JP2003266854A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003266854A
JP2003266854A JP2002076750A JP2002076750A JP2003266854A JP 2003266854 A JP2003266854 A JP 2003266854A JP 2002076750 A JP2002076750 A JP 2002076750A JP 2002076750 A JP2002076750 A JP 2002076750A JP 2003266854 A JP2003266854 A JP 2003266854A
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JP2002076750A
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Kazunori Numao
和則 沼尾
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像出力の用途に応じたモード切替を行うこ
とにより、一方で例えば銀塩写真のプリントと同様の全
面縁ナシの画像形成を可能とするとともに、他方で例え
ば厳密なサイズの一致が要求される画像形成や余白部分
を設けて画像欠陥のない画像形成を可能とする画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 入力される第一の画像情報ID1を処理
して第二の画像情報ID2を生成する画像処理手段50
と、当該第二の画像情報に基いて記録シート上にトナー
画像を形成する画像形成手段100と、当該画像処理手
段50を制御する制御手段60とを有する画像形成装置
において、当該制御手段60は、第一の画像情報ID1
の示す画像サイズと第二の画像情報ID2の示す画像サ
イズとを変更しない第一のモードと、第一の画像情報I
D1の示す画像サイズと第二の画像情報ID2の示す画
像サイズとを変更し得る第二のモードと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を
用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式(静電転写方
式)を利用した複写機、プリンタ等の画像形成装置が広
く知られている。このような画像形成装置は用紙走行時
にスキューやレジずれが発生して用紙の先端やサイドに
画質欠陥が発生するのを防ぐために強制的に用紙の端は
画像が形成できないようにするのが一般的である。例え
ば、特開平10-23200号公報に開示されているように、画
像データに水平及び垂直マージンを示す情報を含めて用
紙の端は画像が形成できないように制御する技術が存在
する。また、特開2000-175030号公報には、複写機にお
いて原稿の寸法を読み取り装置から取得して、出力用紙
に対してあらかじめ設定されている印刷可能領域の寸法
を取得する印刷可能読みとり手段を設け、原稿の寸法に
対する印刷可能領域の寸法の比率を算出して変倍倍率を
決定する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれの技術
も更なる改善の余地がある。すなわち、特開平10-23200
号公報に記載の技術では、強制的に用紙上に余白部分が
発生し、例えばフルカラーの写真画質を得ようとした場
合、銀塩写真のプリントと比較すると違和感が発生して
しまう。
【0004】一方、特開2000-175030号公報に記載の技
術を応用して、用紙サイズと同じサイズの画像イメージ
を出力しようとすると、用紙の走行が状態によって用紙
の先後端やサイド部に画質欠陥が発生するおそれがあり
安定したプリントを提供できない。また通常の画像イメ
ージを拡大又は縮小して用紙サイズより大きくして出力
しようとした場合、例えば設計図面等のような精密な大
きさを求められるイメージを拡大又は縮小するとオリジ
ナルの寸法と異なってしまうため具合が悪い。
【0005】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、画像出力の用途に応じ
たモード切替を行うことにより、一方で例えば銀塩写真
のプリントと同様の全面縁ナシの画像形成を可能とする
とともに、他方で例えば厳密なサイズの一致が要求され
る画像形成や余白部分を設けて画像欠陥のない画像形成
を可能とする画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力される第
一の画像情報を処理して第二の画像情報を生成する画像
処理手段と、当該第二の画像情報に基いて記録シート上
にトナー画像を形成する画像形成手段と、当該画像処理
手段を制御する制御手段とを有する画像形成装置におい
て、当該制御手段は、第一の画像情報の示す画像サイズ
と第二の画像情報の示す画像サイズとを変更しない第一
のモードと、第一の画像情報の示す画像サイズと第二の
画像情報の示す画像サイズとを変更し得る(又は変更す
る)第二のモードとを備えるものである。なお、各モー
ドの選択は、ユーザがコントロールパネルなどのユーザ
インタフェイスを介して行うものでもよいし、画像形成
装置がプリンタの場合には、ユーザがプリンタドライバ
を介して行うものでもよい。さらに、画像形成装置の他
のモード(例えば、文字画像モード、写真画像モードな
ど)と連動して自動的に行われるものでもよい。
【0007】このような発明において、前記記録シート
のサイズを検知する検知手段を備え、前記制御手段は、
第一のモードにおいて、検知される記録シートのサイズ
に基いて、記録シートの端部に非画像領域が形成される
ように第二の画像情報を生成させるものでもよい。より
具体的には、前記制御手段は、第一のモードにおいて、
第一の画像情報中に記録シートの端部に対応する画像情
報が存在する場合には、当該画像情報を無効にして第二
の画像情報を生成させることができる。このように画像
形成装置を構成することで、第一のモードを選択すれ
ば、記録シートの走行不良などによる画像欠陥のない画
像形成が可能となる。なお、例えば、記録シートの周囲
数ミリ程度の枠を非画像領域とすることができる。
【0008】また、前記記録シートのサイズを検知する
検知手段を備え、前記制御手段は、第二のモードにおい
て、検知される記録シートのサイズに基いて、記録シー
トの端部に非画像領域が形成されないように第二の画像
情報を生成させるものでもよい。また、前記記録シート
のサイズを検知する検知手段を備え、前記制御手段は、
第二のモードにおいて、検知される記録シートのサイズ
に基いて、記録シートのサイズよりも第二の画像情報の
示す画像サイズの方が大きくなるように第二の画像情報
を生成させるものでもよい。このように画像形成装置を
構成することで、第二のモードを選択すれば、銀塩写真
のような全面縁ナシの画像形成が可能となる。なお、例
えば、記録シートのサイズよりも第二の画像情報の示す
画像サイズの方が数ミリ程度大きくなうように第二の画
像情報を生成することができる。
【0009】具体的には、前記制御手段は、第二のモー
ドにおいて、第一の画像情報の示す画像サイズと検知さ
れる記録シートのサイズとを比較し、第一の画像情報の
示す画像サイズが当該記録シートのサイズ以下の場合に
は、第一の画像情報を拡大処理して第二の画像情報を生
成させ、第一の画像情報の示す画像サイズが当該記録シ
ートのサイズよりも遥かに大きい場合には、第一の画像
情報を縮小処理して第二の画像情報を生成させることが
できる。
【0010】なお、記録シートのサイズを検知する検知
手段は、ユーザが記録シートのサイズを入力するユーザ
インタフェイスとして構成してもよいし、記録シートを
収容する記録シートトレイにサイズ検知センサを設け、
当該センサからの信号により記録シートのサイズを検知
する構成としてもよいし、記録シートの搬送経路上に記
録シートの有無を検知する有無検知センサを設け、当該
センサからの信号のタイミングと記録シートの搬送速度
とから記録シートのサイズを検知する構成としてもよ
い。
【0011】
【発明の実施による形態】実施例 図1は本実施例に係るタンデム型カラー複合機1の概略
構成図である。この複合機1は、装置本体100と画像
読取装置102とから構成されている。また装置本体1
00内には、画像出力部と第二定着装置101とが内蔵
されている。画像出力部は、第一定着装置15と画像形
成部(画像形成手段)とから構成されている。
【0012】画像形成部は、複数の張架ロールに張架さ
れ回転される無端状の中間転写ベルト9と、当該中間転
写ベルト9の回転方向の上流側から下流側にかけて並ん
でいるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色ト
ナー画像を形成する電子写真画像形成ユニット1Y〜K
と、中間転写ベルト9に対峙するベルトクリーニング装
置9、同じく中間転写ベルト9に対峙する二次転写ロー
ル12、普通紙(記録シート)18(S)、専用光沢紙
(記録シート)18(P)をそれぞれ収容する用紙トレ
イ17、ピックアップロール17a、搬送ロール対1
9、24、レジストロール対20、第一排出ロール対2
2、第一排出トレイ25、第二排出ロール対27、第二
排出トレイ26などを備えている。
【0013】また各電子写真画像形成ユニット1Y〜K
は、感光体ドラム2、帯電ロール3、現像装置5、一次
転写ロール6、ドラムクリーニング装置7、除電ロール
8などを備えている。
【0014】図2は、第一定着装置15の構成を説明する
ものである。この第一定着装置15は、小熱容量の定着
ロール30と、加圧ベルト31・加圧パッド32からなる加圧
ベルト式定着装置である。定着ロール30は、アルミニウ
ムからなる肉厚1.5mm、外径25mm、長さ380mmのコア30a
表面に、ゴム硬度(JIS-A)が33°のシリコーンゴムから
なる弾性体層30bを厚さ0.5mm、長さ320mmに被覆し、さ
らに弾性体層30bの表面に厚さ30μmのPFAチューブから
なる離型層30cを被覆して形成されている。定着ロール3
0の内部には、加熱源として650Wのハロゲンランプ33が
配設されており、定着ロール30の表面温度が所定の温度
(170℃)となるように内部から加熱する。
【0015】加圧ベルト31は厚さ75μm、外径30mm、長
さ330mmのポリイミドベルトの表面に、厚さ30μmのPFA
チューブからなる離型層が形成されている。加圧ベルト
31内部には、加圧ベルト31を定着ロール30に押圧しニッ
プを形成する加圧パッド32が配置されている。加圧パッ
ド32の押圧荷重は33Kgで、ニップ幅は6.5mmである。加
圧ベルト31・加圧パッド32側には熱源を持たない。
【0016】図3は、第2定着装置101の構成を説明
するものである。この第二定着装置101は、熱源を有す
る加熱定着ロール40、剥離ロール44、ステアリングロー
ル45、加熱定着ロール40および剥離ロール44とステアリ
ング45に巻き回された定着ベルト47、定着ベルト47を介
して加熱定着ロール40に押圧してニップを形成する加圧
ロール42、定着ベルト47の回転方向のニップ下流側にて
定着ベルト47を冷却する冷却器46を有し、トナーを担持
した記録シート18は、トナー画像が定着ベルト47と接す
るようにニップ部に搬送されて加熱加圧定着され、冷却
器46で定着ベルト47および記録シート18が冷却されたの
ちに、定着ベルト47と記録シート18を剥離するベルト定
着器である。
【0017】加熱定着ロール40は、熱伝導性の高い金属
製のコア40aの表面に、PFAチューブ等のフッ素樹脂層か
らなる離型層40bを形成し、コア40a中に、ハロゲンラン
プなどの加熱源41が備えられ、加熱定着ロール40の表面
温度が所定の温度になるように加熱し、定着ベルト47と
トナー像が形成された記録シート18を加熱する。加圧ロ
ール42は、熱伝導性の高い金属製のコア42aの周囲に、
ゴム硬度(JIS-A)が40°程度のシリコーンゴム等から
なる弾性体層42bを被覆し、さらにその表面PFAチューブ
等のフッ素樹脂層からなる離型層42cを形成し、コア42a
中に、ハロゲンランプなどの加熱源43が備えられ、加圧
ロール42の表面温度が所定の温度になるように加熱し、
定着時の記録シート18に圧力を印加させると同時に、記
録シート18を裏面から加熱させる。加熱定着ロール40
と加圧ロール42の構成は上述した構成に限定される物で
はなく、記録シート18上に形成されたトナー画像を、定
着ベルト47を介して記録シート18上に定着できる構成で
あれば良い。
【0018】剥離ロール44は、定着ベルト47から記録シ
ート18を記録シート18自身の剛性により剥離させる物で
あり、その外径形状(寸法)は定着ベルト47と記録シー
ト18の付着力、及び定着ベルト47の剥離ロール44への巻
き付け角度によって決定される。ステアリングロール45
は、定着ベルト47を回転させることにより発生する片寄
りによるベルト端部の破損を防止するためのものであ
り、一方の軸が固定され、他方の軸を図示しない駆動装
置により加熱定着ロール40に対して傾かせることで、定
着ベルト47が片寄った場合逆方向にベルトの進行方向を
変える役割を果たす。
【0019】冷却器46は、定着ベルト47と密着している
記録シート18を冷却するためのものであり、定着ベル
ト47の内週面で、且つ加熱定着ロール40の下流側、剥離
ロール44の上流側に配設されている。冷却器46は、加熱
定着ロール40と加圧ロール42により溶融させられた記録
シート18の表面の透明樹脂層とトナー像を冷却させ、画
像表面全体を定着ベルト47表面にならった平滑な状態で
固化させる機能を有する。
【0020】定着ベルト47は熱硬化型ポリイミド製の無
端状フィルム上に、厚さ35μmのシリコーンゴム層等を
被覆したものが用いられる。消費電力の面からはベルト
は薄いものが望ましいが、強度的な観点からポリイミド
基材は75μm以上、画質的な観点からシリコーンゴム層
は30μm以上が必要である。さらに、定着ベルト47は加
熱定着ロール40と剥離ロール44、ステアリングロール45
の間に掛け渡され、加熱定着ロール40に従動回転する。
【0021】次に、本実施例に係るカラー複合機1によ
る画像形成動作を図4〜図6を参照しつつ、通常プリン
トモード(第一のモード)と写真プリントモード(第二
のモード)とに分けて説明する。
【0022】図4は、各プリントモードを制御する制御
系を説明するブロック図である。この制御系は、カラー
複合機1の制御部(制御手段)60を中心に構成されて
おり、制御部1Cの計測対象として、複合機1に接続さ
れたパーソナルコンピュータPCや複合機1のユーザイ
ンタフェイスUIからのモード選択信号、図示しない用紙
トレイ17のサイズセンサやユーザインタフェイスUIか
らの記録シート18のサイズ信号などが挙げられる。ま
た、制御部60の制御対象として、画像処理部(画像処
理手段)50が挙げられる。
【0023】図5は、図4に示す制御系による処理の流
れを説明するフローチャートである。図6は、図4に示
す制御系による処理を模式的に示すものであり、図6
(a)が通常プリントモードの処理を、図6(b−
1)、図6(b−2)が写真プリントモードの処理をそ
れぞれ示している。
【0024】まず、ユーザインタフェイスUIやパーソ
ナルコンピュータPCにインストールされているプリン
タドライバからの指示により、画像モード(通常プリン
トモード又は写真プリントモード)が選択される(図5
のS0参照)。
【0025】○通常プリントモード 通常プリントモードが選択されると、制御部60により
まず記録シート18(この実施例では普通紙18
(S))のサイズが検知される(図5のS11参照)。
この記録シート18のサイズの検知は、用紙トレイ17
のサイズセンサやユーザインタフェイスUIからのサイ
ズ信号により行われる。
【0026】次に、縁消し処理が行われる(図5のS1
2、図6(a)矢印参照)。すなわち、パーソナルコ
ンピュータPCから送られてくるカラー画像情報や画像
読み取り装置102より読み取られたカラー原稿のカラー
画像情報(第一の画像情報)ID1等が入力されると、
入力された画像情報ID1に対して出力用紙の上下端及
びサイド部には画像を強制的に形成出来ないようにする
縁消し処理が施されている。具体的には出力する記録シ
ート18(S)のサイズに基づいて、その記録記録シー
ト18(S)の上下端及びサイド部のあらかじめ定めら
れた領域M1(例えば、記録シート18(S)の周囲数
ミリ部分)に画像イメージデータが存在する場合、強制
的にその領域M1に対応するデータをクリアして新たな
カラー画像情報(第二の画像情報)ID2(1)を得
る。なお、両カラー画像情報ID1、ID2(1)の示
す画像サイズそのものは同一である。
【0027】次に、カラー画像情報ID2(1)に基い
てプリントアウトが行われる(図5のS30、図6
(a)矢印参照)。まず、中間ベルト9への単色トナ
ー像形成の動作を電子写真画像形成ユニット1Yを代表し
て説明する。感光体ドラム2Yは、一様帯電ロール3Yによ
りその表面を負極性に一様に帯電される。次に露光器4
により(先に画像処理がなされたカラー画像情報ID2
(1)に基づいて)イエロー画像に対応する像露光がな
され、感光体ドラム2Yの表面にはイエロー画像に対応す
る静電潜像が形成される。このイエロー画像に対応する
静電潜像は現像装置5Yによってイエロートナー像とな
り、一次転写手段一部を構成する一次転写ロール6Yの圧
接力及び静電吸引によって中間ベルト9上に転写され
る。転写後の感光体ドラム2Y上に残留したイエロートナ
ーは、ドラムクリーニング装置7Yよって掻き取られる。
感光体ドラム2Yの表面は除電ロール8Yによって除電され
た後、次の画像形成サイクルのために一様帯電ロール3Y
により再び帯電される。
【0028】多色のカラー画像形成を行なうカラー複合
機1では、各電子写真画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの
相対的な位置ずれを考慮したタイミングで、上記と同様
の画像形成工程が電子写真画像形成ユニット1M,1C,1Kに
おいても行われ、中間ベルト9上にフルカラートナー像
が形成される。
【0029】中間ベルト9上に形成されたフルカラート
ナー像は、所定のタイミングで二次転写位置へと搬送さ
れる記録シート18上に、中間ベルト9を支持するバック
アップロール13と、バックアップロール13に圧接する二
次転写手段の一部を構成する二次転写ロール12の圧接力
及び静電吸引によって転写される。
【0030】記録シート18は、カラー複合機1の下部
に配置された記録媒体収容部としての給紙カセット17か
ら、所定のサイズのものがフィードロール17aによって
給紙される。ここで、通常プリントモードでは、記録シ
ート18として普通紙18(S)が給紙される。給紙さ
れた記録シート18は、複数の搬送ロー19及びレジスト
ロール20によって、所定のタイミングで中間ベルト9の
二次転写位置まで搬送される。そして、記録シート18
には、上述したように、二次転写手段としてのバックア
ップロール13と二次転写ロール12とによって、中間ベル
ト9上からフルカラートナー像が一括して転写される。
【0031】また、中間ベルト9上からフルカラートナ
ー像が転写された記録シート18は、中間ベルト9から分
離された後、二次転写手段の上部に配設された第一定着
装置15へと搬送され、この第一定着装置15によって熱及
び圧力でトナー像が記録シート18上に一次定着され
る。また、二次転写手段により記録シート18上に転写
できなかった中間ベルト9上の残トナーは、そのまま中
間ベルト9上に乗った状態で中間転写体クリーニング装
置14まで搬送され、クリーニング手段14により、中間ベ
ルト9上から除去される。
【0032】通常プリントモードでは、搬送方向切替ゲ
ート16の方向が制御されて搬送方向が第一記録媒体排
出口21側に切り替えられ、排出ロール22によって普通紙
モード用排紙トレイ25上に、画像形成面が上向きに排出
される。そして、排出された記録シート18(S)の端
部にはトナー画像TIが形成されていない(図6(a)
の矢印参照)。
【0033】ここで、記録シート18(S)の端部にト
ナー画像TIが形成されないため、記録シート18
(S)の走行時にスキューやレジずれが発生しても、記
録シート18(S)の上下端及びサイド部に画質欠陥が
発生するのを防止することができる。また、パーソナル
コンピュータPCから送られてくるカラー画像情報や画
像読み取り装置102より読み取られたカラー原稿のカラ
ー画像情報(第一の画像情報)ID1は画像処理されて
画像情報ID2(1)となってもその倍率が変更されな
いため、カラー画像情報ID1の示すサイズに忠実なサ
イズのトナー画像TIが得られ、設計図面など、サイズ
の厳密性が要求されるプリントに好適である。
【0034】○写真プリントモード 次に、写真プリントモードにおける画像出力について通
常プリントモードとの相違点を中心に説明する。写真プ
リントモードが選択されると、制御部60により画像イ
メージサイズが検知される(図5のS21参照)。すな
わち、パーソナルコンピュータPCから送られてくるカ
ラー画像情報や画像読み取り装置102より読み取られた
カラー原稿のカラー画像情報(第一の画像情報)ID1
を解釈してそのサイズを検知する。
【0035】次に、制御部60により記録シート18
(この実施例では専用光沢紙18(P))のサイズが検
知される(図5のS22参照)。この記録シート18の
サイズの検知は、用紙トレイ17のサイズセンサやユー
ザインタフェイスUIからのサイズ信号により行われ
る。
【0036】次に、画像イメージサイズの変更が行われ
る(図5のS23、図6(b−1)(b−2)矢印参
照)。すなわち、パーソナルコンピュータPCから送ら
れてくるカラー画像情報や画像読み取り装置102より読
み取られたカラー原稿のカラー画像情報ID1を、出力
される記録シート18(P)のサイズよりも若干大きめ
(例えば、記録シート18(P)よりも数ミリ大きめ)
に拡大又は縮小する。具体的にはカラー画像情報ID1
の示す画像サイズが記録シート18(P)のサイズと同
一又は小さい場合には、そのカラー画像情報ID1を拡
大処理して新たなカラー画像情報ID2(2)を得る
(図6(b−1)の矢印参照)。反対に、カラー画像
情報ID1の示す画像サイズが記録シート18(P)の
サイズよりもかなり大きい場合には、そのカラー画像情
報ID1を縮小処理して新たなカラー画像情報ID2
(2)を得る(図6(b−2)の矢印参照)。なお、
両カラー画像情報ID1、ID2(1)の示す画像サイ
ズは一般に異なる。
【0037】次に、得られたカラー画像情報ID2
(2)に基いてプリントアウトが行われる(図5のS3
0、図6(b−1)(b−2)矢印参照)。
【0038】中間転写ベルト9へのフルカラートナー画
像の形成についていは通常プリントモードと同様に行わ
れる。一方、給紙カセット17から、所定のサイズのもの
がフィードロール17aによって給紙される際、写真プリ
ントモードでは、記録シート18として専用光沢紙18
(P)が給紙される。この専用光沢紙18(P)は、基材
の片面(表面)に、ポリエステル等からなる熱可塑性樹
脂を主成分としたものを、厚さ5〜20μmの範囲で、例え
ば10μmの厚さに被覆した透明な受像層(透明樹脂層)
を設けたものである。
【0039】給紙された記録シート18(P)は、同様
にフルカラートナー像が一括して二次転写され、一次定
着される。ここで写真プリントモードでは、制御部1C
により搬送方向切替ゲート16の方向が制御されて搬送
方向が第二定着装置101側に切り替えられ、搬送ロール2
4によって第二定着装置101側に搬送される。
【0040】第二定着装置101の加熱定着ロール40に巻
き付けれられた定着ベルト47と加圧ロール42により専用
光沢紙18(P)上のトナー49が専用光沢紙18(P)表
面の透明樹脂層内部に埋め込まれ、定着ベルト47に密着
した状態で搬送、冷却器46により所定の温度で冷却され
たのちに、剥離ロール44部で定着ベルト47から記録シー
ト18が剥離し、排出ロール48によって写真プリントモ
ード用排紙トレイ26上に、画像形成面が下向きに排出さ
れる。
【0041】ここで、中間転写ベルト9上に形成される
フルカラートナー画像TIのサイズは、専用光沢紙18
(P)のサイズよりも若干(上下左右に各数ミリ、図6
(b−1)(b−2)のM2)大きいため、専用光沢紙
18(P)にはその全面にフルカラートナー画像TIが
形成され、銀塩写真のプリントと同様の全面縁ナシの画
像形成が行われる。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画像出力の用途に応じたモード切替を行うことに
より、一方で例えば銀塩写真のプリントと同様の全面縁
ナシの画像形成を可能とするとともに、他方で例えば厳
密なサイズの一致が要求される画像形成や余白部分を設
けて画像欠陥のない画像形成を可能とする画像形成装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置
の断面概略図である。
【図2】図2は、図1に示した画像形成装置の第一定着
装置の断面概略図である。
【図3】図3は、図1に示した画像形成装置の第二定着
装置の断面概略図である。
【図4】図4は、図1に示した画像形成装置の画像処理
モードを制御する制御系を説明するブロック図である。
【図5】図5は、図4に示した制御系の動作の流れを説
明するフローチャートである。
【図6】図6は、図4に示した制御系の動作を模式的に
説明するものである
【符号の説明】
1…複合機(画像形成装置)、100…装置本体(画像
形成手段)、50…画像処理部(画像処理手段)、60
…制御部(制御手段)、102…画像読取装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される第一の画像情報を処理して第
    二の画像情報を生成する画像処理手段と、当該第二の画
    像情報に基いて記録シート上にトナー画像を形成する画
    像形成手段と、当該画像処理手段を制御する制御手段と
    を有する画像形成装置において、 当該制御手段は、 第一の画像情報の示す画像サイズと第二の画像情報の示
    す画像サイズとを変更しない第一のモードと、 第一の画像情報の示す画像サイズと第二の画像情報の示
    す画像サイズとを変更し得る第二のモードと、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記記録シートのサイズを検知する検知
    手段を備え、 前記制御手段は、 第一のモードにおいて、検知される記録シートのサイズ
    に基いて、記録シートの端部に非画像領域が形成される
    ように第二の画像情報を生成させる請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記録シートのサイズを検知する検知
    手段を備え、 前記制御手段は、 第二のモードにおいて、検知される記録シートのサイズ
    に基いて、記録シートの端部に非画像領域が形成されな
    いように第二の画像情報を生成させる請求項1又は2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記録シートのサイズを検知する検知
    手段を備え、 前記制御手段は、 第二のモードにおいて、検知される記録シートのサイズ
    に基いて、記録シートのサイズよりも第二の画像情報の
    示す画像サイズの方が大きくなるように第二の画像情報
    を生成させる請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8049931B2 (en) 2007-01-12 2011-11-01 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and image forming method for setting a margin region, a density change region, and regular density region

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