JP4934077B2 - トルクジェネレータ - Google Patents

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本発明は、ステアリングハンドルに連動させる入力軸と、走行車輪の操向操作部に連動させる出力軸とを備えたトルクジェネレータに関する。
上記したトルクジェネレータでは、出力軸に連動したモータと、入力軸によって操作されてモータを制御する制御バルブとを備えられる。この種のトルクジェネレータとしては、従来、たとえば特許文献1に記載されたものがあった。
特許文献1に記載されたトルクジェネレータは、ハウジングの一端側に支持された入力軸と、ハウジングの他端側に支持された出力軸と、出力軸にパワーエンドドライブを介して伝動するジロータ(モータに相当)と、入力軸とジロータとの間に配置してハウジングに収容されたスプールおよびスリーブを有した流路制御部(制御バルブに相当)とを備えている。
特開2002−266803号公報(段落〔0024〕、図1)
上記したトルクジェネレータでは、モータの基本吐出量が適切でないと、ステアリングハンドルによる入力軸の操作に対するモータの応答性が悪くなるなどの不具合が発生しやすいことから、モータが適切な回転速度で回転するようモータの基本吐出量を設定される。
従来のトルクジェネレータの場合、モータの基本吐出量を変更するには、ロータの厚みや大きさを変更せねばならず、モータの基本吐出量の設定に掛かる製作手間や費用が大になっていた。
本発明の目的は、モータの基本吐出量の設定を容易に行うことができるトルクジェネレータを提供することにある。
本第1発明は、ステアリングハンドルに連動させる入力軸と、走行車輪の操向操作部に連動させる出力軸とを備えたトルクジェネレータにおいて、
前記出力軸から離れた位置に斜板形ピストンモータを備えて、前記斜板形ピストンモータの出力を減速して前記出力軸に伝達する減速機構を備え、
前記斜板形ピストンモータが前記出力軸を前記入力軸の回転方向に対応した回転方向に駆動されるよう、前記出力軸と一体回転自在な円筒形のスリーブと、前記スリーブの内部に相対回転自在に内嵌されて前記入力軸と一体回転自在なスプールとを備えて構成され、前記入力軸によって切り換え操作されて前記斜板形ピストンモータを制御する制御バルブを備えてある。
本第1発明の構成によると、斜板形ピストンモータの最大吐出量の範囲で斜板角を変更すれば、斜板形ピストンモータの基本吐出量が変化する。
したがって、斜板形ピストンモータが適切な回転速度で回転するようモータの基本吐出量設定を適切に行って出力軸の駆動を応答性よく行わせ得る高品質のトルクジェネレータを得ることができるものでありながら、斜板角の変更を行うだけで操作簡単かつ安価に得ることができる。
本第1発明の構成によると、小型の斜板形ピストンモータを採用し、必要トルクを確保するなどの必要性から斜板形ピストンモータの回転数を入力軸の回転数よりも早くせねばならなくても、斜板形ピストンモータと入力軸との回転数差による悪影響の発生を減速機構による減速作用によって回避しながら出力軸を駆動させることができる。
したがって、モータの基本吐出量の設定を操作面や経済面で有利に行えるよう斜板形ピストンモータを採用したものでありながら、斜板形ピストンモータを小型のもので済ませたコンパクトなトルクジェネレータを得ることができる。
本第2発明では、前記出力軸に沿った方向において前記減速機構を間に挟んで互いに反対側に、前記斜板形ピストンモータと前記制御バルブとを備えてある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、乗用型田植機の全体側面図である。この図に示すように、この乗用型田植機は、左右一対の操向操作及び駆動自在な前車輪1,1と、左右一対の駆動自在な後車輪2,2と、車体前部に設けたエンジン3と、車体後部に設けた運転座席4とを有した自走車を備え、この自走車の車体フレーム5の後部にリンク機構6を介して連結された苗植付け装置10を備えている。
この乗用型田植機は、複数条の苗植え作業を行う。
つまり、前記リンク機構6は、油圧シリンダ7によって車体フレーム5に対して上下に揺動操作され、苗植付け装置10を植付け機体11の下部に設けてある接地フロート12が田面に接地した下降作業状態と、前記接地フロート12が田面から上昇した上昇非作業状態とに昇降操作する。苗植付け装置10を下降作業状態にして自走車を走行させると、苗植付け装置10は、前記エンジン3の出力が回転軸8を介して伝達されて駆動され、植付け機体11の後部に苗植付け装置横方向に並べて設けてある苗植付け機構13によって田面に苗植付けする。すなわち、各苗植付け機構13は、一対の植付けアーム13a,13aを備え、一方の植付けアーム13aと他方の植付けアーム13aが交互に、苗植付け爪によって苗載せ台14のマット状苗から一株分のブロック苗を切断して取り出し、取り出したブロック苗を下降搬送して接地フロート12によって整地された田面に植え付ける苗植え運動を行う。苗載せ台14は、苗植付け機構13の苗植え運動に連動して苗植付け装置横方向に往復移送され、各苗植付け機構13によるブロック苗の取り出しがマット状苗の横方向での一端側から他端側に向けて順次に行われるようマット状苗を苗植付け機構13に対して苗植付け装置横方向に移送する。
前記自走車は、前記運転座席4の前方に設けたステアリングハンドル20と、このステアリングハンドル20を前記左右一対の前車輪1,1の操向操作部としてのナックルアーム21(図3参照)に連動させたパワーステアリング装置22とを備えており、前記ステアリングハンドル20が回転操作されることによって操向操作される。
つまり、ステアリングハンドル20が回転操作されると、パワーステアリング装置22が作動して左右一対の前車輪1,1を車体上下向きの操向軸芯まわりにステアリングハンドル20の回転方向に対応した操向方向に、ステアリングハンドル20の回転角に対応した角度で向いた操向姿勢に操向操作する。
図2は、自走車の前記パワーステアリング装置22が配設された部位での側面図である。図3は、前記パワーステアリング装置22の平面図である。これらの図に示すように、前記パワーステアリング装置22は、車体フレーム5の前部を構成するミッションケース23の上部に設けた本発明の実施例に係るトルクジェネレータ40と、このトルクジェネレータ40の入力軸41を前記ステアリングハンドル20の回転支軸20aに連動させている回転軸24と、前記トルクジェネレータ40の出力軸42に上端部が一体回転自在に連結した車体上下向きの回転軸26などによって前記出力軸42を前記左右一対の前車輪1,1の前記ナックルアーム21に連動させる連動機構25とを備えている。
図4は、前記連動機構25の線図である。この図と図2,3とに示すように、前記連動機構25は、前記回転軸26を備える他、この回転軸26の下端部に一体回転自在に設けた回転ギヤ27と、この回転ギヤ27にラックギヤ部28aで噛合ったタイロッド28と、このタイロッド28の両端側に連結された連動ロッド29とを備えている。タイロッド28の左端側の連動ロッド29は、タイロッド28と左側の前車輪1の前記ナックルアーム21とを連結している。タイロッド28の右端側の連動ロッド29は、タイロッド28と右側の前車輪1の前記ナックルアーム21とを連結している。
前記ミッションケース23は、これの横側壁部から延出した前輪駆動ケース30を介して前記前車輪1を操向及び駆動自在に支持している。このミッションケース23は、これの前端側に連設された静油圧式無段変速装置31を備え、前記エンジン3の出力軸3aから伝動ベルト32によって伝達される駆動力を前記静油圧式無段変速装置31によって前進側と後進側との駆動力に変換して入力し、入力した前進側や後進側の駆動力を左右一対の前車輪1,1と左右一対の後車輪2,2とに伝達する。このミッションケース23は、ミッションケース23の後部に内装された一対の操向クラッチ33,33を備えている。この一対の操向クラッチ33,33の一方の操向クラッチ33は、前車輪1が左横向きに設定角度以上に操向操作されると、クラッチ操作アーム34と前記ナックルアーム21とにわたって設けた連動杆35の作用によって切り状態に切り換え操作され、左側の後車輪2に対する伝動を絶ってこの後車輪2を遊転状態にする。前記一対の操向クラッチ33,33の他方の操向クラッチ33は、前車輪1が右横向きに設定角度以上に操向操作されると、クラッチ操作アーム34と前記ナックルアーム21とわたって設けた連動杆35の作用によって切り状態に切り換え操作され、右側の後車輪2に対する伝動を絶ってこの後車輪2を遊転状態にする。
図5は、前記トルクジェネレータ40の油圧回路図である。図6は、前記トルクジェネレータ40の縦断面図である。これらの図に示すように、前記トルクジェネレータ40は、前記入力軸41と前記出力軸42とを備える他、バルブケーシング51を有した制御バルブ50と、モータケーシング61を有した斜板形ピストンモータ60(以下、ピストンモータ60と略称する。)とを備え、さらに、前記ピストンモータ60のモータ出力軸67と前記出力軸42とにわたって設けた減速機構70を備えて構成してある。
図6に示すように、前記制御バルブ50は、前記バルブケーシング51を備える他、バルブケーシング51に回転自在に収容された円筒形のスリーブ53と、このスリーブ53に相対回転自在に内嵌されたスプール54とを備えて構成してある。
前記スリーブ53は、これの一端側にスリーブ周方向に並べて設けた位置決めロールピン55を備えている。各位置決めロールピン55は、スプール54の外周面に設けた環状ピン溝に摺動自在に係入しており、スリーブ53とスプール54との相対回転を許容しながら、スリーブ53とスプール54とをスプール回転軸芯に沿う方向にずれ動かないよう位置決めしている。前記スリーブ53は、スリーブ53の他端側と、前記出力軸42の一端側に二又形に成形して備えさせた支持部44とにわたって設けた連結ロールピン56によって出力軸42に一体回転自在に連結している。出力軸42の前記支持部44は、出力軸42に継ぎ手46を介して一体回転自在に連結した中継軸47によって構成してある。
前記スプール54は、前記入力軸41との一体成形により、入力軸41に一体回転自在に連結している。このスプール54は、前記入力軸41に連結している側とは反対側の端部に設けた円筒形の取り付け軸部54aにより、前記出力軸42の支持孔45に相対回転自在に入り込んでいる。このスプール54は、前記取り付け軸部54aの近くに設けた係合手段80によって前記出力軸42に係合している。
図7は、前記係合手段80の横断面図である。この図と図6とに示すように、前記係合手段80は、前記スプール54に設けた係止部54bと、この係止部54bの両横側に設けた屈曲板バネ81と、前記出力軸42の前記一対の支持部44,44とを備えて構成してある。
前記係止部54bは、前記一対の支持部44,44の間に入り込んでいる。前記各屈曲バネ板81は、前記係止部54bと前記一方の支持部44とに間に入り込んでいる。各屈曲板バネ81は、前記支持部44の凹入部44aに入り込んだ外れ止め湾曲部81aを備え、さらに、前記外れ止め湾曲部81aよりも屈曲板バネ81の両端側で支持部44と係止部54bとで挟まれた付勢湾曲部81bを備えている。
前記外れ止め湾曲部81aは、前記凹入部44aへの入り込みによる支持部44との係合によって屈曲板バネ81の離脱を防止する。前記各付勢湾曲部81bは、スプール54が回転すると、これの係止部54bによって押圧されて伸展側に弾性変形操作され、支持部44が屈曲板バネ板81の端部を介して係止部54bにストップ作用するまでのスプール54のスリーブ53に対する回転を許容する。
図7(a)は、係合手段80の制御バルブ中立状態での横断面である。この図に示すように、係合手段80は、制御バルブ50の中立状態において、一対の屈曲バネ板81,81の付勢湾曲部81bによる押圧操作によって係止部54bを回転範囲の中心位置(中立位置)に位置決めし、スプール54を中立位置に位置決めする。
図7(b)は、係合手段80の制御バルブ右回転駆動状態での横断面図である。この図に示すように、係合手段80は、係止部54bが一対の支持部44,44の間隔によって決まる回転範囲の一方のストロークエンドまで回転すると、一対の屈曲バネ板81,81の一方の付勢湾曲部81bが係止部54bの押圧によって弾性変形されることにより、一対の支持部44,44によって屈曲バネ板81の端部を介して係止部54bにストップ作用し、スプール54を一方のストロークエンドに位置決めするとともにステアリングハンドル20によって回転操作される入力軸41の回転力としてのスプール54の回転力を中継軸47を介して出力軸42に伝達する。
図7(c)は、係合手段80のロータリバルブ左回転駆動状態での横断面図である。この図に示すように、係合手段80は、係止部54bが回転範囲の他方のストロークエンドまで回転すると、一対の屈曲バネ板81,81の他方の付勢湾曲部81bが係止部54bの押圧によって弾性変形されることにより、一対の支持部44,44によって屈曲バネ板81の端部を介して係止部54bにストップ作用し、スプール54を他方のストロークエンドに位置決めするとともにステアリングハンドル20によって回転操作される入力軸41の回転力としてのスプール54の回転力を中継軸47を介して出力軸42に伝達する。
つまり、制御バルブ50は、ステアリングハンドル20が右または左回転方向に回転操作されると、ステアリングハンドル20によって回転支軸20aと回転軸24とを介して入力軸41が回転操作され、この入力軸41により、スプール54がスリーブ53に対してステアリングハンドル20の回転方向に対応した回転方向に回転操作されて右または左回転駆動状態に切り換え操作される。制御バルブ50は、右または左回転駆動状態に切り換え操作されると、油圧ポンプPに接続されているバルブケーシング51のポンプポート57と、タンクとしての前記ミッションケース23に接続されているバルブケーシング51のタンクポート58とを、スリーブ53とスプール54とに設けてある油路孔や油路溝と、操作油路59とを介してピストンモータ60の駆動回路に連通させて油圧ポンプPからの圧油をピストンモータ60に供給し、かつピストンモータ60からの排油をミッションケース23に戻し、ピストンモータ60をステアリングハンドル20の回転方向に対応した回転方向に駆動する。
制御バルブ50は、ステアリングハンドル20の回転操作が停止されると、ステアリングハンドル20によって回転支軸20aと回転軸24とを介して入力軸41が停止操作され、この入力軸41によってスプール54が停止操作されることにより、一方、出力軸42がピストンモータ60によって駆動されている間、スリーブ53が出力軸42によって中継軸47と連結ロールピン56とを介して回転操作されることにより、出力軸42の駆動量がステアリングハンドル20の操作量に対応した駆動量に達するに伴って中立状態に切り換え操作される。制御バルブ50は、中立状態に切り換え操作されると、前記ポンプポート57とピストンモータ60とをスリーブ53とスプール54とに設けてある油路孔や油路溝と、操作油路59とを介して前記タンクポート58に連通させてピストンモータ60を停止させる。
図6に示すように、前記ピストンモータ60は、前記モータケーシング61と前記モータ出力軸67とを備える他、このモータケーシング61の内部に設けたシリンダブロック62および斜板63と、前記シリンダブロック62に前記モータ出力軸67の周囲に分散配置した状態で摺動自在に設けたプランジャ64とを備えて構成してある。
前記モータケーシング61は、前記ミッションケース23に固定されるケーシング本体61aと、ポートブロックとしての油路プレート61bとを備えて構成してある。油路プレート61bは、前記ケーシング本体61aに着脱自在に連結されてケーシング本体61aの開口を閉じている。
前記シリンダブロック62は、前記モータ出力軸67にスプライン係合によって一体回転自在に連結している。前記斜板63は、前記ケーシング本体61aに固定された支持ブロック65によってベアリング66を介して支持されている。前記支持ブロック65は、前記ケーシング本体61aに脱着自在に支持されており、斜板63は、支持ブロック65が交換されることによって傾斜角が異なった傾斜カム面を備えた状態となってピストンモータ60の基本吐出量を変更する。
つまり、ピストンモータ60は、制御バルブ50から供給される圧油によってプランジャ64をシリンダブロック62から押し出し、プランジャ64の端部を斜板63の傾斜カム面に摺接させてシリンダブロック62を回転駆動し、これによってモータ出力軸67を回転駆動するようアキシャル形プランジャモータになっている。
図6に示すように、前記減速機構70は、前記バルブケーシング51に一体形成された減速ケース71を備え、この減速ケース71の収容された入力側ギヤ72と出力側ギヤ73とを備えて構成してある。
前記入力側ギヤ72は、これの回転支軸72aと継ぎ手74とを介して前記モータ出力軸67に一体回転自在に連動している。前記入力側ギヤ72と前記出力側ギヤ73とは、噛み合い連動している。前記出力側ギヤ73は、前記出力軸42に一体回転自在に連動している。
前記減速機構70は、ピストンモータ60のモータ出力軸67による出力を入力側ギヤ72と出力側ギヤ73とによって減速して出力軸42に伝達し、ピストンモータ60と入力軸41との回転数差を吸収している。
すなわち、ピストンモータ60は、これの回転数が入力軸41の回転数よりも高回転数の状態で駆動される。これにもかかわらず、出力軸42は、制御バルブ50の左回転駆動状態と右回転駆動状態とにおいて、減速機構70の減速作用により、入力軸41と一体回転する状態でピストンモータ60によって駆動される。
つまり、トルクジェネレータ40は、ステアリングハンドル20が右回転方向に回転操作されると、入力軸41が回転操作されてスプール54を回転操作し、これに伴って係合手段80がスプール54を一方のストロークエンドに位置決めすることにより、制御バルブ50を右回転駆動状態に切り換え、この制御バルブ50によってピストンモータ60を駆動されるよう制御して出力軸42をピストンモータ60によって入力軸41の回転方向に対応した回転方向に駆動させ、出力軸42からステアリングハンドル20の回転方向に対応した操作方向の操向操作力を出力して左右の前車輪1,1を右向き側に操向させる。
トルクジェネレータ40は、ステアリングハンドル20が左回転方向に回転操作されると、入力軸41が回転操作されてスプール54を回転操作し、これに伴って係合手段80がスプール54を他方のストロークエンドに位置決めすることにより、制御バルブ50を左回転駆動状態に切り換え、この制御バルブ50によってピストンモータ60を駆動されるよう制御して出力軸42を入力軸41の回転方向に対応した回転方向に駆動させ、出力軸42からステアリングハンドル20の回転方向に対応した操作方向の操向操作力を出力して左右の前車輪1,1を左向き側に操向させる。
トルクジェネレータ40は、ステアリングハンドル20の回転操作を停止されると、入力軸41が停止操作されてスプール54を停止させ、ピストンモータ60による出力軸42の回転操作量がステアリングハンドル20の回転操作量に対応した回転操作量に達すると、スリーブ53がスプール54に対して回転することによって制御バルブ50を中立状態に切り換え、この制御バルブ50によってピストンモータ60を停止するよう制御して出力軸42による操向操作力の出力を停止し、左右の前車輪1,1をステアリングハンドル20の操作位置に対応した操向方向にステアリングハンドル20の回転操作角に対応した揺動角度で向いた操向姿勢に保持する。
図8は、別の実施構造を備えたトルクジェネレータ40の出力部での横断面図である。このトルクジェネレータ40の減速機構70は、前記ピストンモータ60のモータ出力軸67に継ぎ手75を介して一体回転自在に連動された入力側ギヤ72としてのウォームギヤと、このウォームギヤに噛み合った状態で前記出力軸42に一体回転自在に設けた出力側ギヤ73としてのホィールギヤとを備えて構成してある。
乗用型田植機の全体側面図 自走車のパワーステアリング装置配設部の側面図 パワーステアリング装置の平面図 連動機構の線図 トルクジェネレータの油圧回路図 トルクジェネレータの縦断面図 (a)は、係合手段のロータリバルブ中立状態での横断面図、(b)は、係合手段のロータリバルブ右回転駆動状態での横断面図、(c)は、係合手段のロータリバルブ左回転駆動状態での横断面図 別の実施構造を備えたトルクジェネレータの出力部での横断面図
1 走行車輪
20 ステアリングハンドル
42 出力軸
50 制御バルブ
53 スリーブ
54 スプール
60 斜板形ピストンモータ
70 減速機構

Claims (2)

  1. ステアリングハンドルに連動させる入力軸と、走行車輪の操向操作部に連動させる出力軸とを備えたトルクジェネレータであって、
    前記出力軸から離れた位置に斜板形ピストンモータを備えて、前記斜板形ピストンモータの出力を減速して前記出力軸に伝達する減速機構を備え、
    前記斜板形ピストンモータが前記出力軸を前記入力軸の回転方向に対応した回転方向に駆動されるよう、前記出力軸と一体回転自在な円筒形のスリーブと、前記スリーブの内部に相対回転自在に内嵌されて前記入力軸と一体回転自在なスプールとを備えて構成され、前記入力軸によって切り換え操作されて前記斜板形ピストンモータを制御する制御バルブを備えてあるトルクジェネレータ。
  2. 前記出力軸に沿った方向において前記減速機構を間に挟んで互いに反対側に、前記斜板形ピストンモータと前記制御バルブとを備えてある請求項1記載のトルクジェネレータ。
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