JP2010284395A - 清掃用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
粘着テープに切り取り用のミシン目を形成した粘着ロールを備えた清掃用具における、使用後における粘着テープを切り取る作業の煩雑さを解消すると共に、捲り取る作業を容易にすることを課題とする。
【解決手段】
粘着剤を塗布した粘着面(11)を外側にして円筒状に捲かれた各粘着シート(10)を径方向に複数積層し、径方向の最も外側に位置する粘着シート(10)から順次捲り取って使用する清掃用具において、粘着シート(10)は、円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部に粘着剤を塗布しない非粘着部(13)を形成すると共に、前記粘着面(11)の円筒周方向(X方向)の少なくとも一端部に帯状体(12)を貼付して成り、前記帯状体(12)の円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部は、前記非粘着部(13)と対向して貼付されていないことを特徴とする清掃用具。
【選択図】図5
粘着テープに切り取り用のミシン目を形成した粘着ロールを備えた清掃用具における、使用後における粘着テープを切り取る作業の煩雑さを解消すると共に、捲り取る作業を容易にすることを課題とする。
【解決手段】
粘着剤を塗布した粘着面(11)を外側にして円筒状に捲かれた各粘着シート(10)を径方向に複数積層し、径方向の最も外側に位置する粘着シート(10)から順次捲り取って使用する清掃用具において、粘着シート(10)は、円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部に粘着剤を塗布しない非粘着部(13)を形成すると共に、前記粘着面(11)の円筒周方向(X方向)の少なくとも一端部に帯状体(12)を貼付して成り、前記帯状体(12)の円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部は、前記非粘着部(13)と対向して貼付されていないことを特徴とする清掃用具。
【選択図】図5
Description
本発明は、塵、糸くず、毛髪などのゴミを粘着する粘着テープを備えた清掃用具に関する。
従来、長尺の粘着テープの粘着面を外側に向けて巻いた構成からなる清掃用具が存在する。この清掃用具における長尺の粘着テープには、使用済みの部分を捲って切り離す為のミシン目や、サイドカットの切りしろが巻芯軸方向に沿って形成されている。
しかしながら、粘着テープに形成されたミシン目やサイドカットの切りしろは視覚によって判別し難く、また、必ずミシン目等の端から切り取り始める必要があるため、使用済みの部分を切り取って剥がす作業が煩雑であった。
また、ミシン目などの切り取りラインをまたぐ様に髪の毛等が付着した場合には、髪の毛等が粘着テープを切り取って剥がす作業を妨げるように作用するために、粘着テープを剥がし難くなるのみならず、粘着テープが髪の毛に沿って縦方向に裂けてしまうという問題があった。特に後者は、小型・軽量化や低コストへの配慮から、粘着テープを可及的に薄紙で構成する場合に顕著に表れる問題であった。
そこで、出願人は、上記問題を解決するべく、下記特許文献2に示す清掃用具を既に提案している。この清掃用具は、粘着剤を塗布した粘着面を外側にして円筒状に捲かれた各粘着シートを径方向に複数積層し、径方向の最も外側に位置する粘着シートから順次捲り取って使用する清掃具において、各粘着シートの粘着面の円周方向の一端部分に粘着剤を塗布していない非粘着部を形成した清掃用具であり、非粘着部として、粘着面の円周方向の一端部分に帯状の紙片を重合したものである。
既述の清掃用具によれば、特許文献1に示す従来技術のように、粘着テープの使用済み部分を切断するためのミシン目等を形成するものではなく、粘着剤を塗布した粘着面を外側にして円筒状に捲かれた各粘着シートを径方向に複数積層し、径方向の最も外側に位置する粘着シートから順次捲り取って使用する清掃具であって、各粘着シートの粘着面の円周方向の一端部分に粘着剤を塗布していない非粘着部を形成したものであるので、ミシン目等の加工が不要であると共に、ミシン目等に沿って使用済み部分を切り取る必要がないので、容易に使用済みの粘着シートを捲り取って剥がすことができる。
また、捲りしろとなる粘着シートの端部分に非粘着部を形成したことから、手で触れることによって容易に捲りしろを判別することができるので、この点からも粘着シートを捲り取って剥がす作業が容易になる。
このように、特許文献2に示す清掃用具は有益なものであるが、出願人は、さらに鋭意研究を進めた結果、上記利点を備えながら、捲り取って剥がす作業を更に容易にするための清掃用具を新たに提案するものである。
本発明は、粘着剤を塗布した粘着面(11)を外側にして円筒状に捲かれた各粘着シート(10)を径方向に複数積層し、径方向の最も外側に位置する粘着シート(10)から順次捲り取って使用する清掃用具において、粘着シート(10)は、円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部に粘着剤を塗布しない非粘着部(13)を形成すると共に、前記粘着面(11)の円筒周方向(X方向)の少なくとも一端部に外側面に粘着剤を塗布していない非粘着シートを貼付して成り、前記非粘着シートの円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部は、前記非粘着部(13)と対向して貼付されていないことを特徴とする清掃用具である。前記非粘着シートの円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部を除く部分は前記粘着面(11)と径方向に対向して粘着剤を介して貼付されているのに対して、外側面に粘着材を塗布していない非粘着シートの円筒軸方向(Y方向)の一端部又は両端部は前記非粘着部(13)と径方向に対向して貼付されていないことを特徴とする清掃用具である。
本発明は、粘着剤を塗布した粘着面(11)を外側にして円筒状に捲かれた各粘着シート(10)を径方向に複数積層し、径方向の最も外側に位置する粘着シート(10)から順次捲り取って使用する清掃用具において、粘着シート(10)は、円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部に粘着剤を塗布しない非粘着部(13)を形成すると共に、前記粘着面(11)の円筒周方向(X方向)の少なくとも一端部に帯状体(12)を貼付して成り、前記帯状体(12)の円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部は、前記非粘着部(13)と径方向に対向して貼付されていないことを特徴とする清掃用具である。外側面に粘着材を塗布していない帯状体(12)は、円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部を除く部分は前記粘着面(11)と径方向に対向して粘着剤を介して貼付されているのに対して、帯状体(12)の円筒軸方向(Y方向)の一端部又は両端部は前記非粘着部(13)と径方向に対向して貼付されていないことを特徴とする清掃用具である。
また、本発明の帯状体(12)は、前記一端部から円筒周方向(X方向)に突出した突出部(12a)を有し、前記突出部(12a)は、粘着シート(10)の非粘着部(13)と径方向に対向して貼付されていないことを特徴とする上記清掃用具である。
本発明のように、粘着シート(10)において、円筒軸方向(Y方向)の一端部又は両端部に粘着剤を塗布しない非粘着部(13)を形成すると共に、粘着面(11)の円筒周方向(X方向)の一端部又は両端部に帯状体(12)を貼付して成り、前記帯状体(12)における円筒軸方向(Y方向)の一端部又は両端部は、前記非粘着部(13)と対向して貼付されていないものであれば、図3に示すように、当該帯状体(12)の一端部又は両端部を摘んで引き上げることができので、図5に示す使用状態においては、帯状体(12)の一端部を摘み、図中矢印方向に外側の粘着シートを捲り取ることができるので、操作性は非常に良い。
そして、摘み易さを考慮して、図2等に示すとおり、帯状体(12)の一端部から、円筒周方向(X方向)の先端側(XF)に突出する突出部(12a)を設けるのが好ましい。突出部(12a)の一部又は全部のいずれかが、図5に示すように、粘着シート(10)の非粘着部(13)と対向して貼付されなければ良く、特に、突出部(12a)の円筒軸方向長さ(Y方向長さ)を、前記非粘着部(13)の円筒軸方向長さ(Y方向長さ)以内にすれば、突出部(12a)の一部ではなく全部が前記非粘着部(13)と対向して貼付されないため、突出部(12a)を摘んで引き上げることが容易になる。
また、本発明は、内側面に剥離処理を施す一方、外側面に粘着剤を塗布して粘着面(11)を形成し、前記粘着面(11)を外側にして円筒状に捲いた粘着シート(10)を径方向に複数積層し、径方向の最も外側に位置する粘着シート(10)から順次捲り取って使用する清掃用具において、各粘着シート(10)は、円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部に粘着剤を塗布しない非粘着部(13)を形成すると共に、前記粘着面(11)の円筒周方向(X方向)の少なくとも一端部に帯状体(12)を貼付して成り、前記帯状体(12)における円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部は、前記非粘着部(13)と対向して貼付されておらず、且つ、前記帯状体(12)は、前記一端部から円筒周方向(X方向)に突出した突出部(12a)を有し、前記突出部(12a)は、粘着シート(10)の非粘着部(13)に径方向に対向して貼付されていないことを特徴とする清掃用具である。
また、本発明は、内側面に剥離処理を施すと共に外側面に粘着剤を塗布して粘着面(11)を形成し、前記粘着面(11)を外側にして円筒状に捲いた粘着シート(10)を径方向に複数積層し、径方向の最も外側に位置する粘着シート(10)から順次捲り取って使用する清掃用具において、四角形状に形成された各粘着シート(10)は、円筒軸方向(Y方向)の一端部から他端方向に所定範囲を隔てた位置までの領域に粘着剤を塗布しない非粘着部(13)を形成すると共に、前記粘着面(11)の円筒周方向(X方向)の少なくとも一端部から他端方向に所定範囲を隔てた位置までの領域に帯状体(12)を貼付して成り、前記帯状体(12)の円筒軸方向(Y方向)の一端部には、円筒周方向(X方向)に突出した突出部(12a)が形成されており、前記一端部及び突出部(12a)は、粘着シート(10)の非粘着部(13)に径方向に対向して貼付されていないことを特徴とする清掃用具である。
また、本発明は、内側面に剥離処理を施すと共に外側面に粘着剤を塗布して粘着面(11)を形成し、前記粘着面(11)を外側にして円筒状に捲いた粘着シート(10)を径方向に複数積層し、径方向の最も外側に位置する粘着シート(10)から順次捲り取って使用する清掃用具において、四角形状に形成された各粘着シート(10)は、円筒軸方向(Y方向)の両端辺部を除いて粘着剤を塗布することにより前記粘着面(11)及び粘着剤を塗布しない非粘着部(13)を形成すると共に、前記粘着面(11)の円筒周方向(X方向)の少なくとも一端部から他端方向に所定範囲を隔てた位置までの領域に帯状体(12)を貼付して成り、前記帯状体(12)の円筒軸方向(Y方向)の一端部には、円筒周方向(X方向)に突出した突出部(12a)が形成されており、前記一端部及び突出部(12a)は、粘着シート(10)の非粘着部(13)に径方向に対向して貼付されていないことを特徴とする清掃用具である。
上記各発明において、突出部(12a)の円筒軸方向長さは、非粘着部(13)の同長さ以内であるのが好ましいが、それよりも若干長く形成された場合でも、突出部(12a)の一部が非粘着部(13)と径方向に対向して貼付されていないものであれば良い。
本発明によれば、清掃後にゴミ等が付着した使用済みの一枚の粘着シートを捲る際に、帯状体の少なくとも一端部を摘んで引き上げることができので、捲り取り作業が非常に容易になる。
本発明の実施態様を図1から図5に示す。図1は、複数の粘着シート10が互いに粘着することによって構成される粘着テープTを巻芯Sに巻き取った状態から一部を展開して引き出した状態を示す粘着ロールRの斜視図であり、図2及び3は粘着シート10の斜視図、図4は複数の粘着シート10によって構成される粘着テープTを巻芯Sに巻き取った状態の粘着ロールRの側断面図、図5は巻芯Sに粘着テープTを巻き取って構成された粘着ロールRをハンドル付きの保持具Hに取り付けた状態を示す図である。
本実施態様に係る清掃用具は、粘着剤を塗布した粘着面11を外側にして円筒状に成形された各粘着シート10を、径方向の内側から外側に順次積層してゆき、所定の使用頻度に対応する枚数の粘着シート10を巻き付けてなり、径方向の最も外側に位置する粘着シート10から順次捲り取って使用する清掃用具である。
粘着シート10は、厚紙等で構成される巻芯Sの略円周分の長さ(巻き取り方向長さないし円周方向長さ)に形成されているが、仔細にいえば、順次粘着シート10を巻き付けて構成してゆくと粘着シート10の厚みによって外側に行くほど直径が大きくなるので、外側の粘着シート10ほど長さが除々に長くなるように形成されている。なお、厚紙等で形成される巻芯Sは必ずしも必要ではない。
粘着シート10は、図2等に示すとおり、矩形状ないし四角形状の基材からなり、基材の外側面の所定領域に粘着剤を塗布して粘着面11を形成し、基材の内側面には剥離処理を施して剥離処理面を形成している。
粘着シート10の基材は、各種繊維を膠着させて製造した一般的な紙が用いられるが、プラスチックフィルム、布その他の公知材料を使用することができる。
粘着シート10に形成される粘着面11に塗布される粘着剤としては、一般的に用いられるゴム系やアクリル系の粘着剤を使用することができる。
粘着シート10の内側面に施される剥離処理としては、一般に用いられるフッ素系樹脂やシリコン系樹脂からなる剥離処理を施すことができる。
各粘着シート10は、径方向内側の粘着シート10の外側面に施された粘着面11に対して、径方向内側外側の粘着シート10の内側面に施された剥離処理面が粘着しており、使用後は外側の粘着シート10を捲り取る。
粘着シート10の外側面には、既述のとおり、粘着剤を塗布した粘着面11が形成されているが、図2等に示すとおり、図中Y方向(円筒軸方向)の両端部には、粘着剤を塗布しない矩形帯状の領域である非粘着部13、13を形成している。
また、粘着シート10の外側面のうち、図中X方向(円筒周方向)の先端部には、非粘着シートに相当する帯状体12が貼付されている。
帯状体12は、図2に示すとおり、粘着シート10と径方向に対向して部分的に貼付される基部と、基部の端部から一体的に延出すると共に粘着シート10と径方向に対向することなく周方向に突出した突出部12aとからなる。
帯状体12は、その長手方向(図中Y方向)の一端部において、粘着シート10の先端(XF方向端)よりも先方(XF方向)に延出ないし突出する突出部12aを形成している。帯状体12の長手方向(図中Y方向)の一端部の長さ(X方向長さ)を他の部分よりも長く形成して略L字状の帯状体にしたものである。突出部12aの先端は、摘み易さを考慮して円弧状に形成されている。突出部12aの図中Y方向長さは、非粘着部13のY方向長さに等しい。なお、帯状体12は、各種繊維を膠着させて製造した一般的な紙が用いられるが、プラスチックフィルム、布その他の公知材料を使用することができる。
帯状体12は、粘着シート10の図中X方向の先端部において、粘着シート10の外側面に塗布された粘着剤を介して貼付される。帯状体12は、内外両面共に粘着剤を塗布していない紙片であり、剥離処理も施されていない。帯状体12の内側面(粘着シート10との対接面)には剥離処理は施されていないため、帯状体12は粘着シート10に貼付されることになる。帯状体12は、四角形状の粘着シート10の円筒周方向(X方向)の先端辺に対して、帯状体(12)のうち一端部分を除いた部分の先端辺(円筒周方向の先端側の長辺)が沿うよう貼付される。
図5に示すように、本発明の粘着ロールRにおいて、外側の粘着シート10における帯状体12は、当該粘着シート10の非粘着部13の上方(径方向外側)に重なるために貼付されない一端部を有し、且つ、内側の粘着シート10の非粘着部13の上方(径方向外側)に重なり、粘着シート10に対して粘着されない前記一端部から延出する突出部12aを有する。
したがって、本発明は、帯状体12の一端部及び突出部12aは、外側の粘着シート10及び内側の粘着シート10に粘着しないため、摘み上げることが容易であり、使用済みの外側の粘着シート10を容易に捲り取ることができるので、非常に作業性が良い。
また、本発明は、ミシン目等の加工が不要であると共にミシン目等に沿って使用済み部分を切り取る必要がないので、容易に使用済みの粘着シートを捲り取って剥がすことができる。
また、捲りしろとなる粘着シートの端部分に、粘着剤を塗布していない非粘着部を形成したことから、手で触れることによって容易に捲りしろを判別することができる。
また、最も外側の粘着シートの先端側(XF側)の一端に帯状体を設けた構成にすると共に、当該粘着シートの後端側(XB側)の他端を当該粘着シートの径方向内側に重ね合わさるようにして円筒状に巻き付けた構成であるから、外側の粘着シートの先端及び後端がカーペット等の清掃床面に対して粘着しないため(粘着シートの先端は非粘着部であり、後端は当該粘着シートの内側に重ね合わさるように巻き付けられて外側に露出していないので、清掃床面に対して粘着しない。)、清掃用具を使用する際に手前方向(図4の矢印方向とは反対方向)に回転させた際に発生する可能性のある「反物現象」ないし「レール現象」(粘着シートがカーペット等の清掃面に付着して引き出される現象)を可及的に防止することができる。
そして、粘着シートの先端に帯状体を重合して形成することにより、粘着シートの先端に厚みを持たせることができることから、粘着シートをつかみ易く剥がす作業が容易になるのみならず、清掃後において、巻芯方向に形成されたミシン目をまたぐ様に(交差する用に)髪の毛などが付着している場合でも、厚みによって補強されることから、粘着シートが髪の毛に沿って縦方向に裂けてしまうという従来技術の問題をも解消しており、容易に裂けることがない。
また、帯状体の色を青色や黄色からなる他色紙で形成する等、粘着面の色と異なる他の色にすれば、手で触ることによって容易にめくりしろが判別できることに加えて、視覚によっても判別が可能となり、より明確に判別することができるユニバーサルデザイン的な効果がある。
また、帯状体には、捲り取る方向を分かり易くするために、捲り取る方向を示す印(例えば矢印)を印刷しておくのが好ましい。この場合は、粘着剤などの塗布された表面のように印刷工程が難しいという問題がなく、製造工程が容易になる。また、販売促進ツール等として使用する場合には、帯状体に、会社名や商品名を示す文字などを印刷することもできる。
また、帯状体において、長手方向の一端のみならず両端に突出部を形成し、どちらでも摘むことができるように構成しても良い。
ところで、積層されて径方向に積層される粘着シートに関して、外側の粘着シートの後端と、内側の粘着シートの先端とが密接した状態で積層されてしまうと、使用済みの外側の粘着シートを捲り始める際に、外側の粘着シートの後端の捲り上がりにつられて、内側の粘着シートの先端が捲り上がる可能性があるため(外側の粘着シートの表面に塗布された粘着剤と、内側の粘着シートの表面に塗布された粘着剤とが融合して互いに付着する場合がある。)、図4に示すとおり、径方向に積層して隣接する粘着シートは、外側の粘着シート10の後端10Eと、内側の粘着シート10´の先端10´Sと所定間隔を介して積層すると共に、帯状体12の突出部12aの先端との間にも所定間隔T1を介して積層するのが好ましい。
また、外側の粘着シートの後端と、内側の粘着シートの先端(非粘着部)とが密接した状態で積層されてしまうと、外側の粘着シートの先端近くに、剥離処理面と非粘着部とが積層する非粘着箇所が形成される。すなわち、外側の粘着シートの裏面(剥離処理面)と、これに積層される内側の粘着シートの非粘着部とが重合するため、いずれにも粘着剤が塗布されていない構成部分同士が積層されて粘着の弱い箇所が外側の粘着シートのめくり始め近くに形成されるため、清掃中に外側の粘着シートが剥がれ易い状態になり得る、この意味からも上記のように構成するのが好ましい。
なお、図4の所定間隔T1に相当する部分において、外側の粘着シートと内側の粘着シートの径方向の間に空間があるように図示されているが、説明の便宜上のものであり、実際には各粘着シートは基材の柔軟性によってほぼ径方向に密着した状態で積層されている。
S 巻芯
T 粘着テープ
R 粘着ロール
H 保持具
10 粘着シート
11 粘着面
12 帯状体(非粘着シート)
13 非粘着部
T 粘着テープ
R 粘着ロール
H 保持具
10 粘着シート
11 粘着面
12 帯状体(非粘着シート)
13 非粘着部
Claims (2)
- 粘着剤を塗布した粘着面(11)を外側にして円筒状に捲かれた各粘着シート(10)を径方向に複数積層し、径方向の最も外側に位置する粘着シート(10)から順次捲り取って使用する清掃用具において、各粘着シート(10)は、円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部に粘着剤を塗布しない非粘着部(13)を形成すると共に、前記粘着面(11)の円筒周方向(X方向)の少なくとも一端部に帯状体(12)を貼付して成り、前記帯状体(12)の円筒軸方向(Y方向)の少なくとも一端部は、前記非粘着部(13)と径方向に対向して貼付されていないことを特徴とする清掃用具。
- 前記帯状体(12)は、前記一端部から円筒周方向(X方向)に突出した突出部(12a)を有し、前記突出部(12a)は、粘着シート(10)の非粘着部(13)と径方向に対向して貼付されていないことを特徴とする請求項1に記載の清掃用具。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120106 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130213 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130620 |