JP4924925B2 - バイオセンサカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばバイオセンサチップの中空反応部に収容した試薬を用いて化学物質の測定や分析を行うバイオセンサカートリッジに関するものである。
従来より、例えば血液中のグルコースの濃度を検出するバイオセンサチップが知られている(例えば特許文献1参照)。
図7は特許文献1に記載されているグルコースセンサを示す分解斜視図である。図7に示すように、バイオセンサであるグルコースセンサ100は、対極101と作用極102を有している。対極101は、長さ方向に半裁された中空針状をしており、その先端部103は穿刺しやすいように注射針状に斜切されている。そして、半裁された切断面には、一般に接着剤層を兼ねた絶縁層104、104´、例えばエポキシ樹脂接着剤、シリコーン系接着剤あるいはガラスなどが塗布されており、この絶縁層104、104´を介して作用極102が取り付けられている。作用極102は、グルコースオキシダーゼ(GOD)を固定化した平板状の部材であり、GODが固定化された面を内側に向けて対極101に接着されている。
従って、針状対極101の先端部103を被検体に穿刺して血液を採取し、採取した血液と固定化GOD105との反応を作用極102により検出して、グルコースの定量を行う。
また、バイオセンサチップとランセットを一体化したバイオセンサが開示されている(例えば特許文献2参照)。
図8(A)は特許文献2に記載されているセンサの斜視図、図8(B)はセンサの分解斜視図である。図8に示すように、ランセット一体型のセンサ110は、チップ本体111、ランセット113、保護カバー115を有している。チップ本体111は、カバー111aと基板111bとを開閉可能に有しており、カバー111aの内面には内部空間112が形成されている。内部空間112は、ランセット113を移動可能に収納できる形状をしている。
ランセット113の先端に設けられている針114は、ランセット113の移動に伴ってチップ本体111の内部空間112の前端部に形成されている開口部112aから出没可能となっている。ランセット113は、チップ本体111の両側面を指によって押圧してランセット113の凸部113aを押圧することにより、チップ本体111に固定可能となっており、この固定状態で穿刺を行う。保護カバー115は針114を挿嵌する管部115aを有しており、針114の移動に伴って管部115aもチップ本体111の内部に収納可能となっている。従って、使用前の状態では、保護カバー115を針114に被せて、針114を保護するとともに誤って使用者を傷付けないようにしている。なお、基板111bには、一対の電極端子116が設けられており、測定装置(図示省略)に電気的に接続できるようになっている。
従って、使用時には、保護カバー115を外して、ランセット113を押して針114をチップ本体111から突出させ、チップ本体111の両側面を指で押圧して針114を固定する。この状態で被検体を穿刺した後、針114をチップ本体111内部に収納し、チップ本体111の前端に設けられている開口部112aを穿刺口に近づけて、流出した血液を採取する。
特開平2−120655号公報 国際公開第02/056769号パンフレット
しかしながら、特許文献1に記載のグルコースセンサ100では、針状対極101と作用極102とを貼り合わせて形成されるため、穿刺針の径がグルコースセンサ100の幅と同程度となり大きくなる。このため、採血量が多くなるとともに穿刺時の痛みが大きくなり、使用者の負担が大きくなるという問題がある。
また、特許文献2に記載のランセット一体型センサ110では、穿刺駆動機構を内部空間112内に設けているため、複雑な穿刺機構が必要となる。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、正確な位置に穿刺して、試料採取口を穿刺口に近づける動作を必要とすることなく容易に穿刺口の試料を採取して測定することができるバイオセンサカートリッジを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、バイオセンサチップと、前記バイオセンサチップの一部に固定され前記バイオセンサチップの先端から突出した穿刺用器具とを有するバイオセンサカートリッジであって、弾性体を、前記バイオセンサチップの先端に設けると共に、前記バイオセンサチップの周囲にカバー部材を設けたバイオセンサカートリッジである。
このように構成されたバイオセンサカートリッジにおいては、バイオセンサチップの先端部を被検体に押し付けると、バイオセンサチップの先端部に設けられている弾性体が圧縮されて穿刺用器具が突出するので、被検体を穿刺することができる。また、押圧力を弱めると、弾性体の復元力によって穿刺用器具が被検体から抜き出されて、穿刺口から試料が流出する。また、バイオセンサチップの周囲にカバー部材が設けられているので、厚さが微小な薄板状のバイオセンサカートリッジで穿刺する際にバイオセンサチップが変形するのを防止することができる。すなわち、バイオセンサカートリッジのみでは厚さが微小であるため、穿刺時に変形して、所定の位置に穿刺できず、試料を採取することができない可能性や、穿刺の方向が被検者の皮膚に対して不測に斜めになる可能性があり、痛みを伴う可能性がある。カバー部材を設けた場合には、所望の穿刺位置に正確に穿刺することができると共に、針を被検者の皮膚に対して略垂直に穿刺することが可能である。また、駆動装置にバイオセンサカートリッジを装着する際にも、カバー部材が設けられているので、コネクタとの接触面積が広く、装着しやすい。さらに、弾性体との接触面積が大きくなるため、弾性体と一体化しやすく、弾性体がバイオセンサカートリッジから離れる不具合を解消することが可能である。
カバー部材の形状は円柱状または角柱状であれば弾性体との接触面積が増えて、カバー部材の強度を確保することができる。
また、本発明の第2の特徴は、上記本発明の第1の特徴において、前記弾性体と前記カバー部材が接着しているバイオセンサカートリッジである。
このように構成されたバイオセンサカートリッジにおいては弾性体とカバー部材が接着することにより、弾性体とバイオセンサカートリッジの位置が穿刺時にずれて、穿刺位置を誤る可能性が低く、確実に穿刺することが可能である。
また、接着することにより、少量の試料でもバイオセンサチップ内に確実に採取することが可能である。
また、本発明の第3の特徴は、上記本発明の第1または第2の特徴において、前記バイオセンサチップの先端に設けられた試料採取口と前記穿刺用器具によって被検体に形成される穿刺口とを内包して密閉空間を形成するバイオセンサカートリッジである。
このように構成されたバイオセンサカートリッジにおいては、穿刺口とバイオセンサチップの先端に設けられた試料採取口とが弾性体によって形成される密閉空間に内包されているので、少量の試料でも容易に穿刺口から吸入し、試料採取口に導入することができる。
また、本発明の第4の特徴は、上記本発明の第1から第3のいずれかの特徴において、前記弾性体が粘着性を有するバイオセンサカートリッジである。
このように構成されたバイオセンサチップにおいては、弾性体が粘着性を有するので、カバー部材との密着性が向上し、穿刺位置からずれるのを防止するとともに、密閉空間を確実に形成することができ、試料を確実に穿刺口から試料導入口へと導入することが可能である。
また、本発明の第5の特徴は、上記本発明の第1から第4のいずれかの特徴において、前記弾性体を圧縮し、前記穿刺用器具を前記弾性体の先端から突出させることにより穿刺を行うバイオセンサカートリッジである。
このように構成されたバイオセンサカートリッジにおいては、バイオセンサチップ本体の先端部を被検体に押し付けると、バイオセンサチップの先端部に設けられている弾性体が圧縮されて穿刺用器具が突出するので、被検体を容易に穿刺することができる。さらに、使用前には穿刺用器具が弾性体の先端面から突出しないようにすることにより、穿刺用器具の保護および使用者の保護を図ることができる。また、使用後の廃棄の際にも穿刺用器具が弾性体の先端面から突出しないようにすることにより、安全且つ適正に処分することができる。
また、本発明の第6の特徴は、上記本発明の第1から第5のいずれかの特徴に記載のバイオセンサカートリッジと、このバイオセンサカートリッジの検知用電極に接続して採取された試料の情報を得る測定器とを有するバイオセンサ装置である。
このように構成されたバイオセンサ装置においては、前述したバイオセンサカートリッジによって試料を採取するので、穿刺および試料採取を一連の動作で行うことができ、従来のようにバイオセンサチップの試料採取口を穿刺口に位置合わせする必要がなく、容易且つ確実に試料の採取を行うことができる。また、試料の情報を検知電極を介して測定器に伝達することにより、短時間且つ容易に測定することができるので、被検体の負担を軽減することができる。
また、本発明の第7の特徴は、上記本発明の第6の特徴において、穿刺するための駆動装置を有し、前記バイオセンサカートリッジを取り付けるためのコネクタが、前記駆動装置に取り付けられているバイオセンサ装置である。
このように構成されたバイオセンサ装置においては、バイオセンサカートリッジを接続するためのコネクタが駆動装置に取り付けられており、例えばバネやモーターのような駆動機構によって穿刺することができるので、短時間で穿刺することができ、使用者の負担を軽減することができる。
また、本発明の第8の特徴は、前記カバー部材と前記コネクタが嵌合するバイオセンサ装置である。
このように構成されたバイオセンサ装置においては、カバー部材とコネクタが嵌合することにより、確実に駆動装置に取り付けることが可能である。
また、本発明の第9の特徴は、上記本発明の第1から第7のいずれかの特徴に記載のバイオセンサカートリッジを用いて穿刺し、前記バイオセンサカートリッジに接続されている吸引装置を用いて、前記試料採取口から試料を採取する試料採取方法である。
このように構成された試料採取方法においては、バイオセンサカートリッジを用いて穿刺するとともに、バイオセンサカートリッジに接続されている吸引装置により、バイオセンサカートリッジの先端に設けられている試料採取口から試料を採取するので、少量の試料でも確実に採取することができる。
本発明によれば、バイオセンサチップの先端部に弾性体を設けたので、バイオセンサチップの先端部を被検体に押し付けると弾性体を圧縮し、穿刺用器具を弾性体の先端から突出させることにより被検体を穿刺することができ、押圧力を弱めると弾性体の復元力によって穿刺用器具が被検体から抜き出されて、穿刺口から試料が流出する。この際、バイオセンサチップの周囲にカバー部材を設けたので、厚さが微小で薄板状のバイオセンサカートリッジで穿刺する際に、バイオセンサチップが変形するのを防止することができ、所望の穿刺位置に正確に穿刺することができる。さらに、駆動装置にバイオセンサカートリッジを装着する際にも、カバー部材が設けられているので、接触面積が広く、装着しやすい。さらに、弾性体との接着面積が増えるので、弾性体にセットしやすく、弾性体がバイオセンサカートリッジから離れる不具合を解消することが可能である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1(A)は本発明のバイオセンサカートリッジに係る実施形態を示す図1(B)中A−A位置の断面図、図1(B)は本発明のバイオセンサカートリッジにかかる実施形態を示す図1(A)中B−B位置の断面図、図2はカバー部材の例を示す分解斜視図、図3(A)は本発明にかかる試料採取方法に用いる吸引装置の一例を示す斜視図、図3(B)は断面図、図4は本発明のバイオセンサ装置にかかる実施形態を示す構成図、図5(A)〜(C)は本発明にかかるバイオセンサ装置を用いた試料である血液の採取動作を示す説明図である。
図1(A)および(B)に示すように、本発明の実施形態に係るバイオセンサカートリッジ10は、バイオセンサチップ本体11と、バイオセンサチップ本体11の先端部11aに固定され先端12aが突出した穿刺用器具12とを有している。そして、被検体Mに押し付けることにより、バイオセンサチップ本体11の先端11aに設けられた試料採取口13と穿刺用器具12によって被検体Mに形成される穿刺口とを内包して密閉空間23を形成する弾性体20を、バイオセンサチップ本体11の先端11aに設けると共に、バイオセンサチップ本体11の周囲にカバー部材19を設けた。
本発明において、穿刺用器具12とは、針、ランセット針、カニューレ等を総称し、生分解性の材料で構成されていることが望ましい。
バイオセンサチップ本体11は、互いに対向する2枚の基板16a、16bと、この2枚の基板16a、16b間に挟装されるスペーサ層17を有している。2枚の基板16a、16bの少なくとも1枚の基板16aのスペーサ層17側の表面には、検知用電極18a、18bが設けられており、先端部(図1(A)において下端部)は互いに対向する方向へL字状に曲げられて、所定間隔を保持している。バイオセンサチップ本体11の先端11aから、2つの検知用電極18a、18bが対向している部分にかけて、2枚の基板16a、16b及びスペーサ層17により中空反応部15が形成されている。この中空反応部15の先端(図1において下端)に、検体M(図5参照)に穿刺用器具12を穿刺して採取した試料としての血液R(図5(C)参照)を中空反応部15に導入する試料採取口13が設けられている。
すなわち、中空反応部15は、上下両面を基板16a、16bおよび検知用電極18a、18bにより形成され、所定の形状に切りかかれたスペーサ層17を側壁として矩形状の空間が形成されている。このため、中空反応部15においては、検知用電極18a、18bは露出しており、中空反応部15における検知用電極18a、18bの直上或いは近傍に、例えば酵素とメディエータを固定化し血液R中のグルコースと反応して電流を発生する試薬14が設けられている。従って、中空反応部15は、試料採取口13から採取された例えば血液等の血液Rが、試薬14と生化学反応する部分となる。
試薬14としては、グルコースオキシダーゼ(GOD)やグルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)、コレステロールオキシダーゼ、ウリカーゼ等の酵素と電子受容体が例示される。
例えば、血液中のグルコース量を測定するグルコースバイオセンサチップの場合は、この部分に、グルコースオキシダーゼ層やグルコースオキシダーゼ−電子受容体(メディエータ)混合物層、グルコースオキシダーゼ−アルブミン混合物層、又はグルコースオキシダーゼ−電子受容体−アルブミン混合物層等が形成される。グルコースオキシダーゼ以外の酵素、例えばグルコースデヒドロゲナーゼ等を用い、これらの層が形成される場合もある。又、添加剤として緩衝剤や親水性高分子等を薬剤中に含めても良い。
図1および図2に示すように、バイオセンサチップ本体11の先端11aに取り付けられている弾性体20は、例えば中央部に密閉空間23を形成するための貫通穴22を有する円筒形状のものが例示できる。貫通穴22は、穿刺用器具12が挿通されるため、穿刺用器具12の外径よりは大きいものである。また、弾性体20の厚さは、穿刺用器具12の先端まで確実に覆うことができる厚さとする。
なお、弾性体20の材質としては、弾性を有するものであれば特に限定されないが、シリコーン、ウレタン、アクリルゴム等のゴム、エチレン、スチレン等のポリマー単体若しくは共重合したポリマーからなるゴム若しくはスポンジ、ポリエチレン及びポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン及びパーフルオロアルコキシエチレンとポリフルオロエチレンの共重合体であるPFA等のフッ素樹脂などを利用できる。
ゴム弾性体については、中実であっても良いし、中空であっても良い。
弾性体20の被検体Mに接する面である先端面21は、粘着性を有するシリコーンゴム、アクリルゴム等の材料で構成されるか、弾性体が粘着剤24を有するまたはの粘着剤24でコーティングされていることが望ましい。これにより、弾性体20と被検体Mとの密着性を向上させ、穿刺位置からずれるのを防止するとともに、密閉空間23を確実に形成することができる。また、貫通穴22の内周面は、親水性の材料を用いるか、若しくは、少なくとも内周面を親水処理することが望ましい。これにより、採取する血液Rを通りやすくして、少量の血液Rでも確実に採取することができる。
図2に示すように、バイオセンサチップ本体11の外側に取り付けられているカバー部材19は、例えば、円柱状または角柱状の断面を有している。このような形状とすることにより、容易にカバー部材19を作成することができるとともに、カバー部材19の強度を確保することができる。
カバー部材19には、長手方向(図2において上下方向)に沿って、バイオセンサチップ本体11の大きさに対応したスリット19aが貫通して設けられており、バイオセンサチップ本体11をスリット19aに押し込んで固定できるようになっている。これにより、薄い可撓性のあるバイオセンサカートリッジ10を用いて穿刺する際に、カバー部材19が穿刺用器具12の軸心がぶれるのを防止するため、所望の位置に正確に穿刺することができる。また、バイオセンサチップ本体11の先端面11aおよびカバー部材19の先端面19bを同一面上に配置して、接着剤27によって両先端面11a、19bに弾性体20を接着している。従って、弾性体20を接着する面の面積が大きくなり、弾性体20を強固に取り付けることができる。また、弾性体20とバイオセンサチップ本体11との間に隙間を形成することなく弾性体20を固定することができるので、弾性体20とバイオセンサチップ本体11との間の接合部から採取した血液Rが漏れるのを防止することができる。なお、血液Rの流路となる部分や、バイオセンサチップ本体11の内部等に接着剤27がはみ出さないように留意する必要がある。
図1中2点鎖線で示すように、バイオセンサカートリッジ10を、当該バイオセンサカートリッジ10を用いて穿刺する例えばランセットのような駆動装置40に取り付けるためのコネクタ41は、バネ42を介して駆動装置40に取り付けるのが望ましい。これにより、バネ42の力で穿刺することができ、短時間で穿刺することにより被検体Mの負担を軽減することができる。また、バイオセンサカートリッジ10をコネクタ41に取り付ける際に、カバー部材19と共に取り付けることにより取付け面積が大きくなるので、バイオセンサカートリッジ10を駆動装置40に強固に取り付けることができる。
また、図3に示すように、バイオセンサカートリッジ10に接続されている吸引装置50を用いて、試料採取口13から血液Rを吸引して採取することができる。すなわち、弾性体20の貫通穴22から試料採取口13を通って中空反応部15に至る密閉通路51を形成しておき、密閉通路51内部を吸引する。このために、例えばカバー部材19を装着したバイオセンサカートリッジ10の上端部(後端部11b)に、接続部材52を密閉状態で取り付け、接続部材52内部をポンプ等で吸引する。これにより、バイオセンサカートリッジ10の穿刺用器具12を用いて穿刺するとともに、バイオセンサカートリッジ10の先端11aに設けられている試料採取口13から血液Rを採取するので、試料採取口13を穿刺位置に合わせることなく、少量の血液Rでも確実に採取することができる。
次に、本発明に係るバイオセンサ装置について説明する。図4には、上述したバイオセンサカートリッジ10を用いたバイオセンサ装置30の構成が示されている。
図4に示すように、バイオセンサ装置30は、前述したバイオセンサカートリッジ10と、このバイオセンサカートリッジ10の検知用電極18a、18bに接続して採取された血液Rの情報を得る測定器31および保護キャップ36とを有している。なお、バイオセンサカートリッジ10の構成については上述したとおりであり、前述したバイオセンサカートリッジ10と共通する部位には同じ符号を付すこととして、その説明はここでは省略する。
測定器31は電源32、制御装置33、端子挿入部34、表示部35を備え、これらが互いに接続されている。端子挿入部34にはバイオセンサカートリッジ10におけるバイオセンサチップ11の後端部11bが挿入されて固定されるとともに、バイオセンサチップ本体11の後端部11bに露出している検知用電極18a、18bが電気的に接続されるようになっている。このバイオセンサ装置30は、小型であり、例えば、被検体が片手で持つことが可能なハンディタイプである。また、図示はしないが、バイオセンサカートリッジ10を駆動させる駆動装置40や、血液Rを吸引するための吸引装置50をバイオセンサ装置30の内部に設けることも可能である。
次に、図5(A)〜(C)を参照して、このバイオセンサ装置30を用いて血糖値を測定する場合を例として、使用方法を説明する。
最初に、図4に示すように、バイオセンサカートリッジ10本体11の後端部11bを測定器31の端子挿入部34に挿入して固定するとともに電気的に接続する。バイオセンサ装置30の電源32を入れ、正常に起動しているか確認する。図5(A)に示すように、バイオセンサ装置30を持ち、保護キャップ36を被検体Mに押し付けて穿刺箇所を鬱血させ、バイオセンサカートリッジ10の先端11aに取り付けられている弾性体20を被検体Mの血液採取箇所に接触させる。弾性体20の先端面は粘着剤24がコーティングされているか弾性体20が粘着性を有するので、その後の作業において位置ずれを防止することができる。
次いで、図5(B)に示すように、主にカバー部材19に押圧力が作用するようにして、バイオセンサカートリッジ10を被検体Mに押し付ける。これにより、弾性体20が押しつぶされて弾性体20の先端から穿刺用器具12が突出して、被検体Mを穿刺する。また、このとき、弾性体20を被検体Mに押し付けると、貫通穴22に対応する部分の周囲を押さえつけることになり、貫通穴22に対応する部分をうっ血させて、血液Rを出し易くすることになる。なお、前述した駆動装置40を有する場合には、バネ42の復元力により短時間で穿刺することができる。また、押圧力は主にカバー部材19を介して作用するので、薄く、可撓性に富んだバイオセンサカートリッジ10の変形を防止して、穿刺用器具12の軸心のずれを防止することができる。
図5(C)に示すように、バイオセンサカートリッジ10を押し付ける力を弱くしたり、駆動装置40のバネ42が収縮すると、弾性体20は復元力により元の状態(図5(A)の状態)に戻るので、穿刺用器具12は被検体Mから抜ける。このとき、穿刺口が含まれる密閉空間23内は負圧になるので、穿刺口から血液Rが流出しやすくなる。さらに、密閉空間23を形成する貫通穴22の内周面が親水処理されているので、血液Rは、その表面張力と毛細管現象によって、貫通穴22の内周面に沿って試料採取口13から採取される。なお、前述した吸引装置50が設けられている場合には、密閉空間23をさらに負圧とすることができ、微小量の血液Rでも確実に採取することができる。
採取された血液Rは中空反応部15に導入される。このとき、試料採取口13は穿刺用器具12によって形成された穿刺口とともに密閉空間23内に位置しているので、バイオセンサカートリッジ10を移動させることなく容易に且つ確実に血液Rを採取することができる。このため、視力が低下した被検体Mでも使用できるとともに、少量の血液で測定することができるので、血液採取時における被検体Mの負担を軽減することができる。また、密閉空間23は外部の空気から遮断されることになるため、血液Rの凝固を遅らせて、採取し易くすることになる。
所定量の血液を採取したら、被検体Mからバイオセンサ装置30を離し、測定結果が表示部35に表示されるのを待つ。中空反応部15に導入された血液Rは試薬14と反応し、検知用電極18a、18bにより計測された電流値或いは電荷値(電荷量)のデータが制御装置33に送られる。制御装置33内には検量線データテーブルが格納されており、測定した電流値(電荷値)を基に血糖値の計算が実行される。計算が終了すると、測定結果が表示部35に表示され、例えば、血糖値が数値としてあらわすことができる。最後に、バイオセンサカートリッジ10を測定器31から取り外すが、このときには弾性体20は略元の高さに戻っているので、穿刺用器具12がバイオセンサチップ本体11の先端11aから突出しない状態となっている。これにより、使用者が穿刺用器具12によって傷つくことなく、使用済みのバイオセンサカートリッジ10を適正に処理することができる。
なお、被検体の採血負担を考慮すると、中空反応部15の容積は1μL(マイクロリットル)以下が好ましく、特に300nL(ナノリットル)以下であることが好ましい。このような微小な中空反応部15であると、穿刺用器具12の直径は小さくても被検体の充分な血液量が採取可能である。好ましくは、直径が1000μm以下である。
以上、前述したバイオセンサカートリッジ10およびバイオセンサ装置30によれば、バイオセンサチップ本体11の先端部11aを被検体Mに押し付けると、バイオセンサチップ本体11の先端部11aに設けられている弾性体20が圧縮されて穿刺用の穿刺用器具12が突出するので、被検体Mを穿刺することができる。また、押圧力を弱めると、弾性体20の復元力によって穿刺用器具12が被検体Mから抜き出されて、穿刺口から血液Rが流出する。この際、穿刺口とバイオセンサチップ本体11の先端11aに設けられた試料採取口13とが弾性体20によって形成される密閉空間23に内包されているので、少量の血液Rでも容易に試料採取口13によって採取することができる。また、バイオセンサチップ本体11の周囲にカバー部材19が設けられているので、厚さが微小で薄板状のバイオセンサカートリッジ10で穿刺する際に、バイオセンサチップ本体11が変形するのを防止することができ、所望の穿刺位置に正確に穿刺することができる。なお、使用前には穿刺用器具12が弾性体20の先端面から突出しないようにすることにより、穿刺用器具12の保護および使用者の保護を図ることができる。また、使用後の廃棄の際にも穿刺用器具12が弾性体20の先端面から突出しないようにすることにより、安全且つ適正に処分することができる。さらに、駆動装置40にバイオセンサカートリッジ10を装着する際にも、カバー部材19が設けられているので、接触面積が広く、装着しやすい。また、弾性体20との接触面積が大きくなるため、弾性体にセットしやすく、弾性体がバイオセンサカートリッジ10から離れる不具合を解消することが可能である。
なお、本発明のバイオセンサチップは、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、穿刺用器具12をバイオセンサチップ本体11の内部、すなわち両基板16a、16bに挟まれたスペーサ層17に設けた場合を例示したが、本発明のバイオセンサカートリッジ10はこれに限定するものではない。例えば、図6(A)および(B)に示すように、穿刺用器具12を一方の基板16aの外側面に沿って設けることもできる。このバイオセンサカートリッジ10Bの場合には、バイオセンサチップ本体11の厚みを減少させて、薄いバイオセンサカートリッジ10を形成することができる。但し、穿刺用器具12と試料採取口13とが多少離れることになるので、貫通穴22の断面形状を長円形等にして、穿刺用器具12の外周面と弾性体20の貫通穴22の内周面との間に形成される隙間をできるだけ小さくするのが望ましい。
なお、図6において、すでに説明したバイオセンサカートリッジ10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
また、バイオセンサカートリッジ10あるいはカバー部材19と弾性体20を凹凸構造により嵌合させることも可能である。
さらに、駆動装置として、バネ以外にモーターを用いることも可能である。
以上のように、本発明に係るバイオセンサカートリッジは、バイオセンサチップ本体の先端部に弾性体を設けたので、バイオセンサチップ本体の先端部を被検体に押し付けると被検体を穿刺することができ、押圧力を弱めると弾性体の復元力によって穿刺用器具が被検体から抜き出されて、穿刺口から試料が流出する。また、バイオセンサチップ本体の周囲にカバー部材を設けたので、厚さが微小で薄板状のバイオセンサチップで穿刺する際にバイオセンサチップ本体が変形するのを防止することができ、所定の穿刺位置に正確に穿刺することができるという効果を有し、さらに、駆動装置にバイオセンサカートリッジを装着する際にも、カバー部材が設けられているので、接触面積が広く、装着しやすい。また、弾性体との接触面積が大きくなるため、弾性体にセットしやすく、弾性体がバイオセンサカートリッジから離れる不具合を解消することが可能である。
すなわち、本発明に係るバイオセンサカートリッジは、バイオセンサチップの中空反応部に収容した試薬を用いて化学物質の測定や分析を行うバイオセンサカートリッジ等として有用である。
(A)は本発明のバイオセンサカートリッジに係る実施形態を示す要部断面図である。 (B)は本発明のバイオセンサカートリッジに係る実施形態を示す断面図である。 カバー部材の例を示す分解斜視図である。 (A)は本発明にかかる試料採取方法に用いる吸引装置の一例を示す斜視図である。(B)は断面図である。 本発明のバイオセンサ装置にかかる実施形態を示す構成図である。 (A)〜(C)は本発明にかかるバイオセンサ装置を用いた血液の採取動作を示す説明図である。 (A)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの別の実施形態を示す説明図である。 (B)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの別の実施形態を示す説明図である。 従来のバイオセンサチップを示す分解斜視図である。 (A)は従来のバイオセンサチップを示す斜視図である。 (B)は従来のバイオセンサチップを示す分解斜視図である。
符号の説明
10 バイオセンサカートリッジ
11 バイオセンサチップ
11a 先端部
12 穿刺用器具
12a 先端
13 試料採取口
18a、18b 検知用電極
19 カバー部材
20 弾性体
21 被検体に接する面(先端面)
23 密閉空間
24 粘着剤
30 バイオセンサ装置
31 測定器
40 駆動装置
41 コネクタ
42 バネ
50 吸引装置
R 血液(試料)
M 被検体

Claims (7)

  1. バイオセンサチップと、前記バイオセンサチップの一部に固定され前記バイオセンサチップの先端から突出した穿刺用器具とを有するバイオセンサカートリッジであって、
    弾性体を、前記バイオセンサチップの先端に設けると共に、前記バイオセンサチップの周囲にカバー部材を設け
    前記弾性体が前記バイオセンサチップの先端に設けられた試料採取口と前記穿刺用器具によって被検体に形成される穿刺口とを内包して密閉空間を形成することを特徴とするバイオセンサカートリッジ。
  2. 前記弾性体と前記カバー部材が接着していることを特徴とする請求項1に記載のバイオセンサカートリッジ。
  3. 前記弾性体が粘着性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のバイオセンサカートリッジ。
  4. 前記弾性体を圧縮し、前記穿刺用器具を前記弾性体の先端から突出させることにより穿刺を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のバイオセンサカートリッジ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のバイオセンサカートリッジと、このバイオセンサカートリッジの検知用電極に接続して採取された試料の情報を得る測定器とを有することを特徴とするバイオセンサ装置。
  6. 穿刺するための駆動装置を有し、
    前記バイオセンサチップを取り付けるためのコネクタが、前記駆動装置に取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載のバイオセンサ装置。
  7. 前記コネクタが前記カバー部材と嵌合することを特徴とする請求項6に記載のバイオセンサ装置。
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