JP4916747B2 - 電気光学素子の取付構造、及び投写型表示装置 - Google Patents

電気光学素子の取付構造、及び投写型表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、プリズムに電気光学素子を取り付ける構造と、この取付構造を利用した光学系を有する投写型表示装置に関する。
光源からの白色光(W光)をR光(赤色光)、G光(緑色光)、B光(青色光)の3色光に分解し、これらの各色光をそれぞれに対応する複数の表示素子(電気光学素子)に入射させて変調させ、変調された各色光をプリズムで再び合成し、投写光学系でスクリーン上に画像を投写表示する3板式の投写型表示装置が知られている。
前記表示素子には、例えば、Digital Micro Mirror Device(以下、DMD(登録商標)と省略する)や、反射型液晶パネル等の反射型表示素子、透過型液晶表示パネル等の透過型表示素子が用いられる。
3板式の投写型表示装置では、RGB光のそれぞれを変調するために3枚の表示素子が使用される。そのため、各表示素子によって変調された光を適切に合成するために、各表示素子間で画素の位置を調整するアライメント調整が必要となる。従来の投写型表示装置では、各表示素子をアライメント調整する機構や、投写レンズに対する各表示素子の光軸方向の位置を調整するフォーカス調整のための機構を組み込むことにより、投写型表示装置の製品完成後に各調整を行えるようにしていた。
しかし、上述した従来の投写型表示装置では、調整機構を組み込むことによるコストアップで、投写型表示装置の価格が高くなるという問題があった。これを解決するため、例えば、特許文献1記載の発明では、プリズムに対して各表示素子を仮固定した状態でアライメント調整を行ない、調整後に各表示素子をプリズムに接着固定している。
また、特許文献2記載の発明では、プリズムに金属薄板からなる固定枠板を接着し、この固定枠板に設けられた突起を、表示素子を保持するパネル枠体の孔に挿入させ、この孔に接着剤を充填して固着している。
更に別の投写型表示装置は、プリズムに固着された固定枠板に別部品で突起を形成し、この突起をパネル枠体の孔に貫通させ、この孔から突出された突起にガラス製の円板を挿入して接着している。なお、円板をガラス製としているのは、紫外線硬化型接着剤を使用するためである。
特開平06−118368号公報 特開平10−010994号公報
また、特許文献2記載の発明では、固定枠板の一部を屈曲させて突起を形成している。そのため、この突起の挿入方向に直交する断面は矩形である。これに対し、パネル枠体の孔の形状は円形とされているため、突起と孔との間の隙間、及びこの隙間に充填される接着材の厚みは不均一となる。紫外線硬化型接着剤は、紫外線の照射によって硬化する際に収縮することが知られているが、接着剤の厚みが不均一であると収縮に差が生じてしまい、硬化後に表示素子の位置がずれることがある。また、接着剤の厚みの不均一から接着力が弱くなり、振動や衝撃などで接着部分が剥がれてしまうことも考えられる。
更に、従来の投写型表示装置のように突起を別部品で構成し、ガラス製の円板を使用すると、コストアップするという問題がある。
本発明は、上記各問題を解決するために、接着剤の収縮による電気光学素子の位置ずれ、接着力の低下を防止し、かつコストダウンをすることができる電気光学素子の取付構造、及び投写型表示装置を提供する。
上記問題を解決するために、本発明の取付構造は、プリズムの光入射面に固定される固定部材に少なくとも1つの保持突起を一体に設け、電気光学素子が保持される素子取付部材に、固定部材に取り付けられる際に保持突起が貫通される少なくとも1つの貫通孔を設けるとともに、保持突起の突出方向に直交する断面形状と相似形状とされた固着孔を有する固着部材を素子取付部材から突出された保持突起に挿入し、固着穴と保持突起との間に形成された均等な隙間に接着剤を充填するようにしたものである。
また、保持突起と固着孔とを接着する接着剤として、光の照射によって硬化する光硬化型接着剤を使用し、固着部材は、光が透過可能なプラスチックで形成するようにしたものである。
更に、固着部材の素子取付部材に対する面に、貫通孔とこの貫通孔に挿入された保持突起との隙間に嵌合される凸部を設けたものである。
また、素子取付部材は、電気光学素子を保持し、かつ電気的に接続される素子基板と、貫通孔が設けられ、電気光学素子または素子基板に取り付けられる素子取付板とから構成したものである。更に、素子基板が貫通孔の上方を覆う形状をしている場合には、この上方を覆う部位に固着部材の外形よりも大きな開口、または切欠を形成するようにしたものである。
更に、電気光学素子として、反射型表示素子、または透過型表示素子を用いるようにしたものである。また、プリズムの光入射面に固定される固定部材は、鉄−ニッケル合金を用いた金属板によって構成してもよい。
本発明の投写型表示装置は、光源と、この光源から照射された光を変調する電気光学素子と、この電気光学素子が取り付けられて光を屈曲させるプリズムと、変調された光を投写する投写光学系とを備える投写型表示装置であって、プリズムに対する電気光学素子の取り付けに、前述した電気光学素子の取付構造を用いるようにしたものである。
また、固定部材の保持突起の挿入方向に直交する断面形状と、固着部材の固着孔の形状とを相似形状にしたので、保持突起と固着孔との間の隙間、及びこの隙間に充填される接着剤の厚みを均一にすることができる。これにより、硬化時の接着剤は均一に収縮するため、電気光学素子の位置ずれが発生することはなく、強固に接着することができる。
また、固着部材は、光が透過可能なプラスチックで形成するようにしたので、ローコストに採用することができる。
更に、固着部材の素子取付部材に対する面に、貫通孔とこの貫通孔に挿入された保持突起との隙間に嵌合される凸部を設けたので、接着剤が硬化されるまでの間、固着部材が脱落しないように仮固定することができる。
また、素子取付部材は、電気光学素子が取り付けられる素子基板と、固定部材に取り付けられる素子取付板とから構成したので、固定部材に取り付ける際の負荷等が電気光学素子や素子基板に直接伝わることはなく、電気光学素子や素子基板の配線パターンなどが損傷することはない。更に、素子基板に、固着部材が挿通可能な開口や切欠を設けるようにしたので、素子基板のサイズが限定されることはなく、必要なサイズの素子基板を用いることができる。
また、本発明の取付構造は、反射型表示素子、あるいは透過型表示素子のいずれであっても利用することができる。
図1に示すように、本発明を実施した投写型表示装置2は、略箱形状の筐体3と、この筐体3の内部に組み込まれてスクリーン4上に画像5を投写する投写ユニット6とを備えている。なお、詳しくは図示しないが、筐体3内には、投写ユニット6の他に、この投写ユニット6を制御する制御基板や、電源回路等も組み込まれている。
投写ユニット6は、白色光を照射する光源ランプ9と、この光源ランプ9から照射された白色光を集光して伝達するインテグレータ光学部10と、このインテグレータ光学部10から伝達された白色光をR光(赤色光)、G光(緑色光)、B光(青色光)の3色光に分解し、投写表示する画像5に応じて変調させ、再び合成する色分離合成光学部11と、この色分離合成光学部11で合成された光をスクリーン4上に投写して画像5を形成する投写光学部12とから構成されている。インテグレータ光学部10は、遮光性を有する材質で形成されたケース部材13により覆われており、光源ランプ9、色分離合成光学部11、投写光学部12は、このケース部材13に取り付けられている。
図2は、投写ユニット6のケース部材13を取り外した状態を示す斜視図である。インテグレータ光学部10は、光源ランプ9の前方に配置された第1レンズ16と、投写光学部12の下方に配置されたインテグレータ33と、第2レンズ17と、白色光を反射して光路を屈曲させる第1ミラー18及び第2ミラー19と、この第1ミラー18と第2ミラー19との間に配置される第3レンズ20と、第2ミラー19で反射された光が入射される第4レンズ21とから構成されている。このインテグレータ光学部10は、光源ランプ9から照射された白色光を第1〜第4レンズ16,17,20,21とインテグレータ33とで集光し、第1,第2ミラー18,19で光路を屈曲させて色分離合成光学部11に入射させる。
色分離合成光学部11は、インテグレータ光学部10から入射された白色光を全反射する第1全反射プリズム25,第2全反射プリズム26と、これらの全反射プリズム25,26から入射された白色光をRGB光に分離及び合成するB光用プリズム27,R光用プリズム28,G光用プリズム29と、各プリズムに取り付けられてRGB光を変調させる電気光学素子(表示素子)であるB光用DMD30,R光用DMD3,G光用DMD32とから構成されている。また、B光用プリズム27,R光用プリズム28,G光用プリズム29を矢印A方向から見た状態を表す図3に示すように、B光用プリズム27,R光用プリズム28,G光用プリズム29の間には、ダイクロイックミラー面35,36が設けられている。
全反射プリズム25,26から入射された白色光(W光)は、B光用プリズム27に入射し、ダイクロイックミラー面35でR光及びG光が選択的に透過される。ダイクロイックミラー面35で反射されたB光は、B光用プリズム27内で全反射されてB光用DMD30に入射される。
また、ダイクロイックミラー面35を透過したR光及びG光は、R光用プリズム28に入射され、ダイクロイックミラー面36によってG光だけが選択的に透過される。ダイクロイックミラー面36で反射されたR光は、R光用プリズム28内で全反射されてR光用DMD31に入射される。
ダイクロイックミラー面36を透過したG光は、G光用プリズム29に入射されてG光用DMD32に入射される。
DMDは、周知のように、極小のミラーアレイを備えた半導体装置であり、入力された信号に応じてミラーアレイの反射方向を切り換えることにより、入射された光を変調して画像を形成する。B光用DMD30,R光用DMD31,G光用DMD32によって変調されたBGR光は、各プリズム27,28,29によって反射されて全反射プリズム25,26に入射し、再び合成される。合成された光は、投写光学部12に入射される。
投写光学部12は、略円筒形状の鏡筒40と、この鏡筒40内に組み込まれる複数枚の投写レンズ41と、鏡筒40内の投写レンズ41を光軸方向で移動させてフォーカス及びズーム調整を行うフォーカシング機構、ズーミング機構等から構成されている。投写光学部12は、色分離合成光学部11から入射された光をスクリーン4上に拡大して投写し、画像5を形成する。
図4に示すように、色分離合成光学部11の各プリズム25〜29は、それぞれが接合された状態で、台座47に取り付けられている。台座47は、各プリズム25〜29を保持するとともに、ケース部材13への取り付けにも用いられる。
G光用DMD32は、基板に取り付けられてユニット化され、G光用DMDユニット50としてG光用プリズム29に取り付けられる。また、G光用プリズム29には、G光用DMDユニット50を保持する固定板51が取り付けられ、G光用DMDユニット50が固定板51から外れないように固着する4個の固着板52が用いられる。なお、B光用DMD30、R光用DMD31は、G光用DMD32と同様の構成によってプリズムに取り付けられるので、取付構造の説明は省略する。
G光用DMDユニット50は、G光用DMD32を保持するとともに、G光用DMD32と電気的に接続される配線パターンが設けられた素子基板55と、この素子基板55、またはG光用DMD32に取り付けられ、固定板51への取り付けに用いられる素子取付板56とから構成されている。本発明の素子取付部材は、この素子基板55と素子取付板56とにより構成されている。
G光用DMD32は、素子基板55の裏面側に取り付けられる。詳しくは図示しないが、素子基板55のDMD取付部位には、G光用DMD32の取付面側を露呈させる開口が設けられており、この開口には素子基板55の表面側から伝熱板60が取り付けられ、G光用DMD32に接触する。伝熱板60には、アルミ等の放熱性の良い材質で形成されたヒートシンク61が取り付けられ、G光用DMD32の熱が放熱される。
素子取付板56には、その四隅に横方向に長く形成された長方形の貫通孔64が形成されており、これら4個の貫通孔64が固定板51への取り付けに用いられる。素子基板55は、この貫通孔64の上方を塞がないようにするため、上部には切欠55aが、下方には二つの開口55bがそれぞれ形成されている。
固定板51は、G光用プリズム29に接着剤によって取り付けられ、G光用DMDユニット50を保持する固定部材を構成する。この固定板51は、プリズムを構成するガラスと同程度の線膨張係数を有する金属、例えば、鉄−ニッケル合金を用いた金属板から形成されており、中央部分にはG光用DMD32にG光を通過させる開口51aが形成され、四隅にはG光用DMDユニット50を保持する保持突起51bが設けられている。この保持突起51bは、固定板51の端部が屈曲されて形成されたもので、その突出方向に直交する断面形状は、横方向に長くされた長方形とされている。
固定板51は、G光用プリズム29に固定されるため、光源ランプ9によってG光用プリズム29が加熱された際に、その熱は固定板51にも伝達される。固定板の線膨張係数がプリズムと同程度にされていないと、プリズムと固定板との熱膨張の差異により、固定板がプリズムから剥がれてしまうことがある。しかし、本発明では、固定板51が、G光用プリズム29と同程度の熱膨張を生じるため、G光用プリズム29から剥がれ落ちることはない。
図5(A)に示すように、G光用DMDユニット50は、固定板51に取り付けられる際に、素子取付板56の貫通孔64に保持突起51bが挿入される。保持突起51bの長さは、貫通孔64の深さよりも長くされているため、保持突起51bの先端は素子取付板56の表面側から突出される。前述の固着板52は、この突出された保持突起51bに取り付けられる。
固着板52は、透明なプラスチックによって形成された円板からなり、中央には保持突起51bの断面形状と相似形状とされた固着孔52aが形成されている。図5(B)に示すように、固着板52は、この固着孔52aの中に接着剤が充填された状態で、保持突起51bに挿入される。
図6に示すように、保持突起51bの断面形状と固着孔52aの形状は、相似形状とされている。そのため、保持突起51bと固着孔52aとの間の隙間Sは全周において均一となり、この隙間Sに充填される接着剤67の厚みも均一になる。これにより、接着剤67の硬化時の収縮も均一になるので、従来の取付構造のように、接着剤67の収縮によってG光用DMD32に位置ずれが生じることはない。また、強固に接着することができる。
図7及び図8に示すように、固着板52の裏面の固着孔52aの近傍には、貫通孔64と保持突起51bとの隙間に嵌入される凸部52bが設けられている。これにより、固着孔52aに保持突起51bを挿入すると、貫通孔64と凸部52bとの嵌合により固着板52が素子取付板56に仮固定されるので、すぐに接着剤67を硬化させなくても固着板52の脱落を防止することができる。
なお、固着板52が透明なプラスチックで形成されているのは、接着剤67として紫外線硬化型接着剤を使用し、この接着剤67に紫外線を照射できるようにするためである。これにより、従来のガラス製の固着板を用いるものに比べ、コストダウンを図ることができる。なお、紫外線の透過が可能であれば、半透明または不透明のプラスチックを使用することもできる。また、光硬化型接着剤を使用しないのであれば、不透明のプラスチックを使用することもできる。
次に、上記実施形態の作用について説明する。投写ユニット6の組立工程は、例えば、インテグレータ光学部10のケース部材13に光源ランプ9を組み付ける工程、投写光学部12を組み付ける工程、色分離合成光学部11を組み付ける工程、B光用DMD30,R光用DMD31,G光用DMD32のアライメント調整をする工程等から構成されている。
また、色分離合成光学部11を組み付ける工程は、各プリズム24〜29を保持した台座47をケース部材13に組み付ける工程と、B光用プリズム27,R光用プリズム28,G光用プリズム29に、B光用DMD30,R光用DMD31,G光用DMD32を取り付ける工程とを有している。
例えば、G光用プリズム29にG光用DMD32を取り付ける際には、図4に示すように、G光用プリズム29に固定板51を接着し、この固定板51の保持突起51bに貫通孔64が挿通されるように、G光用DMDユニット50を固定板51に取り付ける。そして、固着孔52a内に紫外線硬化型の接着剤67が充填された固着板52を保持突起51bに挿入させる。図7及び図8に示すように、このときには、固着板52の裏面に設けられた凸部52bが貫通孔64内に嵌入される。
同様の手順でB光及びR光用のDMDユニットが取り付けられた後、各DMD30〜32のアライメント調整が実施される。固着板52は、凸部52bを貫通孔64に嵌入させて仮固定されているため、このアライメント調整中に脱落することはない。
固着板52に充填された接着剤67は、アライメント調整後に紫外線が照射されて硬化される。紫外線硬化型の接着剤67は、硬化時に収縮するが、図6に示すように、保持突起51bと固着孔52aとの隙間Sは全周において均一にされており、この隙間Sに充填されている接着剤67の厚みも均一となるため、接着剤67の収縮も均一に発生する。これにより、不均一な収縮による各DMD30〜32の位置ずれは発生しない。また、強固に接着することができる。
完成後の投写型表示装置2は、使用環境に応じて長時間の投写等が行われる場合がある。長時間の投写によってプリズムの温度が上昇したときに、プリズムと、このプリズムに接着された固定板との線膨張係数に差異があると、固定板がプリズムから剥がれ落ちることがある。しかし、本発明では、プリズムと固定板との線膨張係数をほぼ同程度としているため、このような問題が発生することはない。
なお、上記実施形態では、3板式の投写型表示装置を例に説明したが、本発明は、1板式、2板式の投写型表示装置にも適用することができる。また、DMDを用いる投写型表示装置を例に説明したが、反射型液晶パネルや、透過型液晶パネルを使用する投写型表示装置にも適用することができる。この場合、液晶パネルとプリズムとの間に偏光ビームスプリッタを配することになるが、この偏光ビームスプリッタに液晶パネルを取り付ける構造として、本発明の取付構造を利用することができる。
また、上記実施形態では、保持突起、貫通孔、固着孔の形状が長方形である例を説明したが、正方形、三角形、多角形、円形であっても本発明に含まれる。また、固定板は、個別の部品として説明したが、プリズムを保持する台座に一体にまた、別体で設けてもよい。
更に、固定板の材質をプリズムと同程度の線膨張係数を有する金属にする発明と、保持突起と固着板とに関連する発明とを同時に実施しているが、いずれか一方のみを実施することも本発明に含まれる。また、DMDや液晶パネル等の表示素子をプリズムに取り付ける例を説明したが、撮像素子等、その他の電気光学素子をプリズムに取り付ける際に本発明の取付構造を利用することができる。
本発明を実施した投写型表示装置の投写ユニットの外観斜視図である。 投写ユニットの構成を示す分解斜視図である。 プリズムとDMDとの配置を示す説明図である。 DMDユニットのプリズムへの取付構造を示す分解斜視図である。 保持突起と貫通孔、保持突起と固着孔との挿入状態を示す説明図である。 固着板と保持突起の挿入状態を示す正面図である。 固着板の裏面に設けられた凸部を示す説明図である。 保持突起、貫通孔、固着孔、凸部の挿入状態を示す断面図である。
符号の説明
2 投写型表示装置
6 投写ユニット
9 光源ランプ
10 インテグレータ光学部
11 色分離合成光学部
12 投写光学部
27 B光用プリズム
28 R光用プリズム
29 G光用プリズム
30 B光用DMD
31 R光用DMD
32 G光用DMD
33 インテグレータ
50 G光用DMDユニット
51 固定板
51b 保持突起
52 固着板
52a 固着孔
52b 凸部
55 素子基板
55a 切欠
55b 開口
56 素子取付板
64 貫通孔
67 接着剤

Claims (8)

  1. プリズムの光入射面に固定される固定部材と、
    この固定部材に一体に設けられる少なくとも1つの保持突起と、
    光を変調する電気光学素子が保持される素子取付部材と、
    この素子取付部材に設けられ、該素子取付部材が前記固定部材に取り付けられる際に前記保持突起が貫通される少なくとも1つの貫通孔と、
    前記素子取付部材から突出された保持突起が挿入される固着孔を有し、この固着孔に充填された接着剤によって該保持突起に固着される少なくとも1つの固着部材を備え、
    前記固着孔は、前記保持突起の突出方向に直交する断面形状と相似形状であり、該固着穴と保持突起との間に前記接着剤が充填される均等な隙間が形成されることを特徴とする電気光学素子の取付構造。
  2. 前記接着剤は、光の照射によって硬化する光硬化型接着剤であり、前記固着部材は、光が透過可能なプラスチックで形成されることを特徴とする請求項1記載の電気光学素子の取付構造。
  3. 前記固着部材の前記素子取付部材に対する面には、前記貫通孔とこの貫通孔に挿入された保持突起との隙間に嵌合される凸部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の電気光学素子の取付構造。
  4. 前記素子取付部材は、前記電気光学素子を保持し、かつ電気的に接続される素子基板と、
    前記貫通孔が設けられ、前記電気光学素子または前記素子基板に取り付けられる素子取付板とを備えることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の電気光学素子の取付構造。
  5. 前記素子基板は、前記貫通孔の上方を覆う形状を有しており、この上方を覆う部位に前記固着部材の外形よりも大きな開口、または切欠を形成したことを特徴とする請求項記載の電気光学素子の取付構造。
  6. 前記電気光学素子は、反射型表示素子、または透過型表示素子であることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の電気光学素子の取付構造。
  7. 前記固定部材は、鉄−ニッケル合金を用いた金属板によって構成されていることを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の電気光学素子の取付構造。
  8. 光源と、
    この光源から照射された光を変調する電気光学素子と、
    この電気光学素子が取り付けられて光を屈曲させるプリズムと、
    変調された光を投写する投写光学系とを備える投写型表示装置であって、
    前記プリズムに対する電気光学素子の取り付けに、前記請求項1ないしいずれか記載の電気光学素子の取付構造を用いたことを特徴とする投写型表示装置。
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