JP4928977B2 - 電気負荷の制御装置及び電動ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
103、またはそれらを接続するための通信線の異常を診断するためのフローチャートを示す。このフローチャートに基づく処理は、第1の演算回路100及び第2の演算回路
101が起動し、所定時間経過した後に実行される。
211において、第2の演算回路101は、第1の演算回路100が出力した制御指令
ONに基づいてリレー106をONするためのリレー操作指令信号(信号222)を出力する。
115の電圧値をモニタすることによって、電源からの電力の供給が安定したかを監視するようにしてもよい。これにより、信号線115からの電圧値が安定してから故障診断フローを実行できるので、リレー106のON/OFF状態の判定精度が向上する。
106及びリレー106の制御系の診断時間を大幅に短縮することができる。
108からコンデンサ401に大きな突入電流が流れる。リレー106をONにした直後、スイッチ部107はチャタリングを起こす。突入電流とチャタリングのため、スイッチ部107に火花が発生し、スイッチ部107が溶着するおそれがある。これを防止するために、抵抗400を介してコンデンサ401に電荷をチャージする。
106のON/OFF状態によらず第1の演算回路100が認識する電圧値E1は一定であり、電圧値E1からリレー106の状態を推定できない。
E1は変化しない。一方、リレー106がOFFの場合、電源108からモータに電力が供給されず、コンデンサ401からモータに電力が供給されるため、コンデンサ401の電荷がなくなるにつれて信号線117の値、すなわち電圧値E1が低下する。すなわち、電圧値E1が閾値より小さい場合、スイッチ部107はOFFと推測され、電圧値E1が閾値以上の場合、スイッチ部107はONと推測される。
HI信号が出力され、正常な状態、すなわち信号線113のLO信号によってリレーが
OFF状態であれば、コンデンサ401からモータに電力が供給され、電圧値E1が低下して、閾値である故障判定電圧値よりも小さくなる。これにより、リレーに関わるいずれの回路も正常であることを判断することが可能である。t601はコンデンサ41の電荷が変化するのに十分な時間であり、コンデンサの容量やモータの駆動状態に依存するが、例えば50[ms]を目標に設定することが可能である。t302の後、信号線117にLO信号を出力し、モータの駆動を停止する。これによって、抵抗体400を通じてコンデンサ401が充電され、電圧値E1が次第に上昇する。
LANに接続されている機器からも、ブレーキ力指令値を受け取ることができる。従って、この電動ブレーキは、運転者のブレーキ操作だけではなく、車両の姿勢制御,前方車両追従制御,アンチスキッド制御,スリップ防止制御に代表される自動ブレーキ制御のアクチュエータとしても使用されることが可能である。
109のトルクがゼロになった場合もブレーキ力を保持する。
50,モータ109およびインバータIVCへの電力供給はECU3の指令に基づいて、ECU2内のリレー120を操作して行う。モータ109の回転は、回転角検出センサ
56の出力をフィードバックして制御する。パッドへの推力は、推力センサ54の出力をフィードバックして制御する。また、モータ温度センサ56の検出温度に応じて、モータの制御値を補正することによって温度補償を行う。尚、これは一例であって、回転角検出センサ52,推力センサ54,モータ温度センサ56をその代替手段に置き換えてモータを制御しても良い。DMPは機部であるキャリパ、DCPは電部であるコントローラ部を示し、コントローラ部は制御装置ECU3を含んでいる。この例は機部と電部が一体になった機電一体型の電動ブレーキである。図8に示すように、この電動ブレーキはホイール61が設けられたばね下に配置される。その一方で、リレー106を有するECU2は、信頼性向上のために、振動の少ないばね上に配置されることが好ましいが、ばね下に配置されていても良い。
910によって検出され、モータ109の電圧は、相電圧モニタ911によって検出される。推力センサ54,回転角検出センサ52,モータ温度センサ56の各センサ信号は、それぞれ推力センサインターフェース912,回転角検出センサインターフェース913,モータ温度センサインターフェース914を介して制御装置内に取り込まれる。
110を介して送信し、信号線110の電圧を監視することで、リレー106のON固着故障を診断する。リレー106の遮断を確認するためにはコンデンサ401の電荷を抜く必要があり、モータ109かPKBソレノイド50に電流を流す。モータ109は3相
DCブラシレスモータなので、d軸(直軸)に電流を流してもモータが回転しないため、診断時にq軸には電流を流さずにd軸に電流を流すことで車両へ影響を与えずに故障診断が可能になる。また、PKBソレノイドにソレノイドが動作しない程度に電流を流しても同様に車両へ影響を与えない。
HI信号を出力し、電圧監視回路901が信号線902にLO信号を出力する。これにより、信号線116(すなわち信号線113)がLO信号状態になる。この信号線116を第1の演算回路100が監視して、LOの場合に正常、HIの場合は異常と判定する。
t1103は判定に必要な時間であり、例えば50[ms]である。
[ms]である。
101 第2の演算回路
103 論理回路
106 リレー
109 モータ
110,111,112,113,116 信号線
114 電源線
Claims (14)
- 電気負荷への電源供給を遮断する開閉装置への第1の開閉指令信号を出力するとともに、前記電気負荷への電源供給電圧値を入力する第1の演算回路と、
前記第1の演算回路からの制御信号に応じて前記開閉装置への第2の開閉指令信号を出力する第2の演算回路と、
前記第1の開閉指令信号と前記第2の開閉指令信号とを入力し、当該2つの開閉指令信号値の論理演算を行って、当該論理演算の結果を前記開閉装置に対して出力する論理回路と、
前記論理回路の出力信号を前記第1の演算回路に入力する信号線1と、
前記開閉装置と前記電気負荷を結ぶ電源線の電圧値を前記第1の演算回路に伝達する信号線2とを有し、
前記信号線1と前記信号線2とから得られる信号に基づいて前記開閉装置の診断を行う電気負荷の制御装置。 - 請求項1記載の電気負荷の制御装置であって、前記論理回路は論理積回路であり、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が閉指令信号であった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する電気負荷の制御装置。
- 請求項1記載の電気負荷の制御装置であって、前記論理回路は論理積回路であり、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が開指令信号であり、さらに入力した前記電源供給電圧値が所定値以上だった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する電気負荷の制御装置。
- 請求項1記載の電気負荷の制御装置であって、前記論理回路は論理積回路であり、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が開指令信号であり、入力した前記電源供給電圧値が所定値以下であることを判定し、さらに前記第1の演算回路は、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力させるための前記制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が閉指令信号だった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する電気負荷の制御装置。
- 請求項4記載の電気負荷の制御装置であって、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力する前の所定時間内に、前記電気負荷への電源供給電圧値が安定したかどうか監視する電気負荷の制御装置。
- 請求項4記載の電気負荷の制御装置であって、前記第1の演算回路は、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号または前記電源供給電圧値の信号を用いた判定を所定時間内に複数回行う電気負荷の制御装置。
- 請求項3記載の電気負荷の制御装置であって、前記電気負荷はモータであり、前記モータと並列に接続されたコンデンサと、前記開閉装置に並列に接続された抵抗とを有し、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が開指令信号であった場合に、前記モータに対して駆動信号を出力し、その後入力した前記電源供給電圧値が所定値以上だった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する異常診断処理を実施する電気負荷の制御装置。
- 請求項3記載の電気負荷の制御装置であって、前記電気負荷はモータであり、前記モータと並列に接続されたコンデンサと、前記開閉装置に並列に接続された抵抗および前記抵抗に直列に接続されたダイオードとを有し、前記コンデンサがチャージされた状態から前記開閉装置を閉じたときに、前記電源供給電圧値が前記ダイオードよりも電源供給側の電圧まで上昇する変化を監視することによって、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を診断する異常診断処理を実施する電気負荷の制御装置。
- 回転直動変換機構により変換されたモータのトルクによってブレーキパッドをディスクロータに押し付けることによって制動力を発生する電動ブレーキ装置であって、前記モータへの電源供給を遮断する開閉装置への第1の開閉指令信号を出力するとともに、前記モータへの電源供給電圧値を入力する第1の演算回路と、前記第1の演算回路からの制御信号に応じて前記開閉装置への第2の開閉指令信号を出力する第2の演算回路と、前記第1の開閉指令信号と前記第2の開閉指令信号とを入力し、当該2つの開閉指令信号値の論理演算を行って、当該論理演算の結果を前記開閉装置に対して出力する論理回路と、前記論理回路の出力信号を前記第1の演算回路に入力する信号線1と、
前記開閉装置と前記電気負荷を結ぶ電源線の電圧値を前記第1の演算回路に伝達する信号線2とを有し、
前記信号線1と前記信号線2とから得られる信号に基づいて前記開閉装置の診断を行う電動ブレーキ装置。 - 請求項9記載の電動ブレーキ装置であって、前記論理回路は論理積回路であり、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が開指令信号であり、さらに入力した前記電源供給電圧値が所定値以上だった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する電動ブレーキ装置。
- 請求項10記載の電動ブレーキ装置であって、前記モータと並列に接続されたコンデンサと、前記開閉装置に並列に接続された抵抗とを有し、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を開けるための開指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与えた場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が開指令信号であった場合に、前記モータに対して駆動信号を出力し、その後入力した前記電源供給電圧値が所定値以上だった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する異常診断処理を実施する電動ブレーキ装置。
- 請求項11記載の電動ブレーキ装置であって、前記異常診断処理は、装置の起動時に行われる電動ブレーキ装置。
- 請求項12記載の電動ブレーキ装置であって、前記異常診断処理における前記モータに対する駆動信号は、q軸に電流を流さずd軸のみに電流を流す駆動信号である電動ブレーキ装置。
- 請求項9記載の電動ブレーキ装置であって、前記論理回路は論理積回路であり、前記第1の演算回路へ供給される電圧を監視し、電圧が前記演算回路の動作を維持するのに十分な値を示している際に前記論理回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力する機能を有する電圧監視回路を有し、前記第1の演算回路は、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力するとともに前記第2の演算回路に対して、前記開閉装置を閉じるための閉指令信号を出力させる制御信号を与え、さらに前記電圧監視回路に前記開閉装置を開くための開指令信号を出力した場合であって、前記信号線から入力した前記論理回路の出力信号が閉指令信号であった場合には、前記開閉装置に関わるいずれかの回路の異常を示す信号を出力する電動ブレーキ装置。
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