JP2005048546A - 梁−天井耐火構造 - Google Patents

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勇治 井田
Yuzo Yoshikawa
祐三 吉川
Yoshikiyo Fujii
良清 藤井
Tomoaki Azuma
智明 東
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Abstract

【課題】 天井裏空間部の梁に対する耐火被覆の施工を容易に行うことができ、しかも、十分な耐火性能を発揮することができる梁−天井耐火構造を提供する。
【解決手段】 天井面部1が火災に対して難脱落性を備えると共に、天井裏空間部2に備えられた梁3の下面側に遮熱材5が設置され、かつ、該梁3の両側部はそれぞれ遮熱材が設置されることなく天井裏空間部2に開放されている。天井面部1は、例えば複数枚の石膏ボードを重ね合わせたものからなって火災に対する難脱落性を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、梁−天井耐火構造に関する。
住宅等の建物の梁−天井耐火構造として、天井面部を石膏ボードで形成し、天井裏空間部の梁の下部と両側部をロックウールの吹付けや巻付けで耐火被覆をしたものが提供されている。この構造では、火災時に石膏ボード中の結晶水が脱水して石膏ボードが脱落し、炎が天井空間部に回り込んだとしても、梁の両側部に備えられているロックウールが梁の温度上昇を抑制するように作用し、それによって必要な耐火性能が確保されるようになされている。特に、梁が鉄骨梁である場合には、上記のような耐火被覆によって、鉄骨梁の温度上昇が抑えられて、梁が撓んでしまうのを防ぐことができる。
しかしながら、上記のような梁−天井耐火構造では、梁を下方、両側方の三方から耐火被覆しなければならないため、梁に対する耐火被覆の施工が非常に厄介であるという問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑み、天井裏空間部の梁に対する耐火被覆の施工を容易に行うことができ、しかも、十分な耐火性能を発揮することができる梁−天井耐火構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、天井面部が火災に対して難脱落性を備えると共に、天井裏空間部に備えられた梁の下面側に遮熱材が設置され、かつ、該梁の両側部はそれぞれ遮熱材が設置されることなく天井裏空間部に開放されていることを特徴とする梁−天井耐火構造によって解決される。
この構造では、天井裏空間部に備えられた梁の下面側に遮熱材が設置され、梁の両側部はそれぞれ遮熱材が設置されることなく天井裏空間部に開放されているので、天井裏空間部の梁に対する耐火被覆の施工を容易に行うことができる。
しかも、天井面部が火災に対して難脱落性を備えているので、火災時に、天井面部が脱落し難く、そのため、炎が天井裏空間部に回り込むことがなく、梁の両側部がそれぞれ遮熱材を設置されることなく天井裏空間部に開放されていても、梁の下面側の遮熱材だけで十分な耐火性能を発揮することができる。
加えて、天井全面に遮熱材を備えさせるのではなく、梁の下面側にのみ局部的に遮熱材を備えさせる構成であるので、遮熱材の使用量を少なくすることができ、梁−天井耐火構造をコスト的に有利に実現することができる。
前記遮熱材の幅方向の両側部が梁の両側部よりも外方に突出している場合は、火災時に、天井下の熱が梁に伝えられるのを効果的に抑制することができ、高い耐火性能を発揮することができる。
前記天井面部が、複数枚の石膏ボードを重ね合わせたものからなるのもよい。天井面部を石膏ボードで形成する場合、天井面部に難脱落性を備えさせるためには、石膏ボードの厚さ寸法を大きくする必要があるが、そのための手段として、天井面部を複数枚の石膏ボードが重ね合わされた構造とすることにより、天井面部の施工を容易に行うことができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、天井裏空間部の梁に対する耐火被覆の施工を容易に行うことができ、しかも、十分な耐火性能を発揮することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示す実施形態の梁−天井耐火構造は、本発明を複数階建て建物における下階天井に適用した場合のもので、1は下階の天井面部、2は天井裏空間部であり、天井裏空間部2に床梁である鉄骨梁3が備えられ、鉄骨梁3の上に上階の床版6,6が設置されている。
天井面部1は、2枚の石膏ボード1a,1aを上下に重ね合わせて構成されており、その合計厚さ寸法は例えば30mmで、更に本実施形態では各石膏ボード1a,1aが網入りのものからなり、それらによって、火災に対して難脱落性の天井面部に形成されている。なお、4は軽鉄下地で、石膏ボード1a,1aはこの下地4にビス7で止め付けられている。
そして、天井裏空間部2において、鉄骨梁3の下面側には、1立法メートル当たり80kgのロックウールなどからなる平板状の遮熱材5が、その幅方向の両側部を鉄骨梁3の両側部から外方に突出させるようにして、鉄骨梁3の延びる方向に延ばされて設置される一方、鉄骨梁3の両側部はそれぞれそのような遮熱材が設置されることなく天井裏空間部2に開放されている。なお、鉄骨梁3の下面側の遮熱材5は、クリップ8,8で鉄骨梁3に止め付けられている。
上記の梁−天井耐火構造では、天井裏空間部2に備えられた鉄骨梁3の下面側に遮熱材5が設置され、鉄骨梁3の両側部はそれぞれ遮熱材が設置されることなく天井裏空間部2に開放されているので、天井裏空間部2の鉄骨梁3に対する耐火被覆の施工を容易に行うことができる。
しかも、天井面部1が、上記のような構造をして火災に対し難脱落性を備えているので、火災時に、天井面部1が脱落し難く、そのため、火炎が天井裏空間部2に回り込むことがなく、鉄骨梁3の両側部が上記のようにそれぞれ遮熱材を設置されることなく天井裏空間部2に開放されていても、鉄骨梁3の下面側の遮熱材5だけで十分な耐火性能を発揮することができ、火災で鉄骨梁3に撓みを生じるのを防ぐことができる。また、遮熱材5の幅方向の両側部は鉄骨梁3の両側部よりも外方に突出しているので、火災時に、天井下の熱が鉄骨梁3に伝えられるのを効果的に抑制することができ、高い耐火性能を発揮することができる。
更に、天井全面に遮熱材5を備えさせるのではなく、鉄骨梁3の下面側にのみ局部的に遮熱材5を備えさせるようにしているので、遮熱材5の使用量を少なくすることができ、梁−天井耐火構造をコスト的に有利に実現することができる。
また、上記の天井面部1は、2枚の石膏ボードを重ね合わせたものからなっているので、天井面部1の厚さ寸法を大きくして天井面部1の難脱落性を確保することができ、しかも、天井面部1の施工を容易に行うことができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、天井面部を2枚の網入り石膏ボード1a,1aで形成した場合を示しているが、下側の石膏ボードのみ網入りとしてもよいし、また、石膏ボードを下、鉄板を上とした複数層構造の天井面部としてもよいし、要は、火災に対して難脱落性を備えたものであればよい。なお、「火災に対して難脱落性の天井面部」とは、例えば、国土交通省が指定した指定性能評価機関である財団法人日本建築総合試験所が制定している防耐火性能試験・評価業務方法書に定められた耐火性能試験・評価方法による30分耐火性能試験、好ましくは1時間耐火性能試験、より好ましくは2時間耐火性能試験において、天井裏空間部に対する火炎の遮蔽作用を損なわせるような脱落を生じないような天井面部をいう。また、上記の実施形態では、遮熱材として、ロックウールを用いた場合を示しているが、その他の遮熱材が用いられてもよい。また、梁は鉄骨に限らない。
更に、上記の実施形態では、本発明を複数階建物の下階の天井部に適用した場合を示しているが、本発明は、天井裏が屋根裏である天井部であって天井裏の梁が鉄骨などの小屋梁である場合などにも適用することができる。
実施形態の梁−天井耐火構造を示す断面側面図である。 天井面部を省略した断面斜視図である。
符号の説明
1…天井面部
1a…石膏ボード
2…天井裏空間部
3…梁(鉄骨梁)
5…遮熱材

Claims (3)

  1. 天井面部が火災に対して難脱落性を備えると共に、天井裏空間部に備えられた梁の下面側に遮熱材が設置され、かつ、該梁の両側部はそれぞれ遮熱材が設置されることなく天井裏空間部に開放されていることを特徴とする梁−天井耐火構造。
  2. 前記遮熱材は幅方向の両側部が梁の両側部よりも外方に突出している請求項1に記載の梁−天井耐火構造。
  3. 前記天井面部が、複数枚の石膏ボードを重ね合わせたものからなる請求項1又は2に記載の梁−天井耐火構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012099063A1 (ja) * 2011-01-17 2012-07-26 新日本製鐵株式会社 耐火構造および建築物
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