JP5571361B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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本発明は、持玉を譲渡し合う所謂持玉共有が認められた遊技場において遊技者の持玉を管理するのに好適な遊技場用システムに関する。
遊技場では、所謂各台計数機と呼ばれる遊技機の各々に対応する遊技媒体の計数機を設け、遊技者が遊技により獲得した遊技媒体である持玉を、その計数機にて計数し、所謂再プレイと呼ばれる持玉の払戻等のサービスを提供している。この場合、持玉を特定可能な記録媒体(以下「持玉券」という)の発行処理時に、貸玉+セーフ−アウト−計数玉にて示される手持玉(即ち、持玉の内、計数せずに手元に残している玉)を特定すれば、その手持玉が設定値以下か否かにより、遊技者が手持玉を残して休憩したか、残さず遊技終了したかを判定可能となる(特許文献1参照)。
特許3226368号公報
さて、近年、遊技場では遊技者間で持玉を譲渡し合う所謂持玉共有が認められており、この持玉共有を行う場合、発行処理を介さず、直接、遊技媒体を相手に手渡すことが頻繁に行われる。この場合、実際の手持玉が譲渡により減少(譲渡元側)または増加(譲渡先側)しても、貸玉+セーフ−アウト−計数玉により特定される理論上の手持玉に変化が生じないことから、理論上の手持玉と実際の手持玉とが乖離してしまう。このため、特許文献1では、発行処理時の手持玉による休憩判断を適切に行い難くなる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、所謂持玉共有が許容される遊技場においても、実際の手持玉と理論上の手持玉とが乖離してしまうことを防止できる遊技場用システムを提供することにある。
本発明の遊技場用システムは、遊技媒体である玉を遊技領域へと打込むことで遊技を行う遊技機であって、その玉を打込むための発射装置と、当該発射装置の打込対象となる玉を貯留する受皿と、を備えた遊技機に対応して設けられ、当該遊技機にて遊技者が獲得した遊技媒体である獲得玉を受入れて計数する計数処理を行う計数手段と、前記獲得玉を対価として遊技者に遊技媒体を払出す払戻処理を行う払戻手段と、遊技機毎に対応し、当該遊技機による遊技に応じて払出された玉数を示すセーフと、当該遊技機に対応して設けられ、所定の有価価値を受付可能であり、当該受付けた有価価値を対価として遊技者へと玉を貸出す貸出機により貸出された玉数を示す貸出玉数との合算値から、当該遊技機における前記発射装置により打込まれた玉数であるアウトを減算した理論上の前記獲得玉数を表す理論獲得玉数を特定可能な遊技信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した遊技信号により特定される前記理論獲得玉数を特定可能な理論獲得玉情報、及び前記計数処理された獲得玉数を示す計数玉数から前記払戻処理により払戻された遊技媒体数を示す払戻玉数を減算した前記払戻処理の対価となり得る前記獲得玉数を表す実獲得玉数を特定可能な実獲得玉情報を記憶する記憶手段と、前記計数処理、及び前記払戻処理の内、少なくとも一方が行われた場合に、前記記憶手段が記憶する理論獲得玉情報により特定される前記理論獲得媒体数が、前記実獲得玉数、或いは前記実獲得玉数に所定の補正値を加えた値を表すように、前記理論獲得玉情報を更新する補正更新処理を行う一方、前記発行処理が行われた場合には前記理論獲得媒体数及び前記実獲得玉数が0を表すように前記理論獲得玉情報及び前記実獲得玉情報を更新する補正手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技場用システムにおいて、
前記計数処理、及び前記払戻処理の内、少なくとも一方が行われた場合に、理論獲得玉情報により特定される理論獲得玉数と、前記実獲得玉情報により特定される実獲得玉数とを照合し、両者が一致する、或いは両者の差が許容範囲内であるか否かにより前記補正更新処理が必要であるか否かを判定する補正判定手段を備え、前記補正手段は、前記補正判定手段により補正更新処理が必要である旨の判定結果を得ることを条件として前記補正更新処理を行うようにしても良い(請求項2)。
請求項1又は2記載の遊技場用システムにおいて、
前記理論獲得玉情報により特定される実獲得玉数を特定可能な記録媒体を発行する発行処理を行う発行手段と、前記発行処理が行われた場合に、前記理論獲得玉情報により特定される理論獲得玉数と、前記実獲得玉情報により特定される実獲得玉数とを照合し、両者が一致する、或いは両者の差が許容範囲内であるか否かを判定する判定処理を行う判定手段と、前記判定手段による判定結果を報知する報知手段と、を備えるようにしても良い(請求項3)。
請求項3記載の遊技場用システムにおいて、
前記受信手段は、対応する遊技機において遊技が行われた状態、或いは遊技が行われる状態である稼動状態を特定可能な稼動信号を受信し、前記補正手段は、前記受信手段が受信した前記稼動信号により前記稼動状態となったか否かを判定し、前記計数処理後に前記稼動状態となった旨を判定することを条件として前記補正更新処理を実行するようにしても良い(請求項4)。
請求項3又は4記載の遊技場用システムにおいて、
前記計数処理に対応する設定値であって、遊技者が計数処理後に遊技機の受皿に残す玉数に相当する受皿玉、及び前記払戻処理に対応する設定値であって、遊技者が払戻処理が必要であると判断する際の遊技機の受皿に貯留される玉数に相当する残し玉とを設定する設定手段を備え、前記補正手段は、前記計数処理、及び前記払戻処理が行われた場合に、前記理論獲得玉数が前記実獲得玉数を表すように前記理論獲得玉情報を更新することで、前記補正更新処理を行い、前記記憶手段は、前記補正更新処理が行われた場合に前記計数処理、及び前記払戻処理のいずれが行われたことにより前記補正更新処理が行われたのかを記憶し、前記判定手段は、前記発行処理が行われた場合に、最新の補正更新処理が前記計数処理に応じて行われた場合には、前記理論獲得玉数に前記受皿玉を加えた値と前記実獲得玉とを照合することで前記判定処理を行う一方、前記払戻処理に応じて行われた場合には、前記理論獲得玉数に前記残し玉を加えた値と前記実獲得玉とを照合することで前記判定処理を行うようにしても良い(請求項5)。
請求項1記載の発明によれば、遊技者は受皿の玉が無くなったこと、或いは少なくなったことにより払戻処理が必要であると考え、計数処理時には計数後の遊技に必要な玉を受皿に残して計数する。即ち、持玉共有に基づく持玉譲渡が行われ、理論上の手持玉数と実際の手持玉数とが乖離した場合、つまり、理論獲得玉数と実獲得玉数とが乖離した場合であっても、それ以降に払戻処理又は計数処理があれば理論獲得玉数が実獲得玉数を考慮して補正されるので、その乖離を防止出来る。
理論獲得玉数と実獲得玉数とは、持玉譲渡や不正等がなければ本来対応した値となり得る。請求項2記載の発明では、理論獲得玉数と実獲得玉数とが乖離していないこと、換言すると、持玉譲渡や不正が行われていないことを条件として補正更新処理を行うので、必要以上に理論獲得玉数が補正されない。即ち、払戻処理又は計数処理時にどの程度上皿に玉を残すかは遊技者次第であり、持玉譲渡や不正が行われていない状態で補正更新処理を行うと、理論持玉数が適当な値とならない虞があるが、請求項2記載の発明によれば、その虞を軽減出来る。
請求項3記載の発明によれば、発行処理時に理論獲得玉数と実獲得玉数との乖離状態の判定結果を報知するので、遊技終了や不正の有無等を適切に報知可能となる。
遊技者は受皿に獲得玉が残った状態で遊技を終了する場合、その受皿の獲得玉を計数してから発行処理を行う。即ち、計数処理後に補正更新処理を行うと、判定手段による判定結果が補正更新処理により影響を受ける虞がある。請求項4記載の発明によれば、計数処理後の稼動状態の検出、即ち、計数処理後の遊技継続を条件として補正更新処理を行うので、判定手段による判定結果が補正更新処理により影響を受ける虞を軽減出来る。
請求項5記載の発明によれば、補正更新処理時に、設定手段により設定される設定値を参照せずに理論獲得玉数を補正するので、補正更新処理の処理負担が軽減する。
本発明の一実施形態における遊技場用システムの全体構成を示す概略図 各台計数機の正面図 設定情報を示す図 中継装置に設定された端末記憶領域を示す図 中継装置に設定された端末記憶領域の更新推移を示す図 隣席における端末記憶領域の更新推移を示す図(その1) 隣席における端末記憶領域の更新推移を示す図(その2) 中継装置の処理を示すフローチャート 各台計数機の処理を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場には遊技機1に対応して貸出機2、各台計数機(台毎端末)3が設置され、管理室には管理装置4が設置されている。中継装置5は、2台の遊技機1、2台の貸出機2、2台の各台計数機3、及び管理装置4と接続されている。管理装置4は、遊技機側(遊技機1、貸出機2、各台計数機3等)から送信される遊技信号を中継装置5を介して受信することにより遊技機1の遊技データを管理する。尚、図1では省略したが、実際には数百台の遊技機1が管理装置4の管理対象となる。
管理対象となる遊技機1は、発射装置を構成する操作ハンドル6に対する操作により盤面7(遊技領域に相当)に発射した玉(遊技媒体に相当)が始動口8、始動口9に入賞(始動入賞)するのに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果を表示部10において行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当たり状態となる。大当たりが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口11を開放する。入賞により払出された玉は上部受皿12にて受けられ、この上部受皿12が満杯状態となって溢れた玉は下部受皿13で受けられる。尚、1Rの上限入賞数は10個で、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間のいずれかが満たされた場合に1Rを終了する。
遊技機側からは次の信号が出力される。
アウト信号=使用玉(使用媒体に相当)を回収するアウトBOXから出力される使用媒玉数(アウト)を特定可能な信号。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号であっても良い。
セーフ信号=遊技機1から出力される払出媒玉数(セーフ)を特定可能な信号。遊技機1での遊技(入賞)に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
スタート信号=遊技機1から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号。始動口8又は始動口9への入賞により変動(作動)する液晶表示部21(役物)における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「スタート信号数×1」をスタートとして特定する。尚、始動口8又は始動口9への入賞に応じて出力される始動入賞信号をスタート信号としても良い。
大当たり信号=遊技機1から出力される大当たりを特定可能な信号。大当たり中にレベル出力される状態信号なので、大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
売上信号=貸出機2から出力される売上情報(売上玉数(貸出媒体数に相当)、売上額)を特定可能な信号。遊技者に対する有価価値を対価とした売上玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数(貸出玉数に相当)として特定し、売上玉数×貸単価を売上額として特定する。
貸出機2は、CPUからなる制御部、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))、RAM、ROMからなる記憶部、I/Fからなる送受信部、表示部を備えた所謂CRサンドとして構成されており、以下の機能を有する。
(1)固有のIDが記録された所謂会員カード或いはビジターカードをカード挿入口14にて受付可能であり、受付した状態で貨幣投入口15に貨幣が投入された場合に、そのIDに対応付けてその価値(有価価値)を記憶する。
(2)ビジターカードを所定数(5枚程度)ストック可能であり、ビジターカードを受付していない状態で貨幣(有価価値)を受付すると、ストックしているビジターカードに貨幣の有価価値を記録して、そのビジターカードを受付状態にする。
(3)有価価値が特定可能な状態で貸出釦16が押下されると、その有価価値に基づき貸玉を遊技機1の払出口から払出して売上信号を送信する。
(4)ビジターカードを受付した状態で返却釦17の押下を受付けると、受付中のビジターカードを排出する。
(5)情報表示部18では貸出情報を表示可能であり、各種の対応する遊技機1に関する遊技情報等も表示可能となる。
(6)対応する管理装置としては各台計数機3に対応する管理装置4だけでなく図示しないカード会社の管理装置にも対応し、会員ID毎の貯玉は管理装置4が記憶する一方、有価価値に対応する残高はカード会社の管理装置にて管理する。
図2は各台計数機3の正面図である。各台計数機3は、装置本体19に、状態表示LED20、液晶表示部21、発行可能時に点灯する発行釦22、玉払出ノズル23、払戻釦24、リモコン受光部25、持玉券のストック状態を示す周囲点灯部26を有した持玉券挿入口27、受皿部28を備えて構成されており、遊技機1の受皿12,13の玉(獲得玉に相当)を下部受皿13の開放に伴って落下させて受皿部28で受けることにより装置本体19の下部に配置された計数部にて計数する。このように計数された玉は後述するように実持玉として特定され、遊技者による払出操作(払戻釦24の押下)により玉払出ノズル23から遊技機1の上部受皿12に払出可能である一方、持玉数を記録したICカードからなる持玉券(記録媒体に相当)を発行可能である。
各台計数機3は、CPUからなる制御部(計数手段、払戻手段、記憶手段、補正手段、補正判定手段、発行手段、判定手段、報知手段に相当)、CF、RAM、ROMからなる記憶部、I/Fからなる送受信部(受信手段に相当)を備えており、中継装置5を介して管理装置4、及び貸出機2と接続され各種情報の送受信が可能となっている。また、以下の機能を有する。
(1)実持玉と、計数信号を送信するための計数玉とを記憶し、遊技機1に下部受皿13の開放に伴い、受皿部28にて受けた玉を検知すると計数玉を加算し、3秒の計数タイマを作動させ、その計数タイマの作動中に玉計数があると計数玉の加算及び計数タイマを再始動する計数処理を行う。
(2)実持玉>0の状態で、払戻釦24の押下げがあると、実持玉を、その範囲内で払戻1単位(125玉)分、払戻す払戻処理を行い、中継装置5に払戻玉を特定可能な払戻信号を送信する。
(3)持玉券挿入口27奥にて複数の持玉券を受付順にストックしており、実持玉>0の状態で、発行釦22が押下された場合には、ストックしている持玉券の内、受付順が最新である持玉券を発行する発行処理を行う。この場合、中継装置5に理論持玉(理論獲得玉数に相当)及び実持玉(実獲得玉数に相当)を問合せ、発行情報を受信すると、発行処理として理論持玉及び実持玉を特定可能な持玉券情報を持玉券に記憶し、自身の持玉を0とする。
(4)持玉券を受付けると、持玉券情報により特定される実持玉により自身が記憶する実持玉を更新(加算)し、持玉券情報により特定される理論持玉及び実持玉を特定可能な受付信号を送信する。
(5)休憩開始信号を受信すると液晶表示部21にて図示しない休憩表示を開始し、休憩終了信号を受信するとその休憩表示を終了する。
中継装置5は、CPUからなる制御部、CF、RAM、ROMからなる記憶部、I/Fからなる送受信部を備えており、遊技機1、各台計数機3、貸出機2、管理装置4と接続され、各種情報の送受信が可能となっている。
中継装置5には図3に示す設定情報が設定されており、以下の項目が設定されている。
払戻範囲(0〜60玉)=持玉誤差(理論持玉−実持玉)に対する設定値で、払戻処理時に持玉誤差がこの設定範囲外である場合に理論持玉を補正する補正更新処理を実行する。
計数範囲(50〜200玉)=持玉誤差に対する設定値で、計数処理時に持玉誤差がこの設定範囲外である場合に計数誤差フラグを1に設定し、その後、遊技を確認(アウト、セーフ、売上のいずれかの信号を受信)した場合に理論持玉を補正する補正更新処理を実行する。
残し玉(30玉)=払戻処理に応じて理論持玉を補正する際に参照する設定値で、補正時には実持玉にこの設定値を加算した値を理論持玉とする。尚、遊技者が払戻釦24を押下(遊技する為の受皿の玉が不足したと判断)する際の持玉に相当する値を設定する。
受皿玉(150玉)=計数処理に応じて理論持玉を補正する際に参照する設定値で、補正時には実持玉にこの設定値を加算した値を理論持玉とする。尚、遊技者が計数処理後、遊技する為に受皿の玉が十分にあると判断する持玉(上部受皿12にて受入れる許容玉数)に相当する値を設定する。
中継装置5には図4に示す端末記憶領域が設定されており、以下の各項目が設定されている。
理論持玉=遊技者の理論上の持玉数で、セーフ、売上玉により加算され、アウトにより減算される。また、持玉券を受付けた場合には、持玉券により特定される理論持玉である受付理論持玉も加算される。尚、アウト、セーフ、売上玉数、及び受付理論持玉数を各々記憶し、その演算値(セーフ+売上玉数−アウト+受付理論持玉数)にて特定しても良い。
実持玉=遊技者の持玉数で、各台計数機3にて計数した計数玉により加算され、持玉を対価として遊技者へと払戻した払戻玉により減算される。また、持玉券を受付けた場合には、持玉券により特定される実持玉である受付実持玉も加算される。即ち、発行可能又は払戻処理の対価となり得る持玉数である。尚、計数玉数、払戻玉数、及び受付実持玉を各々記憶し、その演算値(計数玉数−払戻玉数+受付実持玉)にて特定しても良い。
管理装置4は、CPUからなる制御部、HDD(ハードディスク装置)、RAM、ROMからなる記憶部、I/Fからなる送受信部、モニタ、プリンタからなる出力部を備え、各遊技機1の収支を管理するようになっている。
次に上記構成の作用を、中継装置5に設定された特定の遊技機1に対応する端末記憶領域の更新推移を示す図5、特定の遊技機1の隣席の台に対応する端末記憶領域の更新推移を示す図6,7、中継装置5の処理をフローチャートで示す図8、各台計数機3の処理をフローチャートで示す図9を参照して説明する。尚、図5ないし図7における「実際の持玉」は、端末記憶領域に記憶される持玉ではなく、遊技者が実際に遊技に利用出来る持玉を示しており、データ上の持玉(実持玉)とデータに表れていない実際に受皿12,13に貯留されている玉との加算値なので、「実際の持玉」−「実持玉」が実際の受皿12,13上の手持玉(即ち、持玉の内、計数せずに手元に残している玉)となる。
中継装置5は、図8に示すように遊技機側からアウト信号を受信したか(A1)、セーフ信号を受信したか(A2)、売上信号を受信したか(A3)、計数信号を受信したか(A8)、払戻信号を受信したか(A9)、受付信号を受信したか(A16)、発行情報問合わせが有ったか(A21)を判定している。アウト信号、セーフ信号、売上信号のいずれかを受信したときは(A1:YES or A2:YES or A3:YES)、遊技機1が稼動したとして計数誤差フラグが1かを判定する(A4)。この計数誤差フラグは、後述するように獲得玉を計数した結果、理論持玉と実持玉との差である持玉誤差が大きく乖離したことを示すフラグである。通常は計数誤差フラグが0であるので(A4:NO)、受信信号に応じて理論持玉を更新する(A7)。つまり、売上信号、セーフ信号の受信に応じて理論持玉を加算し、アウト信号の受信に応じて理論持玉を減算する。
図5のデータ(1)は、受信信号に応じて理論持玉を更新した結果、理論持玉が1000玉となったことを示しており、実際の持玉と一致している。
一方、各台計数機3は、図9に示すように玉計数か(B1)、実持玉が正か(B8)、休憩開始信号を受信したか(B16)、休憩終了信号を受信したか(B17)、持玉券を受付けたか(B18)を判定している。遊技開始後に大当たりが発生し、遊技者が大当たりにより獲得した獲得玉を計数するために遊技機1の下部受皿13を開放すると、下部受皿13から玉が落下して各台計数機3の受皿部28で受けられる。各台計数機3は、受皿部28にて受けた玉を計数開始すると(B1:YES)、計数玉を加算し(B3)、3秒の計数タイマを作動させ(B3)、その計数タイマの作動中に(B4:NO、B5:NO)、玉計数があると(B4:YES)、計数玉の再加算及び計数タイマの再作動することにより計数処理を実行する。そして、計数が終了して計数タイマがタイムアップすると(B5:YES)、計数した玉(計数玉)により実持玉を更新(加算)してから(B6)、中継装置5へ計数玉を特定可能な計数信号を送信する(B7)。
ここで、各台計数機3は、実持玉が正となったことから(B8:YES)、払戻釦24が押下げられたか(B9)、発行釦22が押下げられたか(B12)も判定するようになる。
中継装置5は、計数信号を受信したときは(A8:YES)、計数信号が示す計数玉に基づいて理論持玉及び実持玉を更新(加算)し(A13)、持玉誤差(=理論持玉−実持玉)は計数範囲内かを判定する(A14)。
図5のデータ(2)は、理論持玉が1800玉、実持玉が1650玉であることから、遊技機1の上部受皿12には理論的に150玉残されていることを示している。この場合、持玉誤差が図3の設定情報における計数範囲(50〜200)であるので(A14:NO)、ステップA16へ移行する。
その後、遊技者が遊技により120玉を使用すると、端末記憶領域の理論持玉は図5のデータ(3)に示すように1680玉となる。この場合、遊技機1の上部受皿12には30(=1680−1650)玉が残されており、上部受皿12の玉が不足していることから、遊技者が各台計数機3の払戻釦24を押下げると、各台計数機3は、払戻釦24が押下げられたと判定し(B9:YES)、払戻処理を実行する(B10)。この払戻処理では、実持玉を払戻1単位(125玉)分だけ払戻す。次に、中継装置5に払戻玉を特定可能な払戻信号を送信する(B11)。
中継装置5は、払戻信号を受信したときは(A9:YES)、持玉誤差が図3の設定情報における払戻範囲(0〜60玉)内であるかを判定する(A10)。図5のデータ(3)は、持玉誤差が払戻範囲内であることから(A10:NO)、実持玉のみを減算することにより更新している(A12)。
さて、遊技者が、例えば持玉が無くなった隣席の知人に100玉を渡したとする。この場合、図5のデータ(5)に示すように、実際の持玉が100玉少なくなるにしても、理論持玉及び実持玉が更新されることはない。同様に図6のデータ(11)に示すように、隣席の実際の持玉が100玉となるにしても、理論持玉及び実持玉が更新されることはない。つまり、持玉の譲渡が行われた結果、両者の理論持玉と実際の持玉とが大きく乖離するようになる。
遊技者が隣席の知人に更なる玉を渡すために払戻釦24を押下げると、中継装置5に払戻信号が送信されるので、中継装置5は、払戻信号を受信した場合に(A9:YES)、持玉誤差が払戻範囲外であるときは(A10:YES)、理論持玉=実持玉+残し玉(30玉)により補正する(A11)。図5のデータ(6)では、実持玉が1525玉であることから、設定情報である残し玉を加算することにより理論持玉を1555玉に補正したことを示している。つまり、払戻しが行われるのは上部受皿12の残し玉が少ない場合であることから、理論持玉から実持玉を差引いた手持玉が多い場合は、持玉譲渡が行われたとして、理論持玉を補正するのである。補正後、払戻しに応じて実持玉を更新する(A12)。データ(7)は、実持玉である1525玉から125玉減算することにより1400玉に更新したことを示している。データ(8)は、払戻し後、更に隣席の知人に150玉手渡したことにより実際の持玉が減少したことを示し、図6のデータ(12)は、隣席の知人の実際の持玉が150玉増加したことを示している。
図5のデータ(9)は、持玉譲渡により上部受皿12の玉が不足し、遊技者自身が遊技するための玉を払戻す際に、持玉誤差が払戻範囲外であることから、理論持玉を補正したことを示している。データ(10)は、払戻しにより実持玉を1400玉から1275玉に減算したことを示している。
一方、図6のデータ(13)は、隣席の知人が、受取った150玉を使用して遊技した結果、理論持玉が−150玉となったことを示している。その後、大当たりが発生し、遊技者が持玉を計数すると、中継装置5に計数信号が送信されるので、中継装置5は、計数信号を受信したときは(A8:YES)、理論持玉及び実持玉を更新する(A13)。図6のデータ(14)では理論持玉が1650玉、実持玉が1750玉であり、持玉誤差が計数範囲外であるので(A14:YES)、計数誤差フラグを1とする(A15)。このように計数誤差フラグが1の状態で、アウト信号、セーフ信号、売上信号のいずれかを受信したとき(A1:YES or A2:YES or A3:YES)、つまり計数処理後に遊技継続が判定できたときに、理論持玉と実持玉とが大きく乖離していることから理論持玉を実持玉+受皿玉(150玉)により補正し(A5)、計数誤差フラグを0とし(A6)、稼動に応じて理論持玉を更新する(A7)。図6のデータ(15)は、実持玉である1750玉に受皿玉を加算することにより理論持玉を1900玉に補正し、アウト信号1パルスに相当する10玉のアウトの発生に応じて理論持玉(1890玉)を更新したことを示している。データ(16)は、補正後、500玉分払戻し、500玉を使用したことを示している。データ(17)は、その後、大当たりが発生し、全ての出玉を計数したことを示している。
次に、各台計数機3による持玉券の発行処理について説明する。各台計数機3は、遊技者が持玉券を発行するために発行釦22を押下げると(B12:YES)、中継装置5に発行情報を問合せ(B13)、発行情報を受信したかを判定する(B14)。中継装置5は、発行情報の問合せが有ったときは(A21:YES)、実持玉と理論持玉とを特定可能な発行情報を送信する(A22)。
各台計数機3は、発行情報を受信したときは(B14:YES)、持玉券を発行する発行処理を実行する(B15)。この発行処理は、持玉券挿入口27奥にて受付順にストックした複数の持玉券の内、受付順が最新である持玉券を発行することにより行われる。
中継装置5は、上述のように発行情報を送信するのに続けて、実持玉と理論持玉とを比較する(A23)。実持玉が理論持玉以上であれば(A23:YES)、手持玉が無いことから、管理装置4へ客交替信号を送信し、理論持玉及び実持玉を0とする(A27)。客交替信号を受信した管理装置4は、該当台が空台となった旨を店内放送したり、表示装置に表示したり、プリントしたりすることにより出力する。
これに対して、実持玉が理論持玉以上でなければ(A23:NO)、上部受皿12に手持玉が残っており、遊技者が手持玉を残したまま実持玉の一部を記憶した持玉券を発行してから休憩したと判断し、休憩開始信号を各台計数機3に送信する(A25)。次に、休憩フラグを1に設定し(A26)、理論持玉及び実持玉を0とする(A27)。各台計数機3は、休憩開始信号を受信したときは(B16:YES)、液晶表示部21にて図示しない休憩表示を開始する(B21)。これにより、従業員或いは周囲の遊技者は、遊技機1が空台でないことを確認することが出来る。
休憩した遊技者が遊技を再開するために、各台計数機3に持玉券を挿入すると、各台計数機3は、持玉券を受付けたときは(B18:YES)、実持玉に持玉券から読取った持玉を加算することにより更新し(B19)、中継装置5へ受付信号を送信する(B20)。
中継装置5は、受付信号を受信したときは(A16:YES)、理論持玉及び実持玉を更新し(A17)、休憩フラグが1のときは(A18:YES)、休憩終了信号を送信し(A19)、休憩フラグを0とする(A20)。各台計数機3は、休憩終了信号を受信したときは(B17:YES)、液晶表示部21に表示している休憩表示を終了する(B22)。
一方、図7のデータ(18)は、データ(11)で示す状態から受取った150玉を計数したことを示している。データ(19)は計数後の持玉誤差(0−150=−150玉)が計数範囲外である状態で、遊技(アウト信号の受信)に応じて理論持玉を補正(300玉)した上で、更に遊技(10玉のアウト)に応じて理論持玉を更新(290玉)したことを示し、データ(20)は、補正後、70玉(データ(19)の状態からは60玉)を使用したことを示している。データ(21)は、上部受皿12の玉が不足したため玉を払戻す際に、持玉誤差が払戻範囲外であることから、理論持玉を補正したことを示し、データ(22)は、補正後、払戻しにより実持玉を減算したことを示している。
さて、遊技者が持玉を計数するケースとしては、遊技者が台移動、或いは休憩するために遊技機1を離れることにより計数するケースと、遊技機1を離れないが持玉が多くなったために計数するケースとがあり、前者の場合は計数後に持玉券が発行され、後者の場合は計数後に持玉券が発行されないという違いがある。即ち、計数後に各台計数機3から発行情報の問合わせが有った場合は前者であるので、客交替か、休憩のいずれであるのかを理論持玉と実持玉とから判定するため、計数誤差フラグが1であっても理論持玉の補正を行わない。これに対して、計数フラグが1の状態で遊技信号(アウト信号、セーフ信号、売上信号のいずれか)を受信した場合は後者であるので、持玉の譲渡等を考慮し、補正する必要があるとして理論持玉の補正を行う様にしている。
このような本実施形態によれば、各台計数機3による計数処理又は持玉を払戻す払戻処理のいずれかに応じて実持玉に基づき理論持玉を補正するようにしたので、持玉共有に基づく持玉譲渡が行われ、理論上の手持玉数と実際の手持玉数とが乖離した場合であっても、それ以降に払戻処理又は計数処理があれば理論獲得玉数が実獲得玉数を考慮して補正されることから、その乖離を防止出来る。
持玉誤差が許容範囲内にないことを条件として計数処理又は払戻処理に応じた理論持玉の補正を行うようにしたので、払戻処理又は計数処理時にどの程度、上部受皿12に玉を残すかは遊技者次第であり、持玉譲渡や不正が行われていない状態で補正更新処理を行うと、理論持玉数が適当な値とならない虞があるにしても、その虞を軽減出来る。
発行処理時に実持玉と理論持玉とを照合して許容範囲にある場合に遊技終了を判定し、客交替を報知するようにしたので、遊技終了や不正の有無等を適切に報知可能となる。
計数終了後に遊技機1の稼動を検出することを条件として理論持玉の補正を行うようにしたので、判定結果が補正更新処理により影響を受ける虞を軽減出来る。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
休憩又は遊技終了の判定のために理論持玉を補正したが、例えば持玉誤差、即ち理論持玉と実持玉とを照合して理論持玉に対して実持玉が許容値を逸していることにより不正判定を行う場合等、他の目的で理論持玉と実持玉とを照合する場合に本発明を適用しても良い。
演算した持玉誤差が許容範囲にあるか否かにより、理論持玉と実持玉とが一致するか又はその差が許容範囲にあるかを間接的に判定したが、例えば理論持玉が払戻誤差範囲の上限値以上、実持玉よりも多い等、直接的に両者を比較して判定しても良い。勿論、払出誤差範囲や計数誤差範囲は、上限のみ又は下限のみの設定であっても良い。また、発行処理時の理論持玉と実持玉の照合時に持玉誤差を特定し、その持玉誤差により両者の一致、許容範囲内にあることを判定しても良い。
払戻処理、計数処理のいずれか一方のみに応じて理論持玉の補正を行っても良い。また、補正時に実持玉に補正値(残し玉、受皿玉)を加算した値を理論持玉としたが、実持玉をそのまま理論持玉に補正してもある程度の効果は見込める。この場合、最後に行った補正を払戻処理、計数処理のいずれに応じて行ったかにより、発行処理に応じた判定時に考慮する許容範囲(残し玉又は受皿玉のいずれかを理論持玉に加算して実持玉と照合する等)を定めれば、上記実施形態と同等の効果が見込める。また、補正更新処理時に、設定値を参照せずに理論獲得玉数を補正するので、補正更新処理の処理負担を軽減することが出来る。
理論持玉を特定出来れば、直接的に理論持玉を記憶せずともアウト等の関連する遊技情報を記憶し、演算式により特定することで間接的に理論持玉を記憶しても良いが、この場合は、補正した理論持玉を別途記憶し、補正後の遊技信号により特定される遊技情報により補正後の理論持玉を演算して特定すれば良い。
理論持玉をアウト、セーフ、売上信号により特定したが、理論持玉を特定可能であれば直接的に理論持玉を特定出来る遊技信号(理論持玉そのもの又は加減算値等)を受信する構成としても良い。勿論、実持玉についても同様である。
補正更新処理を行うとは、理論持玉の補正を有効化するとの概念も含むので、払戻処理又は計数処理により補正を行っても、その後、稼動状態の検出等他の条件が成立しない場合に、補正前の状態に戻す等、補正が有効化されない場合には補正更新処理を行わないことになる。
遊技が行われた状態はアウト、セーフ信号により特定出来、遊技が行われる状態は売上信号により特定出来るため、稼動状態をそれら信号により特定したが、スタート信号や大当たり信号等でも稼動状態を検出出来るので、それら遊技信号によって稼動状態を特定しても良い。
所謂貯玉に基づく再プレイシステムに対応しても良い。この場合、所定の有価価値に相当する貯玉を、その貯玉を特定可能な所謂会員カード等を受付けることで受付、貯玉を対価として払出される再プレイ玉が貸出玉に相当する。この場合、対価となる貯玉数は再プレイ玉の所定数の所謂手数料玉を加えても良い。また、例示した全ての数値はどのような数値を適用しても良い。
持玉券はカード状の記憶媒体だけでなく、例えばコイン型の記憶媒体等であっても良い。また、実獲得玉数を特定可能とは、直接的に実獲得玉数を記憶するだけでなく、持玉券のID等を記憶することで、発行した持玉券のIDに対応付けて実獲得玉数を記憶する管理装置4の実獲得玉数を呼出すことを含む概念となる。尚、理論獲得玉数についても同様である。
中継装置5が行う情報処理の一部、或いは全部を各台計数機3、貸出機2や管理装置4等にて行う構成としても良い。同様に管理装置4が行う情報処理の一部を中継装置5や各台計数機3にて行っても良い。勿論、貸出機2と各台計数機3を一体化しても良い。
図面中、1は遊技機、3は各台計数機(計数手段、払戻手段、受信手段、記憶手段、補正手段、補正判定手段、発行手段、判定手段、報知手段)、6は操作ハンドル(発射装置)、7は盤面(遊技領域)、12は上部受皿(受皿)である。

Claims (5)

  1. 遊技媒体である玉を遊技領域へと打込むことで遊技を行う遊技機であって、その玉を打込むための発射装置と、当該発射装置の打込対象となる玉を貯留する受皿と、を備えた遊技機に対応して設けられ、当該遊技機にて遊技者が獲得した遊技媒体である獲得玉を受入れて計数する計数処理を行う計数手段と、
    前記獲得玉を対価として遊技者に遊技媒体を払出す払戻処理を行う払戻手段と、
    遊技機毎に対応し、当該遊技機による遊技に応じて払出された玉数を示すセーフと、当該遊技機に対応して設けられ、所定の有価価値を受付可能であり、当該受付けた有価価値を対価として遊技者へと玉を貸出す貸出機により貸出された玉数を示す貸出玉数との合算値から、当該遊技機における前記発射装置により打込まれた玉数であるアウトを減算した理論上の前記獲得玉数を表す理論獲得玉数を特定可能な遊技信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した遊技信号により特定される前記理論獲得玉数を特定可能な理論獲得玉情報、及び前記計数処理された獲得玉数を示す計数玉数から前記払戻処理により払戻された遊技媒体数を示す払戻玉数を減算した前記払戻処理の対価となり得る前記獲得玉数を表す実獲得玉数を特定可能な実獲得玉情報を記憶する記憶手段と、
    前記計数処理、及び前記払戻処理の内、少なくとも一方が行われた場合に、前記記憶手段が記憶する理論獲得玉情報により特定される前記理論獲得媒体数が、前記実獲得玉数、或いは前記実獲得玉数に所定の補正値を加えた値を表すように、前記理論獲得玉情報を更新する補正更新処理を行う一方、前記発行処理が行われた場合には前記理論獲得媒体数及び前記実獲得玉数が0を表すように前記理論獲得玉情報及び前記実獲得玉情報を更新する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記計数処理、及び前記払戻処理の内、少なくとも一方が行われた場合に、理論獲得玉情報により特定される理論獲得玉数と、前記実獲得玉情報により特定される実獲得玉数とを照合し、両者が一致する、或いは両者の差が許容範囲内であるか否かにより前記補正更新処理が必要であるか否かを判定する補正判定手段を備え、
    前記補正手段は、前記補正判定手段により補正更新処理が必要である旨の判定結果を得ることを条件として前記補正更新処理を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。
  3. 前記理論獲得玉情報により特定される実獲得玉数を特定可能な記録媒体を発行する発行処理を行う発行手段と、
    前記発行処理が行われた場合に、前記理論獲得玉情報により特定される理論獲得玉数と、前記実獲得玉情報により特定される実獲得玉数とを照合し、両者が一致する、或いは両者の差が許容範囲内であるか否かを判定する判定処理を行う判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技場用システム。
  4. 前記受信手段は、対応する遊技機において遊技が行われた状態、或いは遊技が行われる状態である稼動状態を特定可能な稼動信号を受信し、
    前記補正手段は、前記受信手段が受信した前記稼動信号により前記稼動状態となったか否かを判定し、前記計数処理後に前記稼動状態となった旨を判定することを条件として前記補正更新処理を実行することを特徴とする請求項3記載の遊技場用システム。
  5. 前記計数処理に対応する設定値であって、遊技者が計数処理後に遊技機の受皿に残す玉数に相当する受皿玉、及び前記払戻処理に対応する設定値であって、遊技者が払戻処理が必要であると判断する際の遊技機の受皿に貯留される玉数に相当する残し玉とを設定する設定手段を備え、
    前記補正手段は、前記計数処理、及び前記払戻処理が行われた場合に、前記理論獲得玉数が前記実獲得玉数を表すように前記理論獲得玉情報を更新することで、前記補正更新処理を行い、
    前記記憶手段は、前記補正更新処理が行われた場合に前記計数処理、及び前記払戻処理のいずれが行われたことにより前記補正更新処理が行われたのかを記憶し、
    前記判定手段は、前記発行処理が行われた場合に、最新の補正更新処理が前記計数処理に応じて行われた場合には、前記理論獲得玉数に前記受皿玉を加えた値と前記実獲得玉とを照合することで前記判定処理を行う一方、前記払戻処理に応じて行われた場合には、前記理論獲得玉数に前記残し玉を加えた値と前記実獲得玉とを照合することで前記判定処理を行うことを特徴とする請求項3又は4記載の遊技場用システム。
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