JP4915863B2 - 発電装置におけるキャニスタ配設構造 - Google Patents

発電装置におけるキャニスタ配設構造 Download PDF

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Description

本発明は、発電装置におけるキャニスタ配設構造に関し、より詳しくは、エンジン用の燃料タンク内から生じる蒸発燃料を吸着する吸着剤を収容したキャニスタの配設構造に関するものである。
上記蒸発燃料の吸着剤を収容するキャニスタを備えた装置として、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、上記装置はエンジンと、このエンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクと、この燃料タンク内から生じる蒸発燃料用の吸着剤を収容するキャニスタとを備えている。また、このキャニスタ内を大気側と連通させる連通孔が形成されると共に、このキャニスタは上記エンジンの吸気系部材に連通させられている。
そして、上記エンジンは燃料タンクからの燃料供給により駆動して、所定の駆動力を出力する。この場合、上記したように、吸着剤とこれを収容したキャニスタとは、一般に、次のように働く。即ち、上記燃料タンクでは蒸発燃料がほぼ常時発生している。そして、上記エンジンの停止時やアイドリングなど低速駆動時には、上記蒸発燃料はそのほとんどが上記吸着剤に吸着されて、大気への拡散が防止される。
一方、エンジンの中速、高速駆動時には、上記エンジンの吸気系部材内の負圧が大きくなる。このため、この負圧により上記キャニスタの連通孔を通しこのキャニスタ内に大気側から空気が吸入される。すると、上記燃料タンクで生じて上記キャニスタに向かって流動してきた蒸発燃料は、上記のように連通孔を通しキャニスタ内に吸入された空気と共に上記吸気系部材内に吸入され、ここからエンジンに供給されて燃焼に供される。また、前記のように吸着剤に吸着されていた蒸発燃料は、上記連通孔を通しキャニスタ内に吸入された空気により、上記吸着剤から離脱(パージ)させられ、上記と同様にして、エンジンにて燃焼に供される。
特開平07−34985号公報
ところで、上記発電装置には、機枠と、この機枠の内側に配置されて、発電機を駆動するエンジンとが設けられているが、その一方、上記吸着剤と、これを収容するキャニスタとを設けていないものがある。この場合、この発電装置に新たに上記吸着剤を収容するキャニスタを単に設けようとすると、上記発電装置が大型になるおそれがある。そして、このような発電装置の大型化は、特に、持ち運び可能な発電装置にとって好ましくない。
そこで、上記発電装置が大型にならないようにするため、例えば、上記エンジンの吸気系部材を構成するエアクリーナに隣接させて、上記キャニスタをコンパクトに配置することが考えられる。しかし、このようにすると、上記エアクリーナのエレメントなどにつき保守点検作業をする際には、上記キャニスタが邪魔になって上記作業が煩雑になる、という不都合を生じるおそれがある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、吸着剤を収容するキャニスタを発電装置に設ける場合に、この発電装置が大型にならないようにすることである。
また、本発明の他の目的は、発電装置が大型化しないよう上記キャニスタを設けた場合でも、エンジンの構成部品に対する保守点検作業が容易にできるようにすることである。
請求項1の発明は、機枠2と、この機枠2の内側に配置されて発電機8を駆動するエンジン9と、このエンジン9に供給される燃料12を貯留する燃料タンク50と、この燃料タンク50内から生じる蒸発燃料51用の吸着剤52を収容するキャニスタ53とを備え、このキャニスタ53内を大気側と連通させる連通孔54を形成すると共に、このキャニスタ53を上記エンジン9の吸気系部材14に連通させた発電装置において、
上記キャニスタ53を上記機枠2と上記吸気系部材14との間の空間Sに配置し、
上記吸気系部材14をエアクリーナ37とし、このエアクリーナ37から離れる方向に、かつ、上記機枠2の外方に向かって上記キャニスタ53が往、復回動A,B可能となるようこのキャニスタ53を上記機枠2に枢支したことを特徴とする発電装置におけるキャニスタ配設構造である。
請求項2の発明は、上記連通孔54を上記キャニスタ53の底部に形成したことを特徴とする請求項1に記載の発電装置におけるキャニスタ配設構造である
お、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、機枠と、この機枠の内側に配置されて発電機を駆動するエンジンと、このエンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクと、この燃料タンク内から生じる蒸発燃料用の吸着剤を収容するキャニスタとを備え、このキャニスタ内を大気側と連通させる連通孔を形成すると共に、このキャニスタを上記エンジンの吸気系部材に連通させた発電装置において、
上記キャニスタを上記機枠と上記吸気系部材との間の空間に配置している。
このため、吸着剤を収容するキャニスタを発電装置に設ける場合に、上記キャニスタが上記機枠の外方に突出するということは防止されて、発電装置が大型になることが防止される。
しかも、上記したようにキャニスタは上記機枠と吸気系部材との間に配置されることから、上記キャニスタと吸気系部材とは互いに隣接することとなる。このため、上記したようにキャニスタを吸気系部材に連通させる場合に、この連通のための構成を小型にできる。よって、上記キャニスタを設けてこれを上記吸気系部材に連通させた場合でも、上記発電装置が大型になることは防止される。
また、上記吸気系部材をエアクリーナとし、このエアクリーナから離れる方向に、かつ、上記機枠の外方に向かって上記キャニスタが往、復回動可能となるようこのキャニスタを上記機枠に枢支している。
このため、上記エアクリーナに対し保守点検作業をする場合には、上記キャニスタを上記往回動させればよい。このようにすれば、上記エアクリーナから上記キャニスタが離間する分、上記機枠とエアクリーナとの間の空間が拡げられる。よって、この空間を利用することにより、エレメントを新しいものに交換するなど、上記エアクリーナに対する保守点検作業が容易にできる。
請求項2の発明は、上記連通孔を上記キャニスタの底部に形成している。
ここで、上記吸着剤を長期間にわたり使用すると、この吸着剤を収容するキャニスタ内に水が溜りがちとなる。この場合、この水は、上記のようにキャニスタの底部に形成した連通孔を通し、このキャニスタの下方に円滑かつ確実に排水される。よって、上記吸着剤の性能が上記水により阻害される、ということが防止されることから、上記吸着剤に対する保守点検作業がより容易にできる
本発明の発電装置におけるキャニスタ配設構造に関し、吸着剤を収容するキャニスタを発電装置に設ける場合に、この発電装置が大型にならないようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、発電装置は、機枠と、この機枠の内側に配置されて発電機を駆動するエンジンと、このエンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクと、この燃料タンク内から生じる蒸発燃料用の吸着剤を収容するキャニスタとを備える。このキャニスタ内を大気側と連通させる連通孔が形成されると共に、このキャニスタが上記エンジンの吸気系部材に連通させられる。上記キャニスタが上記機枠と上記吸気系部材との間の空間に配置される。また、上記吸気系部材がエアクリーナとされ、このエアクリーナから離れる方向に、かつ、上記機枠の外方に向かって上記キャニスタが往、復回動可能となるようこのキャニスタが上記機枠に枢支されている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は、持ち運び可能な発電装置である。また、説明の便宜上、矢印Frを前方として以下説明する。
上記発電装置1は地面や床面など作業面上に設置可能とされる機枠2を備えている。この機枠2は、その下端部を構成する機台3と、この機台3の前、後端に支持されてそれぞれ上方に突出する前後一対のハンドル4と、上記機枠2の左右各側端部を構成し、上記前、後ハンドル4に架設される左右一対の連結バー5とを備えている。また、上記各ハンドル4は、それぞれ円形のパイプ材4aを倒立U字形状に屈曲させることにより形成されている。
上記機枠2の内側に配置されて、交流発電機8を駆動する4サイクルのエンジン9が設けられ、このエンジン9は上記機台3に支持されている。上記エンジン9は、動力を出力するエンジン本体10と、このエンジン本体10に空気11と燃料12とによる混合気13を供給する吸気系部材14と、上記混合気13がエンジン本体10で燃焼させられた後の燃焼ガスを排気15として外部に排出する排気系部材16とを備えている。
上記エンジン本体10は、クランク軸19を支持するクランクケース20と、このクランクケース20に突設されるシリンダ21と、このシリンダ21に軸方向に摺動可能に嵌入されるピストン22と、上記クランク軸19とピストン22とを互いに連動連結させる連接棒23と、上記シリンダ21の突出端部に形成された吸、排気通路24,25を開閉可能とする吸、排気弁26,27と、上記シリンダ21の突出端部に形成された動弁室28に収容された上記吸、排気弁26,27を、適宜、開閉弁動作させる不図示の動弁機構とを備えている。また、上記シリンダ21内の燃焼室30に放電部が臨む点火プラグ31が設けられている。
上記吸気系部材14は、上記吸気通路24に連通するよう連接される気化器35、吸気管36、およびエアクリーナ37を備え、これら35〜37の内部は上記吸気通路24に連通する他の吸気通路38とされている。上記気化器35は、上記他の吸気通路38の開度を可変とするスロットル弁40と、このスロットル弁40を駆動するステップモータであるアクチュエータ41と、上記スロットル弁40よりも上流側で、上記他の吸気通路38の開度を可変とするチョーク弁42と、このチョーク弁42を駆動するステップモータであるアクチュエータ43とを備えている。
上記エアクリーナ37はその外殻を構成するクリーナケース44を有している。このクリーナケース44は、上記エンジン9の気化器35側に締結具44aにより固着され、外部の空気11をクリーナケース44内に導入可能とする空気導入口44bが形成されたクリーナケース本体44cと、このクリーナケース本体44cの開口を開閉可能に閉じるクリーナケースカバー44dと、上記クリーナケース本体44cにクリーナケースカバー44dを着脱可能に固着させる締結具44eとを備えている。そして、上記クリーナケース本体44cにエレメント37aが収容されている。
上記排気系部材16は、上記排気通路25に連通するよう連接される排気管45およびマフラー46を備え、これら45,46の内部は上記排気通路25に連通する他の排気通路47とされている。
上記気化器35を通して上記エンジン9に供給される燃料12を貯留する燃料タンク50が上記エンジン9の上方近傍に設けられている。上記燃料タンク50内の燃料12から生じる蒸発燃料51を吸着する吸着剤52と、この吸着剤52を収容するキャニスタ53とが設けられている。上記吸着剤52は活性炭とされる。上記キャニスタ53は、断面矩形の直方体形状とされ、上下方向に長く延びる姿勢とされている。そして、上記キャニスタ53は、上下方向にそれぞれ長く延びる機枠2のハンドル4のパイプ材4aと、吸気系部材14のエアクリーナ37との間の縦長の空間Sに配置されている。この場合、上記キャニスタ53は、そのほぼ全体が上記機枠2の内側に配置されている。
上記キャニスタ53の底部に、このキャニスタ53内を大気側と連通させる連通孔54が形成されている。上記燃料タンク50内の上端部を上記キャニスタ53の上端部内に連通させる連通路57が設けられている。また、上記キャニスタ53の上端部内を上記吸気系部材14のエアクリーナ37内に連通させる他の連通路58が設けられている。また、上記動弁室28を上記吸気系部材14のエアクリーナ37内に連通させるブローバイガス通路59が設けられている。上記各通路57〜59はそれぞれ可撓性のゴムチューブにより形成されている。
上記キャニスタ53は、上記エアクリーナ37のクリーナケース44におけるクリーナケースカバー44dの外面に対面する位置に配置されている。上記キャニスタ53は、上記エアクリーナ37および空間Sから離れる方向に、かつ、機枠2の外方に向かって往、復回動A,B可能となるよう枢支具61により上記機枠2のハンドル4のパイプ材4aに枢支されている。
上記枢支具61は、一端部が上記パイプ材4aを挟むU字形状部とされ、他端部が締結具62により上記キャニスタ53を支持する枢支片63と、この枢支片63の上記一端部に螺合されてこの一端部による上記パイプ材4aの挟み力を可変とする締結具64とを備えている。
上記締結具64を捻回すれば、上記挟み力が大きくなって、この枢支具61により上記キャニスタ53は上記パイプ材4aに固定される。一方、上記締結具64を弛緩すれば、上記挟み力が小さくなって、上記パイプ材4aの軸心回りに上記キャニスタ53と枢支具61の枢支片63とが一体的に往、復回動A,B可能とされる。なお、上記キャニスタ53の各回動A,Bの際、上記各通路57〜59を形成するチューブはそれぞれ撓むことにより、上記各回動A,Bは円滑になされる。
上記エンジン9を始動可能とするスタータモータ65、上記点火プラグ31を適宜放電させる点火装置66、上記エンジン9のエンジン本体10の温度を検出する温度センサー67、上記エンジン9のエンジン本体10のクランク軸19の回転数を検出する回転数センサー68が設けられている。
また、上記温度センサー67と回転数センサー68との各検出信号を入力して、上記各アクチュエータ41,43や点火装置66を電子的に制御する制御装置69と、上記発電機8による発電電力の一部を上記制御装置69を通し入力して充電する一方、上記制御装置69を介し上記各アクチュエータ41,43や点火装置66等に電力を供給するバッテリ70と、このバッテリ70からスタータモータ65や制御装置69等への電力供給を断接するメインスイッチ71と、上記バッテリ70から上記メインスイッチ71を通し上記スタータモータ65への電力供給を断接するスタータスイッチ72とが設けられている。また、上記制御装置69には、上記発電機8による発電電力の他部を外部の負荷73に対し出力する出力部74が設けられている。
上記制御装置69の制御によりエンジン9が駆動すると、外部の空気11が上記吸気系部材14を通してエンジン9内に向かうよう吸入される。また、上記気化器35により燃料12が上記吸入空気11に供給されて混合気13が生成され、上記エンジン9にて燃焼に供される。一方、上記エンジン9の燃焼で生じた燃焼ガスは排気15として上記排気系部材16を通り外部に排出される。このようにして、このエンジン9の駆動が続行され、このエンジン9により上記発電機8が駆動させられて、この発電機8が発電電力を出力する。そして、この電力は、上記制御装置69の出力部74を通して負荷73に対し出力可能とされる。
上記の場合、吸着剤52とキャニスタ53とは次のように働く。即ち、上記燃料タンク50では蒸発燃料51がほぼ常時発生している。そして、上記エンジン9の停止時やアイドリングなど低速駆動時には、上記蒸発燃料51はそのほとんどが上記連通路57を通し上記吸着剤52に吸着されて、大気への拡散が防止される。
一方、上記エンジン9の中、高速時には、上記吸気系部材14内の負圧が大きくなる。このため、この負圧により上記キャニスタ53の連通孔54を通しこのキャニスタ53内に大気側から空気76が吸入される。すると、上記燃料タンク50で生じて上記キャニスタ53に向かって流動してきた蒸発燃料51は、上記のように連通孔54を通しキャニスタ53内に吸入された空気76と共に上記他の連通路58を通し上記吸気系部材14のエアクリーナ37内に吸入され、ここからエンジン9に供給されて燃焼に供される。また、前記のように吸着剤52に吸着されていた蒸発燃料51は上記連通孔54を通しキャニスタ53内に吸入された空気76により、上記吸着剤52から離脱(パージ)させられ、上記と同様にして、エンジン9にて燃焼に供される。
また、上記エンジン9の駆動中において、動弁室28に生じるブローバイガス77は、上記ブローバイガス通路59を通して上記吸気系部材14のエアクリーナ37内に吸入され、ここからエンジン9に供給されて燃焼に供される。
上記構成によれば、キャニスタ53を上記機枠2と上記吸気系部材14との間の空間Sに配置している。
このため、吸着剤52を収容するキャニスタ53を発電装置1に設ける場合に、上記キャニスタ53が上記機枠2の外方に突出するということは防止されて、発電装置1が大型になることが防止される。
しかも、上記したようにキャニスタ53は上記機枠2と吸気系部材14との間に配置されることから、上記キャニスタ53と吸気系部材14とは互いに隣接することとなる。このため、上記したようにキャニスタ53を吸気系部材14に他の連通路58により連通させる場合に、この他の連通路58を短くできるなど、上記キャニスタ53を吸気系部材14に連通させるための構成を小型にできる。よって、上記キャニスタ53を設けてこれを上記吸気系部材14に連通させた場合でも、上記発電装置1が大型になることは防止される。
また、前記したように、連通孔54を上記キャニスタ53の底部に形成している。
ここで、上記吸着剤52を長期間にわたり使用すると、この吸着剤52を収容するキャニスタ53内に水78が溜りがちとなる。この場合、この水78は、上記のようにキャニスタ53の底部に形成した連通孔54を通し、このキャニスタ53の外部下方に円滑かつ確実に排水される。よって、上記吸着剤52の性能が上記水78により阻害される、ということが防止されることから、上記吸着剤52に対する保守点検作業がより容易にできる。
また、前記したように、吸気系部材14をエアクリーナ37とし、このエアクリーナ37から離れる方向に、かつ、上記機枠2の外方に向かって上記キャニスタ53が往、復回動A,B可能となるようこのキャニスタ53を上記機枠2に枢支している。
このため、上記エアクリーナ37に対し保守点検作業をする場合には、上記締結具64を弛緩して上記キャニスタ53を上記枢支具61の枢支片63と共に上記機枠2の外方に向かって往回動Aさせればよい(図4,6中二点鎖線)。このようにすれば、上記エアクリーナ37のクリーナケース44におけるクリーナケースカバー44dの対面域から上記キャニスタ53が離間する分、上記機枠2とエアクリーナ37との間の空間Sが拡げられる。
よって、上記空間Sを利用することにより、上記クリーナケース本体44cからクリーナケースカバー44dを離脱させ(図4中二点鎖線)、上記クリーナケース本体44c内のエレメント37aを新しいものに交換するなど、上記エアクリーナ37に対する保守点検作業が容易にできる。
また、前記したように、機枠2へのキャニスタ53の枢支は、上記機枠2を構成するパイプ材4aが利用されているため、上記キャニスタ53の枢支構造を簡単にできる。
なお、以上は図示の例によるが、上記キャニスタ53は、そのほぼ全体が上記機枠2の内側に配置される必要はなく、一部分のみが上記機枠2の内側に配置されるようにしてもよい。
発電装置の側面図である。 発電装置の全体線図である。 発電装置の背面図である。 発電装置の平面図である。 図1の部分拡大部分断面図である。 図4の部分拡大部分断面図である。
1 発電装置
2 機枠
3 機台
4 ハンドル
4a パイプ材
8 発電機
9 エンジン
10 エンジン本体
11 空気
12 燃料
13 混合気
14 吸気系部材
15 排気
16 排気系部材
37 エアクリーナ
44 クリーナケース
44a 締結具
44b 空気導入口
44c クリーナケース本体
44d クリーナケースカバー
44e 締結具
46 マフラー
50 燃料タンク
51 蒸発燃料
52 吸着剤
53 キャニスタ
54 連通孔
57 連通路
58 連通路
59 ブローバイガス通路
61 枢支具
62 締結具
63 枢支片
64 締結具
76 空気
78 水
A 往回動
B 復回動
S 空間

Claims (2)

  1. 機枠と、この機枠の内側に配置されて発電機を駆動するエンジンと、このエンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクと、この燃料タンク内から生じる蒸発燃料用の吸着剤を収容するキャニスタとを備え、このキャニスタ内を大気側と連通させる連通孔を形成すると共に、このキャニスタを上記エンジンの吸気系部材に連通させた発電装置において、
    上記キャニスタを上記機枠と上記吸気系部材との間の空間に配置し、
    上記吸気系部材をエアクリーナとし、このエアクリーナから離れる方向に、かつ、上記機枠の外方に向かって上記キャニスタが往、復回動可能となるようこのキャニスタを上記機枠に枢支したことを特徴とする発電装置におけるキャニスタ配設構造。
  2. 上記連通孔を上記キャニスタの底部に形成したことを特徴とする請求項1に記載の発電装置におけるキャニスタ配設構造
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