JP4927269B2 - ピッキングシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種商品の流通過程において商品の集品作業に用いられるピッキングシステムに関し、商品の仕分け作業技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの商品配送センターなどにおいては、各店舗からの要求に応じて各種の商品を要求個数だけ取り揃える集品作業が行われるが、この種の作業に用いられる集品方法として、例えば発注元別の集品コンテナの搬送経路に沿って、商品を品目ごとに保管した多数の商品保管部を配置すると共に、各保管部にその保管部からの商品の取り出し個数を表示する個数表示器を備え、作業者が各保管部の商品をこの表示器に表示された個数ずつ取り出して前記搬送経路を移動する集品コンテナに投入することにより、受注商品を取り揃えるピッキング方式が広く用いられている。
【0003】
そして、特に近年においては、このピッキング方式の効率化を図るものとして、例えば特開2001−88917号公報に開示されているものがある。図8に示すように、このシステムは、コンテナA…Aを上流側から下流側へ矢印aで示す方向に搬送する搬送コンベアBの近傍上方に商品の仮置き台C…Cを設置し、商品保管部D…Dから取り出した商品を発注元ごとにこの仮置き台C…Cに一時的に載置すると共に、この商品を投入すべきコンテナA…Aが搬送されてきたときに、この仮置き台C…CからコンテナA…Aに投入するようにしたものである。これによれば、発注元ごとに、コンテナA…Aの到着前にピッキング作業を行っておくことが可能となり、従来のコンテナA…Aが到着してからピッキングを行うシステムに比較して無駄な時間が節約され、作業の効率化が図られることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記システムにおいてもなお、以下のような不具合が生じることがある。
【0005】
すなわち、一定の作業ゾーンZ1…Z1を受け持つ作業者X1…X1が、商品保管部D…Dからのピッキング作業及び仮置き台C…CからコンテナA…Aへの投入作業という2つの異なる作業を行わなければならないことになる。そのため、作業内容が複雑化し、特にコンテナA…Aの搬送速度が速い場合やコンテナA…Aへ投入すべき商品の数が多い場合には一層作業者X1…X1の負担が増加し、商品を間違ってコンテナA…Aに投入したり、落として損傷させたり、あるいは投入し忘れるなどの作業ミスを誘発し易くするおそれがある。
【0006】
特に、この作業ミスの問題は、各家庭や個人が発注元となる通信販売システムやインターネットを用いた電子商品取引システムなどにおける商品の仕分け配送用のピッキングシステムのように、一発注元からの受注商品数がきわめて少量である反面、発注元の数が多いため、ピッキング作業者が一発注元についてのピッキング作業をきわめて短時間で終了させなければならない場合に顕著となる。
【0007】
前記問題の解決策として、作業ゾーンZ1…Z1と搬送経路を挟んだ反対側に投入作業ゾーンZ2…Z2を設けると共に該投入作業ゾーンZ2…Z2に作業者X2…X2を配置し、作業者X1…X1はピッキング作業を行う一方、作業者X2…X2はコンテナA…Aへの投入作業を行うようにすることが考えられる。しかしながら、前記システムでは、集品作業に必要な各種指示及び表示手段は通常一人作業用に備えられているので、つまり作業者X1に向けて設けられているので、該システムはこのような作業者X1及び作業者X2による二人作業には適さない。さらに、図例のように仮置き台C…CがコンテナA…A上方に覆い被さるように配置されているので、投入作業ゾーンZ2…Z2側におけるコンテナA…Aへの投入作業は面倒である。
【0008】
そこで、本発明は、以上の現状に鑑み、ピッキングした商品の仮置き手段を備えたピッキングシステムにおいて、作業ゾーン単位で必要に応じて二人作業を可能とすることにより、作業ミスの発生を抑制しながら一層の作業効率の向上を図ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0010】
まず、請求項1に記載の発明は、発注元ごとに受注商品を集品するコンテナの搬送経路と、該経路に沿って設けられて商品を品目ごとに保管した多数の商品保管部とを有し、かつ各商品保管部に、その保管部からの商品のピッキング個数を表示する個数表示器が備えられたピッキングシステムであって、前記商品保管部からのピッキング作業が行なわれるメイン作業エリアと、前記搬送経路を挟んで前記メイン作業エリアと対向するサブ作業エリアとが設けられ、前記メイン作業エリアと前記サブ作業エリアとの間に、前記搬送経路に沿って設けられて、前記個数表示器に表示された個数ずつピッキングした商品を発注元別に一時的に載置する複数の仮置き部が前記搬送経路を跨ぐように設けられていると共に、前記メイン作業エリア側を向くように配置されて、ピッキングした商品を載置する仮置き部を指示する仮置き部指示手段と、前記サブ作業エリア側を向くように配置されて、各仮置き部に載置された商品を投入するコンテナを指示するコンテナ指示手段とが備えられていることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、商品保管部からピッキングした商品を発注元別に一時的に載置する仮置き部が設けられており、また、該仮置き部に載置された商品はコンテナ指示手段によって投入されるべきコンテナが指示されるので、各発注元からの受注商品は受注個数ずつ取り揃えられ、仮置き部を経て、その発注元に対応するコンテナに投入されることになる。
【0012】
その場合に商品保管部が設けられた側の作業者は専らピッキング作業を行う一方、搬送経路を挟んで反対側の作業者は専らコンテナへの投入作業を行うことになる。したがって、ピッキング作業と投入作業とを二人の作業者が分担するので各人の作業内容は単純化すると共に作業量も均等化し、コンテナの搬送速度が速い場合やコンテナへ投入すべき商品の数が多い場合にも、商品を間違ってコンテナに投入したり、落として損傷させたり、あるいは投入し忘れるなどの作業ミスを抑制することができる。
【0013】
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のピッキングシステムにおいて、コンテナ指示手段は、前記サブ作業エリア側を向く状態と、前記メイン作業エリア側を向く状態とに変更可能に構成されていることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、コンテナ指示手段を前記メイン作業エリア側を向く状態に変更することにより、メイン作業エリアでピッキング作業とコンテナへの投入作業とを行うことが可能となる。
【0015】
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載のピッキングシステムにおいて、前記仮置き部は、前記搬送経路近傍において前記商品保管部が設けられた側寄りの位置と該搬送経路を挟んで対向する反対側寄りの位置との間で移動可能とされていることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、仮置き部は搬送経路近傍で移動可能とされているので、コンテナへの投入作業が商品保管部が設けられた側あるいは搬送経路を挟んで対向する反対側のいずれで行われるようになっても、該仮置き部が投入作業を妨げることはなくなり、作業者はスムーズに投入作業を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
[全体構成]
図1に示すように、この実施の形態に係るピッキングシステム1は、発注元ごとに受注商品を集品する多数のコンテナA…Aを上流側から下流側へ矢印aで示す方向に搬送する搬送コンベア10と、この搬送コンベア10に平行させて、その一側方に配置された商品棚20…20とを有し、これらの商品棚20…20の各商品保管部21…21に取扱商品が品目ごとに保管されている。
【0019】
また、搬送コンベア10の左右の領域は、一定間隔ごとに複数の作業ゾーンZ…Zに区分され、各作業ゾーンZにおける前記商品棚20が配置された側方がピッキング作業と投入作業、もしくはピッキング作業が行われるメイン作業エリアZ1であり、一方、該メイン作業エリアZ1と搬送コンベア10を挟んで対向する反対の側方が必要に応じて投入作業が行われるサブ作業エリアZ2である。そして、図例では、上流側の作業ゾーンZにおいては一人作業が行われるためメイン作業エリアZ1に作業者X1が、また、下流側の作業ゾーンZでは二人作業が行われるため両作業エリアZ1,Z2に作業者X1,X2がそれぞれ配置されている。
【0020】
そして、搬送コンベア10の近傍には、該コンベア10に平行に商品の仮置き台30…30が配置され、各仮置き台30に複数(図例では5箇所)の仮置き部31…31が設けられている。
【0021】
[各指示あるいは表示手段と制御システム]
前記商品棚20の各商品保管部21…21(図例では5箇所)には、ピッキング指示ユニット40…40が備えられている。このユニット40は、図2に示すように、当該ピッキングシステム1の全体を管理するホストコンピュータ2に接続され、該コンピュータ2からの信号で、当該商品保管部21に保管されている商品のピッキングを指示するピッキング指示ランプ41、ピッキング個数を表示するピッキング個数表示器42、及びピッキングの終了をホストコンピュータ2に伝達するためのピッキング終了ボタン43を有している。
【0022】
また、仮置き台30には仮置き部31…31ごとに、メイン作業エリアZ1側に向いた仮置き指示ユニット50と、後述するようにメイン作業エリアZ1とサブ作業エリアZ2とに向くことが可能な投入指示ユニット60とが備えられている。前記仮置き指示ユニット50は、図2に示すように、ピッキングした商品を当該仮置き部31に載置することを指示する仮置き指示ランプ51、載置すべき商品の個数、すなわち当該発注元から受注した商品のトータル個数を表示する受注個数表示器52、及び仮置きの終了をホストコンピュータ2に伝達するための仮置き終了ボタン53を有している。
【0023】
前記投入指示ユニット60は、当該仮置き部31に載置されている商品をコンテナAに投入すべきことを指示する投入指示ランプ61、当該仮置き部31上の商品を投入するコンテナAのコンテナ番号を表示するコンテナ番号表示器62、及びコンテナAへの投入の終了をホストコンピュータ2に伝達するための投入終了ボタン63を有している。
【0024】
また、仮置き台30には、サブ作業エリアZ2に向いた受注個数表示器70が備えられている。該表示器70は、当該発注元から受注した商品のトータル個数を表示し、作業者X2が利用するものである。
【0025】
そして、仮置き指示ユニット50、投入指示ユニット60、及び受注個数表示器70は前記ホストコンピュータ2に接続され、各指示ランプ51,61の点灯の指示や各表示器52,62,70に表示する数値などが該コンピュータ2から送られるようになっている。
【0026】
[仮置き台の構成]
次に、本発明の特徴部分である仮置き台30の構成について詳しく説明する。
【0027】
図3及び図4に示すように、この仮置き台30はフレーム構造の架台81を備えている。該架台81はその縦フレーム部材81a…81aが前記搬送コンベア10を跨ぐように配置され、架台81上部には、横フレーム部材81bが矢印aで示すコンテナAの搬送方向に沿って設けられている。この横フレーム部材81b下部には、図3に矢印b,cで示すように、180°回転可能に5つの投入指示ユニット60…60が備えられている。
【0028】
また、架台81上部には、搬送幅方向に延びる前後一対のレール部材82,82が設けられ、これらのレール部材82,82間に、4個のローラ83…83を介して天板部材84が図3の矢印d,eで示す方向にスライド可能に支持されている。該天板部材84は、前記搬送方向に細長く、かつ搬送幅方向の寸法がレール部材82,82の搬送幅方向の寸法の半分を若干下回るように構成されている。そして、この天板部材84上には、5箇所の仮置き部31…31を形成するように、適宜間隔を置いて6つのL字状の仕切り板85…85が固設されている。さらに、手動で該天板部材84をスライドさせるため、この天板部材84の搬送方向に沿う両側面には、それぞれ2個の取手部材86,86が固設されている。
【0029】
そして、架台81上部の前後中央から立設する一対の支柱部材87,88間に梁部材89が架設されており、該部材89には5つの仮置き指示ユニット50…50が仮置き部31…31に対応して、かつメイン作業エリアZ1に向いて備えられている。また、該梁部材89の長手方向略中央部には、受注個数表示器70がサブ作業エリアZ2に向いて備えられている。
【0030】
さらに、後側の支柱部材88は、当該ピッキングシステム1が設置された商品配送センターなどの構内に架設されているフレームFに固定可能に、前側の支柱部材87に比較して長い寸法とされている。
【0031】
なお、各コンテナA…Aの搬送方向に沿った両側面には、コンテナ番号を記載したラベルA′…A′が貼り付けられている。
【0032】
<投入指示ユニットの回転機構>
図5に示すように、各投入指示ユニット60は、略L字状のブラケット90を介して横フレーム部材81b下部に取り付けられている。そして、該ブラケット90は、投入指示ユニット60に対する給電用、信号用などの電線(図示せず)を挿通するためのパイプ部材91を中心として矢印b,cで示すように回転すると共に、両端部近傍に設けられた切り欠き90′,90′の一方と横フレーム部材81bに取り付けられたボルト92との係合を介し、該ボルト92に螺合する蝶ナット93で該横フレーム部材81bに所定の方向を向いた状態で固定されるようになっている。
【0033】
すなわち、図例では、実線で示すように投入指示ユニット60はメイン作業エリアZ1を向いているが、その向きを変更する場合には、蝶ナット93を緩め、細い鎖線で示す状態を経て、該投入指示ユニット60及びブラケット90を太い鎖線で示すように180°回転させると共に、他方の切り欠き90′と前記ボルト92との係合を介し、蝶ナット93を締めて横フレーム部材81bに再び固定することにより、この投入指示ユニット60はサブ作業エリアZ2を向くようになる。
【0034】
<仮置き部のスライド機構>
仮置き台30の後側部分を示す図6及び図7のように、仕切り板85…85によって上面に仮置き部31…31が設けられた天板部材84は、その前後に取り付けられたローラ83…83を介し、架台81の前後に設けられた断面略C字状のレール部材82,82に案内されて矢印d,eで示す方向にスライド可能とされている。
【0035】
また、レール部材82,82の左右両端部近傍には、該レール部材82,82からのローラ83…83つまり天板部材84の脱落を防止するため、上方から4個のストッパ用ボルト94…94(後側の2個のみ図示)が差し込まれている。
【0036】
さらに、前記ローラ83…83つまり天板部材84を搬送幅方向の所定位置に保持するための略U字状のフック部材95,95(後側のみ図示)が備えられている。該フック部材95は、一端を後側の支柱部材88の奥側に取付部材96を介して上下動自在に支持されており、他端をレール部材82上面に設けられた穴82′に突入させてローラ83と係合させることにより、天板部材84の矢印eで示す方向へのスライドを阻止し、仮置き部31…31を図6に実線で示す位置に保持する。
【0037】
そして、前記フック部材95を図7に鎖線で示すように引き上げて、他端をレール部材82の穴82′から退避させることにより、ローラ83は該フック部材95との係合を解除され、レール部材82に案内されて移動可能となる。なお、前側のフック部材95は、前側の支柱部材87の手前側に備えられており、このフック部材95は、天板部材84の矢印dで示す方向へのスライドを阻止し、仮置き部31…31を図6に鎖線で示す位置に保持する。
【0038】
[本実施の形態の作用]
本実施の形態の作用を、集品作業の手順を通して説明する。
【0039】
まず、集品すべき受注商品があるときには、商品棚20におけるその商品が収納されている商品保管部21に備えられたピッキング指示ユニット40のピッキング指示ランプ41が点灯すると共に、ピッキング個数表示器42にその個数が表示される。また、このとき、仮置き台30の次に商品を載置する仮置き部31における仮置き指示ユニット50の仮置き指示ランプ51が点灯すると共に、当該発注元からの受注商品のトータル個数が受注個数表示器52に表示される。
【0040】
以上により、商品保管部21が設けられたメイン作業エリアZ1の作業者X1に対しては、商品棚20からピッキングすべき商品とその個数、及びその商品を載置すべき仮置き部31が指示されることになるので、作業者X1はこれらの指示にしたがって作業する。つまり、作業者X1は、商品棚20のピッキング指示ランプ41が点灯した商品保管部21から、ピッキング個数表示器42に表示された個数の商品をピッキングし、かつピッキング終了ボタン43をON操作すると共に、ピッキングした商品を仮置き台30における仮置き指示ランプ51が点灯した仮置き部31に載置する。
【0041】
その場合、仮置き指示ユニット50の受注個数表示器52には、ピッキングすべき商品のトータル個数、すなわち当該発注元からの受注商品のトータル個数が表示されているので、その表示個数と実際に仮置き部31に載置した商品の個数とを比較することにより、作業者X1は、ピッキングした商品の個数の過不足の有無を認識することが可能となり、過不足がある場合にはこれを修正することができる。
【0042】
そして、該作業者X1がピッキング作業と共に投入作業を行う場合には、図1の上流側に示された仮置き部31…31の配置が採用される。すなわち、仮置き台30における仮置き部31…31は矢印dで示す方向に、つまりメイン作業エリアZ1から遠ざかる方向にスライドさせた状態で配置される。その結果、作業者X1側ではコンテナA…A上方のスペースが広く確保されることになるので、仮置き部31…31から該コンテナA…Aへの商品の投入作業はスムーズに行われるようになる。その場合、投入指示ユニット60…60は該作業者X1側に向くように配置されているので、作業者X1はこれらのユニット60…60の指示及び表示にしたがって作業すればよいことになる。
【0043】
また、ホストコンピュータ2が前記仮置き作業が終了したと判定すれば、その仮置き部31に備えられた投入指示ユニット60の投入指示ランプ61が点灯すると共に、該仮置き部31に載置された商品を投入すべきコンテナAのコンテナ番号がコンテナ番号表示器62に表示される。
【0044】
以上により、作業者X1は、仮置き台30の投入指示ランプ61が点灯した仮置き部31上の商品を取り出し、コンテナ番号表示器62に表示された番号と同じ番号のラベルA′が貼り付けられたコンテナAにこれを投入すると共に、投入終了ボタン63をON操作する。
【0045】
これに対し、メイン作業エリアZ1では作業者X1がピッキング作業を、一方、該メイン作業エリアZ1に対向するサブ作業エリアZ2が設けられ、該エリアZ2では作業者X2が投入作業を行うという二人作業を採用する場合には、図1の下流側に示すように仮置き部31…31を矢印eで示す方向に、つまりサブ作業エリアZ2から遠ざかる方向にスライドさせる。その結果、作業者X2側ではコンテナA…A上方のスペースが広く確保されることになるので、仮置き部31…31から該コンテナA…Aへの商品の投入作業はスムーズに行われるようになる。その場合、図3に鎖線で示すように投入指示ユニット60…60をサブ作業エリアZ2側、つまり作業者X2側に向けることができるので、作業者X2はこれらのユニット60…60の指示及び表示にしたがって作業すればよいことになる。
【0046】
また、受注個数表示器70が作業者X2側に向いて備えられているので、該作業者X2は、コンテナA…Aへの商品の投入に際し、該表示器70の表示個数と実際に仮置き部31に載置されている商品の個数とを比較することにより、商品の個数の過不足の有無を認識することが可能となり、過不足がある場合にはこれの修正を例えば対応するメイン作業エリアZ1の作業者X1に指示することができる。
【0047】
なお、前記二人作業においては、作業者X1は前記同様、商品棚20のピッキング指示ランプ41が点灯した商品保管部21から、ピッキング個数表示器42に表示された個数の商品をピッキングし、かつピッキング終了ボタン43をON操作すると共に、ピッキングした商品を仮置き台30における仮置き指示ランプ51が点灯した仮置き部31に載置するという作業を行う。
【0048】
また、作業ゾーンZ…Zにおける作業体制を一人作業とするか二人作業とするかを判断する場合、例えば以下のような方法が考えられる。一例として、多数の作業ゾーンZ…Zを有する商品配送センターにおいて、ある作業期間内に合計2000個のコンテナA…Aに集品する、つまり合計2000の発注元に対する集品を行うものとする。人気商品あるいは季節商品などが収納された商品棚20…20の配置状態などにより、作業ゾーンZ…Z間で集品対象のコンテナA…Aの数が1200個から200個までに及び、作業量に最大6倍もの格差があったとする。なお、これらのデータは、集品作業前にホストコンピュータ2から当該期間の作業リストを出力することで得られる。
【0049】
その場合、1200個のコンテナA…Aへの集品を行うことになる作業ゾーンZに配置される作業員X1の負荷は大きく、一人作業では作業の混乱が予想される。そこで、作業量における格差が一例として3倍を超えるような作業ゾーンZ…Zでは、一人作業ではなく二人作業として、作業者X1…X1の負荷を軽減すると共に作業ミスの誘発を抑制するように取り計らうことができる。
【0050】
なお、作業量には大きな格差はないものの、いずれの作業ゾーンZ…Zとも作業量が多い場合には、一例として概ね1000〜1200個のコンテナA…Aへの集品作業が必要とされる場合には、一人作業では作業者X1…X1の負荷は通常大きいので、全ての作業ゾーンZ…Zで二人作業を採用すればよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ピッキングした商品の仮置き手段を備えると共に作業ゾーン単位で必要に応じて二人作業を可能とすることにより、作業ミスの発生を抑制しながら一層の作業効率の向上が図られるピッキングシステムが提供される。本発明は、商品配送センター等における商品仕分けシステムに広く好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るピッキングシステムのレイアウトを示す平面図である。
【図2】 同システムの制御システム図である。
【図3】 仮置き台の構成を示す側面図である。
【図4】 同じく正面図である。
【図5】 図3のア−ア線による要部拡大矢視図である。
【図6】 図4のイ−イ線による要部拡大矢視図である。
【図7】 図6のウ−ウ線による要部拡大断面図である。
【図8】 従来のピッキングシステムにおける問題点を説明するためのレイアウトの平面図である。
【符号の説明】
1 ピッキングシステム
10 搬送コンベア(搬送経路)
21 商品保管部
31 仮置き部
42 ピッキング個数表示器
51 仮置き指示ランプ(仮置き部指示手段)
62 コンテナ番号表示器(コンテナ指示手段)
91 パイプ部材(表示方向変更手段)
Z 作業ゾーン
Z1 メイン作業エリア
Z2 サブ作業エリア

Claims (3)

  1. 発注元ごとに受注商品を集品するコンテナの搬送経路と、該経路に沿って設けられて商品を品目ごとに保管した多数の商品保管部とを有し、かつ各商品保管部に、その保管部からの商品のピッキング個数を表示する個数表示器が備えられたピッキングシステムであって、
    前記商品保管部からのピッキング作業が行なわれるメイン作業エリアと、前記搬送経路を挟んで前記メイン作業エリアと対向するサブ作業エリアとが設けられ、
    前記メイン作業エリアと前記サブ作業エリアとの間に、前記搬送経路に沿って設けられて、前記個数表示器に表示された個数ずつピッキングした商品を発注元別に一時的に載置する複数の仮置き部が前記搬送経路を跨ぐように設けられていると共に、
    前記メイン作業エリア側を向くように配置されて、ピッキングした商品を載置する仮置き部を指示する仮置き部指示手段と、
    前記サブ作業エリア側を向くように配置されて、各仮置き部に載置された商品を投入するコンテナを指示するコンテナ指示手段とが備えられていることを特徴とするピッキングシステム。
  2. コンテナ指示手段は、前記サブ作業エリア側を向く状態と、前記メイン作業エリア側を向く状態とに変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のピッキングシステム。
  3. 前記仮置き部は、前記搬送経路近傍において前記商品保管部が設けられた側寄りの位置と該搬送経路を挟んで対向する反対側寄りの位置との間で移動可能とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のピッキングシステム。
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