JP4924319B2 - 開口フィルタおよび光ピックアップ - Google Patents

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Description

本発明は、開口フィルタおよび光ピックアップに関し、詳しくは、3波長以上の光源を使用して、一つのレンズで光ディスクに複数の波長の光線を集光する際に使用され、入射する複数の光線に対して絞り機能を有する開口フィルタおよびそれを用いた光ピックアップに関する。
近年、デジタルデータが高密度記録されたディスクを用いる光ディスクシステムが製品化されている。この光ディスクシステムに用いられるディスクには、プログラムデータや音声データなどが記録されたCD(Compact Disc)の他、映像などの大容量データを高密度に記録することができるDVD(Digital Versatile Disc)などがある。
このようなCDやDVD等の光ディスクに対する情報の記録や再生を行う際は光ピックアップが使用されるが、一つの光ピックアップでCDやDVD等に対応するためには、複数の波長の光線を一つの対物レンズで光ディスクのピット上に集光できるよう絞り機能を有する開口フィルタが用いられる。
図8、図9に、従来の開口フィルタを示す。図8は、開口フィルタの構造を示す図であり、図9は、光ディスクに光線を集光する際の使用例を示す図である。具体的には、図9の構成は、光ピックアップにおいて波長の異なる2つの光線を出射する光源から出射された光線を光ディスク上に照射する部分を示しており、開口フィルタ1と対物レンズ2を用いて光ディスク3のピットに光線を照射する。光源から出射される光線は、波長λ1と波長λ2の光線であり、開口フィルタ1のA領域は波長λ1と波長λ2の光線を共に透過し、開口フィルタ1のB領域は波長λ2の光線のみを透過して波長λ1の光線は反射する。従って、対物レンズ2には、波長λ1の光線は所定の範囲に絞り込まれた状態で入射する。
一方、光ディスク3には、便宜的に波長λ1により読み出される第2の記録層と波長λ2により読みだされる第1の記録層とを記載している波長λ1の光線とλ2の光線では対物レンズ2によって光ディスク3に集光する焦点距離が異なるので、焦点はそれぞれ異なった深さに位置しており、対物レンズ2により波長λ1の光線は第2の記録層に集光し、波長λ2の光線は第1の記録層に集光する。例えば、波長λ1の光線を開口フィルタ1において絞り込まないで対物レンズ2に入射すると、対物レンズ2の収差により第2の記録層に光線が集光しなくなる。この問題を解決するために、複数の波長の光線を使用する光ピックアップには、開口フィルタ1が用いられる。
図8、図9に示す開口フィルタ1の構造は、ガラス基板4のA領域には第1の光学多層膜5を位相調整膜として成膜し、ガラス基板4のB領域には第2の光学多層膜6を波長選択膜として成膜したものである。第1の光学多層膜(位相調整膜)5と第2の光学多層膜(波長選択膜)6とは異なる薄膜構成であり、各々、高屈折材料(Ta、TiO、Nb等)と低屈折率材料(SiO、MgF等)を交互に蒸着することにより多層膜として構成されたものである。
一方、このような多層膜を用いた場合、光学膜厚nの波長選択膜と光学膜厚nの位相調整膜とを波長λ2の光線が透過したとき、波長選択膜と位相調整膜との間の光学膜厚の差|n−n|により生じる位相差(δ)が大きいという問題があった。それは、各屈折率材料固有の波長分散特性により、屈折率nの波長依存性が大きかったためである。そこで、上述した多層膜の最下層と最上層に中間屈折率材料(Al)を積層することによって、位相差(δ)を小さくすることが提案されている(例えば、特許文献1)。しかし、近年、CD、DVDに加えて405nm帯の青紫色レーザを用いたBlu−ray DiscやHDDVD等のブルーレーザディスク(以下、BDと称す)も記録再生可能な3波長対応の光ピックアップにおいては、405nm帯は、CD(780nm帯)やDVD(660nm帯)に比べて位相差(δ)の波長依存性が非常に大きくなり波面収差を十分抑圧しきれないという問題があった。波面収差が大きすぎると、光ディスクからの読み取りエラーも多くなるため光ピックアップ設計上重要な課題である。
これに対して、波長選択膜と位相調整膜のいずれか一方の最上層の光学薄膜をエッチングして光学膜厚ndを0.7〜1.3にすることにより、位相差(δ)を調整して位相差δによる波面収差を許容範囲に抑える開口フィルタが提案されている(例えば、特許文献2)。このような開口フィルタを用いることで、CD、DVDに加え、BDに対しても記録再生可能な光ピックアップを提供することができる。
特開平11−328715号公報 特開2006−228306号公報
しかしながら、特許文献2に記載の開口フィルタでは、フォトリソグラフィ技法とエッチング技法とからなる従来の製造方法において、波長選択膜と位相調整膜のいずれか一方の最上層の光学薄膜をエッチングするエッチング工程が更に追加されるので、製造コストが過大となる問題がある。また、波長405nmが追加されたことにより、位相差(δ)による波面収差の抑圧がより困難となるが、位相調整膜や波長選択膜を構成するための、より好ましい屈折率材料の組み合わせに関しては開示されていない。
そこで、本発明は、2波長以上の多波長対応の開口フィルタにおいて、多層薄膜を形成する高屈折率材料と低屈折率材料の波長分散差が極めて大きくなる場合でも、位相差(δ)を抑えて光学系の波面収差を効果的に抑圧することができ、製造上も簡便な開口フィルタおよびそれを用いた光ピックアップを提供することを目的とする。
図1に、任意の屈折率材料A、Bについて、透過する光の波長と屈折率との関係を概略的に示す。本発明者は、前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、開口フィルタを構成する光学多層膜(波長選択膜と位相調整膜)の各屈折率材料について、任意の2波長(λ、λ)における屈折率差(波長分散:Δn、Δn)の差である波長分散差(|Δn−Δn|)を所定の値以下にすることにより、その目的を達成し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明の第1の形態に係る開口フィルタは、互いに波長の異なる複数の光のうち、前記複数の光を全て透過する円形の第1の領域と、当該第1の領域の周縁の外側に所定の波長の光の透過を阻止する第2の領域と、を有する開口フィルタであって、前記複数の光は、少なくとも波長λ1=405(nm)の光と、波長λ2=660(nm)の光と、を含み、前記第1の領域は、屈折率の異なる第1の屈折率材料と第2の屈折率材料とを交互に積層してなる第1の光学多層膜からなり、前記第2の領域は、前記第1の屈折率材料と前記第2の屈折率材料とを交互に積層してなる第2の光学多層膜からなり、前記第1の屈折率材料における前記波長λ1に対する屈折率と前記波長λ2に対する屈折率との差をΔn1とし、前記第2の屈折率材料における前記波長λ1に対する屈折率と前記波長λ2に対する屈折率との差をΔn2とし、波長分散差Δn12と前記Δn1及び前記Δn2との関係をΔn12=|Δn1−Δn2|としたとき、前記波長分散差Δn12は、
Δn12≦0.09
を満足し、
前記第2の領域の前記波長λ1における光学膜厚をn1d1(λ1)とし、
前記第2の領域の前記波長λ2における光学膜厚をn1d1(λ2)とし、
前記第1の領域の前記波長λ1における光学膜厚をn2d2(λ1)とし、
前記第1の領域の前記波長λ2における光学膜厚をn2d2(λ2)とし、
前記波長λ1における前記第1の領域と前記第2の領域との位相差をδ(λ1)とし、
前記波長λ2における前記第1の領域と前記第2の領域との位相差をδ(λ2)としたとき、
δ(λ1)=n2d2(λ1)−n1d1(λ1)
δ(λ2)=n2d2(λ2)−n1d1(λ2)
を満足し、
前記δ(λ1)と前記δ(λ2)との位相差の差Δδを、Δδ=δ(λ1)−δ(λ2)
としたとき、前記位相差の差Δδは、
Δδ≦14(nm)
を満足することを特徴とする
本発明の第2の形態に係る開口フィルタは、前記第1の屈折率材料がランタンチタネート又はランタンアルミネートであり、前記第2の屈折率材料がMgF であることを特徴とする。
本発明の第3の形態に係る開口フィルタは、前記第1の領域を構成する光学多層膜の層数が15層であり、前記第2の領域を構成する光学多層膜の層数が20層であることを特徴とする。
本発明の第4の形態に係る開口フィルタは、前記第1の領域を構成する光学多層膜の層数が13層であり、前記第2の領域を構成する光学多層膜の層数が16層であることを特徴とする。
本発明の第5の形態に係るピックアップは、光源と、当該光源から出射された光を光記録媒体に集光するための対物レンズと、前記光記録媒体で反射された光を検出する光検出器と、を備える光ピックアップであって、前記光源と前記対物レンズとの間の光路中に、本発明の第1乃至第4のうちいずれかの形態に係る開口フィルタが配設されることを特徴とする
[適用例1]適用例1に係る開口フィルタは、互いに波長の異なる複数の光線のうち、全ての波長の光線を透過する第1の領域と、所定の波長の光線の透過を阻止する第2の領域とを有する開口フィルタであって、前記第1の領域は、屈折率の異なる第1の屈折率材料と第2の屈折率材料とを交互に積層してなる第1の光学多層膜からなり、前記第2の領域は、屈折率の異なる第3の屈折率材料と第4の屈折率材料とを交互に積層してなる第2の光学多層膜からなり、前記波長の異なる複数の光線のうち、任意の2つの波長における第1の屈折率材料の屈折率差Δn1と、前記任意の2つの波長における第2の屈折率材料の屈折率差Δn2との差(|Δn1−Δn2|)である波長分散差Δn12と、前記波長の異なる複数の光線のうち、任意の2つの波長における第3の屈折率材料の屈折率差Δn3と、前記任意の2つの波長における第4の屈折率材料の屈折率差Δn4との差(|Δn3−Δn4|)である波長分散差Δn34とがともに0.09以下であることを特徴とする。
適用例1に係る開口フィルタによれば、互いに波長の異なる複数の光線のうち、全ての波長の光線を透過する第1の領域と、所定の波長の光線の透過を阻止する第2の領域とがともに、屈折率の異なる屈折率材料を交互に積層してなる光学多層膜から構成されており、任意の2つの波長において、第1および第2の屈折率材料の屈折率差から求められる波長分散差と、第3および第4の屈折率材料の屈折率差から求められる波長分散差とがともに0.09以下であるので、位相差(δ)をゼロ付近に設定できるだけでなく、位相差(δ)の波長依存性(波長分散)を小さくすることが可能となる。しかも、既存の屈折率材料の中から波長分散差を所定の値以下にする組み合わせを選定すればよいだけであるので、開口フィルタの製造も簡便である。
このような適用例1に係る開口フィルタは、例えば、第1の領域を位相調整膜として構成し、第2の領域を波長選択膜として構成することにより、CDとDVDの2波長のみならず、BDも含めた3波長対応の開口フィルタとして優れた性能を発揮する。多波長対応の開口フィルタとして使用する場合、好ましい波長分散差は0.06以下であり、より好ましくは0.04以下である。
[適用例2]適用例2に係る開口フィルタにおいては、前記第1〜第4の屈折率材料が、Ta、ランタンチタネート、Al、ランタンアルミネート、MgF、SiOのいずれかであることが好ましい。
適用例2に係る開口フィルタによれば、多層膜を形成するための屈折率材料を前記した既存の屈折率材料の中から適宜選べばよいので、前記した第1の領域や第2の領域を構成する光学多層膜の製造が容易となり、結果的に開口フィルタの製造も簡便となる。特に、屈折率材料としてランタンアルミネートとMgFの組み合わせであると、前記した第1の領域や第2の領域における波長分散差を非常に小さくできるので、開口フィルタの位相差(δ)の波長依存性も極めて小さくでき、光ピックアップ用として非常に好ましい。
[適用例3]適用例3に係る開口フィルタにおいては、前記第1の領域および前記第2の領域を構成する屈折率材料の組み合わせが同じであることが好ましい。
第1の領域と第2の領域は、ともに低屈折率材料と高屈折率材料とを交互に積層した多層膜であるが、これらの屈折率材料を同じ組み合わせに設定すると、例えば、蒸着により多層膜を製造する際に同じ製造装置を有効に活用することができ、製造コスト的に有利である。
[適用例4]適用例4に係る開口フィルタにおいては、前記第1の領域および前記第2の領域の少なくともいずれか一方を構成する光学多層膜の層数が12〜30層であることが好ましい。
適用例4に係る開口フィルタによれば、第1の領域あるいは第2の領域における光学多層膜の層数が所定の範囲内であるので、製造の簡便さと開口フィルタの光学特性とのバランスがとれており好ましい。特に、第1の領域として、位相調整膜のより好ましい層数は12〜16層であり、第2の領域として、波長選択膜の好ましい層数は、14〜20層である。なお、波長選択膜の層数が少ないと、光線透過率が過大となり、波長選択性が低下する。
[適用例5]適用例5に係る開口フィルタにおいては、前記互いに波長の異なる複数の光線のうち、一つの光線の波長が405nm付近であることが好ましい。
適用例5に係る開口フィルタによれば、複数の光線のうち一つの光線の波長が405nm付近であるので、CD、DVDおよびBD用の3波長対応開口フィルタとして好適に使用可能である。
[適用例6]適用例6に係る開口フィルタにおいては、該開口フィルタが対物レンズと一体化されていることが好ましい。
適用例6に係る開口フィルタによれば、通常、ガラス基板の上に位相調整膜と波長選択膜とを蒸着等の手段により形成して製造されるが、該開口フィルタを対物レンズと一体化すると光ピックアップの光学系を簡素化できる。
[適用例7]適用例7に係る開口フィルタにおいては、位相差板と一体化されていることが好ましい。
適用例7に係る開口フィルタによれば、光ピックアップで用いられる1/4波長板等の位相差板をガラス基板の代わりに用いることで、光ピックアップの光学系を簡素化できる
[適用例8]適用例8に係る光ピックアップは、互いに波長の異なる複数の光線をそれぞれ出射する光源と、当該複数の光線を光記録媒体に集光するための対物レンズと、集光し光記録媒体で反射した前記複数の光線を検出する光検出器とを備える光ピックアップであって、前記光源と対物レンズとの間の光路中に上述したいずれかの開口フィルタが配設されることを特徴とする。
適用例8に係る光ピックアップによれば、光源と対物レンズとの間の光路中に上述したいずれかの開口フィルタが配設されているので、2波長以上の多波長を用いた場合でも、位相差(δ)を抑えて光学系の波面収差を効果的に抑圧することの可能な光ピックアップを提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔開口フィルタおよび光ピックアップの構成〕
図2に、本実施形態に係る開口フィルタ32を含む光ピックアップ10の概略構成図を示す。尚、CD、DVD、BDの3種類の光ディスクを記録再生可能な光ピックアップのレイアウトについては、光ピックアップメーカー各社から様々なレイアウトが提案されている。例えば、特開2006−302484号に開示された図59、60、61、特開2007−26540号に開示された図1、更に、特開2006−120189号に開示された図1などがある。従って、本願に係る光ピックアップのレイアウトについては、本願の図2に記載した構成図に限定されるものではなく、設計者の技術思想等に基づいて適宜選択することができるものである。
本実施形態において、光ピックアップ10は、焦点位置の異なる3種の光ディスク(CD100、DVD200、BD300)に対して互いに波長の異なる3種類のレーザビーム(780nm、660nm、405nm)を照射し、それぞれ所定の信号を検出するように構成されている。
具体的には、光ピックアップ10は、CD100に関する光学系として、波長780nmのレーザビームを発生するレーザダイオード(以下、「LD」ともいう)20、コリメートレンズ22、偏光ビームスプリッタ24、レンズ26、ダイクロイックプリズム28、1/4波長板30、開口フィルタ32、対物レンズ34、および波長780nmのレーザビームでCD100から読み取った信号を検出する信号検出系36を含んで構成される。
また、光ピックアップ10は、DVD200に関する光学系として、波長660nmのレーザビームを発生するLD40、レンズ42、偏光ビームスプリッタ44、および波長660nmのレーザビームでDVD200から読取った信号を検出する信号検出系46を含んで構成される。ただし、CD100と共通する光学系については説明を省略した。
さらに、光ピックアップ10は、BD300に関する光学系として、波長405nmのレーザビームを発生するLD50、レンズ52、偏光ビームスプリッタ54、レンズ56、ダイクロイックプリズム58、および波長405nmのレーザビームでBD300から読取った信号を検出する信号検出系60を含んで構成される。ただし、CD100およびDVD200と共通する光学系については説明を省略した。
図3は、図2における開口フィルタ32および対物レンズ34を拡大した図であり、開口フィルタ32の使用例を示す。
この開口フィルタ32は、ガラス基板321の上に、互いに波長の異なる複数の光線のうち、全ての波長の光線を透過する第1の領域である位相調整膜322と、所定の波長の光線の透過を阻止する第二の領域である波長選択膜323とが形成されている。
前記位相調整膜322は、屈折率の異なる第1の屈折率材料と第2の屈折率材料とを交互に積層してなる第1の光学多層膜からなり、前記波長選択膜323は、屈折率の異なる第3の屈折率材料と第4の屈折率材料とを交互に積層してなる第2の光学多層膜からなり、前記波長の異なる複数の光線のうち、任意の2つの波長における第1の屈折率材料の屈折率差Δn1と、前記任意の2つの波長における第2の屈折率材料の屈折率差Δn2との差(|Δn1−Δn2|)である波長分散差Δn12と、前記波長の異なる複数の光線のうち、任意の2つの波長における第3の屈折率材料の屈折率差Δn3と、前記任意の2つの波長における第4の屈折率材料の屈折率差Δn4との差(|Δn3−Δn4|)である波長分散差Δn34とがともに0.09以下となっている。
図4は、図2における開口フィルタ32を光軸方向から見た図である。開口フィルタ32は、波長405nm、660nmおよび780nmの光を95%以上透過させる位相調整膜322からなる円形のA領域(第1の領域)と、波長405nmおよび660nmの光は95%以上透過するが、波長780nmの光を4%以下しか透過しない波長選択膜323からなるB領域(第2の領域)とに分かれている。図5に、この開口フィルタ32による分光特性を概略的に示す。
波長405nmおよび660nmの光は、A領域も外側のB領域も透過するため、波長405nmおよび660nmの光に対応するNA(開口数)は対物レンズの有効径で決まる。また、波長780nmの光はこのA領域のみを透過するため、波長780nmの光に対応する実効的なNAは円形のA領域の直径で決まる。
位相調整膜322および波長選択膜323は、いずれも光学多層膜からなり、屈折率材料としては、TiO、Ta、Nb、ランタンチタネート、Al、ランタンアルミネート、MgF、およびSiO等があるが、Ta、ランタンチタネート、Al、ランタンアルミネート、MgF、およびSiOが好ましく用いられる。表1にこれらの各屈折率材料について、2つの波長(405nm、660nm)における屈折率(n)および各波長間の屈折率差(Δn)を例示する。
具体的に、Δnは、
Δn=n(405nm)−n(660nm)
の式で求められたものである。
Figure 0004924319
屈折率材料の選択は、各波長間における材料の屈折率差Δn同士の差である波長分散差が0.09以下であればよく、好ましくは0.06以下、より好ましくは0.04以下となるように、高屈折率材料と低屈折率材料とを組み合わせて交互に積層すればよい。
例えば、高屈折率材料としてランタンアルミネート、低屈折率材料としてMgFを用いた場合は、波長405nmと660nmにおける波長分散差は0.041−0.010=0.031である。また、高屈折率材料としてランタンチタネート、低屈折率材料としてMgFを用いた場合は、波長分散差は0.098−0.010=0.088である。
従って、高屈折率材料としてランタンアルミネートを用い、低屈折率材料としてMgFを選択すると、位相差(δ)を小さくできるだけでなく、この位相差(δ)の波長依存性(波長分散)が非常に小さい開口フィルタ32を得ることができる。
なお、材料の屈折率は蒸着等の成膜条件により若干変動するが、最終的に上述の波長分散差が0.09以下となるように光学多層膜(位相調整膜322および波長選択膜323)を形成すればよい。また、上述のBD、DVD、CDの3波長系光ピックアップ用の3波長対応の開口フィルタにおいては、使用波長が660nmを超えて長くなる。例えば、CDの780nmの場合、屈折率の波長分散は非常に小さくなり、実質的に405nmと660nmにおける波長分散差により位相差(δ)の波長分散特性が決定される。
〔開口フィルタの製造方法〕
次に、本実施形態に係る開口フィルタ32の製造方法について説明する。
図6は、開口フィルタ32の製造手順を示す図である。先ず、A領域に位相調整膜を蒸着するため、ガラス基板321の全面にレジストRを塗布しパターンニングを行ってB領域のみにレジストRを残留させる(図6(a))。次に、所定の屈折率材料(蒸着材料)を組み合わせて第一の蒸着を行い多層膜322Aを成膜する(図6(b))。そして、レジストR上に蒸着された多層膜322AをレジストRごと剥離することにより、A領域を構成する位相調整膜322の形成が完了する(図6(c))。
次に、ガラス基板321の全面にレジストRを塗布し、パターニングを行ってA領域のみにレジストRを残留させる(図6(d))。次に、所定の蒸着材料を組み合わせて第二の蒸着を行い多層膜を成膜する(図6(e))。そして、レジストR上に蒸着された多層膜323AをレジストRごと剥離することにより、B領域に波長選択膜323の形成が完了し、開口フィルタ32となる(図6(f))。
なお、必要に応じて、図6(c)に示す中間体を形成した後、所定の範囲でエッチングを行ってもよい。これにより、最終的に得られる開口フィルタ32の位相差(δ)をより低減することが可能となる。
また、上述の製造方法においては、先にA領域(位相調整膜322)を形成した後、B領域(波長選択膜323)を形成したが、この順序は逆でもよい。その場合も同様に所定の範囲でB領域のエッチングを行ってもよい。
位相調整膜322あるいは波長選択膜323を構成する多層膜の層数が12〜30層であると、製造の簡便さと開口フィルタ32の光学特性とのバランスがとれており好ましい。
本実施形態の開口フィルタ32によれば、位相調整膜322および波長選択膜323を構成する2種の屈折率材料(多層膜材料)について、任意の2つの波長における波長分散差が0.09以下となるように材料選択するだけで位相差(δ)をゼロ付近に設定できるだけでなく、位相差(δ)の波長依存性(波長分散)を小さくすることが可能となる。しかも、上述したように、開口フィルタ32の製造も周知の蒸着法を適用できるので簡便である。
このような本実施形態の開口フィルタ32は、CDとDVDの2波長のみならず、BDも含めた3波長対応の開口フィルタとして優れており、多波長で使用される光ピックアップ用として好適である。
〔試験例〕
以下に、上述した実施形態について、試験例を挙げてより詳細に説明する。
具体的には、4タイプの開口フィルタ32(タイプA〜B)のを製造し、位相差(δ)の波長依存性を調べた。いずれの開口フィルタ32も、ガラス基板321上に、以下に示す高屈折率層材料(H)と低屈折率層材料(L)とを交互に蒸着して多層膜(位相調整膜322および波長選択膜323)を形成して製造したものである。
A:H=ランタンアルミネート、L=MgF
B:H=ランタンチタネート、L=MgF
C:H=Ta、L=SiO
D:H=TiO、L=SiO
表2〜9に、開口フィルタ32(タイプA〜D)における位相調整膜322と波長選択膜323の具体的層構成を示す。各層については、物理膜厚(d)および光学膜厚(nd)も併記する。ここで、タイプA、Bが本発明の開口フィルタであり、タイプC、Dは比較用の開口フィルタである。また、設計波長λは、以下の通りである。
タイプAの波長選択膜:770nm
タイプAの位相調整膜:1030nm
タイプBの波長選択膜:795nm
タイプBの位相調整膜:980nm
タイプCの波長選択膜:660nm
タイプCの位相調整膜:1020nm
タイプDの波長選択膜:790nm
タイプDの位相調整膜:1050nm
なお、物理膜厚(d)と光学膜厚(nd)との関係は、設計波長λと屈折率nとを用いて以下のように表すことができる。
nd=4/λ×n×d ・・・・(1)
Figure 0004924319
Figure 0004924319
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Figure 0004924319
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図7に開口フィルタA〜Dを用いた場合の各位相差曲線のシミュレーション結果を示す。また、表10に波長405nm、660nmにおける波長選択膜の光学膜厚n1d1及び位相調整膜の光学膜厚n2d2、位相差σ(405nm)、σ(660nm)およびこれらの差であるσ(405)−σ(660)を示す。
ここで、n1d1及びn2d2は、多層膜を構成する各層の屈折率nと物理膜厚dとの積の合計を表している。
波長分散差が0.09以下である開口フィルタA、Bでは、レーザ波長が405nmから660nm付近に渡って、位相差(δ)が小さく開口フィルタとして優れていることがわかる。特に、波長分散差が0.031である開口フィルタAは、広範囲の波長に渡って位相差(δ)がゼロに近く、3波長対応の開口フィルタとして非常に優れることが理解できる。一方、開口フィルタC、Dは、波長分散差が各々0.115、0.284と大きいため、位相差(δ)の波長依存性が大きく、3波長対応の開口フィルタとして使用することは困難である。
これらの405nmと660nmとの2波長間において、位相差(δ)の規格としては、実用上の波面収差の観点から、上限値が5nm程度であり、下限値が9nm程度である。また、位相差(δ)の差としては、14nm以下が好ましく、その点からもタイプA、Bが優れている。
Figure 0004924319
なお、本発明は、上記一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示す変形等も本発明に含まれる。
前記実施形態では、開口フィルタ32は、対物レンズ34と1/4波長板の間に設置されたが、光ピックアップの光路中のいずれに配置してもよい。
また、本実施形態では、同じ開口フィルタ32を構成する位相調整膜322と波長選択膜323とは、基本的に同じ2種の材料を用いて多層膜を形成したが、位相調整膜322と波長選択膜323とでは、必ずしも同じ2種の材料を用いる必要はない。最終的に開口フィルタ32の波長分散差が0.09以下となればよく、位相調整膜322を構成する2種の材料と、波長選択膜323を構成する2種の材料とが全く別個であってもよい。
さらに、本発明では、所定の屈折率をもつ2つの屈折率材料を交互に積層して位相調整膜および波長選択膜を形成するが、本発明の効果を損なわない限り、一部の層にこれらの材料のかわりに他の屈折率材料を用いて膜構成してもよい。例えば、中間的な屈折率をもつ材料を用いて層全体の光学膜厚を調節してもよい。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである
本発明の開口フィルタは、3波長以上の光源を使用する光ピックアップ用として好適に利用できる。
2種の屈折率材料における波長と屈折率との関係を示す図。 本実施形態に係る開口フィルタを用いた光ピックアップの光学系を示す図 本実施形態における開口フイルタの使用例を示す図。 本実施形態における開口フィルタの構造を示す図。 本実施形態における3波長対応開口フィルタの透過特性(分光特性)を示す図。 本実施形態における開口フィルタの製造手順を示す図。 本実施形態における開口フィルタの位相差曲線を示す図。 従来の開口フィルタの構造を示す図。 従来の開口フィルタの使用例を示す図。
符号の説明
1,32…開口フィルタ、2,34…対物レンズ、3,100,200,300…光ディスク、4,321…ガラス基板、5,322…第1の光学多層膜(位相調整膜)、6,323…第2の光学多層膜(波長選択膜)、10…光ピックアップ、20,40,50…レーザダイオード(LD)、22…コリメートレンズ、26,42,52,56…レンズ、24,44,54…偏光ビームスプリッタ、28,58…ダイクロイックプリズム、R…レジスト

Claims (5)

  1. 互いに波長の異なる複数ののうち、
    前記複数の光を全て透過する円形の第1の領域と、
    当該第1の領域の周縁の外側に所定の波長のの透過を阻止する第2の領域と、
    を有する開口フィルタであって、
    前記複数の光は、少なくとも波長λ1=405(nm)の光と、波長λ2=660(nm)の光と、を含み、
    前記第1の領域は、屈折率の異なる第1の屈折率材料と第2の屈折率材料とを交互に積層してなる第1の光学多層膜からなり、
    前記第2の領域は、前記第1の屈折率材料と前記第2の屈折率材料とを交互に積層してなる第2の光学多層膜からなり、
    前記第1の屈折率材料における前記波長λ1に対する屈折率と前記波長λ2に対する屈折率との差をΔn1とし、
    前記第2の屈折率材料における前記波長λ1に対する屈折率と前記波長λ2に対する屈折率との差をΔn2とし、
    波長分散差Δn12と前記Δn1及び前記Δn2との関係を
    Δn12=|Δn1−Δn2|
    としたとき、
    前記波長分散差Δn12は、
    Δn12≦0.09
    を満足し、
    前記第2の領域の前記波長λ1における光学膜厚をn1d1(λ1)とし、
    前記第2の領域の前記波長λ2における光学膜厚をn1d1(λ2)とし、
    前記第1の領域の前記波長λ1における光学膜厚をn2d2(λ1)とし、
    前記第1の領域の前記波長λ2における光学膜厚をn2d2(λ2)とし、
    前記波長λ1における前記第1の領域と前記第2の領域との位相差をδ(λ1)とし、
    前記波長λ2における前記第1の領域と前記第2の領域との位相差をδ(λ2)としたとき、
    δ(λ1)=n2d2(λ1)−n1d1(λ1)
    δ(λ2)=n2d2(λ2)−n1d1(λ2)
    を満足し、
    前記δ(λ1)と前記δ(λ2)との位相差の差Δδを、
    Δδ=δ(λ1)−δ(λ2)
    としたとき、
    前記位相差の差Δδは、
    Δδ≦14(nm)
    を満足することを特徴とする開口フィルタ。
  2. 前記第1の屈折率材料がランタンチタネート又はランタンアルミネートであり、
    前記第2の屈折率材料がMgF である
    ことを特徴とする請求項1に記載の開口フィルタ。
  3. 前記第1の領域を構成する光学多層膜の層数が15層であり、
    前記第2の領域を構成する光学多層膜の層数が20層である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の開口フィルタ。
  4. 前記第1の領域を構成する光学多層膜の層数が13層であり、
    前記第2の領域を構成する光学多層膜の層数が16層である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の開口フィルタ。
  5. 光源と、
    当該光源から出射された光を光記録媒体に集光するための対物レンズと、
    前記光記録媒体で反射された光を検出する光検出器と、
    を備える光ピックアップであって、
    前記光源と前記対物レンズとの間の光路中に、請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の開口フィルタが配設されることを特徴とする光ピックアップ
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