JP4938352B2 - 静電チャックテーブル機構 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマエッチング装置等の加工装置に装備され半導体ウエーハ等の被加工物を保持するチャックテーブル機構、更に詳しくは静電気による吸着力を利用して被加工物を吸着保持する静電チャックテーブル機構に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に形成されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハを分割予定ラインに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々の半導体チップを製造している。なお、半導体ウエーハは個々のデバイスに分割される前にその裏面を研削装置によって研削して所定の厚さに形成されている。
しかるに、上述したようにウエーハの裏面を研削すると、ウエーハの裏面に研削歪が残存し、分割されたデバイスの抗折強度が低下するという問題がある。
このような問題を解消するために、ウエーハの裏面にプラズマエッチングを施すことによって、ウエーハの裏面に生成された研削歪を除去し、デバイスの抗折強度を向上させる技術が提案されており、プラズマエッチングを実施するプラズマエッチング装置が下記特許文献1に開示されている。
特開2006−73592号公報
上述したプラズマエッチング装置は、プラズマ処理室を真空状態にしてプラズマエッチング処理を実施することから、被加工物を保持するチャックテーブルが被加工物を真空吸引保持する方式であると、被加工物をチャックテーブル上に確実に吸引保持することが困難である。従って、プラズマエッチング装置のチャックテーブルは、一般に静電気による吸着力を利用して被加工物を吸着保持する静電チャックテーブルが用いられている。
而して、ウエーハの表面には保護テープが貼着されており、この保護テープを介してウエーハを静電チャックテーブルに静電吸着すると、保護テープに静電気が帯電し、静電チャックテーブルの電極への通電をOFFしても静電チャックテーブルからウエーハを離脱できないという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その主たる技術課題は、被加工物に貼着された保護テープに帯電されている静電気を除去する機能を備えて静電チャックテーブル機構を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するために、本発明によれば、被加工物を保持する保持面を備えたチャックテーブルと、該チャックテーブルの内部に配設され電圧が印加されることにより電荷を発生する電極と、該電極に電圧を印加する電圧印加手段と、を具備する静電チャックテーブル機構において、
該チャックテーブルに形成され該保持面に開口するエアー供給通路と、
該エアー供給通路にイオン化されたエアーを供給するイオン化エアー供給手段と、
該エアー供給通路に連通され該チャックテーブルに形成され保持面に負圧を作用せしめる吸引手段と、を具備している、
ことを特徴とする静電チャックテーブル機構が提供される。
上記吸引手段および上記イオン化エアー供給手段と上記エアー供給通路との間には、エアー供給通路と吸引手段およびイオン化エアー供給手段とを選択的に連通する切換弁が配設されていることが望ましい。
本発明による静電チャックテーブル機構は、チャックテーブルの保持面に開口するエアー供給通路にイオン化されたエアーを供給するイオン化エアー供給手段を具備しているので、チャックテーブルの保持面に静電吸着保持された被加工物を加工した後に、イオン化エアー供給手段を作動してチャックテーブルの保持面にイオン化されたエアーが供給せしめられる。この結果、保持面に静電吸着されている被加工物にイオン化されたエアーが供給されるので、被加工物に帯電している静電気が除去され、チャックテーブルの保持面への静電吸着が解除される。従って、被加工物をチャックテーブルの保持面上から容易に搬出することができる。
また、本発明による静電チャックテーブル機構は、エアー供給通路に連通されチャックテーブルに形成され保持面に負圧を作用せしめる吸引手段を備えているので、チャックテーブルの保持面上に被加工物を静電吸着保持する前に負圧により吸引保持することにより、保持面に被加工物を静電吸着保持する前に保持面上に確実に位置決めすることができる。
以下、本発明によって構成された静電チャックテーブル機構の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明によって構成された静電チャックテーブル機構が装備されたプラズマエッチングの断面図が示されている。図1に示すプラズマエッチング装置2は、密閉空間20aを形成するハウジング20を具備している。このハウジング20は、底壁21と上壁22と左右側壁23、24と後側が側壁25および前側側壁(図示せず)とからなっており、右側側壁24には被加工物搬出入用の開口24aが設けられている。開口24aの外側には、開口24aを開閉するためのゲート3が上下方向に移動可能に配設されている。このゲート3は、ゲート作動手段4によって作動せしめられる。ゲート作動手段4は、エアシリンダ41と該エアシリンダ41内に配設された図示しないピストンに連結されたピストンロッド42とからなっており、エアシリンダ41がブラケット43を介して上記ハウジング20の底壁21に取り付けられており、ピストンロッド42の先端(図において上端)が上記ゲート3に連結されている。このゲート作動手段4によってゲート3が開けられることにより、後述するように被加工物を開口24aを通して搬出入することができる。また、ハウジング20を構成する底壁21には排気口21aが設けられており、この排気口21aがガス排出手段11に接続されている。
上記ハウジング20によって形成される密閉空間20aには、下部電極5と上部電極9が対向して配設されている。下部電極5は、導電性の材料によって形成されており、円盤状のチャックテーブル保持部51と、該チャックテーブル保持部51の下面中央部から突出して形成された円柱状の支持部52とからなっている。このように円盤状のチャックテーブル保持部51と円柱状の支持部52とから構成された下部電極5は、支持部52がハウジング51の底壁21に形成された穴21bを挿通して配設され、絶縁体27を介して底壁21にシールされた状態で支持されている。このようにハウジング21の底壁21に支持された下部電極5は、支持部52を介して高周波電源12に電気的に接続されている。
下部電極5を構成するチャックテーブル保持部51の上部には、図2に示すように上方が開放された円形状の嵌合凹部51aが設けられており、該嵌合凹部51aに静電チャックテーブル機構6を構成するチャックテーブル61が嵌合される。チャックテーブル61は、図示の実施形態においては抵抗が1013Ωcm以下のセラミック材からなり、上記嵌合凹部51aと対応する大きさの円盤状に形成されており、嵌合凹部51aに嵌合される。セラミック材によって形成されたチャックテーブル61の内部には、電圧が印加されることにより電荷を発生する電極62、63が配設されている。この電極62、63は、それぞれ導線64、65を介して直流電圧印加手段66、67に接続されている。なお、直流電圧印加手段66、67は、それぞれ直流電源661、671と駆動回路662、672とからなっており、それぞれ駆動回路662、672をONすることによって上記電極62にプラス(+)電圧を印加し、上記電極63にマイナス(−)電圧を印加せしめる。この結果、チャックテーブル61の保持面61aと該保持面61aに載置される被加工物との間にプラス(+)、マイナス(−)の電荷が発生し、この間に働くジョンセンラーベック力によって被加工物を保持面61aに吸着保持する。なお、上記電極構造を双極性電極構造とした例を示したが、端極性電極構造にしてもよい。
チャックテーブル61は、上面が被加工物を保持する保持面61aとして機能する。このチャックテーブル61には、保持面61aに開口するエアー供給通路61bが形成されている。このエアー供給通路61bは、保持面61aに複数個開口している。
一方、下部電極5を構成するチャックテーブル保持部51と支持部52には、上記エアー供給通路61bに連通する連通路5aが形成されている。この連通路5aの内面は、絶縁材でコーティングされている。連通路5aは、電磁切換弁68を介して吸引手段7とイオン化エアー供給手段8に選択的に連通せしめられるようになっている。従って、電磁切換弁68の一方の電磁コイル681をONすると、電磁切換弁68を介して連通路5aが吸引手段7と連通し、この結果エアー供給通路61bを介してチャックテーブル61の保持面61aに負圧が作用せしめられる。また、電磁切換弁68の他方の電磁コイル682をONすると、電磁切換弁68を介して連通路5aがイオン化エアー供給手段8と連通し、この結果エアー供給通路61bを介してチャックテーブル61の保持面61aにイオン化されたエアーが供給せしめられる。なお、イオン化されたエアーが連通路5aを通過する際にイオン化されたエアーからイオンを奪わないように、チャックテーブル61に至る連通路5aの内面を絶縁材でコーティングすることが重要である。
上記下部電極5を構成するチャックテーブル保持部51の下部には、冷却通路51bが形成されている。この冷却通路51bの一端は支持部52に形成された冷媒導入通路52bに連通され、冷却通路51bの他端は支持部52に形成された冷媒排出通路52cに連通されている。冷媒導入通路52bおよび冷媒排出通路52cは、図1に示すように冷媒供給手段13に連通されている。従って、冷媒供給手段13が作動すると、冷媒が冷媒導入通路52b、冷却通路51bおよび冷媒排出通路52cを通して循環せしめられる。この結果、後述するプラズマエッチング処理時に発生する熱は下部電極5から冷媒に伝達されるので、下部電極5の異常昇温が防止される。
上記上部電極9は、導電性の材料によって形成されており、図1に示すように円盤状のガス噴出部91と、該ガス噴出部91の上面中央部から突出して形成された円柱状の支持部92とからなっている。このようにガス噴出部91と円柱状の支持部92とからなる上部電極9は、ガス噴出部91が下部電極5を構成するチャックテーブル保持部51と対向して配設され、支持部92がハウジング20の上壁22に形成された穴22aを挿通し、該穴22aに装着されたシール部材28によって上下方向に移動可能に支持されている。支持部92の上端部には作動部材93が取り付けられており、この作動部材93が昇降駆動手段14に連結されている。なお、上部電極9は、支持部92を介して接地されている。
上部電極9を構成する円盤状のガス噴出部91には、下面に開口する複数の噴出口91aが設けられている。この複数の噴出口91aは、ガス噴出部91に形成された連通路91bおよび支持部92に形成された連通路92aを介してガス供給手段15に連通されている。ガス供給手段15は、フッ素系ガスを主体とするプラズマ発生用の混合ガスを供給する。
図1を参照して説明を続けると、図示の実施形態におけるプラズマエッチング装置2は、上記ゲート作動手段4、ガス排出手段11、高周波電源12、直流電圧印加手段66、67の駆動回路662、672、電磁切換弁68、冷媒供給手段13、昇降駆動手段14、ガス供給手段15、吸引手段7、イオン化エアー供給手段8等を制御する制御手段16を具備している。この制御手段16にはガス排出手段11からハウジング20によって形成される密閉空間20a内の圧力に関するデータが、冷媒供給手段13から冷媒温度(即ち電極温度)に関するデータが、ガス供給手段15からガス流量に関するデータが入力され、これらのデータ等に基づいて制御手段16は上記各手段に制御信号を出力する。
図示の実施形態におけるプラズマエッチング装置2は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
図4には、被加工物としての半導体ウエーハの斜視図が示されている。図4に示す半導体ウエーハ10は、例えば厚さが700μmのシリコンウエーハからなっており、表面10aに複数のストリート101が格子状に形成されているとともに、該複数のストリート101によって区画された複数の領域にIC、LSI等のデバイス102が形成されている。このように構成された半導体ウエーハ10の表面10aには、図5に示すように厚さが100μmの樹脂フィルムからなる保護テープ100を貼着する(保護部材貼着工程)。従って、半導体ウエーハ10の裏面10bが露出する形態となる。このように、保護テープ100が表面に貼着された半導体ウエーハ10は、研削装置によって裏面が研削され、所定の厚さ(例えば、100μm)に形成される。
上述したように裏面が研削され所定の厚さに形成された半導体ウエーハ10を上記プラズマエッチング装置2によってプラズマエッチング処理するには、先ずゲート作動手段4を作動してゲート3を図1において下方に移動せしめ、ハウジング20の右側側壁24に設けられた開口24aを開ける。次に、図示しない搬出入手段によって保護テープ100が貼着された半導体ウエーハ10を開口24aからハウジング20によって形成される密閉空間20aに搬送し、下部電極5に配設されたチャックテーブル61の保持面61a上に保護テープ100側を載置する。このとき、昇降駆動手段14を作動して上部電極9を上昇せしめておく。そして、吸引手段7を作動するとともに電磁切換弁68の一方の電磁コイル681をONする。この結果、電磁切換弁68を介して連通路5aが吸引手段7と連通し、エアー供給通路61bを介してチャックテーブル61の保持面61aに負圧が作用せしめられ、保護テープ100を介して半導体ウエーハ10が保持面61aに吸引保持される。
このようにして、チャックテーブル61の保持面61a上に保護テープ100を介して半導体ウエーハ10を吸引保持したならば、直流電圧印加手段66、67の駆動回路662、672をONすることによって、電極62にプラス(+)電圧を印加するとともに電極63にマイナス(−)電圧を印加せしめる。この結果、チャックテーブル61の保持面61aと該保持面61aに吸引保持された半導体ウエーハ10に貼着されている保護テープ100との間にプラス(+)、マイナス(−)の電荷が発生し、この間に働くジョンセンラーベック力によって保護テープ100を介して半導体ウエーハ10が保持面61aに静電吸着保持される。このようにして、チャックテーブル61の保持面61a上に保護テープ100を介して半導体ウエーハ10を吸着保持したならば、電磁切換弁68の一方の電磁コイル681をOFFして負圧による半導体ウエーハの吸引保持を解除する。なお、チャックテーブル61の保持面61a上に半導体ウエーハ10を静電吸着保持する前に負圧により吸引保持するのは、保持面61aに半導体ウエーハ10を静電吸着保持する前に保持面61a上に確実に位置決めするためである。
半導体ウエーハ10を保護テープ100を介してチャックテーブル61の保持面61a上に静電吸着保持したならば、ゲート作動手段4を作動してゲート3を図1において上方に移動せしめ、ハウジング20の右側側壁24に設けられた開口24aを閉じる。そして、昇降駆動手段14を作動して上部電極9を下降させ、図3に示すように上部電極9を構成するガス噴射部91の下面と下部電極5に配設されたチャックテーブル61の保持面61a上に保護テープ100を介して保持された半導体ウエーハ10の上面との間の距離をプラズマエッチング処理に適した所定の電極間距離(D)に位置付ける。なお、この電極間距離(D)は、図示の実施形態においては10mmに設定されている。
次に、ガス排出手段11を作動してハウジング20によって形成される密閉空間20a内を真空排気する。密閉空間20a内を真空排気したならば、ガス供給手段15を作動してプラズマ発生用ガスを上部電極9に供給する。ガス供給手段9から供給されたプラズマ発生用ガスは、支持部92に形成された連通路92aおよびガス噴出部91に形成された連通路91bを通して複数の噴出口91aから下部電極5に配設されたチャックテーブル61の保持面61a上に保護テープ100を介して保持された半導体ウエーハ10の裏面10b(上面)に向けて噴出される。そして、密閉空間20a内を所定のガス圧力に維持する。このように、プラズマ発生用ガスを供給した状態で、高周波電源12から下部電極5と上部電極9との間に高周波電圧を印加する。これにより、下部電極5と上部電極9との間の空間にプラズマが発生し、このプラズマにより生じる活性物質が半導体ウエーハ10の裏面10bに作用するので、半導体ウエーハ10の裏面10bがエッチングされる。この結果、上述した半導体ウエーハ10の裏面10bの研削において生成された研削歪が除去される。
なお、上記エッチング処理工程は、例えば以下の条件で行われる。
電源68の出力 :2000W
密閉空間61a内の圧力 :80Pa
プラズマ発生用ガス :六フッ化イオウ(SF6)を76ml/分、ヘリウム(He)を15
ml/分、酸素(O2)を27ml/分
または
:六フッ化イオウ(SF6)を76ml/分、三フッ化メチル(CHF3)
を15ml/分、酸素(O2)を27ml/分
または
:六フッ化イオウ(SF6)を76ml/分、窒素(N2)を15ml/
分、酸素(O2)を27ml/分
エッチング処理時間 :3分
上述したエッチング処理行程を実施したならば、ガス供給手段15の作動を停止するとともに高周波電源12をOFFする。次に、ゲート作動手段4を作動してゲート3を図1において下方に移動せしめ、ハウジング20の右側側壁24に設けられた開口24aを開ける。そして、静電チャックテーブル機構6の直流電圧印加手段66、67の駆動回路662、672をOFFする。この結果、チャックテーブル61の保持面61aと該保持面61aに吸引保持された半導体ウエーハ10に貼着されている保護テープ100との間に働くジョンセンラーベック力が解除される。しかるに、半導体ウエーハ10に貼着されている保護テープ100には静電気が帯電しているので、チャックテーブル61の保持面61aへの静電吸着が維持され、半導体ウエーハ10をチャックテーブル61の保持面61aから離脱することは困難である。そこで、図示の実施形態においては、静電チャックテーブル機構6のイオン化エアー供給手段8を作動するとともに電磁切換弁68の他方の電磁コイル682をONし、電磁切換弁68を介して連通路5aとイオン化エアー供給手段8とを連通する。この結果、エアー供給通路61bを介してチャックテーブル61の保持面61aにイオン化されたエアーが供給せしめられるので、保持面61aに静電吸着されている保護テープ100にイオン化されたエアーが浸透し、保護テープ100に帯電している静電気が除去され、チャックテーブル61の保持面61aへの静電吸着が解除される。このようにして、半導体ウエーハ10に貼着されている保護テープ100のチャックテーブル61の保持面61aへの静電吸着が解除されたならば、図示しない搬出入手段によって保護テープ100が貼着された半導体ウエーハ10をチャックテーブル61の保持面61a上から容易に搬出することができる。
本発明に従って構成されたプラズマエッチング装置の断面図。 図1に示すプラズマエッチング装置に装備される 図1に示すプラズマエッチング装置のプラズマプエッチング処理状態を示す断面図。 被加工物としての半導体ウエーハの斜視図。 図1に示す半導体ウエーハの表面に保護テープを貼着した状態を示す斜視図。
符号の説明
2: プラズマエッチング装置
20:ハウジング
20a:プラズマ処理室
3:ゲート
4:ゲート作動手段
5:下部電極
51:チャックテーブル保持部
6:静電チャックテーブル機構
61:チャックテーブル
62、63:電極
66、67:直流電圧印加手段
68:電磁切換弁
7:吸引手段
8:イオン化エアー供給手段
9:上部電極
91:ガス噴出部
93:作動部材
10:半導体ウエーハ
100:保護テープ
11:ガス排出手段
12:高周波電源
13:冷媒供給手段
14:昇降駆動手段
15:ガス供給手段
16:制御手段

Claims (2)

  1. 被加工物を保持する保持面を備えたチャックテーブルと、該チャックテーブルの内部に配設され電圧が印加されることにより電荷を発生する電極と、該電極に電圧を印加する電圧印加手段と、を具備する静電チャックテーブル機構において、
    該チャックテーブルに形成され該保持面に開口するエアー供給通路と、
    該エアー供給通路にイオン化されたエアーを供給するイオン化エアー供給手段と、
    該エアー供給通路に連通され該チャックテーブルに形成され保持面に負圧を作用せしめる吸引手段と、を具備している、
    ことを特徴とする静電チャックテーブル機構。
  2. 該吸引手段および該イオン化エアー供給手段と該エアー供給通路との間には、該エアー供給通路と該吸引手段および該イオン化エアー供給手段とを選択的に連通する切換弁が配設されている、請求項記載の静電チャックテーブル機構。
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