JP4924043B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は複写機やプリンタなどの画像形成を行う画像形成方法および画像形成装置に関し、特に、余白領域の設定をする画像形成装置および画像形成方法に関する。
複写機、プリンタなどの各種の画像形成装置において、装置内でのトナー飛散によって生じる汚れの防止、画像の欠損の防止などのため、転写紙の縁部には画像を形成しない余白領域を設けることが一般的に行われていた。
転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合、転写紙の走行ずれ、転写紙サイズの誤差などの要因により、転写紙の端部に転写されるべきトナーが本来の転写位置である転写紙端部ではなく、ガイド板やローラなどの搬送部材などに飛散する。
そして、その搬送部材に転写されたトナーは次の転写紙の端部付近に付着することになり、転写紙の汚れ、装置内各部の汚れとして拡散していくことになる。
このため、一般的な画像形成装置では、搬送部材へのトナーの飛散や、このトナー飛散に起因する汚れが生じないように、画像形成時の転写紙において予め定められた固定の余白を設けるようにして動作していた。
一方、利用者としては、余白を無くし、転写紙全体に画像を形成することを望む場合がある。そこで、あえて余白を無しにする場合は、通常の画像形成モードとは別に、上述した走行ずれが生じないような搬送速度を低速に切り替えた特別なモードで動作させるようにしていた。このような特別なモードであれば、走行ずれが生じにくいため、トナー飛散を軽減できるものの、生産性が悪化してしまうという別な問題が新たに発生することになる。
なお、この種の余白作成の技術として、以下の特許文献に各種の提案がなされている。
特開平5−21633号公報(第1頁、図1) 特開2001−18443号公報(第1頁、図1) 特開2003−266854号公報(第1頁、図1) 特開2002−333743号公報(第1頁、図1) 特開2003−127341号公報(第1頁、図1)
以上の特許文献1記載の発明によれば、転写電流を制御することで転写紙の画像領域を制限して、トナー飛散を抑えて転写紙の端部の汚れを低減している。しかし、この技術では、転写紙搬送方向(副走査方向)の先端側と後端側のみにしか対処することができない問題が残される。
以上の特許文献2記載の発明によれば、レーザビームの始端と終端とのタイミングをマスキング信号により正確に制御するものであり、さらに、複数ビームを用いる場合の各マスキング信号の制御に関するものである。従って、主走査方向の始端位置と主走査方向の終端位置の制御でしかないという問題が残される。
以上の特許文献3記載の発明によれば、余白領域を作成するか、余白領域を作成しないか、いずれかを選択するものであり、余白を作成する場合には、画像サイズを変更するという技術に関するものである。したがって、汚れを生じさせない適切な余白に関する技術は開示されていない。
以上の特許文献4記載の発明によれば、現像部と転写部を制御することで画像濃度を制限して、トナー飛散を抑えて転写紙の端部の汚れを低減している。しかし、この技術では、転写紙搬送方向(副走査方向)の先端側と後端側のみにしか対処することができない問題が残される。
以上の特許文献5記載の発明は転写紙端部でのインク吐出を制限するものであって、インクジェットに関する技術である。したがって、トナーを用いる電子写真方式の画像形成装置に適用することはできない問題が残される。
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能な画像形成装置および画像形成方法を実現することを目的とする。
すなわち、上記の課題を解決する本願発明は、以下のそれぞれに述べるようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、画像データに基づき画像を転写紙上に形成する画像形成装置であって、転写紙縁部において画像を形成しない余白領域に関する設定を受け付け、設定された前記余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、前記濃度変更領域の内側を通常の画像濃度で画像形成する通常濃度領域として定め、前記濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で前記画像データに基づき画像形成すると共に前記通常濃度領域では画像濃度を変更せずに前記画像データに基づき画像形成する制御を行う制御手段を有する、ことを特徴とする画像形成装置である。
(2)請求項2記載の発明は、前記制御手段は、前記余白領域として零を設定値の範囲に含む状態で設定を受け付ける、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
(3)請求項3記載の発明は、前記濃度変更領域の幅は予め定められた値である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
(4)請求項4記載の発明は、前記制御手段は、前記濃度変更領域の幅について設定を受け付ける、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
(5)請求項5記載の発明は、前記制御手段は、前記余白領域の設定値に応じて前記濃度変更領域の幅を決定する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
(6)請求項6記載の発明は、感光体に対して画像データに応じた露光をすることで画像を形成する画像形成装置であって、前記制御手段は、前記濃度変更領域における画像濃度を低下させる制御として、前記感光体に対する露光の強度もしくは露光パルス幅の少なくとも一方を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置である。
(7)請求項7記載の発明は、前記制御手段は、前記余白領域もしくは前記濃度変更領域についての設定の受付を、転写紙の各4辺について独立して受け付ける、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
(8)請求項8記載の発明は、転写紙上に形成された画像を検出するセンサを備え、前記制御手段は、前記余白領域設定と前記センサにより検出された余白領域(検出余白領域)とが異なる場合に、前記余白領域設定と前記検出余白領域とが一致するように、前記画像領域を変更する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置である。
(9)請求項9記載の発明は、感光体に対して画像データに応じた露光をして潜像を形成し、該感光体上の潜像をトナーにより現像し、該感光体上のトナー像を転写紙に転写することで画像を形成する画像形成装置である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置である。
(10)また、請求項10記載の発明は、上記請求項1〜請求項9において、各種表示を行う表示部と、転写紙上に形成された画像を検出するセンサとを備え、前記制御手段は、前記センサによって前記転写紙の端部に汚れが検出された場合に、前記余白領域設定もしくは前記濃度変更領域設定についての設定変更を促す表示を前記表示部に行う、ことを特徴とする。
(11)また、請求項11記載の発明は、上記請求項1〜請求項9において、転写紙上に形成された画像を検出するセンサを備え、前記制御手段は、前記センサによって前記転写紙の端部に汚れが検出された場合に、前記濃度変更領域における前記画像濃度低下率を変更する制御を行う、ことを特徴とする。
(12)また、請求項12記載の発明は、上記請求項1〜請求項9において、前記制御手段は、転写紙端部において検出された汚れの位置もしくは量に応じて、前記濃度変更領域における前記画像濃度低下率を、転写紙の各4辺について独立して制御する、ことを特徴とする。
(13)請求項13記載の発明は、画像データに基づき画像を転写紙上に形成する画像形成装置における画像形成方法であって、転写紙縁部において画像を形成しない余白領域に関する設定を受け付け、設定された前記余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、前記濃度変更領域の内側を通常の画像濃度で画像形成する通常濃度領域として定め、前記濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で前記画像データに基づき画像形成すると共に前記通常濃度領域では画像濃度を変更せずに前記画像データに基づき画像形成する制御を制御手段が行う、ことを特徴とする画像形成方法である。
以上の各発明によれば、以下に列記するような効果を得ることが可能である。
(1)請求項1記載の画像形成装置の発明では、転写紙縁部において画像を形成しない余白領域に関する設定を受け付け、この設定された余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、濃度変更領域の内側を通常の画像濃度で画像形成する通常濃度領域として定め、濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で画像データに基づき画像形成すると共に、通常濃度領域では画像濃度を変更せずに画像データに基づき画像形成する制御を行う。
ここで、余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、この濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で画像データに基づき画像形成する。
このため、余白領域が小さな値に設定されて転写紙の端部のぎりぎり近くまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。また、余白領域零の設定で画像形成する場合に、従来のように搬送速度を低下させる必要はなく、通常の搬送速度で画像形成することが可能になる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
(2)請求項2記載の画像形成装置の発明では、余白領域として零を設定値の範囲に含む状態で設定を受け付ける。このため、余白領域が画像形成装置使用者によって零に設定されて、転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
(3)請求項3記載の画像形成装置の発明では、濃度変更領域の幅は予め定められた値である。このため、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、予め定められた所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
(4)請求項4記載の画像形成装置の発明では、濃度変更領域の幅について設定を受け付ける。このため、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、画像形成装置使用者によって設定された所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望や、通常濃度領域を最大限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
(5)請求項5記載の画像形成装置の発明では、制御手段は、余白領域の設定値に応じて濃度変更領域の幅を決定する。この場合、たとえば、余白領域と濃度変更領域との合計が所定の幅になるように決定する。
このため、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、制御手段によって設定された所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
(6)請求項6記載の画像形成装置の発明では、感光体に対して画像データに応じた露光をすることで画像を形成する画像形成装置である場合、濃度変更領域における画像濃度を低下させる制御として、感光体に対する露光の強度もしくは露光パルス幅の少なくとも一方を小さくする制御を実行する。これにより、濃度変更領域の濃度を適切に制御でき、画質を良好に保ちつつ、転写紙端部での汚れの発生も抑止することが可能になる。すなわち、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、画像形成装置使用者によって設定された所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御(感光体に対する露光の強度もしくは露光パルス幅の少なくとも一方を小さくする制御)によって転写紙の端部に転写されるトナーが適切に制御された状態で減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
(7)請求項7記載の画像形成装置の発明では、制御手段は、余白領域もしくは濃度変更領域についての設定の受付を、転写紙の各4辺について独立して受け付ける。この場合、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーによって転写紙の汚れが発生しやすい部位や方向、汚れが発生しにくい部位や方向などに応じて、各部での余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能な画像形成装置を実現できる。このようにすることで、余白を最小限にしたい利用者の要望や、通常濃度領域を最大限にしたい利用者の要望に応えることができる。
(8)請求項8記載の画像形成装置の発明では、転写紙上に形成された画像を検出するセンサを備え、制御手段は、余白領域設定とセンサにより検出された余白領域(検出余白領域)とが異なる場合に、余白領域設定と検出余白領域とが一致するように、画像領域(濃度変更領域と通常濃度領域)を変更する。
このため、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、余白領域が正常な状態になるように調整され、かつ、予め定められた所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
(9)請求項9記載の画像形成装置の発明では、感光体に対して画像データに応じた露光をして潜像を形成し、該感光体上の潜像をトナーにより現像し、該感光体上のトナー像を転写紙に転写することで画像を形成する。
このため、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまでトナー像によって画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、予め定められた所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
(10)また、請求項10記載の画像形成装置の発明では、上記請求項1〜請求項9において、各種表示を行う表示部と、転写紙上に形成された画像を検出するセンサとを備え、制御手段は、センサによって転写紙の端部に汚れが検出された場合に、余白領域設定もしくは濃度変更領域設定についての設定変更を促す表示を表示部に行う。この場合、制御部は、余白領域もしくは濃度変更領域を増やすように、画像形成装置使用者に対して、表示部に表示を行う。これにより、余白を最小限にしたい利用者の要望や通常濃度領域を最大限にしたい利用者の要望と、トナー飛散による転写紙の汚れとの調整をすることが可能になる。
(11)また、請求項11記載の画像形成装置の発明では、上記請求項1〜請求項9において、転写紙上に形成された画像を検出するセンサを備え、制御手段は、センサによって転写紙の端部に汚れが検出された場合に、濃度変更領域における画像濃度低下率を変更する制御を行う。この場合、制御部は、濃度変更領域で画像濃度を更に低下させて、トナーを減じる方向に制御する。これにより、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
(12)また、請求項12記載の画像形成装置の発明では、上記請求項1〜請求項9において、制御手段は、転写紙端部にて検出された汚れの位置もしくは量に応じて、濃度変更領域における画像濃度低下率を、転写紙の各4辺について独立して制御する、ことを特徴とする。
この場合、制御部は、転写紙上で検出された汚れの位置からトナー飛散の転写紙上の発生位置を推定し、この発生位置でのトナー飛散が少なくなるように、該当する濃度変更領域で画像濃度を更に低下させて、トナーを減じるよう制御する。これにより、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
(13)請求項13記載の画像形成方法の発明では、転写紙縁部において画像を形成しない余白領域に関する設定を受け付け、この設定された余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、濃度変更領域の内側を通常の画像濃度で画像形成する通常濃度領域として定め、濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で画像データに基づき画像形成すると共に、通常濃度領域では画像濃度を変更せずに画像データに基づき画像形成する制御を、画像形成装置の制御手段が行う。
ここで、余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、この濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で画像データに基づき画像形成する。
このため、余白領域が小さな値に設定されて転写紙の端部のぎりぎり近くまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。また、余白領域零の設定で画像形成する場合に、従来のように搬送速度を低下させる必要はなく、通常の搬送速度で画像形成することが可能になる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
なお、原稿読み取り部(スキャナ)により複写対象物の内容を画像情報として読み取って複写する機能を備えた画像形成装置(複写装置)であっても、原稿読み取り部(スキャナ)が存在しない画像形成装置(プリンタ)であっても、本発明を適用することが可能である。また、ファクシミリ機能を備えた複合機などの画像形成装置であっても、本発明を適用することが可能である。
〈第1の実施形態〉
まず図4を参照して実施形態の画像形成装置が適用される装置の全体構成の機械的構成を説明する。
〈画像形成装置の機械的構成および全体動作〉
図4は画像形成装置100の機械的構成を示す説明図である。なお、ここでは、電子写真方式のプリンタや複写機としての画像形成装置を具体例として用いる。
この図4において、30は蓄積しておいた転写紙を給紙するための給紙部であり、ここでは、3段の給紙部30a,30b,30cを備えて構成されている。40は画像データに応じた露光用光ビーム(レーザビーム)を生成する画像書き込み部であり、固体走査型光変調装置やレーザビーム露光装置などで構成されている。50は画像データを静電方式により記録媒体(一般に、「記録紙」あるいは「転写紙」と言われるが、本願明細書では、「転写紙」と言うことにする)p上に記録する画像形成部であり、ドラム51,帯電部52,現像部53,転写部54,分離部55,クリーニング部56,定着部59などを備えて構成されている。60は転写紙の搬送を行う搬送駆動部であり、反転搬送部63,両面画像形成用循環搬送部64などを備えて構成されている。
また、82は給紙部30から給紙される転写紙の先端を検知する先端検知センサであり、第二給紙ローラ近傍に配置されている。
ここで、後述する制御部からの画像形成の命令に従い、転写紙pが積載されている給紙部30a〜30cのいずれかから、第一給紙ローラ31a〜31cにより転写紙pが繰り出され、画像形成部50に向けて給送される。なお、ここでは、複数の給紙部として3段の場合を例にしているが、これに限定されるものではなく、1段や2段でもよいし、4段以上であってもよい。
画像形成部50に給送される転写紙pは、その入口付近の第二給紙ローラ(レジストローラ)32により転写紙間隔が一定になるようにドラム51でのトナー像の形成と同期がとられた後、像担持体となるドラム51に近接する。
また、この際に、先端検知センサ82で転写紙pの先端が検知され、この検知結果と制御部の制御とに応じてドラム51での後述するレーザ光の照射タイミングが決定される。
記録画像処理部から画像書き込み部40に画像データが入力され、先端検知センサ82での転写紙pの検知結果に従って、画像書込み部40内のレーザダイオードから画像データに応じたレーザ光がドラム51上に照射され、静電潜像が形成される。この静電潜像が現像部53で現像されることで、ドラム51上にトナー像が形成される。
このトナー像はドラム51の下部の転写部54により転写紙pに転写される。そして、ドラム51に圧着されている転写紙pは分離部55により分離される。ドラム51から分離された転写紙pは搬送機構を介して定着部59に入り、トナー像が熱と圧力とにより定着される。このようにして、転写紙pに画像が形成される。
なお、必要に応じて、トナー像が定着された転写紙pは、ガイド61を介して下方に搬送され、反転搬送部63に入る。次に、反転搬送部63に入っている転写紙pは、図示されない反転ローラにより再度繰り出され、両面画像形成用循環搬送部64を経由して再び画像形成部50に送られる。片面の画像形成が終了した画像形成部50では、ドラム51に付着したトナーがクリーニング部56で除去され、続く帯電部52により帯電させられ、次の画像形成に備えている。
この状態で転写紙pのもう一方の面(未だ画像形成されていない面)が画像形成部50に搬入され、画像が形成される。分離部55でドラム51から分離された転写紙pは再び定着部59に入って定着される。
従って、第二給紙ローラ32以降で転写紙を搬送する各種搬送ローラや搬送ベルトなどが搬送駆動部60を構成しており、本実施形態ではこの搬送駆動部60での搬送に関して所定の制御がなされている。
このようにして、裏面と表面との画像形成が完了した転写紙p、または、一方の面の画像形成が完了した転写紙pは、排紙部に排紙されるか、あるいは、図示されない後処理装置で後処理が施される。
なお、定着部59近傍に配置されたラインセンサ83によって、転写紙上の画像について、余白領域の量(幅)、あるいは、転写紙端部での画像の汚れが検出される。
〈転写紙上の画像の様子〉
図3は、本実施形態による制御で画像形成された転写紙の様子を示す説明図である。
この図3で、bは転写紙縁部の画像を形成しない余白領域であり、この余白領域bの内側が後述する画像領域(濃度変更領域と通常画像領域)である。
cは余白領域bに接する内側であって、画像領域の一部であり、濃度を低下させた状態で画像形成を行う濃度変更領域である。
aは濃度変更領域cの内側であって、画像領域の一部であり、濃度の変更を伴わなわずに画像を形成する通常濃度領域である。
〈画像形成装置の電気的構成〉
図1は本発明の第1の実施形態の画像形成装置内の電気的な詳細構成を機能別に示す機能ブロック図である。
100は各種転写紙に対して画像形成して出力する各種の画像形成装置である。
この画像形成装置100は、余白領域設定・濃度変更領域設定に基づいて所定の制御などを含む各種制御を行う全体制御部101と、利用者からの余白領域の設定や濃度変更領域の設定の入力などの各種設定や操作を受け付ける操作部103と、画像の読取を行って画像データを生成するスキャナ部105と、外部機器(図示せず)からの画像データを受領するインタフェース(I/F)107と、画像形成装置の各種状態表示を行う表示部110と、各種画像処理を実行する画像処理部120と、画像データに基づき画像を転写紙上に形成するプリントエンジン140と、を備えている。
なお、プリントエンジン140は、プリントエンジンとしての制御を行うエンジン制御部141と、転写紙の搬送を行う転写紙搬送部142と、帯電・現像・転写・分離・定着などを実行するプロセス周辺部143と、画像データに応じた露光用光ビームを生成して画像の書込を行う書込部144と、を備えて構成されている。
〈本実施形態の動作説明〉
以上のような画像形成装置において、各図を参照して動作説明を行う。
なお、全体制御部101とエンジン制御部141とは、転写紙縁部において画像を形成しない余白領域に関する設定を受け付け、設定された余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、濃度変更領域の内側を通常の画像濃度で画像形成する通常濃度領域として定め、濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で画像データに基づき画像形成すると共に通常濃度領域では画像濃度を変更せずに画像データに基づき画像形成する制御を行う。
また、全体制御部101は、操作部103を介して、余白領域として零(余白無し)を設定値の範囲に含む状態で設定を受け付ける制御を実行する。
また、全体制御部101は、濃度変更領域の幅として予め定められた値とする制御、あるいは、濃度変更領域の幅について操作部103を介して設定を受け付ける制御を実行する。
また、全体制御部101は、操作部103を介した、余白領域もしくは濃度変更領域についての設定の受付を、転写紙の各4辺について独立して受け付ける制御を実行する。
また、全体制御部101は、余白領域の設定値に応じて濃度変更領域の幅を決定する制御を実行する。
また、全体制御部101とエンジン制御部141とは、濃度変更領域における画像濃度を低下させる制御として、感光体に対する露光の強度の低下、もしくは、露光パルス幅の縮小の少なくともいずれか一方の制御を実行する。
また、全体制御部101は、余白領域設定とセンサにより検出された余白領域(検出余白領域)とが異なる場合に、余白領域設定と検出余白領域とが一致するように、画像領域を変更する制御を実行する。
また、全体制御部101は、センサによって転写紙の端部に汚れが検出された場合に、余白領域設定もしくは濃度変更領域設定についての設定変更を促す表示を表示部110に行う制御を実行する。ここで、設定変更とは、余白領域を広げる設定、あるいは、濃度変更領域での濃度を更に低下させる設定、などを意味する。
また、全体制御部101とエンジン制御部141とは、センサによって転写紙の端部に汚れが検出された場合に、濃度変更領域における画像濃度の更に低下させる制御を行う。この場合、全体制御部101は、濃度変更領域で画像濃度を更に低下させて、トナーを減じる方向に制御する。
また、全体制御部101とエンジン制御部141とは、転写紙端部にて検出された汚れの位置もしくは量に応じて、濃度変更領域における画像濃度低下率αを、転写紙の各4辺について独立して制御を実行する。この場合、全体制御部101は、転写紙上で検出された汚れの位置からトナー飛散の転写紙上の発生位置を推定し、この発生位置でのトナー飛散が少なくなるように、該当する濃度変更領域で画像濃度を更に低下させて、トナーを減じるよう制御する。
すなわち、全体制御部101、または、全体制御部101とエンジン制御部141が、請求項における制御手段を構成している。
以下、図2のフローチャートを参照して動作説明を行う。なお、この図2のフローチャートは、全体制御部101あるいはエンジン制御部141で動作している画像形成制御プログラム中でコールされるものである。なお、以下の実施形態の動作説明では、全体制御部101とエンジン制御部141と画像形成制御プログラム(コンピュータプログラム)のサブルーチンによる制御や動作を、単に全体制御部101の制御という言い方で説明する。
まず、全体制御部101は各部を初期化し、本実施形態に関連する座標カウンタと書き出しカウンタとを初期化する(図2中のステップS201)。
そして、全体制御部101は、画像形成装置の利用者からの余白領域の設定(余白領域設定)と、前記余白領域に接する内側(画像領域)であって画像濃度を変更する濃度変更領域の設定(濃度変更領域設定)とを受け付ける(図2中のステップS202)。
なお、画像形成装置の利用者から余白領域の設定を受け付けるようにして、濃度変更領域については予め定められた固定値であってもよい。
ここで、全体制御部101は、通常時には表示部110に各種基本設定に関する基本画面(図5参照)を表示している。なお、ここでは、操作部103と表示部110とが、タッチパネル形式で一体に構成された状態を具体例として示している。
この図5の基本画面で、右側に位置する「応用機能」の項目(図5(1))が選択されると、全体制御部101は表示部110に、各種応用機能に関する応用画面(図6参照)を表示する。
この図6の応用画面で、右側に位置する「余白調整」の項目(図6(2))が選択されると、全体制御部101は表示部110に、余白領域と濃度変更領域との設定に関する設定画面(図7参照)を表示する。
この図7の設定画面では、余白領域の設定と濃度変更領域の設定とが可能である。この図7の設定画面では、余白領域の設定として、転写紙の各4辺(A,B,C,D)について、独立して設定が可能である。また、この図7の設定画面では、濃度変更領域の設定として、転写紙の各4辺(a,b,c,d)について、独立して設定が可能である。
この設定としては、数値入力や、増減タブやスライドバーなどによる数値の調整など、どのような入力形式による設定であってもよい。
また、図7では、プリセット値あるいは入力された値が表示された状態を示しているが、設定可能な値の範囲を表示しておいてもよい。
そして、この実施形態では、全体制御部101は、操作部103を介して余白領域の設定を受け付ける場合に、余白領域の設定値の範囲として、零を含む状態で設定を受け付ける。
また、図7において、余白領域の設定は画像形成装置の使用者が行い、この余白領域の設定に応じて全体制御部101が濃度変更領域の設定を定めるようにしてもよい。この場合、たとえば、余白領域と濃度変更領域との合計が所定の幅になるように、全体制御部101が決定する。
また、利用者が余白領域を設定し、全体制御部101が濃度変更領域の設定を行い表示部110に表示し、その後に、利用者が操作部105から濃度変更領域の設定を変更できる構成であってもよい。
また、図示されない画面で、濃度変更領域での画像濃度低下率α(0<α<1)の設定を行うようにしてもよい。ここで、1とは画像濃度を変更せずに、元の画像データに基づいた通常の濃度の画像を形成する状態を意味する。また、0とは画像が全く形成されない状態を意味している。たとえば、画像濃度低下率αを0.5に設定することで、濃度変更領域では、通常濃度領域の50%の濃度あるいは信号値で、画像濃度を低下させた状態で画像データに基づき画像形成が実行される。また、このように、画像形成装置の使用者によって画像濃度低下率αが設定される代わりに、予め定められた値(たとえば、0.5など)の固定値であってもよい。
利用者により少なくとも余白領域の設定が完了し、画像形成開始のスタートの指示が操作部103から得られれば(図2中のステップS203)、全体制御部101は、スキャナ部105で原稿を読み取って得た画像データ、あるいは、外部機器からの画像データについて画像形成を行うべく、給紙部30a〜30cから転写紙を給紙する(図2中のステップS204)。
転写紙が先端検知センサ82に検知されると(図2中のステップS205でY)、先端検知センサ82からの検知結果を受けた全体制御部101は、座標カウンタCount(H),Count(V)を0からカウント開始する(図2中のステップS206)。
以後、全体制御部101は、画像データに応じた書込部144での露光用光ビームによる露光の際に、この座標カウンタのカウント値を参照して、余白領域/濃度変更領域/通常濃度領域の判断を行い、露光用光ビームのパワー(露光用光ビームパワー)を制御する。
ここで、図8を参照して、転写紙の余白領域/濃度変更領域/通常濃度領域での露光用光ビームパワーの制御について説明する。この図8では、搬送方向長さLの転写紙(図8(d))における先端検知センサ82の検知結果(図8(a))、先端検知センサ82の検知結果に応じて生成される垂直同期信号V_VV(図8(b))、転写紙の主走査方向の幅に応じて生成される水平同期信号H_VV(図8(c))、を示している。
ここで、垂直同期信号の先端から垂直方向の余白領域設定値A、垂直同期信号の後端から垂直方向の余白領域設定値B、かつ、水平同期信号の一端から水平方向の余白領域設定値C、水平同期信号の他端から水平方向の余白領域設定値D、の範囲が、図9(b)のように露光用光ビームパワーを0として画像を形成しない余白領域である。なお、この余白領域は、図3(b)に該当するものである。
また、垂直同期信号の先端から垂直方向の余白領域設定値Aを除くと共に、垂直同期信号の後端から垂直方向の余白領域設定値Bを除いた範囲、かつ、水平同期信号の一端から水平方向の余白領域設定値Cを除くと共に、水平同期信号の他端から水平方向の余白領域設定値Dを除いた範囲の内側が画像領域(濃度変更領域と通常濃度領域)である。
また、垂直同期信号の先端から余白領域設定値Aと濃度変更領域設定値aとを除くと共に、垂直同期信号の後端から余白領域設定値Bと濃度変更領域設定値bとを除いた範囲、かつ、水平同期信号の一端から余白領域設定値Cと濃度変更領域設定値cとを除くと共に、水平同期信号の他端から余白領域設定値Dと濃度変更領域設定値dとを除いた範囲の内側が、図9(a)のように露光用光ビームパワーを通常通りの100%として画像濃度を変更しない通常濃度領域である。なお、この通常濃度領域は、図3(a)に該当するものである。
また、以上の余白領域の内側であって通常濃度領域の外側の領域が、図9(c)のように、露光用光ビームパワーを制限することで画像濃度を変更する濃度変更領域である。なお、この濃度変更領域は、図3(c)に該当するものである。ここで、書込部144での露光用光ビームパワーとしては、発光強度、あるいは、パルス幅変調の場合にはパルス幅により制御可能であり、一般的には図10のような特性で、露光用光ビームパワーと画像濃度とは略比例関係にある。
よって、濃度変更領域では、露光用光ビームパワーを上述した画像濃度低下率α(たとえば、0.5程度)に基づいて設定することで、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。この結果、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
なお、後述するように、ラインセンサ83などの検出結果により画像端部に汚れが発生している場合には、全体制御部101は、この濃度変更領域の設定値や露光用光ビームパワーを変更することで対応が可能である。
なお、以上の図8の各領域について、図11に示すように画像形成する際のドットに対応して座標変換を行う。ここでは、転写紙の大きさを垂直方向L’ドット・水平方向L”ドット、転写紙の一つの端部を原点(0,0)とすると、転写紙の他の端部は(L”,0)、(L”,L’)、(0,L’)とする。また、余白領域と濃度変更領域との境目の端部は、(A’,C’)、(A’,D’)、(B’,D’)、(B’,C’)、とする。また、濃度変更領域と通常濃度領域との境目の端部は、(a’,c’)、(a’,d’)、(b’,d’)、(b’,c’)、とする。
すなわち、この実施形態で転写紙が先端検知センサ82に検知されると(図2中のステップS205でY)、先端検知センサ82からの検知結果を受けた全体制御部101は、座標カウンタCount(H),Count(V)のカウントを開始して、カウント値に応じて書込を行うドットの領域判断を行う。
書込を行おうとするドットが余白領域であれば(図2中のステップS207でY)、全体制御部101は、露光用光ビームパワーを0とする(図2中のステップS208)。
書込を行おうとするドットが濃度変更領域であれば(図2中のステップS209でY)、全体制御部101は、露光用光ビームパワーを変更状態に設定する(図2中のステップS210)。
書込を行おうとするドットが余白領域でなく(図2中のステップS207でN)、濃度変更領域でもない(図2中のステップS209でN)場合は、全体制御部101は露光用光ビームパワーの変更は行わない。
そして、全体制御部101は、以上のようにして決定した露光用光ビームパワーに応じて書込、すなわち露光用光ビームによる感光体への露光を実行する(図2中のステップS211)。この後、カウンタを水平方向に+1して、1水平ライン分の書込が完了するまで(図2中のステップS213)、以上の動作(領域判断に基づく露光用光ビームパワーの設定と露光)を繰り返すよう、全体制御部101が制御を行う。
1水平ライン分の書込が完了したら(図2中のステップS213でY)、全体制御部101は、座標カウンタの水平カウント値を0に戻し、垂直方向を+1し、同様にして1水平ライン分の書込の制御を行う(図2中のステップS207〜S213)。
そして、全体制御部101は、以上の1水平ライン分の書込(図2中のステップS207〜S213)を、1頁分の全ラインについて完了するまで(図2中のステップS325)繰り返す。すなわち、書込を行うドットの位置がどの領域に属するかの判定に基づく露光用光ビームパワーの設定により、図3に示されるような書込を行う。
また、全体制御部101は、以上のように画像が形成された転写紙の端部に、搬送部材などに飛散したトナーが付着していないか、ラインセンサ83によって監視を行う。
ここで、以上のように画像が形成された転写紙の端部に、ラインセンサ83によって汚れが検出された場合に、全体制御部101は、余白領域設定もしくは濃度変更領域設定についての設定変更を促す表示を表示部110に行う。
この場合、全体制御部101は、余白領域もしくは濃度変更領域を増やすように、画像形成装置使用者に対して表示部110に表示を行う。あるいは、全体制御部101が余白領域もしくは濃度変更領域を増やすように調整を行うことについて、画像形成装置使用者に了解を求める表示を表示部110に行う。この表示に応じて画像形成装置使用者が余白領域もしくは濃度変更領域を増やしたり、全体制御部101の調整に了承することで、次の画像形成からはトナー飛散による転写紙端部の汚れが減少する。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望や通常濃度領域を最大限にしたい利用者の要望と、トナー飛散による転写紙の汚れとの調整をすることが可能になる。
また、ラインセンサ83によって転写紙の端部に汚れが検出された場合に、次の画像形成における濃度変更領域における画像濃度低下率を変更する制御を、全体制御部101が行う。この場合、全体制御部101は、濃度変更領域で画像濃度を更に低下させて、トナーを減じる方向に制御する。たとえば、濃度変更領域における画像濃度低下率αが0.5であった場合に、0.1ポイントずつ、0.4、0.3、…と、転写紙端部の汚れが発生しなくなるまで低下させていく。なお、この数値は一例であり、他の数値を用いることも可能である。このような画像濃度低下率αの変更によってトナー飛散が発生しにくくなり、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
また、ラインセンサ83によって転写紙の端部に汚れが検出された場合、検出された汚れの位置もしくは量に応じて、全体制御部101は、濃度変更領域における画像濃度低下率αを転写紙の各4辺について独立して制御することが可能である。
たとえば、転写紙搬送方向の右側の転写紙端部に汚れが発生している場合、その右側の濃度変更領域において、画像濃度低下率αを更に小さく変更する。この場合、全体制御部101は、上述したように、その汚れが発生しなくなるまで、0.5、0.4、…と低下させていく。逆に、転写紙搬送方向の左側の転写紙端部に汚れが全く発生していない場合には、その左側の濃度変更領域において、画像濃度低下率αを0.5、0.6、0.7、…のように、汚れが発生し始めるまで大きく変更することも可能である。
このように、全体制御部101は、転写紙上で検出された汚れの位置からトナー飛散の転写紙上の発生位置を推定し、この発生位置でのトナー飛散が少なくなるように、該当する濃度変更領域で画像濃度を更に低下させて、トナーを減じるよう制御する。これにより、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
実施形態により得られる効果:
以上の実施形態では、転写紙縁部において画像を形成しない余白領域に関する設定を受け付け、この設定された余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、濃度変更領域の内側を通常の画像濃度で画像形成する通常濃度領域として定め、濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で画像データに基づき画像形成すると共に、通常濃度領域では画像濃度を変更せずに画像データに基づき画像形成する制御を、全体制御部101が行う。ここで、余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、この濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で画像データに基づき画像形成するため、余白領域が小さな値に設定されて転写紙の端部のぎりぎり近くまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。また、余白領域零の設定で画像形成する場合に、従来のように搬送速度を低下させる必要はなく、通常の搬送速度で画像形成することが可能になる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
また、以上の実施形態では、余白領域として零を設定値の範囲に含む状態で設定を受け付けるため、余白領域が画像形成装置使用者によって零に設定されて、転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
また、以上の実施形態で、濃度変更領域の幅を予め定められた値としておくことで、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、予め定められた所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
また、以上の実施形態で、濃度変更領域の幅について設定を受け付けるようにすることで、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、画像形成装置使用者によって設定された所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望や、通常濃度領域を最大限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
また、以上の実施形態で、余白領域の設定値に応じて全体制御部101が濃度変更領域の幅を決定することで、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、全体制御部101によって設定された所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
また、以上の実施形態では、感光体に対して画像データに応じた露光をすることで画像を形成する画像形成装置である場合、濃度変更領域における画像濃度を低下させる制御として、感光体に対する露光の強度もしくは露光パルス幅の少なくとも一方を小さくする制御を実行することにより、濃度変更領域の濃度を適切に制御でき、画質を良好に保ちつつ、転写紙端部での汚れの発生も抑止することが可能になる。すなわち、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、画像形成装置使用者によって設定された所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御(感光体に対する露光の強度もしくは露光パルス幅の少なくとも一方を小さくする制御)によって転写紙の端部に転写されるトナーが適切に制御された状態で減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
また、以上の実施形態では、全体制御部101は、余白領域もしくは濃度変更領域についての設定の受付を、転写紙の各4辺について独立して受け付けることで、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーによって転写紙の汚れが発生しやすい部位や方向、汚れが発生しにくい部位や方向などに応じて、各部での余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能な画像形成装置を実現できる。このようにすることで、転写紙端部の汚れを抑えつつ、余白を最小限にしたい利用者の要望や、通常濃度領域を最大限にしたい利用者の要望に応えることができる。
また、以上の実施形態では、転写紙上に形成された画像を検出するラインセンサ83を備え、全体制御部101は、余白領域設定とラインセンサ83により検出された余白領域(検出余白領域)とが異なる場合に、余白領域設定と検出余白領域とが一致するように画像領域(濃度変更領域と通常濃度領域)を移動・拡大・縮小など変更するため、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまで画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、余白領域が正常な状態になるように調整され、かつ、予め定められた所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。なお、この場合、画像の移動、画像の拡大・縮小など、適切なものを選択すればよい。この場合において、左右や上下で均等でない量の違いが生じた場合、画像の中心を移動させずに画像の上下左右の何れかを広げたり縮めたりする手法と、画像の中心を移動させつつ画像の上下左右の何れかの違いを吸収する手法と、のいずれを採用してもよい。
また、以上の実施形態を、感光体に対して画像データに応じた露光をして潜像を形成し、該感光体上の潜像をトナーにより現像し、該感光体上のトナー像を転写紙に転写することで画像を形成する画像形成装置に適用することで、余白領域が零や小さい値に設定されて転写紙の端部のぎりぎりまでトナー像によって画像を形成した場合であって、転写紙走行ずれや転写紙サイズ誤差などが生じたとしても、予め定められた所定幅の濃度変更領域の濃度低下の制御によって転写紙の端部に転写されるトナーが減らされているため、装置内(転写紙外)の搬送部材などに飛散するトナーが減ることになり、転写紙端部での画像の汚れを防止できる。すなわち、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
また、以上の実施形態で、表示部110と、転写紙上に形成された画像を検出するラインセンサ83とを備え、全体制御部101は、ラインセンサ83によって転写紙の端部に汚れが検出された場合に、余白領域設定もしくは濃度変更領域設定についての設定変更を促す表示を表示部110に行う。この場合、全体制御部101は、余白領域もしくは濃度変更領域を増やすように、画像形成装置使用者に対して、表示部110に表示を行う。これにより、余白を最小限にしたい利用者の要望や通常濃度領域を最大限にしたい利用者の要望と、トナー飛散による転写紙の汚れとの調整をすることが可能になる。
また、以上の実施形態で、転写紙上に形成された画像を検出するラインセンサ83を備え、ラインセンサ83によって転写紙の端部に汚れが検出された場合に、濃度変更領域における画像濃度低下率αを小さく変更する制御を行って濃度変更領域で画像濃度を更に低下させて、トナーを減じる方向に制御することにより、トナー飛散が発生しにくくなり、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
また、以上の実施形態では、全体制御部101は、転写紙端部で検出された汚れの位置もしくは量に応じて、濃度変更領域における画像濃度低下率を、転写紙の各4辺について独立して制御する。この場合、全体制御部101は、転写紙上で検出された汚れの位置からトナー飛散の転写紙上の発生位置を推定し、この発生位置でのトナー飛散が少なくなるように、該当する濃度変更領域で画像濃度を更に低下させて、トナーを減じるよう制御する。これにより、余白を最小限にしたい利用者の要望に応えつつ、転写紙端部での汚れの発生を抑えた画像形成を実行することが可能になる。
本発明の実施形態の画像形成装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置での出力される転写紙の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作時の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作時の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作時の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作時の様子を示す説明図である。
符号の説明
82 先端検知センサ
83 ラインセンサ
100 画像形成装置
101 全体制御部
103 記憶部
105 スキャナ部
110 操作表示部
120 画像処理部
130 メモリ
140 プリントエンジン

Claims (13)

  1. 画像データに基づき画像を転写紙上に形成する画像形成装置であって、
    転写紙縁部において画像を形成しない余白領域に関する設定を受け付け、設定された前記余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、前記濃度変更領域の内側を通常の画像濃度で画像形成する通常濃度領域として定め、前記濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で前記画像データに基づき画像形成すると共に前記通常濃度領域では画像濃度を変更せずに前記画像データに基づき画像形成する制御を行う制御手段を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記余白領域として零を設定値の範囲に含む状態で設定を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記濃度変更領域の幅は予め定められた値である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記濃度変更領域の幅について設定を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記余白領域の設定値に応じて前記濃度変更領域の幅を決定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 感光体に対して画像データに応じた露光をすることで画像を形成する画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記濃度変更領域における画像濃度を低下させる制御として、前記感光体に対する露光の強度もしくは露光パルス幅の少なくとも一方を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記余白領域もしくは前記濃度変更領域についての設定の受付を、転写紙の各4辺について独立して受け付ける、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  8. 転写紙上に形成された画像を検出するセンサを備え、
    前記制御手段は、前記余白領域設定と前記センサにより検出された余白領域(検出余白領域)とが異なる場合に、前記余白領域設定と前記検出余白領域とが一致するように、前記画像領域を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 感光体に対して画像データに応じた露光をして潜像を形成し、該感光体上の潜像をトナーにより現像し、該感光体上のトナー像を転写紙に転写することで画像を形成する画像形成装置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 各種表示を行う表示部と、
    転写紙上に形成された画像を検出するセンサとを備え、
    前記制御手段は、前記センサによって前記転写紙の端部に汚れが検出された場合に、前記余白領域設定もしくは前記濃度変更領域設定についての設定変更を促す表示を前記表示部に行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 転写紙上に形成された画像を検出するセンサを備え、
    前記制御手段は、前記センサによって前記転写紙の端部に汚れが検出された場合に、前記濃度変更領域における前記画像濃度低下率を変更する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、転写紙端部において検出された汚れの位置もしくは量に応じて、前記濃度変更領域における前記画像濃度低下率を、転写紙の各4辺について独立して制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 画像データに基づき画像を転写紙上に形成する画像形成装置における画像形成方法であって、
    転写紙縁部において画像を形成しない余白領域に関する設定を受け付け、設定された前記余白領域に接する所定幅の内側を画像濃度を変更する濃度変更領域として定め、前記濃度変更領域の内側を通常の画像濃度で画像形成する通常濃度領域として定め、前記濃度変更領域では画像濃度を低下させた状態で前記画像データに基づき画像形成すると共に前記通常濃度領域では画像濃度を変更せずに前記画像データに基づき画像形成する制御を制御手段が行う、
    ことを特徴とする画像形成方法。
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