JP4918581B2 - リモコン受光装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、赤外線リモコンを用いたリモコン受光装置及びこれを用いた電子機器に係り、特に、多方向からリモコン操作を可能とするために複数のリモコン受光部を備えたリモコン受光装置及びこれを用いた電子機器に関する。
従来、赤外線リモコンは投写型映像表示装置などの電子機器などにおいて多く用いられている。また、リモコンとリモコン受光部とは一対一の組み合わせで用いられると限られるわけではない。例えば、特許文献1には、リモコンから送信されたリモコンコード信号を受信する複数の受信部を備えた画像表示装置が記載されている。この画像表示装置の信号受信装置は、複数のリモコンからのリモコンコード信号を複数の受信部で受信した場合であっても、複数のリモコンによる操作が交互に採用され、ユーザの意図しない動作が実行されてしまうことを防止するようにしたものである。
特開2009−21687号公報
ところで、電子機器として投写型映像表示装置を例に考えると、以下のようなニーズがある。図6(a)の参考例に示すように、投写型映像表示装置1において、リモコン2のリモコン受光部3は、外板を成す筐体10の正面板11側に取り付けられているものが多い。しかしながら、図6(b)の参考例に示すように、投写型映像表示装置1を天井吊下げ取付状態とした場合には、下方のリモコン2からの操作を容易にするために、天井吊下げ取付状態の下面、すなわち図6(a)の床置き正立取付状態における上面板12にリモコン受光部3を設けて欲しいというニーズがある。そこで、このような操作を可能とするために、一般的なリモコン操作を行う筐体10の正面板側にリモコン受光部3を設けるとともに、図6(a),(b)に示すように、床置き正立取付状態時の筐体10の上面板側にリモコン受光部4を設けることが考えられる。また、このように複数のリモコン受光部3,4を設ける場合はリモコン受光部3,4の受光素子を実装する基板を共通化することにより、基板の数やケーブルの数を減らしてコスト軽減したり、デザインとの調和を図ったりするために、リモコン受光部3,4をコーナ部に設け、筐体10内部において両者を隣接させるようにすることが考えられる。
そこで、このような多方向からの操作を可能とした構造の参考例を図7及び図8に示す。なお、図7は、図6の斜視図として記載したものであり、図8は図7におけるA−A断面図として記載したものであるが、この参考例は本発明者が本発明との比較のために想定したものであって、従来公知のものではない。この参考例において、正面板側のリモコン受光部3は、正面板11に形成された受光窓31とこの受光窓31に対面するように筐体10内の基板5上に設けられた受光素子32とを備えている。また、上面板側のリモコン受光部4は、上面板12に形成された受光窓41とこの受光窓41に対面するように筐体10内の基板5上に設けられた受光素子42とを備えている。
両リモコン受光部3,4は、このように筐体10の図示右上隅部に隣接するように配置されている。なお、この明細書において前後左右の方向をいうときは、図7の状態を基準とするとともにリモコン受光部3の取り付けられている面を前面(正面)として定まる前後左右方向をいうものとする。また、受光素子32,42や、この受光素子32,42により受信された信号を処理する処理回路などを搭載した基板5が両リモコン受光部3,4に対し共通とされている。このために、基板5は、正面板11及び上面板12に対し垂直となる平面上に取り付けられるように、取付板51に対し取付ねじ52によりねじ止めされている。
このような投写型映像表示装置1を例えば図6(a)のように床置き正立取付状態とし,リモコン2からの赤外線信号21を正面板11のリモコン受光部3で受光する場合に、天井に配置された蛍光灯6からの赤外線ノイズ61が上面板12の受光窓41から筐体10内に侵入することが考えられる。同様に、図6(b)のように天井吊設置とし,リモコン2からの赤外線信号21を下方のリモコン受光部4で受光する場合に、天井に配置された蛍光灯6からの赤外線ノイズ61が正面板11の受光窓31から筐体10内に侵入することが考えられる。
そして、上記構成のものでは、二つの受光素子32,42が赤外線ノイズ61の伝搬が可能な空間により連絡されている。このため、例えば、上面板12の受光窓41から侵入した赤外線ノイズ61は、図8に破線で示すように、筐体10や他の電子部品53,54等で反射した赤外線ノイズ61となって、正面板側のリモコン受光部3に伝搬することがあり得る。この場合には、赤外線ノイズ61がリモコン受光部3の受光素子32に受光されることにより、リモコン受光部3を通じての正常なリモコン操作が阻害されることになる。なお、ここではリモコン受光部4の受光窓41から赤外線ノイズ61が侵入する場合を示したが、リモコン受光部3の受光窓31から赤外線ノイズ61が侵入する場合も同様である。
このように複数のリモコン受光部3,4を近接して設けると、赤外線の伝搬経路が空間的に連続し、一方の受光窓31,41から侵入した赤外線ノイズ61により、他のリモコン受光部3,4を通じてのリモコン操作が影響を受けるという問題が考えられる。しかし、特許文献1にはこのような問題点に関し何ら触れるところがない。また、複数のリモコン受光部3,4を使用する場合に、使用するリモコン受光部3,4を選択することは制御装置による制御機能として実現することも可能である。しかしながら、このようにしても、互いの赤外線の伝搬経路が空間的に連続している以上、一のリモコン受光部3,4に侵入した赤外線ノイズ61により、他のリモコン受光部3,4を通してのリモコン操作が阻害されることを防止することはできない。
本発明は、このような事情に鑑み、複数のリモコン受光部を近接して配置している場合に、一のリモコン受光部から侵入した赤外線ノイズにより他のリモコン受光部を通してのリモコン操作が阻害されることを効果的に防止するようにした電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係るリモコン受光装置は、このような目的を達成するために成されたものであって、筐体と、筐体に設けられた2つの受光窓と、2つの受光窓に対面するように前記筐体内に配置された受光素子を含む、2つのリモコン受光部と、2つのリモコン受光部の受光素子を取り付けた基板とを備えたリモコン受光装置において、前記2つの受光素子は基板の一側面側に取付けられ、2つの受光素子間を仕切る仕切壁を有すると共に、一方の受光素子の受光窓側が開口した覆部材は、前記基板とによって前記一方の受光素子を覆い、覆部材と基板とによって、一のリモコン受光部の受光窓から筐体内に侵入した赤外線ノイズが他のリモコン受光部の受光素子へ伝搬することが阻止されるように構成されていることを特徴とする。上記構成によれば、一のリモコン受光部の受光窓から筐体内に侵入した赤外線ノイズは、伝搬阻止部材により他のリモコン受光部へ伝搬することが阻止されるので、他のリモコン受光部を通しての正常なリモコン操作が阻害されない。
また、前記複数の受光窓は、互いに連結されずに独立に前記筐体に形成されていることが好ましい、仮に、複数の受光窓が互いに連結して形成されている場合には、何れかの受光素子に対応する受光窓部分に赤外線ノイズが照射されると、赤外線ノイズが他のリモコン受光部の受光素子にも伝搬され易くなる。
前記仕切壁は、その一端が受光窓間の筐体に対し当接又は近接するように配置されていることが好ましい。このように構成すると、仕切壁と筐体との間に形成される隙間を小さくし、仕切壁と筐体とでリモコン受光部の周りの赤外線ノイズが通過し易い部分を囲うことができるので、簡素化された構造で効果的に赤外線ノイズの伝搬を防止することができる。
受光窓周囲の筐体部分と覆部材との間に形成される隙間が、覆部材内の空間を含む受光窓の内側の空間と覆部材の外側の空間との赤外線ノイズ伝搬経路となることを阻止するための封鎖部材が筐体に設けられていることが好ましい。このような封鎖部材を利用することにより、覆部材外の空間と覆部材内の空間とを連通する隙間が受光窓内側の空間に形成され、この隙間を残して受光素子の周囲を覆うことができる。したがって、受光窓から覆部材内への赤外線の伝搬経路を残して覆部材の内外空間が一応遮断される。
また、本発明に係る電子機器は、上記記載の何れかのリモコン受光装置を搭載したことを特徴とする。このような電子機器にすると、多方向からのリモコン操作を支障なく行うことができる。
また、前記電子機器を投写型映像表示装置としてもよい。このように構成された投写型映像表示装置によれば、床置き、壁掛け、天井吊などの種々の取り付け状態においてリモコン操作を容易かつ確実化することができる。
本発明に係るリモコン受光装置によれば、一のリモコン受光部の受光窓から筐体内へ侵入した赤外線ノイズは、伝搬阻止部材により他のリモコン受光部へ伝搬することが阻止されるので、他のリモコン受光部を通しての正常なリモコン操作が阻害されない。
本発明の実施の形態に係る投写型映像表示装置におけるリモコン受光装置の図面であって、(a)は組み込み状態の斜視図であり、(b)はその断面図である。 同リモコン受光装置に係り(a)は斜視図であり、(b)は分解斜視図である。 同リモコン受光装置における伝搬阻止部材の機能説明図である。 変形例に係るリモコン受光装置の断面図である。 他の変形例に係るリモコン受光装置の斜視図である。 参考例としての投写型映像表示装置の説明図であって、(a)は投写型映像表示装置を床置き正立状態に取り付けた状態図であり、(b)は投写型映像表示装置を天井吊下げ状態に取り付けた状態図である。 同投写型映像表示装置の外観斜視図である。 図7におけるA−A断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る投写型映像表示装置におけるリモコン受光装置について図1〜図3を参照しながら説明する。なお、前述の参考例と共通する要素には同一の符合を付し、その説明を簡略化する。
この実施の形態に係る電子機器としての投写型映像表示装置1は、前述の参考例に係る投写型映像表示装置(図7参照)の外観と同一であり、リモコン2により多方向から操作可能とするために右上角部の正面板11及び上面板12にリモコン受光部3,4が取り付けられている。したがって、投写型映像表示装置1は、前述の図6〜図8に示した参考例のものと比較すると、リモコン受光部3,4の受光窓31,41の筐体10に対する取付は同一であり、受光素子32,42が取り付けられる基板5の取付も同一である。
また、この実施の形態に係る投写型映像表示装置における受光装置は、図6〜図8の参考例に示したものにおいて、伝搬阻止部材100を取り付けたものである。この伝搬阻止部材100は、一のリモコン受光部3,4の受光窓31,41から侵入した赤外線ノイズ61が他のリモコン受光部3,4の受光素子32,42へ伝搬することを阻止するものである。
上記構成において、受光窓31,41は、それぞれ独立の透光板により形成されている。また、両受光窓31,41の大きさは必要最小限に形成されている。したがって、両受光窓31,41間には、図1、図3等に示すように、筐体10を構成する正面板11及び上面板12が存在しており、正面板11と上面板12とが直角に接合するコーナ部が形成されている。なお、この筐体10は、樹脂や、鉄、アルミニウムなどの金属材料などの非透光性部材により形成されている。
伝搬阻止部材100(図1参照)は、本発明における基本構成要素であるので、以下この伝搬阻止部材100について詳しく説明する。
伝搬阻止部材100は、基板5、筐体10を利用するものであって、基板5に対し一の受光素子、この場合は上面側の受光素子42を覆うように被せて取り付けられる覆部材110を有している。また、伝搬阻止部材100は、受光窓41周囲の筐体部分である上面板12と覆部材110との間に形成される隙間が、覆部材110内の空間を含む受光窓41の内側の空間と覆部材110の外側の空間との赤外線ノイズ61の伝搬経路とならないようにするための封鎖部材120を有している。
覆部材110は、基板5上において両リモコン受光部3,4の受光素子32,42間を仕切る仕切壁111、受光素子42の上面板側を覆う上壁112、受光素子42の背面側を覆う背面壁113、受光素子42の基板5の対向側を覆う側面壁114、基板5に引掛ける係止壁115、取付片を成す取付壁116を備えている。そして、これらにより側面視略三角形の容器状物を成すように一体的に形成されている。また、この覆部材110の下方背面側には、取っ手部としての突出壁117が形成されている。
上記構成において、上壁112は、赤外線信号21を導入する通路を維持するために、受光素子42の上部を覆わないように仕切壁111に至る手前までの長さとされている。また、仕切壁111は、上面板側の端面が受光窓31,41間の筐体10に対し、特に正面板11と上面板12との結合コーナ部に対し近接するように配置されている。このように仕切壁111の上面板側の端面を筐体10に近接させるのは、仕切壁111の上面板側の端面と筐体10との隙間が赤外線の伝搬経路となるのを阻止するためである。仕切壁111の上面板側の端面を筐体10に近接させることにより、ここを通過しようとする赤外線ノイズ61が仕切壁111、正面板11、上面板12などにより反復的に反射され、減衰されるようにしている。この減衰は仕切壁111、正面板11、上面板12などに赤外線が入射したときに、エネルギーの一部が入射した材料に吸収されることによる。具体的には、樹脂などの誘電体材料に赤外線が入射すると、そのエネルギーの一部が吸収されることによる。反射を繰り返すうちに赤外線は減少していく。また、これと同様な理由から、基板5の上端面も上面板12に対し近接するように形成されており、さらに、覆部材110の上壁112も上面板12に対し近接するように形成されている。
また、取付壁116には、取付板51に対し基板5と共締めできるように取付ねじ52を貫通させるための2個の貫通孔115a(図2(b)参照)が設けられている。そして、取付板51にはねじ孔51aが設けられるとともに、その裏面にはねじ座として当て金51bが取り付けられており、さらに、基板5には取付ねじ52を貫通させるための貫通孔5aが形成されている。上記のように構成されていることにより、前記略三角形の容器状物として形成された覆部材110と基板5とが、取付板51に対し取付ねじ52により共締めで取り付けられている。なお、このように構成される覆部材110は、鉄、アルミニウムなどの金属材料、樹脂、ゴムなどの材料により形成されている。
したがって、受光素子42に被せるように覆部材110を基板5に対して取り付けると、受光窓41から覆部材110内への赤外線信号21の伝搬経路を残して、受光素子42が他の受光素子32から略隔離され、二つの受光窓31,41の一方から侵入した赤外線ノイズ61が他方の受光素子32の方に伝搬されることを略防止することができる。
封鎖部材120は、覆部材110と上面板12との隙間が、覆部材110内の空間を含む受光窓41の内側の空間と覆部材110の外側との空間との間の赤外線ノイズ61の伝搬経路を構成しないようにするものである。そして、封鎖部材120は、基板5と覆部材110との組み合わせ物を基板側及び反基板側から僅かな隙間121a,122aを介して挟み込む垂下壁121,122により構成されている。これら垂下壁121,122は、上面板12から垂下されるように上面板12と一体的に形成されている。また、上記のように僅かな隙間121a,122aを設けたのは、ここを通過しようとする赤外線ノイズ61が反復的に反射されて減衰され、これにより覆部材110と上面板12との隙間の左右の開口端を実質的に封鎖したものである。
また、上記のように僅かな隙間121a,122aを設けたのは、ここを通過しようとする赤外線ノイズ61が反復的に反射されて減衰され、これにより覆部材110と上面板12との隙間の左右の開口端を実質的に封鎖できるようにするためである。隙間121a、122aは、生じないように当接させるように設けるほうが好ましい。しかし、図1(b)に示すように、経済的な理由や製造上の理由から、隙間を完全になくすことが困難な場合においても、封鎖部材は有効である。
本実施の形態に係るリモコン受光装置及びこのリモコン受光装置を用いた投写型映像表示装置は以上のごとく形成されているので、次のようにして一のリモコン受光部3,4の受光窓31,41に侵入した赤外線ノイズ61が他のリモコン受光部3,4の受光素子32,42へ伝搬するのを阻止することができる。
例えば、図6(a)及び図3のように、上面板側の受光窓41から赤外線ノイズ61が侵入する場合、侵入した赤外線ノイズ61は覆部材110内等において反射を繰り返し最終的には覆部材110と上面板12との隙間から覆部材110の外に伝搬することになる。しかし、図1(b)に示すように、基板5と覆部材110との組み合わせ物と上面板12との隙間は小さく、この隙間を通過する際に赤外線ノイズ61が反復的に反射して減衰される。また、この隙間の左右端から覆部材110の外側に伝搬した赤外線ノイズ61は、基板5と封鎖部材120を構成する垂下壁121との隙間121a或いは側面壁114と封鎖部材120を構成する垂下壁122との隙間122aにてさらに反復的に反射されて減衰されるので、この隙間121a,122aにおいて赤外線ノイズ61の伝搬が阻止される。
また、基板5と覆部材110との組み合わせ物の前部においては、仕切壁111の上端面が上面板12と正面板11とのコーナ部に近接しているため、この部分を通過する赤外線ノイズ61は仕切壁111、正面板11、上面板12の相互間で反復的に反射が行われ、赤外線ノイズ61の伝搬が阻止される。また、基板5と覆部材110との組み合わせ物の後部においても、上壁112と上面板12との間に隙間が小さく形成されているため、前部の場合と同様に赤外線ノイズ61の伝搬が阻止される。
以上は、受光窓41から赤外線ノイズ61が侵入し、正面側のリモコン受光部3を通じてリモコン操作が行われようとしている場合について述べたが、その逆の場合、すなわち、例えば図6(b)のように受光窓31から赤外線ノイズ61が侵入し、上面側のリモコン受光部4を通じてリモコン操作が行われようとしている場合についても同様である。より具体的には、基板5と覆部材110との組み合わせ物の前部において仕切壁111の上端面が上面板12に近接しているため、この部分を通過する赤外線ノイズ61は、仕切壁111や筐体10との間で反復的に反射が行われ、赤外線ノイズ61の伝搬が阻止される。また、基板5と覆部材110との組み合わせ物の後部においても、上壁112と上面板12との間の隙間が小さいため、ここを通過して覆部材110内に侵入しようとする赤外線ノイズ61は、この隙間にて反復的に反射して減衰されるので、その伝搬が阻止される。
また、基板5と垂下壁121との隙間121a或いは側面壁114と垂下壁122との隙間122aを通して覆部材110と上面板12との左右の隙間から覆部材110内へ伝搬しようとする赤外線ノイズ61は、隙間121a或いは隙間122a、及び覆部材110と上面板12との隙間において、それぞれ反復的に反射して減衰される。したがって、これら隙間を通じての赤外線ノイズ61の覆部材110内への伝搬が阻止される。
このようにして、本実施の形態に係るリモコン受光装置においては、一のリモコン受光部3,4の受光窓31,41に侵入した赤外線ノイズ61が他のリモコン受光部3,4の受光素子32,42への伝搬を阻止することができ、他のリモコン受光部3,4を介してのリモコン操作が阻害されることがない。
この実施の形態に係るリモコン受光装置は、以上のように構成されているので、次のような作用効果を奏することができる。
(1)一のリモコン受光部3,4の受光窓31,41から侵入した赤外線ノイズ61は、伝搬阻止部材100により他のリモコン受光部3,4へ伝搬することが阻止されるので、他のリモコン受光部3,4を通しての正常なリモコン操作が阻害されない。
(2)また、複数の受光窓31,41が互いに連結して形成されている場合には、何れかの受光窓31,41部分に赤外線ノイズ61が照射されると、赤外線ノイズ61が他のリモコン受光部3,4の受光素子32,42にも伝搬され易くなる。しかし、この実施の形態においては、複数(具体的には2個)の受光窓31,41が互いに連結されずに独立に筐体10に形成されているのでそのような弊害は生じない。
(3)また、伝搬阻止部材100は、筐体10を利用して他のリモコン受光部3,4への赤外線ノイズ61の伝搬を阻止するように形成されている。これにより伝搬阻止部材100の構成が簡素化されている。
(4)また、前記伝搬阻止部材100は、基板5を利用して他のリモコン受光部3,4への赤外線ノイズ61の伝搬を阻止するように形成されている。これにより伝搬阻止部材100の構成が簡素化されている。
(5)伝搬阻止部材100は、基板5上においてリモコン受光部3,4間を仕切る仕切壁111を利用して他のリモコン受光部3,4への赤外線ノイズ61の伝搬を阻止するように形成されている。仕切壁111は、図3に示すように他の受光素子32,42への赤外線ノイズ61(図3における破線)の直接的な伝搬を防止するので、赤外線ノイズ61の伝搬防止に貢献するところ大である。因みに、伝搬阻止部材を仕切壁111のみで構成しても大きな効果を得ることができる。
(6)仕切壁111は、図3からよく分かるように、その一端が受光窓31,41間の筐体10に対し、特に正面板11と上面板12との結合コーナ部に対し近接するように配置されている。これにより仕切壁111と筐体10とでリモコン受光部3,4周りの赤外線ノイズ61が通過し易い部分を囲うことができるので、簡素化された構造で効果的に赤外線ノイズ61の伝搬を防止することができる。また、ここを通過しようとする赤外線ノイズ61が、仕切壁111や筐体10により反復的に反射されて減衰されるので、その伝搬が防止される。
(7)伝搬阻止部材100を構成する覆部材110は、受光窓41から覆部材110内への赤外線信号21の伝搬経路を残して、受光素子32,42を覆うように基板5に対し取り付けられるので、覆部材110の内外間の赤外線ノイズ61の伝搬を略防止することができる。
(8)伝搬阻止部材100を構成する封鎖部材120は、覆部材110内の空間を含む受光窓41の内側の空間と覆部材110の外側の空間との隙間が赤外線ノイズ61の伝搬経路となることを阻止する。具体的には、封鎖部材120は、基板5に対向して僅かな隙間121aをおいて配置される垂下壁121と、側面壁114に対向して僅かな隙間122aをおいて配置される垂下壁122とから構成されている。したがって、この封鎖部材120により、覆部材110と筐体10間に形成される隙間の左右開口端を経由する赤外線ノイズ61の伝搬は、反復的な反射により減衰され、その伝搬が有効に阻止される。
(9)また、基板5と覆部材110との組み合わせ物の前部においては、仕切壁111の上端面が上面板12と正面板11とのコーナ部に近接して取り付けられているため、この部分を通過する赤外線ノイズ61が反復的な反射により減衰され、その伝搬が阻止される。また、基板5と覆部材110との組み合わせ物の後部においても、上壁112と上面板12との間の隙間が小さく形成されているため、前部の場合と同様に赤外線ノイズ61が反復的に反射により減衰され、その伝搬が阻止される。
(10)本実施の形態に係る電子機器は、上記記載のリモコン受光装置を搭載しているので、多方向からのリモコン操作を支障なく行うことができる。
(11)また、本発明に係る実施の形態に係る電子機器としての投写型映像表示装置は、上記記載のリモコン受光装置を搭載しているので、床置き、壁掛け、天井吊などの種々の取付状態においてリモコン操作を容易かつ確実化することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施の形態において以下のように変更することもできる。
・伝搬阻止部材100は、仕切壁111のみで構成してもよい。このように構成した場合においても、前記実施の形態において触れたように、かなりの効果を奏することができる。
・また、先の実施の形態においては、仕切壁111の上端面を正面板11と上面板12との接合コーナ部に近接するように構成している。しかしながら、組み付け上許されるならば、仕切壁111の上端面を正面板11と上面板12との当接するようにしてもよく、こうするほうが赤外線ノイズの伝搬を阻止することが容易になる。
・また、伝搬阻止部材100は、覆部材110のみとし封鎖部材120を省略することもできる。このように構成しても前述のように一方のリモコン受光部3,4がほぼ覆われるので、赤外線ノイズ61の伝搬を略阻止することができる。
・前記実施の形態においては、上面板側のリモコン受光部4の受光素子42を覆うように伝搬阻止部材100を取り付けていたが、これとは逆に正面板側のリモコン受光部3の受光素子32を覆うように構成しても同様の効果を奏することができるのはいうまでもない。
・前記実施の形態においては垂下壁121,122を上面板12と一体のものとして成形していたが、これを図4に示すように別物とし、接着、溶接などの適宜の手段により上面板12に固定するようにしてもよい。なお、別物とすると垂下壁121,122と上面板12との間に僅かな隙間が形成されることもあるが、隙間が形成された場合にはその分赤外線ノイズ61の遮蔽効果が小さくなることは避け難い。
・前記実施の形態においては、上壁112は、受光素子42の上部を覆わないように仕切壁111に至る手前までの寸法とされていたが、これを図5のように仕切壁111の上端面に連結できる長さとし、赤外線信号21を通過させることのできる孔112aを設けるようにしてもよい
本発明に係るリモコン受光装置は、投写型映像表示装置以外の種々の電子機器に幅広く用いることができる。
1…投写型映像表示装置、3…リモコン受光部、4…リモコン受光部、5…基板、10…筐体、31…受光窓、32…受光素子、41…受光窓、42…受光素子、61…赤外線ノイズ、100…伝搬阻止部材、110…覆部材、111…仕切壁、120…封鎖部材、121a,122a…隙間。

Claims (6)

  1. 筐体と、筐体に設けられた2つの受光窓と、2つの受光窓に対面するように前記筐体内に配置された受光素子を含む、2つのリモコン受光部と、2つのリモコン受光部の受光素子を取り付けた基板とを備えたリモコン受光装置において、
    前記2つの受光素子は基板の一側面側に取付けられ、2つの受光素子間を仕切る仕切壁を有すると共に、一方の受光素子の受光窓側が開口した覆部材は、前記基板とによって前記一方の受光素子を覆い、覆部材と基板とによって、一のリモコン受光部の受光窓から筐体内に侵入した赤外線ノイズが他のリモコン受光部の受光素子へ伝搬することが阻止されるように構成されていることを特徴とするリモコン受光装置。
  2. 前記2つの受光窓は、互いに連結されずに独立に前記筐体に形成されていることを特徴とする請求項1記載のリモコン受光装置。
  3. 前記仕切壁は、その一端が受光窓間の筐体に対し当接又は近接するように配置されていることを特徴とする請求項1記載のリモコン受光装置。
  4. 前記受光窓周囲の筐体部分と覆部材との間に形成される隙間が、覆部
    材内の空間を含む受光窓の内側の空間と覆部材の外側の空間との赤外線ノイズ伝搬経路となることを阻止するための封鎖部材が筐体に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のリモコン受光装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のリモコン受光装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
  6. 前記電子機器は投写型映像表示装置であることを特徴とする請求項5記載の電子機器。
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