JP4923299B2 - 変動残り回数を計算する遊技機情報収集装置 - Google Patents

変動残り回数を計算する遊技機情報収集装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機に代表される遊技機から情報を収集する装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
最初に、本発明の背景を整理しておく。
(背景1)遊技機は、始動入賞口に入賞し易過ぎても入賞し難過ぎても不適当であり、適度な始動入賞口への入賞率に調整しておく必要がある。通常、遊技場には多数の遊技機が設置されている。そこで、始動入賞口への入賞率の調整作業に必要な指標を得るために、多数の遊技機から始動入賞口への入賞率に関する情報を収集して記憶する遊技機情報収集装置が用いられる。
(背景2)遊技機情報収集装置は、遊技機ごとに、現在利用されているか否か、営業開始時からの累積遊技球数(アウト数)、累積賞品球数(セーフ数)等、遊技場の管理及び/又は経営に有用な情報、あるいは、最近では、遊技者の参考に供するための情報を収集して記憶していく。
(背景3)遊技機の中には、始動入賞口に入賞したことを条件として図柄表示装置が変動を開始して停止し、停止図柄が特定図柄となったときに特別入賞状態に切り換わるタイプが存在する。通常、図柄表示装置は所定時間のあいだ変動して停止する。このために、変動中に始動入賞口に入賞することがあり、この場合には、変動停止後に再度変動を開始する。例えば、変動期間中に始動入賞口に3球が入賞すると、入賞時の変動が停止した後に、図柄表示装置が変動を再開して停止するサイクルが3サイクル繰り返される。この場合、始動入賞タイミングと変動開始タイミングがずれる。ずれることはあっても、始動入賞しなけば図柄変動は開始されない。この関係を記述するために、本明細書では、「始動入賞口に入賞したときに図柄表示装置が変動を開始する」とは表現せず、「始動入賞口に入賞したことを条件として図柄表示装置が変動を開始する」と表現する。
(背景4)図柄変動期間中に始動入賞口に入賞すると、遊技機は、入賞時の図柄変動動作が停止した後に繰り返すサイクル数を記憶する。これをこの明細書では「変動残り回数」という。先に例示した例、即ち、図柄変動期間中に始動入賞口に3球が入賞した場合、入賞時の図柄変動が停止したときの変動残り回数は3回と記憶される。
(背景5)多くの遊技機は、変動残り回数に上限回数を設け、変動残り回数が上限回数に等しい間に始動入賞口に入賞したものについては図柄表示装置の変動の契機としない。いわゆるオーバーフロー処理であり、オーバーフロー処理した始動入賞は、図柄表示装置の変動を開始させる条件とはされない。
(背景6)遊技者はオーバーフロー処理を好まず、オーバーフローとなる場合には遊技球を打ちひかえることが多く、これが実質的な稼働率の低下をもたらしている。
(背景7)図柄表示装置の変動停止図柄が特定図柄(いわゆる当たり図柄)となったときに、特別入賞状態、例えば大入賞口をあけて入賞しやすい状態に切り換える遊技機が存在する。
(背景8)遊技機の始動入賞口への入賞率の調整にあたっては、平均して何球遊技した時に変動を開始するのか、あるいは、平均して何分遊技した時に変動を開始するのかといった情報が必要とされる。
この場合、重要なのは、特別入賞状態での情報でなく、普通の状態での変動開始回数ないしは変動開始のし易さの情報である。
(背景9)特別入賞状態の間は図柄変動が停止されていることが多いことから、特別入賞状態の終了時には変動残り回数が上限回数に等しくなっていることが多い。
このために、特別入賞状態の終了時以降に、図柄表示装置が上限回数だけ、変動の開始と停止のサイクルを繰り返すことが多い。例えば、特別入賞状態開始時の変動残り回数が2回であり、上限回数が5回である場合、特別入賞状態の間に変動残り回数が増加して上限回数となることが多い。特別入賞状態の終了後に、図柄変動の開始と停止のサイクルが上限回数だけ繰り返され、繰り返されるたびに変動残り回数が減っていく。変動残り回数が、特別入賞状態開始時の変動残り回数に等しくなったときに、特別入賞状態中に変動残り回数が増加した影響が解消する。この明細書では、解消した後を「通常状態」といい、解消するまでの間を「消化状態」という。通常の遊技機は、特別入賞状態から消化状態をへて通常状態に復帰する。
【0003】
【従来の技術】
遊技機の始動入賞口への入賞率の調整には、通常状態(ここでいう通常状態には消化状態を含まない)において、平均して何球遊技した時に変動を開始するのか、あるいは、平均して何分遊技した時に変動を開始するのかという情報が重要である。
現在の遊技機情報収集装置は、変動残り回数を計算しない。代りに、特別入賞状態の終了時から、図柄変動の開始と停止のサイクルを上限回数だけ繰り返すのに要する時間が経過するまでを消化状態とし、特別入賞状態と消化状態以外での変動開始回数をカウントすることによって、通常状態では平均して何球遊技した時に変動を開始するのか、あるいは、平均して何分遊技した時に変動を開始するのかという情報を収集している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技機情報収集装置では、変動残り回数を計算しないために、消化状態にある期間を仮定する他はなく、上記の処理を行なっている。
しかしながら、この仮定は種々の場合に成立しない。例えば、特別入賞状態開始時の変動残り回数がゼロでなければ、この仮定は成立しない。大きな上限回数が設定されている遊技機の場合には、特別入賞状態終了時の変動残り回数が上限回数に満たないことがある。この場合にも仮定は成立しない。特別入賞状態終了時の変動残り回数が上限回数に等しいと仮定することが事実上許される遊技機であっても、1回あたりの図柄変動時間が不規則に変化する場合には、固定時間方式で対応することができない。
さりとて、特別入賞状態とそれ以外の状態(消化状態と通常状態を含む)ごとに、始動入賞数をカウントしてみても、特別入賞状態以外での変動開始回数をカウントすることができない。変動残り回数が上限回数以上のときに始動入賞口に入賞することがあることから、始動入賞数と変動開始回数は一致しないからである。
【0005】
本発明は、特別入賞状態でもなく消化状態でもない状態、即ち、ここでいう通常状態で、平均して何球遊技した時に変動を開始するのか、あるいは、平均して何分遊技した時に変動を開始するのかという情報を収集することができる遊技機情報収集装置を実現する。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用と効果】
本発明の一つの遊技機情報収集装置は、始動入賞口に入賞したことを条件として図柄表示装置が変動を開始して停止し、停止図柄が特定図柄となったときに特別入賞状態に切り換わる遊技機から情報を収集する装置であり、遊技機から出力される信号を使って変動残り回数を計算して記憶する。具体的には、この装置は、始動入賞口に入賞した時に遊技機から出力されるパルス信号をカウントして始動入賞口に入賞した回数(始動入賞数)を特定する。そして、図柄表示装置の変動開始時又は変動停止時に遊技機から出力される信号をカウントして変動が開始された回数(変動開始回数)を特定する。そして、始動入賞数から変動開始回数を減じる演算を行って変動残り回数を求め、得られた変動残り回数を記憶する。
遊技機情報収集装置が変動残り回数を計算して収集していると、特別入賞状態開始時の変動残り回数を知ることができ、従って、特別入賞状態終了後の変動残り回数が特別入賞状態開始時の変動残り回数に等しくなったタイミング(消化状態の終了タイミング)を知ることができ、通常状態で、平均して何球遊技した時に変動を開始するのか、あるいは、平均して何分遊技した時に変動を開始するのかという情報を収集することができる。
この情報収集装置によると、特別入賞状態終了後の変動残り回数が特別入賞状態開始時の変動残り回数に等しくなったタイミングを知ることができる他、特別入賞状態終了後の変動残り回数がゼロとなったタイミングをも知ることができ、遊技場の管理に有用な情報を得ることができる。
【0007】
本発明の他の一つの遊技機情報収集装置は、始動入賞口に入賞したことを条件として図柄表示装置が変動を開始して停止し、停止図柄が特定図柄となったときに特別入賞状態に切り換わるとともに、始動入賞口に入賞した回数(始動入賞数変動が開始された回数(変動開始回数)との差が上限回数以上の間に始動入賞口に入賞しても図柄表示装置を変動させない遊技機から情報を収集する装置であり、遊技機から出力される信号を使って上限回数によって修整された変動残り回数を計算して記憶する。具体的には、この装置は、始動入賞口に入賞した時に遊技機から出力されるパルス信号(始動入賞パルス信号)をカウントして始動入賞数を特定する。そして、図柄表示装置の変動開始時又は変動停止時に遊技機から出力される信号をカウントして変動開始回数を特定する。そして、始動入賞数から変動開始回数を減じた値が前記上限回数以上のときに遊技機から出力された始動入賞パルス信号をカウントし、そのカウント数をオーバーフロー回数として特定する。そして、始動入賞数から変動開始回数とオーバーフロー回数を減じる演算を行って修整変動残り回数を求め、得られた修整変動残り回数を記憶する。
この情報収集装置によると、上限回数によって変動残り回数が修整ないし規制されるタイプの遊技機から、上限回数によって修整ないし規制された変動残り回数を収集することができ、通常状態で、平均して何球遊技した時に変動を開始するのか、あるいは、平均して何分遊技した時に変動を開始するのかという情報を収集することができる。
この情報収集装置によると、特別入賞状態終了後の変動残り回数が特別入賞状態開始時の変動残り回数に等しくなったタイミングを知ることができる他、特別入賞状態終了後の変動残り回数がゼロとなったタイミングをも知ることができ、遊技場の管理に有用な情報を得ることができる。
【0008】
本発明の他の一つの遊技機情報収集装置は、始動入賞口に入賞したことを条件として図柄表示装置が変動を開始して停止し、停止図柄が特定図柄となったときに特別入賞状態に切り換わるとともに、始動入賞口に入賞した回数(始動入賞数変動が開始された回数(変動開始回数)との差が上限回数以上の間に始動入賞口に入賞しても図柄表示装置を変動させない遊技機から情報を収集する装置である。この装置は、始動入賞口に入賞した時に遊技機から出力されるパルス信号をカウントして始動入賞数を特定する。そして、図柄表示装置の変動開始時又は変動停止時に遊技機から出力される信号をカウントして変動開始回数を特定する。そして、始動入賞数から変動開始回数を減じる演算を行って変動残り回数を求め、得られた変動残り回数を記憶する。なお、始動入賞数と変動開始回数との差が上限回数以上の間に始動入賞口に入賞しても図柄表示装置を変動させない遊技機における上記の変動残り回数(上限回数によって修整されない変動残り回数)を、以下、仮想的変動残り回数と称する場合がある。
この情報収集装置によると、実際には上限回数によって変動残り回数が修整される遊技機において、上限回数によって修整されない場合の仮想的変動残り回数が計算されて収集される。
上限回数によって修整されない場合の仮想的変動残り回数が収集されると、遊技場の管理者はこの仮想的変動残り回数に応じて遊技者に利益を与えることが可能となり、背景6で指摘した稼働率の低下を防止するための対策を講じることが可能となる。例えば、実際の変動残り回数は上限回数で規制されてオーバーフローしていても、仮想的変動残り回数がある回数に達したときに遊技者に利益が与えられることが判っていれば、遊技者はオーバーフローになっても遊技球を打ちひかえることがなくなり、実質的稼働率の低下を防止することができる。
遊技者に与える利益には、例えば、貯玉サーバに記憶されてその遊技者の貯玉数を増加させるサービス、遊技球貸し出し料金のディスカウントサービス、再プレイ手数料のディスカウントサービス等が挙げられる。
【0009】
本発明の一つの遊技機情報収集装置は、遊技機から始動入賞口に入賞した時に出力される信号と、遊技機から変動開始及び/又は変動停止時に出力される信号を入力して、変動残り回数を計算して記憶する。
この場合、始動入賞口に入賞した時に遊技機から出力される信号から、始動入賞数を計算することができる。また、変動開始及び/又は変動停止時に遊技機から出力される信号から、変動開始回数を計算することができる。このために、遊技機情報収集装置は、始動入賞数から変動開始回数を減じることによって、変動残り回数を計算して収集することができる。
このために、特別入賞状態開始時の変動残り回数や、消化状態の終了タイミング等を知ることができ、通常状態で、平均して何球遊技した時に変動を開始するのか、あるいは、平均して何分遊技した時に変動を開始するのかという情報を収集することができる。
【0010】
本発明の他の一つの遊技機情報収集装置は、変動残り回数が上限回数によって規制されている遊技機から情報を収集する装置であり、記憶されている上限回数と、遊技機から始動入賞口に入賞した時に出力される信号と、遊技機から変動開始及び/又は変動停止時に出力される信号とから、前記上限回数によって修整された変動残り回数を計算して記憶する。
始動入賞数から変動開始回数を減じることによって修整される前の変動残り回数が計算され、これを上限回数と比較して処理することによって、上限回数によって修整された変動残り回数を計算して収集することができる。
このために、特別入賞状態開始時の変動残り回数や、消化状態の終了タイミング等を知ることができ、通常状態で、平均して何球遊技した時に変動を開始するのか、あるいは、平均して何分遊技した時に変動を開始するのかという情報を収集することができる。
【0011】
本発明の他の一つの遊技機情報収集装置は、変動残り回数が上限回数によって規制されている遊技機から情報を収集する装置であり、遊技機から始動入賞口に入賞した時に出力される信号と、遊技機から変動開始及び/又は変動停止時に出力される信号から、前記上限回数によって修整されない仮想的変動残り回数を計算して記憶する。
この情報収集装置によると、実際には上限回数によって変動残り回数が修整される遊技機から出力される情報から、上限回数によって修整されない場合の仮想的変動残り回数が計算されて収集される。
このために、背景6で指摘した稼働率の低下を防止するために必要な対策を講じることが可能となる。
【0012】
本発明の他の一つの遊技機情報収集装置は、変動残り回数が上限回数によって規制されている遊技機から情報を収集する装置であり、遊技機から始動入賞口に入賞した時に出力される信号と、遊技機から変動開始及び/又は変動停止時に出力される信号を入力して、変動開始及び/又は変動停止時に出力される信号の時間間隔が所定時間以上に離れたときに上限回数を推論する手段を有する。
この装置によると、計算上の変動残り回数と実際の変動開始回数の関係から、遊技機ごとの上限回数が推論されるために、遊技機ごとの上限回数を予め遊技機情報収集装置にティーチングしておく必要が無くなる。従ってティーチングミスは生じない。また、上限回数が条件に応じて変動する場合には、その変動に応じて遊技機情報収集装置にティーチングしなおす必要が無くなる。
【0013】
遊技機から変動残り回数を出力するようにし、遊技機から出力される変動残り回数情報を遊技機情報収集装置で収集して記憶することもできる。
この場合、特別入賞状態開始時の変動残り回数や、消化状態の終了タイミング等を直ちに知ることができ、通常状態で、平均して何球遊技した時に変動を開始するのか、あるいは、平均して何分遊技した時に変動を開始するのかという情報を簡単に収集することができる。
【0014】
前記した各種の遊技機情報収集装置の場合、特別入賞状態に切り換わった時の変動残り回数(即ち、特別入賞状態開始時の変動残り回数)を記憶する手段を有することが好ましい。さらに、特別入賞状態が終了した後の変動残り回数を監視し、監視された変動残り回数が記憶されている変動残り回数に等しくなったタイミング(消化状態の終了タイミング)を検出する手段を有することが好ましい。
この場合、特別入賞状態から消化状態をへて通常状態に復帰する状態の変化タイミングを正確に検出することができる。
【0015】
特別入賞状態に切り換わった時から前記タイミングまでの期間以外(即ち、ここでいう通常状態の期間)での変動開始回数を記憶することが好ましい。
この場合、特別入賞状態かでもなく消化状態でもない状態での変動開始回数が記憶される。
【0016】
前記期間以外(即ち、通常状態の期間)でのアウト数を記憶し、前記期間以外でのアウト数と変動開始回数の比を計算する手段、あるいは、前記期間以外での経過時間を記憶し、前記期間以外での経過時間と変動開始回数の比を計算することが好ましい。
この場合、特別入賞状態でもなく消化状態でもない状態(ここでいう通常状態)での、単位アウト数あたりの変動開始回数、あるいは、単位時間あたりの変動開始回数を収集して記憶することができ、遊技機の調整に直接参考となる情報が収集される。
【0017】
上限回数で修整されない仮想的変動残り回数を計算して収集する場合、所定回数を超えたときに遊技者に利益を与える処理を実行する手段が付加されていることが好ましい。
例えば、遊技機情報収集装置が、貯玉サーバに信号を出力して貯玉サーバに記憶されてその遊技者の貯玉数を増加させる処理、その遊技者が貯玉サーバに記憶されて遊技球を使用して再プレイする場合に貯玉サーバの記憶数から減じる数(手数料に相当)を小さく修整する処理を実行する。遊技機情報収集装置が、遊技球貸出機に信号を送って、所定数の遊技球を余分に貸し出すように指示する信号を送ることもできる。
上限回数で修整された変動残り回数が計算して収集される場合、上限回数が大きく設定されることがあり、この場合には変動残り回数が所定回数を超えたときに遊技者に利益を与える処理を実行する手段が付加されていることが好ましい。利益を与える処理は前記したものが流用できる。
修整されない仮想的変動残り回数あるいは修整された変動残り回数が計算して収集されると、遊技場の稼働率を維持するために必要な情報が収集される。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、一島分の遊技機群14,16,18,20,22,24,44,46,48,50,52,54と、その遊技機群から情報を収集する遊技機情報収集装置60を示す。図中の2は、賞品球(セーフ球)の補給装置を示し、遊技機から賞品球が払い出されて遊技機内の賞品球がすくなるたびに賞品球を補給する。遊技機14に補給された賞品球はセーフ球メータ4でカウントされる。セーフ球メータ4は、賞品球を10個補給するたびに1パルスを出力する。他の遊技機についても同様であり、例えば、遊技機16に補給された賞品球はセーフ球メータ6でカウントされる。表側の遊技機群44,46,48,50,52,54に対しても同様の補給装置とセーフ球メータ群が設置されているが、明瞭化のために図示省略している。図中32は、遊技球(アウト球)の回収装置を示し、遊技機で遊技された遊技球を回収する。遊技機14から回収された遊技球はアウト球メータ34でカウントされる。アウト球メータ34は、遊技球を10個回収するたびに1パルスを出力する。他の遊技機についても同様であり、例えば、遊技機16から回収された遊技球はアウト球メータ36でカウントされる。表側の遊技機群44,46,48,50,52,54に対しても同様の回収装置とアウト球メータ群が設置されているが、明瞭化のために図示省略している。
【0019】
図中26,28,30,38,40,42は台ユニットであり、この場合、2台の遊技機について1台の台ユニットが利用されている。図中56は島ユニットであり、島毎に1台が利用される。図1では島内の遊技機数が少なく図示され、また一つの島しか図示されていないが、実際には、複数の島が存在し、島内の遊技機数はもっと多い。図示58はホールコンピュータであり、遊技場毎に1台設置されている。
【0020】
2台遊技機14,16と、2台のセーフ球メータ4,6と、2台のアウト球メータ34,36が台ユニット20に接続されている。その他の遊技機も同様であり、2台遊技機と2台のセーフ球メータと2台のアウト球メータが1台の台ユニットに接続されている。島内のすべての台ユニット26,28,30,38,40,42は島ユニット56に接続され、島ユニット56はホールコンピュータ58に接続されている。実際には、複数の島ユニット56が1台のホールコンピュータ58に接続されている。
台ユニット26,28,30,38,40,42と、島ユニット56と、ホールコンピュータ58と、それらを接続するケーブル群によって、遊技機情報収集装置60が構成されている。
【0021】
図2に示すように、遊技機14は台ユニット26に、始動入賞パルス(始動入賞口に遊技球が入賞したときに1パルス出力される)、変動開始パルス(図柄変動開始時に1パルス出力される)、特賞フラッグ(特別入賞状態の間はハイであり、特別入賞状態以外の状態、即ち、通常状態と消化状態の間はローである)、確率変動フラッグ(確率変動状態であるか否かを示すハイ/ローの信号)を出力する。また、補給設備(具体的にはセーフ球補給設備2とアウト球回収設備32)は、セーフ球メータ群とアウト球メータ群から、台ユニット26に、セーフ球数を示す信号(賞品球を10個供給するたびに1パルス出力される)と、アウト球数を示す信号(遊技球を10個回収するたびに1パルス出力される)を出力する。
【0022】
台ユニット26は、収集した情報を、いずれの遊技機からの情報であるかを示す信号と組み合わせて島ユニット56に出力し、島56ユニットは、台ユニット26,28,30,38,40,42から収集した情報を、いずれの遊技機からの情報であるかを示す信号と組み合わせてホールコンピュータ58に出力する。
ホールコンピュータ58は、遊技機ごとに、始動入賞口に遊技球が入賞したタイミング、図柄変動が開始したタイミング、特別入賞状態の開始タイミング、特別入賞状態の終了タイミング、高確率状態の開始タイミング、高確率状態の終了タイミング、セーフ球数、並びに、アウト球数を収集して記憶する。
【0023】
(上限回数を有しない遊技機に対する変動残り回数の計算)
ホールコンピュータ58は、遊技機毎に、変動残り回数を計算して記憶する。最初に、上限回数を有しない遊技機に対する計算を説明する。
図3は、上限回数を有しない遊技機に生じる事象を示し、始動入賞口に遊技球が入賞するたびに始動入賞パルスが出力される。遊技機は、始動入賞口に入賞したことを条件として図柄表示装置の変動を開始させ、所定時間後に図柄変動を停止させる。遊技機は、始動入賞パルス数をカウントして始動入賞数を計算し、図柄表示装置の変動開始回数をカウントして変動開始回数を計算し、前者から後者を減じて変動残り回数を求め、変動残り回数がゼロとなるまで、図柄表示装置に対して図柄変動を開始させて所定時間後に停止させるサイクルのための処理を繰り返し実行させる。この結果、図3に例示するように、高頻度で始動入賞口に入賞すると、その入賞個数分だけ、図柄表示装置は変動を開始して所定時間後に停止するサイクルを繰り返す。遊技機は、図柄表示装置が変動を開始するたびに、変動開始パルスを台ユニットに出力する。
ホールコンピュータ58は、遊技機から台ユニットに出力される始動入賞パルスと変動開始パルスから、変動残り回数を計算する。
即ち、始動入賞パルス数をカウントして始動入賞数の累計を計算する。このようにして計算される始動入賞数の累計の変化が図3の(1)に示される。また、変動開始パルス数をカウントして変動開始回数の累計を計算する。このようにして計算される変動開始回数の累計の変化が図3の(2)に示される。ホールコンピュータ58は、始動入賞回数の累計から変動開始回数の累計を減じて、変動残り回数を計算する。このようにして計算される変動残り回数の変化が図3の(3)に示される。この場合、変動残り回数に上限回数が設定されていないために、始動入賞回数の累計から変動開始回数の累計を減じた回数が変動残り回数に等しい。
【0024】
ホールコンピュータ58は、上限回数を有しない遊技機に対しては、始動入賞回数の累計から変動開始回数の累計を減じることによって変動残り回数を計算しているために、その遊技機が特別入賞状態に切り換わった時の変動残り回数を記憶しておくことができ、特別入賞状態終了後の変動残り回数が特別入賞状態開始時の変動残り回数に等しくなったタイミング、即ち、消化状態の終了タイミングを正しく検出することができる。
【0025】
(上限回数を有する遊技機に対する変動残り回数の計算)
ホールコンピュータ58は、上限回数を有する遊技機に対しては、下記の計算によって変動残り回数を計算する。
図4は、上限回数を有する遊技機に生じる事象を示し、遊技機は、始動入賞口に入賞したことを条件として図柄表示装置の変動を開始させ、所定時間後に図柄変動を停止させる。始動入賞数と変動開始回数の差が上限回数以上の間に始動入賞口に入賞しても図柄表示装置を変動させない。図4は、上限回数が3回の場合を例示しており、図示の74と80は、変動残り回数の差が上限回数に達している間に入賞したものであることから図柄表示装置を変動させない。
【0026】
遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞するたびに始動入賞パルスを出力する。また、図柄表示装置が図柄変動を開始するたびに変動開始パルスを台ユニットに出力する。
ホールコンピュータ58は、遊技機から台ユニットに出力される始動入賞パルスと変動開始パルスから、変動残り回数を計算する。即ち、始動入賞パルス数をカウントして始動入賞数の累計を計算する。計算される始動入賞数の累計の変化が図4の(1)に示される。また、変動開始パルス数をカウントして変動開始回数の累計を計算する。計算される変動開始回数の累計の変化が図4の(2)に示される。ホールコンピュータ58は、始動開始回数の累計から変動開始回数の累計を減じて、仮想上の変動残り回数を計算する。このようにして計算される仮想的変動残り回数の変化が図4の(3)に示される。しかしながら、この遊技機は、変動残り回数に上限回数(この場合3回)を有し、変動残り回数が上限回数に至っているときに入賞した始動入賞については変動残り回数を増加させない。これに対応して、ホールコンピュータ58は、上限回数を有する遊技機に対しては、(3)に示される仮想的変動残り回数が上限回数に至っているときに受信した始動入賞パルスの受信時については、(5)欄に示すオーバーフロー数をインクリメントさせる。そして(1)の始動入賞数の累計から(2)の変動開始回数の累計と(5)のオーバーフローの累計を引き算することによって(4)欄に示す実際の変動残り回数を計算する。この結果が(4)に示される。
【0027】
この場合、ホールコンピュータ58は、(4)の実際の変動残り回数と、(3)の仮想的変動残り回数を計算して収集する。
この場合、特別入賞状態に切り換わった時の変動残り回数を記憶しておく処理では実際の変動残り回数し、特別入賞状態終了後の実際の変動残り回数が特別入賞状態開始時の実際の変動残り回数に等しくなったタイミングを検出することによって消化状態の終了タイミングを検出する。
【0028】
また、ホールコンピュータ58で計算される(3)の仮想的変動残り回数が、所定回数(上限回数よりも大きい)に達したときに、ホールコンピュータ58は、貯玉サーバに記憶しているその遊技者の持玉数を所定数だけ増やす処理を実行して遊技者に利益を与える。遊技者はオーバーフローになっても、仮想的変動残り回数が所定回数に達したときに利益が与えられることが判っていれるために、遊技球を打ちひかえることがなくなり、実質的稼働率の低下を防止することができる。
【0029】
この他、仮想的変動残り回数に応じて、ホールコンピュータ58が再プレイ時に減じる手数料に相当する玉数を減じる処理をしたり、あるいは、遊技球貸出装置に対しておまけ球を追加して貸し出す処理を実行させる。
ホールコンピュータ58は、利益を与える処理を直接に実行する代わりに、音声放送装置やランプや表示盤や情報端末に、特定の遊技機の遊技者が仮想的変動残り回数が所定回数に達するまで遊技しつづけたことを報知する。この報知によって、遊技場管理者が遊技者に利益を与えることもできる。この場合の利益には、遊技に有用な情報ディスプレイの参照を許可することや、飲食物や景品等の物品の提供が挙げられる。
【0030】
(情報収集装置に上限回数が未知な遊技機に対する変動残り回数の計算)
変動残り回数がゼロでなければ、図柄表示装置は、変動と停止のサイクルを繰り返す。図柄変動が停止した後に図柄変動が再開されなければ、そのときに変動残り回数がゼロになったということができる。この論理を用いることで、遊技機情報収集装置によって遊技機の上限回数を推論することができる。
この遊技機情報収集装置の場合、遊技機ごとの上限回数を遊技機情報収集装置に教示する必要がない。教示ミスが防止できる。上限回数が条件に応じて変化する場合にも対応することができるといった各種の利点が得られる。
【0031】
図5において、期間82は、図柄表示装置の変動と停止のサイクルの連続が中断されたか否かを判定するための時間であり、変動残り回数がゼロでなければ、その間に図柄変動が再開されるはずの時間に設定されている。期間82の終了時までに図柄変動が再開されなければ、最後の図柄変動83の時に変動残り回数がゼロになっていたと推定することができる。期間82が終了するタイミング84で変動が再開されなければ、タイミング85での変動残り回数(上限回数で修整された回数)はゼロであったとすることができる。
遊技機から図柄変動開始時と停止時の双方において信号が得られる場合には、変動停止時から次の変動開始時までの期間を短く設定することができる。82aはこの短い期間を例示しており、この期間内に図柄変動が再開されなければ、最後の図柄変動83の時に変動残り回数がゼロになっていたと推定することができる。この場合、図柄変動時間の長短を考慮する必要がなく、短い期間を設定できるために、図柄変動83の時に変動残り回数がゼロになっていたと推定することが可能となるタイミングを早めることができる。
【0032】
図5の(3)は、図4の(3)で説明した仮想的変動残り回数であり、上限回数で修整されない回数である。そこで、タイミング85において、修整された変動残り回数はゼロであり、修整されない変動残り回数は2回であることが判る。即ち、タイミング85までの間にオーバーフローして無視された始動入賞数が2個であることがわかる。
【0033】
修整された変動残り回数の最大数は、修正前の最大数からオーバーフローして無視された個数を減じたものである。図5の(3)の仮想上の変動残り回数の最大値は5回であり、オーバーフローして無視された始動入賞数は2個であるから、修整された変動残り回数の上限回数は3回であったことが判る。このようにして、上限回数を推論することができる。
【0034】
タイミング84で上限回数が推論されることから、それ以後にはリアルタイムで、上限回数で修整された変動残り回数を算出することができ、図4に示した処理が可能となる。
【0035】
図3〜5では、遊技機から始動入賞パルスと変動開始パルスを得て、変動残り回数を計算する。遊技機によっては変動開始パルスに代えて変動終了時に変動終了パルスを出力するものがある。始動入賞パルスと変動終了パルスからでもほぼ同様にして、変動残り回数を計算することができる。
遊技機から変動残り回数を出力させ、この出力された変動残り回数を、ホールコンピュータ58が収集して記憶するようにしても良い。
【0036】
図6は、特別入賞状態から消化状態を経て通常状態に復帰するまでの事象の変化を示す。
図3〜5に処理によって、実際の変動残り回数はリアルタイムで計算することができる。図中90は、停止図柄が特定図柄となって、遊技機が特別入賞状態に切り換わったタイミングを示す。この場合、変動残り回数が2回の状態で、特別入賞状態が開始されたことがわかる。即ち、特別入賞状態開始時の変動残り回数は2回の場合を例示している。
【0037】
通常の遊技機の場合、特別入賞状態では図柄変動しないことから、特別入賞状態の間に変動残り回数は急速に増大し、上限回数に至る。上限回数に至った後はオーバ−フローするために、変動残り回数は上限回数に維持される。図6は、変動残り回数が4の場合を例示している。
【0038】
タイミング92で特賞フラッグの信号がローに切り換わることから、特別入賞状態終了タイミングがわかる。それ以降に、変動残り回数分だけ、図柄表示装置は、変動と停止のサイクルを繰り返し、1サイクルが実行されるごとに変動残り回数は1ずつ減少していく。この結果、特別入賞状態の間に増加した変動残り数の影響がなくなったタイミング93、即ち、消化状態の終了タイミング93が判る。特別入賞状態が終了した後の変動残り回数が、特別入賞状態開始時の変動残り回数に等しくなったタイミング93を検出することによって、消化状態の終了タイミング93が検出される。タイミング93以降に入力される変動開始パルス数をカウントすることによって、消化状態終了後の変動開始回数がカウントされる。この場合、変動開始94と95の2回がカウントされる。
この実施例では、変動の開始時に変動残り回数を更新している。しかしながら、本来的には、変動の終了時に変動残り回数を更新するべきであり、この場合には、タイミング93Aで、特別入賞状態が終了した後の変動残り回数が特別入賞状態開始時の変動残り回数に等しくなる。
【0039】
タイミング93又は93Aから、次に特賞フラッグがオンするまでの期間が、特賞入賞状態でも消化状態でもない通常状態であり、この期間中の変動開始パルス数を累積することによって通常状態での変動開始回数をカウントすることができる。また、通常状態でのアウト数パルスをカウントしてこれに10を乗じることで、通常状態でのアウト数を計算することができる。
従って、通常状態での変動開始回数と遊技球数の比を計算することができる。あるいは通常状態での変動開始回数と経過時間の関係を計算することができる。このようにして、特賞入賞状態でも消化状態でもない通常状態において、平均して何球遊技した時に変動を開始するのか、あるいは、平均して何分遊技した時に変動を開始するのかといった情報を収集することができる。
【0040】
従って、遊技場では、入賞し易過ぎもせず、入賞し難過ぎもしない適当な始動入賞口への入賞率に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技機群と遊技機情報収集装置のシステム構成を示す図。
【図2】 遊技機から出力され遊技機情報収集装置に入力される情報を示す図。
【図3】 上限回数を有しない遊技機の変動残り回数を計算する内容を示す図。
【図4】 上限回数を有する遊技機の変動残り回数を計算する内容を示す図。
【図5】 上限回数が未知な遊技機の変動残り回数を計算する内容を示す図
【図6】 変動残り回数から、特別入賞状態、消化状態、通常状態の別を判別する内容を示す図。
【符号の説明】
14,16,18,20,22,24,44,46,48,50,52,54:遊技機群
26,28,30,38,40,42:台ユニット
56:島ユニット
58:ホールコンピュータ

Claims (11)

  1. 始動入賞口に入賞したことを条件として図柄表示装置が変動を開始して停止し、停止図柄が特定図柄となったときに特別入賞状態に切り換わるとともに、始動入賞口に入賞した回数(始動入賞数)と変動が開始された回数(変動開始回数)との差が上限回数以上の間に始動入賞口に入賞しても図柄表示装置を変動させない遊技機から情報を収集する装置であり、当該装置は、
    始動入賞口に入賞した時に遊技機から出力されるパルス信号(始動入賞パルス信号)をカウントして始動入賞数を特定し、
    図柄表示装置の変動開始時又は変動停止時に遊技機から出力される信号をカウントして変動開始回数を特定し、
    始動入賞数から変動開始回数を減じた値が前記上限回数以上のときに遊技機から出力される始動入賞パルス信号をカウントし、そのカウント数をオーバーフロー回数として特定し、
    始動入賞数から変動開始回数とオーバーフロー回数を減じる演算を行って修整変動残り回数を求め、得られた修整変動残り回数を記憶する遊技機情報収集装置。
  2. 始動入賞口に入賞したことを条件として図柄表示装置が変動を開始して停止し、停止図柄が特定図柄となったときに特別入賞状態に切り換わる遊技機から情報を収集する装置であり、当該装置は、
    始動入賞口に入賞した時に遊技機から出力されるパルス信号をカウントして始動入賞口に入賞した回数(始動入賞数)を特定し、
    図柄表示装置の変動開始時又は変動停止時に遊技機から出力される信号をカウントして変動が開始された回数(変動開始回数)を特定し、
    始動入賞数から変動開始回数を減じる演算を行って変動残り回数を求め、得られた変動残り回数を記憶し、さらに、
    特別入賞状態に切り換わった時の変動残り回数を記憶し、
    特別入賞状態が終了した後の変動残り回数が記憶されている変動残り回数に等しくなったタイミングを検出する手段を有する遊技機情報収集装置。
  3. 始動入賞口に入賞したことを条件として図柄表示装置が変動を開始して停止し、停止図柄が特定図柄となったときに特別入賞状態に切り換わるとともに、始動入賞口に入賞した回数(始動入賞数)と変動が開始された回数(変動開始回数)との差が上限回数以上の間に始動入賞口に入賞しても図柄表示装置を変動させない遊技機から情報を収集する装置であり、当該装置は、
    始動入賞口に入賞した時に遊技機から出力されるパルス信号をカウントして始動入賞数を特定し、
    図柄表示装置の変動開始時又は変動停止時に遊技機から出力される信号をカウントして変動開始回数を特定し、
    始動入賞数から変動開始回数を減じる演算を行って変動残り回数を求め、得られた変動残り回数を記憶し、さらに、
    特別入賞状態に切り換わった時の変動残り回数を記憶し、
    特別入賞状態が終了した後の変動残り回数が記憶されている変動残り回数に等しくなったタイミングを検出する手段を有する遊技機情報収集装置。
  4. 請求項に記載の遊技機情報収集装置であり、特別入賞状態に切り換わった時の変動残り回数を記憶し、
    特別入賞状態が終了した後の変動残り回数が記憶されている変動残り回数に等しくなったタイミングを検出する手段を有する遊技機情報収集装置。
  5. 請求項2から4のいずれか一項の遊技機情報収集装置であり、特別入賞状態に切り換わった時から前記タイミングまでの期間以外での変動開始回数を記憶する遊技機情報収集装置。
  6. 請求項の遊技機情報収集装置であり、前記期間以外でのアウト数を記憶し、前記期間以外でのアウト数と変動開始回数の比を計算する遊技機情報収集装置。
  7. 請求項の遊技機情報収集装置であり、前記期間以外での経過時間を記憶し、前記期間以外での経過時間と変動開始回数の比を計算する遊技機情報収集装置。
  8. 請求項に記載の遊技機情報収集装置であり、前記修整変動残り回数が所定回数を超えたときに、遊技者に利益を与える処理を実行する手段が付加された遊技機情報収集装置。
  9. 請求項又は3に記載の遊技機情報収集装置であり、前記変動残り回数が所定回数を超えたときに、遊技者に利益を与える処理を実行する手段が付加された遊技機情報収集装置。
  10. 請求項1に記載の遊技機情報収集装置であり、特別入賞状態が終了した時の修整変動残り回数を記憶する手段を有する遊技機情報収集装置。
  11. 請求項2又は3に記載の遊技機情報収集装置であり、特別入賞状態が終了した時の変動残り回数を記憶する手段を有する遊技機情報収集装置。
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