JP4926960B2 - 繊維用リン系防炎剤の分散液、それを用いた防炎加工方法およびそれによって防炎加工した繊維 - Google Patents

繊維用リン系防炎剤の分散液、それを用いた防炎加工方法およびそれによって防炎加工した繊維 Download PDF

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Description

本発明は、繊維用リン系防炎剤の分散液、それを用いた防炎加工方法およびそれによって防炎加工した繊維に関する。更に詳細には、防炎剤としての芳香族ホスフエート化合物を、好ましくは紫外線吸収剤とともに、界面活性剤の存在下に水に分散させてなる繊維用防炎剤の分散液、それを用いた防炎加工方法およびそれによって防炎加工した繊維に関する。本発明の分散液を用いることによって、耐久性に優れた防炎性能を繊維に付与することができる。
従来、合成繊維に後加工処理によって防炎性能を付与する方法として、ハロゲン系化合物を防炎剤として分散剤にて水に分散させてなる防炎加工剤を合成繊維に付着させる方法が知られている。特許文献1ではハロゲン系化合物の代表的な例として1,2,5,6,9,10−ヘキサブロモシクロドデカンが用いられている。しかしながら、このように、合成繊維にハロゲン系化合物を付着して防炎性能を付与する方法によれば、このような合成繊維が燃えたとき、有害なハロゲン化ガスが発生し、これが自然環境に有害な影響を及ぼす等の問題がある。従って、近年においては、防炎剤としてこのようなハロゲン系化合物を用いることが規制されるに至っている。
そこでこれまでも、ハロゲン系化合物に代わる防炎剤として有機リン酸エステルのようなリン系化合物を用いて合成繊維に防炎性能を付与することが提案されており、例えば特許文献2から6において開示されている。
しかし、このような分子量が高いリン系化合物を防炎剤として用いると合成繊維、特に、CDP(カチオン可染性ポリエステル)を含むポリエステル繊維に十分な防炎性能を付与することが従来は困難であった。また防炎性能を付与できるものも知られてはいるが、これらについては高温での分散性が悪く、染色機が汚染されること及び分散染料の耐光堅牢度が低下することが大きな問題である。
特公昭53−8840号公報 特開平10−298188号公報 特開平10−212669号公報 特開平1−213474号公報 特開2001−254268号公報 特開2000−328445号公報
本発明の課題は、非ハロゲン系化合物にて繊維、特にポリエステルを含む合成繊維に対して、耐久性に優れた防炎性能を付与することを可能とし、なおかつ高濃度においても分散性が良い防炎剤の分散液を提供することを目的とする。
本発明者は上記課題を解決する為、ある種の芳香族ホスフエート化合物を繊維、特に、CDPを含むポリエステル合成繊維の防炎剤として用いることについて鋭意研究した結果、界面活性剤を選択して用いることによって、芳香族ホスフエート化合物を微粒子として水中に安定して分散させることができ、更には、芳香族ホスフエート化合物とともに紫外線吸収剤、特にベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を用いた場合にも、紫外線吸収剤も微粒子として、水中に安定に、しかも高濃度に分散させることができ、このような分散液からなる防炎剤を用い、合成繊維に浸染同浴や後加工処理にて防炎加工処理を行うことによって、耐久性、特に耐光堅牢度に優れる防炎性能を合成繊維に付与することができることを見出して、本発明に至ったものである。
すなわち本発明は、以下の1)から15)の発明に関する。
1)防炎剤としての下記式(1)
Figure 0004926960

(式中、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素原子、水酸基、カルボキシル基、炭素数1から4の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、又は炭素数1から4の直鎖もしくは分岐鎖アルコキシ基を表す。)で示される芳香族ホスフエート化合物を、界面活性剤の存在下に水に分散させてなることを特徴とする、繊維用防炎剤の分散液;
2)更に紫外線吸収剤を含有する、上記1)の繊維用防炎剤の分散液;
3)紫外線吸収剤が下記式(2)
Figure 0004926960

(式中Rは炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、又はクミル基、Rは水酸基、炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルコキシ基、又はベンジルオキシ基、Rは水素原子、水酸基、炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、又は炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルコキシ基、Rは水素原子、又は水酸基、Xは水素原子又はハロゲン原子をそれぞれ表す。)で示される化合物である、上記1)又は2)の繊維用防炎剤の分散液;
4)紫外線吸収剤が、上記式(2)においてRが炭素数3から6の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、Rが炭素数1から3の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、Rが水素原子、Rが水酸基及びXが塩素原子で示される化合物である、上記3)の繊維用防炎剤の分散液;
5)界面活性剤がアニオン系界面活性剤である、上記1)から4)のいずれかの繊維用防炎剤の分散液;
6)アニオン系界面活性剤が、遊離酸の形で下記式(3)
Figure 0004926960

(式中Rは、炭素数6から18の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、スチリル基、又はベンジル基、nは1から15の整数、mは0又は1の整数を表す。)で示されるポリオキシエチレンフェニルエーテルの硫酸エステルから選ばれるアニオン系界面活性剤の少なくとも1種からなる、上記5)の繊維用防炎剤の分散液;
7)アニオン系界面活性剤が、上記式(3)においてRが炭素数9から12のアルキル基、nが4から10の整数及びmが1の整数で示される化合物の少なくとも1種からなる、上記6)の繊維防炎剤の分散液;
8)防炎剤としての芳香族ホスフエート化合物が、上記式(1)においてRからRが全て水素原子で示される芳香族ホスフエート化合物である、上記1)から7)のいずれかの繊維用防炎剤の分散液;
9)防炎剤としての芳香族ホスフエート化合物が、平均粒径が2μm以下の微粒子である、上記1)から8)のいずれかの繊維用防炎剤の分散液;
10)紫外線吸収剤が、平均粒径が2μm以下の微粒子である、上記1)から9)のいずれかの繊維用防炎剤の分散液;
11)繊維が合成繊維である、上記1)から10)のいずれかの繊維用防炎剤の分散液;
12)合成繊維がポリエステル繊維である、上記11)の繊維用防炎剤の分散液;
13)ポリエステル繊維がカチオン可染性ポリエステル繊維を含むポリエステル繊維である、上記12)の繊維用防炎剤の分散液;
14)繊維を上記1)から13)のいずれかの繊維用防炎剤の分散液によって防炎加工する、繊維の防炎加工方法;及び
15)繊維を上記1)から13)のいずれかの防炎剤の分散液によって防炎加工してなる繊維。
本発明による繊維用防炎剤の分散液は、上記式(1)で表わされる芳香族ホスフエート化合物の粉末、特に結晶性粉末を水中に微粒子として分散させてなるものであり、更には、芳香族ホスフエート化合物の微粒子とともに、紫外線吸収剤を微粒子として分散させてなるものであり、本発明の防炎剤の分散液にて繊維を防炎加工することによって、耐久性、特に耐光堅牢度に優れた防炎性能を繊維に付与することができる。
本発明による繊維用防炎剤の分散液においては、防炎剤として、上記式(1)で示される芳香族ホスフエート化合物が用いられる。上記式(1)において、R、R、R及びRは、水素原子、水酸基、カルボキシル基、炭素数1から4の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、又は炭素数1から4の直鎖もしくは分枝鎖アルコキシ基を示し、同一でも異なってもよい。
炭素数1から4の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基が挙げられる。炭素数1から4の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基として好ましいものは、メチル基、エチル基、n−プロピル基である。
炭素数1から4の直鎖もしくは分枝鎖アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、t−ブチルオキシ基などが挙げられ、特に、直鎖アルコキシ基であるものが好ましい。
本発明においては、特に、上記式(1)において、R、R、R及びRは全て水素原子である芳香族ホスフエート化合物が最も好ましい。
上記式(1)で表わされる芳香族ホスフエート化合物の具体例としては、例えば、ナフチルジフェニルホスフェート、ナフチル−ジクレジルホスフェート、ナフチル−ジキシレニルホスフェート等を挙げることができる。これらの中でも、特にナフチルジフェニルホスフェートが好ましく用いられる。
このような芳香族ホスフエート化合物は、例えばWO02/100868号公報に記載の方法に従い合成することが可能である。
本発明で使用する紫外線吸収剤は、紫外線を吸収する化合物であれば特に制限は無く、いずれの化合物でも使用することが可能である。特に、上記式(2)で表される紫外線吸収剤が好ましい。上記式(2)において、Rは炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、又はクミル基を表し、なかでも炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基が好ましい。より好ましくは炭素数3から6の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基であり、更に好ましくは炭素数3から5の分岐鎖アルキル基である。好ましい具体例としては、イソプロピル基、イソブチル基、2−ブチル基、t−ブチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、1−エチルプロピル基が挙げられる。
は水酸基、炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルコキシ基、又はベンジルオキシ基を表し、なかでも炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基が好ましい。より好ましくは炭素数1から6の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基であり、更に好ましくは炭素数1から3の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基である。好ましい具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。
は水素原子、水酸基、炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、又は炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルコキシ基を表し、なかでも、水素原子及び上記Rで具体例として挙げた炭素数1から3の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基が好ましい。より好ましくは水素原子である。
は、水素原子又は水酸基を表し、水酸基が好ましい。Xは水素原子又はハロゲン原子を表し、特に塩素原子がより好ましい。
本発明において、上記式(2)で示されるベンゾトリアゾール系化合物の紫外線吸収剤以外に用いることができる紫外線吸収剤の例としては、下記式(101)、式(102)及び式(103)で表されるベンゾフェノン系化合物、式(104)で表されるトリアジン系化合物(式中R、R10はそれぞれ独立に、水素原子、水酸基又は炭素数1から5のアルキル基を意味する。)、式(105)で表されるベンゾトリアゾール系とベンゾフェノン系の複合系化合物(式中R11は炭素数1から2のアルキル基又はクミル基を、R12は水酸基又は炭素数1から2のアルコキシ基又はベンジルオキシ基を、R13は水素原子、水酸基又は炭素数1から2のアルコキシ基を、R14は水素原子又は水酸基を、Xは水素原子又は塩素原子をそれぞれ意味する)が挙げられる。その他、桂皮酸系化合物、スチルベン系化合物、又はベンズオキサゾール系化合物に代表される、紫外線を吸収して蛍光を発する化合物、いわゆる蛍光増白剤も用いることができる。
Figure 0004926960
本発明においては、上記式(1)の芳香族フォスフェート化合物及び紫外線吸収剤、特に上記式(2)の紫外線吸収剤を、水中に分散させるために界面活性剤を用いる。界面活性剤としては、遊離酸の形で上記式(3)で表されるポリオキシエチレンフェニルエーテルの硫酸エステルから選ばれるアニオン系界面活性剤を分散剤として用いるのが好ましい。このようなアニオン系界面活性剤を用いることにより、上述したような芳香族ホスフエート化合物と紫外線吸収剤を高濃度な状態で水中に分散させることが可能となる。
上記式(3)において、Rは炭素数6から18の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、より好ましくは炭素数9から12の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、更に好ましくは炭素数9から12の直鎖アルキル基である。好ましい具体例としては、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基が挙げられる。
nは1から15の整数であり、4から10の整数であることがより好ましい。mは0又は1の整数であり、1であることがより好ましい。
本発明で使用する、遊離酸の形で式(3)で表されるアニオン系界面活性剤は、通常アルカリ金属塩またはアンモニアなどの塩(アンモニウム塩)として用いられる。アルカリ金属塩の内、好ましい塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などが挙げられる。上記塩の内、特に好ましいものはナトリウム塩およびアンモニウム塩である。
一般に、繊維を浸染同浴処理又は後加工処理する場合、用いる防炎剤の粒径や高温での分散性は、その加工によって繊維に付与される防炎性能にとって非常に重要な因子であり、防炎剤の粒径が小さいほど繊維に高い防炎性能を付与することができる。例えば高温分散性が悪いと防炎剤が再凝集し、粒径が大きくなることなどが知られている。特に防炎剤による防炎性能に耐久性が必要とされる場合には、防炎剤が繊維の内部に十分に拡散することができるように、防炎剤の粒径は小さいことが不可欠である。本発明においては、界面活性剤、特にアニオン系界面活性剤を分散剤として用いることによって、上記芳香族ホスフエート化合物と紫外線吸収剤、特にベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を、平均粒径2μm以下の微粒子として水中に安定に、しかも高濃度な状態で分散させることができる。
界面活性剤は、上記芳香族ホスフエート化合物に対して、通常、1から60重量%の範囲、好ましくは、5から30重量%の範囲で用いられる。また、界面活性剤は、上記紫外線吸収剤に対して、通常、0.1から105重量%の範囲、好ましくは、1から40重量%の範囲で用いられる。本発明の防炎剤の分散液における芳香族ホスフエート化合物の含有量は、通常、10から70重量%の範囲であり、好ましくは、20から50重量%の範囲である。また紫外線吸収剤の含有量は1から40重量%、特に好ましくは2から10重量%含有させるのが良い。
本発明の防炎剤の分散液は、その性能や加工に際してのハンドリング性を阻害しない範囲内において、必要に応じて更に上記以外の界面活性剤を分散剤として含んでいてもよい。更に必要に応じて、貯蔵安定性を高めるために、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプン糊等の保護コロイド剤、防炎性を高めるための防炎助剤、耐光堅牢度を高めるための酸化防止剤等を含んでいてもよい。更に、必要に応じて従来より知られている防炎剤を含んでいてもよい。
本発明による分散液が適用される繊維の具体例としては、CDP/ポリエステル混繊維及びポリエステル繊維やCDP繊維などが挙げられる。ここでCDP繊維やポリエステル系合成繊維とは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリオキシエトキシベンゾエート、ポリエチレンナフタレート、シクロヘキサンジメチレンテレフタレート等のポリエステルに、付加的成分として、イソフタル酸、アジピン酸、スルホイソフタル酸のようなジカルボン酸成分や、プロピレングリコール、ブチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコールのようなジオール成分を共重合させたもの等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。また、繊維としては糸、織物、編物、不織布等のいずれの形態のものであってもよい。
本発明の防炎剤の分散液により上記の繊維を防炎加工する場合には、浸染同浴処理法やパディング法を用いることができる。例えば、浸染同浴処理法にて防炎加工するには、繊維を分散染料及び/又は、分散型カチオン染料、さらには蛍光染料等と併用し110から150℃、好ましくは、120から140℃の温度範囲で10から60分間程度処理を行うことが可能である。
上記のパディング法で防炎加工する場合には、繊維をパッド後、乾熱処理、飽和常圧スチーム処理、過熱スチーム処理、高圧スチーム処理等の蒸熱処理によって熱処理する。乾熱処理、蒸熱処理のいずれにおいても、熱処理温度は、通常、110から210℃の範囲であり、好ましくは、170から210℃の範囲である。熱処理温度が210℃を超えるときは、ポリエステル系合成繊維の黄変や脆化のおそれがある。
必要に応じてパディング法を適用する前に、ポリエステル系合成繊維に浸染同浴処理を適用することも可能であり、この場合には更に高い防炎性能を付与することができる。
以下に実施例および試験例によって本発明を更に具体的に説明するが、本発明がこれらの実施例のみに限定されるものではない。実施例中「部」及び「%」はそれぞれ「重量部」及び「重量%」である。
防炎剤の分散液中の芳香族ホスフエート化合物の粒度分布は(株)HORIBA製レーザー回折式粒度分布測定装置LB−500で測定し、メディアン径を平均粒径とした。また比較例5については化合物(205)の粒度分布を測定し、そのメディアン径を平均粒径とした。なお比較例4の化合物(204)は液体である為、粒度分布は測定していない。
本実施例で使用する化合物を下記式に示す。式(207)で表されるアニオン系界面活性剤の30%水溶液は、商品名:ハイテノールNE−053として第一工業製菓(株)より市販品として購入することができる。このハイテノールNE−053は、上記式(3)においてRがn−ノニル基、mが1、nが7であるポリオキシエチレンフェニルエーテルの硫酸エステルのアンモニウム塩を含む水溶液である。
Figure 0004926960
実施例1
表1に示す成分をサンドグラインダーを用いて、湿式粉砕を10時間おこなって、化合物(201)及び化合物(206)の微粒子の平均粒径が1.12μmである、本発明の分散液を得た。
Figure 0004926960
実施例2
表2に示す成分をサンドグラインダーを用いて、湿式粉砕を10時間おこなって、化合物(201)の微粒子の平均粒径が0.982μmである、本発明の分散液を得た。
Figure 0004926960
比較例1
表3に示す成分をサンドグラインダーを用いて、10時間湿式粉砕をおこなって、化合物(202)の微粒子の平均粒径が1.06μmである、比較例1の分散液を得た。
Figure 0004926960
比較例2
表4に示す成分をサンドグラインダーを用いて、10時間湿式粉砕をおこなって、化合物(203)の微粒子の平均粒径が0.864μmである、比較例2の分散液を得た。
Figure 0004926960
比較例3
表5に示す成分をサンドグラインダーを用いて、10時間湿式粉砕をおこなって、化合物(203)の微粒子の平均粒径が0.886μmである、比較例3の分散液を得た。
Figure 0004926960
比較例4
表6に示す成分を用いて分散液を得た。化合物(204)は液体である為、乳化、分散させて、比較例4の分散液を得た。
Figure 0004926960
比較例5
表7に示す成分をサンドグラインダーを用いて、10時間湿式粉砕をおこなって、化合物(205)の微粒子の平均粒径が0.986μmである、比較例5の分散液を得た。
Figure 0004926960
実施例3および比較例6
防炎剤によるポリエステル/CDP繊維混紡布帛の防炎加工
上記実施例1から2及び比較例1から5で調製した防炎剤の分散剤を用いて、ポリエステル/CDP繊維混紡布帛を染色同浴処理法にてそれぞれ吸尽処理した。即ち、染浴として下記の分散染料0.72%owfと下記のカチオン染料0.92%owf及び上記実施例1から2又は比較例1から5で調製した防炎剤の分散剤を浴比1:20とし、130℃で60分間それぞれ処理した。使用した染料はいずれも日本化薬(株)製で、分散染料は商品名:カヤロンマイクロエステル イエロー AQ−LE(0.34%owf)、カヤロンマイクロエステル レッド AQ−LE(0.24%owf)、カヤロンマイクロエステル ブルー AQ−LE(0.14%owf)の組成であり、カチオン染料は商品名:カヤクリル イエロー 3RL−ED (0.46%owf)、カヤクリル レッド GL−ED(0.24%owf)、カヤクリル ブルー GSL−ED(0.22%owf)の組成として使用した。その後、還元洗浄を実施し、さらに180℃で30秒間、熱処理を行い、防炎加工した布帛を得た。なお還元洗浄はハイドロサルファイトを2g/L、苛性ソーダを2g/L、界面活性剤を1g/L用い、80℃で20分処理することにより行った。
試験例1
燃焼試験及び堅牢度試験
実施例3及び比較例6で得られた防炎加工した布帛を試験片とし、各種試験を実施した。
A.試験方法
上記試験片を用いて行った各種試験の試験法を以下に記載する。なおJISから始まる試験法の詳細については日本工業標準調査会のホームページ(http://www.jisc.go.jp/app/pager)にて閲覧が可能であり、これに従って各種試験を実施した。
1.燃焼性試験
JIS L 1091 A−1法(45度ミクロバーナー法)及びJISL 1091 D法(45度コイル法)に従って防炎性能を測定した。ミクロバーナー法では数値の少ないもの、またコイル法では数値の大きいものほどより燃えにくいと判断される。
2.堅牢度試験
本試験は耐光、耐水および耐摩擦について以下の方法にて行った。
(1)耐光性試験
JIS L0842(紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法)に従って耐光性能を試験した。数値の大きいものほど耐光堅牢性が高い。
(2)耐水性試験
JIS L0846(水に対する染色堅ろう度試験方法)に従って耐水性能を試験した。数値の大きいものほど耐水堅牢性が高い。
(3)耐摩擦性試験
JIS L0849(摩擦に対する染色堅ろう度試験方法)に従って耐摩擦性能を試験した。なお本試験は乾燥試験について行った。数値の大きいものほど耐摩擦堅牢性が高い。
B.結果
燃焼試験の結果及び堅牢度試験(耐光性試験、耐水性試験及び耐摩擦試験)の結果を表8に示した。
Figure 0004926960
表8から明らかなように、ミクロバーナー法における比較例1から4の数値は6.8から20以上であり、特に比較例1及び2の防炎剤の分散液については未処理布と同等であり、防炎効果が付与されていない結果となった。これに対して、実施例1及び2の数値は0であり、ハロゲン系防炎剤の分散液を用いた比較例5と同等の極めて高い防炎性能を示した。また各種堅牢度試験においても充分な堅牢性を有することが判明した。
また、実施例1及び実施例2の防炎剤の分散液の堅牢度試験において、紫外線吸収剤を含まない実施例2の耐光堅牢度は2であり、紫外線吸収剤を含む実施例1が同様に4であることから、紫外線吸収剤を添加した方がより耐光堅牢度が高く、より実用性が高いものと判明した。
試験例2
防炎剤の分散液の高温分散性試験
上記実施例1から2及び比較例1から5で調製した防炎剤の分散液の高温分散性試験を実施した。
A.試験方法
1.熱凝集性ろ過試験
防炎剤の分散液1g/100mlの試験液を130℃で10分間処理した後、95℃に冷却し、東洋濾紙(No.5A、黒ろ紙)で吸引ろ過を行い、濾紙上の凝集物(白粉)の量を1から5級の数値で判定した。数値の大きいものほど熱凝集性が低く、分散安定性が良いと判断される。
2.ケーシングスポット試験
カラーペット染色機を用い、ポリエステル繊維(ダブルピケ織物)を染色機ホルダーに空間が無くなるほど強く巻きつけ、試験片(15g)に対して黒色分散染料:日本化薬(株)製の商品名カヤロン ポリエステル ブラック ECX 300(750mg)、防炎剤の分散液3gおよびpH調整剤を加え、染色調整液100mlを調製し、高圧下130℃、10分間処理した。次いで、水洗処理後乾燥し、試験片にスポット状に付着した防炎剤凝集物(白粉)の状態を、○:付着物無し、△:僅かに付着物有り、×:多量の付着物有り、の3段階で判定した。付着物が少ない程、分散安定性が良いと判断される。
3.染色機汚染性試験
ワーナーマチス染色機(ガラス張り)を使用して、防炎剤の分散液32g/1.6Lの試験液を用いて130℃、10分処理後、冷却しガラス面と缶体への防炎剤の付着状態を、○:付着物無し、△:僅かに付着物有り、×:多量の付着物有り、の3段階で判定した。付着物が少ない程、染色機への汚染が少なく、分散安定性が良いと判断される。
B.結果
熱凝集性ろ過試験、ケーシングスポット試験及び染色機汚染性試験の結果を表9に示した。
Figure 0004926960
表9の結果から明らかなように、比較例5のハロゲン系防炎剤の分散液は、いずれの高温分散性試験においても極めて劣る結果を示し、高温での分散安定性に極めて大きな問題のあることが判明した。また熱凝集性ろ過試験における比較例3の数値は2であり、さらにケーシングスポット試験ならびに染色機汚染性試験における比較例3および4の判定は△であることから、これらについては高温での分散安定性に問題のあることが判る。これに対して本発明の実施例1の防炎剤の分散液はいずれの試験においても最も高い安定性を示し、高温においても良好な分散状態を保つことが明らかとなった。
本発明によれば、防炎剤としての芳香族ホスフエート化合物、更には紫外線吸収剤を、界面活性剤の存在下に、水に分散させてなる防炎剤の分散液を用いて、合成繊維、特に、CDP及びポリエステル系繊維に防炎加工処理を行うことにより、環境に有害なハロゲン系防炎剤などを使用することなく、耐久性に優れた防炎性能を合成繊維に付与することができる。

Claims (11)

  1. 防炎剤としての下記式(1)
    Figure 0004926960
    (式中、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素原子、水酸基、カルボキシル基、炭素数1から4の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、又は炭素数1から4の直鎖もしくは分岐鎖アルコキシ基を表す。)で示される芳香族ホスフエート化合物および下記式(2)
    Figure 0004926960
    (式中Rは炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、又はクミル基、Rはヒドロキシ基、炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルコキシ基、又はベンジルオキシ基、Rは水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、又は炭素数1から12の直鎖もしくは分岐鎖アルコキシ基、Rは水素原子、又はヒドロキシ基、Xは水素原子、又はハロゲン原子をそれぞれ表す。)で示される紫外線吸収剤を、下記式(3)
    Figure 0004926960
    (式中Rは、炭素数6から18の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、スチリル基、又はベンジル基、nは1から15の整数、mは0又は1の整数を表す。)で示されるポリオキシエチレンフェニルエーテルの硫酸エステルから選ばれるアニオン系界面活性剤またはその塩の少なくとも1種からなるアニオン系界面活性剤の存在下に水に分散させてなることを特徴とする、繊維用防炎剤の分散液。
  2. 紫外線吸収剤が、上記式(2)においてRが炭素数3から6の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、Rが炭素数1から3の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、Rが水素原子、Rが水酸基及びXが塩素原子で示される化合物である、請求項1の繊維用防炎剤の分散液。
  3. アニオン系界面活性剤が、上記式(3)においてRが炭素数9から12のアルキル基、nが4から10の整数及びmが1の整数で示される化合物の少なくとも1種からなる、請求項1または2の繊維防炎剤の分散液。
  4. 防炎剤としての芳香族ホスフエート化合物が、上記式(1)においてRからRが全て水素原子で示される芳香族ホスフエート化合物である、請求項1からのいずれかの繊維用防炎剤の分散液。
  5. 防炎剤としての芳香族ホスフェート化合物が、平均粒径が2μm以下の微粒子である、請求項1からのいずれかの繊維用防炎剤の分散液。
  6. 紫外線吸収剤が、平均粒径が2μm以下の微粒子である、請求項1からのいずれかの繊維用防炎剤の分散液。
  7. 繊維が合成繊維である、請求項1からのいずれかの繊維用防炎剤の分散液。
  8. 合成繊維がポリエステル繊維である、請求項の繊維用防炎剤の分散液。
  9. ポリエステル繊維がカチオン可染性ポリエステル繊維を含むポリエステル繊維である、請求項の繊維用防炎剤の分散液。
  10. 繊維を請求項1からのいずれかの繊維用防炎剤の分散液によって防炎加工する、繊維の防炎加工方法。
  11. 繊維を請求項1からのいずれかの防炎剤の分散液によって防炎加工してなる繊維。
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