JP5237141B2 - 遊技情報表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、玉箱を箱積みする遊技場に設けられ、遊技者に対して獲得媒体に関わる遊技情報を表示可能な遊技情報表示装置に関する。
遊技場では、遊技者に対して出玉感等をアピールするため、情報表示装置を遊技機に対応させて設置し、遊技情報を遊技者へと提供している。例えば特許文献1では、遊技者が獲得した獲得玉数を収納箱(以下、玉箱と称する)単位で表示することで、遊技者に獲得玉数を実感させる情報表示装置が提案されている。この場合、還元式の遊技機や、遊技機毎に計数装置を設けた所謂台毎計数システムであれば、実際の玉箱自体が必要ないため、玉箱1箱に対応する玉数(例えば2500玉)を設定し、設定玉数となる毎に玉箱数を更新することにより、遊技者に対して適切に玉箱数を報知出来る。
特開平10−323418号公報
しかしながら、遊技場の多くは実際の玉箱が必要である。また、遊技者にとって玉箱に収納する玉数が異なることを考慮すると、設定玉数毎に玉箱数を更新するだけでは実際の玉箱数と玉箱数表示とに誤差が生じ、適切な玉箱数の表示が出来ないという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、実際に玉箱が必要となる遊技場において、実際の玉箱数に正確に対応し得る玉箱数を表示可能である遊技情報表示装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技者が獲得した遊技媒体である獲得媒体を収納する収納箱の少なくとも一部を箱積みする遊技場に設置され、遊技者に対して前記獲得媒体に関わる遊技情報を表示する遊技情報表示装置において、遊技場の従業員を呼出するために遊技者が操作する呼出操作を検知する呼出検知手段と、遊技者の前記獲得媒体を収納する収納箱数、及び遊技者が使用中の収納箱に収納される獲得媒体数の少なくとも一方を特定可能な遊技情報である収納箱情報を記憶する記憶手段と、前記呼出検知手段による前記呼出操作の検知に応じて、前記遊技者が使用中の収納箱が箱積み状態とされ、次の収納箱の使用が開始されたとして、前記記憶手段が記憶する収納箱情報を更新する更新処理を行う更新手段と、前記記憶手段が記憶する収納箱情報を遊技者に対して表示することで、前記獲得媒体に関わる遊技情報を表示する表示手段と、を備えたこと特徴とする。
請求項2に記載した発明は、遊技機にて遊技媒体が使用されたことを検知し、その検知により特定される遊技媒体数を使用媒体数として特定する一方、遊技機にて遊技媒体が払出されたことを検知し、その検知により特定される遊技媒体数を払出媒体数として特定し、その差引によって前記獲得媒体数を特定する獲得数特定手段と、遊技機の遊技状態を検知し、その検知により遊技機の遊技状態を特定する状態特定手段と、前記状態特定手段により特定され得る遊技状態の一部を補充状態として設定する一方、収納箱に十分に収納されたとする遊技媒体数の下限値である更新下限値を設定する設定手段と、を備え、前記記憶手段は、収納箱毎に対応する獲得媒体数を特定可能なレコードを記憶し、当該レコードは前記更新処理に応じて作成され、当該レコードに記憶される獲得媒体数を前記獲得数特定手段による前記獲得媒体数の特定状況に応じて更新可能に記憶し、前記更新手段は、前記状態特定手段により前記補充状態が特定され、前記記憶手段により記憶される最新のレコードにより特定される獲得媒体数である最新獲得媒体数が前記更新下限値より大きい状態で、前記呼出操作の検知があった場合に前記更新処理を行い、前記表示手段は、収納箱数を表示する場合には前記レコード数により特定される収納箱数を表示し、前記遊技者が使用中の収納箱に収納される獲得媒体数を表示する場合には、前記最新獲得媒体数を表示することで、前記収納箱情報を表示することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記状態特定手段は、前記遊技状態として遊技機における大当たり状態を特定し、前記獲得数特定手段は、前記状態特定手段により大当たり状態が特定された期間における前記獲得媒体数を大当たり出玉数として特定し、前記設定手段は、収納箱に収納し得る上限値である満杯上限値を設定し、前記更新手段は、前記状態特定手段により特定される大当たり状態中、或いはその大当たり状態の終了時点で、前記最新獲得媒体数が前記満杯上限値より大きい場合に前記更新処理を行い、当該更新処理により作成されたレコードの1つ前に作成されたレコードにより特定される前記獲得媒体数を、当該大当たり状態に対応して前記獲得数特定手段が特定した前記大当たり出玉数として更新することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記状態特定手段は、前記遊技状態として遊技機における大当たり状態を特定し、前記設定手段は、収納箱に収納し得る上限値である満杯上限値、及び収納箱を満たし得る所定の獲得媒体数の値である満杯設定値を設定し、前記更新手段は、前記状態特定手段により特定される大当たり状態中、或いはその大当たり状態の終了時点で、前記最新獲得媒体数が前記満杯上限値より大きい場合に前記更新処理を行い、当該更新処理により作成されたレコードの1つ前に作成されたレコードにより特定される前記獲得媒体数を、前記満杯設定値として更新することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、有価価値を対価として遊技者に対して遊技媒体を貸出する処理である貸出処理を検知する貸出検知手段と、対応する遊技機での前記獲得媒体以外の遊技媒体が遊技に使用されている状態である持込状態を判定する判定手段と、を備え、前記獲得数特定手段は、前記貸出検知手段による貸出処理の検知に応じて遊技者へと貸出された遊技媒体数である貸出媒体数を特定し、その貸出媒体数に前記払出媒体数を加えた値から前記使用媒体数を除いた値を前記獲得媒体数として特定し、前記設定手段は、対応する遊技機での獲得媒体が使用されている状態下における前記最新獲得媒体数の下限値である持込下限値を設定し、前記判定手段は、前記最新獲得媒体数が前記持込下限値より小さくなった場合に前記持込状態の開始を判定する一方、前記貸出検知手段により前記貸出処理が検知された場合に前記持込状態が終了したと判定し、前記記憶手段は、前記持込状態中に前記獲得数特定手段により特定される前記獲得媒体数を前記最新獲得媒体数の対象から除外することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、従業員の呼出に応じて収納箱(玉箱)情報を更新するので、遊技者によって玉箱に収納する遊技媒体数(玉数)が異なることを考慮し、より実際の収納玉数に即した玉箱数、或いは使用中の玉箱の収納玉数を算出出来る。この場合、収納玉数を表示すれば、遊技者に使用している玉箱の残り玉数を把握させ、遊技の目標、或いは大当たり発生時に次の玉箱が必要となるかの指標を提供できるようになり得る。
請求項2に記載した発明によれば、大当たり中や大当たりを発生させやすい状態等の遊技状態を補充状態として設定し、その補充状態(大当たり、或いは甘モード中)であって、ある程度の獲得玉が玉箱に収納された状態、即ち最新獲得媒体数が設定された更新下限値よりも大きい場合に、レコードの作成、即ち玉箱の更新を行うので、遊技者が従業員を呼出す場合玉箱の補充以外の他の要因による呼出に応じた誤判定を防止出来る。
遊技者は、大当たり中は遊技操作を継続していないと獲得玉が少なくなる虞があるため、新たな玉箱を自身では取りに行けないものの、発生した大当たりの出玉全てを追加的に収納出来ないが、箱積みにするには足らない程度の玉が玉箱に収納されている状態で大当たりが発生することを把握した場合、その開始前に次の玉箱を取りに行き、その玉箱に大当たり中の出玉を暫定的に収納し、大当たり終了後に元の玉箱と取り替えることがある。請求項3に記載した発明によれば、このような遊技者の行動を想定し、遊技機の大当たり状態を特定し、大当たり状態中或いは大当たりの終了後において、最新獲得媒体数が満杯上限値より大きい場合に更新処理を行うので、呼出操作が無い場合、即ち、遊技者が上記のような行動を取った場合でも適切な更新処理が可能になる。
遊技者は、大当たり出玉が少ない場合には、使用中の玉箱にある程度の玉を収納し、その後、次の玉箱へと玉を収納する。この場合、近くに従業員がいる等、呼出釦を押下せずに次の玉箱を使用することも想定される。請求項4に記載した発明によれば、このような遊技者の行動を想定し、遊技機の大当たり状態を特定し、大当たり状態中或いは大当たりの終了後において、最新獲得媒体数が満杯上限値より大きい場合に、満杯設定値の更新処理を行うので、呼出操作が無い場合、即ち、上記行動に対応した更新処理が可能になる。
遊技場の多くでは獲得した玉を他台にて使用可能とする所謂台移動遊技が許容されている。請求項5に記載した発明によれば、このような事情を考慮し、台移動遊技している状態を持込状態として特定し、貸出処理により持込状態の終了判定を行っているため、台移動遊技により他台での獲得玉が無くなった後、玉の貸出を受けた場合に正確に玉箱への収納玉数を算出し得る。
本発明の一実施形態による遊技場用システムの概略を示す全体構成図 情報表示装置の概略を示す正面図 設定情報の一例を示す図 玉箱履歴の一例を示す図 玉箱記憶領域の一例を示す図 玉箱履歴の作成経緯を示すタイムチャート 状態信号を示すフローチャート アウト信号受信処理を示すフローチャート セーフ/貸出信号受信処理を示すフローチャート 呼出処理を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場に設置される遊技場用システムの全体構成を概略的に示す図である。遊技場用システム1では、遊技場としてのパチンコホール内に設置された複数の遊技機2に対応して貸出装置3及び情報表示装置4が設置されていると共に、2台の遊技機2及び貸出装置3に対応して中継装置5が設置されている。中継装置5は、遊技機2、貸出装置3及び情報表示装置4と接続されていると共に、LAN6を介して管理装置7などと通信可能に接続されている。管理装置7は、例えば遊技場内の事務所などに設置され、LAN6を介して、遊技機2、貸出装置3、情報表示装置4及び中継装置5から送信される遊技信号を受信して遊技情報を管理する。
遊技機2は、所謂デジパチとして周知の構成のものであり、払出された遊技玉(本発明でいう遊技媒体。以下、単に玉と略す)を受ける上部玉受皿10、この上部玉受皿10から溢れた玉或いは図示しないレバー操作により上部玉受皿10から落下した玉を受ける下部玉受皿11、上部玉受皿10の玉を盤面に発射するためのハンドル12が設けられている。また、遊技機2の盤面には、第1始動口13及び第2始動口14、第1始動口13及び第2始動口14への入賞に応じて表示図柄が変動する表示器15、大当たり中に開放する大入賞口16、第2始動口14の開放状態を決定する抽選を開始するための普図入賞口17等が設けられている。また、表示器15の下方には保留玉の数を示す保留玉ランプ18が4個設けられており、図柄変動中に玉が始動入賞(各始動口へ入賞)した場合は上限(4個)まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
遊技機2は、第1始動口13或いは第2始動口14への入賞に応じて大当たり抽選を行い、この抽選結果に基づき所謂特別図柄(特図)による図柄変動を表示器15にて実行し、表示器15に停止表示された図柄が大当たり図柄の場合に大当たりを発生させる。
大当たりの当選確率(大当たり確率)は1/310に設定されており、大当たりの内、大当たり後に確変状態(確変)となる大当たり(確変大当たり)の割合は2/3(66.6%)に設定されている。また、大当たりにおいて対応する(継続する)ラウンド(R)は、15R:12R:8R:6R=7:1:1:1の割合となるように確率が振り分けされている。大当たりが発生すると、対応するRに応じた回数分だけ(例えば15Rの場合は15回)大入賞口16が開放される。尚、1R中に大入賞口16への入賞が許可される上限値(上限入賞数)は10玉であり、大入賞口16が開放している時間の上限(上限開放時間)は30秒である。遊技機2は、上限入賞数或いは上限開放時間のいずれかが満たされた場合に1Rを終了する。
遊技機2は、確変中には大当たり確率が1/31に向上するとともに、第2始動口14への入賞率が向上する時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで繰り返し継続する。また、確変中に通常大当たりが発生した場合は100回の特図図柄変動を行うまで時短となり100回の図柄変動後に通常へ復帰する一方、通常中に通常大当たりが発生した場合は時短を介すことなく通常となる。
貸出装置3は、動作ランプ20、遊技情報などを表示するタッチパネル式の表示パネル21、貨幣投入口22、貨幣返却口23、玉を払出する払出ノズル24などから構成されている。遊技者が貨幣投入口22に貨幣を投入すると、投入した貨幣に応じた数の玉が払出ノズル24から払出されて遊技機2の上部玉受皿10に供給される。
管理装置7は、図示しないCPU、ROM、RAMなどからなるコンピュータで構成されており、例えばROMに記憶されている制御プログラムに従って作動する。各遊技機2、各貸出装置3及び各情報表示装置4から送信される各種の遊技情報信号に基づいて、遊技機2毎或いは遊技者毎に遊技情報を集計する。
遊技機2側からは、遊技の進行に応じて以下のような遊技情報信号が出力される。
アウト信号=使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルス出力されるため、アウト信号数×10が使用媒体数(アウト)として特定される。尚、遊技機2から直接出力しても良い(使用媒体信号)。
セーフ信号=遊技機2から出力。払出玉数10玉に対して1パルス出力されるため、セーフ信号×10が払出媒体数(セーフ)として特定される。尚、補給装置(図示せず)からの補給信号をセーフ信号としても良い(払出媒体信号)。
スタート信号=遊技機2から出力。第1始動口13及び第2始動口14への入賞により変動(動作)する表示器15(役物)における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回に対して1パルス出力されるため、スタート信号×1をS(スタート回数)として特定する。尚、第1始動口13及び第2始動口14への入賞信号をスタート信号としても良い。
大当たり信号=遊技機2から出力。大当たり中にレベル出力される状態信号であるため、大当たり信号受信中を大当たり中と判定する。
確変信号=遊技機2から出力。確変中或いは時短中にレベル出力される状態信号(特別状態信号)であるため、特別状態信号受信中を甘モードと判定する。尚、確変中、時短中を各々区別した状態信号を特別状態信号としても良い。
貸出信号=貸出装置3から出力。貸出装置3から貨幣を対価とした貸出玉が25玉に対して1パルス出力されるため、貸出信号×25が貸出玉として特定される。
図2は、情報表示装置4の概略を示す正面図である。情報表示装置4(本発明でいう遊技情報表示装置)には、各種の釦が設けられている操作部30及び各種の情報を表示する表示部40(本発明でいう表示手段)を備えている。
操作部30は、従業員リモコンからの操作信号を受信するリモコン受信部31、表示部40に表示される情報を切り替える複数の切替釦32、従業員を呼び出すため(呼出操作を行うため)に遊技者が操作する呼出釦33が設けられている。
表示部40には、当日の大当たり数を表示する大当たり表示部41、累計の箱数を表示する累計情報表示部42、当日/1日前/2日前における出玉数の推移を日別グラフとして表示する複数のグラフ表示部43、過去最高の大当たり継続数を表示する過去最高継続数表示部44、過去最高の出玉数を表示する過去最高大当たり出玉数表示部45、スタート回数(「S」)を表示するS表示部46、イベント情報などのテロップを表示するテロップ表示部47、現在の遊技者の遊技情報(残玉数、箱数、持玉数)を表示するインフォ表示部48が設けられている。
情報表示装置4は、CPUからなる制御部(本発明でいう呼出検知手段、更新手段、獲得数特定手段、状態特定手段、設定手段、貸出検知手段、判定手段)、ROM及びRAMなどの記憶部(本発明でいう記憶手段)、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部などを備え、記憶部に記憶されている制御プログラムに従って動作する。
図3は、情報表示装置4の記憶部に記憶されている設定情報を示す図である。記憶部には、管理装置7を介して間接的に、或いは従業員リモコンの操作などにより直接的に以下の設定情報が設定値1に対応して記憶されていると共に、補充状態に関しては必要に応じて設定値2にも記憶されている。
満杯上限(本発明でいう満杯上限値)=玉箱に収納し得る玉数を示し、持玉>満杯上限の状態で、後述する玉箱履歴に新しいレコードが作成される。
満杯下限(本発明でいう満杯設定値)=玉箱に十分な玉数が収納されたとみなす玉数。
継続下限(本発明でいう持込下限値)=使用中の玉箱の持玉が無くなったとみなす玉数。
補充状態=玉箱補充のために遊技者による呼出釦33の押下が想定される遊技状態で、この遊技状態以外の場合に呼出釦33が押下されたとしてもレコードは作成されない。
更新下限(本発明でいう更新下限値)=呼出釦33押下時にレコードを作成する場合の持玉の下限値。
図4は、記憶部に記憶されている、玉箱数に対応した玉箱履歴(玉箱数の推移、本発明でいう収納箱情報)を示す図である。
NO=玉箱加算時或いは客交代(遊技者の交代)に応じて作成されるレコード番号。
玉箱=遊技者毎の玉箱数。
持玉=レコードに対応する玉箱の収納玉数。
持込玉=他の遊技機2から持ち込まれた玉数で、遊技者の持玉がない状態で遊技があった場合に「1」となる持込フラグが「1」の状態での差玉(セーフ−アウト)。
満杯フラグ=玉箱に十分な玉数が収納されたことを示し、持玉>満杯下限の状態で「1」となるフラグ。満杯フラグが「1」であるレコードについては、持玉に関わらず1箱と計算される。
図5は、記憶部に設けられている玉箱記憶領域(遊技者の玉箱数に関する情報、本発明でいう収納箱情報)を示す図であり、以下の情報が記憶されている。
玉箱=現在の遊技者の玉箱数。
残玉=遊技中に使用している玉箱に収納されている玉数で、図4の最新レコードの「持玉」。
持玉=現在の遊技者の累計持玉数で、図4のNO10〜NO12までの「持玉」の合計値−「持込玉」の合計値。
総持玉=開店時からの累計持玉数で、図4のNO1〜NO12までの「持玉」の合計値−「持込玉」の合計値。
総玉箱=開店時からの累積玉箱数で、図4の満杯フラグが1であるレコード数+(満杯フラグが0であるレコードの「持玉」合計値−全ての持込玉)/満杯下限。尚、端数は切り上げで必ず1以上の値にする。
T1Y=最新の大当たり時の出玉数で、セーフ−アウト。
尚、記憶部には、情報表示装置4の表示部40に表示される各種の情報(大当たり数や過去最高の出玉数など)も記憶されている。
次に、上記した構成の情報表示装置4の作用について説明する。尚、初期状態では、図4の玉箱履歴にはNO1レコードが作成されており、当該NO1レコードの玉箱に1が記憶されていると共に、図5の玉箱記憶領域の玉箱には1が記憶されている。
情報表示装置4は、遊技の進行に応じて日別グラフやスタート回数などの情報を更新するとともに、本発明に関連して、状態信号受信処理、アウト信号受信処理、セーフ/貸出信号受信処理及び呼出処理を実行しており、中継装置5を介して間接的に或いは遊技機2から直接的に上記した遊技情報信号を受信することにより、図4に示す玉箱履歴及び図5に示す玉箱記憶領域を更新する。図6は、図4の玉箱履歴が作成されるタイミングを示すタイムチャートの例であり、通常状態から大当たりが発生して玉箱履歴のうちNO1からNO5までのレコードが作成される順序を、状態信号、「レコード」の番号、「持玉」、「T1Y」の推移とともに示している。以下、このタイムチャートと情報表示装置4による各処理とを関連付けながら、情報表示装置4の作動について説明する。
図9は、情報表示装置4によるセーフ/貸出受信処理を示すフローチャートである。尚、他のフローチャートを含め、フローチャート中のフラグは0に初期化されている。情報表示装置4は、セーフ信号を受信したか(C1)、貸出信号を受信したか(C10)を判定している。遊技者が遊技を開始するために貸出装置3に硬貨を投入すると、貸出装置3から貸出信号が出力されるので、情報表示装置4は、貸出信号を受信した場合には(C10:YES)、持込フラグを0にして(C11)、図4の玉箱履歴のNO1レコードにおける持玉に貸出玉を加算する(C5)。持込フラグは、後述するように他の遊技台から玉を持ち込んで遊技していると判定されたときに1となるフラグである。尚、玉箱履歴の最新レコードにおける持玉は図5の玉箱記憶領域の残玉に反映されるようになっている。続いて、持玉が図3の設定情報で設定されている満杯上限(2000玉)以下で、さらに満杯下限(1500玉)よりも少ないと判定してから(C7:NO)、終了する。
図8は、情報表示装置4によるアウト信号受信処理を示すフローチャートである。情報表示装置4は、アウト信号を受信したかを判断している(B1)。遊技者が遊技を開始すると、遊技機2側からアウト信号が出力されるので、情報表示装置4は、アウト信号を受信した場合には(B1:YES)、持込フラグが0であるかを判定する(B2)。持込フラグは0である(遊技者が玉を持ち込んでいない)ので(B2:YES)、図4の玉箱履歴のNO1レコードにおける持玉からアウト玉を減算する(B3)。
続いて、情報表示装置4は、大当たりフラグが0であるかを判定し(B4)、図6のタイムチャートのNO(1)までの通常状態では大当たりでないことから(B4:YES)、持玉が図3の設定情報で設定されている継続下限(0玉)以下であるかを判定する(B5)。大当たりが発生するNO(1)直前での持玉は80玉であり、継続下限を上回っているので(B5:NO)、持玉が満杯下限より少ないと判定してから(B9:YES)、満杯フラグを0にして(B10)、終了する。満杯フラグは、玉箱に十分に玉が収納されていると判断された場合に1になるフラグである。
情報表示装置4は、図9に示すセーフ/貸出信号受信処理において、セーフ信号を受信した場合には(C1:YES)、持込フラグが0であると判定してから(C2:YES)、大当たりフラグが1であるかを判定する(C3)。NO(1)では大当たりフラグ=0であるので(C3:NO)、図4の玉箱履歴のNO1レコードにおける持玉にセーフ玉数を加算し(C5)、ステップC6へ移行する。
以上の動作により、アウト玉の発生により持玉が減算され、貸出玉或いはセーフ玉の発生により持玉が加算されるので、遊技者の持玉数の増加分(獲得媒体数)を特定することが可能となる。
図7は、情報表示装置4による状態信号受信処理を示すフローチャートである。情報表示装置4は、大当たりフラグが1であるか(A1)、大当たり信号の受信状態か(A14)、確変信号の受信状態か(A9)を判定している。大当たりフラグは、大当たり状態か否かを示すフラグであり、大当たり状態において1となる。大当たり状態になるNO(1)までの通常状態では、大当たりフラグ=0の状態で大当たり信号も確変信号も受信していないことから(A9:NO)、甘中フラグを0にして(A13)、終了する。甘中フラグは、甘モード中(確変時、時短時)に1になるフラグである。
このように、NO(1)までの通常状態においては、遊技機側から出力される信号に基づいて遊技者の現在の持玉が算出されるとともに玉箱履歴及び玉箱記憶領域が更新される(更新処理が行われる)。
さて、情報表示装置4は、図6のタイムチャートにおけるNO(1)時点で大当たりが発生すると、図7に示す状態信号受信処理において、大当たり信号の受信状態となることから(A14:YES)、T1Yを0(A15)、大当たりフラグを1(A16)、持込フラグを0にして(A17)、終了する。これにより、前回の大当たり中の出玉数(T1Y)がリセットされると共に、大当たり状態であることが設定される。
大当たり中の情報表示装置4は、図8に示すアウト信号受信処理において、持込フラグ=0の状態でアウト信号を受信すると(B1:YES、B2:YES)、持玉からアウト玉を減算すると共に(B3)、大当たりフラグが1であることから(B4:NO)、T1Yからアウト玉数を減算して(B12)、終了する。また、図9に示すセーフ/貸出信号受信処理においては、大当たりフラグが1且つ持込フラグが0の状態でセーフ信号を受信すると(C1:YES、C2:YES、C3:YES)、T1Yにセーフ玉を加算すると共に(C4)、持玉を加算する(C5)。このように、大当たり中においては、アウト信号、セーフ信号に基づいて持玉に加えて大当たり中の出玉数(T1Y)を算出する。
続いて、情報表示装置4は、持玉が図3の設定情報に設定されている満杯上限(2000玉)より多いかを判定する(C6)。NO(1)時点では持玉(80玉)が満杯上限以下で(C6:NO)、さらに満杯下限(1500玉)以下であるため(C7:NO)、終了する。
情報表示装置4は、NO(2)時点で大当たりが終了して甘モードに移行すると、図7に示す状態信号受信処理において、大当たりフラグが1の状態で大当たり信号の受信が終了することから(A1:YES、A2:NO)、大当たりフラグを0にして(A3)、暫定フラグが1であるかを判定する(A4)。暫定フラグは、持玉が玉箱に十分に収納されて新たな玉箱が必要となっていることを暫定的に示すフラグである。暫定フラグは0であるため(A4:NO)、確変状態信号を受信しているかを判定し(A9)、NO(2)時点で甘モードに移行して確変状態信号を受信していることから(A9:YES)、甘中フラグを1にして(A10)、終了する。これにより、大当たり状態の終了が設定されると共に、持玉(1600玉)及び大当たり中の出玉数であるT1Y(1520玉)が特定される。
このように、情報表示装置4は、遊技機2の現在の状態を判定し、大当たり信号受信中は大当たり状態であることを示す大当たりフラグを1とし、確変状態或いは時短状態では甘モードあることを示す甘中フラグを1にする。尚、通常状態では、大当たりフラグ及び甘中フラグは共に0である。
さて、遊技者は、通常は甘モードが終了するまではそのまま遊技を継続する。図6のタイムチャートでは、持玉を20玉(=1600玉−1580玉)消費したNO(3)時点において2回目の大当たりが発生し、持玉が1630玉となったNO(4)時点で従業員の呼出(呼出釦33の操作)が行われている。つまり、NO(4)時点で玉箱が満杯になったため、遊技者が従業員を呼出して玉箱を交換したと考えられる。
図10は、情報表示装置4による呼出処理を示すフローチャートである。情報表示装置4は、呼出釦33が押下されたか(D1)、遊技が終了したか(D10)を判定している。遊技の終了判定は、例えば従業員リモコンによる終了指示、或いは図示しない会員カードの排出操作などが実行された場合に、遊技終了と判定すればよい。遊技者により呼出釦33が押下されると(D1:YES)、大当たりフラグまたは甘中フラグが1かを判定する(D2)。このステップD2は、図3の設定情報における補充状態に設定されている情報に基づいて行われる。つまり、遊技者が玉箱の補充のために呼出釦33を押下するのは、大当たり中や大当たりを発生させやすい状態(甘モード中)など、遊技状態によって限定されると考えられるからである。換言すると、大当たり中或いは甘中以外に呼出釦33が押下された場合には、遊技機2のトラブルなど、玉箱の交換以外の可能性が高いと考えられる。この設定は遊技機の種類により任意に設定されるもので、本実施形態では、補充状態には大当たりと甘中が設定されていることから、ステップD2では大当たりフラグまたは甘中フラグが判定対象として設定されている。
情報表示装置4は、NO(4)時点では大当たりフラグが1であることから(D2:YES)、暫定フラグが1であるかを判定し(D3)、暫定フラグが0であるので(D3:NO)、持玉が更新下限より多いかを判定する(D7)。NO(4)時点における持玉(1630玉)は更新下限(1000玉)より多いため(D7:YES)、新レコードを作成し(D8)、玉箱を加算して(D9)、終了する。これにより、図4に示す玉箱履歴のレコード(NO1)における玉箱が1、持玉が1630(=80+1520−20+50)玉、満杯フラグが1として確定されると共に、最新レコード(NO2)が作成され、その玉箱に2が記憶されてデータの記憶が開始される(玉箱履歴が更新される)。尚、図4の玉箱履歴の最新レコードの玉箱は、図5の玉箱に反映される。
尚、情報表示装置4は、呼出釦33が押下された場合であっても(D1:YES)、大当たりフラグ或いは甘中フラグのいずれも1でない場合には(D2:NO)、ステップD10を経由して、処理を終了する。これにより、玉箱数の誤判定が防止される。
上述のように2回の大当たりを発生させた遊技者がそのまま遊技を継続し、大当たりを発生させることなく甘モードが終了したNO(5)時点における持玉は1430玉、T1Yは1480玉となる。
続けて遊技者が持玉を消費することにより3回目の大当たりを発生させたNO(6)時点では、払出玉数よりも消費玉の方が多くなった結果、遊技者の持玉は900玉に減少している。
情報表示装置4は、3回目の大当たりが発生したことにより、NO(6)時点では900玉だった持玉が増加して、NO(7)時点において2000玉に達すると、持玉が満杯上限を超えることから(C6:YES)、新レコードを作成し(C12)、暫定フラグを1にして(C13)、終了する。これにより、呼出釦33の押下は検出していないものの、玉箱を十分に満たすだけの持玉があると判断され、暫定的に新レコード(NO3)が玉箱履歴に作成されてデータの記憶が開始される。
情報表示装置4は、NO(7)時点で新レコードを作成した後のNO(8)時点において遊技者が呼出釦33を押下すると、図10に示す呼出処理において、大当たりフラグが1の状態で呼出釦33が押下されることから(D1:YES、D2:YES)、暫定フラグが1であるかを判定し(D3)、暫定フラグが1であることから(D3:YES)、前レコード(NO2)の持玉に、最新レコード(NO3)の持玉(100玉)を加算し(D4)、現在の持玉(NO3レコードの持玉)を0にし(D5)、暫定フラグを0にして(D6)、終了する。このように、暫定的にレコードが記憶された後に呼出釦33が押下された場合には、遊技者が前レコード(NO2)に対応する玉箱に継続して玉を収納していたとして、最新レコード(NO3)として記憶を開始した持玉を前レコード(NO2)に加算して、前レコード(NO2)が確定される。これとともに、最新レコード(NO3)の記憶が持玉0から再開される。
このように、遊技機2の状態を特定し、遊技者が玉箱交換のために従業員を呼出す可能性の高い状態(大当たり中、甘モード中)において呼出釦33が押下されたときに玉箱数を更新することにより、従来のように単に払出玉から玉箱数を算出する手法に比べて、より実際の玉箱数に近い玉箱数を算出することが可能となる。
ところで、実際の遊技場では、遊技者が呼出釦33を押下ることなく玉箱を交換したり、現在使用中の玉箱の持玉を全て消費して玉箱が不要となったり、他台から玉を持込んで遊技したりすることがあるため、上述のように遊技機2の状態判定及び呼出釦33の押下により玉箱数を算出するだけでは、実際の玉箱数に誤差が生じる恐れがある。そこで、情報表示装置4は、遊技状態信号と算出した持玉数に基づいて、誤差を修正するように構成されている。
(呼出釦33が操作されずに玉箱が交換された場合の対応)
例えば、図6に示すタイムチャートにおいて、呼出釦33が操作されずに持玉が満杯上限となることにより新レコードが記憶され(NO(15)、暫定フラグ=1)、そのまま大当たりが終了した場合(NO(16))などが該当する。このような状態が発生するのは、玉箱に収納した玉数が適量になったため、遊技者が自身で玉箱を交換した状態で大当たりが発生した場合、或いは、偶然従業員が近くにいて呼出釦33を押すことなく玉箱を入れ替えた状態で大当たりが発生した場合において、大当たり状態での出玉が少なかった場合が考えられる。
そこで、情報表示装置4は、図7に示す状態信号受信処理において、大当たりが終了した場合に(A1:YES、A2:NO)、暫定フラグが1であることから(A4:YES)、図5の玉箱記憶領域におけるT1Yが更新下限(1000玉)を上回っているかを判定する(A5)。NO(16)時点では、T1Yが800玉で更新下限以下となっているので(A5:NO)、現在の持玉に(前レコードの持玉−満杯下限)を加算する(A11)。これにより、現在の持玉は、NO(17)に示すように260+(2000−1500)=760玉として特定される。続いて、前レコード(NO3)の持玉に満杯下限が設定され(A12)、レコードNO3の持玉が1500玉、T1Yが800玉として特定される。
また、呼出釦33が操作されずに玉箱が交換された状態が発生する場合としては、大当たり開始時において遊技者が自身で使用中の玉箱を一旦箱積みし、新しい玉箱に大当たり中の出玉を収納し、大当たり終了後に出玉を収納した玉箱と、事前に箱積みした玉箱を入れ替えた場合も考えられる。
そこで、情報表示装置4は、例えばNO(21)時点のように、大当たりの終了直後における玉箱記憶領域のT1Y(1480玉)が更新下限よりも多い場合(A5:YES)には、持玉に(前レコードの持玉−現在のT1Y)を加算する(A6)。これにより、現在の持玉は、NO(22)に示すように190+(2000−1480)=710玉として特定される。続いて、NO(23)に示すように前レコード(NO4)の持玉を現在のT1Yとして特定する(A7)。尚、これらの処理の後、暫定フラグは0にリセットされる(A8)。
このように、大当たりが終了した時点におけるT1Yが明らかに少ない場合、或いは大当たりが終了した時点におけるT1Yが更新下限よりも多い場合にも、呼出釦33が押下されることなく玉箱の交換が行われたと判断し、持玉数の修正及び前レコードの修正を行うことにより、より正確な玉箱数が表示される。
(現在使用中の玉箱の持玉を全て消費した場合の対応)
現在使用中の玉箱の持玉が無くなったか否かの判定は、図8に示すアウト信号受信処理により行われる。情報表示装置4は、大当たりフラグが0の状態でアウト信号を受信した場合には(B1:YES、B4:YES)、持玉が継続下限以下であるかを判定する(B5)。例えば、大当たりが発生することなく遊技を継続している場合には、徐々に玉数が減少していき、現在の持玉を全て消費することがある。このように持玉が継続下限(0玉)となると(B5:YES)、図5の玉箱記憶領域に記憶されている玉箱が1より大きいかを判定し(B6)、1より大きい場合には(B6:YES)、現在使用中の玉箱は不要になったとしてレコードを削除する(B7)。つまり、持玉を消費した結果、現在使用中の玉箱が不要になったとして処理する。
(他台から玉を持込んで遊技している場合の対応)
持玉が継続下限(0玉)となった場合に(B5:YES)、図5の玉箱記憶領域に記憶されている玉箱が1の場合には(B6:NO)、持込フラグを1にして(B8)、終了する。この場合、玉箱が無いにも関わらず、遊技が継続されていることから、遊技者は当該台で算出された玉数以上の玉を所持していること、即ち他台から玉を持込んで遊技していると判断することができる。このような玉の持込状態で貸出玉が発生した場合、或いは大当たりが発生した場合は、持込フラグが1となってからの消費玉を持込玉と見なすようにした。
即ち、情報表示装置4は、持込フラグが1の状態でアウト信号を受信した場合には(B1:YES、B2:NO)、持込玉にアウト玉を加算する(B11)。一方、図9に示すセーフ/貸出信号受信処理においては、持込フラグが1の状態でセーフ信号を受信した場合には(C1:YES、C2:YES)、持込玉からセーフ玉を減算する(C9)。これにより、持込玉で遊技を開始してからの消費玉を求めることができる。
情報表示装置4は、貸出信号を受信した場合は(C10:YES)、持込フラグを0としてから(C11)、上述したような通常の持玉管理を実行する。或いは、図7の状態信号受信処理において、大当たり信号を受信したときは(A14:YES)、持込フラグを0としてから(A17)、通常の持玉管理を実行する。
このように、情報表示装置4は、各処理を実行することにより遊技者毎の玉数、持玉及び残玉を特定する。これにより、当該台における玉箱履歴が図4のように更新されると共に、これらの情報がインフォ表示部48に表示される。また、当該台における開店時からの合計箱数及び合計持玉が累計情報表示部42に交互に表示される。
さて、情報表示装置4は、遊技者が遊技を終了したと判定した場合には(D10:YES)、客交代処理を実行する(D11)。この客交代処理では、玉箱履歴の最新レコードに遊技者が交代したことを示す2重線が付加され、遊技者がいつ交代したかを確認することができる。図6のタイムチャートではNO(24)がこの交代時期に相当し、図4の玉箱履歴には、その時点の最新レコード(NO5)に2重線が付加されている。尚、図4では、NO1〜5、NO6〜9、NO10〜12にそれぞれ対応して、合計3人の遊技者が当該台で遊技したことが示されている。
以上に説明したように、本実施形態の情報表示装置4によれば次のような効果を奏する。
遊技者が従業員を呼び出す補充条件が成立した場合(補充状態)における従業員の呼出(呼出釦33の押下)に応じて玉箱数を更新するので、遊技者によって玉箱への収納玉数が異なることを考慮し、より実際の収納玉数に即した玉箱数、及びその収納玉数を算出出来る。この場合、収納玉数を表示するようにしたので、遊技者に使用している玉箱の残り玉数を把握させ、遊技の目標或いは次の大当たり時に玉箱が必要となるかの指標と成り得る。
遊技者が従業員を呼び出す場合は玉箱の補充以外の要因も考えられるが、玉箱を補充(入れ替え)するのは、大当たり中や、大当たりを発生させやすい状態等、遊技状態により限定出来るとして、図4の設定情報で補充状態として設定し、補充状態(大当たり中或いは甘モード中)時に玉箱の更新を行うので他の要因による呼出に応じた誤判定を防止出来る。
補充状態であっても収納玉数が少なければ他の要因にて呼出が発生する場合を考慮し、持玉≦更新下限の場合は玉箱の更新を行わないので、誤判定を防止することが出来る。
遊技者が呼出をしないまま玉箱を補充する場合を考慮し、持玉が玉箱に収納しきれない程の玉数となった場合には暫定的に玉箱を更新し、その後の状態に応じて暫定状態を解除するので、呼出がない場合の玉箱更新に柔軟に対応出来る。
暫定更新中、設定状態(遊技者が従業員を呼び出す補充条件が成立していない状態)時に呼出があれば遊技者が継続して玉箱にギリギリまで玉を収納していたとして持玉を更新するので、そのような遊技者の行動に対応出来る。
遊技者は発生した大当たりの出玉全てを追加的に収納出来ないが、箱積みするのには足らない程度の玉が玉箱に収納されている状態で大当たりが発生することを把握した場合、暫定的に次の玉箱に大当たり出玉を収納し、大当たり終了後、元の玉箱と取り替えることがある。即ち、暫定更新中、大当たり出玉を収納した玉箱を前レコードに対応させ、残りを最新レコードに対応付けることで対応出来る。この場合、大当たり出玉(T1Y)が更新下限より大きいことを条件として対応付けるので多様な(発生可能なRが多数ある)T1Yが発生し得る遊技機であっても、上記行為に限定して特定付けすることが出来る。
遊技者は大当たり出玉が少ない場合には、使用中の玉箱にある程度の玉を収納し、その後、次の玉箱へと玉を収納する。この場合、近くに従業員がいる等、呼出釦33を押下せずに次の玉箱を称することも想定出来る。即ち、暫定更新中に設定したある程度の玉数(満杯上限)を前レコードに対応させ、残りを最新レコードに対応付けることで対応出来る。
遊技場の多くでは獲得した玉を他台にて使用可能とする所謂台移動遊技が許容されている。本実施形態では、持玉が更新下限となり箱積みされていなければ台移動遊技されたとして、持玉の替わりに他台からの持込玉を更新することで台移動遊技状態を持玉更新の対象から除外した。そして、台移動遊技中に売上(貸出)或いは大当たりの発生に応じて持込玉の使用が終了したとして持玉へと更新対象を切り替えるので、玉箱の収納玉数を適切に算出出来る。この場合、持込玉を別途記憶し、合計の持玉、箱数の計算対象に含めることで、その遊技機にて遊技者が獲得した玉数や箱数を適切に算出出来る。
(他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張することができる。
持玉、箱数について、開店からの累計と、現遊技者との双方を算出対象としたが、一方のみを対象としても良い。また、箱数或いは算玉表示のみとしても良い。また、その表示方法は同時、切替等どのように表示しても良い。
持玉>満杯上限値時に暫定レコードを作成したが、作成せずに継続して持玉を更新し、呼出或いは大当たり終了時に実施形態同様に持玉の対応付を行っても良い。
呼出釦33押下時に、その前後において遊技機2或いは貸出装置3等の周辺機器からエラー信号や、エラー解除信号を受信した場合には、呼出がエラーへの対応であるとして箱数更新を行わない構成としても良い。
持玉や、T1Yについてアウト、セーフ信号により随時更新する構成としたが、アウト、セーフ等を各々積算記憶し、出力時期になった等、所定の条件が成立した場合に演算により算出しても良い。また、合計持玉や箱数を特定する場合に、図4の合計持玉−合計持込玉にて算出したが、図4にて持込玉を記憶せず、合計持玉を別途記憶する構成にて合計持玉を特定しても良い。
図3の更新下限値等の設定値を、複数の処理に兼用する設定値としたが、処理毎に対応する設定値を設定しても良い。また、図3に示す複数の設定値を1つの設定値にて兼用して採用しても良い。
正確に持玉を算出するために持玉を貸出信号により更新したが、持玉が所定値(例えば0)以下の状態でアウトに応じて更新しなければ、貸出信号により更新、即ち貸出玉を持玉に加えなくとも良い。
スロットマシン等を対象となる遊技機とし、遊技媒体としてメダルを採用しても良い。
特別状態や時短を介して終了する構成を例示したが、通常大当たり終了後にそのまま通常となる遊技機や、確変中に図柄変動を所定回数行うことで通常となる遊技機を対象としても良い。勿論、図柄変動毎に転落抽選を行い、その当選時に終了しても良い。即ち特別状態としては、通常状態よりも大当たりを発生させやすい状態であればどのような遊技状態であってもよい。また、その特定方法は、状態信号により直接的に判定しても、所定時間毎の出玉率等により間接的に判定しても良い。
遊技情報表示装置としては、貸出装置、所謂データロボ(登録商標)、或いは遊技機自体を遊技情報表示装置とする等、様々な態様で遊技情報表示装置を構成出来る。
また、遊技情報表示装置の情報処理の一部、或いは全部を中継装置5や管理装置7等にて行う構成としても良い。即ち、本発明における遊技情報表示装置の概念は、それら情報処理を行う装置をも含めた広義の遊技情報表示装置を意味する。
尚、図4の玉箱履歴を管理せずに、図5の玉箱記憶領域のみ(即ち箱数或いは残玉数)を管理し、玉箱履歴と同様の更新処理を行っても良い。
例えば共有遊技などにより持玉や箱数に明らかな差が生じる場合には、従業員リモコンや遊技者或いは従業員による修正操作を受付、持玉数やレコード(箱)数を修正可能に構成しても良い。この場合、その遊技者が遊技を終了するまでの時間、修正された持玉数の平均値、或いは別途操作入力した入力値を満杯設定値とし、暫定更新時にT1Y或いは図3の設定値ではなく、その満杯設定値を採用する構成とすれば、呼出釦33を押下せずに、自身の定めた玉数になるまで玉箱に玉を収納する遊技者に対しても対応可能となる。
図面中、4は情報表示装置(遊技情報表示装置、呼出検知手段、更新手段、獲得数特定手段、状態特定手段、設定手段、貸出検知手段、判定手段、記憶手段、受信手段)、40は表示部(表示手段)を示す。

Claims (5)

  1. 遊技者が獲得した遊技媒体である獲得媒体を収納する収納箱の少なくとも一部を箱積みする遊技場に設置され、遊技者に対して前記獲得媒体に関わる遊技情報を表示する遊技情報表示装置において、
    遊技場の従業員を呼出するために遊技者が操作する呼出操作を検知する呼出検知手段と、
    遊技者の前記獲得媒体を収納する収納箱数、及び遊技者が使用中の収納箱に収納される獲得媒体数の少なくとも一方を特定可能な遊技情報である収納箱情報を記憶する記憶手段と、
    前記呼出検知手段による前記呼出操作の検知に応じて、前記遊技者が使用中の収納箱が箱積み状態とされ、次の収納箱の使用が開始されたとして、前記記憶手段が記憶する収納箱情報を更新する更新処理を行う更新手段と、
    前記記憶手段が記憶する収納箱情報を遊技者に対して表示することで、前記獲得媒体に関わる遊技情報を表示する表示手段と、
    を備えたこと特徴とする遊技情報表示装置。
  2. 遊技機にて遊技媒体が使用されたことを検知し、その検知により特定される遊技媒体数を使用媒体数として特定する一方、遊技機にて遊技媒体が払出されたことを検知し、その検知により特定される遊技媒体数を払出媒体数として特定し、その差引によって前記獲得媒体数を特定する獲得数特定手段と、
    遊技機の遊技状態を検知し、その検知により遊技機の遊技状態を特定する状態特定手段と、
    前記状態特定手段により特定され得る遊技状態の一部を補充状態として設定する一方、収納箱に十分に収納されたとする遊技媒体数の下限値である更新下限値を設定する設定手段と、を備え、
    前記記憶手段は、収納箱毎に対応する獲得媒体数を特定可能なレコードを記憶し、当該レコードは前記更新処理に応じて作成され、当該レコードに記憶される獲得媒体数を前記獲得数特定手段による前記獲得媒体数の特定状況に応じて更新可能に記憶し、
    前記更新手段は、前記状態特定手段により前記補充状態が特定され、前記記憶手段により記憶される最新のレコードにより特定される獲得媒体数である最新獲得媒体数が前記更新下限値より大きい状態で、前記呼出操作の検知があった場合に前記更新処理を行い、
    前記表示手段は、収納箱数を表示する場合には前記レコード数により特定される収納箱数を表示し、前記遊技者が使用中の収納箱に収納される獲得媒体数を表示する場合には、前記最新獲得媒体数を表示することで、前記収納箱情報を表示することを特徴とする請求項1記載の遊技情報表示装置
  3. 前記状態特定手段は、前記遊技状態として遊技機における大当たり状態を特定し、
    前記獲得数特定手段は、前記状態特定手段により大当たり状態が特定された期間における前記獲得媒体数を大当たり出玉数として特定し、
    前記設定手段は、収納箱に収納し得る上限値である満杯上限値を設定し、
    前記更新手段は、前記状態特定手段により特定される大当たり状態中、或いはその大当たり状態の終了時点で、前記最新獲得媒体数が前記満杯上限値より大きい場合に前記更新処理を行い、当該更新処理により作成されたレコードの1つ前に作成されたレコードにより特定される前記獲得媒体数を、当該大当たり状態に対応して前記獲得数特定手段が特定した前記大当たり出玉数として更新することを特徴とする請求項2記載の遊技情報表示装置。
  4. 前記状態特定手段は、前記遊技状態として遊技機における大当たり状態を特定し、
    前記設定手段は、収納箱に収納し得る上限値である満杯上限値、及び収納箱を満たし得る所定の獲得媒体数の値である満杯設定値を設定し、
    前記更新手段は、前記状態特定手段により特定される大当たり状態中、或いはその大当たり状態の終了時点で、前記最新獲得媒体数が前記満杯上限値より大きい場合に前記更新処理を行い、当該更新処理により作成されたレコードの1つ前に作成されたレコードにより特定される前記獲得媒体数を、前記満杯設定値として更新することを特徴とする請求項2記載の遊技情報表示装置。
  5. 有価価値を対価として遊技者に対して遊技媒体を貸出する処理である貸出処理を検知する貸出検知手段と、
    対応する遊技機での前記獲得媒体以外の遊技媒体が遊技に使用されている状態である持込状態を判定する判定手段と、を備え、
    前記獲得数特定手段は、前記貸出検知手段による貸出処理の検知に応じて遊技者へと貸出された遊技媒体数である貸出媒体数を特定し、その貸出媒体数に前記払出媒体数を加えた値から前記使用媒体数を除いた値を前記獲得媒体数として特定し、
    前記設定手段は、対応する遊技機での獲得媒体が使用されている状態下における前記最新獲得媒体数の下限値である持込下限値を設定し、
    前記判定手段は、前記最新獲得媒体数が前記持込下限値より小さくなった場合に前記持込状態の開始を判定する一方、前記貸出検知手段により前記貸出処理が検知された場合に前記持込状態が終了したと判定し、
    前記記憶手段は、前記持込状態中に前記獲得数特定手段により特定される前記獲得媒体数を前記最新獲得媒体数の対象から除外することを特徴とする請求項2から4の何れか一項記載の遊技情報表示装置。
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