JP4926327B2 - インクジェット記録方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の吐出口を有し該複数の吐出口からインクを吐出する記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙やOHPシートなどの記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に記録ヘッドを往復走査させて画像を記録するシリアルタイプの記録装置としては、ワイヤードット式、感熱方式、熱転写式、インクジェット式等により記録を行う記録ヘッドがある。この中でも、インクジェット式は記録媒体に直接インクを噴射してインクを付与することにより画像を記録するもので、ランニングコストが安く、記録時の騒音が小さいという利点を有している。また、インクジェット式では、記録ヘッドと記録媒体とは一定の間隔を隔てていて常に非接触状態であり、記録ヘッドから噴射されたインクは記録ヘッドと被記録媒体との空間を飛翔して記録媒体に到達して所望の画像記録が行われるため、その記録ヘッドを搭載して走査するキャリアの摺動負荷が小さく高速化が実現できる。
【0003】
このようなインクジェット式の記録ヘッドでは、ノズルからインクを吐出させるためにエネルギーが必要となる。このエネルギー量は、記録されるデータの濃度が濃いとき、即ち、単位面積当りの多量のインク吐出が必要な場合と、濃度が薄い場合とでは異なる。このようなエネルギー供給例として、記録ヘッドのノズル内に設けられた発熱素子(ヒータ)に通電して発熱させ、ノズル内のインクの瞬間的な膜沸騰による発泡エネルギーによりインク吐出を行うものがある。このいうな記録ヘッドへのエネルギーの供給、即ち、ノズル内のヒータへの電力供給は、記録装置本体と記録ヘッドとを接続するケーブルを介して行われる。このようなケーブルにはいくらかの配線抵抗が存在するため、このケーブルを介して供給される電気エネルギーにはこの抵抗分によるロスが生じる。このロス分はエネルギーの供給量に比例して増加し、記録ヘッドの駆動条件に影響を与える結果となる。尚、このようなケーブルの配線抵抗以外にも、直流電源を供給する電源回路、その他の回路素子においても、エネルギーの供給量によって動作条件が変化する。
【0004】
一般の記録動作においては、前述のように記録データの濃度によって、記録ヘッドに供給されるエネルギー量が変化するため、それに伴い駆動条件が変化する結果となる。このような駆動条件の変化は、均一な記録結果を得るための障害となる。従来は、このような障害を軽減化するために、必要なエネルギー量を求めて、投入するエネルギー量を最適なエネルギー量に調整するという方法が採用されている。この最適エネルギー量を求める方法としては、実際に電圧変動などの物理量を測定して求めることも考えられるが、手軽な実現方法として、これから記録を行うデータから、同時にインク吐出が行われるノズル数をカウントし、そのカウント値から最適エネルギー量を予測算出することが行われている。
【0005】
また投入エネルギー量の調整方法としては、駆動電圧を可変する方法、ヒート時間を調整する方法等が考えられるが、駆動電圧自身を変更する場合、構成が大がかりになりやすい。そのためヒータの発熱駆動に使用する駆動回路を用いて、ヒート時間を変更してエネルギー供給量を調することが多い。
【0006】
また、上述した記録ヘッドでは、ヒータへの通電による発熱によってインク吐出を行うため、記録ヘッドはその記録動作によって発熱する。この発熱によるヘッド全体の昇温も、そのヘッドの駆動条件を変動させる一因となり、前述の記録濃度と合せて駆動エネルギー量を決定する要素として考慮する必要がある。更には、駆動されるノズル毎の製造ばらつきによる特性差、例えばヒータ抵抗値のばらつき等もインクの吐出条件に影響を与える等、多くの要素により駆動条件が決定される。以上、代表的なものを例に挙げたが、これらの要因を鑑み、その時々に最適な駆動条件を求めて、供給エネルギー量を調整することにより、より高品位な記録結果を得るための制御が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年のPCの高速化により、容易に大容量のカラー画像データを扱うことが可能となり、カラー画像の記録に際しても大容量のデータを処理することが望まれている。さらには記録画像の高精細化、処理の高速化によって、益々大容量の画像データを高速に処理する必要がある。上述したシリアル式のインクジェット記録装置における記録動作の高速化は、インク吐出周波数を上げたり、記録ヘッドのノズル数の増加させることによって実現可能である。また記録画像の高精細化は、記録ヘッドのノズルをより高密度に配置することによって可能となる。しかし、このような構成により、単位時間当りに駆動するノズル数はますます増える傾向にある。このように単位時間当りに駆動されるノズル数が増加することにより、同時にインク吐出が行われるノズル数が増大するため、前述の記録濃度による駆動条件の変動が増加する結果となる。
【0008】
また高精細な記録を得るために、記録色や記録される内容によって求められる解像度が異なるといったことも考えられる。例えば、写真画像を記録する場合に使用するインク滴と、文字を中心とした画像を記録する場合に使用するインク滴とは異なった方が良い場合がある。そのために同一のインクジェット記録装置において解像度の異なる記録ヘッドを複数搭載して記録を行うインクジェット記録装置がある。このように解像度の異なる記録ヘッドを同時に使用する場合、各々の記録ヘッドからのインク吐出はそのノズル配置と、ヘッドの走査距離に対する吐出頻度の違いから、それぞれ異なるタイミングで行うことになる。また吐出されるインク滴のサイズが大きくなれば、それだけインク吐出に必要なエネルギー量も多くなるため、各ノズルから1つのインク滴を吐出するために必要な、各ノズルのヒータの発熱駆動時間も、各々記録ヘッド毎に異なることになる。
【0009】
この様な理由から、上記構成において、複数の記録ヘッドにおいて同時に駆動されるノズル数を算出しようとすると、それぞれの記録ヘッドが異なるタイミングで駆動されているため、同時に駆動される数を求めるのが難しいという問題がある。また、エネルギー供給面から考えた場合、各記録ヘッドへの電力供給は、同一の電力供給源より行うことが、装置を安価にする上で必要である。そのため、1つの記録ヘッドによる記録濃度だけに限らず、お互いに他の記録ヘッドの駆動状態も考慮して、各記録ヘッドに対する最適なエネルギー供給量を決定する必要があるが、これは容易ではなかった。
【0011】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、複数の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置において、各記録ヘッドにおける複数の記録素子の駆動状態に応じて各記録ヘッドの記録素子に与えるパルス信号のパルス幅を決定して、より高品位の画像を記録できるようにしたインクジェット記録方法及びその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のインクジェット記録装置は以下のような構成を備える。即ち、
複数の吐出口と該複数の吐出口に対応して設けられた複数の記録素子とを有し、該記録素子にパルス信号を与えることで対応する複数の吐出口からインクを吐出する第1及び第2の記録ヘッドを用いて被記録媒体にインクによる記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記第1及び第2の記録ヘッドのそれぞれが有する複数の記録素子をそれぞれ複数ブロックに分割し、第1の吐出周期で前記第1の記録ヘッドの記録素子の複数ブロックを順次駆動する第1の駆動と、前記第1の吐出周期より短い第2の吐出周期で前記第2の記録ヘッドの記録素子の複数ブロックを順次駆動する第2の駆動を行い、前記第1の駆動の1回の実行と並行して前記第2の駆動を複数回行う駆動手段と、
前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第1の記録ヘッドのブロック毎に駆動される記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、を加算した加算結果を基に、前記パルス信号のパルス幅の情報を備えた第1のテーブルを参照して、前記第1の記録ヘッドの駆動されるブロックに含まれる記録素子に与える前記パルス信号のパルス幅を決定し、
前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の記録ヘッドのブロック毎に駆動される記録素子の数に基づく値と、を加算した加算結果を基に、前記パルス信号のパルス幅の情報を備えた第2のテーブルを参照して、前記第2の記録ヘッドの駆動されるブロックに含まれる記録素子に与える前記パルス信号のパルス幅を決定するパルス幅決定手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するために本発明のインクジェット記録方法は以下のような工程を備える。即ち、
複数の吐出口と該複数の吐出口に対応して設けられた複数の記録素子とを有し、該記録素子にパルス信号を与えることで対応する複数の吐出口からインクを吐出する第1及び第2の記録ヘッドを用いて被記録媒体にインクによる記録を行うインクジェット記録装置におけるインクジェット記録方法であって、
前記第1及び第2の記録ヘッドが有する複数の記録素子を複数ブロックに分割し、第1の吐出周期で第1の記録ヘッドが有する複数ブロックを順次駆動する第1の駆動と、前記第1の吐出周期より短い第2の吐出周期で第2の記録ヘッドが有する複数ブロックを順次駆動する第2の駆動を行い、前記第1の駆動の1回の実行と並行して前記第2の駆動を複数回行い、
前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第1の記録ヘッドのブロック毎に駆動する記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、を加算した加算結果を基に、前記パルス信号のパルス幅の情報を備えた第1のテーブルを参照して、前記第1の記録ヘッドの駆動されるブロックに含まれる記録素子に与える前記パルス信号のパルス幅を決定し、
前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の記録ヘッドのブロック毎に駆動する記録素子の数に基づく値と、を加算した加算結果を基に、前記パルス信号のパルス幅の情報を備えた第2のテーブルを参照して、前記第2の記録ヘッドの駆動されるブロックに含まれる記録素子に与える前記パルス信号のパルス幅を決定することを特徴とする。
【0016】
図1は、本実施の形態に係るインクジェット記録装置の機構部の主要構成を示す斜視図である。
【0017】
図において、1はインクタンク(不図示)とインクジェット記録ヘッド2とを一体に形成したヘッドユニットである。3はキャリッジで、各色での記録を受け持つ4個のインクジェット記録ヘッド(Bk(ブラック)ヘッド2−1、Y(イエロー)ヘッド2−2、M(マゼンタ)ヘッド2−3、C(シアン)ヘッド2−4(図2参照))を備えるインクジェット記録ヘッドユニット2を搭載し、キャリッジ駆動用モータ5の回転駆動力を伝達する駆動ベルト4の一部に連結され、かつ走査方向に対して平行に配置されたガイドシャフト6A,6Bに対して移動可能に取付けられている。そしてキャリッジ駆動用モータ5の回転により、インクジェット記録ヘッド(2−1〜2−4)のインク吐出面に対向して配置されたプラテン7に沿って、不図示の媒体給送装置から給送される記録シート(記録媒体)の全幅に亙って往復運動して、該記録シートへの記録を行なうように構成されている。
【0018】
インクジェット記録ヘッド2−1〜2−4のそれぞれは、記録シートの記録面に対向する面にインク吐出を行なう細いパイプ状の複数のノズル口を配しており、更に、チューブを介して接続された、それぞれ対応するインクタンクから供給されるインクにインク吐出エネルギーを与えるためのヒータが、各ノズル口の近傍に設けられている。また、これら記録ヘッド2−1〜2−4のそれぞれのノズル口列は、それぞれキャリッジ3の走査方向に対してほぼ垂直方向に配列されており、更に、これら4個の記録ヘッドはキャリッジ3の走査方向に並んで配置されている。
【0019】
8はヘッド回復ユニットで、記録ヘッド2のインク吐出面を覆うヘッドキャップ8A,記録ヘッド2のインク吐出面を拭うためのブレード9を有しており、シート送り用モータ10とクラッチ11との作用により駆動部9Aを介してヘッド回復ユニット8をヘッド位置方向に移動させて各記録ヘッドのノズル口のキャッピング、及び/又は吸引を行うヘッド回復位置と、記録ヘッド2に接触しない待機位置との間で移動可能に構成されている。12はキャリッジ3の位置検出用の突起で、ヘッドキャリッジ3に設けられたフォトセンサ(不図示)と係合してキャリッジ3がヘッド回復位置にあるか否かを検出できるようになっている。また記録シート送りの際には、シート送り用モータ10の回転は、クラッチ11を介して搬送用ローラ13に伝達され、記録シートを副走査方向に搬送可能に構成されている。
【0020】
尚、この記録ヘッドユニット2には、キャリッジ3の走査位置を検出するための位置エンコーダセンサ14(図2)が設けられており、このエンコーダセンサ14は、キャリッジ3がガイドシャフト6A,6Bに沿って移動する際に、エンコーダフィルムに記録された間隔のコードを読取って、主走査方向でのキャリッジ3の位置検出を行うのに使用され、このエンコーダセンサ14からの信号は、インク吐出タイミングを規定するトリガ信号を生成するために用いられる。
【0021】
尚、記録動作におけるキャリッジ3の基準位置は、電源投入時の初期シーケンスにおいてキャリッジ3を、キャリッジ3の可動範囲の限界まで移動させ、キャリッジ3がこれ以上移動できなくなると位置エンコーダ14からの信号が停止するため、これを利用してキャリッジ3の絶対位置を把握した後、エンコーダ14からの信号に基づいてキャリッジ3の基準位置を決定する。
【0022】
上述したインクジェット記録装置は、外部のホスト機器41(図2)などから入力された画像情報、制御コマンドなどのデータを、後述する制御部30(図2)で受け取り、その受け取ったデータに従って各色の画像データに展開した後、それぞれ対応するインクジェット記録ヘッド2に転送すると共に、キャリッジ駆動用モータ5を回転駆動してキャリッジ3を走査させ、それぞれ所望のタイミングでインク吐出駆動を行うことにより、一連の記録動作が行われる。
【0023】
尚、制御部30とキャリッジ3とはフレキシブルケーブル15を介して接続されており、各記録ヘッドはこのケーブル15を介して各種信号及びインク吐出に必要な電力の供給を受けている。
【0024】
次に本実施の形態に係るインクジェット記録装置の構成を図2を参照して説明する。
【0025】
図2において、制御部30は、CPU31と、CPU31により実行されるプログラムや各種データを記憶するROM32,各種データを一時的に記憶するRAM33−1と、外部装置であるホスト機器41との間でデータのやり取りを行うインターフェース(I/F)回路34と、キャリッジ駆動用モータ5及びシート送り用モータ10を回転駆動するモータ制御回路35と、CPU31の動作を補って各種制御を行う論理回路を備えるゲートアレイ(以下G.A)36などを備えている。尚、このG.A36は、インクジェット記録ヘッドの吐出タイミングの制御及び駆動を行うヘッド制御ブロック37、及びRAM33−2を備えている。9は、このインクジェット記録装置全体に電力を供給するための電源である。
【0026】
ここで、キャリッジ駆動用モータ5にはDCモータが採用されている。G.A36は、CPU31からの指示を受けてキャリッジ3を移動させるためにモータ制御回路35にキャリッジ駆動用モータ5の動作信号を送出している。それと同時に、キャリッジ3に搭載された位置エンコーダセンサ14からの信号により、キャリッジ3の走査方向の基準位置からの信号数を管理することによって、キャリッジ3がどの位置にいるかについても把握している。そしてキャリッジ3が記録領域に近づくと、その記録処理に必要なデータ処理を開始する。更に、キャリッジ3が移動し、キャリッジ3に搭載された記録ヘッド2−1〜2−4がインク吐出を行うべき位置に到達した時には、ヘッド制御ブロック37がそれぞれの記録ヘッドからインク吐出を行うように制御している。
【0027】
CPU31は、ROM32に予め格納されているプログラム、或いは、ホスト機器41からインターフェース回路34を介して入力される制御コマンドに従ってインクジェット記録装置の動作全般の制御を行なう。このROM32には、CPU31が動作するためのプログラムや記録ヘッドの駆動制御に必要な各種テーブルデータ等が格納されている。操作パネル51は、このインクジェット記録装置における各種ユーザ設定、例えばオンライン/オフライン、シート送り等の各種設定を行うためのキースイッチ、及び電源オン状態、オンライン状態、エラーの発生などを示すLEDを備えている。インターフェース回路34は、ホスト機器41からインクジェット記録装置への制御コマンドや制御データを入出力するためのインターフェース部である。
【0028】
RAM33−1は、CPU31の演算や制御処理等において使用されるワークエリア、或いは、ホスト機器41からインターフェース回路34を介して入力された記録データ及び制御コードの一時格納エリア、また記録データを記録ヘッドのノズルに対応させたビットデータに展開した画像データを格納するプリントバッファなどとして使用される。またRAM33−2は、G.A36の内部に設けられ、前述のRAM33−1のプリントバッファに展開された画像データを入力し、各記録ヘッドの複数のノズルを複数ブロックに分割して時分割駆動を行うために、各ブロックのノズルに対応する画像データが格納されている。そして、このRAM33−2に格納された画像データは、記録ヘッド2−1〜2−4にそのまま送られ、直接、各ノズルの発熱素子を発熱駆動するためのデータとなる。
【0029】
次に図3を参照して、本実施の形態のインクジェット記録装置の記録ヘッドのノズル配置を説明する。
【0030】
図3(a)は、記録ヘッド(Bk)ヘッド2−1のノズル構成を示す図である。
【0031】
本実施の形態に係る記録ヘッド(Bk)2−1は、それぞれ300dpiのピッチで配置された324個のノズルを備えるノズル列を2列備えている。これら2本のノズル列は、互いに縦方向に1/2ピッチずれた位置関係で配置され、それぞれのノズル列から吐出されたインク滴が付着するインク位置が600dpiとなるように構成されている。こうして記録された結果となる着弾位置(ドット位置)に対応するノズル列の意味で、各ノズル列をODD列、EVEN列と呼ぶ。即ち、図3(a)の例では、図の左側の列がODD列、右側の列がEVEN列となる。これは図3(b)に示すカラー記録用の記録ヘッドの場合にも同様である。
【0032】
この記録ヘッド(Bk)2−1に配置された各ノズルは、インク供給に必要な時間と、インク吐出に必要なヒート時間から決まる一定の周期で順次駆動され、各ノズルは、この周期に1度ずつ吐出動作を行う。この周期を吐出周期と呼んでいる。
【0033】
尚、この記録ヘッド2−1はキャリッジ3に搭載され、被記録媒体である記録シートの搬送方向と略直交する方向に搬送されながらインク滴を吐出している。その際、インク供給及びインク吐出に必要なエネルギーの分散供給を考慮して、2列全てのノズルから同時にインク滴を吐出するのではなく、324×2=648個のノズルを、1吐出周期当り12個のブロック(54ノズル/ブロック)に分割し、ブロック単位に順次吐出動作を行っている。
【0034】
図3(b)は、本実施の形態のインクジェット記録装置のカラー用の記録ヘッド(2−2〜2−4)のノズル構成を示す図である。
【0035】
本実施の形態において、カラーインクを吐出する記録ヘッドC2−2,記録ヘッドM2−3,記録ヘッドY2−2は各々同一構成で、それぞれが600dpiのピッチで配置された648個のノズル列を2列有している。これら2本のノズル列は、互いに縦方向に1/2ピッチずれた位置関係に配置され、それぞれのノズル列から吐出されたインク滴が、結果として1200dpiの間隔で記録媒体上に付着されて画像を形成するように構成されている。これらカラー記録用の記録ヘッドはキャリッジ3に搭載され、被記録媒体である記録シートの搬送方向とほぼ直交する方向に移動しながらインク滴を吐出している。その際、インク供給及び吐出に必要なエネルギーの分散供給を考慮して、各記録ヘッドの2列の全てのノズルから同時にインク滴を吐出するのではなく、648×2列=1296個のノズルを、吐出周期当り24個のブロック(54ノズル/ブロック)に分割して、ブロック毎に順次駆動して吐出動作を行っている。
【0036】
以上のように本実施の形態に係る各記録ヘッドのブロックは、ノズル数とブロック数の関係からいずれも(54ノズル/ブロック)となるように構成されている。また、同一ブロックのノズルは、インク吐出時にお互いの影響を受けにくい様に、ODD列、EVEN列にそれぞれ27個ずつに分け、それぞれが均等に分散して配置されている。
【0037】
図4は本実施の形態に係るインクジェット記録装置における記録ヘッドの吐出回路及び吐出制御を説明するためのブロック図である。尚、このインクジェット記録装置は、記録ヘッドBk、C,M,Y(2−1〜2−4)からなる4個の記録ヘッドを搭載しているが、各々の動作原理は基本的に同一であるため、ここでは記録ヘッド(Bk)2−1の場合で説明する。
【0038】
ヘッド制御ブロック37のデータ転送回路3700は、RAM33−2から読み出した、各記録ヘッドに対応する画像データ(吐出駆動データ)をそれぞれ対応する記録ヘッドに送出する。このデータ転送回路3700による、記録ヘッド2−1へのデータ転送は、データ信号370、クロック信号371及びラッチ信号372を用いて行われる。ここでデータ信号370は、4ビットのデータ信号で、クロック信号371に同期して、記録ヘッドBk2−1に設けられたシフトレジスタ2−101に順次転送されて格納され、このデータ信号に基づいて、どのノズルからインクが吐出されるかが決定される。各ブロックのノズル数分のデータと、ブロック指定データの送出が終わるとラッチ信号372が送出される。
これにより、シフトレジスタ2−101に格納された画像データはラッチ回路2−102に送られて、そこに保持される。尚、カラー記録用の記録ヘッドへのデータ転送は、それぞれ4ビットのCdata,Mdata,Ydataを介して行われ、その転送クロック信号はCo Clock,ラッチ信号はCo Latchである。
【0039】
こうして記録ヘッド2−1へのデータのセットが終了すると、キャリッジ3の走査位置に合せてヒートタイミングコントローラ3701から、各記録ヘッドに対応したヒート信号(ここでは記録ヘッド2−1用のBk Heat enable)373が送出される。このとき、データ信号370として転送される5ビットのブロック選択信号に応じてブロックデコーダ2−103が、記録ヘッドBk2−1のある1つのノズルブロックを選択する。こうして選択されたノズルブロックは、該当ブロックのAND回路2−104の出力により、画像データに応じてアクティブにされる。
【0040】
上記手順に従って、データセット及びブロック選択がなされたノズル群に対してヒート信号373が入力されると、AND回路2−104のうち、出力条件を満足したAND回路に接続されたドライブトランジスタ2−105GA動作し、対応するノズルのヒータ抵抗2−106にヒート電流が流れる。このヒート信号373は、最終的に吐出駆動用トランジスタ2−105を駆動する信号として用いられ、各ノズルからのインク吐出タイミングを制御している。これと同時にヒート信号373は、ヒータ抵抗(発熱素子)2−106への投入エネルギーを調節するために、各ヒータ抵抗2−106のヒート時間をコントロールする目的で使用されている。
【0041】
尚、カラー記録用の記録ヘッドに対するヒート信号は、それぞれC Heat enable,M Heat enable,Y Heat enableである。
【0042】
これらの動作は、キャリッジ3に搭載された位置エンコーダ14からの信号からタイミング制御回路3702で作られるトリガ信号と、位置情報を示すウインドウ信号とによって制御される。
【0043】
図5は、カラー記録ヘッド2−2〜2−4に対するトリガ信号と、ウインドウ信号を示すタイミング図である。
【0044】
信号37−13は、カラー用の記録ヘッドのヒートトリガ信号、信号37−16はカラー用の記録ヘッドのブロックトリガ信号である。また信号37−11はデータセットウインドウで、RAM33−2に対するカラー画像データのセットに、信号37−14はリードウインドウで、同様にRAM33−2からのカラー画像データの読み出しに、また信号37−17は8ビットのヒートウインドウで、各カラー記録用記録ヘッドの吐出に、それぞれ使用される。各々のウインドウ信号は、対応するトリガ信号とのAND条件で動作する。各データ処理動作は並列に行われるため、図示した様にそれぞれのウインドウ信号は、キャリッジ3の走査に同期して必要なタイミングでアクティブとなって各回路ブロックの動作タイミングを制御している。また、各ウインドウ信号は各々8ビットの信号である。これらの信号はいずれもタイミング制御回路3702から出力される。
【0045】
図5において、ブロックトリガ信号37−16は、1吐出周期において、前述したように24回出力される。
【0046】
先に説明したようにカラー用の記録ヘッドは、それぞれODD/EVENのノズル列を備えて、走査方向に並列に配置されている。各ノズルに対する吐出データの処理は、キャリッジ3の走査に合わせて順次行われる。これらのデータ処理は2列×4色、即ち、8本のノズル列単位に行う。これにより、ウインドウ信号37−17の8ビットの各ビットは、各々のノズル列に対応している。
【0047】
図6は、記録ヘッドBk2−1、及びカラー用の記録ヘッド2−2〜2−4のヒートトリガ信号とブロックとリガ信号の関係を示す図である。
【0048】
信号37−12は記録ヘッドBk2−1のヒートトリガ信号、信号37−13はカラー用の記録ヘッドのヒートトリガ信号、信号37−15は記録ヘッドBk2−1のブロックトリガ信号、信号37−16はカラー用の記録ヘッドのブロックトリガ信号である。これらトリガ信号は、前述の各ウインドウ信号37−11,37−14,37−17とのANDで各回路ブロックの動作開始とリガとして利用される。
【0049】
ヒートトリガ信号は、各吐出周期を示し、ブロックトリガ信号は各記録ヘッドのブロック数に合わせて吐出周期、即ち、ヒートトリガ間隔を分割した信号である。つまり記録ヘッドBkのブロックトリガ37−15は、ヒートトリガ信号37−12の周期(吐出周期)を12分割した時間で生成される。同様に、カラー用の記録ヘッドのブロックトリガ37−16信号は、カラー記録用のヒートトリガ信号37−13の周期(吐出周期)を24分割して生成される。尚、それぞれのブロックトリガ信号は、1周期前のヒートトリガ信号から算出されている。
【0050】
信号37−61は記録ヘッドBk2−1のヒートイネーブル信号で、記録ヘッドBkのブロックトリガ信号37−15により起動される記録ヘッドBk2−1に対する駆動信号で、信号37−62,37−63,37−64はそれぞれカラー用の記録ヘッドC2−4,M2−3,Y2−2に対する駆動信号である。図示した様に、解像度及びノズル数、ブロック数の違いから記録ヘッドBk2−1における1回の吐出中に、カラー記録用の記録ヘッド2−2〜2−4は4回のインク吐出動作を行っている。
【0051】
各記録ヘッドの発熱素子を発熱駆動するヒートパルス幅は、後述する温度制御やヘッドランクを含めて記録ヘッドBk2−1と,カラー用の記録ヘッド2−2乃至2−4とで、それぞれ独立に制御されてヒートパルス幅が変化するため、記録ヘッドBk2−1とカラー用の記録ヘッド2−2〜2−4を含めた同時吐出数が定まらない要因となる。
【0052】
次にこれら一連の動作において記録濃度を検出して、各記録ヘッドへの投入エネルギーを調整する方法および構成について説明する。
【0053】
図4において、3703はラム(RAM)ライト回路で、RAM33−2に対してカラム単位でデータを書き込む。3704はラム(RAM)リード回路で、同じくRAM33−2からブロック単位でデータを読み出す。3700は各記録ヘッドに対してデータを送出するデータ転送回路である。
【0054】
ラムライト回路3703は、その前段からノズル列単位で送られた画像データをブロック単位に分割するブロックデータセレクタ3710,カラム単位のデータのドット数をカウントするカラムカウンタ3711、RAM33−2に対するアドレス制御を含む書き込み制御を行うライトコントロール回路3712を備えている。このラムライト回路3703は、データセットウインドウ信号37−11とヒートトリガ信号37−12(黒用),37−13(カラー用)のAND条件で起動し、1カラム単位で各色のデータ処理を行う。また、RAM33−2への書き込み動作と同時に、各カラム分のデータ数をカウントして保持する機能を併せ持つ。
【0055】
RAM33−2は、4個の記録ヘッド分の8本のノズル列に対応した画像データを格納する領域をそれぞれ5面ずつ持つため、独立した40個のRAMにより構成されている。各ノズル列当り5面の領域は書き込みタイミングと、実際にヒートに使用するタイミング差を吸収するためのバッファとして機能している。これら40個のRAMは、それぞれ記録ヘッドのブロック数に対応した24のアドレスに分割されている。
【0056】
ラムリード回路3704は、ブロック単位の画像データをカウントするブロックカウンタ3720、およびリードアドレス管理を含むRAM33−2からの読み出し制御を行うリードコントロール回路3721を備えている。リードコントロール回路3721は、ブロックトリガ信号37−15(黒用),37−16(カラー用)と、リードウインドウ信号37−14のAND条件で動作し、RAM33−2からブロック単位で各色の画像データを読み出している。こうしてRAM33−2から読み出された画像データは転送回路3700へ送られ、各記録ヘッドに転送される。
【0057】
記録動作は各色並列に行われる。よって通常動作においては、トリガ信号の入力時には複数のウインドウが開いている。各回路ブロックは、トリガ信号の入力時に開いているウインドウをラッチし、次のトリガまでにラッチした色分のデータ処理を終える。
【0058】
図7は、カラムカウンタ3711の内部構成を示すブロック図である。
【0059】
このカラムカウンタ3711は、1ブロック当りの記録データ数をカウントし(700)、それを基に1ノズル列の648ドット(記録ヘッドBkの場合は324ドット)のうち、何ドット分の記録データがあるかをカウントする(701)。このカウントした1ノズル列における記録データ数(10ビット)を"64"で除算し(6ビット分シフト)(702)、その端数を切り捨てて4ビットデータ(10ビットの内の上位4ビット)に置き変えて保持している。そして、上述したように、4個の記録ヘッド分の8本のノズル列に対応した画像データを格納する領域をそれぞれ5面ずつ持つため、各ノズル列単位のデータを、各々5つ蓄える。
【0060】
このようにしてRAM33−2に保持された各色の画像データは、インク吐出タイミングに合わせて選択され、同時に駆動される記録ヘッドY,M,CのODD列、EVEN列分、即ち、合計6列分の加算値(6ビット)を"4"で除算した4ビットデータ(706)(AVE_CL 37-212)として出力される。この値は、カラー用の記録ヘッドにおける、各ノズル列の平均駆動ドット数となる。
【0061】
また記録ヘッドBk2−1のODD列、EVEN列2列分の値をそれぞれ加算した(707)4ビットデータ(708)(AVE_Bk 37-211)が、記録ヘッドBkの各ノズル列における平均記録ドット数となる。これらの平均値は、ヒートタイミングコントローラ3701において、各記録ヘッドの各ノズル列を駆動する際のヒートパルス幅を決定するのに使用される。
【0062】
図8は、ブロックカウンタ3720の内部構成を示すブロック図である。
【0063】
このブロックカウンタ3720は、RAM33−2から画像データを読み出す際に、まず800で、ODD,EVENの各ノズル列毎に最大27ドットまでカウントし、各ブロックに何ドット分の記録データがあるかをカウントしている(801)。こうしてカウントされた、各6ビットのカウント値について、黒用データのカウント値は"4"で除算し(802)、カラー用の記録データのカウント値は"16"で除算し(803)、黒用データのカウント値は4ビットで、カラー用のデータのカウント値はそれぞれ2ビットで、3色分保持される(804)。更に、カラー3色分の6ビットのカウント値を合計して8ビットの値に積算(805)した後、"16"で除算し(806)、その端数を切り捨てて、4ビットの値で保持する(807)。
【0064】
このようにして、記録ヘッドBkとカラー用の記録ヘッドそれぞれの記録ヘッドにおける、同時にインク吐出を行うレベルを示すデータ(37-412〜37-415)と、カラー3色合計の、同時にインク吐出を行うレベルを示すデータ(37-411)とを合せて合計5種類からなる、同時インク吐出を行うレベルを示すデータをヒートタイミングコントローラ3701に対して出力する。
【0065】
尚、本実施の形態1では、これらの上述したカラムカウント値及びブロックカウント値は、除算により端数を切り捨てて使用しているが、本発明はこれに限定されるものでもなく、そのカウント値をそのまま用いても、或いは実際の各記録ヘッドのヘッド構造における影響度に応じて誤差範囲として許容できるレベルと、データ処理負荷の兼ね合いによって任意のビット数に丸めても良い。
【0066】
図9は、ヒートタイミングコントローラ3701において、記録ヘッドBk2−1のヒートパルス幅を決める回路の構成を示すブロック図、図10は、ヒートタイミングコントローラ3701において、カラー記録用の記録ヘッド2−2〜2−4のヒートパルス幅を決める回路の構成を示すブロック図である。
【0067】
図9において、ヒートタイミングコントローラ3701には、前述のカラムカウンタ3711及びブロックカウンタ3720からのカウント値(37-211,37-212,37-412)のほかに、各記録ヘッドに搭載された不図示の温度検出用ダイオードの出力電圧Vfの変化をCPU31のA/Dコンバータを使用して読み取ることによって得た温度情報(temp)、及び、記録ヘッドに搭載される不図示のEEPROMに記述され、CPU31によって読み出された各記録ヘッドのヒータ抵抗、駆動トランジスタオン抵抗などのばらつきから決まるヘッドランク情報(rank)がそれぞれ数値化されて与えられる。
【0068】
これらの情報から、それぞれ対応するルックアップテーブル900を参照して得られた値を加算器901により加算する。この加算によって得られた値に基づいて、更にヒートパルス幅を収めたテーブル902を参照して、最終的に、記録ヘッドBk2−1に印加するヒートパルスのパルス幅(Bk Heat enable:37-61)が決定される。
【0069】
同様にして図10においもて、ヒートタイミングコントローラ3701には、前述のカラムカウンタ3711及びブロックカウンタ3720からのカウント値(37-211,37-212,37-411,37-413,37-414,37-415)のほかに、各記録ヘッドに搭載された不図示の温度検出用ダイオードの出力電圧Vfの変化をCPU31のA/Dコンバータを使用して読み取ることによって得た温度情報(temp)、及び、記録ヘッドに搭載される不図示のEEPROMに記述され、CPU31によって読み出された各記録ヘッドのヒータ抵抗、駆動トランジスタオン抵抗などのばらつきから決まるヘッドランク情報(rank)がそれぞれ数値化されて与えられる。
【0070】
これらの情報から、それぞれ対応するルックアップテーブル903を参照して得られた値を加算器904により加算する。この加算によって得られた値に基づいて、更にヒートパルス幅を収めたテーブル905を参照して、最終的に、記録ヘッド2−2〜2ー4に印加するヒートパルスのパルス幅(C Heat enable37-62, M Heat enable37-63, Y Heat enable37-64)が決定される。
【0071】
尚、各ルックアップテーブル900、902,903,905の値は、CPU31から任意に設定可能に構成され、各ファクタの重み付けを変更可能とし、回路を汎用的に使用できる様に考慮されている。
【0072】
このようにして、ブロック単位で同時にヒートされるノズル数と、カラム分のデータ数をカウントした計数値とを基に、各記録ヘッドのヒートパルス幅を決定することにより、解像度が異なる等の理由により同時にヒートされるノズル数が管理しにくい場合においても、他の記録ヘッドにおけるインク吐出状況を反映させて、各記録ヘッドへのエネルギー供給量を決定することが可能となる。
【0073】
以上説明したように本実施の形態1によれば、各記録ヘッドの記録濃度によらず、均一な駆動条件を得ることが可能となり、より高精細な記録結果を得ることができる。
【0074】
[実施の形態2]
前述の実施の形態1では、異なる解像度のヘッドを同一の電源ラインから駆動する際、お互いに与えあう影響を軽減する目的で、他の記録データで記録されるカラムドット数を、それとは別の記録ヘッドのヒート条件に反映させていた。つまり前述の実施の形態1では、記録ヘッドBkのヒートパルス幅を決める際に、カラー記録用の記録ヘッド2−2〜2−4のカラムカウント値から得た値をも反映させていた。また逆に、カラー記録用の記録ヘッドのヒートパルス幅を決定するために、記録ヘッドBk2−1のカラムカウント値を反映していた。
【0075】
これに対し本実施の形態2では、黒用及びカラー用の記録ヘッドを全て同じ構成とし、他の記録ヘッドにおける駆動条件を反映させている。
【0076】
図11は、それぞれ前述の実施の形態1における図9、図10を合わせた図である。ここでは、全ての記録ヘッドの構成が同一であることから、それぞれ自身のブロックドット数と、全体のカラムカウント値からヒートパルス幅を決定している。
【0077】
このとき図7に示すカラムカウンタ3711は、前述の実施の形態1では、カラー3色ノズル列6本分のカウント値37−212と、記録ヘッドBkのノズル列2本分のカウント値37−211を別々に出力していたが、この実施の形態2では、図7における加算器707、データ708を略し、YMC及びBk4つの記録ヘッドの合計8本分のカウント値をまとめて計算し、その平均カラム数(37−212)を出力している。このデータ37−211はルックアップテーブル910に入力され、またルックアップテーブル911には、黒データのブロックカウンタのカウント値のレベルを示すデータ37−412が入力されていてい、黒の平均カラムカウント値3−211を入力するテーブルが不要になる点が、図10の構成と異なっている。ここで平均カラムカウント値3−211を入力するテーブルには予め"0"を記憶しておく。
【0078】
そして、これらルックアップテーブルの出力データが加算器912で加算され、テーブル913を参照して、各記録ヘッドのヒートパルス幅が決定される点は、前述の図9,図10と同様である。
【0079】
このようにして同一構成の記録ヘッドを複数使用する場合には、これら複数の記録ヘッドにおけるブロックカウント値とカラムカウント値を合せて使用することにより、回路構成を簡素化できる。
【0080】
以上説明したように本実施の形態2によれば、同一構成の記録ヘッドを複数使用する場合には、前述の実施の形態1における回路と同様の構成で、その電源供給方法や各記録ヘッドにおけるヒートパルス制御に対応可能となる。
【0081】
尚、本実施の形態では、それぞれ異なる色のインクを吐出する複数の記録ヘッドを設けた場合で説明したが本発明はこれに限定されるものでなく、例えば1つの記録ヘッドに複数のノズル列を配した記録ヘッドの場合にも適用でき、あるいは同じ色のインクを吐出する複数の記録ヘッドを含む場合にも適用できる。
【0082】
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式のプリント装置について説明したが、例えば特公平6−6357号公報等に記載されているような圧電方式のインクジェット記録方式においても同様の効果が得られる。かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0083】
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0084】
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0085】
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0086】
さらに、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0087】
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0088】
また、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にできるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0089】
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
【0090】
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0091】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
【0092】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0093】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0094】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0095】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置において、各記録ヘッドにおける複数の記録素子の駆動状態に応じて各記録ヘッドの記録素子に与えるパルス信号のパルス幅を決定して、より高品位の画像を記録できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置の機構部の主要構成を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るインクジェット記録装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態1に係るインクジェット記録ヘッドのノズル配列を示す図で、(a)は黒記録用記録ヘッドBkのノズル配列を示し、(b)はカラー記録用の記録ヘッドのノズル配列を示している。
【図4】本実施の形態に係るインクジェット記録装置における記録ヘッドの駆動部の構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態1におけるカラー用の記録ヘッドに対するトリガ信号と、ウインドウ信号を示すタイミング図である。
【図6】本実施の形態1におけるヒートトリガとブロックとリガの関係を示す図である。
【図7】本実施の形態1に係るカラムカウンタの構成を示すブロック図である。
【図8】本実施の形態1に係るブロックカウンタの構成を示すブロック図である。
【図9】実施の形態1におけるヒートタイミングコントローラにおいて、記録ヘッドBkのヒートパルス幅を決めるヒートタイミングコントローラの構成を示すブロック図である。
【図10】実施の形態1におけるヒートタイミングコントローラにおいて、カラー記録用の記録ヘッドのヒートパルス幅を決めるヒートタイミングコントローラの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態2におけるヒートタイミングコントローラの構成を示すブロック図である。

Claims (7)

  1. 複数の吐出口と該複数の吐出口に対応して設けられた複数の記録素子とを有し、該記録素子にパルス信号を与えることで対応する複数の吐出口からインクを吐出する第1及び第2の記録ヘッドを用いて被記録媒体にインクによる記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記第1及び第2の記録ヘッドのそれぞれが有する複数の記録素子をそれぞれ複数ブロックに分割し、第1の吐出周期で前記第1の記録ヘッドの記録素子の複数ブロックを順次駆動する第1の駆動と、前記第1の吐出周期より短い第2の吐出周期で前記第2の記録ヘッドの記録素子の複数ブロックを順次駆動する第2の駆動を行い、前記第1の駆動の1回の実行と並行して前記第2の駆動を複数回行う駆動手段と、
    前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第1の記録ヘッドのブロック毎に駆動される記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、を加算した加算結果を基に、前記パルス信号のパルス幅の情報を備えた第1のテーブルを参照して、前記第1の記録ヘッドの駆動されるブロックに含まれる記録素子に与える前記パルス信号のパルス幅を決定し、
    前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の記録ヘッドのブロック毎に駆動される記録素子の数に基づく値と、を加算した加算結果を基に、前記パルス信号のパルス幅の情報を備えた第2のテーブルを参照して、前記第2の記録ヘッドの駆動されるブロックに含まれる記録素子に与える前記パルス信号のパルス幅を決定するパルス幅決定手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記パルス幅決定手段は、
    前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、を計数する第1の計数手段と、
    前記第1の記録ヘッドのブロック毎に駆動される記録素子の数に基づく値と、前記第2の記録ヘッドのブロック毎に駆動される記録素子の数に基づく値と、を計数する第2の計数手段と、
    前記第1及び第2の計数手段の計数結果である、前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第1の記録ヘッドのブロック毎に駆動される記録素子の数に基づく値と、を加算する第1の加算手段と、
    前記第1及び第2の計数手段の計数結果である、前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の記録ヘッドのブロック毎に駆動される記録素子の数に基づく値と、を加算する第2の加算手段とを有し、
    前記第1の加算手段により加算して得られた値を基に前記第1のテーブルを参照して前記第1の記録ヘッドに印加するパルス信号のパルス幅を決定し、前記第2の加算手段により加算して得られた値を基に前記第2のテーブルを参照して前記第2の記録ヘッドに印加するパルス信号のパルス幅を決定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記インクジェット記録装置は、更に、第3の記録ヘッドを用いて記録を行い、
    前記駆動手段は、前記第1の吐出周期より短い第2の吐出周期で前記第3の記録ヘッドが有する複数ブロックを順次駆動する第3の駆動を行い、前記第1の駆動の1回の実行と並行して前記第3の駆動を複数回行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記インクジェット記録装置は、更に、
    前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第1の記録ヘッドのブロック毎に駆動する記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第3の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、に基づいて、前記第1の記録ヘッドの駆動されるブロックに含まれる記録素子に与える前記パルス信号のパルス幅を決定する決定手段と、を有することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録素子は前記パルス信号が印加されることにより熱を発生し、当該熱によってインクに気泡を発生させる電気熱変換体を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第1の記録ヘッドが備える吐出口が配列している間隔より、前記第2の記録ヘッドが備える吐出口が配列している間隔のほうが短いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 複数の吐出口と該複数の吐出口に対応して設けられた複数の記録素子とを有し、該記録素子にパルス信号を与えることで対応する複数の吐出口からインクを吐出する第1及び第2の記録ヘッドを用いて被記録媒体にインクによる記録を行うインクジェット記録装置におけるインクジェット記録方法であって、
    前記第1及び第2の記録ヘッドが有する複数の記録素子を複数ブロックに分割し、第1の吐出周期で第1の記録ヘッドが有する複数ブロックを順次駆動する第1の駆動と、前記第1の吐出周期より短い第2の吐出周期で第2の記録ヘッドが有する複数ブロックを順次駆動する第2の駆動を行い、前記第1の駆動の1回の実行と並行して前記第2の駆動を複数回行い、
    前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第1の記録ヘッドのブロック毎に駆動する記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、を加算した加算結果を基に、前記パルス信号のパルス幅の情報を備えた第1のテーブルを参照して、前記第1の記録ヘッドの駆動されるブロックに含まれる記録素子に与える前記パルス信号のパルス幅を決定し、
    前記第1の吐出周期内で駆動される前記第1の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の吐出周期内で駆動される前記第2の記録ヘッドの記録素子の数に基づく値と、前記第2の記録ヘッドのブロック毎に駆動する記録素子の数に基づく値と、を加算した加算結果を基に、前記パルス信号のパルス幅の情報を備えた第2のテーブルを参照して、前記第2の記録ヘッドの駆動されるブロックに含まれる記録素子に与える前記パルス信号のパルス幅を決定することを特徴とするインクジェット記録方法。
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