JP6089611B2 - インクジェット装置、制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット技術に関し、より詳細には、高品質なインクジェット印刷を実現するためのインクジェット装置、該インクジェット装置の制御装置および制御方法に関する。
圧電素子を駆動素子とするインクジェット・プリントシステムでは、駆動波形と呼ばれる電圧波形を圧電素子に印加し、これにより圧電素子を歪ませることにより、チャネルの容量を変化させて、色材を含むインク滴を吐出している。これまで、着弾位置や滴サイズの精度の向上を目的とした種々の技術が開発されている。
例えば、特開2003−341053号公報(特許文献1)は、キャリッジ加速中のインク滴吐出速度を、キャリッジ速度に応じて可変とし、吐出位置と着弾位置との主走査方向のズレ量を一定とする装置を開示する。
ところで、上述した駆動波形は、その生成元で、同一波形の信号を生成したとしても、圧電素子に伝送されるまでにその波形が変形してしまうと、インク滴の飛び方が変化してしまう。このため、インク滴の着弾位置や滴サイズの制御が意図通りにできず、画質が悪化してしまうという問題があった。特開2002−210958号公報(特許文献2)は、このような画質劣化を招く波形の変形を低減することを目的とした技術を開示する。特許文献2の従来技術では、キャリッジ上に配置される中継基板、電力増幅器を有する制御基板、両者を接続するケーブルを具備したインクジェットヘッドの駆動回路において、中継基板に実装されたトランスファゲートの入力から配線を介して、制御基板に実装された電力増幅回路へ負帰還をかける構成を開示する。
一方、近年のインクジェット・プリンタでは、高解像度化および高速化が求められている。これに伴い、インクを吐出するノズル数が増加し、キャリッジの移動速度が高速化し、インク吐出のサイクルも短周期化する傾向がある。また、同時にインクを吐出するノズル数が変動して増大すると、電流が増大し、トランジスタの特性や伝送路上の寄生インピーダンスの影響によって、駆動波形の変形の仕方も変化してしまう。上述したように駆動波形が変形し、また変形の仕方も変化してしまうと、インク滴の着弾位置や滴サイズが時々刻々と変動してしまい、意図通りの制御が行えないという問題があった。
上記特許文献1の従来技術は、キャリッジ速度に応じて滴吐出速度を可変とし、吐出位置と着弾位置との主走査方向のズレ量を制御しているが、上記同時に吐出するノズル数の急激な増大に対応できるものではなかった。また、特許文献2の従来技術は、ケーブルの抵抗を介して負帰還をかけて波形がなまる現象を低減するというものであり、応答性およびコストの観点から充分なものではなかった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明は、フィードバック制御を行わずに、インク吐出するノズル数が変動しても、駆動素子のインク吐出特性を維持し、ひいては着弾位置や滴サイズの変動を抑制することができる、インクジェット装置、該インクジェット装置を制御する制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するべく、ノズルおよび駆動素子を有するチャネルを複数備えるヘッドと、該ヘッドを媒体に対して走査させる走査手段とを備え、該駆動素子に伝送路を介して駆動信号を印加することで前記ノズルからインク滴を吐出させるインクジェット装置であって、下記特徴を有するインクジェット装置を提供する。本インクジェット装置は、上記走査手段の位置情報に基づき、略同時に駆動されるチャネルの推定数に応じた補正条件を決定する補正条件決定手段と、決定された補正条件に基づき、上記伝送路に出力する駆動信号を補正する補正手段とを含む。
上記構成によれば、フィードバック制御を行わずに、インク吐出するノズル数が変動しても、駆動素子のインク吐出特性を維持し、ひいては着弾位置や滴サイズの変動を抑制することができる。
本実施形態によるインクジェット・プリンタの全体構成図。 本実施形態によるインクジェット・プリンタのハードウェア構成図。 本実施形態において、駆動信号の生成からヘッドの圧電素子を駆動するまでの信号の流れを説明する図。 ヘッドドライバおよびヘッドにおいて駆動信号により圧電素子が駆動されてインク滴が吐出される態様を説明する図。 なまる現象に関し、同時駆動されるチャンネルと、駆動波形およびインク滴吐出力との関係を説明する図。 ブラック(K)のノズル列が描画領域に入る際(A)および描画領域から出る際(B)におけるインク吐出を開始する瞬間を示す図。 駆動波形が変形する現象を考慮して、キャリッジが描画領域の始端を描画している状況を説明する図。 駆動波形の振幅に応じたインク滴を説明する図。 (A)キャリッジにおけるノズルの配置座標および(B)キャリッジ位置と、ノズル数と、補正係数との関係を規定するテーブルのデータ構造を例示する図。 キャリッジ位置に応じた補正係数の変更と、補正計数の変更に基づく補正を適用してキャリッジが描画領域の始端を描画している状況を説明する図。 本実施形態による制御装置が実行する主走査方向における補正制御を示すフローチャート。 画像データに基づき、該当位置でのインク滴の平均濃度を考慮して最終的に適用する補正条件を決定する構成を説明する図。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明の実施形態は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に説明する実施形態では、インクジェット装置および制御装置の一例として、インクジェット・プリンタ100、および該インクジェット・プリンタ100を制御する制御装置140を用いて説明する。
図1は、本実施形態によるインクジェット・プリンタ100の全体構成を示す。図1に示すインクジェット・プリンタ100は、主要な構成要素として、キャリッジ120と、キャリッジ120に搭載されるヘッド130と、該ヘッド130に接続される制御装置140とを含み構成される。キャリッジ120は、キャリッジ機構を構成するガイドロッド102により保持され、主走査モータ104から、該モータとの間に渡されたプーリー106を介して動力の伝達を受ける。これにより、キャリッジ120は、主走査モータ104の駆動に応答して、ガイドロッド102に沿い、主走査方向に走査される。
キャリッジ120に搭載されたヘッド130には、例えばブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインク滴を吐出するノズル列が設けられる。キャリッジ120を主走査方向に移動させながら、必要な位置で、ヘッド130に配列されたノズル列K,C,M,Yからインク滴を吐出することによって、静電吸着ベルト112に吸着搬送される記録媒体上に画像が作像される。静電吸着ベルト112は、副走査モータ114からプーリー116を介して伝達される動力に応じたローラの回動に伴い、ベルト上に密着した記録媒体を副走査方向に走査する。
キャリッジ120に搭載したヘッド130内には、インク滴を吐出するノズルに対応して、さらに駆動素子(アクチュエータ)である圧電素子が設けられており、ノズルおよび圧電素子のセットがチャネルを構成する。本インクジェット・プリンタ100では、制御装置140からヘッド130内の圧電素子に対し、制御信号および駆動信号を伝達することによって、圧電素子が駆動される。そして、圧電素子の駆動に伴いチャネルの圧力室壁が、内圧が増大する方向に変形されることで、ノズルからインク滴が吐出される。
図1に示すインクジェット・プリンタ100は、典型的な小型シリアル・インクジェット・プリンタの構成を有しており、ヘッドを軽量化する観点から、制御装置140がキャリッジ120外部に設けられている。そして、キャリッジ120上のヘッド130と、これから物理的に離間する制御装置140とは、フラット・フレキシブル・ケーブル(FFC)108により接続されている。
印字動作中、キャリッジ120は、描画領域112aの外から加速しながら描画領域112aに到達し、描画領域112aに到達したノズル列から順次インク吐出動作を開始させる。例えば、描画領域112aの右側に位置する退避位置110から図中の左方向に加速したキャリッジ120が描画領域112aに差しかかると、各ノズル列がK,C,M,Yの順にインク吐出を開始させる。
図2は、本実施形態によるインクジェット・プリンタ100のハードウェア構成を示す。図2に示すインクジェット・プリンタ100は、制御装置140上のコンポーネントと、キャリッジ120上のコンポーネントとを含み構成される。
制御装置140上には、CPU142と、ROM144と、RAM146と、ホストI/F148と、画像出力制御部152と、エンコーダ解析部164と、主走査モータ駆動部166と、副走査モータ駆動部168と、入出力部(I/O)170とが設けられている。キャリッジ120には、上述したヘッド130に加えて、制御装置140から入力される駆動信号に基づきヘッド130を駆動するヘッドドライバ122と、キャリッジの移動量(走査位置)を計測する主走査エンコーダセンサ124とが含まれる。
上記I/O170は、インクジェット・プリンタ100内に配置された、レジストセンサ、温度センサ、給紙センサなどの各種センサやアクチュエータに接続される。主走査モータ駆動部166および副走査モータ駆動部168は、それぞれ、主走査モータ104および副走査モータ114を駆動する信号を出力し、これら走査モータ104,114の動作を制御することで、主走査および副走査方向への走査を実現している。
エンコーダ解析部164は、主走査エンコーダセンサ124および副走査エンコーダセンサ172と接続され、各エンコーダが出力する信号を解析し、主走査位置および副走査位置、各走査方向の速度を抽出する。画像出力制御部152は、画像出力に関する種々の制御を実行する。画像出力制御部152は、電圧波形生成部154を含み、電圧波形生成部154は、上記ヘッド130の圧電素子を駆動するための所定形状の波形を有する駆動信号を生成し、出力する。
インクジェット・プリンタ100の典型的な印刷動作は、ホスト150が送出した印刷ジョブをホストI/F148で受信し、画像データを生成する画像処理と、モータ制御を行うメカニカル制御とを協調制御することによって実現される。画像処理では、制御装置140は、CPU142の制御の下、受信した印刷ジョブを解析してRAM146上に画像を展開することによって、印刷すべき画像データを生成する。メカニカル制御では、制御装置140は、主走査エンコーダセンサ124からの出力をエンコーダ解析部164で解析しながら、モータ駆動部166,168で走査モータ104,114の制御を行う。このような協調制御により、ヘッド130を記録媒体に対し位置決めしつつ、画像データに応じてノズルからインク滴を吐出させ、所望の着弾位置に所望のサイズのインク滴を着弾させる。
圧電素子を駆動する駆動信号は、上述したように、画像出力制御部152内の電圧波形生成部154にて生成される。駆動信号の波形は、典型的には、印刷モード(速度重視モードまたは画質重視モードの指定)や記録媒体の種類(普通紙または光沢紙の指定など)に応じて、複数種類の中からから使い分けられる。波形の選択制御では、CPU142が、ROM144内に格納されたそれぞれ波形を規定する複数の駆動波形データの中から、受信した印刷ジョブの要求に従って駆動波形データを選択する。CPU142は、電圧波形生成部154に対し、該当する駆動波形データを転送する。これによって、ヘッドドライバ122への駆動信号が生成される。
このとき、環境温度などに依存して駆動波形の振幅を調整する制御が行われる場合もある。この温度制御は、ROM144に格納された駆動波形データを一度RAM146に展開し、CPU142の演算により、一定の係数を乗じた結果データを生成することによって実現することができる。
図3は、本実施形態において、駆動信号の生成からヘッドの圧電素子を駆動するまでの信号の流れを説明する図である。図3に示すように、まず、波形データ生成部156は、選択された駆動波形データの入力を受けて、波形データを形成し、DA(Digital to Analogue)コンバータ158へ送出する。DAコンバータ158では、デジタルデータからアナログ電圧信号に変換され、引き続いてオペアンプ160で電圧増幅される。電圧増幅された信号は、電流アンプ回路162で電流増幅され、ヘッドドライバ122に送出される。
この電圧波形は、圧電素子を駆動するための信号の波形であり、以下、駆動波形と参照する。図3において、波形データ生成部156から電流アンプ回路162までの構成が、図2における電圧波形生成部154に対応し、キャリッジ120外に設けられている。これに対して、ヘッド130およびヘッドドライバ122は、キャリッジ120内に配されるものであることから、電流アンプ回路162とヘッドドライバ122との間は、FFC108によって接続される。
図4は、ヘッドドライバ122およびヘッド130において駆動信号により圧電素子が駆動されてインク滴が吐出される態様を説明する図である。圧電素子を駆動素子とするインクジェット・プリンタ100では、ヘッドドライバ122は、駆動信号および階調データの入力を受けて、その先のヘッド130内の各圧電素子132に対し、印刷すべき画像データに応じて選択的に駆動波形の信号を印加する。この選択的な駆動波形の伝達を受けて、指定された圧電素子132から、指定された階調のインク滴が吐出されることになる。
電流アンプ回路162が出力すべき電流は、同時駆動される圧電素子132の数が増大するほど、そして電圧の変動が大きいほど、増大する。つまり、形成すべき画素が多く、印字率が高い場合は、多数の圧電素子132を同時駆動する必要があり、電流アンプ回路162は、大電流を出力する必要がある。一方、形成すべき画素が少なく、印字率が低い場合は、微少な電流を出力すればよいことになる。
図3を再び参照すると、電流アンプ回路162とキャリッジ120内のヘッドドライバ122との間を、FFC108などの伝送路を介して駆動信号を伝送する場合、FFC通過後の電圧波形に歪みが生じることがある。これは、FFC108が有するインダクタンス成分に起因するものであり、電流が増大するほど影響が大きくなる。したがって、ヘッド130において、より多数の圧電素子が同時駆動されるほど、電流が増大し、影響も大きくなる。
駆動信号において発生する具体的な歪みの性情は、駆動信号の電圧波形の形状、電流値によって異なるが、典型的には、主要な2つの現象が単独または混合して現れる。1つは、高周波成分が除かれてなまる現象であり、もう1つは、磁気エネルギーとして蓄積されたエネルギーの放出に起因してオーバーシュートおよびアンダーシュートが発生する現象である。劣化状態例1は、オーバーシュートおよびアンダーシュートが発生した場合を図示し、劣化状態例2は、なまりが発生した場合を図示する。
また、図5は、なまる現象に関し、同時駆動されるチャンネルと、駆動波形およびインク滴吐出力との関係を説明する図である。図5に示すように、同時に駆動されるチャネル数が少ない場合の駆動波形は、台形波であるのに対して、同時に駆動されるチャネル数が多くなると、高周波成分がカットされて、台形がなまった形状になる。そして、駆動波形が鈍ってしまった場合、各ノズルのインク滴吐出力は低下する。つまり、インク滴の吐出速度が低下し、着弾位置に理想とのズレが生じたり、滴サイズが理想よりも小さくなり、階調がうすく、色味が変化するといった画質の劣化として画像に現れる。
一方で、FFC108のインダクタンスが大きいシステムであっても、駆動ノズル数が少なければ、電流が小さくインダクタンスの影響があまり受けない。このため、駆動ノズル数が少なければ、所望の速度、滴量のインク滴が吐出されるように電圧波形生成部154が出力した駆動信号がそのままヘッドドライバ122に到達し、狙いの速度および滴量でインク吐出を行うことができる。一方、同時駆動ノズル数が増大すると、電流が大きくFFC108のインダクタンスの影響を大きく受けるため、ヘッドドライバ122への到達時の駆動波形は、図3に劣化状態例1,2として示すような歪みが発生する。
劣化状態例1のようなオーバーシュートおよびアンダーシュートは、電圧振幅を狙いより大きくするようにはたらく可能性があり、この場合は速度および滴量が狙いより大きくなる方向にずれる。また、劣化状態例2のようななまりが発生すると、上述したように、速度および滴量が狙いより小さくなる方向にずれる。その他、FFC1087のみならず、電流アンプ回路162のトランジスタも、電流の大小によって出力特性が変動するため、また伝送路の寄生インピーダンスの影響も電流の大小で異なるため、これらは駆動波形に歪みを発生させる可能性がある。
つまり、インダクタンスやインピーダンスの大きいシステムでは、同時駆動ノズル数が多い条件下では、インク滴を狙いの速度かつ滴量で吐出することができず、画像品質が劣化してしまう傾向があった。
また、同時駆動されるチャネル数について検討すると、図6(A)および(B)に示すように、キャリッジ120の位置によって、描画領域112a直上に滞在するノズル数が変動する。描画領域112a直上に滞在するノズル数は、同時駆動され得る最大のノズル数であり、各色のインク列が均等な量のインクを吐出したとした場合に見積もられる、同時駆動チャネルの推定数と見なすことができる。
印字動作では、キャリッジ120が主走査方向に移動しながらインク滴を所定の座標に滴下させることによって画像を作像する。図6(A)に示すように、キャリッジ120が矢印の方向に移動すると、K,C,M,Yの順番でノズル列が描画領域112aに到達する。図6(A)は、ブラック(K)のノズル列が描画領域112aに入り、インク吐出を開始する瞬間を示している。
ここで、各ノズルが吐出する座標が、4つのノズル列が均等な量のインク吐出をすべき画像の対応する位置である場合を想定し、4列全てがインク吐出する量を“1“とする。図6(A)では、ブラックのノズル列Kのみが描画領域112aに到達しているので、”1/4”の量のインク吐出を行っている状態となる。そして、図6(A)で示す状態から時間が経過し、ノズル列Cが描画領域112aに到達すると、”2/4”の量のインク吐出となる。同様に、ノズル列Mが描画領域112aに到達すると、”3/4”、ノズル列Yが描画領域112aに到達すると”4/4”となる。
図6(A)は、ノズル列が描画領域112aに入ってくる状態を示す一方で、図6(B)は、ノズル列が描画領域112aから出て行く場合の状態を示している。図6(B)に示すように、キャリッジ120が描画領域112aの終端を印字する場合は、反対に、ノズル列Kが最初に描画領域を外れて、”3/4”の量のインク吐出をする状態になる。続いて、ノズル列Cも描画領域を外れると”2/4”の量のインク吐出をする状態となる。以降は同様である。
図7(A)は、上述した駆動波形が変形する現象を考慮して、キャリッジ120が描画領域112aの始端を描画している状況を想定し、ブラック(K)のノズル列が描画している画像の濃度を示す。図7(B)は、キャリッジ120が描画領域112aの始端を描画している状況における電流量の変化を表す。
図6(A)および(B)を参照して説明したような、キャリッジ120が描画領域112aをまたぐ状況では、インク吐出量は、図7(B)に示すように、量子化されて変動することになる。そして、インク吐出量と駆動信号の電流量とは概ね比例関係にあるため、インク吐出量の急激な変動は、駆動信号の電流量の段階的な変動を生じさせる。
ノズル列Kは、最初の領域200aでは電流量が少ないため、台形波の状態でインク滴を吐出する。つまり適正な吐出力でインク滴を記録媒体へ吐出できる。しかしながら、ノズル列Kが領域200bに到達すると、後続するシアンのノズル列Cも吐出を開始するため、電流量が増え始め、駆動波形の歪みが発生し始める。つまり適正な吐出力が得られにくくなり、濃度が薄くなる。同様に、領域200cとそれ以降の領域においても、段階的に濃度が薄くなって行くことになる。
一方で、後続するノズル列Yに注目すると、図7のような描画領域の始端では常に4ノズルが吐出している条件下でインク吐出するため、常に薄い濃度での吐出となるが、キャリッジの移動に伴う濃度の変化は発生しない。このため、最終的に形成されるカラー画像は、単純な濃度の変化だけでなく、色味にも変化が発生することになる。
画像官能評価では、一般的な傾向として、インク滴吐出力の劣化がランダムな位置、ランダムな量で発生した場合は、画像としては比較的見分けがつきにくい傾向にある。一方で、境界をまたいである領域が濃く、他方の領域が薄いような、規則性をもった変化となった場合、人間の目に敏感に識別され易いという傾向がある。つまり、上述したような電流量の量子化された変化に対応して、段階的な画像濃度と色味の変化が発生した場合、観察者に画像の異常として識別され易く、問題が顕在化し易い。
また、一般的な傾向として、駆動波形の電圧振幅が増大すると、圧電素子132に与えられるエネルギーが増加し、これに応答してインク滴の吐出力は増大する。つまり、図8(A)に示すように、振幅の大きな駆動波形であれば、速くて大きいインク滴が吐出可能であり、図8(B)に示すように、振幅の小さい駆動波形では、遅くて小さいインク吐出となる。このことから、大電流が発生してインク滴の吐出力が低下する条件下では、駆動波形の振幅を増大するように補正すれば、電流の量子的な変動による画像の濃度変化を抑制できると期待される。
以上の考察により、電流を監視して駆動波形に対し、振幅を増大するようなフィードバックをかければ画像の濃度ムラが抑えられることが理解されるが、このフィードバック制御には課題がある。電流を監視するためには、通常、該当する回路に抵抗を挿入して端子間で計測される電位差から電流値を算出する。しかしながら、駆動波形の生成回路に抵抗を挿入する必要があるため、電流検出抵抗自体が駆動波形の歪みの原因となり、インク吐出に対する影響が無視できなない。また、画像を形成中のキャリッジ120は、例えば600dpiの解像度で画像形成する場合でも、1m/sec程度の速度で運動をしながら、40μsec周期で、インク吐出を制御しなければならない。このような状況では、電流の変動を検出してフィードバック制御を行ったとしても、完全に影響を打ち消す速度での応答は難しい。
そこで、本実施形態によるインクジェット・プリンタ100では、キャリッジ120の位置情報を用いて、制御装置140から出力する駆動波形に補正をかける構成を採用する。本実施形態による制御装置140は、主走査方向の走査手段であるキャリッジ120のエンコーダセンサ124から取得される位置情報に基づき、駆動波形に適用する補正条件を決定する補正条件決定手段を備える。本制御装置140は、さらに、決定された補正条件に基づき、FFC108を介して出力する駆動信号に対して、信号発生元側で補正をかける補正手段を備える。
補正条件を切り替えるタイミングおよび適用される補正条件は、略同時に駆動されるチャネルの推定数に応じて決定することができ、簡便には、描画領域112aの直上に滞在するインク吐出ノズル数に応じて決定することができる。上記ノズル数(略同時に駆動されるチャネル推定数)は、キャリッジ120の位置情報と、キャリッジ120内でのインク吐出ノズルの配置座標とを利用することで計数することができる。
図9(A)は、キャリッジ120におけるノズル134の配置座標を説明する図である。図9(A)に示すように、ノズル134は、キャリッジ120の基準位置に対する相対的な位置関係が規定されている。そして、上述したキャリッジ120上のノズル134の配置情報に基づき、描画領域112aの境界にノズル列が到達するキャリッジ位置を計算することができ、キャリッジ位置に対応して同時駆動されるチャネル推定数を求めることができる。ノズル列の並びに対して垂直方向にヘッド130が走査されるので、ノズル数は、キャリッジ位置に対して段階的に変化をすることになる。
図9(B)は、キャリッジ位置と、ノズル数と、補正係数との関係を規定するテーブルのデータ構造を例示する図である。補正係数は、上述した同時駆動されるノズル数に応じた駆動波形の歪み(オーバーシュート・アンダーシュートおよびなまり)と、滴サイズおよび速度の関係を考慮して、事前にキャリッジ位置に対応して決定しておくことができる。補正係数は、予め実験で定められたものを用いることができる。なお、ノズル列間の距離は、厳密に管理されており、製造段階で調整されているため、個体差もほぼ無い。また、ノズル列間の距離は、既知のパラメータであるため、補正係数を事前に固定することができ、制御を簡素化できるという利点もある。
補正条件決定手段は、ノズルの配置情報に基づき事前準備された図9(B)に示すようなデータに基づき、所定のキャリッジ位置に到達したことに応答して、適用する補正条件を変更することで、適切な補正をかける。例えば左方向への走査では、図10(A)に示すように、最初のノズル列Kが領域200aおよび200bの境界に達するキャリッジ位置(ノズル列Cが描画領域に達する位置)に到達したことに応答して、補正係数を1段階増大させる。さらに領域200bと200cとの境界に対応するキャリッジ位置(ノズル列Mが描画領域に達する位置)に到達したことに応答して、もう1段階増大させる。
上記補正手段は、好適な実施形態では、環境温度に対する処理と同様に、基準となる駆動波形データに補正係数を乗じ、出力される駆動信号の駆動波形の電圧振幅を調整することによって、上述した補正を実現することができる。図3に示す構成では、CPU142が、選択された駆動波形データに対して所定の係数を乗じて、波形データ生成部156に渡すことで、DAコンバータ158に送出される駆動波形データを調整する。この駆動波形データの調整に伴い、DAコンバータ158から出力される駆動波形の振幅は、所定の増幅率で調整されたものとなる。このように、駆動波形データの段階で補正をかける構成では、ハードウェアの変更をする必要がなく、かつ、多数の駆動波形データを準備しROM144に格納して置く必要がない。このため、インクジェット・プリンタ100の製造コストを低減することができる。
図11は、本実施形態による制御装置140が実行する、主走査方向における補正制御を示すフローチャートである。図11に示す制御は、例えば、ホスト150から印刷ジョブをホストI/F148を介して受信して、印刷処理が開始されたことに応答して、ステップS100から開始される。
ステップS101では、制御装置140は、エンコーダ解析部164により、主走査エンコーダセンサ124からの信号を解析して、キャリッジ位置を読み出す。ステップS102では、制御装置140は、CPU142により、取得されたキャリッジ位置が、図9(B)で示したテーブルに規定される所定のキャリッジ位置に到達したか否かを判定する。ステップS102で、まだ所定のキャリッジ位置に到達していないと判定された場合(NO)は、ステップS101へ再びループさせる。一方で、ステップS102で、所定のキャリッジ位置に到達したと判定された場合(YES)は、ステップS103へ制御が進められる。
ステップS103では、制御装置140は、CPU142により、キャリッジ位置に応じて、駆動波形に対して適用する補正係数を取得する。ステップS104では、制御装置140は、CPU142により、基準となる駆動波形データをROM144から読み出しRAM146に展開する。ステップS105では、制御装置140は、CPU142により、RAM146上に展開されたデータに補正係数を乗じて、その結果を電圧波形生成部154に渡す。ステップS106では、制御装置140は、電圧波形生成部154により、補正された駆動波形データに基づいて、駆動信号の出力を開始し、ステップS101へ再びループさせる。
このような制御を繰り返すことにより、図10(B)に示すように、画像濃度および色味における量子化された変動が補正された、高画質な画像を得ることができる。また、本制御では、上述した電流量に応じたフィードバック制御を行っておらず、応答性の難も回避できる。
また、上述までは、全ノズル列を均等に吐出し続ける画像を想定して説明したが、実際の画像は、図12に示すように、必ずしも全ノズル列が均等に吐出するものとは限らない。均一だが、インクの濃度が薄かったり、インクを塗布する座標がまばらに分布してるため平均濃度が薄い画像領域もあり、このような領域では駆動波形の電流は小さくなる。したがって、上記描画領域112a直上に滞在するノズル数が増大しても、電流の変動が小さくなる可能性がある。このような場合に駆動波形の補正を高濃度な画像の場合と同じ強度で実施すると、過剰補正となるきらいがある。
そこで、好適な実施形態では、補正条件決定手段は、上記描画領域直上のノズル数に加えて、描画するデータに基づき、該当位置でのインク滴の平均濃度を考慮して同時駆動されるチャネル数を推定し、最終的に適用する補正条件を決定する。画像データは、既知であるので、事前に画像データに基づき、所定のキャリッジ位置における各インク列が吐出するインク滴の濃度を算出しておき、より連続的なキャリッジ位置について、上記補正係数を決定することができる。
事前に画像データから適切な補正量を算出し、適切な強度で補正を実施することにより、画像の濃度が場所によって変動するような画像であっても、過不足ない補正を行うことができ、高画質な画像を得ることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、フィードバック制御を行わずに、インク吐出するノズル数が変動しても、駆動素子のインク吐出特性を維持し、ひいては着弾位置や滴サイズの変動を抑制することができる、インクジェット装置、該インクジェット装置を制御する制御装置および制御方法を提供することができる。
上述した実施形態によるインクジェット・プリンタ100は、キャリッジの走査が所定の位置に達して、描画領域の直上に滞在しているインク吐出ノズル数(同時駆動されるチャネル数)が変動したときに、圧電素子132を駆動する駆動波形の振幅を変更し、これにより同時吐出するノズル数の変動によるインク吐出力の変動を補正することを特徴とする。この構成により、画像形成中にフィードバック制御をする必要がなく補正処理が行え、応答性の問題が回避される。
なお、上述までの実施形態では、インクジェット装置として、インクジェット・プリンタ100を用いて説明したが、インクジェット装置としては、プリンタに限定されず、コピー、ファクシミリ機能など画像形成機能を備えたインクジェット方式の他の画像形成装置などとしてもよい。また、本実施形態において「描画」とは、顔料や染料などの色材を含むインク滴を記録媒体に塗布して画像を形成することをいうが、このような例に限定されない。他の実施形態では、色材を含むインク以外にも、有機、無機または金属の導電材料、半導体材料、絶縁材料、発光材料、キャリア輸送材料、染料、DNAなどを含むインク滴を、紙媒体、ガラス、樹脂、布などの基板の上の必要な箇所にインク滴を着弾させ、所望のパターンを描画するインクジェット機構を備えた如何なる装置に対して、本発明を適用してもよい。また、インクジェット方式としても、上述した作用効果を奏する限り、圧電素子を駆動装置とするピエゾ方式に限定されるものではない。
また、上記機能部は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)などのレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語などで記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスク、SDカード、MOなど装置可読な記録媒体に格納して、あるいは電気通信回線を通じて頒布することができる。また、上記機能部の一部または全部は、例えばフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などのプログラマブル・デバイス(PD)上に実装することができ、あるいはASIC(特定用途向集積)として実装することができ、上記機能部をPD上に実現するためにPDにダウンロードする回路構成データ(ビットストリームデータ)、回路構成データを生成するためのHDL(Hardware Description Language)、VHDL(VHSIC(Very High Speed Integrated Circuits) Hardware Description Language))、Verilog−HDLなどにより記述されたデータとして記録媒体により配布することができる。
これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…インクジェット・プリンタ、102…ガイドロッド、104…主走査モータ、106…プーリー、108…FFC、110…退避位置、112…静電吸着ベルト、112a…描画領域、114…副走査モータ、116…プーリー、120…キャリッジ、122…ヘッドドライバ、124…主走査エンコーダセンサ、130…ヘッド、132…圧電素子、134…ノズル、140…制御装置、142…CPU、144…ROM、146…RAM、148…ホストI/F、150…ホスト、152…画像出力制御部、154…電圧波形生成部、156…波形データ生成部、158…DAコンバータ、160…オペアンプ、162…電流アンプ回路、164…エンコーダ解析部、166…主走査モータ駆動部、168…副走査モータ駆動部、170…入出力部、200…領域
特開2003−341053号公報 特開2002−210958号公報

Claims (6)

  1. ノズルおよび駆動素子を有するチャネルを複数備えるヘッドと、該ヘッドを媒体に対して走査させる走査手段とを備え、該駆動素子に伝送路を介して駆動信号を印加することで前記ノズルからインク滴を吐出させるインクジェット装置であって、
    前記走査手段の位置情報に基づき、略同時に駆動されるチャネルの推定数に応じた補正条件を決定する補正条件決定手段と、
    前記補正条件に基づき、前記伝送路に出力する駆動信号を補正する補正手段と
    を含み、前記略同時に駆動されるチャネルの推定数は、前記媒体上の描画領域に滞在しているノズル数に応じたものであり、前記補正条件決定手段は、前記ノズルの配置情報に基づき決定されたキャリッジ位置に到達したことに応答して、適用する補正条件を変更することを特徴とする、インクジェット装置。
  2. 前記補正手段は、前記補正として、基準となる駆動波形データに補正係数を乗じることで、信号出力手段が出力する駆動信号の電圧振幅を調整することを特徴とする、請求項に記載のインクジェット装置。
  3. 前記補正条件決定手段は、さらに描画データに基づき、適用する補正条件を決定する、請求項1または2に記載のインクジェット装置。
  4. 前記駆動素子は、圧電素子であり、前記走査手段は、前記ヘッドを運動させるキャリッジ機構であり、前記伝送路は、信号発生元から物理的に離間した前記ヘッドへ信号を伝送するものであり、前記走査手段の位置情報は、前記キャリッジ機構のエンコーダから得られる、請求項1〜のいずれか1項に記載のインクジェット装置。
  5. ノズルおよび駆動素子を有するチャネルを複数備えるヘッドと、該ヘッドを媒体に対して走査させる走査手段とを備え、該駆動素子に伝送路を介して駆動信号を印加することで前記ノズルからインク滴を吐出させるインクジェット機構を制御する制御装置であって、
    前記走査手段の位置情報に基づき、略同時に駆動されるチャネルの推定数に応じた補正条件を決定する補正条件決定手段と、
    前記補正条件に基づき、前記伝送路に出力する駆動信号を補正する補正手段と、
    前記駆動素子へ印加するために前記伝送路に出力する補正された駆動信号を出力する信号出力手段と
    を含み、前記略同時に駆動されるチャネルの推定数は、前記媒体上の描画領域に滞在しているノズル数に応じたものであり、前記補正条件決定手段は、前記ノズルの配置情報に基づき決定されたキャリッジ位置に到達したことに応答して、適用する補正条件を変更することを特徴とする、制御装置。
  6. ノズルおよび駆動素子を有するチャネルを複数備えるヘッドと、該ヘッドを媒体に対して走査させる走査手段とを備え、該駆動素子に伝送路を介して駆動信号を印加することで前記ノズルからインク滴を吐出させるインクジェット機構を制御する制御方法であって、制御装置が、
    前記走査手段の位置情報に基づき、略同時に駆動されるチャネルの推定数に応じて補正条件を決定するステップと、
    前記補正条件に基づき、該駆動素子に対する駆動信号を補正するステップと、
    前記伝送路を介して前記駆動信号を前記ヘッドへ向けて出力するステップと
    を実行し、前記略同時に駆動されるチャネルの推定数は、前記媒体上の描画領域に滞在しているノズル数に応じたものであり、前記補正条件を決定するステップでは、前記制御装置が、前記ノズルの配置情報に基づき決定されたキャリッジ位置に到達したことに応答して、適用する補正条件を変更することを特徴とする、制御方法。
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