JP4928977B2 - 電気負荷の制御装置及び電動ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気負荷の制御装置に関する。
電気負荷に電源を供給するシステムにおいて、様々な状況や要請に応じて、開閉装置などにより電気負荷への電源供給を遮断するセールセーフ技術が知られている。ところが、開閉装置の制御回路そのものに異常があり、いざというときに当該フェールセーフ機能が得られないという状況も考えられる。
これに対応するため、メイン演算回路とサブ演算回路によりリレーを駆動する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。これは、メイン演算回路の信号とサブ演算回路の信号によりリレーを駆動し、一方の演算回路が異常を検出した時にリレーを遮断状態に保つ技術である。
特開平06−307274号公報
複数の装置がリレーを駆動する場合、リレー駆動回路の故障診断時に各々のリレー操作装置が独立にリレーを駆動するため、故障診断に必要な時間は、リレー操作装置の数に比例して長くなる。
本発明の目的は、より短時間でリレー駆動回路の故障を診断することが可能な電気負荷の制御装置を提供することである。
本発明は、電気負荷への電源供給を遮断する開閉装置への第1の開閉指令信号を出力するとともに、電気負荷への電源供給電圧値を入力する第1の演算回路と、第1の演算回路からの制御信号に応じて開閉装置への第2の開閉指令信号を出力する第2の演算回路と、第1の開閉指令信号と第2の開閉指令信号とを入力し、当該2つの開閉指令信号値の論理演算を行って、当該論理演算の結果を開閉装置に対して出力する論理回路と、論理回路の出力信号を第1の演算回路に入力する信号線と、を有する電気負荷の制御装置である。
本発明によれば、短時間でリレー駆動回路の故障を診断することが可能である。
以下に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1をなす故障診断装置のブロック構成図を示す。第1の演算回路100は、外部からリレー操作要求が入力されると、信号線110を介してリレーの操作指令信号を論理回路103に出力するとともに、信号線112を介して制御信号を第2の演算回路101に出力する。第2の演算回路101は、制御信号に応じて、信号線111を介してリレー操作指令信号を論理回路103に出力する。
論理回路103は、第1の演算回路100からの信号及び第2の演算回路からの信号に基づいて、リレー104をONにするかまたはOFFにするかの論理演算を実行し、信号線113を介してその演算結果であるリレー操作指令信号を出力する。スイッチング素子104は、当該リレー操作指令信号に基づいて励磁コイル105に流れる電流を制御する。
リレー106は、励磁コイル105とスイッチ部107とを含むように構成されている。このスイッチ部107は、電源108からの電力を、電源線114を介して電気負荷へ供給または遮断する。電気負荷としてここでは図示のモータ109を挙げるが、ソレノイドやスイッチ,ランプなどあらゆるアクチュエータに適用でき、第1の演算回路100の制御指令信号に基づいて、電源からの電力により作動するものであれば何でも良い。
信号線115は、電源線114の電圧値E1を第1の演算回路100に伝達する。第1の演算回路100は、電圧値E1を監視し、リレー106のONまたはOFFの状態を判断する。信号線116は、論理回路103が信号線113を介して出力するリレー操作指令信号を第1の演算回路100に伝達する。
なお、リレー106は、半導体リレーであってもよい。その場合、励磁コイル105は不要である。
図2は、図1の例における第1の演算回路100,第2の演算回路101,論理回路
103、またはそれらを接続するための通信線の異常を診断するためのフローチャートを示す。このフローチャートに基づく処理は、第1の演算回路100及び第2の演算回路
101が起動し、所定時間経過した後に実行される。
ステップ201において、第1の演算回路100がリレー106をOFFするためのリレー操作指令信号を論理回路103に出力する。ステップ202において、第1の演算回路100が制御指令ON(信号221)を第2の演算回路101に出力する。ステップ
211において、第2の演算回路101は、第1の演算回路100が出力した制御指令
ONに基づいてリレー106をONするためのリレー操作指令信号(信号222)を出力する。
なお、ステップ202とステップ201はどちらを先に処理してもよく、また、両ステップを並行に処理してもよい。
論理回路103は、第1の演算回路から出力された信号及び第2の演算回路から出力された信号を受信し、これらの信号に基づいて演算を実行し、リレー106をOFFするためのリレー操作指令信号を出力する。本実施形態では、論理回路103は論理積回路を使用する。リレー106は、リレー操作指令信号のOFFに応じて、電力供給を遮断(OFF)する。
なお、第1の演算回路100及び第2の演算回路101は、リレー操作指令信号の出力指令とは異なる指令を受信したり、または別の演算処理指令を受信したりするまでは、リレー操作指令信号を所定時間ごとに出力し続ける。
次にステップ203において、第1の演算回路100は、信号線116を介して論理回路103から出力されるリレー操作指令信号を取得する。
ステップ204において、リレー操作指令信号がリレー106をOFFするための信号であると判定した場合、ステップ205以降の処理へ進む。一方、ステップ204において、リレー操作指令信号がリレー106をONするための信号であると判定した場合、第1の演算回路100のOFF指令と異なるので、第1の演算回路100は、ステップ231の異常時処理へ移行する。
ステップ205において、第1の演算回路101は信号線115を介して電源線114の電圧値E1を取得し、電圧値E1に基づいて演算を行って、リレー106のON/OFF状態を推定する。例えば、電圧値E1が所定電圧値Ec(故障判定電圧)より大きい場合、リレー106の状態をONと推定する。一方、電圧値E1が所定電圧値Ecより小さい場合、リレー106の状態をOFFと推定する。
ステップ206において、ステップ205の推定結果がリレー106のON状態であるとき、第1の演算回路100のリレーOFF指令と異なるのでリレー106の異常ON状態であると判断し、第1の演算回路100は、ステップ231の異常時処理へ処理を進める。一方、ステップ206において、推定結果がリレー106のOFF状態であるときリレー106が正常なOFF状態であると判断し、ステップ207へ処理を進める。
これらステップ203及び204の処理と、205及び206の処理は、入れ替わっても結果は同じである。それは本願の他の実施例についても当てはまる。
次にステップ207において、第1の演算回路100が、リレー106をONするための信号を論理回路103に出力する。ステップ208において、第1の演算回路100が、制御指令OFF(信号223)を第2の演算回路101に出力する。ステップ244において、第2の演算回路101は、第1の演算回路100が出力した制御指令OFFに基づいてリレー106をOFFするための信号を出力する。なお、ステップ207とステップ208はどちらを先に処理してもよく、また、両ステップを並行に処理してもよい。
次に、ステップ209において、第1の演算回路100は、論理回路103から出力されるリレー操作指令信号を取得する。ステップ210において、リレー操作指令信号がリレー106をOFFするための信号であると判定した場合、ステップ212の処理へ進む。一方、ステップ210において、リレー操作指令信号がリレー106をONするための信号であると判定した場合、第2の演算回路101のOFF指令と異なるので、第1の演算回路100は、ステップ231の異常時処理へ移行する。
上記の一連の診断処理により、図1に示す信号線113,電力線114,信号線115が断線あるいは短絡していないことの確認が可能である。また、スイッチング素子104の故障の確認、及びリレー106の接点が固着している状態ではないことの確認が可能である。
ステップ231は、リレー106のON/OFF制御を司る第1の演算回路,第2の演算回路,論理回路、またはそれらを接続するための通信線が異常であると診断された場合の処理であり、例えば、他の制御装置やユーザーに故障であることを通知する処理が含まれる。
尚、故障診断処理が実行される前の所定時間内に、第1の演算回路100は、信号線
115の電圧値をモニタすることによって、電源からの電力の供給が安定したかを監視するようにしてもよい。これにより、信号線115からの電圧値が安定してから故障診断フローを実行できるので、リレー106のON/OFF状態の判定精度が向上する。
故障診断(ステップ212)を実行した後に、第1の演算回路100及び第2の演算回路でそれぞれリレーをONするための信号を出力することにより、リレー106をONにする。この際、電圧値E1より推定されるリレー状態を監視することで、リレー106の通電を確認することができる。
図3は、図2の実施形態におけるリレー106の遮断診断時の各信号の時系列変化を示す。本実施形態においては、図1の論理回路103の論理は論理積である。
図2のステップ201からステップ203において、第1の演算回路100は、信号線110にLO信号を出力し、また第2の演算回路101は信号線111にHI信号を出力する。このため、論理回路103は、リレー操作指令信号として信号線113にLO信号を出力するので、信号線116はLO信号になる。時間t301は、第1の演算回路100および第2の演算回路101が信号を出力してからスイッチング素子104の出力(リレー操作指令信号)が決まるまでの所要時間である。このスイッチング素子104の出力によって、第1の演算回路100についてのリレー操作の故障診断が可能となる。
図2のステップ204からステップ207において、第1の演算回路100は、電圧値E1および信号線116の信号(リレー操作指令信号)に基づいて故障判断を行う。このため、信号線110がLO信号に、信号線111がHI信号にそれぞれ保持される。時間t302は、第1の演算回路100がモータ109を駆動し、電圧の上昇(電圧値E1)を第1の演算回路100が読み込むまでの所要時間である。この電圧の上昇によって、リレー106の故障診断が可能となる。
図2のステップ208からステップ212において、第1の演算回路100は、信号線110にHI信号を出力し、第2の演算回路101は信号線111にLO信号を出力する。このため、論理回路103は、信号線113にLO信号を出力し、信号線116はLO信号になる。時間t303は、第1の演算回路100および第2の演算回路101が信号を出力してからスイッチング素子104の出力(リレー操作指令信号)が決まるまでの所要時間である。また、時間t304は、第1の演算回路100がリレー操作指令信号を読み込み、故障判定を行うための時間である。このスイッチング素子104の出力によって、第2の演算回路101についてのリレー操作の故障診断が可能となる。
上記の診断処理は、第1の演算回路100の故障診断時にリレー106の故障診断を行う一方、第2の演算回路101の故障診断時にはリレー106の故障診断を行うことなく、リレー106を操作するための制御系の故障診断を行う。これにより、第2の演算回路101の故障診断時におけるリレー106の故障診断の時間を省くことができ、リレー
106及びリレー106の制御系の診断時間を大幅に短縮することができる。
なお、上記診断処理において、精度を向上させるために信号(例えばリレー操作指令信号または電圧値E1)を複数回取得して、それぞれの回の信号値を判定し、その安定度や時系列の挙動を見て、最終的な判定結果を出力しても良い。
この構成により、リレー106の電気負荷側信号の変化に要する時間を待たずに故障診断を行うことが可能になり、リレー操作装置の数が増加した場合においても、短時間で装置の故障を診断することが可能である。
また、電力を供給する前に第1の演算回路100および第2の演算回路101からリレー106が駆動可能であることを確認することが可能である。
図4は、本発明の実施例2をなす故障診断装置のブロック構成図を示す。
本実施例が実施例1と異なるところは、抵抗体400がリレー106と並列に接続されていることと、モータ109がモータであることと、コンデンサ401がモータと並列に接続されていることである。実施例1と同じ番号が付されたものは、実施例1と同様の機能を持つ。
リレー106がOFFの時、抵抗体400を介して電源線114に電流が流れる。モータが作動していない場合、抵抗体400,電源線114,コンデンサ401を介して、コンデンサ401の電荷が満たされるまで電源線114に電流が流れる。モータが作動している場合、抵抗体400,電源線114,モータを介して電流が流れる。
モータは、たとえば、3相ブラシレスモータであり、コンデンサ401は電解アルミコンデンサである。第1の演算回路100が信号線117にHI信号を出力することでモータが駆動する。
コンデンサ401に電荷が溜まっていない状態でリレー106をONした場合、電源
108からコンデンサ401に大きな突入電流が流れる。リレー106をONにした直後、スイッチ部107はチャタリングを起こす。突入電流とチャタリングのため、スイッチ部107に火花が発生し、スイッチ部107が溶着するおそれがある。これを防止するために、抵抗400を介してコンデンサ401に電荷をチャージする。
コンデンサ401に電荷が十分に溜まった状態では、リレー106の接点が遮断された状態であっても、リレー106に対してモータ側の電圧値と、リレー106に対して電源108側の電圧値とがほぼ等しくなる。このため、本実施例の構成においては、リレー
106のON/OFF状態によらず第1の演算回路100が認識する電圧値E1は一定であり、電圧値E1からリレー106の状態を推定できない。
そこで、第1の演算回路100が信号線117にHI信号を出力し、モータを駆動する。リレー106がONの場合、電源108からモータに電力が供給されるため、電圧値
E1は変化しない。一方、リレー106がOFFの場合、電源108からモータに電力が供給されず、コンデンサ401からモータに電力が供給されるため、コンデンサ401の電荷がなくなるにつれて信号線117の値、すなわち電圧値E1が低下する。すなわち、電圧値E1が閾値より小さい場合、スイッチ部107はOFFと推測され、電圧値E1が閾値以上の場合、スイッチ部107はONと推測される。
図5は、図4の故障診断装置における故障診断フローチャートを示す。
実施例1の故障診断手順のステップ204の後に、ステップ501を設け、モータを駆動する。上記のように、リレー106がOFFの場合、電源108からモータに電力が供給されず、コンデンサ401からモータに電力が供給されるため、正常な状態すなわちリレーがOFF状態であれば、コンデンサ401からモータに電力が供給され、コンデンサ401の電荷がなくなるにつれて電圧値E1が低下する。そこで電圧値E1が所定時間を経ても閾値以上であれば、コンデンサによる電源供給ではなくバッテリからの電源供給が行われており、従ってリレーがON状態であることが推定される。ステップ501の段階では、リレーOFF状態が正常であるので、電圧値E1が閾値以下であればリレーに関わるいずれかの回路に異常があると判断し、当該以上を示す信号を出力する。
図6は、図5の実施形態におけるリレー106の遮断診断時の各信号の時系列変化を示す。信号線117のHI信号はモータ109の駆動要求であり、t601の開始時点で
HI信号が出力され、正常な状態、すなわち信号線113のLO信号によってリレーが
OFF状態であれば、コンデンサ401からモータに電力が供給され、電圧値E1が低下して、閾値である故障判定電圧値よりも小さくなる。これにより、リレーに関わるいずれの回路も正常であることを判断することが可能である。t601はコンデンサ41の電荷が変化するのに十分な時間であり、コンデンサの容量やモータの駆動状態に依存するが、例えば50[ms]を目標に設定することが可能である。t302の後、信号線117にLO信号を出力し、モータの駆動を停止する。これによって、抵抗体400を通じてコンデンサ401が充電され、電圧値E1が次第に上昇する。
実施例2の構成を自動車の電動ブレーキに適用した例を説明する。
車両に搭載された電動ブレーキへの電力供給を制御するためのリレーは、その駆動回数が定格の回数を超えた場合、あるいはリレーに大電流が流れた場合に電気負荷側接点が固着する可能性がある。
リレーが固着すると、装置の故障発生時に電力を遮断不可能になる。また、車両の暗電流が増加し、バッテリ上がりを起こす。このため、車両に搭載された装置については、リレーの固着診断およびリレー駆動回路の故障診断を行う。リレーの診断は、電気負荷側信号からリレーの通電あるいは遮断状態を推定して故障判定を行うので、電気負荷側信号が変化するのに必要な時間以上の時間を必要とする。複数の装置がリレーを駆動する場合、リレー駆動回路の故障診断時に各々のリレー操作装置が独立にリレーを駆動するため、故障診断に必要な時間は、リレー操作装置の数に比例して長くなるという問題がある。本実施例はそのような問題を考慮した診断方法を提供する。
図7は、本発明の実施例3を示す自動車の構成図を示す。図8は、図7における電動ブレーキのブロック構成図を示す。
この例では、各輪に電動ブレーキであるBrake(1),Brake(2),Brake(3),Brake(4)を設け、それぞれバッテリVT(1)またはVT(2)により電源が供給されている。各輪の電動ブレーキに設けられたECU2(制御装置)はリレーを備えており、電動ブレーキのモータやソレノイドなどのパワーラインへの電力供給を制御する。
図7において実線は電源供給線を示し、点線は信号線を示す。制御装置ECU1は、ブレーキペダル15の運転者による操作量や踏力をストローク検出器16や踏力検出器で検出し、それに基づいて各輪の電動ブレーキにブレーキ指令値を送信する。ブレーキ力指令値は信号線を通じて各輪の制御装置ECU2を介して制御装置ECU3に入力される。ここでブレーキ力指令値は、制御装置ECU2を介さずに直接制御装置ECU3に入力されても良い。また、検出された操作量や踏力に関わる信号が直接ECU3に入力される構成でも良い。また、信号線は車内LANなどで構成しても良く、その場合には図8に示すようにエンジンC/U(コントロールユニット)やAT C/Uに接続され、これら車内
LANに接続されている機器からも、ブレーキ力指令値を受け取ることができる。従って、この電動ブレーキは、運転者のブレーキ操作だけではなく、車両の姿勢制御,前方車両追従制御,アンチスキッド制御,スリップ防止制御に代表される自動ブレーキ制御のアクチュエータとしても使用されることが可能である。
各輪の電動ブレーキは、ブレーキ力指令値によって要求された制動力を得るために、モータ109を制御する。モータ109のトルクは、減速機44により増幅され、回転直動機構46によって並進力に変換される。変換された力によりパッド40A,40BがディスクロータDLに押し付けられ、ブレーキ力が発生する。尚、運転者が駐車ブレーキを要求した場合に、PKBソレノイド50を作動させてモータの出力軸をロックし、モータ
109のトルクがゼロになった場合もブレーキ力を保持する。
モータ109は3相DCブラシレスモータであり、ECU3(制御装置)はインバータIVCを制御することでモータ109の回転数とトルクを制御する。PKBソレノイド
50,モータ109およびインバータIVCへの電力供給はECU3の指令に基づいて、ECU2内のリレー120を操作して行う。モータ109の回転は、回転角検出センサ
56の出力をフィードバックして制御する。パッドへの推力は、推力センサ54の出力をフィードバックして制御する。また、モータ温度センサ56の検出温度に応じて、モータの制御値を補正することによって温度補償を行う。尚、これは一例であって、回転角検出センサ52,推力センサ54,モータ温度センサ56をその代替手段に置き換えてモータを制御しても良い。DMPは機部であるキャリパ、DCPは電部であるコントローラ部を示し、コントローラ部は制御装置ECU3を含んでいる。この例は機部と電部が一体になった機電一体型の電動ブレーキである。図8に示すように、この電動ブレーキはホイール61が設けられたばね下に配置される。その一方で、リレー106を有するECU2は、信頼性向上のために、振動の少ないばね上に配置されることが好ましいが、ばね下に配置されていても良い。
電動ブレーキシステムでは、故障発生時に車両挙動を安定に保つために、フェールオープンとすることが求められる。フェールオープンのために、戻しばね(図示しない)がモータ109の軸に取り付けてある。モータ109がトルクを発生して、パッド40の押付け力を増加する方向に回転すると戻しばねが伸びる。モータ109がトルクを発生しない状態では、戻しばねの復元力によりパッド40はロータDLから離れる。そこで、故障時はリレー120を遮断してモータ109のトルクを解除することでブレーキがOFFされ、フェールオープンが達成される。
図9は、図8のECU3のブロック構成図を示す。
第1の演算回路100,第2の演算回路101、または電圧監視回路901が異常を検知した場合にリレー106を遮断して、電動ブレーキをフェールオープンとすることで車両挙動に悪影響が出ないようにする。このため、リレー106を確実に遮断可能であることを診断する必要がある。
リレー106を操作するのは、第1の演算回路100,第2の演算回路101、および電圧監視回路901である。第1の演算回路100は、電動ブレーキの信頼性を確保するために、図9に示す構成部品の故障診断を行い、故障を検知した場合はリレー106を遮断する。第2の演算回路101はカスタムICや回路であり、第1の演算回路100の故障診断を行い、故障を検知した場合はリレー106を遮断する。第1の演算回路100と第2の演算回路102が正常に動作するためには、演算回路用電圧が正常である必要があることから、電圧監視回路201が演算回路用電圧を監視し、異常を検出した場合はリレー106を遮断する。具体的には、例えば供給電圧が演算回路の動作を維持するのに十分な値を示している際には、論理回路103に対してリレー106を閉じるための閉指令信号を出力する。
すなわちこの例では、論理回路103に電圧監視回路901が入力され、第1の演算回路100,第2の演算回路101、および電圧監視回路901の論理積によってリレーのON/OFF信号を決定している点が実施例1や2と異なる。
リレー遮断のための信号線110,111および902は論理回路103(フェールセーフ回路)に入力される。論理回路103は、信号110,111および902のいずれかひとつが遮断要求の場合にリレー106を遮断する。
リレー106の電気負荷側には、三相モータインバータ903を介して三相DCブラシレスのモータ109,PKBソレノイドドライバ904を介してPKBソレノイド50、そしてコンデンサ401が接続されており、第1の演算回路100によってその電圧115を監視する。また、リレー106が遮断されている場合は、抵抗400を介してコンデンサ401がチャージされる。コンデンサ401はモータ109の平滑用コンデンサである。
尚、これら演算装置は、EEPROM905に記憶されているプログラムによって動作される。また、第1の演算回路は、通信インターフェース906を介して外部と信号のやり取りをする。例えば外部のECU1からブレーキ力指令値を入力する。電源回路907は、第1の演算回路に供給される電力を制御する。リレー106から供給される電力はフィルタ908を介して入力される。三相モータインバータ903は、三相モータプリドライバ909を介して第1の演算回路に接続される。モータ109の電流は相電流モニタ
910によって検出され、モータ109の電圧は、相電圧モニタ911によって検出される。推力センサ54,回転角検出センサ52,モータ温度センサ56の各センサ信号は、それぞれ推力センサインターフェース912,回転角検出センサインターフェース913,モータ温度センサインターフェース914を介して制御装置内に取り込まれる。
このリレー106の遮断の確認方法について述べる。リレー106の電気負荷側が駆動可能であることは、リレー駆動前後の信号115の変化を検出して診断する。リレー106の遮断はモータ109への電力供給を止めることを意味し、車両のブレーキが動作しないことになる。そこでリレー106の診断は、電動ブレーキ動作中は行わず、ブレーキシステム起動時の初期診断で行う。ブレーキシステムの初期診断が完了した後に車両のブレーキが有効になるので、電動ブレーキの初期診断の所要時間は短い方がよい。このため、リレーの診断も短時間で行う必要がある。
図10は、本実施例における電動ブレーキの初期診断におけるリレー106の駆動診断のフローチャートを示す。
まず、ステップ1001において第1の演算回路100からリレー遮断要求を信号線
110を介して送信し、信号線110の電圧を監視することで、リレー106のON固着故障を診断する。リレー106の遮断を確認するためにはコンデンサ401の電荷を抜く必要があり、モータ109かPKBソレノイド50に電流を流す。モータ109は3相
DCブラシレスモータなので、d軸(直軸)に電流を流してもモータが回転しないため、診断時にq軸には電流を流さずにd軸に電流を流すことで車両へ影響を与えずに故障診断が可能になる。また、PKBソレノイドにソレノイドが動作しない程度に電流を流しても同様に車両へ影響を与えない。
次に、ステップ1002において第2の演算回路101がリレー遮断要求を信号線111を介して送信し、信号線111の信号に基づいて第1の演算回路100が第2の演算回路101および論理回路103とそれらを接続するハーネスの故障を診断する。
ステップ1003において電圧監視回路901がリレー遮断要求を信号線902に送信し、信号線902の信号に基づいて第1の演算回路100が電圧監視回路901および論理回路103とそれらを接続するハーネスの故障を診断する。
以上により、リレー106が遮断可能であることを確認したので、リレー106の接点をHIにする際の突入電流を防止するため、ステップ1004でコンデンサ401の電荷をチャージし、ステップ1005でリレー106をHIにする。
そしてステップ1006でリレー106の電気負荷側が通電したことを確認するため、OFF固着診断を行う。OFF固着診断は、モータ109に電流を流し、信号線115によって電圧を監視する。電圧が下がらなければリレー106は通電状態なので正常と判断し、電圧が下がった場合はリレー106が遮断状態なので異常と判断する。
すべての診断が正常な場合に正常処理1007を行う。異常な診断がある場合は異常と判断した時点で異常処理1008に進み、異常であることを示す信号を、例えばECU1に通信手段を介して出力する。
図11は、図10を実施したときの信号のタイムチャートを示す。
ステップ1001では、第1の演算回路100による遮断を確認するため、第1の演算回路100が信号線110にLO信号を出力し、第2の演算回路101が信号線111にHI信号を出力し、電圧監視回路901が信号線902にHI信号を出力する。これにより信号線116(すなわち信号線113)がLO信号状態になるのでリレー106が遮断される。そして、コンデンサ401の電荷を抜くために、第1の演算回路100が信号線117にHI信号を出力し、モータ109を駆動する。これにより、信号線115に表れる電圧値が減少し、故障判定電圧を下回った状態が継続したことを計測してリレー106が遮断された状態と判断する。所定の時間が経過した後も信号線115による電圧値が故障判定電圧値を下回らない場合は異常と判定する。t1101はリレー106の駆動時間と、リレー106が遮断された状態におけるコンデンサ401の電荷のディスチャージ時間と、故障判定に必要な時間の和であり、例えば150[ms]程度である。
ステップ1002では、第2の演算回路101による遮断を確認するため、第1の演算回路100が信号線110にHI信号を出力し、第2の演算回路101が信号線111にLO信号を出力し、電圧監視回路901が信号線902にHI信号を出力する。これにより正常であれば信号線116(すなわち信号線113)がLO信号状態になる。このLO信号を第1の演算回路100が監視して、LOの場合に正常、HIの場合は異常と判定する。信号線115の電圧値は診断に使用しない。コンデンサ401の電荷のチャージを始めるために信号線117にはLO信号を出力する。t1102は判定に必要な時間であり、例えば50[ms]である。
ステップ1003では、電圧監視回路901による遮断を確認するため、第1の演算回路100が信号線110にHI信号を出力し、第2の演算回路101が信号線111に
HI信号を出力し、電圧監視回路901が信号線902にLO信号を出力する。これにより、信号線116(すなわち信号線113)がLO信号状態になる。この信号線116を第1の演算回路100が監視して、LOの場合に正常、HIの場合は異常と判定する。
t1103は判定に必要な時間であり、例えば50[ms]である。
ステップ1004では、リレー106の電気負荷側を通電する際の突入電流を減らすためにコンデンサ401の電荷を所定量までチャージする。チャージ時間は例えば100
[ms]である。
ステップ1005では、リレー106をHIにするために、信号線110,信号線111,信号線902にすべてHI信号が出力される。これにより、信号線116(すなわち信号線113)がHI状態になるのでリレー106の電気負荷側が通電する。そして、信号線117をHI状態にすることでモータ109に電流を流し、リレー106のOFF固着診断を行う。t1105はリレー106の駆動時間と、コンデンサ401のディスチャージ時間と、故障判定に必要な時間の和であり、例えば150[ms]である。
本実施例により、電動ブレーキのリレー制御回路の異常を精度良く検出することができ、何らかの理由で電動ブレーキへの電源供給を遮断しようとしたときに、リレー制御回路の故障により制動力を抜くことができなくなるような状況が避けられる。従って、より安全性の高い車両を提供することができる。また、演算回路に供給される電圧を監視する電圧監視回路の異常も検出することができるという効果が得られる。
図12は、本発明の実施例4をなす故障診断装置のブロック構成図を示す。
この構成では、リレー106の励磁コイル105の電力を電源108とは異なる別の電源1203から供給している例である。リレー106がOFF時におけるコンデンサ401へのチャージ電圧を電源線1202の電圧より小さくするために、抵抗400にダイオード1201を接続する。信号線115による電圧値はダイオード1201の電圧降下分だけ電源線1202の電圧より小さくなる。コンデンサ401にチャージされた状態からリレー106を閉じると、信号線115による電圧値は電源線1202の電圧まで上昇するので、この電圧の変化を第1の演算回路100が監視して故障診断を行えば良い。
図13は、図12によるON固着診断のタイムチャートを示す。
リレー106を遮断してコンデンサ401に電荷がチャージされた状態1301において、信号線115が示す電圧値は11.4[V] とする。診断開始時に、リレー106を通電するために信号線110および信号線111にHI信号を出力し、リレー106の駆動時間以上が経過した後に状態1303へ移行して故障診断を行う。t1312はリレーの駆動時間以上の時間であり、例えば15[ms]である。
状態1303では、ダイオード1201の電圧降下分だけ信号線115が示す電圧が上昇したことを検知した場合に正常とする。信号線115が示す電圧が上昇しなかった場合は異常と判断する。t1313は故障判定時間であり、たとえば50[ms]である。
この構成により、リレー106のON固着診断の所要時間を短縮することが可能である。
本発明の実施例1をなす故障診断装置のブロック構成図を示す。 図1の例における第1の演算回路100,第2の演算回路102,論理回路103、またはそれらを接続するための通信線の異常を診断するためのフローチャートを示す。 図2の実施形態におけるリレー106の遮断診断時の各信号の時系列変化を示す。 本発明の実施例2をなす故障診断装置のブロック構成図を示す。 図4の故障診断装置における故障診断フローチャートを示す。 図5の実施形態におけるリレー106の遮断診断時の各信号の時系列変化を示す。 本発明の実施例3を示す自動車のブロック構成図を示す。 図7における電動ブレーキのブロック構成図を示す。 図8のECU3のブロック構成図を示す。 本実施例における電動ブレーキの初期診断におけるリレー106の駆動診断のフローチャートを示す。 図10を実施したときの信号のタイムチャートを示す。 本発明の実施例4をなす故障診断装置のブロック構成図を示す。 図12によるON固着診断のタイムチャートを示す。
符号の説明
100 第1の演算回路
101 第2の演算回路
103 論理回路
106 リレー
109 モータ
110,111,112,113,116 信号線
114 電源線

Claims (14)

  1. 電気負荷への電源供給を遮断する開閉装置への第1の開閉指令信号を出力するとともに、前記電気負荷への電源供給電圧値を入力する第1の演算回路と、
    前記第1の演算回路からの制御信号に応じて前記開閉装置への第2の開閉指令信号を出力する第2の演算回路と、
    前記第1の開閉指令信号と前記第2の開閉指令信号とを入力し、当該2つの開閉指令信号値の論理演算を行って、当該論理演算の結果を前記開閉装置に対して出力する論理回路と、
    前記論理回路の出力信号を前記第1の演算回路に入力する信号線1と、
    前記開閉装置と前記電気負荷を結ぶ電源線の電圧値を前記第1の演算回路に伝達する信号線2とを有し、
    前記信号線1と前記信号線2とから得られる信号に基づいて前記開閉装置の診断を行う電気負荷の制御装置。
  2. 請求項1記載の電気負荷の制御装置であって、前記論理回路は論理積回路であり、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が閉指令信号であった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する電気負荷の制御装置。
  3. 請求項1記載の電気負荷の制御装置であって、前記論理回路は論理積回路であり、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が開指令信号であり、さらに入力した前記電源供給電圧値が所定値以上だった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する電気負荷の制御装置。
  4. 請求項1記載の電気負荷の制御装置であって、前記論理回路は論理積回路であり、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が開指令信号であり、入力した前記電源供給電圧値が所定値以下であることを判定し、さらに前記第1の演算回路は、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力させるための前記制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が閉指令信号だった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する電気負荷の制御装置。
  5. 請求項4記載の電気負荷の制御装置であって、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力する前の所定時間内に、前記電気負荷への電源供給電圧値が安定したかどうか監視する電気負荷の制御装置。
  6. 請求項4記載の電気負荷の制御装置であって、前記第1の演算回路は、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号または前記電源供給電圧値の信号を用いた判定を所定時間内に複数回行う電気負荷の制御装置。
  7. 請求項3記載の電気負荷の制御装置であって、前記電気負荷はモータであり、前記モータと並列に接続されたコンデンサと、前記開閉装置に並列に接続された抵抗とを有し、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が開指令信号であった場合に、前記モータに対して駆動信号を出力し、その後入力した前記電源供給電圧値が所定値以上だった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する異常診断処理を実施する電気負荷の制御装置。
  8. 請求項3記載の電気負荷の制御装置であって、前記電気負荷はモータであり、前記モータと並列に接続されたコンデンサと、前記開閉装置に並列に接続された抵抗および前記抵抗に直列に接続されたダイオードとを有し、前記コンデンサがチャージされた状態から前記開閉装置を閉じたときに、前記電源供給電圧値が前記ダイオードよりも電源供給側の電圧まで上昇する変化を監視することによって、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を診断する異常診断処理を実施する電気負荷の制御装置。
  9. 回転直動変換機構により変換されたモータのトルクによってブレーキパッドをディスクロータに押し付けることによって制動力を発生する電動ブレーキ装置であって、前記モータへの電源供給を遮断する開閉装置への第1の開閉指令信号を出力するとともに、前記モータへの電源供給電圧値を入力する第1の演算回路と、前記第1の演算回路からの制御信号に応じて前記開閉装置への第2の開閉指令信号を出力する第2の演算回路と、前記第1の開閉指令信号と前記第2の開閉指令信号とを入力し、当該2つの開閉指令信号値の論理演算を行って、当該論理演算の結果を前記開閉装置に対して出力する論理回路と、前記論理回路の出力信号を前記第1の演算回路に入力する信号線1と、
    前記開閉装置と前記電気負荷を結ぶ電源線の電圧値を前記第1の演算回路に伝達する信号線2とを有し、
    前記信号線1と前記信号線2とから得られる信号に基づいて前記開閉装置の診断を行う電動ブレーキ装置。
  10. 請求項9記載の電動ブレーキ装置であって、前記論理回路は論理積回路であり、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が開指令信号であり、さらに入力した前記電源供給電圧値が所定値以上だった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する電動ブレーキ装置。
  11. 請求項10記載の電動ブレーキ装置であって、前記モータと並列に接続されたコンデンサと、前記開閉装置に並列に接続された抵抗とを有し、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が開指令信号であった場合に、前記モータに対して駆動信号を出力し、その後入力した前記電源供給電圧値が所定値以上だった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する異常診断処理を実施する電動ブレーキ装置。
  12. 請求項11記載の電動ブレーキ装置であって、前記異常診断処理は、装置の起動時に行われる電動ブレーキ装置。
  13. 請求項12記載の電動ブレーキ装置であって、前記異常診断処理における前記モータに対する駆動信号は、q軸に電流を流さずd軸のみに電流を流す駆動信号である電動ブレーキ装置。
  14. 請求項9記載の電動ブレーキ装置であって、前記論理回路は論理積回路であり、前記第1の演算回路へ供給される電圧を監視し、電圧が前記演算回路の動作を維持するのに十分な値を示している際に前記論理回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力する機能を有する電圧監視回路を有し、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与え、さらに前記電圧監視回路に前記開閉装置を開くための開指令信号を出力した場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が指令信号であった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する電動ブレーキ装置。
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