JP4935286B2 - 血液センサ - Google Patents

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Description

本発明は、血液センサに関するものである。
以下、従来の血液センサについて説明する。
糖尿病患者は、定期的に血糖値を測定し、その血糖値に基づいてインスリンを注射し、血糖値を正常に保つ必要がある。従来、血糖値を測定するためには、穿刺装置を用いて患者の指先等から、少量の血液を採取し、次に測定装置を用いて採取した血液の血糖値を測定するものであった。
即ち、図14に示すように、先ず、穿刺装置1の穿針口2を、患者の指先等に、当接させる。そして、ボタン3を押す。すると、穿針口2から針が高速で突出するとともに、瞬時に後退し、指先等に微小な傷をつける。患者は、この傷から血液を搾り出し、血液を採
取する。
次に患者は、図15に示す血糖値を検査する検査装置4を用い、この検査装置4に挿入
されたセンサ5の血液点着部5aに、採取した血液を点着する。そうすると、検査装置4
では、この点着された血液の血糖値を算出し、その算出結果を、表示部6に表示するもの
であった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特
許文献2が知られている。
特開2002−219114号公報 国際公開第2005/054840号パンフレット
しかしながら、このような従来の血糖値の検査においては、穿刺装置1と、検査装置4
の2つの装置を用いる必要があった。即ち患者は、先ず穿刺装置1で、指等の皮膚に傷を
付け、この傷から血液を搾り出して、更にその搾り出した血液を、センサ5の血液点着部
5aに点着する必要があり、その操作は非常に煩雑であった。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、容易に血液の検査を行うことのできる血
液センサを提供することを目的としている。
そしてこの目的を達成するために、本発明にかかる血液センサは、基板と、この基板の上面に貼り合わされたスペーサと、このスペーサの上面に貼り合わされたカバーとで、基体を構成するとともに、この基体の先端側に採血針を装着し、前記基体と一体に採血針を覆う採血針カバーを設け、この採血針カバーは、前記採血針に対応した位置にこの採血針が遊挿される切欠部を有し、両端部で前記基体に連結された構成としたものである。
以上のように本発明は、基板と、この基板の上面に貼り合わされたスペーサと、このスペーサの上面に貼り合わされたカバーとで、基体を構成するとともに、この基体の先端側に採血針を装着し、前記基体と一体に採血針を覆う採血針カバーを設け、この採血針カバーは、前記採血針に対応した位置にこの採血針が遊挿される切欠部を有し、両端部で前記基体に連結された構成としたものであるので、採血針からの血液の採取も同時に行うことができる。
しかも、この採取した血液は、検出部へ人手を介することなくそのまま導かれ、そのまま、血液の検査をすることができる。
また、本発明においては、前記基体と一体に採血針を覆う採血針カバーを設け、この採血針カバーは、前記採血針に対応した位置にこの採血針が遊挿される切欠部を有し、両端部で前記基体に連結された構成としたものであるので、採血針による穿刺事故をなくす事ができ、しかも、採血時には、両端の連結部を切り離せば、採血針カバーを基体から容易に取り外すことができ、作業性のよいものとなる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による血液センサ11を示す平面図である。
図1において、血液センサ11を形成する基体12は、釣鐘形状をしており、その一方
の先端側12aには、中空の採血針13が装着されている。この採血針13を装着する装
着部14からは、該採血針13で採血された血液の成分を検出部16に供給する血液供給
路16aが導かれ、この血液供給路16aは、該採血針13の中空部分に負圧を加える負
圧形成部17を形成する負圧供給路17cの一部と共通に設けられている。なお、以降説
明を簡略化するため、負圧供給路17cおよび前記血液供給路16aで供給路15が形成
されるものとする。
そして、この検出部16内には、導電性部材で形成された検出電極18,19,20,
21が設けられている。これらの検出電極18,19,20,21は、基体12の他方の
先端側12bに導出され、それぞれ接続電極18a,19a,20a,21aを形成して
いる。
図2は、本実施の形態1の血液センサ11の断面図である。図2に示すように、基体1
2は、基板22と、この基板22の上面に貼り合わされたスペーサ23と、このスペーサ
23の上面に貼り合わされたカバー24とで、構成されている。13は、基体12の先端
側12aに装着された採血針であり、この採血針13が装着された装着部14からは、供
給路15が、他方端12b方向に向かって設けられている。この供給路15の途中には、
検出部16が形成されており、この検出部16には、試薬25が載置されている。
また、この供給路15の終端には、負圧形成部17が、カバー24の表面側に向かって
形成されており、この負圧形成部17から、採血針13に負圧が供給される。
図3は、本実施の形態1の血液センサ11の分解平面図である。図3(c)は、基板2
2の平面図であり、横寸法22aは、12mmであり、縦寸法22bは、5mmである。
また、先端部22cは、半円形となっており、その円形の半径は、2.5mmである。
この基板22の材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET)であり、その厚さは、0
.5mm(0.1〜0.6mmの範囲)のものを用いている。
そして、この基板22の上面には、金、白金、パラジウム等を材料として、スパッタリ
ング法、あるいは蒸着法により導電層を形成し、これをレーザ加工することにより、検出
電極18〜21と、この検出電極18〜21にそれぞれ接続された接続電極18a〜21
aとを、一体的に形成している。
図3(b)は、本実施の形態1の血液センサ11におけるスペーサ23の平面図であり
、横寸法23aは、9mmであり、縦寸法23bは、5mmである。また、先端部23c
は、半円形となっており、その円形の半径は、2.5mmである。このスペーサ23の材
質は、ポリエチレンテレフタレートであり、その厚さは、0.1mm(0.05〜0.2
5mmの範囲)のものを用いている。
15aは、先端部23cから、負圧形成部17を形成する孔17aに連結して設けられ
たスリットであり、その幅15bは、0.5mmである。また、長さ15cは、4.35
mmである。従って、このスリット15aは、基板22と、カバー24とで、厚み0.1
mm、幅0.5mm、長さ4.35mmの、供給路15を形成する。従って、この供給路
15に、血液等の液体が点着されると、毛細管現象が生ずるものである。
また、先端部23cと、スリット15aの始端との間には、装着部14を形成する装着
凹部14aが形成されており、一方、採血針13には、この装着凹部14aに嵌合する装
着凸部14bが形成されている。従って、採血針13は、スペーサ23の装着部14に、
しっかりと固定される。
図3(a)は、本実施の形態1の血液センサ11におけるカバー24の平面図である。
該カバー24の形状は、横寸法24aは、9mmであり、縦寸法24bは、5mmである
。また、該カバー24の先端部24cは、半円形となっており、その円形の半径は、2.
5mmである。
また、17bは、該カバー24における直径1mmの孔であり、前記スペーサ23に形
成された孔17aと連通して、負圧形成部17を形成する。
このカバー24の材質は、ポリエチレンテレフタレートであり、その厚さは、0.1m
m(0.05〜0.2mmの範囲)のものを用いている。なお、供給路15の天井部に相
当する該カバー24の部分は、親水性処理をしている。これは、毛細管現象で、血液を滑
らかに流入させるためである。
図3(d)は、本血液センサ11の基体12の平面図であり、横寸法12cは、12m
mであり、縦寸法12dは、5mmである。また、先端側12aは、半円形となっており
、その円形の半径は、2.5mmである。
また、基体12の他方端12bからの長さ12eの部分には、接続電極18a〜21a
が露出している。
また、この他方端12bから、長さ12eだけ奥まった位置に、スペーサ23と、カバ
ー24が、装着されている。
また、検出部16と、負圧形成部17との距離12fは、約1mmとしている。これは
、負圧を止めたときに、血液が負圧形成部17から漏れ出さないようにするための距離で
ある。
この基体12は、基板22と、スペーサ23と、カバー24が、積層して貼り合わされ
てなるものであり、これらすべての材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET)を用
いているので、その管理が容易である。
また、25は、検出部16上に載置された試薬であって、この試薬25は、CMC水溶
液に、PQQ−GDH、フェリシアン化カリウムなどから試薬溶液を調整し、これを、基
板22の検出電極18,20上に滴下し、乾燥させることで、形成したものである。
本実施の形態1による血液センサ11は、該血液センサ自体に採血針13を有している
ので、この採血針13で皮膚に傷をつける穿刺を行うとともに、この血液針13を用いて
血液の採取をも同時に行うことができる。
しかも、この採取した血液は、検出部16へ、人手を介することなく導かれるため、そ
のまま血液の検査をすることができる。
従って、従来のような煩わしさは無く、容易に血液の検査を行うことができる。
また、採血針13には、負圧を加える負圧形成部17を有しているので、速く、確実に
、血液の採取を行うことができる血液センサが得られる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2による血液センサ11における、採血針13の種々の形
状の正面図、及び側面図を示す。なお、同一部分には同一符号を付して、説明を簡略化し
ている。
図4におけるこれらの採血針13の材質としては、金属(SUS304)で形成しても
よいし、樹脂(PEEK:ポリエーテルエーテルケトン)で形成してもよい。金属で形成
すれば、丈夫で、かつ、穿刺し易い採血針13を得ることができる。
また、樹脂で形成すれば、押し出し成形で容易に製造できることに加えて、該採血針を
弾力性のあるものとすることができ、患者への針刺事故を低減することができる。
図4(a)において、13aは、側面が三角形状の採血針であり、長さ寸法26aは、
1mmであり、高さ寸法27aは、0.155mmである。
また、先端部の角度28aは、15度である。
また、側面の直径29aは、0.2mmであり、この直径29aの中心には、0.05
mmの直径30aを有する貫通孔が設けられており、この貫通孔に、採取された血液が流
入する。
このように、図4(a)に示す、本実施の形態2における、血液センサ11の採血針1
3aは、その側面を三角形状にすることにより、先端部31aの厚みが増し、採血針13
aの針先の強度を、大きくすることができる。
また、三角形の頂点を、先端部31aとすることにより、針先がより鋭利となり、皮膚
に刺さり易くなる。更に、センサ11を構成するスペーサ23への該採血針13aの組み
込みも、これを容易に行うことができる。
図4(b)において、13bは、側面が円形状の採血針であり、長さ寸法26bは、1
mmであり、高さ寸法27bは、0.2mmである。
また、先端部31bの角度28bは、15度である。
また、側面の直径29bは、0.2mmであり、この直径29bの中心には、0.05
mmの直径30bを有する貫通孔が設けられており、この貫通孔に、採取された血液が流
入する。
このように、図4(b)に示す、本実施の形態2における、血液センサ11の採血針1
3bは、その側面を円形状にすることにより、血液センサ11を構成するスペーサ23へ
の該採血針13bの組み込みにおいて回転方向に注意を払う必要が無くこれを行うことが
でき、またその製造も容易となる。
また、図4(c)において、13cは、側面が四角形状の採血針であり、長さ寸法26
cは、1mmであり、高さ寸法27cは、0.2mmである。
また、先端部31cの角度28cは、15度である。
また、側面の直径29cは、0.2mmであり、この直径29cの中心には、0.05
mmの直径30cを有する貫通孔が設けられており、この貫通孔に、採取された血液が流
入する。
このように、図4(c)に示す、本実施の形態2における、血液センサ11の採血針1
3cは、その側面を四角形状にすることにより、先端部31cの厚みが増し、採血針13
cの針先の強度を大きくすることができる。
また、四角形の頂点を先端部31cとすることにより、針先が鋭利となり、皮膚に刺さ
り易くなる。
更に、血液センサ11を構成するスペーサ23への該採血針13cの組み込みも容易と
なる。
また、図4(d)において、13dは、側面が六角形状の採血針であり、長さ寸法26
dは、1mmであり、高さ寸法27dは、0.2mmである。
また、先端部31dの角度28dは、15度である。
また、側面の直径29dは、0.2mmであり、この直径29dの中心には、0.05
mmの直径30dを有する貫通孔が設けられており、この貫通孔に、採取された血液が流
入する。
このように、図4(d)に示す、本実施の形態2における、血液センサ11の採血針1
3dは、その側面を六角形状にすることにより、血液センサ11を構成するスペーサ23
への該採血針13dの組み込みが容易となる。
このような本実施の形態2による血液センサ11によれば、その採血針13の材質を、
金属(SUS304)、あるいは樹脂(PEEK:ポリエーテルエーテルケトン)で形成
するものとしたので、金属で形成すれば、丈夫で且つ、穿刺し易い採血針13を得ること
ができ、また、樹脂で形成すれば、押し出し成形で容易に製造できることに加えて、該採
血針を弾力性のあるものとでき、患者への針刺事故を低減することができる。また、該採
血針の側面形状を三角形状とすれば、先端部31aの厚みが増し、採血針13aの針先の
強度を大きくでき、また、該側面の三角形状の頂点の1つを先端部31aとすることによ
り、針先がより鋭利となり、皮膚に刺さり易くなり、さらに、センサ11を形成するスペ
ーサ23への組み込みを容易とできる。
さらに、採血針の側面形状を、円形状とすれば、血液センサ11を形成するスペーサ2
3への該採血針の組み込みにおいて回転方向に注意を払う必要が無く、製造も容易となる
また、採血針の側面形状を、四角形状にすれば、先端部31cの厚みが増し、採血針1
3cの針先の強度を大きくでき、また、該側面の四角形の頂点の1つを先端部31cとす
ることにより、針先が鋭利となり、皮膚に刺さり易くなり、さらに、血液センサ11を形
成するスペーサ23への該採血針の組み込みも容易とできる。
さらに、採血針の側面形状を、六角形状にすれば、血液センサ11を構成するスペーサ
23への該採血針の組み込みを容易とできる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3による血液センサ11を構成する、基板22、スペーサ
23、およびカバー24の、採血針カバーの切断前の平面図である。なお、同一部分には
同一符号を付して、説明を簡略化している。
図5(a)は、本実施の形態3の血液センサ11における、カバー24、およびこのカ
バー24に連結された採血針カバー32の、該採血針カバーの切断前の平面図であり、こ
の採血針カバー32は、カバー24と同一材料でこれと一体的に形成されている。
即ち、この採血針カバー32は、カバー24の先端部24cを覆うように形成されてお
り、円形部の両端32a、32bで、カバー24に連結している。
また、32cは、該採血針カバー32の採血針13に対応した位置に、この採血針13
が遊挿されるように形成された切り欠きである。この切り欠き32cは、採血針13を保
護するための該採血針カバー32、の一部を形成するものである。
図5(b)は、スペーサ23と、このスペーサ23に連結された採血針カバー33の、
該採血針カバーの切断前の平面図であり、この採血針カバー33は、スペーサ23と同一
材料でこれと一体的に形成されている。
即ち、この採血針カバー33は、スペーサ23の先端部23cを覆うように形成されて
おり、円形部の両端33a、33bでスペーサ23に連結している。
また、33cは、該採血針カバー33の採血針13に対応した位置に、この採血針13
が遊挿されるように形成された切り欠きである。
この切り欠き33cは、採血針13を保護するための該採血針カバー33、の一部を形
成するものである。
図5(c)は、基板22、およびこの基板22に連結された採血針カバー34の、該採
血針カバーの切断前の平面図であり、この採血針カバー34は、基板22と同一材料でこ
れと一体的に形成されている。
即ち、この採血針カバー34は、基板22の先端部22cを覆うように形成されており
、円形部の両端34a、34bで、基板22に連結している。
また、34cは、該採血針カバー34の採血針13に対応した位置に、この採血針13
が遊挿されるように形成された切り欠きである。この切り欠き34cは、採血針13を保
護するための該採血針カバー34、の一部を形成するものである。
そして、これらの採血針カバー34の切断前の基板22と、採血針カバー33の切断前
のスペーサ23と、採血針カバー32の切断前のカバー24は、積層して貼り合わせられ
て、図5(d)に示すように、切り欠き35cを有する採血針カバー部35を備えた血液
センサ11が形成される。
この採血針カバー部35は、使用直前に切断して、採血針13を露出させるものである。
従って、血液センサ11の使用前に、採血針13が刺さることはなく、安全である。
このような本実施の形態3による血液センサ11によれば、図5(a)に示されるよう
に、本血液センサ11における、採血用カバー32は、カバー24と、同一材料で一体的
に形成され、また、図5(b)に示されるように、本血液センサ11における、採血用カ
バー33は、スペーサ23と、同一材料で、これと一体的に形成され、さらに、図5(c
)に示されるように、採血針カバー34は、基板22と、同一材料で、これと一体的に形
成されているものとし、かつ、そのそれぞれにおいて、各採血針カバーの採血針13に対
応した位置に、この採血針13が遊挿されるように切り欠きが形成されたものとし、この
切り欠きは、採血針13を保護するための採血針カバー部の一部を形成するものとしたの
で、この採血針カバー部は、使用直前に切断して、採血針13を露出させるようにするこ
とにより、血液センサ11の使用前に採血針13が刺さることがなく、安全で、好ましい
血液センサが得られる効果がある。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4による、血液センサ11の製造工程を示す図である。な
お、同一部分には同一符号を付して、説明を簡略化している。
図6において、36は、検出電極18〜21が形成された基板22に、試薬25を塗布
する試薬塗布工程である。
また、37はスペーサ23とカバー24とを接着する貼り合わせ工程である。
そして、38は、この貼り合わせ工程37の後に、採血針13を装着する採血針装着工
程である。
最後に、39は、試薬塗布工程36で、試薬25が塗布された基板22と、採血針装着
工程38で、採血針13が装着されたものとを、貼り合わせる完成工程である。
なお、これらの工程においては、全て、実施の形態3で述べた採血針カバー32,33
,34が連結された状態で、操作を行う。
このような本実施の形態4による血液センサの製造方法によれば、検出電極18〜21
が形成された基板22に、試薬25を塗布する試薬塗布工程36と、上記スペーサ23と
、上記カバー24とを、接着する貼り合わせ工程37と、上記貼り合わせ工程37の後に
、採血針13を装着する採血針装着工程38と、試薬塗布工程36で、試薬25が塗布さ
れた基板22と、採血針装着工程38で、採血針13が装着されたものとを、貼り合わせ
る完成工程39とを、備えたものとしたので、簡易に、血液センサ11を製造することが
できる効果が得られる。
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5による血液センサ41の平面図である。図7において、
図1〜図6と同一部分には同一符号を付して、説明を簡略化している。
本実施の形態5の血液センサ41は、先端部41cに採血針13を、2本、並列かつ平
行に設けたものである点で、上記実施の形態1の血液センサ11と相違する。
供給路42は、2本の採血針13に、それぞれ連結している。
このような本実施の形態5による血液センサによれば、採血針13を、2本並列、かつ
平行に設けたものとしたので、採血時間の短縮を、図ることができる。
また仮え、血液の吸引不良や、目詰まり等があったとしても、他方の一本から吸引する
ことができ、信頼性が高く、安全である血液センサを得られる効果がある。
(実施の形態6)
図8は、本発明の実施の形態6による血液センサ45の平面図である。なお、図1〜図
7と同一部分には同一符号を付して説明を簡略化している。
この血液センサ45は、光学式センサの例であり、検出部46における呈色の度合いを
、吸光度を測定して血糖値に換算するものである。
そのため、検出部46の上面、あるいは下面の、少なくとも一方に透明部材を用い、こ
の透明部材を介して、検出部46に検出光を照射し、その反射光により、呈色度合いを読
み取るものである。
このように、本実施の形態6による血液センサは、反射光により呈色度合いを読み取る
ものであるため、実施の形態1で説明した接続電極18a〜21aを設ける必要はない。
従って、その分、血液センサ45の小型化を、図ることができる効果が得られる。
(実施の形態7)
図9は、本発明の実施の形態7における、血液センサ11の透視平面図である。なお、
実施の形態1で説明したものについては、同符号を付して説明を簡略化している。
基板22上には、検出電極18,19,20,21が形成されており、これらの検出電
極18〜21は、例えば順番に作用極、検知極、対極、ヘマトクリット極として作用する
。そして、これらの検出電極18〜21は、基板22の他方の端22dに形成された接続
電極18a,19a,20a,21aに夫々対応して接続されている。なお、以下の説明
では、検出電極21を、Hct(ヘマトクリット)値を検出するために用いる例を説明す
るが、Hct値に限らず、分析値に悪影響を及ぼす妨害物質の量を測定したりすることに
用いてもよい。
次に、図10および図11を用いて、本実施の形態7における血液検査装置50の構成
について説明する。
図10は、本実施の形態7における、血液センサ11と、血液検査装置50の血液セン
サ11の挿入部付近を詳細に示した断面図であり、図11は、上記血液検査装置50の全
体構成を示すブロック図である。なお、同一部分には同一符号を付して、説明を簡略化し
ている。
図10(a)において、61は円筒形の筺体であり、この筺体61内には、スライダ6
2が前後方向(図では左右方向)に摺動自在に設けられている。63は、筺体61に固定
されたコイルバネであり、スライダ62を前方向に付勢している。64aは、血液センサ
11の挿入口であり、この挿入口64aは、スライダ62の前方先端に設けられている。
そして、この挿入口64aに、挿入路64が連結している。また、この挿入路64の奥部
には、血液センサ11に形成された接続電極18a,19a,20a,21aに接触接続
する接続端子65,66,67,68が設けられている。
11は血液センサであり、35は、この血液センサ11の採血針13を覆う採血針カバ
ー部である。
また、69は、血液センサ11を覆う円筒形のキャップであり、前方、後方、ともに、
開口している。このキャップ69は、筺体61の前方先端に被せられる。70は、中空の
チューブであり、弾性を有している。そしてその一方は、挿入路64の上方部分に連結し
ており、血液センサ11が挿入されたとき、血液センサ11の上面に形成された負圧形成
部17の入り口と密着するように設けられている。
71は、弾性を有するゴムで形成されたオーリングであり、このオーリング71は、チ
ューブ70の一方をスライダ62に固定するとともに、負圧形成部17の入り口との密着
度を向上させる役割も兼ねている。また、チューブ70の他方は、第1の負圧発生手段7
2に連結している。この第1の負圧発生手段72は、採血針13の中空部の圧力を減圧す
る働きを有するものである。
73は、筺体61に一方が固定されたチューブであり、このチューブ73の他方は、第
2の負圧発生手段74に連結している。
そして、この第2の負圧発生手段74は、キャップ69を含む筺体61の内部を減圧す
る働きを有するものである。75は、スライダ62を前方へ突進させるランシングボタン
(採血ボタンの一例として用いた)である。
また、65〜68は接続端子であり、上述した血液センサ11の接続電極18a〜21
aとそれぞれ接続されるものである。
この接続端子65〜68は、図13に示されるように、切換回路101に接続されてお
り、この切換回路101の出力は、電流/電圧変換器102の入力に接続されている。
そして、その出力は、アナログ/デジタル変換器(以後、A/D変換器という)103
を介して、演算部104の入力に接続されている。
この演算部104の出力は、液晶で形成された表示部105に接続されている。
また、切換回路101は、基準電圧源108が接続されている。なお、この基準電圧源
108は、グランド電位であっても良い。
106は制御部であり、この制御部106の出力は、切換回路101の制御端子と、演
算部104と、タイマ109と、第1の負圧発生手段72と、第2の負圧発生手段74と
、振動発生手段77に接続されている。
また、振動発生手段77の出力は、スライダ62に連結されている。そして、この振動
発生手段77は、上記スライダ62を振動させるものであり、これにより、血液センサ1
1の採血針13を、振動させることができる。
以上のように構成された本実施の形態7における、血液検査装置50について、以下に
その動作を、図10〜図12を参照しながら説明する。図12は、実施の形態7における
血液検査装置の一連の動作を示すフロー図である。
図12において、先ず、血液センサ11の血液検査装置50への装着ステップ81を説
明する。
この装着ステップ81は、図10(a)が該当する。
即ち、装着ステップ81は、まず、キャップ69を筺体61から取り外すステップ82
を有している。
このステップ82の次のステップ83で、血液センサ11を、スライダ62の挿入路6
4に挿入する。
この挿入は、コイルバネ63の付勢力に抗して血液センサ11を挿入することにより、
スライダ62を筺体61の奥部61aまで押し込む。
即ち、該スライダ62を、発射位置にセットする。
スライダ62が、発射位置にセットされたか否かは、スライダ62がランシングボタン
75によってロックされたことで、検知することができる。
つまり、ロックされれば、スライダ62を押し込む手にコイルバネ63による抗力を感
じなくなることで、スライダ62が発射位置にセットされたことを、検知することができ
る。
また、血液センサ11の接続電極18a〜21aが、接続端子65〜68に接触したこ
とを検知することにより、血液センサ11がスライダ62へ装着されたことを検知するこ
とができる。
血液センサ11がスライダ62に装着されると、チューブ70の一方の先端は、負圧形
成部17の入り口に密着することになる。
このように、第1の負圧発生手段72に連結されたチューブ70が、負圧形成部17の
入り口に密着するので、採血針13の中空の圧力を減圧して、血液の採取を容易にするこ
とができる。
以上のようにして、ステップ83で、血液センサ11をスライダ62へ装着するととも
に、スライダ62を発射位置にセットし、その後、ステップ84に進む。
このステップ84では、血液センサ11の採血針カバー部35を除去する。ここで始め
て、採血針13は露出することになる。このようにステップ83までは、採血針13は採
血針カバー部35で保護されているので、安全である。
次に、ステップ85に進む。このステップ85では、キャップ69を、筺体61に装着
する。
この状態においては、キャップ69の先端開口部69aより、採血針13は奥まってい
る。
ここまでのステップで、血液センサ11を血液検査装置50に装着する装着ステップ8
1を終了する。
このように、装着ステップ81の終了時において、キャップ69が装着されているので
、採血針13が露出することはなく、安全であるとともに、患者に恐怖感を与えることも
ない。
更に、キャップ69が装着されているので、仮え血液検査装置50を床等に落下させた
としても、採血針13が折れるような事故は発生しない。
次に、穿刺準備ステップ86について説明する。この穿刺準備ステップは、図10(b
)が該当する。
即ち、穿刺準備ステップ86では、先ずステップ87で、キャップ69の先端開口部6
9aを、測定部位の皮膚76に押し当て密着する。そして、ステップ88に進み、第2の
負圧発生手段74を用いてキャップ69内を減圧する。
こうすることにより、皮膚76を盛り上げて、皮膚76にテンションを加える。
なお、このとき、第1の負圧発生手段72と、第2の負圧発生手段74の両方を同時に
使用して、減圧することもできる。所定の圧力まで減圧して、穿刺準備ステップ86は完
了する。
次に、穿刺動作ステップ89について説明する。この穿刺動作ステップ89は、図10
(c)が該当する。
即ち、穿刺動作ステップ89では、ランシングボタン75を押下する。そうすると、ロ
ック機構が解除され、コイルバネ63に付勢された血液センサ11は、スライダ62と一
緒に、勢い良く皮膚76の盛り上がり部76aに向けて発射される。
このとき、皮膚76の盛り上がり部76aには、第2の負圧発生手段74によりテンシ
ョンが加わっているので、仮え弾性を有する樹脂製の採血針13を使用したとしても、容
易に穿刺することができる。
なお、このとき、採血針13の先端は、キャップ69の先端開口部69aより突出する
次に、採血動作ステップ90について説明する。この採血動作ステップ90は、図10
(d)が該当する。
即ち、採血動作ステップ90では、先ずステップ91で、患者の皮膚76に採血針13
を穿刺し、この状態で振動発生手段77を駆動するとともに、第1の負圧発生手段72を
駆動し、血液センサ11に設けられた負圧形成部17から、採血針13の中空を減圧する
ことにより血液の吸引を行う。
このように、第1の負圧発生手段72を駆動しているので、採血針13の中空は減圧さ
れ、採血が容易となる。更に、振動発生手段77を駆動することにより、採血がさらに容
易となる。
またこのとき、血液検査装置50では、制御部106の指令により、切換回路101を
切換えて、血液成分量を測定するための作用極となる検出電極18を、接続端子65を介
して、電流/電圧変換器102に接続するとともに、血液の流入を検知するための検知極
となる検出電極19を、接続端子66を介して、基準電圧源108に接続する。
そして、検出電極18、及び検出電極19間に一定の電圧を印加しておく。
この状態において、血液センサ11の検出電極19に血液が達すると、検出電極18,
19間に電流が流れる。この検出電極18,19間に流れた電流は、電流/電圧変換器1
02によって電圧に変換され、その電圧値は、A/D変換器103によってデジタル値に
変換されて、演算部104に向かって出力される。
そして、演算部104は、そのデジタル値に基づいて、血液が流入したことを検出する
次のステップ92でも、負圧発生動作による吸引と、振動動作による振動とで、皮膚7
6からの血液の採取が、容易に行なわれる。
また、採血針13から採血された血液は、毛細管現象も手伝って、供給路15を介して
検出部16に導かれる。
そして、検出部16に導かれた血液は、検知極としての検出電極19に達すると、上述
したように、演算部104において、検出電極18,19間に流れる電流を検出すること
により、測定に必要な量の血液が導入されたと判断し、ステップ93に移行する。
このように、採取した血液が検出電極19に達すると、血液の採取が停止されるので、
余分な血液を採取することなく、必要最小限の血液採取となり、患者への負担は極めて少
ない。
そしてステップ93では、第1の負圧発生手段72と、第2の負圧発生手段74と、振
動発生手段77の動作を停止させる。
第1の負圧発生手段72を停止することにより、採血針13から内部に流入した血液が
、負圧形成部17からチューブ70へ向かって流出することを防止している。
即ち、採取した血液が、血液センサ11から外部に流出することを防止する。
また、第2の負圧発生手段74を停止し、大気圧に開放させることで、皮膚76の盛り
上がり部76aはなくなって、元に戻る。
そして、皮膚76が元に戻った後、採血針13を抜針する。
一方、上記ステップ92で、採取した血液が、血液の流入を検知する検出電極19まで
流入されない場合は、検体(血液)量不足となり、ステップ91に戻り、さらに血液の吸
引を行なう。
このとき、予め定められた時間が経過しても、血液が検出電極19まで流入されないと
きは、血液検査装置50は、エラーを表示し、それ以上の血液の吸引動作を、停止する。
なお、図10(d)におけるように、採血針13を皮膚76に穿刺した状態のまま、採
血を行うのではなく、図10(e)に示すように、採血針13を抜針してから採血を行う
ように、採血動作ステップ90を変更することもできる。
すなわち、ステップ90では、穿刺動作ステップ89で患者の皮膚76に採血針13を
穿刺した後、まず直ちに抜針する。
そして、第1の負圧発生手段72、および第2の負圧発生手段74を駆動し、この状態
のまま穿刺した皮膚76から血液があふれ出す時間、待機する。
所定時間待機すると、図10(e)に示すように皮膚76から血液があふれ出した状態
となるので、採血針13を、その針先があふれ出た血液に触れる位置まで移動させる。こ
れにより、採血針13から採血した血液を、供給路15を介して検出部16に導くことが
できる。
上記採血動作のステップ90が終了したら、血糖値測定動作ステップ94に移行する。
血糖値測定動作ステップ94は、先ず、ステップ95で、グルコースの成分量の測定を
行う。
グルコースの成分量の測定は、血液中のグルコースと、グルコース酸化還元酵素とを、
一定時間反応させた後、検出電極18を作用極、検出電極20を対極として、前記両検出
電極18,20間に電圧を印加する。
詳述すると、ステップ95において、先ず、制御部106の指令により、切換回路10
1を切換えて、グルコース成分量の測定のための作用極となる検出電極18を、接続端子
65を介して、電流・電圧変換器102に接続すると共に、グルコース成分量の測定のた
めの対極となる検出電極20を、接続端子67を介して、基準電圧源108に接続する。
そして、血液中のグルコースと、グルコース酸化還元酵素とを、一定時間反応させる間
は、電流/電圧変換器102、及び基準電圧源108をオフにしておき、一定時間(1〜
10秒)の経過後に、制御部106の指令により、検出電極18と、20間に、一定時間
(1〜5秒)、一定の電圧(0.2〜0.5V)を印加する。なお、反応させる時間、お
よび印加時間は、タイマ109により測定する。
そうすると、酵素反応により検出電極18の上に生じた還元状態のメディエータが酸化
し、その酸化電流を、検出電極18,20間で検出する。
この電流は、電流/電圧変換器102によって電圧に変換され、その電圧値は、A/D
変換器103によってデジタル値に変換されて、演算部104に向かって出力される。
演算部104は、そのデジタル値を基に、グルコース成分量に換算する。
次は、ステップ96のHct値の測定である。
Hct値の測定は、先ず、制御部106からの指令により、切換回路101を切換えて
、Hct値の測定のための作用極となる検出電極21を、接続端子68を介して、電流/
電圧変換器102に接続すると共に、Hct値の測定のための対極となる検出電極18を
、基準電圧源108に接続する。
そして、制御部106の指令により、電流/電圧変換器102、及び基準電圧源108
から、検出電極21,18間に、一定の電圧(2V〜3V)を印加する。
このことにより、検出電極21,18間に、Hct値に依存する電流が検出できる。
検出電極21,18間に流れる電流は、電流/電圧変換器102によって電圧に変換さ
れ、その電圧値は、A/D変換器103によってデジタル値に変換されて、演算部104
に向かって出力される。
演算部104は、そのデジタル値に基づいて、Hct値に換算する。
このHct値は、グルコース測定時の補正に使用される。この補正は、予め作成された
電流とHct値との検量線から求めたHct値を用いても良い。また、検出された電流を
そのまま用いても良い。
ステップ96での印加電圧は、2〜3Vであり、印加時間は、0.01〜5秒である。
このステップ96において、作用極である検出電極21にはメディエータが配置されて
おらず、かつ検出電極21と検出電極18との間は一定の間隔があり、この間隔には血液
のみが存在するので、試薬25の影響を受けることなく、Hct値に依存した酸化電流を
検出することができる。
そして最後に、ステップ97で血液成分の補正を行なう。
即ち、ステップ96で検出したHct値を用いて、ステップ95で得られたグルコース
量を補正する。
この補正は、予め作成された検量線(検量テーブルを含む)に基づいて行なう。
補正されたグルコース量は、血液検査装置50の表示部105に表示される。 なお、
この血糖値測定ステップ94が終了した後の使用済み血液センサ11は、測定が一回行な
われる毎に廃棄する。
以上のような本実施の形態7による、血液センサ11を用いて血糖値の測定を行う血液
検査装置50によれば、血液センサ11を血液検査装置50内部のスライダ26へ装着し
、キャップ69を筐体61に装着した後に、該血液センサ11に備えられた採血針13で
測定部位を穿刺し、そののち、その一方が第1の負圧発生手段72に連結された負圧形成
部17により採血針13の中空の圧力を減圧して、血液の採取を容易に行い、その採取さ
れた血液を、供給路15を介して検出部16に導き、該検出部16に導かれた血液の成分
を試薬25と反応させることで発生する電流に基づいて検出するようにしたので、採血針
13による穿刺と、血液の採取とを同時に行うことができ、さらに、この採取した血液を
、人手を介することなくその血液検査装置50内でそのまま検査することができる。
また、上記採血針13により採血動作を行う際には、キャップ69が装着されているの
で、採血針13が露出することはなく安全であるとともに、患者に恐怖感を与えることも
なく、また、仮え血液検査装置50を床等に落下させたとしても、採血針13が折れるよ
うな事故は発生しない、という効果が得られる。
また、上記採血を行う際にキャップ69の先端開口部69aを、測定部位の皮膚76に
押し当てて密着させたのち、キャップ69内を第2の負圧発生手段74により減圧して皮
膚76を盛り上げて皮膚76にテンションを加えた後に、その負圧によりテンションが加
わっている皮膚76の盛り上がり部76aに採血針13を穿刺するようにしたので、容易
に穿刺を行うことができる。
さらに、上記採血を行う際に、上記第1の負圧発生手段72とともに、振動発生手段7
7を駆動することにより、採血をさらに容易に行うことができる。
また、供給路15を介して検出部16に導かれた血液は、検知極としての検出電極19
に達すると、測定に必要な量の血液が導入されたと判断して、採血動作を終了するように
したので、余分な血液を採取することなく、必要最小限の血液採取を行うことが可能とな
り、患者への負担を極めて少ないものとできる効果を得られる。
さらに、上述したように採血針13を皮膚76に穿刺した状態のままで採血を行うので
はなく、穿刺動作ステップ89により、患者の皮膚76に採血針13を穿刺した後、直ち
に抜針し、第1の負圧発生手段72、および第2の負圧発生手段74を、引き続き駆動し
たまま、穿刺した皮膚から血液があふれ出す時間、待機し、皮膚から血液があふれ出した
際に、採血針13を、その針先が血液に触れる位置まで移動させて、採血を行うこともで
き、このようにすれば、患者への負担をさらに少なくできる効果が得られる。
(実施の形態8)
図13は、本発明の実施の形態8における、血液検査装置50aのブロック図である。
なお、同一部分には同一符号を付して、説明を簡略化している。 図13において、10
7は送信部であり、図示されていない外部装置に、当該血液検査装置50にて得られた測
定値を送信するものである。送信部107は、制御部106、演算部104に接続されて
いる。
次に、本実施の形態8における、血液センサ11を用いた血液検査装置50aの動作を
説明する。
先ず、制御部106の指令により、切換回路101を切換えて、血液成分量を測定する
ための作用極となる検出電極18を、接続端子65を介して、電流/電圧変換器102に
接続する。
また、血液の流入を検知するための検知極となる検出電極19を、接続端子66を介し
て、基準電圧源108に接続する。
そして、検出電極18、及び検出電極19間に一定の電圧を印加する。
この状態において、血液が流入すると、検出電極18,19間に電流が流れ、その電流
は、電流/電圧変換器102によって電圧に変換され、その電圧値は、A/D変換器10
3によってデジタル値に変換されて、演算部104に向かって出力され、演算部104に
おいて、そのデジタル値に基づいて、血液が流入したことを検出する。
次に、血液成分であるグルコースの測定が行う。
グルコース成分量の測定は、先ず、制御部106の指令により、切換回路101を切換
えて、グルコース成分量の測定のための作用極となる検出電極18を、接続端子65を介
して、電流・電圧変換器102に接続する。
また、グルコース成分量の測定のための対極となる検出電極20を、接続端子67を介
して、基準電圧源108に接続する。
そして、血液中のグルコースと、その酸化還元酵素とを、一定時間反応させる間は、電
流/電圧変換器102、及び基準電圧源108をオフにしておき、一定時間(1〜10秒
)の経過後に、制御部106の指令により、検出電極18と、20間に、一定の電圧(0
.2〜0.5V)を印加する。
この状態において、反応が起こると、検出電極18,20間に電流が流れ、この電流は
、電流/電圧変換器102によって電圧に変換され、その電圧値は、A/D変換器103
によってデジタル値に変換されて、演算部104に向かって出力され、演算部104にお
いて、そのデジタル値をグルコース成分量に換算する。
グルコース成分量の測定後、Hct値の測定が行なわれる。
Hct値の測定は、先ず、制御部106からの指令により、切換回路101を切換えて
、Hct値の測定のための作用極となる検出電極21を、接続端子68を介して、電流/
電圧変換器102に接続する。
また、Hct値の測定のための対極となる検出電極18を、基準電圧源108に接続す
る。
そして、制御部106の指令により、電流/電圧変換器102、及び基準電圧源108
から、検出電極21,18間に、一定の電圧(2V〜3V)を印加する。
検出電極21,18間に流れる電流は、電流/電圧変換器102によって電圧に変換さ
れ、その電圧値は、A/D変換器103によってデジタル値に変換されて、演算部104
に向かって出力される。
演算部104は、そのデジタル値に基づいて、Hct値に換算する。
この測定で得られたHct値と、グルコース成分量とを用い、予め求めておいた検量線
、または検量線テーブルを参照して、グルコース成分量をHct値で補正し、その補正さ
れた結果を表示部105に表示する。
また、この補正された結果を、送信部107から、インスリン(治療薬の一例として用
いた)を注射する注射装置(図示せず)に向けて送信する。
この送信は、電波を用いることもできるが、医療器具への妨害のない光通信で、送信す
ることが好ましい。
このように補正された測定データを、送信部107から送信することにより、インスリ
ンの投与量が、注射装置に自動的に設定される。
従って、患者が投与するインスリンの量を、注射装置に設定する必要は無いので、設定
の煩わしさは無い。
また、人為手段を介さずにインスリンの量を注射装置に設定することができ、設定のミ
スを防止することができる。
以上のような本実施の形態8における、血液センサ11を用いた血液検査装置50aに
よれば、該血液検査装置50aで測定し、補正された測定データを、送信部107から、
インスリンを注射する注射装置などの外部装置に送信することにより、インスリンの投与
量を注射装置に自動的に設定することができ、これにより、患者が投与するインスリンの
量を、注射装置に設定する必要が無く、設定の煩わしさをなくすることができ、また、人
為手段を介さずに、インスリンの量を、注射装置に設定することができ、設定のミスをも
防止することができる効果が得られる。
以上、グルコースの測定を例に説明したが、グルコースの測定の他に、乳酸値やコレス
テロールの血液成分の測定にも有用である。
本発明にかかる血液センサは、容易に血液の検査をすることができるので、血液検査装置等の用途に適用できる。
本発明の実施の形態1による血液センサ11の平面図である。 上記実施の形態1の血液センサ11の断面図である。 上記実施の形態1の血液センサ11の分解平面図であり、(a)は該血液セ ンサ11のカバーの平面図、(b)は該血液センサ11のスペーサの平面図、(c) は該血液センサ11の基板の平面図、(d)は該血液センサ11の組み立て後の平面 図である。 上記実施の形態1の血液センサ11の、実施の形態2における採血針の正面 図および側面図であり、(a)は、側面が三角形をした採血針の正面図と側面図、( b)は、側面が円形をした採血針の正面図と側面図、(c)は、側面が四角形をした 採血針の正面図と側面図、(d)は、側面が六角形をした採血針の正面図と側面図で ある。 本発明の実施の形態3における採血針カバー切断前の平面図であり、(a) は、カバーの採血針カバー切断前の平面図、(b)は、スペーサの採血針カバー切断 前の平面図、(c)は、基板の採血針カバー切断前の平面図、(d)は血液センサ1 1の組み立て後の平面図である。 本発明の実施の形態4による血液センサの製造工程図である。 本発明の実施の形態5による血液センサの平面図である。 本発明の実施の形態6による血液センサの平面図である。 実施の形態7における、血液検査装置に挿入する血液センサの透視平面図で ある。 実施の形態7における、血液検査装置の断面図であり、(a)は、血液セ ンサの装着を示す血液検査装置の断面図、(b)は、穿刺準備時の断面図、(c)は 、穿刺動作時の断面図、(d)は、採血動作時の断面図である。 実施の形態7における、血液検査装置のブロック図である。 実施の形態7における、血液検査の動作工程図である。 実施の形態8における、血液検査装置のブロック図である。 従来の穿刺装置の斜視図である。 従来の測定装置の平面図である。
11 血液センサ
12 基体
12a 一方の先端側
12b 他方の先端側
13 中空の採血針
14 装着部
14a 装着凹部
14b 装着凸部
15 供給路
16 検出部
17 負圧形成部
18,19,20,21 検出電極
18a,19a,20a,21a 接続電極
22 基板
23 スペーサ
24 カバー
25 試薬
13a 採血針
13b 採血針
13c 採血針
13d 採血針
32 採血針カバー
33 採血針カバー
34 採血針カバー
35 採血針カバー部
36 試薬塗布工程
37 貼り合わせ工程
38 採血針装着工程
39 完成工程
41 血液センサ
42 供給路
45 血液センサ(光学式センサ)
46 検出部
50 血液検査装置
51 グルコース
52 グルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)
53 フェリシアン化カリウム
54 フェロシアン化カリウム
55 酸化応答電流
56 横軸
57 縦軸
61 円筒形の筒体
62 スライダ
63 コイルバネ
64 挿入路
64a 挿入口
65,66,67,68 接続端子
69 円筒形のキャップ
70 中空のチューブ
71 オーリング
72 第1の負圧発生手段
73 チューブ
74 第2の負圧発生手段
75 ランシングボタン
76 皮膚
76a 皮膚の盛り上がり部
77 振動発生手段
81 血液センサ11を、血液検査装置50へ装着する装着ステップ
82 キャップ69を取り外すステップ
83 血液センサ11をスライダ62の挿入路に挿入するステップ
84 血液センサ11の採血針カバー部35を除去するステップ
85 キャップ69を、筐体61に装着するステップ
86 穿刺準備ステップ
87 キャップ69の先端開口部69aを、測定部位の皮膚76に押し当て密着するス
テップ
88 第2の負圧発生手段74を用いてキャップ69内を減圧するステップ
89 穿刺動作ステップ
90 採血動作ステップ
91 採血針13を皮膚76に穿刺した状態のまま、採血を行うステップ
92 採血を簡易に行うステップ
94 血糖値測定動作ステップ
95 グルコース測定ステップ
96 Hct値の測定ステップ
97 血液成分の補正ステップ_

Claims (4)

  1. 基板と、この基板の上面に貼り合わされたスペーサと、このスペーサの上面に貼り合わされたカバーとで、基体を構成するとともに、
    この基体の先端側に採血針を装着し、
    前記基体と一体に採血針を覆う採血針カバーを設け、
    この採血針カバーは、前記採血針に対応した位置にこの採血針が遊挿される切欠部を有し、
    両端部で前記基体に連結された構成の血液センサ。
  2. 採血針カバーは、基板と一体に形成した請求項1に記載の血液センサ。
  3. 採血針カバーは、スペーサと一体に形成した請求項1に記載の血液センサ。
  4. 採血針カバーは、カバーと一体に形成した請求項1に記載の血液センサ。
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