JP4927549B2 - コンタクト開口計測方法 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、本特許出願の譲受人に譲渡され、かつ参照として本明細書に組み込まれている、2002年7月30日に提出された米国特許出願第10/209,087号の一部継続出願である。
発明の分野
[0002]本発明は一般的に、半導体デバイス製造においてビアおよびダマシン構造などを含むホールおよびトレンチの微細加工に関し、具体的には半導体ウェーハ上に生成されたコンタクトホールの監視に関する。
発明の背景
[0003]コンタクトホールの生成は半導体集積回路の製造における共通のステップである。コンタクトホールは通常、酸化層や部分的導電層などの、上にある非導電(誘電体)層を介して半導体または金属層に電気接続するために使用される。コンタクトホールを生成するためには、1層のフォトレジストがウェーハ表面に堆積される。フォトレジストは紫外線や他の照射線に暴露され、ウェーハ上に「マスク」を形成して、コンタクトホールの場所に開口があるようにするために硬化および展開される。次いで、ウェーハはエッチングステーションに転送されて、非導電層を介して半導体層に至るまでコンタクトホールを形成する。次いでフォトレジストマスクは除去され、コンタクトホールは金属で充填される。類似のプロセスが、ウェーハ表面にトレンチやビアを生成する際に使用される。
[0004]一貫したデバイス性能を保証するために、コンタクト開口の深さ、幅および底面の清浄度は注意深くコントロールされなければならない。(本特許出願の文脈および請求項において、「コンタクト開口」という用語は、コンタクトホール、ビアおよびトレンチの両方を含む上記のタイプの全構造を指している。しかし、コンタクト開口を検査し、その生成を監視するための特定の技術は、コンタクトホールを具体的に参照して一例として説明される。)コンタクト開口の寸法のずれはコンタクト抵抗のばらつきにつながりうる。これらのばらつきはデバイス性能に対して重大な影響を有し、またプロセス歩留まりの損失につながりうる。従って、コンタクト開口の形成時にずれが生じると即座にそれを検出し、また高価なウェーハの製造プロセス途中での損失を回避するための補正動作を採るために、製造プロセスは注意深く監視およびコントロールされなければならない。
[0005]コンタクトホールおよび他のコンタクト開口を検査するための走査電子顕微鏡(SEM)を使用することは当業において既知である。SEMの原理および、半導体デバイス構造の微量分析におけるその使用は例えば、YacobiらによるMicroanalysis of Solids(Plenum Press、ニューヨーク、1994年)の第2章に説明されており、これは参照として本明細書に組み込まれている。コンタクトホールは通常その幅よりも深さがより大きいため、Yacobiらによって説明されるように、特殊な高アスペクト比(HAR)イメージングモードが使用される。誘電体層を介して下方の半導体にまで達するオープンコンタクトホールは画像中ではっきりと現れるのに対して、半導体層に完全には暴露されていないクローズホールはぼんやりとしている。
[0006]SEMを使用するHAR技術は、実現には時間およびコストがかかり、また非常に高いアスペクト比(およそ>10)で使えなくなり、これはDRAMなどの一部の集積回路において使用される。これらはまた、コンタクトホールを閉じさせることが可能な異なるタイプの閉塞を区別する(例えば、ホールの底部の残渣の堆積に対して、ホールをアンダーエッチングする)ことができない。さらにまた、HARイメージング技術は一般的に、フォトレジストマスクがウェーハ表面から取り除かれた後にのみ使用可能である。その結果、コンタクトホールがアンダーエッチングされたということが検査時に発見されればエッチングプロセスを継続できる可能性はない。
[0007]コンタクトホール検査のための代替方法は、Yamadaらによって、Microelectronics−Reliability41:3(2001年3月)の455〜459ページの「An In−Line Process Monitoring Method Using Electron Beam Induced Substrate Current」に説明されており、これは参照として本明細書に組み込まれている。試料電流、吸収電流または補償電流としても知られている電子ビームシステムにおける基板電流は、試料を介して(つまりウェーハを介して)一次電子ビームからグラウンド(アース)に流れる、もしくは流れるであろう吸収電流として画成される。すなわち、試料電流は一次ビーム電流(つまり、システムにおいて試料を照射する電子ビームの電子の電流)と、(任意のローカル帯電効果や時定数に対して調整された)二次的後方散乱電子によって試料の表面から放出された電子の全歩留まりとの差に等しい。試料電流は、一次電子ビームのエネルギーが試料の正または負帯電ドメインのいずれであるかによって正または負のいずれであってもよい。(eビーム照射による正および負の帯電の現象は、Yacobiらによる上記参照において説明されている。)Yamadaらはシリコン基板の上にあるSIO表面層における単一のコンタクトホールおよびホールのグループでの電子ビームを目的としており、またその結果得られる試料電流を測定した。彼らは、試料電流が、ホールの直径ならびにホール底部の酸化物厚の良好なインジケータであることを発見した。
[0008]Yamadaらはさらに、米国特許出願公開第US2002/0070738 A1号においてコンタクトホール測定のさらなる態様について説明しており、この開示は参照として本明細書に組み込まれている。半導体デバイスは、コンタクトホールを有していないサンプルのエリアにおける試料電流を背景値として測定し、この値をホールのエリアで測定された電流と比較することによって検査される。測定がデバイス、またはこのデバイスを生成する際に使用される製造機器の欠陥のいずれを示しているかを判断するために、電流波形は自動的に評価される。
発明の概要
[0009]本発明は、サンプル上の誘電体または部分的導電層に形成されたコンタクト開口および他の開口の特徴を評定するための、具体的には半導体デバイスの生成においてビアやトレンチならびにコンタクトホールなどのコンタクト開口の品質を監視するための改良された方法およびシステムを提供する。
[0010]本発明の実施形態において、一次ビーム電流によって特徴付けられた帯電粒子ビーム、通常電子ビームは、コンタクト開口や他の開口がエッチングされているサンプルのエリアを照射することを目的としている。コンタクト開口のエッチング状態は、電子ビームに応答してサンプルによって発生されたエッチングインジケータ信号を測定することによって判断される。エッチングインジケータ信号は通常、サンプル回路における単一の開口または開口のアレイを流れる全試料電流に基づいている。代替的あるいは付加的に、エッチングインジケータ信号は、サンプルの表面から放出された二次的後方散乱電子の全歩留まりに基づいていてもよい。試料電流は一次ビーム電流と全電子歩留まりとの差から推定されることが可能である。一定の実施形態が試料電流を具体的に参照して以下に説明されているが、これらの実施形態の原理は一般的に、試料電流に代わって、またはこれに加えて、二次的後方散乱電子の全歩留まりに基づいたエッチングインジケータ信号と共働するように適合されてもよい。
[0011]本特許出願の文脈および請求項において使用されているような、「コンタクト開口の「エッチング状態」や「エッチング品質」は、コンタクトまたは他の開口の1セットの特徴のうちの1つ以上を指している。これらの特徴は一般的に、ホールの底部での任意の誘電体材料の残りの(残渣)厚さを含んでおり、これらはまた、コンタクト、トレンチまたはビアの深さおよび/または幅、開口内部の残渣の有無、およびダマシン構造における下地銅にダメージを与えるエッチングストップ層を介するパンチを含んでいてもよい。試料電流の測定はコンタクトホールの底部の直径を示しており、ここでコンタクトは、HAR SEMイメージングとは異なり下地層によって作られ、コンタクトホールの上端の直径を主に示している。コンタクトホールの底部の直径は、ホールが金属で充填された場合に形成されたコンタクトの抵抗への影響に関する限界寸法である。
[0012]エッチングインジケータ信号は、単一のコンタクト開口のエリアを照射するために、細い粒子ビームを使用して測定されてもよい。あるいはまた、上述の米国特許出願第10/209,087号に説明されているように、強調信号を付与するために、1グループのコンタクト開口が、通常デフォーカスまたはラスターフォーカスビームを使用して同時に照射されてもよい。
[0013]本発明の幾つかの実施形態において、較正手順が、所与の名目コンタクトホールの直径に対する絶対閾値試料電流を判断するために使用される。そして実際の試料電流は、サンプルの表面に分布された名目直径の多数の異なるコンタクトホールを照射することによって測定される。所与のコンタクトホールのエリアにおけるサンプルの照射による試料電流の測定された大きさが閾値以上であれば、コンタクトホールは十分にエッチングされたと考えられる。しかしながら、測定された試料電流が閾値よりもかなり小さい場合は、コンタクトホールはアンダーエッチングされていると考えられ、プロセス欠陥が生じたことを示す。
[0014]別の較正手順が、試料電流に対する相対的閾値を判断するために使用される。相対的閾値は、サンプル上の異なる場所の同じタイプのコンタクトホールにできた、試料電流測定の最大の不均一性を画成する。閾値よりも大きい、異なる場所で測定された試料電流のばらつきは、製造プロセスにおける問題を示していると考えられる。
[0015]本発明の幾つかの実施形態において、テスト構造が、ウェーハスクライブラインまたはインダイ(in−die)のいずれかでサンプル上に形成されて、プロセス品質を評定する際に使用される。テスト構造は例えば、段階的な直径のコンタクトホールなどの、様々な横方向寸法のコンタクト開口のアレイを備えることができ、サンプル上に形成される機能的コンタクトホールの名目直径よりも幅の広い開口もあり、またこれより狭い開口もある。(本特許出願の文脈および請求項において、「横方向」とは、コンタクト開口の深さ寸法に垂直な方向または寸法を指している。)サンプルのエッチング中、コンタクトホールの深さは、その直径にほぼ比例する割合で増加する。エッチングプロセスが適切に調整される場合、名目直径付近またはこれより大きいテストホールに対して測定された試料電流は高いはずであり、誘電体の完全なエッチングを示している。直径の小さなホールについて測定された試料電流は明らかにより低いこともあり、これらのホールの不完全なエッチングを示している。従って、テスト構造は、エッチング深さのばらつきの読み取りを、ホール直径の関数として提供する。欠陥が機能的コンタクトホールの品質に悪影響を与えるほど深刻になる前に、アンダーエッチングなどの初期のプロセス欠陥を検出するために、この読み取りの変化が使用されてもよい。
[0016]別の実施例として、テスト構造は、同じ直径を有するコンタクトホールの高密度および低密度アレイの両方を備えていてもよい。コンタクトホールのエッチングレートはしばしば、コンタクトホールが緊密な間隔である場合のミクロロード効果によるコンタクトホールの密度の関数である。従って、一般に、エッチングレートは、低密度アレイよりも、高密度コンタクトホールアレイのほうが実質的により低い。テスト構造における高密度および低密度アレイのコンタクトホールの間隔は通常、インダイパターンに対する実際のコンタクトホールの間隔の限定事例を表すように選択される。代替的または付加的に、コンタクトホールの密度は、エッチングプロセスウィンドウに関する従来の知識から判断可能である。従って、高密度および低密度アレイにおけるコンタクトホールに対するエッチングインジケータ信号を測定することによって、ミクロロードによってインダイパターン内に生じうるエッチング問題を検出することができる。
[0017]本発明のさらなる実施形態において、新規のテスト構成が、所与の粒子ビーム電流およびコンタクトホールサイズに対するエッチングインジケータ信号の強度や感度を高めるために使用される。これらのテスト構成は、とりわけコンタクトホールの底部の非常に薄い層や残りの誘電体に対する感度を高めるために有用である。これらの実施形態のうちの1つにおいて、粒子ビームは、普通角ではなく、つまり少なくともわずかな傾斜でもってサンプルの表面を照射する。結果として、エネルギーの一次ビームは底部よりもむしろコンタクトホールの側壁に衝突する。サンプルの表面は負にプリチャージされるため、コンタクトホールの側壁および上縁から放出された二次電子はホールの底部に向かって駆動される。しかしながら、二次電子は、一次ビームの電子よりも実質的にエネルギーが少ない。従って、二次電子は一次電子よりも、コンタクトホールの底部にあってもよい薄い残渣層を貫通することができない。結果として、角度の付いた粒子ビームを使用する試料電流の測定は、幾つかの条件下では、従来の正常入射ビームを使用して達成可能なエッチング状態のより感度の高いインジケータを提供することができる。
[0018]角度の付いたビームは、当業者に明らかなように、他の用途における試料電流測定の感度を高めるためにも使用されてよい。例えば、角度の付いたビームはコンタクトホールの側壁の打ち抜きを測定するために使用されてもよく、これは、側壁を介して隣接するポリシリコン構造への電流漏れにつながる。別の実施例として、シリコンウェーハの周辺に生成されたコンタクトホールは、誘電体エッチングプロセスにおけるフリンジフィールドの効果によって傾斜されてもよい。電子ビームに角度が付けられてもよいため、電子は依然としてこれらの傾斜したコンタクトホールの底部に衝突し、またはビームがコンタクトホールの側壁に所望の角度で突き当たることを保証する。
[0019]別の実施形態において、サンプルは帯電粒子ビームによって、および電磁照射によって、つまり光子ビーム、通常は目に見える近赤外線または紫外線光のビームによって同時に照射される。この技術は、例えば、半導体ウェーハにおいて製作される機能的ダイスにおけるP−N接合(またはP−N接合に接続された機能ダイス)に接触するために使用されるコンタクトホールのエッチング品質を評定する際に有用である。このような接合が帯電粒子ビームのみからの帯電によってバイアスされると、(接合は非導電リバースバイアスダイオードとして作用するために)帯電誘発電圧が接合をリバースバイアスすれば半導体基板に試料電流はほとんどまたは全く流れない可能性がある。しかしながら、半導体バンドギャップエネルギーよりも大きな光子エネルギーで接合に光が照射されると、電子ホール対がP−N接合および基板において作成されて、かなりの試料電流がP−N接合に流れるであろう。粒子ビームおよび電磁照射の組み合わせはまた、当業者には明らかであるように、半導体ウェーハ上に生成されたデバイス、特にフロントエンドデバイス構造の他のアスペクトを測定するために使用可能である。
[0020]上記のように、コンタクトホールを流れる試料電流の測定において、サンプルの上表面、つまり電子ビームが入射する表面を負にバイアスすることはかなり好都合である。当業において既知のシステムにおいて、負バイアスは、表面をプリチャージするために、負帯電ドメインにおいて、高エネルギーで(つまり、ウェーハからの後方散乱した二次電子の全歩留まりが一次電子ビームの電流未満であるエネルギー範囲で)電子ビームを操作することによって作成される。しかしながら、高エネルギー照射はサンプルへのダメージをもたらす可能性がある。従って、本発明の幾つかの実施形態において、表面近くの電極が、表面が電子ビームによって照射されている時に負バイアス電位を適用するために使用される。バイアス電位は表面から放出された二次電子を表面に戻すことによって、当業において既知のシステムにおけるように、表面の高強度かつ高エネルギー照射を必要とせずに、正味の負のプリチャージを作成することができる。
[0021]従って、本発明の実施形態に従った、
エッチングプロセスによる第2の層におけるコンタクト開口の生成に続いて、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された該第2の層とを有するサンプルを受け取るステップであって、該コンタクト開口は、異なるそれぞれの横方向寸法を有する複数のテスト開口を含むステップと、
該テスト開口を照射するために帯電粒子ビームを向けるステップと、
該ビームに応答して、該第1の層を流れる試料電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによって、エッチングインジケータ信号を生成するステップと、
該エッチングプロセスの特徴を評定するために、該テスト開口の該横方向寸法の関数として該エッチングインジケータ信号を分析するステップとを含む、プロセス監視のための方法が提供される。
[0022]本発明の一態様において、該エッチングインジケータ信号を分析するステップは、該テスト開口の底部の誘電体層の残渣厚を該横方向寸法の関数として評定するステップを含む。一実施形態において、該テスト開口は、第1の横方向寸法を有する第1の開口と、該第1の横方向寸法未満の第2の横方向寸法を有する少なくとも1つの第2の開口とを含み、該方法は、該第1の開口が該第1の層に達するほど深いのに対して、該少なくとも1つの第2の開口は該第1の層に達するほどは深くないように、該エッチングインジケータ信号に応答して該エッチングプロセスをコントロールするステップを含む。別の実施形態において、該テスト開口はさらに、該第1および第2の横方向寸法の中間の第3の横方向寸法を有する第3の開口を含み、また該エッチングインジケータ信号を分析するステップは、該エッチングインジケータ信号が、該第3の開口が該第1の層に達するほど深くないことを示す場合に潜在的なプロセス欠陥を検出するステップを含む。
[0023]本発明の別の態様において、該サンプルは該第1および第2の層の間に形成されたバリア層を有していてもよく、該残渣厚を評定するステップは、該バリア層の完全性を評定するために該第2の層をエッチングした後に該エッチングインジケータ信号を分析する工程と、次いで、通常は該コンタクト開口の少なくとも幾つかが該バリア層を介して該第1の層までエッチングされたことを検証するために、該バリア層をエッチングした後に該エッチングインジケータ信号を分析する工程とを含む。
[0024]本発明のさらに別の態様において、該エッチングインジケータ信号を分析するステップは、該テスト開口の底部の限界寸法を該横方向寸法の関数として評定する工程を含む。
[0025]任意に、該エッチングインジケータ信号を分析するステップは、該帯電粒子ビームのビーム電流を測定する工程と、該ビーム電流に対する該エッチングインジケータ信号の比を分析する工程とを含む。あるいはまた、該試料電流と、該全歩留まりの少なくとも一方を測定するステップは、該サンプルの該表面から放出された該電子の該全歩留まりを測定する工程を含み、さらに該ビームの一次電流を測定する工程と、該エッチングインジケータ信号を判断するために該一次電流と該全歩留まりとの差をとる工程とを含む。
[0026]開示された実施形態において、該複数のテスト開口は、該サンプルの異なる場所に分布されたそれぞれのテストエリアにおける該テスト開口の複数のグループを含んでおり、また該ビームを向けるステップは、テストエリアのうちの少なくとも2つの各々を照射するために、該ビームと該サンプルの少なくとも一方を位置決めする工程を含む。該エッチングインジケータ信号を分析するステップは、該エッチングプロセスの均一性を評定するために、該サンプルにわたる該エッチングインジケータ信号のばらつきを評価する工程を含む。
[0027]通常、該ビームを向けるステップは、該試料電流の測定を容易にするために、該テスト開口に近接する該サンプルの表面をプリチャージするように該ビームを操作する工程を含む。
[0028]本発明の一態様において、該サンプルは半導体ウェーハを含み、また該コンタクト開口は、コンタクトホール、トレンチおよびビアのうちの少なくとも1つを含む。該複数のテスト開口に含まれていない該コンタクト開口の少なくとも幾つかはウェーハ上の複数の超小型電子回路に属していてもよく、ここで該回路はスクライブラインによって分離され、また該テスト開口は該スクライブラインのうちの1つに配置される。
[0029]本発明の別の態様において、該サンプルを受け取るステップは、該コンタクト開口をエッチングする際に使用されたフォトレジスト層が該第2の層の上にある該サンプルを受け取る工程を含み、また該エッチングインジケータ信号を分析するステップは、該フォトレジスト層を除去する前に該テストエリアを照射しつつ該エッチングインジケータ信号を監視する工程を含む。該方法は、該エッチングインジケータ信号が、1つ以上の該テスト開口の底部における該第2の層の残渣厚が所定の限界値よりも大きいことを示す場合に、その深さを増加させるために該フォトレジスト層を使用して該第2の層をさらにエッチングするステップを含む。
[0030]一実施形態において、該エッチングインジケータ信号を分析するステップは、該コンタクト開口内の残渣を検出する工程を含み、また該方法は、該残渣を除去するために、該帯電粒子ビームで該サンプルを照射する。
[0031]任意に、該ビームを向けるステップは、該テスト開口を照射するために該帯電粒子のパルスビームを向ける工程を含み、また該試料電流と、該電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定するステップは、該サンプルへの容量結合によって該試料電流の時間的ばらつきを測定する工程を含む。
[0032]本発明の実施形態に従って、
エッチングプロセスによる第2の層におけるコンタクト開口の生成に続いて、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された該第2の層とを有するサンプルを受け取るステップであって、該コンタクトホールは、第1および第2のアレイのテスト開口間の異なるそれぞれの第1および第2の間隔によって特徴づけられた該テスト開口の該少なくとも第1および第2のアレイを含むステップと、
該テスト開口を照射するために帯電粒子ビームを向けるステップと、
該ビームに応答して、該第1の層を流れる試料電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによってエッチングインジケータ信号を生成するステップと、
該エッチングプロセスの特徴を評定するために、該テスト開口の該アレイの該間隔の関数として該エッチングインジケータ信号を分析するステップとを含む、プロセス監視のための方法もまた提供される。
[0033]本発明の一態様において、該エッチングインジケータ信号を分析するステップは、該テスト開口の底部の誘電体層の残渣厚を該間隔の関数として評定する工程を含む。通常、該第1の間隔は該第2の間隔よりも実質的に大きく、また該方法は、該第1のアレイの該テスト開口は該第1の層に達するほど深いのに対して該第2のアレイの該テスト開口は該第1の層に達するほどは深くないように、該エッチングインジケータ信号に応答して該エッチングプロセスをコントロールするステップを備える。
[0034]サンプル上で実施されるプロセスを監視するための方法が、本発明の実施形態に従って付加的に提供され、該方法は、
実質的に法線から該サンプルの表面までの角度においてずれているビーム軸に沿って該サンプルを照射するために帯電粒子ビームを向けるステップと、
該サンプルの該ビームの入射に応答して、該サンプルを流れる試料電流を測定するステップと、
該プロセスの特徴を評定するために該試料電流を分析するステップと、を含む。
[0035]通常、該サンプルは、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された第2の層とを有しており、該プロセスは、該第2の層にコンタクト開口を生成するために該サンプルに適用されるエッチングプロセスを含んでおり、該ビームを向けるステップは該コンタクト開口を照射する工程を含んでおり、また該試料電流を分析するステップは該エッチングプロセスを評定する工程を含む。該コンタクトホールの幾つかは該表面に対する該法線の傾斜によって特徴づけられてもよく、また該ビームを向けるステップは、該傾斜を補償するために該ビームに角度をつける工程を含んでもよい。
[0036]通常、該コンタクト開口は側壁と底部を有しており、該ビームを向けるステップは付加的または代替的に、該帯電粒子の多くが該底部よりも該側壁に衝突するように該ビームに角度をつけるステップを含む。本発明の一態様において、該コンタクト開口はアスペクト比によって特徴付けられており、該ビームを向けるステップは、該法線から該表面まで、少なくとも該アスペクト比の逆数の逆正接の分だけずれる角度で該ビーム軸を整列させる工程を含む。
[0037]本発明の実施形態に従って、
サンプルの表面を照射するために帯電粒子ビームを向けることによって、電子が該表面から放出されるステップと、
該放出された電子の少なくとも一部を該表面に戻すために、該表面近傍に電解を適用することによって、該表面に負のプリチャージを発生させるステップと、
該ビームおよび該負のプリチャージに応答して該サンプルによって生成された信号を受け取るステップとを含むプロセス監視のための方法がさらに提供される。
[0038]通常、該サンプルは、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された第2の層とを有しており、該負のプリチャージは該誘電体層の該表面上に形成される。
[0039]本発明の一態様において、該ビームを向けるステップは、該表面に該負のプリチャージを発生させるためにプリチャージインターバル中に該ビームを操作する工程と、次いで、該信号を発生させるために該プリチャージインターバル後に該ビームを操作する工程とを含む。通常、該プリチャージインターバル中に該ビームを操作するステップは、電子が該サンプルの該表面の正帯電ドメインにエネルギーを有するように、該ビームソースを設定する工程を含む。
[0040]本発明の実施形態に従って、
電磁照射を含む第1のビームで該半導体デバイスの接合を照射するステップと、
帯電粒子の少なくとも幾つかが、該電磁照射によって実質的に同時に該接合に入射するように、該帯電粒子を含む第2のビームで該デバイスを照射するステップと、
該接合への該第1および第2の入射に応答して、該デバイスの特性を測定するステップと、を含む、半導体デバイスをテストするための方法がさらに提供される。
[0041]本発明の態様において、該特性を測定するステップは、該デバイスの電子画像を形成する工程を含む。
[0042]本発明の別の態様において、該接合は半導体材料を含んでおり、該接合を該第1のビームで照射するステップは、該半導体材料のバンドギャップ以上のエネルギーを有する光子で該接合を照射する工程を含む。通常、該接合はP−N接合を含む。
[0043]付加的または代替的に、該特性を測定するステップは該デバイスを流れる電流を測定する工程を含み、ここでは誘電体層が該接合上に形成されており、該接合に接触するためにコンタクトホールが該誘電体層を介して形成されており、また該第1および第2のビームで該接合を照射するステップは該コンタクトホールの内部を照射する工程を含んでおり、該電流を測定するステップは該電流に基づいて該コンタクトホールの特徴を評定する工程を含む。通常、該特徴を評定するステップは該コンタクトホールの適合性を評定して、該接合と導電接触する工程を含む。
[0044]本発明の実施形態に従って、
エッチングプロセスによる第2の層におけるコンタクト開口の生成に続いて、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された該第2の層とを有するサンプルを受け取るステップと、
1つ以上の該コンタクト開口を照射するために帯電粒子ビームを向けるステップと、
該コンタクト開口への該ビームの入射に応答して、該ビームの一次電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりとを測定するステップと、
該エッチングプロセスの特徴を評定するために、該一次電流と該電子の該全歩留まりとの関係を分析するステップと、を含む、プロセス監視のための方法がさらに提供される。
[0045]該関係を分析するステップは、該一次電流と該全歩留まり間の差を分析する工程、または、付加的あるいは代替的に該一次電流と該全歩留まりの比を分析する工程を含んでもよい。
[0046]少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された第2の層とを有するサンプルのプロセス監視のための方法であって、コンタクト開口がエッチングプロセスによって該第2の層に形成されることを特徴とする方法が、本発明の実施形態に従ってさらに提供され、該方法は、
所与のセットの該コンタクト開口の特徴について、帯電粒子ビームによる該コンタクト開口の照射に応答して、該第1の層を流れる試料電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによって生成されたエッチングインジケータ信号の閾値レベルを判断するステップと、
該所与のセットの特徴を有し、かつ該サンプルの表面上の異なるそれぞれの位置に配設された複数の該コンタクト開口の各々を照射するために該帯電粒子ビームを向けるステップと、
該ビームに応答して、該複数のコンタクト開口の該それぞれの位置の各々で生成された該エッチングインジケータ信号を判断するステップと、
該エッチングプロセスの特徴を評定するために、該それぞれの位置で生成された該エッチングインジケータ信号を該閾値レベルと比較するステップと、を含む。
[0047]通常、該エッチングインジケータ信号を比較するステップは、該試料電流の絶対的大きさが所定のマージンよりも大きく該閾値レベルを下回る場合、該コンタクト開口の少なくとも幾つかはアンダーエッチングされたと判断する工程を含む。
[0048]付加的または代替的に、該閾値レベルを判断するステップは、該開口内の該第1の層を暴露するための該第2の層を介する該コンタクト開口のエッチングに対応する該エッチングインジケータ信号のレベルを求める工程を含む。開示された実施形態において、該レベルを求めるステップは、他のサンプルで実行される該エッチングプロセスの該特徴を評定する際の後続の適用に対して、テストサンプルで実行された手順において該閾値レベルを較正する工程を含む。通常、該閾値レベルを較正するステップは、該テストサンプルによって発生された該エッチングインジケータ信号を測定する工程と、該測定を、該テストサンプルにおける該コンタクト開口の断面形状と、該テストサンプルにおける該コンタクト開口を介してなされた電気接触の導電率の少なくとも一方と比較する工程と、を含む。
[0049]本発明の実施形態において、該サンプルは該第1および第2の層の間に形成されたバリア層を有しており、また該エッチングインジケータ信号のレベルを求めるステップは、該バリア層を暴露するための該第2の層を介する該コンタクト開口のエッチングに対応する第1のレベルを求める工程と、該開口内の該第1の層を暴露するための該バリア層を介する該コンタクト開口のエッチングに対応する第2のレベルを求める工程とを含む。通常、該エッチングインジケータ信号を比較するステップは、該バリア層の完全性を評定するために該第2の層をエッチングした後に該エッチングインジケータ信号を分析する工程と、次いで、該コンタクト開口の少なくとも幾つかが該バリア層を介して該第1の層までエッチングされたことを検証するために、該バリア層をエッチングした後に該エッチングインジケータ信号を分析する工程と、を含む。
[0050]該方法は、該エッチングプロセスの均一性を評定するために該サンプルにわたる該エッチングインジケータ信号のばらつきを評価するステップと、該サンプルにわたる該エッチングインジケータ信号の該ばらつきが所定の最大値よりも大きい場合にプロセス欠陥が生じたことを知らせるステップとを含んでもよい。
[0051]本発明の実施形態に従って、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された第2の層とを有するサンプルのプロセス監視のための方法であって、コンタクト開口がエッチングプロセスによって該第2の層に形成されることを特徴とする方法が付加的に提供され、該方法は、
所与のセットの特徴を共有し、かつ該サンプルにわたって異なるそれぞれの位置に配設された複数の該開口の各々を照射するために帯電粒子ビームを向けるステップと、
該帯電粒子ビームによる該コンタクト開口の照射に応答して、該第1の層を流れる試料電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによって、該複数の開口の該それぞれの位置の関数としてエッチングインジケータ信号を生成するステップと、
該エッチングプロセスの均一性を評定するために、該サンプルにわたる該エッチングインジケータ信号のばらつきを評価するステップと、を含む。
[0052]本発明の一態様において、該ばらつきを評価するステップは、該サンプルにわたる該エッチングインジケータ信号の該ばらつきが所定の最大値よりも大きい場合にプロセス欠陥が生じたと判断する工程を含む。
[0053]本発明の実施形態に従って、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された第2の層とを有するサンプルをエッチングするための装置であって、コンタクト開口がエッチングプロセスによって該第2の層に作成されており、該コンタクト開口は異なるそれぞれの横方向寸法を有する複数のテスト開口を含む装置がさらに提供されており、該装置は、
テストステーションであって
該テスト開口を照射するために帯電粒子ビームを向けるように適合された粒子ビームソースと、
該ビームに応答して、該第1の層を流れる試料電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによってエッチングインジケータ信号を生成するように結合された電流測定デバイスとを含むテストステーションと、
該エッチングプロセスの特徴を評定するために該テスト開口の該横方向寸法の関数として該エッチングインジケータ信号を分析するように適合されたコントローラと、を含む。
[0054]本発明の実施形態に従って、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された第2の層とを有するサンプルをエッチングするための装置であって、コンタクト開口がエッチングプロセスによって該第2の層に作成されており、該コンタクト開口は、第1および第2のアレイにおけるテスト開口間の異なるそれぞれの第1および第2の間隔によって特徴付けられた該テスト開口の該少なくとも第1および第2のアレイを含む装置がさらに提供されており、該装置は、
テストステーションであって
該テスト開口を照射するために帯電粒子ビームを向けるように適合された粒子ビームソースと、
該ビームに応答して、該第1の層を流れる試料電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによってエッチングインジケータ信号を生成するように結合された電流測定デバイスとを含むテストステーションと、
該エッチングプロセスの特徴を評定するために該テスト開口の該アレイの該間隔の関数として該エッチングインジケータ信号を分析するように適合されたコントローラと、を含む。
[0055]本発明の実施形態に従って、サンプル上で実施されるプロセスを監視するための装置がさらに提供されており、該装置は、
実質的に法線から該サンプルの表面までの角度においてずれているビーム軸に沿って該サンプルを照射するために帯電粒子ビームを向けるように適合された粒子ビームソースと、
該ビームに応答して、該サンプルを流れる試料電流を測定するように結合された電流測定デバイスと、
該エッチングプロセスの特徴を評定するために該試料電流を分析するように適合されたコントローラと、を含む。
[0056]本発明の実施形態に従って、
サンプルの表面を照射するために帯電粒子ビームを向けるように適合されていることによって、電子が該表面から放出される粒子ビームソースと、
プリチャージインターバル中に放出された該電子の少なくとも一部を表面に戻すために該表面近傍に電界を適用することによって、該表面に負のプリチャージを発生させるように適合されたバイアス電極と、
該ビームおよび該負のプリチャージに応答して該サンプルによって生成された信号を受け取るように結合された電流測定デバイスと、を含む、プロセス監視のための装置もまた提供される。
[0057]本発明の実施形態に従って、
電磁照射を含む第1のビームで該半導体デバイスの接合を照射するように適合された照射ソースと、
帯電粒子の少なくとも幾つかは該電磁照射によって実質的に同時に該接合に入射するように、該帯電粒子を含む第2のビームで該デバイスを照射するように適合された粒子ビームソースと、
該接合への該第1および第2のビームの入射に応答して、該デバイスの特性を測定するように適合された測定要素と、を含む、半導体デバイスをテストするための装置が付加的に提供される。
[0058]本発明の実施形態に従って、該エッチングプロセスによる第2の層におけるコンタクト開口の生成に続いて、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された該第2の層とを有するサンプルに適用された該エッチングプロセスを監視するための装置がさらに提供され、該装置は、
1つ以上の該コンタクト開口を照射するために帯電粒子ビームを向けるように適合された粒子ビームソースと、
該ビームの一次電流を検出するためのビーム電流検出器と、
該コンタクト開口への該ビームの入射に応答して該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりを検出するための二次電子検出器と、
該エッチングプロセスの特徴を評定するために、該一次電流と該全歩留まりとの関係に適合されたコントローラと、を含む。
[0059]本発明の実施形態に従って、
少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された第2の層とを有するサンプルに適用されたプロセスを監視するための装置であって、コンタクト開口がエッチングプロセスによって該第2の層に作成されている装置がさらに提供されており、該装置は、
テストステーションであって、
該サンプルの表面上の異なるそれぞれの位置に配設された複数の該コンタクト開口の各々を照射するために帯電粒子ビームを向けるように適合された粒子ビームソースと、
該帯電粒子ビームによる該複数のコンタクト開口の各々の照射に応答して、該第1の層を流れる試料電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによってエッチングインジケータ信号を生成するように適合された電流測定デバイスとを含むテストステーションと、
所与のセットの該エッチングプロセスの特性について該エッチングインジケータ信号の較正済み閾値レベルを記憶するように、また該エッチングプロセスの特徴を評定するために該複数のコンタクト開口の各々に対して生成された該それぞれのエッチングインジケータ信号を該閾値レベルと比較するように適合されたコントローラと、を含む。
[0060]本発明の実施形態に従って、
少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された第2の層とを有するサンプルに適用されたプロセスを監視するための装置であって、コンタクト開口がエッチングプロセスによって該第2の層に形成されている装置がさらに提供されており、該装置は、
テストステーションであって、
該サンプルにわたる異なるそれぞれの位置に配設された複数の該開口の各々を照射するために帯電粒子ビームを向けるように適合された粒子ビームソースと、
該帯電粒子ビームによる該コンタクト開口の照射に応答して、該第1の層を流れる試料電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによって、エッチングインジケータ信号を該複数の開口のそれぞれの位置の関数として生成するように適合された電流測定デバイスとを含むテストステーションと、
該エッチンプロセスの均一性を評定するために、該サンプルにわたる該エッチングインジケータ信号のばらつきを評価するように適合されたコントローラと、を含む。
[0061]本発明の実施形態に従って、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された第2のバリア層と、該第2の層の上に形成された第3の誘電体層とを有するサンプルのプロセス監視のための方法もまた提供され、該方法は、
第1のエッチングプロセスにおいて該第3の層のコンタクト開口をエッチングするステップと、
該第1のエッチングプロセスに続く第1の監視ステップにおいて該コンタクト開口を照射するために帯電粒子ビームを向けるステップと、
該第1の監視ステップにおける該帯電粒子ビームによる該コンタクト開口の照射に応答して、該第1の層を流れる試料電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによって、第2のエッチングインジケータ信号を生成するステップと、
該第1のエッチングプロセスの第1の特徴を評定するために該第1のエッチングインジケータ信号を評価するステップと、
第2のエッチングプロセスにおいて該第3の層から該第2の層へ該コンタクト開口をさらにエッチングするステップと、
該第2のエッチングプロセスに続く第2の監視ステップにおいて該コンタクト開口を照射するために該帯電粒子ビームを向けるステップと、
該第2の監視ステップにおける該帯電粒子ビームによる該コンタクト開口の照射に応答して、該第1の層を流れる該試料電流と、該サンプルの該表面から放出された該電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによって、第2のエッチングインジケータ信号を生成するステップと、
該第2のエッチングプロセスの第2の特徴を評定するために該第2のエッチングインジケータ信号を評価する工程と、を含む。
[0062]通常、該第1のエッチングインジケータ信号を評価するステップは該第2の層の完全性を評定する工程を含む。
[0063]付加的または代替的に、該第2のエッチングインジケータ信号を評価するステップは、該コンタクト開口の少なくとも幾つかが該第2の層を介して該第1の層までエッチングされたことを検証する工程を含む。
[0064]本発明の実施形態に従って、
少なくとも部分的に導電性の第1の層と、該第1の層の上に形成された第2のバリア層と、該第2の層の上に形成された第3の誘電体層とを有するサンプルのプロセス監視のための装置が付加的に提供され、該装置は、
第1のエッチングプロセスにおいて該第3の層にコンタクト開口を形成するように、またその後第2のエッチングプロセスにおいて該第3の層から該第2の層まで該コンタクト開口をさらにエッチングするように適合されたエッチングステーションと
テストステーションであって、
該コンタクト開口を照射するように帯電粒子ビームを向けるように適合された粒子ビームソースと、
該帯電粒子ビームによる該コンタクト開口の照射に応答して、該第1の層を流れる試料電流と、該サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定することによって、該第1のエッチングプロセスに続く第1のエッチングインジケータ信号と、該第2のエッチングプロセスに続く第2のエッチングインジケータ信号とを生成するように適合された電流測定デバイスとを含むテストステーションと、
該第1のエッチングプロセスの第1の特徴を評定するために該第1のエッチングインジケータ信号を評価するように、また該第2のエッチングプロセスの第2の特徴を評定するために該第2のエッチングインジケータ信号を評価するように適合されたコントローラと、を含む。
[0065]本発明は、図面と共になされるこの実施形態についての以下の詳細な説明からより完全に明らかになるであろう。
実施形態の詳細な説明
(システムおよび方法の概観)
[0081]本発明の実施形態に従った、テストパターン22がその上に形成された半導体ウェーハ20の概略上面図である図1Aを次に参照する。コンタクトホール26のアレイを備えるテストパターンは拡大図として示されている。単一のテストパターン22のみが図1に示されているが、複数のテストパターンがウェーハ20の表面上に分布されてもよい。上記の米国特許出願第10/209,087号に説明されたタイプなどの他のタイプのテスト開口およびテストパターンもまた使用されてもよい。テストパターンは、ウェーハ上の有用空間の損失を最小化するために、ウェーハ20上の隣接するダイス間のスクライブライン24に配置されてもよい。付加的または代替的に、以下に説明されるコンタクトホールの評価方法は、ダイスの機能的エリアに形成されたコンタクト開口に準用されてもよい。
[0082]テストパターン22におけるホール26は、図示されるように、大から小へ直径が段階的に変化されてもよい。ホールのサイズの段階的変化は、図4および図5を参照して以下に説明されるように、ウェーハ20を処理する際に使用されるエッチングプロセスの状態を評定する際にとりわけ有用である。通常、ホールは、直径が50nm〜1μmに及ぶように設計され、また少なくとも1つの直径分離して間隔をあけられる。しかしながら、ホールおよびテストパターンのこれらの寸法および間隔は一例として引用され、また他の寸法および間隔も同様に使用されてもよい。(ホール26間の間隔はまた、以下に説明されるように、変更されてもよい。)図1Aは1列のホール26のみを示しているが、ホールはまた二次元パターンで配列されてもよく、またホールの幾つかは同じ直径を有してもよい。テストパターンはまた、トレンチやビアなどの他のタイプのコンタクト開口(図示せず)を含んでもよい。
[0083]図1Bは、本発明の実施形態に従った、半導体ウェーハ上に形成されてもよい別のテストパターン21の概略上面図である。パターン21は、低密度パターン23と高密度パターン25の2つのパターンで並べられたコンタクトホール26を備える。通常、ホール26は低密度および高密度パターンの両方で同じ直径を有する。上記のとおり、コンタクトホールのエッチングレートは通常、ミクロロード効果ゆえに、低密度パターン23よりも高密度パターン25のほうが小さい。テスト構造における高密度および低密度アレイのコンタクトホールの間隔は通常、インダイパターンに対する実際のコンタクトホールの間隔の限定事例を表すように選択される。従って、高密度および低密度アレイのコンタクトホールを介する試料電流を測定することによって、ミクロロードゆえにインダイパターン内に生じうるエッチング問題を検出することができる。
[0084]図1Cは、本発明の実施形態に従った、半導体ウェーハ上のスクライブライン24のエリア内のさらに別のテストパターン36の概略上面図である。パターン36は図1Aおよび1Bに示されたパターンの原理を組み合わせる。パターン36は低密度および高密度のコンタクトホールのアレイ23および25を備えており、その直径は、ウェーハ上で生成されるインダイ機能的コンタクトホールの限界寸法(CD)にほぼ等しい。加えて、パターンは、インダイコンタクトホールよりも直径が小さいコンタクトホールの高密度アレイ27および低密度アレイ29と、インダイコンタクトホールよりも直径が大きいコンタクトホールの高密度アレイ31および低密度アレイ33とを備える。整列ターゲット35は通常、以下に説明されるように、パターンの資料電流測定をするのに使用される検査システムの光学的整列を容易にするためにパターン36に提供される。パターン36はまた、パターン上でなされる試料電流測定のための較正ベースラインを確立するのに使用するために、コンタクトホールを含まないエリアを含んでいてもよい。
[0085]図2A〜図2Eは、異なるプロセス条件下のコンタクトホール26の形成を示す、半導体ウェーハのエリアの概略断面図である。通常の用途において、非導電酸化層30がシリコン基板層28上に形成され、フォトレジスト(図示せず)がこの酸化層上に堆積される。酸化層におけるコンタクト開口の場所および寸法を画成するためのフォトレジストのフォトリソグラフィ暴露の後に、エッチングプロセスがコンタクトホールを作成するために適用される。
[0086]これらの図面に示された例示的適用において、ホール26は、高導電率のためのTiSiを含有する基板層28の領域34に接触することを意図している。領域34は、当業において既知の方法で層28内に形成されたトランジスタ構造の一部であってもよい。酸化層30は通常、無ドープシリコンガラス(USG)、リンシリコンガラス(PSG)、ホウ素リンシリコンガラス(BPSG)、カーボンドープ酸化物(CDO)または低誘電率誘電体などの材料を備える。エッチングストップ層と称されることもあり、また通常窒化シリコンや、シリコンカーバイドや、Applied MaterialsのBLOKTMなどの低誘電率バリア材料からなるバリア層(図示せず)がシリコン基板と誘電体との間に付加されてもよい。しかしながら、これらの図面に示された構造は一例として示されるに過ぎず、ホール26は同様に、他の構造で、またそれに隣接して作られてもよい。同様に、このようなコンタクトホールを使用して、基板自体に直接接触するのではなく、基板28の上方に形成された中間半導体または導電層(図示せず)に接触してもよい。
[0087]テストパターン22におけるホール26は、パターンがテストすることを意図しているウェーハ上の機能的回路特徴と同じ材料堆積、フォトリソグラフィおよびエッチングというプロセスによって形成される。ホール26内で、基板層28は、類似の直径のコンタクトホールのエッチングおよび、ウェーハの機能的エリアの間隔によって暴露されるのと同程度まで暴露される。パターン22が電子ビームによって照射される場合に発生される試料電流の測定は、層28(または上にある半導体または導電層)がホール内で暴露される程度を示している。この測定を容易にするために、導電コンタクトパッド(図示せず)がパターン22の下方で、ウェーハ20の下地に形成されてもよい。試料電流を測定する際に使用される装置および方法は以下の図面に示されており、これらを参照して説明される。
[0088]図2Aは、完全にエッチングされたオープンホール、つまり所望ならば層28をはっきりと暴露するコンタクトホールを示している。このセットの残りの図面は、異なるプロセスの問題や欠陥の結果を示している。図2Bにおいて、ホール26は、通常、例えばエッチングプロセスや酸化層30の均一性の問題ゆえにアンダーエッチングされる。その結果、ホール26内で暴露された層28の面積は本来よりも小さい。この場合、ホール26のエリアが電子ビームで照射される場合に発生した試料電流は、図2Aの場合に発生した電流よりも小さくなる。層28に接触するためにホールが金属や他の導電性材料で充填される場合、接触抵抗は本来より高くてもよい。
[0089]図2Cにおいて、エッチングプロセスは非常に強力であり、またはかなりの時間にわたって継続されており、ホール26のオーバーエッチングにつながる。この場合、試料電流は通常図2Aの場合よりも大きくなる。オーバーエッチングは領域34および他の構造に対する悪影響を有しており、これはまたホール26の底部の汚染物の堆積につながることがある。
[0090]図2Dは、通常幾つかの深刻なプロセス欠陥によってホール26が層28に達する前に停止する著しいアンダーエッチングの場合を示している。この種のクローズコンタクトホールについて、測定された試料電流は非常に低く、ホールが金属で充填された場合の接触抵抗は非常に高くなる。
[0091]最後に、図2Eにおいて、ホール26は適切にエッチングされたが、フォトレジスト残渣やフッ素樹脂などの汚染物38がホールの底部に堆積される。この汚染物は通常、測定された試料電流の低下を引き起こす。残渣が除去されなければ、ホール26が金属で充填される場合に高い接触抵抗をもたらしうる。この高い接触抵抗は重大なプロセス問題であり、これは一般的に、金属層が通常電気テストによってホールに堆積された後に、多数のプロセスステップの後にのみ(当業において既知の方法を使用して)検出可能である。
[0092]図3Aは、本発明の実施形態に従った、コンタクトホール検査のためのステーション40を概略的に示すブロック図である。ステーション40は、ウェーハ20が検査中に置かれる運動ステージ44を含有するチャンバ42を備える。電子ガン46(または他の帯電粒子ソース)はウェーハ20でビームを向けるのに対して、電流計48はウェーハで発生した試料電流を測定する。電流計は通常、基板層28と電気的に接触しているウェーハ20の下部に電気的に結合される。あるいはまた、ウェーハ20上の層がこのような結合を可能にするように適切に構成されているとすると、電流計はウェーハの中間半導体または導電層に直接結合されてもよい。上記のとおり、ウェーハは、基板または中間層に電流計48を結合する際に使用するための1つ以上のコンタクトパッドを含んでいてもよい。
[0093]ガン46によって発生された電子ビームは通常、用途によって必要に応じてコントロール可能な直径およびエネルギーパラメータを有している。直径はウェーハ上の単一のコンタクトホールをカバーするように調整されても、または一度に複数のコンタクトホールを照射したりウェーハ表面をプリチャージしたりするように延ばされてもよい。ビーム直径において0.5〜30μmの調整範囲は一般的にこれらの目的にはふさわしい。ガンの電子エネルギーは、ウェーハ20の材料の正および負帯電ドメインの両方をカバーするために、通常約100〜5000eVの間で変化してもよい。(正帯電ドメインは、表面層からの二次的後方散乱電子の全歩留まりが一次電子ビーム電流よりも大きい電子エネルギーの範囲であるのに対して、負帯電ドメインは全歩留まりが一次ビーム電流未満の範囲である。当業においては既知のこれらの現象はYacobiらによる上記書籍の38〜39ページに説明されている。)例えば、この目的のために適切な電子ガンは、Omicron NanoTechnology GmbH(Taunusstein、ドイツ)によって生成されたEKF1000小スポット電子ソースである。このガンは、通常のSEMシステムで使用されている高解像度電子ビームデバイスよりもかなり小さく、またそれほど高価ではない。あるいはまた、他のタイプの電子ガンならびに他のタイプの粒子ビームがステーション40で使用されてもよい。
[0094]ウェーハ20におけるコンタクトホールの照射による試料電流は通常、安定した状態で測定される。このために、照射するコンタクトホールのエリアはガン46からのビームによってプリチャージされる。このプリチャージは試料電流の測定をする前に別個の予備段階として起こってもよく、あるいはまた測定と同時に実施されてもよい。ウェーハ表面は、負帯電ドメインのエネルギーで電子ガンを操作することによって負にプリチャージされてもよい。フォトレジストについて、この条件は通常、電子ビームエネルギーのすべての値について当てはまる。SiOについて、好ましくは約2keVより大きいビームエネルギーを使用して負帯電を付与することができる。あるいはまた、非常に低いエネルギービームを負帯電に使用することができる。
[0095]さらに代替的に、バイアス電源55によって負にバイアスされるバイアス電極53を使用して、低エネルギー電子による負帯電を誘発してもよい。バイアス電極のこの適用は図12を参照して以下に詳細に説明する。さらなる代替例として、表面の負帯電は、本特許出願の譲受人に譲渡され、かつその開示は参照として本明細書に組み込まれている米国特許出願{Applied Materials(AMAT)社 Docket#006803}に説明されるような帯電コントロールプレートを使用して適切な電界バイアスをウェーハ表面に適用することによって達成されてもよい。いずれの場合も、ウェーハ表面の負帯電はホール26をファラデーカップとして作用させることによって、相対的に少ない電子がホールから逃げることになる。
[0096]テストするコンタクトホール26の各々が適切にガン46のビームに配置されるように、ステージ44はウェーハ20を位置決めする。電子ビームの最小直径を前提とすると、特定の個々のコンタクトホールが測定されるのでなければ、約±3μmの位置決め解像度で一般的に十分である。空間の簡略化および経済性のために、ステージ44はR−シータ(変換/回転)ステージを備えてもよい。代替的または付加的に、極めて的確な他のタイプの運動システムをこのために使用してもよい。例えば、ステージはX−Y変換を提供してもよく、またはガン46はウェーハ20上で変換されてもよく、または電子ビーム自体が偏向されてもよい。テストホールやテストパターンがウェーハ20上で複数の場所に提供されると、ステージ44は、これらのテストホールやパターンの幾つかが電子ビームによって連続して照射されるようにウェーハを位置決めしてもよい(または、電子ガンは変換されたり、そのビームが偏向されたりしてもよい)。コンタクトホールの均一性が、以下にさらに説明されるように、ウェーハ全体に維持されることを保証するために、試料電流は各ホールの場所で測定される。付加的または代替的に、ウェーハ上の異なるテストホールまたはテストパターンがコンタクト開口の異なるサイズや形状をテストするように設計されている場合、試料電流はホールサイズやパターンタイプごとに測定可能である。
[0097]試料電流の測定中、ガン46のビームエネルギーは通常、良好なオープンコンタクトホールと、クローズまたはアンダーエッチングされたそれらとの最適な対照を提供するために、上部誘電体(背景)層の負帯電ドメインにあるように設定される。(上記のとおり、「オープン」コンタクトホールは、導電性材料で充填された場合に抵抗が低い導電性となるものであるに対して、クローズ、アンダーエッチングされたり、または底部に残渣があるホールは、導電性材料で充填される場合に電気的に切断されたり、高い抵抗を示したりすることがある。)通常、より低いビームエネルギーは、コンタクトホールの底部にある残渣誘電体材料の薄い層に対する測定の感度を高める。任意に、多数の異なる電子ビームエネルギーを使用して、歩留まり曲線上の多数の異なるポイントでの試料電流をテストしてもよい。
[0098]図3Bおよび図3Cは、本発明の実施形態に従った、試料電流を測定するための代替方法を示している。コンタクトホールの底部の半導体または導電層と電流計48との良好なオーム接触が可能でなければ、電子ビームはパルスされて、試料電流は容量結合によって測定されてもよい。この配列は、半導体基板の下方に追加のバックサイド誘電体層63がある、基板28と誘電体層30とを備えるウェーハの詳細を示す概略断面図である図3Bに示されている。誘電体層30の上にあるフォトレジスト層72はコンタクトホール26を作成する際に使用される。電子ビーム61はコンタクトホール26のエリアを照射する。ビームブランキングアセンブリ59は、電子ビームをパルスオンおよびオフするために、電圧VBBを定期的に印加する。ビームブランキングアセンブリは例えば、開口を通過する前に電子ビームがこの間を移動する1対の平行金属プレートを備えていてもよい。電圧がプレート間に印加されると、電子ビームは偏向されて、開口を通過してウェーハに達することはない。これに伴うAC試料電流は、誘電体層63を介して基板28に容量結合されたAC電流計65を使用して測定される。
[0099]図3Cは、試料電流の時間的ばらつきによって追跡される電子ビーム電流の時間的ばらつきを概略的に示している。(インピーダンス効果による試料電流波形の可能な平滑化および位相シフトは簡略化のためにここでは無視する。)上部試料電流曲線67は、コンタクトホール26が適切にエッチングされる場合の予想試料電流レベルを示している。下部試料電流曲線69は、図3Bに示されたアンダーエッチングなどのエッチング問題によって生じる試料電流の低下を示している。
[00100]あるいはまた、テスト中のウェーハがバックサイド誘電体層を有している場合、ウェーハは、ウェーハのバックサイドに接触するピンによってチャックに搭載されてもよい。誘電体層を局所的に貫通して、基板28との良好な接触を確立するために、パルス電圧がピンに印加される。ピン間の抵抗は、誘電体層の十分な貫通がいつ達成されたかを判断するために測定されてもよい。
[00101]次に図3Aに戻ると、ウェーハ20から放出された電子の電流は、当業において既知であるように、付加的または代替的に二次電子検出器49を使用して測定されてもよい。上記のとおり、電子ビームによる照射ゆえにサンプルで発生した試料電流は、一次ビーム電流と、二次的後方散乱電子による試料の全電子歩留まりとの差に等しい。従って、試料電流自体を直接測定することなく、一次ビーム電流と、二次的後方散乱電子の全電流とを正確に測定することによって試料電流を判断することができる。このアプローチは通常、好ましくは90%よりも高い効率で二次的後方散乱電子を収集することを必要とする。この高効率は、例えば、試料の表面の磁気ボトルに形成する磁気油侵レンズを使用して達成可能である。この種のレンズは米国特許第4,864,228号および第4,912,405号に説明されており、この開示は参照として本明細書に組み込まれている。あるいはまた、二次電子電流は、試料電流測定に相補的な追加情報を提供するために、試料電流の直接測定と関連して使用されてもよい。
[00102]ガン46およびステージ44の位置決めおよび操作は、ガンコントロールユニット52およびステージコントロールユニット54を介してメインコントローラ50によってコントロールされる。通常、低解像度光学顕微鏡(OM/PAL)56に基づいた事前整列ユニットが、位置決めおよび整列目的のためにウェーハ上にテストパターンを配置するために、OM/PALコントロールユニット58を介してコントローラ50によって使用される。この目的に適した顕微鏡が、例えばOptem(Fairport、ニューヨーク)によって作られる。操作中、真空は、これもまた真空コントロールユニット62を介してコントローラ50によってコントロールおよび監視される真空ポンプ60によってチャンバ42に維持される。ロボット64はウェーハをチャンバ42内に挿入し、またこれらをチャンバから除去する。コントローラ50はロボットコントロールユニット66を介してロボットと連通している。ロボット64は、以下の図10に示されているように、クラスターツールの他のステーションに対してウェーハを転送するために使用されてもよい。
[00103]1つ以上のコンタクトホール26を照射するためにステージ44を位置決めし、ガン46を射撃した後に、コントローラ50は、電流計48によって測定された試料電流を受け取る。これは測定電流を、予想ホールサイズ、材料、エッチング条件および他の適用可能なプロセスパラメータに対して確立された基準と比較する。これらの基準を判断するための方法を、付随する図面を参照して以下に説明する。コントローラが測定電流は所与の基準の所定の許容範囲外であると判断すると、通常生成プロセスを中断して、ユーザワークステーション68を介してシステムオペレータに通知する。オペレータはテスト結果を評価してから、必要なすべての補正動作を実現する。
[00104]補正動作は、(図2Bや2Dに示されているように)コンタクトホールがアンダーエッチングされているならば更なるエッチングを実行するステップと、または、ホールの底部に堆積されている可能性があるポリマー残渣(図2E)を除去するステップを含んでいてもよい。後者の場合、電子ガン46を使用する高密度電子ビーム暴露によってポリマー膜を除去できることもある。このために、1nAより大きなビーム電流を有する、約5〜20keVの電子ビームエネルギーが十分な結果を付与すると思われる。従って、ステーション40は、欠陥検出に加えてプロセス補正にも使用されてもよい。
(テストパターンの「早期警告」)
[00105]図4は、本発明の実施形態に従ったテストパターン22(図1)の概略断面図である。テストパターンはここでは、エッチングプロセスの完了に続いて示されている。上記のとおり、パターン22のコンタクトホール26の直径は、最長(図面の左側)から最短(図面の右側)まで段階的に変化し、名目ホール70の直径の上下におよぶ。ホール26の直径はフォトレジスト層72に適用されるフォトリソグラフィプロセスによって画成され、ここで名目ホール70は、ウェーハ20の機能的エリアでエッチングされた機能的コンタクトホールほぼ同じ直径を有するように選択される。
[00106]エッチングプロセスがコンタクトホールを作成する速度は、コンタクトホールの直径が増加するに伴って増加する。従って、名目ホール70のエッチング状態は、ウェーハ20の機能的コンタクトホールの状態とほぼ同じであるべきである。図4に示されるように、エッチングプロセスの満足のいく完了時に、名目直径(つまり、ホール70の直径)以上のホールは基板28まで完全にエッチングされる。名目直径未満では、エッチングレートはより遅く、そのためホールの深さはホールの直径の縮小に伴って縮小する。
[00107]図4に示された状況は、名目ホール70がオーバーエッチングなしに基板まで完全にエッチングされている点において、適切に調整されたエッチングプロセスを示している。名目ホールよりもわずかに狭いパターン22のコンタクトホールが依然として基板までエッチングされている(ことによって、名目ホールはわずかにオーバーエッチングされてもよいが、悪影響を与える程度には至らない)という点において、(「プロセスウィンドウ」として知られている)プロセスにおいて安全なマージンがある。さらに狭いホールが基板までエッチングされた場合には、名目ホール70が対応する機能的ホールをオーバーエッチングするという危険性がある。他方、名目ホール70よりもごくわずかだけ狭いホールがアンダーエッチングされた場合には(ホール70が依然として完全にエッチングされているように見えても)、機能的ホールをアンダーエッチングするという危険性がある。従って、テストパターン22のエッチングを監視することは、プロセス欠陥の早期警告を与えることができ、これによって迅速な補正動作が採られることが可能である。これらの初期の欠陥が存続すると、これらは、テスト中のウェーハ、または現在のウェーハと同じエッチングチャンバにおいて後に処理される他のウェーハの機能的コンタクトホールの不適切なエッチングとなりうる。
[00108]図5は、2つのわずかに異なるセットのエッチング条件下でテストパターン22に対して測定されたホール直径の逆数の関数としての試料電流の概略プロットである。プロットにおける各データポイントは、ホール26の1つを電子ビームで照射しつつなされた試料電流の測定に対応する。(通常、ビームのスポットサイズはホール直径よりも大きい。)上部曲線80は、図4に示された1セットのホールの深さに対して測定された試料電流を示している。試料電流は、ショルダー値に至るホール直径に比例して徐々に低下し、電流はこれよりも小さくなるとより急激に低下する。このショルダーは、ホールがもはや完全にエッチングされないポイントに対応しており、ホールの底部に抵抗の高い誘電体層を残し、その厚さはホール直径が縮小するのに伴って増加する。曲線80において、ショルダーは名目ホール70の右側に複数のポイントで生じ、エッチングプロセスパラメータが適切に調整されていることを示す。
[00109]下部曲線82は、エッチングパラメータが適切な調整から反れる場合に生じることがある測定試料電流の変化を示している。名目ホールを介して測定された試料電流は依然として完全なエッチングを示しているが、曲線82のショルダーは名目ホール70のポイントの近くに生じる。このような場合、現在のウェーハのコンタクトホールのエッチング状態が依然として十分であっても、コントローラ50はワークステーション68(図3)に、プロセスのずれが生じている可能性があることを警告してもよい。そしてオペレータは、ずれが生産歩留まりの減少をもたらすほど重大になる前に、エッチングプロセスを補正することができる。
(試料電流測定および閾値較正)
[00110]図6は、本発明の実施形態に従った、例えばステーション40(図3)を使用して2つのテストウェーハにわたる位置の関数として測定された試料電流のプロットである。この図面と図7および図8において測定電流を表す縦軸は論理的に反転される、つまり測定電流は負であり、電流の大きさはプロットの上部から底部に向かって増加する。測定は、ウェーハの一方のサイドから他方のサイドまで、ウェーハの直径に沿った異なる場所のコンタクトホールでなされた。コンタクトホールは、酸化物30の下方の窒化ストップ層の介在なしにシリコン基板28までエッチングされた。ホールのエッチング状態は、コンタクトホールの断面イメージングによる測定後に検証された。
[00111]第1の曲線90は適切にエッチングされたウェーハ上で測定されており、ここでコンタクトホールは名目よりも約30%長くエッチングされている。これらの測定に基づいて、ウェーハの十分な名目エッチングに対応する閾値92を画成することができる。ウェーハの表面上の試料電流のばらつきはコントロール限界を画成するために使用されてもよく、試料電流はこれを超えて変化することができ、また依然として許容範囲内と考えられている。
[00112]第2の曲線94は、不均一なプロセスパラメータを使用してエッチングされた、曲線90と同じタイプのウェーハ上で測定された。結果として、ウェーハの中心エリアのコンタクトホールはアンダーエッチングされて、低い測定試料電流となったのに対して、ウェーハの周辺のものは適切にエッチングされた。これらの条件の両方ともステーション40によって検出される。曲線94のような不均一なプロファイルは通常、たとえ結果が比絶対閾値より高くなくても、プロセスの問題があることを示して、システムオペラータに通知したり、自動的にウェーハの処理を停止したりするためには十分である。
[00113]図6に示された試料電流測定と、付随する図面に示されているそれは、テストされたウェーハの断面画像と比較されて、良好な相関が、試料電流レベルと、コンタクトホールの実際のエッチング状態間に見られた。
[00114]図7は、本発明の実施形態に従った、別のテストウェーハに分布されたコンタクトホールの位置の関数として測定された試料電流のプロットである。この場合、ウェーハは、エッチングされた酸化物の下方に窒化ストップ層を含んでいた。曲線の中心ポイントの照射時に測定された低い試料電流は、これらのポイントでのホールのアンダーエッチングを示している。ウェーハの縁に向かって、ホールは窒化層に至るまで完全にエッチングされた。(電子ビームの照射によって高められてもよい)シリコンに対する窒化シリコンの相対的に高い導電率のために、これらのホールを流れる試料電流は図6に示されたものよりもかなり大きい。
[00115]図8は、本発明の実施形態に従った、さらに別のテストウェーハに分布されたコンタクトホールの位置の関数として測定された試料電流のプロットである。この図は、(上にある酸化物を介してホールを最初にエッチングした後に、コンタクトホールの底部からバリア層を除去するための別個のプロセスステップとして通常実行される)窒化エッチングストップ層のエッチングにおいて残渣を検出するためのステーション40の能力を図示している。窒化層は、図8のプロットにおいて左側に示されたウェーハの一方のサイドのコンタクトホールのうちからエッチングされたが、他方のサイドはそのまま残された。この図から、本発明の方法を使用して酸化エッチングプロセスの状態だけでなく、窒化エッチングを含む他のエッチングプロセスを監視してもよいことが分かる。
[00116]従って、図7および図8は、本発明の方法は二重の誘電体層(ストップ層が下にある上部誘電体)のエッチングを監視するために使用されてもよいことを例証している。エッチングストップ層は多数の用途、とりわけDRAMなどのデバイスにおける高アスペクト比のコンタクトおよびビアプロセスにおいて使用される。二重誘電体層は通常2つの異なる連続エッチングステップでエッチングされ、各層あたり1つのステップである。図7に図示された第1のエッチングステップはストップ層に達するがこれを打ち抜かないことが重要である。打ち抜きは、例えば第1のエッチングステップの選択性の低さや極めて薄いストップ層の使用によって生じることがある。打ち抜きは第1のエッチングステップの終了時に試料電流の異常に大きな値によって証明されるのに対して、第1のエッチングステップにおけるアンダーエッチングは、図7に示されるように低い試料電流を付与する。コンタクトホールがストップ層を介してエッチングされる第2のエッチングステップは、同様の方法であるが、適切なエッチングを示す異なる閾値レベルによって監視されてもよい。
[00117]図9Aは、多数の異なるサンプルに対するコンタクトホールの位置の関数として測定された試料電流(絶対値)の概略プロット103、104、105および106を示す。測定電流は、本発明の実施形態に従って、絶対プロセスコントロール限界を較正する際に使用される。プロット103〜106は、上述のようなテスト構造および測定方法を使用して測定される。特定のコンタクトホールからの試料電流の測定は、同じコンタクトホールの断面画像と比較される。試料電流測定に使用されたダイスの一部または全部はこのためにセクショニングされてもよい。そしてこれらの測定はエクスカーション上限値100とエクスカーション下限値102を確立する際に使用されて、許容可能なコンタクトホールに対応する測定試料電流値108の境界を作る。
[00118]プロット106は、アンダーエッチングされたウェーハ上にできた試料電流測定値109を示している。この場合、ウェーハ周辺のコンタクトホールのみが適切にエッチングされた。(周辺のホールが、ウェーハの中心に近いものとは異なってエッチングされるか否かは、とりわけエッチングタイプ、プロセスレシピおよび材料などの要因に左右される。)
[00119]プロット105はわずかにオーバーエッチングされたウェーハからとられ、ウェーハの全直径上の適切にエッチングされたコンタクトホールを例証する。コンタクトホールの適切なエッチングは断面イメージングによって検証される。プロット105は、(図のエラーバーで示された)推定測定エラーを考慮すると、このプロット上の試料電流の最小絶対値に基づいてエクスカーション下限値102を確立するために使用可能である。他方、断面画像がアンダーエッチングされるこのウェーハ上のホールのいずれかを示していれば、別のウェーハはより長いエッチング時間を使用してエッチングされてもよく、またエクスカーション下限値を確立するのと同様の方法でテストされてもよい。
[00120]プロット104は、本発明の実施形態に従った、最適化された方法に従ってエッチングされたウェーハ上でなされた試料電流測定を示しており、これは通常、プロット105を発生させる際に使用されたのと比較して10〜30%エッチング時間を延長することに対応する。再度推定測定エラーを考慮すると、プロット106での最小試料電流測定はコントロール下限値(LCL)101を判断する際に使用される。本方法によって判断された較正境界は生成ウェーハを監視する際に使用され、また測定試料電流はLCL101未満に低下し、早期警告信号は可能なプロセスの反りを警告するために出されてもよい。通常、多数のウェーハからの試料電流測定は、通常のエッチングプロセスのばらつきを説明するためLCL101を設定するのに統計的に分析されてもよい。
[00121]プロット103は強くオーバーエッチングされたウェーハからの試料電流測定を示す。この場合、測定値107は、上述のように、エッチングされているメイン誘電体層の下方のストップ層の打ち抜きを示している。打ち抜きは断面画像によって検証される。エクスカーション上限値100は、測定107のエラー境界未満の最大試料電流値に対応するように設定される。
[00122]図9Bは、本発明の実施形態に従った、相対的コントロール限界を較正する際に使用された試料電流測定を概略的に示している。本発明者らは、アンダーエッチングされたウェーハは、ウェーハの直径にわたる試料電流測定の極めて高い不均一性を示すことを意図していることを発見した。図9Bに示されるように、アンダーエッチングされたウェーハ上のプロット112の不均一性は、このプロットが達した最大電流値113と最小電流値114によって示されるように、100%に達することがある。対照的に、プロット110および111は適切にエッチングされたウェーハのそれを示しており、不均一性は通常10〜15%程度である。不均一性はまた、打ち抜きが生じたオーバーエッチングされたウェーハにおいては重要である。
[00123]従って、不均一性に対する相対的なコントロール限界は単一の値であり、ウェーハの直径での試料電流測定の最大許容ばらつきを示している。断面イメージングによって検証されるように、これは、例えばわずかにオーバーエッチングされたウェーハ上でなされた測定を示すプロット111から判断可能である。相対的なコントロール限界は通常、(エラーバーを含む)平均不均一性値として生成ウェーハでの後続の測定に適用される。相対的コントロール限界より高い平均不均一性のエクスカーションは、テスト中のウェーハのコンタクトホールのアンダーエッチングや打ち抜きを示すと考えられる。このような相対的コントロール限界の使用は、一次電子ビーム電流の反りによる試料電流のばらつきに敏感な、高速かつ確実なプロセス監視を提供する点で好都合である。
[00124]代替的または付加的に、一次電子ビーム電流は監視されてもよく、また一次ビーム電流に対する試料電流の比はエッチング品質インジケータとして使用されてもよい。
[00125]図10は、本発明の実施形態に従った、テストステーション40が一体化されているエッチングプロセスクラスターツール120の概略上面図である。この一体化は、ステーション40のコンポーネントの小型サイズおよび簡略さによって可能になる。フォトレジストが酸化層30上に堆積されてから、フォトリソグラフィによって暴露されて、パターン22などの適切なテストパターンによって、コンタクトおよび/またはビアを含む回路特徴を形成した後に、ロボット64はロードロック21を介してウェーハ20を受け取る。ツール120の内部は空にされているため、ロボット64は、ウェーハを周囲の空気に暴露することなく、チャンバ間でウェーハ20を転送することができる。通常、ウェーハはエッチングステーション124に挿入される。この段階で、ホール26は、好ましくは反応イオンエッチングプロセスによって層30を介して形成される。上記ステップは当業において既知であり、ここでは例証によってのみ説明される。ツール120におけるステーションの他の配列が同様に使用されてもよい。
[00126]ウェーハ20におけるホール26のエッチングの後、ウェーハはテストステーション40に渡される。この時点で、(エッチングされたホールを除く)ウェーハは依然として、暴露されたフォトレジストの層で被覆されている。ステーション40において、ウェーハ20からの試料電流は、プロダクトダイスもしくはテスト構造のいずれか、または両方において、1つ以上の所定のポイントで測定される。結果は、(図3に示されるようなコントローラ50の機能を内蔵していてもよい)コントローラ128によって上記のように評価される。通常、コントローラは、先の図面に示されているように、ウェーハに分布された複数のホールについて試料電流を評価し、測定値を、当該プロセスの絶対値および相対値の両方と比較する。測定された全ホールについての試料電流が閾値によって画成された許容範囲内である場合、ウェーハのコンタクトホールは許容可能であると思われる。そしてロボット64は、残りのフォトレジストの除去のためにウェーハ20をプラズマアッシングステーション126と、クリーニングステーション122とに移動させる。所望ならば、チャンバ40でのコンタクトホールテストはアッシングステージの後に反復されてもよい。
[00127]他方、ステーション40で測定された試料電流が非常に低い場合、これはホールはアンダーエッチングされたことを示しており、ロボット64は、更なるエッチングにためにウェーハをエッチングステーション74に返すように(自動的または手動で)命令されて、その後にステーション40で再テストしてもよい。この環境下で、コントローラ128は通常ワークステーション68に警告を出し、さらにプロセスパラメータの調整が必要であろうことをオペレータに示す。あるいはまた、コントローラ128は、試料電流の理想的な動きからのずれに応答して、(例えば、エッチングステーション124のエッチング期間を増加または短縮させる)一定のプロセスパラメータを自動的に調整してもよい。
(角度の付いたEビームを使用するコンタクトホール測定)
[00128]図11は、本発明の実施形態に従った、電子ビーム130によるコンタクトホール26の角度付き照射を示す概略断面図である。ビーム130の傾斜角は、一次ビーム電子の多数がコントロールホールの底部に衝突しないように好ましく選択される。この条件は、以下の幾何学的条件が満たされる場合に達成可能である。:
α>arctan(1/AR)
ここで、αは傾斜角であり、ARはコンタクトホールのアスペクト比(深さ対直径の比)である。
[00129]傾斜角の結果として、一次電子は底部ではなくホール26の側壁に突き当たる。電子衝撃は低エネルギー(通常50eV未満)の二次電子の放出を引き起こす。低エネルギーの二次電子は、ホールの周りのウェーハの表面132を負にプリチャージすることによって、ホールから出て行くのではなくホールの底部へと強いられる。コンタクトホールが(底部に残渣を残すことなく)適切にエッチングされれば、低エネルギーの電子流は基板28を通過することによって、電流計48によって試料電流として測定される。アンダーエッチングされた誘電体や汚染物38などの薄い残渣(数十Å厚)がエッチング後に残っている場合、試料電流は、低エネルギーの二次電子の貫通の浅いことによってより低くなる。
[00130]類似の結果が、正常入射における極めて低いエネルギー(好ましくは50〜500eV)の一次電子ビームを使用して達成されてもよい。いずれの場合のより低いエネルギーもホールの底部の表面の相互作用容積を削減することによって、薄い層に対する試料電流の感度を実質的に増大させる。
[00131]対照的に、電子ビーム130が高エネルギーで操作し、角度が付けられていない場合、エネルギーの一次電子はホール26の底部に達する。この場合、相互作用容積はより大きく、従って電子は汚染物38を簡単に通過する。従って、とりわけ薄い残渣を有するホールを、十分にエッチングされているホールと容易に区別することはできない。従って、電子ビーム130に角度を付けることはホール26内部の電子エネルギー変換を提供し、これはホール底部の非常に薄い残渣に対する試料電流測定の感度を実質的に高める。この方法は、フッ素樹脂残渣、有機フォトレジスト残渣、および極めて薄い酸化、窒化または(対応するストップ層を有する低誘電率の誘電体を含む)他の誘電体残渣を検出する際にとりわけ有用である。これはステーション40のインラインで実行可能であり、反応イオン(プラズマ)エッチングの閉ループ監視、フォトレジストアッシング、およびウェットポリマークリーニングステップを提供する。
[00132]電子ビーム130の傾斜は機械的手段によって、またはビームをコントロールするための電子光学の使用のいずれかのよって、あるいは両技術の組み合わせによって達成されてもよい。Applied Materials社 NanoSEM3DなどのCD SEMシステムはこの種のビーム傾斜能力を提供する。
(バイアス電子を使用する負のプリチャージ)
[00133]上記のとおり、ウェーハ20の表面132を負にプリチャージすることは、コンタクトホールの監視についての試料電流測定において望ましい。一次電子ビーム130を使用して酸化層30の負のプリチャージを誘導するために、(誘電体タイプによっては最大5eV)の数KeVのビームエネルギーで作用することが通常必要である。しかしながら、このような高エネルギー電子はウェーハにおけるシリサイド層およびゲート酸化物にダメージを与える可能性があり、これは半導体デバイスの劣化、不具合または歩留まり損失につながることがある。
[00134]図12は、本発明の実施形態に従った、この問題を緩和するためにバイアス電極53が使用可能である様子を示す概略絵図である。この図において、電極は、ビーム130に対する開口を有するリングとして示されている。あるいはまた、電極53は例えば微細グリッドを備えていてもよく、または当業者には明らかであるように他の形態で生成されてもよい。たとえ他の目的であっても、この種のバイアスされたフィルタメッシュの使用は欧州特許出願第EP0892275A1号に説明されており、この開示は参照として本明細書に組み込まれている。この目的を果たすためにSEM油浸レンズの底部電極(つまり、ウェーハ20の隣の電極)を適合させることも可能である。
[00135]電極53は電源55によって負にバイアスされる。負バイアスは、ビーム130の一次電子エネルギーに実質的に影響を与えることなく、ビーム130の入射によって表面132から放出される二次電子134をはねつける。低エネルギーの二次電子を表面132の裏側にはねつけることによって、電極53は誘電体表面に負の正味帯電を作成する。すなわち、電極53によって表面を出た全電子の帯電は、一次電子照射による表面によって取得された帯電未満となる。本発明者らは、電極53上の−50Vバイアスの1keV一次電子ビームを使用することによって表面132の十分なプリチャージを提供することを発見した。電極53は直径約1cmであり、表面132から約1.5mmに置かれた。電極は、ビーム130が通過する、直径約1mmの中心開口を有していた。このプリチャージ方法は、図11に示された角度付きビーム照射方法と関連して好都合に使用されてもよい。
(結合光学およびEビーム励起)
[00136]図13は、本発明の別の実施形態に従った、eビーム130と、ライトソース160によって生成された光学ビーム162とによって同時に照射されるアクティブトランジスタ構造140を概略的に示している。本実施形態は、ウェーハ20上に半導体デバイスを生成する際に使用される機能的コンタクトホールのエッチング品質評定をとりわけ目的としている。
[00137]構造140は、NMOSトランジスタ142とPMOSトランジスタ144とを含む通常のCMOS構造である。当業において既知であるように、トランジスタ142は、Nタイプソース/ドレイン148およびゲート150を含有するPウェル146に据えられているのに対して、トランジスタ144は、Pタイプソース/ドレイン154およびそのゲート150を備えるNウェル152に据えられている。コンタクトホール26が電子ビーム130のみによって照射されると、PMOSトランジスタ144のP−N−P構造は、外部バイアスに関係なく発生された試料電流に対して非常に高い抵抗を示す。従って、試料電流に基づいてコンタクトホール26の品質を正確に測定することは困難になる。
[00138]この問題を解決するために、ライトソース160は、通常は目に見える近赤外線または紫外線ライトを備えるビーム162で構造140を照射する。ビーム162の光子エネルギーは、ビームの吸収によって電子/ホール対がトランジスタ142および144のPN接合内、ならびに基板28のP/Nウェルおよびバルクシリコンにおいて発生されるように選択される。例えばシリコンにおいて、ビーム162の周波数は通常、バンドギャップ(約1.12eV)付近またはこれより高い光子エネルギーを付与するように選択される。光電子の存在はPMOSトランジスタ144の導電率を実質的に増加させ、電子ビーム130による照射時の試料電流は容易に測定可能になる。負帯電された誘電体130による自然導電率が不十分であれば、光電子はまたNMOSトランジスタ142からの試料電流の測定を高めることができる。
[00139]半導体ウェーハ検査における結合電磁および帯電粒子照射の他の用途は当業者にとって明らかである。例えば、電磁エネルギーがSEMイメージング中に適用されると、回路特徴の対照的な特性が変更されてもよく、これによって、存在しない可能性のある追加画像情報を提供することができる。
[00140]上記に説明された実施形態はとりわけコンタクトホールの監視を目的としているが、本発明の原理はまた、半導体ウェーハ製作プロセスにおける他の特徴寸法(とりわけ限界寸法)の測定および監視などの他の品質コントロールタスクに適用されてもよい。本発明の方法は、このような特徴の幅と、特徴をなす層の厚さとの両方を示している。これらの方法は、上述の実施形態における金属堆積前だけでなく、コンタクト、接続および切断用の金属ライン、ショートおよび他の欠陥を検査するための金属堆積後の使用にも適合可能である。
[00141]上記の実施形態は一例として引用されて、また本発明は上記に特に示され説明されたものに限定されないことが認識されるであろう。むしろ、本発明の範囲は上記の種々の特徴の組み合わせおよびサブ組み合わせの両方、ならびに上記の説明を読めば当業者に分かり、かつ従来の技術では開示されていない変更および修正を含む。
本発明の実施形態に従った、コンタクトホールのアレイを備えるテストパターンがその中に形成されている半導体ウェーハの概略上面図である。 本発明の実施形態に従った、コンタクトホールの低密度および高密度アレイを備える別のテストパターンの概略上面図である。 本発明の実施形態に従った、異なる直径および密度のコンタクトホールのアレイを備えるさらなるテストパターンの概略上面図である。 異なるプロセス条件下でウェーハにエッチングされたコンタクトホールを示す、半導体ウェーハのエリアの概略断面図である。 異なるプロセス条件下でウェーハにエッチングされたコンタクトホールを示す、半導体ウェーハのエリアの概略断面図である。 異なるプロセス条件下でウェーハにエッチングされたコンタクトホールを示す、半導体ウェーハのエリアの概略断面図である。 異なるプロセス条件下でウェーハにエッチングされたコンタクトホールを示す、半導体ウェーハのエリアの概略断面図である。 異なるプロセス条件下でウェーハにエッチングされたコンタクトホールを示す、半導体ウェーハのエリアの概略断面図である。 本発明の実施形態に従った、コンタクトホールの生成をテストするための装置を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に従った、試料電流の定期測定を示す、テスト中の半導体ウェーハの概略断面詳細図である。 本発明の実施形態に従った、半導体ウェーハを照射するAC電子ビームと、該照射の結果として測定された試料電流の波形を示す概略プロットである。 ラインIV‐IVに沿った図1のテストパターンにおけるコンタクトホールのアレイの概略断面図である。 図4に示されたコンタクトホールのアレイに対するホールサイズの関数としての試料電流の概略プロットである。 本発明の実施形態に従った、サンプルの表面上のコンタクトホール位置の関数として測定された試料電流の概略プロットである。 本発明の実施形態に従った、サンプルの表面上のコンタクトホール位置の関数として測定された試料電流の概略プロットである。 本発明の実施形態に従った、サンプルの表面上のコンタクトホール位置の関数として測定された試料電流の概略プロットである。 本発明の実施形態に従った、コンタクトホールの監視で使用された較正閾値を示す、サンプルの表面上のコンタクトホール位置の関数として測定された試料電流の概略プロットである。 本発明の実施形態に従った、コンタクトホールの監視で使用された較正閾値を示す、サンプルの表面上のコンタクトホール位置の関数として測定された試料電流の概略プロットである。 本発明の実施形態に従った、コンタクトホールのテストステーションを含むクラスターツールの概略上面図である。 本発明の実施形態に従った、電子ビームが非名目角度で入射するコンタクトホールの概略断面図である。 本発明の実施形態に従った、サンプルの表面をプリチャージする電子ビームと関連して使用されたバイアス電極の概略絵図である。 本発明の実施形態に従った、電子および光ビームによるサンプルの同時照射と、その結果として得られる試料電流の測定とを示す概略断面図である。
符号の説明
20…半導体ウェーハ、21…ロードロック、22…テストパターン、24…スクライブライン、26…コンタクトホール、28…基板層、30…誘電体、38…汚染物、40…ステーション、42…チャンバ、44…運動ステージ、48…電流計、49…二次電子検出器、50…コントローラ、52…ガンコントロールユニット、53…バイアス電極、54…ステージコントロールユニット、56…低解像度光学顕微鏡、58…OM/PALコントロールユニット、59…ビームブランキングアセンブリ、60…真空ポンプ、61…電子ビーム、63…誘電体層、64…ロボット、65…AC電流計、66…ロボットコントロールユニット、67…上部試料電流曲線、68…ユーザワークステーション、69…下部試料電流曲線、70…名目ホール、72…フォトレジスト層、74…エッチングステーション、80…上部曲線、82…下部曲線、90…第1の曲線、92…閾値、94…第2の曲線、103、104、105、106…プロット、120…クラスターツール、122…クリーニングステーション、124…エッチングステーション、126…プラズマアッシングステーション、128…コントローラ、130…電子ビーム、134…二次電子、142…NMOSトランジスタ、144…PMOSトランジスタ、146…Pウェル、148…Nタイプソース/ドレイン、150…ゲート、152…Nウェル、154…Pタイプソース/ドレイン、160…ライトソース、162…光学ビーム。

Claims (8)

  1. エッチングプロセスによる第2の層におけるコンタクト開口の生成に続いて、少なくとも部分的に導電性の第1の層と、前記第1の層の上に形成された前記第2の層とを有するサンプルを受け取るステップであって、前記コンタクト開口が異なるそれぞれの横方向寸法を有する複数のテスト開口を備えるステップと、
    前記テスト開口のそれぞれを照射するために帯電粒子ビームを向けるステップと、
    前記ビームに応答して、前記第1の層を流れる試料電流と、前記サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定するステップと、
    前記エッチングプロセスの特徴が、補正動作を必要とするかを評定するために、コンタクトホールの断面図を用いて判断された許容可能な前記コンタクトホールに対応する試料電流の測定を通して確立された基準と測定された前記試料電流とを比較することによって前記測定を分析するステップと、
    を備えるプロセス監視のための方法。
  2. 前記測定を分析するステップが、前記テスト開口の底部の誘電体層の残渣厚と前記横方向寸法の基準値とを比較する工程を備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記テスト開口が、第1の横方向寸法を有する第1の開口と、前記第1の横方向寸法未満の第2の横方向寸法を有する少なくとも1つの第2の開口とを備えており、前記方法がさらに、前記第1の開口が前記第1の層に達するほど十分深いのに対して前記少なくとも1つの第2の開口が前記第1の開口の達するほどは深くないように、前記測定に応答して前記エッチングプロセスをコントロールするステップを備える、請求項2に記載の方法。
  4. 前記テスト開口がさらに、前記第1および第2の横方向寸法の中間の第3の横方向寸法を有する第3の開口を備えており、また前記測定を分析するステップが、前記測定が前記第3の開口が前記第1の層に達するほど深くないことを示す場合に、潜在的なプロセス欠陥を検出する工程を備える、請求項3に記載の方法。
  5. 少なくとも部分的に導電性の第1の層と、前記第1の層の上に形成された第2の層とを有するサンプルをエッチングするための装置であって、コンタクト開口がエッチングプロセスによって前記第2の層において作成され、前記コンタクト開口が異なるそれぞれの横方向寸法を有する複数のテスト開口を含む装置において、
    テストステーションであって、
    前記テスト開口を照射するために帯電粒子ビームを向けるように適合された粒子ビームソースと、
    前記ビームに応答して、前記第1の層を流れる試料電流と、前記サンプルの表面から放出された電子の全歩留まりの少なくとも一方を測定するように結合された電流測定デバイスとを備えるテストステーションと、
    前記エッチングプロセスの特徴が、補正動作を必要とするかを決定するために、コンタクトホールの断面図を用いて判断された許容可能な前記コンタクトホールに対応する試料電流の測定を通して確立された基準と前記試料電流とを比較することによって前記測定を分析するように適合されたコントローラと、
    を備える装置。
  6. 前記コントローラが、前記テスト開口の底部の誘電体層の残渣厚と前記横方向寸法の基準値とを比較するように適合されている、請求項5に記載の装置。
  7. 前記テスト開口が、第1の横方向寸法を有する第1の開口と、前記第1の横方向寸法未満の第2の横方向寸法を有する少なくとも1つの第2の開口とを備えており、
    前記コントローラが、前記第1の開口が前記第1の層に達するほど十分深いのに対して、前記少なくとも1つの第2の開口が前記第1の層に達するほど深くはないように、前記測定に応答して前記エッチングプロセスをコントロールするように適合されている、請求項6に記載の装置。
  8. 前記テスト開口がさらに、前記第1および第2の横方向寸法の中間の第3の横方向寸法を有する第3の開口を備えており、前記コントローラが、前記測定が前記第3の開口が前記第1の層に達するほど深くないことを示す場合に潜在的なプロセス欠陥を検出するように適合されている、請求項7に記載の装置。
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