JPH10189544A - 基板帯電除去装置及び方法 - Google Patents
基板帯電除去装置及び方法Info
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- JPH10189544A JPH10189544A JP34734196A JP34734196A JPH10189544A JP H10189544 A JPH10189544 A JP H10189544A JP 34734196 A JP34734196 A JP 34734196A JP 34734196 A JP34734196 A JP 34734196A JP H10189544 A JPH10189544 A JP H10189544A
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- gas
- charge
- vacuum vessel
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- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板に生じた帯電を除去する基板帯電除去装
置及び方法を提供する。 【解決手段】 ガス注入装置20にて真空容器1内へ中
和用ガスを注入し、イオン化装置23にて真空容器内で
イオン化された上記中和用ガスにて基板2の表面2bの
電荷を中和し、電荷除去用ガス注入系13にて基板の裏
面2aへ流入する電荷除去用ガスにて上記裏面の電荷を
除去して、基板の帯電を除去する。よって、基板と基板
保持台との残留吸着が無くなり、基板の搬送トラブルの
発生をなくすことができる。
置及び方法を提供する。 【解決手段】 ガス注入装置20にて真空容器1内へ中
和用ガスを注入し、イオン化装置23にて真空容器内で
イオン化された上記中和用ガスにて基板2の表面2bの
電荷を中和し、電荷除去用ガス注入系13にて基板の裏
面2aへ流入する電荷除去用ガスにて上記裏面の電荷を
除去して、基板の帯電を除去する。よって、基板と基板
保持台との残留吸着が無くなり、基板の搬送トラブルの
発生をなくすことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子、液晶
ディスプレイパネルや太陽電池等の製造における薄膜形
成工程、あるいは微細加工工程等に用いられるプラズマ
処理等により、基板に生じた帯電を除去する基板帯電除
去装置及び方法に関する。
ディスプレイパネルや太陽電池等の製造における薄膜形
成工程、あるいは微細加工工程等に用いられるプラズマ
処理等により、基板に生じた帯電を除去する基板帯電除
去装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマ処理装置は、当該処理装
置にて処理されるデバイスの高機能化とその処理コスト
の低減のために、高精度化、高速化、大面積化、低ダメ
ージ化を実現するための取り組みが盛んに行われてい
る。中でも、基板に対する成膜工程においては、基板内
の膜質の均一性を得るために、又、微細加工に用いられ
るドライエッチングにおいては、寸法精度の確保のため
に、特に、基板温度を当該基板面内で均一に、かつ、精
密に制御することが要求されている。そのため、基板温
度の制御手段として、静電吸着電極を使用したプラズマ
処理装置が使用され始めている。
置にて処理されるデバイスの高機能化とその処理コスト
の低減のために、高精度化、高速化、大面積化、低ダメ
ージ化を実現するための取り組みが盛んに行われてい
る。中でも、基板に対する成膜工程においては、基板内
の膜質の均一性を得るために、又、微細加工に用いられ
るドライエッチングにおいては、寸法精度の確保のため
に、特に、基板温度を当該基板面内で均一に、かつ、精
密に制御することが要求されている。そのため、基板温
度の制御手段として、静電吸着電極を使用したプラズマ
処理装置が使用され始めている。
【0003】以下に従来の静電吸着電極を用いたプラズ
マ処理装置について説明する。従来のプラズマ処理装置
の例としては特開昭63−72877号公報や特開平2
−7520号公報、特開平3−102820号公報等に
開示されているプラズマ処理装置が存在する。図4に
は、特開平4−100257号公報に開示されたプラズ
マ処理装置における反応室の断面図を示す。以下に、こ
のプラズマ処理装置130について説明する。図4にお
いて、真空容器131は、エッチングガス導入装置13
9に接続されるガス導入口140と、真空排気装置14
1とを有する。該真空容器131内には、表面が絶縁層
であって内部に1対の内部電極(図示せず)を有して被
処理基板132を静電吸着する静電吸着電極133を備
える。該静電吸着電極133には、上記被処理基板13
2を静電吸着するための直流電源134、及び高周波電
力供給装置136が接続されている。尚、該直流電源1
34は極性反転のための切替機構135を有している。
又、真空容器131には、上記静電吸着電極133に対
向して石英ガラス板138が配置され、真空容器131
の外側には上記石英ガラス板138に対向して紫外線光
源137が配置される。
マ処理装置について説明する。従来のプラズマ処理装置
の例としては特開昭63−72877号公報や特開平2
−7520号公報、特開平3−102820号公報等に
開示されているプラズマ処理装置が存在する。図4に
は、特開平4−100257号公報に開示されたプラズ
マ処理装置における反応室の断面図を示す。以下に、こ
のプラズマ処理装置130について説明する。図4にお
いて、真空容器131は、エッチングガス導入装置13
9に接続されるガス導入口140と、真空排気装置14
1とを有する。該真空容器131内には、表面が絶縁層
であって内部に1対の内部電極(図示せず)を有して被
処理基板132を静電吸着する静電吸着電極133を備
える。該静電吸着電極133には、上記被処理基板13
2を静電吸着するための直流電源134、及び高周波電
力供給装置136が接続されている。尚、該直流電源1
34は極性反転のための切替機構135を有している。
又、真空容器131には、上記静電吸着電極133に対
向して石英ガラス板138が配置され、真空容器131
の外側には上記石英ガラス板138に対向して紫外線光
源137が配置される。
【0004】このように構成された従来のプラズマ処理
装置130について、以下にその動作を説明する。ま
ず、静電吸着電極133に載置された被処理基板132
は、静電吸着電極133内の1対の上記内部電極に直流
電源134にてそれぞれ+電圧、−電圧が印加されるこ
とで、静電吸着電極133の表面に固定される。そして
この状態で、被処理基板132に対して通常のプラズマ
処理が施される。上記プラズマ処理終了後、直流電源1
34を遮断したとしても、残留電荷が静電吸着電極13
3の表面の絶縁層に残留する。よって、被処理基板13
2は静電吸着電極133に吸着された状態が維持され
る。したがって被処理基板132を破損などなく安定し
て静電吸着電極133からはく離するために、切替機構
135により極性を反転した直流電圧を上記内部電極に
印加することで、被処理基板132における上記残留電
荷を打ち消した後、突き上げ機構などにより被処理基板
132を静電吸着電極133から離脱させる。その後、
紫外線光源137に相当する例えば水銀ランプの紫外光
を石英ガラス板138を介して上記絶縁層表面に照射し
て、静電吸着電極133の絶縁層の表面の残留電荷を消
滅させる。
装置130について、以下にその動作を説明する。ま
ず、静電吸着電極133に載置された被処理基板132
は、静電吸着電極133内の1対の上記内部電極に直流
電源134にてそれぞれ+電圧、−電圧が印加されるこ
とで、静電吸着電極133の表面に固定される。そして
この状態で、被処理基板132に対して通常のプラズマ
処理が施される。上記プラズマ処理終了後、直流電源1
34を遮断したとしても、残留電荷が静電吸着電極13
3の表面の絶縁層に残留する。よって、被処理基板13
2は静電吸着電極133に吸着された状態が維持され
る。したがって被処理基板132を破損などなく安定し
て静電吸着電極133からはく離するために、切替機構
135により極性を反転した直流電圧を上記内部電極に
印加することで、被処理基板132における上記残留電
荷を打ち消した後、突き上げ機構などにより被処理基板
132を静電吸着電極133から離脱させる。その後、
紫外線光源137に相当する例えば水銀ランプの紫外光
を石英ガラス板138を介して上記絶縁層表面に照射し
て、静電吸着電極133の絶縁層の表面の残留電荷を消
滅させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されるように、上記内部電極に極性を反転した
直流電圧を印加しただけでは、上記残留電荷は完全に除
去することはできない。又、上記直流電圧の印加時間が
長過ぎたときには、逆に静電吸着電極133は被処理基
板132を吸着してしまう場合がある。その結果、上記
突き上げ機構などにより被処理基板132を静電吸着電
極133から離脱することができず、被処理基板132
を次工程へ搬送する際にトラブルを起こす場合がある。
このようなことから上述した従来のプラズマ処理装置1
30では、その信頼性に問題がある。本発明はこのよう
な問題点を解決するためになされたもので、基板と基板
保持台との離脱が問題なく行えるように、基板に生じた
帯電を除去する基板帯電除去装置及び方法を提供するこ
とを目的とする。
報に記載されるように、上記内部電極に極性を反転した
直流電圧を印加しただけでは、上記残留電荷は完全に除
去することはできない。又、上記直流電圧の印加時間が
長過ぎたときには、逆に静電吸着電極133は被処理基
板132を吸着してしまう場合がある。その結果、上記
突き上げ機構などにより被処理基板132を静電吸着電
極133から離脱することができず、被処理基板132
を次工程へ搬送する際にトラブルを起こす場合がある。
このようなことから上述した従来のプラズマ処理装置1
30では、その信頼性に問題がある。本発明はこのよう
な問題点を解決するためになされたもので、基板と基板
保持台との離脱が問題なく行えるように、基板に生じた
帯電を除去する基板帯電除去装置及び方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様である
基板帯電除去装置は、排気装置を有する真空容器内に設
けられた基板保持台と、上記基板保持台に裏面を接触さ
せて保持される基板の表面への処理に伴い上記基板に生
じた帯電を除去する基板帯電除去装置であって、イオン
化されることで上記基板の表面に帯電した電荷を中和す
る中和用ガスをイオン化して上記真空容器内へ注入する
表面電荷除去装置と、上記基板の裏面に帯電した電荷を
除去するため上記基板保持台と上記基板の裏面との間に
電荷除去用ガスを流入させる注入装置と、を備えたこと
を特徴とする。
基板帯電除去装置は、排気装置を有する真空容器内に設
けられた基板保持台と、上記基板保持台に裏面を接触さ
せて保持される基板の表面への処理に伴い上記基板に生
じた帯電を除去する基板帯電除去装置であって、イオン
化されることで上記基板の表面に帯電した電荷を中和す
る中和用ガスをイオン化して上記真空容器内へ注入する
表面電荷除去装置と、上記基板の裏面に帯電した電荷を
除去するため上記基板保持台と上記基板の裏面との間に
電荷除去用ガスを流入させる注入装置と、を備えたこと
を特徴とする。
【0007】又、本発明の第2態様である基板帯電除去
装置は、排気装置を有する真空容器内に設けられた基板
保持台と、上記基板保持台に裏面を接触させて保持され
る基板の表面への処理に伴い上記基板に生じた帯電を除
去する基板帯電除去装置であって、イオン化されること
で上記基板の表面に帯電した電荷を中和する中和用ガス
を上記真空容器内へ注入する第1注入装置と、注入され
た上記中和用ガスをイオン化するイオン化装置と、上記
基板の裏面に帯電した電荷を除去するため上記基板保持
台と上記基板の裏面との間に電荷除去用ガスを流入させ
る第2注入装置と、を備えたことを特徴とする。
装置は、排気装置を有する真空容器内に設けられた基板
保持台と、上記基板保持台に裏面を接触させて保持され
る基板の表面への処理に伴い上記基板に生じた帯電を除
去する基板帯電除去装置であって、イオン化されること
で上記基板の表面に帯電した電荷を中和する中和用ガス
を上記真空容器内へ注入する第1注入装置と、注入され
た上記中和用ガスをイオン化するイオン化装置と、上記
基板の裏面に帯電した電荷を除去するため上記基板保持
台と上記基板の裏面との間に電荷除去用ガスを流入させ
る第2注入装置と、を備えたことを特徴とする。
【0008】又、本発明の第3態様である基板帯電除去
方法は、排気装置を有する真空容器内に設けられた基板
保持台に裏面を接触させて保持される基板の表面に対す
る処理に伴い上記基板に生じた帯電を除去する基板帯電
除去方法であって、イオン化されることで上記基板の表
面に帯電した電荷を中和する中和用ガスをイオン化する
とともに、上記基板の裏面に帯電した電荷を除去するた
め上記基板保持台と上記基板の裏面との間に電荷除去用
ガスを流入する、ことを特徴とする。
方法は、排気装置を有する真空容器内に設けられた基板
保持台に裏面を接触させて保持される基板の表面に対す
る処理に伴い上記基板に生じた帯電を除去する基板帯電
除去方法であって、イオン化されることで上記基板の表
面に帯電した電荷を中和する中和用ガスをイオン化する
とともに、上記基板の裏面に帯電した電荷を除去するた
め上記基板保持台と上記基板の裏面との間に電荷除去用
ガスを流入する、ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態の基板帯電除
去装置及び基板帯電除去方法について図を参照しながら
以下に説明する。尚、上記基板帯電除去方法は、上記基
板帯電除去装置にて実行されるものである。又、各図に
おいて同じ構成部分については同じ符号を付している。
図1には、本実施形態の基板帯電除去装置52を備えた
プラズマ処理装置51の構造を示している。尚、上記プ
ラズマ処理装置51は、反応性イオンエッチング型のド
ライエッチング装置に相当するものである。以下には、
上記プラズマ処理装置51の構造を説明しながら、併せ
て基板帯電除去装置52について説明する。
去装置及び基板帯電除去方法について図を参照しながら
以下に説明する。尚、上記基板帯電除去方法は、上記基
板帯電除去装置にて実行されるものである。又、各図に
おいて同じ構成部分については同じ符号を付している。
図1には、本実施形態の基板帯電除去装置52を備えた
プラズマ処理装置51の構造を示している。尚、上記プ
ラズマ処理装置51は、反応性イオンエッチング型のド
ライエッチング装置に相当するものである。以下には、
上記プラズマ処理装置51の構造を説明しながら、併せ
て基板帯電除去装置52について説明する。
【0010】プラズマ処理装置51は、大略して、真空
容器1と、該真空容器1とは絶縁材19を介して真空容
器1内に設けられ、被処理体であるシリコンウエハの基
板2を保持する基板保持台3と、上記真空容器1内にて
上記基板保持台3に対向して配置され、接地されている
上部電極12とを備える。尚、これらの構造は、従来か
らのプラズマ処理装置の基本的な構造と同じである。
又、後述するように上記基板帯電除去装置52は、ガス
注入装置20、イオン化装置23、及び電荷除去用ガス
注入系13を備える。ここで、第1注入装置の機能を果
たす一実施形態が上記ガス注入装置20に相当し、第2
注入装置の機能を果たす一実施形態が上記電荷除去用ガ
ス注入系13に相当する。
容器1と、該真空容器1とは絶縁材19を介して真空容
器1内に設けられ、被処理体であるシリコンウエハの基
板2を保持する基板保持台3と、上記真空容器1内にて
上記基板保持台3に対向して配置され、接地されている
上部電極12とを備える。尚、これらの構造は、従来か
らのプラズマ処理装置の基本的な構造と同じである。
又、後述するように上記基板帯電除去装置52は、ガス
注入装置20、イオン化装置23、及び電荷除去用ガス
注入系13を備える。ここで、第1注入装置の機能を果
たす一実施形態が上記ガス注入装置20に相当し、第2
注入装置の機能を果たす一実施形態が上記電荷除去用ガ
ス注入系13に相当する。
【0011】上記基板保持台3は、アルミナ誘電体部4
とベース部5とから構成されている。プラズマ処理装置
51では、上記基板保持台3は、基板2を静電吸着にて
保持することから、基板保持台3において基板2の裏面
2aと接触する部分は、厚さ5mmのアルミナ誘電体部
4からなる絶縁体部分にて形成している。該アルミナ誘
電体部4の内部には、上記基板2の裏面2aと接触する
アルミナ誘電体4の表面4aから500μmにて内部側
にタングステンからなる1対の静電吸着用内部電極6
A,6Bを内蔵している。又、アルミナ誘電体部4の下
部には、内部に冷却水路(図示せず)を有するアルミニ
ウム製ベース部5を設けている。
とベース部5とから構成されている。プラズマ処理装置
51では、上記基板保持台3は、基板2を静電吸着にて
保持することから、基板保持台3において基板2の裏面
2aと接触する部分は、厚さ5mmのアルミナ誘電体部
4からなる絶縁体部分にて形成している。該アルミナ誘
電体部4の内部には、上記基板2の裏面2aと接触する
アルミナ誘電体4の表面4aから500μmにて内部側
にタングステンからなる1対の静電吸着用内部電極6
A,6Bを内蔵している。又、アルミナ誘電体部4の下
部には、内部に冷却水路(図示せず)を有するアルミニ
ウム製ベース部5を設けている。
【0012】上記内部電極6Aは、高周波フィルタ7を
介して正極の直流電源8に接続され、上記内部電極6B
は、高周波フィルタ7を介して負極の直流電源9に接続
されている。これらの直流電源8,9は、上記静電吸着
用の電源である。さらに、内部電極6A,6Bには、内
部電極6A,6Bと各高周波フィルタ7,7との間にコ
ンデンサ10,10を介して13.56MHzの高周波
電源11が接続されている。よって、内部電極6A,6
Bは、高周波電源11から高周波が印加されたときには
真空容器1の内部にプラズマを発生させる電極としても
用いられる。
介して正極の直流電源8に接続され、上記内部電極6B
は、高周波フィルタ7を介して負極の直流電源9に接続
されている。これらの直流電源8,9は、上記静電吸着
用の電源である。さらに、内部電極6A,6Bには、内
部電極6A,6Bと各高周波フィルタ7,7との間にコ
ンデンサ10,10を介して13.56MHzの高周波
電源11が接続されている。よって、内部電極6A,6
Bは、高周波電源11から高周波が印加されたときには
真空容器1の内部にプラズマを発生させる電極としても
用いられる。
【0013】又、従来のプラズマ処理装置と同様に真空
容器1には、真空容器1内へ反応ガスとして例えばCF
4を注入するガス注入装置20が接続され、又、真空容
器1内の排気を行う排気装置21が接続されている。プ
ラズマ処理装置51では、上記ガス注入装置20は、本
実施形態の基板帯電除去装置52における第1注入装置
としても機能し、この場合には、イオン化されたとき基
板2の表面2bに帯電した電荷を中和する中和用ガスを
真空容器1内へ注入する。中和用ガスとして、本実施形
態では窒素ガスを用いている。
容器1には、真空容器1内へ反応ガスとして例えばCF
4を注入するガス注入装置20が接続され、又、真空容
器1内の排気を行う排気装置21が接続されている。プ
ラズマ処理装置51では、上記ガス注入装置20は、本
実施形態の基板帯電除去装置52における第1注入装置
としても機能し、この場合には、イオン化されたとき基
板2の表面2bに帯電した電荷を中和する中和用ガスを
真空容器1内へ注入する。中和用ガスとして、本実施形
態では窒素ガスを用いている。
【0014】さらに、基板帯電除去装置52を構成する
電荷除去用ガス注入系13について説明する。尚、該電
荷除去用ガス注入系13は、基板冷却用ガスの導入系と
しても作用する。電荷除去用ガス注入系13は、基板2
の裏面2aに生じた電荷を除去するために上記裏面2a
と上記表面4aとの間へ上記電荷除去用ガスを注入する
ものである。尚、上記電荷除去用ガスとして、本実施形
態ではヘリウムガスを用いている。基板保持台3におい
て、図2に示すように、アルミナ誘電体部4の例えば平
面中央部には、電荷除去用ガス注入系13の一端がアル
ミナ誘電体部4の表面4aに電荷除去用ガスの吹出口と
して直径0.5mmの開口13aを形成している。電荷
除去用ガス注入系13の他端部には、ガスの供給機構を
構成するバルブ13bと流量コントローラ(MFC)1
3cとが接続される。又、上記表面4aには、上記開口
13aを中心として、直径100mmの同心円上に直径
0.5mmの例えば3つの吸引口14aが形成されてい
る。該吸引口14aは、上記開口13aから供給された
電荷除去用ガスを真空容器1の外部へ導くとともに上記
電荷除去用ガスの圧力を調整する圧力制御系14の一端
部を形成する。圧力制御系14の他端部には、圧力計1
4b及び絞り弁14cが接続されている。開口13aか
らの上記電荷除去用ガスの供給、及び吸引口14aによ
る上記電荷除去用ガスの排気は、基板保持台3に基板2
が保持されている状態で行われるものである。即ち、微
視的には、基板2の裏面2a、及びアルミナ誘電体部4
の表面4aには多数の凹凸があることから、開口13a
から供給された上記電荷除去用ガスは、上記凹凸によっ
て形成された、基板2の裏面2aとアルミナ誘電体部4
の表面4aとの間に形成される隙間を介して吸引口14
aから排気される。
電荷除去用ガス注入系13について説明する。尚、該電
荷除去用ガス注入系13は、基板冷却用ガスの導入系と
しても作用する。電荷除去用ガス注入系13は、基板2
の裏面2aに生じた電荷を除去するために上記裏面2a
と上記表面4aとの間へ上記電荷除去用ガスを注入する
ものである。尚、上記電荷除去用ガスとして、本実施形
態ではヘリウムガスを用いている。基板保持台3におい
て、図2に示すように、アルミナ誘電体部4の例えば平
面中央部には、電荷除去用ガス注入系13の一端がアル
ミナ誘電体部4の表面4aに電荷除去用ガスの吹出口と
して直径0.5mmの開口13aを形成している。電荷
除去用ガス注入系13の他端部には、ガスの供給機構を
構成するバルブ13bと流量コントローラ(MFC)1
3cとが接続される。又、上記表面4aには、上記開口
13aを中心として、直径100mmの同心円上に直径
0.5mmの例えば3つの吸引口14aが形成されてい
る。該吸引口14aは、上記開口13aから供給された
電荷除去用ガスを真空容器1の外部へ導くとともに上記
電荷除去用ガスの圧力を調整する圧力制御系14の一端
部を形成する。圧力制御系14の他端部には、圧力計1
4b及び絞り弁14cが接続されている。開口13aか
らの上記電荷除去用ガスの供給、及び吸引口14aによ
る上記電荷除去用ガスの排気は、基板保持台3に基板2
が保持されている状態で行われるものである。即ち、微
視的には、基板2の裏面2a、及びアルミナ誘電体部4
の表面4aには多数の凹凸があることから、開口13a
から供給された上記電荷除去用ガスは、上記凹凸によっ
て形成された、基板2の裏面2aとアルミナ誘電体部4
の表面4aとの間に形成される隙間を介して吸引口14
aから排気される。
【0015】さらに、基板帯電除去装置52を構成する
ものとして、基板2の厚さ方向に沿った真空容器1の側
壁22には、イオン化装置23が取り付けられている。
該イオン化装置23は、ガス注入装置20から真空容器
1内へ注入された上記中和用ガスをイオン化する装置で
あり、本実施形態では、紫外線光を発するUVランプ1
6と、UVランプ16が発する紫外線光の一部を遮光す
ることで真空容器1内へ照射される上記紫外線光量及び
照射範囲を調整する、光学カメラに備わる絞りのような
光絞り板17とを備える。尚、光絞り板17において上
記紫外線光が通過する開口17aの面積は、絞り調整装
置24にて可変である。
ものとして、基板2の厚さ方向に沿った真空容器1の側
壁22には、イオン化装置23が取り付けられている。
該イオン化装置23は、ガス注入装置20から真空容器
1内へ注入された上記中和用ガスをイオン化する装置で
あり、本実施形態では、紫外線光を発するUVランプ1
6と、UVランプ16が発する紫外線光の一部を遮光す
ることで真空容器1内へ照射される上記紫外線光量及び
照射範囲を調整する、光学カメラに備わる絞りのような
光絞り板17とを備える。尚、光絞り板17において上
記紫外線光が通過する開口17aの面積は、絞り調整装
置24にて可変である。
【0016】このように構成された、基板帯電除去装置
52を備えたプラズマ処理装置51の動作を以下に説明
する。まず、真空容器1内を排気装置21にて排気して
真空とし、基板保持台3上に基板2を載置する。そし
て、1対の内部電極6A,6Bのそれぞれへ高周波フィ
ルタ7を通して直流電源8、9からそれぞれ正、負の直
流電圧を1.0kVにて印加する。これにより基板2
は、基板保持台3に静電吸着される。次に、電荷除去用
ガス注入系13により、基板2の裏面2aにヘリウムガ
スを10cc/分の割合で導入し、圧力制御系14によ
り、基板2の裏面2aとアルミナ誘電体部4の表面4a
との間の上記ヘリウムガス圧力を10Torrに調圧す
る。このように電荷除去用ガス注入系13からヘリウム
ガスを導入することで、基板2の裏面2aと、アルミナ
誘電体部4の表面4aとにおける上記凹凸にて形成され
る隙間は、真空状態ではなく上記10Torrの圧力と
なる。よって、上記隙間における熱伝導を高めることが
でき基板2の冷却効率を上げることができる。さらに、
ガス注入装置20からガス導入口を介して反応ガスであ
るCF4を30cc/分の割合で、酸素を5cc/分の
割合で、同時に真空容器1内へ導入し、かつ真空容器1
内を200mTorrに調圧する。
52を備えたプラズマ処理装置51の動作を以下に説明
する。まず、真空容器1内を排気装置21にて排気して
真空とし、基板保持台3上に基板2を載置する。そし
て、1対の内部電極6A,6Bのそれぞれへ高周波フィ
ルタ7を通して直流電源8、9からそれぞれ正、負の直
流電圧を1.0kVにて印加する。これにより基板2
は、基板保持台3に静電吸着される。次に、電荷除去用
ガス注入系13により、基板2の裏面2aにヘリウムガ
スを10cc/分の割合で導入し、圧力制御系14によ
り、基板2の裏面2aとアルミナ誘電体部4の表面4a
との間の上記ヘリウムガス圧力を10Torrに調圧す
る。このように電荷除去用ガス注入系13からヘリウム
ガスを導入することで、基板2の裏面2aと、アルミナ
誘電体部4の表面4aとにおける上記凹凸にて形成され
る隙間は、真空状態ではなく上記10Torrの圧力と
なる。よって、上記隙間における熱伝導を高めることが
でき基板2の冷却効率を上げることができる。さらに、
ガス注入装置20からガス導入口を介して反応ガスであ
るCF4を30cc/分の割合で、酸素を5cc/分の
割合で、同時に真空容器1内へ導入し、かつ真空容器1
内を200mTorrに調圧する。
【0017】このような状態において、高周波電源11
からの高周波電力を2分岐させた後に、直流電圧をカッ
トするコンデンサ10を通して、内部電極6A,6Bへ
上記高周波電力を供給して、真空容器1内にプラズマを
発生させる。尚、このとき、上記高周波電力は、高周波
フィルタ7にて遮られるので、直流電源8,9には悪影
響を与えることはない。又、基板2は、電荷除去用ガス
注入系13から供給されるヘリウムガスにより効率よく
冷却されながら、所望のドライエッチングが達成され
る。
からの高周波電力を2分岐させた後に、直流電圧をカッ
トするコンデンサ10を通して、内部電極6A,6Bへ
上記高周波電力を供給して、真空容器1内にプラズマを
発生させる。尚、このとき、上記高周波電力は、高周波
フィルタ7にて遮られるので、直流電源8,9には悪影
響を与えることはない。又、基板2は、電荷除去用ガス
注入系13から供給されるヘリウムガスにより効率よく
冷却されながら、所望のドライエッチングが達成され
る。
【0018】基板2へのエッチングが終了した後、上記
高周波電力、上記反応ガス、及びヘリウムガスの供給を
止め、一旦、真空排気を行いながら、直流電源8、9に
よる電力供給を止める。この状態で、基板2は所望のエ
ッチングが行われたことになるが、このまま、基板2を
搬送するために、従来から備わる突き上げ装置などで基
板2を基板保持台3から離脱しようとした場合、上記プ
ラズマによる基板2の表面2bにおける帯電、及び基板
保持台3のアルミナ誘電体部4の表面4aと基板2の裏
面2aとの間に存在する残留電荷のために、基板2は未
だ基板保持台3に吸着されており、基板2の搬送トラブ
ルを起こしてしまう。基板2が絶縁材にてなる場合には
この傾向が大きい。
高周波電力、上記反応ガス、及びヘリウムガスの供給を
止め、一旦、真空排気を行いながら、直流電源8、9に
よる電力供給を止める。この状態で、基板2は所望のエ
ッチングが行われたことになるが、このまま、基板2を
搬送するために、従来から備わる突き上げ装置などで基
板2を基板保持台3から離脱しようとした場合、上記プ
ラズマによる基板2の表面2bにおける帯電、及び基板
保持台3のアルミナ誘電体部4の表面4aと基板2の裏
面2aとの間に存在する残留電荷のために、基板2は未
だ基板保持台3に吸着されており、基板2の搬送トラブ
ルを起こしてしまう。基板2が絶縁材にてなる場合には
この傾向が大きい。
【0019】そこで本実施形態では、基板2の帯電を解
消する動作を次のように行う。まず、中和用ガスとし
て、ガス注入装置20により例えば窒素ガスを200c
c/分の割合で真空容器1内に導入し、かつ真空容器1
内を0.1Torrに調圧する。その後、電荷除去用ガ
ス注入系13により、電荷除去用ガスとしてヘリウムガ
スを基板2の裏面2aへ3cc/分の割合で供給し、か
つ圧力制御系14により、基板2の裏面2aとアルミナ
誘電体部4の表面4aとの間の上記ヘリウムガス圧力を
0.1Torr付近に調圧しながら、UVランプ13を
点灯させて、アルミナ誘電体部4の表面4aを含まな
い、真空容器1内の基板2上の照射領域18、及び基板
2の表面2bへ光絞り板17を通して紫外光を3秒間照
射する。該照射により、上記中和用ガスである窒素ガス
は、正及び負にイオン化され、イオン化されたガスが、
基板2に飛来し基板2の帯電を中和する。さらに詳しく
述べると、基板2は上述のプラズマ処理により通常、負
の電荷が蓄積されている。よって、上述のイオン化され
た窒素ガスにおける正イオンが基板2の負電荷に引き寄
せされて、基板2を電気的に中和する。尚、この際、不
要である負イオンは接地された真空容器1あるいは上部
電極12に移動し、その後は、正負のイオンの一部が両
極性拡散により基板2に到達する。従って、この電気的
中和処理の処理時間がたとえ長過ぎたとしても、基板2
における電気的な中性は保たれる。又、基板2の裏面2
aにヘリウムガスを流しておくことにより、基板保持台
3のアルミナ誘電体部4の表面4aと基板2との間にお
ける残留電荷も、上記ヘリウムガスを媒体として電気的
に中和されることとなる。その結果、上記残留吸着が解
消され、上記突き上げ装置により基板2を基板保持台3
からスムーズに離脱させることができ、離脱させた基板
2を搬送アームなどに移して、トラブルなく安定して基
板2を搬送することができる。尚、ヘリウムガスの流量
及び圧力は、基板2の残留吸着が解消されたときに、基
板2が基板保持台3から跳びはねない程度の圧力及び流
量とすればよい。
消する動作を次のように行う。まず、中和用ガスとし
て、ガス注入装置20により例えば窒素ガスを200c
c/分の割合で真空容器1内に導入し、かつ真空容器1
内を0.1Torrに調圧する。その後、電荷除去用ガ
ス注入系13により、電荷除去用ガスとしてヘリウムガ
スを基板2の裏面2aへ3cc/分の割合で供給し、か
つ圧力制御系14により、基板2の裏面2aとアルミナ
誘電体部4の表面4aとの間の上記ヘリウムガス圧力を
0.1Torr付近に調圧しながら、UVランプ13を
点灯させて、アルミナ誘電体部4の表面4aを含まな
い、真空容器1内の基板2上の照射領域18、及び基板
2の表面2bへ光絞り板17を通して紫外光を3秒間照
射する。該照射により、上記中和用ガスである窒素ガス
は、正及び負にイオン化され、イオン化されたガスが、
基板2に飛来し基板2の帯電を中和する。さらに詳しく
述べると、基板2は上述のプラズマ処理により通常、負
の電荷が蓄積されている。よって、上述のイオン化され
た窒素ガスにおける正イオンが基板2の負電荷に引き寄
せされて、基板2を電気的に中和する。尚、この際、不
要である負イオンは接地された真空容器1あるいは上部
電極12に移動し、その後は、正負のイオンの一部が両
極性拡散により基板2に到達する。従って、この電気的
中和処理の処理時間がたとえ長過ぎたとしても、基板2
における電気的な中性は保たれる。又、基板2の裏面2
aにヘリウムガスを流しておくことにより、基板保持台
3のアルミナ誘電体部4の表面4aと基板2との間にお
ける残留電荷も、上記ヘリウムガスを媒体として電気的
に中和されることとなる。その結果、上記残留吸着が解
消され、上記突き上げ装置により基板2を基板保持台3
からスムーズに離脱させることができ、離脱させた基板
2を搬送アームなどに移して、トラブルなく安定して基
板2を搬送することができる。尚、ヘリウムガスの流量
及び圧力は、基板2の残留吸着が解消されたときに、基
板2が基板保持台3から跳びはねない程度の圧力及び流
量とすればよい。
【0020】このように本実施形態によれば、静電吸着
とプラズマ処理とを行うことにより基板2と、絶縁層で
あるアルミナ誘電体部4の表面4aとに発生する残留吸
着を、基材2の裏面2aにガスを流しながら、紫外光に
よりイオン化した窒素ガスにて電気的に中和することに
より、基板2の搬送トラブルもなく、安定してプラズマ
処理をすることができる。
とプラズマ処理とを行うことにより基板2と、絶縁層で
あるアルミナ誘電体部4の表面4aとに発生する残留吸
着を、基材2の裏面2aにガスを流しながら、紫外光に
よりイオン化した窒素ガスにて電気的に中和することに
より、基板2の搬送トラブルもなく、安定してプラズマ
処理をすることができる。
【0021】尚、本実施形態では、上記中和用ガスをイ
オン化するための光照射装置として紫外光を発するUV
(重水素)ランプ16を用いたが、クセノンランプや、
波長が126nm、146nm、172nm、222n
m、又は308nmのエキシマランプや、あるいは波長
が248nmのKrFエキシマレーザや、波長が193
nmのArFエキシマレーザ等の紫外光源、あるいは低
圧水銀ランプを用いることもできる。又、波長が157
nmのF2エキシマレーザ等を用いてもよい。低波長光
の方がエネルギーが大きく、中和用ガスのガス分子のイ
オン化率が高く、上記残留電荷の中和効果が大きいが、
使用する波長は、装置やプロセスの形態に合わせて選択
することが好ましい。又、光源は、単一波長を発するも
のに限定されるものではない。
オン化するための光照射装置として紫外光を発するUV
(重水素)ランプ16を用いたが、クセノンランプや、
波長が126nm、146nm、172nm、222n
m、又は308nmのエキシマランプや、あるいは波長
が248nmのKrFエキシマレーザや、波長が193
nmのArFエキシマレーザ等の紫外光源、あるいは低
圧水銀ランプを用いることもできる。又、波長が157
nmのF2エキシマレーザ等を用いてもよい。低波長光
の方がエネルギーが大きく、中和用ガスのガス分子のイ
オン化率が高く、上記残留電荷の中和効果が大きいが、
使用する波長は、装置やプロセスの形態に合わせて選択
することが好ましい。又、光源は、単一波長を発するも
のに限定されるものではない。
【0022】又、上記中和用ガスをイオン化するため
に、真空容器1内へX線や軟X線を照射してもよい。こ
れらのX線や軟X線は、上記紫外線に比べてより波長が
短く、又、そのエネルギーも大きいので、中和用ガスの
ガス分子のイオン化率が高いからである。
に、真空容器1内へX線や軟X線を照射してもよい。こ
れらのX線や軟X線は、上記紫外線に比べてより波長が
短く、又、そのエネルギーも大きいので、中和用ガスの
ガス分子のイオン化率が高いからである。
【0023】又、本実施形態では、上記中和用ガスのイ
オン化に光照射を用いたが、交流又は直流の高電圧を針
状電極に印加することで発生するコロナ放電によるイオ
ナイザーを用いてもよい。又、本実施形態では、上記中
和用ガスとして、窒素ガスを用いたが、酸素や、ヘリウ
ムガス、ネオンガス、アルゴンガス、クリプトンガス、
キセノンガスの不活性ガスを用いてもよい。これらのガ
スの選択は、基板2に対するプロセスとの関係でなされ
る。尚、基板2の処理プロセスに与える影響が実際上無
視できれば、プロセスガスを用いる方がガスの切り換え
時間を削除できることから、生産性を向上することがで
きて好ましい。
オン化に光照射を用いたが、交流又は直流の高電圧を針
状電極に印加することで発生するコロナ放電によるイオ
ナイザーを用いてもよい。又、本実施形態では、上記中
和用ガスとして、窒素ガスを用いたが、酸素や、ヘリウ
ムガス、ネオンガス、アルゴンガス、クリプトンガス、
キセノンガスの不活性ガスを用いてもよい。これらのガ
スの選択は、基板2に対するプロセスとの関係でなされ
る。尚、基板2の処理プロセスに与える影響が実際上無
視できれば、プロセスガスを用いる方がガスの切り換え
時間を削除できることから、生産性を向上することがで
きて好ましい。
【0024】又、本実施形態では、真空容器1内に中和
用ガスを注入し真空容器1内に光照射を行うことで真空
容器1内で上記中和用ガスのイオン化を行ったが、図3
に示すように、表面電荷除去装置30にて予めイオン化
されたガスを作成し、このイオン化されたガスを真空容
器1内に供給するようにしてもよい。
用ガスを注入し真空容器1内に光照射を行うことで真空
容器1内で上記中和用ガスのイオン化を行ったが、図3
に示すように、表面電荷除去装置30にて予めイオン化
されたガスを作成し、このイオン化されたガスを真空容
器1内に供給するようにしてもよい。
【0025】又、本実施形態では、基板2の裏面2aに
流す電荷除去用ガスとして、ヘリウムガスを用いたが、
これ以外の不活性ガスや別のガスを用いても良い。又、
圧力制御系14は、上述の形態に限られるものでなく、
基板2の裏面2aにガスを供給できるものであればいず
れの配管系統を用いても良い。
流す電荷除去用ガスとして、ヘリウムガスを用いたが、
これ以外の不活性ガスや別のガスを用いても良い。又、
圧力制御系14は、上述の形態に限られるものでなく、
基板2の裏面2aにガスを供給できるものであればいず
れの配管系統を用いても良い。
【0026】又、本実施形態において、イオン化装置2
3の光絞り板17にて、プラズマ処理のプロセス中は光
絞り板17を閉じた状態として、イオン化時のみ光絞り
板17を開口して光源を点灯することにより、UVラン
プ16への反応生成物の付着による効率の低下を防ぐこ
とができる。尚、これと同様の機能を果たすゲート弁を
光絞り板17のさらに真空容器内側に設けてもよい。
又、本実施形態では、基板保持台3には1対の内部電極
6A,6Bを有するいわゆる双極型の静電吸着電極とし
たが、単極型の静電吸着電極であっても本実施形態と同
様の効果を得ることができる。又、本実施形態では、静
電吸着型の基板保持台3としたが、基板保持台は、当該
基板保持台の基板接触面が絶縁物で覆われ、接地あるい
は高周波電力が印加される基板保持台であってもよい。
このような、上記基板接触面が絶縁物で覆われた基板保
持台のとき、基板が絶縁材料の場合には特に上述の残留
吸着による搬送トラブルが起こり得る。よって、このよ
うな場合にも本実施形態の基板帯電除去装置及び方法を
用いても上述と同様の効果を得ることができる。
3の光絞り板17にて、プラズマ処理のプロセス中は光
絞り板17を閉じた状態として、イオン化時のみ光絞り
板17を開口して光源を点灯することにより、UVラン
プ16への反応生成物の付着による効率の低下を防ぐこ
とができる。尚、これと同様の機能を果たすゲート弁を
光絞り板17のさらに真空容器内側に設けてもよい。
又、本実施形態では、基板保持台3には1対の内部電極
6A,6Bを有するいわゆる双極型の静電吸着電極とし
たが、単極型の静電吸着電極であっても本実施形態と同
様の効果を得ることができる。又、本実施形態では、静
電吸着型の基板保持台3としたが、基板保持台は、当該
基板保持台の基板接触面が絶縁物で覆われ、接地あるい
は高周波電力が印加される基板保持台であってもよい。
このような、上記基板接触面が絶縁物で覆われた基板保
持台のとき、基板が絶縁材料の場合には特に上述の残留
吸着による搬送トラブルが起こり得る。よって、このよ
うな場合にも本実施形態の基板帯電除去装置及び方法を
用いても上述と同様の効果を得ることができる。
【0027】又、本実施形態では、反応性イオンエッチ
ング型のドライエッチング装置を例に採ったが、プラズ
マの発生方法はこれに限られるものでなく、誘導結合
型、ECR型、ヘリコン波型、表面波型等のプラズマ発
生方法としてもよい。又、本実施形態では、ドライエッ
チング装置を例にとって説明したが、プラズマCVD装
置や、スパッタリング装置、アッシング装置に本実施形
態の基板帯電除去装置及び方法を用いてもよい。
ング型のドライエッチング装置を例に採ったが、プラズ
マの発生方法はこれに限られるものでなく、誘導結合
型、ECR型、ヘリコン波型、表面波型等のプラズマ発
生方法としてもよい。又、本実施形態では、ドライエッ
チング装置を例にとって説明したが、プラズマCVD装
置や、スパッタリング装置、アッシング装置に本実施形
態の基板帯電除去装置及び方法を用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
基板帯電除去装置及び第3態様の基板帯電除去方法によ
れば、イオン化された中和用ガスを真空容器内へ注入
し、基板の裏面に電荷除去用ガスを流入したことから、
基板の帯電を除去することができ上記基板と基板保持台
との残留吸着を解消することができる。よって、基板の
搬送トラブルの発生がなく、基板への処理を行う装置の
信頼性を高めることができる。
基板帯電除去装置及び第3態様の基板帯電除去方法によ
れば、イオン化された中和用ガスを真空容器内へ注入
し、基板の裏面に電荷除去用ガスを流入したことから、
基板の帯電を除去することができ上記基板と基板保持台
との残留吸着を解消することができる。よって、基板の
搬送トラブルの発生がなく、基板への処理を行う装置の
信頼性を高めることができる。
【0029】又、本発明の第2態様の基板帯電除去装置
によれば、真空容器内へ注入された中和用ガスをイオン
化装置にてイオン化するようにしたことから、第1態様
の基板帯電除去装置に比べてより効率的に基板の帯電を
除去することができる。よって、基板の搬送トラブルの
発生がなく、基板への処理を行う装置の信頼性を高める
ことができる。
によれば、真空容器内へ注入された中和用ガスをイオン
化装置にてイオン化するようにしたことから、第1態様
の基板帯電除去装置に比べてより効率的に基板の帯電を
除去することができる。よって、基板の搬送トラブルの
発生がなく、基板への処理を行う装置の信頼性を高める
ことができる。
【図1】 本発明の一実施形態の基板帯電除去装置の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】 図1に示すアルミナ誘電体の平面図であり、
電荷除去用ガス注入系及び圧力制御系のアルミナ誘電体
部の表面における開口の位置を示す図である。
電荷除去用ガス注入系及び圧力制御系のアルミナ誘電体
部の表面における開口の位置を示す図である。
【図3】 本発明の他の実施形態の基板帯電除去装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図4】 従来のプラズマ処理装置の構成を示す図であ
る。
る。
1…真空容器、2…基板、3…基板保持台、13…電荷
除去用ガス注入系、20…ガス注入装置、23…イオン
化装置、30…表面電荷除去装置。
除去用ガス注入系、20…ガス注入装置、23…イオン
化装置、30…表面電荷除去装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 祥二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 排気装置を有する真空容器(1)内に設
けられた基板保持台(3)と、上記基板保持台に裏面を
接触させて保持される基板(2)の表面への処理に伴い
上記基板に生じた帯電を除去する基板帯電除去装置であ
って、 イオン化されることで上記基板の表面に帯電した電荷を
中和する中和用ガスをイオン化して上記真空容器内へ注
入する表面電荷除去装置(30)と、 上記基板の裏面に帯電した電荷を除去するため上記基板
保持台と上記基板の裏面との間に電荷除去用ガスを流入
させる注入装置(13)と、を備えたことを特徴とする
基板帯電除去装置。 - 【請求項2】 排気装置を有する真空容器(1)内に設
けられた基板保持台(3)と、上記基板保持台に裏面を
接触させて保持される基板(2)の表面への処理に伴い
上記基板に生じた帯電を除去する基板帯電除去装置であ
って、 イオン化されることで上記基板の表面に帯電した電荷を
中和する中和用ガスを上記真空容器内へ注入する第1注
入装置(20)と、 注入された上記中和用ガスをイオン化するイオン化装置
(23)と、 上記基板の裏面に帯電した電荷を除去するため上記基板
保持台と上記基板の裏面との間に電荷除去用ガスを流入
させる第2注入装置(13)と、を備えたことを特徴と
する基板帯電除去装置。 - 【請求項3】 上記基板への帯電は、上記真空容器に備
わるプラズマ発生装置(11,10,6A,6B,1
2)にて上記真空容器内に発生するプラズマによる基板
表面処理に起因する、請求項1又は2記載の基板帯電除
去装置。 - 【請求項4】 上記基板保持台は静電吸着用の電極(6
A,6B)を有し、上記基板への帯電は上記基板保持台
への上記基板の静電吸着に起因する、請求項1又は2に
記載の基板帯電除去装置。 - 【請求項5】 上記イオン化装置は、紫外線を上記真空
容器内へ照射して上記中和用ガスをイオン化する、請求
項2ないし4のいずれかに記載の基板帯電除去装置。 - 【請求項6】 上記イオン化装置は、軟X線又はX線を
上記真空容器内へ照射して上記中和用ガスをイオン化す
る、請求項2ないし4のいずれかに記載の基板帯電除去
装置。 - 【請求項7】 上記イオン化装置は、コロナ放電にて上
記中和用ガスをイオン化する、請求項2ないし4のいず
れかに記載の基板帯電除去装置。 - 【請求項8】 上記中和用ガス及び上記電荷除去用ガス
は不活性ガスである、請求項1ないし7のいずれかに記
載の基板帯電除去装置。 - 【請求項9】 上記中和用ガスは窒素ガス又は酸素ガス
であり、上記電荷除去用ガスはヘリウムガスである、請
求項1ないし7のいずれかに記載の基板帯電除去装置。 - 【請求項10】 排気装置を有する真空容器内に設けら
れた基板保持台(3)に裏面を接触させて保持される基
板(2)の表面に対する処理に伴い上記基板に生じた帯
電を除去する基板帯電除去方法であって、 イオン化されることで上記基板の表面に帯電した電荷を
中和する中和用ガスをイオン化するとともに、 上記基板の裏面に帯電した電荷を除去するため上記基板
保持台と上記基板の裏面との間に電荷除去用ガスを流入
する、ことを特徴とする基板帯電除去方法。 - 【請求項11】 上記基板への帯電は、上記真空容器に
備わるプラズマ発生装置にて上記真空容器内に発生させ
るプラズマによる基板表面処理に起因する、請求項10
記載の基板帯電除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34734196A JPH10189544A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 基板帯電除去装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34734196A JPH10189544A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 基板帯電除去装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10189544A true JPH10189544A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18389576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34734196A Pending JPH10189544A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 基板帯電除去装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10189544A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001284442A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-12 | Lam Res Corp | 静電チャック及びその製造方法 |
JP2001319920A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-11-16 | Hitachi Ltd | プラズマ処理装置および処理方法 |
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