JP5056271B2 - 対物レンズ及び光ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光情報記録媒体への情報の記録と、光情報記録媒体に記録された情報の再生と、の少なくとも一方を実行可能な情報記録再生装置用の光ピックアップ装置に用いられる対物レンズと、この対物レンズを備える光ピックアップ装置に関する。特に、少なくとも380〜420nmの波長の光束と630〜810nmの波長の光束を含む複数の光束を光情報記録媒体に集光させる対物レンズ及びこの対物レンズを備える光ピックアップ装置に関する。
従来より、光記録媒体への情報の記録や、光情報記録媒体に記録された情報の再生を行う装置として、光ピックアップ装置(情報記録再生装置)がある。光ピックアップ装置とは、半導体レーザ光源から出射された光を対物レンズ(光学レンズ)により光情報記録媒体の情報記録面に集光し、情報の記録や再生を行うものである。
また、近年では、光情報記録媒体の大容量化のため、光による情報の記録や再生を高密度記録状態で実施できるよう、光ビームスポットの小径化、すなわち対物レンズによりビームスポットを十分に絞り込む試みがなされている。ビームスポット径は対物レンズの開口数(NA:NumericalAperture)に反比例するため、対物レンズの高NA化が進んでおり、最近では、光源側開口数が0.8〜0.9の対物レンズを用い、波長380〜420nmの光束を光情報記録媒体(Blu−Ray Discと呼ばれる)に集光させる光ピックアップ装置が開発されている。
また、光ピックアップ装置は、1種類の光情報記録媒体の記録及び/または再生が行えるだけでは十分ではなく、従来のCD(波長780nm前後、NA0.45)やDVD(波長650nm前後、NA0.6)といった光情報記録媒体へも対応することが求められている。
ところで、光源から出射される光束を効率よく利用するために、光ピックアップ装置の光学部品には、透過率を高める工夫がなされている。例えば、対物レンズ等の光学面には、反射防止膜が形成され、光の干渉を利用して光学面から反射する光の量を抑制するようにしている。
例えば、特許文献1では、光源側開口数(NA)0.85のブルー専用光ピックアップ装置に用いられる対物レンズの光源側の表面に対し、1〜3層の反射防止膜を形成することで、反射光の量を抑制し透過率を高めている。
しかしながら、特許文献1に開示の技術において、複数の波長に対して情報の書込み及び/又は読取りを行える互換型光ピックアップ装置に用いる対物レンズに反射防止膜を成膜する場合、それに入射する異なる波長の光束それぞれに対して、反射防止を実現することは困難であった。
一方、反射防止コートにおいては、光の入射角が大きいほど、光の反射率の波長依存性が短波長側にシフトすることが知られている。また、対物レンズでは、中央部から外周部へ行くほど、光の入射角は大きい。そのため、従来の対物レンズにおいては、外周部における光の反射率の波長依存性が中央部における光の反射率の波長依存性よりも、より短波長側にシフトすることとなり、その結果、外周部において入射する光の反射率を極小とする波長は、中央部において入射する光の反射率を極小とする波長よりも、より短波長であった。したがって、従来の反射防止コートが設けられた対物レンズにおいては、中央部ではレーザ光に対する反射率が低いものの、外周部ではレーザ光に対する反射率がより高いため、外周部の透過光量が中央部の透過光量に比べて相対的に少なくなる結果、レンズ全体の透過光の分光強度の劣化や、光の集束性能の低下によるビームスポット径の増大、ビーム光量の低下などの問題が生じていた。
高NAの対物レンズはレンズ面の曲率が大きいため、レンズの外周部における光の入射角が非常に大きい。このため、外周部を透過する光量が低下する程度が非常に大きくなってしまい、高NAの対物レンズを用いているのにも関わらずスポット径の増大を抑えられず、光記録媒体の大容量化の妨げとなっていた。
特許文献2では、反射防止コートの反射極小波長を用いられる380〜420nmの波長より長波長側に設定した特殊な反射防止膜を形成することで、スポット径の小径化と、透過光量の確保をバランス良く行った対物レンズを記載している。
このような対物レンズを得るためには、反射防止コートの対応する波長域を広くとる必要があるが、結果として反射防止膜の層数や各層の厚さ、総膜厚の増大を容認せざるをえない。しかし、層数や各層の厚さ、総膜厚の増大により、高温環境や高湿環境に対する耐環境性が低下したり長時間の光照射に対する耐光性が低下したりするという問題が発生した。しかしながら、特許文献2では、対物レンズの透過光量と耐環境性や耐光性とのバランスについては考慮されておらず、十分ではなかった。
また、更なる検討の結果、真空蒸着法でレンズ表面に反射防止膜を形成する場合、レンズへの入射角度が増大するのに伴い反射防止膜の膜厚が減少することが判明した。入射角度0°での光学膜厚Dnmに対して、入射角度θでの光学膜厚は約Dcos(3/4θ)〜Dcos(8/9θ)nmになっている。一般的な蒸着装置では、蒸発源がレンズをセットするドームの中心よりオフセットした位置に配置され、レンズをセットするドームが任意の角度を持っているため、光学膜厚は、ドームにセットするレンズ面の向きや位置により、蒸発源からの蒸発材料の入射角度が異なり、ある程度の分布を有してしまうこととなることがわかった。従って、光源側開口数が大きくなるに従い膜厚の減少具合の差が大きくなり、レンズ外周部での反射率が高くなり、外周部の透過率が更に落ちてしまうという問題も判明した。
特願2007−127954 特開2005−31361号公報
したがって、本発明の主な目的は、複数の波長領域の光に対し互換性を有する対物レンズであって、各波長の透過率を高く確保しつつ、耐環境性や耐光性を有する対物レンズ、及びそれを用いた光ピックアップ装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、
光源からの光により光情報記録媒体の書込み及び/又は読出しを行う光ピックアップ装置に用いられる対物レンズであって、波長λ1(380nm≦λ1≦420nm)と波長λ2(630nm≦λ2≦810nm)とを含む複数の波長の光束を前記光情報記録媒体に集光させる対物レンズにおいて、
波長λ1に対する光源側開口数が0.8〜0.9であり、
波長λ2に対する光源側開口数が0.7以下であり、
前記光源側の表面における前記波長λ1の光束の最大入出射角度θmaxが、60°≦θmax≦72°であり、
前記光源側の表面には、その表面の中心部に対し垂直に入射する光束の波長400〜1200nm領域での反射率が3.0%以下である帯域が700〜800nmである反射防止膜が形成されており、
前記反射防止膜は複数層から構成されており、
前記反射防止膜の層数は7層以上11層以下であり、
前記反射防止膜を構成する層のうち少なくとも2層が低屈折率材料と高屈折率材料とからそれぞれ形成されており、
前記低屈折率材料が、波長500nmの光に対する屈折率n が1.3≦n <1.55であり、
前記高屈折率材料が、波長500nmの光に対する屈折率n が1.8≦n <2.1であることを特徴とする対物レンズが提供される。
本発明の他の態様によれば、
前記対物レンズを備える光ピックアップ装置であって、
前記対物レンズがプラスチック成形されていることを特徴とする光ピックアップ装置が提供される。
本発明によれば、各波長の光に対する透過率を高く確保しつつ、耐環境性や耐光性を有する対物レンズ及びそれを用いる光ピックアップ装置を提供することができる。
次に、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について説明する。
本実施形態では、始めに、本発明の好ましい実施形態に係る(A)光ピックアップ装置について説明し、その後に(B)対物レンズについて説明する。
(A)光ピックアップ装置
図1に示すように、光ピックアップ装置1には、光源として、3種類の半導体レーザ発振器LD1,LD2,LD3が具備されている。
半導体レーザ発振器LD1は、BD(Blu−Ray Disc)10用として波長380〜420nm中の特定波長(例えば405nm)の光束L1を出射するようになっている。半導体レーザ発振器LD2は、DVD20用として波長630〜670nm中の特定波長(例えば655nm)の光束L2を出射するようになっている。半導体レーザ発振器LD3は、CD30用として波長760〜810nm中の特定波長(例えば780nm)の光束L3を出射するようになっている。
半導体レーザ発振器LD1から出射される青紫色光の光軸方向には、図1中下方から上方に向かって、シェイバSH1、スプリッタBS1、コリメータCL、スプリッタBS4,BS5及び対物レンズ15が順次配設されている。対物レンズ15と対向する位置には、光情報記録媒体として、BD10,DVD20,CD30が配置されるようになっている。
スプリッタBS1の図1中右方には、シリンドリカルレンズL11、凹レンズL12及び光検出器PD1が順次配設されている。
半導体レーザ発振器LD2から出射される赤色光の光軸方向には、図1中左方から右方に向けてスプリッタBS2,BS4が順次配設されている。
スプリッタBS2の図1中下方にはシリンドリカルレンズL21、凹レンズL22及び光検出器PD2が順次配設されている。
半導体レーザ発振器LD3から出射される光の光軸方向には、図1中右方から左方に向けてスプリッタBS3,BS5が順次配設されている。
スプリッタBS3の図1中下方にはシリンドリカルレンズL31、凹レンズL32及び光検出器PD3が順次配設されている。
対物レンズ15は、BD10、DVD20又はCD30に対向配置されるものであり、各半導体レーザ発振器LD1,LD2,LD3から出射された光を、BD10、DVD20又はCD30に集光させるようになっている。BD10、DVD20及びCD30はそれぞれ記録面10a,20a,30aを有しており、各記録面10a,20a,30aの表面が透明保護基板で覆われた構成を有している。
対物レンズ15には、2次元アクチュエータ2が具備されており、2次元アクチュエータ2の動作により、対物レンズ15は上下方向(又は左右方向)に移動自在となっている。
次に、光ピックアップ装置1の作用について説明する。
本実施形態における光ピックアップ装置1は、光情報記録媒体の種類によってそれぞれ異なる動作をするため、以下において、BD10、DVD20及びCD30に対する動作態様の詳細について、それぞれ説明する。
始めに、BD10に対する光ピックアップ装置1の動作について説明する。
BD10への情報の記録及び/又は再生動作時には(BD10の書込み及び/又は読出しを行う際には)、半導体レーザ発振器LD1が光束L1を出射する。光束L1は、シェイバSH1を透過して整形され、スプリッタBS1を透過して、コリメータCLで平行光とされ、その後各スプリッタBS4,BS5、対物レンズ15及びBD10の透明保護基板を透過し、BD10の記録面10aに集光スポットを形成する。
集光スポットを形成した光束L1は、BD10の記録面10aで情報ピットにより変調され、記録面10aによって反射される。反射された光束L1は、BD10の透明保護基板、対物レンズ15、スプリッタBS5及びコリメータCLを透過し、スプリッタBS1で反射した後、シリンドリカルレンズL11を透過して、非点収差が与えられる。その後、光束L1は、凹レンズL12を透過して、光検出器PD1で受光される。
以後、このような動作が繰り返し行われ、BD10に対する情報の記録動作や、BD10に記録された情報の再生動作が完了する。
次に、DVD20に対する光ピックアップ装置1の動作について説明する。
DVD20への情報の記録及び/又は再生動作時には(DVD20の書込み及び/又は読出しを行う際には)、半導体レーザ発振器LD2が光束L2を出射する。光束L2は、スプリッタBS2を透過し、スプリッタBS4によって反射される。反射された光束L2は、スプリッタBS5、対物レンズ15及びDVD20の透明保護基板を透過し、DVD20の記録面20aに集光スポットを形成する。
集光スポットを形成した光束L2は、DVD20の記録面20aで情報ピットにより変調されて、記録面20aによって反射される。反射された光束L2は、DVD20の透明保護基板、対物レンズ15及びスプリッタBS5を透過し、各スプリッタBS4,BS2で反射した後、シリンドリカルレンズL21を透過して、非点収差が与えられる。その後、光束L2は、凹レンズL22を透過して、光検出器PD2で受光される。
以後、このような動作が繰り返し行われ、DVD20に対する情報の記録動作や、DVD20に記録された情報の再生動作が完了する。
最後に、CD30に対する光ピックアップ装置1の動作について説明する。
CD30への情報の記録及び/又は再生時には(CD30の書込み及び/又は読出しを行う際には)、半導体レーザ発振器LD3から光束L3が出射される。光束L3は、スプリッタBS3を通過し、スプリッタBS5によって反射される。反射された光束L3は、対物レンズ15及びCD30の透明保護基板を透過し、CD30の記録面30aに集光スポットを形成する。
集光スポットを形成した光束L3は、CD30の記録面30aで情報ピットにより変調されて、記録面30aによって反射される。反射された光束L3は、CD30の透明保護基板及び対物レンズ15を透過し、各スプリッタBS5,BS3で反射した後、シリンドリカルレンズL31を透過して、非点収差が与えられる。その後、光束L3は、凹レンズL32を透過して、光検出器PD3で受光される。
以後、このような動作が繰り返し行われ、CD30に対する情報の記録動作や、CD30に記録された情報の再生動作が完了する。
なお、光ピックアップ装置1では、BD10、DVD20又はCD30に対する情報の記録及び/又は再生動作時に、各光検出器PD1,PD2,PD3でのスポットの形状変化又は位置変化による光量変化を検出して、合焦検出又はトラック検出を行うようになっている。そして、このような光ピックアップ装置1は、各光検出器PD1,PD2,PD3の検出結果に基づいて、2次元アクチュエータ2が半導体レーザ発振器LD1,LD2,LD3からの光をBD10、DVD20又はCD30の記録面10a,20a,30aに結像するように対物レンズ15を移動させるとともに、半導体レーザ発振器LD1,LD2,LD3からの光を各記録面10a,20a,30aの所定のトラックに結像させるように対物レンズ15を移動させるようになっている。
また、光ピックアップ装置1では、光束L1によりBD10に記録及び/又は再生を行う場合には、対物レンズ15の像側開口数(NA)が0.8〜0.9となっている。他方、光束L2,L3によりDVD20,CD30に記録及び/又は再生を行う場合には、対物レンズ15の像側開口数(NA)が0.7以下となっている。好ましくは、光束L2によりDVD20に記録及び/又は再生を行う場合には、対物レンズ15の像側開口数が0.60〜0.70となっており、光束L3によりCD30に記録及び/又は再生を行う場合には、対物レンズ15の像側開口数が0.42〜0.52となっている。
(B)対物レンズ
図2に示すように、対物レンズ15はプラスチック成形されたレンズ本体70を有し、レンズ本体70の表面に反射防止膜81,82が形成された構成を有している。
レンズ本体70は熱可塑性樹脂で構成されており、好ましくは一般化学式(1)で表現される環状オレフィン系共重合体で構成されている。
Figure 0005056271
一般化学式(1)中、「R」は、炭素数2〜20の炭化水素基群から選ばれる1種ないし2種以上の二価の基、「R」は、水素および炭素数1〜5の炭化水素基からなる群から選ばれる1種ないし2種以上の一価の基、「x」および「y」は共重合比を示し、x/yが5/95以上、95/5以下となる実数である。
一般化学式(1)において、「R」は好ましくは炭素数2〜12の炭化水素基群から選ばれる1種ないし2種以上の二価の基であり、さらに好ましくは、一般化学式(2)で表される二価の基であり、最も好ましくは、一般化学式(2)においてpが0または1である二価の基である。「R」の構造は1種のみを用いても、2種以上を併用しても構わない。
Figure 0005056271
一般化学式(2)中、「p」は、0乃至2の整数である。
また、一般化学式(1)において、「R」の例としては水素、メチル基、エチル基、n−プロピル基、I−プロビル基、n−ブチル基、2−メチルプロビル基等が挙げられる。「R」は好ましくは水素及び/または−CHであり、最も好ましくは水素である。
また、レンズ本体70を構成する共重合のタイプについては特に制限されるものではなく、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー、交互共重合等、公知の様々な共重合タイプを適用することができるが、好ましくはランダムコポリマーである。レンズ本体70を構成可能な市販の樹脂としては、三井化学社製APEL等が挙げられる。
レンズ本体70は、半導体レーザ発振器LD1,LD2,LD3から出射された光束L1,L2,L3が入射する光学面71(以下「S1面71」という。)と、光束L1,L2,L3が対物レンズ15中を透過してBD10,DVD20,CD30に向けて出射する光学面72(以下「S2面72」という。)とを、有している。
S1面71は半導体レーザ発振器LD1,LD2,LD3側(光源側)に配置された面であり、S2面72はBD10,DVD20,CD30側(像側)に配置された面である。
S1面71には反射防止膜81が形成されており、反射防止膜81は総膜厚が490nm〜550nmとなっている。反射防止膜81は複数の層を積層した積層構造を有しており、好ましくはその層数が奇数であり、さらに好ましくは9層である。反射防止膜81を構成する層のうち少なくとも2層が低屈折率材料と高屈折率材料とからそれぞれ形成されており、好ましくはレンズ本体70に直に低屈折率材料の層が形成され、その上に高屈折率材料の層が形成される。反射防止膜81の層数が3層以上であれば、好ましくはレンズ本体70に直に低屈折率材料の層が形成され、その上に高屈折率材料の層と低屈折率材料の層とが交互に積層される。
「低屈折率材料」とは波長500nmの光に対する屈折率nが1.3≦n<1.5の材料であり、「高屈折率材料」とは波長500nmの光に対する屈折率nが1.8≦n<2.1の材料である。低屈折率材料としては、例えば、酸化シリコン、フッ化マグネシウム、フッ化アルミニウム、氷晶石などがあり、好ましくは酸化シリコン(SiO)を主成分とする材料を用いるのがよい。高屈折率材料としては、例えば、酸化セリウム、酸化チタン、酸化タンタル、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、窒化シリコン、酸素含有窒化シリコンなどがあり、好ましくは酸化ジルコニウム(ZrO)を主成分とする材料を用いるのがよい。
なお、これらの材料は1種類で用いられることにより、単独成分からなる層を構成することとしてもよいし、複数種類で用いられることにより、複数成分からなる層を構成することとしてもよい。また、複数種類の材料を用いる場合としては、混合物を蒸着材料とする場合や、別々の材料を同時に蒸着材料とする場合などがある。このような反射防止膜81は、例えば特開平10−160906号公報に開示の技術によって積層状に成膜されることが好ましいが、真空蒸着法や、スパッタ法、CVD法、大気圧プラズマ法(特開2001−100008号公報、特開2000−147209号公報)など、従来より周知の成膜方法によって成膜されてもよい。
反射防止膜81では、低屈折率材料で構成された層のうち、最も厚い層の厚さTL−MAXが100nm≦TL−MAX<190nmとなっており、高屈折率材料で構成された層のうち、最も厚い層の厚さTH−MAXは65nm≦TH−MAX<90nmとなっている。
S2面72には反射防止膜82が形成されている。反射防止膜82は反射防止膜81と同様の構成を有しており、好ましくはその層数が5層又は7層である。本実施形態では反射防止膜81,82を両方設けているが、反射防止膜82は設けなくてもよい。
以上の対物レンズ15では、その分光特性として、S1面71に反射防止膜81が形成されていることにより、S1面71の中心部73に対し垂直に入射する光束の波長400〜1200nm領域での反射率が3.0%以下である帯域(波長幅)が700〜800nmであるという性質を有しており、好ましくは光束の波長1100〜1200nm領域での平均反射率が2.0〜3.5%となっている。
本発明において、「波長400〜1200nm領域での反射率が3.0%以下である帯域(波長幅)が700〜800nmである」とは、波長400〜1200nmの範囲の波長に対して反射率が3.0%以下となる帯域の幅が、連続的に700nm以上、800nmより小さくなることを意味する。従って、400〜1200nmの一部の波長に対して反射率が3.0%より大きくなる帯域を有することとなる。
更に、対物レンズ15では、S1面71における光束L1の最大入出射角度(最大見込み角)θmaxは60°≦θmax≦72°となっている。ここでいう「最大入出射角度θmax」とは、光束がS1面71の有効径の端部でS1面71と交わる点における法線と光軸とが交わる角度である(図2参照)。
以上の実施形態によれば、対物レンズ15のS1面71には、一定の分光特性を有する反射防止膜81が形成されているから、波長380〜420nm,波長630〜670nm,波長760〜810nmの各波長の光束L1,L2,L3に対する透過率を高く確保することができ、高温環境や高湿環境に対する耐環境性やこれら光束L1,L2,L3に対する耐光性を向上させることができる(下記実施例参照)。
なお、対物レンズ15のレンズ本体70には回折構造が形成されてもよいし、形成されていなくてもよい。また、反射防止膜81の層数は特に限定はないが、7〜11層であることが好ましく、層数が奇数であることが更に好ましく、上記の通り9層であるのが特に好ましい。
反射防止膜81の層数が7層より少ない場合、上記分光特性を達成するためにはいずれかの層を極端に厚くしたり又は薄くしたりする必要がある。反射防止膜81のいずれかの層を極端に厚くすれば、高温環境や高湿環境に対する耐環境性や耐光性が低下する可能性がある。逆に反射防止膜81のいずれかの層を極端に薄くすれば、反射特性の再現性に劣り生産性が低下する可能性がある。そのため、反射防止膜81は層数が7層以上であることが好ましい。
反射防止膜81の層数が8層,10層(偶数層)である場合は、最外層が低屈折率材料で構成する必要があることに伴い、レンズ本体70に直に接触する層が高屈折率材料となる。レンズ本体70に直に接触する層が高屈折率材料で構成されると、波長380〜420nmの光束L1に対する耐光性が低下する可能性がある。そのため、反射防止膜81は層数が7層、9層、11層等の奇数層であることが好ましい。
反射防止膜81の層数が12層以上である場合は、上記分光特性を達成するためにはいずれかの層を極端に薄くする必要がある。反射防止膜81のいずれかの層を極端に薄くすれば、反射特性の再現性に劣り生産性が低下する可能性があり、更には層数の増加で耐環境性が低下したりコストアップにつながったりする可能性がある。そのため、反射防止膜81は層数が11層以下であることが好ましい。
(1)サンプルの作製・特性
基材として三井化学社製APELを成形して下記のレンズ特性を有する10個の成形品を作製した(これら成形品には回折構造を形成していない。)。
波長500nmの光に対する中央部での屈折率…1.55
波長405nmの光における光源側開口数NA(BD向け)…0.85
波長655nmの光における光源側開口数NA(DVD向け)…0.6
波長780nmの光における光源側開口数NA(CD向け)…0.45
波長405nmの光における最大見込み角(BD向け)…68°
波長655nmの光における最大見込み角(DVD向け)…55°
波長780nmの光における最大見込み角(CD向け)…45°
その後、これら成形品に対し表1〜表2に示す複数層の反射防止膜を形成した。これら10個のサンプルを反射防止膜の膜種に応じて「実施例1〜5,比較例1〜5」とした。
Figure 0005056271
Figure 0005056271
表1〜表2中、「層No.」が「1」である層が樹脂成形品(基材)に直に成膜した層である。各層の構成材料のうち「L5」は低屈折率材料であってメルク(株)製サブスタンスL5である。
(2)サンプルの特性
(2.1)反射率の測定
実施例1〜5,比較例1〜5の各サンプルについて、波長400〜1200nmにおける光に対する反射率(%)を測定した。その測定結果を図3,図4,表3に示す。特に表3には、波長400〜1200nm領域の光に対する反射率が3.0%以下である帯域(波長幅)と、波長1100〜1200nm領域の光に対する平均反射率(%)とを、記載している。
(2.2)透過率の測定
実施例1〜5,比較例1〜5の各サンプルについて、日立社製分光光度計U-4000を用い波長405nm,655nm,780nmの各光に対する透過率(%)を測定した。その測定結果を表3に示す。
(2.3)瞳透過率の測定
実施例1〜5,比較例1〜5の各サンプルについて、ブルースポット検査機を用い波長405nmの光に対する有効径最外周部の透過率(%)を測定した。その測定結果を表3に示す。
(2.4)反射防止膜の観測
実施例1〜5,比較例1〜5の各サンプルについて、表1,表2の内容に基づき反射防止膜を総合的に観測した。その観測結果を表3に示す。表3中、「L材の最大厚さ」とは反射防止膜(S1面)を構成する低屈折率材料層のうち最も厚い層の厚さであり、「H材の最大厚さ」とは反射防止膜(S1面)を構成する高屈折率材料層のうち最も厚い層の厚さである。
Figure 0005056271
(3)サンプルの評価
(3.1)透過率評価
上記「透過率の測定」の結果に基づき、波長405nmの光に対する透過率の観点から、実施例1〜5,比較例1〜5の各サンプルを評価した。その評価結果を表4に示す。表4中、「○」,「△」,「×」の基準は下記の通りである。
「○」…透過率が93%以上である
「△」…透過率が91%以上で93%未満である
「×」…透過率が91%未満である
(3.2)瞳透過率評価
上記「瞳透過率の測定」の結果に基づき、その透過率の観点から、実施例1〜5,比較例1〜5の各サンプルを評価した。その評価結果を表4に示す。表4中、「○」,「△」,「×」の基準は下記の通りである。
「○」…透過率が87%以上である
「△」…透過率が85%以上で87%未満である
「×」…透過率が85%未満である
(3.3)耐環境性評価
実施例1〜5,比較例1〜5の各サンプルについて、下記の耐熱試験,高温高湿試験をそれぞれ行い、その試験結果から、耐環境性を評価した。その評価結果を表4に示す。表4中、「○」,「×」の基準は下記の通りである。
耐熱試験:温度85℃の環境下に168時間放置後、室温環境で機能膜面の外観を評価した。
高温高湿試験:温度60℃湿度90%の環境下に168時間放置後、室温環境で機能膜面の外観を評価した。
「○」…外観評価で、耐熱試験(85℃)、高温高湿試験後に変化なし
「△」…外観評価で、耐熱試験(85℃)、高温高湿試験後に極僅かに反射防止膜の膜面に変形が認められるが、実用上許容の範囲にある
「×」…外観評価で、耐熱試験(85℃)、高温高湿試験の何れかで反射防止膜の膜面にクラック又は膜剥がれが発生
(3.4)耐光性評価
温度85℃,相対湿度5%の雰囲気下において、波長405nmの光をコリメータレンズで平行光にした後、その平行光を実施例1〜5,比較例1〜5の各サンプルにそれぞれ集光させた。S1面に入射するときの光強度は25mW/mmとした。光の照射時間が200時間経過したときの反射防止膜の膜面の外観を観察するとともに、表面粗さ計を用いて当該膜面の面形状変化量を測定した。その測定結果から、実施例1〜5,比較例1〜5の各サンプルについて耐光性を評価した。その評価結果を表4に示す。表4中、「○」,「×」の基準は下記の通りである。
「○」…200時間経過後でも変化なし
「△」…200時間経過後に極僅かに面形状の変形が認められるが、実用上許容の範囲にある
「×」…200時間経過後に膜の剥がれ又はクラックの発生、面形状の変形が発生
(3.5)総合評価
上記の結果を踏まえ、実施例1〜5,比較例1〜5の各サンプルについて、対物レンズとして最適なものか否か(実用レベルに達しているか否か)に着目して総合的に評価した。その評価結果を表4に示す。表4中、「○」,「×」の基準は下記の通りである。
「○」…実用レベルを上回っている(上記が全て○で構成されている)
「×」…実用レベルを下回っている(上記の中にひとつでも△又は×がある)
Figure 0005056271
(4)まとめ
表4の結果から、実施例1〜5と比較例1〜5とのサンプルをそれぞれ比較すると、実施例1〜5のサンプルは透過率が高く耐環境性や耐光性の面でも優れていることがわかる。以上から、対物レンズの表面(S1面)に、そのS1面の中心部に対し垂直に入射する光束の波長400〜1200nm領域での反射率が3.0%以下である帯域が700〜800nmである反射防止膜を形成することが有用であることがわかった。
(1)サンプルの作製・特性
実施例1で用いたものと同様の成形品に対して、表5に示す複数層の反射防止膜を形成し、これら5個のサンプルを反射防止膜の膜種に応じて「実施例6〜10」とした。
Figure 0005056271
(2)サンプルの特性
実施例1と同様に、実施例6〜10の各サンプルについて、反射率の測定、透過率の測定、瞳透過率の測定、反射防止膜の観測を行い、結果を図5,表6に示した。
Figure 0005056271
(3)サンプルの評価
実施例1で作製したサンプル「実施例1〜5」と、「実施例6〜10」とについて、実施例1と同様に耐環境性及び耐光性評価を行い、結果を表7に示した。
Figure 0005056271
表7の結果から、本発明の反射防止膜においては、特に9層構成であるときに、耐環境性及び耐光性が特に優れることがわかった。
本発明の好ましい実施形態に使用される光ピックアップ装置の概略構成を示す図面である。 本発明の好ましい実施形態に使用される対物レンズの概略構成を示す図面である。 本発明の好ましい実施例に係るサンプル(実施例1〜5)の波長と反射率との関係を示す概略図である。 本発明の好ましい実施例に対する比較例に係るサンプル(比較例1〜5)の波長と反射率との関係を示す概略図である。 本発明の好ましい実施例に係るサンプル(実施例6〜10)の波長と反射率との関係を示す概略図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
2 2次元アクチュエータ
10 BD
15 対物レンズ
20 DVD
30 CD
70 レンズ本体
71 S1面
72 S2面
81,82 反射防止膜
LD1,LD2,LD3 半導体レーザ発振器
L1,L2,L3 光束
SH1 シェイバ
BS1,BS2,BS3,BS4,BS5 スプリッタ
CL コリメータ
L11,L21,L31 シリンドリカルレンズ
L12,L22,L32 凹レンズ
PD1,PD2,PD3 光検出器

Claims (13)

  1. 光源からの光により光情報記録媒体の書込み及び/又は読出しを行う光ピックアップ装置に用いられる対物レンズであって、波長λ1(380nm≦λ1≦420nm)と波長λ2(630nm≦λ2≦810nm)とを含む複数の波長の光束を前記光情報記録媒体に集光させる対物レンズにおいて、
    波長λ1に対する光源側開口数が0.8〜0.9であり、
    波長λ2に対する光源側開口数が0.7以下であり、
    前記光源側の表面における前記波長λ1の光束の最大入出射角度θmaxが、60°≦θmax≦72°であり、
    前記光源側の表面には、その表面の中心部に対し垂直に入射する光束の波長400〜1200nm領域での反射率が3.0%以下である帯域が700〜800nmである反射防止膜が形成されており、
    前記反射防止膜は複数層から構成されており、
    前記反射防止膜の層数は7層以上11層以下であり、
    前記反射防止膜を構成する層のうち少なくとも2層が低屈折率材料と高屈折率材料とからそれぞれ形成されており、
    前記低屈折率材料が、波長500nmの光に対する屈折率n が1.3≦n <1.55であり、
    前記高屈折率材料が、波長500nmの光に対する屈折率n が1.8≦n <2.1であることを特徴とする対物レンズ。
  2. 請求項1に記載の対物レンズにおいて、
    前記光源側の表面に対する光束の入射角度をθ とし、θ =0°における前記反射防止膜の光学膜厚をDnmとした際に、
    入射角度θ における光学膜厚D がDcos(θ ×3/4)nm≦D ≦Dcos(θ ×8/9)nmであることを特徴とする対物レンズ。
  3. 請求項1又は2に記載の対物レンズにおいて、
    前記低屈折率材料で構成された層のうち、最も厚い層の厚さTL−MAXが、100nm≦TL−MAX<190nmであることを特徴とする対物レンズ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の対物レンズにおいて、
    前記高屈折率材料で構成された層のうち、最も厚い層の厚さTH−MAXが、65nm≦T −MAX<90nmであることを特徴とする対物レンズ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の対物レンズにおいて、
    前記複数層を構成している各層は、膜厚が7nm以上であることを特徴とする対物レンズ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の対物レンズにおいて、
    前記光源側の表面には、その表面の中心部に対し垂直に入射する光束の波長1100〜1200nm領域での平均反射率が2.0〜3.5%である前記反射防止膜が形成されていることを特徴とする対物レンズ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の対物レンズにおいて、
    前記反射防止膜の総膜厚が490〜550nmであることを特徴とする対物レンズ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の対物レンズにおいて、
    前記波長λ2が、
    第1の波長λ2a(630nm≦λ2a≦670nm)と、
    第2の波長λ2b(760nm≦λ2b≦810nm)と、
    を含むことを特徴とする対物レンズ。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の対物レンズにおいて、
    前記反射防止膜が複数層から構成されており、
    前記反射防止膜の層数が9層であることを特徴とする対物レンズ。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の対物レンズにおいて、
    前記低屈折率材料がSiOを主成分とする材料であることを特徴とする対物レンズ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の対物レンズにおいて、
    前記高屈折率材料がZrOを主成分とする材料であることを特徴とする対物レンズ。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の対物レンズにおいて、
    前記光源側の反対側であって前記光情報記録媒体と対向する側にも複数層で構成された第2の反射防止膜が形成されており、
    前記第2の反射防止膜の層数が5層又は7層であることを特徴とする対物レンズ。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の対物レンズを備える光ピックアップ装置であって、
    前記対物レンズがプラスチック成形されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
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