JP4925607B2 - 遺伝子組換え加工食品の定量的検知方法 - Google Patents
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項1.被験ダイズ試料に含まれる遺伝子組換え体の割合を、ポリメラーゼ連鎖反応を用いて定量的に検知するために使用される、下記(a)、(b)または(c)の新規核酸プライマー対
(a) 配列番号1に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、及び配列番号2に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対、
(b) 配列番号3に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、及び配列番号4に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対、
(c) 配列番号5に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、及び配列番号6に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対。
(a) 配列番号1に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、及び配列番号2に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対、
(c) 配列番号5に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、及び配列番号6に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対。
(d) 配列番号7に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、
(e) 配列番号8に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド。
(a) 配列番号1に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、及び配列番号2に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対、
(c) 配列番号5に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、及び配列番号6に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対。
(d) 配列番号7に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、
(e) 配列番号8に示される塩基配列を含むオリゴヌクレオチド。
項11.被験ダイズ試料が、ダイズ加工試料である項8乃至10のいずれかに記載する方法。
前述するように、本発明は、被験ダイズ試料中に含まれる遺伝子組み換え体の割合を定量的に検知する方法に関するものであり、被験ダイズ試料の原料ダイズに由来する核酸からPCRによって組換えDNA配列を増幅し、検知する工程を含むものである。このため、本発明はまた、当該方法の実施に必要とされる、遺伝子組換え体に特異的DNA配列を増幅するためのプライマー対、そして増幅された特異的DNA配列を検出するためのプローブ、並びに遺伝子組換え体・非遺伝子組換え体を問わず、原料ダイズに特異的に存在するDNA配列(内在性DNA配列)を増幅するためのプライマー対、そして増幅された内在性DNA配列を検出するためのプローブを提供するものである。
(ii)前記定量的PCR反応の結果に基づいて、前記試料中に存在する組換え遺伝子特異的DNA配列の数を決定する、
(iii)前記定量的PCR反応の結果に基づいて、前記試料中に存在する前記内在性遺伝子のDNA配列の数を決定する、そして
(iv)下記の式に従って、前記被験ダイズ試料中の遺伝子組換え体の存在比(混入率)を決定する。
遺伝子組み換え体の存在比(混入率)=
(試料中の組換え遺伝子特異的DNA配列の数/試料中の内在性遺伝子の数)×(1/内標比)×100。
HMG01-5’:GCAAGCGAGCCATAGGAAAGTA(配列番号1)と
HMG01-3’:GAGAAGACCAGCGGATTTCAAT(配列番号2)との対:及び
HMG02-5’:GAACAAGTGTACAAGGACCTTCCA(配列番号3)と
HMG02-3’:GAGAAGACCAGCGGATTTCAAT (配列番号4)との対
を挙げることができる。
RRS02-3’:GACTTGTCGCCGGGAATG(配列番号6)。
HMG01プローブ:CACCCACTCTGCTTTGTTGACTCACCA(配列番号7)
HMG02プローブ:CACCCACTCTGCTTTGTTGACTCACCA(配列番号7)。
RRS02プローブ:CGCAACCGCCCGCAAATCC(配列番号8)。
種々の分子数の内部標準(標準分子)、ダイズの遺伝子組換え体系統(Roundup Ready Soy系統)に特異的なDNA配列、またはダイズが共通に有する内在性DNA配列を特異的に増幅するためのプライマー対を用い、前記内在性DNA配列または遺伝子組換え体系統に特異的なDNA配列の増幅に伴って蛍光量を増加させるプローブの存在下でPCRを行なう。各分子数の標準分子を反応開始時の鋳型DNAとする反応について、それぞれ蛍光量を一定のサイクル数毎にモニターする((A)、(B))。
被験ダイズ試料中に存在する可能性のある、遺伝子組換え体系統(Roundup Ready Soy系統)に特異的なDNA配列、およびダイズが共通に有する内在性DNA配列に関して、前記被験ダイズ試料中の前記遺伝子組換え体に特異的なDNA配列および前記内在性DNA配列に対してそれぞれ定量的PCR反応を行なう。遺伝子組換え体に特異的なDNA配列は各遺伝子組換え体系統に特異的であっても、二以上の遺伝子組換え体系統に共通であってもよい。この場合、各遺伝子組換え体に特異的なDNA配列および内在性DNA配列に対するPCRは同一反応混合物中で行ってよく、別個の反応混合物中で行ってもよいが、鋳型DNA分子が両反応で同一であることが保証される必要がある。
上述のようにそれぞれの配列についてPCRを行ない、増幅の指標となるシグナルをモニターし、そのシグナルが(i)で定めた閾値に達したときのPCRサイクル数を測定する。次に、得られたサイクル数を(i)で作成した検量線を用いて反応開始時の分子数に換算する。すでに(i)の検量線が得られている場合は、その検量線を用いて上述の(ii)以降の手順を行えばよい。
ダイズ(Glycine max)は、次の2品種の乾燥種子を用いた。
遺伝子組換えダイズ :Roundup ready Soy系統後代品種
非遺伝子組換えダイズ:アメリカ産非組換えダイズ。
(2-1)DNA抽出試薬
ラウリル硫酸ナトリウム(SDS)(試薬特級)(Sigma Chemical Co.)
QIAGEN DNase Plant Maxi Kit(QIAGEN GmbH)
QIAGEN DNase Plant Mini Kit(QIAGEN GmbH)
QIAGEN Genomic-tip 20/G(QIAGEN GmbH)。
G2緩衝液:800 mM guanidine HCl; 30 mM Tris-HCl, pH8.0; 30 mM EDTA, pH8.0; 5% Tween-20; 0.5% Triton X-100
QBT緩衝液:750 mM NaCl; 50 mM MOPS, pH7.0; 15% isopropanol; 0.15% Triton X-100
QC緩衝液:1.0 M NaCl; 50 mM MOPS, pH7.0; 15% isopropanol
QF緩衝液:1.25 M NaCl; 50 mM Tris-HCl, pH8.5; 15% isopropanol。
TaqMan Universal PCR Master Mix(Applied Biosystems)。
(3-1)試料からのDNA抽出には以下の装置を使用した
粉砕器“Multi Beads Shocker MB301”(Yasui Kikai Co.)
粉砕器“DM-6”(Yu Chi Machinery Co., Ltd.)
タッチミキサー“Tube mixer”(Yamato Scientific Co., Ltd.)
超純水製造装置“CPW-20”(ADVANTEC Toyo kaisha Ltd.)
インキュベーター“Thermo Minder SD mini”(TAITEC Co.)
遠心機“himac CT13”(Hitachi Koki Co., Ltd.)
遠心機“himac CF15D2”(Hitachi Koki Co., Ltd.)
遠心機“Allegra(商標) 6KR”(Beckman Coulter, Inc.)
分光光度計“DU7400”(Beckman Coulter, Inc.)。
定量的PCR装置“ABI PRISM 7700 Sequence Detector System”(PE Biosystems)
定量的PCR装置“ABI PRISM 5700 Sequence Detector System” (PE Biosystems)。
プライマーの合成は、北海道システムサイエンス(株)に委託した。
プローブの合成は、Applied Biosystemsに委託した。
DNA塩基配列の確認は、北海道システムサイエンス(株)に委託した。
厚生労働省通知 アレルギー物質を含む食品の検査方法について (食発第1106001号、平成14年11月6日)に記載されている「2.3.2.2. イオン交換樹脂タイプキット法」の方法に従って、ダイズ試料からDNAを抽出した。具体的な手法は、下記の通りである。
遺伝子組換え体系統特異的DNA配列を増幅するためのプライマー対は、導入されているDNA配列において、複数の種類のDNA配列にまたがる領域を増幅するように設計した。具体的には、Round Ready Soy系統後代品種について、CTP4配列とCP4-epsps遺伝子配列との境界領域を増幅するようにプライマーを設計した(図1参照)。
RRS02-3’:GACTTGTCGCCGGGAATG(配列番号6)。
HMG01-5’:GCAAGCGAGCCATAGGAAAGTA(配列番号1)
HMG01-3’:GAGAAGACCAGCGGATTTCAAT(配列番号2)
2.HMG01プライマー対
HMG02-5’:GAACAAGTGTACAAGGACCTTCCA(配列番号3)
HMG02-3’:GAGAAGACCAGCGGATTTCAAT(配列番号4)。
標準分子の作成は、WO02/34943A1の実施例6に記載されている手法に準じて行った。まず、検知すべき領域の統合を図2に模式的に示す手順に従って行った。
実施例2で設計したプライマー対およびプローブが、定量的PCRにおいて目的とする配列のみを特異的に検知することができることを確認した。
(1)擬似混入試料として、重量%が1%または5%になるように遺伝子組換え大豆とアメリカ産非遺伝子組換え大豆を混合した。これをパウダー状になるまでミキサーを用いて粉砕した。この大豆パウダーに等量の水を加え(大豆粉:水=1:1)ペースト状にし、モデル加工処理を行った。サンプルは1点につき2.4gを耐圧性試験管にはかりとり、50kP(111℃),80kPa(117℃)の2つの圧力で0, 20, 40, 60, 80, 100 minの6点の時間処理を行った。各圧力・時間ともにn=3で試験を行った。加工処理済み試料を凍結乾燥し、粉砕、均一試料とし、0.5gサンプリングし、実施例1の方法に従ってDNA抽出を行った。
TaqMan(登録商標) Universal PCR Master Mix (Applied Biosystems) 12.5μL、対象プライマー対溶液(各プライマー25μmol/L) 0.5 μL、対象プローブ溶液(10 μmol/L) 0.5μL、水9μL、20 ng/μL DNA試料溶液2.5 μL又は検量線用標準プラスミドDNA溶液2.5 mLの組成でPCR反応溶液を調製し、1DNA試料あたり3ウェル並行で行った。
50kPで加圧処理した遺伝子組換え体の混入物(1重量%、5重量%)の結果を、それぞれ図7Aおよび図7Bに示す。また、80kPで加圧処理した遺伝子組換え体の混入物(1重量%、5重量%)の結果を、それぞれ図8Aおよび図8Bに示す。
各種ダイズ疑似混入試料粉に対し、等重量の蒸留水を加え、ミキサーミルを用いて十分に均一化して調製した。なお、ダイズ疑似混入試料粉は非遺伝子組換えダイズの粉砕物をマトリクスとし、遺伝子組換えダイズの粉砕物を0、1、5及び100%(w/w)の割合で含有する試料である。なお、以下、遺伝子組換えダイズの粉砕物を1、5及び100%(w/w)の割合で含有する試料を、それぞれ1%RRS、5%RRS、及び100%RRSと称する。
(2-1)標的遺伝子1(内在性遺伝子)
1.Lectin遺伝子
2.HMG(high-mobility group)遺伝子。
CTP配列とCP4-epsps遺伝子配列との境界領域。
(3-1) Lectin遺伝子定量系
(i) Le1n02定量系:プライマー対(Le1n02-5’、 Le1n02-3’)
(i) HMG01定量系:プライマー対(HMG01-5’、 HMG01-3’)
(i) RRS01定量系:プライマー対(RRS01-5’、 RRS01-3’)
(1)加工処理(加熱処理)
各加工処理用試料につき、各々2.4 gを耐熱試験管に測りとり、アルミブロック恒温槽内で105℃にて、0、50、100、150、200、または250分間加熱処理を行った。処理後、凍結乾燥し、再粉砕及び再均一化を行い、1検体あたり0.5 gを秤量した。これをDNA抽出用試料とし、実施例1の方法に従ってDNA抽出を行った (1実験区あたり3検体使用)。
TaqMan(登録商標) Universal PCR Master Mix (Applied Biosystems) 12.5μL、対象プライマー対溶液(各プライマー25μmol/L) 0.5 μL、対象プローブ溶液(10 μmol/L) 0.5μL、水9μL、20 ng/μL DNA試料溶液2.5 μL又は検量線用標準プラスミドDNA溶液2.5 mLの組成でPCR反応溶液を調製し、1DNA試料あたり3ウェル並行で行った。
上記のことを踏まえて、1%RRS、5%RRS、及び100%RRSを被験試料として、RRS特異的DNA配列を標的遺伝子とするRRS特異的DNA配列定量系(RRS01定量系、RRS02定量系)を用いて、実施例6と同様にして定量PCRを行った。RRS01定量系及びRRS02定量系について、加熱処理時間を横軸に、増幅された標的遺伝子のコピー数を縦軸にとったグラフをそれぞれ図13及び図14に示す。また、各試料、各定量系から得られた減衰率(指数近似曲線の傾き)を表10に示す。
実施例8
以上の実施例で示したように、加熱処理加工食品を対象とした場合、各定量系を用いて測定されるコピー数は加熱処理時間依存的に減少し、その減少率は各定量系に固有のものであった。これらの結果に基づき、内在性遺伝子を標的とした異なる定量系を組み合わせ、それらから得られるコピー数の比を求めることで、加工処理時間を推定することができると思われた。検討の結果、いずれの定量系を組み合わせて実験を行った場合にも、コピー数比は、処理時間とよい相関を保ちながら変動していることが明らかになった(実施例6)。また実施例7に示したとおり、ある条件で処理したモデル加工食品においては、RRS(遺伝子組換えDNA配列)の含量に依らず、RRS01あるいはRRS02定量系を用いて得られるコピー数の減少率(反応速度定数)は一定であったことから、遺伝子組換え体の混入量が未知な試料においても、同様であると考えた。上記のことを踏まえ、また先に述べたとおり、モデル加工食品におけるコピー数の減少が一時反応であることに基づき、未知試料の実測コピー数から、加工処理時間と、加工前のコピー数(遺伝子組換え体の混入率)を算出する解析方法を構築した。
すなわち、上記検討の結果から、加熱処理したダイズモデル加工食品における各標的DNA配列のコピー数の経時的変化は、加工時間とコピー数との間に良好な相関性、及び直線線を保ちながら推移することがわかった。そして、x軸を加工処理時間、y軸をコピー数とするxy座標において、一般式:y=aecx(式中、aは初期コピー数、cは傾きを意味する)で示される指数曲線に近似させることが可能であることを確認した。これらの知見から、上記本発明の「遺伝子組換え加工食品の定量検知法」を用いて得られる内在性遺伝子のコピー数の比から、当該加工食品の加工時間と、加工前の食品に対する遺伝子組換え体の混入率を推定することができることを見いだした。
Claims (6)
- (A)ダイズ加工試料である被験ダイズ試料に含まれる遺伝子組換え体の割合を、ポリメラーゼ連鎖反応を用いて定量的に検知するために使用される、下記(a)及び(b)の核酸プライマー対を含む核酸プライマー対セット、
(B)標識された下記(c)及び(d)のオリゴヌクレオチドを含む核酸プローブ、及び
(C)下記(a)及び(b)の核酸プライマー対のセットを用いて増幅可能な組換えDNA分子であって、配列番号1で示される塩基配列またはその相補配列、配列番号7に示される塩基配列またはその相補配列、及び配列番号2で示される塩基配列またはその相補配列をこの順で含み、かつ配列番号5に示される塩基配列またはその相補配列、配列番号8に示される塩基配列またはその相補配列、及び配列番号6に示される塩基配列をこの順で含む組換えDNA分子
を含む、
被験ダイズ試料に含まれる遺伝子組換え体の割合をポリメラーゼ連鎖反応を用いて定量的に検知するための試薬キット:
(a) 配列番号1に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチド、及び配列番号2に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対、
(b) 配列番号5に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチド、及び配列番号6に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対、
(c) 配列番号7に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチド、
(d) 配列番号8に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチド。 - 前記組換えDNA分子が、さらに、ダイズ由来のLe1遺伝子配列、CaMV 35Sプロモーター配列領域、及びNOSターミネーター配列領域を含むことを特徴とする請求項1に記載するキット。
- 前記組換えDNA分子が宿主細菌中で自己複製可能なプラスミドであることを特徴とする請求項1または2に記載するキット。
- ダイズ加工試料である被験ダイズ試料に含まれる遺伝子組換え体の割合をポリメラーゼ連鎖反応を用いて定量的に検知するための方法であって、
(A)核酸プライマー対として下記(a)及び(b)の核酸プライマー対のセットを用い、
(B)核酸プローブとして、標識された下記(c)及び(d)のオリゴヌクレオチドを用い、かつ
(C)標準分子として、下記(a)及び(b)の核酸プライマー対のセットを用いて増幅可能な組換えDNA分子であって、配列番号1で示される塩基配列またはその相補配列、配列番号7に示される塩基配列またはその相補配列、及び配列番号2で示される塩基配列またはその相補配列をこの順で含み、かつ配列番号5に示される塩基配列またはその相補配列、配列番号8に示される塩基配列またはその相補配列、及び配列番号6に示される塩基配列またはその相補配列をこの順で含む組換えDNA分子を用いることを特徴とする方法:
(a) 配列番号1に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチド、及び配列番号2に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対、
(b) 配列番号5に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチド、及び配列番号6に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチドからなる核酸プライマー対、
(c) 配列番号7に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチド、
(d) 配列番号8に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチド。 - 前記組換えDNA分子が、さらに、ダイズ由来のLe1遺伝子配列、CaMV 35Sプロモーター配列領域、及びNOSターミネーター配列領域を含むことを特徴とする請求項4に記載する方法。
- 前記組換えDNA分子が宿主細菌中で自己複製可能なプラスミドであることを特徴とする請求項4または5に記載する方法。
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