JP4918507B2 - 遊星ローラ式動力伝達装置 - Google Patents

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本発明は、遊星ローラ式動力伝達装置の改良に関し、詳しくは入出力軸間に存在する回転位相のずれを極力小さくした高剛性の遊星ローラ式動力伝達装置に関する。
滑らかで静かな回転伝達装置として、遊星ローラ式動力伝達装置が広く用いられている。この伝達装置は後述するように製造面から遊星ローラと軸の間に比較的に大きい隙間を設ける必要があって、動力伝達経路に遊びが生ずるが、この遊びを取除いた伝達装置の技術が特許文献1に開示され、すでに実用されている。
この技術を適用した従来の遊星ローラ式動力伝達装置の構造の一例を図4〜図6によって説明する。図4は縦断面図、図5は図4のケーシング蓋2を取除いた一部を断面図とした右側面図、図6は図4のA−A断面の拡大模式図である。
これらの図(主として図4を参照)において、符号1はケーシング、符号2はケーシング1にボルト17で固定されたケーシング蓋、符号3は一端に太陽ローラ4が形成された太陽軸、符号5は一端に円板状のキャリア6が形成されたキャリア軸、符号7はキャリア6の同一円周上に等間隔に配設され一端をしまりばめされて固設された複数(図は4個の場合を示す)のキャリアピン、符号8は深溝玉軸受9を介して回転自在に設けられた遊星ローラ、符号10はケーシング1とケーシング蓋2に挟まれて固設され、内周面が転動面となった環状の内ローラ(リングローラ)、符号11はキャリアピン7の両側に挿入される作動片である。
また、符号12、13、及び14はそれぞれ深溝玉軸受で、深溝玉軸受12は2列に並んでキャリア軸5及びキャリア6を回転自在に支持し、深溝玉軸受13はキャリア6の端面に設けられ、深溝玉軸受14とで太陽軸3及び太陽ローラ4を回転自在に支承している。なお、符号15及び16はシールリング、符号17はケーシング蓋2の締結用のボルト(六角穴付きボルト)である。
内ローラ10は、断面がチャンネル形となっていて、平行な2個のフランジ部10aの先端をケーシング1とケーシング蓋2によって巾方向に押圧され、ウエブ部10b(内周転動面)は内周側に凸に変形して内ローラ10の内周直径を縮め、中心にある太陽ローラ4とで両側から遊星ローラ8を直径方向に押圧し、この押圧力(以下法線力と呼ぶ)によって滑りが止められ、法線力に直角な回転方向の力(以下接線力と呼ぶ)を伝えることができ、各ローラ間の動力の伝達はこの接線力によって行われる。
いま、太陽ローラ4が回転すると、遊星ローラ8は太陽ローラ4と内ローラ10の間で自転をしながら公転し、キャリア軸5に遊星ローラ8の公転数のみが取出され減速装置となる。
なお、ケーシング1を内ローラ10と共に回転する内ローラ軸(10)と見做せば、太陽軸3、キャリア軸5、内ローラ軸(10)のうちの1軸を固定し、他の2軸をそれぞれ入力軸、及び出力軸とすれば、各ローラ径によって決まる3種の速度比の減速装置又は増速装置が得られるが、この従来例は太陽軸3とキャリア軸5を入出力軸として用いた場合を示している。
内ローラ10から遊星ローラ8にかかる法線力は反対側の太陽ローラ4からかかる同じ大きさの反力により打消されて、キャリアピン7にはこの法線力は伝わらず、回転方向の接線力のみが伝わることになるが、部品の製作誤差、組立誤差等の理由により遊星ローラ8の中心位置がキャリア6に固定されたキャリアピン7の中心位置と放射方向にずれているとキャリアピン7から大きな外力(反力)が入り、内ローラ10と遊星ローラ8との間、及び遊星ローラ8と太陽ローラ4との間の法線力は大きく変じ、伝達力の不足を生じたり、キャリアピン7及び深溝玉軸受9に大きな負担が掛かるという不具合が生ずる。
このため、キャリアピン7と深溝玉軸受9の内輪のはめあいを比較的に大きい隙間を持ったすきまばめとし、この隙間の範囲内で両者の中心位置の放射方向のずれを許容している。この隙間は放射方向に直角な回転方向にも生ずるので、動力伝達の遊び(ガタ)となり、入出力軸間の回転位相を変化させたり、動力伝達の変動や振動、騒音を発するなど種々の問題を発生する。
作動片11はこの回転方向の遊びを取除くためのもので、その作用を図6を参照して説明する。
図6において、符号7aはキャリアピン7の両側を切欠いて、二面幅がキャリアピン7の直径より適宜に小さく、直径方向に平行な2つの平行面で形成された二面幅部、符号11は断面がキャリアピン7の直径より小さい直径の円弧とその弦できた半円柱状の作動片で、二面幅部7aの両側と深溝玉軸受9の内輪の間に挿入され、深溝玉軸受9の内輪との間に回転方向の隙間ができないような高さを備えている。
キャリアピン7と深溝玉軸受9の内輪は上述したように比較的に大きい半径隙間Cを有するすきまばめとしてあり、キャリアピン7の中心と深溝玉軸受9の内輪の中心が一致しない場合には、両者は二面幅部7aに沿って互いに滑り、作動片11は深溝玉軸受9の内輪に対して同じ位置を保持し、回転方向に遊びを生ずることなく、若干キャリアピン7の中心に対して偏心した位置からキャリアピン7に回転力(接線力)を伝達することができる。
また、特許文献2には、1個のアンギュラ玉軸受を用いてケーシングとケーシング蓋とで予圧を与え、外輪を遊星ローラとして用いたものが、特許文献3には、2個の大径のアンギュラ玉軸受を用いてキャリアを支持したものが夫々開示されている。
特公昭61−16864号公報(第3図、第4図) 実公平5−22669号公報(第1図、第3図) 特開2005−344885号公報(図1)
上述の従来例の遊星ローラ式動力伝達装置は、動力伝達経路に存在する遊びは取除かれているが、駆動トルクによって入出力軸間にはねじれ変形が発生し回転位相のずれがなお生ずる。特許文献1の作動片11をスライダ、また、スライダを用いた遊び除去の構造をスライダ機構と称すると、同スライダ機構では、図6に示すように深溝玉軸受9の内輪はキャリアピン7に対しては放射方向Rに隙間Cを隔て、回転方向Tにはスライダ11によって隙間なく接しており、負荷状態では図に誇張して示したように放射方向が短径の楕円状に変形し、接線力は回転方向の玉(転動体)に集中し、それ以外の玉との間には隙間ができて、結果として玉が変形して剛性が低下することとなる虞がある。また、特許文献2は、キャリアピンと軸受の内輪との中心位置に自由度がないため、製作誤差、組立誤差等を吸収することが難しく、特許文献3は、キャリア軸に掛かるラジアル負荷容量を増大するためのものであり、本発明の目的とは無関係のものである。近時、産業の進歩に伴ってこの入出力軸間のねじれ変形による回転位相のずれを更に小さくした動力伝達装置の要求が強くなっている。この回転位相のずれに対する抵抗をねじり剛性と呼んで、本発明はこのねじり剛性を大きくして負荷運転時の位相のずれを小さくした高剛性の動力伝動装置の提供を目的とする。
上記の問題点に対し、本発明は以下の各手段により課題の解決を図る。
(1)第1の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、キャリアの円周方向に沿って間隔を隔てて複数のアンギュラ玉軸受の内輪側をキャリアピンに軸支するとともに、外輪側を遊星ローラの内側にしまりばめにより装填し、同遊星ローラの外周面を内ローラ及び太陽ローラに圧接した遊星ローラ式動力伝達装置であって、前記キャリアの側面に対向して前記遊星ローラを挟んで環状の支持円板を複数の連結ロッドで連結したキャリアユニットと、前記キャリアと支持円板にその両端部を支持されたキャリアピンと、同キャリアピンの両端部の二面幅部とキャリア及び支持円板の夫々に形成した孔の間にスライダを装填するとともに、前記アンギュラ玉軸受の内輪に予圧を与えた遊星ローラユニットとから構成したたことを特徴とする。
(2)第2の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、上記第1の手段の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記スライダは、キャリア及び支持円板の前記孔の半径より小さい半径の半円柱状の作動片であることを特徴とする。
(3)第3の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、上記第2の手段の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記キャリアピンのキャリア側の二面幅部とキャリア間、又は支持円板側の二面幅部と支持円板間をキーで連結するとともに、キャリアピンとアンギュラ玉軸受の内輪間をすきまばめとしたことを特徴とする。
(4)第4の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、上記第3の手段の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記キャリアピンの支持円板側にアンギュラ玉軸受の内輪に予圧を加える予圧付与手段を設けたことを特徴とする。
(5)第5の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、上記第1から第4の手段の遊星ローラ式動力伝達装置において、アンギュラ玉軸受に代えて円すいころ軸受を採用したとを特徴とする。
遊星ローラとキャリアピンの間に複数のアンギュラ玉軸受、又は円すいころ軸受を隙間の無いように装着し、キャリアピンに設けた細めねじで内輪を軸方向に軸受内部の隙間が無くなるようなトルクで適切に締めて、回転方向Tの接線力を受ける玉の数を増やして変形量を低減させ、遊びを除去したことにより遊星ローラ式動力伝達装置の剛性を更に高めることができる。
本発明の高剛性の遊星ローラ式動力伝達装置の実施の形態を図1〜図3によって説明する。図1は遊星ローラ式動力伝達装置の縦断面図(図2のD−D断面)、図2は図1のケーシング蓋を取除いて視た一部を断面とした右側面図、図3は図1のB−B断面の拡大図である。
この本発明の装置の基本構成は図4〜図6に示す装置とほぼ同じなので、同じ又は類似の部材には同じ番号を付して説明を省略し、異なるところのみを説明する。
これらの図(主に図1参照)において、符号31は複数(図は4個の場合を示す)のキャリアピン、符号32はアンギュラ玉軸受、符号33は調節ナット、符号34は角キーで、これらは遊星ローラ8と一体になって遊星ローラユニット30を形成している。
符号41は支持円板、符号42は複数(図は4個の場合を示す)の連結ロッド、符号43は六角ナットで、これらはキャリア6と一体になってキャリアユニット40を形成している。
符号45及び46はスライダ(作動片)である。
キャリアピン31は段付きピンで、一端の径部(図1の左側)はキャリア6に支承され、次の径部は抜け防止のために最大径部とし、次の径部はアンギュラ玉軸受32の内輪に隙間を小さくしてすきまばめされ、次の径部は細め雄ねじとなっており、先端の最小径部は細め雄ねじの谷径より小さい直径を有し、支持円板41に支承されている。キャリアピン31の両端の大小の径部には、それぞれ両側を切欠いて、二面幅がそれぞれの直径より小さい互いに平行な二平面を備えた二面幅部31a及び31bが形成されており、二面幅部31a及び31bの平行な4面は軸心線を含む一つの平面に平行であり、また切欠きの軸方向の端部はそれぞれ軸心線に垂直な平面となっていて、左右の端面の間の距離は後述のキャリアユニット40のキャリア6と支持円板41の内法幅Lより僅かに短くなっている。二面幅部31aの上部には埋込形の角キー34が固設されていて、回り止め用の滑りキーとしての機能を持っている。なお、この角キー34は二面幅部31bに設けても支障ない。
2個のアンギュラ玉軸受32は接触角の小さいものを用い、互いに背面を接触させた背面―背面複合形に組まれ、外輪は遊星ローラ8の内周面に隙間の無いようにしまりばめされ、更に2個のC形止め輪で軸方向の動きを規制されている。また、2つの内輪はキャリアピン31に隙間を少なくしてすきまばめされ、キャリアピン31に設けられた段部と細め雄ねじに螺合する調節ナット33によって互いに近づく方向に締付けられ、玉(転動体)を介して全周にわたって外輪との間に隙間が無い状態になっている。キャリアピン31、遊星ローラ8、アンギュラ玉軸受32、調節ナット33は、前述したように一体に纏まった遊星ローラユニト30を形成している。
支持円板41はキャリア6(フランジ部)と同じ直径を有し、キャリア6の側面に対向して距離Lを隔てて同心に配設された厚板の環状板で、連結ロッド42によってキャリア6と一体に結合されており、中心部の孔には太陽ローラ4が貫通している。連結ロッド42は中央部の長さがLで両端が小径となった段付きの丸棒で、一端の小径部はキャリア6の同一円周上に等間隔に設けられた複数(図は4個の場合を示す)の孔6aに圧入固定され、他端は雄ねじとなっていて、支持円板41にキャリア6の孔6aに対応して設けられたボルト孔41aを通って六角ナット43によって締結され、籠形のキャリアユニット40を形成している。キャリア6と支持円板41は、各ローラ径で決まる所定の直径の円周上にあり、且つ、円周方向では各連結ロッド42の中間位置に配置されたそれぞれ複数の軸受孔6b及び41bを備えていて、キャリアピン31の両端を支承するようになっている。軸受孔6b及び41bは、図3に示すようにそれぞれ支承するキャリアピン31の両端部との間に比較的に大きい半径隙間C’ができるようになっていて、部材の寸法公差や軸の姿勢や位置の幾何公差による干渉が起きないようにしてある。軸受孔6bの上部(太陽ローラ4の反対側)には放射方向Rに孔径に対応するキー溝6cが設けられており、このキー溝6cの側面は角キー34と摺動自在で、キー溝6cの深さは摺動する角キー34との間に常に隙間ができるように十分深くなっている。
スライダ(作動片)45及び46は従来例の作動片11と同様に、キャリア6と支持円板41のそれぞれの軸受孔6b及び41bの内周面と、遊星ローラユニット30の二面幅部31aと31bの間の回転方向Tの隙間を埋める高さを有する半円柱状のピンで、隙間ができないように選択挿入される。
上記構成の遊星ローラ式動力伝達装置の組立ては、まず、遊星ローラ8の内周側に2個のアンギュラ玉軸受32をしまりばめし、2個のC形止め輪で軸方向の移動を拘束し、キャリアピン31を挿入して、調節ナット33でアンギュラ玉軸受32の内輪を締めてアンギュラ玉軸受32内の内外輪と玉との間の隙間を除去すると共に、全体を遊星ローラユニット30として一体化し、角キー34を嵌めておく。
ついで、キャリアユニット40の支持円板41を外した状態で、遊星ローラユニット30の角キー34の付いた二面幅部31aをキャリア6の軸受孔6bに嵌め、反対側の二面幅部31b及び連結ロッド42の雄ねじをそれぞれ対応する軸受孔41b及びボルト孔41aに嵌めて六角ナット43で固定する。次いで4個のスライダ45及び46を隙間の無いように選択挿入してキャリア−遊星ローラユニットとして纏めておく。一方、ケーシング1に内ローラ10を嵌めておき、前記のキャリア−遊星ローラユニットを深溝玉軸受12を介して嵌込む。ついで、ケーシング蓋2に深溝玉軸受14を介して太陽軸3を嵌めた状態で、先端を深溝玉軸受13に挿入しながらケーシング1に取付けてボルト17で締付け、内ローラ10の内径を縮めて押圧力を発生させる。
上記構成の遊星ローラ式動力伝達装置の作用を説明する。
ボルト17によって幅方向に締められた内ローラ10は内径を縮めて遊星ローラ8を押圧して垂直力を発生し、それぞれのローラー間、即ち太陽ローラ4と遊星ローラ8の間、及び遊星ローラ8と内ローラ10の間の接触部に押圧力が与えられる。
キャリアピン31は軸方向の位置をキャリアピン31の段部で規制され、角キー34で回転を止められて、両端の二面幅部31aと31bをキャリアユニット40の軸受孔6b及び41bに比較的に大きい半径隙間C‘を隔てて支承される。回転方向(接線方向)Tではスライダー45及び46を介して軸受孔6b及び41bに隙間なく内接しているので、キャリアユニット40の放射方向(直径方向)Rには自由に移動して反力を受けることはなく、回転方向Tに必要な接線力を遊びなく伝達することができる。又2個のアンギュラ玉軸受32は内外輪と全ての玉が隙間の無い状態になって負荷を受けることができ、変形し難くなって位相のずれに対する剛性を高める。
なお、従来例のスライダ機構では、摺動面の二面幅部7aが遊星ローラ内部に設けられているのに対して、上述の本発明のスライダ機構では、二面幅部31a及び31bが遊星ローラユニット30の端部に設けてキャリアピン31を両持ち支持し、回転止の角キー34を備えている点が異なっている。
なお、遊星ローラとキャリアピンの間に装着する軸受を、単列のアンギュラ軸受の背面組合せとして説明したが、複列や、内輪をC形止め輪にて軸方向の動きを規制し外輪を調節ナットで隙間の無いように締め付ける正面組合せのアンギュラ玉軸受、又は円すいころ軸受でも同様の効果が得られる。
本発明の遊星ローラ式動力伝達装置の縦断面図(図2のD−D断面)である。 図1のケーシング蓋を取除いて視た一部を断面とした右側面図である。 図1のB−B断面の拡大図である。 従来の遊星ローラ式動力伝達装置の縦断面図である。 図4のケーシング蓋を取除いて視た一部を断面とした右側面図である。 図4のA−A断面の拡大模式図である。
符号の説明
1 ケーシング
3 太陽軸
4 太陽ローラ
6 キャリア
6c キー溝
8 遊星ローラ
10 内ローラ
30 遊星ローラユニット
31 キャリアピン
31a、31b 二面幅部
32 アンギュラ玉軸受
33 調節ナット
34 角キー
40 キャリアユニット
41 支持円板
42 連結ロッド
45、46 スライダ(作動片)

Claims (5)

  1. キャリアの円周方向に沿って間隔を隔てて複数のアンギュラ玉軸受の内輪側をキャリアピンに軸支するとともに、外輪側を遊星ローラの内側にしまりばめにより装填し、同遊星ローラの外周面を内ローラ及び太陽ローラに圧接した遊星ローラ式動力伝達装置であって、前記キャリアの側面に対向して前記遊星ローラを挟んで環状の支持円板を複数の連結ロッドで連結したキャリアユニットと、前記キャリアと支持円板にその両端部を支持されたキャリアピンと、同キャリアピンの両端部の二面幅部とキャリア及び支持円板の夫々に形成した孔の間にスライダを装填するとともに、前記アンギュラ玉軸受の内輪に予圧を与えた遊星ローラユニットとから構成したたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
  2. 請求項1の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記スライダは、キャリア及び支持円板の前記孔の半径より小さい半径の半円柱状の作動片であることを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
  3. 請求項2の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記キャリアピンのキャリア側の二面幅部とキャリア間、又は支持円板側の二面幅部と支持円板間をキーで連結するとともに、キャリアピンとアンギュラ玉軸受の内輪間をすきまばめとしたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
  4. 請求項3の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記キャリアピンの支持円板側にアンギュラ玉軸受の内輪に予圧を加える予圧付与手段を設けたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
  5. 請求項1から請求項4の遊星ローラ式動力伝達装置において、アンギュラ玉軸受に代えて円すいころ軸受を採用したことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
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