JP4925930B2 - 除塵用粘着テープ巻着ロール - Google Patents
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Description
そこで、粘着テープには1周分づつ簡単に切り取れるように、図5に示すように、ロールの表面から軸方向に予めミシン目Bが入れられ、ゴミの付着で粘着面の付着能力がある程度まで低下したら1周分づつミシン目まで粘着テープを剥ぎ取ってロール表面に新たな粘着面を出現させることでロールの付着能力の回復がなされるようになっている。
さらに近年では、粘着テープは同じロール径のままで紙の巻き取り回数、即ち全長を増加させようとするために、紙厚を薄くする傾向にあるが、用いる紙材が薄くてコシの弱い紙であることとと、より強力にゴミを付着できるように粘着力が強化されたことによって、粘着テープを切断する際に、ミシン目に沿って綺麗に切断することが大変困難となってきた。
例えば、素早くゴミが付着した部分を分離させようとすると、裂け目が予定していたミシン目から大きくそれてしまったり、ミシン目部分に髪の毛などが付着している場合では、その髪の毛に邪魔されてそこのミシン目からそれて裂けてしまうなどの不具合が生じていた。
そこで、本発明者は、図6に示すように、下記特許文献1に記載の、粘着テープのロールに二重ミシン目Aを切り込んだ技術を提案し、これによって、裂け目がミシン目からそれてしまうのがある程度は防止できるようになった。
そこで本発明は、巻いた粘着テープをロールから素早く切り取ろうとしても、またミシン目部分に髪の毛が絡み付いて付着していても、粘着テープに予め入れておいた切れ目に沿って確実に且つ綺麗に切ることが可能となる除塵用粘着テープ巻着ロールを提供することを目的とする。
そして、前記粘着テープの巻き付け最下層と前記芯材の外周面との間に、少なくとも前記直線状切離部及び各破線状切離部部分を中心としてその両側に跨る幅を有した付着材を介在させたことを特徴とする。
その際、各破線状切離部部分においては、前記破線状切離部と直線状切離部との配置を、直線状切離部の端部に形成される加工亀裂が、分離される側の各カット目の両側に形成される加工亀裂の間に形成されるようにした場合、直線状切離部から前記破線状切離部のへカット目にまで確実に切り裂きことができる。
さらに2本の平行なカット目が交互に裂けて次の直線状切離部にその裂け目が移動するが、この裂け目の全体に長さのうち殆どは直線状切離部で既に直線状に長く切断されており、このため、ごく一部の短い破線状切離部を切り裂くだけで、不要となった部分を素早く確実に分離することが可能となった。
しかも、殆どは直線状切離部で既に直線状に長く切断されていることから、綺麗な切り口に状態で分離することができる。
さらに、前記切り離される側の粘着テープのロールの一方端部における直線状切離部の端部に、ロール外周面から芯材側に向かって広がるように傾斜させた略V字形の切欠部を設ければ、捲る際に切欠部に指を掛けて粘着テープの端部を摘まみ易くすることができ、不要となった部分の切り取り作業をもたつくことなく素早く簡単に行えるようになった。
一般的に、除塵用粘着テープ巻着ロールは、図5に示すように、手で押し引きして使用するハンデイタイプの粘着テープによるゴミ付着型掃除具Cに使用され、その掃除具Cには粘着ロールが交換可能に装填されるようになっているが、本考案もこれと同様に粘着テープのロールがゴミ付着型掃除具に装着される。
そして、前記粘着テープ3の巻き付け最下層と前記芯材1の外周面との間に、少なくとも前記直線状切離部7及び各破線状切離部6部分を中心としてその両側に跨る幅を有した付着材2を介在させる。
この、付着材2によって、巻きついた前記粘着テープ3は、長く切断された直線状切離部7の弾けて芯材1から浮き上がろうするのを防止し、周面がいびつにならずに全体の円形状を維持するこが可能となる。
前記付着材2には厚さ0.2mm、幅30mm、長さ260mmの両面粘着テープを用いる。
また、前記破線状切離部7及び破線状切離部6は、1mm厚の切断刃を3枚重ねに用いて加工し、破線状切離部6は一箇所の長さが15mm、平行間隔が2mmとし、破線状切離部のカット目6aは一個の長さ2mmで、2mm間隔で5個とする。また、直線状切離部7のカット線7aの1本の長さは概ね130mmとし、20mmの間隔を設けて、図1に示すにように、6本に分離させる。
前記切欠部8は、カット線7aの端部より10mm程度の入った部位から端部では5mmまでに斜め広がった略V字形で、且つロール外周面から芯材側に向かって端部では8mmに広がた傾斜を設けて形成する。
なお、粘着ロール1の一方端は、粘着剤を塗布しない不粘着部11を配置する。
このことについて詳述すると、粘着テープ3へのゴミが付着は全周囲に及ぶので、粘着テープ3が1周ごとに分離されるように、1本の切離部が設けられ、ここから容易に分離されるようにしてある。
ゴミが付着している部分を分離しようとするとき、図1に示すように、先ず切欠部8に指を掛けて粘着テープ3の端部を指で摘まんで捲り揚げるように表面一層を剥がす。すると下から新たな粘着面が露出する。
そしてそのまま切離部に達するまで剥がしたら、摘まんだ側から斜め前方に摘まんだ部分を移動させると、先ず直線状切離部7のカット線7a部分で切られた状態で綺麗な切り口で直線状切離部のカット線の端部7bまで一気に切り進む。するとその端部7bから破線状切離部6の2本の平行なミシン目状のカット目6aのうち一方のカット目6aに切り口が移動する。
切離部は通常カット刃によって形成されるが、そのとき、図4に示すように、粘着テープ3には刃の厚さによる周囲の変形と加工亀裂が発生するので、破線状切離部6と直線状切離部7との配置を、直線状切離部7の端部に形成される加工亀裂7dが分離される側の各カット目6aの両側に形成される加工亀裂6dの間に来るように形成する。
このように破線状切離部6と直線状切離部7とが配置されていると、直線状切離部7のカット線7a部分で切り進んだ切れ目(直線状切離部上の中央線Zにある)はその端部7bから伸びた加工亀裂10が2本の平行なミシン目状のカット目6a(破線状切離部上の平行線X、Yにある)のうち一方のカット目6a(破線状切離部上の平行線Y)の近くまで既に破れた状態となっていて、この加工亀裂10の先端と、破線状切離部6のカット目6aとの境は狭く、粘着剤の粘着力を伴って繋がれているが、加工時のカット刃の力による紙組織の変形が加わって他の部分よりも極めて弱くなっているので、そのまま引っ張るとその弱くなった部分が優先して千切れて、そのカット目6aに切り口が移動する。
そして、その部分の破線状切離部6の最後のカット目6a又は直線状切離部7も端部7bに一番近いからカット目6aから次の直線状切離部7のカット線7aへと切り口が移動する。
このように直線状切離部7と前記破線状切離部6とが交互に分離されてゴミが付着している部分が完全に切り離される。
2 付着材
3 粘着テープ
4 粘着剤
5 剥離剤
6 破線状切離部
6a 破線状切離部のカット目
6b 破線状切離部のカット目の端部
7 直線状切離部
7a 直線状切離部のカット線
7b 直線状切離部のカット線の端部
8 切欠部
9 破線状切離部の加工亀裂
10 直線状切離部の加工亀裂
11 不粘着部
X 破線状切離部上の平行線
Y 破線状切離部上の平行線
Z 直線状切離部上の中央線
C 粘着ローラー式ゴミ付着掃除具
Claims (3)
- 表面には粘着剤が塗布され裏面には剥離剤が塗布された粘着テープを円筒形芯材に多重に巻着した除塵用粘着テープ巻着ロールにおいて、
前記粘着テープに対して、途中の数箇所を切り残して前記ロールの一方端から他方端まで外周面から前記芯材に達する深さに切断した長尺の直線状切離部を設け、
該直線状切離部の前記各切り残し部分に、ロール外周面から前記芯材に達する深さに切り込んだ2本の平行なカット目が交互に位置される短尺の破線状切離部を、前記直線状切離部の端部が該各破線状切離部の2本の平行なカット目の各端部間に配置されるように設け、
前記粘着テープの巻き付け最下層と前記芯材の外周面との間に、少なくとも前記直線状切離部及び各破線状切離部部分を中心としてその両側に跨る幅を有した付着材を介在させたことを特徴とする除塵用粘着テープ巻着ロール。 - 破線状切離部と直線状切離部との配置を、前記直線状切離部の端部に形成される加工亀裂が、分離される側の各カット目の両側に形成される加工亀裂の間に形成されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の除塵用粘着テープ巻着ロール。
- 切り離される側の粘着テープのロールの一方端部における直線状切離部の端部に、略V字形の切欠部を、ロール外周面から芯材側に向かって広がるように傾斜させて形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の除塵用粘着テープ巻着ロール。
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