すフローチャートである。 3つのユーザプロファイルを用いる場合のベン図である。 本発明の実施の形態に係るコンテンツ推薦システムの構成を示す図である。 STBデバイスの内部構成を示すブロック図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 コンテンツ推薦システムの構成のバリエーションを示す図である。 コンテンツ推薦システムの構成のバリエーションを示す図である。 属性と属性値とを階層構造で示した図である。 属性と属性値を保持するためのデータ構造であるコンテンツ情報テーブルを示す図である。 コンテンツ情報テーブルのデータ構造のバリエーションを示す図である。 コンテンツ情報テーブルを用いて生成したベン図の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。
符号の説明
1 コンテンツ推薦装置
2 プレーヤ端末
3 プレーヤ端末
101 複数プロファイル取得部
102 プロファイル共有関係把握部
103 コンテンツ選択基準記憶部
104 コンテンツ選択基準把握部
105 コンテンツ選択部
106 選択コンテンツ提示部
201 制御部
202 コンテンツ再生部
203 記憶部
204 音声出力部
205 表示部
206 赤外線通信部
207 ネットワーク通信部
208 入力部
1001 STBデバイス
1002 TVデバイス
1003 モバイル端末
1004 モバイル端末
1111 共通性マップ画像
1112 表題画像
1113 ベン図画像
1114 詳細ボタン画像
1115 ポップアップ画像
本発明の一実施形態に係るコンテンツ推薦システムは、複数のコンテンツを記憶している複数のプレーヤ端末と、コンテンツ推薦装置とから構成され、コンテンツ推薦装置が、プレーヤ端末それぞれから、視聴履歴などのユーザプロファイルを取得し、取得したユーザプロファイルに基づいて、プレーヤ端末のユーザ間の話題を喚起するコンテンツを選出して、推薦するものである。
また、ユーザプロファイル相互の関係を、UI(User Interface)を用いて表示することで一見して把握容易にするものである。
ここで、話題を喚起するコンテンツとは、ユーザが、非常に興味を持つ、ユーザにとって気になるコンテンツである。
例えば、複数のユーザが、歌手Hの歌っている楽曲のほとんどを聞いたことがある場合を想定する。この場合に、ユーザAのみが聞いたことのある歌手Hの歌っている楽曲Cがあることが分かれば、ユーザA以外のユーザは、歌手Hが歌っている楽曲のほとんどを知っているにも関わらず、まだ聞いたことのない楽曲Cについて、大変興味を持つ。ユーザA以外のユーザは、楽曲Cの視聴を望み、またユーザAに対し、楽曲Cの感想を求めることとなる。ユーザAは、他のユーザに対し楽曲Cを聞いたときの感想等を話す。即ち、楽曲Cが推薦されることによって、ユーザ間の話題が喚起されることになる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。

1.実施の形態1
1.1.構成
本発明の実施の形態1に係るコンテンツ推薦システムは、図1に示すように、コンテンツ推薦装置1と、ユーザAが所有するプレーヤ端末2と、ユーザBが所有するプレーヤ端末3とを含んで構成される。
コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末2、プレーヤ端末3から、赤外線通信を用いて視聴履歴等のユーザプロファイルを取得し、話題を喚起するコンテンツを選出し、ディスプレイ等に提示する。
1.1.1.プレーヤ端末2、プレーヤ端末3
プレーヤ端末2は、コンテンツを再生するためのポータブルプレーヤであり、図2に示すように、制御部201、コンテンツ再生部202、記憶部203、音声出力部204、表示部205、赤外線通信部206、ネットワーク通信部207とを含んで構成される。
プレーヤ端末2は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、赤外線通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ROM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがRAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、プレーヤ端末2は、その機能を達成する。
記憶部203は、具体的には、大容量のハードディスクユニットであり、複数のコンテンツ、視聴履歴表、購入履歴表を記憶している。
コンテンツのそれぞれは、一例として、音楽データであり、コンテンツには、他のコンテンツと区別できるようコンテンツIDが付され、曲名、曲調、歌唱しているアーチスト名、アーチストジャンルなどの属性について、コンテンツ制作者が予め定めた属性値が付されている。
ここで、曲名は、コンテンツが再生されることにより出力される音楽に付された曲名である。
曲調は、音楽の曲調を識別するための識別情報であり、例えば、バラード調の音楽には2、ロック調の音楽には1、ジャズ調の音楽には3、演歌調の音楽には4というように値が割り振られている。
アーチスト名は、音楽を演奏又は歌を歌唱しているアーチストの氏名である。
アーチストジャンルは、アーチストを分類するために便宜的に割り振られた値であり、例えば、アーチストが日本人でありポップスを歌唱する割合が多い場合はJPOPSを示す1、アーチストが日本人以外である場合には、洋楽を示す2、アーチストが演歌歌手である場合には演歌を示す3などの値が割り振られる。
視聴履歴表は、再生されたコンテンツの履歴を示す。
プレーヤ端末2は、視聴履歴表として、図3に示す視聴履歴表11を記憶している。
視聴履歴表11は、1以上の視聴履歴情報を含んでおり、各視聴履歴情報は、コンテンツIDと、複数の属性に分類された属性値と、再生回数とを含む。
本実施形態では、前述の複数の属性は、曲名と、曲調と、アーチスト名と、アーチストジャンルであり、前述したコンテンツに付されている属性と同じものである。
例えば、図3の視聴履歴表11に含まれる一の視聴履歴情報は、コンテンツIDが「01」であるコンテンツについて、属性「曲名」については属性値として「あなた」を含み、属性「曲調」については、属性値として「2」を含み、属性「アーチスト名」については、属性値として「浜田まゆみ」を含み、属性「アーチストジャンル」については、属性値として「1」を含む。
また、プレーヤ端末2は、視聴履歴表11に、既に視聴履歴情報が記録されたコンテンツを、再び再生した場合には、前記コンテンツに係る視聴履歴情報の再生回数を1増やす。
購入履歴表については、後述する。
コンテンツ再生部202は、具体的には音楽データの再生を行う集積回路である。コンテンツ再生部202は、記憶部203に記憶されているコンテンツのうち、制御部201によって指示されたものを再生し、音声信号を音声出力部204に出力する。
コンテンツ再生部202は、コンテンツが動画である場合には、再生した映像信号を、ディスプレイである表示部205に対し出力する。
音声出力部204は、具体的にはスピーカであり、コンテンツ再生部202から受け付けた音声信号に基づく音声を外部へ出力する。
表示部205は、具体的にはディスプレイであり、コンテンツ再生部202から受け付けた映像信号に基づく映像を表示する。
入力部208は、ユーザが、プレーヤ端末2に対し指示を与えるために用いるキーパッドであり、押下されたキーに対応する指示を、制御部201に対して出力する。
赤外線通信部206は、赤外線通信を行う赤外線通信デバイスであり、コンテンツ推薦装置1、プレーヤ端末3と通信を行う。
ネットワーク通信部207は、ネットワークを用いて通信を行う通信デバイスである。例えば、ネットワークを介してコンテンツを購入するような場合に用いられる。
制御部201は、入力部208から受け付けるユーザ指示に従って、プレーヤ端末2の全体動作を制御する。
また、制御部201は、赤外線通信部206を介して、コンテンツ推薦装置1から送信指示を受け付けて、前記送信指示に従い、視聴履歴表11を、コンテンツ推薦装置1に対して送信する。
プレーヤ端末3は、コンテンツを再生するポータブルプレーヤであり、プレーヤ端末2と同様の構成を備える。
プレーヤ端末3は、視聴履歴表として、図4に示す視聴履歴表12を記憶しているものとし、コンテンツ推薦装置1からの送信指示に従って、コンテンツ推薦装置1に対して視聴履歴表12を出力する。
1.1.2.コンテンツ推薦装置1
コンテンツ推薦装置1は、ディスプレイを備えたテレビ受像機であり、図5に示すように、複数プロファイル取得部101、プロファイル共有関係把握部102、コンテンツ選択基準記憶部103、コンテンツ選択基準判定部104、コンテンツ選択部105、選択コンテンツ提示部106を含んで構成される。
コンテンツ推薦装置1は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、赤外線通信デバイスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ROM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツ推薦装置1は、その機能を達成する。
複数プロファイル取得部101は、赤外線通信デバイスを含み、赤外線通信等によって、複数のプレーヤ端末それぞれから、ユーザプロファイルを取得する。
本実施形態では、複数プロファイル取得部101は、プレーヤ端末2から、ユーザプロファイルとして視聴履歴表11を取得し、プレーヤ端末3からユーザプロファイルとして視聴履歴表12を取得するものとする。
プロファイル共有関係把握部102は、複数プロファイル取得部101により取得された複数のユーザプロファイルに基づき、それらユーザプロファイル同士の共有関係を把握する。
プロファイル共有関係把握部102は、前記共有関係を把握するための指標として、後述する共有度合Sを算出する。
プロファイル共有関係把握部102は、算出した共有度合Sを、コンテンツ選択基準判定部104に対して出力する。
ここで、前記共有関係の把握に関して、図6のベン図を用いて説明する。
集合Aは、視聴履歴表11のコンテンツIDを要素とする集合であり、集合A={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16}のように表す。
集合Bは、視聴履歴表12のコンテンツIDを要素とする集合であり、集合B={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,17,18}のように表す。
視聴履歴表11と視聴履歴表12に共通に含まれる、即ち共有されているコンテンツIDの集合は、集合Aと集合Bの積集合(A&B)であり、(A&B)={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13}のように表す。
また、視聴履歴表11と、視聴履歴表12の少なくとも一方に含まれる、即ち、プレーヤ端末1と、プレーヤ端末2の少なくとも一方で再生されたことのある曲は、集合Aと集合Bの和集合(A|B)であり、(A|B)={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16,17,18}のように表す。
プロファイル共有関係把握部102は、共有関係を把握するために、具体的には、図7に示すような、和集合リストと、積集合リストを生成する。
プロファイル共有関係把握部102は、実際には、共有関係を把握するために、共有度合Sを算出する。共有度合Sは、積集合(A&B)の要素数と、和集合(A|B)の要素数との比であり、下式により示される。
S = (A&B)の要素数 / (A|B)の要素数
本実施形態においては、Sが所定値(例えば0.7)以上である場合には、集合Aのうち集合(A&B)を除く部分集合(集合(A−(A&B))と表す。)及び集合(B−(A&B))に含まれるコンテンツIDに係るコンテンツを推薦する。これにより、ユーザAとユーザBとの間で、話題が喚起される。
本実施形態では、簡単のため、ユーザを、ユーザAとユーザBの2人とし、視聴履歴表に含まれるコンテンツIDを数十個程度のオーダーとしているが、ユーザの数が数百人、コンテンツIDの数が数千などのオーダーとなれば、さらに、本発明の効果は、明確になる。
例えば、コンテンツ推薦装置1が、1000人のユーザについての視聴履歴表を取得し、1000個の視聴履歴表についての和集合には、10000個のコンテンツIDが含まれ、積集合には9999個のコンテンツIDが含まれているとする。また、和集合に含まれかつ積集合に含まれていないコンテンツIDが、1であり、ユーザZに係る視聴履歴表にのみ含まれているものとする。
この場合、コンテンツIDの値が1であるコンテンツを視聴したことがあるのは、ユーザZのみであり、ユーザZ以外の999人のユーザは、IDが1であるコンテンツがどのようなものであるか推測するなど非常に興味を抱き、ユーザ間でIDが1であるコンテンツについて、話が弾むこととなる。
コンテンツ選択基準記憶部103は、プロファイルの共有関係に応じたコンテンツ選択基準を1以上記憶する。コンテンツ選択基準は、共有度合Sに基づき、話題喚起に繋がるコンテンツを選択するための基準である。
コンテンツ選択基準は、例えば、図8のフローチャートにより示される。
プロファイル共有関係把握部102により算出された共有度合Sについて、共有度合Sが所定値(例えば0.7)以上ならば(ステップS101:YES)、共有されていないコンテンツIDを含む部分集合(集合A−集合(A&B)、集合B−集合(A&B))からコンテンツIDを選出し(ステップS102)、共有度合Sが所定値未満の場合(ステップS101:NO)、共有されている、即ち集合(A&B)に含まれるコンテンツIDを選出する(ステップS104)。
コンテンツ選択基準判定部104は、プロファイル共有関係把握部102により把握された共有関係とコンテンツ選択基準記憶部103により記憶されたコンテンツ選択基準に基づき、コンテンツを選択するためのコンテンツ選択基準を判定する。
共有度合Sが、所定値以上である場合、集合(A&B)に含まれないコンテンツIDを選出するようコンテンツ選択部105に通知し、共有度合Sが0である場合、他の属性を用いるようプロファイル共有関係把握部102に通知し、共有度合Sが、0より大きく所定値未満である場合、集合(A&B)に含まれるコンテンツIDを選出するよう、コンテンツ選択部105に通知する。
コンテンツ選択部105は、コンテンツ選択基準判定部104により判定された基準に基づきコンテンツIDを選出し、選択コンテンツ提示部106に対して出力する。
コンテンツ選択部105は、コンテンツ選択基準判定部104から、集合(A&B)からコンテンツIDを選出するよう指示された場合、集合(A&B)からコンテンツID(例えば、14、15、16、17、18)を選出し、集合(A&B)に含まれないコンテンツIDを選出するよう指示された場合、集合(A&B)に含まれないコンテンツIDを選出する。
選択コンテンツ提示部106は、ディスプレイを含み、コンテンツ選択部105により指定されたコンテンツに関する情報を提示する。
ここで、選択されたコンテンツに合わせて、採用されたコンテンツ選択基準を表示してもよい。 また、採用されたコンテンツ選択基準毎にカテゴライズして、採用されたコンテンツに合わせて、そのコンテンツ選択基準を表示してもよい。
1.2.動作
コンテンツ推薦システムの動作について、図9を用いて説明する。
ユーザAは、コンテンツ推薦装置1に対し、リモコン等を用いて、コンテンツ推薦指示を入力する。
コンテンツ推薦装置1は、ユーザAが所有するプレーヤ端末2と、ユーザBが所有するプレーヤ端末3とに対し、ユーザプロファイル要求を送信する。
プレーヤ端末2は、ユーザプロファイル要求を受信し、ユーザプロファイルとして、視聴履歴表11をコンテンツ推薦装置1に対して送信する。
同様に、プレーヤ端末3は、ユーザプロファイル要求を受信し、ユーザプロファイルとして、視聴履歴表12をコンテンツ推薦装置1に対して送信する。
コンテンツ推薦装置1の、複数プロファイル取得部101は、プレーヤ端末2から視聴履歴表11を取得し、プレーヤ端末3から視聴履歴表12を取得する(ステップS301)。
次に、プロファイル共有関係把握部102は、上述したように、視聴履歴表11及び視聴履歴表12に基づき、ユーザプロファイル同士の共有関係を把握するため、共有度合Sを算出する。(ステップS302)。
コンテンツ選択基準判定部104は、コンテンツ選択基準記憶部103からコンテンツ選択基準を読み出し、共有度合Sが、前記コンテンツ選択基準のいずれの範囲に属するかを判定する(ステップS303)。
ステップS303の詳細は、上述した図8のフローチャートで示される。
これにより、例えば、集合Aのうち、集合(A&B)を除いた部分を示す集合(A−(A&B))を推薦すると判断する。
コンテンツ選択部105は、集合(A−(A&B))に属する要素であるコンテンツIDを選出し、選択コンテンツ提示部106に対し出力する(ステップS304)。
選択コンテンツ提示部106は、コンテンツ選択部105から受け付けたコンテンツIDに係るコンテンツを提示する(ステップS305)。

2.実施の形態2
実施の形態1においては、コンテンツIDのみを用いて共有関係の把握を行っていたが、実施の形態2においては、属性を考慮して共有関係の把握を行う。

2.1.構成
プレーヤ端末2は、視聴履歴表11に代えて図10に示す視聴履歴表13を保持しており、プレーヤ端末3は視聴履歴表12に代えて図11に示す視聴履歴表14を保持しているものとする。 属性値「浜田まゆみ」と、属性値「歌田ひかり」のそれぞれについて、実施の形態1と同様の処理を行う。
実施の形態2におけるプロファイル共有関係把握部102は、属性「アーチスト名」に含まれるそれぞれの属性値について、共有関係の把握を行う。
属性値「浜田まゆみ」については、実施の形態1で説明したのと同じ結果となる。
すなわち、プロファイル共有関係把握部102は、属性値「浜田まゆみ」に関し、共有度合S=0.72を算出する。
プロファイル共有関係把握部102は、属性値「歌田ひかり」についても、実施の形態1と同様の方法により共有関係の把握を行う。
属性「アーチスト名」について属性値「歌田ひかり」を持つコンテンツについてのベン図は、図12のようになる。
ここで、集合Aは、視聴履歴表13における属性値「歌田ひかり」を持つコンテンツのコンテンツIDの集合であり、A={30,31,32,33,34,35}と表す。 集合Bは、視聴履歴表14における属性値「歌田ひかり」を持つコンテンツのコンテンツIDの集合であり、B={30,36,37,38,39,40}と表す。
また、積集合(A&B)、和集合(A|B)は、それぞれ、
積集合(A&B)={30}
和集合(A|B)={30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40}
と表す。
プロファイル共有関係把握部102は、共有度合Sとして、S= 1/11 = 0.09を算出する。
プロファイル共有関係把握部102は、属性値と共有度合Sとを、図13に示すような共有表として記録しておく。
コンテンツ選択基準記憶部103は、プロファイルの共有関係に応じたコンテンツ選択基準を記憶している。
例えば、コンテンツ選択基準は、図8を用いて説明済みのコンテンツ選択基準であり、前記共有表における最も共有度合Sが大きい属性値について、前記コンテンツ選択基準が適用される。
コンテンツ選択基準判定部104は、前記共有表における最も共有度合Sが大きい属性値について、図8を用いて説明済みの前記コンテンツ選択基準に従い、コンテンツ選択基準の判定を行う。

2.2.動作
本実施の形態のコンテンツ推薦システムの動作について、図14を用いて説明する。
ユーザAは、コンテンツ推薦装置1に対し、リモコン等を用いて、コンテンツ推薦指示を入力する。
コンテンツ推薦装置1は、ユーザAが所有するプレーヤ端末2と、ユーザBが所有するプレーヤ端末3とに対し、ユーザプロファイル要求を送信する。
プレーヤ端末2は、ユーザプロファイル要求を受信し、ユーザプロファイルとして、視聴履歴表13をコンテンツ推薦装置1に対して送信する。
同様に、プレーヤ端末3は、ユーザプロファイル要求を受信し、ユーザプロファイルとして、視聴履歴表14をコンテンツ推薦装置1に対して送信する。
コンテンツ推薦装置1の、複数プロファイル取得部101は、プレーヤ端末2から視聴履歴表13を取得し、プレーヤ端末3から視聴履歴表14を取得する。
プロファイル共有関係把握部102は、複数のユーザの視聴履歴にある属性のうち1の属性値を選択する。ここで、選択した属性は「アーチスト名」であり、属性値は、「浜田まゆみ」であるとする(ステップS401)。
プロファイル共有関係把握部102は、属性値「浜田まゆみ」についての、コンテンツIDの和集合(A|B)を生成する(ステップS402)。
プロファイル共有関係把握部102は、属性値「浜田まゆみ」についての、コンテンツIDの和集合(A&B)を生成する(ステップS403)。
プロファイル共有関係把握部102は、「浜田まゆみ」について、共有度合Sを算出する(ステップS404)。
次に、属性「アーチスト名」に属する全ての属性値について、ステップS401からステップS404までの処理を行ったか否かを判定し(ステップS405)、処理を行っていない場合(ステップS405:NO)、ステップS401に戻る。
このとき、ステップS401では、プロファイル共有関係把握部102は、属性値として「歌田ひかり」を取得し、属性値「歌田ひかり」についてステップS402〜ステップS404を、実行する。
ステップS405において、選択した属性に含まれる全ての属性値について、処理した場合には(ステップS405:YES)、各属性値について算出した共有度合Sのうち、最大の値を持つ属性値を選出し(ステップS406)、属性値と共有度合Sとを対応づけて記憶しておく(ステップS407)。
本実施形態では、属性値「浜田まゆみ」についてのSは、0.72であり、属性値「歌田ひかり」についてのSは0.09であるので、ステップS406においては、属性値「浜田まゆみ」が選択される。
コンテンツ選択基準判定部104は、前記コンテンツ選択基準に従い、属性値「浜田まゆみ」について、共有度合S(0.72)は、所定値以上であるので、属性値「浜田まゆみ」を持つコンテンツのうち、共有されていないコンテンツIDを選択すると判定する。
コンテンツ選択部105は、コンテンツ選択基準判定部104において判定された選択基準に従い、共有されていない、即ち、図6に示す属性値「浜田まゆみ」で、集合((A|B)−(A&B))に含まれるコンテンツID(14、15、16、17、18)を選択し、選択したコンテンツIDをコンテンツ提示部106に対して送信する。
選択コンテンツ提示部106は、コンテンツ選択部105から受け付けたコンテンツIDに係るコンテンツを提示する。
なお、本実施形態においては、属性として「アーチスト名」を選び処理することとしていたが、これに限らず、他の属性に着目し、他の属性について、同様の処理を行ってもよい。
例えば、属性「曲調ID」に関し、属性値「1(ロック調)」を持つコンテンツIDの集合、及び属性値「2(バラード調)」のそれぞれについて、共有度合Sを算出することとしてもよい。
また、ステップS406において、共有度合Sが最大である属性値を選出し、ステップS407において、その属性値と、共有度合Sとを記憶することとしているが、これに限らない。例えば、共有度合Sの大きい属性値から順番に選出し、その選出された属性値それぞれについて、上述したステップS101からステップS104までの処理を行うことによって、共有されていないコンテンツIDを含む部分集合からコンテンツIDを選出するか又は共有されている部分集合に含まれるコンテンツIDを選出することとしてもよい。

3.実施の形態3
実施の形態2においては、複数の視聴履歴表を用いて共有関係を把握するために、視聴履歴表における複数の属性の中から、ある属性を選出し、選出した属性中の各属性値について、共有度合Sを算出していた。これに対し、実施形態3においては、視聴履歴表における複数の属性のうち、2種類以上の属性についても、同様に属性に含まれる属性値について、共有度合Sを算出することとしている。
3.1.構成
本実施の形態のプロファイル共有関係把握部102は、実施の形態2で行っていた、属性「アーチスト名」における属性値「浜田まゆみ」「歌田ひかり」のそれぞれについての共有度合Sの算出に加え、属性値「曲調」における属性値「2(バラード調)」、「1(ロック調)」のそれぞれについても、共有度合Sを算出する。
視聴履歴表13及び視聴履歴表14とから、属性「曲調」の属性値「2(バラード調)」についてのベン図は図15のように概念的に表すことができ、属性「曲調」の属性値「1(ロック調)」についてのベン図は図16のように概念的に表すことができる。
プロファイル共有関係把握部102は、視聴履歴表13及び視聴履歴表14に基づき、図17(a)に示すように、属性「曲調」の属性値「バラード調」について、和集合リストと積集合リストを生成し、図17(b)に示すように、属性「曲調」の属性値「ロック調」について、和集合リストと積集合リストを生成し、図17(a)、図17(b)のそれぞれについて、共有度合Sを算出する。
属性「曲調」の属性値「バラード調」についてのSは、S=0.71となり、属性「曲調」の属性値「ロック調」についてのSは、S=0.17となる。
プロファイル共有関係把握部102は、全ての属性におけるそれぞれの属性値について、共有度合Sを算出し、図13に示したものと同様の共有表を生成する。
コンテンツ選択基準記憶部103は、プロファイルの共有関係に応じたコンテンツ選択基準を記憶している。
例えば、コンテンツ選択基準は、図8を用いて説明済みのコンテンツ選択基準であり、前記共有表において共有度合Sが所定値より大きい属性値全てについて、前記コンテンツ選択基準は適用される。
コンテンツ選択基準判定部104は、前記共有表における共有度合Sが所定値より大きい属性値全てについて、共有度合Sの大きい属性値から順に、図8を用いて説明済みの前記コンテンツ選択基準に従い、コンテンツ選択基準の判定を行う。
コンテンツ選択部105は、コンテンツ選択基準判定部104により判定された基準に基づきコンテンツIDを選出し、選択コンテンツ提示部106に対して出力する。
ここで、コンテンツIDが複数選択された場合には、視聴履歴表に記録されている、当該コンテンツIDに対応する再生回数の多いものから、順に選出することとするが、これに限定されるものではない。
選択コンテンツ提示部106は、コンテンツ選択部105により選択されたコンテンツを提示する。ここで、選択されたコンテンツに合わせて、採用されたコンテンツ選択基準を表示してもよい。また、採用されたコンテンツ選択基準毎にカテゴライズして、採用されたコンテンツに合わせて、そのコンテンツ選択基準を表示してもよい。
尚、実施の形態3においては、1つの属性や1つの属性値に基づいてプロファイル共有関係を把握し、コンテンツ選択基準を判定するとしているが、複数の属性や複数の属性値を組み合わせてもよい。

3.2.動作
ここで、プロファイル共有関係把握部102が実行する共有関係の把握について、図18を用いて説明する。
まず、プロファイル共有関係把握部102は、複数のユーザの視聴履歴表から1つの属性を取得する(ステップS501)。
次に、ステップS501で取得された属性に属する属性値のうちから1つの属性値を取得する(ステップS502)。
次に、ステップS502で取得された属性値について、複数のユーザの視聴履歴表にあるコンテンツIDの和集合を算出する(ステップS503)。
次に、ステップS502で取得された属性値について、複数のユーザの視聴履歴表にあるコンテンツIDの積集合を算出する(ステップS504)。
次に、ステップS502で取得された属性値において、ステップS503で算出された和集合に対するステップS504で算出された積集合の比率である共有度合Sを算出する(ステップS505)。
次に、全ての属性値においてステップS502〜S505の処理が為されたか判定し、為されていない場合はステップS502に戻り、為されている場合はステップS507に進む(ステップS506)。
次に、全ての属性においてステップS501〜S506の処理がなされたか判定し、なされていない場合はステップS501に戻り、為されている場合はステップS508に進む(ステップS507)。
次に、ステップS501〜S507で算出された和集合に対する積集合の比率の値が所定値以上である属性値を取得する(ステップS508)。
次に、ステップS508で取得された属性値が持つ和集合に対する積集合の比率の値の大きい順にステップS508で取得された属性値を並べ、対応する和集合に対する積集合の比率の値を付与して共有表として記憶する(ステップS509)。

4.実施の形態4
上述の実施の形態では、コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末2及びプレーヤ端末3のそれぞれからユーザプロファイルを1つずつ取得していたが、本実施の形態では、それぞれのプレーヤ端末から、複数のユーザプロファイルを取得する。
コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末2から、視聴履歴表11と、図19(a)に示すネット購入履歴表15の、2つユーザプロファイルを取得する。
また、コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末3から、視聴履歴表12と、図19(b)に示すネット購入履歴表16の、2つのユーザプロファイルを取得する。
ネット購入履歴表15は、プレーヤ端末2のユーザが、ネットワークを介して購入しダウンロードしたコンテンツの情報であり、コンテンツIDと、属性として、曲名、曲調、アーチスト名、アーチストジャンルを含む。属性は、視聴履歴表における属性と同様である。
例えば、ネット購入履歴表15には、コンテンツIDが01であり、属性「曲名」の属性値が「あなた」であり、属性「曲調」の属性値が「バラード調」であり、属性「アーチスト名」の属性値が「浜田まゆみ」であり、属性「アーチストジャンル」の属性値が「JPOP」であるコンテンツを購入したことが記録されている。
ネット購入履歴表16については、ネット購入履歴表15と同様であるので、説明は省略する。
共有関係の把握は、視聴履歴表11と、ネット購入履歴表15とを足し合わせた表を用いて行う。
この場合の共有関係は、図20に示すベン図で表すことができる。
集合Aは、視聴履歴表11と、ネット購入履歴表15の少なくとも一方に含まれるコンテンツIDを要素としており、A={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16,20,21}のように表す。
集合Bは、視聴履歴表12と、ネット購入履歴表16の少なくとも一方に含まれるコンテンツIDを要素としており、B={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,17,18,20,22}のように表す。
集合A及び集合Bについて、和集合(A|B)、積集合(A&B)を生成し、共有度合Sを算出する手順等、以後の処理は、上述の実施の形態で既に説明済みであるので説明は省略する。
選択コンテンツ提示部106は、コンテンツ選択部105により選択されたコンテンツを提示する。ここで、選択されたコンテンツに合わせて、採用されたコンテンツ選択基準を表示してもよい。また、採用されたコンテンツ選択基準毎にカテゴライズして、採用されたコンテンツに合わせて、そのコンテンツ選択基準を表示してもよい。
尚、上記の実施の形態において、ユーザプロファイルは、ユーザが直接入力したものであってもよいし、コンテンツの視聴履歴以外の行動履歴や購買履歴から取得した情報であってもよい。
尚、上記の実施の形態においては、1つの属性や1つの属性値に基づいてプロファイル共有関係を把握し、コンテンツ選択基準を判定するとしているが、複数の属性や複数の属性値に基づいていてもよい。

5.実施の形態5
これまで説明してきた実施の形態においては、共有度合Sが所定値以上である場合には、非共有の部分集合に含まれるコンテンツIDを推薦することとしていた。
本実施の形態においては、前記非共有の部分集合に含まれるコンテンツIDを推薦する場合に、その推薦する順序を詳細に決定するために、当該非共有の部分集合について、さらに、他の属性を含めた共有関係の把握を行う。

5.1.概念
本実施の形態の概念について、図21のベン図を例に説明する。
集合Aは、視聴履歴表13に基づく、コンテンツIDの集合であり、集合Bは、視聴履歴表14に基づくコンテンツIDの集合である。
ここで、上述の実施形態に示したように、プロファイル共有関係把握部102は、視聴履歴表13及び14に含まれる属性「アーチスト名」と、属性「曲調」とのそれぞれについて、各属性に含まれる全ての属性値に係る共有度合S1を算出する。
具体的には、属性が「アーチスト名」には属性値「浜田まゆみ」「歌田ひかり」が含まれ、属性「曲調」には「ロック調」「バラード調」が含まれているので、4つの属性値「浜田まゆみ」「歌田ひかり」「ロック調」「バラード調」それぞれに係る共有度合S1を算出することになる。
共有度合S1は、属性値「浜田まゆみ」についてはS1=0.72、属性値「歌田ひかり」についてはS1=0.09、属性値「バラード調」については、S1=0.71、属性値「ロック調」については、S1=0.17であるとする。
コンテンツ選択基準判定部104は、S1が最大であり、かつ所定値以上である属性値「浜田まゆみ」を選択し、非共有の部分集合である集合(A−(A&B))のうち属性値が「浜田まゆみ」であるものと、非共有の部分集合である集合(B−(A&B))のうち属性値が「浜田まゆみ」であるものとの和集合を選出すると判定し、コンテンツ選択部105が、{14,15,16,18,19}を選出する。
ここでコンテンツ選択部105が、選出した{14,15,16,18,19}の5つのコンテンツIDの中で、どのコンテンツIDから順に選出するかを決定するために、選出された非共有の部分集合に対し、更に、属性「曲調」による判定を行う。
具体的には、属性「アーチスト名」の属性値が「浜田まゆみ」かつ属性「曲調」の属性値が「バラード調」であるコンテンツIDの集合と、属性「アーチスト名」の属性値が「浜田まゆみ」かつ属性「曲調」の属性値が「ロック調」であるコンテンツIDの集合のそれぞれについて、共有度合S2を算出する。次に、共有度合S2が最大である集合から順に集合を選出し、選出された集合に含まれるコンテンツIDを推薦する。
更に、推薦順序を詳細に決める場合には、新たな属性を判定に加えることになる。
例えば、図示していないが、属性「プロデューサー名」の属性値「プロデューサ1」「プロデューサ2」を判定に加える。
以上のように、属性を判定対象として加えていくことにより、コンテンツIDの推薦順序をより、話題の喚起に成りやすい順にすることができる。

5.2.動作
本実施の形態におけるコンテンツ選択基準の判断の処理手順について、図22に示すフローチャートを用いて説明する。
ここで、コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末2から視聴履歴表13を取得し、プレーヤ端末3から視聴履歴表14を取得しているものとする。
プロファイル共有関係把握部102は、視聴履歴表13、視聴履歴表14に含まれる属性のうち一の属性を取得する(ステップS701)。
一の属性は、例えば、視聴履歴表に含まれる属性からランダムに選出する。ここでは、「アーチスト名」を選出したものとする。
プロファイル共有関係把握部102は、前記属性に含まれ、前記視聴履歴表に記載されている属性値のうち、一の属性値を取得する。ここでは、「浜田まゆみ」を選出したものとする(ステップS702)。
プロファイル共有関係把握部102は、取得した前記属性値について、視聴履歴表に基づく和集合を算出する(ステップS703)。
ここでは、例えば、属性「アーチスト名」の属性値「浜田まゆみ」についての和集合を算出することになる。
次に、プロファイル共有関係把握部102は、前記属性に含まれる属性値について、視聴履歴表に基づく積集合を算出する(ステップS704)。
例えば、属性「アーチスト名」の属性値「浜田まゆみ」についての積集合を算出することになる。
次に、プロファイル共有関係把握部102は、前記属性値に関する共有度合であるS1を算出する(ステップS705)。
例えば、属性「アーチスト名」の属性値「浜田まゆみ」についての共有度合S1を算出することになる。
次に、全ての属性値を取得済みか否かを判定する(ステップS706)。
本例では、属性「アーチスト名」については、「浜田まゆみ」「歌田ひかり」があるにも関わらず、属性値「浜田まゆみ」しか取得してないので、判定結果はNOとなる。判定結果がNOの場合(ステップS706:NO)、ステップS702に移行し、ステップS702においては、一の属性値として「歌田ひかり」が選出されることになる。
ステップS706において、YESと判定された場合には、全ての属性が取得済みであるか否かを判定する(ステップS707)。本例では、属性として「アーチスト名」を取得したのみであるので、判定結果はNOとなる。判定結果がNOの場合(ステップS707:NO)、ステップS701に移行する。本例では、ステップS701において、属性として、「曲調」が選択されることになる。
ステップS707において、YESと判定された場合、算出したS1の大きいものから順に一の属性値を取得する(ステップS708)。本例では、属性値「浜田まゆみ」については、S1=0.72であり、属性値「歌田ひかり」については、S1=0.71であり、属性値「ロック調」については、S1=0.17であり、属性値「バラード調」については、S1=0.71であったとする。この場合には、ステップS708においては、属性値「浜田まゆみ」が先ず選出される。属性値「浜田まゆみ」が第1の属性値となる。
次に、第1の属性値が属していない属性を取得する(ステップS709)。本例では、第1の属性値は、「浜田まゆみ」であったので、「浜田まゆみ」が属する属性である「アーチスト名」以外の属性(「曲調」)が、選出される。ここで第2の属性は、「曲調」である
次に、第2の属性に含まれる全ての属性値から、一の属性値を取得する(ステップS710)。本例では、属性値「ロック調」が取得されるものとし、この属性値「ロック調」が第2の属性値である。
次に、(第1の属性値&第2の属性値)に係る和集合を算出する(ステップS711)。本例では、「浜田まゆみ」かつ「ロック調」である集合についての和集合を算出することとなる。
次に、(第1の属性値&第2の属性値)に係る積集合を算出する(ステップS712)。本例では、「浜田まゆみ」かつ「ロック調」である集合についての積集合を算出することとなる。
次に、(第1の属性値&第2の属性値)に係る共有度合S2を算出する(ステップS713)。本例では、「浜田まゆみ」かつ「ロック調」である集合についての共有度合S2を算出することとなる。
次に、第2の属性に含まれる全ての属性値が取得済みであるか否か判定する(ステップS714)。本例では、第2の属性に含まれる属性値は、「ロック調」しか取得されていないので、判定結果はNOとなり、ステップS710に移行し、ステップS710において、第2の属性に含まれる属性値「バラード調」を取得することとなる。
次に、第1の属性値が属さない全ての属性が取得済みであるか否か判定する(ステップS715)。
次に、第1の属性値として、属性値が全て取得済みであるか否か判定する(ステップS716)。本例では、S1が計算された属性値「バラード調」などが未取得であるので、ステップS716はNOとなり、ステップS708に移行し、ステップS708において、第1の属性値として、「バラード調」が選出されて、既に説明したステップS707以降の処理を、「バラード調」について実行することとなる。
以上の処理の結果、属性「アーチスト名」の属性値が「浜田まゆみ」かつ属性「曲調」の属性値が「バラード調」であるコンテンツIDの集合は、S2=0.79であり、属性「アーチスト名」の属性値が「浜田まゆみ」かつ属性「曲調」の属性値が「ロック調」であるコンテンツIDの集合はS2=0.5であるので、S2=0.79である集合に含まれるコンテンツID{14,15,18}を、S2=0.50である集合に含まれるコンテンツID{16,19}より先に推薦することになる。

6.実施の形態6
本実施の形態では、上述の実施の形態において説明した話題を喚起するコンテンツを選出して推薦する処理(以下、コンテンツ推薦処理という。)を実行する機能(以下、コンテンツ推薦機能という。)を、上述の実施の形態とは異なった機器で構成されるシステムで実現している。また、コンテンツ推薦処理の結果は、UIを用いてユーザに分かりやすく提示される。
以下に、本実施の形態に係るシステムの構成、UIの順に説明する。
6.1.システム構成
本実施の形態に係るコンテンツ推薦システムは、図24に示すように、コンテンツ推薦機能を搭載したSTB(Set Top Box)デバイス1001、STBデバイス1001に接続されたTVデバイス1002、STBデバイス1001と通信するモバイル端末1003、1004とを含んで構成される。

6.1.1.TVデバイス1002
TVデバイス1002は、PDP、LCD等の表示装置である。
TVデバイス1002は、より具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ディスプレイユニット、通信デバイス等から構成されるコンピュータシステムであり、前記ROMには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、その機能を達成する。
TVデバイス1002は、STBデバイス1001が出力するUI、コンテンツ等を表示するための映像信号を受信して、その映像信号に基づく映像を表示する。
また、TVデバイス1002は、ディスプレイ表面がタッチパネルとなっており、ユーザが前記タッチパネルに触れた場合にその触れた位置を示す接触位置情報をSTBデバイス1001に出力する。

6.1.2.STBデバイス1001
STBデバイス1001は、コンテンツ推薦機能を備えるHDDレコーダ、DVDレコーダ、コンポ等であり、TVデバイス1002とケーブル、無線等により通信し、モバイル端末1003及び1004と赤外線、無線及びLAN等により通信する。
STBデバイス1001は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、通信デバイス、ネットワークアダプタ等から構成されるコンピュータシステムである。前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、その機能を達成する。
STBデバイス1001は、通信によりモバイル端末1003及び1004からコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを取得し、取得したユーザプロファイルを用いて前記コンテンツ推薦機能により話題を喚起するコンテンツを選出する。
そして、STBデバイス1001は、推薦すべきコンテンツをユーザに分かりやすく提示するためのUI等を生成し、そのUIを表示させるための信号をTVデバイス1002とモバイル端末1003、1004に送信する。
また、STBデバイス1001は、TVデバイス1002から前記接触位置情報を受け取る。
STBデバイス1001は、前記接触位置情報を用いて、TVデバイス1002が画面に表示しているUIの中でユーザが接触した位置、画像を特定する。これにより、例えば、STBデバイス1001は、UI中にボタンを示す画像が表示されており、UIが表示された画面上でそのボタンがユーザにより触れられたことを認識する。そして、STBデバイス1001は、前記ボタンが触れられた場合に行うべき処理として予め記憶している処理を実行する。
STBデバイス1001は、図25に示すように、複数プロファイル取得部101、プロファイル共有関係把握部102、コンテンツ選択基準記憶部103、コンテンツ選択基準判定部104、コンテンツ選択部105、UI制御部1011、コンテンツ再生部1012及びコンテンツ蓄積部1013を含んで構成される。
ここで、複数プロファイル取得部101、プロファイル共有関係把握部102、コンテンツ選択基準記憶部103、コンテンツ選択基準判定部104及びコンテンツ選択部105のそれぞれは、特に明示しない限り既に図5を用いて説明した同符号の構成要素と同じものであるので説明は省略する。
UI制御部1011は、TVデバイス1002から受け取る接触位置情報に基づきUIを生成し、当該UIをTVデバイス1002に表示させるための映像信号をTVデバイス1002に対して出力する。
UI制御部1011は、現在表示中のUIにおいて前記接触位置情報に係る位置に表示されている画像が選択された場合に次に表示すべきUIを予め記憶しており、TVデバイス1002から接触位置情報を受け取ると、前記表示すべきUIを生成し、そのUIを示す映像信号をTVデバイス1002に対して出力する。
また、UI制御部1011は、表示中のUIにおいて、受け取った接触位置情報に係る位置にコンテンツIDが表示されていると判断した場合には、そのコンテンツIDに係るコンテンツの再生指示をコンテンツ再生部1012に対し送信する。
コンテンツ再生部1012は、前記再生指示に従い、コンテンツ蓄積部1013から再生すべきコンテンツを読み出して再生する。
コンテンツ蓄積部1013は、コンテンツを蓄積する蓄積デバイスである。
モバイル端末1003は、ユーザAが所有する携帯電話、PDA、音楽プレーヤ、写真閲覧端末、動画再生端末等のモバイル端末である。
モバイル端末1004は、ユーザBが所有するモバイル端末である。
モバイル端末1003は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカ等から構成されるコンピュータシステムである。前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツの再生機能や、STBデバイス1001から受信した、推薦されたコンテンツや表示指示されたUI等を表示するための信号に基づき、推薦コンテンツの表示UIの表示機能等を達成する。
モバイル端末1003は、それらを所有するユーザのコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを蓄積しており、ユーザからの指令があった場合や、他ユーザが所有する他モバイル端末が近接した際等に、前記ユーザプロファイルをSTBデバイス1001に送信する。
モバイル端末1003は、STBデバイス1001が出力するUI等を表示するための信号を受信し、そのUIを表示する。
また、モバイル端末1003は、UI等を表示するための表示部を備え、前記表示部の表面部分はタッチパネルとなっている。ユーザは、前記タッチパネルに接触することによりモバイル端末1003に対し指示を与える。ユーザが、前記タッチパネルに接触することによりコンテンツの再生を指示した場合、モバイル端末1003は、指定されたコンテンツを再生する。
モバイル端末1004については、モバイル端末1003と同様の構成を備えるので、説明は省略する。

6.2.UI
6.2.1.STBデバイス1001が生成するUI
次に、UIについて具体的に説明する。
UIは、STBデバイス1001により生成される。TVデバイス1002が、生成されたUIを示す映像信号等を受信して、TVデバイス1002が備えるディスプレイにUIを表示する。
図26は、コンテンツ推薦処理の結果をユーザに分かりやすく提示するためのUIを示す。
画像1100は、コンテンツ推薦処理の結果を表示するために最初に表示される画像である。
画像1100は、共通性マップ画像1111を含む画像1102と、共通性マップ画像1111についての説明が記載される画像1101とを含む。
共通性マップ画像1111は、上述の実施の形態で説明してきたユーザA及びユーザBについてのユーザプロファイルに係るコンテンツ推薦処理の結果について、ユーザに分かりやすく提示することを目的とした画像である。
共通性マップ画像1111は、表題画像1112、ベン図画像1113、詳細ボタン画像1114及びポップアップ画像1115を含む。
表題画像1112は、共通性マップ画像1111がいずれの属性についてコンテンツ推薦処理が成された結果であるかを示す。
ここでは、表題画像1112には、「総合」の文字が記載されている。
これは、集合Aが、ユーザAのユーザプロファイル中の全てのコンテンツIDを要素とし、集合Bが、ユーザBのユーザプロファイル中の全てのコンテンツIDを要素としていることを示す。
ベン図画像1113は、実施の形態1において説明した図6と同様のベン図を示す画像であり、集合Aを示す円1116と、集合Bを示す円1117とを含む。
両円については、識別容易にするため、円1116は一例として青色の線で描かれ、円1117は一例として赤色の線で描かれる。
ベン図画像1113においては、前記コンテンツ推薦処理にて選出された、話題を喚起するコンテンツIDが含まれる領域、即ち集合(A−(A&B))及び集合(B−(A&B))を示す領域が他の領域から容易に識別できるように強調表示されている。
本実施の形態では、前記強調表示は、強調表示すべき領域に斜線を描くことにより成される。
また、ベン図画像1113において、共有度合S(和集合(A|B)に対する積集合(A&B)の比率)の大きさが一見して把握できるように、共有度合Sが大きくなるほど円1116と円1117の重なり度合が大きくなっている。
画像1101には、画像1102の表示の説明が記載されている。
例えば、ベン図画像1113における集合Aは、ユーザAとしての「土田太郎さん」に係るコンテンツIDの集合を示し、集合Bは、ユーザBとしての「園部花子さん」に係るコンテンツIDの集合であることが示されている。
また、画像1102には、識別を容易化するためにベン図画像1113における集合Aを示す円1116が青色で縁取られており、ベン図画像1113における集合Bを示す円1117が赤色で縁取られていることが明記されている。
また、UI上のいずれの画像又は領域が、コンテンツ推薦処理にて選出された話題を喚起するコンテンツを示しているかを「注目ポイント」として記している。
本実施の形態では、話題を喚起するコンテンツIDが含まれる領域がUI上では斜線でハッチングされた部分であり、UI上で斜線でハッチングされた部分が「注目ポイント」であることを明記している。
なお、画像1101において、各ユーザに対する情報を、各ユーザ毎の集合を示す円を異なる色で縁取ることにより識別することとしているが、形状や線等、他の方法で行ってもよい。
また、話題を喚起する領域を斜線でハッチングすることにより識別容易化しているが、色や形状等、他の方法で行ってもよい。
ポップアップ画像1115は、ユーザが前記タッチパネル上で選択したUI上の領域に属するコンテンツリストをポップアップ表示する画像である。
例えば、前記タッチパネルに図26の画像1100が表示されている場合に、ユーザが集合(A−(A&B))の領域にタッチすると、集合(A−(A&B))の領域に対するポップアップ画像1115が表示される。
ここで、ポップアップ画像1115は、ユーザのタッチパネルへのタッチと無関係に、ベン図画像1113において強調して識別表示された話題を喚起する領域に属するコンテンツを表示することとしてもよい。
また、ポップアップ画像中にコンテンツIDを表示し、ポップアップ表示されている状態において、ポップアップ画像中に表示されているコンテンツIDの一つをユーザが指定することができることとしてもよい。この場合に、指定されたコンテンツIDに係るコンテンツを再生することとしてもよい。
詳細ボタン画像1114は、ユーザが前記タッチパネルに表示されている詳細ボタン画像1114に触れた場合に、より詳細な情報を示す画像を表示するためのボタンである。
例えば、図26に示す画像が表示されており、ユーザによりタッチパネルに表示されている詳細ボタン画像1114が触れられた場合、表示している画像1100を図26に示す画像から図27に示す画像へと遷移させる。
図27は、図26に示した画像について、詳細情報を表示するための画像である。
画像1102は、図27に示すように、図26に示す状態に比べて縮小され、画像1103と並べて表示される。
画像1103は、画像1102をより詳細な属性別に詳細表示するものである。
一例として、画像1103には、実施の形態2および実施の形態3において説明したコンテンツ推薦処理において、各属性について抽出された和集合(A|B)のうち、その和集合の要素数の多い順に(例えば上位3つが)選出され、その属性に係る共通性マップ画像が表示される。
具体的には、図26に示すように、画像1103には、共通性マップ画像1121、1122及び1123が表示される。
ここで、共通性マップ画像1121は、共通性マップ画像1111と同様に表題画像1131、ベン図画像1134、詳細ボタン画像1137を含む。
表題画像1131は、共通性マップ画像1121がいずれの属性についてのコンテンツ推薦処理結果に基づき生成されているかを示す。
ここでは、表題画像1131は、属性「アーティスト」についての属性値が「浜田まゆみ」であるコンテンツIDを要素としていることを示す「アーティスト」「浜田まゆみ」の文字が記載されている。
ベン図画像1134は、属性「アーティスト」についての属性値が「浜田まゆみ」であるコンテンツIDを集合A及びBの要素としていることを除いて、ベン図画像1113と同様のベン図を示す画像である。
共通性マップ画像1122は、共通性マップ画像1121と同様に表題画像1132、ベン図画像1135及び詳細ボタン画像1138を含む。
共通性マップ画像1122は、集合A及びBが、属性「ジャンル」についての属性値が「ロック調」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
共通性マップ画像1123は、共通性マップ画像1121と同様に表題画像1133、ベン図画像1136及び詳細ボタン画像1139を含む。
共通性マップ画像1123は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「歌田ひかり」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
また、共通性マップ画像1121〜1123については、共通性マップ画像1111の場合と同様に、ユーザがUI上で触れた領域に属するコンテンツリストをポップアップ表示する画像を表示することとしてもよい。
また、ユーザが、タッチパネルに表示された共通性マップ画像1121〜1123の中の1つに接触すると、接触された共通性マップ画像における集合(A−(A&B))、(B−(A&B))及び積集合(A&B)が選択可能になる。
そして、ユーザが、更に、その中で興味の沸いた領域を示す部分をタッチすると、ユーザが選択した領域に属するコンテンツリストがポップアップ画像により表示される。ユーザが、更にポップアップ画像中に表示されたコンテンツIDのうちの一つをタッチすると、ユーザにより指定されたコンテンツが再生される。
ここで、図26に示した画像が最初に表示されることとして説明してきたが、図27に示す画像が最初に表示されることとしてもよい。
また、選択した共通性マップ画像における「詳細ボタン画像」が選択可能になり、ユーザがその画像を選択して接触すると、例えば、図28に示すような画像p1200に切り換わることとしてもよい。
画像1200は、共通性マップ画像1211〜1213を含む画像1202と、共通性マップ画像1212を更に詳細に説明する共通性マップ画像1221〜1223を含む画像1203とを含む。
画像1201は、共通性マップ画像1211〜1213及び共通性マップ画像1221〜1223についての説明が記載される画像である。
画像1202は、画像1100における画像1103と同内容の画像であり、表示位置が画像1100における表示位置と異なっている。
画像1203は、画像1212を属性別に詳細表示するものである。
一例として、画像1203には、属性「ジャンル」の属性値が「ロック調」であるコンテンツIDについて、実施の形態2および実施の形態3において説明したコンテンツ推薦処理にて各属性について抽出された和集合(A|B)のうち、その和集合の要素数の大きい属性から順に(例えば上位3つが)選出され、その属性に係る共通性マップが表示される。
具体的には、図28に示すように、画像1203には、共通性マップ画像1221、1222及び1223が表示される。
共通性マップ画像1221は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「Devonce」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
共通性マップ画像1222は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「Girlz Women」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
共通性マップ画像1223は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「Stevie Carey」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
ここで、画像1100から画像1200に表示が切り換わる際、画像1101(画像1201)は切り替わらず、表示したままとしてもよい。
また、ユーザが、区域1221〜1223における「詳細」領域を選択した場合の画面遷移は、画面1100から画面1200から切り換わるのと同様に、更なる属性値で集合範囲が絞られた状態でユーザAとユーザBとの共通性マップが表示される。
また、切り換わった後のユーザの区域選択、領域選択、コンテンツ指定やそれに伴う表示形態等も、画面1100や画面1200におけるものと同様である。
なお、上述のように、ユーザがTVデバイス1002が搭載するタッチパネルの対象箇所をタッチすることにより、ボタンの押下、領域の選択、コンテンツの指定を行うのに代えて、以下のように行ってもよい。
モバイル端末1003、1004をリモコン替わりにして赤外線通信等を行うことにより、搭載するキーパッドの操作情報をSTBデバイス1001やTVデバイス1002に送信することとしてもよい。
また、モバイル端末1003、1004が搭載するタッチパネルにて搭載する画面上にて対象箇所をタッチした後、又は搭載する例えば十字キーパッド等を操作して対象箇所を選択、指定した後に、無線通信等により、その情報をSTBデバイス1001やTVデバイス1002に送信する等であってもよい。
また、モバイル端末1003、1004をリモコン替わりに活用する場合には、「詳細ボタン画像」を選択する代わりに、UI上で対象となる領域を選択した後、例えば十字キーパッド等の右ボタンを押下するといった操作によって、上述した「詳細ボタン画像」が押下された場合と同様の表示がされるとしてもよい。
6.2.1.モバイル端末1003、1004が生成するUI
次に、図29を用いて、モバイル端末1003、1004により表示されるUI、その画面遷移等について説明する。
なお、モバイル端末1003が搭載するディスプレイは、TVデバイス1002と比べて非常に小さいことからUI表示のための画面サイズに対する制約が強い。
TVデバイス1002のディスプレイに、画像1100のように、共通性マップ画像が垂直方向に3つ配された画像1103を含む画像を提示すると、却ってユーザが画像の内容を把握するのが難しくなる。
図29(a)は、ユーザAが所有するモバイル端末1003により表示される推薦コンテンツの提示UIである。
モバイル端末1003のディスプレイには、まず、例えば図29(a)に示すような画面1300が表示される。
画像1300は、既に説明した画像1100と基本的に同内容の画像であり、下記の点のみ異なる。
「土田太郎さん」との記載は、「土田太郎さん」が、端末1003のユーザであることを示すために「あなた」との記載に置き換わっている。
また、ユーザAである「あなた」にとって話題喚起となる領域が、例えばベン図画像中に斜線が描かれるなどにより明確に識別される表示となっている。
そこで、例えば、ユーザが、画像1300における「詳細画像ボタン」を選択した場合、画面が切り換わり、ユーザAとユーザBとの単一属性に基づく共通性マップとして図29(b)に示す画像1400が表示される。
画像1400は、既に説明した画像1100と基本的に同内容の画像であり、下記の点のみ異なる。
画像1400は、実施の形態2および実施の形態3において説明したコンテンツ推薦処理において各属性について抽出された和集合(A|B)のうち要素数の最も多いものが選出され、その属性に係る共通性マップ画像が表示される。
TVデバイス1002においては、表示画像中の領域をタッチパッドを用いて選択していたが、モバイル端末1003では、例えば搭載する十字キーパッド等を操作することで行う。
また、画像1400が表示されている場合において、画像1400中の上マークボタン画像1421や下マークボタン画像1422を選択することにより、他の属性に係る共通性マップ画像1511を含む画像1500を表示することとしてもよい。
そして、画像1500が表示されている場合において、画像1500中の上マークボタン画像1421を選択することにより、共通性マップ画像1411を含む画像1400の表示に戻ることとしてもよい。
ここで、ユーザが、「詳細画像ボタン」を選択した場合、より下位の属性のうち、和集合(A|B)の要素数の最も多い属性に係る属性値に係る共通性マップ画像が表示される。
ここで表示される共通性マップ画像は、例えば図28の画像1221に相当する画像である。
また、ユーザが更に「詳細画像ボタン」を選択した場合、画面遷移は上述したよう、画像1300から切り換わるのと同様に、更なる属性値で集合範囲が絞られた状態で、ユーザAとユーザBとの共通性マップが表示される。
また、切り換わった後のユーザの区域選択、領域選択、コンテンツ指定やそれに伴う表示形態等も、既に説明した画像1400や画像1500におけるものと同様である。
ユーザBが所有するモバイル端末1004により表示されるUIは、基本的な表示形態、領域選択、コンテンツ指定の方法等は、モバイル端末1003におけるものと同様である。
ただし、モバイル端末1004が表示する画像1600における画像1601においては、参加ユーザとしてユーザAは「土田太郎」とユーザBは「あなた」と表示される等、モバイル端末を所有するユーザ自身を明示化する箇所が「あなた」と表示する点が異なる。
また、モバイル端末1003の画像1502においては、コンテンツ推薦処理にて選出された話題を喚起する領域として集合(B−(A&B))が強調別表示されていたのに対し、モバイル端末1004では、画像1602においては、コンテンツ推薦処理にて選出された話題を喚起する領域として集合(A−(A&B))が強調して識別表示される等、モバイル端末を所有するユーザ自身が興味を喚起する領域(自身が未知の領域)が識別表示されるところが異なる。
なお、モバイル端末1003、1004はタッチパネルを備え、ユーザがタッチパネルに触れることにより、UI上の区域の選択、領域の選択、コンテンツの指定等を行ってもよい。
また、モバイル端末1003、1004は、十字キーパッド等を備え、ユーザが前記十字キーパッド等を操作して対象箇所を選択、指定する等としてもよい。
なお、ユーザ同士の話題を共有するために、ユーザAが所有するモバイル端末1003及びユーザBが所有するモバイル端末1004との間で情報を交換することとしてもよい。
例えば、ユーザAがモバイル端末1003を操作することにより、モバイル端末1003は、画面に表示している情報(ベン図等)を、モバイル端末1004に通知する。
モバイル端末1004は、モバイル端末1003から通知された情報を、自機の画面に表示する。
これにより、ユーザA及びユーザBは、お互いに、画面表示している情報をお互いに交換することができる。
なお、上記においては、コンテンツ推薦システムは、デバイス構成として、モバイル端末は2人が所有する2台という構成であったが、3台以上であってもよい。
この場合、3人以上のユーザに関する情報から構成されるベン図等による表示を行うこととなる。

7.実施の形態7
実施の形態6では、コンテンツ推薦システムを、STBデバイス1001、TVデバイス1002、ユーザAが所有するモバイル端末1003及びユーザBが所有するモバイル端末1004から構成する例について説明した。
本実施の形態に係るコンテンツ推薦システムは、上述の実施の形態6とは機器構成が異なっており、図30に示すように、コンテンツ推薦機能を搭載した総合デバイス1005、ユーザAが所有するモバイル端末1006及びユーザBが所有するモバイル端末1007から構成される。
総合デバイス1005は、カーナビゲーション、PC等であり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、通信デバイス、ネットワークアダプタ等から構成されるコンピュータシステムである。
前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツ推薦機能や推薦コンテンツの表示UIの表示機能等を達成する。
ここで達成されるコンテンツ推薦機能は、これまでの実施の形態において説明してきたコンテンツ推薦における内部処理による。
また、ここで達成される表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIは、実施の形態6において図27〜28を用いて説明したTVデバイス1002が搭載する表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIと同様である。
総合デバイス1005は、搭載したコンテンツ推薦機能により、モバイル端末1006とモバイル端末1007から、赤外線通信や無線通信、LAN等を用いてコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを取得し、話題を喚起するコンテンツを選出し、そのコンテンツを表示するためのUIを生成する。
また、搭載した表示機能により、搭載したコンテンツ推薦機能により推薦されたコンテンツや表示指令されたUI等を表示する。
また、表示されたUIに対しユーザが領域を指定するためのタッチパネルを搭載しており、指定された領域に属するコンテンツを再生する。
所有するモバイル端末1006、1007は、それぞれ携帯電話機、PDA、音楽プレーヤ、写真閲覧端末、動画再生端末等であり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカ等から構成されるコンピュータシステムである。
前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツの再生機能や、総合デバイス1005から受信した、推薦されたコンテンツや表示指令されたUI等を表示するための信号に基づき、推薦コンテンツの表示UIの表示機能等を達成する。
ここで達成される表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIは、実施の形態6において図27を用いて説明した、モバイル端末1003、1004が搭載する表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIと同様である。
モバイル端末1006、1007は、それらを所有するユーザのコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを蓄積しており、ユーザからの指令があった場合や、他ユーザ所有が所有する他モバイル端末が近接した際等に、蓄積したユーザプロファイルをSTBデバイス1001に送信する。
また、STBデバイス1001から受信した、推薦されたコンテンツや表示指令されたUI等を表示するための信号を受信し、それらを表示する。
また、表示されたUIに対しユーザが領域を指定するためのタッチパネルを搭載しており、指定された領域に属するコンテンツを再生する。
なお、ユーザ同士の話題を共有するために、ユーザAが所有するモバイル端末1006及びユーザBが所有するモバイル端末1007との間で情報を交換することとしてもよい。
例えば、ユーザAがモバイル端末1006を操作することにより、モバイル端末1006は、画面に表示している情報(ベン図等)を、モバイル端末1007に通知する。
モバイル端末1007は、モバイル端末1006から通知された情報を、自機の画面に表示する。
これにより、ユーザA及びユーザBは、お互いに、画面表示している情報をお互いに交換することができる。
なお、上記においては、コンテンツ推薦システムは、デバイス構成として、モバイル端末は2人が所有する2台という構成であったが、3台以上であってもよい。
この場合、3人以上のユーザに関する情報から構成されるベン図等による表示を行うこととなる。

8.実施の形態8
実施の形態6においては、コンテンツ推薦機能を搭載したSTBデバイス1001とTVデバイス1002と、ユーザA、Bが所有するモバイル端末1003、1004とから構成されるコンテンツ推薦システムについて説明した。
また、実施の形態7においては、コンテンツ推薦機能を搭載した総合デバイス1005と、ユーザA、Bが所有するモバイル端末1006、1007とから構成されるコンテンツ推薦システムについて説明した。
本実施の形態に係るコンテンツ推薦システムは、図31に示すように、ユーザAが所有するモバイル端末1008及びユーザBが所有するモバイル端末1009から構成される。
即ち、上述のSTBデバイス1001、TVデバイス1002、総合デバイス1005のような機器は用いない モバイル端末1008及び1009は、携帯電話機、PDA、音楽プレーヤ、写真閲覧端末、動画再生端末等であり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカ等から構成されるコンピュータシステムである。
前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツの再生機能や、コンテンツ推薦機能、推薦コンテンツの表示UIの表示機能等を達成する。
ここで達成されるコンテンツ推薦機能は、これまでの実施の形態において説明してきたコンテンツ推薦における内部処理である。ここで達成される表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIは、実施の形態6において図29を用いて説明した、モバイル端末1003、1004が搭載する表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIと同様である。
モバイル端末1008、1009は、それらを所有するユーザのコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを蓄積しており、ユーザからの指令があった場合や、他ユーザ所有が所有する他モバイル端末が近接した際等に、蓄積したユーザプロファイルに基づき、話題を喚起するコンテンツを選出し、そのコンテンツを表示するためのUIを形成する。
また、搭載した表示機能により、搭載したコンテンツ推薦機能により推薦されたコンテンツや表示指令されたUI等を表示する。また、表示されたUIに対しユーザが領域を指定するためのタッチパネルを搭載しており、指定された領域に属するコンテンツを再生する。
なお、ユーザ同士の話題を共有するために、ユーザAが所有するモバイル端末1008及びユーザBが所有するモバイル端末1009との間で、上述の実施の形態7で説明したのと同様に、情報を交換することとしてもよい。
なお、上記においては、コンテンツ推薦システムは、デバイス構成として、モバイル端末は2人が所有する2台という構成であったが、3台以上であってもよい。
この場合、3人以上のユーザに関する情報から構成されるベン図等による表示を行うこととなる。

9.実施の形態9
これまでの実施の形態においては、ユーザプロファイルとして、楽曲といった商用コンテンツの視聴履歴を活用する例を用いて説明した。
本実施の形態においては、ユーザプロファイルとして、ユーザが所有するカメラにより撮影された写真や各種センサによりセンシングされたデータの履歴等、プライベートコンテンツおよびそのコンテンツ情報のデータ履歴を活用する例を用いて説明する。
本実施の形態に係るコンテンツ推薦システムにおいても、共通度合の設定や算出方法等のコンテンツ推薦における内部処理及びそのバリエーション、コンテンツ推薦において内部処理を行うためシステム、デバイス構成及びそのバリエーション等は、これまでの実施の形態で説明してきた内容と同様である。
本実施の形態では、モバイル端末1006が、コンテンツ情報を生成するものとする。
モバイル端末1006は、カメラを備えるものとする。
コンテンツは、各ユーザが装着するカメラにより連続撮影された写真であるとする。
そして、コンテンツ情報は、コンテンツである写真が撮影された時のユーザの行動や場所等に関する情報である。
コンテンツ情報は、例えば、ユーザが装着するカメラに搭載されたGPSやジャイロ等のセンサや部屋や基地局に設置された環境センサ等によりセンシングされたデータに基づきユーザの行動や場所等が解析されたものであり、各属性及び属性に対する属性値としてコンテンツに対応づけられる。
属性は、論理的な階層構造を成し、第1階層を最上位階層として、第2階層、第3階層・・・第n階層まで、階層が下がる毎に、属性の詳細さが増す。
図32は、属性と属性値とを、階層構造で示した図である。
図32中の四角で囲っている文字は属性を示している。
図32に示すように、「行動媒体」(3001)、「行先」(3002)は、第1階層の属性であり、「ゾーン」(3003)、「パーク名」(3004)、「テーマ名」(3005)、「エリア」(3006)は、第2階層の属性であり、「エリア」(3007)、「都道府県」(3008)は、第3階層の属性である。
また、図32に示すように、あるコンテンツについて、第1階層の属性「行動媒体」(3001)の属性値が「ドライブ」(3101)である場合、第2階層の属性として、「ゾーン」(3003)を有することになる。
そして、第2階層の属性「ゾーン」(3003)の属性値が「市街地」(3101)である場合には、前記あるコンテンツは、第3階層の属性として「エリア」(3007)を有する。
前記あるコンテンツは、第3階層の属性「エリア」(3007)の属性値として、「関西」(3201)、「関東」(3202)等のうちのいずれかを有する。
図32に示す階層構造については、予め定められており、モバイル端末1006その他のシステム中の機器にデータベースとして記録されているものとする。
次に、システムにおいて、上記階層構造に従い、コンテンツ、属性と属性値とを保持するためのデータ構造について説明する。
図33は、属性と属性値を保持するためのデータ構造である、コンテンツ情報テーブルを示している。
図中の(A、B)の記載は、属性Aと属性値Bとが対応づけられたエントリを示す。
コンテンツ情報テーブルは、以下のように生成される。
例えば、モバイル端末1006が備えるカメラにより、写真1(3301)が撮影されたものとする。
モバイル端末1006は、GPS機能により、自動車が移動する程度の速度で自機が移動していることを認識し、属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」であると決定し、コンテンツ情報テーブル中の写真1(3301)と同行に(行動媒体,ドライブ)(エントリ3302)を書き込む。
また、モバイル端末1006は、GPS機能により認識した現在位置を示す情報と、予め備える地図の情報とを照合し、市街地を走行していることを認識する。
そして、第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」である場合には、第2階層の属性は「ゾーン」を用いることを図32から認識し、第2階層の属性「ゾーン」の属性値が「市街地」であると決定する。
そして、モバイル端末1006は、コンテンツ情報テーブル中の写真1(3301)と同行に、(ゾーン,市街地)(エントリ3303)を追加する。
その他の属性についても、用いる属性を図32から把握し、それぞれの属性について、GPSやジャイロ等のセンサや部屋や基地局に設置された環境センサ等によりセンシングされたデータに基づいて属性値を設定していく。
以上のようにして、「写真1」(3301)については、属性と属性値の組を示すエントリとして、(行動媒体,ドライブ)3302、(ゾーン,市街地)3303、(エリア,関西)3304、(行先,テーマパーク)3305、(パーク名,大阪パーク)3306がコンテンツ情報テーブルに記録される。
同様に、図33の「写真100」3307についても、(行先,テーマパーク)3308、(パーク名,東京パーク)3309、(テーマ名,絶叫マシン)3310、(エリア,関東)3311、(都道府県,千葉)3312がコンテンツ情報テーブルに記録される。
図33では、属性の階層を考慮せずに、属性と属性値の対応であるエントリをコンテンツ情報テーブル中に並べたので、この場合は、各属性の階層は、図32に示した階層構造を別途参照することになる。
コンテンツ情報テーブルのデータ構造は、図34に示したようにしてもよい。
図34の同列は、同じ階層の属性に係るエントリを示す。
例えば、エントリ3402(行動媒体,ドライブ)と、エントリ3405(行先,テーマパーク)と、エントリ3407(行動内容,旅行)とは、同じ第1階層のエントリである。
また、エントリ3403(ゾーン,市街地)と、エントリ3406(パーク名,大阪パーク)と、エントリ3408(エリア,関西)とは、同じ第2階層のエントリである。
また、エントリ3404(エリア,関西)は、第3階層のエントリである。
また、図34の同行には、従属関係があるエントリが並んでいる。
第1階層のエントリ3402(行動媒体,ドライブ)についての下位階層は、第2階層のエントリ3403(ゾーン,市街地)であり、その下位階層は、第3階層のエントリ3404(エリア,関西)である。
この場合、図32のような階層構造を別途参照する必要はないが、エントリ3404と、エントリ3408のように、内容的に重複しているエントリを持ってしまう場合がある。
図32〜図34には図示出来なかったが、以下に、各階層の属性と属性値の具体例を更に挙げる。
第1階層の属性としては、「行動媒体」、「行先」、「行動内容」等がある。
「行動媒体」属性の属性値には、「ドライブ(車)」、「散歩(徒歩)」、「サイクリング(自転車)」等がある。
「行先」属性の属性値としては、「テーマパーク」、「映画館」、「カラオケ」等がある。
「行動内容」属性の属性値としては、「旅行」、「スポーツ」、「パーティ」等がある。
第2階層の属性としては、第1階層の属性より詳細な属性である「ゾーン」「スポット」「エリア」等があり、これらは、第1階層の属性「行動媒体」の属性値「ドライブ」に対応している。
第1階層の他の属性「行先」等に関しては、第2階層の属性として、別の属性が対応づけられている。
「ゾーン」属性の属性値としては「市街地」、「海辺」、「森林」等がある。
「スポット」属性の属性値としては「夜景」、「自然」、「デートコース」等がある。
「エリア」属性の属性値としては「関西」、「関東」、「九州」等がある。
また、第2階層の属性として、「テーマ」、「パーク名」、「エリア」等もあり、これらは、第1階層の属性「行先」の属性値「テーマパーク」に対応している。
「テーマ」属性の属性値としては「絶叫マシーン」、「ファミリーイベント」、「ホラーブース」等がある。
「パーク名」属性の属性値としては「大阪パーク」「東京パーク」「宇宙パーク」等の各テーマパーク名がある。
「エリア」属性の属性値としては「関西」、「関東」、「九州」等が情報として付与されている。
なお、前記の各属性値には固有の属性値ID(グループID)を割り振って内部処理してもよい。
また、コンテンツ情報の種類や構成は、上記に限らず、他の種類や構成であってもよい。
次に、図35に、図33に一例として示したコンテンツ情報テーブルを用いたベン図の一例を示す。
第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」であるコンテンツについてのベン図である。
集合Aは、第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」である、第2階層の属性値「山」「川」「ダム」、「森林」を含んでいる。
ここで、図中の”森林(5)”の記載は、第2階層の属性値として「森林」が5エントリ含まれていたことを示す。
集合Bは、第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」である、第2階層の属性値「市街地」を含んでいる。
上記ベン図は、ユーザA、ユーザBのそれぞれのユーザプロファイルとして記録されたコンテンツ情報テーブルを用い、第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」であるコンテンツについて、第2階層の属性の属性値を要素とする集合をそれぞれ集合A、集合Bとし、これまでの実施の形態において説明してきた算出方法と同様にして、和集合(A|B)に対する積集合(A&B)の比率により共有度合Sを算出したものである。
図36〜38は、本実施の形態に係る上述したコンテンツ、コンテンツ情報、ユーザプロファイル、コンテンツ情報テーブルを用いての推薦コンテンツの提示UIの一例を示す。
図36〜38は、詳細ボタン画像を押下したときの動作などおおよそ図27〜29と対応している。
ただし、図27〜29は、コンテンツIDを要素とした集合を用いたベン図を表示しているのに対して、図36〜38は、表題画像中に示された属性と属性値に対する下位階層の属性値を集合の要素としている点が異なる。
図36〜38においては、「詳細画像ボタン」が押下されると、その「詳細画像ボタン」を含む共通性マップ画像の表題画像に示された属性と属性値に対する、1階層下の属性及び属性値を集合の要素とした内容が表示されることになっている。
例えば、共通性マップ画像1711は、ユーザA及びユーザBについてのコンテンツ情報のデータ履歴を用いて算出した共有度合等に基づき生成される。
この場合の集合Aの要素は、ユーザAについての第1階層の全ての属性に対する属性値である。
また、集合Bの要素は、ユーザBについての第1階層の全ての属性に対する属性値である。
共通性マップ画像1711には、集合A及び集合Bに関するベン図を示すベン図画像が含まれる。
図36の画像1703中の画像1721は、最上位の属性「総合」について、詳細に示すための画像の1つであり、最上位階層の属性「総合」の下位の階層である第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」であるコンテンツについての第2階層の属性値を用いて生成する。
なお、図39は、図37がディスプレイに表示されている場合において、共通性マップ画像1811の詳細画像ボタンが選択されている図37の状態から、ユーザ操作により共通性マップ画像1812の詳細画像ボタンが選択された後に表示する画像である。表示される画像が、属性「行動媒体」の属性値「ドライブ」に係る画像1803から、属性「行先」の属性値「テーマパーク」に係る画像1903に変化している。
このように、複数表示されている詳細画像ボタンのうちいずれを選択するかによって、いずれの「属性」及び「属性値」について、詳細な共通性マップ画像を表示するかを変更することとしてもよい。
なお、個人が所有するカメラ、センサ等により取得された情報については、商用コンテンツとは異なり、これまでの実施の形態においてユーザ間で共通に用いていたコンテンツIDが存在しないか又はID自体が存在しない場合が多いため、本実施の形態では、共通度合等の共有関係を処理する際に、属性値を用いた。
しかし、これに代えてグループIDを属性値に割り振って用いること等としてもよい。

10.なお書き
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の実施の形態においては、コンテンツ選択基準における最初の判断基準をコンテンツIDで行うとしているが、他の情報を用いてもよい。
例えば、ジャンル、アーティスト、配信日時、配信期間等の他のコンテンツに関する情報を用いることとしてもよい。
(2)上記の実施の形態において、属性として、曲IDや、アーチスト名などを使用していたが、属性はコンテンツを分類する基準とできるものであればよい。
例えば、プロデューサ名、使用楽器、アーチストの所属事務所名、配信日時、配信期間等であってもよい。
(3)選出されたコンテンツIDが複数ある場合、これらの提示順序は、属性以外の他の基準を用いて決定してもよい。
例えば、選出されたコンテンツIDに係るコンテンツのうち、これまでに再生された再生回数の多いものから順に、提示することとしてもよいし、ネット購入によるコンテンツ毎のダウンロード回数を別途取得して、ダウンロード回数の多いものから選出してもよい
(4)実施の形態において、コンテンツ推薦装置1がユーザプロファイルとして2つの視聴履歴情報を取得する例で説明したが、これに限らない。例えば、3つ以上のユーザプロファイルを取得、処理することとしても当然構わない。
また、共有度合Sの算出は、全ての集合に共通の部分集合に限らず、共通部分を含む集合について算出してもよい。算出した共有度合Sが所定値以上であった場合には、前記共通部分を含む集合以外の集合を選択することとしてもよい。
例えば、図23のベン図に示すような場合を例に説明する。
集合A={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16,51}
集合B={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,17,18,52}
集合C={13,51,52,53}
である。
上述の実施形態では、この共有度合Sは、集合(A&B&C)について算出したが、本変形例では、少なくとも2つの集合間で重複部分のある部分集合について算出する。
例えば、共有度合Sを、図23における、集合801と、集合802と、集合803と、集合804のそれぞれについて算出することとしてもよいし、集合801と、集合802と、集合803と、集合804を合わせた集合である集合805について算出することとしてもよい。
例えば、集合805について算出した共有度合Sが、所定度合以上であった場合には、集合((A|B|C)−((A&B)|(B&C)|(C&A)))を選出することとしてもよい。
ここで、集合801は、集合(A&B&C)であり、集合802は集合((A&B)−(A&B&C))であり、集合803は集合((A&C)−(A&B&C))であり、集合804は集合((B&C)−(A&B&C))であり、集合805は集合((A&B)|(B&C)|(C&A))である。
(5) 上述の実施形態では、共有度合Sとして積集合と和集合の割合を計算する場合について説明してきたが、共有度合Sに他の尺度を用いることとしてもよい。
(6) 上記においては、コンテンツ情報が階層的な構造である場合において、コンテンツ推薦処理、その結果表示される推薦コンテンツの提示UI等を説明したが、コンテンツ情報が階層的な構造でない場合においても、集合対象となる属性の下位層にある詳細な属性の代わりに集合対象となる属性以外の属性を活用する等により共有度合Sを算出し、その結果としてのベン図を表示するといった処理を行ってもよい。
(7) 上記の実施の形態では、ユーザプロファイルとして、ユーザが所有するカメラにより撮影された写真や各種センサによりセンシングされたデータの履歴を活用する例を用いて説明したが、これに限定されるものではない。
他のデータ履歴をユーザプロファイルとして用いてもよい。
(8) 上記の実施の形態において、楽曲といった商用コンテンツの視聴履歴を用いる例では、コンテンツIDの集合をプロファイルとして、その集合に対する和集合と積集合により共通度合を算出していたが、これに限られない。
実施の形態9でプライベートコンテンツを活用する例で示したように、グループIDを集合の要素とし、その和集合と積集合により共通度合を算出するとしてもよい。
また、コンテンツ情報が階層的な構造として定義されていない場合においても、詳細な属性として、下位階層の属性について、共通度合を表示するのに代えて、その他の属性を活用する等により共有度合Sを算出し、その結果としてのベン図を表示することとしてもよい。
(9) 上記の実施の形態では、プライベートコンテンツのデータ履歴を活用する例においては、グループIDを要素とする集合について、その和集合と積集合により共通度合を算出するとして説明したが、これに限らない。
例えばユーザ間コンテンツ交換システム等によりプライベートコンテンツの交換が行える環境下において、ユーザ間で共有コンテンツIDを保有している場合等、実施の形態1〜8で商用コンテンツを活用する例において記述したように、集合はコンテンツIDを要素として、その和集合と積集合により共通度合を算出するとしてもよい。
(10) 上記の実施の形態では、楽曲視聴等、商用コンテンツの視聴履歴とプライベートコンテンツのデータ履歴とを別個に説明した。しかし、両履歴を共にユーザの行動に係るデータ履歴の一つとして捉えて、例えば、商用コンテンツ視聴を、プライベートコンテンツのデータ履歴における各属性(「行動媒体」、「行先」、「行動内容」等)と同列の属性として処理し、コンテンツ推薦や推薦コンテンツの視聴UI生成等を行うとしてもよい。
(11) 上記の実施の形態では、コンテンツ情報のデータ履歴を活用するコンテンツ推薦や推薦コンテンツの視聴UI生成のための処理として説明したが、コンテンツ(商用コンテンツとしての楽曲やプライベートコンテンツとしての写真等)を伴わないユーザの行動や場所等のデータ履歴を活用することで、実施の形態9と同様の処理をし、実施の形態9において図36〜39を用いて説明したUIと同様のUIを構築するとしてもよい。
(12) 上記の実施の形態では、ユーザ間の共有関係を把握するための表示形態としてベン図を用い、そこでユーザ間の共有度合をベン図の重複度で表現し、ユーザを色識別する例を説明したが、更にベン図を加工することで、ユーザがそれらを認識しやすい表示形態としてもよい。
例えば、表示するベン図におけるユーザ間の重複領域の色をその重複領域の元になる各ユーザに設定された色を加法混色や減法混色により混色した色になるように設定すること等で、ユーザ間の共有関係がより把握し易くなるようにしてもよい。
また、例えば、ユーザ間の共有度合が大きい(もしくは、小さい)程、表示するベン図における各ユーザを表す領域の色や領域の境界線の色が濃くなるようにすること等で、ユーザ間の共有関係がより把握し易くなるようにしてもよい。
また、例えば、ユーザ間の共有度合が大きい(もしくは、小さい)程、表示するベン図におけるユーザ間の重複領域の色が濃くなるようにすること等で、ユーザ間の共有関係がより把握し易くなるようにしてもよい。
また、例えば、話題を喚起する領域が小さい(もしくは、大きい)程、表示するベン図における話題を喚起する領域の色が濃くなるようにしたり、これまでの実施の形態で記述したように話題を喚起する領域を斜線により識別している場合にはその斜線の線を多くなるようにしたりすること等で、ユーザ間の共有関係がより把握し易くなるようにしてもよい。
(13) 上記の実施の形態では、ユーザ間の共有関係を把握するための表示形態としてベン図を用い、そこでユーザ間の共有度合をベン図の重複度で表現する例を説明したが、ユーザの共有度合を他の方法で表現するとしてもよい。例えば、各共有度合の範囲に個別のマーカや顔表情を対応付けておき、それらを表示することで、ユーザ間の共有関係を把握するための表示形態としてもよい。
(14)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(15)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
(16)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカード又は前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、などから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカード又は前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、前記ICカード又は前記モジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(17)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(18)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明は、多数のコンテンツから一のコンテンツを選択して再生する携帯型音楽プレーヤなどコンテンツ再生装置等としての利用に好適である。
本発明は、視聴履歴その他のプロファイル情報等に基づきユーザにとって有益な情報を提示する情報提示装置であって、特に、その提示方法に関する。
近年、情報提示装置の一例である携帯型音楽プレーヤ等において、記憶容量の増大に伴いコンテンツが大量に記憶されており、ユーザにとって、おびただしい数のコンテンツの中から視聴すべき適切なコンテンツを選出するのが難しくなっている。
この問題に対し、特許文献1には、複数ユーザそれぞれについての、複数のユーザに係る視聴履歴等のユーザプロファイルを収集し、ユーザプロファイル間で相当数合致したコンテンツを提示する技術が開示されている。
特表2005−513688号公報
しかしながら、前記特許文献1の従来技術では、複数のユーザが共によく再生しているという一の観点から絞り込まれたコンテンツが提示されるに過ぎない。このように提示されたコンテンツは、ユーザにとって新鮮味に欠け、話題喚起に繋がらないため、視聴すべきコンテンツについて適切に提示されているとは言い難い。
上記の問題に鑑み、本発明は、ユーザにとり有益な、ユーザ間の話題喚起に繋がるコンテンツ等の情報について、ユーザにとって把握容易に提示する情報提示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置であって、第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得手段と、第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成手段と、第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定手段と、決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示手段とを備える。
本発明の情報提示装置は、上述の構成を備えることにより、前記各組について算出された重複度合を並べて提示するので、第1及び第2情報群の関連性について、複数の観点を切り口としてユーザにとって把握容易に一覧的に提示することができる。
また、前記提示手段は、各組について、第1部分群と第2部分群との積集合と、第1又は第2部分群と前記積集合との差集合とのいずれかを選択する集合選択部と、前記提示順序に従い、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合いを並べて表示する表示部とを含むこととしてもよい。
この構成によれば、前記重複度合に基づいて、積集合又は差集合を選択するので、重複度合が所定値以上であるというほぼ嗜好の似ているユーザ間で、一方のユーザが知らないデータを推薦したり、嗜好がほとんど異なるユーザ間で、双方に共通の趣味のデータを推薦するなど、ユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記集合選択部は、前記積集合の要素数と、前記和集合の要素数との比が所定値以上である場合に前記差集合を選択することとしてもよい。
この構成によれば、前記比が所定値以上であるというほぼ嗜好の似ているユーザに関して、一方のユーザの知らないデータを選択することにより、ユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記集合選択部は、前記積集合の要素数と前記和集合の要素数との比が所定値未満である場合に、前記積集合を選択することとしてもよい。
この構成によれば、前記比が所定値未満であるという嗜好がほとんど異なるユーザ間で、双方に嗜好が共通するデータを推薦するなどユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記決定手段は、前記提示順序を、各組に係る第1部分群と第2部分群との和集合の要素数に関し降順とすることとしてもよい。
この構成によれば、前記和集合の要素数の大きいものから降順に提示するので、嗜好がおおよそ共通していると推定される観点から絞り込んで順番に重複度合が提示されることから、ユーザ間の話題喚起に繋がる可能性を高めることができる。
また、前記決定手段は、前記提示順序を、各組に係る重複度合の大きさに関し降順とすることとしてもよい。
この構成によれば、より重複度合の大きいものから順に提示するので、嗜好が一致していると推定される観点から絞り込んで順番に重複度合を提示されることから、ユーザ間の話題喚起に繋がる可能性を高めることができる。
また、前記算出手段は、更に、前記第1情報群に含まれるデータと、前記第2情報群に含まれるデータとの間において、付加された第1属性の重複度合を算出し、前記提示手段は、更に、第1属性の重複度合を可視化して提示することとしてもよい。
また、前記提示手段は、切替指示を受け付けており、前記切替指示を受信した場合に、第1属性に係る重複度合の提示と、前記第1属性に係る重複度合の提示内容を詳細化した、第2属性に係る複数の重複度合の提示とを切り替えることとしてもよい。
また、前記提示手段は、切替指示を受け付けており、前記切替指示を受信した場合に、第1属性に係る重複度合の提示と、前記第1属性に係る重複度合の提示内容を詳細化した、第1属性に係る重複度合及び第2属性に係る複数の重複度合を並べた提示とを切り替えることとしてもよい。
また、前記提示手段は、前記重複度合が所定値以上である場合に、第1情報群又は第2情報群と、第1及び第2情報群の積集合との差集合を選択し、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合を表示することとしてもよい。
また、前記提示手段は、前記重複度合が所定値未満である場合に、第1及び第2情報群の積集合を選択し、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合を表示することとしてもよい。
この構成によれば、第1属性値について重複度合を可視化し、その第1属性値を共通に持つデータ情報に関し複数の第2属性値についても重複度合を可視化するので、属性について、第1属性を上位階層とし、第2属性を、第1階層を詳細化した下位階層とする階層構造として管理することができる。
また、前記提示手段は、算出した第1属性の重複度合と、算出した各組に係る第2属性の重複度合とを並べて表示することとしてもよい。
この構成によれば、第1属性値に係る重複度合と、第2属性値に係る重複度合を、一覧的に把握できるようユーザに対して提示することができる。
また、前記第1属性は、データが属するグループを示すグループIDであり、前記第2属性は、データを識別するデータIDであることとしてもよい。
また、前記第1属性は、データが属するグループを示すグループIDであり、前記第2属性は、前記第1属性とは別のグループIDであることとしてもよい。
この構成によれば、データをグループ化し、そのグループ及びデータそれぞれを簡単に識別することができる。
また、第1及び第2属性は、第1属性を上位階層とし、第2属性を下位階層とするツリー構造を構成し、第2属性が取り得る値は、第1属性の内容に対応して予め定められていることとしてもよい。
この構成によれば、第1及び第2属性値についての設定を階層構造化し、ユーザにとって把握容易にすることができる。
また、前記提示手段は、重複度合を、第1部分群と第2部分群との関係を示すベン図を表示することにより可視化することとしてもよい。
この構成によれば、前記第1及び第2集合の関係を分かり易くユーザに提示することができる。
また、前記データは、コンテンツであってもよい。
この構成によれば、コンテンツから構成される第1及び第2情報群の関連性について、複数の観点を切り口としてユーザにとって把握容易に一覧的に提示することができる。
また、前記データは、ログ情報であってもよい。
この構成によれば、ログ情報から構成される第1及び第2情報群の関連性について、複数の観点を切り口としてユーザにとって把握容易に一覧的に提示することができる。
また、前記情報提示装置は、更に、取得した前記第1情報群及び前記第2情報群の重複度合を算出する重複度合算出手段と、算出された前記重複度合に基づいて、前記第1情報群及び前記第2情報群の重なりである重複集合と、前記第1情報群又は前記第2情報群から前記重複集合を除く非重複集合とのいずれかを選択する集合選択手段と、選択された集合に含まれるデータ情報を選出する情報選出手段とを備えることとしてもよい。
この構成によれば、前記重複度合に基づいて、重複集合又は非重複集合を選択するので、重複度合が所定値以上であるというほぼ嗜好の似ているユーザ間で、一方のユーザが知らないデータを推薦したり、嗜好がほとんど異なるユーザ間で、双方に共通の趣味のデータを推薦するなど、ユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記集合選択手段は、前記重複度合が所定値以上である場合に、前記非重複集合を選択することとしてもよい。
この構成によれば、前記重複度合が所定値以上であるというほぼ嗜好の似ているユーザに関して、一方のユーザの知らないデータを選択することにより、ユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記集合選択手段は、前記重複度合が所定値未満である場合に、前記重複集合を選択することとしてもよい。
この構成によれば、前記重複度合が所定値未満であるという嗜好がほとんど異なるユーザ間で、双方に嗜好が共通するデータを推薦するなどユーザ間の話題喚起に繋がるデータを推薦することができる。
また、前記重複度合算出手段は、前記第1情報群及び前記第2情報群の少なくとも一方に含まれるデータ情報の数を示す第1数を算出し、前記重複集合に含まれるデータ情報の数を示す第2数を算出し、第1数に対する第2数の比率を、前記重複度合として算出することとしてもよい。
この構成によれば、重複度合として、前記第1数と前記第2数の比率という指標に基づいて、推薦するデータを選出することができる。
また、前記データ情報は、データを識別するデータIDと、データが属するグループを示すグループIDとを含み、前記取得手段は、更に、複数のデータ情報からなる第3情報群と、複数のデータ情報からなる第4情報群とを取得して、データ情報に含まれるグループIDの値それぞれについて、前記第3情報群から前記値を持つグループIDを含むデータ情報を抽出することにより第1情報群を生成し、前記第4情報群から当該値を持つグループIDを含むデータ情報を抽出することにより第2情報群を生成し、前記重複度合算出手段は、更に、グループIDの値それぞれについての第1情報群と第2情報群の重複度合を算出し、前記集合選択手段は、更に、グループIDの値に対応する重複度合の大きいものから順に、グループIDを1以上選出し、選出したグループIDに対応する重複度合に基づいて、当該グループIDの値に係る第1情報群と第2情報群の重なりである重複集合と、第1情報群と第2情報群から当該重複集合を除く非重複集合とのいずれかを選択し、前記情報選出手段は、前記集合選択手段により順に選択された集合に含まれるデータ情報を選出することとしてもよい。
この構成によれば、データを推薦する順序をグループID毎に算出された重複度合に基づき詳細化することができ、よりユーザ間の話題喚起に繋がるデータから先に推薦することができる。
本発明の情報提示方法は、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる情報提示方法であって、第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得ステップと、第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成ステップと、第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定ステップと、決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示ステップとを含む。
本発明の情報提示プログラムは、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる情報提示プログラムであって、第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得ステップと、第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成ステップと、第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定ステップと、決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示ステップとの各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明の集積回路は、複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる集積回路であって、第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得手段と、第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成手段と、第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定手段と、決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示手段とを備える。
この構成によれば、前記各組について算出された重複度合を並べて提示するので、第1及び第2情報群の関連性について、複数の観点を切り口としてユーザにとって把握容易に一覧的に提示することができる。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ推薦システムは、複数のコンテンツを記憶している複数のプレーヤ端末と、コンテンツ推薦装置とから構成され、コンテンツ推薦装置が、プレーヤ端末それぞれから、視聴履歴などのユーザプロファイルを取得し、取得したユーザプロファイルに基づいて、プレーヤ端末のユーザ間の話題を喚起するコンテンツを選出して、推薦するものである。
また、ユーザプロファイル相互の関係を、UI(User Interface)を用いて表示することで一見して把握容易にするものである。
ここで、話題を喚起するコンテンツとは、ユーザが、非常に興味を持つ、ユーザにとって気になるコンテンツである。
例えば、複数のユーザが、歌手Hの歌っている楽曲のほとんどを聞いたことがある場合を想定する。この場合に、ユーザAのみが聞いたことのある歌手Hの歌っている楽曲Cがあることが分かれば、ユーザA以外のユーザは、歌手Hが歌っている楽曲のほとんどを知っているにも関わらず、まだ聞いたことのない楽曲Cについて、大変興味を持つ。ユーザA以外のユーザは、楽曲Cの視聴を望み、またユーザAに対し、楽曲Cの感想を求めることとなる。ユーザAは、他のユーザに対し楽曲Cを聞いたときの感想等を話す。即ち、楽曲Cが推薦されることによって、ユーザ間の話題が喚起されることになる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。

1.実施の形態1
1.1.構成
本発明の実施の形態1に係るコンテンツ推薦システムは、図1に示すように、コンテンツ推薦装置1と、ユーザAが所有するプレーヤ端末2と、ユーザBが所有するプレーヤ端末3とを含んで構成される。
コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末2、プレーヤ端末3から、赤外線通信を用いて視聴履歴等のユーザプロファイルを取得し、話題を喚起するコンテンツを選出し、ディスプレイ等に提示する。
1.1.1.プレーヤ端末2、プレーヤ端末3
プレーヤ端末2は、コンテンツを再生するためのポータブルプレーヤであり、図2に示すように、制御部201、コンテンツ再生部202、記憶部203、音声出力部204、表示部205、赤外線通信部206、ネットワーク通信部207とを含んで構成される。
プレーヤ端末2は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、赤外線通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ROM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがRAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、プレーヤ端末2は、その機能を達成する。
記憶部203は、具体的には、大容量のハードディスクユニットであり、複数のコンテンツ、視聴履歴表、購入履歴表を記憶している。
コンテンツのそれぞれは、一例として、音楽データであり、コンテンツには、他のコンテンツと区別できるようコンテンツIDが付され、曲名、曲調、歌唱しているアーチスト名、アーチストジャンルなどの属性について、コンテンツ制作者が予め定めた属性値が付されている。
ここで、曲名は、コンテンツが再生されることにより出力される音楽に付された曲名である。
曲調は、音楽の曲調を識別するための識別情報であり、例えば、バラード調の音楽には2、ロック調の音楽には1、ジャズ調の音楽には3、演歌調の音楽には4というように値が割り振られている。
アーチスト名は、音楽を演奏又は歌を歌唱しているアーチストの氏名である。
アーチストジャンルは、アーチストを分類するために便宜的に割り振られた値であり、例えば、アーチストが日本人でありポップスを歌唱する割合が多い場合はJPOPSを示す1、アーチストが日本人以外である場合には、洋楽を示す2、アーチストが演歌歌手である場合には演歌を示す3などの値が割り振られる。
視聴履歴表は、再生されたコンテンツの履歴を示す。
プレーヤ端末2は、視聴履歴表として、図3に示す視聴履歴表11を記憶している。
視聴履歴表11は、1以上の視聴履歴情報を含んでおり、各視聴履歴情報は、コンテンツIDと、複数の属性に分類された属性値と、再生回数とを含む。
本実施形態では、前述の複数の属性は、曲名と、曲調と、アーチスト名と、アーチストジャンルであり、前述したコンテンツに付されている属性と同じものである。
例えば、図3の視聴履歴表11に含まれる一の視聴履歴情報は、コンテンツIDが「01」であるコンテンツについて、属性「曲名」については属性値として「あなた」を含み、属性「曲調」については、属性値として「2」を含み、属性「アーチスト名」については、属性値として「浜田まゆみ」を含み、属性「アーチストジャンル」については、属性値として「1」を含む。
また、プレーヤ端末2は、視聴履歴表11に、既に視聴履歴情報が記録されたコンテンツを、再び再生した場合には、前記コンテンツに係る視聴履歴情報の再生回数を1増やす。
購入履歴表については、後述する。
コンテンツ再生部202は、具体的には音楽データの再生を行う集積回路である。コンテンツ再生部202は、記憶部203に記憶されているコンテンツのうち、制御部201によって指示されたものを再生し、音声信号を音声出力部204に出力する。
コンテンツ再生部202は、コンテンツが動画である場合には、再生した映像信号を、ディスプレイである表示部205に対し出力する。
音声出力部204は、具体的にはスピーカであり、コンテンツ再生部202から受け付けた音声信号に基づく音声を外部へ出力する。
表示部205は、具体的にはディスプレイであり、コンテンツ再生部202から受け付けた映像信号に基づく映像を表示する。
入力部208は、ユーザが、プレーヤ端末2に対し指示を与えるために用いるキーパッドであり、押下されたキーに対応する指示を、制御部201に対して出力する。
赤外線通信部206は、赤外線通信を行う赤外線通信デバイスであり、コンテンツ推薦装置1、プレーヤ端末3と通信を行う。
ネットワーク通信部207は、ネットワークを用いて通信を行う通信デバイスである。例えば、ネットワークを介してコンテンツを購入するような場合に用いられる。
制御部201は、入力部208から受け付けるユーザ指示に従って、プレーヤ端末2の全体動作を制御する。
また、制御部201は、赤外線通信部206を介して、コンテンツ推薦装置1から送信指示を受け付けて、前記送信指示に従い、視聴履歴表11を、コンテンツ推薦装置1に対して送信する。
プレーヤ端末3は、コンテンツを再生するポータブルプレーヤであり、プレーヤ端末2と同様の構成を備える。
プレーヤ端末3は、視聴履歴表として、図4に示す視聴履歴表12を記憶しているものとし、コンテンツ推薦装置1からの送信指示に従って、コンテンツ推薦装置1に対して視聴履歴表12を出力する。
1.1.2.コンテンツ推薦装置1
コンテンツ推薦装置1は、ディスプレイを備えたテレビ受像機であり、図5に示すように、複数プロファイル取得部101、プロファイル共有関係把握部102、コンテンツ選択基準記憶部103、コンテンツ選択基準判定部104、コンテンツ選択部105、選択コンテンツ提示部106を含んで構成される。
コンテンツ推薦装置1は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、赤外線通信デバイスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ROM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツ推薦装置1は、その機能を達成する。
複数プロファイル取得部101は、赤外線通信デバイスを含み、赤外線通信等によって、複数のプレーヤ端末それぞれから、ユーザプロファイルを取得する。
本実施形態では、複数プロファイル取得部101は、プレーヤ端末2から、ユーザプロファイルとして視聴履歴表11を取得し、プレーヤ端末3からユーザプロファイルとして視聴履歴表12を取得するものとする。
プロファイル共有関係把握部102は、複数プロファイル取得部101により取得された複数のユーザプロファイルに基づき、それらユーザプロファイル同士の共有関係を把握する。
プロファイル共有関係把握部102は、前記共有関係を把握するための指標として、後述する共有度合Sを算出する。
プロファイル共有関係把握部102は、算出した共有度合Sを、コンテンツ選択基準判定部104に対して出力する。
ここで、前記共有関係の把握に関して、図6のベン図を用いて説明する。
集合Aは、視聴履歴表11のコンテンツIDを要素とする集合であり、集合A={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16}のように表す。
集合Bは、視聴履歴表12のコンテンツIDを要素とする集合であり、集合B={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,17,18}のように表す。
視聴履歴表11と視聴履歴表12に共通に含まれる、即ち共有されているコンテンツIDの集合は、集合Aと集合Bの積集合(A&B)であり、(A&B)={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13}のように表す。
また、視聴履歴表11と、視聴履歴表12の少なくとも一方に含まれる、即ち、プレーヤ端末1と、プレーヤ端末2の少なくとも一方で再生されたことのある曲は、集合Aと集合Bの和集合(A|B)であり、(A|B)={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16,17,18}のように表す。
プロファイル共有関係把握部102は、共有関係を把握するために、具体的には、図7に示すような、和集合リストと、積集合リストを生成する。
プロファイル共有関係把握部102は、実際には、共有関係を把握するために、共有度合Sを算出する。共有度合Sは、積集合(A&B)の要素数と、和集合(A|B)の要素数との比であり、下式により示される。
S = (A&B)の要素数 / (A|B)の要素数
本実施形態においては、Sが所定値(例えば0.7)以上である場合には、集合Aのうち集合(A&B)を除く部分集合(集合(A−(A&B))と表す。)及び集合(B−(A&B))に含まれるコンテンツIDに係るコンテンツを推薦する。これにより、ユーザAとユーザBとの間で、話題が喚起される。
本実施形態では、簡単のため、ユーザを、ユーザAとユーザBの2人とし、視聴履歴表に含まれるコンテンツIDを数十個程度のオーダーとしているが、ユーザの数が数百人、コンテンツIDの数が数千などのオーダーとなれば、さらに、本発明の効果は、明確になる。
例えば、コンテンツ推薦装置1が、1000人のユーザについての視聴履歴表を取得し、1000個の視聴履歴表についての和集合には、10000個のコンテンツIDが含まれ、積集合には9999個のコンテンツIDが含まれているとする。また、和集合に含まれかつ積集合に含まれていないコンテンツIDが、1であり、ユーザZに係る視聴履歴表にのみ含まれているものとする。
この場合、コンテンツIDの値が1であるコンテンツを視聴したことがあるのは、ユーザZのみであり、ユーザZ以外の999人のユーザは、IDが1であるコンテンツがどのようなものであるか推測するなど非常に興味を抱き、ユーザ間でIDが1であるコンテンツについて、話が弾むこととなる。
コンテンツ選択基準記憶部103は、プロファイルの共有関係に応じたコンテンツ選択基準を1以上記憶する。コンテンツ選択基準は、共有度合Sに基づき、話題喚起に繋がるコンテンツを選択するための基準である。
コンテンツ選択基準は、例えば、図8のフローチャートにより示される。
プロファイル共有関係把握部102により算出された共有度合Sについて、共有度合Sが所定値(例えば0.7)以上ならば(ステップS101:YES)、共有されていないコンテンツIDを含む部分集合(集合A−集合(A&B)、集合B−集合(A&B))からコンテンツIDを選出し(ステップS102)、共有度合Sが所定値未満の場合(ステップS101:NO)、共有されている、即ち集合(A&B)に含まれるコンテンツIDを選出する(ステップS104)。
コンテンツ選択基準判定部104は、プロファイル共有関係把握部102により把握された共有関係とコンテンツ選択基準記憶部103により記憶されたコンテンツ選択基準に基づき、コンテンツを選択するためのコンテンツ選択基準を判定する。
共有度合Sが、所定値以上である場合、集合(A&B)に含まれないコンテンツIDを選出するようコンテンツ選択部105に通知し、共有度合Sが0である場合、他の属性を用いるようプロファイル共有関係把握部102に通知し、共有度合Sが、0より大きく所定値未満である場合、集合(A&B)に含まれるコンテンツIDを選出するよう、コンテンツ選択部105に通知する。
コンテンツ選択部105は、コンテンツ選択基準判定部104により判定された基準に基づきコンテンツIDを選出し、選択コンテンツ提示部106に対して出力する。
コンテンツ選択部105は、コンテンツ選択基準判定部104から、集合(A&B)からコンテンツIDを選出するよう指示された場合、集合(A&B)からコンテンツID(例えば、14、15、16、17、18)を選出し、集合(A&B)に含まれないコンテンツIDを選出するよう指示された場合、集合(A&B)に含まれないコンテンツIDを選出する。
選択コンテンツ提示部106は、ディスプレイを含み、コンテンツ選択部105により指定されたコンテンツに関する情報を提示する。
ここで、選択されたコンテンツに合わせて、採用されたコンテンツ選択基準を表示してもよい。 また、採用されたコンテンツ選択基準毎にカテゴライズして、採用されたコンテンツに合わせて、そのコンテンツ選択基準を表示してもよい。
1.2.動作
コンテンツ推薦システムの動作について、図9を用いて説明する。
ユーザAは、コンテンツ推薦装置1に対し、リモコン等を用いて、コンテンツ推薦指示を入力する。
コンテンツ推薦装置1は、ユーザAが所有するプレーヤ端末2と、ユーザBが所有するプレーヤ端末3とに対し、ユーザプロファイル要求を送信する。
プレーヤ端末2は、ユーザプロファイル要求を受信し、ユーザプロファイルとして、視聴履歴表11をコンテンツ推薦装置1に対して送信する。
同様に、プレーヤ端末3は、ユーザプロファイル要求を受信し、ユーザプロファイルとして、視聴履歴表12をコンテンツ推薦装置1に対して送信する。
コンテンツ推薦装置1の、複数プロファイル取得部101は、プレーヤ端末2から視聴履歴表11を取得し、プレーヤ端末3から視聴履歴表12を取得する(ステップS301)。
次に、プロファイル共有関係把握部102は、上述したように、視聴履歴表11及び視聴履歴表12に基づき、ユーザプロファイル同士の共有関係を把握するため、共有度合Sを算出する。(ステップS302)。
コンテンツ選択基準判定部104は、コンテンツ選択基準記憶部103からコンテンツ選択基準を読み出し、共有度合Sが、前記コンテンツ選択基準のいずれの範囲に属するかを判定する(ステップS303)。
ステップS303の詳細は、上述した図8のフローチャートで示される。
これにより、例えば、集合Aのうち、集合(A&B)を除いた部分を示す集合(A−(A&B))を推薦すると判断する。
コンテンツ選択部105は、集合(A−(A&B))に属する要素であるコンテンツIDを選出し、選択コンテンツ提示部106に対し出力する(ステップS304)。
選択コンテンツ提示部106は、コンテンツ選択部105から受け付けたコンテンツIDに係るコンテンツを提示する(ステップS305)。

2.実施の形態2
実施の形態1においては、コンテンツIDのみを用いて共有関係の把握を行っていたが、実施の形態2においては、属性を考慮して共有関係の把握を行う。

2.1.構成
プレーヤ端末2は、視聴履歴表11に代えて図10に示す視聴履歴表13を保持しており、プレーヤ端末3は視聴履歴表12に代えて図11に示す視聴履歴表14を保持しているものとする。 属性値「浜田まゆみ」と、属性値「歌田ひかり」のそれぞれについて、実施の形態1と同様の処理を行う。
実施の形態2におけるプロファイル共有関係把握部102は、属性「アーチスト名」に含まれるそれぞれの属性値について、共有関係の把握を行う。
属性値「浜田まゆみ」については、実施の形態1で説明したのと同じ結果となる。
すなわち、プロファイル共有関係把握部102は、属性値「浜田まゆみ」に関し、共有度合S=0.72を算出する。
プロファイル共有関係把握部102は、属性値「歌田ひかり」についても、実施の形態1と同様の方法により共有関係の把握を行う。
属性「アーチスト名」について属性値「歌田ひかり」を持つコンテンツについてのベン図は、図12のようになる。
ここで、集合Aは、視聴履歴表13における属性値「歌田ひかり」を持つコンテンツのコンテンツIDの集合であり、A={30,31,32,33,34,35}と表す。 集合Bは、視聴履歴表14における属性値「歌田ひかり」を持つコンテンツのコンテンツIDの集合であり、B={30,36,37,38,39,40}と表す。
また、積集合(A&B)、和集合(A|B)は、それぞれ、
積集合(A&B)={30}
和集合(A|B)={30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40}
と表す。
プロファイル共有関係把握部102は、共有度合Sとして、S= 1/11 = 0.09を算出する。
プロファイル共有関係把握部102は、属性値と共有度合Sとを、図13に示すような共有表として記録しておく。
コンテンツ選択基準記憶部103は、プロファイルの共有関係に応じたコンテンツ選択基準を記憶している。
例えば、コンテンツ選択基準は、図8を用いて説明済みのコンテンツ選択基準であり、前記共有表における最も共有度合Sが大きい属性値について、前記コンテンツ選択基準が適用される。
コンテンツ選択基準判定部104は、前記共有表における最も共有度合Sが大きい属性値について、図8を用いて説明済みの前記コンテンツ選択基準に従い、コンテンツ選択基準の判定を行う。

2.2.動作
本実施の形態のコンテンツ推薦システムの動作について、図14を用いて説明する。
ユーザAは、コンテンツ推薦装置1に対し、リモコン等を用いて、コンテンツ推薦指示を入力する。
コンテンツ推薦装置1は、ユーザAが所有するプレーヤ端末2と、ユーザBが所有するプレーヤ端末3とに対し、ユーザプロファイル要求を送信する。
プレーヤ端末2は、ユーザプロファイル要求を受信し、ユーザプロファイルとして、視聴履歴表13をコンテンツ推薦装置1に対して送信する。
同様に、プレーヤ端末3は、ユーザプロファイル要求を受信し、ユーザプロファイルとして、視聴履歴表14をコンテンツ推薦装置1に対して送信する。
コンテンツ推薦装置1の、複数プロファイル取得部101は、プレーヤ端末2から視聴履歴表13を取得し、プレーヤ端末3から視聴履歴表14を取得する。
プロファイル共有関係把握部102は、複数のユーザの視聴履歴にある属性のうち1の属性値を選択する。ここで、選択した属性は「アーチスト名」であり、属性値は、「浜田まゆみ」であるとする(ステップS401)。
プロファイル共有関係把握部102は、属性値「浜田まゆみ」についての、コンテンツIDの和集合(A|B)を生成する(ステップS402)。
プロファイル共有関係把握部102は、属性値「浜田まゆみ」についての、コンテンツIDの和集合(A&B)を生成する(ステップS403)。
プロファイル共有関係把握部102は、「浜田まゆみ」について、共有度合Sを算出する(ステップS404)。
次に、属性「アーチスト名」に属する全ての属性値について、ステップS401からステップS404までの処理を行ったか否かを判定し(ステップS405)、処理を行っていない場合(ステップS405:NO)、ステップS401に戻る。
このとき、ステップS401では、プロファイル共有関係把握部102は、属性値として「歌田ひかり」を取得し、属性値「歌田ひかり」についてステップS402〜ステップS404を、実行する。
ステップS405において、選択した属性に含まれる全ての属性値について、処理した場合には(ステップS405:YES)、各属性値について算出した共有度合Sのうち、最大の値を持つ属性値を選出し(ステップS406)、属性値と共有度合Sとを対応づけて記憶しておく(ステップS407)。
本実施形態では、属性値「浜田まゆみ」についてのSは、0.72であり、属性値「歌田ひかり」についてのSは0.09であるので、ステップS406においては、属性値「浜田まゆみ」が選択される。
コンテンツ選択基準判定部104は、前記コンテンツ選択基準に従い、属性値「浜田まゆみ」について、共有度合S(0.72)は、所定値以上であるので、属性値「浜田まゆみ」を持つコンテンツのうち、共有されていないコンテンツIDを選択すると判定する。
コンテンツ選択部105は、コンテンツ選択基準判定部104において判定された選択基準に従い、共有されていない、即ち、図6に示す属性値「浜田まゆみ」で、集合((A|B)−(A&B))に含まれるコンテンツID(14、15、16、17、18)を選択し、選択したコンテンツIDをコンテンツ提示部106に対して送信する。
選択コンテンツ提示部106は、コンテンツ選択部105から受け付けたコンテンツIDに係るコンテンツを提示する。
なお、本実施形態においては、属性として「アーチスト名」を選び処理することとしていたが、これに限らず、他の属性に着目し、他の属性について、同様の処理を行ってもよい。
例えば、属性「曲調ID」に関し、属性値「1(ロック調)」を持つコンテンツIDの集合、及び属性値「2(バラード調)」のそれぞれについて、共有度合Sを算出することとしてもよい。
また、ステップS406において、共有度合Sが最大である属性値を選出し、ステップS407において、その属性値と、共有度合Sとを記憶することとしているが、これに限らない。例えば、共有度合Sの大きい属性値から順番に選出し、その選出された属性値それぞれについて、上述したステップS101からステップS104までの処理を行うことによって、共有されていないコンテンツIDを含む部分集合からコンテンツIDを選出するか又は共有されている部分集合に含まれるコンテンツIDを選出することとしてもよい。

3.実施の形態3
実施の形態2においては、複数の視聴履歴表を用いて共有関係を把握するために、視聴履歴表における複数の属性の中から、ある属性を選出し、選出した属性中の各属性値について、共有度合Sを算出していた。これに対し、実施形態3においては、視聴履歴表における複数の属性のうち、2種類以上の属性についても、同様に属性に含まれる属性値について、共有度合Sを算出することとしている。
3.1.構成
本実施の形態のプロファイル共有関係把握部102は、実施の形態2で行っていた、属性「アーチスト名」における属性値「浜田まゆみ」「歌田ひかり」のそれぞれについての共有度合Sの算出に加え、属性値「曲調」における属性値「2(バラード調)」、「1(ロック調)」のそれぞれについても、共有度合Sを算出する。
視聴履歴表13及び視聴履歴表14とから、属性「曲調」の属性値「2(バラード調)」についてのベン図は図15のように概念的に表すことができ、属性「曲調」の属性値「1(ロック調)」についてのベン図は図16のように概念的に表すことができる。
プロファイル共有関係把握部102は、視聴履歴表13及び視聴履歴表14に基づき、図17(a)に示すように、属性「曲調」の属性値「バラード調」について、和集合リストと積集合リストを生成し、図17(b)に示すように、属性「曲調」の属性値「ロック調」について、和集合リストと積集合リストを生成し、図17(a)、図17(b)のそれぞれについて、共有度合Sを算出する。
属性「曲調」の属性値「バラード調」についてのSは、S=0.71となり、属性「曲調」の属性値「ロック調」についてのSは、S=0.17となる。
プロファイル共有関係把握部102は、全ての属性におけるそれぞれの属性値について、共有度合Sを算出し、図13に示したものと同様の共有表を生成する。
コンテンツ選択基準記憶部103は、プロファイルの共有関係に応じたコンテンツ選択基準を記憶している。
例えば、コンテンツ選択基準は、図8を用いて説明済みのコンテンツ選択基準であり、前記共有表において共有度合Sが所定値より大きい属性値全てについて、前記コンテンツ選択基準は適用される。
コンテンツ選択基準判定部104は、前記共有表における共有度合Sが所定値より大きい属性値全てについて、共有度合Sの大きい属性値から順に、図8を用いて説明済みの前記コンテンツ選択基準に従い、コンテンツ選択基準の判定を行う。
コンテンツ選択部105は、コンテンツ選択基準判定部104により判定された基準に基づきコンテンツIDを選出し、選択コンテンツ提示部106に対して出力する。
ここで、コンテンツIDが複数選択された場合には、視聴履歴表に記録されている、当該コンテンツIDに対応する再生回数の多いものから、順に選出することとするが、これに限定されるものではない。
選択コンテンツ提示部106は、コンテンツ選択部105により選択されたコンテンツを提示する。ここで、選択されたコンテンツに合わせて、採用されたコンテンツ選択基準を表示してもよい。また、採用されたコンテンツ選択基準毎にカテゴライズして、採用されたコンテンツに合わせて、そのコンテンツ選択基準を表示してもよい。
尚、実施の形態3においては、1つの属性や1つの属性値に基づいてプロファイル共有関係を把握し、コンテンツ選択基準を判定するとしているが、複数の属性や複数の属性値を組み合わせてもよい。

3.2.動作
ここで、プロファイル共有関係把握部102が実行する共有関係の把握について、図18を用いて説明する。
まず、プロファイル共有関係把握部102は、複数のユーザの視聴履歴表から1つの属性を取得する(ステップS501)。
次に、ステップS501で取得された属性に属する属性値のうちから1つの属性値を取得する(ステップS502)。
次に、ステップS502で取得された属性値について、複数のユーザの視聴履歴表にあるコンテンツIDの和集合を算出する(ステップS503)。
次に、ステップS502で取得された属性値について、複数のユーザの視聴履歴表にあるコンテンツIDの積集合を算出する(ステップS504)。
次に、ステップS502で取得された属性値において、ステップS503で算出された和集合に対するステップS504で算出された積集合の比率である共有度合Sを算出する(ステップS505)。
次に、全ての属性値においてステップS502〜S505の処理が為されたか判定し、為されていない場合はステップS502に戻り、為されている場合はステップS507に進む(ステップS506)。
次に、全ての属性においてステップS501〜S506の処理がなされたか判定し、なされていない場合はステップS501に戻り、為されている場合はステップS508に進む(ステップS507)。
次に、ステップS501〜S507で算出された和集合に対する積集合の比率の値が所定値以上である属性値を取得する(ステップS508)。
次に、ステップS508で取得された属性値が持つ和集合に対する積集合の比率の値の大きい順にステップS508で取得された属性値を並べ、対応する和集合に対する積集合の比率の値を付与して共有表として記憶する(ステップS509)。

4.実施の形態4
上述の実施の形態では、コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末2及びプレーヤ端末3のそれぞれからユーザプロファイルを1つずつ取得していたが、本実施の形態では、それぞれのプレーヤ端末から、複数のユーザプロファイルを取得する。
コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末2から、視聴履歴表11と、図19(a)に示すネット購入履歴表15の、2つユーザプロファイルを取得する。
また、コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末3から、視聴履歴表12と、図19(b)に示すネット購入履歴表16の、2つのユーザプロファイルを取得する。
ネット購入履歴表15は、プレーヤ端末2のユーザが、ネットワークを介して購入しダウンロードしたコンテンツの情報であり、コンテンツIDと、属性として、曲名、曲調、アーチスト名、アーチストジャンルを含む。属性は、視聴履歴表における属性と同様である。
例えば、ネット購入履歴表15には、コンテンツIDが01であり、属性「曲名」の属性値が「あなた」であり、属性「曲調」の属性値が「バラード調」であり、属性「アーチスト名」の属性値が「浜田まゆみ」であり、属性「アーチストジャンル」の属性値が「JPOP」であるコンテンツを購入したことが記録されている。
ネット購入履歴表16については、ネット購入履歴表15と同様であるので、説明は省略する。
共有関係の把握は、視聴履歴表11と、ネット購入履歴表15とを足し合わせた表を用いて行う。
この場合の共有関係は、図20に示すベン図で表すことができる。
集合Aは、視聴履歴表11と、ネット購入履歴表15の少なくとも一方に含まれるコンテンツIDを要素としており、A={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16,20,21}のように表す。
集合Bは、視聴履歴表12と、ネット購入履歴表16の少なくとも一方に含まれるコンテンツIDを要素としており、B={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,17,18,20,22}のように表す。
集合A及び集合Bについて、和集合(A|B)、積集合(A&B)を生成し、共有度合Sを算出する手順等、以後の処理は、上述の実施の形態で既に説明済みであるので説明は省略する。
選択コンテンツ提示部106は、コンテンツ選択部105により選択されたコンテンツを提示する。ここで、選択されたコンテンツに合わせて、採用されたコンテンツ選択基準を表示してもよい。また、採用されたコンテンツ選択基準毎にカテゴライズして、採用されたコンテンツに合わせて、そのコンテンツ選択基準を表示してもよい。
尚、上記の実施の形態において、ユーザプロファイルは、ユーザが直接入力したものであってもよいし、コンテンツの視聴履歴以外の行動履歴や購買履歴から取得した情報であってもよい。
尚、上記の実施の形態においては、1つの属性や1つの属性値に基づいてプロファイル共有関係を把握し、コンテンツ選択基準を判定するとしているが、複数の属性や複数の属性値に基づいていてもよい。

5.実施の形態5
これまで説明してきた実施の形態においては、共有度合Sが所定値以上である場合には、非共有の部分集合に含まれるコンテンツIDを推薦することとしていた。
本実施の形態においては、前記非共有の部分集合に含まれるコンテンツIDを推薦する場合に、その推薦する順序を詳細に決定するために、当該非共有の部分集合について、さらに、他の属性を含めた共有関係の把握を行う。

5.1.概念
本実施の形態の概念について、図21のベン図を例に説明する。
集合Aは、視聴履歴表13に基づく、コンテンツIDの集合であり、集合Bは、視聴履歴表14に基づくコンテンツIDの集合である。
ここで、上述の実施形態に示したように、プロファイル共有関係把握部102は、視聴履歴表13及び14に含まれる属性「アーチスト名」と、属性「曲調」とのそれぞれについて、各属性に含まれる全ての属性値に係る共有度合S1を算出する。
具体的には、属性が「アーチスト名」には属性値「浜田まゆみ」「歌田ひかり」が含まれ、属性「曲調」には「ロック調」「バラード調」が含まれているので、4つの属性値「浜田まゆみ」「歌田ひかり」「ロック調」「バラード調」それぞれに係る共有度合S1を算出することになる。
共有度合S1は、属性値「浜田まゆみ」についてはS1=0.72、属性値「歌田ひかり」についてはS1=0.09、属性値「バラード調」については、S1=0.71、属性値「ロック調」については、S1=0.17であるとする。
コンテンツ選択基準判定部104は、S1が最大であり、かつ所定値以上である属性値「浜田まゆみ」を選択し、非共有の部分集合である集合(A−(A&B))のうち属性値が「浜田まゆみ」であるものと、非共有の部分集合である集合(B−(A&B))のうち属性値が「浜田まゆみ」であるものとの和集合を選出すると判定し、コンテンツ選択部105が、{14,15,16,18,19}を選出する。
ここでコンテンツ選択部105が、選出した{14,15,16,18,19}の5つのコンテンツIDの中で、どのコンテンツIDから順に選出するかを決定するために、選出された非共有の部分集合に対し、更に、属性「曲調」による判定を行う。
具体的には、属性「アーチスト名」の属性値が「浜田まゆみ」かつ属性「曲調」の属性値が「バラード調」であるコンテンツIDの集合と、属性「アーチスト名」の属性値が「浜田まゆみ」かつ属性「曲調」の属性値が「ロック調」であるコンテンツIDの集合のそれぞれについて、共有度合S2を算出する。次に、共有度合S2が最大である集合から順に集合を選出し、選出された集合に含まれるコンテンツIDを推薦する。
更に、推薦順序を詳細に決める場合には、新たな属性を判定に加えることになる。
例えば、図示していないが、属性「プロデューサー名」の属性値「プロデューサ1」「プロデューサ2」を判定に加える。
以上のように、属性を判定対象として加えていくことにより、コンテンツIDの推薦順序をより、話題の喚起に成りやすい順にすることができる。

5.2.動作
本実施の形態におけるコンテンツ選択基準の判断の処理手順について、図22に示すフローチャートを用いて説明する。
ここで、コンテンツ推薦装置1は、プレーヤ端末2から視聴履歴表13を取得し、プレーヤ端末3から視聴履歴表14を取得しているものとする。
プロファイル共有関係把握部102は、視聴履歴表13、視聴履歴表14に含まれる属性のうち一の属性を取得する(ステップS701)。
一の属性は、例えば、視聴履歴表に含まれる属性からランダムに選出する。ここでは、「アーチスト名」を選出したものとする。
プロファイル共有関係把握部102は、前記属性に含まれ、前記視聴履歴表に記載されている属性値のうち、一の属性値を取得する。ここでは、「浜田まゆみ」を選出したものとする(ステップS702)。
プロファイル共有関係把握部102は、取得した前記属性値について、視聴履歴表に基づく和集合を算出する(ステップS703)。
ここでは、例えば、属性「アーチスト名」の属性値「浜田まゆみ」についての和集合を算出することになる。
次に、プロファイル共有関係把握部102は、前記属性に含まれる属性値について、視聴履歴表に基づく積集合を算出する(ステップS704)。
例えば、属性「アーチスト名」の属性値「浜田まゆみ」についての積集合を算出することになる。
次に、プロファイル共有関係把握部102は、前記属性値に関する共有度合であるS1を算出する(ステップS705)。
例えば、属性「アーチスト名」の属性値「浜田まゆみ」についての共有度合S1を算出することになる。
次に、全ての属性値を取得済みか否かを判定する(ステップS706)。
本例では、属性「アーチスト名」については、「浜田まゆみ」「歌田ひかり」があるにも関わらず、属性値「浜田まゆみ」しか取得してないので、判定結果はNOとなる。判定結果がNOの場合(ステップS706:NO)、ステップS702に移行し、ステップS702においては、一の属性値として「歌田ひかり」が選出されることになる。
ステップS706において、YESと判定された場合には、全ての属性が取得済みであるか否かを判定する(ステップS707)。本例では、属性として「アーチスト名」を取得したのみであるので、判定結果はNOとなる。判定結果がNOの場合(ステップS707:NO)、ステップS701に移行する。本例では、ステップS701において、属性として、「曲調」が選択されることになる。
ステップS707において、YESと判定された場合、算出したS1の大きいものから順に一の属性値を取得する(ステップS708)。本例では、属性値「浜田まゆみ」については、S1=0.72であり、属性値「歌田ひかり」については、S1=0.71であり、属性値「ロック調」については、S1=0.17であり、属性値「バラード調」については、S1=0.71であったとする。この場合には、ステップS708においては、属性値「浜田まゆみ」が先ず選出される。属性値「浜田まゆみ」が第1の属性値となる。
次に、第1の属性値が属していない属性を取得する(ステップS709)。本例では、第1の属性値は、「浜田まゆみ」であったので、「浜田まゆみ」が属する属性である「アーチスト名」以外の属性(「曲調」)が、選出される。ここで第2の属性は、「曲調」である
次に、第2の属性に含まれる全ての属性値から、一の属性値を取得する(ステップS710)。本例では、属性値「ロック調」が取得されるものとし、この属性値「ロック調」が第2の属性値である。
次に、(第1の属性値&第2の属性値)に係る和集合を算出する(ステップS711)。本例では、「浜田まゆみ」かつ「ロック調」である集合についての和集合を算出することとなる。
次に、(第1の属性値&第2の属性値)に係る積集合を算出する(ステップS712)。本例では、「浜田まゆみ」かつ「ロック調」である集合についての積集合を算出することとなる。
次に、(第1の属性値&第2の属性値)に係る共有度合S2を算出する(ステップS713)。本例では、「浜田まゆみ」かつ「ロック調」である集合についての共有度合S2を算出することとなる。
次に、第2の属性に含まれる全ての属性値が取得済みであるか否か判定する(ステップS714)。本例では、第2の属性に含まれる属性値は、「ロック調」しか取得されていないので、判定結果はNOとなり、ステップS710に移行し、ステップS710において、第2の属性に含まれる属性値「バラード調」を取得することとなる。
次に、第1の属性値が属さない全ての属性が取得済みであるか否か判定する(ステップS715)。
次に、第1の属性値として、属性値が全て取得済みであるか否か判定する(ステップS716)。本例では、S1が計算された属性値「バラード調」などが未取得であるので、ステップS716はNOとなり、ステップS708に移行し、ステップS708において、第1の属性値として、「バラード調」が選出されて、既に説明したステップS707以降の処理を、「バラード調」について実行することとなる。
以上の処理の結果、属性「アーチスト名」の属性値が「浜田まゆみ」かつ属性「曲調」の属性値が「バラード調」であるコンテンツIDの集合は、S2=0.79であり、属性「アーチスト名」の属性値が「浜田まゆみ」かつ属性「曲調」の属性値が「ロック調」であるコンテンツIDの集合はS2=0.5であるので、S2=0.79である集合に含まれるコンテンツID{14,15,18}を、S2=0.50である集合に含まれるコンテンツID{16,19}より先に推薦することになる。

6.実施の形態6
本実施の形態では、上述の実施の形態において説明した話題を喚起するコンテンツを選出して推薦する処理(以下、コンテンツ推薦処理という。)を実行する機能(以下、コンテンツ推薦機能という。)を、上述の実施の形態とは異なった機器で構成されるシステムで実現している。また、コンテンツ推薦処理の結果は、UIを用いてユーザに分かりやすく提示される。
以下に、本実施の形態に係るシステムの構成、UIの順に説明する。
6.1.システム構成
本実施の形態に係るコンテンツ推薦システムは、図24に示すように、コンテンツ推薦機能を搭載したSTB(Set Top Box)デバイス1001、STBデバイス1001に接続されたTVデバイス1002、STBデバイス1001と通信するモバイル端末1003、1004とを含んで構成される。

6.1.1.TVデバイス1002
TVデバイス1002は、PDP、LCD等の表示装置である。
TVデバイス1002は、より具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ディスプレイユニット、通信デバイス等から構成されるコンピュータシステムであり、前記ROMには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、その機能を達成する。
TVデバイス1002は、STBデバイス1001が出力するUI、コンテンツ等を表示するための映像信号を受信して、その映像信号に基づく映像を表示する。
また、TVデバイス1002は、ディスプレイ表面がタッチパネルとなっており、ユーザが前記タッチパネルに触れた場合にその触れた位置を示す接触位置情報をSTBデバイス1001に出力する。

6.1.2.STBデバイス1001
STBデバイス1001は、コンテンツ推薦機能を備えるHDDレコーダ、DVDレコーダ、コンポ等であり、TVデバイス1002とケーブル、無線等により通信し、モバイル端末1003及び1004と赤外線、無線及びLAN等により通信する。
STBデバイス1001は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、通信デバイス、ネットワークアダプタ等から構成されるコンピュータシステムである。前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、その機能を達成する。
STBデバイス1001は、通信によりモバイル端末1003及び1004からコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを取得し、取得したユーザプロファイルを用いて前記コンテンツ推薦機能により話題を喚起するコンテンツを選出する。
そして、STBデバイス1001は、推薦すべきコンテンツをユーザに分かりやすく提示するためのUI等を生成し、そのUIを表示させるための信号をTVデバイス1002とモバイル端末1003、1004に送信する。
また、STBデバイス1001は、TVデバイス1002から前記接触位置情報を受け取る。
STBデバイス1001は、前記接触位置情報を用いて、TVデバイス1002が画面に表示しているUIの中でユーザが接触した位置、画像を特定する。これにより、例えば、STBデバイス1001は、UI中にボタンを示す画像が表示されており、UIが表示された画面上でそのボタンがユーザにより触れられたことを認識する。そして、STBデバイス1001は、前記ボタンが触れられた場合に行うべき処理として予め記憶している処理を実行する。
STBデバイス1001は、図25に示すように、複数プロファイル取得部101、プロファイル共有関係把握部102、コンテンツ選択基準記憶部103、コンテンツ選択基準判定部104、コンテンツ選択部105、UI制御部1011、コンテンツ再生部1012及びコンテンツ蓄積部1013を含んで構成される。
ここで、複数プロファイル取得部101、プロファイル共有関係把握部102、コンテンツ選択基準記憶部103、コンテンツ選択基準判定部104及びコンテンツ選択部105のそれぞれは、特に明示しない限り既に図5を用いて説明した同符号の構成要素と同じものであるので説明は省略する。
UI制御部1011は、TVデバイス1002から受け取る接触位置情報に基づきUIを生成し、当該UIをTVデバイス1002に表示させるための映像信号をTVデバイス1002に対して出力する。
UI制御部1011は、現在表示中のUIにおいて前記接触位置情報に係る位置に表示されている画像が選択された場合に次に表示すべきUIを予め記憶しており、TVデバイス1002から接触位置情報を受け取ると、前記表示すべきUIを生成し、そのUIを示す映像信号をTVデバイス1002に対して出力する。
また、UI制御部1011は、表示中のUIにおいて、受け取った接触位置情報に係る位置にコンテンツIDが表示されていると判断した場合には、そのコンテンツIDに係るコンテンツの再生指示をコンテンツ再生部1012に対し送信する。
コンテンツ再生部1012は、前記再生指示に従い、コンテンツ蓄積部1013から再生すべきコンテンツを読み出して再生する。
コンテンツ蓄積部1013は、コンテンツを蓄積する蓄積デバイスである。
モバイル端末1003は、ユーザAが所有する携帯電話、PDA、音楽プレーヤ、写真閲覧端末、動画再生端末等のモバイル端末である。
モバイル端末1004は、ユーザBが所有するモバイル端末である。
モバイル端末1003は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカ等から構成されるコンピュータシステムである。前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツの再生機能や、STBデバイス1001から受信した、推薦されたコンテンツや表示指示されたUI等を表示するための信号に基づき、推薦コンテンツの表示UIの表示機能等を達成する。
モバイル端末1003は、それらを所有するユーザのコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを蓄積しており、ユーザからの指令があった場合や、他ユーザが所有する他モバイル端末が近接した際等に、前記ユーザプロファイルをSTBデバイス1001に送信する。
モバイル端末1003は、STBデバイス1001が出力するUI等を表示するための信号を受信し、そのUIを表示する。
また、モバイル端末1003は、UI等を表示するための表示部を備え、前記表示部の表面部分はタッチパネルとなっている。ユーザは、前記タッチパネルに接触することによりモバイル端末1003に対し指示を与える。ユーザが、前記タッチパネルに接触することによりコンテンツの再生を指示した場合、モバイル端末1003は、指定されたコンテンツを再生する。
モバイル端末1004については、モバイル端末1003と同様の構成を備えるので、説明は省略する。

6.2.UI
6.2.1.STBデバイス1001が生成するUI
次に、UIについて具体的に説明する。
UIは、STBデバイス1001により生成される。TVデバイス1002が、生成されたUIを示す映像信号等を受信して、TVデバイス1002が備えるディスプレイにUIを表示する。
図26は、コンテンツ推薦処理の結果をユーザに分かりやすく提示するためのUIを示す。
画像1100は、コンテンツ推薦処理の結果を表示するために最初に表示される画像である。
画像1100は、共通性マップ画像1111を含む画像1102と、共通性マップ画像1111についての説明が記載される画像1101とを含む。
共通性マップ画像1111は、上述の実施の形態で説明してきたユーザA及びユーザBについてのユーザプロファイルに係るコンテンツ推薦処理の結果について、ユーザに分かりやすく提示することを目的とした画像である。
共通性マップ画像1111は、表題画像1112、ベン図画像1113、詳細ボタン画像1114及びポップアップ画像1115を含む。
表題画像1112は、共通性マップ画像1111がいずれの属性についてコンテンツ推薦処理が成された結果であるかを示す。
ここでは、表題画像1112には、「総合」の文字が記載されている。
これは、集合Aが、ユーザAのユーザプロファイル中の全てのコンテンツIDを要素とし、集合Bが、ユーザBのユーザプロファイル中の全てのコンテンツIDを要素としていることを示す。
ベン図画像1113は、実施の形態1において説明した図6と同様のベン図を示す画像であり、集合Aを示す円1116と、集合Bを示す円1117とを含む。
両円については、識別容易にするため、円1116は一例として青色の線で描かれ、円1117は一例として赤色の線で描かれる。
ベン図画像1113においては、前記コンテンツ推薦処理にて選出された、話題を喚起するコンテンツIDが含まれる領域、即ち集合(A−(A&B))及び集合(B−(A&B))を示す領域が他の領域から容易に識別できるように強調表示されている。
本実施の形態では、前記強調表示は、強調表示すべき領域に斜線を描くことにより成される。
また、ベン図画像1113において、共有度合S(和集合(A|B)に対する積集合(A&B)の比率)の大きさが一見して把握できるように、共有度合Sが大きくなるほど円1116と円1117の重なり度合が大きくなっている。
画像1101には、画像1102の表示の説明が記載されている。
例えば、ベン図画像1113における集合Aは、ユーザAとしての「土田太郎さん」に係るコンテンツIDの集合を示し、集合Bは、ユーザBとしての「園部花子さん」に係るコンテンツIDの集合であることが示されている。
また、画像1102には、識別を容易化するためにベン図画像1113における集合Aを示す円1116が青色で縁取られており、ベン図画像1113における集合Bを示す円1117が赤色で縁取られていることが明記されている。
また、UI上のいずれの画像又は領域が、コンテンツ推薦処理にて選出された話題を喚起するコンテンツを示しているかを「注目ポイント」として記している。
本実施の形態では、話題を喚起するコンテンツIDが含まれる領域がUI上では斜線でハッチングされた部分であり、UI上で斜線でハッチングされた部分が「注目ポイント」であることを明記している。
なお、画像1101において、各ユーザに対する情報を、各ユーザ毎の集合を示す円を異なる色で縁取ることにより識別することとしているが、形状や線等、他の方法で行ってもよい。
また、話題を喚起する領域を斜線でハッチングすることにより識別容易化しているが、色や形状等、他の方法で行ってもよい。
ポップアップ画像1115は、ユーザが前記タッチパネル上で選択したUI上の領域に属するコンテンツリストをポップアップ表示する画像である。
例えば、前記タッチパネルに図26の画像1100が表示されている場合に、ユーザが集合(A−(A&B))の領域にタッチすると、集合(A−(A&B))の領域に対するポップアップ画像1115が表示される。
ここで、ポップアップ画像1115は、ユーザのタッチパネルへのタッチと無関係に、ベン図画像1113において強調して識別表示された話題を喚起する領域に属するコンテンツを表示することとしてもよい。
また、ポップアップ画像中にコンテンツIDを表示し、ポップアップ表示されている状態において、ポップアップ画像中に表示されているコンテンツIDの一つをユーザが指定することができることとしてもよい。この場合に、指定されたコンテンツIDに係るコンテンツを再生することとしてもよい。
詳細ボタン画像1114は、ユーザが前記タッチパネルに表示されている詳細ボタン画像1114に触れた場合に、より詳細な情報を示す画像を表示するためのボタンである。
例えば、図26に示す画像が表示されており、ユーザによりタッチパネルに表示されている詳細ボタン画像1114が触れられた場合、表示している画像1100を図26に示す画像から図27に示す画像へと遷移させる。
図27は、図26に示した画像について、詳細情報を表示するための画像である。
画像1102は、図27に示すように、図26に示す状態に比べて縮小され、画像1103と並べて表示される。
画像1103は、画像1102をより詳細な属性別に詳細表示するものである。
一例として、画像1103には、実施の形態2および実施の形態3において説明したコンテンツ推薦処理において、各属性について抽出された和集合(A|B)のうち、その和集合の要素数の多い順に(例えば上位3つが)選出され、その属性に係る共通性マップ画像が表示される。
具体的には、図26に示すように、画像1103には、共通性マップ画像1121、1122及び1123が表示される。
ここで、共通性マップ画像1121は、共通性マップ画像1111と同様に表題画像1131、ベン図画像1134、詳細ボタン画像1137を含む。
表題画像1131は、共通性マップ画像1121がいずれの属性についてのコンテンツ推薦処理結果に基づき生成されているかを示す。
ここでは、表題画像1131は、属性「アーティスト」についての属性値が「浜田まゆみ」であるコンテンツIDを要素としていることを示す「アーティスト」「浜田まゆみ」の文字が記載されている。
ベン図画像1134は、属性「アーティスト」についての属性値が「浜田まゆみ」であるコンテンツIDを集合A及びBの要素としていることを除いて、ベン図画像1113と同様のベン図を示す画像である。
共通性マップ画像1122は、共通性マップ画像1121と同様に表題画像1132、ベン図画像1135及び詳細ボタン画像1138を含む。
共通性マップ画像1122は、集合A及びBが、属性「ジャンル」についての属性値が「ロック調」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
共通性マップ画像1123は、共通性マップ画像1121と同様に表題画像1133、ベン図画像1136及び詳細ボタン画像1139を含む。
共通性マップ画像1123は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「歌田ひかり」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
また、共通性マップ画像1121〜1123については、共通性マップ画像1111の場合と同様に、ユーザがUI上で触れた領域に属するコンテンツリストをポップアップ表示する画像を表示することとしてもよい。
また、ユーザが、タッチパネルに表示された共通性マップ画像1121〜1123の中の1つに接触すると、接触された共通性マップ画像における集合(A−(A&B))、(B−(A&B))及び積集合(A&B)が選択可能になる。
そして、ユーザが、更に、その中で興味の沸いた領域を示す部分をタッチすると、ユーザが選択した領域に属するコンテンツリストがポップアップ画像により表示される。ユーザが、更にポップアップ画像中に表示されたコンテンツIDのうちの一つをタッチすると、ユーザにより指定されたコンテンツが再生される。
ここで、図26に示した画像が最初に表示されることとして説明してきたが、図27に示す画像が最初に表示されることとしてもよい。
また、選択した共通性マップ画像における「詳細ボタン画像」が選択可能になり、ユーザがその画像を選択して接触すると、例えば、図28に示すような画像p1200に切り換わることとしてもよい。
画像1200は、共通性マップ画像1211〜1213を含む画像1202と、共通性マップ画像1212を更に詳細に説明する共通性マップ画像1221〜1223を含む画像1203とを含む。
画像1201は、共通性マップ画像1211〜1213及び共通性マップ画像1221〜1223についての説明が記載される画像である。
画像1202は、画像1100における画像1103と同内容の画像であり、表示位置が画像1100における表示位置と異なっている。
画像1203は、画像1212を属性別に詳細表示するものである。
一例として、画像1203には、属性「ジャンル」の属性値が「ロック調」であるコンテンツIDについて、実施の形態2および実施の形態3において説明したコンテンツ推薦処理にて各属性について抽出された和集合(A|B)のうち、その和集合の要素数の大きい属性から順に(例えば上位3つが)選出され、その属性に係る共通性マップが表示される。
具体的には、図28に示すように、画像1203には、共通性マップ画像1221、1222及び1223が表示される。
共通性マップ画像1221は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「Devonce」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
共通性マップ画像1222は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「Girlz Women」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
共通性マップ画像1223は、集合A及びBが、属性「アーティスト」についての属性値が「Stevie Carey」であるコンテンツIDを要素としている点を除き、共通性マップ画像1121と同様である。
ここで、画像1100から画像1200に表示が切り換わる際、画像1101(画像1201)は切り替わらず、表示したままとしてもよい。
また、ユーザが、区域1221〜1223における「詳細」領域を選択した場合の画面遷移は、画面1100から画面1200から切り換わるのと同様に、更なる属性値で集合範囲が絞られた状態でユーザAとユーザBとの共通性マップが表示される。
また、切り換わった後のユーザの区域選択、領域選択、コンテンツ指定やそれに伴う表示形態等も、画面1100や画面1200におけるものと同様である。
なお、上述のように、ユーザがTVデバイス1002が搭載するタッチパネルの対象箇所をタッチすることにより、ボタンの押下、領域の選択、コンテンツの指定を行うのに代えて、以下のように行ってもよい。
モバイル端末1003、1004をリモコン替わりにして赤外線通信等を行うことにより、搭載するキーパッドの操作情報をSTBデバイス1001やTVデバイス1002に送信することとしてもよい。
また、モバイル端末1003、1004が搭載するタッチパネルにて搭載する画面上にて対象箇所をタッチした後、又は搭載する例えば十字キーパッド等を操作して対象箇所を選択、指定した後に、無線通信等により、その情報をSTBデバイス1001やTVデバイス1002に送信する等であってもよい。
また、モバイル端末1003、1004をリモコン替わりに活用する場合には、「詳細ボタン画像」を選択する代わりに、UI上で対象となる領域を選択した後、例えば十字キーパッド等の右ボタンを押下するといった操作によって、上述した「詳細ボタン画像」が押下された場合と同様の表示がされるとしてもよい。
6.2.1.モバイル端末1003、1004が生成するUI
次に、図29を用いて、モバイル端末1003、1004により表示されるUI、その画面遷移等について説明する。
なお、モバイル端末1003が搭載するディスプレイは、TVデバイス1002と比べて非常に小さいことからUI表示のための画面サイズに対する制約が強い。
TVデバイス1002のディスプレイに、画像1100のように、共通性マップ画像が垂直方向に3つ配された画像1103を含む画像を提示すると、却ってユーザが画像の内容を把握するのが難しくなる。
図29(a)は、ユーザAが所有するモバイル端末1003により表示される推薦コンテンツの提示UIである。
モバイル端末1003のディスプレイには、まず、例えば図29(a)に示すような画面1300が表示される。
画像1300は、既に説明した画像1100と基本的に同内容の画像であり、下記の点のみ異なる。
「土田太郎さん」との記載は、「土田太郎さん」が、端末1003のユーザであることを示すために「あなた」との記載に置き換わっている。
また、ユーザAである「あなた」にとって話題喚起となる領域が、例えばベン図画像中に斜線が描かれるなどにより明確に識別される表示となっている。
そこで、例えば、ユーザが、画像1300における「詳細画像ボタン」を選択した場合、画面が切り換わり、ユーザAとユーザBとの単一属性に基づく共通性マップとして図29(b)に示す画像1400が表示される。
画像1400は、既に説明した画像1100と基本的に同内容の画像であり、下記の点のみ異なる。
画像1400は、実施の形態2および実施の形態3において説明したコンテンツ推薦処理において各属性について抽出された和集合(A|B)のうち要素数の最も多いものが選出され、その属性に係る共通性マップ画像が表示される。
TVデバイス1002においては、表示画像中の領域をタッチパッドを用いて選択していたが、モバイル端末1003では、例えば搭載する十字キーパッド等を操作することで行う。
また、画像1400が表示されている場合において、画像1400中の上マークボタン画像1421や下マークボタン画像1422を選択することにより、他の属性に係る共通性マップ画像1511を含む画像1500を表示することとしてもよい。
そして、画像1500が表示されている場合において、画像1500中の上マークボタン画像1421を選択することにより、共通性マップ画像1411を含む画像1400の表示に戻ることとしてもよい。
ここで、ユーザが、「詳細画像ボタン」を選択した場合、より下位の属性のうち、和集合(A|B)の要素数の最も多い属性に係る属性値に係る共通性マップ画像が表示される。
ここで表示される共通性マップ画像は、例えば図28の画像1221に相当する画像である。
また、ユーザが更に「詳細画像ボタン」を選択した場合、画面遷移は上述したよう、画像1300から切り換わるのと同様に、更なる属性値で集合範囲が絞られた状態で、ユーザAとユーザBとの共通性マップが表示される。
また、切り換わった後のユーザの区域選択、領域選択、コンテンツ指定やそれに伴う表示形態等も、既に説明した画像1400や画像1500におけるものと同様である。
ユーザBが所有するモバイル端末1004により表示されるUIは、基本的な表示形態、領域選択、コンテンツ指定の方法等は、モバイル端末1003におけるものと同様である。
ただし、モバイル端末1004が表示する画像1600における画像1601においては、参加ユーザとしてユーザAは「土田太郎」とユーザBは「あなた」と表示される等、モバイル端末を所有するユーザ自身を明示化する箇所が「あなた」と表示する点が異なる。
また、モバイル端末1003の画像1502においては、コンテンツ推薦処理にて選出された話題を喚起する領域として集合(B−(A&B))が強調別表示されていたのに対し、モバイル端末1004では、画像1602においては、コンテンツ推薦処理にて選出された話題を喚起する領域として集合(A−(A&B))が強調して識別表示される等、モバイル端末を所有するユーザ自身が興味を喚起する領域(自身が未知の領域)が識別表示されるところが異なる。
なお、モバイル端末1003、1004はタッチパネルを備え、ユーザがタッチパネルに触れることにより、UI上の区域の選択、領域の選択、コンテンツの指定等を行ってもよい。
また、モバイル端末1003、1004は、十字キーパッド等を備え、ユーザが前記十字キーパッド等を操作して対象箇所を選択、指定する等としてもよい。
なお、ユーザ同士の話題を共有するために、ユーザAが所有するモバイル端末1003及びユーザBが所有するモバイル端末1004との間で情報を交換することとしてもよい。
例えば、ユーザAがモバイル端末1003を操作することにより、モバイル端末1003は、画面に表示している情報(ベン図等)を、モバイル端末1004に通知する。
モバイル端末1004は、モバイル端末1003から通知された情報を、自機の画面に表示する。
これにより、ユーザA及びユーザBは、お互いに、画面表示している情報をお互いに交換することができる。
なお、上記においては、コンテンツ推薦システムは、デバイス構成として、モバイル端末は2人が所有する2台という構成であったが、3台以上であってもよい。
この場合、3人以上のユーザに関する情報から構成されるベン図等による表示を行うこととなる。

7.実施の形態7
実施の形態6では、コンテンツ推薦システムを、STBデバイス1001、TVデバイス1002、ユーザAが所有するモバイル端末1003及びユーザBが所有するモバイル端末1004から構成する例について説明した。
本実施の形態に係るコンテンツ推薦システムは、上述の実施の形態6とは機器構成が異なっており、図30に示すように、コンテンツ推薦機能を搭載した総合デバイス1005、ユーザAが所有するモバイル端末1006及びユーザBが所有するモバイル端末1007から構成される。
総合デバイス1005は、カーナビゲーション、PC等であり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、通信デバイス、ネットワークアダプタ等から構成されるコンピュータシステムである。
前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツ推薦機能や推薦コンテンツの表示UIの表示機能等を達成する。
ここで達成されるコンテンツ推薦機能は、これまでの実施の形態において説明してきたコンテンツ推薦における内部処理による。
また、ここで達成される表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIは、実施の形態6において図27〜28を用いて説明したTVデバイス1002が搭載する表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIと同様である。
総合デバイス1005は、搭載したコンテンツ推薦機能により、モバイル端末1006とモバイル端末1007から、赤外線通信や無線通信、LAN等を用いてコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを取得し、話題を喚起するコンテンツを選出し、そのコンテンツを表示するためのUIを生成する。
また、搭載した表示機能により、搭載したコンテンツ推薦機能により推薦されたコンテンツや表示指令されたUI等を表示する。
また、表示されたUIに対しユーザが領域を指定するためのタッチパネルを搭載しており、指定された領域に属するコンテンツを再生する。
所有するモバイル端末1006、1007は、それぞれ携帯電話機、PDA、音楽プレーヤ、写真閲覧端末、動画再生端末等であり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカ等から構成されるコンピュータシステムである。
前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツの再生機能や、総合デバイス1005から受信した、推薦されたコンテンツや表示指令されたUI等を表示するための信号に基づき、推薦コンテンツの表示UIの表示機能等を達成する。
ここで達成される表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIは、実施の形態6において図27を用いて説明した、モバイル端末1003、1004が搭載する表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIと同様である。
モバイル端末1006、1007は、それらを所有するユーザのコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを蓄積しており、ユーザからの指令があった場合や、他ユーザ所有が所有する他モバイル端末が近接した際等に、蓄積したユーザプロファイルをSTBデバイス1001に送信する。
また、STBデバイス1001から受信した、推薦されたコンテンツや表示指令されたUI等を表示するための信号を受信し、それらを表示する。
また、表示されたUIに対しユーザが領域を指定するためのタッチパネルを搭載しており、指定された領域に属するコンテンツを再生する。
なお、ユーザ同士の話題を共有するために、ユーザAが所有するモバイル端末1006及びユーザBが所有するモバイル端末1007との間で情報を交換することとしてもよい。
例えば、ユーザAがモバイル端末1006を操作することにより、モバイル端末1006は、画面に表示している情報(ベン図等)を、モバイル端末1007に通知する。
モバイル端末1007は、モバイル端末1006から通知された情報を、自機の画面に表示する。
これにより、ユーザA及びユーザBは、お互いに、画面表示している情報をお互いに交換することができる。
なお、上記においては、コンテンツ推薦システムは、デバイス構成として、モバイル端末は2人が所有する2台という構成であったが、3台以上であってもよい。
この場合、3人以上のユーザに関する情報から構成されるベン図等による表示を行うこととなる。

8.実施の形態8
実施の形態6においては、コンテンツ推薦機能を搭載したSTBデバイス1001とTVデバイス1002と、ユーザA、Bが所有するモバイル端末1003、1004とから構成されるコンテンツ推薦システムについて説明した。
また、実施の形態7においては、コンテンツ推薦機能を搭載した総合デバイス1005と、ユーザA、Bが所有するモバイル端末1006、1007とから構成されるコンテンツ推薦システムについて説明した。
本実施の形態に係るコンテンツ推薦システムは、図31に示すように、ユーザAが所有するモバイル端末1008及びユーザBが所有するモバイル端末1009から構成される。
即ち、上述のSTBデバイス1001、TVデバイス1002、総合デバイス1005のような機器は用いない モバイル端末1008及び1009は、携帯電話機、PDA、音楽プレーヤ、写真閲覧端末、動画再生端末等であり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーパッド、通信デバイス、ネットワークアダプタ、スピーカ等から構成されるコンピュータシステムである。
前記ROMまたは前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記RAM上に読み出され、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、コンテンツの再生機能や、コンテンツ推薦機能、推薦コンテンツの表示UIの表示機能等を達成する。
ここで達成されるコンテンツ推薦機能は、これまでの実施の形態において説明してきたコンテンツ推薦における内部処理である。ここで達成される表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIは、実施の形態6において図29を用いて説明した、モバイル端末1003、1004が搭載する表示機能により表示される推薦コンテンツ提示UIと同様である。
モバイル端末1008、1009は、それらを所有するユーザのコンテンツ視聴履歴等のユーザプロファイルを蓄積しており、ユーザからの指令があった場合や、他ユーザ所有が所有する他モバイル端末が近接した際等に、蓄積したユーザプロファイルに基づき、話題を喚起するコンテンツを選出し、そのコンテンツを表示するためのUIを形成する。
また、搭載した表示機能により、搭載したコンテンツ推薦機能により推薦されたコンテンツや表示指令されたUI等を表示する。また、表示されたUIに対しユーザが領域を指定するためのタッチパネルを搭載しており、指定された領域に属するコンテンツを再生する。
なお、ユーザ同士の話題を共有するために、ユーザAが所有するモバイル端末1008及びユーザBが所有するモバイル端末1009との間で、上述の実施の形態7で説明したのと同様に、情報を交換することとしてもよい。
なお、上記においては、コンテンツ推薦システムは、デバイス構成として、モバイル端末は2人が所有する2台という構成であったが、3台以上であってもよい。
この場合、3人以上のユーザに関する情報から構成されるベン図等による表示を行うこととなる。

9.実施の形態9
これまでの実施の形態においては、ユーザプロファイルとして、楽曲といった商用コンテンツの視聴履歴を活用する例を用いて説明した。
本実施の形態においては、ユーザプロファイルとして、ユーザが所有するカメラにより撮影された写真や各種センサによりセンシングされたデータの履歴等、プライベートコンテンツおよびそのコンテンツ情報のデータ履歴を活用する例を用いて説明する。
本実施の形態に係るコンテンツ推薦システムにおいても、共通度合の設定や算出方法等のコンテンツ推薦における内部処理及びそのバリエーション、コンテンツ推薦において内部処理を行うためシステム、デバイス構成及びそのバリエーション等は、これまでの実施の形態で説明してきた内容と同様である。
本実施の形態では、モバイル端末1006が、コンテンツ情報を生成するものとする。
モバイル端末1006は、カメラを備えるものとする。
コンテンツは、各ユーザが装着するカメラにより連続撮影された写真であるとする。
そして、コンテンツ情報は、コンテンツである写真が撮影された時のユーザの行動や場所等に関する情報である。
コンテンツ情報は、例えば、ユーザが装着するカメラに搭載されたGPSやジャイロ等のセンサや部屋や基地局に設置された環境センサ等によりセンシングされたデータに基づきユーザの行動や場所等が解析されたものであり、各属性及び属性に対する属性値としてコンテンツに対応づけられる。
属性は、論理的な階層構造を成し、第1階層を最上位階層として、第2階層、第3階層・・・第n階層まで、階層が下がる毎に、属性の詳細さが増す。
図32は、属性と属性値とを、階層構造で示した図である。
図32中の四角で囲っている文字は属性を示している。
図32に示すように、「行動媒体」(3001)、「行先」(3002)は、第1階層の属性であり、「ゾーン」(3003)、「パーク名」(3004)、「テーマ名」(3005)、「エリア」(3006)は、第2階層の属性であり、「エリア」(3007)、「都道府県」(3008)は、第3階層の属性である。
また、図32に示すように、あるコンテンツについて、第1階層の属性「行動媒体」(3001)の属性値が「ドライブ」(3101)である場合、第2階層の属性として、「ゾーン」(3003)を有することになる。
そして、第2階層の属性「ゾーン」(3003)の属性値が「市街地」(3101)である場合には、前記あるコンテンツは、第3階層の属性として「エリア」(3007)を有する。
前記あるコンテンツは、第3階層の属性「エリア」(3007)の属性値として、「関西」(3201)、「関東」(3202)等のうちのいずれかを有する。
図32に示す階層構造については、予め定められており、モバイル端末1006その他のシステム中の機器にデータベースとして記録されているものとする。
次に、システムにおいて、上記階層構造に従い、コンテンツ、属性と属性値とを保持するためのデータ構造について説明する。
図33は、属性と属性値を保持するためのデータ構造である、コンテンツ情報テーブルを示している。
図中の(A、B)の記載は、属性Aと属性値Bとが対応づけられたエントリを示す。
コンテンツ情報テーブルは、以下のように生成される。
例えば、モバイル端末1006が備えるカメラにより、写真1(3301)が撮影されたものとする。
モバイル端末1006は、GPS機能により、自動車が移動する程度の速度で自機が移動していることを認識し、属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」であると決定し、コンテンツ情報テーブル中の写真1(3301)と同行に(行動媒体,ドライブ)(エントリ3302)を書き込む。
また、モバイル端末1006は、GPS機能により認識した現在位置を示す情報と、予め備える地図の情報とを照合し、市街地を走行していることを認識する。
そして、第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」である場合には、第2階層の属性は「ゾーン」を用いることを図32から認識し、第2階層の属性「ゾーン」の属性値が「市街地」であると決定する。
そして、モバイル端末1006は、コンテンツ情報テーブル中の写真1(3301)と同行に、(ゾーン,市街地)(エントリ3303)を追加する。
その他の属性についても、用いる属性を図32から把握し、それぞれの属性について、GPSやジャイロ等のセンサや部屋や基地局に設置された環境センサ等によりセンシングされたデータに基づいて属性値を設定していく。
以上のようにして、「写真1」(3301)については、属性と属性値の組を示すエントリとして、(行動媒体,ドライブ)3302、(ゾーン,市街地)3303、(エリア,関西)3304、(行先,テーマパーク)3305、(パーク名,大阪パーク)3306がコンテンツ情報テーブルに記録される。
同様に、図33の「写真100」3307についても、(行先,テーマパーク)3308、(パーク名,東京パーク)3309、(テーマ名,絶叫マシン)3310、(エリア,関東)3311、(都道府県,千葉)3312がコンテンツ情報テーブルに記録される。
図33では、属性の階層を考慮せずに、属性と属性値の対応であるエントリをコンテンツ情報テーブル中に並べたので、この場合は、各属性の階層は、図32に示した階層構造を別途参照することになる。
コンテンツ情報テーブルのデータ構造は、図34に示したようにしてもよい。
図34の同列は、同じ階層の属性に係るエントリを示す。
例えば、エントリ3402(行動媒体,ドライブ)と、エントリ3405(行先,テーマパーク)と、エントリ3407(行動内容,旅行)とは、同じ第1階層のエントリである。
また、エントリ3403(ゾーン,市街地)と、エントリ3406(パーク名,大阪パーク)と、エントリ3408(エリア,関西)とは、同じ第2階層のエントリである。
また、エントリ3404(エリア,関西)は、第3階層のエントリである。
また、図34の同行には、従属関係があるエントリが並んでいる。
第1階層のエントリ3402(行動媒体,ドライブ)についての下位階層は、第2階層のエントリ3403(ゾーン,市街地)であり、その下位階層は、第3階層のエントリ3404(エリア,関西)である。
この場合、図32のような階層構造を別途参照する必要はないが、エントリ3404と、エントリ3408のように、内容的に重複しているエントリを持ってしまう場合がある。
図32〜図34には図示出来なかったが、以下に、各階層の属性と属性値の具体例を更に挙げる。
第1階層の属性としては、「行動媒体」、「行先」、「行動内容」等がある。
「行動媒体」属性の属性値には、「ドライブ(車)」、「散歩(徒歩)」、「サイクリング(自転車)」等がある。
「行先」属性の属性値としては、「テーマパーク」、「映画館」、「カラオケ」等がある。
「行動内容」属性の属性値としては、「旅行」、「スポーツ」、「パーティ」等がある。
第2階層の属性としては、第1階層の属性より詳細な属性である「ゾーン」「スポット」「エリア」等があり、これらは、第1階層の属性「行動媒体」の属性値「ドライブ」に対応している。
第1階層の他の属性「行先」等に関しては、第2階層の属性として、別の属性が対応づけられている。
「ゾーン」属性の属性値としては「市街地」、「海辺」、「森林」等がある。
「スポット」属性の属性値としては「夜景」、「自然」、「デートコース」等がある。
「エリア」属性の属性値としては「関西」、「関東」、「九州」等がある。
また、第2階層の属性として、「テーマ」、「パーク名」、「エリア」等もあり、これらは、第1階層の属性「行先」の属性値「テーマパーク」に対応している。
「テーマ」属性の属性値としては「絶叫マシーン」、「ファミリーイベント」、「ホラーブース」等がある。
「パーク名」属性の属性値としては「大阪パーク」「東京パーク」「宇宙パーク」等の各テーマパーク名がある。
「エリア」属性の属性値としては「関西」、「関東」、「九州」等が情報として付与されている。
なお、前記の各属性値には固有の属性値ID(グループID)を割り振って内部処理してもよい。
また、コンテンツ情報の種類や構成は、上記に限らず、他の種類や構成であってもよい。
次に、図35に、図33に一例として示したコンテンツ情報テーブルを用いたベン図の一例を示す。
第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」であるコンテンツについてのベン図である。
集合Aは、第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」である、第2階層の属性値「山」「川」「ダム」、「森林」を含んでいる。
ここで、図中の”森林(5)”の記載は、第2階層の属性値として「森林」が5エントリ含まれていたことを示す。
集合Bは、第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」である、第2階層の属性値「市街地」を含んでいる。
上記ベン図は、ユーザA、ユーザBのそれぞれのユーザプロファイルとして記録されたコンテンツ情報テーブルを用い、第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」であるコンテンツについて、第2階層の属性の属性値を要素とする集合をそれぞれ集合A、集合Bとし、これまでの実施の形態において説明してきた算出方法と同様にして、和集合(A|B)に対する積集合(A&B)の比率により共有度合Sを算出したものである。
図36〜38は、本実施の形態に係る上述したコンテンツ、コンテンツ情報、ユーザプロファイル、コンテンツ情報テーブルを用いての推薦コンテンツの提示UIの一例を示す。
図36〜38は、詳細ボタン画像を押下したときの動作などおおよそ図27〜29と対応している。
ただし、図27〜29は、コンテンツIDを要素とした集合を用いたベン図を表示しているのに対して、図36〜38は、表題画像中に示された属性と属性値に対する下位階層の属性値を集合の要素としている点が異なる。
図36〜38においては、「詳細画像ボタン」が押下されると、その「詳細画像ボタン」を含む共通性マップ画像の表題画像に示された属性と属性値に対する、1階層下の属性及び属性値を集合の要素とした内容が表示されることになっている。
例えば、共通性マップ画像1711は、ユーザA及びユーザBについてのコンテンツ情報のデータ履歴を用いて算出した共有度合等に基づき生成される。
この場合の集合Aの要素は、ユーザAについての第1階層の全ての属性に対する属性値である。
また、集合Bの要素は、ユーザBについての第1階層の全ての属性に対する属性値である。
共通性マップ画像1711には、集合A及び集合Bに関するベン図を示すベン図画像が含まれる。
図36の画像1703中の画像1721は、最上位の属性「総合」について、詳細に示すための画像の1つであり、最上位階層の属性「総合」の下位の階層である第1階層の属性「行動媒体」の属性値が「ドライブ」であるコンテンツについての第2階層の属性値を用いて生成する。
なお、図39は、図37がディスプレイに表示されている場合において、共通性マップ画像1811の詳細画像ボタンが選択されている図37の状態から、ユーザ操作により共通性マップ画像1812の詳細画像ボタンが選択された後に表示する画像である。表示される画像が、属性「行動媒体」の属性値「ドライブ」に係る画像1803から、属性「行先」の属性値「テーマパーク」に係る画像1903に変化している。
このように、複数表示されている詳細画像ボタンのうちいずれを選択するかによって、いずれの「属性」及び「属性値」について、詳細な共通性マップ画像を表示するかを変更することとしてもよい。
なお、個人が所有するカメラ、センサ等により取得された情報については、商用コンテンツとは異なり、これまでの実施の形態においてユーザ間で共通に用いていたコンテンツIDが存在しないか又はID自体が存在しない場合が多いため、本実施の形態では、共通度合等の共有関係を処理する際に、属性値を用いた。
しかし、これに代えてグループIDを属性値に割り振って用いること等としてもよい。

10.なお書き
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の実施の形態においては、コンテンツ選択基準における最初の判断基準をコンテンツIDで行うとしているが、他の情報を用いてもよい。
例えば、ジャンル、アーティスト、配信日時、配信期間等の他のコンテンツに関する情報を用いることとしてもよい。
(2)上記の実施の形態において、属性として、曲IDや、アーチスト名などを使用していたが、属性はコンテンツを分類する基準とできるものであればよい。
例えば、プロデューサ名、使用楽器、アーチストの所属事務所名、配信日時、配信期間等であってもよい。
(3)選出されたコンテンツIDが複数ある場合、これらの提示順序は、属性以外の他の基準を用いて決定してもよい。
例えば、選出されたコンテンツIDに係るコンテンツのうち、これまでに再生された再生回数の多いものから順に、提示することとしてもよいし、ネット購入によるコンテンツ毎のダウンロード回数を別途取得して、ダウンロード回数の多いものから選出してもよい
(4)実施の形態において、コンテンツ推薦装置1がユーザプロファイルとして2つの視聴履歴情報を取得する例で説明したが、これに限らない。例えば、3つ以上のユーザプロファイルを取得、処理することとしても当然構わない。
また、共有度合Sの算出は、全ての集合に共通の部分集合に限らず、共通部分を含む集合について算出してもよい。算出した共有度合Sが所定値以上であった場合には、前記共通部分を含む集合以外の集合を選択することとしてもよい。
例えば、図23のベン図に示すような場合を例に説明する。
集合A={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,14,15,16,51}
集合B={01,02,03,04,05,06,07,08,09,10,11,12,13,17,18,52}
集合C={13,51,52,53}
である。
上述の実施形態では、この共有度合Sは、集合(A&B&C)について算出したが、本変形例では、少なくとも2つの集合間で重複部分のある部分集合について算出する。
例えば、共有度合Sを、図23における、集合801と、集合802と、集合803と、集合804のそれぞれについて算出することとしてもよいし、集合801と、集合802と、集合803と、集合804を合わせた集合である集合805について算出することとしてもよい。
例えば、集合805について算出した共有度合Sが、所定度合以上であった場合には、集合((A|B|C)−((A&B)|(B&C)|(C&A)))を選出することとしてもよい。
ここで、集合801は、集合(A&B&C)であり、集合802は集合((A&B)−(A&B&C))であり、集合803は集合((A&C)−(A&B&C))であり、集合804は集合((B&C)−(A&B&C))であり、集合805は集合((A&B)|(B&C)|(C&A))である。
(5) 上述の実施形態では、共有度合Sとして積集合と和集合の割合を計算する場合について説明してきたが、共有度合Sに他の尺度を用いることとしてもよい。
(6) 上記においては、コンテンツ情報が階層的な構造である場合において、コンテンツ推薦処理、その結果表示される推薦コンテンツの提示UI等を説明したが、コンテンツ情報が階層的な構造でない場合においても、集合対象となる属性の下位層にある詳細な属性の代わりに集合対象となる属性以外の属性を活用する等により共有度合Sを算出し、その結果としてのベン図を表示するといった処理を行ってもよい。
(7) 上記の実施の形態では、ユーザプロファイルとして、ユーザが所有するカメラにより撮影された写真や各種センサによりセンシングされたデータの履歴を活用する例を用いて説明したが、これに限定されるものではない。
他のデータ履歴をユーザプロファイルとして用いてもよい。
(8) 上記の実施の形態において、楽曲といった商用コンテンツの視聴履歴を用いる例では、コンテンツIDの集合をプロファイルとして、その集合に対する和集合と積集合により共通度合を算出していたが、これに限られない。
実施の形態9でプライベートコンテンツを活用する例で示したように、グループIDを集合の要素とし、その和集合と積集合により共通度合を算出するとしてもよい。
また、コンテンツ情報が階層的な構造として定義されていない場合においても、詳細な属性として、下位階層の属性について、共通度合を表示するのに代えて、その他の属性を活用する等により共有度合Sを算出し、その結果としてのベン図を表示することとしてもよい。
(9) 上記の実施の形態では、プライベートコンテンツのデータ履歴を活用する例においては、グループIDを要素とする集合について、その和集合と積集合により共通度合を算出するとして説明したが、これに限らない。
例えばユーザ間コンテンツ交換システム等によりプライベートコンテンツの交換が行える環境下において、ユーザ間で共有コンテンツIDを保有している場合等、実施の形態1〜8で商用コンテンツを活用する例において記述したように、集合はコンテンツIDを要素として、その和集合と積集合により共通度合を算出するとしてもよい。
(10) 上記の実施の形態では、楽曲視聴等、商用コンテンツの視聴履歴とプライベートコンテンツのデータ履歴とを別個に説明した。しかし、両履歴を共にユーザの行動に係るデータ履歴の一つとして捉えて、例えば、商用コンテンツ視聴を、プライベートコンテンツのデータ履歴における各属性(「行動媒体」、「行先」、「行動内容」等)と同列の属性として処理し、コンテンツ推薦や推薦コンテンツの視聴UI生成等を行うとしてもよい。
(11) 上記の実施の形態では、コンテンツ情報のデータ履歴を活用するコンテンツ推薦や推薦コンテンツの視聴UI生成のための処理として説明したが、コンテンツ(商用コンテンツとしての楽曲やプライベートコンテンツとしての写真等)を伴わないユーザの行動や場所等のデータ履歴を活用することで、実施の形態9と同様の処理をし、実施の形態9において図36〜39を用いて説明したUIと同様のUIを構築するとしてもよい。
(12) 上記の実施の形態では、ユーザ間の共有関係を把握するための表示形態としてベン図を用い、そこでユーザ間の共有度合をベン図の重複度で表現し、ユーザを色識別する例を説明したが、更にベン図を加工することで、ユーザがそれらを認識しやすい表示形態としてもよい。
例えば、表示するベン図におけるユーザ間の重複領域の色をその重複領域の元になる各ユーザに設定された色を加法混色や減法混色により混色した色になるように設定すること等で、ユーザ間の共有関係がより把握し易くなるようにしてもよい。
また、例えば、ユーザ間の共有度合が大きい(もしくは、小さい)程、表示するベン図における各ユーザを表す領域の色や領域の境界線の色が濃くなるようにすること等で、ユーザ間の共有関係がより把握し易くなるようにしてもよい。
また、例えば、ユーザ間の共有度合が大きい(もしくは、小さい)程、表示するベン図におけるユーザ間の重複領域の色が濃くなるようにすること等で、ユーザ間の共有関係がより把握し易くなるようにしてもよい。
また、例えば、話題を喚起する領域が小さい(もしくは、大きい)程、表示するベン図における話題を喚起する領域の色が濃くなるようにしたり、これまでの実施の形態で記述したように話題を喚起する領域を斜線により識別している場合にはその斜線の線を多くなるようにしたりすること等で、ユーザ間の共有関係がより把握し易くなるようにしてもよい。
(13) 上記の実施の形態では、ユーザ間の共有関係を把握するための表示形態としてベン図を用い、そこでユーザ間の共有度合をベン図の重複度で表現する例を説明したが、ユーザの共有度合を他の方法で表現するとしてもよい。例えば、各共有度合の範囲に個別のマーカや顔表情を対応付けておき、それらを表示することで、ユーザ間の共有関係を把握するための表示形態としてもよい。
(14)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(15)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
(16)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカード又は前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、などから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカード又は前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、前記ICカード又は前記モジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(17)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(18)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明は、多数のコンテンツから一のコンテンツを選択して再生する携帯型音楽プレーヤなどコンテンツ再生装置等としての利用に好適である。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ推薦システムの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプレーヤ端末の構成を示すブロック図である。 プレーヤ端末が記憶している視聴履歴表を示す図である。 プレーヤ端末が記憶している視聴履歴表を示す図である。 本発明の一実施形態に係るコンテンツ推薦装置の構成を示すブロック図である。 視聴履歴表に基づく共有関係を示すベン図である。 共有関係の把握に係る和集合リストと積集合リストを示す図である。 コンテンツ選択基準の判定処理を示すフローチャートである。 コンテンツ推薦装置の動作を示すフローチャートである。 プレーヤ端末が記憶している視聴履歴表を示す図である。 プレーヤ端末が記憶している視聴履歴表を示す図である。 属性値「歌田ひかり」に関するコンテンツについてのベン図である。 共有表を示す図である。 共有度合の算出手順を示すフローチャートである。 属性値「バラード調」に関するベン図である。 属性値「ロック調」に関するベン図である。 和集合リスト及び積集合リストの一例を示す図である。 共有関係の把握の処理に関するフローチャートである。 他のユーザプロファイルであるネット購入履歴表を示す図である。 2つのユーザプロファイルに基づくベン図である。 複数の属性により制限されるベン図である。 コンテンツ選択基準の判断処理を示すフローチャートである。 3つのユーザプロファイルを用いる場合のベン図である。 本発明の実施の形態に係るコンテンツ推薦システムの構成を示す図である。 STBデバイスの内部構成を示すブロック図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 コンテンツ推薦システムの構成のバリエーションを示す図である。 コンテンツ推薦システムの構成のバリエーションを示す図である。 属性と属性値とを階層構造で示した図である。 属性と属性値を保持するためのデータ構造であるコンテンツ情報テーブルを示す図である。 コンテンツ情報テーブルのデータ構造のバリエーションを示す図である。 コンテンツ情報テーブルを用いて生成したベン図の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。 共通性マップ画像を含む画面表示の一例を示す図である。
1 コンテンツ推薦装置
2 プレーヤ端末
3 プレーヤ端末
101 複数プロファイル取得部
102 プロファイル共有関係把握部
103 コンテンツ選択基準記憶部
104 コンテンツ選択基準把握部
105 コンテンツ選択部
106 選択コンテンツ提示部
201 制御部
202 コンテンツ再生部
203 記憶部
204 音声出力部
205 表示部
206 赤外線通信部
207 ネットワーク通信部
208 入力部
1001 STBデバイス
1002 TVデバイス
1003 モバイル端末
1004 モバイル端末
1111 共通性マップ画像
1112 表題画像
1113 ベン図画像
1114 詳細ボタン画像
1115 ポップアップ画像

Claims (26)

  1. 複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置であって、
    第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得手段と、
    第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成手段と、
    第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、第1部分群に含まれるデータと、第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、
    全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定手段と、
    決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示手段と
    を備えることを特徴とする情報提示装置。
  2. 前記提示手段は、
    各組について、第1部分群と第2部分群との積集合と、第1又は第2部分群と前記積集合との差集合とのいずれかを選択する集合選択部と、
    前記提示順序に従い、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合いを並べて表示する表示部と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  3. 前記集合選択部は、前記積集合の要素数と、前記和集合の要素数との比が所定値以上である場合に前記差集合を選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提示装置。
  4. 前記集合選択部は、前記積集合の要素数と前記和集合の要素数との比が所定値未満である場合に、前記積集合を選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提示装置。
  5. 前記決定手段は、
    前記提示順序を、各組に係る第1部分群と第2部分群との和集合の要素数に関し降順とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  6. 前記決定手段は、
    前記提示順序を、各組に係る重複度合の大きさに関し降順とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  7. 前記算出手段は、更に、前記第1情報群に含まれるデータと、前記第2情報群に含まれるデータとの間において、付加された第1属性の重複度合を算出し、
    前記提示手段は、更に、前記第1属性の重複度合を可視化して提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  8. 前記提示手段は、切替指示を受け付けており、前記切替指示を受信した場合に、第1属性に係る重複度合の提示と、前記第1属性に係る重複度合の提示内容を詳細化した、第2属性に係る複数の重複度合の提示とを切り替える
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。
  9. 前記提示手段は、切替指示を受け付けており、前記切替指示を受信した場合に、第1属性に係る重複度合の提示と、前記第1属性に係る重複度合の提示内容を詳細化した、第1属性に係る重複度合及び第2属性に係る複数の重複度合を並べた提示とを切り替える
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。
  10. 前記提示手段は、前記重複度合が所定値以上である場合に、第1情報群又は第2情報群と、第1及び第2情報群の積集合との差集合を選択し、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合を表示する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。
  11. 前記提示手段は、前記重複度合が所定値未満である場合に、第1及び第2情報群の積集合を選択し、選択した集合が他の集合と識別容易に差別化されるよう重複度合を表示する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。
  12. 前記提示手段は、算出した第1属性の重複度合と、算出した各組に係る第2属性の重複度合とを並べて表示する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。
  13. 前記第1属性は、データが属するグループを示すグループIDであり、前記第2属性は、データを識別するデータIDである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  14. 前記第1属性は、データが属するグループを示すグループIDであり、前記第2属性は、前記第1属性とは別のグループIDである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  15. 第1及び第2属性は、第1属性を上位階層とし、第2属性を下位階層とするツリー構造を構成し、第2属性が取り得る値は、第1属性の内容に対応して予め定められている
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  16. 前記提示手段は、重複度合を、第1部分群と第2部分群との関係を示すベン図を表示することにより可視化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  17. 前記データは、コンテンツであることを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  18. 前記データは、ログ情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  19. 前記情報提示装置は、更に、
    取得した前記第1情報群及び前記第2情報群の重複度合を算出する重複度合算出手段と、
    算出された前記重複度合に基づいて、前記第1情報群及び前記第2情報群の重なりである重複集合と、前記第1情報群又は前記第2情報群から前記重複集合を除く非重複集合とのいずれかを選択する集合選択手段と、
    選択された集合に含まれるデータ情報を選出する情報選出手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  20. 前記集合選択手段は、前記重複度合が所定値以上である場合に、前記非重複集合を選択する
    ことを特徴とする請求項19に記載の情報提示装置。
  21. 前記集合選択手段は、前記重複度合が所定値未満である場合に、前記重複集合を選択する
    ことを特徴とする請求項19に記載の情報提示装置。
  22. 前記重複度合算出手段は、前記第1情報群及び前記第2情報群の少なくとも一方に含まれるデータ情報の数を示す第1数を算出し、前記重複集合に含まれるデータ情報の数を示す第2数を算出し、第1数に対する第2数の比率を、前記重複度合として算出する
    ことを特徴とする請求項19に記載の情報提示装置。
  23. 前記データ情報は、データを識別するデータIDと、データが属するグループを示すグループIDとを含み、
    前記取得手段は、更に、複数のデータ情報からなる第3情報群と、複数のデータ情報からなる第4情報群とを取得して、データ情報に含まれるグループIDの値それぞれについて、前記第3情報群から前記値を持つグループIDを含むデータ情報を抽出することにより第1情報群を生成し、前記第4情報群から当該値を持つグループIDを含むデータ情報を抽出することにより第2情報群を生成し、
    前記重複度合算出手段は、更に、グループIDの値それぞれについての第1情報群と第2情報群の重複度合を算出し、
    前記集合選択手段は、更に、グループIDの値に対応する重複度合の大きいものから順に、グループIDを1以上選出し、選出したグループIDに対応する重複度合に基づいて、当該グループIDの値に係る第1情報群と第2情報群の重なりである重複集合と、第1情報群と第2情報群から当該重複集合を除く非重複集合とのいずれかを選択し、
    前記情報選出手段は、前記集合選択手段により順に選択された集合に含まれるデータ情報を選出する
    ことを特徴とする請求項19に記載の情報提示装置。
  24. 複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる情報提示方法であって、
    第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得ステップと、
    第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成ステップと、
    第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、
    全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定ステップと、
    決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示ステップと
    を含むことを特徴とする情報提示方法。
  25. 複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータを関係を提示する情報提示装置に用いられる情報提示プログラムであって、
    第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得ステップと、
    第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成ステップと、
    第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、
    全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定ステップと、
    決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示ステップと
    の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする情報提示プログラム。
  26. 複数の利用者がそれぞれ保持する複数のデータの関係を提示する情報提示装置に用いられる集積回路であって、
    第1利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性が付加された複数のデータから構成される第1情報群と、第2利用者が保持しそれぞれ第1属性及び第2属性を有する複数のデータから構成される第2情報群とを少なくとも取得する取得手段と、
    第1属性としての複数の値のそれぞれについて、同一の当該値が第1属性として付加されたデータを、前記第1及び第2情報群それぞれから抽出して第1及び第2部分群を生成する生成手段と、
    第1属性として同一の値が付加されたデータに係る第1部分群と第2部分群とを組とした各組について、前記第1部分群に含まれるデータと、前記第2部分群に含まれるデータとの間において、付加された第2属性の重複度合を算出する算出手段と、
    全ての組について算出された複数の重複度合の提示順序を、各組の第1部分群と第2部分群に含まれるデータ数に基づいて決定する決定手段と、
    決定された提示順序に従って、算出された複数の重複度合を並べて提示する提示手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
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