JP2003068836A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Info

Publication number
JP2003068836A
JP2003068836A JP2001255701A JP2001255701A JP2003068836A JP 2003068836 A JP2003068836 A JP 2003068836A JP 2001255701 A JP2001255701 A JP 2001255701A JP 2001255701 A JP2001255701 A JP 2001255701A JP 2003068836 A JP2003068836 A JP 2003068836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma processing
plasma
plate
shaped substrate
silicon wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001255701A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Arita
潔 有田
Tetsuhiro Iwai
哲博 岩井
Junichi Terayama
純一 寺山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001255701A priority Critical patent/JP2003068836A/ja
Publication of JP2003068836A publication Critical patent/JP2003068836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状基板を基板載置部に適切に保持させて不
具合を防止することができるプラズマ処理装置及びプラ
ズマ処理方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 処理室2内の下部電極3上面の絶縁層5
上の載置面にシリコンウェハを載置してプラズマ処理を
行うプラズマ処理方法において、下部電極3と上部電極
4との間にプラズマが発生するまでの間は、真空吸着ポ
ンプ12を駆動してシリコンウェハを真空吸着によって
絶縁層5に保持し、プラズマが発生した後には静電吸着
用DC電源部18によって下部電極3に直流電圧を印加
してシリコンウェハを下部電極3に静電吸着によって保
持する。これによりシリコンウェハを常に下部電極3に
適切の保持することができ、密着不良に起因する異常放
電や冷却不良を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウェハな
どの板状基板のプラズマ処理を行うプラズマ処理装置及
びプラズマ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置に用いられるシリコンウェハ
の製造工程では、半導体装置の薄型化にともない基板の
厚さを薄くするための薄化加工が行われる。この薄化加
工は、シリコン基板の表面に回路パターンを形成した後
に、回路形成面の裏面を機械研磨することによって行わ
れ、研磨加工後には機械研磨によってシリコン基板の研
磨面に生成されたダメージ層をエッチングにより除去す
ることを目的として、プラズマ処理が行われる。このプ
ラズマ処理に際しては、シリコンウェハは処理対象面
(裏面)を上向きにした姿勢で、プラズマ処理装置の基
板載置部に保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなシリコンウ
ェハを保持する方法として、静電吸着による方法が知ら
れている。この方法は、表面に絶縁層が形成された基板
載置部に直流電圧を印加して基板載置部の載置面を静電
吸着面とし、シリコンウェハと静電吸着面との間にクー
ロン力を作用させることによってシリコンウェハを基板
載置部に保持するものである。
【0004】ところが、このエッチングに用いられるプ
ラズマ処理装置では、シリコンウェハの上面側にプラズ
マが発生して初めて、静電吸着用の電圧印加回路が閉じ
た状態となって直流電圧が印加されることから、プラズ
マが発生する前の状態においては、シリコンウェハに対
する静電吸着力は発生しない。このため、反り変形を生
じやすい薄型のシリコンウェハを対象とする場合には、
プラズマ発生前の状態においてシリコンウェハが変形状
態のまま基板載置部上に載置され、基板載置部の上面と
シリコンウェハ下面との間に隙間が生じる事態が発生し
ていた。
【0005】そしてこのような隙間が生じた状態でプラ
ズマ処理が開始されると、この隙間に起因して異常放電
を誘発したり、またシリコンウェハが基板載置部に密着
しないことからプラズマ処理時に発生する熱によってシ
リコンウェハが熱ダメージを受けるなどの不具合が発生
していた。このように従来のシリコンウェハなどの板状
基板を対象としたプラズマ処理においては、板状基板を
基板載置部の載置面に適切に保持させることが困難で、
板状基板と基板載置部との間に生じる隙間に起因して、
不具合が発生するという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、板状基板を基板載置部に
適切に保持させて不具合を防止することができるプラズ
マ処理装置及びプラズマ処理方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプラズマ
処理装置は、板状基板のプラズマ処理を行うプラズマ処
理装置であって、前記板状基板が載置される載置面が設
けられた基板載置部と、前記板状基板を静電吸着によっ
て前記載置面に保持する静電吸着手段と、前記載置面に
開口した吸着孔を介して真空吸引することにより板状基
板を真空吸着して載置面に保持する真空保持手段と、前
記載置面に載置された板状基板を処理するためのプラズ
マを発生するプラズマ発生手段とを備え、少なくとも前
記プラズマ発生手段によってプラズマが発生するまでの
間、前記真空保持手段によって板状基板を前記載置面に
保持する。
【0008】請求項2記載のプラズマ処理装置は、請求
項1記載のプラズマ処理装置であって、前記基板載置部
を冷却する冷却手段を備えた。
【0009】請求項3記載のプラズマ処理装置は、請求
項1記載のプラズマ処理装置であって、前記吸着孔に熱
伝達用のガスを供給する熱伝達ガス供給手段とを備え
た。
【0010】請求項4記載のプラズマ処理方法は、板状
基板を基板載置部の載置面に保持した状態でプラズマ処
理を行うプラズマ処理方法であって、前記載置面に板状
基板を載置する載置工程と、前記載置面に開口した吸着
孔を介して真空吸引することにより前記板状基板を真空
吸着して載置面に保持する保持工程と、前記載置面に載
置された板状基板を静電吸着にて前記載置面に保持する
とともにこの板状基板を処理するためのプラズマを発生
させてプラズマ処理を行うプラズマ処理工程とを含む。
【0011】請求項5記載のプラズマ処理方法は、請求
項4記載のプラズマ処理方法であって、前記基板載置部
を冷却しながら前記プラズマ処理を行う。
【0012】請求項6記載のプラズマ処理方法は、請求
項4記載のプラズマ処理方法であって、前記プラズマ処
理工程において、プラズマ発生後に前記真空吸着による
板状基板の保持を解除し、前記吸着孔に熱伝達用のガス
を供給する。
【0013】本発明によれば、板状基板を静電吸着によ
って基板載置部の載置面に保持する静電吸着手段と、載
置面に開口した吸着孔を介して真空吸引することにより
板状基板を真空吸着して載置面に保持する真空保持手段
とを備え、プラズマが発生するまでの間の基板の前記載
置面への保持を真空保持手段によって行うことにより、
板状基板を常に基板載置部に適切に保持させることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のプラ
ズマ処理装置の断面図、図2は本発明の一実施の形態の
プラズマ処理装置の基板載置部の断面図、図3は本発明
の一実施の形態のプラズマ処理装置の断面図、図4は本
発明の一実施の形態のプラズマ処理方法のフローチャー
ト、図5,図6は本発明の一実施の形態のプラズマ処理
方法の工程説明図である。
【0015】まず図1、図2を参照してプラズマ処理装
置について説明する。図1において、真空チャンバ1の
内部はプラズマ処理を行う処理室2となっており、処理
室2内部には、下部電極3および上部電極4が上下に対
向して配設されている。下部電極3は下方に延出した支
持部3aによって真空チャンバ1に電気的に絶縁された
状態で装着され、また上部電極4は上方に延出した支持
部4aによって真空チャンバ1と導通した状態で装着さ
れている。
【0016】下部電極3の上面にはアルミナなどのセラ
ミックの絶縁層5が形成されており、絶縁層5の上面は
処理対象物の板状基板であるシリコンウェハ6(図2)
を載置する載置面となっている。したがって下部電極3
は、板状基板が載置される載置面が設けられた基板載置
部となっている。ここでシリコンウェハ6は回路形成面
の裏側を機械研磨した後の状態であり、回路形成面を下
向きにした姿勢で載置される。この際、回路形成面には
樹脂製の保護テープが貼り付けられていることもある。
そして回路形成面の裏面の機械研磨面をプラズマ処理す
ることにより、研磨加工によって生成したダメージ層が
除去される。
【0017】真空チャンバ1の側面には基板搬出入用の
ゲートバルブ1aが設けられておりゲートバルブ1aは
ゲート開閉機構(図示省略)によって開閉する。真空チ
ャンバ1にはバルブ開放機構7を介して排気用ポンプ8
が接続されており、バルブ開放機構7を開放状態にして
排気用ポンプ8を駆動することにより、真空チャンバ1
の処理室2内部が真空排気される。そして大気開放機構
9を開状態にすることにより、処理室2内に大気が導入
されて真空が破壊される。
【0018】図2に示すように、絶縁層5には上面に開
口する吸着孔5aが多数設けられており、吸着孔5aは
下部電極3の内部に設けられた吸引孔3bに連通してい
る。吸引孔3bはガスライン切り換え開閉機構11を介
して真空吸着ポンプ12に接続されており、ガスライン
切り換え開閉機構11は、図1に示すようにN2ガス供
給部13及びHeガス供給部14に接続されている。ガ
スライン切り換え開閉機構11を切り換えることによ
り、吸引孔3bを真空吸着ポンプ12、N2ガス供給部
13及びHeガス供給部14に選択的に接続させること
ができる。
【0019】吸引孔3bが真空吸着ポンプ12と連通し
た状態で真空吸着ポンプ12を駆動することにより、吸
着孔5aから真空吸引し絶縁層5の上面に載置されたシ
リコンウェハ6を真空吸着して保持する。したがって吸
着孔5a、吸引孔3b、真空吸着ポンプ12は載置面に
開口した吸着孔から真空吸引することにより板状基板を
真空吸着して載置面に保持する真空保持手段となってい
る。
【0020】また、吸引孔3bをN2ガス供給部13ま
たはHeガス供給部14に接続させることにより、吸着
孔5aからシリコンウェハ6の下面に対してチッソガス
またはヘリウムガスを噴出させることができるようにな
っている。後述するように、チッソガスはシリコンウェ
ハ6を絶縁層5の表面から強制的に離脱させる目的のブ
ロー用ガスであり、ヘリウムガスはプラズマ処理時にシ
リコンウェハの冷却を促進する目的で用いられる熱伝達
用のガスである。
【0021】また下部電極3には冷却用の冷媒流路3c
が設けられており、冷媒流路3cは冷却機構10と接続
されている。冷却機構10を駆動することにより、冷媒
流路3c内を冷却水などの冷媒が循環し、これによりプ
ラズマ処理時に発生した熱によって昇温した下部電極3
が冷却される。冷媒流路3cおよび冷却機構10は、基
板載置部である下部電極3を冷却する冷却手段となって
いる。
【0022】下部電極3は、マッチング回路16を介し
て高周波電源部17に電気的に接続されている。高周波
電源部17を駆動することにより、接地部19に接地さ
れた真空チャンバ1と導通した上部電極4と下部電極3
の間には高周波電圧が印加され、これにより処理室2内
部でプラズマ放電が発生する。マッチング回路16は、
処理室2内でプラズマを発生させるプラズマ放電回路と
高周波電源部17のインピーダンスを整合させる。下部
電極3、上部電極4および高周波電源部17は、載置面
に載置されたシリコンウェハ6をプラズマ処理するため
のプラズマを発生するプラズマ発生手段となっている。
【0023】なお、ここではプラズマ発生手段として、
対向した平行平板電極(下部電極3および上部電極4)
間に高周波電圧を印加する方式例を示しているが、これ
以外の方式、例えば処理室2の上部にプラズマ発生装置
を設け、ダウンフロー方式で処理室2内にプラズマを送
り込むような方式でもよい。
【0024】また下部電極3には、RFフィルタ15を
介して静電吸着用DC電源部18が接続されている。静
電吸着用DC電源部18を駆動することにより、図3
(a)に示すように下部電極3の表面には、負電荷が蓄
積される。そしてこの状態で図3(b)に示すように高
周波電源部17を駆動して処理室2内にプラズマを発生
させることにより(図中付点部20参照)、絶縁層5上
に載置されたシリコンウェハ6と接地部19とを接続す
る直流印加回路21が処理室2内のプラズマを介して形
成され、これにより、下部電極3、RFフィルタ15、
静電吸着用DC電源部18、接地部19、プラズマ、シ
リコンウェハ6を順次結ぶ閉じた回路が形成され、シリ
コンウェハ6には正電荷が蓄積される。
【0025】そして下部電極3に蓄積された負電荷とシ
リコンウェハ6に蓄積された正電荷との間にはクーロン
力が作用し、このクーロン力によってシリコンウェハ6
は絶縁層5を介して下部電極3に保持される。このと
き、RFフィルタ15は、高周波電源部17の高周波電
圧が静電吸着用DC電源部18に直接印加されることを
防止する。下部電極3、静電吸着用DC電源部18は、
板状基板であるシリコンウェハ6を載置面に静電吸着に
よって保持する静電吸着手段となっている。なお、静電
吸着用DC電源部18の極性は正負逆でもよい。
【0026】このプラズマ処理装置は上記のように構成
されており、以下プラズマ処理方法について図4のフロ
ーチャートに沿って図5、図6を参照しながら説明す
る。図4において、先ず処理対象物であるシリコンウェ
ハ6が処理室2内に搬送され(ST1)、下部電極3の
絶縁層5の載置面上に載置される(載置工程)。このと
きシリコンウェハ6は薄くて撓みやすいことから、図5
(a)に示すように反りを生じて絶縁層5の載置面との
間に隙間を生じた状態で載置される場合がある。この後
ゲートバルブ1aが閉じられ(ST2)、真空吸着ポン
プ12を駆動することにより、図5(b)に示すよう
に、吸着孔5a、吸引孔3bを介して真空吸引し、シリ
コンウェハ6の真空吸着状態がONとなる(ST3)。
これにより、図5(c)に示すようにシリコンウェハ6
は載置面に密着した状態で真空吸着により保持される
(保持工程)。
【0027】次いで排気用ポンプ8を駆動して処理室2
内を真空排気し(ST4)、この後静電吸着用DC電源
部18を駆動して、DC電圧の印加をONし(ST
5)、高周波電源部17を駆動してプラズマ放電を開始
する(ST6)。これにより、図6(a)に示すように
下部電極3上のシリコンウェハ6と上部電極4の下面の
間の空間にはプラズマが発生し、シリコンウェハ6を対
象としたプラズマ処理が行われる(プラズマ処理工
程)。このプラズマ処理においては、下部電極3とシリ
コンウェハ6との間には静電吸着力が発生し(図3
(b)参照)、シリコンウェハ6は下部電極3に静電吸
着力により保持される。
【0028】この後、ガスライン切り替え開閉機構11
を駆動して真空吸着をOFFし(ST7)、バックHe
導入が行われる(ST8)。すなわち、真空吸引による
シリコンウェハ6の下部電極3への保持を解除した後
に、Heガス供給部14から伝熱用のヘリウムガスを吸
引孔3bを介して供給し、図6(a)に示すように吸着
孔5aからシリコンウェハ6の下面に対して噴出させ
る。このプラズマ処理においては、下部電極3は冷却機
構10によって冷却されており、プラズマ処理によって
昇温したシリコンウェハ6の熱を伝熱性に富む気体であ
るヘリウムガスを介して下部電極3に伝達することによ
り、シリコンウェハ6の冷却が効率よく行われる。
【0029】そして所定のプラズマ処理時間が経過して
放電を終了したならば(ST9)、バックHeを停止し
(ST10)、図6(b)に示すように真空吸着を再び
ONする(ST11)。これにより、プラズマ放電が終
了することにより消失した静電吸着力に替えて、真空吸
着力によってシリコンウェハ6が載置面に保持される。
この後、静電吸着用DC電源部18を停止してDC電圧
をOFFにし(ST12)、大気開放機構9を駆動して
処理室2内の大気開放を行う(ST13)。
【0030】この後、再びガスライン切り替え開閉機構
11を駆動して真空吸着をOFFし(ST14)、次い
でウェハブローを行う(ST15)。すなわち図6
(c)に示すようにチッソガスを吸引孔3bを介して供
給して吸着孔5aから噴出させる。これにより、シリコ
ンウェハ6を下部電極3の載置面から離脱させる。そし
てゲートバルブ1aを開状態にし(ST16)、シリコ
ンウェハ6を処理室2の外部に搬送したならば(ST1
7)、ウェハブローをOFFし(ST18)、プラズマ
処理の1サイクルを終了する。
【0031】上記説明したように、本実施の形態に示す
プラズマ処理においては、処理室2内でプラズマが発生
し、静電吸着力が生じるまでの間のシリコンウェハ6の
下部電極3へ保持を真空吸着によって行うようにしたも
のである。これにより、シリコンウェハ6のような薄く
て撓みやすい板状基板を対象とする場合においても、常
にシリコンウェハ6を下部電極3の載置面に密着させて
適切に保持することができる。したがって、密着性不良
の場合に下部電極3の上面とシリコンウェハ6の下面の
隙間に生じる異常放電や、冷却不良によるシリコンウェ
ハ6の過熱を防止することができる。
【0032】本発明の実施の形態は以上の通りである
が、上述した実施の形態はあくまでも一実施例であっ
て、様々な変更を加えた形で本発明を実施することがで
きる。たとえば基板載置部である下部電極3を冷却する
冷却手段や、吸着孔5aに伝熱用のガスを供給する伝熱
用ガス供給手段は必要に応じて省いてもよい。真空吸引
手段による板状基板の保持は、プラズマ処理工程の間、
すなわち静電吸着手段が板状基板を保持している間も継
続させてもよい。さらには、ウェハブロー時のガスとし
てチッソガスを使用しているが、空気等他のガスを用い
てもよい。
【0033】またシリコンウェハ6の回路形成面に樹脂
製の保護テープを貼り付けた状態でプラズマ処理を行う
こともあるが、この場合下部電極の絶縁層5の代わりに
この保護テープを絶縁層として利用してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、板状基板を静電吸着に
よって基板載置部の載置面に保持する静電吸着手段と、
載置面に開口した吸着孔を介して真空吸引することによ
り板状基板を真空吸着して載置面に保持する真空保持手
段とを備え、プラズマが発生するまでの間の基板の前記
載置面への保持を真空保持手段によって行うことによ
り、板状基板を常に基板載置部に適切に保持させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のプラズマ処理装置の断
面図
【図2】本発明の一実施の形態のプラズマ処理装置の基
板載置部の断面図
【図3】本発明の一実施の形態のプラズマ処理装置の断
面図
【図4】本発明の一実施の形態のプラズマ処理方法のフ
ローチャート
【図5】本発明の一実施の形態のプラズマ処理方法の工
程説明図
【図6】本発明の一実施の形態のプラズマ処理方法の工
程説明図
【符号の説明】
1 真空チャンバ 2 処理室 3 下部電極 4 上部電極 5 絶縁層 6 シリコンウェハ 8 排気用ポンプ 12 真空吸着ポンプ 13 N2ガス供給部 14 Heガス供給部 17 高周波電源部 18 静電吸着用DC電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05H 1/46 H05H 1/46 M C23C 16/458 // C23C 16/458 H01L 21/304 645C H01L 21/304 645 21/302 B (72)発明者 寺山 純一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4G075 AA24 AA30 AA51 BC06 CA02 CA03 CA25 DA02 EB01 EB42 EC21 EC25 FB04 FC15 4K030 CA04 CA12 GA01 5F004 AA16 BA00 BA09 BB11 BB18 BB21 BB22 BB25 5F031 HA13 HA16 HA38 HA39 MA28 MA32 PA30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状基板のプラズマ処理を行うプラズマ処
    理装置であって、前記板状基板が載置される載置面が設
    けられた基板載置部と、前記板状基板を静電吸着によっ
    て前記載置面に保持する静電吸着手段と、前記載置面に
    開口した吸着孔を介して真空吸引することにより板状基
    板を真空吸着して載置面に保持する真空保持手段と、前
    記載置面に載置された板状基板を処理するためのプラズ
    マを発生するプラズマ発生手段とを備え、少なくとも前
    記プラズマ発生手段によってプラズマが発生するまでの
    間、前記真空保持手段によって板状基板を前記載置面に
    保持することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】前記基板載置部を冷却する冷却手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】前記吸着孔に熱伝達用のガスを供給する熱
    伝達ガス供給手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】板状基板を基板載置部の載置面に保持した
    状態でプラズマ処理を行うプラズマ処理方法であって、
    前記載置面に板状基板を載置する載置工程と、前記載置
    面に開口した吸着孔を介して真空吸引することにより前
    記板状基板を真空吸着して載置面に保持する保持工程
    と、前記載置面に載置された板状基板を静電吸着にて前
    記載置面に保持するとともにこの板状基板を処理するた
    めのプラズマを発生させてプラズマ処理を行うプラズマ
    処理工程とを含むことを特徴とするプラズマ処理方法。
  5. 【請求項5】前記基板載置部を冷却しながら前記プラズ
    マ処理を行うことを特徴とする請求項4記載のプラズマ
    処理方法。
  6. 【請求項6】前記プラズマ処理工程において、プラズマ
    発生後に前記真空吸着による板状基板の保持を解除し、
    前記吸着孔に熱伝達用のガスを供給することを特徴とす
    る請求項4記載のプラズマ処理方法。
JP2001255701A 2001-08-27 2001-08-27 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Pending JP2003068836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255701A JP2003068836A (ja) 2001-08-27 2001-08-27 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255701A JP2003068836A (ja) 2001-08-27 2001-08-27 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003157933A Division JP4066887B2 (ja) 2003-06-03 2003-06-03 プラズマ処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003068836A true JP2003068836A (ja) 2003-03-07

Family

ID=19083628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001255701A Pending JP2003068836A (ja) 2001-08-27 2001-08-27 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003068836A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006049548A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Sharp Corp 半導体レーザ装置及び半導体レーザ装置の製造方法
JP2007311462A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Disco Abrasive Syst Ltd 静電チャックテーブル機構
JP2008028021A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Disco Abrasive Syst Ltd プラズマエッチング装置およびプラズマエッチング方法
JP2012515451A (ja) * 2009-01-16 2012-07-05 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド ガス導入開口を備えた基板支持体
DE102004038347B4 (de) * 2003-08-12 2012-11-29 Disco Corp. Plasmaätzverfahren und Plasmaätzvorrichtung
JP2014523636A (ja) * 2011-05-31 2014-09-11 ラム リサーチ コーポレーション 基板凍結乾燥装置及び方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004038347B4 (de) * 2003-08-12 2012-11-29 Disco Corp. Plasmaätzverfahren und Plasmaätzvorrichtung
JP2006049548A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Sharp Corp 半導体レーザ装置及び半導体レーザ装置の製造方法
JP4630596B2 (ja) * 2004-08-04 2011-02-09 シャープ株式会社 半導体レーザ装置の製造方法
JP2007311462A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Disco Abrasive Syst Ltd 静電チャックテーブル機構
JP2008028021A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Disco Abrasive Syst Ltd プラズマエッチング装置およびプラズマエッチング方法
JP2012515451A (ja) * 2009-01-16 2012-07-05 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド ガス導入開口を備えた基板支持体
US8853098B2 (en) 2009-01-16 2014-10-07 Applied Materials, Inc. Substrate support with gas introduction openings
JP2014523636A (ja) * 2011-05-31 2014-09-11 ラム リサーチ コーポレーション 基板凍結乾燥装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050279459A1 (en) Plasma treating apparatus and plasma treating method
JP4186536B2 (ja) プラズマ処理装置
US20090212017A1 (en) Plasma processing method and plasma processing apparatus
JP2004047511A (ja) 離脱方法、処理方法、静電吸着装置および処理装置
JP4322484B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP4642809B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JPH06188305A (ja) 被吸着体の離脱装置および被吸着体の離脱方法およびプラズマ処理装置
JPH09120988A (ja) プラズマ処理方法
JPH06326180A (ja) 静電吸着体の離脱装置
JPH07335732A (ja) 静電チャック、これを用いたプラズマ処理装置及びこの製造方法
JP4112821B2 (ja) プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置
JP2003068836A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
US11380573B2 (en) Structure for automatic in-situ replacement of a part of an electrostatic chuck
JP4245868B2 (ja) 基板載置部材の再利用方法、基板載置部材および基板処理装置
TWI276173B (en) Plasma processing device and plasma processing method
JP4066887B2 (ja) プラズマ処理方法
JP4129152B2 (ja) 基板載置部材およびそれを用いた基板処理装置
JP3776061B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP3901128B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP3315197B2 (ja) プラズマ処理方法
JPH11111830A (ja) 静電吸着装置および静電吸着方法、ならびにそれを用いた処理装置および処理方法
JPH10209258A (ja) 静電吸着保持方法および装置
JP2002367967A (ja) プラズマ処理方法及びその装置
JP3027781B2 (ja) プラズマ処理方法
JP2003332311A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060926